国営農地再編整備事業 ニセコ地区 事業の概要あぶたぐん本事業は 北海道南西部に位置する虻田郡ニセコ町の畑地帯において 区画整理を行い 生産性の高い基盤の形成を通じて農業の振興と耕作放棄地の解消 発生防止を図るものである 事業の目的 必要性本地区の農地は 基盤整備が遅れているため 小区画や急傾斜であり

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事業に対する決議平成 25 年 2 月 19 日に関係市町及び土地改良区からなる大利根用水地区国営施設機能保全事業推進協議会において 平成 26 年度事業実施に向けた推進について了解を得たところであり 平成 25 年 3 月 14 日に千葉県大利根土地改良区総代会及び平成 25 年 3 月 29 日

独立行政法人水資源機構事業 ぐんまようすいきんきゆうかいちく群馬用水緊急改築地区 事業の概要本事業は 群馬県の中央に位置し 関東平野の西北端 赤城 榛名及び子持山麓一帯に広がった 5 市 1 町 1 村 ( 渋川市 前橋市 桐生市 伊勢崎市 高崎市 吉岡町 榛東村 ) にまたがる農地面積 6,214

維持管理体制各土地改良区の維持管理計画書において 維持管理体制が合意されている ( 南予用水土地改良区連合による維持管理体制となる ) 営農支援体制平成 25 年 2 月 8 日に 南予用水地区営農検討委員会 を設立し 営農支援体制を確立 ( 構成 : 宇和島市土地改良区事務局長ほか 8 土地改良区

事業に対する決議平成 25 年 3 月 23 日に 岩手山麓土地改良区の総代会において 平成 26 年度事業着工について議決された また 平成 25 年 4 月 12 日に関係市村及び土地改良区からなる岩手山麓地区国営土地改良事業促進協議会において 平成 26 年度事業着工について決議された その他

芽室地区の事業の効用に関する説明資料 1. 地区の概要 1 関係市町村 : 北海道河西郡芽室町 2 受益面積 :12,140ha( 畑 :12,140ha)( 平成 9 年現在 ) 3 主要工事 : 貯水池 1 箇所 用水路 274.5km 排水路 17.2km 4 事 業 費 :60,160 百万

中津山地区の事業の効用に関する詳細 1. 総費用総便益費の算定 (1) 総費用の総括 ( 単位 : 千円 ) 評価期間事業着工評価期間における総費用区施設名時点の当該事業費関連事業費終了時点の予防保全費分資産価額 再整備費資産価額 6=1+2+3 ( 又は工種 ) 後谷

唐津市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 2 9 年 11 月 8 日 唐津市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 といいます ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地

加賀市農業委員会農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 1 月 26 日制定 加賀市農業委員会 第 1 指針の目的 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の一部改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

政策評価・独立行政法人評価委員会政策評価分科会

(3) 年総効果額の総括 ( 単位 : 千円 ) 効果項目 区 分 年総効果 効 果 の 要 因 ( 便益 ) 額 食料の安定供給の確保に関する効果 作 物 生 産 効 果 684,938 排水施設の整備を実施した場合と実施しな かった場合での作物生産量が増減する効果 営 農 経 費 節 減 効 果

4 奨励品種決定調査 (1) 奨励品種決定調査の種類ア基本調査供試される品種につき 県内での普及に適するか否かについて 栽培試験その他の方法によりその特性の概略を明らかにする イ現地調査県内の自然的経済的条件を勘案して区分した地域 ( 以下 奨励品種適応地域 という ) ごとに 栽培試験を行うことに

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

【H 制定】災害高機能型推進事業実施要領

1 課題 目標 山陽小野田市のうち 山陽地区においては 5 つの集落営農法人が設立されている 小麦については新たに栽培開始する法人と作付面積を拡大させる法人があり これらの経営体質強化や収量向上等のため 既存資源の活用のシステム化を図る 山陽地区 水稲 大豆 小麦 野菜 農業生産法人 A 新規 農業

