Microsoft Word _ボグリボースお知らせ

Similar documents
ボグリボースOD錠0.2mg「タカタ」・ボグリボースOD錠0.3mg「タカタ」

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F E834E838D838A E3132>

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

Microsoft Word - ボグリボースOD錠0.2mg_0.3mg「サワイ」201404

Microsoft Word - sa_niflec_ doc

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

Microsoft Word - オーソ_201302_Final.docx

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

リキスミア 添付文書改訂のお知らせ

デベルザ錠20mg 適正使用のお願い

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F C D815B838B43505F4F E31302E646F63>

<4D F736F F D B A814089FC92F982CC82A8926D82E782B95F E31328C8E5F5F E646F63>

「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ

Microsoft Word - 1 糖尿病とは.doc

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F A A E5F89968FF E372E646F63>

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

減量・コース投与期間短縮の基準

ベイスン錠0.2・0.3/ベイスンOD錠0.2・0.3 インタビューフォーム

Microsoft Word エリンダシン使注意.doc

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

医薬品の適正使用に欠かせない情報です

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社


ピオグリタゾン塩酸塩錠

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

トホグリフロジン水和物 1.5 起原又は発見の経緯及び開発の経緯 Page 1 デベルザ錠 20mg/ アプルウェイ錠 20mg ( トホグリフロジン水和物 ) [2 型糖尿病 ] 第 1 部 ( モジュール 1): 申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 1.5 起原又は発見の経緯及び開発の経緯

ピオグリタゾン塩酸塩口腔内崩壊錠

(2) 健康成人の血漿中濃度 ( 反復経口投与 ) 9) 健康成人男子にスイニー 200mgを1 日 2 回 ( 朝夕食直前 ) 7 日間反復経口投与したとき 血漿中アナグリプチン濃度は投与 2 日目には定常状態に達した 投与 7 日目における C max 及びAUC 0-72hの累積係数はそれぞれ

Microsoft Word - LIA RMP_概要ver2.docx

3 スライディングスケール法とアルゴリズム法 ( 皮下注射 ) 3-1. はじめに 入院患者の血糖コントロール手順 ( 図 3 1) 入院患者の血糖コントロール手順 DST ラウンドへの依頼 : 各病棟にある AsamaDST ラウンドマニュアルを参照 入院時に高血糖を示す患者に対して 従来はスライ

患者向医薬品ガイド

スライド 1

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F D815B838B8FF E31312E646F63>

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

ルセオグリフロジン水和物 1.5 起原又は発見の経緯及び開発の経緯 Page 1 ルセフィ錠 2.5mg ルセフィ錠 5mg CTD 第 1 部 1.5 起原又は発見の経緯及び開発の経緯 大正製薬株式会社

虎ノ門医学セミナー

ピオグリタゾン錠15mg「タカタ」/ピオグリタゾン錠30mg「タカタ」

患者向医薬品ガイド

‡BUNITE_Studyƒv?ƒgƒR??−iFinal_Ver_−j _docx

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 使用上の注意 1) 腎障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ]( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照 ) 2)~ 4) 現行のとおり テオフィリン リトナビル 中枢神経抑制剤アルコール ( 飲酒 ) ピルシ

患者向医薬品ガイド

1999年1月(新様式第1版

改訂後 用法 用量 用法 用量 カンデサルタン錠 2mg 4mg 8mg 12mg オーハラ の場合 高血圧症 高血圧症通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセ通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセチルとして4~8mgを経口投与し 必要に応じチルとして4~8mgを経口投与し 必

糖尿病経口薬 QOL 研究会研究 1 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

ヒューマリン(インスリン ヒト)患者向医薬品ガイド(R注バイアル)

第12回 代謝統合の破綻 (糖尿病と肥満)

わが国における糖尿病と合併症発症の病態と実態糖尿病では 高血糖状態が慢性的に継続するため 細小血管が障害され 腎臓 網膜 神経などの臓器に障害が起こります 糖尿病性の腎症 網膜症 神経障害の3つを 糖尿病の三大合併症といいます 糖尿病腎症は進行すると腎不全に至り 透析を余儀なくされますが 糖尿病腎症

