ひとが輝く創造都市 地域で取り組む鳥獣対策 ~ 自治会を中心とした捕獲隊の結成 ~ 集中豪雨による低平地での湛水被害 集中豪雨が発生しやすい地形特性 東シナ海からの湿った空気が湿舌となり大雨をもたらす 諫早湾沿岸 ( 諫早市 ) の 10 ケ年平均 (H7~16 年度 ) の年間総降水量は東京の 1

Similar documents
Microsoft Word - 01 変更計画書

現行見直し案見直し理由等 カラス 被害時期 : 通年 ニホンザル 被害対象 : 農作物全般への食害 農業施設へ被害 生活環境被害 ヒヨドリ 被害時期 : 通年 アナグマ 被害対象 : 果樹への食害 被害対象 : 農作物全般への食害 ハクビシン 被害対象 : 農作物全般への食害 住居侵入による生活環境

1. 有害鳥獣対策の法規制の緩和と捕獲業務の体制強化 建議 農作物の大敵である有害鳥獣の被害防止対策につきましては 毎年 補助事業等の活用により ワイヤーメッシュ柵 電気牧柵器及び箱罠の設置等に多額の予算を計上していただき また その普及や管理に関する知識の伝達等にご尽力いただいておりますことに対し

Microsoft Word - 鳥瓣被害韲æ�¢è¨‹çfl»ï¼‹H30-32;朕絇Ver

(別記様式第1号)

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域イノシシ ニホンジカ 中獣類 ( ハクビシン アライグマ そ対象鳥獣の他狩猟獣 ) カラス類 ( ハシブトガラス ハシボソガラス ) カモ類 ニホンザル ツキノワグマ計画期間平成 29 年度 ~ 平成 31 年度対象地域福井市 2. 鳥獣による農林

計画作成年度

(別記様式第1号)

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域 対象鳥獣計画期間対象地域 シロガシラ イノシシ キジ平成 27 年度 ~ 平成 29 年度うるま市全域 ( 注 )1 計画期間は 3 年程度とする 2 対象地域は 単独で又は共同で被害防止計画作成する全ての市町村名を記入 する 2. 鳥獣による農

( 別記様式第 1 号 ) 計画作成年度平成 28 年度 計画変更年度平成 29 年度 計画主体 筑紫野市 筑紫野市鳥獣被害防止計画 < 連絡先 > 担当部署名所在地電話番号 F A X 番号メールアドレス 筑紫野市環境経済部農政課筑紫野市二日市西一丁目 1 番 1 号

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域対象鳥獣イノシシ ニホンジカ ヌートリア アライグマ ハシブトガラス ハシボソガラス ( 以下 カラス類 と言う ) ツキノワグマ ニホンザル カワラバト キジバト ( 以下 ハト類 という ) アオサギ ダイサギ( 以下 サギ類 という ) 計画

(別紙様式第1号)

(様式第1号)

(別記様式第1号)

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域 対象鳥獣 計画期間 イノシシ ( イノブタを含む ) ニホンジカカラス類サギ類 平成 29 年度 ~ 平成 31 年度 対象地域 産山村 ( 注 )1 計画期間は 3 年程度とする 2 対象地域は 単独で又は共同で被害防止計画作成する全ての市町村

(別記様式第1号)

目 次 1 被害状況 (1) 農作物被害の推移 1 (1) 人身被害 1 2 捕獲状況 (1) 捕獲数の推移 2 (2) 狩猟捕獲の状況 3 (3) 被害防止捕獲の状況 4 3 防護柵の設置状況 (1) 防護柵設置延長の推移 5 (2) 防護柵の維持管理 6 4 生息地における取組状況 6 5 モニ

イノシシH30年度別計画

(Microsoft Word - \220\255\215\364\222\361\214\276\217\221.docx)

農業だより

Microsoft Word 修正 特定計画(イノシシ)案

秋子割合 現状評価と課題の整理 市内のイノシシ対策の現状を評価し, 課題を整理するため, 地理情報分析および捕獲状 況分析を行った ( 資料編参照 ). 1 地理情報分析による評価集落単位の各種行政資料 ( 捕獲情報, 防護柵設置状況, 市民からの要望など ) について, 地図上での分析 ( 地理情

