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スライド 1

45 宮崎県

教育 学びのイノベーション事業 ( 平成 23~25 年度 ) 総務省と連携し 一人一台の情報端末や電子黒板 無線 LAN 等が整備された環境の下で 教科指導や特別支援教育において ICT を効果的に活用して 子供たちが主体的に学習する 新たな学び を創造する実証研究を実施 小学校 (10 校 )

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

<4D F736F F D F81798E9197BF94D48D A95CA8E B8CA782CC8EE691678FF38BB581698B6096B18B4C8DDA92F990B38CE3816A2E646

講座番号講座名定員日付教員研修受講人数 6507 はじめての情報化推進担当者 ~ 学校間総合ネットの提供サービスを知る~ /6/ 生徒の理解度をアップさせる教材作成入門 G1 ~Flash を利用した教材作成の基礎 ~ /6/ 表計算

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指標名単位 4 年度 5 年度 6 年度 7 年度 8 年度 9 年度 事業の活活動量動 指実標績の数値化 計画 実績 記述欄 数値化できない場合八代市と北海市との友好関係を深めるため受入れを行うものであり 数値化することは困難である 指標名指標設定の考え方単位 4 年度 5 年度 6 年度 7 年

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①H28公表資料p.1~2

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06-2 平成28年度概算要求の説明2

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目次 Ⅰ 福島県教育委員会経験者研修 Ⅰ 実施要項 1 Ⅱ 高等学校経験者研修 Ⅰ 研修概要 1 研修体系 2 研修の目的 研修の内容等 4 研修の計画及び実施 運営等 4 5 研修の留意点 4 表 1 高等学校経験者研修 Ⅰ の流れ 5 表 2 高等学校経験者研修 Ⅰ 提出書類一覧 5 Ⅲ 高等学

内部統制ガイドラインについて 資料

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持続可能な教育の質の向上をめざして ~ 教員の多忙化解消プラン に基づく取組について ~ 平成 30 年 3 月 愛知県教育委員会

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(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

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44 大分県

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(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

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平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

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の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

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[ 表 1 教員の ICT 活用指導力 調査の 回答率 及び 回答率 の増減 ] し指導できる C 活用を指導できる DA モラルを指導教材研究に活用 B 活用し指導できる E 校務に活用 C 活用を指導できる (%) H24 増減 H23 H24 増減 H23 H23H24 H24 増減 H23

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01 【北海道】

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

平成28年度「英語教育実施状況調査」の結果について

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

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別紙 1 学校情報ネットワークの概要 1. 学校情報ネットワークとは学校情報ネットワーク ( 以下 本ネットワーク という ) とは 教職員の情報交換や事務効率の向上を目的とし 三重県教育委員会事務局 ( 以下 本県 という ) と各県立学校の教職員用ネットワークを接続する情報通信ネットワークである

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

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2017 年 9 月 8 日 このリリースは文部科学記者会でも発表しています 報道関係各位 株式会社イーオンイーオン 中学 高校の英語教師を対象とした 中高における英語教育実態調査 2017 を実施 英会話教室を運営する株式会社イーオン ( 本社 : 東京都新宿区 代表取締役 : 三宅義和 以下 イ

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

第 2 部 東京都発達障害教育推進計画の 具体的な展開 第 1 章小 中学校における取組 第 2 章高等学校における取組 第 3 章教員の専門性向上 第 4 章総合支援体制の充実 13

各取組は PDCA サイクルを回し効果を評価し 目標が達成できない見通しとなったときは さらなる総量の縮減や取組 体制の強化等 基本方針等を見直します [ 図表 40] [ 図表 40:PDCA サイクル ] 計画修正 Action 計画修正 Action Plan Check 計画等修正 Acti

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1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

104 (3) 全中学校において アクティブスクール を展開 全中学校を アクティブスクール として位置付け 自校の目標 ( 値 ) や取組内容を定めた 体力向上推進計画 を作成し 取組を強力に推進している (4) スーパーアクティブスクール や アクティブライフ研究実践校 による取組中学校 47

