第 6 学年理科学習指導案 日時 : 平成 30 年 11 月 21 日 ( 水 )5 校時対象 : 墨田区立第三吾嬬小学校 6 年 1 組指導者 :O.T. 1 単元名月と太陽 ( 教育出版 ) 2 単元の目標 月と太陽の関係を推論しながら調べ 見いだした問題を計画的に追究する活動を通して 月の位

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けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて

千葉市科学館プラネタリウム活用てびき A-1 太陽の動きと星座の観察 ( 第 3 学年 ) この番組は 第 3 学年の内容に合わせて 方位 時刻を調べながら太陽の 1 日の動き を観察 について学習します プラネタリウムの特長を生かし 実際には観察しにくい 太陽の動きや季節の星座について学習する意欲

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第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

国語科学習指導案様式(案)

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

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理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

小学校理科の観察,実験の手引き 第3学年A(1) 物と重さ

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し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

ICTを軸にした小中連携

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

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中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

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平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

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「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

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2、協同的探究学習について

あったらいいな ! こんなあそび場 (わたしの町大好き)

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

での生活では, 理科の学習という意識が薄くなっている 理科の学習が自分の生活に役に立っていると 感じている児童は多いが, 便利にしてくれると感じている児童は少ない このことから理科で学習した 内容が, 生活の中で生かされていることを実感できるような指導を行っていきたい ( 学習活動への意識に関するこ

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7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

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第 6 学年理科学習指導案 平成 28 年度 12 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 場所 理科室 1 単元名変わり続ける大地 2 単元について本単元では 第 5 学年 流れる水のはたらき 第 6 学年 大地のつくり の学習を踏まえて 地球 につ内容の関連と学習の系統性いての基本的な見方や概念を

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

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第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

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4. タブレット端末の利用状況 ( 利用機材の内容と利用のねらい ) ハードウェア機材名 :ipad ねらい : 水が流れる様子や地形が変化した様子を確認できるよう 動画で撮影し記録する 上流 中流 下流それぞれの様子が撮影できるよう ipadは3 台準備する 機材名 :ENVY110( 複合印刷機

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項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

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第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

第 3 学年社会科学習指導案 1 小単元名 わたしたちのまちのようす 平成 24 年 6 月 27 日 ( 水 ) 第 3 学年 2 組 3 3 名指導者 : 今橋美都 2 単元について本単元は学習指導要領の第 3 学年及び第 4 学年の内容 (1) アの内容に基づいている (1) 自分たちの住んで

「月の動き」観察可能日一覧表

(3) 指導について本単元のねらいは 体の発育 発達について その一般的な現象や思春期の体の変化などについて理解できるようにすること 体をより良く発育 発達させるための生活のしかたについて理解できるようにすること である そのねらいを達成するため 児童が学習に興味 関心をもち 意欲的に取り組むことが

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

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関心 意欲 態度科学的思考力観察 実験の技能 表現第 5 学年理科学習指導案平成 16 年 6 月 15 日 ( 火 ) 第 3 校時指導者宇多幹子場所理科室 1 単元名 植物の発芽と成長 2 単元の目標と評価規準 植物の発芽と成長を, それにかかわる条件に着目しながら調べる活動を通して, 見いだし

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

できるようにする 野菜を学年園やプランターで栽培する計画を立てさせる際には, 平成 27 年度全国学力 学習状況調査 2(5) に取り組ませ, 前学年までに学習した植物の成長にかかわる知識や経験も活用して考える必要があることに気付かせる 実際に野菜を育てる活動に取り組ませることにより, 知識や経験を

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平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

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ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

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第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

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第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

いきたいと考えるはずである 水溶液を区別する ためには, 水溶液のどんな性質やはたらきに着目していったらよいか, 子どもたちの考えを大切にしながら学習を進めていきたい 本単元の問題を解決するためには, いくつかの実験結果から, 総合的に判断することが必要である そこで,5つの水溶液を区別するという意

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問題解決的な学習スタイルを充実させるために 3 つのステップを積み上げましょう 課 題 板書を充実させる道具を用意している ( マグ ネット名札 学習の流れカード ) 黒板に日付を書き 単元の流れ 本時の流れを 掲示している ノートに日付 単元の流れ 本時の流れを書かせている 前時の振り返りをノート

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

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算数科学習指導案 1 日時平成 24 年 10 月 25 日 ( 木 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 8 名 3 単元名比例と反比例 ( 啓林館 ) 4 単元について 本単元は 三原市立和木小学校 指導者荒木美花 本単元のねらいは, 伴って変わる 2 つの数量の中から比例関係や反比例関係にあるも

