総合第 3 学年福山市立千年小学校指導者山本康子 単元名 何もないとは言わせない!~ 千年の町のじまんをしよう ~ 本単元で育成する資質 能力 表現力主体性 積極性 思いやり自らへの自信 1 年間指導計画 月 千年の町をじまんしよう (70 時間 )

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

解答類型

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平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

<小学校 生活科>

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

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6 単元の構想本単元の目標相手に応じて大野の ステキ を整理 分析することを通して, 内容や表現方法を工夫して発信することができる 本単元で活用する既習事項 小中の連携 第 1 学年生活科 がっこうだいすき 第 2 学年生活科 聞いて聞かせてまちのすてき どきどきわくわくまちたんけん もっとなかよし

第(  )学年 国語科「         」年間指導計画

が分かり 地域に親しみや愛着をもち 人々と適切に接することや安全に生活することができるようにすることを目指している 本校は 隣接する小学校が休校することになり 今年度非常に多くの転校生を迎えた それに伴い学区域が二校分の広さに広がり 2 年生にとっては新しくなった学区域の中には 知らない場所やまだ行

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

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とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

社会科学習指導案

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

Microsoft Word - åł½èªžç§‚2å¹´2çµ—ã••ï¼™ã†¤ã†®ã†łã†¤ã‡†ã†—ã‡™ã†‘ã‡›ã†¹ã‡‹ã†ƒã••ã•„ã†µã‡“ã†Šã†“ã†¯ã•†ã†©ã‡fiㆪㆬㆮ㕓æ„⁄尔桋

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

自己紹介をしよう

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

案3                            ⑤なかまの誘い方(小学校低学年)

学習評価に関する本県の方針について

いろいろな衣装を知ろう

第1学年国語科学習指導案

1 自己存在感児童の生活体験や生活環境の実態 興味 関心を把握し 他教科との関連を踏まえて 様々な視点から取り組めるように課題提示の工夫を行う 2 共感的人間関係話し合いや発表会のときには 相手を大切にした聞き方と発表の仕方ができるように意識させ 支持的雰囲気の中で学び合わせる また 自分との違いや

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

6 年 No.22 my summer vacation 夏休みの思い出を紹介しよう! 1/8 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを表す表現が分かる 過去の表現が分かり 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを伝え合う また 夏休

<小学校 生活科>

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

5 単元について (1) 教材観本教材 だいじなことをれんらくしよう は 学校紹介に向けて児童が学校の先生に情報を伝達したり インタビューしたりする インタビューして得た情報を園児に向けて分かりやすく説明できるように 台本を考え 聞き合い よかったところや改善点を見つけていく 実際に 3 学期に園児

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

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子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

(3) 本題材の系統と他教科等との関連は 次のとおりである 学級活動 5 月シンボルマークを決めよう 6 月みんなで雨の日を楽しく過ごそう 6 月本題材 9 月 2 学期がんばろう会をしよう 他教科等との関連 道徳 わけっこしよう ( 友情 ) 道徳 どうしたらいいのかな ( 親切 ) (4) 指導

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

Microsoft Word - ③-1だれもがかかわり合えるよに

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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詳細に伝えるためにインタビューやアンケートを実施して情報を収集したりする活動を設定することにする 整理する 場面では,CM のテーマをもとに集めた情報の中から伝えたいことが受け手にしっかりと伝えることができる情報を選択する また, 選択肢した情報を加工しながら, 伝えたいことが伝わりやすい CM の

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平成 29 年 10 月 23 日 ( 月 ) 第 2 校時尾道市立日比崎小学校第 6 学年 1 組外国語科指導者 HRT 遠崎且典 JTE 片山奈弥津 単元名 台湾の友達との交流を深めよう ~Welcome to Japan.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 異文化理

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伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

難聴児童の伝える力を 高めるための指導の工夫 -iPadを活用した取り組みを通して-

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

国語科学習指導案様式(案)

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

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第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

