2017 年 2 月 5 日 ( 日 ) 6 日 ( 月 ) 22 回 イスラエルに対する戦い (2) イスラエルに対する戦い (2) 黙 12:7~17 1. はじめに (1) キリストの再臨の前に何が起こるかを見ている 110 章 ~14 章は 挿入箇所である * 物語の進展はなく 状況の説明が

Similar documents
2016 年 12 月 10 日 ( 日 ) 11 日 ( 月 ) 16 回 ラッパの裁き 5 ラッパの裁き 5 黙 9:1~11 1. はじめに (1)6 章から 9 章までの流れ 16 章で 巻き物の封印が解かれる 最初の 6 つの封印 * ここから大患難時代が始まる 27 章は 挿入句である

(1) 獣の形状 (1~2 節 ) (2) 獣の復活 (3~4 節 ) (3) 獣の支配 (5~8 節 ) (4) 励ましのことば (9~10 節 ) 3. 結論 : 反キリストはキリストの真似をする 反キリストの働きについて学ぶ Ⅰ. 獣の形状 (1~2 節 ) 1.1 節 Rev 13:1 また

2014 年 10 月 7 日 ( 火 ) 60 分で分かる創世記 60 分で分かる創世記 1. はじめに (1) 60 分で分かる〇〇 のシリーズを開始する 11 節 1 節の解説も重要であるが 鳥瞰図的な理解も必要である 2その場合重要なのは センス オブ プロポーション である (2) 創世記

2011 年 10 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 )42 ローマ人への手紙 11:25~36 拒否の解決 (3) イスラエルの救い 1. はじめに (1)10 月 13 日 ( 木 ) の日没から仮庵の祭りが始まった 1 第 7 の月の 15 日 満月 2 満月を眺めながら イスラエル

(1) 千年王国の最後に サタンが底知れぬ所から再び解き放たれる 1 その理由は 再び人類を試すためである 2 神は 人類がいかに堕落しているかを証明される (2) 千年王国にも罪は存在する 1 千年王国が始まった時点では 未信者は存在しない 2 千年王国では ほぼ理想に近いような生活環境が実現する

Rev 17:2 地の王たちは この女と不品行を行い 地に住む人々も この女の不品行のぶどう酒に酔ったのです (1) 大淫婦と不品行 1 旧約聖書では 淫婦 は 偽の宗教 を象徴する言葉である 2 淫行 は 偶像礼拝を象徴する言葉である 霊的姦淫である * 通常は 真の神を信じると告白しながら 偶像

2013 年 3 月 10 日 ( 日 ) 11 日 ( 月 ) 51 回目 Ⅵ-054 山上の垂訓 山上の垂訓 054 マタ 5:1~2 ルカ 6:17~19 1. はじめに (1) 呼び名について 1マタ 5:1~8:1 は 通常 山上の垂訓 ( 説教 ) と呼ばれる 2しかし この名称は 説教

2011 年 06 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )26 ローマ人への手紙 7:14~25 律法からの解放 (3) ロマ書 7 章クリスチャン 1. はじめに (1) 聖化 に関する 5 回目の学びである 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は

Rev 7:1 この後 私は見た 四人の御使いが地の四隅に立って 地の四方の風を堅く押さえ 地にも海にもどんな木にも 吹きつけないようにしていた (1) この後 私は見た 1 物事の時間的流れではなく ヨハネが見た幻の順番を示している 2この幻は 神の裁きが迫っていることを示唆している 3 地の四方

2 奇跡 3 父 4 聖書 4. メッセージのゴール (1) イエスを誰だと言うか (2) イエスを信じる者の幸いとは何か このメッセージは イエスの業と主張について考えようとするものである Ⅰ. イエスと父は一体である (19~29 節 ) 1. 行動において まことに まことに あなたがたに告げ

1.1 節 Rev 14:1 また私は見た 見よ 小羊がシオンの山の上に立っていた また小羊とともに十四万四千人の人たちがいて その額には小羊の名と 小羊の父の名とがしるしてあった (1) ヨハネは キリストの再臨後の状況を見ている 1 実際にキリストの再臨が起こるのは 19 章になってからである

2018 年 5 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) 14 回 ペテロの第 2 のメッセージ (2) ペテロの第 2 のメッセージ (2) 使徒 3:17~26 1. はじめに (1) ペンテコステの日に教会が誕生した 1ペテロの第 1 回目のメッセージにより 3,000 人ほどの人たち

牧会の祈り

2008 年 7 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京創世記 8 創世記 8 創世記 3 章 14 節 ~24 節 アダム契約 イントロ : 1. 前回までの復習 (1) 創世記には 11 の区分 ( トルドット ) がある (2) 第 1のトルドットには 人類の