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第4学年理科学習指導案

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第 5 学年理科学習指導案 改善したところ 成果があったところ 平成 24 年 6 月 13 日第 5 学年 1 組 34 名授業者小影俊一 研究主題 子どもたちが生き生きとたのしく学ぶ理科 生活科 - 実感を伴った理解を図る指導の工夫 - 高学年分科会のテーマ 児童が自然と向き合い 目的意識をもっ

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

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第 2 学年 5 組理科学習指導案 日時平成 26 年 12 月 12 日 ( 金 ) 場所城北中学校授業者酒井佑太 1 単元名電気の世界 2 単元について (1) 教材観今日の私たちの日常生活において 電気製品はなくてはならないものであり 電気についての基礎的な知識は必要不可欠である しかし 実際

詳細に伝えるためにインタビューやアンケートを実施して情報を収集したりする活動を設定することにする 整理する 場面では,CM のテーマをもとに集めた情報の中から伝えたいことが受け手にしっかりと伝えることができる情報を選択する また, 選択肢した情報を加工しながら, 伝えたいことが伝わりやすい CM の

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第 6 学年理科学習指導案 日時 : 平成 30 年 11 月 21 日 ( 水 )5 校時対象 : 墨田区立第三吾嬬小学校 6 年 1 組指導者 :O.T. 1 単元名月と太陽 ( 教育出版 ) 2 単元の目標 月と太陽の関係を推論しながら調べ 見いだした問題を計画的に追究する活動を通して 月の位置や特徴に ついての見方や考え方を養う 3 単元の評価規準 自然事象への関心 意欲 態度 科学的な思考 表現 観察 実験の技能 自然事象についての知識 理解 1 月の形の変化に疑問を 1 月の位置や形と太陽の 1 月や太陽の表面につい 1 月の輝いている側に もち 調べようとして 位置について予想をも て 必要な器具を適切 太陽があることを理解 いる ち 推論しながら追究 に操作したり 映像や し 月の表面の様子は 2 月の形の見え方や月の している 資料 模型などを活用 太陽と違いがあること 表面に興味 関心をも 2 月の位置や形と太陽の したりして調べてい を理解している ち 調べようとしてい 位置について調べ 結 る 2 月の形の見え方は 太 る 果と予想を照らし合わ 2 月の位置や形と太陽の 陽と月の位置関係によ せて推論し 表現して 位置を調べ その経過 って変わることを理解 いる や結果を記録してい している る 4 単元について (1) 学習指導要領との関連本単元は 学習指導要領の次の内容を受けて設定した 月と太陽を観察し 月の位置や形と太陽の位置を調べ 月の形の見え方や表面の様子についての考えをもつことができるようにする ア月の輝いている側に太陽があること また 月の形の見え方は 太陽と月の位置関係によって変わること イ月の表面の様子は 太陽と違いがあること (2) 教材についてここでは 天体について興味 関心をもって追究する活動を通して 月の位置や形と太陽の位置の関係を推論する能力を育てるとともに それらについての理解を図り 月や太陽に対する豊かな心情を育て 月の形の見え方や表面の様子について見方や考え方をもつことができるようにすることがねらいである