人的環境の整備 教師 友達 分かりやすい説明の手本となるように, 話す速さや声の大きさを意識して簡潔に話したり, 話すポイントを視覚的に示したりする 道案内の手順を知ることや説明原稿の作成に時間が掛かった場合は, 教師間で役割分担しながらアドバイスする グループ内での自分の役割が明確になるように,

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

Taro-4年 総合 指導案(最終)

Microsoft Word - 提出論文 全0227docx.docx

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(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

学習指導案 潮江東小学校全校研 3 単元名討論会を開こうー説得力のある話し方をゲットしようー教材名 立場を決めて討論をしよう ( 東京書籍 5 年 ) ( 金 ) 潮江東小学校 5 年 2 組上平田学級

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

<小学校 生活科>

学級会においては 学級での問題点や課題に一人一人が気付き 話し合いながらよりよい学級生活を目指していく 本議題において 相手の障害のことも配慮し どの児童にとっても満足いく集会にするために話合いや実践を通して研究主題の児童の育成をはかっていきたい 4 評価の観点と評価規準集団活動や生活への関心 意欲

はっきした声であいさつ は高学年では少ないね < 資料 2 より > よい感想だけでなく 問題点も挙げている感想も多いね めあてを達成したとは言えないかもしれないね < 資料 3 より > あいさつ運動への意見が出されているね 4 つの意見が出されているね < 資料 1 2,3 より > 資料 2

ように話す順序を考えて発表原稿をまとめ, 発表カードの大枠を完成させる ここで, 発表カードの内容をより充実させるために, 再度, ペアで発表カードを聞き合い, 質問し合う活動を通して, 発表原稿の付け加えを行い, 発表カードを完成させる 次に, 発表の練習に取り組む 発表練習に取り組む前に, 相手

具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

5 年 No.64 英語劇をしよう (2/8) まとまった話を聞いて内容を理解することができる 主な言語料 して天気や日時などの確認をす 教 1 本時のめあてを知 Peach Boy を詳しく聞いてみよう物語を聞く (3 回目 ) 登場人物全体について聞かせ 聞き取れた単語をカタカナでもいいので書き

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3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

藤井 博敏

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

03指導案前段

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

あったらいいな ! こんなあそび場 (わたしの町大好き)

第 3 学年メディア コミュニケーション科学習指導案 授業者池田恭浩 1. 日時平成 28 年 11 月 25 日 ( 金 ) 5 校時 (13:40~14:25) 2. 学年組第 3 学年 1 組 34 名 3. 場所 3 年 1 組教室 4. 単元名 短くまとめて伝えよう ~ 紙しばいを使って

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

第1学年国語科学習指導案

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

0630指導案A1

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

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総合第 3 学年福山市立千年小学校指導者山本康子 単元名 何もないとは言わせない!~ 千年の町のじまんをしよう ~ 本単元で育成する資質能力 表現力主体性積極性 思いやり自らへの自信 1 年間指導計画 月 4 5 6 7 9 10 11 12 1 2 3 千年の町をじまんしよう (70 時間 ) 単 千年の町のじまんを見つけ 千年の町のじまんを見つけ 千年の町のじまんをしよ 元 よう (22) よう (22) う (26) 2 単元について (1) 児童観 資質能力 の定着に係るアンケートは次のような結果であった 資質能力内容あてはまるあてはまらない何かを伝えるときには, 分かりやすいように工夫している 表現力 76% 24% ( 始め 中 終わり や まず 次に など ) 主体性自分の仕事や役割を, 責任をもって進んで取り組んでいる 88% 12% 積極性友達が何を言いたいのかを考えながら発表を聞いたり, 話思いやり 81% 19% し合ったりしている 自らへの自分には良いところがあると思っている 78% 22% 自信本学級の児童は, 授業に限らず, 係や当番活動など様々な場面で進んで行動する姿が多く見られる反面, 上記のアンケート結果のように, 友達が何を言いたいのかを考えながら発表を聞いたり, 話し合ったりしている児童は81% とやや低い これは, 相手のことを考えて行動することができていない児童がいるためであると考えられる 4 月当初に比べるとずいぶんよくなってはきたが, まだ友達の発言中におしゃべりをしたりや手悪さをしたりするなど, グループ討議で友達の話を聞いていなかったり, 話し合いに参加していなかったりする児童もいる 書く場面では, 始め 中 終わり や まず 次に など使って書くことができる児童が増えてきている これは, 国語科や日記で繰り返し指導してきたことの成果であると考える しかし, 書けていないと答えた児童は24% と多い その原因として, 始め 中 終わり や まず 次に などを使って表現する機会がまだ少ないことが考えられる この単元で, 発表の機会を設けてさらにこの表現力を高めていきたい

