第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

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第 2 学年 5 組理科学習指導案 日時平成 26 年 12 月 12 日 ( 金 ) 場所城北中学校授業者酒井佑太 1 単元名電気の世界 2 単元について (1) 教材観今日の私たちの日常生活において 電気製品はなくてはならないものであり 電気についての基礎的な知識は必要不可欠である しかし 実際

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

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5 指導について (1) 単元について 3 年磁石の性質 4 年電気の働き 5 年電流の働き ( 本単元 ) 磁石に引きつけら 乾電池の数とつな 鉄心の磁化 極の変化 れる物 ぎ方 電磁石の強さ 異極と同極 光電池の働き 電気の通り道 電気を通すつなぎ方 電気を通す物 6 年電気の利用 中学 2 年

3 単元の目標 (1) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象に進んでかかわり それらを科学的に探究するとともに 事象を日常生活とのかかわりでみようとする 自然事象への関心 意欲 態度 (2) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象の中に問題を見いだし 目的意識をもって観察

第6学年2組 理科学習指導案

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

教師の持つ指導ポイント 評価規準 中国地方の送電線網の図を利用し, 発電所からの電力を消費地に届けていることを示す その際, 送電の途中では, 電線の抵抗のために電線が発熱して電気エネルギーが損失することを, 本単元の内容をもとに考察させる ( 自然事象への関心 意欲 態度 ) エネルギーは変換の際

1. 単元名 運動とエネルギー 3 章エネルギーと仕事 南中学校第 3 学年理科学習指導案 平成 26 年 10 月 16 日 ( 木 ) 第 5 校時 3 年生徒数 3 名場所理科室授業者 2. 単元について (1) 単元観本単元は 運動の規則性やエネルギーの基礎を 身のまわりの物体の運動などの観

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理科学習指導案

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Microsoft PowerPoint - H29小学校理科

について関心をもって話し合っている 6 身近な電気器具について興味 関心をもっている 電圧の特徴を 結果から見いだしている 6 実験結果から 電流の大きさが加えた電圧の大きさに比例することを見いだしている 7 直列回路と並列回路での抵抗の値がどのようになるか 実験の結果から見いだしている 8 水温の

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

他の単元との連関 子どもが獲得する見方や考え方 教師の持つ指導ポイント 評価規準 小学 4 年生 もののあたたまり方 小学 6 年生 電気の利用 ~ エネルギーの工場と変身と銀行 ~ 中学 1 年生 光と音 ( 光のエネルギーを利用しよう ) 中学 2 年生 電流 ( 電気とそのエネルギー ) 電流

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(3) 指導観本単元の指導に当たっては, はじめに力の合力 分力に関する作図法を習得させるとともに, その力に関する知識を押さえ, 記録タイマー等の基本的な実験操作を習得させながら実験を行い, その結果を根拠に, 力と速さ, 運動の法則を考察させたい また,ICT を活用してイメージをもたせたり,

第1学年 理科学習指導案

での生活では, 理科の学習という意識が薄くなっている 理科の学習が自分の生活に役に立っていると 感じている児童は多いが, 便利にしてくれると感じている児童は少ない このことから理科で学習した 内容が, 生活の中で生かされていることを実感できるような指導を行っていきたい ( 学習活動への意識に関するこ

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

Taro-(HP)指導案(改訂).jtd

(1) 児童観本学級の児童は, 理科の学習に興味をもって取り組んでいる 特に, 観察や実験に意欲的である 昨年度は, 変える条件, 変えない条件を考えながら実験に取り組んできたことにより, 条件に目を向けて調べようとする力は育ってきている 本単元にかかわる児童の実態を把握するために, 発電, 蓄電,

群教セ G04-03 平 集 理科 - 中 生徒が解決の見通しを持って実験方法を立案する理科授業 モデル図やグラフを使った予想の共有と タブレット端末の活用を通して 特別研修員奈良達也 Ⅰ 研究テーマ設定の理由 平成 29 年 3 月公示の新学習指導要領では 内容のイとして思考 判断

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

第4学年理科学習指導案

指導案

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

授業では, 課題を解決するための情報を集める前に, どのような方法だと必要な情報を集めることができるのかを考えています 58.8% 41.2% 授業では, 調べたことなどを, 図, グラフ, 表などにまとめています 73.5% 26.5% 授業では, 情報を比べたり ( 比較 ), 仲間分けしたり

Microsoft Word - ⑦-1電流がうみ出す力

第 1 学年理科学習指導案 指導者佐々木一成 1 日時平成 28 年 11 月 16 日 ( 水 ) 第 6 校時 2 学級一関市立大東中学校 1 年 B 組男子 12 名女子 15 名計 27 名 ( 理科室 ) 3 単元名単元 4 大地の変化第 3 章地層から読み取る大地の変化学びを広げよう (