Heb 11:7 信仰によって ノアは まだ見ていない事がらについて神から警告を受けたとき 恐れかしこんで その家族の救いのために箱舟を造り その箱舟によって 世の罪を定め 信仰による義を相続する者となりました (1) ノアは 神から警告を受けた 1 創 6:17 Gen 6:17 わたしは今 いの

Rev 11:19 それから 天にある 神の神殿が開かれた 神殿の中に 契約の箱が見えた また いなずま 声 雷鳴 地震が起こり 大きな雹が降った 1これは 鉢の裁きが始まる前の天の神殿の状況描写である 2 默 15:1 は それを引き継いでいる (2) 天にもう一つの巨大な驚くべきしるしを見た 1

天に出入りして 何が目的なのか? 次を見ると 古い蛇は投げ落とされた ( 黙示録 12:9) ここで サタンは完全に投げ落とされて もう出入りできなくなります 二度と神の御座の前に立てなくなるのです こうして この巨大な竜 すなわち 悪魔とか サタンとか呼ばれて 全世界を惑わす あの古い蛇は投げ落と

1イエスがバプテスマを受けたとき 天が開かれて聖霊が鳩のように下った 2ここでは 天が開かれて再臨のメシアが地に下ってこられる 3 黙 4:1 では ヨハネを招くために天が開かれた 4ここでは キリストが地に下るために天が開いた (2) 白い馬に乗った方 1ローマ軍の将軍は 白い馬に乗った 2 再臨

に住む者に私たちの血の復讐をなさらないのですか (1) ここで場面は 地から天に移行する 1 大患難時代を通して継続している状況の描写である (2) ヨハネは キリストに対する信仰のゆえに殉教の死を遂げた人々の幻を見た 1 彼らは 祭壇の下にいた 2 旧約時代のいけにえの血が祭壇の土台に注がれたこと

2017 年 6 月 11 日 ( 日 ) 12 日 ( 月 ) 39 回 新しいエルサレムの特徴 ( 後半 ) 新しいエルサレムの特徴 ( 後半 ) 黙 22:1~5 1. はじめに (1) 旧約聖書の預言のハイライトは メシア的王国である 1 黙示 20 章は メシア的王国が千年で終わることを啓

創世記5 創世記2章4節b~25

2017 年 7 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 ) 3 回 御使いに勝る御子 (2) 御使いに勝る御子 (2) ヘブル 2:1~9 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と

2016 年 10 月 2 日 ( 日 ) 3 日 ( 月 ) 7 回 フィラデルフィアの教会 フィラデルフィアにある教会 黙 3:7~13 1. はじめに (1) 黙示録の 3 区分 1 黙 1:19 は 黙示録を 3 区分している Rev 1:19 そこで あなたの見た事 今ある事 この後に起こ

2012 年 1 月 22 日 ( 日 ) 23 日 ( 月 )54 ローマ人への手紙 15:4~13 希望から希望へ 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)14:1~15:13 は 雑多な問題を扱っている 1 超道徳

2017 年 8 月 13 日 ( 日 ) 14 日 ( 月 ) 7 回 第 2 の警告 (2) 第 2 の警告 (2) ヘブル 4:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と誤

創世記5 創世記2章4節b~25

* ユダヤ人の歴史家ヨセフスもまた同じような書き方をしている 5 テオピロは ルカの執筆活動を支援するパトロンであった可能性が高い 6 もしそうなら テオピロはローマ人クリスチャンであったと思われる (2)1~2 節は ルカの福音書の要約である 1 前の書 というのは ルカの福音書 のことである 2

Microsoft Word - ◎中高科

PowerPoint プレゼンテーション

2017 年 10 月 8 日 ( 日 ) 9 日 ( 月 ) 15 回さらにすぐれた契約 さらにすぐれた契約 ヘブル 8:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし (2) ユダヤ教の 3 つの柱

2011 年 07 月 17 日 ( 日 ) 18 日 ( 月 )29 ローマ人への手紙 8:12~17 聖化の力 ( 聖霊 )(3) 養子の霊 1. はじめに (1) 聖化 に関する 8 回目の学びである 最終回 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は ク

2010 年 4 月 18 日 ( 日 ) 19 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京出エジプト記 19 出エジ 19 出エジプト記 14 章 15 節 ~15 章 21 節 紅海を渡る 1. 文脈の確認 (1) イスラエルの民は 430 年後にエジプトを脱出した (2) エジプト脱出の記録は

4きょう取り上げる 3~5のパターンは ユダヤ的に解釈する必要がある 5イエス時代のユダヤ教のラビたちの旧約聖書引用法 * 直接引用とその成就 * その箇所の解釈ではなく 適用である * きょうの3~5 のパターンは すべて適用である 6マタイは 5 つの引用によってイエスのメシア性を証明しようとし