もがみがわかりゅう 事 業 名 国営かんがい排水事業 地 区 名 最上川下流 県名 山形県 さかたしさかたしやわたまちまつやままちひらたまちつるおかしふじしままち関係市町村酒田市 ( 旧酒田市 八幡町 松山町 平田町 ) 鶴岡市( 旧藤島町 ) ひがしたがわぐんしょうないまちたちかわまちあまるめまち

以上かつ5ヘクタール以上の変動が生じた場合には 変更後の高収益作物転換計画を計画主体に提出するものとする 第 6 事業達成状況の報告 1 事業実施主体は 別記様式第 1 号により 高収益作物転換促進計画の目標年度 ( 事業完了予定年度の3 年後までのいずれかの年度とすることを原則とし 対象事業の進捗

整理番号 10 事後評価書 ( 完了後の評価 ) 都道府県名 愛知県 関係市町村 田原市他 事業名地区名 Ⅱ 点検項目 1. 費用対効果分析の算定基礎となった要因の変化 ( 広域水産物供給基盤整備事業 ) 事業主体 愛知県 Ⅰ 基本事項 1. 地区概要 漁港名 ( 種別 ) - 漁場名 アツミガイカ

山之上支線山之上分線生支上蜂屋分伊瀬支線大針支蜂屋調整池 佐口支線浄水場蜂屋支線工水 上水 森山用水今渡ダム 米田畑第二支線 川合浄水場 川辺用水路 川辺ダム 信友支線 山分八百津支線 上麻生ダム ( 中電 ) 大垣市 八開村山県市 瑞穂市柳津町笠松町 尾西市 父江町一宮市 川島町扶桑町江南市大口町

石川県水田フル活用ビジョン 1 地域の作物作付の現状 地域が抱える課題 水稲作付面積については 昭和 60 年の 37,700ha から 平成 25 年では 26,900ha と作付 面積で約 10,000ha 作付率で約 30% と大きく減少したものの 本県の耕地面積に占める水稲作 付面積の割合は

Taro-【済】85頁-91頁_07主要事業の概要(農地整備課)

国産粗飼料増産対策事業実施要綱 16 生畜第 4388 号平成 17 年 4 月 1 日農林水産事務次官依命通知 改正 平成 18 年 4 月 5 日 17 生畜第 3156 号 改正 平成 20 年 4 月 1 日 19 生畜第 2447 号 改正 平成 21 年 4 月 1 日 20 生畜第 1

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田原市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 3 月 23 日 田原市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等の利

新規前年度継続 ( 変更あり ) 前年度継続 加工用米助成 ( 基幹作物 ) 豊郷町農業再生協議会整理番号 2 加工用米 ( 基幹作物 ) 1,079 円 /10a 参考となる 3 1,300 円 /10a 豊郷町では加工用米を地域振興作物に位置付けている 一定品質を確保するために 種子更新を行って

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国営事業の再評価

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中山間地域所得向上支援事業 ( 以下 本体事業 という ) は 所得向上計画の策定 水田の畑地化等の基盤整備 生産 販売等の施設整備等を総合的に実施する事業とし その具体的な内容は農村振興局長等が別に定めるところによるものとする (2) 関連事業関連事業は 所得向上計画に基づき実施する (1) の本

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1 秋田県の農地中間管理事業の実績及び利用権設定にかかる支障事例 2. 利用権の存続期間延長手続きの緩和について ( その 1) H26~H29 実績 H26 H27 H28 H29 計 借受面積 (ha) 1,730 3,629 2,619 2,044 10,022 借受 ( 契約 ) 件数 1,

H28秋_24地方税財源

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( 問 2) 担い手確保 経営強化支援事業は 補助率が 2 分の 1 以内となっていますが 融資額と補助金はどのような関係となっていますか 本事業では 農業者の融資を活用した主体的な経営発展の取組を支援することから 融資の活用を要件としており 融資を主体とするいわゆる融資主体型補助事業としていること

