Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

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国語科学習指導案 広島市立 小学校 教諭 1 日時平成 23 年 1 月 日 5 校時 2 学年 組第 5 学年 組 ( 男子 名女子 名計 名 ) 3 指導事項 (1) A 話すこと 聞くこと オ 互いの立場や意図をはっきりさせながら 計画的に話し合うこと (2) 伝統的な言語文化と国語の特質に関

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

第6学年 国語科学習指導案

学習指導案 潮江東小学校全校研 3 単元名討論会を開こうー説得力のある話し方をゲットしようー教材名 立場を決めて討論をしよう ( 東京書籍 5 年 ) ( 金 ) 潮江東小学校 5 年 2 組上平田学級

Taro-★w

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

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6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

Microsoft Word - ③-1だれもがかかわり合えるよに

解答類型

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

第1学年国語科学習指導案

ている それらを取り入れたルーブリックを生徒に提示することにより 前回の反省点を改善し より具体的な目標を持って今回のパフォーマンスに取り組むことができると考える 同に そのような流れを繰り返すことにより 次回のパフォーマンス評価へとつながっていくものと考えている () 本単元で重点的に育成をめざす

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

Microsoft Word - 提出論文 全0227docx.docx

4 単元の評価規準 < 評価方法 > 国語への話す 聞く能力関心 意欲 態度和の文化について事柄が明確に伝わ調べてプレゼンするるように, 資料の形という目的を意識し式を工夫して説明して文章を読み, 進んている で調べたり, 資料の <ワークシート5~ 提示の仕方を工夫し 7, 観察 > て話したりし

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

5 単元について (1) 教材観本教材 だいじなことをれんらくしよう は 学校紹介に向けて児童が学校の先生に情報を伝達したり インタビューしたりする インタビューして得た情報を園児に向けて分かりやすく説明できるように 台本を考え 聞き合い よかったところや改善点を見つけていく 実際に 3 学期に園児

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た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

第 3 学年メディア コミュニケーション科学習指導案 授業者池田恭浩 1. 日時平成 28 年 11 月 25 日 ( 金 ) 5 校時 (13:40~14:25) 2. 学年組第 3 学年 1 組 34 名 3. 場所 3 年 1 組教室 4. 単元名 短くまとめて伝えよう ~ 紙しばいを使って

いろいろな衣装を知ろう

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

(1)

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

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Taro-【HP用】指導案.jtd

国語科学習指導案様式(案)

<小学校 生活科>

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Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

また 情報の作り手としての活動も学習に組み込まれている 放送局は情報の作り手として 考えたことや伝えたいことなどから話題を集め 収集した知識や情報を関連付け 目的や意図に応じて 事柄が明確に伝わるように話の構成を工夫している これは 学習指導要領に示されている 話すこと 聞くこと の話すこと内容と同

1 自己存在感児童の生活体験や生活環境の実態 興味 関心を把握し 他教科との関連を踏まえて 様々な視点から取り組めるように課題提示の工夫を行う 2 共感的人間関係話し合いや発表会のときには 相手を大切にした聞き方と発表の仕方ができるように意識させ 支持的雰囲気の中で学び合わせる また 自分との違いや

誰 ( 何 ) から得た情報なのかを記録カードに記入させる なぜなら など理由をつけて発言できるよう指導する 聞き手は 発表のどこから伝えたいことが分かったのかを言えるようにする 6 単元構想表 個人テーマを設定する ( 2 時間 ) ウエービング ( 大豆についての知識を広げる ) 全員で出し合う

【授業 1】

自己紹介をしよう

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

(2) 指導の実際 1 話すこと 聞くこと の実践ア協働による教材研究の柱 モデルの提示について対話のためのスキルの定着や対話の深まりを目指し, 教師や代表グループによる対話のモデルを提示し, 気付いたことや発見したことを基に自分たちの対話や話合いの様子を振り返らせ, 学びの充実を図るようにする 共

