Ⅵ ライフステージごとの取り組み 1 妊娠期 2 乳幼児期 (0~5 歳 ) 3 学童期 (6~12 歳 ) 4 思春期 (13~19 歳 ) 5 成年期 (20~39 歳 ) 6 壮年期 (40~64 歳 ) 7 高年期 (65 歳以上 ) ライフステージごとの取り組み ( 図 )

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Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

刈谷市食育推進計画


平成 30 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 食べ物と健康との関わりについて知ろう 給食について知ろう 学習 遊びの指 導 生活単元 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 食後の片付けができる しっかりかむ習慣を身に付け,

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茨城県食育推進計画―第三次―

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各推進主体の具体的な取り組み 家庭 幼稚園 保育所 関係団体 家族で一緒に朝 早寝 早起き 朝 朝食の大切さを 食を食べる日を ごはんを推進し 伝えていきまし 増やしま ま ょう 朝食の大切さ 早寝 早起き 朝 園便りや給食便 簡単に作れる朝 の推進 ごはんを心がけ りで食育推進を 食のメニューを

活実態と関連を図りながら重点的に指導していきたい また, 栄養教諭による給食献立の栄養バランスや食事によるエネルギー量を基盤として, グループごとに話合い活動を取り入れるなどの指導の工夫を行いたい また, 授業の導入にアイスブレイクや, カード式発想法を取り入れることにより, 生徒が本気で語ることが

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

②肥満 やせの状況 3 歳児における肥満児の割合は減少していました 成人男性の肥満は横ばいで 代女性の肥満は増加傾向がみられました 一方 20 代女性のやせは倍増しており 肥満だけでなく 子どもを産み育てる世代への支援が必要となります 20代 60代の肥満 BMI 25以上 の割合 肥満

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健康くるめ21概要

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ライフステージ別に 個人 家庭 地域 企業 行政 それぞれの分野での取組を まとめました 基本施策 1 理解と関心を深めて食育推進 個人 家庭 地域 企業 家族と 食 について話をする 感謝の気持ちを込めて いただきます ごちそうさま を言う よく噛んで味わって食べる 買い物や調理 後片付け等 食事

つくば市地域福祉計画 骨子案

スライド 1

食育って, ご存知ですか? 食育とは 生きる上での基本であって, 知育, 徳育及び体育の基礎となるべきもの 様々な経験を通じて 食 に関する知識と 食 を選択する力を習得し, 食育の推進に取り組んでいます! 28 年 ( 平成 2 年 )3 月に 福山市食育推進計画,213 年 ( 平成 25 年

第 4 章 地域における食育の推進 1 栄養バランスに優れた 日本型食生活 の実践 ごはんを中心に 魚 肉 牛乳 乳製品 野菜 海藻 豆類 果物 茶など多様な副食などを組み合わせて食べる 日本型食生活 は 健康的で栄養バランスにも優れている 農林水産省では 日本型食生活 の実践等を促進するため 消費

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

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名古屋市食育推進計画 ( 第 2 次 ) 案 に対する市民意見の内容及び市の考え方 名古屋市食育推進計画( 第 2 次 ) 案 に対し 貴重なご意見をお寄せいただき ありがとうございました 結果の概要とともに いただきましたご意見とそれに対する市の考え方を公表いたします なお ご意見のうち 趣旨の類

_鶴見区10月号_1頁.ai

2. 栄養管理計画のすすめ方 給食施設における栄養管理計画は, 提供する食事を中心とした計画と, 対象者を中心とした計画があります 計画を進める際は, それぞれの施設の種類や目的に応じて,PDCA サイクルに基づき行うことが重要です 1. 食事を提供する対象者の特性の把握 ( 個人のアセスメントと栄

第2次帯広市食育推進計画(名古屋市パクリ)

次世代ヘルスケア産業協議会第 17 回健康投資 WG 資料 6 職場における食生活改善の質の向上に向けて 武見ゆかり第 6 期食育推進評価専門委員会委員 ( 女子栄養大学教授, 日本栄養改善学会理事長 )

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お子さんの成長にあわせ お母さんの食生活を見直してみませんか? お子さんの成長にあわせて あなたの食生活をかえるチャンスがあります 3 か月 か月 か月

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日本スポーツ栄養研究誌 vol 目次 総説 原著 11 短報 19 実践報告 資料 45 抄録

