道徳科学習指導案 指導者 T1 重森恵美子 T2 毛利佐由理 1 日時平成 30 年 6 月 27 日 ( 水 )5 校時 2 学年第 1 学年 (16 名 ) 3 主題名 だれにでもおなじように [C 公正, 公平, 社会正義 ] 4 ねらい誰に対しても同じように接することがすてきであることに気づ

Similar documents
<4D F736F F D20819A82B982E782D082AA82B58FAC8A778D5A2E646F6378>

<4D F736F F D C91CC8CB C88A778F4B8EC091488E9697E A AC97A782B982E782D082AA82B58FAC8A778D5A816A2E646F6378>

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

(3) 資料について本資料は混雑したお店で孫が積んである段ボールを崩してしまい困っているおばあさんの代わりに わたし とその友達の友子が 整理していると 事情の知らない店員に叱られてしまう その後 おばあさんにお礼を言われたが わたし と友子はすっきりしないで帰る 数日後 店員からお詫びの手紙が来た

<4D F736F F D D33348FAC825293B993BF8E7793B188C48CA48B8689EF E646F6378>

道徳学習指導案

道徳学習指導案

< F2D93B993BF8E7793B188C E6A7464>

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

平成27年4月1日

< F2D8FAC90BC E AB290FC82C581768E77>

Taro-10月22日道徳指導案.jtd

勝ちにこだわるあまり, 他人の気持ちを考えない言動をする生徒がいたため, 全体指導を行った経緯もある 以上の事から, 中学校生活で様々な活動に一生懸命に取り組む中で, 思うようにいかず, 悔しい思いをする経験をした生徒が多いことがわかる 本学級の生徒がこの経験を生かし, さらに成長するためには, 悔

7 指導過程

< F2D95F18D908F FE393632E6A7464>

Microsoft Word - 24授業実践.docx

平成27年度 小・中道徳教育 研究の実際2

第 5 学年道徳学習指導案 研究主題 摂津市立鳥飼北小学校 指導者 一人ひとりの力を伸ばし 自尊感情を高め 互いに学び合える授業をめざす 1 正しく読み取る力を育成する 2 自尊感情を高め 道徳性を高める 研究仮説 Ⅰ 国語科の授業を中心に 読む 書く についての取り組みを行うことで 正しく読みとる

Microsoft Word - 24授業実践.docx

<4D F736F F D E A96E291E889F08C C88A778F4B2E646F6378>

国語科学習指導案様式(案)

道徳の時間学習指導案 指導者 T1 長手英克 T2 浜井綾子 1 学年第 4 学年 15 名 2 主題名本当の友達 B 友情, 信頼 3 ねらいなつみに逆上がりを教えようと思うようになったてつおの気持ちを考えることを通して, 友達には自分とは違ったよさがあり, それぞれが力を発揮すると一人ではできな

< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

いとする価値 生命の尊さ と自己の生き方との関わりについて, さらに考えを深める時間としたい これは, 内容項目 生命の尊さを知り, 生命あるものを大切にすること に関する学習を道徳の時間を要にし, 関連する各教科 領域または日常生活と組み合わせて作成したものである 導入では, 生命に関する価値を確

第 2 学年道徳学習指導案 平成 27 年 6 月 12 日 ( 金 ) 第 2 学年 2 組 34 名授業者川田聡子 1 主題名友達と助け合う心 2-(3) 信頼 友情 助け合い 2 資料名 森のともだち ( 出典 : 東京書籍 みんなたのしく ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値につ

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

第 3 学年道徳学習指導案 1 主題名どうすることが正しいか 1-(3) 勇気 平成 27 年 9 月 11 日 ( 金 ) 第 3 学年 2 組 34 名 授業者久米亨 2 資料名 思いきって言ったらどうなるの? ( 出典 : 光文書院 ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値について中学

第1学年道徳学習指導案

道徳学習指導案

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

4 研究主題との関連 自分を見つめ 友達の思いを大切にする子供の育成 道徳授業の充実を通して 研究主題に迫るために 4 年生では子供たちの目指すべき児童像を 自分の思いを見つめる子 友達の思いに気付く子とした また 目指すべき具体的な児童像を 資料の世界観に浸り 登場人物に自分を重ねながら登場人物の

