知的財産 標準化の戦略的活用 大学及び公的研究機関の実施許諾数 学等における特許権保有件数及び実施等件数 ( 前掲目標値データ参照 ) 大学等における特許権保有件数は平成 27 年度に 35,67 件となり 平成 17 年度からの 1 年間で約 13 倍となった 特許権実施等件数は平成 27 年度に 11,872 件となり 平成 17 年度からの 1 年間で約 11 倍となった 研究開発型法人の特許権の実施許諾 譲渡件数 特許権の実施許諾 譲渡件数は 平成 23 年度からの 5 年間では 平成 26 年度が最大で 6,58 件であり 平成 27 年度は 6,4 件であった 実施許諾 譲渡の相手は 特許の共有相手以外の国内中小企業が多く 次いで特許の共有相手となっている 図表 1 特許権の実施許諾 譲渡件数 ( 研究開発型法人 ) ( 注 1 注 2 注 3) 数(件)7, 件 5 297 6, 145 6 36 191 8 247 5, 5 279 5 158 131 267 155 3,388 4, 2,921 2,894 2,646 2,648 3, 2, 836 918 1,63 1,44 1,245 1, 1,225 1,142 1,14 1,233 1,317 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 特許の共有相手 国内大企業 国内中小企業 国内その他 外国企業 外国その他 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% %.1%.1%.1%.1%.1% 5.4% 5.2% 4.5% 4.6% 6.% 2.6% 3.% 2.9% 2.2% 3.2% 51.7% 51.6% 52.5% 52.1% 48.4% 16.3% 17.9% 19.3% 22.1% 2.6% 23.9% 22.2% 2.7% 18.9% 21.8% 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 特許の共有相手国内大企業国内中小企業 国内その他外国企業外国その他 ( 注 1) 自ら研究開発を行う研究開発法人 33 法人に関する集計結果 ( 注 2) 件数は実施許諾 譲渡したのべ権利数 ( 注 3) 実施許諾 譲渡相手を 特許の共有相手 共有相手以外 に区分し 後者について相手先を細かく分類 国内その他 外国その他 とは 企業以外の相手先 ( 例えば大学 公的研究機関など ) を含む ( 出所 ) 内閣府 独立行政法人等の科学技術関係活動等に関する調査 を基に作成 13
知的財産 標準化の戦略的活用 大学及び公的研究機関の実施料収入の推移 第 2レイヤー特許権の実施許諾による収入 大学等の特許権実施等収入額は26.8 億円となり 平成 17 年度以降最大となっている 研究開発型法人の特許権の実施許諾 譲渡収入額は 平成 27 年度に2. 億円となっている 図表 1 大学等における特許権実施等収入額図表 2 実施許諾 譲渡した特許権の収入額 ( 研究開発型法人 ) ( 注 1) 3, 3, 2,5 2,5 2, 収収入入 2, 額(1,5 額(百 2,684 1,5 万百円)2,212 万 1, 1,992 円)1, 1,996 1,446 1,558 1,52 1,625 5 986 1,92 1,258 1,21 891 5 639 平成 17 年度 81 平成 18 年度 774 平成 19 年度 平成 2 年度 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 ( 注 ) 特許権実施等収入額 とは 実施許諾又は譲渡した特許権 ( 特許を受ける権利 の段階のものも含む ) の数 収入額を指す ( 出所 ) 文部科学省 大学等における産学連携等実施状況について を基に作成 ( 注 ) 自ら研究開発を行う研究開発法人 33 法人に関する集計結果 ( 出所 ) 内閣府 独立行政法人等の科学技術関係活動等に関する調査 を基に作成 131
