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国営越後丘陵公園 整備 管理運営プログラム チューリップまつり香りのばらまつりサマーナイトプレゼンツ 水遊具 ( 越の池 ) ふわふわドーム コスモスまつり ホワイトシーズン ウインターイルミネーション 里山体験学習 中越地震時の防災拠点 カタクリの群生 自然探勝路 中越地震時の防災拠点 平成 25 年 4 月 国土交通省北陸地方整備局

Ⅰ はじめに 国営越後丘陵公園は 近年のレクリエーションニーズの多様化 交流の拡大など広域的レクリエーション需要の増加に対応するために 全国で 13 番目 本州日本海側初の国営公園として 新潟県長岡市において平成元年度より整備を進めています 公園の整備にあたっては 良好な交通条件と恵まれた自然条件を活用し 北陸地方の中心的な公園として 雪国の風土を活かしつつ 四季を通じて誰もが 広々とした園内で遊び 色とりどりの花を楽しみ 里山の自然や暮らしを知ってもらうための整備を進めています また 園内の各施設はユニバーサルデザインを基本とし 誰もが安全 快適に利用頂けるように整備を進めています 管理運営にあたっては 園内の豊かな自然環境や地域の観光資源を活かし 地域のボランティア等との連携のもと 里山の自然環境とのふれあいの機会の提供や イベントの充実 効率的な管理運営等を進めています 1. 全体計画 (1) 所在地新潟県長岡市 2

(2) 全体面積約 400ha 公園内の利用状況 (3) 整備着手年度平成元年度整備着手 (4) 基本テーマ 天に学び 地に遊び 人と集う 越の里 (5) 基本方針 1) 恵まれた自然資源の保全と活用 2) 多様なレクリエーション需要への対応 3) 通年利用を可能に 4) 古き文化の継承と新しき文化の育み 5) 地域社会との交流を深め地域に貢献 (6) 全体構成 1 健康ゾーン ( 約 120ha) 広域的なレクリエーションに対応した 四季を通じて多様に利用できる広場空間のゾーン 2 里山フィールドミュージアム ( 約 280ha) 雪国越後の里山を復元し 自然資源を活かした様々な体験学習の開催や雪国の里山情報の発信を行うゾーン また かつての雪国里山の暮らし体験と 自然にやさしいこれからのライフスタイルの体験の場を提供していくゾーン 花の丘のコスモス ゾーン区分図 冬の里山散歩 3

2. 供用の経緯昭和 63 年度に長岡市を国営公園候補地として決定し 平成元年度より整備に着手しました 平成 3 年度より健康ゾーンの工事に着手し 平成 10 年 7 月 30 日に健康ゾーンの一部 29ha を開園しました その後整備を進め 平成 15 年度には健康ゾーン約 120ha の整備が概成しました 里山フィールドミュージアムは 平成 15 年度より整備に着手し 平成 24 年 4 月までに 177.3ha が開園しました 年度主な施設累計開園面積 平成元年度事業着手平成 2 年度都市計画決定 (398.6ha) 平成 3 年度工事着手健康ゾーンの一部開園 (29ha)( 緑の千畳敷 銀河の丘 越の池 インク 平成 10 年度リッシュカ ーテ ン 暖の館 天 地 人のフォリー 駐車場など ) 平成 11 年度展望台開園 (18ha)( ふれあいの森 フォリーの丘 展望台 園路など ) 平成 12 年度健康ゾーン追加開園 (25ha)( 駐車場 園路及び樹林地など ) 花と緑の館管理棟及び自然探勝路橋の開園 (0.3ha)( 花と緑の館管理棟 平成 13 年度自然探勝路橋など ) 平成 14 年度自然探勝路及び樹林地開園 (47ha)( 自然探勝路及び樹林地など ) 平成 15 年度花と緑の館 ( 休憩棟 ) 追加開園 (0.3ha) ばら園開園平成 19 年度里山フィールト ミューシ アムの一部開園 (20ha)( 里山ふれあいエリア ) 平成 20 年度里山フィールト ミューシ アムの追加開園 (9ha) 29ha 47ha 72ha 72.3ha 119.3ha 119.6ha 139.6ha 148.6ha 平成 21 年度 総合センター開所 (1.5ha) 里山フィールト ミューシ アムの追加開園 (5ha) 155.1ha 平成 24 年度里山フィールト ミューシ アムの追加開園 (143.3ha) 298.4ha 3. 年度別利用者数 600,000 6,000,000 年間入園者数 累計入園者数 5,202,014 500,000 4,701,162 452,237 457,001 500,852 5,000,000 年間入園者数 ( 人 ) 400,000 300,000 461,581 417,658 396,790 388,768 4,239,581 359,570 3,782,580 323,060 299,188 304,502 3,330,343 274,732 2,912,685 2,523,917 220,301 4,000,000 3,000,000 累計入園者数 ( 人 ) 200,000 191,065 154,709 2,127,127 1,767,557 2,000,000 1,463,055 100,000 1,163,867 889,135 1,000,000 0 平成 10 年度平成 11 年度 566,075 345,774 154,709 平成 12 年度平成 13 年度 平成 14 年度平成 15 年度平成 16 年度平成 17 年度 平成 18 年度平成 19 年度 平成 20 年度平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度 0 4