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はじめに 学校を取り巻く環境は, 社会や経済の変化に伴い, より複雑化 多様化しており, 学校には, これまで以上に子供たちに対するきめ細かな対応が求められております また, 情報化やグローバル化といった社会の急速な変化が進む中, 知識を活用し, 協働して新たな価値を生み出せるよう, 主体的な学びを

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必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

第 1 部 施策編 4

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図 : StarBoard Student Tablet Software の利用イメージ StarBoard Student Tablet Software Ver. 2.0 の主な特長 1. StarBoard Software との連携の強化 StarBoard Software と Star

Transcription:

施策展開 2-(6)- イ 主な取組 検証票 高度情報通信ネットワーク社会に対応した行政サービスの提供 施策 1 情報通信基盤の高度化と地域情報化の促進 ( 施策の小項目 ) 児童 生徒の情報リテラシーの向上 主な取組 ICT 活用環境整備 実施計画記載頁 150 対応する主な課題 離島地区においては本島から遠隔に位置するという地理的条件 人口が少ないなどの採算性の問題から 民間通信事業者による情報通信基盤の整備が進まず 都市部との情報格差が恒常化するおそれがある 1 取組の概要 (Plan) 取組内容 24 25 26 27 28 29~ 実施主体 6.0 人 5.8 人 5.6 人 5.4 人 5.4 人 教育用コン年度別計画ピュータ1 台あたりの児童生 県 徒数 各学校のICTインフラ及び情報ネットワーク拠点の充実 担当部課 2 取組の状況 (Do) (1) 取組の推進状況 高等学校教育用コンピュータ整備事業特別支援学校教育用コンピュータ整備事業 児童生徒の情報活用能力向上を図るため 学校において情報教育や授業での ICT 活用が円滑に実施できるよう環境の整備を行うとともに 県立学校ネットワークシステムを所管している部署へセキュリティチェックを促す 教育庁教育支援課 平成 26 年度実績 ( 単位 : 千円 ) 予算決算見込活動内容主な財源 県立高等学校及び特別支援学校の32 校へ教育用コン ピュータ1,548 台及び書画カメラ プロジェクタ等をレンタ 396,932 374,210 ルリース方式 (5 年 ) により更新整備を行った 脆弱性診 県単等 断においては 4 回のセキュリティチェックを実施し 情報ネット ワーク拠点としてのセキュリティの強化を行った 活動指標名計画値実績値 教育用コンピュータ 1 台あたりの児童生徒数 推進状況 5.6 人 推進状況の判定根拠及び平成 26 年度取組の効果 5.8 人 順調 教育用コンピュータの整備において 活動指数を教育用コンピュータ 1 台あたりの児童生徒数で数値設定を行っている 本県も平成 28 年には 5.4 人という目標数値を設定し 平成 26 年には 5.6 人に 1 台を目標としている 平成 26 年度は目標数値には届かないものの おおむね順調と判断できる 1 台あたり 5.8 人の実績を残すことができた そのため 推進状況は順調であると判断できる 教育用コンピュータの更新整備をすることにより 児童生徒に対して 情報化社会に主体的に対応するための 情報活用能力 の育成が図られた また セキュリティチェックにおいては 診断結果として報告された要改善項目の対策を実施した