( 別記様式第 1 号 ) 計画作成年度 平成 27 年度 計画変更年度 平成 29 年度 計画主体 飯能市 飯能市鳥獣被害防止計画 < 連絡先 > 担当部署名産業環境部農林課所在地飯能市大字双柳 1 番地の 1 電話番号 F A X 番号 メール

Microsoft PowerPoint 特定鳥獣イノシシ研修(配布用) (2)

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域 対象鳥獣 イノシシ ニホンジカ タヌキ アライグマ アナグマ イタチ カラス ヒヨドリ ムクドリ スズメ ドバト カワウ サギ 計画期間 対象地域 平成 27 年度 ~ 平成 29 年度 久留米市 うきは市 朝倉市 筑前町 東峰村 ( 注 )1

抜本的な鳥獣捕獲強化対策 平成 25 年 12 月 26 日環境省農林水産省

<819A837D836A B8E6292E894C F4390B3816A2E786477>

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域 対象鳥獣 ツキノワグマ カラス類 サギ類 カワウ カモ類 ハト類 スズメ イノシシ タヌキ ハクビシン ニホンジカ ニホンザル 計画期間 平成 28 年度 ~ 平成 30 年度 対象地域 長岡市全域 2. 鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止に

(1) 野生鳥獣による農作物被害状況 ( 全国及び九州 ) 野生鳥獣による全国の農作物被害額は 平成 22 年度において 239 億円で 前年度に比べて 26 億円 (12%) 増加 九州の農作物被害額についても 4 億円で 前年度に比べて 7 億 5 千万 (23%) 増加 九州の農作物被害額のう

実施計画の参考様式(この様式については、決定したものではありません

鳥獣による被害及びその防止の取組の実態調査_参考資料

(最終版)第二種管理計画(イノシシ)表紙

( 参考資料 ) ( 注 ) 鳥獣被害の現状と対策 ( 平成 28 年 3 月農林水産省 ) から抜粋 1

人材登録に必要な実績について Q1: 人材登録されるために必要な実績は? A: 分野ごとの必要な実績は以下のとおりです ( 詳細は募集要項をご覧ください ) 鳥獣保護管理プランナー次のア ) イ) のいずれかについて 鳥獣保護管理に関する計画の策定や見直し等に関する経験年数の合計が 5 年以上あると

(別記様式第1号)

平成 26 年度 決算説明書 / 事務事業評価シート 課名 農業委員会事務局 予算 款項目決算書目名事業名称 頁農業委員会費 農業委員会事業 1. 概要 目的 担い手の確保 育成と優良農地の確保 有効利用に向けた取り組み 対象 市民 事業概要 農業委員会事業 農地法第 3 条許可

1 アライグマの 分布と被害対策 1 アライグマの分布 1977 昭和52 年にアライグマと少年のふれあいを題材とし たテレビアニメが全国ネットで放映されヒット作となった それ 以降 アライグマをペットとして飼いたいという需要が高まり海 外から大量に輸入された しかしアライグマは気性が荒く 成長 す

(別記様式第1号)

人 3,500 3,000 狩猟登録者数の推移 3,241 3,180 3,202 3,247 3,373 合計 網 わな 銃 2,500 2,000 1,843 1,845 1,910 1,965 2,100 1,500 1,000 1,398 1,335 1,292 1,282 1,273 50

< F2D D F97D18F57978E B8367>

Microsoft Word - 3千葉県イノシシ対策計画案(241203)副課長指摘修正黒書き

(Microsoft Word - \201\2403-1\223y\222n\227\230\227p\201i\215\317\201j.doc)

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域対象鳥獣エゾシカ カラス類 ( ハシブトガラス ハシボソガラス ) ヒグマ キツネ アライグマ トド アザラシ計画期間平成 28 年度 ~ 平成 30 年度対象地域北海道稚内市 ( 全域 ) 2. 鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止に関する基本

<4D F736F F D20905F8CCB8E738EEB97C296C68B EE693BE81458D EF95E28F958BE08CF D6A E7B8D73816A2

イノシシH30年度別計画(資料編)

県管理の河川区域内における支障木伐採利用に係る取扱要領 1 目的本事業は 県が管理する河川区域内の支障木に関し 住民との協働による河川管理の一環として 河川支障木の効率かつ計画的な伐採による適切な維持管理に向け 公募型による支障木の伐採利用を推進する取扱いを行い もって河川区域内の支障木撤去の促進と