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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第 2 学年理科学習指導案 日時平成 28 年 月 日 ( ) 第 校時対象第 2 学年 組 コース 名学校名 立 中学校 1 単元名 天気とその変化 ( 使用教科書 : 新しい科学 2 年東京書籍 ) 2 単元の目標 身近な気象の観察 観測を通して 気象要素と天気の変化の関係を見いだすとともに 気

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国語科学習指導案様式(案)

7 3. 単元の指導計画 (7 時間扱い ) 時 学習内容 授業のねらい 物質の溶解と水溶液の均一性 コーヒーシュガーが水に溶ける様子を観察し, 色の様子からコーヒーシュガーの拡散と水溶液の均一性を理解する ( 観 実 ) コーヒーシュガーと食塩の溶解 物質の溶解と水溶液の均一性 2 物質が目に見え

○数学科 2年 連立方程式

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H30全国HP

ICTを軸にした小中連携

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第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

Microsoft Word - 社会科

(2) 単元構想図 学習の手立て 数は時数軸 授業の目標 視点 1 果物で電池を作り 電流を取り出す 果物電池から電流を取り出す実験を通して 電池の仕組みについて 疑問や関心を抱くことができる ( 自然事象への関心 意欲 態度 ) 小集団の中で果物電池を作り 疑問を出し合ったり 共有したりする姿 自

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理科科学習指導案

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

表紙

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Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

25math3

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

がお互いの性質を打ち消しあう また, その際, その他のイオンから塩が生じる パフォーマンス課題 硫酸に電極をさし, 電源装置で電圧を加えると電流が流れ, 電球が点灯する これに水酸化バリウム水溶液を少しずつ加えていくと水溶液は白く濁り, 電球は次第に暗くなり, やがて消える しかし, さらに加え続

平成18年5月11日

第6学年2組 理科学習指導案

★数学学習指導案最終(知的障害)

本時の展開

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

2、協同的探究学習について

小学校理科の観察,実験の手引き 第3学年A(1) 物と重さ

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

講座授業事例集

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(2) 単元構想図 単元デザイン 時数と手立て軸 数ねらい 引き出したい学習活動の姿 ICT の活用 カリキュラムマネジメント 疑問や知りたいことを共有する 1 電池のしくみについて 疑問や知りたいことを共有することができる ( 自然事象への関 1 果物電池を作り 電子オルゴールを鳴心 意欲 態度

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

第6学年2組 理科学習指導案

第 6 学年理科学習指導案 平成 28 年度 12 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 場所 理科室 1 単元名変わり続ける大地 2 単元について本単元では 第 5 学年 流れる水のはたらき 第 6 学年 大地のつくり の学習を踏まえて 地球 につ内容の関連と学習の系統性いての基本的な見方や概念を

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見いださせる 3 章 化学変化と電池 本章では電解質水溶液と2 種類の金属を用いて電池をつくる実験を行い 電流が取り出せることを見いださせる このとき化学エネルギーが電気エネルギーに変換されていることを理解させる また 電極での電子の授受をイオンのモデルで表し 電池のしくみを微視的視点でとらえさせる

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

20情報【授業】

英語科学習指導案

Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

Ⅰ 単元の分析 1 学習指導要領の記述から (3) 電流の働き 電磁石の導線に電流を流し, 電磁石の強さの変化を調べ, 電流の働きについての考えをもつことができるようにする ア電流の流れているコイルは, 鉄心を磁化する働きがあり, 電流の向きが変わると, 電磁石の極が変わること イ電磁石の強さは,

3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

(2) 本単元に関わる生徒の実態及び指導方針 1 既習の学習内容 水溶液には酸性 中性 アルカリ性のものがあること 金属を変化させる水溶液があること( 小 6) 気体の発生と性質 物質への水への溶解について( 第 1 学年 ) 物質が原子や分子でできていること( 第 2 学年 ) 電流が電子の流れで

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の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

1. 日時 日時平成 年 ( 年 ) 月 日 ( ) 時間目 ( 時 分 ~ 時 分 ) 2. 場所 場所 市立 中学校 室 3. 学年 組 人数 学年 組 人数 年 組 名 4. 単元 単元 ( 単元名 ) ( 小単元名 ) 5. 教材観 ( 題材観 ) < 教材観の考え方 > 教科書の該当単元全

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

基礎を育てることを主なねらいとしている 現在 地方自治体を取り巻く状況は 少子高齢化 情報化 グローバル化 経済の変動などによ り急速に変化している また 地方分権を推進する法律がつくられ 各地方自治体は 財政の健全 化や組織の改編 市町村合併等の新しい枠組みづくりに取り組んでいる さらに 子育て支