膿疱性乾癬の効能追加 ( 承認事項の 部変更承認 ) に伴う改訂 改訂内容 ( 該当部のみ抜粋 ) 警告 1.~3. 4. 関節リウマチ患者では, 本剤の治療を行う前に, 少なくとも 1 剤の抗リウマチ薬等の使用を十分勘案すること. また, 本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験をもつ医師が使

使用上の注意改訂のお知らせ スピーゲル

られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規

- 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください - 効能又は効果 用法及び用量の一部変更 使用上の注意改訂のお知らせ 平成 23 年 5 月 劇薬 処方せん医薬品 ( 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること ) エタンブトール製剤 エタンブトール塩酸塩錠 このたび 標記製品の 効

糖尿病は 初めは無症状で経過しますが 血糖値の高い状態が長く続くと口渇 多飲 多尿 体重減少 倦怠感などの症状がみられます 糖尿病は自覚症状が乏しいので 血糖値がある程度改善すると 通院しなくなる人がいます 血液検査を行わなければ糖尿病の状態を知ることはできないので 自覚症状だけに頼ってはいけません

目次 C O N T E N T S 1 下痢等の胃腸障害 下痢について 3 下痢の副作用発現状況 3 最高用量別の下痢の副作用発現状況 3 下痢の程度 4 下痢の発現時期 4 下痢の回復時期 5 下痢による投与中止時期 下痢以外の胃腸障害について 6 下痢以外の胃腸障害の副

Untitled

Microsoft Word - 茬çfl�宛玺0618第1å‘·_æŠ¥èŒ¬é•£å®łã†¦é•ıç�¥ï¼‹ã…¡ã…‹ã…łã…«ã…�ㅳ;.doc

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

A9R284E

改訂内容 ( 部追加 改訂 部削除 ) ビ シフロール 錠, ミラペックス LA 錠 共通 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 2. 重要な基本的注意 (5) レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により 病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず 持続的に

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを


用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F B838F8FF E392E646F63>

PowerPoint プレゼンテーション

糖尿病がどんな病気なのか 病気を予防するためにどんな生活が望ましいかについて解説します また 検診が受けられるお近くの医療機関を検索できます 健康診断の結果などをご用意ください 検査結果をご入力いただくことで 指摘された異常をチェックしたり 理解を深めたりすることができます 病気と診断され これから

**2019 年 6 月改訂 ( 第 4 版 ) *2018 年 2 月改訂 日本標準商品分類番号 ビグアナイド系経口血糖降下剤日本薬局方メトホルミン塩酸塩錠 METFORMIN HYDROCHLORIDE 劇薬処方箋医薬品 : 注意 - 医師等の処方箋により使用する

PowerPoint プレゼンテーション

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

ビデュリオン皮下注用2mgペン_患者向医薬品ガイド

p 13

フォシーガ錠5mg_患者向医薬品ガイド

患者向医薬品ガイド

第三問 : 次の認知症に関する基礎知識について正しいものには を 間違っているものには を ( ) 内に記入してください 1( ) インスリン以外にも血糖値を下げるホルモンはいくつもある 2( ) ホルモンは ppm( 百万分の一 ) など微量で作用する 3( ) ホルモンによる作用を内分泌と呼ぶ

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F D815B838B4E618FF931306D E3131>

ライゾデグ配合注フレックスタッチ 患者向医薬品ガイド 2014 年 10 月作成 この薬は? 販売名 一般名 含有量 1 筒 (3mL 中 ) ライゾデグ配合注フレックスタッチ RYZODEG FlexTouch インスリンデグルデク ( 遺伝子組換え ) Insulin Degludec (Gen

スライド 1

110607セチリジン5-1.indd

複製 転載禁止 The Japan Diabetes Society, 2016 糖尿病診療ガイドライン 2016 CQ ステートメント 推奨グレード一覧 1. 糖尿病診断の指針 CQ なし 2. 糖尿病治療の目標と指針 CQ なし 3. 食事療法 CQ3-2 食事療法の実践にあたっての管理栄養士に

会長 日本製薬団体連合会会長 日本一般用医薬品連合会会長 米国研究製薬 工業協会会長 欧州製薬団体連合会会長及び一般社団法人日本医薬品卸業連合 会会長あてに発出することとしているので申し添えます