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

技術体系の紹介 : 1.ICT による檻罠の遠隔監視 操作システム クラウドまるみえホカクン 加害獣の集中的な捕獲による密度低下や頭数削減のため 大型の檻 罠が普及しています これらの捕獲効率を向上させるための遠隔監視 操作システムを開発しました ( 図 1 2) 檻をカメラで監視し インターネット

全国のニホンジカ及びイノシシの生息分布拡大状況 ニホンジカは昭和 53 年度から平成 26 年度までの36 年間で生息分布が約 2.5 倍に拡大 イノシシは昭和 53 年度から平成 26 年度までの36 年間で生息分布が約 1.7 倍に拡大 出典 : 全国のニホンジカ及びイノシシの生息分布拡大状況調

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域 対象鳥獣 計画期間 ニホンザル ツキノワグマ イノシシ ニホンジカ 平成 28 年度 ~ 平成 30 年度 対象地域小国町 ( 注 )1 計画期間は 3 年程度とする 2 対象地域は 単独で又は共同で被害防止計画作成する全ての市町村名を記入する

Taro-H30業務仕様書 (祖母傾地域)


頭数が多く 人慣れも進んだサル群 柵を設置できない河川から侵入するシカ 技術体系の紹介 : 1.ICT による檻罠の遠隔監視 操作システム クラウドまるみえホカクン 加害獣の集中的な捕獲による密度低下や頭数削減のため 大型の檻 罠が普及しています これらの捕獲効率を向上させるための遠隔監視 操作シス

02【通知案】年管管発 第号(周知・機構宛)

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

箱わなによる捕獲の流れ 箱わなの設置場所を選ぶ 餌付けにより誘引する 餌付けを続けて警戒心を解く 捕獲する 1

加えて 鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律 ( 平成 14 年法律第 88 号 ) が改正され 平成 27 年 5 月に施行されることとなっている 改正に伴い 法律の題名は 鳥獣の保護及 び管理並びに狩猟の適正化に関する法律 ( 以下 鳥獣保護管理法 という ) に改められ 法目的に 鳥獣の管理

目 次 1 計画策定の目的及び背景 管理すべき鳥獣の種類 計画の期間 管理が行われるべき区域 管理の目標... 2 (1) 現状... 2 ア生息環境... 2 イ生息動向及び捕獲状況... 4 ウ被害及び被害防除状況... 1 エ狩猟者登録数

< F2D F8AEE967B8E77906A89FC90B388C42E6A7464>

第3節 重点的な取り組み

<4D F736F F F696E74202D DC CC92B98F6295DB8CEC8AC7979D90A C982C282A282C AD955C A205B8CDD8AB B83685D>

(別記様式第1号)

(2) 丹沢におけるニホンジカ保護管理 ( 第 3 次神奈川県ニホンジカ保護管理計画 ) 計画期間 平成 24 年 4 月 1 日 ~ 平成 29 年 3 月 31 日 計画対象区域 保護管理区域 : 丹沢山地を含む 8 市町村 ( 相模原市は緑区のうち一部 ) 分布拡大防止区域 : 丹沢山地周辺部

資料3


12 野生動物被害対策強化(H26朝林)

の内訳 ( ): ア基本的な考え方について / イ取組について / ウその他の反映状況 ( ): 計画案に反映した /B の趣旨が既に素案に盛り込まれている / 1 ア P10-3 で イノシシによる被害を防止するための捕獲や防護柵設置等の とあるが 鳥獣害対策は 被害の予防を大前提とし それでも対

防除実施計画(表紙、目次)

目 次 1 計画策定の目的と背景 管理すべき鳥獣の種類 計画の期間 管理が行われるべき区域

Microsoft Word - 新潟県イノシシ保護管理計画(溶け込み)

Microsoft Word - 単純集計_センター長.docx

目次 1 背景 目的 方針の位置づけ 現状の問題と課題 今後の方針

1. 市街化調整区域における地区計画ガイドライン策定の目的市街化調整区域は 市街化を抑制すべき区域であるとともに 豊かな自然環境を育成 保全すべき区域である そのため 都市計画法において開発行為や建築行為が厳しく制限されている 本市都市計画マスタープランにおいても 将来都市構造の基本的な考え方の一つ

第 1 部 施策編 4

1c_本文118号.indb

4 有害鳥獣捕獲マイスター等による捕獲技術の向上 ( 農林事務所 猟友会 ) わな猟免許新規取得者を対象に有害鳥獣捕獲マイスター等による捕獲技術研修 実地指導を実施 (6 農林事務所で 8 回実施計 147 人受講 ) 2 捕獲の強化 (1) ニホンジカの捕獲強化 ( 猟友会委託 ) 指定管理鳥獣捕

