住宅税制の概要 1 住宅の取得に係る税制 ( 注 ) を付した部分は 平成 22 年度税制改正により改正されたもの ( 1) 所得税 住宅ローン減税 ( 租 41) ( 国税 ) 住宅の新築 取得又は増改築等をした場合 10 年間 住宅ローン等の年末残 個人住民税 高の1.0%( 長期優良住宅につい

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第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 53ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期間 5 年間

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平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一


平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

所得税確定申告セミナー

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

やさしい税金教室

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の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

住宅リフォームの減税制度の概要 リフォームの減税制度 一定の要件を満たすリフォームを行った場合に受けられる減税制度は 5 種類あります 各制度の概要と主な要件は以下の通りです 詳細は本編をご覧ください 減税制度の種類 1. 所得税の控除 1 投資型減税 2 ローン型減税 3 住宅ローン減税 2. 固

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

税金のいろいろ所得税の計算の税金サラリーマン20 生活の税金株式の税金事業の税金不動産の税金贈与の税金相続の税金(2) 適用を受けるための主な要件 取得又は増改築等をした日から6か月以内に居住すること 住宅の床面積が50m 2 以上で取得又は増改築後の家屋の床面積の1/2 以上が居住用であること 中

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月



契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算

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住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

新しい住宅ローン減税・投資型減税のしくみ(上)

控除の種類判定 次の表に従い 対象となる控除を判定します 区分対象となる控除該当ページ 一般住宅の新築等 A 一般住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 3 ページ 認定住宅の新築等 A2 認定住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 4 ページ 中古住宅の購入 A3 中古住宅の購入に係る住宅借入金等

平成16年版 真島のわかる社労士

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住宅ローン利用ありの場合に適用します 住宅ローン控除は 住宅ローンなどを利用して住宅を購入したり 新築または増改築工事をしたりしたときに一定の条件を満たせば 入居した年から 10 年間にわたり所得税から控除を受けることができる制度です また 所得税で控除しきれなかった分は住民税から 万円

基本資料1-平成25年税制改正ポイント(表紙).pdf

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

4. 平成 27 年度税制改正の概要 (1) 住宅の取得に関わる税制 登録免許税 不動産取得税 改正項目ヘ ーシ 改正内容 所有権保存登記 所有権移転登記 所有権の信託 抵当権設定の登記の軽減措置 税率の軽減措置 宅地評価土地の課税標準の軽減措置 軽減税率の適用期限を平成 27 年 3

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

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5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない

スライド 1

所得税関係 ( 住宅ローン控除の特例 ) の改正 ⑵ 震災税特法の制度 ( 適用期間の特例 ) の概要東日本大震災によって被害を受けたことにより 住宅ローン税額控除の適用を受けていた家屋 ( 以下 従前家屋等 といいます ) を居住の用に供することができなくなった居住者については その居住の用に供す

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

住宅借入金等特別控除の入力編

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

(4) 宅地建物取引士の欠格要件について定める第十八条第一項の五号の二の次に次の号が 付け加えられました 五の三暴力団員等 ( 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第二条第六号に規 定する暴力団員又は同号に規定する暴力団員でなくなった日から五年を経過しない者 ) (5) 更新日前でも手数料を

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

2 引き続き居住の用に供している場合 とされる場合本人が 転勤などのやむを得ない事情により 配偶者 扶養親族その他一定の親族と日常の起居を共にしないこととなった場合において その家屋等をこれらの親族が引き続きその居住の用に供しており やむを得ない事情が解消した後は 本人が共にその家屋に居住することに

図表 2 住宅ローン減税の拡充 消費税率が 5% の場合 消費税率が 8% または 10% の 場合 適用期間 ~2014 年 3 月 2014 年 4 月 ~2017 年末 最大控除額 (10 年間合計 ) 200 万円 (20 万円 10 年間 ) 400 万円 (40 万円 10 年間 ) 控

住宅借入金等特別控除の入力編

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく

平成18年度地方税制改正(案)について

#210★祝7500【H30税法対策】「登録免許税ほか」優先暗記30【宅建動画の渋谷会】佐伯竜PDF

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スライド 1

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Microsoft Word - FP2級法改正情報 doc

