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安全衛生管理規程作成例

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過去 10 年間の業種別労働災害発生状況 ( 大垣労働基準監督署管内 ) 令和元年 4 月末現在年別 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 対前年比全産業 % (6

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66 条の 6 改正のねらい 果通知 第 第 1 章改正労働安全衛生法 逐条解説 第 5 節 すべての健康診断結果の労働者への通知 特殊健康診断結果の追加 ( 第 66 条の 6 関係 ) 労働安全衛生法において 一般健康診断については 健康診断の実施後にその結果を本人へ通知する義務が規定されている

平29・6・13(火) 平成29年度 神奈川県医師会 産業医部会 総会・研修会

雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についての

プログラム 動画視聴 こんな時 パワハラ注意 視聴 あかるい職場応援団 より 講 議 1. パワーハラスメントの現状 2. 職場のパワーハラスメントとは 3. パワーハラスメントを受けたら 見たら 4. グループ討議と発表 5. 質疑応答

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愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

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標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

以前 製造業 食料品製造業 畜産食料品製造業

3 地域別の業種リストを確認 対象業種の判断は 日本標準産業分類のに基づいて行われます 経営力向上計画の 2 事業分野と事業分野別指針 欄の 事業分野 ( ) が 次ページ以降の7 都府県別の業種リストにおける対象業種 ( ) に該当するかどうかを確認して下さい 経営力向上計画の 事業分野 ( )

評価項目 A Bともすべての項目に を入れてください 評価項目 A 宣言内容 ( 共通項目 ) チェック項目 取り組み結果 出来た概ね出来た出来なかった 1 経営者が率先し 健康づくりに取り組みます 健康宣言証の社内掲示など 健康づくりに関する企業方針について 従業員へ周知していますか? 経営者自身

第 3 章服務規律 ( 服務 ) 第 10 条労働者は 職務上の責任を自覚し 誠実に職務を遂行するとともに 会社の 指示命令に従い 職務能率の向上及び職場秩序の維持に努めなければならない ( 遵守事項 ) 第 11 条労働者は 以下の事項を守らなければならない 1 許可なく職務以外の目的で会社の施設

製造業 食料品製造業 畜産食料品製造業

安全衛生規程

第 2 章職場におけるパワーハラスメント 1 パワーハラスメントの定義 職場のパワーハラスメントとは 同じ職場で働く者に対して 職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に 業務の適正な範囲を超えて 精神的 身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいう パワーハラスメント という言葉は

資料 5 事故防止に向けた政策動向 平成 29 年 10 月 厚生労働省労働基準局安全衛生部

以前 製造業 食料品製造業 畜産食料品製造業

別添 1 安全衛生教育に関する自主点検 集計結果 ( グラフ ) ( 自主点検実施期間 : 平成 28 年 11 月 18 日 ~ 平成 28 年 12 月 16 日 ) 1. 自主点検の回答状況 ( 調査対象 150 事業場, うち 回答あり 73 事業場 ) 自主点検の回答状況 回答あり の事業

2. 有期契約労働者を雇用しているか 設問 1 パート アルバイト 契約社員 嘱託 派遣社員などの有期契約労働者を雇用していますか 選択肢 1 雇用している 2 雇用していないが 今後雇用する予定 3 雇用していないが 以前雇用していた 4 雇用しておらず 今後も雇用しない予定 全体

都道府県別有効求人倍率 ( 季節調整値 ) 令和元年 5 月 広島 東京 岡山 福井 岐阜 愛知 富山 石川 香川 大阪 鳥取 群馬 三重 長野 新潟 島根 宮城 愛媛 京都 茨城 山口 熊本 福岡 大分 静岡 徳島 山形 福島 宮崎 秋田 奈良 栃木 和歌山 兵庫 岩手 山梨 千葉 鹿児島 埼玉

News Release 2018 年 8 月 1 日 香川県内民間企業の 2018 年夏季ボーナス支給見込み アンケート調査結果について 百十四銀行 ( 頭取綾田裕次郎 ) では 香川県内に本社または主工場をもつ民間企業 640 社を対象として 2018 年夏季ボーナスの支給予想について アンケー

