Microsoft PowerPoint - 【高知市】140822市町村セミナー105th_HP掲載用

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11 平成 21 年度介護予防事業実施状況について 平成 22 年 7 月 大阪市健康福祉局健康づくり担当

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一人暮らし高齢者に関する意識調査結果 <概要版>2

(1) ほのぼのネット事業 目的事業内容経過方法と時期 担当係: 地域係 地域でサポートを必要としている人の発見 見守り 交流活動を 地域で暮らす住民自らが主体となって取り組む ほのぼのネット活動 の推進を通じて 住民の手による 福祉のまちづくり を展開します 1 ほのぼのネット班 28 班による見

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スライド 1

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

案 参考資料 1 健康長寿笑顔のまち 京都推進プラン ( 計画期間 : 平成 30 年 ~34 年度 ) 身体活動 運動分野抜粋案 1

(4) 利用者像市内に居住するすべての住民を対象としており 高齢者だけに限定していない 参加者の平均年齢は 79 歳で 参加者の 82% は女性である 参加者の多くは介護保険を利用していない高齢者であるが 要介護認定を受けている人もいる 必ず実施希望地区に対し事業説明会を行っており 講座に興味を持つ

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Microsoft PowerPoint 訪問サービス事業所向け研修会資料

(4) 利用者像介護予防の一次予防事業の対象となる 65 歳以上の高齢者であれば誰でも参加可能で 平均年齢は 76 歳 参加者の 9 割が女性となっている 参加者のうち 要支援 要介護者は 5% 程度参加しているが 教室の運営はボランティアであるため 転倒等の可能性がある場合は介護保険サービスの案内

事業内容

居宅介護支援事業者向け説明会

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Microsoft Word - 単純集計_センター長.docx

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名介護老人保健施設野洲すみれ苑デイケア 住所野洲市小篠原 TEL FAX :30 ~ 16:00 月 火 水 木 金 定員 30 人 1~2 名 5~7 名 5 名 0 名可可可可可可 1 日の生活の中で リハビリ 入浴をメインに行っ


第3節 重点的な取り組み

富山県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 ( 様式 ) 1 市区町村名 富山市 2 人口 ( 1) 322,059 人 ( 平成 25 年 3 月末現在 ) ( 8,253 人 ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上 26.1% ( 30.3% ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれにつ


地域包括ケアシステム

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まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

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平成17年度社会福祉法人多花楽会事業計画(案)

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

_認知症資源マップ_表紙

平成30年版高齢社会白書(全体版)

活動状況調査

01 【北海道】

千葉県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 1 市区町村名 銚子市 2 人口 ( 1) 68,930 人平成 25 年 4 月 1 日現在 ( ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上人口 20,936 人 ( 高齢化率 30.37%) ( ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれについて記載


「高齢者の日常生活に関する意識調査」結果(概要) 3


キーワード 住民参加の介護予防 シルバーリハビリ体操指導士 シルバーリハビリ体操 フリフリグッパー体操 住民主体の介護予防事業及び認知症対策の推進 茨城県利根町 この事例の特徴 茨城県立健康プラザが 地域支援事業開始前より介護予防を推進するために開催してきたシルバーリハビリ体操指導士養成講習会を修了

通所型サービスの例 ( 典型例として整理したもの ) 現行の通所介護相当 市場 ( 地域支援事業の外 ) で提供されるサービス Ⅰ 通所介護 Ⅱ 通所介護 Ⅲ 通所型サービス A ( 緩和したによるサービス ) Ⅳ 通所型サービス B ( 住民主体による支援 ) Ⅴ 通所型サービス C ( 短期集中

加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

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平成25年度 高齢期に向けた「備え」に関する意識調査結果(概要版)2

問 3 あなたの家族構成は ひとり暮らし世帯 7.5% 夫婦のみの世帯 29.3% 2 世代同居世帯 48.3% 3 世代同居世帯 13.3% 1.0% 0.6% 家族構成は 2 世代同居世帯 が 48.3% と最も比率が高く 以下 夫婦のみの世帯

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

資料編

表紙-6月

Microsoft Word - 29伊丹市介護サポーターポイント事業助成金交付要綱.doc

はじめに

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2 3 号認定子どもの場合 1 保育利用申込書等マイナンバー書類一式 保育利用申込書等マイナンバー書類一式 保育所認定こども園地域型保育事業 (2 3 号認定施設 ) 4 各区役所 3 1 各区役所または幼稚園 認定こども園は 保育利用を希望するに 保育利用申込書等とともに マイナンバー