な声で私に呼びかけるのが聞こえたあの初めの声が言った ここに上れ この後 必ず起こる事をあなたに示そう (1) ヨハネは 7 つの教会への手紙の啓示を聞いた後 天の御座の幻を見た 1 その後 私は見た とは 時間の流れを示す言葉である (2) 招きの言葉がかかった 1 一つの開いた門があった * ヨ

* ダニエル書 3 捕囚期後 (3) * ハガイ書 * ゼカリヤ書 * マラキ書 (5) 預言者たちが語ったメッセージの要約 1 神の主権と聖なるご性質 2 契約の民イスラエルの不従順の罪 3 悔い改めへの招き 4 迫り来る神の裁きと捕囚 5イスラエルの民を攻撃する周辺国への裁き 6 捕囚からのレム

2 イエスの戒めを守るなら イエスの愛に留まることになる (2) その教えを話した理由は 弟子たちが喜びに満たされるためである 1イエスは 自分が経験している喜びを弟子たちに与えようとしている 2イエスの喜びは 父なる神への従順 ( 喜ばせること ) によって生まれる 3ヘブ 12:2 Heb 12

このメッセージは メシアの義とパリサイ人の義について学ぼうとするものである Ⅰ. 真の信仰者の特徴 (5:13~16) 1. 地の塩 (13 節 ) あなたがたは 地の塩です もし塩が塩けをなくしたら 何によって塩けをつけるのでしょう もう何の役にも立たず 外に捨てられて 人々に踏みつけられるだけで

2010 年 2 月 21 日 ( 日 ) 22 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京出エジプト記 13 出エジ 13 出エジプト記 9 章 13 節 ~10 章 29 節 最後の 3 つの災い 1. 文脈の確認 (1) エジプトに主からの 10 の災いが下る (2)10 の災いの記述は 考え抜

神学総合演習・聖霊降臨後最終主日                  2005/11/16

2010 年 年フルクテンバウムセミナー フルクテンバウムセミナー 天使論 サタン論 悪霊論 講師 アーノルド フルクテンバウム博士 通訳 中川健一

Microsoft Word - filename-=ISO-2022-JP''0804%1B%24B%21%21%25%3B%25%5F%25J%21%3C%25F%25%2D%259%25H%21%21%25G%25%23%259%25Z%25s%2

2017 年 7 月 2 日 ( 日 ) 3 日 ( 月 ) 1 回 ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル 1:1~3 1. はじめに (1) 著者 1いくつかの名が上げられてきた * パウロ * ルカ ( パウロがヘブル語で書いたものを ルカがギリシア語に翻訳した ) * バ

ヨハネの福音書講解 ヨハネの福音 ヨハネの福音書 21:15~25 1. 愛する 新改訳改訂第 3 版 ヨハネ 21:15 彼らが食事を済ませたとき イエスはシモン ペテロに言われた ヨハネの子シモン あなたは この人たち以上に わたしを愛しますか ペテロはイエスに言った はい 主よ 私があなたを愛

2012 年 1 月 15 日 ( 日 ) 16 日 ( 月 )53 ローマ人への手紙 14:13~15:3 キリスト者の自由 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)12 章は 基本的には教会内の行動についての勧めであ

* オバデヤがヨエルやエレミヤよりも前の預言者であることを考えると 前者の可能性が高いと思われる * オバデヤ書は 前 845 年前後に執筆されたと考えてよいだろう 4オバデヤは 小預言書の 12 人の預言者の中で最初に登場する預言者である (4) オバデヤ書のテーマ 1イスラエルに敵対する不信仰な

牧会の祈り

2. アウトライン (1) 過去の回顧 (1~4 章 ) (2) 律法の解説 (5~26 章 ) (3) 未来の展望 (27~30 章 ) (4) 指導者の交代 (31~34 章 ) 3. 結論 (1) 律法の本質 (2) イスラエルの将来 (3) 申命記とイエスの教え 申命記を通して イエスの教え

Heb 11:23 信仰によって モーセは生まれてから 両親によって三か月の間隠されていました 彼らはその子の美しいのを見たからです 彼らは王の命令をも恐れませんでした (1) この節は モーセの信仰ではなく モーセの両親の信仰を記録している 1 彼らは その子の美しいのを見た * ギリシア語で ア

牧会の祈り

2013 年 3 月 24 日 ( 日 ) 25 日 ( 月 ) 52 回目 Ⅵ-054 八福の教え 八福の教え 054 マタ 5:3~12 ルカ 6:20~26 1. はじめに (1) 文脈の重要性 1 文脈を無視して 山上の垂訓のある言葉を取り出すことが余りにも多い 2イエスは 神の国の福音をも