インスリンが十分に働かない ってどういうこと 糖尿病になると インスリンが十分に働かなくなり 血糖をうまく細胞に取り込めなくなります それには 2つの仕組みがあります ( 図2 インスリンが十分に働かない ) ①インスリン分泌不足 ②インスリン抵抗性 インスリン 鍵 が不足していて 糖が細胞の イン

第1 総 括 的 事 項

News Release 報道関係各位 2015 年 6 月 22 日 アストラゼネカ株式会社 40 代 ~70 代の経口薬のみで治療中の 2 型糖尿病患者さんと 2 型糖尿病治療に従事する医師の意識調査結果 経口薬のみで治療中の 2 型糖尿病患者さんは目標血糖値が達成できていなくても 6 割が治療

<4D F736F F D20834B FC92F988C45F C B836F928D C E E F E646F6378>

糸球体で濾過されたブドウ糖の約 90% を再吸収するトランスポータである SGLT2 阻害薬は 尿糖排泄を促進し インスリン作用とは独立した血糖降下及び体重減少作用を有する これまでに ストレプトゾトシンによりインスリン分泌能を低下させた糖尿病モデルマウスで SGLT2 阻害薬の脂肪肝改善効果が報告

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

トルリシティ(デュラグルチド)患者向医薬品ガイド

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 商品名 : イチョウ葉脳内 α( アルファ ) 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) 弊社では当該製品 イチョウ葉脳内 α( アルファ ) と同一処方の製品を 200

301128_課_薬生薬審発1128第1号_ニボルマブ(遺伝子組換え)製剤の最適使用推進ガイドラインの一部改正について

日本の糖尿病患者数は増え続けています (%) 糖 尿 25 病 倍 890 万人 患者数増加率 万人 690 万人 1620 万人 880 万人 2050 万人 1100 万人 糖尿病の 可能性が 否定できない人 680 万人 740 万人

Microsoft Word - 日薬連宛抗インフル薬通知(写).doc

Microsoft PowerPoint - 薬物療法専門薬剤師制度_症例サマリー例_HP掲載用.pptx

20(1) 重篤な肝障害の報告症例数の推移 2000 年 2 月に緊急安全性情報を発出した以後も重篤な肝障害が毎年 20 例前後報告されております ( 図 1 参照 ) また ユリノーム R 3) 錠服用患者様における肝機能検査の実施状況について調査した結果 投与開始後に一度も肝機能検査が実施されな

脂質異常症を診断できる 高尿酸血症を診断できる C. 症状 病態の経験 1. 頻度の高い症状 a 全身倦怠感 b 体重減少 体重増加 c 尿量異常 2. 緊急を要する病態 a 低血糖 b 糖尿性ケトアシドーシス 高浸透圧高血糖症候群 c 甲状腺クリーゼ d 副腎クリーゼ 副腎不全 e 粘液水腫性昏睡

2017 年 9 月 画像診断部 中央放射線科 造影剤投与マニュアル ver 2.0 本マニュアルは ESUR 造影剤ガイドライン version 9.0(ESUR: 欧州泌尿生殖器放射線学会 ) などを参照し 前マニュアルを改訂して作成した ( 前マニュアル作成 2014 年 3 月 今回の改訂

やまぐち糖尿病療養指導士講習会  第1回 確認試験

Transcription:

医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい 効能 効果 用法 用量 の追加及び 使用上の注意 改訂のお知らせ 平成 26 年 3 月製造販売元大原薬品工業株式会社お問い合わせ先 : 安全管理部 TEL : 03-6740-7701 FAX : 03-6740-7703 注 1) 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること この度 弊社製品 ボグリボース錠 0.2 0.3 OME につきまして 効能 効果 用法 用量 の追加及び 使用上の注意 の改訂を実施いたしますので お知らせ申し上げます 今後のご使用に際しましては 下記の内容をご参照下さいますようお願い申し上げます 1. 改訂内容 ( 改訂項目のみ抜粋 ) 部 : 追記箇所 ( 承認事項の変更 ) 部 : 追記又は変更箇所 部 : 削除箇所 ( 自主改訂 ) 承認事項の変更及び自主改訂により変更いたします 効能 効果 糖尿病の食後過血糖の改善 ( ただし 食事療法 運動療法を行っている患者で十分な効果が得られない場合 又は食事療法 運動療法に加えて経口血糖降下剤若しくはインスリン製剤を使用している患者で十分な効果が得られない場合に限る ) 耐糖能異常における 2 型糖尿病の発症抑制 ( 錠 0.2 のみ ) ( ただし 食事療法 運動療法を十分に行っても改善されない場合に限る ) 効能 効果 糖尿病の食後過血糖の改善 ( ただし 食事療法 運動療法を行っている患者で十分な効果が得られない場合 又は食事療法 運動療法に加えて経口血糖降下剤若しくはインスリン製剤を使用している患者で十分な効果が得られない場合に限る ) 1

< 効能 効果に関連する使用上の注意 > 本剤の適用は 耐糖能異常 ( 空腹時血糖が 126mg/dL 未満かつ 75g 経口ブドウ糖負荷試験の血糖 2 時間値が 140~199mg/dL) と判断され 糖尿病発症抑制の基本である食事療法 運動療法を 3~6 ヵ月間行っても改善されず かつ高血圧症 脂質異常症 ( 高トリグリセリド血症 低 HDL コレステロール血症等 ) 肥満 (Body Mass Index:BMI 25kg/m 2 以上 ) 2 親等以内の糖尿病家族歴のいずれかを有する場合に限定すること 用法 用量 糖尿病の食後過血糖の改善の場合通常 成人にはボグリボースとして 1 回 0.2mg を 1 日 3 回毎食直前に経口投与する なお 効果不十分な場合には 経過を十分に観察しながら 1 回量を 0.3mg まで増量することができる 耐糖能異常における 2 型糖尿病の発症抑制の場合 ( 錠 0.2 のみ ) 通常 成人にはボグリボースとして 1 回 0.2mg を 1 日 3 回毎食直前に経口投与する 用法 用量 通常 成人にはボグリボースとして 1 回 0.2mg を 1 日 3 回毎食直前に経口投与する なお 効果不十分な場合には 経過を十分に観察しながら 1 回量を 0.3mg まで増量することができる < 用法 用量に関連する使用上の注意 > 本剤投与中は適切な間隔で血糖管理に関する検査を行い 常に投与継続の必要性に注意すること ( 2. 重要な基本的注意 の項参照 ) 使用上の注意 2. 重要な基本的注意全効能共通 (1) 糖尿病の診断が確立した患者又は耐糖能異常を有する者に対してのみ適用を考慮すること これら以外にも尿糖陽性等の類似症状を呈する疾患 ( 腎性糖尿 老人性糖代謝異常 甲状腺機能異常 慢性膵炎等の膵臓疾患 薬剤起因性の耐糖能異常等 ) があることに留意すること (2) 本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療及び糖尿病発症抑制の基本である食事療法 運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること (3) 本剤は低血糖症状を起こすことがあるので 糖尿病患者又は耐糖能異常を有する者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること また 高所作業 自動車の運転等に従事している糖尿病患者又は耐糖能異常を有する者に投与するときには注意すること ( 4. 副作用 (1) 重大な副作用 の項参照 ) 使用上の注意 2. 重要な基本的注意 (1) 糖尿病の診断が確立した患者に対してのみ適用を考慮すること 糖尿病以外にも耐糖能異常 尿糖陽性等 糖尿病類似の症状 ( 腎性糖尿 老人性糖代謝異常 甲状腺機能異常 慢性膵炎等の膵臓疾患 薬剤起因性の耐糖能異常等 ) を有する疾患があることに留意すること (2) 本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法 運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること (6) 本剤は低血糖症状を起こすことがあるので 患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること また 高所作業 自動車の運転等に従事している患者に投与するときには注意すること ( 4. 副作用 (1) 重大な副作用 の項参照 ) 2