(3) 児童の実態 5 月に行った児童アンケートによると 学年の88% の児童が 理科の学習は楽しい と答えている さらに 76% の児童が 理科が得意だ と答えている この結果から 理科に対して興味 関心が高い児童が多いと言える しかし なぜ どうしてと思ったことを自分で調べることが得意だ という設問に対して 48% の児童が否定的な回答であることから 約半数の児童が 調べ学習 に対する不安があることがわかる 別の設問では 92% の児童が 友達と協力して学習することが好きだ と答えているので 2 人組での調べ学習を取り入れることで 調べ学習に対する不安を少しでも解消し 深い学びへとつなげたい さらに本単元を始めるにあたり 以下のレディネステストを実施した ( 平成 30 年 10 月 25 日 31 名実施 ) 1. 太陽とかげに関する問題です ( ) に当てはまる言葉を書きましょう 1 かげは 日光をさえぎるものがあると 太陽の ( 反対 ) 側にできる 正答 :17 人誤答 : 14 人 2 太陽は ( 東 ) からのぼって ( 南 ) の高いところを通り ( 西 ) にしずむ 正答 :23 人誤答 : 8 人 3 太陽が動くと ( かげ ) の向きも変わる 正答 :20 人誤答 : 11 人 2. 月と星に関する問題です 正しいものには 正しくないものには を書きましょう 4 月は 東から南を通って西に動いている ( ) 正答 :26 人 誤答 : 5 人 5 月は 日が違っても同じ形に見える ( ) 正答 :31 人 誤答 : 0 人 6 星の明るさや色はどれも同じである ( ) 正答 :30 人 誤答 : 1 人 7 時間がたっても星座の位置は変わらない ( ) 正答 :28 人 誤答 : 3 人 8 星座は 時間がたっても 星の並び方は変わらない ( ) 正答 :29 人 誤答 : 2 人 3. 知っている月の形を書きましょう 満月 24 人半月 17 人 26 日の月 1 人 三日月 21 人上弦の月 8 人 27 日の月 1 人 新月 10 人下弦の月 9 人うさぎ月 1 人スーパームーン 1 人 4. 太陽と月について知っていることを書きましょう 熱い 温度が高い (11) 東からのぼって西に沈む(8) 地球よりはるかに大きい(5) 自分で光っている 恒星 (5) 太陽を中心にいろいろな惑星が回っている(4) 太陽太陽系の中で一番大きい (4) 黒点がある(4) 太陽が地球のまわりを回っている (2) 地球の公転の中心 (1) 燃えている(1) 丸い(1) 月 クレーターがある (6) 太陽の光を反射して光っている(5) 地球の周りをまわっている 衛星 (5) 形がたくさんある(3) 東からのぼって西に沈む(3) 地球から少しずつ離れている (3) 地球から同じ面しか見えない(3) 地球より小さい(2) 凸凹している (2) 表面にレゴリス( 月の砂 ) がある (1) 太陽によって見える形が違う(1) 白色 灰色 (3) 黄色 (2) 夜に出る (3)

考察 月や太陽の動きなどの既習事項はほとんどの児童が身につけている 影のでき方については約半数の児童が理解している クレーターや月の満ち欠けなどの知識をもっている児童もいるが 月は夜に出る 太陽が地球のまわりを回っている 月の色は黄色 など誤った認識をしている児童もいる そこで 本単元では 昼間の月の観察を数回にわたって行い 月と太陽との関係に着目させ モデル実験を通して 月と太陽の位置関係によって月の見え方が変わるということをとらえさせたい また 本時の授業では 月と太陽の表面の違いを調べることにより 月は自ら輝いているのではなく 太陽からの光をはねかえして輝いているということをとらえさせたい 5 研究主題に迫るための手立て 目指す児童像 自ら課題を追究し 様々な視点から考え 伝えることができる児童 (1) 教材 教具の工夫第 4 時の太陽 地球 月の位置関係を考える実験場面では 児童が主体的に実験を行うよう実験道具について考えさせる 児童からは 太陽の代わりになるもの ( 光源 ) 月の代わりになるもの( 球体 ) が提案されると予想されるので 十分な光源量を得るために5 台のライトを教室の中央に設置する また 児童が球体を操作しやすいよう直径 10cmの発泡スチロール球体に竹籤 30cmを刺したものを用意しておく この実験におけるワークシートは 1 児童が2 人組で話し合いながら自由に記入できるシート2グループで話し合いながら妥当性を見出しまとめるシートの2 段階を準備した グループでの意見が違った場合に修正できるように 付箋に円を記入した物を用意し 張り替えがきくようにした (2) 学習活動の工夫 1 自ら課題を追究するための事象提示の工夫手立て1 連続した観察 普段何気なく見ている昼間の月を 形や太陽との位置関係に着目して観察させることで 本単元のねらいに沿った疑問が生まれ 月や太陽への関心を高める また 数日間観察することで 月の形や太陽と月の位置についての気づきにもつながり 興味 関心が高まることで 主体的な問題解決につながると考えた 観察には 天候 時間が大きく影響するため 事前に観察可能な日を調査した 引用資料 :https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni 国立天文台暦計算室 2 様々な視点から考え 伝えるための言語活動の工夫手立て2 話し合い形態の工夫 言語活動の充実を図ることは 自己の考えを深め 自分の考えを伝えることで考えが整理され確かなものになる それと同時に 他の児童の考えを聞くことで 多様な情報が得られ考えが深まり 妥当な考えをもつことができると考えた 個および小グループで実験を行った場合 必ずしもその実験が正しいとは言えず 科学的根拠に欠ける そのため 個人の結果と他人および他グループの結果を合わせることで 妥当性を見出し 科学的な結論へと導かれる そこで 話し合う形態を2 人組 小グループ 全体とする 手立て3 結果のまとめ方の工夫 話し合いをするにあたって 簡潔な情報や情報の統一性が的を射た話し合いへとつながると考え 結果のまとめ方の工夫を行う