第 1 章 ヘルスプランぎふ 21 の基本的な考え方 1 計画策定の趣旨 ヘルスプランぎふ 21 は 岐阜県健康増進計画として平成 14 年 3 月に策定し その後平成 20 年度には 国が策定した 健康日本 21 と連動しながら メタボリックシンドロームに着目した生活習慣病の一次予防に重点をおいた

PowerPoint プレゼンテーション

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個人の状況第 2 部各論 ライフスタイル健康観の形成に対する影響が大きい主な要因健康課題 今までの家庭 学校を中心とした環境から自立していく時期 家族よりも友人達と過ごす時間が増えていき, 交流関係が広がっていく時期 学生 ( 自宅 単身 ), 就業者 ( 自宅 単身 ) 等で分かれる時期 家庭 学

基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります 基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります (1) 基礎的 基本的な学力の定着児童 生徒一人ひとりが生きる力の基盤として 基礎的 基本的な知識や技能を習得できるよう それぞ

調書のの見方 新規 新規事業の実施 現行どおり 事業をする 充実 事業の充実 強化を図る 改善 事業の見直し 改善を図る 縮小 事業規模を縮小する 廃止 事業を廃止する 2

第 3 編 第 3 次出雲市食育推進計画 第 1 章計画の基本的な考え方 1 計画の位置づけ 1. 根拠法令 食育基本法第 18 条第 1 項に基づく市町村食育推進計画です 2. 国 県計画との整合性 国の 第 3 次食育推進基本計画 と島根県の 島根県食育推進計画第三次計画 との整 合性を勘案し策

1 栄養成分表示を活用してみませんか? 媒体の内容 1 ページ 導入 ねらい : 栄養成分表示 とは 食品に含まれているエネルギー及びたんぱく質 脂質 炭水化物 食塩相当量などを表示したものであることを理解する 栄養成分表示を見たことがありますか? と問いかけ 普段から栄養成分表示を見ているか 見て

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(2) 望ましい食習慣や知識の習得 ( 関連目標 ) 子どもたちが 食習慣や知識を習得することは 生涯にわたって健全な食生活を実践していくために重要です そこで 学校では家庭科や学校行事等における調理実習等の体験を通して 児童生徒が食に関する正しい知識や技能を習得できるようにするとともに 家庭での実

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

2214kcal 410g 9.7g 1 Point Advice

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小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

図 3 児童 生徒の状況 ( 共食 : 夕食 ) 資料 : 平成 27 年度食生活調査 ( 愛媛県学校栄養士協議会 ) 図 4 食育への関心の状況 (20 歳以上 ) 資料 : 平成 27 年愛媛県県民健康調査 2 多様な暮らしに対応する食生活支援の必要性 共働きや単身赴任の増加など ライフスタイル

わりについての教育, 例えば,1 食料の生産 加工 流通, 安全な食品の選択と選択能力の獲得,2 生活環境や生活行動, 個人の健康意識, 心理的状態と食の状況などを考慮した上での個人や集団に合った食生活管理, などについて教育する 2 食育国民一人一人が, 生涯を通じた健全な食生活の実現, 食文化の

食育に関するアンケート

2015 1,200 A B J 一般社団法人 J ミルク牛乳乳製品の知識改訂版 001

平成 29 年度食育活動の全国展開委託事業報告書 ( 食生活と農林漁業体験に関する調査 ) 平成 30 年 2 月

結果の概要

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日常的な食事に関する調査アンケート回答集計結果 ( 学生 ) 回収率 平成 30 年 12 月 1 日現在 134 人 問 1 性別 1 2 男性女性合計 % 97.0% 100.0% 3.0% 男性 女性 97.0% 問 4 居住状況 家族と同居一人暮らし


(3) 生活習慣を改善するために

3 母子保健事業の量の見込みと提供体制 1 安心して妊娠期を過ごし出産を迎えることができる 親になるための準備と産じょく期の支援 子どもや母親の健康の確保 (1) 母子健康手帳の発行 現状と課題妊娠 出産期から子育てまでの途切れない支援の出発点として 母子健康手帳の交付を保健師が行うことで 妊婦の健

乳児期からの幼児教育について 大阪総合保育大学 大方美香

資料 3 第 3 回次期札幌市健康づくり基本計画策定部会 現計画の評価と次期計画への関連について (1) 母子保健 1 思春期の心と身体の健康づくり 10 代の自殺率 ( 人口 10 万対 ) 指 標 現計画計画策定時の値 中間評価時の値 実績値 10~14 歳 ~19