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このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

さがみはらみんないいひとネットワークプラン

サービス共通.xls サービス共通 介護予防 日常生活支援総合事業 の質問への回答 サービス共通項目 質問等回答作成月 1 定款に追加する事業名については 介護予防 日常生活支援総合事業 でよいか? 訪問型サービスを実施する場合は 介護保険法に規定する第 1 号訪問事業 若しくは帯広市独自のサービス

基本報酬の見直しについて 論点包括評価である介護予防通所介護及び介護予防通所リハビリテーションの基本報酬について 通所介護及び通所リハビリテーションにおける基本報酬の評価と整合性が図れるように適正化してはどうか 対応案 介護予防通所介護及び介護予防通所リハビリテーションは 介護予防を目的としたもので

平成 28 年 2 月以降に認定更新等により要支援認定を受けた方が介護予防訪問介護 介護予防通所介護を利用される場合 これまでの予防給付サービスから総合事業のサービスに変わります 要支援者の認定有効期間は現在最長 12か月ですので 大川市は平成 28 年 2 月から1 年かけて移行します 更新の場合


1 参加した事がない 2 年に 1-2 回参加 Q.5 3 年に 3 回以上参加 4 ほぼ毎回参加 Est 団体設立 年 度数 年数 71.4% 28.6%.0%.0% 100.0% 年 度数 % 35.

平成 31 年度 地域ケア会議開催計画 魚津市地域包括支援センター 平成 31 年 4 月

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下の図は 平成 25 年 8 月 28 日の社会保障審議会介護保険部会資料であるが 平成 27 年度以降 在宅医療連携拠点事業は 介護保険法の中での恒久的な制度として位置づけられる計画である 在宅医療 介護の連携推進についてのイメージでは 介護の中心的機関である地域包括支援センターと医療サイドから医

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長崎県の高齢者健康指導ボランティア養成事業の取り組み

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整


2 居宅サービス事業所の状況

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区分

第 2 章近江八幡市を取り巻く状況と今後の課題 1 データからみえる地域福祉の状況 1 人口の状況近江八幡市は 平成 22 年 3 月に旧近江八幡市と旧安土町が合併し 人口 8 万人を超える市となりました 旧市町の人口を合計した数値を見ると 平成 12 年から平成 22 年は横ばいで推移していますが

ボランティア行動等実態調査【速報】

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計画の概要 太田市地域福祉計画 太田市地域福祉活動計画とは? 太田市地域福祉計画市民のみなさまからご意見を伺いながら作成した 今後の地域福祉の方向性 将来像を示した太田市の計画です 太田市地域福祉活動計画社会福祉法人太田市社会福祉協議会が策定した 地域の社会福祉を推進するための具体的な活動計画です

Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

17★ 訪問看護計画書及び訪問看護報告書等の取扱いについて(平成十二年三月三十日 老企 厚生労働省老人保健福祉局企画課長通知)

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都市部の高齢化対策に関する検討会資料

【最終版】医療経営学会議配付資料 pptx

Uモニ  アンケート集計結果

平成 30 年度 提言書 テーマ 福祉 環境のまち部会新見市版ボランティアポイント制度の導入 ともに支え合うあたたかいまちづくり ~ポイント制で地域活性化 ~ 1. はじめに国立社会保障 人口問題研究所の推計によれば 日本全体で人口が減少していく時代が到来したことを示しており この傾向は本市も例外で

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第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです


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介護予防 日常生活支援総合事業について 以下 総合事業 と標記します 総合事業の主旨 1 効果的な介護予防ケアマネジメントと自立支援に向けたサービス展開により 要支援状態からの自立促進や重度化予防の推進を図ります 2ケアマネジメントの中で 利用者本人が目標を立て その達成に向けてサービスを利用しなが

高齢者福祉施設でのみんなの体操等実演会 講師派遣実施要領 1 目的社会福祉法人等が運営する高齢者福祉施設に入所されているみなさんや当該施設でケアにあたる皆さんの健康の維持 向上のために みんなの体操等を活用して健康の保持増進等のため みんなの体操等実演会を実施するもの 2 スキーム施設に入所されてい

