学校施設管理について

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第 3 点検の期間点検の期間は 次の表の上欄 ( 左欄 ) に掲げる用設備等の等並びに同表中欄に掲げる点検の内容及び方法に応じ 同表下欄 ( 右欄 ) に掲げるとおりとする ただし 特殊用設備等にあっては 法第 17 条第 3 項に規定する設備等設置維持計画に定める期間によるものとする 用設備等の等

消防法 ( 抄 ) ( 昭和 23 年 7 月 24 日法律第 186 号 ) 最終改正 : 平成 27 年 9 月 11 日法律第 66 号 第 17 条 ( 消防用設備等の設置 維持と特殊消防用設備等の適用除外 ) 学校 病院 工場 事業場 興行場 百貨店 旅館 飲食店 地下街 複合用途防火対象

PowerPoint プレゼンテーション

報設備 共同住宅用非常コンセント設備 特定小規模施設用自動火災報知設備 加圧防排煙設備及び複合型居住施設用自動火災報知設備第二講習の対象講習は 消防法施行規則 ( 昭和三十六年自治省令第六号 以下 規則 という ) 第三十一条の六第六項各号のいずれかに該当する者を対象とするものとする 第三講習科目及

178 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 小規模特定用途複合防火対象物 ( 政令別表第 1⒃ 項イに掲げる防火対象物のうち 特定用途に供される部分の床面積の合計が当該部分が存する防火対象物の延べ面積の10 分の1 以下であり かつ 300m2未満であ

別添 アンダーライン部は 日本消火装置工業会にて記入 消防予第 192 号平成 9 年 12 月 5 日 各都道府県消防主管部長殿 消防庁予防課長 消防用設備等に係る届出等に関する運用について ( 通知 ) 消防法 ( 以下 法 という ) 第 17 条の 14 の規定に基づく消防用設備等の着工届

第 6 火災予防上の自主点検消防用設備等及び建物等の自主点検は次のとおり実施する 1 建物等の自主点検は 別表 2に基づき ヶ月に回実施する 2 消防用設備等の自主点検は 別表 3に基づき ヶ月に回実施する 3 防火管理者は 自主点検の結果を 防火管理維持台帳 に保管する 4 不備 欠陥部分がある場

消防用機器等に関する認証制度の概要 平成 22 年 6 月現在 検定自主表示認定鑑定 根拠条文 消防法第 21 条の 2 ( マーク ) 消防法施行規則別表第三 消防法第 21 条の 16 の 2 ( マーク ) 消防法施行規則別表第四 消防法第 17 条の 3 の 2 消防法施行規則第 31 条の

平成21年6月1日施行

資料 1-6 認知症高齢者グループホーム等に係る消防法令等の概要 1 消防法令の概要 主な消防用設備等の設置基準消防用設備等の種別消火器屋内消火栓設備スプリンクラー設備自動火災報知設備消防機関へ通報する設備誘導灯 設置基準規模 構造にかかわらずすべて延べ面積 700 m2以上延べ面積 275 m2以

消 防 計 画

2 病院次のいずれにも該当する病院のうち 相当程度の患者の見守り体制を有するもの ( 火災発生時の消火活動を適切に実施することができる体制を有するものとして総務省令で定めるもの ) 以外のもの ( ア ) 特定診療科名を有するもの ( イ ) 一般病床又は療養病床を有する病院 火災発生時の延焼を抑制

平成  年  月  日

突然の災害に負けない社内の体制整備 最終回 火災からの企業防衛 77 東京海上日動リスクコンサルティング ( 株 ) 危機管理グループグループリーダー茂木寿 日本では 消防法において規模 用途に応じ 消防計画 の策定が義務付けられている 一般的に企業においては ほとんどの拠点 施設で この消防計画策

番号 特定共同住宅等の種類と必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等 二方向避難型特定共同住宅等である (1) 初期拡大抑制性能 ( その 2) 図面番 ア地階を除く階数が 5 以下のもの 消火器具屋外消火栓設備動力消防ポンプ設備 又は住戸用及び共同住宅用非常警報設備 イ地階を除く階数

消防法令が改正され 防火防災管理体制が強化されます! ~ 消防法第 8 条の 2 統括防火防災管理者制度 ~ 近年 雑居ビル等で多くの死傷者を伴う火災が相次いで発生していることや東日本大震災での激しい揺れにより 高層ビル等において人的 物的被害が発生したことを受け 防火 防災体制を強化するために消防