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

Taro-5年研究のまとめ

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

Microsoft Word - imani ikiru kotoba sidoukeikaku.doc

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

6 年 No.22 my summer vacation 夏休みの思い出を紹介しよう! 1/8 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを表す表現が分かる 過去の表現が分かり 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを伝え合う また 夏休

(3) 文語の決まりや音読の仕方を知り, 古文を音読して古文特有のリズムを味わいながら古典の世界に 触れ, 古典には様々な種類の作品があることを知ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項 ) 3 本単元における言語活動 昔話とその原典である古典を読み比べ, その内容の違いや古文

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

4. 評価規準集団活動や生活への関心 意欲 態度学級や学校の生活の充実と向上にかかわる問題に関心をもち 他の児童と協力して自主的に集団活動に取り組もうとしている 集団の一員としての思考 判断 実践楽しく豊かな学級や学校の生活をつくるために話し合い 自己の役割や責任 集団としてのよりよい方法などについ

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第 2 学年 1 組英語科学習指導案 日時平成 30 年 11 月 2 日 ( 金 ) 5 校時 (14:00~14:50) 場所第 2 学習室指導者教諭天津貴志 1. 育成する能力 学習指導要領内容 (4) イ 身近な話題について 事実や自分の考え 気持ちなどを整理し 簡単な語句や文を用いてまとま

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

詳細に伝えるためにインタビューやアンケートを実施して情報を収集したりする活動を設定することにする 整理する 場面では,CM のテーマをもとに集めた情報の中から伝えたいことが受け手にしっかりと伝えることができる情報を選択する また, 選択肢した情報を加工しながら, 伝えたいことが伝わりやすい CM の

Microsoft Word - 社会科

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

2 単元の目標 暮らしの中の 和 と 洋 の違いに関心を持ち, くらしの中の和と洋なるほど新聞 を作るために, 目的に応じて引用したり要約したりしようとする 国語への関心 意欲 態度 目的に応じて, 中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え, 文章を読むことができる 読むこ

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

が分かり 地域に親しみや愛着をもち 人々と適切に接することや安全に生活することができるようにすることを目指している 本校は 隣接する小学校が休校することになり 今年度非常に多くの転校生を迎えた それに伴い学区域が二校分の広さに広がり 2 年生にとっては新しくなった学区域の中には 知らない場所やまだ行

そこで 6 月単元 新聞記事を読み比べよう では 記事の構成を捉え 見出しやリード 本文 写真やキャプション等に着目することで それぞれの書き手の意図を読み取る学習を行った また 立場を決めて討論しよう では 簡単なメモを使って論点を整理しながらグループの意見をまとめることで 討論を深めるためには

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

ように話す順序を考えて発表原稿をまとめ, 発表カードの大枠を完成させる ここで, 発表カードの内容をより充実させるために, 再度, ペアで発表カードを聞き合い, 質問し合う活動を通して, 発表原稿の付け加えを行い, 発表カードを完成させる 次に, 発表の練習に取り組む 発表練習に取り組む前に, 相手

0630指導案A1

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

○数学科 2年 連立方程式

人的環境の整備 教師 友達 分かりやすい説明の手本となるように, 話す速さや声の大きさを意識して簡潔に話したり, 話すポイントを視覚的に示したりする 道案内の手順を知ることや説明原稿の作成に時間が掛かった場合は, 教師間で役割分担しながらアドバイスする グループ内での自分の役割が明確になるように,

3 学校教育におけるJSLカリキュラム(中学校編)(国語科)4.指導案 12 学校案内パンフレットを作ろう-共同編集・制作-

う来なかった 翌々日の月曜日 あきらは じゅんに いいよ と返事をもらったのに どうしてこなかったのか と詰め寄った それに対して じゅんからは いいよ って 断ったじゃないか という返事が返ってきた という内容である ここでは 文字だけで思いを伝える難しさと 相手の立場をよく考えて情報を発信する大