Ⅱ. 平成 28 年度までの整備及び管理運営の方針等 1. 平成 28 年度までの整備 管理運営の重点事項 (1) 基本目標 雪国の特徴を活かした魅力の向上と地域社会への貢献 国営越後丘陵公園では 雪国北陸の国営公園としての特徴を活かした新たな魅力の提供と 施設の更新や整備によるさらなる使いやすさの向上が求められています また発災時の防災活動拠点としての機能確保 地域資源の連携による観光交流の拡大 美しく豊かな自然との共生など 当該地域の社会的課題を踏まえた整備 管理運営が必要です 平成 28 年度までは 以下の基本目標を基に 整備 管理 運営を総合的に実施します 1 災害に強い地域づくりへの貢献 健康ゾーン広場では防災機能を確保する管理をすすめます また公園内のオープンスペースの拡充等により 発災時の防災活動拠点としての機能を拡充するとともに 防災意識向上に係る情報の発信を行うなど 災害に強い地域づくりに貢献できる公園を目指します 2 地域資源との連携による観光振興への貢献 追加開園による新たな魅力の提供や 広域圏への情報発信の充実により観光交流の拡大を図り 地域の活性化に貢献します また管理運営面において 地域の多様な主体との連携 協働を進め 地域の人づくりを支援します これらによって 多様なかたちで地域振興に資する公園を目指します 3 魅力の増大と利用快適性 安全性の向上 利用者層を拡大する効果的なリニューアルやユニバーサルデザインの推進によって あらゆる利用者が楽しめるよう魅力の増大と快適性の向上を図ります また 雪の活用や冬期でも利用することの出来るプログラムの提供により 雪国ならではの自然や文化とのふれあいの場を提供します さらに 施設の安全点検等の徹底により 利用者が安全に安心して利用できる公園を目指します 4 里山ならではの自然環境の保全と活用 公園区域内の特徴ある雪国の里山環境について 適正な管理を行って本来の姿の維持に努め 魅力的なレクリエーション要素として また環境学習の場として有効に活用していきます こうした里山環境の維持 活用によって 美しく豊かな自然との共生の場を形成します 5 施設の長寿命化によるトータルコストの縮減 長寿命化計画に基づく 計画的な補修 更新を推進し 事業費の縮減を図ります 5

(2) 公園づくりの方向性 すべての人々が楽しめる魅力と快適性の向上里山フィールドミュージアムの充実を目指して 健康ゾーン すべての人々が楽しめる場となるよう 花空間の充実や休憩施設 遊具等のリニュ ーアルを行い 魅力と快適性を向上させます 里山フィールドミュージアム 里山の暮らしの体験の場を拡充するとともに 未開園区域では 地形や自然資源 といった里山資源を活用して新たな魅力を提供します 1 健康ゾーン 健康ゾーン ( 約 120ha) は平成 15 年度に概成していますが 今後も子供からお年寄りまで すべての人々が公園を快適に利用して頂けるよう 花空間の充実や 休憩施設の拡充 ユニバーサルデザインに配慮した改修を行います 2 里山フィールドミュージアム 里山フィールドミュージアム ( 約 280ha) は 平成 19 年度に一部開園していますが 里山の暮らしの体験の場を拡充するため 越の里山館 ( 仮称 ) の整備や 里山らしい草木の植栽を行います また未開園区域では 現在の里山資源を活かした新たな魅力を提供するために 大草原の整備や幹線園路の新設を行い 一部区域を追加開園します 香りのばらまつり ( 健康ゾーン ) 稲刈体験 ( 里山フィールドミュージアム ) 6