赤坂里づくり計画 平成 28 年 11 月 赤坂里づくり協議会

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完了後評価書(窪津)【140303修正】.pdf


第 5 地区拠点地区計画の区域には 次に掲げる区域及び地域は含まないものとする (1) 農業振興地域の整備に関する法律 ( 昭和 44 年法律第 58 号 以下 農振法 という ) 第 8 条第 2 項第 1 号に規定する農用地区域 (2) 農地法 ( 昭和 27 年法律第 229 号 ) による農

東部地域の農業 農地の復旧 復興スケジュール 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 市復興ビジョン 復旧 再生期 発展 創出期 仙台の復興 仮設ポンプ設置 基盤整備対策 がれき撤去 排水機能復旧 ( 排水ポンプ場 排水路の改修等 ) 堆積土砂の除去 除塩事

めに必要な情報を提供するとともに 2 関係者一体となった契約栽培等の需要と直結した生産を推進していく また 生産者の収益性向上につながる地域の気候風土を活かした特色ある野菜等園芸作物への作付を促進し 産地づくりを進めていくため 生産者への作付誘導のインセンティブとなる産地交付金を戦略的に活用していく

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2. 協定数 交付金を交付した協定数は1,424 協定で 平成 21 年度の1,411 協定から新 たに13 協定増えています 県別では 岐阜県 887 協定 ( 管内の62%) 愛知県 328 協定 ( 同 23%) 三重県 209 協定 ( 同 15%) となっています うち 体制 整備単価に取

農業委員会法改正の全体像 農業委員会が その主たる使命である 農地利用の最適化 ( 担い手への集積 集約化 耕作放棄地の発生防止 解消 新規参入の促進 ) をより良く果たせるようにする 農業委員会 都道府県農業会議 全国農業会議所 農業委員会業務の重点化 農業委員会の業務の重点は 農地利用の最適化の

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

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能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

農地中間管理機構関連予算 26 年度概算要求額 ( 所要額 ) 1,039(-) 億円 農地中間管理機構 ( 仮称 ) 出 し 手 借受け 1 地域内の分散し錯綜した農地利用を整理し担い手ごとに集約化する必要がある場合や 耕作放棄地等について 中間管理機構が農地を借り受け 2 中間管理機構は 必要な

2 作物ごとの取組方針 (1) 主食用米本県産米は 県産 ヒノヒカリ が 平成 22 年から平成 27 年まで 米の食味ランキングで6 年連続特 Aの評価を獲得するなど 高品質米をアピールするブランド化を図りながら 生産数量目標に沿った作付けの推進を図る また 平成 30 年からの米政策改革の着実な

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

2 農業委員会の運営 2 農業委員会は 市町村長が議会の同意を得て任命した 農業委員 で組織され 農業委員は 合議体としての意思決定 ( 農地の権利移動の許可 不許可の決定など ) を担当 農業委員会は 農地利用最適化推進委員 ( 以下 推進委員 という ) を委嘱し 推進委員は 担当区域における農

3. 同意方針 3-1. 共通事項 (1) 上位計画との整合性 ( ア ) 地区計画が 都市計画区域マスタープラン等における土地利用の基本的な考え方と整合していること ( イ ) 地区計画が 市町都市計画マスタープラン等と整合していること 考え方 市街化調整区域は 本来市街化を抑制する区域であること

農山漁村地域整備交付金実施要領 平成 22 年 4 月 1 日 21 生畜第 2045 号 21 農振第 2454 号 21 林整計第 336 号 21 水港第 2724 号 ( 最終改正 ) 平成 30 年 3 月 30 日 29 生畜第 1501 号 29 農振第 2962 号 29 林整計第

14 現行のナラシ対策では 集落営農が加入するには 法人化計画 (5 年以内の法人化 ) が必須であるが 意欲があっても法人化に時間を要するものもある 法人化はさせたいが 現在の法人化計画は実態に合っていないのではないか 15 平成 27 年度からの経営所得安定対策では 集落営農の法人化等については