糖尿病の食後過血糖の改善の場合 (1) 糖尿病治療の基本である食事療法 運動療法のみを行っている患者では 投与の際の食後血糖 2 時間値は200mg/dL 以上を示す場合に限る (2) 食事療法 運動療法に加えて経口血糖降下剤又はインスリン製剤を使用している患者では 投与の際の空腹時血糖値は140mg/dL 以上を目安とする (3) 本剤投与中は 血糖を定期的に検査するとともに 経過を十分に観察し 常に投与継続の必要性について注意を払うこと 本剤を2~3カ月投与しても食後血糖に対する効果が不十分な場合 ( 静脈血漿で食後血糖 2 時間値が200mg/dL 以下にコントロールできないなど ) には より適切と考えられる治療への変更を考慮すること なお 食後血糖の十分なコントロール ( 静脈血漿で食後血糖 2 時間値が160mg/dL 以下 ) が得られ 食事療法 運動療法又はこれらに加えて経口血糖降下剤若しくはインスリンを使用するのみで十分と判断される場合には 本剤の投与を中止して経過観察を行うこと 耐糖能異常における2 型糖尿病の発症抑制の場合 ( 錠 0.2のみ ) 本剤の投与開始後は 1~3ヵ月毎を目安に空腹時血糖 随時血糖 HbA1c 等の糖代謝関連検査及び体重測定を実施するとともに 6~12ヵ月毎を目安に75g 経口ブドウ糖負荷試験を実施して十分に経過観察し 常に投与継続の必要性に留意すること また 血糖高値 ( 空腹時血糖 75g 経口ブドウ糖負荷試験の血糖 2 時間値 ) や糖負荷後初期インスリン分泌低下等を有する場合には 糖尿病発症リスクが高くなるとの報告があるので 十分な観察を行うこと なお 2 型糖尿病と診断された場合には 適切と考えられる治療への変更を考慮すること また 本剤投与開始後に耐糖能異常が改善し 食事療法 運動療法のみで十分と判断される場合には 本剤の投与を中止して糖代謝関連検査等による経過観察を行うこと (3) 糖尿病治療の基本である食事療法 運動療法のみを行っている患者では 投与の際の食後血糖 2 時間値は 200mg/dL 以上を示す場合に限る (4) 食事療法 運動療法に加えて経口血糖降下剤又はインスリン製剤を使用している患者では 投与の際の空腹時血糖値は 140mg/dL 以上を目安とする (5) 本剤投与中は 血糖を定期的に検査するとともに 経過を十分に観察し 常に投与継続の必要性について注意を払うこと 本剤を 2~3 カ月投与しても食後血糖に対する効果が不十分な場合 ( 静脈血漿で食後血糖 2 時間値が 200mg/dL 以下にコントロールできないなど ) には より適切と考えられる治療への変更を考慮すること なお 食後血糖の十分なコントロール ( 静脈血漿で食後血糖 2 時間値が 160mg/dL 以下 ) が得られ 食事療法 運動療法又はこれらに加えて経口血糖降下剤若しくはインスリンを使用するのみで十分と判断される場合には 本剤の投与を中止して経過観察を行うこと 承認条件 1. 品質再評価結果の通知後 規格及び試験方法として公的溶出試験を設定するための承認事項一部変更承認申請を行うこと 2. 耐糖能異常における 2 型糖尿病の発症抑制本剤投与中止後の追跡調査を含む製造販売後臨床試験及び長期使用に関する特定使用成績調査を速やかに行い その結果を報告するとともに 医療機関に対し必要な情報提供を迅速かつ確実に行うこと 3