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては

平成29年度 中学校英語科教育 B校の実践

第1学年国語科学習指導案

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

Transcription:

プログラムを取り入れた指導事例 ( 小学校 6 年国語 ) 第 6 学年国語科学習指導案 パネルディスカッションにおいて相手の立場や意図をとらえながら話し合いをすることで, 主題に対す る考えを深めようとする姿 1. 単元名 根拠や理由を明らかにしながら互いの意見を出し合い, 考えを深めよう 教材名 パネルディスカッションをしよう ( 教育出版 6 年上 ) 2. 単元について (1) 単元の概要本単元は, 学習指導要領第 5 学年及び6 学年の A 話すこと 聞くこと の内容 イ目的や意図に応じて, 事柄が明確に伝わるように話の構成を工夫しながら, 場に応じた適切な言葉遣いで話すこと, エ話し手の意図をとらえながら聞き, 自分の意見と比べるなどして考えをまとめること, オ互いの立場や意図をはっきりさせながら, 計画的に話し合うこと を目標としたものである 5 学年の頃から 自分の意見を発表しよう と声掛けを続けてきたので, 学習中, 特に国語の学習では, ほとんどの児童が自分の意見を発表することができてはいる しかし, 自分の意見を発表できても, 他者と意見を交わすことで考えを深めたりまとめたりすることができる児童はほとんどいない 昨年度, 討論会を行い, ディベートのやり方を学習した 今年度は, 新たな話し合いの形としてパネルディスカッションを学習する 今回のパネルディスカッションでは司会, パネリスト, フロアそれぞれの役割をはっきりとさせ, 進め方を理解させ, それぞれの目標を達成させたい 司会者は, 意見を要約し相違点を示したり, 発言内容を補足したり, 質問をうまくつなげたりするなど, 討論会を発展させる パネリストは, 決められた時間内で自分の主張をはっきりと伝える フロアは, パネリストの話を聞きわからない点を質問したり, 他の人の意見を聞いて自分の考えと関連させながら話したりする それぞれの役割においてこれらの目標に向かって学習をすることを通して, 話し合いの内容を深めることができるように支援していきたい 5 年生では, 総合的な学習の時間において, 自分が興味をもった国について調べ, 伝えたいことをパワーポイントにまとめて発表した 6 年生になり, 児童の興味は徐々に広がり, 世界のニュースや様々な事柄も知るようになった そして,6 年生の総合的な学習の時間において, 水不足の国々のことを学習した 日々の水が容易には手に入れられず, 毎朝水汲みをしている子ども達の映像を見せ, 世界の水事情を調べた そして, 今回 水不足の国々のために自分たちにできることはないだろうか というテーマでパネルディスカッションを行う この話し合いのために児童は調べ学習を行い, 本やインターネットで様々な資料を用意している ここでは, 指導要領 P782 言語活動例イ 調べたことやまとめたことについて, 討論などをすること を学習する 小学校国語のまとめとして, 収集した知識や情報を関係付けながら, 自分の伝えたいことをしっかりと伝えることができる力をぜひ身につけさせたい