附則 この方針は 平成 30 年 4 月 1 日から施行する

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5 この施策に係る事務事業 ( 重要度 貢献度順 ) 番号 事務事業名 魅力個店づくり整備促進事業 歳出決算額 ( 千円 ) 施策への関連性 目的に対する指標 年度目標値 年度実績値 推移 区内の既存個店や出店希望 22 者が行う 魅力的な店舗づ 809 くりを支援することで 魅 力個店の集積を図る

( 産地パワーアップ計画の重要な変更 ) 第 7 条産地パワーアップ計画ごとに 次に定める変更を行う場合は 第 4 条及び第 5 条の手続きに準じて行うものとする (1) 成果目標の変更 (2) 事業内容の変更 (3) 取組主体事業計画の変更 (4) 取組主体の補助事業費の3 割を超える変更 2 前

【千葉県事業計画】別記様式第3号別添

事後評価書 ( 完了後の評価 ) 整理番号 15 都道府県名 鹿児島県 関係市町村 長島町 事業名地区名 水産物供給基盤整備事業 ヘ 幣 クシ串 ( 広域漁港整備事業 ) 事業主体 鹿児島県 Ⅰ 基本事項 1. 地区概要 漁港名 ( 種別 ) 幣串漁港 ( 第 2 種 ) 漁場名 御所浦 陸揚金額

29 宇農委第 227 号 平成 29 年 12 月 5 日 宇治市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 宇治市農業委員会 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) 第 7 条第 1 項の規定に基づき 宇治市農業委員会にかかる標記指針を下記のと

2 国営附帯地区については 国営事業との進度調整が図られている本地区は国営附帯地区に該当しない ウ農業情勢 農村の状況その他の社会経済情勢の変化 1 受益面積の増又は減が10% 未満である計画から受益面積の変更は生じていない 2 主要工事計画の著しい変更が認められない計画どおりであり 著しい変更は認

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( 参考様式 1) ( 新 ) 事業計画書 1 事業名 : 2 補助事業者名 : 3 事業実施主体名 : Ⅰ 事業計画 1 事業計画期間 : 年 月 ~ 年 月 記載要領 事業計画期間とは 補助事業の開始から事業計画で掲げる目標を達成するまでに要する期間とし その期限は事業実施年 度の翌年度から 3

農村計画 技術管理課長 各土地改良組合代表様 熊本県土地改良事業地区営農カルテ整備事業企画書 サブネーム : 農地と営農のリンクデータ整備事業 事業のモットー 営農振興あっての事業成果 2007 年 5 月 25 日 農村計画 技術管理課国営事業対策室営農班

農業農村整備事業 ( 農業競争力強化対策 ) 課題 対策 農業競争力強化を図るためには 担い手への農地の集積 集約化に向け 農地中間管理機構とも連携した農地の大区画化 汎用化や 水管理の省力化等を実現する新たな農業水利システムの構築等を推進する必要 未整備水田は担い手への農地集積の障害 規模拡大を進

渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

特別融資制度推進会議設置要綱 平成 13 年 9 月 12 日 13 経営第 2931 号農林水産事務次官依命通知改正平成 14 年 7 月 1 日 14 経営第 1739 号平成 16 年 10 月 1 日 16 経営第 3086 号平成 17 年 4 月 20 日 16 経営第 8952 号平成

( 注 )(1) 1 の 2 の施策を推進するために必要な 農地の確保の方針 は 市町村全体における農業の健全な発展に向けた農地の確保の取り組みについて記載する (2) 農地の利用の方針 は 農業 農村の復興マスタープラン及び復興関連施策の事業計画 工程表等を踏まえ 被災農地の復旧 復興による農地の

2 活動方針 (1) 市町村との連携県同行のもと 全市町村を巡回するなどにより 県が示した市町村毎の目標面積の達成に向けた意見交換等を行います 特に 重点実施地区においては 広域振興局 市町村 農業委員会等からなる 地域推進チーム (3の事業推進体制参照 ) と課題や対応方向等の情報を共有し 課題を