保険給付上の注意 耐糖能異常における 2 型糖尿病の発症抑制 ( ただし 食事療法及び運動療法を十分に行っても改善されない場合に限る ) を目的に使用する場合 保険適用上の取扱いを以下のとおりとすること 1. 耐糖能異常 ( 空腹時血糖が 126mg/dL 未満かつ 75g 経口ブドウ糖負荷試験の血糖 2 時間値が 140~ 199mg/dL) と判断され 糖尿病発症抑制の基本である食事療法及び運動療法を 3~6 ヵ月間行っても改善されず かつ高血圧症 脂質異常症 ( 高トリグリセリド血症 低 HDL コレステロール血症等 ) のいずれかを基礎疾患として有する患者を対象とする場合に限り 保険適用されるものとする 2. 診療報酬明細書の摘要欄には 耐糖能異常と判断した根拠 ( 判断した年月日とその結果 ) 食事療法及び運動療法を 3~6 ヵ月間行っても改善されなかった旨及び高血圧症又は脂質異常症の診断名を記載する P.5~6 にの 使用上の注意 全文を記載しておりますので 併せてご参照下さい 2. 改訂理由 1) 効能 効果 及び 用法 用量 の追加ボグリボース錠 0.2 OME につきまして 平成 26 年 3 月 12 日付 耐糖能異常における 2 型糖尿病の発症抑制 に係る一部変更承認に伴い 効能 効果 及び 用法 用量 の項を改訂いたします 2) 使用上の注意 改訂上記 1) の一部変更承認に伴い < 効能 効果に関連する使用上の注意 > < 用法 用量に関連する使用上の注意 > の項を新設し 2. 重要な基本的注意 の項を改訂いたします 3) 承認条件 の追加上記 1) の一部変更承認に伴い 承認条件 が付与されましたので追記いたします 4) 保険給付上の注意 の新設上記 1) の一部変更承認に伴い 保険給付上の注意 の項を新設いたします 改訂内容につきましては 日本製薬団体連合会発行 DSU 医薬品安全対策情報 No.228 に掲載されます 4 OS3

