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OGINOC の諸性能とラインアップ ( 定格表ダイジェスト版 ) 性能項目 減速比 外径 内径 重量 定格トルク 定格回転速度 起動 停止時の許容ヒ ークトルク 瞬時最大許容トルク 定格寿命 捩じり強度 ( ラチェッティンク トルク ) モーメント剛性 許容モーメント 瞬時最大許容モーメント 許容最高入力回転速度 許容平均入力回転速度 慣性モーメント ハ ネ定数 ヒステリシスロス ロストモーション ハ ックラッシ 角度伝達誤差 OGINIC の性能レヘ ル 汎用タイフ として減速比,20,30,50,80に対応しています 汎用タイフ は,φ65~φ147 となります 中空の汎用タイフ は,φ29.8~φ67.4 の中空径となります 汎用タイフ は, 中空で0.7Kg~7.4Kg, 中実で1Kg~10.6Kgとなります 汎用タイフ として 3.2Nm~162Nm をカハ ーしています 汎用タイフ は,2,000rpm で設定しています 定格トルクの 2 倍を保証しています 定格トルクの 4 倍を保証しています 汎用タイフ は,L 10 寿命で 7,000 時間としています 概ね, 定格トルクの 20 倍以上を保証しています 外径 φ120 のサイス で, 100Nm/arcsec 以上が確保できます 外径 φ120 のサイス で,600Nm となります 許容モーメントの 2 倍を保証しています 外径 φ120 のサイス で,6,400rpm としています 外径 φ120 のサイス で,4,000rpm となります 汎用タイフ で,0249~3.0X10-4 Kgm 2 となります 外径 φ120 のサイス で, 定格トルク 50%~100% の範囲のハ ネ定数は,5.5Nm/arcmin 以上です 1.5arcmin 以下を標準としています 1.0arcmin 以下を標準としています 0.5arcsec 以下を標準としています 90arcsec 以下を標準としています 備考 外径 φ65サイス は, 減速比 50 迄としています 左記以外の特別サイス にも対応出来ます 左記以外の特別サイス にも対応出来ます 用途に応じて更なる軽量化も可能です 左記以外の特別仕様にも対応出来ます 但し, 入力回数には制限を設けています 出力ヘ アリンク のクロスローラー化で更なる剛性 Up も可能です 出力ヘ アリンク のクロスローラー化で更なる強度 Up も可能です 同上 更にハ ックラッシを下げることも可能です 60arcsec 以下にも対応出来ます 振動 騒音低振動 低騒音特性を有しています 使用環境に応じて測定出来ます 起動トルク増速起動トルク無負荷ランニンク トルク伝達効率温度環境 外径 φ120 のサイス で,0.5Nm 以下です 外径 φ120 のサイス で,5Nm 以下です 定格回転速度での運転時, 外径 φ120 のサイス で 0.5Nm 以下となります 65% 以上を標準としています 雰囲気温度 -10 ~45 に対応します 使用環境に応じて, 冷却が必要な場合があります 2

定格回転速度 入力回転速度が 2,000r/min 時が OGNIC の定格回転速度です 定格回転速度は, 定格トルクのベース回転速度です 定常時の入力回転速度は, 定格回転速度以下で使用して下さい また, 定格回転速度を超えて使用する場合は許容最高入力回転速度 許容平均入力回転速度を確認して使用して下さい 定格トルク 入力回転速度が定格回転速度 (2,000r/min) の場合の許容連続負荷トルクを表わします 定常時の入力負荷トルク及び入力回転速度は, 定格トルク, 定格入力回転速度以下で使用して下さい 各型式の定格トルクは, 定格表を参照して下さい 起動 停止時の許容ピークトルク 起動 停止の際, 負荷慣性モーメントによって定常トルクより大きな荷重が OGINIC に掛かります このピークトルクの許容値が, 起動 停止時の許容ピークトルクです ( 図 1 の起動 停止時の許容ピークトルク参照下さい ) 定常時の起動 停止時の入力負荷トルクは, この許容ピークトルク以下で使用して下さい 各型式の起動 停止時の許容ピークトルクは定格表を参照して下さい 起動 停止時の許容ピークトルクは, 定格トルクの約 200% です 瞬時最大許容トルク 図 1: 負荷トルクパターン 通常負荷トルクや起動 停止時の負荷トルク以外に 外部から予期しない衝撃トルクが掛かる場合があります この許容トルクが瞬時最大許容トルクです ( 図 1 の瞬時最大許容トルク参照下さい ) 各型式の瞬時最大許容トルクは定格表を参照して下さい 瞬間最大許容トルクは定格トルクの約 400% です なお, このトルクが掛かる頻度には以下の様に制限を設けています 下記計算式で, 実際の衝撃入力トルク, 衝撃トルク入力時の入力回転速度を基に算出し, この回数以下で使用して下さい N = K No ( 4xT O ) N em T em 3 N : 実際の瞬時最大許容トルクの許容回数 T O : 定格トルク (Nm) T em : 実際の衝撃入力トルク (Nm) N O : 定格入力回転速度 (r/min) N em : 実際の衝撃トルク発生時の入力回転速度 (r/min) K : 5,000 回 ( 瞬時最大許容トルクが定格トルクの400% 時の許容回数 ) 3