る 1 減価補償金を交付すべきこととなる被災市街地復興土地区画整理事業において 公共施設の整備改善事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 2 第二種市街地再開発事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 (3) 特定住宅被災市町村の区域内にある土地等が 国

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

第一住宅関係税制 1. 住宅税制の抜本的な検討 次期消費税引上げまでの期間を活用し 消費税を含めた住宅に係る多重な課税について 抜本的な検討が必要である 良質な住宅ストックの形成に向けて 住宅の取得 保有に係る既存税制と消費税のあり方について 国民にわかりやすい恒久的かつ抜本的な見直しが必要である

1 も と しく りたい の リフォームの の の み わせ 1 リフォームの の 2 の み わせ 住宅 行 要件 満 場合 税 優遇 受 優遇 受 税 種類 次 の ~ 覧 所得税 月 日 月 日 年間 生 個人 所得 課税 税金 ( 国税 ) 要件 満 行 場合 所得税額 控除 受 住宅 所得

p43-48 (不動産取得税)

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

Microsoft Word - No.23_住宅財形の払出し要件.doc

相続税・贈与税の基礎と近年の改正点

Taro-H30/03

第2 質疑応答

Taro-町耐震改修助成要綱 j

平成23年度税制改正の主要項目

(2) 父母 ( 祖父母 ) から子 ( 孫 ) への住宅取得等資金の贈不 父母 ( 祖父母 ) など直系尊属から その子 ( 孫 ) へ居住用の家屋の新築 取得または増改築のための金銭 ( 住宅取得等資金 ) を贈不した場合 表の通りの金額について贈不税が非課税となります また 贈不税の基礎控除

イ税務署へ確定申告書を提出し 所得税の住宅ローン控除の適用を受けている 退職所得 山林所得がある方 所得税の平均課税の適用を受けている方は 住宅ローン控除申告書を提出することにより控除額が大きくなる場合があります 申告書を提出される方は3 月 15 日 ( 月 ) までに申告してください 申告しなけ

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平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

2 住宅の取得等に係る税額控除の判定表住宅の新築や購入をされた方は 1 を 住宅の増改築等をされた方は 2 をご覧いただき 対象となる税額控除 をご確認ください なお 複数の税額控除から1つを選択できる場合がありますが いずれの税額控除が有利となるかは 毎年の所得金額や借入金等の年末残高などによって

(2) 被災代替住宅用地の特例について 特例の概要 被災住宅用地の所有者等が当該被災住宅用地の代替土地を平成 33 年 3 月 31 日までの間に取得した場合 当該代替土地のうち被災住宅用地相当分について 取得後 3 年度分 当該土地を住宅用地とみなし 住宅用地の価格 ( 課税標準 ) の特例を適用

消費税率引上げを踏まえた住宅取得対策 1 住宅取得については取引価格が高額であること等から 消費税率引上げの前後における駆け込み需要及びその反動等による影響が大きいことを踏まえ 一時の税負担の増加による影響を平準化し 及び緩和するとともに 良質な住宅ストックの形成を促し響国民の豊かな住生活を確保する

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改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

住宅取得等資金贈与の非課税特例 教育資金一括贈与の非課税特例 結婚 子育て資金贈与の非課税特例 相続時精算課税制度 贈与者 贈与年の 1 月 1 日現在で 60 歳以上の父母または祖父母 受贈者 贈与者の直系卑属 ( 子 孫 ひ孫等 ) で贈与の年の 1 月 1 日現在 20 歳以上 受贈年の合計所

資産運用として考える アパート・マンション経営

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住宅ローンアドバイザー会報 12 月号 住宅購入後にかかる税金にはどんなものがある? 質問住宅を購入しようと思っていますが 負担しきれないほどの税金を負担することにならないか心配です 住宅購入後に必要となる税金を教えてください 回答住宅購入後にかかる税金には 固定資産税 都市計画税があります 固定資