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

032_290324_事前評価修正_【新潟県】(防_整_変8)雪や災害に強く安全・安心に暮らせる地域づくり(防災・安全)

ウ WCS 用稲本市は県内最大の酪農地帯であるため 需要に応じた生産確保に努め 多収品種の推進 病害虫防除や雑草管理など適切な圃場管理を行う また についても実施する エ加工用米実需者の要望に対応できるよう 産地交付金を活用して複数年契約を進めることにより安 定的な供給を目指し 担い手の作付維持 (

農地中間管理機構 ( 仮称 ) の制度の骨格 ( 案 ) 資料 農地中間管理機構の指定都道府県のコントロールの下に適切に構造改革 生産コスト引下げを推進するため 都道府県段階に設置する 1 都道府県知事は 農地中間管理事業を公平かつ適正に行うことができる法人 ( 地方公共団体の第 3セク

原則として通知日から1 年程度の履行期限を設定した上で 別添 2 不耕作農地に関する意向確認について 文書 ( 以下 意向確認文書 という ) を速やかに送付し 返送された意向確認文書の別紙により貸付相手方の意思を確認し 次に掲げる態様毎に対応するものとする ( 注 ) なお 耕作を行う意思表示をし

目 次 Ⅰ 集落営農数 Ⅱ 集落営農数 ( 詳細 ) 1 組織形態別集落営農数 2 農業経営を営む法人となる画の策定状況別集落営農数 3 設立年次別集落営農数 4 経営所得安定対策への加入状況別集落営農数 5 人 農地プランにおける位置づけ状況別集落営農数 (1) 中心経営体として位置づけの有無別

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生産緑地制度の概要 市街化区域内の農地で 良好な生活環境の確保に相当の効用があり 公共施設等の敷地に供する用地として適している 500 m2以上 *1 の農地を都市計画に定め 建築行為や宅地の造成を許可制により規制し 都市農地の計画的な保全を図る 市街化区域農地は宅地並み課税がされるのに対し 生産緑

公益目的支出計画実施報告

江府町地域協議会活用明細

土師地区地区計画

( 別紙様式 2) 平成 28 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 29 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 北海道農業委員会名 : 美唄市農業委員会 1 農業の概要 単位 :ha 田 畑 普通畑樹園地牧草畑 耕地面積 8,

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

1. 取組の背景射水市大門地域は 10a 区画の未整備な湿田が多く 営農上の大きな障害となっていた 昭和 62 年に下条地区で県内初の大区画圃場整備が実施されたのを皮切りに 順次圃場整備が進んでいる 大区画圃場整備事業が現在の 経営体育成基盤整備事業 になってからは 農地集積に加えて法人化等の担い手

和泉市の宅地開発における制度

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宮城県 競争力のある大規模土地利用型経営体の育成 活動期間 : 平成 27~29 年度 ( 継続中 ) 1. 取組の背景震災により多くの生産基盤が失われ, それに起因する離農や全体的な担い手の減少, 高齢化の進行による生産力の低下が懸念されており, 持続可能な農業生産の展開を可能にする 地域営農シス

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1. 市街化調整区域における地区計画ガイドライン策定の目的市街化調整区域は 市街化を抑制すべき区域であるとともに 豊かな自然環境を育成 保全すべき区域である そのため 都市計画法において開発行為や建築行為が厳しく制限されている 本市都市計画マスタープランにおいても 将来都市構造の基本的な考え方の一つ

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3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 このガイドラインに示す事項以外に 開発許可の要件を満たすことが 2. このガイドラインに示す事

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介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