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

<小学校 生活科>

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

<4D F736F F D A778D5A95DB8C9291CC88E789C881408E7793B188C42E646F63>

<4D F736F F D E A82CC836F835892E297AF8F8A82C52E646F63>

道徳学習指導案

道徳学習指導案 指導者 1 日時平成 22 年 1 月 20 日 ( 水 ) 10:35~11:20 2 学年第 2 学年 11 名 3 主題名やさしい心で 2-(2) 親切 4 ねらい 一つあげましょう と言われて涙をこぼすきつねの思いを考えることを通して, 友達や周りの人にやさしく接し親切にしよ

う来なかった 翌々日の月曜日 あきらは じゅんに いいよ と返事をもらったのに どうしてこなかったのか と詰め寄った それに対して じゅんからは いいよ って 断ったじゃないか という返事が返ってきた という内容である ここでは 文字だけで思いを伝える難しさと 相手の立場をよく考えて情報を発信する大

<4D F736F F D208FAC ED82CC8FAC82C682E881762E646F63>

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

道徳科学習指導案

(Microsoft Word - \217\254\212w\202U\224N\201i\216R\217\343\201j.doc)

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

生徒自身, 思いやりをもった行動ができたと感じていても, 相手の立場に立った行動になっていないこともあるこのキャストの心情を考えることで, 相手の気持ちや立場に共感し, 相手のことを考えた上でキャストがとった思いやりある行動, 親切な行為を学ばせたい (4) 生徒の実態と関わらせた指導の方策 ( 指

アンケート調査結果や日常の様子から 親切 とは 相手の立場になって相手の気持ちを考えて行うことであることに気がついていない児童が多く 相手の気持ちを考えて親切にしよう という意識が高まっていないということが考えられる 指導に当たっては 本時を 道徳学習プログラム やさしさにっこり において体験してき

3 本時のねらい 相手の立場を理解し 思いやりの心をもって温かく見守ろうとする心情を育てる 4 他の教育活動との関連 事前指導 ( 日常の指導 ) 当番係活動 仲間と協力して果たせるようにして 全員で取り組むことを大切にしてきた (5 月学校行事 ) 運動会 表現運動や応援合戦など 力を合わせて競技

7 学習指導過程 段階 導入 学習活動 1 友達との絆 について考える 2 教材 心のレシーブ の範読を聞いて話し合う 主な発問と予想される児童の心の動き 友達との絆 を深めるためには何が大切だと思いますか 困っていたら助けること 一緒に遊ぶこと 仲良くすること チーム分けの時, どこかやる気のない

第 3 4 学年 ( 複式学級 ) 学級活動指導案 平成 26 年 6 月 11 日 ( 水 ) 第 5 校時指導者教諭 ( 学級担任 ) 養護教諭 1 題材 バランスよく食べよう ( 第 3 学年及び第 4 学年 (2) 日常の生活や学習への適応及び健康安全キ食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい

Microsoft Word - åł½èªžç§‚2å¹´2çµ—ã••ï¼™ã†¤ã†®ã†łã†¤ã‡†ã†—ã‡™ã†‘ã‡›ã†¹ã‡‹ã†ƒã••ã•„ã†µã‡“ã†Šã†“ã†¯ã•†ã†©ã‡fiㆪㆬㆮ㕓æ„⁄尔桋

<4D F736F F D AAE90AC94C5817A E7793B188C481698D5D E7397A791E58A A778D5A814094F68FE3816A2E646F63>


(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

3 学年 2 組道徳学習指導案平成 2 4 年 6 月 2 1 日 ( 木 ) 5 校時指導者教諭山口文 1 主題名心のこもった言動をとる 2 - ( 1 ) 礼儀 2 資料名 無言化現象 3 主題設定の理由 ( 1 ) ねらいとする道徳的価値についてニュースなどでよく耳にすることの一つに 隣に住ん