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私たちの市税

消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置

1. 固定資産税 都市計画税について 固定資産税は 毎年 1 月 1 日 ( 賦課期日 といいます ) 現在に土地 家屋 償却資産 ( こ れらを総称して 固定資産 といいます ) を所有している人が その固定資産の所在する 市町村に納める税金です 都市計画税は 下水道 街路 公園などの都市計画事業

左記に該当しない方 ボタンを選択した場合 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 住宅借入金等特別控除の入力画面が表示されます 所得 所得控除等入力 画面で ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 3 ページ

Microsoft Word 役立つ情報_税知識_.doc

固定資産税のあらまし2016

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

Microsoft Word - 第53号 相続税、贈与税に関する税制改正大綱の内容

の各種税制優遇を受けやすくする見直しが行われ 入居までに耐震基準に適合するという証明があれば 1 住宅ローン減税 2 住宅取得資金に関する贈与税の非課税措置 3 中古住宅に関する不動産取得税の特例措置の適用が可能となる 耐震基準に適合しない中古住宅を取得し 耐震改修工事を実施した後に入居するような場

必要な書類 市町村 住民票の写し 原本 居住開始年月日を記載するため 法務局 原本 登記簿に記載した内容を確認するため 請負契約書 写 売買契約書 写 ⑨ 家屋 土地等の取得価額を記載するため 住宅取得資金に係る 借入金の年末残高等証明書 原本 二面 一面⑨から転記,,, 借入金残高の確認 家屋の取

2015 年 1 月いよいよ施行! 相続税増税の影響と対策 Part 1 相続税はどう変わる? 影響は? Part 2 相続税の負担を軽減するには?

以下本人の給与収入速報 平成 29 年度税制改正解説所得課税 ~ 配偶者控除及び配偶者特別控除の見直し 2 配偶者の給与収入が 万円超 15 万円以下の場合の改正案の控除額及び改正前後の影響について 配偶者特別控除 配偶者の給与収入 万円超 15 万円 15 万円以上 11 万円 11 万円以上 1

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

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住宅税制の概要 1 住宅の取得に係る税制 ( 注 ) を付した部分は 平成 22 年度税制改正により改正されたもの ( 1) 所得税 住宅ローン減税 ( 租 41) ( 国税 ) 住宅の新築 取得又は増改築等をした場合 10 年間 住宅ローン等の年末残 個人住民税 高の1.0%( 長期優良住宅については 1.2% 又は1.0%) を所得税額から控除 ( 地方税 ) ( 下表参照 ) 住宅とともに取得する敷地の費用に充てるため住宅に係る借入金と一体となって借り入れた借入金も対象 個人住民税からの減税 住宅ローン減税制度の最大控除額まで所得税額が控除されない者について 所得税から控除しきれない額を 個人住民税から控除する ( 当該年分の所得税 の課税総所得金額等の額に5% を乗じて得た額 ( 最高 9.75 万円 ) を限度 ) 一般住宅 入居年 控除対象借入限度額控除期間 控除率 最大控除額 平成 21 年 5,000 万円 500 万円 平成 22 年 5,000 万円 500 万円 平成 23 年 4,000 万円 10 年間 1.0% 400 万円 平成 24 年 3,000 万円 300 万円 平成 25 年 2,000 万円 200 万円 長期優良住宅 入居年 控除対象借入限度額控除期間 控除率 最大控除額 平成 21 年 5,000 万円 600 万円 平成 22 年 5,000 万円 1.2% 600 万円 平成 23 年 5,000 万円 10 年間 600 万円 平成 24 年 4,000 万円 400 万円 1.0% 平成 25 年 3,000 万円 300 万円 (2) 住宅の床面積要件 :50 m2以上 (3) 入居要件 : 工事完了又は住宅の取得から 6 ヶ月以内に入居 (4) 中古住宅を取得する場合の築後年数要件 : 次のいずれかを満たすもの (ⅰ) 耐火建築物築 25 年以内 木造等築 20 年以内 (5) 増改築等工事の要件 : 工事費 100 万円超及び増改築工事後の床面積が 50 m2以上となる工事 耐震改修工事を含む 一定のバリアフリー 省エネ改修工事を含む ただし バリアフリーは H19.4.1 以後に 省エネは H20.4.1 以後に自己の居住の用に供する場合 (6) 譲渡損失の繰越控除との併用可 (7) 住宅ローン減税の適用を受けていた者が 転勤等やむを得ない事情により一時転出し その後再び入居した場合についても 再適用が可能 (8) 住宅を居住の用に供した年の 12 月 31 日までの間に 転勤等やむを得ない事情により転出し その後再び入居した場合についても 適用が可能 長期優良住宅の新築等をした場合の所得税額の特別控除 ( 租 41の19の4) 長期優良住宅の普及の促進に関する法律 に基づく認定を受けた長期優良住宅の新築等を行い 居住の用に供した場合には 標準的な性能強化費用相当額 (1,000 万円を上限 ) の10% 相当額を その年分の所得税額から控除 ( 当該控除をしてもなお控除しきれない金額がある場合には 翌年分の所得税額から控除 ) (2) 住宅の床面積要件 :50m2以上 (3) 入居要件 : 住宅の取得から6ヶ月以内に入居 (4) 住宅ローン減税と選択制 居住用財産の買換え等の特例との併用可 (5) 適用期間 : 平成 21 年 6 月 4 日 ~ 平成 23 年 12 月 31 日 - 1 -

