ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

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未承認薬 適応外薬の要望に対する企業見解 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 会社名要望された医薬品要望内容 CSL ベーリング株式会社要望番号 Ⅱ-175 成分名 (10%) 人免疫グロブリン G ( 一般名 ) プリビジェン (Privigen) 販売名 未承認薬 適応 外薬の分類

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

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1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

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膿疱性乾癬の効能追加 ( 承認事項の 部変更承認 ) に伴う改訂 改訂内容 ( 該当部のみ抜粋 ) 警告 1.~3. 4. 関節リウマチ患者では, 本剤の治療を行う前に, 少なくとも 1 剤の抗リウマチ薬等の使用を十分勘案すること. また, 本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験をもつ医師が使

用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

ヒアルロン酸ナトリウム架橋体製剤 特定使用成績調査

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを


改訂理由 1. 重要な基本的注意の項について 2. 重要な基本的注意 (9) ギラン バレー症候群においては 筋力低下の改善が認められた後 再燃することがあるので その場合には本剤の再投与を含め 適切な処置を考慮すること 学会のガイドライン等でギラン バレー症候群の治療においては 静注用免疫グロブリ

スライド 1

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1. 今回の変更に関する整理 効能 効果及び用法 用量 ( 添付文書より転載 ) 従来製剤 ( バイアル製剤 ) と製法変更製剤 ( シリンジ製剤 ) で変更はない 効能 効果 用法 容量 B 型肝炎の予防通常 0.5mL ずつ4 週間隔で2 回 更に 20~24 週を経過した後に1 回 0.5mL

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改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

減量・コース投与期間短縮の基準

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2. 重要な基本的注意 (7) 本剤を慢性炎症性脱髄性多発根神経炎 ( 多巣性運動ニューロパチーを含む ) に対して用いる場合 以下の点に注意すること 1) 本剤による慢性炎症性脱髄性多発根神経炎 ( 多巣性運動ニューロパチーを含む ) の治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること 2)

審査結果 平成 26 年 2 月 7 日 [ 販売名 ] 1 ヘプタバックス-Ⅱ 2 ビームゲン 同注 0.25mL 同注 0.5mL [ 一般名 ] 組換え沈降 B 型肝炎ワクチン ( 酵母由来 ) [ 申請者名 ] 1 MSD 株式会社 2 一般財団法人化学及血清療法研究所 [ 申請年月日 ]

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使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

針刺し切創発生時の対応

サーバリックス の効果について 1 サーバリックス の接種対象者は 10 歳以上の女性です 2 サーバリックス は 臨床試験により 15~25 歳の女性に対する HPV 16 型と 18 型の感染や 前がん病変の発症を予防する効果が確認されています 10~15 歳の女児および

緒言

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p 13

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ロタウイルスワクチンは初回接種を1 価で始めた場合は 1 価の2 回接種 5 価で始めた場合は 5 価の3 回接種 となります 母子感染予防の場合のスケジュール案を示す 母子感染予防以外の目的で受ける場合は 4 週間の間隔をあけて2 回接種し 1 回目 の接種から20~24 週あけて3 回目を接種生

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第1回肝炎診療ガイドライン作成委員会議事要旨(案)

日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

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日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール

2. 改訂内容と改訂理由 (1) 効能 効果 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 効能 効果 気管支喘息 ( 既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る ) 既存治療で効果不十分な好酸球性多発血管炎性肉 改訂前 効能 効果 気管支喘息 ( 既存治療によっても喘息症状をコントロ

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添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

副作用収集状況 市販直後調査期間中 (2011 年 4 月 11 日 ~2011 年 10 月 31 日 ) に収集された副作用は 200 例 258 件でした そのうち 重篤な副作用は 8 例 14 件でした 副作用の内訳を表 1 に示します 重篤な副作用は 高カルシウム血症 3 件 意識変容状態

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

改訂前 用法 用量 多発性骨髄腫デキサメタゾンとの併用において 通常 成人にはレナリドミドとして 1 日 1 回 25 mg を 21 日間連日経口投与した後 7 日間休薬する これを 1 サイクルとして投与を繰り返す なお 患者の状態により適宜減量する 5 番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群