ウ火元責任者は 自主検査の結果 異常が認められたときは 防火管理者及び防火管理責任者 ( 工事責任者 ) に報告し 指示を受けて対処する (2) 放火対策ア建物の外周部及び階段等には 可燃性の工事用資材又は梱包材等は置かないようにする やむを得ず置く場合は整理整頓し防炎シート等で覆い保管する イ工事

設計図書 ( 起工 ) 工事 ( 業務 ) 番号 31 壱社文第 16 号 工事 ( 業務 ) 名 壱岐文化ホール消防用設備保守点検業務 工事 ( 履行 ) 場所 壱岐市郷ノ浦町本村触地内 長崎県壱岐市

小規模建築物用消防計画の手引き〔本文〕

基準2 消防用設備等の設置単位の取扱いに関する基準

はじめに 消防法の規定では 一定規模の建物の管理権原者は 防火管理者を定め 消防計画を作成し 防火管理上必要な業務の実施を定めています その中でも 消防計画に基づく訓練の実施は最も重要な事項です 特に特定防火対象物 ( 集会場 スーパー ホテル 病院等の不特定多数の人が出入りする施設 ) には 年

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ごと又は施行規則第 1 3 条第 1 項第 2 号に規定する小規模特定用途複合防火対象物における特定の用途部分ごとに設置義務が生じるときも同様とする ( 報告及び公表の決定 ) 第 4 条査察員は 立入検査において 公表の対象となる違反を認めた場合は 立入検査結果通知書により署長に報告するものとする

(その1)

火対象物の公表の要否を決定するものとする ( 公表の予告 ) 第 5 条署長は 前条第 4 項の規定により公表が必要であると決定した場合は 公表予告書 ( 第 2 号様式 ) により関係者に対し公表の予告をするものとする 2 前項に規定する公表の予告は 査察規程第 20 条第 1 項に規定する立入検

基準19 ハロゲン化物消火設備の設置及び維持に関する基準

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別添 ( 用語の定義 ) 消防法( 昭和 23 年法律第 186 号 ) 法 消防法施行令( 昭和 36 年政令第 37 号 ) 令 消防法施行規則( 昭和 36 年自治省令第 6 号 ) 規則 特定小規模施設における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令 ( 平成 20

消防法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について ( 参考資料 ) 別紙 1 1 改正理由 (1) 背景住宅宿泊事業法 ( 平成 9 年法律第 65 号 ) が平成 30 年 6 月 15 日に施行され 住宅宿泊事業に係る事前の届出が同年 3 月 15 日に開始された ( 住宅宿泊事業法の施行期

屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(3). オ ) を準用すること (2) 高架水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(4). ア イ及びウ ) を準用するほか (1). ア イ及びウの例によること (3) 圧力水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第

消防計画

議のうえ統括防火管理者として選任し 防火管理上必要な業務の内容について説明をしたうえで 全体についての防火管理業務を行わせなければならない 3 前項の規定により 統括防火管理者を選任したときは 防火管理対象物における管理権原者の主要な者として を代表者として指定し 代表者名をもって届出を行うものとす

法律第三十三号(平二一・五・一)

0 平方メートルまでの部分について別表 ( ウ ) 欄により算定した自転車駐車場の規模に 店舗面積が5,000 平方メートルを超える部分について同表 ( ウ ) 欄により算定した自転車駐車場の規模に2 分の1を乗じて得た規模を加えて算定するものとする 2 前条第 1 項第 2 号に掲げる施設で 各用

「でんきやさんV5」・「せつびやさんV5」

TM 屋内消火栓設備 2. における消火設備の取り扱い 2-1 消火栓設備 屋内消火栓設備 補助用高架水槽 位置表示灯発信機 ( 起動装置 ) 1 号消火栓 易操作性 1 号消火栓 2 号消火栓 リミットスイッチ付開閉弁 ( 起動装置 ) 非常電源 ( 蓄電池 )

隣地境界線126 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 消防用設備等の設置単位消防用設備等の設置単位は 建築物 ( 屋根及び柱又は壁を有するものをいう 以下同じ ) である防火対象物については 特段の規定 ( 政令第 8 条 第 9 条 第 9 条の

