第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

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けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

gh 第 6 学年 3 組家庭科学習指導案 単元名 : わたしは料理家 ~ おすすめ給食献立を考えよう ~ 朝食から健康な 1 日の生活を 男子 15 名 女子 14 名計 29 名 指導者 T1 宮地仁美 ( 学級担任 ) T2 須山明香 ( 栄養教諭 ) 題材について 小学校学習指導要領家庭科第

社会科学習指導案

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

解答類型

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

きるか, 必要なものを取捨選択したり, 試したり見立てたり工夫したりしながら, 自分が選んだおもちゃや楽器をつくる できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, 改良したり, 遊び方を工夫したりして, よいものにしようとする おもちゃフェスティバルを開き実際に遊び, みんなが楽しく

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能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

国語科学習指導案

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

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さらに, アンケートの項目で 調べたことを伝えたい相手 として一番多かった 家族, 次に多かった 他学年や友達 に伝えるという相手意識を明確にした課題を設定し, 参観日に マイ防災袋 と実際に作った防災グッズを家族へ紹介する また, 家族と一緒に作り, グッズを使うという活動をすることで, 家族から

Microsoft Word - 社会科

第4学年算数科学習指導案

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

<小学校 生活科>

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第 6 学年理科学習指導案 平成 28 年度 12 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 場所 理科室 1 単元名変わり続ける大地 2 単元について本単元では 第 5 学年 流れる水のはたらき 第 6 学年 大地のつくり の学習を踏まえて 地球 につ内容の関連と学習の系統性いての基本的な見方や概念を

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

国語科学習指導案様式(案)

Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

第○学年 ○○科指導計画

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

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第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

第 5 学年理科学習指導案 改善したところ 成果があったところ 平成 24 年 6 月 13 日第 5 学年 1 組 34 名授業者小影俊一 研究主題 子どもたちが生き生きとたのしく学ぶ理科 生活科 - 実感を伴った理解を図る指導の工夫 - 高学年分科会のテーマ 児童が自然と向き合い 目的意識をもっ

ICTを軸にした小中連携

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

第 6 学年 2 組国語科学習指導案平成 29 年 2 月 1 日 ( 水 )2 校時単元名 : ぼくのわたしのプロフェッショナルとは プロフェッショナルたち 単元について 指導者渡邉圭 本単元は, 小学校学習指導要領国語科第 5 学年及び第 6 学年 C 読むこと の指導事項 オ本や文章を読んで考

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とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

や友達のよさに気付かせたい また, 気付いたことが今後の成長にどのように生かしていけるのかを 考えさせたい 単元の目標 身近な材料を使って, 工夫して動くおもちゃをつくることに関心をもち, 遊びを工夫して, みんなで楽しく遊ぼうとしている 生活への関心 意欲 態度 身近にある材料を使って, 動くおも

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

第(  )学年 国語科「         」年間指導計画

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

単元の目標及び内容について 学習方法に関すること 多くの人々に喜んでもらえる活動にしたいという願いをもち, 主体的に栽培活動に取り組む 課題発見力 天候や生育状況等の必要な情報を収集したり, 情報を関連付けたりしながら, 収穫量を増やすために考え, 栽培活動に生すことができる 課題追究 情報活用力

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

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単元名 算数第 2 学年安芸太田町立加計小学校指導者田尾佐智恵 かけ算 (2) ( 九九をつくろう ) 本単元で育成する資質 能力 伝え合う力 1 日時平成 29 年 1 月 19 日 ( 水 )5 校時 2 学年第 2 学年男子 7 名女子 15 名計 22 名 3 単元名 かけ算(2) 九九をつ

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

第 6 学年 2 組理科学習指導案平成 26 年 7 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時在籍児童数男子 14 名女子 14 名計 28 名指導者場所理科室 1 単元名植物のからだのはたらき 2 単元について (1) 単元設定について本単元は 学習指導要領で以下のように位置づけられている 植物を観察

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Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

Microsoft Word - 0表紙みどり1.doc

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年女子 上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年男子 力ンド力ンド幅跳び幅跳び保健体育科学習指導案 指導者三和中学校小浦麻美日時平成 23 年 9 月 30 日 ( 金 ) 第 5 校時 ( 三良坂中学校体育館 ) 学年三和中学校第 3 学年 23 名 ( 男子 9

画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて


Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

表 2 家庭にミシンがあり, 家族 ( 自分を含む ) が使用している 37% 家庭にミシンはあるが, ほとんど使用していない 26% 家庭にミシンがない 37% 指導観 1 年生にとって, 中学校に入学して初めての被服製作題材である 小学校の家庭科でも布を用いた製作を行ってきているが, 授業後,