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鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

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ダラツムマブってどんな薬? 初発の患者さん ( 初めて治療を受ける患者さん ) の治験募集についてー 米国で承認された ダラツムマブ という新薬について Q&A 形式でご紹介します Q&A の監修は 名古屋市立大学病院血液 腫瘍内科診療部長飯田真介先生です Q1 ダラツムマブという薬が米国で承認され

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

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変更 [ 点線部分 ] [ 下線部分 ] 用法 用量 [ 改訂部分のみを記載 ] 本剤は 添付の日本薬局方注射用水 (500mg 製剤は 10mL 2,500mg 製剤は 50mL 5,000mg 製剤は 100mL で溶解し 効能 効果に応じて以下のとおり投与する なお 直接静注する場合は 極めて

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審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

B 型肝炎 予防接種予診票 * 接種希望の方へ : 太ワク内にご記入ください * お子さんの場合には 健康状態をよく把握している保護者がご記入ください 記入日年月日 男 ふ り が な 住 所 ける人の氏名女受 保護者の氏名 生年月日 大正昭和平成 年月日生 ( 満歳ヵ月 ) 診察前の体温度分 電話

ポプスカイン0.75% 注シリンジ 75mg /10 院 Popscaine 75mg /10 院 / 筒 丸石 薬価 円 / 筒 効 硬膜外麻酔 用 ( 注 )1 回 150mg ( 本剤として20 院 ) までを硬膜外腔に投与 禁 大量出血やショック状態, 注射部位またはその周辺に

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クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

BD( 寛解導入 ) 皮下注療法について お薬の名前と治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 薬の名前作用めやすの時間 1 日目

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D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

試験デザイン :n=152 試験開始前に第 VIII 因子製剤による出血時止血療法を受けていた患者群を 以下のい ずれかの群に 2:2:1 でランダム化 A 群 (n=36) (n=35) C 群 (n=18) ヘムライブラ 3 mg/kg を週 1 回 4 週間定期投与し その後 1.5 mg/k

目次 C O N T E N T S 1 下痢等の胃腸障害 下痢について 3 下痢の副作用発現状況 3 最高用量別の下痢の副作用発現状況 3 下痢の程度 4 下痢の発現時期 4 下痢の回復時期 5 下痢による投与中止時期 下痢以外の胃腸障害について 6 下痢以外の胃腸障害の副

生後 1 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射生後 6 カ月 HB ワクチン 0.25ml 皮下注射 2013 年 11 月 1 日 日本産科婦人科学会周産期委員会未承認薬検討小委員会担当委員日本周産期 新生児医学会副理事長 社保委員会副委員長久保隆彦

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AC 療法について ( アドリアシン + エンドキサン ) おと治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 作用めやすの時間 イメンドカプセル アロキシ注 1 日目は 抗がん剤の投与開始 60~90 分

改訂後改訂前 << 効能 効果に関連する使用上の注意 >> 関節リウマチ 1. 過去の治療において 少なくとも1 剤の抗リウマチ薬 ( 生物製剤を除く ) 等による適切な治療を行っても 疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること 2. 本剤とアバタセプト ( 遺伝子組換え ) の併用は行わな


改訂内容 ( 部追加 改訂 部削除 ) ビ シフロール 錠, ミラペックス LA 錠 共通 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 2. 重要な基本的注意 (5) レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により 病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず 持続的に

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タフィンラーカプセル50mg/75mg、メキニスト錠0.5mg/2mg 添付文書改訂のお知らせ

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2018 年 10 月 4 日放送 第 47 回日本皮膚アレルギー 接触皮膚炎学会 / 第 41 回皮膚脈管 膠原病研究会シンポジウム2-6 蕁麻疹の病態と新規治療法 ~ 抗 IgE 抗体療法 ~ 島根大学皮膚科 講師 千貫祐子 はじめに蕁麻疹は膨疹 つまり紅斑を伴う一過性 限局性の浮腫が病的に出没