(2) 贈与税 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税 ( ) ( 国税 ) ( 租 70の2) 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合には 平成 22 年中は1,500 万円 平成 23 年中は1,000 万円まで贈与税を非課税 < 適用要件 > (1) 受贈者の所得要件 :2,000 万円以下 (2) 住宅の床面積要件 :50m2以上 (3) 入居要件 : 贈与を受けた年の翌年の3 月 15 日までに入居又はその日以降の速やかな入居が確定していること (4) 中古住宅を取得する場合の築後年数要件 : 次のいずれかを満たすもの (ⅰ) 耐火建築物築 25 年以内 木造等築 20 年以内 (5) 増改築等工事の要件工事費 100 万円以上及び増改築工事後の床面積が50m2以上となる工事 ( 耐震改修工事を含む ) 住宅取得等資金に係る相続時精算課税制度の特例 ( ) ( 租 70の3) 満 20 歳以上の者が親から住宅の新築 取得又は増改築等のための資金 の贈与を受けた場合 親の年齢が65 歳未満であっても相続時精算課税制度を選択することが可能 住宅とともに取得する敷地の費用に充てるための資金も対象 (1) 受贈者の所得要件 : なし (2) 住宅の床面積要件 :50m2以上 (3) 入居要件 : 贈与を受けた年の翌年の3 月 15 日までに入居又はその日以降の速やかな入居が確定していること (4) 中古住宅を取得する場合の築後年数要件 : 次のいずれかを満たすもの (ⅰ) 耐火建築物築 25 年以内 木造等築 20 年以内 (5) 増改築等工事の要件 : 工事費 100 万円以上及び増改築工事後の床面積が50m2以上となる工事 耐震改修工事を含む (6) 過去に 住宅取得資金等の贈与を受けた場合の贈与税額の計算特例の適用 ( 五分五乗方式 ) を受けていても それが5 年以上前であれば本特例の適用可 (7) 適用期限 : 平成 23 年 12 月 31 日まで 相続時精算課税制度 ( 制度の概要 ) 65 歳以上の親から 20 歳以上の子への生前贈与について 受贈者の選択により 贈与時に贈与財産に対する贈与税を支払い その後の相続時にその贈与財産と相続財産とを合計した価額を基に計算した相続税額から 既に支払った贈与税を控除することにより贈与税 相続税を通じた納税をすることができる制度 ( 税率 ) 贈与時に支払う贈与税については 2,500 万円まで非課税 2,500 万円を超える部分につき 一律 20% で課税 ( 適用対象財産等 ) 贈与財産の種類 金額 使途 贈与回数については制限なし ( 3) 登録免許税 住宅用家屋の所有権に係る登記の税率の軽減 ( 租 72の2 73) ( 国税 ) 所有権の保存登記 本則税率 : 不動産価額の4/1,000 1.5/1,000に軽減 所有権の移転登記 本則税率 : 不動産価額の20/1,000 3/1,000に軽減 住宅取得資金の貸付けに係る抵当権設定登記の税率の軽減 ( 租 74) 本則税率 : 債権金額の4/1,000 1/1,000に軽減 認定長期優良住宅の保存登記等に係る税率の軽減 ( ) ( 租 73の2) 所有権の保存登記 本則税率 : 不動産価額の4/1,000 1/1,000に軽減 所有権の移転登記 本則税率 : 不動産価額の20/1,000 1/1,000に軽減 (1) 住宅の床面積要件 :50m2以上 (2) 中古住宅を取得する場合の築後年数要件 : 次のいずれかをを満たすもの (ⅰ) 耐火建築物 築 25 年以内 木造等 築 20 年以内 - 2 -