西会津町における鳥獣被害対策について ~ 自分達の畑は自分達で守る ~ 西会津町の概要 人 口 7,523 人 世帯数 2,813 世帯 高齢化率 40.0% 面 積 298km2 (86% が山林 ) 平均降雪期間 128 日 平均最深積雪量 142cm 福島県耶麻郡西会津町 町内中心部より望む飯

参考資料 1 特定鳥獣の保護 管理に係る都道府県アンケート項目 ( イノシシ ) 参考資料 2 イノシシの保護及び管理計画の現状と課題 ( 平成 24 年度整理状況 ) 議事概要議事 (1) イノシシの保護及び管理の現状と課題資料 1-1イノシシの近年の動向について 資料 1-2イノシシの保護及び管


<8E738A5889BB92B290AE8BE688E E C E6169>

驕灘圏縺ェ繧医m陦ィ邏・4譏・

<4D F736F F D20967B95B681698DC58F498D D8E968C888DD A2E646F63>

( 問 2) 担い手確保 経営強化支援事業は 補助率が 2 分の 1 以内となっていますが 融資額と補助金はどのような関係となっていますか 本事業では 農業者の融資を活用した主体的な経営発展の取組を支援することから 融資の活用を要件としており 融資を主体とするいわゆる融資主体型補助事業としていること

<4D F736F F D2088C993DF8E7382C982A882AF82E992B98F6294ED8A E7E91CE8DF48169BBD98141BCB68141BCBC8141B8CF95D2816A2E646F63>

農業委員会法改正の全体像 農業委員会が その主たる使命である 農地利用の最適化 ( 担い手への集積 集約化 耕作放棄地の発生防止 解消 新規参入の促進 ) をより良く果たせるようにする 農業委員会 都道府県農業会議 全国農業会議所 農業委員会業務の重点化 農業委員会の業務の重点は 農地利用の最適化の

15 18 定率減税の縮減 (15% 控除 7.5% 控除 (2 万円上限 )) 資本金等の額 ( 税法に規定する資本金等の額又は連結個別資本金等の額 ) が 50 億円超 800,000 円 10 億円超 50 億円以下 540,000 円 1 億円超 10 億円以下 130,000 円 1 千万

加賀市農業委員会農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 1 月 26 日制定 加賀市農業委員会 第 1 指針の目的 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の一部改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

29 宇農委第 227 号 平成 29 年 12 月 5 日 宇治市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 宇治市農業委員会 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) 第 7 条第 1 項の規定に基づき 宇治市農業委員会にかかる標記指針を下記のと

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

2 農業委員会の運営 2 農業委員会は 市町村長が議会の同意を得て任命した 農業委員 で組織され 農業委員は 合議体としての意思決定 ( 農地の権利移動の許可 不許可の決定など ) を担当 農業委員会は 農地利用最適化推進委員 ( 以下 推進委員 という ) を委嘱し 推進委員は 担当区域における農

<4D F736F F D2091E6328AFA D C7689E681798DC58F49817A>

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

第 14 号様式 ( 第 10 条関係 ) ( 表面 ) 記入例 登 録 番 号 狩 猟 免 許 損 害 の 賠 償 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に 関する法律施行規則 65 条第 1 項第 7 号 第 8 号又は第 9 号に該当する者であるか否かの別 整理番号 対象鳥獣捕獲員であるか否かの

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

平成24年度「全国自治体の子育て支援施策に関する調査」報告書

平成10年度

4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

平成 30 年度茨城県地域猫活動推進事業実施要領 第 1 目的本事業は, 地域猫活動に取り組む市町村や地域を茨城県が支援することにより, 県内に地域猫活動を普及 定着させ, 飼い主のいない猫の適正管理を図り, 快適な生活環境の保持増進に寄与することを目的とする 第 2 用語の定義この要領における用語

ラストチャンスへ向けた悲痛な叫び 基本政策検討チームヒアリング資料 ( 地域産業基盤強化施策 ) 平成 26 年 10 月 9 日 岡山県総社市長片岡聡一 1

Transcription:

ひとが輝く創造都市 地域で取り組む鳥獣対策 ~ を中心とした捕獲隊の結成 ~ 集中豪雨による低平地での湛水被害 集中豪雨が発生しやすい地形特性 東シナ海からの湿った空気が湿舌となり大雨をもたらす 湾沿岸 ( 市 ) の 10 ケ年平均 (H7~16 年度 ) の年間総降水量は東京の 1.4 倍 日雨量 90 ミリを超える大雨の平均年間日数は東京の 1.9 倍 雲仙山系 長崎県市 湿舌 出典 : 国交省 HP 大水害昭和 32 年 7 月 25 日 悪夢の一夜は明けた : 一晩の豪雨で街並みや人々が消え去った 写真は市所有 昭和 57 年 7 月 23 日長崎大水害被害 干拓地は堤防で守られている標の低い土地 ( もともと海底 ) 野平野の状況市撮影 本明川 冠水した農地 大水害 50 周年記念誌より 旧市死者 2 全壊 2 半壊 11 床上浸水 904 郵便局前付近 八天町 市の概要 人口 139,970 人 世帯数 51,682 世帯 面積 321.28k m2 気候温暖 うまかもん 市の魅力 1

市のイノシシ被害の経過 本市のイノシシ被害は 平成 6 年頃から目立ち始め 被害地区は 市北の多良岳山麓の中山間に集中していた 近年は 耕作放棄地の増加に伴い イノシシの棲みかとしては絶好の条件となっており イノシシの生息地がだんだんと人里に近づいてきている そのため 住宅地にもイノシシが出没し 農作物被害だけではなく 市民生活にも影響が出ている 農作物被害金額の推移 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 イノシシ 19,808 18,193 19,433 18,370 16,585 31,555 50,581 その他鳥獣 15,144 6,158 1,579 4,349 3,674 187 26,117 計 34,952 24,351 21,012 22,719 20,259 31,742 76,698 H17 年 ~H23 年被害金額の推移 80,000 60,000 40,000 その他鳥獣イノシシ 20,000 0 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 有害鳥獣捕獲頭数の推移 H20 年 H21 年 H22 年 H23 年 イノシシ 662 881 1380 1738 カラス 428 349 330 295 その他鳥類 627 474 420 366 その他獣類 0 18 18 4 アライグマ 0 0 0 6 計 662 881 1,380 2,409 H20 年度 ~H23 年度捕獲頭数の推移 5000 4000 H23 年 3000 H22 年 2000 H21 年 H20 年 1000 0 イノシシ カラス その他鳥類 その他獣類 アライグマ 防護 対策について ワイヤーメッシュ柵及び電気柵の整備 年度 事業主体 種類 箇所数 延長 事業費 集団 WM 柵 0 箇所 0m 0 円 平成 19 年度 集団 電気柵 21 箇所 18,000m 3,440,000 円 集団 WM 柵 5 箇所 2,805m 2,025,000 円 平成 20 年度 集団 電気柵 27 箇所 27,050m 5,081,000 円 集団 WM 柵 6 箇所 4,370m 2,115,000 円 平成 21 年度 集団 電気柵 32 箇所 31,750m 6,318,000 円 集団 WM 柵 11 箇所 10,300m 4,709,064 円 平成 22 年度 集団 電気柵 17 箇所 14,300m 3,333,477 円 集団 WM 柵 46 箇所 60,150m 24,870,858 円 平成 23 年度 集団 電気柵 65 箇所 95,250m 20,694,000 円 集団 WM 柵 72 箇所 233,520m 103,183,000 円 平成 24 年度 集団 電気柵 39 箇所 42,740m 11,112,000 円 合計 540,235m 186,881,399 円 捕獲 対策について 狩猟免許取得者及び有害鳥獣捕獲従事者の推移 捕獲 対策について 地元猟友会による捕獲活動 年度 単位 : 人 歳 平成 19 年度平成 20 年度平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度 ながさき有害鳥獣被害防止特区の活用 新規免許取得者 10 9 34 34 43 猟友会有害鳥獣捕獲従事者 85 96 93 104 117 計 95 105 127 138 160 猟友会有害鳥獣捕獲従事者の平均年齢 62 63 59 63 62 箱わなの整備及び狩猟免許取得に対する助成 箱わな購入補助 80% 捕獲報奨金制度の活用 イノシシ (1 頭につき 7,500 円 ) アライグマ (1 頭につき 2,500 円 ) 2