経皮吸収型鎮痛消炎貼付剤 外皮用インドメタシン貼付剤 1. 改訂内容改訂後 ( 下線部は追加 変更箇所 ) 4. 妊婦 産婦 授乳婦等への使用妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ使用すること 妊婦に対する安全性は確立していない 厚生労働

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

抗Dグロブリン筋注用1000倍「ニチヤク」


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会長 日本製薬団体連合会会長 日本一般用医薬品連合会会長 米国研究製薬 工業協会会長 欧州製薬団体連合会会長及び一般社団法人日本医薬品卸業連合 会会長あてに発出することとしているので申し添えます

医師が問診 検温および診察の結果から 接種できるかどうか判断します 次の人は このワクチンの接種を受けることはできません 明らかに発熱 ( 通常 37.5 以上 ) している人 重篤な急性疾患にかかっている人 過去にこのワクチンに含まれている成分でアナフィラキシーをおこしたことがある人 上記以外に医

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クローン病 クローン病の患者さんサポート情報のご案内 ステラーラ を使用される患者さんへ クローン病に関する情報サイト IBD LIFE による クローン病治療について ステラーラ R を使用されているクローン病患者さん向けウェブサイトステラーラ.j

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2)HBV の予防 (1)HBV ワクチンプログラム HBV のワクチンの接種歴がなく抗体価が低い職員は アレルギー等の接種するうえでの問題がない場合は HB ワクチンを接種することが推奨される HB ワクチンは 1 クールで 3 回 ( 初回 1 か月後 6 か月後 ) 接種する必要があり 病院の

も 医療関連施設という集団の中での免疫の度合いを高めることを基本的な目標として 書かれています 医療関係者に対するワクチン接種の考え方 この後は 医療関係者に対するワクチン接種の基本的な考え方について ワクチン毎 に分けて述べていこうと思います 1)B 型肝炎ワクチンまず B 型肝炎ワクチンについて

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汎発性膿疱性乾癬のうちインターロイキン 36 受容体拮抗因子欠損症の病態の解明と治療法の開発について ポイント 厚生労働省の難治性疾患克服事業における臨床調査研究対象疾患 指定難病の 1 つである汎発性膿疱性乾癬のうち 尋常性乾癬を併発しないものはインターロイキン 36 1 受容体拮抗因子欠損症 (

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2017 年 9 月 画像診断部 中央放射線科 造影剤投与マニュアル ver 2.0 本マニュアルは ESUR 造影剤ガイドライン version 9.0(ESUR: 欧州泌尿生殖器放射線学会 ) などを参照し 前マニュアルを改訂して作成した ( 前マニュアル作成 2014 年 3 月 今回の改訂

肝臓の細胞が壊れるる感染があります 肝B 型慢性肝疾患とは? B 型慢性肝疾患は B 型肝炎ウイルスの感染が原因で起こる肝臓の病気です B 型肝炎ウイルスに感染すると ウイルスは肝臓の細胞で増殖します 増殖したウイルスを排除しようと体の免疫機能が働きますが ウイルスだけを狙うことができず 感染した肝