健康企業宣言実施結果レポート Step1(Q&A) 質問 実施方法 添付資料 日頃の食生活に乱れがないか声掛けをしていますか? 始業前などに体操やストレッチを取り入れていますか? 朝礼等での声掛けの他 TJK ホームページに掲載されている 野菜は 1 日 350g 食べましょう のパンフ

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導やメンタルヘルス相談を利用すること イ管理監督者管理監督者は 職場の管理監督者として ストレスチェックの集団分析結果等に基づく職場環境等の改善を通したストレスの軽減 部下からの相談への対応を行う また 管理監督者自身も必要に応じて ストレスチェック及びその結果に基づく面接指導 メンタルヘルス相談を

第 10 表 産業大中分類別, 性別, 常用労働者の1 人平均月間現金給与額 規模 5 人以上 TL 調査産業計 年次及び月次 平成 17 年 313, , ,854 50, , ,534 61, , ,321 36,193 平

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第 10 表 産業大中分類別, 性別, 常用労働者の1 人平均月間現金給与額 規模 5 人以上 TL 調査産業計 年次及び月次 平成 20 年 300, , ,080 48, , ,954 60, , ,246 32,505 平

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きっかわ法律事務所 企業法務研究会(平成22年2月15日)資料            

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

職業別 求人 求職バランスシート ( パート除く常用 ) 平成 30 年 8 月内容 ハローワーク旭川パート除く常用 有効求人数有効求職者数 1,400 有効求人倍率 ,200 1, ,

職業別 求人 求職バランスシート ( パート除く常用 ) 平成 30 年 9 月内容 有効求人数有効求職者数 1,400 ハローワーク旭川パート除く常用有効求人倍率 ,200 1, ,

職業別 求人 求職バランスシート ( パート除く常用 ) 平成 31 年 3 月内容 有効求人数有効求職者数 1,400 ハローワーク旭川パート除く常用有効求人倍率 , , ,

職業別 求人 求職バランスシート ( パート除く常用 ) 令和元年 6 月内容 有効求人数有効求職者数 1,400 ハローワーク旭川パート除く常用有効求人倍率 ,200 1, ,

者が負う民事上の安全配慮義務の履行であり そのために必要な心身の状態の情報を適正に収集し 活用する必要がある 一方 労働者の個人情報を保護する観点から 現行制度においては 事業者が心身の状態の情報を取り扱えるのは 労働安全衛生法令及びその他の法令に基づく場合や本人が同意している場合のほか 労働者の生

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特定健康診査等実施計画 豊田合成健康保険組合 平成 30 年 3 月

特定健康診査等実施計画 ( 第 2 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 25 年 3 月 1 日

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2) 社内外相談窓口についてまた ストレスチェック制度に基づく医師の面接指導以外にも 社内外に以下のような相談窓口が用意されています 今回のストレスチェックの結果に関わらず どなたでも利用できますので 体調面で何か気になることがあればご相談ください [ 社内相談窓口 ] 会社 部健康管理室保健師 連

特定健康診査等実施計画

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特定健康診査等実施計画

特定健康診査等実施計画 ( 第二期 ) 三重交通健康保険組合 平成 25 年 7 月

ください 5 画像の保存 取扱い防犯カメラの画像が外部に漏れることのないよう 一定のルールに基づき慎重な管理を行ってください (1) 取扱担当者の指定防犯カメラの設置者は 必要と認める場合は 防犯カメラ モニター 録画装置等の操作を行う取扱担当者を指定してください この場合 管理責任者及び取扱担当者

)各 職場復帰前 受入方針の検討 () 主治医等による 職場復帰可能 との判断 主治医又はにより 職員の職場復帰が可能となる時期が近いとの判断がなされる ( 職員本人に職場復帰医師があることが前提 ) 職員は健康管理に対して 主治医からの診断書を提出する 健康管理は 職員の職場復帰の時期 勤務内容

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子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

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( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