定格寿命と実用上の寿命 OGINIC の寿命は, ころがり軸受の寿命で制限されます 定格寿命 (K) は, 各型式共定格トルク, 定格入力回転速度で運転した場合次の様に設定しています L 10 (10% 破損確率 ) K( 定格寿命 ) 7,000 時間 実際に OGINIC を装置に組込み運転する場合は, それぞれに負荷条件が異なりますので, 実際の寿命時間は下の計算式から算出して下さい L h = K No ( T O ) N m T m 3 K : 定格寿命 (Hr) L h : 求める寿命時間 (Hr) N m : 平均入力回転速度 (r/min) T m : 平均負荷トルク (Nm) N O : 定格入力回転速度 (r/min) T O : 定格トルク (Nm) ラチェッティンク トルク ( 捩じり強度 ) 運転中に過大なトルクが掛かった時, ベアリング等が破損しないでセンターギアの歯の噛合いが, 瞬間的にずれてしまう現象 この時のトルクをラチェッティングトルクと言います 上記のラチェッティングが発生したまま運転を続けると, ラチェッティング発生時の摩耗粉等の影響で OGINIC の寿命が短くなります ( 最悪の場合 OGINIC 内部が破損し運転不可能となりますのでご注意下さい ) 各型式のラチェッティングトルクは, 各型式の詳細諸元表を参照して下さい モーメント剛性 OGINIC 出力軸の曲げ方向の剛性をモーメント剛性と言います 入力サイドのケースを固定し, 出力軸にモーメント負荷を与えた時の剛性を測定 単位角度 (1arc.min) を傾けるのに必要な負荷モーメント値で表します ( 下図 2 及び下記計算式参照して下さい ) 各型式のモーメント剛性, 各型式の詳細諸元表を参照して下さい 記号定義単位 m1 モーメント荷重 N L1 荷重点半径 m L2 測定点距離 mm a 変位測定値 mm M モーメント剛性 Nm/arcsec M = ( m1*2 ) * L1 ( a / L2 ) tan-1 *60 図 2: モーメント剛性測定要領 4

許容モーメント 許容モーメントは, 通常運転時に発生する曲げ方向の負荷モーメント ( 起動 停止時等で生ずるモーメント成分 ) の許容値を示します 通常時に負荷されるモーメントは, 許容モーメント以下で使用して下さい 各型式の許容モーメントは, 各型式の詳細諸元表を参照して下さい 瞬時最大許容モーメント OGINIC に緊急停止や外部からの衝撃による大きなモーメント負荷が掛かる場合があります この許容値が瞬時最大許容モーメントです 瞬時最大許容モーメントの値は許容モーメントの約 200% となります 瞬時最大許容モーメントは, 各型式の詳細諸元表を参照して下さい なお, このモーメント負荷が掛かる頻度には以下の様に制限を設けています 下記計算式で, 許容回数を実際の衝撃入力モーメントを基に算出し, この回数以下で使用して下さい N b = K b ( 2xM O ) M em 3 N b : 実際の瞬時最大許容モーメントの許容回数 M O : 許容モーメント (Nm) M em : 実際の衝撃入力モーメント (Nm) K b : 10,000 回 ( 瞬時最大許容モーメントが, 許容モーメントの 200% 時の許容回数 ) また, 最大入力モーメントは, 瞬時最大許容モーメントの 150% 以下で使用して下さい 許容最高入力回転速度 許容平均入力回転速度 OGINIC には, 許容最高入力回転速度及び許容平均入力回転速度を設定しています 定格表の許容最高入力回転速度及び許容平均入力回転速度を超えない様に使用して下さい 平均入力回転速度は, 下記計算式にて算出して下さい < 平均入力回転速度計算例 > n1 n2 n3 n4 t1 t2 t3 t4 加速時平均回転速度定速回転速度減速時平均回転速度停止加速時間定速時間減速時間停止時間 r/min min 図 3: 入力回転速度の時間経過 R ave R ave max : 平均入力回転速度 : 許容平均入力回転速度 R ave = n1 t1 + n2 t2 + n3 t3 + n4 t4 R ave R ave max t1 + t2 + t3 + t4 慣性モーメント 慣性モーメントは入力軸サイドからの回転系部品慣性モーメントです 各型式の慣性モーメントは, 定格表を参照して下さい 5