(2) 今年度の活動計画 ( 単位 : 千円 ) 高等学校教育用コンピュータ整備事業特別支援学校教育用コンピュータ整備事業 当初予算 平成 27 年度計画 活動内容 主な財源 県立高等学校及び特別支援学校 21 校へ教育用コンピュータ 916 台をレンタルリース方式 (5 年 ) により更新整備を行うととも 411,644 県単等に 今年度も3 回以上のセキュリティチェックを実施する 今年度は与勝緑が丘中学校への情報端末の整備を行う (3) これまでの改善案の反映状況実証研究校である宮古島市立下地中学校や先進県の導入事例を参考に 11 校の県立学校普通教室用として書画カメラ (46 台 ) や電子黒板機能のついたプロジェクタ (103 台 ) など 時代の進展に対応したICT 機器整備を行った (4) 成果指標の達成状況 成果指標 基準値現状値 H28 目標値改善幅全国の現状 参考データ 沖縄県の現状 推移 傾向 全国の現状 教育用コンピュータ 1 台あたりの児童生徒数 6.2 人 (24 年 3 月 ) 6.0 人 (25 年 3 月 ) 5.8 人 6.5 人 状況説明 教育の情報化推進を行ったことにより 文部科学省による 学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果 ( 平成 26 年 3 月現在 ) から 5.8 人 / 台と全国平均 (6.5 人 / 台 ) を上回っている整備状況である 3 取組の検証 (Check) (1) 推進上の留意点 ( 内部要因 外部環境など ) 教育の情報化ビジョン ( 平成 23 年 4 月文部科学省 ) において ICT を活用した 21 世紀にふさわしい授業の在り方として これまでの一斉学習に加えて 個別学習及び協働学習を行うためにも コンピュータ教室の更新整備にとどまらず 先進的な ICT 環境整備 ( 携帯情報端末 電子黒板 デジタル教科書 無線 LAN 等 ) の重要性が示されており 計画的な整備の推進を行う必要がある 県内唯一の公立中高一貫校である与勝緑が丘中学校は 与勝高等学校の施設を利用している状況であり 情報機器環境を整備することで 市町村立中学校や来年度開校を予定している開邦 球陽中学校のモデルとして位置づける (2) 改善余地の検証 ( 取組の効果の更なる向上の視点 ) ICT を活用した 21 世紀にふさわしい授業を展開していく上で 国の実証研究の動向や学校のニーズ 他県の整備状況等の調査を継続して行う必要がある 文部科学省は 2020 年度に向けた教育の情報化に関する総合的な推進方策として 教育の情報化ビジョン を出しているが その中に ICT 支援員の必要性が明記されている 情報社会に対応した教育の推進のためには 機器類のみの整備だけでなく 整備機器の管理や効果的な運用に関する支援が必要になる 4 取組の改善案 (Action) 国の実証研究校や全国の導入事例を参考に 授業における先進的な ICT 環境 ( 携帯情報端末 電子黒板 デジタル教科書 無線 LAN 等 ) を 与勝緑が丘中学校を対象に整備し 効果的な授業につなげるための推進を行う 効果的な授業につなげるための推進にあたっては 総合教育センターでのこれまでの調査研究の実績も踏まえ センター所員からの全面的な助言を教育活動に盛りこむことで 今回の整備事業を更に効果的なものにしたい

施策展開 2-(6)- イ 主な取組 検証票 高度情報通信ネットワーク社会に対応した行政サービスの提供 施策 1 情報通信基盤の高度化と地域情報化の促進 ( 施策の小項目 ) 児童 生徒の情報リテラシーの向上 主な取組 対応する主な課題 1 取組の概要 (Plan) 県立学校インターネット推進事業 実施計画記載頁 離島地区においては本島から遠隔に位置するという地理的条件 人口が少ないなどの採算性の問題から 民間通信事業者による情報通信基盤の整備が進まず 都市部との情報格差が恒常化するおそれがある 150 取組内容 県立学校においてネットワークを効果的に活用するため 超高速インターネット接続への切り替えの推進を図る 超高速回線とは 30Mbps 以上 年度別計画 担当部課 24 25 26 27 28 29~ 実施主体 76.9% 79.6% 82.3% 85.0% 74.2% 超高速インターネット接続率 2 取組の状況 (Do) (1) 取組の推進状況 県立学校インターネット推進事業 超高速インターネット接続率 推進状況 県立学校の通信回線の高速化 教育庁教育支援課 平成 26 年度実績 県 ( 単位 : 千円 ) 予算決算見込活動内容主な財源 インターネットを活用した生徒の学力向上を図るこ となどを目的に県立学校等における通信料等を負 19,278 担している事業においては 超高速回線の水準を 17,195 維持しつつ 通信コストの削減のため NTTの回 県単等 線に関して 一部の学校 (22 校 ) の契約プランを見 直した 活動指標名計画値実績値 79.6% 推進状況の判定根拠及び平成 26 年度取組の効果 77.6% 順調 超高速インターネット接続率は 計画値 79.6% に対して 実績値 77.6% と 計画を若干下回っているが ほぼ計画通りである 平成 26 年度取組の効果としては 22 校に関する接続契約プランを見直したことで 691 千円 / 年間の予算を削減することができた (2) 今年度の活動計画 ( 単位 : 千円 ) 平成 27 年度計画 当初予算 活動内容 主な財源 県立学校インターネット推進事業 超高速回線への切り替えがまだの地域として 名護以北や宮 18,314 県単等古島の一部の学校の整備を進める方針で取り組んでいる