(2) 単元観 1 学期,2 学期と, 千年の町の自慢を見つける活動を重ねてきた 児童が行ってみたい施設や店, 場所, 祭りについて, 町探検や聞き取り活動を通して情報収集し, 自慢を見つけてまとめ, 発表する活動を行ってきた 活動は, それぞれのグループに分かれて行ったため, 発表を通して学んだことを交流し合った まとめて発表する活動で, 相手に分かりやすい内容にするために国語科で学んだ 始め 中 終わり の構成や聞き手を惹きつける工夫を取り入れたり, グループのみんなが発表できるよう互いに苦手なところをフォローし合ったりしながら 表現力 や 思いやり といった資質能力を育成してきた 本単元は,3 年生の児童が自分達の住む千年の町の良いところを知ることで地域を誇りに思う気持ちを育て, その思いを発信することでさらに地域の一員としての自覚を育てる単元である これまでの活動を通して, 自分達の知らなかった千年の町のことについて知ることができ, 千年の町の人達は, 同じ千年の町の人やお客さんを喜ばせるためにたくさん努力したり協力したりしていることに気付いた こうした人々の努力によって町の人達が楽しく参加できる行事があり, 千年に住む人達がつながることを願っていることにも気付くことができた また, 自分達の学習に協力してくださる町の人達の温かさを感じることができた このように地域の人達の努力や願いに触れ, 児童は今, この自慢をまずは家族に, そして千年の周りの地域の人にも知らせたいという思いをもっている この思いを発信する活動につなげることで, 相手目的に応じた発信内容や表現方法といった課題に対してより主体的に取り組むことができると考える さらに, 自分の伝えたいことをより分かりやすく伝えるための 表現力 を育成することもできると考える また, 相手からの反応を受けながら話し合ったり, 友達と協力してやりきったりすることで, 思いやり につながると考える また, 地域の一員としての自覚も芽生えてくると考える (3) 指導観指導においては, 発信する活動や地域とのつながりを考える中で, 課題となる次の2つの力に焦点化し, 次のように育成を図る 表現力活動に向けて課題を解決するために, 発信する相手目的に応じた内容や方法を考えさせる また, 国語科で学習した 始め 中 終わり の構成や相手を惹きつける工夫, 声の大きさ, 間の取り方, 速さ, 強弱などの話し方を活用させる 友達と意見を交流したり発表し合ったりする場を設定し, 互いに良い所を見つけたりアドバイスしたりすることで, より良い表現に高めさせる まず, 参観日で保護者に発表し, 課題を見つけて, 他校の友達への発信に生かせさせる 思いやり グループでの話し合いを通して, 互いの考えを受け止めながら聞き合わせる 発表練習, 学年での発表交流を通して, 互いの良さを認め合わせる