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国営農地再編整備事業 ニセコ地区 事業の概要あぶたぐん本事業は 北海道南西部に位置する虻田郡ニセコ町の畑地帯において 区画整理を行い 生産性の高い基盤の形成を通じて農業の振興と耕作放棄地の解消 発生防止を図るものである 事業の目的 必要性本地区の農地は 基盤整備が遅れているため 小区画や急傾斜であり 排水不良が生じ 効率的な農作業を行うための妨げとなっていること等から 今後 耕作放棄地が増加するおそれがある このため 本事業では 区画整理を施行し 農地の土地利用を計画的に再編し さらに 担い手の経営規模の拡大を進め 生産性の向上と耕作放棄地の解消 発生防止による優良農地の確保を図り 農業の振興を基幹とした総合的な地域の活性化に資することを目的としている 事業の効率性 総費用総便益比の算定区 分 算定式 数 値 備 考 総費用 ( 現在価値化 ) 1=2+3 15,844 百万円 当該事業による費用 2 13,568 百万円当該事業費 17,500 百万円 その他費用 3 2,276 百万円 評価期間 ( 当該事業の工事期間 +40 年 ) 4 50 年工事期間平成 26~35 年度 総便益額 ( 現在価値化 ) 5 19,296 百万円 総費用総便益比 6=5 1 1.21 ( 注 1) 総費用とは当該地域内において効果を発揮する一連の施設に係る費用であり 評価期間中 の施設の資産価額 整備費等である ( 注 2) 百万円単位で四捨五入しているため 数値は算定結果と合わない場合がある ( 注 3) 数値は土地改良法に基づく法手続きを経て確定するため 現時点では暫定値である 年効果額 ( 便益額 ) 本事業の実施により 効率的な農業経営が図られることとなり 事業を実施しなかった場合と比較して 年間 189 百万円相当の作物生産量の向上 911 百万円相当の営農経費の減 2 百万円相当の維持管理に係る経費の増及び 57 百万円相当の耕作放棄防止による作物生産量の維持により 年間 1, 155 百万円の事業効果の発現が見込まれる 作物生産効果 189 百万円 営農経費節減効果 911 百万円 維持管理費節減効果 2 百万円 耕作放棄防止効果 57 百万円 計 1,155 百万円 ( 注 ) 百万円単位で四捨五入しているため 数値は算定結果と合わない場合がある 日程 手続平成 25 年度から 土地改良法に基づく土地改良事業計画の概要の公告等の手続きが開始される予定である

事業に対する決議平成 25 年 3 月に 受益者からなるニセコ町国営農地再編整備事業促進期成会において 平成 26 年度国営事業着工について が決議されている その他 事業推進体制平成 22 年 4 月 28 日にニセコ町国営農地再編整備事業推進協議会を設立し 事業を推進 ( 構成 : ニセコ町 ようてい農業協同組合 ニセコ町農業委員会 ) 維持管理体制平成 24 年 12 月 26 日に ニセコ町において 維持管理を行うことで了解を得た ( 管理者 : ニセコ町 ) 営農支援体制ようてい農業協同組合 ニセコ町等から構成される国営農地再編整備事業ニセコ地区営農検討会において 営農支援体制を整備 評価担当部局農村振興局農地資源課 概要図 1. 受益面積 1,490 h 2. 受益者数 115 人 3. 主要工事計画 工 種 数 量 事 業 費 区画整理 1,490 h 17,500 百万円 4. 国営総事業費 17,500 百万円 ニセコ地区 概要図

平成 26 年度新規地区採択チェックリスト (2) 国営農地再編整備事業 ( 局名 : 北海道開発局 )( 地区名 : ニセコ ) 1. 必須事項 項目評価の内容判定 1. 事業の必要性 農業生産性の向上 農業総生産の維持 増大 農業 が明確であるこ 生産の選択的拡大 農業構造の改善等の観点から と 当該事業を必要とすること ( 必要性 ) 2. 技術的可能性 地形 地質 水利状況等からみて 当該事業の施行 が確実であるこ が技術的に可能であること と 3. 事業の効率性 当該事業のすべての効用がそのすべての費用を償う が十分見込まれ こと ること ( 効率性 ) 4. 受益者負担の 当該事業の費用に係る受益農家の負担が 農業経営 可能性が十分で の状況からみて 負担能力の限度を超えることとな あること らないこと ( 公平性 ) 5. 環境との調和 当該事業が環境との調和に配慮したものであること に配慮していること 6. 事業の採択要 事業実施要綱 要領に規定された事業内容 採択基 件を満たしてい 準の要件に適合していること ること 項目を満たしている場合は とする 項目欄の ( ) には 主として考えられる観点を記述している