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

第1学年5組 道徳学習指導案

深く考えさせるために ロベーヌの感じ方や考え方をとらえさせ その変化に気付かせる また 経済的援助という親切な行動だけでなく 心からロベーヌを気遣うジョルジュの温かな心遣いや言動に注目させ そのことが相手の立場を考えた真心からの親切な行為であることに気付かせたい さらに 真に相手に対する思いやりの心

1 対象児童 省略 2 児童の実態 省略 発達障害 情緒障害通級指導教室自立活動学習指導案 コミュニケーションに課題のある児童の指導 平成 30 年 11 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 3 指導観これまでに通級指導教室では 落ち着いた環境の中で 精神的安定を図り 本来持っている能力を発揮し

第 3 学年道徳学習指導案 平成 28 年 10 月 28 日 ( 金 )5 校時武蔵村山市立第三小学校第 3 学年 3 組 3 5 名 東京都オリンピック パラリンピック教育愛称 教諭野中哲平 研究主題 人との関わりを大切にし 豊かに表現できる児童の育成 ~ グローバル人材育成に向けたオリンピック

20情報【授業】

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

とができる児童が増えてきている 総合的な学習の時間の 私たちにできることは何だろう では 調べ学習や実際の車いす体験の学習を通して 相手の気持ちを考えて親切な行動をすることの大切さを学んできている 一方で 仲の良い友達には親切にできるが そうでない友達には同じように親切にできない児童がいる また 困

第4学年算数科学習指導案

公正 公平 に関する意識調査 ( 実施日平成 30 年 7 月 35 名回答 ) 問 1 1 仲良しな友達が ルールを守っていませんでした あなたは 注意できますか はい 28 人いいえ 7 人 2 それはなぜですか ( 自由回答 ) はいの理由 仲良しだから 仲良しの友達が ルールを守っていなかっ

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

教材文の分析 場面 赤鬼と青鬼の心の動き ( 内面 ) 考えられる発問 中心発問 1 木の立札を立てた赤鬼 2 きこりたちの話を聞いてがっかりした赤鬼 3 村で大暴れをするという青鬼の提案を聞き 考え込んでしまう赤鬼 赤鬼 青鬼という友達はいるけど もっと友達を増やしたい 人間たちの仲間に入りたい

3 指導方針 本主題は, 愛校心である 自分たちの学校のためにできることをしたい 自分たちの学校をよりよくしていきたい という気持ちを育てることや, よりよい玉諸小学校にするために自分たちに何ができるか ということを考えさせ, そのような態度を育てることが大切である 導入では, これまでの学校行事を

お断りゲーム 隣の人と 2 人 1 組で, ジャンケンをし, 勝った方が隣の人にいろんな 頼みや誘い をする される方はそれを断る 2 度行う 1 度目は, いや! むり! などポイントをはずして断る 教師の合図で30 秒間繰り返す 2 度目は,1 度目に出たお願いや誘いを断り方のポイント 4. 全

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

から 自分はよいと思っていても, 相手は迷惑がっているかもしれないから 自分がいらいらしている時などは思いやりを忘れてしまうから 相手のことを思っても, どうしたらよいか分からないことがあるから などがあったこれらの結果から, 多くの児童が思いやりの心で人に接することは大切であるが, 相手との人間関

< F2D8E7793B188C482C A DC58F4994C52E6A7464>

< F2D F8C8E FA90948A7789C88A778F4B8E7793B1>

5 単元について (1) 教材観本教材 だいじなことをれんらくしよう は 学校紹介に向けて児童が学校の先生に情報を伝達したり インタビューしたりする インタビューして得た情報を園児に向けて分かりやすく説明できるように 台本を考え 聞き合い よかったところや改善点を見つけていく 実際に 3 学期に園児

生徒用プリント ( 裏 ) なぜ 2 人はケンカになってしまったのだろう? ( 詳細編 ) ユウコは アツコが学校を休んだので心配している 具合の確認と明日一緒に登校しようという誘いであった そのため ユウコはアツコからの いいよ を 明日は登校できるものと判断した 一方 アツコはユウコに対して 心

Microsoft Word Viewer - 5年指導案.doc

< F2D34944E90B682CC8EC A926E8FAC816A2E6A7464>

(Microsoft Word - \202Q\224N\216w\223\261\210\304.doc)