【0513】12第3章第3節

私の食生活アセスメント

Ⅰ. 調査の概要 1. 調査の目的仙台市では, 地域特性を活かした食育の取り組みを総合的かつ計画的に推進するため, 平成 23 年 3 月に 仙台市食育推進計画第 2 期 を策定し, 市民の皆様, 関係団体, 事業者等と連携しながら食育推進に取り組んでいる 市民の皆様の食生活や食習慣, 食育に関する

資料2 これまでの学校における食育の取組について

1 1 対象とする個人並びに集団の範囲食事摂取基準の対象は 健康な個人並びに健康な人を中心として構成されている集団とし 高血圧 脂質異常 高血糖 腎機能低下に関するリスクを有していても自立した日常生活を営んでいる者を含む 具体的には 歩行や家事などの身体活動を行っている者であり 体格 (body m

札幌鉄道病院 地域医療連携室だより           (1)

2008/3/4 調査票タイトル : ( 親に聞く ) 子どものダイエットについてのアンケート 調査手法 : インターネットリサーチ ( ネットマイル会員による回答 ) 調査票種別 : Easyリサーチ 実施期間 : 2008/2/22 14:28 ~ 2008/2/22 21:41 回答モニタ数

平成 26 年度努力点 1 研究主題 作って食べて食への思いを高める常安の子 - 広げよう! 食育の輪 - 2 研究主題設定の理由本校では 平成 24~25 年度の2 年間に渡り できたよ自分で というテーマの基 やてみたい できるようになりたい 分かるようになりたい と 自分の意思で意欲的に学ぶ子

1 基本健康診査基本健康診査は 青年期 壮年期から受診者自身が自分の健康に関心を持ち 健康づくりに取り組むきっかけとなることを目的に実施しています 心臓病や脳卒中等の生活習慣病を予防するために糖尿病 高血圧 高脂血症 高尿酸血症 内臓脂肪症候群などの基礎疾患の早期発見 生活習慣改善指導 受診指導を実

< 先生方へ > 長崎県学力向上推進協議会では 子どもに確かな学力をつけていくためには 何 が大切か また 学力の向上を阻害している要因は何かなどについて 検討を重ね ています その中から次のようなことが指摘されました 1 家庭で毎日決まった時間に学習をする習慣をつけることが大切である 2 食事や睡

H27地 08 子どもの食と栄養

ウ食事で摂る食材の種類別頻度野菜 きのこ 海藻 牛乳 乳製品 果物を摂る回数が大きく異なる 例えば 野菜を一週間に 14 回以上 (1 日に2 回以上 ) 摂る人の割合が 20 代で 32% 30 代で 31% 40 代で 38% であるのに対して 65 歳以上 75 歳未満では 60% 75 歳以

食育に関する意識調査の結果について ( 速報 ) 基本目標 1 毎日きちんと朝ごはんを食べます 規則正しい生活を心がけ, 毎日朝ごはんをしっかり食べて充実した 1 日を過ごす 1 朝ごはんを毎日食べる人の割合 (1) 一般問 6 朝食を食べていますか ( は1つだけ) 0% 10% 20% 30%

幼稚園 保育所ができること 一緒にやりましょう! 幼稚園 保育所は 子ども同士がふれあう以外に 保護者同士が交流できる場でもあります ここでは 各幼稚園 保育所が保護者と連携するとともに 保護者同士のふれあい つながりづくりに向けた取組みを記載しています 1 ( 幼稚園 保育所 ) 幼稚園 保育所と

歯や口腔の健康について

2 基本方向 前頁の基本理念を実現するための施策の方向として 次の 4 つの基本方向を掲げます 基本方向 1 健康づくりを支える環境整備 ~ みんなでつくる健康なまち ~ 基本方向 2 生活習慣病の発症予防と重症化予防 ~ 健康をつくる生活習慣 ~ 基本方向 3 分野別の健康づくりの推進 ~ 人生を

埼玉県食育推進計画 ( 第 3 次 ) 平成 28 年度 ~30 年度 彩の国 埼玉県

1 クラスいつ頃どういう支援をするか 全体の流れを考えてみましょう 手づかみや食具を使って食べようとする姿が見られるが 苦手な給食メニューも多い やわらかい食品ばかり食べ 丸飲みしている 保護者に時期にあった食材の固さ 大きさを伝える 色々な食品に慣れ よく噛んで食べる 咀しゃくが十分でなく 飲み込