ボグリボース錠 0.2 0.3 OME の 使用上の注意 全文 ( 改訂箇所 :** 下線部 ) 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) (1) 重症ケトーシス 糖尿病性昏睡又は前昏睡の患者 輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない (2) 重症感染症 手術前後 重篤な外傷のある患者 インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない (3) 本剤の成分に対する過敏症の既往歴のある患者 ** 効能 効果 ** 糖尿病の食後過血糖の改善 ( ただし 食事療法 運動療法を行っている患者で十分な効果が得られない場合 又は食事療法 運動療法に加えて経口血糖降下剤若しくはインスリン製剤を使用している患者で十分な効果が得られない場合に限る ) 耐糖能異常における 2 型糖尿病の発症抑制 ( 錠 0.2 のみ ) ( ただし 食事療法 運動療法を十分に行っても改善されない場合に限る ) < 効能 効果に関連する使用上の注意 > 本剤の適用は 耐糖能異常 ( 空腹時血糖が 126mg/dL 未満かつ 75g 経口ブドウ糖負荷試験の血糖 2 時間値が 140 ~ 199mg/dL) と判断され 糖尿病発症抑制の基本である食事療法 運動療法を 3~6 ヵ月間行っても改善されず かつ高血圧症 脂質異常症 ( 高トリグリセリド血症 低 HDL コレステロール血症等 ) 肥満 (Body Mass Index:BMI 25kg/m 2 以上 ) 2 親等以内の糖尿病家族歴のいずれかを有する場合に限定すること ** 用法 用量 ** 糖尿病の食後過血糖の改善の場合通常 成人にはボグリボースとして 1 回 0.2mg を 1 日 3 回毎食直前に経口投与する なお 効果不十分な場合には 経過を十分に観察しながら 1 回量を 0.3mg まで増量することができる 通常 成人にはボグリボースとして 1 回 0.2mg を 1 日 3 回毎食直前に経口投与する < 用法 用量に関連する使用上の注意 > 本剤投与中は適切な間隔で血糖管理に関する検査を行い 常に投与継続の必要性に注意すること ( 2. 重要な基本的注意 の項参照 ) 使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) (1) 他の糖尿病用薬を投与中の患者 低血糖が起こることがある ( 4. 副作用 (1) 重大な副作用 の項参照 ) (2) 開腹手術の既往又は腸閉塞の既往のある患者 腸内ガス等の増加により腸閉塞が発現しやすい (3) 消化 吸収障害を伴った慢性腸疾患の患者 本剤の作用により病態が悪化することがある (4) ロエムヘルド症候群 重度のヘルニア 大腸の狭窄 潰瘍等の患者 腸内ガス等の増加により症状が悪化することがある (5) 重篤な肝障害のある患者 代謝状態が変化することがあるため血糖管理状況が大きく変化するおそれがある また 重篤な肝硬変例で 高アンモニア血症が増悪し意識障害を伴うことがある (6) 重篤な腎障害のある患者 代謝状態が変化することがあるため血糖管理状況が大きく変化するおそれがある (7) 高齢者 ( 5. 高齢者への投与 の項参照 ) ** 2. 重要な基本的注意全効能共通 (1) 糖尿病の診断が確立した患者又は耐糖能異常を有する者に対してのみ適用を考慮すること これら以外にも尿糖陽性等の類似症状を呈する疾患 ( 腎性糖尿 老人性糖代謝異常 甲状腺機能異常 慢性膵炎等の膵臓疾患 薬剤起因性の耐糖能異常等 ) があることに留意すること (2) 本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療及び糖尿病発症抑制の基本である食事療法 運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること (3) 本剤は低血糖症状を起こすことがあるので 糖尿病患者又は耐糖能異常を有する者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること また 高所作業 自動車の運転等に従事している糖尿病患者又は耐糖能異常を有する者に投与するときには注意すること ( 4. 副作用 (1) 重大な副作用 の項参照 ) 糖尿病の食後過血糖の改善の場合 (1) 糖尿病治療の基本である食事療法 運動療法のみを行っている患者では 投与の際の食後血糖 2 時間値は200mg/dL 以上を示す場合に限る (2) 食事療法 運動療法に加えて経口血糖降下剤又はインスリン製剤を使用している患者では 投与の際の空腹時血糖値は140mg/dL 以上を目安とする (3) 本剤投与中は 血糖を定期的に検査するとともに 経過を十分に観察し 常に投与継続の必要性について注意を払うこと 本剤を2~3カ月投与しても食後血糖に対する効果が不十分な場合 ( 静脈血漿で食後血糖 2 時間値が200mg/dL 以下にコントロールできないなど ) には より適切と考えられる治療への変更を考慮すること なお 食後血糖の十分なコントロール ( 静脈血漿で食後血糖 2 時間値が160mg/dL 以下 ) が得られ 食事療法 運動療法又はこれらに加えて経口血糖降下剤若しくはインスリンを使用するのみで十分と判断される場合には 本剤の投与を中止して経過観察を行うこと 耐糖能異常における2 型糖尿病の発症抑制の場合 ( 錠 0.2のみ ) 本剤の投与開始後は 1~3ヵ月毎を目安に空腹時血糖 随時血糖 HbA1c 等の糖代謝関連検査及び体重測定を実施するとともに 6~12ヵ月毎を目安に75g 経口ブドウ糖負荷試験を実施して十分に経過観察し 常に投与継続の必要性に留意すること また 血糖高値 ( 空腹時血糖 75g 経口ブドウ糖負荷試験の血糖 2 時間値 ) や糖負荷後初期インスリン分泌低下等を有する場合には 糖尿病発症リスクが高くなるとの報告があるので 十分な観察を行うこと なお 2 型糖尿病と診断された場合には 適切と考えられる治療への変更を考慮すること また 本剤投与開始後に耐糖能異常が改善し 食事療法 運動療法のみで十分と判断される場合には 本剤の投与を中止して糖代謝関連検査等による経過観察を行うこと 5