(3) 適用期限 : 平成 23 年 3 月 31 日まで ( 長期優良住宅に関する特例は平成 21 年 6 月 4 日から平成 24 年 3 月 31 日まで ) (4) 不動産取得税 住宅の取得に係る課税の特例 ( 都道府県税 ) 1 課税標準の控除 ( 地 73の14) (Ⅰ) 新築住宅 1 戸につき1,200 万円を価格から控除 (1) 住宅の床面積要件 : 50m2 ( 共同貸家住宅 :40m2) 以上 240m2以下 (Ⅱ) 中古住宅 新築時に地方税法で規定されていた控除額を価格から控除 (1) 住宅の床面積要件 :50m2以上 240m2以下 (2) 築後経過年数等要件 : 次のいずれかを満たすもの (ⅰ) 耐火建築物 築 25 年以内 木造等 築 20 年以内 (ⅱ) 昭和 57 年 1 月 1 日以後に新築されたもの (ⅲ) 一定の耐震基準を満たすことが建築士等により証明されたもの (3) 居住要件 : 取得した個人の自己所有 ( 過去に人の居住の用に供され たことのない住宅も対象 ) 2 軽減税率を適用 ( 本則税率 :4% 3% に軽減 ) 2 住宅の保有に係る税制 認定長期優良住宅に対する課税標準の特例 ( )( 地附 11 ) 1 戸につき1,300 万円を価格から控除 (1) 床面積要件 :50m2( 共同貸家住宅 :40m2) 以上 240m2以下 (2) 適用期間 : 平成 21 年 6 月 4 日から平成 24 年 3 月 31 日 住宅用地の取得に係る課税の特例 ( 地 73の24) 1 税額の減額税額から次のいずれか多い額を控除 (ⅰ)150 万円 税率 (ⅱ) 住宅床面積の2 倍 (200m2を限度) の土地価格 税率 2 軽減税率を適用 ( 本則税率 :4% 3% に軽減 ) ( 1) 固定資産税 新築住宅に係る固定資産税の減額 ( ) ( 地附 15の6) ( 市町村税 ) 1 一般住宅 当初 3 年間 120m2相当部分について 1/2に減額 2 中高層耐火住宅 当初 5 年間 (1) 床面積要件 :50m2( 戸建て以外の貸家住宅の場合 40m2 ) 以上 280m2以下 (2) 適用期限 : 平成 24 年 3 月 31 日 新築された認定長期優良住宅に係る固定資産税の減額 ( ) ( 地附 15の7) 1 一般住宅 当初 5 年間 120m2相当部分について1/2に減額 2 中高層耐火住宅 当初 7 年間 (1) 床面積要件 :50m2( 戸建て以外の貸家住宅は40m2 ) 以上 280m2以下 (2) 適用期間 : 平成 21 年 6 月 4 日から平成 24 年 3 月 31 日 住宅用地に係る課税標準の特例 ( 地 349の3の2) 住宅用地 課税標準を 1/3に減額 小規模住宅用地 課税標準を 1/6に減額 (200m2以下の部分) ( 2) 都市計画税 住宅用地に係る課税標準の特例 ( 地 702の3) ( 市町村税 ) 住宅用地 課税標準を 2/3に減額 小規模住宅用地 課税標準を 1/3に減額 (200m2以下の部分) 3 住宅の譲渡に係る税制 ( 1) 所得税 居住用財産の譲渡所得に係る特別控除 ( 租 35) ( 国税 ) 譲渡所得から3,000 万円を控除 住民税 ( 都道府県税 市町村民税 ) 居住用財産の長期譲渡所得の課税の特例 ( 租 31の3) 特別控除後の譲渡所得について低率分離課税 - 3 -