実践内容 (1) 視点 1 教育活動全体で推進できるよう 指導体制を整備し 食に関する指導の充実 を図る 1 食育全体計画の整備既存の食育全体計画を見直し 教科 学級活動における食に関する指導の時間を確保するとともに 栄養教諭とのティーム ティーティング ( 以下 TT) についても明記した また

gh 第 6 学年 3 組家庭科学習指導案 単元名 : わたしは料理家 ~ おすすめ給食献立を考えよう ~ 朝食から健康な 1 日の生活を 男子 15 名 女子 14 名計 29 名 指導者 T1 宮地仁美 ( 学級担任 ) T2 須山明香 ( 栄養教諭 ) 題材について 小学校学習指導要領家庭科第

2 お好み焼は約半数が 家庭で作る派 お店派 は約 4 割 1 年以内に食べたことのあるお好み焼 についての問い ( 複数選択 ) において 家庭で作る関西お好み焼 を選んだ人が約半数の 55.5% 次いで多かったのが お好み焼店などの外食店で食べるお好み焼( 持ち帰り含む ) ( 以下 お店 )

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

ハンドブックp10-14:東京都教育委員会

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教科 : 家庭科目 : ファッション造形基礎対象 : 第 3 学年選択者単位数 : 教科担当者 : 青栁里菜印使用教科書 : ファッション造形基礎 ( 実教出版 ) 月 指導内容科目ファッション造形基礎予定指導内容科目ファッション造形基礎予定評価の観点方法評価の観点方法 年間授業計画 の具体的な指導

保健体育科学習指導案

いて考え, 判断し, 実践している 解している 6 食育の視点 自の食生活を見つめ直し, よりよい食習慣を形成しようと努力すること ( 心身の健康 ) 食品の品質の良否を見け, 食品に含まれる栄養素やその働きを考え, 適切な選択をすること ( 食品を選択する能力 ) 7 学習計画 時 おやつの取り方

青年期を対象とした携帯食事手帳システムの提供 目 次 1. 目的 1 2. 携帯食事手帳システムの概要 1 (1) システムの基礎データ 1 (2) 利用方法 1 (3) 確認できる情報 1 3. 携帯食事手帳利用の手引き 2 (1) 携帯食事手帳 (QRコード) 3 (2) 料理選択の仕方 4 (


表紙裏 ( 空白 )

識及び技能を活用して総合的に学習できるような教材である 家庭の食事や給食について振り返ってバランスよく食品を組み合わせて食事をとる大切さを理解させたり, 体に必要な栄養素の種類と働きを知り 1 食分の献立を考えさせたりする 栄養バランスを考えた 1 食分の献立を計画することは, 小学校での 2 年間

( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

食育に関するアンケート

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評価方法 ディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミング 定期テストディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミングその他成果物 定期テストディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミングその他成果物 上に示す観点に基づいて 学習のまとまりごとに評価し 学年末に

2 夜食 毎日夜食をとっている者は では 22.5%( 平成 23 年 23.9%) であり で % と割合が高い では 18.3%( 平成 23 年 25.2%) であり 40 歳代で割合が高い 図 夜食の喫食状況 (15 歳以上 性別 年齢階級別 )

第 2 章計画の推進及び進行管理 1 計画の推進 県 市町村及び県民が 関係機関等と相互に連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりを推進します 県における推進 (1) 全県的な推進 県全域の課題を踏まえた基本的施策や方向性を示すとともに 取組の成果について継続的な評価を行い 県民の生涯を通じた歯

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基本施策情報活用能力の育成を図ります 幼児教育の推進 にあたっては 幼児期が生涯の人格形成の基礎を培う大切な時期であるとの認識のもと 子どもたちの心身の発達に資する質の高い幼児教育を推進します 2 人との絆や自然との関わりの中で伸びゆく豊かな心の育成 子どもたちが生命を大切にする心や思いやりの心 感

特定健診の受診率は毎年上昇しており 平成 28 年度は県平均よりも 7% 高い状況 となっていますが 国が示す目標値 60% を達成するには更なる工夫や PR が必要とな っています 長与町国保の医療費は平成 25 年度から上昇していましたが 平成 28 年度は前年度より約 3 億円減少し 1 人当