参考資料 三郷市火災予防条例の一部を改正する条例案の素案 平成 26 年 9 月 三郷市消防本部 大規模な屋外催しにおける防火管理体制の構築について 1 改正の背景 1 京都府福知山市花火大会火災平成 25 年 8 月 15 日 京都府福知山市で行われた花火大会において 死者 3 名 負傷者 56

3 署長は 前条の申請のあった防火対象物について 該当する審査項目のいずれかが判定基準に適合していないと認めたときは 申請者に対して その旨を第 3 号様式による防火基準不適合通知書により通知するものとする 4 署長は 第 2 項の規定による通知を行ったときは 第 4 号様式による防火基準適合表示対

平成23年度事例集04

消防用設備・機械器具等に係る最近の検討状況等

すぐ連絡! すぐ実施! 杉並消防署からのお知らせ 自衛消防訓練を実施しましょう 自衛消防訓練は 火災が発生した場合に消防隊が現場に到着するまで 自衛消防 活動により 迅速 的確に人命の保護と災害の拡大防止の措置をとれるようにする ことを目的としています 訓練の種別 自主的に訓練することが必要です!

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安全衛生規程

ともに 警報を発するものをいう 第三放水型ヘッド等の構造及び性能規則第十三条の四第二項に規定する放水型ヘッド等の構造及び性能は 次に定めるところによる 一放水型ヘッド等の構造は 次によること ( 一 ) 耐久性を有すること ( 二 ) 保守点検及び付属部品の取替えが容易に行えること ( 三 ) 腐食

Microsoft Word - 危害予防規程.doc

平成25年中には、放火自殺者を除き火災による死者は1,278人

Q5: 点検で不合格になった場合は? A5: 点検で不合格になった容器弁は 新品の容器弁に更新する必要があります Q6: 点検ではなく更新することはできるの? A6: 更新することはできます 更新した場合は 容器弁の安全性 の点検は必要ありません 劣化の著しいものや当工業会が交換を推奨する期間 (1

(5) 第 1 号から前号までの規定により住宅用防災警報器が設置される階以外の階のう ち 次に掲げるいずれかの住宅の部分 ア床面積が 7 平方メートル以上である居室が 5 以上存する階の廊下 イアに規定する階に廊下が存しない場合にあっては 当該階から直下階に通ずる 階段の上端 ウアに規定する階に廊下

( 無償貸与の期間等 ) 第 5 条防災ラジオの無償貸与の期間は, 無償貸与を開始した日から市長が貸与を必要と認めなくなるまでの期間とする ただし, 市長が, 防災ラジオの管理上特に支障があり, 又は公益上特に必要があると認めるときは, 当該期間内であっても, 市長は, 無償貸与を受けた者に対し,

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資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

予防特例基準ハンドブック本文

別添 第 1 章総説 道路トンネル非常用施設設置基準 非常用施設の設置にあたっては 非常用施設のトンネル防災全体における役割を認識するとともに 設置目的および管理運用方法を明確にして計画しなければならない なお 非常用施設の運用にあたっては関係機関との連携に配慮するものとする 第 2 章非常用施設の

機能訓練指導員は 日常生活を営むのに必要な機能の減退を防止するための訓練指 導 助言を行う ( 営業日及び営業時間 ) 第 5 条事業所の営業日及び営業時間は 次のとおりとする 一営業日月曜日から金曜日までとする ただし 国民の祝日に関する法律に規定する休日及び12 月 29 日から1 月 3 日ま

東京都建築安全条例(昭和二十五年東京都条例第八十九号)新旧対照表(抄)

○湖南広域消防局自主点検報告表示要綱

日消装発第 号初版 : 平成 22 年 10 月 14 日改訂 1: 平成 24 年 9 月 12 日一般社団法人日本消火装置工業会 容器弁の安全性 に係る点検について Q&A Q1: 容器弁の安全性 の点検対象は? A1: 不活性ガス消火設備 ハロゲン化物消火設備 粉末消火設備 パッケ

十分に御留意いただき, 管理規約の改正について御検討ください 民泊に関する御相談 問合せ先 マンションに関すること 京 ( みやこ ) 安心すまいセンター電話 FAX 住宅宿泊事業法に関すること 保健福祉局医療衛生推進室医務衛生課電話