2012 年 2 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )59 ローマ人への手紙総まとめ 総まとめ 1. はじめに (1) 執筆の意図 1 使徒としての使命 * 所々 かなり大胆に書いた (15:15) 2 使徒としての奉仕の原則 * 他人の土台の上に建てない (15:20) * これまで ロ

2012 年 7 月 1 日 ( 日 ) 2 日 ( 月 ) 17 回目 Ⅴ-020~021 バプテスマのヨハネの登場 バプテスマのヨハネの登場 ルカ 3:1~2 マコ 1:2~6 1. はじめに (1) 文脈の確認 1バプテスマのヨハネの誕生 2イエスの誕生 3イエスの幼少期 (2) 今日の箇所は

B2 神はどのようなお方か 1Chro.29:10-12 Dt.10:12-13 Ps.95:1-7 B3 イエス キリストはどのようなお方か John.14:8-10 Mk.6:31-56 John.10:30-33 Heb.2: John.4:2-3 2John.7-10 B4 三位

使徒パウロは この 反キリスト のことを 不法の人 つまり 滅びの子 と表現しています (Ⅱテサロニケ 2:3) 反キリストは サタンによって権威と力を与えられた息子的存在で さまざまな超能力を持って人々を惑わします ちなみに預言者ダニエルは これを 荒らす憎むべき ( 忌むべき ) 者 ( ダニエ

2 A. その正体この獣について その正体 いったいだれのことなのかを見ていきましょう 黙示録 16:13を見てください また 私は竜の口と 獣の口と にせ預言者の口とから かえるのような汚れた霊どもが三つ出て来るのを見た 竜の口 獣の口 にせ預言者の口 と書かれています すでに 私たちは竜はサタン

PowerPoint プレゼンテーション

3 仲介者としての祭司たちが存在していた (2) 新約時代の状態 1すべての信者が まことの聖所に入ることができる * 天の聖所で 神の臨在の前に出ることができる 2これは 万人祭司の教えである 3 訳文の比較 こういうわけですから 兄弟たち 私たちは イエスの血によって 大胆にまことの聖所に入るこ

2009 年 1 月 25 日 ( 日 ) 26 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京創世記 30 創世記 30 創世記 19 章 1 節 ~38 節 ソドムとゴモラの滅び イントロ : 1. 前回までの復習 (1) 神はアブラムを選び 彼とその子孫を通して全人類を救おうとされた (2) それが

2011年度 牧羊者 第Ⅳ巻

2012 年フルクテンバウム フルクテンバウム博士セミナー セミナー 聖書が教える死後の世界 個人的終末論 講師 アーノルド フルクテンバウム博士 通訳 中川健一

PowerPoint プレゼンテーション

2017 年 2 月 21 日 ( 火 ) 60 分でわかる旧約聖書 (24) エレミヤ書 60 分でわかる旧約聖書 (24) エレミヤ書 1. はじめに (1) 預言者たちの中でのエレミヤの位置づけ 1 預言書を書いた預言者 (the writing prophet) * 王国が南北に分裂して以降

1 パンの家 という意味 農業生産の豊かな地 ダビデの町とも呼ばれた 2ガリラヤのベツレヘムと区別するために ユダヤのベツレヘムと書かれている 年代 200 軒の家 クリスチャンとイスラム教徒が平和に住んでいる 4 今日 パレスチナ自治区 2 万 2 千人 クリスチャンは迫害に会っている

5. 章節は後代に付加せられたもので 聖書記述者の考えや霊感は反映されていな いので注意が必要 Ⅰ イエスによる預言 (42~46) 1. マタイ 21:42 は詩篇 118:22 預言からの引用 家を建てる者たちの見捨てた石 それが礎の石になった これは主のなさったことだ 私たちの目には 不思議な

Microsoft Word - MBF_1John_03.docx

PowerPoint Presentation

Microsoft Word - MBF_1John_01.docx

(2) ロマ 7:1~6 の要約 1 律法の大原則 * 律法は 人に対して権限を持つ * 律法は 死んだ人には権限を持たない 2 結婚関係の例話 * 夫が生きている間は 結婚の律法によって制約されている * それを破れば 姦淫の女と呼ばれる * 夫が死ねば 結婚の律法から解放される * 再婚しても

(1) 神殿の聖所と至聖所を分ける幕である 1 長さが約 18 メートル 厚さが約 10 センチ 2この幕の内側に入れたのは 大祭司だけである それも年に一度だけ 3 大祭司 アロンの家系 ケハテ氏族 レビ族 イスラエルの民 全人類 (2) この幕が 上から下まで真っ二つに裂けた 1 神の御手がこれ

に知恵と英知と知識とあらゆる仕事において 神の霊を満たした (2~3 節 ) (1) ユダ部族のフル その子ウリ その子ベツァルエル 1フルとはモーセの手を両側から支えた 2 人のうちのひとり ( 出 17 章 ) 2フルの孫がベツァルエルである (2) 神の霊を満たした 1 知恵 (wisdom)