知的財産 標準化の戦略的活用 国の研究開発フ ロシ ェクトに関与する知的財産マネシ メント人材の人数 知的財産マネジメント人材の人数 平成 27 年度の知的財産プロデューサーは 25 人である 図表 1 知的財産プロデューサーの人数 3 2 ( 人 ) 17 18 18 21 24 25 25 25 1 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 ( 上期 ) 平成 27 年度平成 28 年度平成 28 年度 ( 下期 ) ( 上期 ) ( 下期 ) ( 注 ) 知的財産プロデューサーは 工業所有権情報 研修館 (INPIT) から 国際的競争力を持った産業を創出するため 公的資金が投入され 革新的技術の研究開発プロジェクトを推進している大学や研究開発コンソーシアム等へ 研究成果を事業化に結びつける知的財産の専門家を派遣する事業であった ( 出所 ) 独立行政法人工業所有権情報 研修館 HP を基に作成 132
スタッフ数(人 知的財産 標準化の戦略的活用 大学及び公的研究機関の事業化や橋渡し支援人材の配置数 大学及び公的研究機関の事業化や橋渡し支援人材の配置数 事務の人材がもっとも多く 平成 26 年度は 713.8 人 ライセンス 知財管理 共同研究 リエゾンの人数は近年 4~5 人程度で横ばいである 図表 1 大学及び公的研究機関の事業化や橋渡し支援人材の配置数 1, 9 857.4 913. 8 7 6 5 4 383.7 383.3 3 2 713.8 659.1 68.9 629.3 447.5 447.3 463.3 42.2 451.6 468.6 439. 419.9 427. 418.5 45.2 43.5 428.6 413.5 392.9 39.6 424.8 44.5 264.1 265.8 274.7 3.9 47.6 47.7 47.7 51.8 58.8 58.4 48.3 63.8 1 59.2 4.1 平成 17 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 2 年度 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 )事務ライセンス 知財管理共同研究 リエソ ン大学発ヘ ンチャー支援 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 ( 注 1) 各担当業務に従事する割合で按分して計算している ( 注 2) アンケート調査対象は 大学産学連携部門 大学産学連携部門 TLO 一体型 単独 TLO 広域型 TLO 公的研究機関 ( 注 3) 事務 とは ライセンスや共同研究契約および特許出願に付随する学内手続きを主に行う事務的な業務に携わる事務スタッフ ( 出所 ) 一般社団法人大学技術移転協議会 大学技術移転サーベイ に基づき作成 133
知的財産 標準化の戦略的活用 よろず支援窓口 ( 中企庁事業 ) と知財総合支援窓口 ( 特許庁 ) への相談件数 窓口相談件数 よろず相談支援窓口 ( 中企庁 ) の相談対応件数 知財総合支援窓口支援件数 ( 特許庁 ) は平成 27 年度でそれぞれ約 24 万件 約 17 万件となっている 図表 1 知財総合支援窓口相談件数 ( 件 ) 18, 知財総合支援窓口 ( 特許庁 ) 知的総合支援窓口支援件数 ( 特許庁 ) 169,911 よろず支援窓口 ( 中企庁 ) 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 ( 注 1) 相談対応件数 92,82 243,354 157,691 来訪相談者 39,733 77,559 81,734 相談者満足度 ( 注 2) ( 全国平均 ) 84.4% 第 1 回 84.4% 第 2 回 88.5% 16, 14, 12, 1, 8, 6, 4, 2, 148,77 146,612 118,685 1,91 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 ( 注 1) 平成 28 年 4 月から平成 29 年 1 月の累計値 ( 注 2) 全回答数 ( 無回答 を含む ) のうち 満足 やや満足 と回答した総数の割合 ( 出所 ) よろず支援拠点 HP を基に作成 ( 出所 ) 特許庁 特許行政年次報告書 ( 各年度 ) を基に作成 134