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CSL19-158 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください 効能又は効果 用法及び用量 使用上の注意改訂のお知らせ 2019 年 3 月血漿分画製剤 ( 皮下注用人免疫グロブリン製剤 ) この度 標記製品の製造販売承認事項の一部変更が承認されました それに伴い 効能又は効果 用法及び用量 及び 使用上の注意 等を改訂いたしましたので お知らせいたします 改訂添付文書を封入した製品がお手元に届くまでには若干の日時を要しますので 今後のご使用に際しましては 本お知らせの内容をご参照下さいます様お願い申し上げます 効能又は効果 用法及び用量 の一部変更承認に基づく改訂内容 改訂後 ( 部改訂 ) 改訂前 効能又は効果 効能又は効果 無又は低ガンマグロブリン血症無又は低ガンマグロブリン血症 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の運動機能低下の進行抑制 ( 筋力低下の改善が認められた場合 ) 用法及び用量 用法及び用量 無又は低ガンマグロブリン血症通常 人免疫グロブリン G として 50~200mg(0.25 通常 人免疫グロブリン G として 50~200mg ~1mL)/kg 体重を週 1 回皮下投与する なお 患 (0.25~1mL)/kg 体重を週 1 回皮下投与する な者の状態に応じて 1 週あたりの投与量及び投与回お 患者の状態に応じて 1 週あたりの投与量及数は適宜増減する び投与回数は適宜増減する 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の運動機能低下の進行抑制 ( 筋力低下の改善が認められた場合 ) 通常 成人には人免疫グロブリン G として 1 週あたり 200mg(1mL)/kg 体重を 1 日又は連続する 2 日で分割して皮下投与するが 患者の状態に応じて 最大 400mg(2mL)/kg 体重から投与を開始することもできる なお 維持用量は 200 ~400mg/kg 体重で適宜増減する < 改訂理由 > 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の運動機能低下の進行抑制 ( 筋力低下の改善が認められた場合 ) に対して製造販売承認事項一部変更承認を取得いたしました これに伴い 効能又は効果 用法及び用量 を改訂いたしました

使用上の注意 の改訂内容 効能又は効果に関連する使用上の注意 本剤を 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の運動機能低下の進行抑制 を目的として用いる場合 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の筋力低下の改善 に対して静注用人免疫グロブリン製剤を投与し有効性が認められたものの 症状の再発 再燃を繰り返している患者にのみ投与すること ( 該当の項なし ) 用法及び用量に関連する使用上の注意 用法及び用量に関連する使用上の注意 1. 省略 ( 変更なし ) 1. 省略 2. 本剤を 無又は低ガンマグロブリン血症 に対して投与する場合は 以下の点に注意すること (1) (2) 省略 ( 変更なし ) 2. 3. 省略 3. 本剤を 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の運動機能低下の進行抑制 を目的として用いる場合は 以下の点に注意すること (1) 静注用人免疫グロブリン製剤から本剤に切り換える患者において 本剤の 1 週あたりの投与量は 静注用人免疫グロブリン製剤の投与量を考慮し 投与終了 1 週間後から開始すること (2)200mg(1mL)/kg 体重で投与を開始し 臨床症状が悪化した場合 最大用量まで増量すること 推奨の最大用量は 1 週あたり 400mg(2mL)/kg 体重である (3)400mg(2mL)/kg 体重で投与を開始し 投与量の減量後に臨床症状が悪化した場合 減量前の投与量で治療を再開すること (4) 最大用量で臨床症状の悪化が持続する場合 最大用量で本剤の投与を継続し 少なくとも 4 週間は経過観察を行った後 本剤の投与を中止し 静注用人免疫グロブリン製剤による治療を再開すること 4. 部位あたりの投与量は 初回投与では 20mL 以 4. 部位あたりの投与量は 初回投与では 15mL 以下とし 以降の投与では患者の状態に応じて最下とし 以降の投与では患者の状態に応じて最大 50mL まで増量することができる 投与速度大 25mL まで増量することができる 投与速度は 初回投与では部位あたり 20mL/ 時間以下とは 初回投与では部位あたり 25mL/ 時間以下とし 患者の状態に応じて最大 50mL/ 時間までし 患者の状態に応じて最大 35mL/ 時間まで徐々に増加することができる 徐々に増加することができる ただし 全ての投与部位をあわせて50mL/ 時間を超えないこと 5. 注射部位反応が報告されているので 推奨投与速度を守り 投与毎に投与部位を変えること 6. 省略 ( 変更なし ) 5. 省略