(3) これまでの改善案の反映状況 NTT より 性能的には変わらない反面 価格の安い新通信プランが出たため NTT 社契約分の 22 校に関してのプランを見直すとともに 契約の変更を行った この契約の変更を行ったことで予算面で 691 千円のコストダウンを図ることができた 契約プランの切り替え : 旧 ( 光ネクスト F タイプ ) 新 ( 光ネクスト FHS タイプ ) (4) 成果指標の達成状況 成果指標 基準値現状値 H28 目標値改善幅全国の現状 参考データ 沖縄県の現状 推移 傾向 全国の現状 超高速インターネット接続率 ( 県立高校 特別支援学校 ) 75.4% (24 年 3 月 ) 75.4% (25 年 3 月 ) 77.6% 79.1% 状況説明 教育の情報化推進を行ったことにより 文部科学省による 学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果 ( 平成 26 年 3 月現在 ) から 77.6%( 県立高校 73.3% 特別支援学校 93.8%) と全国平均 79.1%( 県立高校 77.2% 特別支援学校 80.7%) を若干下まわっている状況である 3 取組の検証 (Check) (1) 推進上の留意点 ( 内部要因 外部環境など ) 沖縄県は離島へき地を多く抱えているため 小中学校を含む全体では 66.5% での高速インターネット接続率であり 全国 38 位という下位グループに位置する (2) 改善余地の検証 ( 取組の効果の更なる向上の視点 ) 安定的かつ高度な情報通信基盤の構築に向けてすすめられている 沖縄本島と先島地域及び久米島等の南部離島間に海底光ケーブルを敷設 ( 平成 28 年度開通予定 ) する情報を注視するとともに 地域の光通信のインフラ整備や光通信サービスの整備状況に応じ 光回線サービスが接続されていない残り 17 校の超高速回線への移行に対応していく必要がある 4 取組の改善案 (Action) 沖縄県は島しょ県ということもあり 名護以北 宮古島の一部及び伊良部島の地域については 光通信のインフラが未整備であることから 民間通信会社による光通信サービスの整備状況にについて 情報収集を行う 今後も 学校現場における回線状況を実測で現状確認をするとともに 新規サービスの状況や通信回線の超高速化等の情報を収集しながら ネットワーク構築の見直しを推進していく 各通信会社の新規サービスの状況や通信回線の超高速化等の情報を収集しながら 契約の一本化による財政コストの合理化を進めていく

施策展開 2-(6)- イ 主な取組 検証票 高度情報通信ネットワーク社会に対応した行政サービスの提供 施策 1 情報通信基盤の高度化と地域情報化の促進 ( 施策の小項目 ) 児童 生徒の情報リテラシーの向上 主な取組 ICT 教育研修 実施計画記載頁 150 対応する主な課題 離島地区においては本島から遠隔に位置するという地理的条件 人口が少ないなどの採算性の問題から 民間通信事業者による情報通信基盤の整備が進まず 都市部との情報格差が恒常化するおそれがある 1 取組の概要 (Plan) 取組内容 教育の情報化における ICT 活用促進を図るため 校務の情報化に係る研修 情報モラル教育の充実に資する研修 情報セキュリティに関する研修 学校の情報化を推進する教育情報化推進リーダーの養成及び校内研修の充実に資する研修の実施を行う 年度別計画 担当部課 24 25 26 27 28 29~ 実施主体 87.3% 91.5% 95.8% 100% 83.0% 授業で ICT を活用できる教員の割合 2 取組の状況 (Do) (1) 取組の推進状況 児童生徒の情報活用能力の育成や授業での情報通信技術の活用推進に向けた教員研修の実施 情報モラル教育に関する研修の実施 デジタル教材開発のための長期研修の実施 教育情報ネットワークの利活用に関する研修の実施 教育庁教育支援課 平成 26 年度実績 県 ( 単位 : 千円 ) 予算決算見込活動内容主な財源 教職員研修 (IT 教育研修 ) 事業 ICT 活用指導力向上のため 夏季短期講座やIC 740 698 T 研修講座 (56 講座の応募研修 ) を実施したこと 県単等 で 教員の資質向上につながった 推進状況 活動指標名計画値実績値 授業で ICT を活用できる教員の割合 91.5% 推進状況の判定根拠及び平成 26 年度取組の効果 80.3% 順調 ICT 活用教員割合 (80.3%) は計画値 (91.5%) の約 88% と 計画をやや下回っているものの 教育情報化推進講座に参加した教員数は前年を上回っており また ICT が活用できる教員の全国の割合 (69.4%) を大きく上回っていることから 順調であると判断できる 教育情報化推進講座 ( 全公立学校各 1 名参加の指定研修 ) として 教育情報化推進リーダーの養成及び校内研修につながる内容の研修を行ったことが 教員の資質向上につながった