4 住宅の改修に係る税制 6,000 万円以下 所得税 10%( 住民税 4%) 6,000 万円超 所得税 15%( 住民税 5%) (1) 所有期間 10 年超 居住用財産の買換え特例 ( ) ( 租 36 の 2 36 の 5) 次の場合に買換え特例を適用 (1) 譲渡資産 : 所有期間 10 年超 居住期間 10 年以上 譲渡価格 2 億円以下 (2) 買換資産 : 床面積 50 m2以上 敷地面積 500 m2以下既存耐火建築物の場合 : 次のいずれかを満たすもの (ⅰ) 築後 25 年以内 (3) 適用期限 : 平成 23 年 12 月 31 日 居住用財産の買換え等の場合の譲渡損失に係る繰越控除 ( ) ( 租 41 の 5) 居住用財産の買換えに伴い発生した譲渡損失について その年の損益通算に加え翌年以降 3 年間の繰越控除 (2) 所有期間 :4 年超 (3) 買換資産の床面積要件 :50 m2以上 (4) 買換資産に係る住宅ローン残高があることが要件であるが 譲渡資産に係る住宅ローン残高がない場合にも適用可 (5) 住宅ローン減税との併用可 (6) 適用期限 : 平成 23 年 12 月 31 日 居住用財産の譲渡損失に係る繰越控除 ( ) ( 租 41 の 5 の 2) 居住用財産の譲渡に伴い発生した譲渡損失について 当該譲渡資産に係る住宅ローン残高から譲渡価額を控除した額 ( 住宅ローン残高 - 譲渡価額 ) を限度として その年の損益通算に加え翌年以降 3 年間の繰越控除 (2) 所有期間 :5 年超 (3) 適用期限 : 平成 23 年 12 月 31 日 中心市街地における優良住宅事業に土地等を譲渡する場合の特例 ( 租 37の5) 中心市街地活性化法に規定する認定基本計画に基づいて行われる中心市街地共同住宅供給事業の区域内の土地を譲渡して その土地の上に建築された優良な住宅を取得する場合 その譲渡所得について課税の100% 繰延べ (1) 取得する住宅の要件 : 階数 3 以上の中高層耐火共同住宅 ( 耐火構造 ) (2) 当該建築物の床面積の2 分の1 以上に相当する部分が専ら居住の用に供されるものであること (1) 所得税 既存住宅に係る耐震改修促進税制 ( 租 41の 19の2) ( 国税 ) 1 個人が 一定の計画区域 ( 地域住宅計画 都道府県耐震改修促進計画等 ) 内において 既存住宅の耐震改修をした場合 改修費用と当該改修に係る標準的な工事費用相当額のいずれか少ない金額 (200 万円を上限 ) の10% を所得税額から控除 ( ) (1) その者の居住の用に供すること (2) 昭和 56 年 5 月 31 日以前の耐震基準により建築された住宅であること (3) 現行の耐震基準に適合させるための耐震改修を行うこと (4) 住宅耐震改修証明書等の必要書類を添付して確定申告を行うこと (5) 適用期限 : 平成 25 年 12 月 31 日 住宅ローン減税制度との併用可 固定資産税 2 既存住宅の耐震改修を行った場合 当該住宅に係る固定資産税額 (120m2相 ( 市町村税 ) 当部分まで ) を以下のとおり減額 平成 18 年 ~ 平成 21 年に工事を行った場合 :3 年間 2 分の1に減額 - 4 -