[問 99] 下図は、ピストンの直径が異なる水圧機で、ピストンAの断面積 はピストンBの断面積 の2分の1の大きさである

都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 ( 平成十二年東京都条例第二百十五号 ) 新旧対照表 ( 抄 ) 改正案現行目次 ( 現行のとおり ) 目次 ( 略 ) 第一条から第百十二条まで ( 現行のとおり ) 第一条から第百十二条まで ( 略 ) ( 土壌汚染対策指針の作成等 ) 第百十三条知事

2 スプリンクラー設備の設置基準の見直し 消防法施行令第 12 条第 1 項関係 スプリンクラー設備を設置しなければならない防火対象物又はその部分に 次に掲げるもの 火災発生時の延焼を抑 制する機能を備える構造として総務省令で定める構造を有するものを除く で延べ面積が 275 m2未満のものが追加さ

点検実施設備等会場内の構築物火気使用設備器具ガス使用設備器具電気器具等危険物施設 点検実施年月日 8 消防職員の立入検査に伴う立会い消防職員の立入検査がある場合は ATC 防火 防災管理者 防火責任者及び各小間の責任者が立ち会うものとする 9 消防用設備等の点検 (1) 防火責任者は 補助者とともに

(7) 乙は 機械警備において 乙の警備本部で警備対象に異常事態が発生したことを感知してから25 分以内に その警備対象に対し機動隊を常に派遣できる体制をとること 5 業務遂行状況の報告及び記録 (1) 報告及び記録の内容は 下記のとおりとする ア警備報告書イ異常が生じた場合の記録 ( 現況写真を添

ことを想定しているが これは既に違反対象物の公表制度を実施している消防本部の運用実態等を参考に 当該制度の実施に伴う事務負担やその効果等について検討を行った結果 特に都市部における建物の利用者数等による火災危険性が高いことを考慮したものである なお その他の消防本部においても政令指定都市の消防本部の

予防課関係の要綱,通達改正案

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1 届出の趣旨工事中に建築物を使用する場合は, 建築基準法に基づいて当該建築物に設置されている避難施設等の機能に支障を来たすことがよくあります もとより建築基準法は, 建築物の最低限の安全性能を定めたものですから, 避難施設等の機能に支障が生じているときに出火したりすれば, 大災害につながるおそれが

第 3 章 1. の既往調査研究 1で紹介した 小規模多機能サービスに関する調査報告書 にも指摘されていたように 小規模多機能サービス事業所の整備にあたっては 建築基準法 消防法上の取り扱いの点で検討の余地を残している これに関して 2006 年 1 月に長崎県大村市の認知症高齢者グループホームで発

東京都建築安全条例の見直しの考え方

○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

川越地区消防局 消防署組織図 消防局長 消防局 ( 代 ) 総務課 総務担当 消防団担当 財務担当職員担当 管理担当 予防課 予防担当 査察指導担当 保安担当 警防課 警防担当 装備担当 救急課 0

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甲種(消防設備士試験)

高圧ガス(第580号),P50-56

財営第   号

新旧対照表 (1/15)

条例解説6~11条

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と 5 水源の水位がポンプより低い位置にある加圧送水装置には 施行規則第 12 条第 1 項第 3 号の2の規定の例により呼水装置を設けること 6 屋内消火栓設備の予備動力源は 自家発電設備 蓄電池設備又は燃料電池設備によるものとし 次に定めるところによること ただし (1) に適合する内燃機関で

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さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 第 4 渡り廊下で接続されている場合の取り扱い 155 第 4 渡り廊下で接続されている場合の 取り扱い

( 消防機関への報告等 ) 第 6 条防火管理者は 防火管理業務の適正を図るため 常に消防機関と連絡を密にし 次の業務を行うものとする (1) 消防計画の提出 ( 改正の場合はその都度 ) (2) 建築物及び諸設備の設置又は変更の事前連絡並びに法令に基づく諸手続 (3) 消防用設備等の点検結果の報告

消防本部等 という ) に報告済みである場合等においては 添付を省略することができるものとする なお ホテル 旅館等の用途に供する部分が存する複合用途防火対象物の表示マークの交付申請については 原則として表示基準のうち建物全体に係る部分 ( 統括防火 ( 防災 ) 管理者選任 ( 解任 ) 届出書や

建築物定期調査関係

特別養護老人ホーム外川園

( 支給対象者等 ) 第 3 条医療費の支給の対象となる者 ( 以下 支給対象者 という ) は 次の各号に該当する母子家庭の母 父子家庭の父及びこれらの者に扶養されている児童並びに養育者に扶養されている父母のない児童とする (1) 本市に住所 ( 配偶者からの暴力を受けること等により本市への住所の