Transcription:

Ⅵ ライフステージごとの取り組み 1 妊娠期 2 乳幼児期 (0~5 歳 ) 3 学童期 (6~12 歳 ) 4 思春期 (13~19 歳 ) 5 成年期 (20~39 歳 ) 6 壮年期 (40~64 歳 ) 7 高年期 (65 歳以上 ) ライフステージごとの取り組み ( 図 )

生涯にわたって健全な心身を培い 豊かな人間性をはぐくむためには 子どもから成人 高齢者に至るまで ライフステージに応じた食育を推進していくことが大切です ここでは ライフステージを7つに区分し その特徴と課題を踏まえながら 市民の皆さんに取り組んでいただきたいことをまとめました 1 妊娠期 ~ 自分や家族の食生活を見直し 新しい命を育もう~ 特徴と課題お母さんの健康と赤ちゃんの健やかな成長にとって大切な時期です また 妊娠により親としての自覚を持つようになり 食への興味 関心も高まってくる時期です 一方で ダイエット志向によりやせの女性が増加していること等から 低出生体重児が増加していることなどが課題となっています 妊娠前から健康的な体づくりをこころがけ 必要な栄養素 ( カルシウム 鉄 葉酸など ) が不足することの無いよう 適切な食生活を心がけることが大切です 妊娠をきっかけに 規則正しい食生活の重要性を認識し 親になることへの自覚と責任を持つとともに 生まれてくる子どもへ 正しい食生活と食文化を伝えていくため 自らが適切な食習慣を確立していくことが大切です 適正体重の維持や減塩など 健全な食生活を実践し 生活習慣病を予防しましょう 家族やまわりの人と会話しながら 一緒に食事することを楽しみましょう よく噛んで味わって食べるとともに 定期的に歯科健診を受け 口腔ケアを実践しましょう 妊娠期の望ましい体重増加量を理解し 規則正しい生活リズムとバランスの良い食事を実践し 母子ともに健康で過ごしましょう 自分の年代に適した内容と質の食事を選べるとともに 自分で作れる力を身に付けましょう 食の安全に関する知識を持ち 的確に情報を判断する力を身に付けましょう 地域の農水産業体験に参加する 地域の農水産物を消費するなど 地産地消を自ら実践しましょう 外食や中食では 栄養成分表示の活用やヘルシーメニュー ( 脂肪 塩分控えめ 野菜たっぷり ) を選択できる力を身に付けましょう タバコとアルコールの害から赤ちゃんを守りましょう 90

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2 乳幼児期 (0 ~ 5 歳 ) ~ 安らぎと楽しさの中で 食べる意欲の基礎を育もう~ 特徴と課題身体発育や視覚 聴覚などの感覚機能 噛む機能などの発達が著しい時期です 周りの大人とのあたたかく豊かな関わりの中で 安心感や基本的信頼感を育んでいくことが重要であり この時期に望ましい食習慣の基礎をつくることがとても大切です 乳児期には 離乳食を通して噛む力と飲み込む力を身に付けていきます おいしく食べた満足感や 自分でつかんで口に入れる いろいろな食べ物を見る 触る 味わうなどの体験を通して 食べ物への興味や食べる意欲が芽生えます 幼児期は 睡眠 食事 遊びといった活動にメリハリが出て 食事リズムの基礎をつくる大切な時期です また 活動範囲が少しずつ広がり 好奇心も強くなってくるので 食への興味や関心がもてるよう 食べる意欲を大切にして 食の体験を広げることが大切です ( 乳児期 ) 離乳食を通してさまざまな食べ物の味やにおい 食感などを体験し 食べ物を見ると嬉しそうにするなど 食べ物への興味を育み 楽しくおいしく食べましょう 決まった時間に食べるなど規則正しい生活リズムを身に付けましょう 歯磨きの習慣を身に付けましょう ( 幼児期 ) うす味を心がける 自分にあった食事量を知るなど 将来の生活習慣病予防を見据えた食生活を心がけましょう 家族や周りの人と会話しながら一緒に食事することを楽しみ 食前食後のあいさつ習慣をつけるなど 食事のマナーの基礎をつくりましょう よく噛んで味わって食べ 歯磨きの習慣を身に付けましょう 早寝 早起き 食事は決まった時間に食べるなど 規則正しい生活リズムを身につけるなど 望ましい食習慣の基礎をつくりましょう 食事を楽しんでおいしく食べましょう 食品名や簡単な献立名がわかるようになりましょう 食事の前の手洗いを身に付け 食事の準備や後片付けなど手伝いに関心を持ちましょう 栽培 調理などの体験を通して 旬の食材や地元の食材を知り 食に対する親しみ 関心 感謝の気持ちを育てましょう 給食等を通して 伝統食や行事食などの食文化について学びましょう 92