平成 22 年 ~ 平成 24 年に工事を行った場合 :2 年間 2 分の 1 に減額平成 25 年 ~ 平成 27 年に工事を行った場合 :1 年間 2 分の 1 に減額 (1) 昭和 57 年 1 月 1 日以前に所在する住宅であること (2) 耐震改修費用が 30 万円以上であること (3) 改修工事完了後 3 ヶ月以内に 物件所在の市区町村に証明書等の必要書類を添付して申告すること (4) 適用期限 : 平成 27 年 12 月 31 日 (2) 所得税 既存住宅に係る特定の改修工事をした場合の所得税額の特別控除 ( 租 41の19 ( 国税 ) の3) ( 投資型 ( 一括型 )) バリアフリー改修 省エネ改修 一定の居住者が 自己の居住の用に供する家屋について一定の改修工事を行った場合 その工事費用の額 ( 当該工事に係る標準的な工事費用相当額 かつ 200 万円 ( 省エネ改修で 併せて太陽光発電装置を設置した場合は300 万円 ) を上限 ) の10% を所得税額から控除 1. 次のいずれかに該当する者が行うこと バリアフリー改修のみ ⅰ 50 歳以上の者 ⅱ 要介護又は要支援の認定を受けている者 ⅲ 障害者 ⅳ ⅱかⅲに該当する者又は65 歳以上の者のいずれかと同居している者 2. 改修工事が次の要件に該当すること バリアフリー改修 次のいずれかに該当すること ⅰ 通路等の拡幅 ⅱ 階段の勾配の緩和 ⅲ 浴室改良 ⅳ 便所改良 ⅴ 手すりの取付け ⅵ 段差の解消 ⅶ 出入口の戸の改良 ⅷ 滑りにくい床材料への取替え 省エネ改修 1 居室の全ての窓の改修工事又は1と併せて行う2 床の断熱工事 3 天井の断熱工事 4 壁の断熱工事 5 太陽光発電装置設置工事 (1~4 については 改修部位がいずれも現行の省エネ基準 ( 平成 11 年基準 ) 以上の省エネ性能となるもの 5については 一定のものに限る ) 3. 改修工事費用が30 万円超であること 4. 増改築等工事証明書等の必要書類を添付して確定申告すること 5. 適用期間 : 平成 21 年 4 月 1 日 ~ 平成 22 年 12 月 31 日 住宅のバリアフリー 省エネ改修促進税制 ( ) 1 所得税額の特別控除 ( ローン型 ) ( 租 41の3の2) 特定の日 ( ) から平成 25 年 12 月 31 日までの間に 一定の居住者が自己の居住の用に供する家屋について一定の改修工事を含む増改築等工事を行った場合 現行の住宅リフォーム ローン減税制度と 同制度の特例として設けられた以下の制度が選択できる ( ) バリアフリー改修工事平成 19 年 4 月 1 日省エネ改修工事平成 20 年 4 月 1 日 居住の用に供する時期控除期間住宅借入金等の年末残高控除率イ一定の改修工事にかかる工平成 19 年 4 月 1 日 ( バ事費用相当部分 (200 万円を リアフリー ) 平成 20 5 年間 1,000 万円以下の部分限度 ) 2% 年 4 月 1 日 ( 省エネ ) ロイの 一定の改修工事にか ~ 平成 25 年 12 月 31 日かる工事費用相当部分 以外の工事費用相当部分 1% 1. 次のいずれかに該当する者が行うこと バリアフリー改修のみ ⅰ 50 歳以上の者 ⅱ 要介護又は要支援の認定を受けている者 ⅲ 障害者 ⅳ ⅱ か ⅲ に該当する者又は 65 歳以上の者のいずれかと同居している者 2. 改修工事が次の要件に該当すること バリアフリー改修 次のいずれかに該当すること ⅰ 通路等の拡幅 ⅱ 階段の勾配の緩和 ⅲ 浴室改良 ⅳ 便所改良 ⅴ 手すりの取付け ⅵ 段差の解消 ⅶ 出入口の戸の改良 ⅷ 滑りにくい床材料への取替え 省エネ改修 1 居室の全ての窓の改修工事 又は 1 とあわせて行う 2 床の断熱工事 3 天井の断熱工事 4 壁の断熱工事で 改修部位がいずれも現行の省エネ基準 ( 平成 11 年基準 ) 以上の省エネ性能となり かつ改修後の住宅全体の省エ - 5 -