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

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第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5 学年で 鉄芯の磁化や極の変化 電磁石の強さ 第 6 学年で 発電 蓄電 電気による発熱 について学習している そこで 小学校での既習事項と関連させた授業展開をすることで 学習内容のつながりを図る 本単元の主なねらいは 磁界の概念を導入し 磁界と磁力線との関係 コイルによる磁界など電流の磁気作用の基本的な概念を観察 実験を通して理解させるとともに 電流が磁界との相互作用で受ける力や電磁誘導の現象など 電流の利用についての科学的な見方や考え方を養うことである また 本単元は 生活と科学が大きく関わっているととらえることができる単元である 日常生活や社会で利用されているものを取り上げ 実験を通して見いだしたことと関連付けて原理や仕組みを考察したり 理解を深めたりできるようにしていく ( 3 ) 指導観本単元は 生徒の身の回りにある科学を扱うことのできる単元であることから 身近な例を用いることによって 理科に関する興味関心を高めていきたい 本単元で学習する 電流が磁界との相互作用で受ける力 の身近な例としてモーターが挙げられる モーターは現代の生活を支える重要な働きをするものであると考える そこで本単元では 実験を通してその原理を考えられるよう指導していく さらに 目に見えない磁力や磁界を線で表すことによって 磁界にはたらく力が可視化されるため 磁力線を用いて磁力や磁界を表現することに重点を置いて指導し 科学的に考察する力を育んでいく その際 提示教材を工夫し 磁力を空間的にイメージさせていく - 1 -

また 班活動を取り入れ 自分の考えを自分のことばで話し合うことで 考察する力を育成し 自信をもって発表できるようにする その際 表現等が異なっていても認め合える雰囲気づくりをしていく 3 研究主題との関わり ( 1 ) 研究主題 確かな学力を育む授業の創造 (3 年次 ) ~ 言語活動の充実を通して ~ (2) 理科研究主題 生徒が主体的に調べる活動を通して 科学的な思考力や表現力の育成を図る 確かな学力を育む手だて 予想を立てる場面では 生活経験や既習事項を振り返る活動を重視する 自然の現象を調べるにあたって 予想し 検証し 考察する流れを繰り返して指導し 科学的な思考力 判断力を育成する 観察 実験時のレポート作成を通して 予想や結果 考察などを自分の知識と関連付けて自分の考えをまとめ 表現できる力を身に付けさせる 実験操作や実験器具の扱い方など 基本操作の習得に向け パフォーマンステストを行い 個別指導の時間を確保する 協働的な学び のスタイルを取り入れた学習 学習形態について男女混合の 4 人グループとする 予想や見通しを立てたり 考察をしたりする場面等で 各自の考えを広め 深める活動を行う 課題の精選について小学校や中学校での既習事項や生活経験をもとに予想を立てる活動を重視するため 個別実験をしてみたいものを持参させる - 2 -

4 指導と評価の計画 (1) 単元の目標 1 実験 観察に意欲的に取り組み 仮説を立てて追究し 規則性をみつけようとする 自然現象への興味 関心 態度 2 磁石とコイルを用いた実験を行い 磁界中のコイルに電流を流すと力がはたらくことを考察し その法則性を見いだす 科学的な思考 表現 3 磁石や電流による磁界の観察の結果を正確にまとめ 磁界のようすを磁力線で表すことができる 実験 観察の技能 4 磁石や電流による磁界の観察を行い 磁界を磁力線で表すことや 電流の回りに磁界ができることを理解する 自然現象についての知識 理解 ( 2 ) 評価規準観点自然現象への関心 意欲 態度科学的な思考 表現観察 実験の技能自然現象についての知識 理解 規準 電流がつくる磁界 磁界中の電流が受ける力 電磁誘導と発電に関する事物 事象に進んで関わり それらを科学的に探究しようとする 電流がつくる磁界 磁界中の電流が受ける力 電磁誘導と発電に関する観察 実験に目的意識をもって行い 自分の考えを導いたりまとめたりして 表現している 電流がつくる磁界 磁界中の電流が受ける力 電磁誘導と発電に関する観察 実験の基本操作を習得するとともに 観察 実験の計画的に実施し 結果の記録や整理などの仕方を身に付けている 電流がつくる磁界 磁界中の電流が受ける力 電磁誘導と発電に関する基本的な概念や原理 法則を理解し 知識を身に付けている - 3 -