第19 排煙設備

平成19年電気保安講習会

- 1 - 参照条文建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄) (通行障害建築物の要件)第四条法第五条第三項第二号の政令で定める建築物は そのいずれかの部分の高さが 当該部分から前面道路の境界線までの水平

( 例 ) 病床数が 60 の場合 職員の総数が5 人以上であり かつ 当該職員のうち宿直勤務者を除いた職員数が2 人以上である体制をいう イ規則第 5 条第 3 項第 1 号に規定する 職員の数 とは 一日の中で 最も職員が少ない時間帯に勤務している職員 ( 宿直勤務者を含む ) の総数を基準とす

Microsoft Word - 土砂指導要綱.doc

Q5. 工事担任者資格が必要な工事とは どのようなものですか A5. 利用者が電気通信サービスを利用するための端末設備等の接続に係る工事であり 具体的には 事業用ネットワークへの接続及びこれに伴う調整並びに屋内配線工事など端末設備等の接続により通信が可能となる一切の工事です この工事には 事業用ネッ

様式第 2 号の 4 特定共同住宅等省令適用チェックリスト ( その 1) 番号 特定共同住宅等の種類と省令消防用設備等 計画 図面 番号 1 二方向避難 開放型特定共同住宅等である ( 計算書を添付する ) (1) [ 初期拡大抑制性能 ] ア地階を除く階数が 10 以下のもの 消火器具 屋内消火

第二項第五号に掲げる事項には、同項第一号の区域のうち、広場、街灯、並木その他の都市の居住者その他の者(以下「都市居住者等

静岡市の耐震対策事業

に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

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事務連絡 平成 27 年 3 月 31 日 各都道府県消防防災主管課 東京消防庁 各指定都市消防本部 御中 消防庁予防課 認知症高齢者グループホーム等の火災対策の充実のための介護保険部 局 消防部局及び建築部局による情報共有 連携体制の構築に関するガイドラインに係る執務資料の送付 認知症高齢者グルー

Transcription:

消防設備点検について 総務部施設整備課

消防設備点検について 最近の出来事 昨年 10 月の新聞報道 点検後 長期に亘り放置され 補修されていない 年度末までに 学校へ特別配当して 不具合の解消にあたった また 防火管理者が選任されていないケースもあった 読売新聞 H27.10.27 より 2

最近の火災事例 A 高等学校 剣道場更衣室での火災 (3 月 31 日 ) 原因は特定できず 付近に延長コードがラックの足に掛かっていた B 高等学校 職員室の火災 (5 月 8 日 ) 原因は特定できず その他 コーヒーメーカーの焼損が酷かった C 高等学校 機械実習室 (H25.10.31) D 小学校 理科準備室 (H25.3.4) E 小学校 理科室 (H24.1.25) など 3

学校の防火管理について 消防法では 管理権原者が防火管理者を選任して 防火管理者が 防火管理上必要な業務を行う 防火管理者って何する人 学校の防火 防災の責任者 防火管理者は 学校長が選任 学校管理規則 防火管理者の業務を学校長が監督 4

消防法 第 1 条 目的 この法律は 火災を予防し 警戒し及び鎮圧し 国民の生命及び財産を火災から保護するとともに 火災又は地震等の災害による被害を軽減するほか 災害等による傷病者の搬送を適切に行い もって安寧秩序を保持し 社会公共の福祉の増進に資することを目的とする 第 8 条 第 17 条 防火管理者の選任 設置及び維持 管理権原者 防火管理者 校長 教頭等 5

消防法第八条 ( 参考 ) 第八条学校 病院 工場 事業場 興行場 百貨店 ( これに準ずるものとして政令で定める大規模な小売店舗を含む 以下同じ ) 複合用途防火対象物( 防火対象物で政令で定める二以上の用途に供されるものをいう 以下同じ ) その他多数の者が出入し 勤務し 又は居住する防火対象物で政令で定めるものの管理について権原を有する者は 政令で定める資格を有する者のうちから防火管理者を定め 政令で定めるところにより 当該防火対象物について消防計画の作成 当該消防計画に基づく消火 通報及び避難の訓練の実施 消防の用に供する設備 消防用水又は消火活動上必要な施設の点検及び整備 火気の使用又は取扱いに関する監督 避難又は防火上必要な構造及び設備の維持管理並びに収容人員の管理その他防火管理上必要な業務を行わせなければならない 6