3. 相互作用併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等 臨床症状 措置方法 機序等 糖尿病用薬インスリン及びスルホニルウスルホニルアミド系及びレア系薬剤と併用した際に スルホニルウレア系薬剤 低血糖発現の報告があるのビグアナイド系薬剤 で 左記薬剤との併用時には インスリン製剤 低血糖発現の可能性を考慮インスリン抵抗性改善剤し 低用量から投与を開始するなど慎重に投与すること 糖尿病用薬及びその血糖降下作用を増強又は減弱する薬剤を併用している場合 糖尿病用薬の血糖降下作用を増強する薬剤 β- 遮断剤 サリチル酸剤 モノアミン酸化酵素阻害剤 フィブラート系の高脂血症治療剤 ワルファリン等 糖尿病用薬の血糖降下作用を減弱する薬剤アドレナリン 副腎皮質ホルモン 甲状腺ホルモン等 左記の併用に加え更に本剤を併用する場合には 糖尿病用薬の使用上の注意に記載の相互作用に留意するとともに 本剤の糖質吸収遅延作用が加わることによる影響に十分注意すること 4. 副作用本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない (1) 重大な副作用 ( 頻度不明 ) 1) 他の糖尿病用薬との併用で低血糖があらわれることがある また 他の糖尿病用薬を併用しない場合でも低血糖が報告されている 本剤は二糖類の消化 吸収を遅延するので 低血糖症状が認められた場合にはショ糖ではなくブドウ糖を投与するなど適切な処置を行うこと 2) 腹部膨満 鼓腸 放屁増加等があらわれ 腸内ガス等の増加により 腸閉塞があらわれることがあるので 観察を十分に行い 持続する腹痛 嘔吐等の症状があらわれた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 3) 劇症肝炎 AST(GOT) ALT(GPT) の上昇等を伴う重篤な肝機能障害 黄疸があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 4) 重篤な肝硬変例に投与した場合 便秘等を契機として高アンモニア血症が増悪し 意識障害を伴うことがあるので 排便状況等を十分に観察し 異常が認められた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと (2) その他の副作用 消化器 副作用の頻度頻度不明 下痢 放屁 腹部膨満 軟便 腹鳴 腹痛 便秘 食欲不振 悪心 嘔吐 胸やけ 口渇 口内炎 味覚異常 腸管囊胞様気腫症 過敏症注 2) 発疹 瘙痒 光線過敏症 肝 臓 AST(GOT) 上昇 ALT(GPT) 上昇 LDH 上昇 γ-gtp 上昇 Al-P 上昇 精神神経系めまい 頭痛 ふらつき 眠気 血 液貧血 血小板減少 顆粒球減少 そ の しびれ 顔面等の浮腫 眼のかすみ ほてり 怠感 脱力感 高カリウム血症 血清アミ他ラーゼ上昇 HDL コレステロール低下 発汗 脱毛 注 2) このような場合には投与を中止すること ** 6 5. 高齢者への投与一般に高齢者では生理機能が低下しているので 低用量 ( 例えば 1 回量 0.1mg) から投与を開始するとともに 血糖値及び消化器症状の発現に留意するなど 経過を十分に観察しながら慎重に投与すること 6. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 (1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない (2) 授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが やむを得ず投与する場合は 授乳を避けさせること 動物試験 ( ラット ) で 母動物の糖質吸収の抑制に起因する乳汁産生の抑制によると考えられる出生児の体重の増加抑制が認められている 7. 小児等への投与小児に対する安全性は確立していない ( 使用経験がない ) 8. 適用上の注意薬剤交付時 :PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること PTP シートの誤飲により 硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し 更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている 承認条件 1. 品質再評価結果の通知後 規格及び試験方法として公的溶出試験を設定するための承認事項一部変更承認申請を行うこと 2. 耐糖能異常における 2 型糖尿病の発症抑制本剤投与中止後の追跡調査を含む製造販売後臨床試験及び長期使用に関する特定使用成績調査を速やかに行い その結果を報告するとともに 医療機関に対し必要な情報提供を迅速かつ確実に行うこと ** 保険給付上の注意 耐糖能異常における2 型糖尿病の発症抑制 ( ただし 食事療法及び運動療法を十分に行っても改善されない場合に限る ) を目的に使用する場合 保険適用上の取扱いを以下のとおりとすること 1. 耐糖能異常 ( 空腹時血糖が126mg/dL 未満かつ75g 経口ブドウ糖負荷試験の血糖 2 時間値が140~199mg/dL) と判断され 糖尿病発症抑制の基本である食事療法及び運動療法を3~ 6ヵ月間行っても改善されず かつ高血圧症 脂質異常症 ( 高トリグリセリド血症 低 HDLコレステロール血症等 ) のいずれかを基礎疾患として有する患者を対象とする場合に限り 保険適用されるものとする 2. 診療報酬明細書の摘要欄には 耐糖能異常と判断した根拠 ( 判断した年月日とその結果 ) 食事療法及び運動療法を3 ~6ヵ月間行っても改善されなかった旨及び高血圧症又は脂質異常症の診断名を記載する