更に 県内各地に誕生した傾聴ボランティア団体の活動がより活発になるようネットワーク形成 に向けて 当団体が中心となってとりまとめを行っている 3 活動の特徴 (1) 活動の中で見られた工夫や活動が上手く進んだポイント 電話相談 傾聴茶話会 傾聴サロンまで 被災者のニーズに応じた対応が可能な仕組みの構

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Microsoft PowerPoint - 情報発信方策調査結果(魚沼含)0112.ppt

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Transcription:

身体機能評価の比較 身体機能評価初回 1 年後 p 値 n 握力 23.4 23.7 p<0.01 n=471 開眼片足立位 30.5 34.2 p<0.01 n=438 30 秒間椅子立ち上がり 16 18.7 p<0.01 n=453 平成 21 年度から 24 年度において, 初回と 1 年後の評価データの確認できるものについて比較した すべての項目において, 優位に改善が得られた 初回介護度内訳 (n=288) 未申請 265 非該当 2 要支援 1 6 要支援 2 2 要介護 1 9 要介護 2 2 要介護 3 2 1 年後の変化の割合 介護度維持 269 93.00% 改善 3 1.00% 悪化 11 4.00% 不明 5 2.00% 平成 22 年度から 24 年度において, 初回と 1 年後のデータの確認できるものについて比較した 参加者は介護保険を申請していないものが多く,1 年後も維持している者が多かった 10

いきいきに参加しての自覚的効果数割合 01 体力がついた 897 34.5% 02 腰痛や膝の痛みがなくなった 485 18.7% 03 歩く時に杖やシルバーカーがいらなくなった 130 5.0% 04 階段の上り下りが楽にできるようになった 507 19.5% 05 靴下を履いたり, 正座をする等の日頃の動作が楽になった 366 14.1% 06 買い物に行く事が楽になった 367 14.1% 07 たいていの物が噛めるようになった 320 12.3% 08 食べこぼしがなくなった 239 9.2% 09 飲み込みやすくなった 299 11.5% 10 食事が美味しくなった 512 19.7% 11 おしゃべりが楽になった 600 23.1% 12 気持ちが明るくなった 777 29.9% 13 友人 知人ができた 1079 41.5% 14 体操以外の楽しみが増えた 496 19.1% 15 体操以外の日にも出かけるようになった 484 18.6% 16 以前していてできなくなった趣味が再びできるようになった 203 7.8% 11

効果を継続するために 簡易版のいきいき百歳体操の開発 宅老所で週 1 回簡易版のいきいき百歳体操を行う (9 名が参加 ) 運動継続 改善維持悪化 地域で体操を継続した者 介護度が維持 改善 身近な場所に継続して参加できる体操会場が必要 継続せず 全体 0 5 10 15 20 応援講座参加者の1 年後の介護度の変化 人 地域展開へ 12

2 いきいき百歳体操の地域展開 (1) 地域での体操紹介 (2) 行政の支援体制 (3) 住民主体の活動をサポートする体制づくり 13

(1) 地域での体操紹介 市民を対象とした介護予防の普及啓発 日常的な保健活動をベース 民生委員, 老人クラブ等の会に参加して PR 普及啓発目的で住民を集めて行うことはしない 住民から健康講座の依頼があった際は, その中で介護予防の話題提供を行う 平成 18 年度実績 :541 回, 技術支援回数 328 回 14

(2) 行政の支援体制 住民主体 をモットーに, 行政からはお願いしない 開始の条件 1 週 1~2 回実施し, 最低 3 か月は継続すること 2 地域の誰でもが参加可能であること 支援方法 1 理学療法士や保健師による最初 4 回の技術支援 2 体操のビデオ (VHS DVD), 重りの無料貸し出し 3 開始 3 か月 1 年後に体力測定, 体操が正しく実施できているかの確認 15

(3) 住民主体の活動をサポートする体制づくり いきいき百歳サポーター育成 ( 住民ボランティア ) 平成 14 年度から いきいき百歳大交流大会 平成 16 年度から 1 回 / 年開催 インストラクター ( 報償費雇いの臨時職員 ) 養成 平成 17 年度 18 年度理学療法士, 保健師, 看護師等地域での開催開始時の支援, 継続支援を担う 16