ネ性能が現状から一段階相当以上上がると認められる工事内容であること ( 平成 21 年 4 月 1 日から平成 22 年 12 月 31 日までの間に居住の用に供した場合については 下線部の適用要件を緩和し 改修後の住宅全体の省エネ性能が現状から一段階相当以上上がらない工事も対象とする ( ただし 控除率が 2% となる特定の省エネ改修工事に該当するための要件は不変 ) 3. 省エネ改修工事費用が 30 万円超であること 4. 増改築等工事証明書等の必要書類を添付して確定申告すること 固定資産税 ( 市町村税 ) 2 固定資産税の減額 ( 地附 15の9) 特定の日 ( 1) から平成 25 年 3 月 31 日までの間に 特定の日 ( 2) 以前から存していた家屋 ( 貸家住宅を除く ) について一定の改修工事を行った場合 当該家屋に係る翌年度分の固定資産税額 ( バリアフリーは100m2 省エネは120m2相当分までに限る ) を1/3 減額 ( 1) ( 2) バリアフリー改修工事平成 19 年 4 月 1 日平成 19 年 1 月 1 日省エネ改修工事平成 20 年 4 月 1 日平成 20 年 1 月 1 日 1. 次のいずれかに該当する者が行うこと バリアフリー改修のみ ⅰ 65 歳以上の者 ⅱ 要介護又は要支援認定を受けている者 ⅲ 障害者 2. 改修工事が次の要件に該当すること バリアフリー改修 次のいずれかに該当すること ⅰ 通路等の拡幅 ⅱ 階段の勾配の緩和 ⅲ 浴室改良 ⅳ 便所改良 ⅴ 手すりの取付け ⅵ 段差の解消 ⅶ 出入口の戸の改良 ⅷ 滑りにくい床材料への取替え 省エネ改修 1 窓の改修工事 又は1とあわせて行う2 床の断熱工事 3 天井の断熱工事 4 壁の断熱工事で 改修部位がいずれも現行の省エネ基準に新たに適合することになるもの 3. 改修工事費用の合計額が30 万円以上になること 4. 工事完了後 3ヶ月以内に工事内容等が確認できる書類等を添付して市町村に申告すること 5 賃貸住宅供給促進のための税制 (1) 所得税 高齢者向け優良賃貸住宅供給促進税制 法人税 高齢者の居住の安定確保に関する法律 ( 平成 13 年法律第 26 号 ) に基づき建 ( 国税 ) 設 管理される高齢者向け優良賃貸住宅について特例を設ける ( ) 1 割増償却 ( 租 14 47) 高齢者向け優良賃貸住宅 耐用年数 35 年以上 当初 5 年間 2.8 割増償却 耐用年数 35 年未満 当初 5 年間 2.0 割増償却 認定支援施設付き高齢者向け優良賃貸住宅 耐用年数 35 年以上 当初 5 年間 5.5 割増償却 耐用年数 35 年未満 当初 5 年間 4.0 割増償却 固定資産税 2 固定資産税の減額 ( 地附 15の8) ( 地方税 ) 120m2相当部分について 当初 5 年間 1/3に減額 ( 国の補助を受けて整備する高齢者向け優良賃貸住宅内の関連施設も対象 ) (1) 面積要件 :35m2以上 (2) 建設費補助を受けたもの等 (3) 適用期限 : 1 平成 23 年 3 月 31 日までに取得又は賃貸の用に供した場合 2 平成 23 年 3 月 31 日までに新築した場合 高齢者の居住の安定確保に関する法律の一部を改正する法律の施行 日前は 高齢者向け優良賃貸住宅について 当初 5 年間 2.8 割増償 却 ( 耐用年数 35 年以上のものについては 4.0 割増償却 ) (2) 消費税地方消費税 ( 国税 地方税 ) 住宅の貸付けに係る賃料の非課税賃貸住宅の家賃について非課税 - 6 -