ハ ネ定数 入力軸を固定し, 出力軸にトルクを加え出力軸のネシ レ角を測定します ( この時得られる特性線図を, ヒステリシス曲線と呼びます ) ハ ネ定数を評価する場合, トルク 0 から定格トルクの迄の回転角増加方向のネシ レ角を使用します ハ ネ定数の区分と定義は, 下表の通りです バネ定数 A (Ka) Nm/arc min 定格トルク 0 から 50% の負荷トルク範囲内のバネ定数 バネ定数 B (Kb) Nm/arc min 定格トルク 50% から 100% の負荷トルク範囲内のバネ定数 図 4: バネ定数のヒステリシス曲線 Ka バネ定数 A Kb バネ定数 B θ 2 Kb Ka=T 1 /θ 1 負荷トルク (Nm) θ 1 0 Ka T 1 T 2 ( 定格 50%) ( 定格 100%) Kb=(T 2 -T 1 )/(θ 2 -θ 1 ) ねじれ角 各型式のハ ネ定数は, 詳細諸元表を参照して下さい ネシ レ角の計算例 YU120C-30を例に挙げてねじれ量を求めます T1 25Nm Ka 6.6Nm/arc min T2 50Nm Kb 7.1Nm/arc min θ1 3.8arc min θ2 3.5arc min 負荷トルク 10Nm の場合負荷トルク T は T 1 以下なのでバネ定数 Ka を使用する ねじれ量 θ t10 は θ t10 =10(Nm)/6.6(Nm/arc min) =1.5arc min 負荷トルク 40Nm の場合負荷トルク T は T 1 と T 2 の間なので T1 以上のトルクに対しバネ定数 Kb を使用し,θ1 に加える ねじれ量 θ t40 は θ t40 =3.8+(40-25)/7.1 =5.9arc min 6

ヒステリシスロス 入力軸を固定し, 出力軸にトルクを加え出力軸のネシ レ角を測定します ( この時得られる特性線図を, ヒステリシス曲線と呼びます ) ヒステリシスロスを評価する場合, 定格トルクの ±100% を負荷した時のヒステリシス曲線を使用します ヒステリシスロス (HL) の定義は, 下表の通りです ヒステリシスロス (HL) arc min 定格トルクの ±100% のヒステリシス曲線において負荷トルクが 0 の時の捩じり側と戻し側のネジレ角度の差 図 5: ヒステリシスロスのヒステリシス曲線 OGI 負荷トルク (Nm) ヒステリシスロス (HL) 定格トルク ±100% 出力軸ネジレ角度 各型式のヒステリシスロスは, 各型式の詳細諸元表を参照して下さい ロストモーション 入力軸を固定し, 出力軸に定格 ±100% のトルクを加え出力軸のネシ レ角を測定します ( この時得られる特性線図を, ヒステリシス曲線と呼びます ) ロストモーション (LM) の定義は, 下表の通りです ロストモーション (LM) arc min 定格トルク ±100% 負荷時のヒステリシス線図における定格トルク ±3% 時の平均ネシ レ角 図 6: ロストモーションのヒステリシス曲線 負荷トルク (Nm) ロストモーション 定格トルク ±3% 定格トルク ±100% 出力軸ネシ レ角 (arc min) 各型式のロストモーションは, 各型式の詳細諸元表を参照して下さい 7