( 3 ) 評価計画 (10 時間扱い ) 時間 ねらい 主な学習活動 第 1 時 磁力 磁界について理解する 方位磁石を用いて 磁界の向きを観察する 第 2 時 磁界は磁力線で表すことができることを理解する 鉄粉を用いて 磁界の様子 強さを観察する 導線 ( 1 本 ) に電流を流すとできる磁界について理解第 3 時する 方位磁石 鉄粉を用いて 電流を流した導線のまわりにできる磁界を観察する 導線 ( コイル ) に電流を流すとできる磁界について理解する 第 4 時 方位磁石 鉄粉を用いて 電流を流したコイルの周りにできる磁界を観察する 磁界の中で電流を流したときに生じる力の向きと磁第 5 時界の向き 電流の向きの関係性を見いだす ( 本時 ) 導線 磁石を用いて 電流が磁界から受ける力の向きについて検証する 磁界の中で電流を流すとどうなるかを理解する 第 6 時 コイル ( 導線 ) と磁石の間の磁力線を描き 生じる力について表現する コイルと磁石で電流を発生させることができること第 7 時を知る コイルと磁石を使って電流を流せるか観察する 電磁誘導によって発生した電流の大きさや向きについて理解する 第 8 時 コイルの巻き数や磁石の動きを変化させ 発生した電流の大きさや向きについて検証する 第 9 時 直流電流と交流電流の違いを知る 演示実験から 直流電流と交流電流の違いを見いだす第 10 時 学習のまとめ これまでのまとめと単元小テストを行う 関心 意欲 態度 自思然考現 象表へ現の 科学的な 観察 実験の技能 自の然知現識象 に理つ解いて - 4 -

5 本時の指導 (5/10 時 ) ( 1 ) ねらい電流が磁界から受ける力の向きは 磁界の向きと電流の向きによって決まることを実験結果から見いだす 科学的な思考 表現 過程 導入 5 分 展開 (2) 展開 留意点 評価 ( 観点 ) 方法 支援 ( つまずきが予想される生徒を B にするための手だて ) 研究の視点 言語活動の工夫 学習活動 生徒の活動 1 前時までの復習 電流が磁界から力を受けることを確認する 2 本時の課題の理解 指導上の留意点及び評価 クルックス管に見えた電子線が 磁石を近づけると 曲がったことにふれる 本時の課題 電流が磁界から受ける力の向きは何によって決まるのだろうか 3 予想をたてる 電流が磁界から受ける力の向きは何によって決まるのかを予想し 学習プリントに記入する 4 検証する条件を考える 磁界から受ける力の向きは何によってきまっているのかを検証するために必要な実験を考える 磁界の向きを変えること 電流の向きを変えること 本時のねらいを明確にするため 黒板に表示する 電子線は何から力を受けて曲がったのかを考えさせる 次の 2 点を机間指導で確認する 電子線に電圧をかけると + に引き付けられたことから 力がはたらくと電子線が曲がったこと 電子線が 曲がる ( 形が変わる )= 力がはたらいている ということ 自分の予想を図で表現したり こと ばで表現する なぜそう考えたのか の根拠をもとに 班で自分の考えを話し合う 機器資料等 学習プリント 課題掲示 学習プリント 条件を書いたカード - 5 -

5 実験装置を使い 検証する 実験プリントに検証手順を記入する 実験を行う条件 1 磁界の向きを変えること 2 電流の向きを変えること 実験プリントに手順を書き 結果をまとめるための時間をとる 生徒を前に集めて操作の説明を行う 操作する際のポイント 記録の仕方を明確にする 掲示用のキーワード 実験装置を準備する 実験装置の図 展開 25 分 実験を行い 矢印で結果を記録する 実験装置を片付ける 実験器具を用いて安全に正しく操作できているか 正確に記録できているかについて机間指導を行う 6 検証の結果を発表する 各班の結果を図で発表する 結果をことばで表現する 班の結果を班員全員で確認させて 発表させる 実験結果からコイルがどのように動いたか ことばで表現する 発表者が結果をことばで表現する 結果を書くためのホワイトボード - 6 -

終末 20 分 7 検証の結果から考察する 個人で 学習プリントに記入する 班で教え合い 発表するための準備を行う 磁界や電流の 向き に注目できるよう 黒板に掲示したキーワードに注目させる U 字磁石の向きを逆にすると コイルが動く向きが逆になった 電流の向きを逆にすると コイルの動く向きが逆になった グループ内で話合いを行い 力の向きが何によって決まるのかについて教え合う 電流が磁界から受ける力の向きは 磁界の向きと電流の向きによって決まることを実験結果から見いだすことができる 科学的な思考 表現 学習プリント 電流が磁界から受ける力の向きは 磁石の磁界の向き と 電流の向き によって決まる 8 次時へ 磁界の向きと磁力を表す磁力線を描くとイメージしやすいため 次回は磁力線を 書いて考える - 7 -