2018 年 2 月 4 日 ( 日 ) 5 日 ( 月 ) 29 回 善行の勧めと信仰上の勧め 善行の勧めと信仰上の勧め ヘブル 13:1~17 1. はじめに (1) この手紙は ユダヤ教への回帰を考えていた第 2 世代のメシアニック ジューたちを励ますために書かれた 1 教理的学び 2 学んだ

1 それは キリストにのみ適用される御名である (2) 旧約聖書では 御使いたちは 神の子たち と呼ばれた Job 38:7 そのとき 明けの星々が共に喜び歌い / 神の子たちはみな喜び叫んだ 1 新約聖書では 信者が 神の子たち と呼ばれる ( ヨハ 11:52) 2しかし 御子 ( ヒュイオス

あなたへの 聖書メッセージ 天使と悪魔 今回は 天使 悪魔 そして 悪霊 について 聖書から正しく教えられたいと思います メッセージとして 天使 や 悪魔 のことを聞かれたことは 多くなかったかもしれません 今日は 聖書から正しく教えられましょう 関係ある聖書の個所を 読んでおきましょう エペソ人へ

<5B959588F35D2C5B D2C5B94AB5D82CC918A8CDD8AD68C5782C98AD682B782E98D6C8E40817C82502E6169>

Microsoft Word - Advanced Sp. Warfare.J.doc

このメッセージは 父なる神について考えようとするものである Ⅰ. 聖書が使用する比喩的言葉 1. 神という言葉について (1) ヘブル語でエロヒム ( エル ) ギリシア語でセオス 1 普通名詞 神々を指す言葉である 2 日本語の神も 多くの神々を指す言葉である 3 聖書の神は どういう神かを示す必


ダニエル書は終末についてどのように語っているか No.2 御使いガブリエルが告げた 七十週 の預言 聖書箇所 9 章 20 節 ~27 節 はじめに 前回はダニエル書 2 章から バビロンの王ネブカデネザルの見た正夢に ついて学びました その正夢は終わりの日に起こることを示されたものでした ダニエル

* ペリシテ人の古代都市ガザは 前 93 年に破壊され 前 57 年に再建された * この道路は ガザの遺跡を通過し 新ガザに至る荒野の道である 5 ピリポは その命令に従順に従った 2.27b~28 節 Act 8:27b すると そこに エチオピヤ人の女王カンダケの高官で 女王の財産全部を管理し

13_寺内.indd

このメッセージは ヨセフとキリストに起こったことは私たちにも起こることを学ぼうとする ものである Ⅰ. 第 1のステップ正直な性格 (2 節 ) 1. ヨセフは 17 歳 (1) ビルハの子ら ( ダン ナフタリ ) (2) ジルパの子ら ( ガド アシェル ) (3) ヤコブは レアの子ら ( ル

この預言によると メシヤ つまりイエス キリストは ダビデの王座に着き 裁きと正義によってこの王国を治めて確立します ダビデの王座は地上のものでした 地上における過去と未来のあるものでした この預言はまだ成就されていません 2. イザヤ書 11: :1 エッサイの根株から新芽が生え

癒しの業と宣教 ( ルカ 4:38~44) 1) ルカ福音書講義 (23) 章 38 イエス 2) は会堂から立ちあがり シモンの家 3) に入った シモンのしゅうとめが 高熱 4) で苦しめられており 彼らは 5) 彼女のことをイエス 6) に願った 39 彼は彼女の枕

牧会の祈り

2019 年 7 月 28 日 ( 日 ) 29 日 ( 月 ) 70 回 12 人の弟子たちの救い 12 人の弟子たちの救い 使徒 19:1~7 1. はじめに (1) 第三次伝道旅行が始まった 1 使 18:23~21:17( 紀元 53 年の春から 56 年の春 ) 2パウロは ひとりで出かけ

た 義認 の祝福を述べたものでしょうか しかしこの 1 節は 2 節の頭に なぜなら という言葉があるように 2 節と密接に関連しています ですから 2 節を見て行くことによって 1 節の意味を確かめることができます 2 節が述べていることは何でしょうか それは罪と死の原理からの解放です 私たちが

6ユダヤ人は 人種的 宗教的理由によって サマリヤ人を軽蔑した * ユダヤの格言 私の目が サマリヤ人を見ることがないように 7サマリヤ人も ユダヤ人を軽蔑し 敵対した * ユダヤ人がエルサレムから下ることは許したが 上ることは許さなかった 8 現代もサマリヤ人の子孫たちが存在している ( 千名以下