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2 職務専念義務 秘密保持義務 競業避止義務を意識することが必要である 3 1 週間の所定労働時間が短い業務を複数行う場合には 雇用保険等の適用がな い場合があることに留意が必要である 企業 メリット : 1 労働者が社内では得られない知識 スキルを獲得することができる 2 労働者の自律性 自主性を


第 2 章 産業社会の変化と勤労者生活

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進


福利厚生基本計画

建設業における総合的労働災害防止対策の基本的考え方 建設業の特徴は重層下請構造の下 所属の異なる労働者が同一場所で作業する形態であり 短期間に作業内容が変化するという事業の性質から 工事現場における元方事業者による統括管理の実施 関係請負人を含めた自主的な安全衛生活動の推進を基本に 工事現場を管理す

今回の改正によってこの規定が廃止され 労使協定の基準を設けることで対象者を選別することができなくなり 希望者全員を再雇用しなければならなくなりました ただし 今回の改正には 一定の期間の経過措置が設けられております つまり 平成 25 年 4 月 1 日以降であっても直ちに希望者全員を 歳まで再雇用

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平成 27 年改正の概要 ( サマリー ) 一般労働者派遣事業 ( 許可制 ) 特定労働者派遣事業 ( 届出制 ) 26 業務 期間制限なし 26 業務以外 原則 1 年 意見聴取により最長 3 年まで 規定なし 規定なし 1. 許可制への統一 2. 派遣契約の期間制限について すべての労働者派遣事

(2)3 年以内の有期プロジェクト型業務 ( 同項第 2 号イ ) 事業の開始 転換 拡大 縮小または廃止のために必要な業務で 一定期間内で完了することが予定されている業務への派遣については その業務が完了するまでの期間であれば 受入期間の制限はありません (3) 日数限定業務 ( 同項第 2 号ロ

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 1 キャリアアップ管理者 情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 企業全体で常時雇用する労働

Microsoft Word - ○指針改正版(101111).doc

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山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備

職場におけるハラスメント

特定健康診査等実施計画 東京スター銀行健康保険組合 平成 25 年 4 月

チェックを受けるときは 正直に回答することが重要であること 四本人が面接指導を申し出た場合や ストレスチェックの結果の会社への提供に同意した場合に 会社が入手した結果は 本人の健康管理の目的のために使用し それ以外の目的に利用することはないこと 第 2 章ストレスチェック制度の実施体制 ( ストレス

特定個人情報の取扱いの対応について

平成26年度中小規模事業場安全衛生サポート事業(累計):1ページ

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( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 1 キャリアアップ管理者 情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 企業全体で常時雇用する労働 者

特定健康診査等実施計画書 ( 第 3 期 ) JXTG グループ健康保険組合 平成 20 年 4 月 1 日制定平成 22 年 4 月 1 日改訂平成 25 年 4 月 1 日改正平成 30 年 4 月 1 日改正 - 1 -

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個人情報保護規定

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

特定健康診査等実施計画 ( 第 3 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 30 年 3 月 1 日 ( 最終更新日 : 平成 30 年 7 月 27 日 )

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企業 メリット : 1 労働者が社内では得られない知識 スキルを獲得することができる 2 優秀な人材の獲得 流出の防止ができ 競争力が向上する 3 労働者が社外から新たな知識 情報や人脈を入れることで 事業機会の拡大につながる 留意点 : 1 必要な就業時間の把握 管理や健康管理への対応 労働者の職