棲み分け 対策について イノシシ被害対策重点モデル事業を活用した緩衝帯の整備 平成 21 年度 10 名雇用 12.0ha 平成 22 年度 5 名雇用 7.5ha 平成 23 年度 5 名雇用 6.5ha 平成 24 年度 5 名雇用中 (9/1~1/31) 防護柵を整備する地区を優先的に実施し 防護柵の効果をめるとともに イノシシと人の生活圏 ( 活動域 ) の分離を進めている 有害鳥獣対策の取組みについて 長崎県では 野生鳥獣の農業被害の増加に対応するため 平成 16 年度から 防護 捕獲 棲み分け の 3 対策について 各種研修会による人材育成 捕獲の規制緩和や報奨金制度の導入を進めてきた 例 : 専門指導員の配置 イノシシ大学の開催 市でも 防護 捕獲 棲み分け の 3 対策の普及推進のため イノシシ大学 への関係機関職員の参加推進や集落単位での被害防止講習会などを開催して有害鳥獣 ( 特にイノシシ ) の被害防止に取組んでいる イノシシ被害発生時の対応 被害発生 ( 農作物 生活環境 ) 特区制度を活用した取組みについて 名称 : ながさき有害鳥獣被害防止特区 市有害鳥獣対策室 ( 市有害鳥獣捕獲実施隊 : 職員 4 名 嘱託職員 2 名 ) 被害地現地調査 ( 市嘱託職員 ) 有害鳥獣捕獲員 ( 特区隊 ) 有害鳥獣捕獲従事者従事者 ( 猟友会 ) わなの設置 ( 箱わな くくりわな ) 特区従事者は 箱わなのみ 平成 16 年 6 月 21 日に長崎県が認定を受け 5 市町村でスタートした 市は 平成 23 年 3 月 25 日付で国の認定を受け平成 23 年度よりを中心として特区捕獲隊を組織し リーダーである狩猟免許所持者の指導のもと 非免許所持者と一つのチームとなって イノシシの捕獲に取り組んでいる 特区捕獲隊導入の経緯 平成 22 年度に猟友会と協議し 猟友会員に対し周知を行った その後 市内の各別に制度の説明会を行い 制度の浸透を図った 当時はイノシシによる農作物被害が激しさを増している最中であり 農家が箱罠の設置を希望しても被害件数が多いため 長く順番待ちをしなければならない状況であった そのような中で 農家が素く 箱わな の設置が出来る制度に魅力を感じた 32 が 集落説明会を希望し 平成 23 年度は 28 で捕獲隊を立ち上げた 市の組織図 中 央 南 北 13 9 12 14 5 15 17 本 野 0 0 2 0 3 1 5 2 4 真 津 山 市連合会 (225 43,021 世帯 ) 栗 野 9 12 9 22 長 田 有 喜 多 良見 東 多 良見 飯 盛 東 2 1 1 2 飯 盛 10 11 6 7 森 山 来湯 江 来宇 良 1 7 1 0 長会議毎月 1 回開催 来 江 12 13 11 11 来深 海 長 井 7 2 2 4 特区取組数 3

説明時資料 ながさき有害鳥獣被害防止特区 実施位置図 ながさき有害鳥獣被害防止特区 狩猟免許 ( わな猟 ) を取得していない者を狩猟免許取得者の指導 監督のもと 捕獲作業に従事させることができる 集落単位 実施希望申請 ( 市へ ) 随時受付 実施協定に基づき捕獲指導者配置 地元協議 ( 捕獲隊の編成 ) ( 捕獲計画の作成 ) 安全講習会の受講 ( 市主催 ) 捕獲活動の実施 実績報告 イノシシ捕獲檻整備に対する援 狩猟免許を持っていることが条件 ( 特区制度に基づき取り組む場合は不要 ) 有害鳥獣捕獲従事者 ( 推薦者 ) (2 戸以上個人 ) を通じての希望 市有害鳥獣被害防除対策協議会で購入 配 布 県単補助で購入補助率 : 県 40% 市 40% 地元 20% 地元負担金の納入 20% 特区捕獲隊のフロー図 県央振興局 講習受講者報告 捕獲許可報告及び実績報告 市有害鳥獣対策室 捕獲許可申請 実績報告 捕獲隊チーム 運搬 見回り えさ補充等の活動など 指導 監督 捕獲許可 許可証交付 講習会実施 箱わな設置 猟友会捕獲従事者の自己農地の被害対策に効果がある必要最限の区域へ設置自己農地 活動の推移について 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 実施 28 40 従事者数 336 人 359 人 捕獲頭数 91 頭 95 頭 箱わな 購入数 170 基 98 基 取組期間 8 月 ~10 月 4 月 ~ 翌年 3 月 H24 年度の捕獲頭数は 12 月末現在の推計値 狩猟免許所持者 の区域 市及び猟友会の役割 市と猟友会は協定書に基づき各自の役割を定めた 市 狩猟免許無し捕獲従事者の安全教育 ( 安全講習会の実施 ) 猟友会 捕獲指導者の選任 狩猟免許なし捕獲従事者への捕獲指導 ( 箱わな設置指導 etc) 捕獲後の止め刺し 指導員の指導による箱わな設置 市が開催する安全講習会 安全対策について 捕獲従事者安全講習会 講習内容 特区制度の概要 鳥獣保護法 箱わなの安全対策 捕獲指導員の指導監督が必要な事項 捕獲時の止め刺し 箱わなの移動と設置 1 年に 1 回は 安全講習会受講を義務づけ 市職員による 箱わな の設置講習 4