3 学童期 (6 ~12 歳 ) ~ 食の大切さを学び 望ましい食習慣を身に付けよう~ 特徴と課題心身の発達が著しく 生活習慣の基礎が定着する時期であり 家庭や学校の影響を強く受けます 味覚が最も発達する大切な時期であり 乳歯が永久歯に生え変わる時期でもあります この年代では 食と身体の関わりについて理解し 食に関わる活動や体験学習を通して 食への興味や関心が深まり 自分で選択や判断ができる力の基礎作りをすることが大切です また 食を通じた家族や仲間との関わりとともに 地域や暮らしのつながりの中で 食を楽しむ心が育ち 食の世界が広がっていきます うす味を心がける 自分にあった食事量を知るなど 将来の生活習慣病予防を見据えた食生活を心がけましょう 家族やまわりの人と会話しながら一緒に食事することを楽しみ 食事のマナーを身に付けましょう よく噛んで味わって食べ 歯磨きの習慣を身に付けましょう 規則正しい生活リズムを身に付け 1 日 3 回の食事や間食のリズムが持てるなど 望ましい食習慣を定着させましょう 食べる楽しさを知り食事への意欲を持ちましょう 食べ物の体内での働きやバランスの良い食事 朝食の大切さについて学びましょう 食事づくりに参加し つくることを楽しみながら基本的な調理技術と食品衛生に関する知識を身に付けましょう 栽培 調理などの体験を通して 旬の食材や地元の食材 生産 流通の仕組みなど 地産地消 について理解を深め 食に対する親しみ 関心 感謝の気持ちを育みましょう 給食等を通して 伝統食や行事食などの食文化について学びましょう 93

4 思春期 (13 ~19 歳 ) ~ 健全な食生活を実践し 自立に向けた望ましい食習慣を確立しよう~ 特徴と課題身体的 精神的変化が著しく 家庭からの自立を控えた時期です この年代の課題として 友人やマスメディアなどからの影響を受けやすく 朝食欠食や偏食 過度のダイエットなど食生活の乱れから 肥満ややせといった将来の健康に影響を及ぼすことがあげられます 将来の健康を見据えた望ましい食習慣について理解を深めるとともに 自立に向けた望ましい食習慣の確立のため 自分で食事の選択や情報を判断できる力 調理する力を育むことが大切です うす味を心がける 自分に合った食事量を知るなど 将来の生活習慣病予防を見据えた食生活を心がけましょう 自分の適正体重を理解し 肥満ややせを予防しましょう 家族やまわりの人と会話しながら一緒に食事することを楽しみ 食事のマナーを身に付けましょう よく噛んで味わって食べ 歯磨きの習慣を身に付けましょう 望ましい食習慣と健康との関係について学び 規則正しい生活リズムを定着させ 自ら実践しましょう 食事のバランスや適量を理解し 自分で食事の選択や情報を判断できる 自分で調理するなど 自ら進んで健康的な生活を送る力を身に付けましょう 食品衛生に関する知識を身に付けましょう 食の安全について 食卓で家族と話題にしてみましょう 栄養成分表示について理解し 食品を購入する時や外食する時の参考にしましょう 生産 流通 消費の仕組み 環境と食生活 旬の食材や地元の食材など 地産地消 について理解を深め 食に対する親しみ 関心 感謝の気持ちを育みましょう 伝統食や行事食などの食文化について理解を深めましょう 94