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第 4 学年 1 組総合的な学習の時間学習指導案平成 30 年 9 月 14 日 ( 金 )5 校時単元名 : 自然災害を知り, 海田町を守ろう ~みんなの命守り隊 ~ 男子 18 名女子 20 名計 38 名 単元について 指導者小川美恵子, 白石絵美 児童の実態本学級の児童は,3 年生の総合的な

て, 全員トライを達成させるために, 自分たちでルールを工夫していくことも考えさせたい 習得したことを生かす段階では, それぞれのチームがこれまでの学習で得たものを生かし, チームのめあてをもって チャレンジカップ を行う パスをつないでトライした場合や全員がトライにチャレンジした場合, 全試合を通

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Taro-【HP用】指導案.jtd

授業では, 課題を解決するための情報を集める前に, どのような方法だと必要な情報を集めることができるのかを考えています 58.8% 41.2% 授業では, 調べたことなどを, 図, グラフ, 表などにまとめています 73.5% 26.5% 授業では, 情報を比べたり ( 比較 ), 仲間分けしたり

理科学習指導案

関心 意欲 態度科学的思考力観察 実験の技能 表現第 5 学年理科学習指導案平成 16 年 6 月 15 日 ( 火 ) 第 3 校時指導者宇多幹子場所理科室 1 単元名 植物の発芽と成長 2 単元の目標と評価規準 植物の発芽と成長を, それにかかわる条件に着目しながら調べる活動を通して, 見いだし

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

いきたいと考えるはずである 水溶液を区別する ためには, 水溶液のどんな性質やはたらきに着目していったらよいか, 子どもたちの考えを大切にしながら学習を進めていきたい 本単元の問題を解決するためには, いくつかの実験結果から, 総合的に判断することが必要である そこで,5つの水溶液を区別するという意

○ ○ 科 学 習 指 導 案

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Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

での生活では, 理科の学習という意識が薄くなっている 理科の学習が自分の生活に役に立っていると 感じている児童は多いが, 便利にしてくれると感じている児童は少ない このことから理科で学習した 内容が, 生活の中で生かされていることを実感できるような指導を行っていきたい ( 学習活動への意識に関するこ

○ ○ 科 学 習 指 導 案

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小学校理科の観察,実験の手引き 第3学年A(1) 物と重さ

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

できるようにする 野菜を学年園やプランターで栽培する計画を立てさせる際には, 平成 27 年度全国学力 学習状況調査 2(5) に取り組ませ, 前学年までに学習した植物の成長にかかわる知識や経験も活用して考える必要があることに気付かせる 実際に野菜を育てる活動に取り組ませることにより, 知識や経験を

Taro-5年研究のまとめ

< 自己と 事象 とのつながり> 題材との出会いの場面において, やってみたいという思いや, どのようになっているのかなどの知的欲求を刺激するように, 実際の小物や写真などを提示し, 自分の生活を豊かにする楽しい小物について具体的なイメージを完成予想図として描き表していく そうすることで, 事象 (

とのできる児童がいる反面, 問題の意味がなかなか理解できない児童や自分の考えを言葉で表現することに抵抗が強い児童がいるなど個人差がある さらに, 個々の経験や理解度の差により, 題材への興味 関心や同じ時間内に取り組む課題の量にも差が生じている 本題材における事前アンケートでは, 次のような結果が得

○数学科 2年 連立方程式

第 1 学年 1 組国語科学習指導案単元名 : オリジナルじゃんけんであそぼう じゃんけんやさんをひらこう 男子 14 名女子 16 名計 30 名 指導者渡部英里単元について 本単元は, 小学校学習指導要領国語科第 1 学年及び第 2 学年, A 話すこと 聞くこと の指導事項 イ相手に応じて,