鳥獣保護法に基づく保険加入について 1 賠償保険 特区捕獲隊が使用する箱わなには 所属で身体賠償 物損賠償に加入している 保険料 :1,000 円程度 ( 箱わな 1 基分 ) 身体賠償限度額 :3,000 万円 ( 上限 )/1 人 物損賠償限度額 :100 万円 /1 事故 免責 :1 万円 ( 身体 財物ともに ) 2 従事者傷害保険 各の住民保険等で対応 アンケート調査実施 ながさき有害鳥獣被害防止特区の取組みに関するアンケート調査表 該当する番号を で囲んで下さい 名回答者名 1. 狩猟免許を所持する捕獲指導者について 1 地区内在住者 2 他地区在住者 3 市からの推薦者指導者の方のお名前を教えてください 氏名また その人は 猟友会の会員さんですか 1 猟友会会員である 2 猟友会の会員ではない 2. 狩猟損害賠償保険について 1 で加入した 2 捕獲指導者が加入している保険を活用した 3. 捕獲奨励金について 1 が受け取る 2 捕獲指導者が受け取る 3 と捕獲指導者で分ける 3に をされた場合 それぞれが受け取る額はどのくらいを考えておられますか の額捕獲指導者の額 4. 捕獲従事者に対する手当てについて 1 手当てを給する 2 手当ては給しない 給される場合 金額を教えてください 捕獲指導者捕獲隊員 5 捕獲に係る経費について (1) えさ代について 1 が負担する (2) ガソリン代について 1 が負担する (3) 箱わなの修理費について 1 が負担する アンケート調査実施 わな特区に関する取組み状況 ( アンケート調査集計 ) 捕獲指導者狩猟保険捕獲奨励金捕獲従事者手当えさ代等ガソリン代箱わな修理代地他市猟会自を捕自指者自自指捕捕自指自指自指区地か氏友員治活獲治導で治治導給給獲獲治導治導治導番号名内区ら名会以会用指会者分会会者すし指隊会者会者会者在在の会外で導受受けとののるな導員負負負負負負住住推員加者領領る指額額い者担担担担担担者者薦入分導 1 20% 80% 2 50% 50% 3 3,500 4,000 4 5 6 8 100% 9 10 11 4,000 3,500 12 50% 50% 13 14 16 2,500 5,000 17 100% 18 19 20 21 22 23 24 25 26 60% 40% 27 28 29 30 31 32 33 未定 16 12 0 24 4 8 20 8 13 7 2 26 16 12 7 21 20 8 今後の課題 実施の拡大制度を利用していないへの呼びかけ 最終目標数 100 実施の意識の低下 1 特区実施の捕獲意識の低下 2 箱わなの放置 3 捕獲従事者の齢化 4 捕獲指導者の齢化と人員の減少 安全講習会時の意見交換 狩猟免許取得者の拡大 最後に 1 捕獲対策の要である猟友会の齢化を見据え 猟友会と連携を図りながら 有害鳥獣捕獲従者の確保に取り組む 2 地域住民が地域ぐるみで鳥獣対策を学ぶ機会を作ると共に 地域のリーダーの育成を図る 3 各種補助制度の有効活用を推進する 地域ぐるみの取り組み 5