消防法第八条 ( 参考 ) ー続きー 前項の権原を有する者は 同項の規定により防火管理者を定めたときは 遅滞なくその旨を所轄消防長又は消防署長に届け出なければならない これを解任したときも 同様とする 消防長又は消防署長は 第一項の防火管理者が定められていないと認める場合には 同項の権原を有する者に対し 同項の規定により防火管理者を定めるべきことを命ずることができる 消防長又は消防署長は 第一項の規定により同項の防火対象物について同項の防火管理者の行うべき防火管理上必要な業務が法令の規定又は同項の消防計画に従つて行われていないと認める場合には 同項の権原を有する者に対し 当該業務が当該法令の規定又は消防計画に従つて行われるように必要な措置を講ずべきことを命ずることができる 第五条第三項及び第四項の規定は 前二項の規定による命令について準用する 7 2 3 4 5

防火管理者の業務 防火管理者の業務 消防計画の作成 計画に基づく消火 通報及び避難訓練の実施 計画に基づく 教育の実施 消防の用に供する設備 消防用水又は消火活動上必要な施設の点検及び整備 ( 自主点検も ) 火気使用の取扱いに関する監督 避難又は防火上必要な構造及び設備の維持管理並びに収容人員の管理 その他防火管理上必要な業務 消防署への届出 8

消防計画って? 防火管理者は 学校の防火や防災管理に関することを 消防法で定められている内容に基づき 自主的に計画を作成する 消防計画には 以下のような事項を定める 自衛消防の組織 防火対象物についての火災予防上の自主検査 消防用設備等の点検及び整備 避難通路 避難口 防煙区画その他の避難施設の維持管理及びその案内 防火壁 内装その他の防火上の構造の維持管理 定員の遵守その他収容人員の適正化 防火管理上必要な教育 9

消防計画って? - 続きー 消火 通報及び避難の訓練その他防火管理上必要な訓練の定期的な実施 火災 地震その他の災害が発生した場合における消火活動 通報連絡及び避難誘導 防火管理についての消防機関との連絡 増築 改築 移転 修繕又は模様替えの工事中の防火対象物における防火管理者又はその補助者の立会いその他火気の使用又は取扱いの監督 防火対象物における防火管理に関し必要な事項 10

消防設備等点検って? 総合点検と機器点検がある 機器点検 (6 か月に 1 回以上 ) 作動点検 消防用設備等に附置される非常電源 ( 自家発電設備に限る ) または動力消防ポンプの正常な作動を 消防用設備等の種類等に応じ 告示で定める基準に従い確認 機能点検 消防用設備等の機器の機能について 外観からまたは簡易な操作により判別できる事項を消防用設備等の種類等に応じ 告示で定める基準に従い確認 外観点検 消防用設備等の機器の適正な配置 損傷等の有無その他主として外観から判別できる事項を消防用設備等の種類等に応じ 告示で定める基準に従い確認 11

消防設備等点検って? - 続き - 総合点検 (1 年に 1 回以上 ) 消防用設備等の全部もしくは一部を作動させ または当該消防用設備等を使用することにより 当該消防用設備等の総合的な機能を消防用設備等の種類に応じ 告示で定める基準に従い確認 消防設備等点検報告書の保管 3 年 3 年を経過した場合は 総括表 消防用設備等点検者一覧表及び経過一覧表を保管 12

消防設備等点検の流れ 点検の流れ 点検依頼 教育委員会施設整備課 設計 発注 監理 都市整備局施設整備課 点検 業者 監理は都市整備局 副本は 施設整備課経由で学校へ 報告書提出 不具合の修理等 消防署へ ( 業者が代行で提出 ) 同じものを 正本 副本 2 通提出し 正本は消防署で保管 建修 改修工事規模によっては 消防署に届出 記録の保存 防火管理維持台帳へ ( 防火管理者 ) 13

14

消防設備の点検には資格が必要 消防設備士 甲種 (1 類から 5 類 ) 工事または整備 乙種 (1 類から 7 類 ) 整備 消防点検資格者 1 種 2 種 イラスト : ホーチキ HP より 15