2 整備方針 1 健康ゾーン ①既存施設のリニューアルによる魅力の向上 地の陣からフォリーの丘一帯の魅力を高めるため あ じさい園の拡張整備を行います またフォリーの丘に 至る幹線園路沿道にもあじさい列植を展開し 回遊利 用や園内バスからの鑑賞が楽しめるようにします また 利用者の少ないふれあいの丘での芝スライダー の整備や 老朽化した木製遊具のリニューアルにより 家族連れをはじめとする利用者にとっての魅力を向上 させます あじさい園の改修後のイメージ ②人気施設の更なる充実 本公園で利用者に非常に人気のあるバラ園の更なる 充実を図るため 越の池の一部を改修してバラ圃場を 増設します これにより花修景による魅力をさらに高 め集客力を向上させます バラ園拡充のイメージ ③休憩施設や駐車場の充実によるサービスの向上 香りのバラ園や木製遊具など 人気が高く利用者の 集中が見られる施設の周辺において 夏期に日陰を提 供し 荒天時には退避場となる休憩所を拡充し 利用 者の快適性を高めます また 繁忙期や大型イベント開催時の駐車場不足を 解消するため 公園内の敷地を有効活用して駐車場を 拡充し 利用者へのサービスを向上します 休憩施設のイメージ 2 里山フィールドミュージアム ①越の里山館 仮称 整備 中越地震で被災した旧山古志村の古民家を移築し 古民具の展示や里山の暮らしを体験するプログラム 開催の場として活用します 越の里山館のイメージ ②里山環境の充実 古民家周辺や主園路沿道において 里山らしい草 木による修景植栽を行い 魅力ある里山の風景を演 出します 修景植栽のイメージ 7

3 健康ゾーンと里山フィールドミュージアムの連絡路の拡充 幹線園路の拡幅 ( バス待避所整備 ) や安全で快適な歩道の整備を進め 健康ゾーンと里山フィールドミュージアムの連絡を充実させます これにより里山フィールドミュージアムへの利用者の誘導を図ります 4 めぐみの原区整備 幹線園路拡幅のイメージ 現在の里山資源を活かし めぐみの原区の大規模な修景 展望台広場 幹線園路 駐車場の整備を行います これにより里山フィールドミュージアムの新しい魅力となる 里山とのふれあいの場 アウトドア スポーツの場 を提供し 来園者の増大を図ります 5 幹線園路の拡充 里山フィールドミュージアム内の未開園区域を縦断し 南口と東口を結ぶ幹線園路を新たに整備します 追加開園区域の主要動線として活用するとともに 今後の整備を進める基盤施設として利用します 展望台広場のイメージ 東口 南口 ( 里山口ゲート ) 幹線園路の整備イメージ 越の里山館 ( 仮称 ) 整備 8