ヨハネの手紙講解 神のあかし ヨハネの手紙第一 5:1~21 1. 油注がれた者 新改訳改訂第 3 版 Ⅰヨハネ 5:1 イエスがキリストであると信じる者はだれでも 神によって生まれたのです 生んでくださった方を愛する者はだれでも その方によって生まれた者をも愛します イエスがキリストであると信じる

イザヤ 14 章 節 天から落ちるサタン 1A 明けの明星 12 1B 神の輝き 2B 天から地への堕落 2A 神になりたい欲望 B 自分の意志 2B 競う高ぶり 3A 高慢の後の破滅 15 本文 私たちの聖書通読の学びは 先週で 12 章まで来ました 午後には 13 章と

を与えられて 祈りつつ取り組んで行くように導かれる ですから私たちは自分の願い事を一方的に神に祈る祈りはやめて まず聖書を通してまず神を見上げること 御名を賛美することから始めたいのです そのような神への賛美また信仰告白から始まる祈りこそ祝福される祈りの基礎です さて第 2 の祈りは 御国が来ますよ

Microsoft Word - 09_Jeremiah_2.docx

Derek Prince Ministries Asia-Pacific THE TEACHING LEGACY OF DEREK PRINCE MINISTRIES ARCHIVE The Battlefield of the Mind - Derek


Microsoft Word - Pastors_no_furi.doc

4 これは皮肉である ヘロデは王のように振る舞い 墓穴を掘る (2) イエスと弟子たちの働きが 評判になっていた 1 それを耳にしたヘロデは 恐れを覚えた 2 罪責感から来る恐れである 2. ヘロデの結論 (14b~16 節 ) 人々は バプテスマのヨハネが死人の中からよみがえったのだ だから あん

2015 年 7 月 19 日 ( 日 ) 20 日 ( 月 ) 161 回目 Ⅺ-135 ひとりの律法学者の質問 Ⅺ-136 メシアの家系に関するイエスの質問 小羊の吟味から 律法の本質について真理を学ぶ Ⅰ. ひとりの律法学者の質問 1. 律法学者の質問 (28 節 ) Mar 12:28 律法

ばれる者で 彼は旧約聖書のヘブライ語をアラム語に翻訳しました それはタルグム オ ンケロス (Targum Onkelos) と名付けられています そして また別のふたりのクラスメートがいました ひとりは ラビ ヨハナン ベン ザッカイ (Yochanan ben Zakkai) と呼ばれる者です

今日 復活日の聖書日課には三人のマリアが出て来ました 日曜日の朝早く イエスの墓に行った二人のマリア マグダラのマリアともうひとりのマリア さらにもうひとりのマリアがその前に登場していました 旧約聖書 出エジプト記第 15 章 20 節です アロンの姉である女預言者ミリアムが小太鼓を手に取ると 他の

현장 전도를 위한 1단계 전도훈련교재 4

ルカの福音書 3 章 バプテスマ - 神と人との接近 1A 主の道の用意 悔い改めのパブテスマ B 罪の赦しの説教 C 背景 1-6 1D 歴史 1-2 2D 聖書 3-6 2C 内容 D 神の怒り 7-9 2D 悔い改めにふさわしい実 C 目的 -

Transcription:

イスラエルに対する戦い (2) 黙 12:7~17 1. はじめに (1) キリストの再臨の前に何が起こるかを見ている 110 章 ~14 章は 挿入箇所である * 物語の進展はなく 状況の説明が入る *7 章と同じである * 例外は 11:15~19( 第 7 のラッパが吹かれる ) だけである * 第 7 のラッパの内容は 黙 16:1~21 で啓示される 2 今私たちは 12 章 ~13 章を取り上げている (2)12 章 ~13 章に登場する 7 人の主役たち ( 大患難時代の後半 ) 1ひとりの女 : イスラエルの象徴 2 赤い竜 : サタンの象徴 3 男の子 : キリストの象徴 4ミカエル : 天使長 5 女の子孫の残りの者 : レムナント 真の信仰者たち 6 海から上って来た獣 : 反キリスト 7 地から上って来た獣 : 偽預言者 (3)12 章で ヨハネは サタンとイスラエルの戦いの歴史を振り返ると同時に 大患難時代に起こることを預言している 1 黙 12:6 で女は荒野に逃げた Rev 12:6 女は荒野に逃げた そこには 千二百六十日の間彼女を養うために 神によって備えられた場所があった 2きょうの箇所は その続きである 3ただし 黙 12:7~12 は挿入箇所である * 大患難時代の中間期に起こることが預言されている 4 黙 12:6 は 12:13 につながる 2. アウトライン (1) 天での戦い (7~9 節 ) (2) 天に起こる声 (10~12 節 ) (3) イスラエルを迫害する竜 (13~16 節 ) 1