(2) 児童の実態 ( 省略 ) (3) 仮説との関連目的意識をもって伝え合うために, 表現の場を設定し, 支援の仕方を工夫していけば, 豊かに表現し, 伝え合う力を高めることができるだろう 場の設定 1 電子黒板を用いて資料を提示させることで, 発表の内容が聞き手に伝わりやすくなるようにする 2 論題について関連する本を学校図書館や図書館ネットワークを通して集め, すぐに手に取れる場を設ける また, 論題に関するサイトを紹介し,PCルームを有効に活用できるようにする 3JICA( 国際協力機構 ) の職員にパネリストの一人として参加していただく 専門家に参加していただくことで, 児童の意欲を高める 支援の工夫 1 司会者, パネリスト, フロアのそれぞれの役割と話し方, 聞き方を示したものを用意し, 話し合いがスムーズに行われるように支援する 2 聞き取りメモを用意し, それぞれのパネリストの意見の相違点に気づかせ, それらに対する自分の考えが明確になるようにする 生徒指導の機能との関連日々の学習の中で, 友達の意見に つなげて ( 関連付けて ) 話す ことを奨励していく 友達の意見につなげて話すためには, 友達の意見をよく聞かなければいけない そういった日々の積み重ねから, 友達の意見を尊重し合うことができるようにしていく 3. 単元の目標 論題について進んで調べたり, 話し合ったりしようとすることができる ( 国語への関心 意欲 態度 ) 事柄が明確に伝わるように話の構成を工夫しながら話すことができる ( 話すこと 聞くこと ) 話し手の意図をとらえ, 自分の意見と比べながら聞くことができる ( 話すこと 聞くこと ) 語感, 言葉の使い方に対する感覚について関心を持つことができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 ) 4. 単元の評価規準評価の項目国語への関心 意欲 態度話す 聞く能力 評価規準パネルディスカッションを通して, 論題に興味を持ち, 進んで調べ学習を行ったり, 話し合ったりしようとしている 事柄が明確に伝わるように構成を工夫して自分の考えを話している 話すこと 聞くことイ 事柄について話し手の意図をとらえながら聞き, 自分の意見と比べながら考えをまとめている 話すこと 聞くことエ

次主な学習活動と内容支援 ( ) と評価 ( ) 第一次言語についての知識 理解 技能 パネルディスカッションを通して, 互いの意図や立場を明確にし ながら考えを深め合っている 伝統的な言語文化に関する事項カ 5. 指導計画と支援 (12 時間扱い ) 1. 教科書の例示から, パネルディスカッ ションについてイメージをもつ (1 時間 ) これまでに児童が経験してきた話し合いとパネルディスカッションとの違いを児童が理解できるようにする 全員がパネリストとフロアを行うことを伝え, 見通しをもって学習することができるようにする 第 二 次 2. パネルディスカッションにおける話し合いの仕方と, パネリスト 司会者 フロア の役割について知る (1 時間 ) 教科書の例示を読み, パネルディスカッションの話し合い方と, 目的を確認する 3. 論題について自分の考えを書き, それをもとにグループに分かれ, 必要な資料や提示物を作成する (8 時間 + 総合的な学習の時間 ) 1 自分の考えを書く 2 グループに分かれ, 根拠となる資料を調べる 3 調べたことをもとに, 発表方法を考え, 発表用のメモを作成する 予想される意見募金をする, 自分たちが水を節約する, 温暖化を止める, 水を運ぶための道を整備する井戸の掘り方を教える等 予想される資料 論題 水不足の国々のために, 私たちにできることは何だろうか を提示する パネルディスカッションの進め方を板書する 司会者の役割を確認する パネルディスカッションの進め方や司会の役割などを理解している 意見を発表し, 話し合うことによって考えを深めていくことが学習のめあてであることを伝える これまでに経験してきた話し合いを想起し, パネルディスカッションとの違いを考えている 司書教諭の協力を得て, 図書資料やインターネットの関連サイトの情報を用意する 論題に対する児童の考えをもとに, 教師がグループを作る 自分の考えが明確になるよう構成を考えさせ, 発表メモを作成させる 予想される質問を考えさせ, それに対する答えを用意させる 司会者には, 個別に指導を行っておく 自分たちの考えが明確に伝わるよう, 話し方や資料の説明の仕方を指導する