Microsoft Word ~33第3学年1組  社会科学習指導案1

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第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調べ, 生物と環境とのかかわりについての考えをもつことができるようにする の ア生物は, 水及び空気を通して周囲の環境とかかわって生きていること および イ生物の間には, 食う食われるという関係があること を受けて設定したものである 児童は3 年生で身の回りの生き物の様子やその周辺の環境について学習し, 生き物は, その周辺の環境と関わって生きていることを捉えている この学習を踏まえて, 本単元は生き物と環境の関わりを推論する能力を育てるとともに, それらについての理解を図り, 環境を大切にしようとする態度を育て, 生き物と環境との関わりについての見方や考え方をもつことができるようになることをねらった単元である 児童にとって身近な川である瀬野川の生態系と結び付け, 人や動物の食べ物の元は植物であり, 生き物どうしは 食べる 食べられる という関係でつながっていること, 空気中の酸素は植物が出していること, 水は生き物にとって不可欠な物であることなどを, 実験したり調べたりして捉えることができる力を育成する 児童観 6 年生児童は,4 年生の 総合的な学習の時間 に瀬野川の自然について学習している また,5 年生の理科 瀬野川に学ぶ で, 瀬野川の流れが川の石や地形などにどのように影響を及ぼすのか学習している このように, 児童にとって瀬野川は身近で関わりのある川であり, これまでに学びの対象として親しんできた 児童アンケートの結果から, 瀬野川について, どのようなことをもっと知りたいですか という問いに対して,39 名中 15 名の児童が 何種類の生き物がいるのか や どのようなものを食べているのか など生き物に関わる回答をしていた また,14 名の児童が どれだけきれいか ( きたないか ) 知りたい など水質に関する回答をしていた 瀬野川とは, 水を飲むなどの他に関わっていることはあるのか など瀬野川とわたしたち人間との関わりについて考えている回答もあった 本学級の児童は, 実験や観察は意欲的に取り組むが, 実験において同じにする条件と変える条件を整理して考えることや, 実験や結果から分かったことを自分たちの身近な生活に広げて考えることは苦手な児童がいる 一方, 映像を利用したり意図的にいくつかの資料を提示したりすることが, 児童が考えを広げる有効な支援となっている 指導観課題の設定では, これまで瀬野川について学習したことを想起させ, これからの学習につながる内容に結びつける 瀬野川の生き物を取り上げることで, 自分たちの身近な環境とつなげて学習に取り組ませたい その上で, 現在瀬野川の生き物について学習している4 年生に, それらの生き物の 食べる 食べられる などの関係について イメージマップ で伝えるという設定をして, 児童の意欲を高め, 維持させたい 小理 6 年 1

情報の収集では,4 年生に発表することを意識して,4 年生が 総合的な学習の時間 に瀬野川で見付けた生き物を中心に取り上げる そのことで,4 年生に伝えようという意識を高めさせたい インターネットを使ってそれらの生き物の食べ物を調べさせるとともに,4 年生にも関わっていただいている瀬野川水生生物研究所の方からの情報を基に作成した 瀬野川の生き物シート も使わせて調べさせる 整理 分析では, ホワイトボード上にマグネットをつけた個々の生き物を並べながら 食べる 食べられる などの関係を, これまでに学習した情報を基にグループで考えさせる 生き物を自由に動かせたり, 矢印を書きかえたりさせて, 生き物のつながりを一方向の単純なものではなく, 多面的に考えさせたいイメージマップは, 生き物の 食べる 食べられる の関係だけではなく, 生き物と空気との関わりや生き物と水との関わりを含めて作成させ, 生き物と環境とのより大きな関わりをとらえさせる 作成したイメージマップを4 年生に紹介した後に4 年生からの感想をもらい, 児童に達成感を味わわせるとともに, 自らの学びや学び方の振り返りに生かしたい 単元の目標及び内容について 生き物と食べ物, 空気, 水との関わりに興味をもち, 意欲的に実験したり調べたりして, これらの関係について考えようとする 自然事象への関心 意欲 態度 人や他の動物の食べ物の元は植物であると考え, 自分の考えを表現したり, 実験や資料を基に, 生き物どうしは, 食べる 食べられる という関係や酸素 二酸化炭素のやりとり等でつながっていると考えたりすることができる 科学的な思考 表現 植物を袋に密閉して日光に当て, 中の酸素と二酸化炭素の体積の割合の変化を気体検知管を正しく使って調べて記録したり, 生き物の 食べる 食べられる などの関係について資料などを基に調べてまとめたりすることができる 観察 実験の技能 生き物は酸素を取り入れて二酸化炭素を出しているが, 植物は日光に当たると, 二酸化炭素を取り入れて酸素を出すことをや, 生き物どうしは, 食べる 食べられる という関係や酸素 二酸化炭素のやりとり等でつながっていることを理解することができる 自然事象についての知識 理解 単元の評価規準 自然事象への関心 意欲 態度生き物の関わりに興味をもち, 意欲的に実験したり調べたりして, これらの関係について考えようとしている 科学的な思考 表現 生き物どうしは, 食べる 食べられる という関係や酸素 二酸化炭素のやりとり等でつながっているなどつながりを考えている 観察 実験の技能 気体検知管を正しく使って, 酸素と二酸化炭素の体積の割合の変化を調べ, 記録している 自然事象についての知識 理解植物は日光に当たると, 二酸化炭素を取り入れて酸素を出すことを理解している また, 生き物どうしは, 食べる 食べられる という関係や酸素 二酸化炭素のやりとり等でつながっていることを理解している 小理 6 年 2