3. 管理運営方針 1 広域圏からの集客 香りのばら祭りなど現在の人気イベントの拡充や 魅力ある食の提供を行うとともに 追加開園区域を活用し アウトドア スポーツイベントを開催することで 利用者層の拡大を図ります これらを関東圏も含めて広く PR し 広域からの誘客数の増大を図ります バラに関連した国際イベントの開催 2 快適性の向上 スタッフの気持ちのよい対応や 清潔な施設維持 快適な広場空間の提供などのサービス向上に努めます 3 利用者層の拡大 雨天時及び冬季の遊びの要素充実や 公園の持つ資源や特徴を最大限に活用して 多様なレクリエーション要素の展開を図ります また高齢者や障がい者 子供連れ客へのサービスを充実し 利用者層の拡大を図ります トイレ清掃 4 里山の保全活用 里山の自然環境を楽しみ学べるフィールドとして 間伐や下草刈りなどの適正な樹林管理を行っていくことにより 生物多様性の保全にも資する健全な里山林を維持していきます また 里山環境を活用し 本公園ならではの里山の自然環境とふれ合えるイベントや 学校等の団体も誘致できる環境学習プログラムの開催を充実させます ソリゲレンデ 下草刈り 5 地域連携の推進 近隣の観光資源や施設などの様々な団体との共同イベントの開催を行っていき 当公園の魅力向上による地域牽引に貢献します また 地元からの花苗の供給や長岡野菜など地場産品の PR を行い地域の地産地消活動に貢献します 長岡野菜の PR 販売 9

6 公園からの情報発信 多様な広報媒体を最大限に活用し公園からの施設情報やイベント情報を提供していきます また 防災意識向上のために震災パネル展など 災害に係る情報の発信を充実させます 土木フェスティバルにおけるパネル展示 7 利用者の安全 施設の機能の確保 園内を安全に利用していただくために遊具等の点検や適切な補修を行い 利用者の安全を確保します 8 災害時の迅速な対応 木製遊具点検 中越大震災発生時などの経験を踏まえ 健康ゾーン広場の防災機能を維持する管理を進めます また 大規模災害発生時において災害復旧活動のための支援が迅速に展開できるよう 連絡体制の構築や危機管理マニュアルの充実など 災害時対応への準備に注力します 9 効率的な管理運営 園内で発生した伐採木をチップ化し園路等に使用するなど維持費の縮減に取り組みます また 雨水の利用や 太陽光発電などエコエネルギーの活用による光熱費の節減を行います 自衛隊宿営 10 公園パートナーとの連携強化 間伐材のチップを使用した舗装 NPO やボランティアなどの公園パートナーとの連携をより一層強化します 園内の自然や里山文化などをボランティアから来園者にわかりやすく解説していただく取り組みに加え 新たに県内外から幅広く公園サポーターの募集を行うなど公園パートナーとの情報交流の機会を拡大します 公園パートナーとの連携 ( 里山案内人講座 ) 10

4. 事業に伴い期待される効果 (1) 発災時の防災活動拠点としての機能拡充めぐみの原区の追加開園等により 発災時に活用可能なオープンスペースの確保 充実が実現します (2) 広域圏からの集客 香りのばら園 のブランド化や魅力ある環境活用プログラムの PR により 広域での観光利用による集客が期待できます (3) 入園者数の増加健康ゾーンの快適性の向上を目的としたリニューアルや花修景施設全般のレベルアップ および里山フィールドミュージアムでの整備拡充と追加開園により入園者の増加が期待できます (4) 誰もが利用しやすい公園ユニバーサルデザインによる施設整備を行うことで 誰もが利用しやすい公園となります (5) 地域の観光振興や活性化への貢献地元など近隣施設と連携し イベントによる協力や共同事業を行うことにより 地域の観光振興や活性化に貢献できます (6) 里山の自然環境とのふれあい里山フィールドミュージアムの整備拡充により 誰もが快適に里山の自然環境や里山文化とふれあうことができるようになります (7) 里山情報等の発信体験学習や自然情報交流の拠点として 市民ボランティア NPO 研究機関等と連携し 様々な自然体験プログラムの開催により 里山における環境学習が可能となるほか 里山情報等の発信が充実します (8) 雪国独特の生物生息環境の保全雪国の里山環境の維持管理にあたっては 里山として自然環境に対する適度の管理作業を推進し 地域固有の生物生息環境の保全が図れます (9) 効率的な管理運営や長寿命化計画によるトータルコストの削減園内の維持管理作業により発生する剪定枝 間伐材などをリサイクルし 園内で再利用することにより 環境に負荷をかけない公園管理や維持管理の縮減が可能になります また 長寿命化計画に基づく 計画的な補修 更新を推進することで トータルコストが縮減されます 本プログラムは 事業の進捗状況を踏まえて 適宜見直しを行っていきます 11