第 6 時では 月と太陽の様子について 2 人組で話し合いながら調べ学習を行う そして 調べた結果をグル ープで話し合わせることで 様々な視点があること 情報を精査する重要性に気付かせる さらに 各グルー プがまとめた結果を黒板に掲示し 共通点や相違点を見つけ 本時の課題に対する妥当性のある結論へと導く (3)ICT 機器活用の工夫児童が主体的に調べ学習を行えるよう ipadを16 台 (2 人組で1 台 ) 用意した 操作技能の未熟な児童でも2 人組で活動することにより 技能を補えるというメリットがある また 2 人組で話し合いながら学習することで調べたことの妥当性や思考が深まると考えた 児童が危険なサイトへ陥らないよう また 情報が過多にならないよう ロイロノートスクール を使用し 検索できるサイトを絞り込んだ 今後も児童が ICT 機器を有効活用していくために ベネッセコーポレーション マナビジョンタイピング練習 を使用し 児童にタイピング技能を身に付けさせようと考え 11 月から練習をしている

6 単元の指導計画 ( 全 6 時間 ) 次 時 〇学習活動 指導上の留意点 評価 第一次 1 2 〇満月 半月 三日月の写真を見て それぞれの月の形をいつ頃見るか想起する 満月 上弦の月 下弦の月 三日月など月の名前の既習事項を想起させる 昼間の月は どのような形が見られるだろうか? 〇昼間に見える月がどんな形か予想する 昼間に見える月がどのような形なのかを根拠 をもって予想している 思考 表現 1 〇昼間に見える月を観察する 10 月上旬 午前中に南西の空 10 月中旬 午後に南東の空 (11 月上旬 午前中に南西の空 ) (11 月中旬 午後に南東の空 ) 観察の仕方を復習する 昼間の月が見える日にちをあらかじめ確認しておく 昼間に見える月の観察をしている理由をおさえる 夜に見える月の観察も促す 月の見え方について 遮光板などの必要な器具を適切に操作して調べている 技能 1 昼間の月は 三日月 上弦の月 下弦の月が見える 〇気付いたこと 調べたいことを話し合う 月は 太陽に近い方が輝いている 太陽から離れていくにつれて 月の形は満月に近づいている 月は 太陽側が輝いていることに気付かせる 月の形の変化について疑問をもち 調べよう としている 関心 意欲 態度 1 〇学習問題を作る 1 月の形は 日によって変わるのはなぜだろうか 2 月や太陽の表面はどのようになっているのか 第 二 次 3 4 〇予想する 月の形が日によって変わって見えるのは なぜだろうか? 月の位置や形と太陽の位置について予想をも ち 推論しながら追究している 思考 表現 1 〇教室で再現できる実験方法を考える 太陽 大型ライト月 球体地球 自分 〇実験方法を共有する 〇実験結果を予想する

( ) 〇実験をする 〇結果をまとめる 月の形や位置と太陽の位置について調べ そ の過程や結果を記録している 技能 2 〇考察する 〇結論を出す 月の位置や見え方と太陽の位置について調 べ 結果と予想を照らし合わせて推論し 自分 の考えを表現している 思考 表現 2 月の形が日によって変わって見えるのは 太陽と月の位置が近づいたり離れたりし ているからだ 太陽と月が近づくと月は細く見えて 離れると丸く見える 第 三 次 5 本時 月と太陽の表面のちがいは何だろうか? 〇月と太陽の表面についてそれぞれ予想する 根拠をもって予想させる 月や太陽の表面に興味 関心をもち 調べようとしている 関心 意欲 態度 2 〇調べる方法を考える インターネット 図書室の本など ICT 機器の活用ルールを守って調べさせる 〇自分の考えた方法で調べる 〇調べた結果を伝え合う 月や太陽について資料などを活用して調べて いる 技能 1 〇考察する 〇結論を出す 月の表面の様子は 太陽と違いがあることを 理解している 知識 理解 1 月の表面は 模様やクレーターがあり 自ら光っていない 太陽の表面は 自ら燃 えていて 黒点という黒い点がある 6 今日 見える月の形は何だろうか? 〇既習事項を活かして 月の形を予想する 〇観察する 〇まとめる 月の見え方は 太陽と月の位置関係によって 変わることを理解している 知識 理解 2