3 単元の目標 保護者や他校の児童に千年の自慢を伝えるために, 相手に分かりやすい内容や方法を考え発信することができる ( 表現力 ) 〇千年の良さを伝えたいという思いから主体的に内容や方法を考え, 相手に分かりやすい表現活動に取り組むことができる ( 主体性積極性 ) グループ討議や発表練習などの活動で, 友達と協力し, 相手の立場に立って考えたり行動したりすることができる ( 思いやり ) 保護者や他校の児童へ発信をすることで, 千年の良さを伝えることができたという達成感と自信をもつことができる ( 自らへの自信 ) 4 単元の評価規準表現力 主体性積極性 思いやり 自らへの自信 相手に伝えるために効果的な表現をしている 1 相手目的に応じて発信する内容や方法を考えている 2 友達からのアドバイスを通して, 新たな気付きや発見をしている グループ討議や練習で, 相手の立場に立って考えたり行動したりしながら, 協力している 1 保護者や他校の児童から感想をもらうことで, 千年の良さを伝えることができたという達成感を感じている 2 千年の温かさを感じ, 地域の人に感謝の気持ちをもっている 5 指導計画 ( 全 26 時間本時 6 時間 ) 評価 学習過程 時 学習活動 表現力 主体性積極性 思いやり 自らへの自信 評価規準 ( 評価方法 ) 2 学期までに見つけた千年の自慢を 学習した内容から誰に 課題の設定 1 2 誰に伝えたいか考える ( 家族他校 の友達など ) 見つけた千年の自慢のうち, 何を伝え るかを考え, 内容によってグループを 編成する 発信するのが適しているか考えている 主 1 ( ワークシート ) 何を相手に伝えたいか理由とともに考え発言している 表 ( ワーク シート発言 )

グループごとに, 伝えたい内容を考え これまでの学習内容か 3 る ら伝えたい内容 ( 思い ) を考えている 主 1 ( 話し合い活動 ) 情報の収集 4 5 他地域を紹介するパンフレットやポスターを見て, どんな紹介方法があるかを知る 〇たくさんの情報の中から, 伝えるための方法を見つけようとしている 主 1 ( 話し合い活動 ) 課題の設定 6 ( 本時 ) 7 グループごとに, どんな方法で伝えるか考える 千年の自慢を他校の友達に伝えるためには, どのような方法が適しているか, 理由を明確にして述べている 表 ( 話し合い活動 ) グループごとに発表内容を文章にま 今までの学習を生かし 8 とめる ( 始め 中 終わり で考える ) て発表内容を考えている 表 > ( 話し合い活動 ) グループごとに文章に合わせて使う 相手に分かりやすく伝 まとめ創造表現実行 9 10 11 資料を作成する グループごとに発表の練習をする えるための資料や提示方法を考えている 表 ( 話し合い活動行動観察 ) 〇友達と役割分担し協力して活動している 思 ( 行動観察 ) グループ全員で役割分 12 13 〇 担をして, アドバイスしたり応援したりして, 分かりやすい発表ができるよう練習している 思 ( 行動観察 ) 整理分析 14 15 クラスで発表し合い, 感想やアドバイスを交流する 友達に分かりやすい話し方や資料の提示の仕方で発表している 表 ( 発表 )

アドバイスを受けて, 自分達の課題を アドバイスを受けて自 16 見つけ, 発表の内容方法を見直し修 分達の発表のどこをど 正する う直したら良いか考え 17 ている 主 2 ( 話し合い活動 ) 情報の収集 18 参観日で保護者に向けて発表し, 発表に関するアンケートをしてもらい, 感想を言ってもらう 保護者に分かってもらえるように相手を意識して発表している 表 ( 行動観察 ) 整理分析 課題の設定 19 保護者のアンケートと感想を受けて, 自分達の課題を見つけ, 発表の内容方法を見直し修正する 保護者の感想やアドバイスを受けて自分達の発表のどこをどう直したら良いか考えている 主 2 ( 話し合い活動 ) まとめ創造表現実行 20 21 他校の児童に向けた発表練習をする 他校の児童に発表する 互いの良さを認め合いながら, 直すところを話し合い, より分かりやすい発表になるよう仲良く練習を進めている 思 ( 行動観察 ) 〇他校の友達に分かってもらえるように相手を 意識して発表している 表 ( 行動観察 ) 22 他校の友達からの感想 〇 を聞いて自分達の頑張 23 りに気付き, やってよか ったという思いをもつ ことができている 自 1 ( 行動観察ワー クシート ) 他校の児童の感想を聞いて自分達の 〇他校の友達にお礼の手 振り返り 24 発表を振り返り, 発表を聞いてくれた友達にお礼の手紙を書く 紙を書くことで, 感謝の気持ちをもつことができる 自 2 ( 手紙 )

