瑞浪超深地層研究所坑道埋め戻し工事等への 民活導入アドバイザリー業務 ( 平成 31 年度 ) 仕様書 平成 31 年 3 月 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構核燃料 バックエンド研究開発部門東濃地科学センター研究計画調整グループ
1. 件名 瑞浪超深地層研究所坑道埋め戻し工事等への民活導入アドバイザリー業務 ( 平成 31 年度 ) 2. 目的及び概要日本原子力研究開発機構 ( 以下 原子力機構 という ) が岐阜県瑞浪市で進める超深地層研究所計画について 原子力機構の第 3 期中長期計画では平成 31 年度末までに土地賃貸借期間の終了 ( 平成 34 年 1 月 ) までに埋め戻しができるようにという前提で考え 坑道埋め戻しなどのその後の進め方について決定する としている そのため 瑞浪超深地層研究所 ( 以下 研究所 という ) の坑道埋め戻しに関する検討を進めているが 予算平準化の観点とともに坑道埋め戻し方法や地上からのボーリング孔の閉塞措置等の民活導入として PFI 手法の導入可能性を検討している PFI 事業の導入可能性の検討にあたっては 技術的な検討のみならず 法務や金融などの広範囲の専門知識が必要である さらに 研究所の坑道埋め戻し工事等といった施設の廃止措置への PFI 事業の導入の可否や 平成 34 年 1 月までに埋め戻しができるようにといった期限が設定されていることを踏まえ 従来の PFI 事業とは異なる観点での検討 推進が必要になる このため その契約締結に至る業務遂行には 建設 土木 法務 金融に関する広範囲の専門知識を持つアドバイザーの支援が不可欠である 以上を踏まえ 本契約により 民活導入の実現に必要な 事業公募 事業者選定 選定事業者との契約協議等に関する総合的な支援を受ける 3. 作業範囲 1) 実施要件および実施条件等精査に係る支援 2) 実施方針および質問回答 対話等に係る支援 3) 審査委員会設置および運営に係る支援 4) 各種公募書類等作成に係る支援 5) 事業公募運営に係る支援 6) 提案審査および事業者選定等に係る支援 7) 契約協議および契約締結等に係る支援 8) 事業進行管理および調整等に係る支援 9) 報告書の作成 1
4. 作業内容 1) 実施要件および実施条件等精査に係る支援 1 VFM 算定に係る支援本事業全体に係る VFM 実施の効果については これまでの可能性調査等の検討も踏まえつつ 原子力機構が実施する VFM 評価の支援を行うとともに 算定結果の検証を行う 2 リスク抽出 分担に係る支援本事業全体に係るリスクについて 先行 PFI 事業で抽出されたリスクを参照しつつ 機構が実施するリスクの項目洗い出しを支援する さらに 抽出されたリスクについて 先行 PFI 事業の事例を参照しつつ 適切にリスク分担を仕分ける 3 事業化精査に係る支援これまでに可能性調査等を始めとする原子力機構が実施した事業化スキーム等の各種検討結果に基づき 事業化に向けた法務面 財務面等の諸条件を精査し PFI 事業としてのフレームを構築する 併せて 従来型の事業方法との比較検討を行い PFI 方式で実施する場合の効果を評価する 事業化に係る条件精査の一環として 市場調査を実施する 市場調査の結果については 必要に応じて 事業化条件に反映することとする また 事業実施段階の監視 ( モニタリング ) の有効な方法についても検討を行うものとする なお 原子力関連施設に特有のリスクや事業計画変更の可能性についても十分考慮して検討する 2) 実施方針および質問回答 対話等に係る支援 1 実施方針の公表に係る支援事業公募に先立つ実施方針の公表に必要な書類の作成と実施方針の公表に伴う質問 意見等に対する回答の事前作成 内容の検証に必要な外部専門家の確保 調整を支援する 2 特定事業の選定 公表に係る支援 本事業全体に係る特定事業の選定について 原子力機構が実施する特定事業の選 定に係る客観的評価を支援する また 特定事業選定の公表に必要な支援を行う 2
3) 審査委員会設置および運営に係る支援 1 審査基準の策定に係る支援本事業の公募 ( 入札 ) に係る原子力機構が実施する審査基準の策定について 法務を含めた観点から 支援を行う 4) 各種公募書類等作成に係る支援 1 公募書類作成 公募準備に係る支援入札公告 入札説明書 様式集 要求水準書 事業契約書案および基本協定書案等 公募実施にあたって必要な書類一式の作成を支援する 5) 事業公募運営に係る支援 1 公募内容確認への対応に係わる支援公募に伴う質問 意見に対する回答の事前作成を支援するとともに 入札説明会における対話や書面による質疑 応答等を通した応募予定者と機構の意思疎通と それに基づく提案内容と要求水準のすり合わせを支援する 6) 提案審査および事業者選定等に係る支援 1 事業者選定に係る審査基準の策定の支援 公募 ( 入札 ) に係る審査基準の策定を支援する 7) 契約協議および契約締結等に係る支援 1 選定公表 協議準備等に係る支援選定結果の公表および選定事業者との協議に必要な事項を明確にするなど 機構の行う当該準備作業を支援する 2 選定事業者との契約協議に係る支援選定事業者との事業契約および基本協定に係る協議を支援する 8) 事業進行管理および調整等に係る支援 9) 報告書の作成 上記 1) から 8) の検討結果を報告書として取りまとめる 3
5. 納入条件 1) 納期平成 32 年 3 月 16 日 ( 月 ) 2) 納入場所岐阜県瑞浪市明世町山野内 1-64 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構核燃料 バックエンド研究開発部門東濃地科学センター地層科学研究部研究計画調整グループ 6. 納入物件 1) 報告書 5 部 2) 報告書の電子データ (CD 等に記録したもの ) 1 式 3) その他 協議の上 必要と認めたもの 7. 検収条件 本仕様書に記載された事項を満たし 5. で示した指定納入場所への 6. で示した 納入物件の完納 および内容検査の合格をもって検収とする 8. 保証 本契約における納入物件の内容に関して 検収後 1 年以内に明らかな受注者の責に よる不具合が生じた場合には 受注者は速やかに必要な対応を行うものとする 9. 協議 受注者は 本仕様書に記載されている事項および記載無き事項について疑義が生じ た場合には 速やかに原子力機構と協議し その決定に従うものとする 10. 支給品及び貸与品 なし 11. 特記事項 1) 納入物件の所有権 納入物件の著作権 およびその他技術情報に係わるものの権 利は原子力機構に帰属する 4
2) 受注者は 原子力機構の成果情報および開示情報を本契約以外のために使用 もしくは第三者に使用させてはならない 3) 受注者は 本件業務で知り得た情報等を 原子力機構の許可無く使用 公開 および第三者に漏洩してはならない ただし あらかじめ文書により原子力機構の承認を得た場合はこの限りではない 4) 受注者は原子力機構の指示により 本件の進捗状況を適宜報告すること 12. グリーン購入法の推進 1) 本契約において グリーン購入法 ( 国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律 ) に適用する環境物品 ( 事務用品 OA 機器等 ) が発生する場合は これを採用するものとする 2) 本仕様に定める提出図書 ( 納入印刷物 ) については グリーン購入法の基本方針に定める 紙類 の基準を満たしたものであること 以上 5