5 成年期 (20 ~39 歳 ) ~ 健全な食生活を実践し 生活習慣病を予防しよう~ 特徴と課題就職 結婚 出産 子育て等 社会的にも生活が大きく変わる時期です 朝食の欠食が増える 食にかける時間が少なくなる 生活リズムの乱れや 外食や中食の利用が増えるなどの特徴があげられます この時期の生活習慣が将来の健康状態に大きく影響を及ぼすことから 自分の生活習慣を見直し 適正体重の維持や健全な食生活を実践することが大切です また 次世代の育成を担う時期でもあり 家庭や地域において望ましい食生活を伝えていくなどの食育に取り組んでいくことが期待されます 朝食を毎日食べる 適正体重の維持 減塩など 規則正しい生活リズムと健全な食生活を実践し 生活習慣病を予防しましょう 家族やまわりの人と会話しながら一緒に食事することを楽しみましょう よく噛んで味わって食べるとともに 定期的に歯科健診を受け 口腔ケアを実践しましょう 自分の年代に適した内容と量の食事を選べるとともに 自分で作れる力を身に付けましょう 食の安全に関する知識を持ち 的確に情報を判断する力を身に付けましょう 地域の農水産業体験に参加する 地域の農水産物を消費するなど 地産地消を自ら実践しましょう 伝統食や行事食などの食文化を次世代へ伝えましょう 外食や中食では 栄養成分表示の活用やヘルシーメニュー ( 脂肪 塩分控えめ 野菜たっぷり ) を選択できる力を身に付けましょう 自らが家庭や地域において健全な食生活を実践し 次世代に向けた食育に取り組みましょう 95

6 壮年期 (40 ~ 64 歳 ) ~ 健全な食生活の維持により生活習慣病の予防及び改善に努め 次世代に食育の輪を広げよう~ 特徴と課題仕事や家庭 地域社会において中心的な役割となる機会が多く 自分の健康管理がおろそかになる時期です 過食や偏食 野菜不足 塩分の摂り過ぎ 運動不足などが原因で 肥満や高血圧など 健診での異常所見を持つ人が増えてきます 改めて自分の生活習慣を見直し 適正体重の維持や減塩など 健全な食生活を実践することが大切です また 次世代の育成を担う時期でもあり 家庭や地域において望ましい食生活を伝えていくなどの食育に取り組んでいくことが期待されます 定期的に健康診断やがん検診を受け 生活習慣を見直しましょう 適正体重の維持や減塩など 健全な食生活を実践し 生活習慣病の予防及び改善に努めましょう 家族やまわりの人と会話しながら一緒に食事することを楽しみましょう よく噛んで味わって食べるとともに 定期的に歯科健診を受け 口腔ケアを実践しましょう 食の安全に関する知識を持ち 的確に情報を判断する力を身に付けましょう 地域の農水産業体験に参加する 地域の農水産物を消費するなど 地産地消を自ら実践しましょう 伝統食や行事食などの食文化を次世代へ伝えましょう 外食や中食では 栄養成分表示の活用やヘルシーメニュー ( 脂肪 塩分控えめ 野菜たっぷり ) を選択できる力を身に付けましょう 自らが家庭や地域において健全な食生活を実践し 次世代に向けた食育に取り組みましょう 96

7 高年期 (65 歳以上 ) ~ 健康を維持し 豊かな食経験を次世代に伝えよう~ 特徴と課題加齢に伴う身体の変化が生じやすい時期です この年代では他の年代に比べひとり暮らしの世帯が多く 孤食や食事量の低下 栄養バランスの偏りなどから 低栄養や生活習慣病などの問題につながることもあります 健康の維持のため 自分の健康状態に応じた食生活を実践することが大切です また 地域のボランティア活動等に積極的に参加し 食事を通したコミュニケーションを図るとともに 様々な世代の人と交流を持ち 正しい食の知識や豊かな食経験を次世代へ伝えていくことも大切です 家族やまわりの人と会話しながら一緒に食事することを楽しみましょう 健康の維持のため 野菜の摂取 減塩などを心がけましょう よく噛んで味わって食べるとともに 定期的に歯科健診を受け 口腔ケアを実践しましょう 質 量ともに自分の健康状態に応じた食生活を実践しましょう 体重が減少してきた人は 低栄養を予防するため 肉 牛乳 乳製品 油脂を特に意識して摂取するようにしましょう 定期的に健康診断やがん検診を受けましょう 食の安全に関する知識を持ち 的確に情報を判断する力を身に付けましょう 地域のボランティア活動等に積極的に参加し 豊かな知識や経験とともに 伝統食や行事食などの食文化を次世代へ伝えましょう 外食や中食では 栄養成分表示の活用やヘルシーメニュー ( 脂肪 塩分控えめ 野菜たっぷり ) を選択できる力を身に付けましょう 97