25 26 協力していただいた地域の方にお礼の手紙を書く 活動を通して学んだことや感想を書く 〇協力してくださった地域の方にお礼の手紙を書くことで, 地域の一員としての自覚をもつことができている 自 2 ( 手紙 ) 〇活動を通して, 千年の町の良いところや自分の頑張り, 地域の方への感謝の気持ち, 友達の良さを感じることができている 自 1 ( 感想 )

7 本時の目標 千年の自慢を他校の友達に伝えるためには, どのような方法が適しているか, 理由を明確にし て述べることができる ( 表現力 ) 8 本時の展開 (6/26) 学習活動 ( 学習過程児童の反応 ) 指導上の留意事項 評価規準 評価方法 1 前時を振り返り, 本時のめあてを確認する 前の時間は何をしましたか 他校の友達に, 千年の自慢の中で何を伝えたいかを考えた 今日は, それをどんな方法で伝えたら一番伝わるかを考える 前時の活動内容を掲示して, 課題を明らかにし, 本時の活動に臨ませる 小学校の友達に千年の自慢を伝えるには, どんな方法がいいか考えよう 2 どんな方法がぴったりかを考える どんな方法で伝えたら, 〇〇小学校の友達に自分達が伝えたい自慢が伝わるか考えましょう 小学校の友達は千年のことがわからないから, 地図に場所を書くといい 祭りの様子がわかるように, 写真があったらいいと思う 盆踊りは動画があるといいと思う 予め自分の考えをもたせておく 自分が考えてきた方法をグループで話し合わせる 友達の意見を聞き合えるよう, 聞き方名人の掲示をしておく < 話し合いの視点 > 1 相手に千年の自慢を伝えるためにぴったりの 友達の考えを最後まで聞き, 友達の考えに対して質問したり言いたいことを確認したりして自分の考えを述べている ( 表現力 ) 行動観 察発言. それより僕達が実際に踊ったらわかり 方法か やすいと思う 2 自分達にできること お店の人の思いを伝えるために, 短い か 言葉で短冊に書いたらいいと思う 理由を必ず述べさせる ハンドのコロッケを作っているところ 話し合いの流れ, 話型を提 の写真があったらいいんじゃないか 示する な どんな地図か. 何をしてい もう一度行って写真を撮らせてもらえ るところの写真か, 大きさ るかな など具体的な内容まで考え させえる

3 グループから出た意見を交流する (2つのグループの発表とする ) どのような方法がいいという意見が出ましたか 僕達のグループは,3つの祭りの自慢をします 日時と場所はポスターで示します 理由は大きく書くと分かりやすいし比べることができるからです 次に, 内容は写真で示します 理由は, 写真だとそのときの様子がわかりやすいからです 盆踊りは実際に踊ってみせることにしました 理由は, どんな踊りかすぐにわかるからです 最後に準備する人達の思いをカードに書こうと思います 理由は, 一番伝えたいことなので, カードに書くと聞くだけでなく覚えてもらえると思ったからです 〇今の発表に, 質問や感想はありますか 発表の話型を示す 私達のグループは,~をの慢をします は, で示します 理由は,~だからです 次に,は, で示します 理由は~ だからです これで, 私達のグループの発表を終わります 発表の後, その内容についての質問や感想を述べさせることで, よりよい方法を考えさせる 4 本時の振り返りをして, 次時の見通しをもつ 今日みんなで意見を交流してみて, 気付いたことを振り返りに書きましょう 児童の振り返りみんなと話し合って自分達が伝えたいことにぴったりの方法が見つかったので, 発表が楽しみになった 理由を付けて自分の考えが言えてよかった 次は, 残りのグループの発表を聞いて, それぞれのグループの発表の方法を決 定しましょう

9 板書計画 めあて 小学校の友達に千年の自慢を伝えるには, どんな方法がいいか考えよう < 目的 > 〇〇グループ 〇〇グループ 千年のいいところを, 多くの人に知ってもらう 内容 方法 内容 方法 考える視点 ポスター ポスター 1 相手に伝えたい自まんが伝わるか 写真 動画 2 自分達にできることか カード カード 振り返り みんなと話し合って自分達が伝えたいことにぴったりの方法が見つかったので, 発表が楽しみになった