(2) 今年度の活動計画 ( 単位 : 千円 ) 平成 27 年度計画 当初予算 活動内容 主な財源 教職員研修 (IT 教育研修 ) 事業 ICT 活用指導力向上のための研修として 夏季短期講座やI 933 県単等 CT 研修講座 (45 講座 ) を実施し 教員の資質向上につなげる (3) これまでの改善案の反映状況 受講者アンケート結果を反映した講座内容の見直しや 参加型ワークショップの形式を中心とした講座を意識して研修を実施した 参加型ワークショップでは 発問の仕方や児童生徒の発表方法 アクティブ ラーニング ( 課題の発見と解決に向け 主体的 協働的に学ぶ学習方法 ) の手法を意識した授業実践につながるよう 講座を実施した (4) 成果指標の達成状況 成果指標 基準値現状値 H28 目標値改善幅全国の現状 参考データ 沖縄県の現状 推移 傾向 全国の現状 授業で ICT を活用できる教員の割合 状況説明 3 取組の検証 (Check) 67.5% (24 年 3 月 ) 79.5% (25 年 3 月 ) (1) 推進上の留意点 ( 内部要因 外部環境など ) (2) 改善余地の検証 ( 取組の効果の更なる向上の視点 ) 4 取組の改善案 (Action) 80.3% 69.4% 教育の情報化推進を行ったことにより 文部科学省による 教員の ICT 活用指導力調査結果 ( 平成 26 年 3 月現在 ) から 80.3% と全国平均 (69.4%) を上回っており 年々 授業で ICT を活用できる教員の割合 は増加している 平成 27 年度で 85% 以上 平成 28 年度で 90% 以上を見込んでいる 授業で ICT を活用できる教員 としては 1 生徒の興味 関心を高める 2 課題意識をもたせる 3 生徒の思考や理解を深める 4 知識の定着を図るなどの際に ICT を活用してできるかどうかが判断基準となる 教員の ICT 活用指導力向上 の充実のため 各種研修等の内容を校内研修で伝達講習できる内容に常に見直しを図る必要がある また あわせて新たなデバイスが絶え間なく製品化されて身近になる中 その利活用を含めた情報セキュリティやモラルに関する講座の更なる充実の必要性がある 全国的に学校における教育情報化推進においては 各学校レベルでの ICT 化をマネジメント 実行する役割として 学校 CIO( 学校における情報化の統括責任者 ) による組織体制の構築も必要となっている ICT 活用指導力のある教育を更に増やしていくためには 研修や講座を受講した教員が 校内研修等により 直近の技術革新等を踏まえた資料を用いて学校全体にその研修内容が行き渡るようにすることが重要である 学校管理者へ 学校 CIO の役割と活動内容を理解させることが教育の情報化において有効である 引き続き 教育情報化推進講座や ICT 研修講座を開催し 受講者アンケートに基づいた講座内容や資料の見直しを継続して行い ICT 教育研修の充実を図る 学校 CIO の重要性や必要性が指摘され始めていることから 教頭を対象に 学校 CIO の役割や必要性 業務内容に焦点化した研修を実施する