バックラッシ 入力軸を固定し, 出力軸にトルクを加え出力軸のネシ レ角を測定します バックラッシを評価する場合, 定格トルクの ±3% を負荷した時のヒステリシス曲線を使用します バックラッシ (BL) の定義は, 下表の通りです バックラッシ (BL) arc sec 定格トルクの ±3% のヒステリシス曲線において負荷トルクが 0 の時の捩じり側と戻り側のネジレ角度の差 図 7: バックラッシのヒステリシス曲線 バックラッシ (BL) 負荷トルク (Nm)-4-3 -2-1 0 1 2 3 4 定格トルク ±3% 各型式の標準バックラッシは, 各型式の詳細諸元表を参照して下さい 角度伝達誤差 出力軸ネシ レ角 (arc min) 入力軸を回転させ出力軸が 1 回転する間の出力軸の回転角変動の最大値と最小値の差を測定します 角度伝達誤差 (TE) の定義は, 下表の通りです 角度伝達誤差 (TE) arc sec 入力軸を回転させた時, 出力軸が 2 回転する間の理論回転角度に対する実際の回転角度の進み遅れ TE(arc sec) θ : 角度伝達誤差 (TE) θ = θ 2 - (θ 1 /ἱ) θ 1 : 入力軸の理論回転角度 60-40 図 8: 角度伝達誤差測定結果事例 各型式の標準角度伝達誤差は, 各型式の詳細諸元表を参照して下さい θ 2 ἱ : 減速比角度伝達誤差 peak to peak : 出力軸の実際の回転角度 -140 1 50 100 150 199 249 298 348 37 87 136 186 235 285 334 出力回転角度 ( ) 8

振動 騒音 等速 又は加速運転させた時の回転方向とアキシャル方向の振動を測定します OGINIC の振動は機構上, 減速比 ( 歯数 ) によって周波数特性が変わってきます 振動 騒音特性の測定例を下記に示します 振動 騒音測定例 1. 周波数測定 図 9: 周波数測定事例 測定条件 1. 無負荷 2. 減速比 1/30 3. 回転速度 566r/min. 4. 測定半径 150mm 2. トラッキング測定 測定条件 1. 無負荷 2. 減速比 1/30 3. 測定半径 150mm 図 10: トラッキング測定事例 各種使用条件に応じた振動 騒音特性の測定については, お問合せに応じます 9

起動トルク 出力側無負荷 雰囲気温度 23 にて入力軸を回転させトルクを測定します 定格トルク, 定格回転速度にて 2 時間以上慣らし運転後測定 起動トルクの定義は, 以下の通りです 起動トルク Nm 上記測定において入力軸が回り始めるのに必要なトルク 各型式の起動トルクは, 詳細諸元表を参照して下さい 増速起動トルク 入力側無負荷, 雰囲気温度 23 にて出力軸を回転させトルクを測定します 定格トルク, 定格回転速度にて 2 時間以上慣らし運転後測定 増速起動トルクの定義は, 以下の通りです 増速起動トルク Nm 上記測定において出力軸が回り始めるのに必要なトルク 各型式の増速起動トルクは, 詳細諸元表を参照して下さい 無負荷ランニングトルク 出力側無負荷, 雰囲気温度 23, 入力側は定格回転速度で連続運転中に定常的に入力側に発生するトルクを測定します 定格トルク, 定格回転速度にて 1 時間以上慣らし運転後測定 無負荷ランニングトルクの定義は, 以下の通りです 無負荷ランニングトルク Nm 上記測定において入力軸の回転を維持するのに必要なトルク 各型式の無負荷ランニングトルクは, 詳細諸元表を参照して下さい 伝達効率 出力側定格トルク負荷, 雰囲気温度 23, 入力側は定格回転速度で回転させた時に必要となる入力トルクを測定する 定格トルク, 定格回転速度にて 1 時間以上慣らし運転後測定する 伝達効率の定義は, 以下の通りです 伝達効率 % 出力側の定格トルクと, 実測した入力トルクに減速比を掛けたトルクの比率 η : 伝達効率 T out η = T out : 出力側のトルク ( 定格トルク ) T in X ἱ : 入力軸の実測トルク ἱ : 減速比 各型式の代表的な伝達効率は, 詳細諸元表を参照して下さい 注 ) 本ページで定義した諸特性は, 下記共通条件にて測定するものである 潤滑 : グリス潤滑 グリス名称 : 日本グリース A-9585 グリス塗布量 : 適正値 T in 10