1!"#$%&'7-8()1(*+,(%&'0-5()1(-.../0'1)4)5..7#8945:;9<=>?*@A:;9BC>? FNAC) CNB) VAB MMT!
乳腺細胞診 新報告様式 努力目標と対策 細胞診と針生検の精度比較 摘出生検または手術結果との対比ができた例 目標 1 検体不適正は全検体の10 以下 2 鑑別困難例は診断適正の10 以下 3 悪性の疑いは最終的に90 以上が癌 著しく逸脱する場合 採取法 検体処理法 判定法を検証 診断精度の向上のために 採取 標本作成 診断 各担当者の努力と協力 針生検 東北大 細胞診 東北大 細胞診 東北公済 感度 9.5 80.1 89.7 特異度 90.9 51.9 77.5 PPV(C4) 100% 100% 94.9 偽陰性率.4 11.1 8.4 偽陽性率 0 0.4 0. 検体不適率 1.5 5.9 7.9 判定困難率 7.1 1.1 11. US 腫瘤 穿刺吸引細胞診の問題点 細胞採取に関する問題 穿刺吸引細胞診 診断不適となった原因分析 東北公済病院 1999-005, 1.4例 検体不適正 Inadequate 1.9% 9.8% =細胞なし または少量 穿刺は 原則的にガイド下で実施される うまく取れなかったのか 細胞を採取しにくい病変なのか 樹枝状パターン!"#$%& '()*+,-./0145789 ':;<=>?@4ABCDEFGHI?4JJ 良性 管内型など 乳管が分岐した形状をとる線維腺腫
低侵襲性病理 細胞診断法の有用性 乳腺!穿刺吸引細胞診の特徴 DE4'FGHIJKH 細胞診で完結可能 追加診断不要 の疾患では 侵襲性が低く大変有用 診断不適症例の問題 鑑別困難例が多い 癌の浸潤に関する判断は困難 望ましい適応の例 良性の場合 細胞が確実に採取 可能 臨床的推定病変の通りで あれば針生検を回避可能 癌の場合 癌細胞が採取される 可能性が高く 組織型推定やそ の後のプロセス構築が可能 癌の症例における第2病変等 低侵襲性病理診断法の有用性 乳腺!針生検 組織型推定は細胞診に比して容易 限界もある 追加標本作製 免疫染色などの実施が可能 病変全体を反映しているのか 針生検 細胞診に比し組織型の推定 断定 が容易 IDH! DCIS 乳管内病変における免疫染色 高分子サイトケラチン CK5/ CK14) 良性ではモザイク状陽性 左 DCISのほとんどは陰性 右 例外 FA内 平坦型 アポクリンは良性であっても染色されない 硬化性腺症における 平滑筋アクチン 浸潤性小葉癌における E-cadherin
癌の悪性度に関する針生検 CNB 標本と 手術標本の組織像比較 11例 東北大学病院: Usami et al: JJCO 007年 核異型度 一致率 1 κ値 0. 組織学的異型度 75 0.55 文献的考察 組織型の一致率 8 9 核異型度 の一致率 54 1 組織学的悪性度の一致率 9 75 針生検における癌の診断 癌の診断確定に加えて 組織型推定 グレード分類 波及度 ER. PgR, HER 採取針径別の診断精度比較 摘出標本との対比 東北大学病院 Usami et al: JJCO 007 κ値 針生検 針生検では 軽度から中等度 核異型度 組織学的異型度 ER PgR HER 摘出標本 ACR : などの2段階標記でもOK Q: 針生検におけるホルモン受容体 HER-の検索 11G ACR (%) 0.57 1.00 0.9 0.8 ー 1G κ値 ACR (%) 7 100 90 95 100 0.18 0.45 0.87 0.7 0.58 57 70 9 87 8 P値 0.17 0.47 0.9 0.48 0.9 絶対一致率 *+,-./"014 5789:;/<= (Ito, Moriya et al. Breast Cancer 007) は薦められるか? ホルモン受容体 推奨グレード B 推奨文 針生検におけるホルモン受容体の検索は 薦められる 中心部 0% HER- 推奨グレード B 推奨文 針生検におけるHER-の検索は薦められ る 辺縁部 8. 外部1.7 日本乳癌学会 編 科学的根拠に基づく乳癌診療ガイドラ イン 4 検診 診断 008年版 金原出版 より抜粋 針生検標本における リンパ管侵襲 記載の必要性 存在が確認された場合には記載すべきである 4