が分かり 地域に親しみや愛着をもち 人々と適切に接することや安全に生活することができるようにすることを目指している 本校は 隣接する小学校が休校することになり 今年度非常に多くの転校生を迎えた それに伴い学区域が二校分の広さに広がり 2 年生にとっては新しくなった学区域の中には 知らない場所やまだ行

< 心の中でおうえんしながらそっと見守ったぼく > ぼくの状況 家に用事があったけれど じっとおばあさんを見ていた < 最初に声をかけたぼく > ぼくの状況 お母さんのお手伝いをする約束を果たすため 下校を急いでいた おばあさんの状況 不自由な足を一生懸命動かして坂を上っている この間より足どりが重

ブランコ乗りとピエロ

( 平成 28 年 5 月 6 日 ) 1 なかよしのともだちはいますか はい 95.8% いいえ 4.2% 2 あなたにとって友だちとは どんな人ですか やさしい人 25% 大切な人 12.5% 楽しい人 12.5% やさしくしてくれる人 8.3% 遊んでくれる人 8.3% いつもいっしょにいる人

4 学習指導過程学習活動 指導の留意点 ( 主な発問 中心となる発問 予想される生徒の反応) 導入展開終末 1 教材について知る 教材の舞台が東北の津軽に今日の教材は 卒業文集最後の二行 です 東北の津軽に近いと近い地域であり 津軽弁でころのお話です どんな状況なのかを考えながら聞いてください 書か

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

(2) 指導の実際 1 話すこと 聞くこと の実践ア協働による教材研究の柱 モデルの提示について対話のためのスキルの定着や対話の深まりを目指し, 教師や代表グループによる対話のモデルを提示し, 気付いたことや発見したことを基に自分たちの対話や話合いの様子を振り返らせ, 学びの充実を図るようにする 共

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

(3) 指導について本単元のねらいは 体の発育 発達について その一般的な現象や思春期の体の変化などについて理解できるようにすること 体をより良く発育 発達させるための生活のしかたについて理解できるようにすること である そのねらいを達成するため 児童が学習に興味 関心をもち 意欲的に取り組むことが

第1学年2組 道徳学習指導案

<4D F736F F D B993BF8BB388E782C98AD682B782E98D5A93E08CA48F432E646F63>

第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

道徳学習指導案

案3                            ⑤なかまの誘い方(小学校低学年)

Taro-小⑩道徳部会紀要

Transcription:

道徳科学習指導案 指導者 T1 重森恵美子 T2 毛利佐由理 1 日時平成 30 年 6 月 27 日 水 5 校時 2 学年第 1 学年 16 名 3 主題名 だれにでもおなじように [C 公正, 公平, 社会正義 ] 4 ねらい誰に対しても同じように接することがすてきであることに気づき, 好き嫌いにとらわれないで同じようにしていこうとする心情を養う 5 教材名 もりのぷれぜんと 出典 : 小学どうとく生きる力 日本文教出版 6 主題設定の理由 主題観本主題は, 第 1 学年及び第 2 学年の内容項目 C 公正, 公平, 社会正義, 好き嫌いにとらわれないで接すること に基づくものである これは, 第 3 学年及び第 4 学年では, 誰に対してもけ隔てをせず, 公正, 公平な態度で接すること, 第 5 学年及び第 6 学年では, 誰に対しても差別することや偏見を持つことなく, 公正, 公平な態度で接し, 正義の実現に努めること に繋がっていく 集団の生活において, 秩序や和を保つためには, 自の好き嫌いや損得にとらわれず, みんなと仲よくし公平な態度で, 社会生活を営まなければならない そのためには, 相手の立場に立って, 相手の気持ちを考えることが大切である 自と異なったものの見方や考え方を否定したり, 自の好き嫌いや損得で物事を判断したりするのではなく, 誰が見ても納得のいく公正, 公平な態度で決めることが大切である 児童が誰に対しても偏見を持たず, 公正, 公平に接することのよさを実感できるようにと考え, 本主題を設定した 児童観本学級の児童は, 内容項目 B 友情, 信頼 を中心に, 関連項目 A 善悪の判断, 自律, 自由と責任, C 公平, 公正, 社会正義 を関連させた総合単元的道徳学習プログラムを通して, 友達と仲よく友達と仲よく, 助け合って活動できる児童を目指して取り組んできた 本学級の児童は, 世羅町内の4つの保育所, 幼稚園から入学してきた 入学当初は, 保育所, 幼稚園ごとの結びつきが強く, 遊ぶときでも, 英語などでの活動の場面でも, 入学前からの友達と一緒にいる場面が多く見られた しかし, 日を追うごとに, 出身保育所, 幼稚園ごとの垣根はなくなり, 新しい友達を作って遊ぶ児童の姿が見られるようになった 新しい友達を作ろうと積極的に働きかけたり, 困っている友達に優しく接したりするなど, 友達のことを考えた言動がとれる児童が多くいることもかった しかし, その一方で, 遊びの中でのトラブルの訴えも増えてきた 略 仲が良いからと特別扱いをすることは, 周りの友達に不快な思いをさせてしまうことや, みんなが納得するためには, 同じように接することが大切であることに気付かせていきたい 指導観本教材は,4 枚の場面絵で構成されている 1 場面では, 森の動物達が並んでたぬきからプレゼントをもらっているところに, きつねがやってくる 2 場面では, きつねが列の一番前に割り込み, 周りの動物達から, 後ろに並ぶように注意される 3 場面は, きつねが後ろに並んだところへ, おおかみがやってくる ねずみやスカンクは, おおかみを列の前に入れようとする 4 場面では, おおかみは, 列の