単元で育成したい資質 能力 主体性 思考力 自己理解 A 瀬野川に住む生き物が 食べる 食べられる などの関係になっていることに興味をもち, 地域の環境を意識しながら自分から進んで食物連鎖について調べ, イメージマップ にまとめようとしている 瀬野川に住む生き物を 食べる 食べられる などの視点で関連付け, 生態系のバランスについて考えを深めている わたしたちの地域の川である瀬野川の食物連鎖などのバランスを守ることが大切であり, わたしたち人間も食物連鎖に影響を与える存在であることに気付いている B 瀬野川に住む生き物が 食べる 食べられる などの関係になっていることに興味をもち, 地域の環境を意識しながら イメージマップ にまとめようとしている 瀬野川に住む生き物を 食べる 食べられる などの視点で関連付けている わたしたちの地域の川である瀬野川の食物連鎖などのバランスを守ることが大切であることに気付いている 指導と評価の計画 全 11 時間 次時学習内容 一 1 二 2 3 課題の設定 (1) 瀬野川に住む生き物を確かめる これまでに学習したことを想起したり,4 年生の瀬野川観察記録などを参考にしたりして瀬野川に住む生き物を確かめる それらの生き物が, 関わり合いながら生活していることに気付く 学習を通して分かったことを伝えたいという意欲をもち, 学習の見通しを立てる 瀬野川に住む生き物のつながりをまとめたイメージマップを作成するという学習課題を設定する 学習したことを 4 年生に紹介するというゴールの見通しをもち, 学習計画を立て, 単元で付けたい力について考える 情報の収集 (5) 生き物と水との関わりについて確かめる 生き物が生きていくためには水が必要であることを確かめる 水が循環しながらわたしたちの生活と関わっていることを理解する 生き物と空気との関わりについて確かめる 実験を通して, 植物は日光に当たると, 二酸化炭素を取り入れて酸素を出すことを理解し, そのことで動物と関わり合っていることが分かる 評価 関思観知評価規準評価方法 瀬野川に住む生き物を確かめ, 生き物のつながりをまとめたイメージマップを作成するという学習課題に向けて見通しと意欲をもとうとしている 生き物と水との関わりについて考え, 水が循環しながらわたしたちの生活と関わっていることを理解している 植物を袋に密閉して日光に当て, 中の酸素と二酸化炭素の体積の割合の変化を, 気体検知管を正しく使って調べ, 記録している 発言 ノート 発言 ノート 行動観察 ノート 小理 6 年 3

次時 学習内容 評価 関思観知評価規準評価方法 二 4 5 6 食べ物を通した生き物の関わりについて理解する カレーライスを例にとって, 食べ物の元は植物であることを確認する 植物は自分で養分を作り出すことができるが, 動物は他の生き物を食べることで養分を体に取り入れ, 生きていることを確認する 瀬野川に住む生き物の食べ物を調べる 2 インターネットを使って, 瀬野川に住む生き物の食べ物を調べる 瀬野川水系水生生物研究所の保光さんからの情報などをもとに, 瀬野川に住む生き物の食べ物を確かめる 食べ物を通した生き物の関わりについて 食べる 食べられる の視点で理解している インターネットや資料で調べたことを基に, 瀬野川に住む生き物の食べ物を確かめている 発言ノート行動観察ノート 7 整理 分析 (2) 瀬野川の生き物のつながりについて考える これまでの学習で得た情報を基に, 食べる 食べられる などの関係に着目して, 瀬野川の生き物のつながりについて考え, 話し合う 本時 瀬野川の生き物のつながりについて, 学習で得た情報を基にグループで考えている 行動観察思考ホ ート 三 8 外来生物の影響について確かめる 瀬野川にいる外来生物ヌートリアについてふれ, 外来生物が食物連鎖に与える影響について関心をもち, 資料を用いて確かめる 外来生物の影響を考えながら, イメージマップ を考える 外来生物の影響を考えながら, グループで イメージマップ を考えている 行動観察思考ホ ート 9 まとめ 創造 表現 (2) イメージマップ を完成させる グループで考えた生き物のつながりを イメージマップ にまとめる グループで考えた生き物のつながりを イメージマップ にまとめている 行動観察イメーシ マッフ 10 イメージマップ を 4 年生に紹介する 班で役割分担し,4 年生に分かりやすく紹介する 4 年生からの感想を聞く イメージマップにまとめたことを, 4 年生に分かりやすく紹介しようとしている 発言行動観察 四 11 振り返り (1) イメージマップ を交流し合う まとめ方の工夫を見付け, 作品の評価を伝え合う 学びのモニタリング 自らの学びや学び方を振り返る 単元の初めに立てた ゴールの見通し の視点でグループでまとめたものやノートを基に自らの学びを振り返る 他のグループのまとめ方の工夫を見付けるとともに, 単元を通した自らの学びや学び方をふり返ろうとしている 発言ワークシート 小理 6 年 4