(4) 女の子孫の残りの者を迫害する竜 (17 節 ) 3. 結論 (1) 黙 12:9 に出て来る悪魔の呼称 (2) 悪魔の経歴と将来 イスラエルに対する戦い (2) について学ぶ Ⅰ. 天での戦い (7~12 節 ) 1.7~8 節 Rev 12:7 さて 天に戦いが起こって ミカエルと彼の使いたちは 竜と戦った それで 竜とその使いたちは応戦したが Rev 12:8 勝つことができず 天にはもはや彼らのいる場所がなくなった (1) 天に戦いが起こって 1これは 大患難時代の中間期に起こる戦いである 2 天には 3 つの種類がある * 第 1 の天 ( 鳥が飛ぶ空間 ) * 第 2 の天 ( 星が存在する宇宙空間 ) * 第 3 の天 ( 神が隣在される超自然の空間 ) 3ここでは 第 3 の天で戦いが起こっている (2) 戦いの当事者 1 ミカエルと彼の使いたち * ミカエルと聖なる天使たちである * ミカエルは イスラエルの守護天使である * ダニ 12:1 と黙 12 章は 同じ内容の預言である Dan 12:1 その時 あなたの国の人々を守る大いなる君 ミカエルが立ち上がる 国が始まって以来 その時まで かつてなかったほどの苦難の時が来る しかし その時 あなたの民で あの書にしるされている者はすべて救われる 2 竜とその使いたち * 悪魔と悪霊どもである (3) 戦いの結果 1 ミカエルと聖なる天使たちが勝った 2 悪魔と悪霊どもは天にいることができなくなった 2

2.9 節 Rev 12:9 こうして この巨大な竜 すなわち 悪魔とか サタンとか呼ばれて 全世界を惑わす あの古い蛇は投げ落とされた 彼は地上に投げ落とされ 彼の使いどもも彼とともに投げ落とされた (1) 悪魔は地上に投げ落とされた 1それまでは 悪魔は第 3 の天に上ることができていた 2ヨブ記 1 章では 悪魔は第 3 の天に上り ヨブを糾弾している 3 大患難時代の中間期に 悪魔と悪霊どもは地上に投げ落とされた 4 悪魔は 自分に残された時間が 3 年半しかないことを悟った 5 地上にいてイスラエルに猛攻撃を仕かける理由が そこにある (2) 悪魔の呼称が 4 つ出て来るが これは結論で取り上げる Ⅱ. 天に起こる声 (10~12 節 ) 1.10 節 Rev 12:10 そのとき私は 天で大きな声が こう言うのを聞いた / 今や 私たちの神の救いと力と国と また 神のキリストの権威が現れた 私たちの兄弟たちの告発者 日夜彼らを私たちの神の御前で訴えている者が投げ落とされたからである (1) 天で大きな声が こう言うのを聞いた 1この声が誰の声なのか 明確ではない * 神の声か * 天使たちの声か *24 人の長老たちの声か * 大患難時代の殉教者たちの声か 2 私たちの兄弟たちの告発者 とある * この声は 大患難時代の殉教者たちの声であろう * 殉教者たちは 最終的な勝利を待ち望んでいる 3 喜びの理由は 信者を神の御前で訴えている者が投げ落とされたからである (2) 今や 私たちの神の救いと力と国と また 神のキリストの権威が現れた 1その声は 4 つのことが現れたことを喜んでいる * 私たちの神の救い 罪責からの解放のことではなく 神の計画の成就を意味している * 力 神の計画の成就をもたらす神の力である 3

* 国 メシア的王国 ( 千年王国 ) の成就が近いということである * 神のキリストの権威 メシア的王国を統治するキリストの権威のことである 詩 2:2 の成就である 2.11 節 Rev 12:11 兄弟たちは 小羊の血と 自分たちのあかしのことばのゆえに彼に打ち勝った 彼らは死に至るまでもいのちを惜しまなかった (1) 霊的戦いに勝利するための 3 つの武器 1 小羊の血 * 信じる者の罪を赦し 清くする 2あかしのことば * サタンの嘘に打ち勝つことばである * 十字架のことばである 3 全き献身 * 自分の命よりもキリストを証言することを重視した * スミルナの教会に与えられて命令に従った ( 黙 2:10) Rev 2:10 あなたが受けようとしている苦しみを恐れてはいけない 見よ 悪魔はあなたがたをためすために あなたがたのうちのある人たちを牢に投げ入れようとしている あなたがたは十日の間苦しみを受ける 死に至るまで忠実でありなさい そうすれば わたしはあなたにいのちの冠を与えよう 3.12 節 Rev 12:12 それゆえ 天とその中に住む者たち 喜びなさい しかし 地と海とには わざわいが来る 悪魔が自分の時の短いことを知り 激しく怒って そこに下ったからである (1) 天での声は続けて言う 1 天に住む者たちは 喜ぶべきである 2 地上に住む者たちは わざわいが来ることを知るべきである * 地に落とされた悪魔が 自分の時が短いことを知り 激しく怒る (2) 大患難時代の裁きについて 1 大患難時代における裁きは 神がもたらすものである 2 しかし 大患難時代における苦難 ( 殉教の死 ) は 悪魔がもたらすものである 4