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

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高圧洗浄作業の安全衛生管理指針

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19 労働者の安全と健康を守るために 職場における労働者の安全と健康を確保するとともに 快適な作業環境を形成するために労働基準法と相まって 労働安全衛生法の規定により事業主は次のような措置を講じなければなりません 安全衛生管理体制 名称 根拠選任しなければならない事業場又は作業主な業務 総括安全衛生管理者第 10 条 ア林業 鉱業 建設業 運送業及び清掃業であって 常時 100 人以上の労働者を使用する事業場 イ製造業 ( 物の加工業を含む ) 電気 ガス業 熱供給業 水道業 通信業 各種商品卸売業 家具 建具 じゅう器等卸売業 各種商品小売業 家具 建具 じゅう器小売業 燃料小売業 旅館業 ゴルフ場業 自動車整備業及び機械修理業であって 常時 300 人以上の労働者を使用する事業場 ウその他の業種であって 常時 1,000 人以上の労働者を使用する事業場 安全管理者及び衛生管理者等を指揮し 労働災害防止 安全教育等及び健康診断の実施の統括管理 安全管理者第 11 条 衛生管理者第 12 条 安全衛生推進者 ( 衛生推進者 ) 第 12 条の 2 産業医第 13 条 上記ア イの業種であって 常時 50 人以上の労働者を使用する事業場 ( ) 全業種で常時 50 人以上の労働者を使用するすべての事業場 常時 10 人以上 50 人未満の労働者を使用する事業場で上記ア イの業種 ( ウの業種では衛生推進者 )( ) 全業種で常時 50 人以上の労働者を使用するすべての事業場 安全に係る技術的事項の管理 衛生に係る技術的事項の管理 安全衛生に関する業務 健康管理 必要な勧告 指導等 作業主任者第 14 条 統括安全衛生責任者第 15 条 有機溶剤業務 プレス機械作業等の労働災害を防止するための管理を必要とする業務 建設業及び造船業の特定元方事業者で 常時 50 人以上 ( ずい道等の建設 橋梁の建設又は圧気工法による作業を行う仕事にあっては 常時 30 人以上 ) の労働者を使用する事業場 危険有害作業の指揮監督 複数の事業者が 1 つの場所で作業を行う場合の安全衛生について指揮監督 元方安全衛生管理者第 15 条の 2 統括安全衛生責任者を選任した事業者で 建設業及び造船業に属する事業を行うもの 労働災害防止に関する技術的事項の管理 1 / 5 ページ

店社安全衛生管理者第 15 条の 3 建設業に属する事業の元方事業者で その労働者及び関係請負人の労働者が一の場所において作業を行う事業場 ただし 次の場所は除く 常時 50 人未満である場所 ( ずい道等の建労働災害防止を担設 橋梁の建設 圧気工法による作業及び当する者の指導等鉄骨造又は鉄骨鉄筋コンクリート造である建築物の建設を行う仕事にあっては 常時 20 人未満 ) 統括安全衛生責任者を選任しなければならない場所 安全衛生責任者第 16 条 統括安全衛生責任者の選任すべき事業者以外の請負人 統括安全衛生責任者との連絡及び関係者への連絡 安全管理者 安全衛生推進者の選任義務がない業種でも 安全の担当者 ( 安全推進者 ) を配置することが厚生労働省のガイドラインで定められています 以上のほか 全業種で常時 50 人以上の労働者を使用する事業場で 労使が協力して健康の保持増進のための対策等を審議する衛生委員会 ( 法第 18 条 ) を設置しなければなりません 加えて 1 林業 鉱業 建設業のうち木材 木製品製造業 化学工業 鉄鋼業 金属製品製造業及び輸送用機械器具製造業 運送業のうち道路貨物運送業及び港湾運送業 自動車整備業 機械修理業並びに清掃業については常時 50 人以上の労働者を使用する事業場 2 ア イの業種 (1 の業種を除く ) については常時 100 人以上の労働者を使用する事業場については 労使が協力して労災防止のための対策等を審議する安全委員会 ( 法第 17 条 ) も設置しなければなりません なお この 2 つの委員会を設置すべき場合は 安全衛生委員会 ( 法第 19 条 ) とすることができます 危険 健康障害の防止事業者は 労働者の次のような危険や健康障害を防止するために必要な措置をとらなければなりません (1) 機械 器具その他の設備や爆発性の物 発火性の物 引火性の物等や電気 熱その他のエネルギ - による危険 ( 安衛法第 20 条 ) (2) 掘削 採石 荷役 伐木等の作業から生じる危険や労働者が墜落するおそれのある場所や土砂等が崩壊するおそれのある場所における危険 ( 同法第 21 条 ) (3) 原材料 ガス 蒸気 粉じん 酸素欠乏空気 病原体等や放射線 高温 低温 超音波 騒音 振動 異常気圧等による健康障害や計器監視 精密工作等の作業による健康障害や排気 排液または残さい物による健康障害 ( 同法第 22 条 ) また 事業者には 労働者を就業させる建物や作業場の保全と換気 採光 照明 保温等に必要な措置をとること 労働災害発生の急迫した危険があるときは 直ちに作業を中止し 労働者を退避させる等必要な措置をとることなどが義務づけられています 以上のような労働災害の防止のために事業者のとらなければならない措置は 労働安全衛生規則に安全基準及び衛生基準として具体的に定められています 労働者の就業に当たっての措置 (1) 事業者は 労働者を雇い入れたときや作業内容を変更したときは 安全衛生教育を行わなければならず 職長等に対しても一定の教育を行わなければなりません また 一定の危険 有害業務に従事させる者に対して特別教育を行わなければなりません (2) 事業主は クレーンの運転等の一定の業務については 免許を有する者 一定の技能講習を修了した者等でなければ就業させてはなりません ( 安衛法第 61 条 ) 2 / 5 ページ