針生検良悪性鑑別困難例 採取針の径による採取組織量の差 上皮は少量のみ + 異型 LMNO 十分に採取しないと診断が難しい 100 mg each 1-17 mg each 最終診断 非浸潤性乳管癌 嚢胞内乳頭状癌 資料提供 ジョンソンエンドジョンソン株式会社 針生検における組織型 浸潤の有無 の把握 手術標本 1G 非浸潤癌 針 生 検 非浸潤癌 未確定 0 7 1 浸潤癌 0 合計 浸潤癌 合計 7 0 100 80 0 15 45 11 KLM:NOPQR4@STUVWQX4@EMYZ 11例 Usami et al, JJCO 007 1G 11G 注 11G針であれば不一致率が10 程度に減少する 針生検にてDCIS 手術標本にて浸潤癌と判定された1病変 1 組織学的最大浸潤径 1-4mm 5-9mm 10mm以上 (平均 8.8mm) :11病変 (9%) : 4病変 (5%) : 1病変 (%) 標本上における浸潤部の数 (平均.8箇所) 1箇所 : 5病変 (1%) 箇所以上 :11病変 (9%) コメド壊死 全1病変(100%)に存在 4 核異型度 針生検 非浸潤性乳管癌 Grade (中等度): 1 病変(81%) Grade (高度) : 病変(19%) 5 腋窩リンパ節転移状況 非郭清:例 陽性: 4病変 (5%) (うち1例は微小転移) 陰性:10病変 摘出標本 浸潤性乳管癌 乳頭腺管癌 5
針生検における癌の診断 まとめ 1. 針生検で癌の組織型推定を行う際 浸潤部が見 のがされることがある IDCの15- 程度. 浸潤が見のがされた癌の中には リンパ節転移 を伴う症例が存在しうる 約5. 核異型度 組織学的異型度の評価は 固定条件 により 過小評価される可能性がある 4. ER PgR HERの評価は針生検標本でも8590%以上の症例で判定可能である 5. 針生検での組織採取量は 組織型や悪性度評価 に影響を与えうる 針生検 非浸潤性乳管癌 手術標本で浸潤癌 リンパ節転移あり 針生検でADHと診断した症例 広がりや組織学的タイプによって 最終的にDCISであるかを予測可能 最終診断 ADH 病変数 1!4 ADHを認めたコア数 1!4 ADHのタイプ Cribriform Micropapillary 異型乳管過形成 vs Solid 非浸潤性乳管癌 DCIS ADH/ALH 良性 1 4 4 14 1 5 11 0 7 48 8 9 44 14 1 9 5 P* <.0001 <.0001.000 *(+%,-.&/0(1$/"".&(4%/-.,%0(%.5(&7%(8# 89()(1'".(:%$-'(;<<=0(>?>@>>;A>;> 乳頭状病変 正診のためには組織量が必要 非浸潤性乳管癌 線維腺腫 乳腺症型
硬化性腺症 VS 浸潤癌 乳腺症型線維腺腫 間質成分に注目 40歳 女性 乳腺の不規則な硬結 穿刺吸引細胞診2回 診断不適 吸引式針生検 11G)による石灰化病巣の確認 細胞診では診断不適に 1 ステレオガイド下で発見 2 石灰化の存在診断と 部位 種類 確認が必要 CNB施行 臨床病理相関 画像等との対比が必要 萎縮性の実質と豊富な膠原線維 わずかなリンパ球浸潤 診断不適 良性 最終診断 乳腺線維症 >?@ABC/DEFGHIJ! 謝辞 針進入路への播種の危険性? 降幡睦夫先生 李 康弘先生 杉本健樹先生 日本病理学会中国四国支部 CNBについて Diaz, 1999 癌症例の 約0 で癌細胞迷入の可能性 外科的切除までの時間経過とともに率が減少 迷入癌細胞の多くは死滅する可能性 共同研究 症例提供 癌研 西村ら 00 手術例170例中17例 1.0 で発見 細胞診14/157 0.89 針生検/97.1 期間 週以内4例 -4週5例 4週以上4例 平均17.9 日 皮内 皮膚直下例 皮下7例 乳腺内4例 川崎医大 病理学2 川崎医大附属病院 病院病理部 川崎医大 乳腺甲状腺外科 中国中央病院 大福クリニック 北福島医療センター 東北大学病院 病理部 東北大学医学部 病理診断学 東北公済病院 泉中央乳腺クリニック より慎重に行う場合 針通過経路を切除範囲に含める 残存乳房に放射線照射 7 KLMN OPQ!900-1700 FBRSTU