点検と資格 消防点検の資格について 消防用設備等 屋内消火設備 スプリンクラー設備 水噴霧消火設備または屋外消火設備 消防設備士甲種 消防設備士乙種 1 類 1 類 泡消火設備 2 類 2 類 不活性ガス消火設備 ハロゲン化物消火設備 または粉末消火設備 自動火災報知設備 ガス漏れ火災報知設備または消防署へ通報する火災報知設備 3 類 3 類 4 類 4 類 金属製避難はしご 救助袋または緩衝機 5 類 5 類 消防設備点検資格 第 1 種 第 2 種 消火器 - 6 類第 1 種 漏電火災警報器 - 7 類第 2 種 誘導灯の点検を設備士が行う場合 4 類甲種 乙種または 7 類乙種に電気工事士または 電気主任技術者の資格が必要 非常警報設備は 4 類甲種 乙種または 7 類乙種 16

消防設備点検報告書 作業日報 1 日の作業が終了後 点検業者が 提出 作業内容と不具合状況を確認 17

消防設備点検報告書 点検結果報告書 消防署へ提出 正本 副本の 2 通を作成 正本は 消防署が保管 副本は 学校で防火維持管理台帳に保管 保管年限 3 年 3 年を経過した場合は 総括表 消防用設備等点検者一覧表及び経過一覧表を保管 18

不具合について 点検結果総括表を見ると 不具合の全体像がわかる 詳しくは それぞれの設備毎の点検表を確認 ( 例 : 屋内消火栓設備別記様式第 2 備考欄 ) 19

修理するのにも資格が必要 消防設備士 ( 甲種 乙種 ) 甲種 : 工事 整備乙種 : 整備 甲種 乙種 1 類 屋内消火設備 スプリンクラー設備 水噴 霧消火設備または屋外消火設備 2 類 泡消火設備 3 類 不活性ガス消火設備 ハロゲン化物消火設 備 または粉末消火設備 4 類 自動火災報知設備 ガス漏れ火災報知設備 または消防署へ通報する火災報知設備 5 類 金属製避難はしご 救助袋または緩衝機 6 類 消火器 7 類 漏電火災警報器 20

工事と整備の違いって? 工事 新設 増設 移設 取り換え 改造 軽微な工事は 着工届が要らないが 設置届は必要 例えば 発信機 ベル 表示灯の取替えは 軽微な工事 基準が決められている 整備 補修 ( 防火対象物に設置されている消防用設備等について 変形 損傷 故障箇所などを元の状態又はこれと同等の構成 機能 性能等を有する状態に修復することをいう ) 点検時に修理が前提 別途修理発注する場合は 工事扱いに ( 消防署へ相談 ) 21

工事と整備の違いって? - 続き - 工事 整備の記録 防火管理維持台帳に記録 設備士の資格が無くてもできる軽微な整備 屋内消火栓設備又は屋外消火栓設備のホース又はノズル ヒユーズ類 ネジ類等部品の交換 消火栓箱, ホース格納箱等の補修その他これらに類するもの 感知器の取替 ( ベースが付いている場合 ) 22

学校に設置している消防用設備について 消火器具 屋内消火栓設備 スプリンクラー設備 屋外消火設備 非常警報設備 ベル 非常放送設備 (800 人以上 ) 自動火災報知設備 誘導灯 誘導標識 非常電源 防排煙設備 イラスト : 消防試験研究センター HP より 23

火災受信所 ( 管理作業員室 ) 24

地区ベル 非常放送 連動操作盤 800 人以上防火シャッター防火戸 自火報盤 煙感知器 25

自火報盤と警戒区域図 26

自火報盤と警戒区域図 27

消火器 加圧式 蓄圧式 2011 年以前の旧基準の消火器は 平成 33 年以降使用できない 加圧型から蓄圧型へ ( 加圧式の点検基準が厳しくなった ) 蓄圧型の特徴は 消火器内の圧力計が有り 点検ができる 28

表示灯 消防設備 発信機 屋内消火栓 消火器 29

消火栓起動ボタン バルブ 30

消火ポンプ設備 ポンプ室 消火水槽 消火ポンプ 31

電気室 32

防火シャッター 33 イラスト : 日本シャッター ドア協会 HP より

防火戸 両開き扉順位調整器 両開き扉の場合 扉の収まりで 閉まる順番が決まっているので 順位調整器で 順番を調整している 34 イラスト : 日本シャッター ドア協会 HP より