(3) 事業者は 中高年齢者など特に労働災害を受けやすい者については 適正な配置を行うよう努めなければなりません ( 安衛法第 62 条 ) 健康管理 (1) 事業者は 労働者に対し医師による健康診断を次のとおり行わなければなりません 1 雇入れ時の健康診断 2 定期健康診断 (1 年以内ごとに 1 回定期的に実施 ) 3 特殊健康診断 (6 か月以内ごとに 1 回定期的に実施 ) 4 検便による健康診断 ( 給食従業員 ) 5 海外派遣労働者の健康診断 (2)1 2 の実施対象は 常時使用する労働者 です 2 については パートタイム労働者であっても 1 年以上継続勤務する予定の者又は 1 年以上継続勤務している者であって 1 週間の所定労働時間がその事業場の通常の労働者の 4 分の 3 以上の者は実施対象者となります (3) 事業主は 健康診断の結果を労働者に通知しなければなりません 通知の範囲は 総合判定結果だけでなく 各健康診断の項目ごとの結果も通知しなければなりません (4) 事業者は 快適な作業環境の形成を促進しなければなりません そして 有害な業務を行う屋内作業場等は 空気環境その他作業環境について必要な測定をし その結果を記録するとともに 改善をする必要がある場合は 適切な措置を行わなければなりません 事業主は 労働安全衛生法に基づく健康診断において肝炎ウイルス検査を実施する場合 労働者の個別の同意に基づいて実施するとともに その結果については当該検査医療機関から直接本人に通知するものとされています 本人の同意なく本人以外の者が不用意に健康受診の有無や結果などを知ることのないよう十分配慮する必要があります 特定健康診査 特定保健指導について 日本人の生活習慣の変化等により 近年 糖尿病等の生活習慣病の有病者 予備群が増加しており それを原因とする死亡は 全体の約 3 分の 1 にものぼると推計されています 事業主は 労働者の健康の保持増進のため 適切かつ有効に実施することが望まれます 特定健康診査特定健康診査は メタボリックシンドローム ( 内臓脂肪症候群 ) に着目した健診です 特定保健指導 肝炎ウイルス検査について 事業主は 労働者が希望する場合は 職場で実施される健康診断等の際に肝炎ウイルス検査を受診することや 自治体等が実施している肝炎ウイルス検査等を受診できるよう配慮することが望まれます 特定健康診査の結果から 生活習慣病の発症リスクが高く 生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して 生活習慣を見直すサポートをします 3 / 5 ページ