前に入るのを断り, きつねの後ろに並ぶというお話である この教材を通して, ねずみやスカンクが, きつねとおおかみに対して同じように接していないことが問題であることに気付かせることで, 公正 公平にすることが大切であると捉えさせることができるのではないかと考える 指導に当たっては, ねずみやスカンク のきつねに対する言動とおおかみに対する言動の違いに目を向けさせ, 並んでいるみんなが納得するためには, 誰にでも同じように接することが大切であることに気付かせていく また, 同じように接するということが自自身の生活では, どのようなことを指すのか, 具体的な場面で考えさせることで, 生活に生かしていけるようにしていくため, 次の5 点に留意する 1 導入では, パペットを使って児童が不公平と感じる場面を作り出し, 課題設定を行う 2 展開前段では, 列に割り込んだきつねに対しては, みんなで だめだよ と注意をしているが, こわいおおかみに対しては, 列の前に入れようとしている ねずみたちの態度におかしいところはないか,2つを比較して考えさせる また, そんなみんなの態度を見て, きつねが不公平感を持っていることを役割演技を通して感じ取らせる 3 中心では, おおかみが, 前に入るのを断り後ろに並ぶのを見て, ねずみやスカンクがきつねにどんなことを言っているかを考えることで, 自達がしたことが, きつねにいやな思いをさせてしまっていたことや不公平感を与えてしまっていたことに気付かせる その際, ねずみやスカンクの表情に着目させ, 考える手がかりとしていく 4 展開後段では, 課題について振り返り, 同じようにするとはどうすることなのか, 日常生活の場面ではどんなことに当たるのかを考えることで, 生活に生かせるようにしていく 研究主題とのかかわり 自とのかかわり 5 終末では, 振り返りの視点を与えて, 本時の学習を振り返らせ, 学習したことを交流させることで, 自の学びと友達の学びをつなげられるようにする 研究主題とのかかわり 人とのかかわり 7 準備物 場面絵, 中心やキーワードのカード, ワークシート, 感情カード 顔のカード 電子黒板 8 学習指導過程 導入 3 学習活動 1 パペットの言 動から問題点に 気付き,, 課題 意識を持つ 主な 児童の心の動き〇みんなと, もっと仲良くなりたいな さん, 仲良くしてね 握手をする ありがとう 仲良くしようね えっ, わたしにはしてくれないの これじゃあ, 仲良くなれない 指導形態 留意点 評価 T1 T2 資質 能力評価 興味を持たせるためにパペットを使い, パペットの言動から, 問題点に気付かせ, 課題意識を持たせる みんなとなかよくなるためには, どうしたらいいのだろう