7 本時の指導 (5 時間目 / 全 6 時間 ) (1) 目標月と太陽の表面について興味 関心をもち 図書資料やインターネットを活用して調べたり 話し合ったりして 月と太陽の表面の違いをとらえる (2) 本時の展開〇学習活動 T: 教師の発問 C: 予想される児童の反応〇月や太陽の画像を見て 表面の様子について話し合う 指導 支援 ICT 機器の活用ポイント評価 評価規準 ( 方法 ) 児童が表面の様子に着目するように 月や太陽の画像を見せ 関心を高める 月と太陽の表面のちがいは何だろうか 〇月と太陽の表面についてそれぞれ予想する T: 月と太陽の表面はどのようになっていると思いますか C: 太陽の表面は熱い 日向は暖かいから C: 月の表面はでこぼこしている 模様が見えるから 根拠をもって予想させる 〇調べる方法を考える T: どのような方法で調べますか C: インターネット 図書室の本など C:iPadで調べたい ICT 機器の活用ルールを守って調べさせる 図書室から天体に関する資料を用意しておく 〇二人組で話し合いながら調べる 〇調べた結果を小グループで伝え合い ホワイト ボードにまとめる 児童の発達段階とサイトの安全性を考慮し また 情報過多とならないよう 今回は NHK for School 内の情報の中から調べることとする そのため ロイロノートスクール内の資料箱に NHK for School のホーム画面を入れておく 〇調べた結果について 全体で話し合う T: 調べた結果から分かることを話し合いましょう C: 月にはクレーターと呼ばれるくぼみがあるということが共通している C: 太陽の表面温度は6000 C: 太陽には黒点があり 数や場所が変わる 〇考察をする C: 自分たちの調べたことは 他の班の調 べたことは 考察の話形を示し 支援とする

〇一人一人が結論を出す T: これらの結果から どういうことがいえます か? 月の表面は 模様やクレーターがあり 自ら光っていない 太陽の表面は 自ら燃 えていて 黒点という黒い点がある A: 月の表面の様子は太陽と違いがあることを理解した上で 月が輝く要因をとらえている 知識 理解 1 ( 発言 ノート ) B: 月の表面の様子は太陽と違いがあることを理解している 知識 理解 1 ( 発言 ノート ) 授業を見る視点 1 教科の観点 話し合い形態の工夫 が思考を深めるために有効であったか 2ICT の観点 ICT 機器を使うことの有効性 児童の発達段階とサイトの安全性 情報量を考慮し NHK for School 内の情報の中から調べることとしたことは 有効であったか

(3) 板書計画 ( 黒板の板書 ) 月と太陽の表面のちがいは何だろうか 結果 予想 月の 太陽の 画像 画像 石や砂 模様がある 表面は熱い まぶしい光 黄色 灰色 赤色 でこぼこ もやもや 方法 インターネット 本 図鑑 ( の板書 ) 考察 自分たちが調べてわかったことは 月の表面は 太陽の表面は 他の班の結果からわかったことは 結論 月の表面は 模様やクレーターがあり 自ら光 っていない 太陽の表面は 自ら燃えていて 黒点という黒い点がある

7 成果と課題 (1) 成果 話し合いの形態を2 人 4 人グループ 全体と工夫したことで 児童が主体的 対話的に活動できた 観察できない内容なので 調べる方法として ICT を使ったことは良かった さらに図鑑や天体に関する本を教師が用意していたことにより 本からの情報を求めている児童がすすんで活動する姿が見られた ロイロノートSchool 内の資料箱に検索サイトを絞って入れておいたことにより スムーズに調べ学習をすることができた 検索サイトを NHK for School 内のみとしたことで 情報量を制限することができ さらにサイトの安全性が守られるので 有効であったといえる (2) 課題 問題 月と太陽の表面のちがいは何だろう という言葉を投げかけたところ 児童は結論を書くのに苦労したので 問題の文章表現を再検討する必要がある 今後 児童はたくさんの情報の中から情報を精選していく力が必要である 検索キーワード を考える力 検索後の情報の中から情報を精選していく力を学校が育てていくべきである (3)ICT を活用してみて不便に感じたところ フィルタリングをかけることで安全性は保たれるが 動画や画像が見られなくなる場合がある 3クラスに2 台の保管庫なので 各クラス保管庫を1 台ずつ欲しい 同時に調べ学習を行うと音声が聞き取りづらいので イヤホンがあると好ましい