平成 26 年度新規地区採択チェックリスト (2) 国営農地再編整備事業 ( 局名 : 北海道開発局 )( 地区名 : ニセコ ) 2. 優先配慮事項 効率性 有効性 評価項目評価評価指標単位評価大項目中項目小項目結果 効率性事業の経済性 効率性 1 事業費の経済性 効率性の確保 - A 2コスト縮減についての具体的配慮 有効性食料の安定農業生産性の労働時間短縮率 % 28 A 供給の確保維持 向上 営農経費縮減率 % 48 A 野菜 果樹の野菜指定産地 果樹濃密生産団地の指 産地形成 定作物の計画作付面積割合 % 26 A ( 受益面積当たり ) 水田における水田における麦 大豆の作付面積率 麦 大豆の生 % 20 A 産拡大 農業の持続望ましい農業担い手等への農地利用集積率 % 100 A 的発展構造の確立 農地の確保 耕地利用率 作付面積増加率 % 97 B 有効利用 農村の振興農村の生活環生活環境整備効果額 ( 受益面積当たり ) 千円 /h - - 境の整備 年 地域経済への他産業への経済波及効果額千円 /h 626 A 波及効果 ( 受益面積当たり ) 年 農業の高付加農業の高付加価値化 - A 価値化 多面的機能環境機能の維環境関連効果額 ( 受益面積当たり ) 千円 /h - - の発揮持 増進 年

事業の実施環境等 評価項目 評価 大項目 中項目 小項目 評価指標 単位 結果 評価 事業の環境への 生態系 1 地域や事業の特性を考慮した調査 検討 実施環配慮 2 環境情報協議会の意見を踏まえた生態系 境等 配慮 3 地域住民の参加や地域住民との合意形成 - A への取組 4 維持管理 費用負担及びモニタリング体 制等の調整状況 景観 1 地域や事業の特性を考慮した調査 検討 2 環境情報協議会の意見を踏まえた景観配慮 3 地域住民の参加や地域住民との合意形成 - A への取組 4 維持管理 費用負担及びモニタリング体 制等の調整状況 関係計画との連携 関係都道府県や市町村の農業振興計画と本 - A A 事業との整合性 関係機関との協議 1 河川管理者との協議 ( 予備 ) の状況 - 2 道路管理者との協議 ( 予備 ) の状況 - - A 3その他着工前に重要な協議 ( 予備 ) の状況 関連事業との調整 1 事業主体から概略構想 ( 関連事業調書 ) の提出 - - - 2 共同事業 ( 事業内容 事業費 アロケー - ション等 ) の事前了解 地元合意 1 事業実施に対する受益農家の同意状況 - A 2 事業実施に対する関係市町村の同意状況 事業推進体制 1 事業推進協議会の設立 - A 2 事業推進協議会から着工要望の提出 維持管理体制 1 予定管理者の合意 2 維持管理方法と費用負担に関する予定管 - A 理者との合意 営農支援体制営農推進組織等 ( 営農支援体制 ) の設立状況 - A A 緊急性 道路や河川等との一体施行や土地利用調整 - - - を伴う場合の調整状況

平成 26 年度新規地区採択チェックリスト (2) 国営農地再編整備事業 ( 局名 : 北海道開発局 )( 地区名 : ニセコ ) 3. 特定監視項目 項目評価の内容判定 1. 農地整備工事 地形 地質 水利条件等に基づいた農地整備計画としの諸条件ている 項目を満たしている場合は とする