展開 3 5 2 教材 もりのぷれぜんと の場面絵を見て, 話し合う 〇割り込みをして, 一番前でプレゼントをもらおうとしているきつねを見て, ねずみとスカンクはどんなことを言っているのでしょう 場面絵を1 枚ずつ提示し, 状況を把握しながら, をする 後から来て, ずるいよ ねずみ達が, 怒って 割り込みはいけないよ 注意していること みんな並んでいるんだから, ち を抑える ゃんと並ぼうよ おおかみが近づいてきたとき, 森の動物たちは, お ねずみとスカンクは, どんなこ おかみが怖いから とを言ったでしょう 仕方なく列に入れ おおかみさん, どうぞ ようとしているこ だって, おおかみさんは怖いか とを, 動物たちの表 ら 情から気付かせて おおかみさんなら仕方がない いく ねずみやスカンクのしているこ 自には だめだ とを見たきつねは, どんなこと 役割演技 役割演技 と言い, おおかみに を思っているでしょう は 入っていい と 何で, おおかみはよくて, ぼくは 言うねずみ達に対 だめなんだろう するきつねの思い みんな, ずるいなあ を, 役割演技を通し ぼくの時はだめだって言ったの て考えさせる に, おおかみさんにはどうぞっ 見ている児童にも, ていうんだ ひどいなあ ねずみ達の態度を どう思うか尋ねる 中心 きつねに対する態度とおおかみに対する態度の違いに気付かせた後, なぜいけないかペアで考えさせる 〇おおかみが後ろに並んだの ねずみやスカンク を見たねずみとスカンク の表情に注目させ は, きつねにどんなことを ながら気持ちを考 言ったでしょう えさせる きつねさんだけに言ってごめん ワークシートに考 ね えを書かせた後, ペ おおかみさんときつねさんに違 アで交流をさせる うことを言ってしまった きつ 役割演技 ねさんに, 悪いことをした 人とのかかわり

展開 解きほぐしの 人によって違うことをするのは, なぜいけないのでしょう キーワード だれにでも同じように 特別にしない 同じようにしないと, みんなが 笑顔になれない みんなが納得でき 誰かが悲しむ るようにすること 喧嘩になるかもしれない が大事であること みんながいいと思えるようにな に気付かせる らないし, 仲よくなれない 3 自の生活を 〇みんなと仲よくなるためには, 同じようにする 人 振り返る どうすればいいでしょうか によって違うこと 誰にでも, 同じように注意する をしない とはどう 誰にでも, 同じようにやさしく することなのか, 生 する 活に戻し, 具体的に 人によって言うことを変えな 考えさせる い 自とのかかわり 終末 7 4 振り返りをす る みんなと仲よくなるためには, どうすればよいか 今日の学習を振り返りましょう みんな同じように注意するといいと思った 仲がいいからと, 特別にしてはいけないと思った 仲がいい友達に, 先にブランコを譲っていたけど, 今度からは, 来た順にしようと思った 振り返りをワークシートに記入後, 全体で交流する 誰に対しても同じように接することがいいということに気づき, 誰にでも同じようにしていこうと考えている 自己理解 誰に対しても同じように接することがいいことに気づき, 自の生活に生かそうとしている 9 計画

10 教材析図 主人公 並んでいる動物たち ねずみ, スカンク 変容 きつねに対する態度とおおかみに対する態度が違っていたことが, いけないことだと気 付いた きっかけ 列に入れてあげようとしたおおかみが, 割り込みはいけないよ と言って, 列の後 ろに並んだ 助言者 おおかみ 道徳的論点 C 公正, 公平, 社会正義 動物たち 1 プレゼントをもらうために, 一列に並んでいる 2 列に割り込んだきつねに, みんなが注意をする 3 きつねが, 後ろに並ぶ 4 おおかみがやってくるのを見て, ねずみやスカンクが列の前に入れようとし, ほかの動 物は, それを黙って見ている 5 おおかみは, 列に入るのを断り, 後ろに並ぶ 動物たち 中心 おおかみが後ろに並んだのを見たねずみとスカンクは, きつねにどんなことを言ったでしょう 解きほぐしの 人によって違うことをするのは, なぜいけないのでしょう