知的財産 標準化の戦略的活用 特許審査を行う人数 五大特許庁の審査官数 五大特許庁の審査官数を比較すると 我が国の審査官数は米国 中国に次いでいるものの 近年増加傾向にある他国に対して横ばいとなっている 五大特許庁 = 日本特許庁 (JPO) 欧州特許庁 (EPO) 米国特許商標庁 (USPTO) 韓国特許庁 (KIPO) 中国国家知識産権局 (SIPO) 図表 1 五大特許庁の審査官数 ( 人 ) 1, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1, 9,161 8,466 7,831 7,928 8,457 6,685 6,827 5,955 6,143 6,128 5,73 5,376 4,779 4,42 4,62 3,555 3,689 3,864 3,969 3,967 3,961 3,994 4,112 4,221 4,227 2,81 3,859 3,355 2,46 1,567 1,68 1,692 1,73 1,711 1,713 1,71 1,72 1,72 1,468 727 66 678 675 712 711 726 732 813 平成 18 年平成 19 年平成 2 年平成 21 年平成 22 年平成 23 年平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年 JPO EPO USPTO KIPO SIPO ( 注 )JPO の 26 年 ~215 年の括弧内は任期付審査官数 ( 出所 ) 特許庁 特許行政年次報告書 216 年版 を基に作成 135
知的財産 標準化の戦略的活用 特許庁による地方における面接審査件数 出張面接審査の件数 出張面接審査の件数は減少傾向にあり 平成 27 年度は 323 件となっている 図表 1 出張面接審査の件数 ( 件 ) 2, 1,652 1,5 1,31 1,33 1,198 1,125 1, 886 865 5 511 384 323 ( 出所 ) 特許庁 特許行政年次報告書 ( 各年度 ) を基に作成 136
知的財産 標準化の戦略的活用 知財の権利化までの平均日数 特許の権利化までの ( 平均 ) 期間 我が国の特許庁の特許の権利化までの ( 平均 ) 期間は 平成 23 年度までは 3 か月を上回っていたが 平成 26 年度には 9.3 か月となり 他国と比較しても短くなっている 特許庁は 1 年目標として 平成 35 年度 (223 年度 ) までに特許の権利化までの平均期間 ( 標準審査期間 ) を平均 14 か月以内とするという目標を設定し取組んでいる ( 月 ) 5. 4. 3. 2. 1. 43.9 45.3 4.6 31.8 31.8 32.4 3.6 31.3 32. 図表 1 特許の権利化までの ( 平均 ) 期間 46.9 41.7 4.5 39.1 35.3 35.3 36.2 36.1 33.9 34. 31.7 34.8 34.9 33.5 33.8 28.6 29.6 24.6 22.9 22.6 22.2 22.2 24.2 22.8 21.6 19.1 17.4 18.8 18.1 12.5 11. 9.3 9.1 USPTO SIPO KIPO JPO EPO. 平成 17 年度平成 18 年度平成 19 年度平成 2 年度平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度 ( 注 )JPO の最終処分期間 すなわち権利化までの期間 ( 標準審査期間 ) は 審査請求日から取下げ 放棄又は最終処分を受けるまでの平均期間 ( 出願人が制度上認められている期間を使って補正等をすることによって特許庁から再度の応答等を出願人に求めるような場合等を除く ) USPTO の最終処分期間は 出願日から放棄又は最終処分を受けるまでの平均期間 ( 植物特許 再審査を含む ) EPO の最終処分期間は 実体審査開始から最終処分までの期間の中央値 SIPO の最終処分期間は 実体審査開始から最終処分までの平均期間 KIPO の最終処分期間 各年に最終処分を受けた全出願の最終処分までに要した審査期間 ( 総月数 ) を各年の最終処分件数で除した値 ( 出所 ) 特許庁 特許行政年次報告書 ( 各年度 ) を基に作成 137
知的財産 標準化の戦略的活用 国際特許出願数 (PCT 出願 ) 国際特許出願件数 日本国特許庁を受理官庁とする PCT 出願件数は平成 26 年を除き増加傾向にあり 平成 27 年には 43,97 件となっている 図表 1 日本国特許庁を受理官庁とした特許協力条約に基づく国際特許出願 (PCT 出願 ) の件数 ( 件 ) 5, 45, 4, 35, 3, 25, 2, 15, 1, 5, 26,422 26,935 28,27 29,291 31,524 37,974 42,787 43,75 41,292 43,97 ( 出所 ) 特許庁 特許行政年次報告書 216 年版 を基に作成 138