使用上の注意 2. 重要な基本的注意 [ 患者への説明 ]: 省略 ( 変更なし ) (1) 本剤の原材料となる血漿については HBs 抗原 抗 HCV 抗体 抗 HIV-1 抗体及び抗 HIV-2 抗体が陰性であることを確認している さらに プールした試験血漿については HIV-1 HBV HCV 及び HAV について核酸増幅検査 (NAT) を実施し 適合した血漿を本剤の製造に使用しているが 当該 NAT の検出限界以下のウイルスが混入している可能性が常に存在する ( 以下省略変更なし ) (2) 省略 ( 変更なし ) (3) 本剤を 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の運動機能低下の進行抑制 に対して用いる場合 以下の点に注意すること 1) 本剤による慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること 2) 臨床症状の観察を十分に行い定期的に継続投与の必要性を確認すること また 継続投与の結果十分な効果が認められず 運動機能低下の再発 再燃等を繰り返す場合には 本剤の継続投与は行わず 他の治療法を考慮すること 3) 本剤を継続投与した結果 運動機能低下の再発 再燃が認められなくなった場合には 本剤の減量又は投与中止を考慮すること (4) 省略 ( 変更なし ) 使用上の注意 2. 重要な基本的注意 [ 患者への説明 ]: 省略 (1) 本剤の原材料となる血漿については HBs 抗原 抗 HCV 抗体 抗 HIV-1 抗体及び抗 HIV-2 抗体が陰性であることを確認している さらに プールした試験血漿については HIV HBV HCV 及び HAV について核酸増幅検査 (NAT) を実施し 適合した血漿を本剤の製造に使用しているが 当該 NAT の検出限界以下のウイルスが混入している可能性が常に存在する ( 以下省略 ) (2) 省略 (3) 省略

3. 相互作用 併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等 非経口用生ワクチン ( 麻疹ワクチン おたふくかぜワクチン 風疹ワクチン これら混合ワクチン 水痘ワクチン等 ) 臨床症状 措置方法機序 危険因子 本剤の投与を受けた者は 生ワクチンの効果が得られないおそれがあるので 生ワクチンの接種は本剤投与後 3 カ月以上 延期すること また 生ワクチン接種後 14 日以内に本剤を投与した場合は 投与後 3 カ月以上経過した後に生ワクチンを再接種することが望ましい なお 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎に対する大量療法 (200mg/kg 体重以上 ) 後に生ワクチンを接種する場合は 原則として生ワクチンの接種を 6 ヵ月以上 ( 麻疹感染の危険性が低い場合の麻疹ワクチン接種は 11 ヵ月以上 ) 延期すること 本剤の主成分は免疫抗体であるため 中和反応により生ワクチンの効果が減弱されるおそれが ある 4. 副作用 無又は低ガンマグロブリン血症原発性免疫不全症候群の患者を対象とした国内第 Ⅲ 相試験において 25 例中 21 例 (84.0%) に 175 件の副作用が認められた 主な副作用は 注射部位の局所反応 20 例 (80.0%) で 本剤投与 584 回中 160 件 (27.4%) であった ( 承認時 ) 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の運動機能低下の進行抑制 ( 筋力低下の改善が認められた場合 ) 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の患者を対象とした国際共同第 III 相試験 ( 継続投与試験を含む ) において 197 例中 58 例 (29.4%) に 196 件の副作用が認められた 主な副作用は 注射部位の局所反応 39 例 (19.8%) で 本剤投与 9778 回中 133 件 (1.4%) であった ( 承認時 ) 3. 相互作用併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 非経口用生ワクチン ( 麻疹ワクチン おたふくかぜワクチン 風疹ワクチン これら混合ワクチン 水痘ワクチン等 ) 本剤の投与を受けた者は 生ワクチンの効果が得られないおそれがあるので 生ワクチンの接種は本剤投与後 3 カ月以上 延期すること また 生ワクチン接種後 14 日以内に本剤を投与した場合は 投与後 3 カ月以上経過した後に生ワクチンを再接種することが望ましい 本剤の主成分は免疫抗体であるため 中和反応により生ワクチンの効果が減弱されるおそれが ある 4. 副作用原発性免疫不全症候群の患者を対象とした国内第 Ⅲ 相試験において 25 例中 21 例 (84.0%) に 175 件の副作用が認められた 主な副作用は 注射部位の局所反応 20 例 (80.0%) で 本剤投与 584 回中 160 件 (27.4%) であった ( 承認時 )