ストレスチェック制度について (1) ストレスチェック制度が導入された背景 職業生活等において強い不安 ストレスを感じる労働者は増加傾向にあり ここ数年 精神障害等による労災保険の支給決定件数も増加傾向にあります そのため 事業者が労働者の健康に配慮した職場環境をつくることは大切なことであり その取組みの 1 つがメンタルヘルス対策です メンタルヘルス対策では 一次予防 ( メンタルヘルス不調の未然防止 ) 二次予防 ( メンタルヘルス不調の早期発見 早期治療 ) 三次予防 ( メンタルヘルス不調者の職場復帰支援 ) を総合的に進める必要がありますが そのメンタルヘルス対策の一次予防対策としてストレスチェック制度が施行されました (2) ストレスチェック制度の概要 常時使用する労働者が 50 人以上の事業場においては 1 年以内ごとに 1 回 定期にストレスチェックの実施が義務付けられています (50 人未満の事業場は 当分の間努力義務です ) ので 特に次の点に留意してください 1 具体的にストレスチェックに用いる調査票は 職業性ストレス簡易調査票 (57 項目による検査 ) の使用を推奨しています 2 ストレスチェックは 医師 保健師などが実施することになりますので 自社で実施することができない場合は 外部機関に委託することもできます 3 ストレスチェック制度に関し 労働者に対する不利益な取扱いは禁止されています 4 労働者が 50 人以上の事業場は 管轄の労働基準監督署にストレスチェックの実施結果を報告する必要があります (1) 疾病を抱える労働者の状況 治療と職業生活の両立支援について 高齢化の進行に伴い 労働力の高齢化が進むことが見込まれる中で 事業場において疾病を抱える労働者の増加が予想されます 一方 近年の技術の進歩により がん等の疾病の生存率が向上し 長く付き合う病気 に変化しつつあります 労働者が病気になったからといって すぐに離職しなければならないという状況が必ずしも当てはまらなくなってきています しかしながら 疾病や障害を抱える労働者の中には 仕事上の理由で適切な治療を受けることができない場合や 疾病に対する労働者自身の不十分な理解 職場の理解 支援体制不足のため 離職に至ってしまう場合もみられます (2) 治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン 治療が必要な疾病を抱える労働者に対し 事業場において適切な就業上の措置を行いつつ 治療に対する配慮が行われるようにするため 関係者の役割 事業場における環境整備 個別の労働者への支援の進め方を含めた 事業場における取組をまとめたものとして 事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン があります 事業者はこのガイドラインを尊重した労務管理に努めてください 4 / 5 ページ

職場のパワーハラスメントについて厚生労働省では 職場のいじめ 嫌がらせについて都道府県労働局や労働基準監督署への相談が増加傾向にあったことを踏まえ 職場のいじめ 嫌がらせ問題に関する円卓会議 を開催し 平成 24 年 3 月に 職場のパワーハラスメントの予防 解決に向けた提言 ( 以下 提言 と言います ) が取りまとめられました (1) 職場のパワーハラスメントの定義 職場のパワーハラスメントとは 同じ職場で働く者に対して 職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に 業務の適正な範囲を超えて 精神的 身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為 と定義しました (2) 職場のパワーハラスメントの 6 類型 裁判例や個別労働関係紛争処理事案に基づき 次の 6 類型を典型例として整理しました ( パワーハラスメントになり得るすべてについて網羅するものではないことに留意してください ) 1) 身体的な攻撃暴行 傷害 2) 精神的な攻撃脅迫 名誉毀損 侮辱 ひどい暴言 3) 人間関係からの切り離し隔離 仲間外し 無視 4) 過大な要求業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制 仕事の妨害 5) 過小な要求業務上の合理性なく 能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと 6) 個の侵害私的なことに過度に立ち入ること (3) 職場のパワーハラスメントをなくすために提言においては 企業や労働組合が この問題をなくすために取り組むとともに 職場の一人ひとりにもそれぞれの立場から取り組むことを求めるとともに 国や労使の団体に対しては この提言を周知し 対策が行われるよう支援することを求めました 厚生労働省では 企業向けのパワーハラスメント対策導入マニュアルの策定やパワーハラスメント対策導入セミナーを全国で開催しています また パワーハラスメントに関する情報提供サイト あかるい職場応援団 で 職場のパワーハラスメント問題の予防 解決に向けた様々な情報発信を行っています 5 / 5 ページ