いきいき かみかみ百歳体操実施箇所数の年次推移 ( 高知市 ) H26 については 7 月末時点 ( 箇所 ) 350 300 250 200 167 214 257 167 270 204 286 221 295 236 306 311 250 254 150 134 124 100 82 91 50 0 41 42 2 13 1 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 いきいき百歳体操 かみかみ百歳体操 17

高知県下でのいきいき百歳体操実施状況 ( 週 1 回以上実施 ) 高知市内 :293 箇所高知市外 :298 箇所 (19 市町村 ) アレンジを含むと :414 箇所 (27 市町村 ) 平成 24 年 5 月末現在 海外で体操を行っているところ パラグアイ タイ 海外からの視察 韓国 中国 1 2 9 30 1 18 1 20 5 8 43 47 24 33 3 1 293 33 22 7 25 11 9 10 6 10 24 いきいき百歳体操実施市町村 11 いきいき百歳体操アレンジ実施市町村 18

いきいき百歳体操全国の実施状況 大阪市城東区 45, 旭区 20, 北区 14, 東淀川区 14, 平野区 13, 西区 11, 浪速区 10, 鶴見区 2, 島本町 31 平成 24 年 5 月末現在 滝川市 17 恵庭市 16 上砂川町 9 淡路市 45 洲本市 27 南あわじ市 26 津山市 169 総社市 97, 玉野市 12 西条市 16 東海市 4 全国で 50 数市町村 1500 カ所以上 北九州市 4 福岡市 1 行橋市 6 門川町 10 高知市 293, 他 27 市町村 414 静岡市 50 草津市 64, 近江八幡市 35, 栗東市 29, 守山市 17, 湖南市 16, 竜王町 8, 大津市 3 下線の 5 市はアレンジしたものを実施 19

3 いきいき百歳体操はなぜ広がったのか 効果が実感できる体操の開発 いきいき百歳体操 ( 簡易版, スペシャル版 ) 視覚的資料を用いた体操効果の宣伝, メディアの利用 体操効果を分かりやすく伝えるための資料の作成 住民主体 をモットーに, 行政からはお願いしない 行政は後方支援に徹する 運営は住民で行う ことを最初にしっかり説明する 行政依存を作らない 20

3 なぜ住民主体でなければならないのか 21

体操が多くの高齢者に受け入れられ介護予防につながるために 誰でもでき, 運動器の機能向上の効果のある体操の開発 行政の役割 ( 動きが激しい, 難しい体操は高齢者に向かない ) 歩いて行ける範囲に体操会場がある 行政主体では難しい ( 人, 予算, 会場等 ) ずっと継続して行える 行政主体では難しい ( 人, 予算 ) 多くの参加者が集まる 行政だけでは難しい ( 住民はどこに虚弱高齢者がいるかよく知っている 住民の口コミで参加者が増える 知り合い 効果を体感している人からの声かけは効果が大きい ) 22

多くの高齢者が体操を継続するために 最初は効果を実感して来てくれてもいずれ飽きてくる 参加者の多くが継続しているのは 一緒に体操する仲間がいるから, 帰りに喫茶店に寄って話したり, 休んだら心配して帰りに寄ってくれたり 体操に行けば体操以外の様々な楽しみごと ( 茶話会, 食事会, 歌, 踊り, 保育園児との交流等々 ) に参加できるから 住民主体ならではの自由な発想 23

ボランティアのモチベーションが維持されるために 週 1~2 回の開催はボランティアにとっては大きな負担それでも続くのは 身近な高齢者が元気になることでやりがいを感じる 参加者から ありがとう と喜ばれ, 感謝される 一緒に体操して自身も元気になれる 24

4 なぜ地域づくりにつながるのか 25

高齢者同士のつながりが強化される 高齢者が互いに知り合い, 支えあうようになる 住民同士の情報交換の場になる地域の商店や医療機関, 介護サービス, 各種イベント情報等 高齢者に情報を伝える場として活用できる 健康講座, 交通安全, 振り込め詐欺等の啓発 地域の課題解決の場となる 支え合いマップづくり を行い, 地域に必要な事を検討する 警察と協議して, 会場前の歩行者信号の長さを伸ばす 地域福祉がすすむ 地域で福祉課題を検討すると, よく新たな会場を作ることが具体的目標となる 既存の地区組織の活性化につながる 町内会, 老人クラブ, 自主防災組織等 26