(2) 重大な副作用 ( 類薬 ) 1) 省略 ( 変更なし ) 2) 急性腎障害 静注用人免疫グロブリン製 剤で 急性腎障害があらわれるとの報告 があるので 投与に先立って患者が脱水状態にないことを確認するとともに 観察を十分に行い 腎機能検査値 (BUN 血清クレアチニン等 ) の悪化 尿量減少が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 3) 4) 省略 ( 変更なし ) (3) その他の副作用 1% 以上 1% 未満 頻度不明 感染症及び寄 上咽頭炎 生虫症 免疫系障害 過敏症 神経系障害 頭痛 浮動性めま い 片頭痛 振戦 精神運動亢進 灼熱感頻脈 心臓障害 血管障害 高血圧 潮紅 低血圧 胃腸障害 悪心 腹部 硬直 皮膚及び皮下組織障害筋骨格系及び結合組織障害 発疹 そう痒症 筋骨格痛 腹痛 下痢 嘔吐 皮膚不快感蕁麻疹 関節痛 筋痙縮 全身障害 疲労 発熱 倦怠 感 圧痛 注射部位反応腫脹 紅斑 疼痛 そう痒症 硬結 刺激感 温感 内出血 出血 不快感 炎症 発疹 筋力低下 悪寒 インフルエンザ様疾患 胸痛 疼痛 低体温潰瘍 臨床検査血中クレアチニン増加 : 頻度不明は市販後の報告 海外臨床試験及び国内継続試験に基づく 7. 小児等への投与 (1) 無又は低ガンマグロブリン血症 において 低出生体重児 新生児に対する安全性は確立していない (2) 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の運動機能低下の進行抑制 において 18 歳未満の患者に対する有効性及び安全性は確立していない (2) 重大な副作用 ( 類薬 ) 1) 省略 2) 急性腎不全 静注用人免疫グロブリン製剤で 急性腎不全があらわれるとの報告があるので 投与に先立って患者が脱水状態にないことを確認するとともに 観察を十分に行い 腎機能検査値 (BUN 血清クレアチニン等 ) の悪化 尿量減少が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 3) 4) 省略 (3) その他の副作用 5% 以上 5% 未満 頻度不明 胃腸障害 腹部硬直 悪心 全身障害 倦怠感 発 悪寒 熱 圧痛 注射部位反応疼痛 そう 不快感 出 温感 内出血 痒症 紅斑 血 炎症 発疹 潰瘍 腫脹 硬結 刺激感 皮膚および皮下組織障害 発疹 皮膚不快感 血管障害 潮紅 低血圧 免疫系障害 過敏症 筋骨格系および結合組織障害 関節痛 背部痛 報告頻度は国内臨床試験 ( 原発性免疫不全症患者 25 例 ) に基づく ( 頻度不明 以外 ) : 頻度不明は自発報告に基づく 7. 小児等への投与低出生体重児 新生児に対する安全性は確立していない

9. 適用上の注意 (1) 省略 ( 変更なし ) (2) 投与時 : 1) 省略 ( 変更なし ) 2) 本剤は腹部 大腿部 上腕部 腰部側面等に皮下投与すること 投与量に応じて複数箇所からの投与を検討し 投与部位は少なくとも 5cm 離すこと 3) 省略 ( 変更なし ) (3) 省略 ( 変更なし ) 9. 適用上の注意 (1) 省略 (2) 投与時 : 1) 省略 2) 本剤は腹部 大腿部 上腕部 腰部側面等に皮下投与すること 投与量に応じて複数箇所からの投与を検討し 投与部位は少なくとも 5cm 離すこと なお 同時に最大 4 箇所からの投与が可能である 3) 省略 (3) 省略 < 改訂理由 > 効能又は効果 用法及び用量 の承認事項の一部変更承認に伴い 使用上の注意 を改訂いたしました 薬物動態 臨床成績 薬効薬理 の項の改訂 承認条件 の項の追加及び 取扱い上の注意 の記載整備等を行っておりますので 改訂添付文書をご参照いただきます様お願い申し上げます 医薬品添付文書改訂情報は医薬品医療機器情報提供ホームページ (http://www.pmda.go.jp) に最新添付文書が掲載されます あわせてご利用ください