本時の学習 (1) 本時の目標 瀬野川の生き物について, 食べる 食べられる などの関係に着目して, つながりについて考えることができる (2) 本時の評価規準 これまでの学習で得た情報を基に, 食べる 食べられる などの関係を明らかにしながら, 瀬野川の生き物のつながりについて考えることができる 科学的な思考 表現 (3) 本時の学習展開 (7 時間目 / 全 11 時間 ) 学習活動 主な発問 予想される児童の反応 思考の場の工夫 指導上の留意事項 めざす児童の姿 努力を要する 状況と判断した児童への指導の手立て 1 前時までの学習を振り返る 生き物は食べ物, 空気, 水を通してお互いに関わっていることを確認する めあて 瀬野川の生き物同士のつながりを, たくさん見付けよう 評価規準 観点 ( 評価方法 ) 本時で付けたい力 本時のゴールの見通し A: 瀬野川の生き物同士のつながりを複数見付けるとともに, そのバランスを保つことが大切であることに気付いている B: 瀬野川の生き物同士のつながりを複数見付けている 2 瀬野川の生き物のつながりを考 える 瀬野川の生き物には, どのような つながりがあるでしょう 食べる 食べられる があるので はないか 酸素や二酸化炭素を通して, 植物と つながっていたな 3 思考ボードを使って, 瀬野川の生 き物のつながりをグループごとに 考える 瀬野川の生き物同士はどのよう につながっているのだろう 思考の場の工夫関連付ける個人で考えた生き物同士のつながりを基に, ホワイトボード上で生き物を移動し, 食べる 食べられる などの関係を考えている ワークシートを使って個人で考える ノートを振り返らせ, 分かりやすいつながりから確認させる 食べ物, 水, 空気の3つのつながりについて考えているか, 途中で確認する 個人で考えたワークシートを基に, グループで考えさせる 途中でいくつかのグループの工夫している点を紹介し, 参考にさせる 個人で考えたワークシートを見ながら意見を言わせる 瀬野川の生き物について, 食べる 食べられる などの関係に着目し, つながりについて考えている 科学的な思考 表現 ( 行動観察 ワークシート ) 小理 6 年 5

学習活動 主な発問 予想される児童の反応 思考の場の工夫 鳥や魚など, 生き物のグループは近 くにまとめた方がいい 食べる だけ, 食べられる だけ の生き物もいるし, 食べる し 食 べられる 生き物もいる 指導上の留意事項 めざす児童の姿 努力を要する 状況と判断した 児童への指導の手立て 評価規準 観点 ( 評価方法 ) 本時で付けたい力 4 本時の学習のまとめをする いくつかのグループの思考ボードを 紹介し, 生き物のつながりを学級全 体で確かめる めざす児童の姿瀬野川に住んでいる生き物も, 水や空気を通してつながり, 食べる 食べられる の関係が成り立っている 次時も引き続き, 瀬野川の生き物の つながりについて深めていくことを 確認する (4) 板書計画 瀬野川の生き物のつながり ~ 生き物のくらしと環境 ~ めあて 瀬野川の生き物同士のつながりを, たくさん見付けよう 本時のゴール A つながりを保つ B つながり 瀬野川の生き物のつながり 瀬野川の生き物のつながり 瀬野川の生き物のつながり 水との関わり 空気を通して 食べる 食べられる まとめ 瀬野川の生き物は, 水や空気を通してつながっている 食べる 食べられる の関係がある このつながりが保たれることが大切 小理 6 年 6

小理 6 年 7 参考 学びのモニタリング 主体性 自分から進んで取り組む力 瀬野川の生き物のつながりを意欲的に調べることができた イメージマップ 作りに進んで取り組むことができた 思考力 資料を基に考える力 水 空気との関わりや 食べる 食べられる の視点で 瀬野川の生き物のつながりを考えることができた 自己理解 自分のよさや成長に気付く力 瀬野川の生き物のつながりを考え 瀬野川を大切にしていこうとする気持ちをもつことができた 学びのモニタリング瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 これまでの理科の学習の様子と比べて 学習をふり返ろう