模造紙, パワーポイント等 4 グループごとに発表の練習をする 5 リハーサルをし, 教師のアドバイスをもとに資料や発表の手直しをする 自分の考えを効果的に発表するために必要な資料 を集めたり, 作成したりしている 意欲的に発表練習に取り組んでいる 4. パネルディスカッションを行う (1 時間 ) 本時 1 パネリストの発表 2 パネリスト同士の意見交換, フロアの質問 意見 3 話し合いをもとにパネリストによるまとめの発言 4 司会者のまとめ 5. パネルディスカッションを振り返り自分の考えの変化や深まりをまとめる (1 時間 ) 司会者, パネリスト, フロアの役割を事前に決めておく ( グループで一人が代表でパネリスト, 残りの児童はフロア ) 第二回発言での質問や意見の参考になるようにフロアには聞き取りメモを用意し, 各パネリストの発表の要旨をメモさせる 計画通りに討論を進めている ( 司会者 ) 自分の立場や考えを明確にして話したり, 資料を用いたりして効果的に発表したりしている ( パネリスト ) 他のパネリストやフロアの質問や意見をもとに自分の考えを深めたり広げたりしている ( パネリスト ) メモを取りながら聞き, 質問や意見を述べている ( フロア ) それぞれのパネリストの意見を聞き, 自分の考えを深めたり広げたりしている ( フロア ) パネルディスカッションを通して論題に対し, 自分の考えがどう変容したかを文章にまとめる 考えが変わったり, 深まったりした理由を尋ね, 発表させる パネルディスカッションの良さや, 自分の考えの変化や深まりをまとめている 6. 本時の学習活動本時 (11/12) (1) 目標 それぞれの役割を果たしながら, 進んでパネルディスカッションに参加し, 論題について話したり, 聞いたりしようとする ( 国語への関心 意欲 態度 ) それぞれのパネリストやフロアの意見を聞き, 自分の考えを深めたり広げたりすることができる ( 話すこと 聞くこと )

(2) 展開時配 学習活動と予想される児童の反応 支援 ( ) と評価 ( ) 3 1. 本時のめあてを確認する 司会者, パネラー, フロアのめあてを確認す る 意見のちがいを大事にしながらパネルディスカッションを行い, 自分の考えを深めよう 35 7 2. パネルディスカッションをする (1) パネリストが意見を述べる (2) 司会者が要点をまとめて, フロアに伝える (3) パネリストどうしで意見のやりとりをする (4) フロアからの質問にパネリストが答え, クラス全員で話し合う (5) パネリストがまとめの発言をする (6) 司会者が話し合い全体をまとめる 司会者 話題になったことを, メモしてまとめ, 話し合いをスムーズに行うようにする それぞれの意見の相違点をはっきりさせる パネリスト 自分の考えを明確にして話したり, 資料を用いて効果的に発表したりする フロア 発表や提示資料でわからないことは, きちんと質問する 自分が調べたことと比べながら, 意見を言う パネリストの発言 ( 予定 ) 募金をする 自分たちが節水する 温暖化を止める 水を運ぶための道を整備する 井戸の掘り方を教える その他の技術を教える 3. 本時の話し合いのふりかえりを書き, 考えが変わったところ, 深まったところ等を発表する 話し合いがスムーズに進むよう, 司会は各パネリストの意見を事前に聞き, 司会原稿を作成しておく フロアからの質問が出て, それに答えることによって自分たちの考えを伝えるようにするため, パネリストは最初の発表ですべてを話してしまわないようにさせる パネリストの一人として, 実際にアフリカで活動した経験のある JICA の さんに参加していただくことで, より専門的な考えを話していただくと共に, 児童の意欲を高める 前の人の意見を受けながら, つなげて ( 関連付けて ) 話すようにさせる パネルディスカッション中には, 必要に応じて教師が助言する 自分が調べたことと比べながら, 質問したり意見を言ったりすることができるよう助言する それぞれの役割を果たしながら, 進んでパネルディスカッションに参加し, 論題について話したり, 聞いたりしている 自分の伝えたいことが明確に伝わるように話している 本時の学習のふりかえりを書かせ, 友達の考えを聞き, どのように自分の考えが変化したり深まったりしたかを発表させる 違った考えを聞くことで, 自分の考えを深めることができたか