数平成 18 年平成 19 年平成 2 年平成 21 年平成 22 年平成 23 年平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年件 知的財産 標準化の戦略的活用 国際標準化機関における幹事国引受件数 国際標準化機関における幹事国引受件数 ISO および IEC における幹事国引受件数は 増加傾向にあり 平成 27 年に 97 件となっている 図表 1 国際標準化機関における幹事国引受件数 12 1 8 6 13 14 15 15 15 23 24 25 24 23 IEC ISO 4 2 5 54 59 59 63 67 67 7 72 74 ( 注 )ISO は正式名称を国際標準化機構 (International Organization for Standardization) の略であり 各国の代表的標準化機関から成る国際標準化機関で 電気 通信及び電子技術分野を除く全産業分野 ( 鉱工業 農業 医薬品等 ) に関する国際規格の作成を行っている IEC は 正式名称を国際電気標準会議 (International Electrotechnical Commission) の略であり 各国の代表的標準化機関から成る国際標準化機関であり 電気及び電子技術分野の国際規格の作成を行っている ( 出所 ) 経済産業省 基準認証政策の歩み 216 基準認証政策の歩み 213 に基づき作成 139
知的財産 標準化の戦略的活用 中堅 中小企業等の優れた技術 製品の標準化件数 中堅 中小企業等の優れた技術 製品の標準化件数 中堅 中小企業等の優れた技術 製品の標準化件数については 平成 28 年末で 5 件となっている ( 注 ) 中堅 中小企業等が 新市場創造型標準化制度 を利用し 標準化を行った規格数 ( 新市場創造型標準化制度は 平成 26 年 7 月に始まった制度 ) ( 出所 ) 経済産業省調べ 14
人材 知 資金の好循環システムの構築 イノベーション実現企業の割合 イノベーション実現企業の割合 イノベーション実現企業の割合 (212 年度 ~214 年度 ) は全体で 4% であり 企業規模が大きいほど高く 製造業がサービス業より高い プロダクトイノベーション実現企業の割合 (212 年度 ~214 年度 ) は全体で 12% プロセスイノベーション実現企業の割合 (212 年度 ~214 年度 ) は全体で 15% であり やはり企業規模が大きいほど高く 製造業がサービス業より高い 29 年度 ~211 年度と 212 年度 ~214 年度を比較すると プロダクトイノベーション実現企業の割合は 大規模企業を除いて減少しているのに対し プロセスイノベーション実現企業の割合はどの区分でも増加している 図表 1 イノベーション実現企業 プロダクトイノベーション実現企業 プロセスイノベーション実現企業の割合 イノベーション実現企業の割合 プロダクトイノベーション実現企業の割合 プロセスイノベーション実現企業の割合 割合 7% 6% 5% 4% 3% 2% 4% 38% 47% 59% 49% 4% 割合 3% 25% 2% 15% 1% 14% 12% 12% 11% 19% 16% 27% 25% 2% 19% 13% 11% 割合 3% 25% 2% 15% 1% 15% 12% 14% 1% 2% 17% 28% 25% 25% 2% 13% 12% 1% 5% 5% % 全体小規模企業中規模企業大規模企業製造業サービス業 % 全体小規模企業中規模企業大規模企業製造業サービス業 % 全体小規模企業中規模企業大規模企業製造業サービス業 第 4 回調査 (212 年度 ~214 年度 ) 第 3 回調査 (29 年度 ~211 年度 ) 第 4 回調査 (212 年度 ~214 年度 ) 第 3 回調査 (29 年度 ~211 年度 ) 第 4 回調査 (212 年度 ~214 年度 ) ( 注 1) 経済センサス基礎調査における 経営組織 のうちの 会社 ( 株式会社 ( 有限会社を含む ) 合名会社 合資会社 合同会社 相互会社 ) に属し なおかつ常用雇用者数が国内と海外を合わせて 1 人以上で 農林水産業 鉱業 採石業 砂利採取業 建設業 製造業 電気 ガス 熱供給 水道業 サービス業の一部に属する企業 ( 注 2) 数値は母集団での全企業に占める割合の推計値である ( 注 3) 小規模とは常用雇用者数 ( 国内及び海外 )1 人以上 49 人以下の企業 中規模とは同 5 人以上 249 人以下の企業 大規模とは同 25 人以上の企業を指す ( 出所 ) 文部科学省 第 4 回全国イノベーション調査 を基に作成 141