Ⅲ. イスラエルを迫害する竜 (13~16 節 ) 1.13 節 Rev 12:13 自分が地上に投げ落とされたのを知った竜は 男の子を産んだ女を追いかけた (1) ここで 12:6 と 13:13 がつながる 112:7~12 は 挿入箇所であった (2) 地上に投げ落とされた悪魔は ただちにイスラエルを攻撃する 1 悪魔がイスラエルを憎むのは イスラエルの性質のゆえではない 2 悪魔は 神の計画の中でイスラエルが果たす役割のゆえに 憎むのである 2.14 節 Rev 12:14 しかし 女は大鷲の翼を二つ与えられた 自分の場所である荒野に飛んで行って そこで一時と二時と半時の間 蛇の前をのがれて養われるためであった (1) 大鷲の翼を二つ与えられた 1 鷲の翼は イスラエルを守る神の力と忠実さを示す比ゆ的言葉である 2 出 19:4 Exo 19:4 あなたがたは わたしがエジプトにしたこと また あなたがたを鷲の翼に載せ わたしのもとに連れて来たことを見た 3 申 32:11 4 荒野とは ヨルダン川の東にある山地のことである (2) イスラエルは 荒野で 3 年半の間 神によって養われる 1 一時と二時と半時の間 とは 3 年半の期間である 2 神の超自然的守りがあるのであろう * エリアの例 (1 列 17:5) 3.15~16 節 Rev 12:15 ところが 蛇はその口から水を川のように女のうしろへ吐き出し 彼女を大水で押し流そうとした Rev 12:16 しかし 地は女を助け その口を開いて 竜が口から吐き出した川を飲み干した (1) 蛇はその口から水を川のように女のうしろへ吐き出し 1 洪水が比ゆ的言葉として用いられている 2これは 大軍がイスラエルの後を追ってくるということである 5

(2) 地は女を助け その口を開いて 竜が口から吐き出した川を飲み干した 1 これは 神の超自然的な介入を示す比ゆ的言葉である Ⅳ. 女の子孫の残りの者を迫害する竜 (17 節 ) 1.17 節 Rev 12:17 すると 竜は女に対して激しく怒り 女の子孫の残りの者 すなわち 神の戒めを守り イエスのあかしを保っている者たちと戦おうとして出て行った (1) 悪魔は 攻撃の的を 女の子孫の残りの者 に絞ってくる 1 神の戒めを守り 2 イエスのあかしを保っている者たち (2) 次の 13 章は 悪魔がイスラエルを攻撃する方法についての預言である 1 反キリスト 2 偽預言者 結論 : 1. 黙 12:9 に出て来る悪魔の呼称 Rev 12:9 こうして この巨大な竜 すなわち 悪魔とか サタンとか呼ばれて 全世界を惑わす あの古い蛇は投げ落とされた 彼は地上に投げ落とされ 彼の使いどもも彼とともに投げ落とされた (1) 巨大な竜 1 激しい悪意を内に持った存在 ( 巨悪 ) 2 終末時代にサタンが支配する帝国も 竜と呼ばれる (2) 古い蛇 1エデンの園でエバを誘惑した存在 (3) 悪魔 1ディアボロス 2 糾弾する者 信者を訴える者 (4) サタン 1 敵対者 2 神に対し 神が創造された良きものに対し 敵対する (5) 全世界を惑わす者 1 光の天使を装って 人々を惑わす 6

2 嘘を広めることによって 人々を惑わす 2. 悪魔の経歴と将来 (1) 悪魔は アブラハムからイサクが誕生するのを妨害した 1 創 12 章のエジプトでの出来事 サラはパロの宮廷に召し入れられた 2 創 20 章のゲラルでの出来事 ゲラルの王アビメレクは サラを召し入れた (2) 悪魔は ヤコブの子孫を抹殺しようとした 1エステル記に記されたペルシヤでの物語 (3) 悪魔は 幼子イエスを殺そうとした 1マタ 2 章のベツレヘムでの物語 (4) 悪魔は イエスによって打ち負かされた Joh 16:11 さばきについてとは この世を支配する者がさばかれたからです 1 悪魔に対する裁きは 段階を追って行われる (5) 悪魔は 大患難時代の中間期に 天から地上に落とされる (6) 悪魔は キリストの再臨を阻止するためにイスラエルを迫害する 1イスラエルの民族的救いが 再臨の条件である (7) 悪魔は 千年の間 底知れぬ所 ( アブソス ) に閉じ込められる 1 黙 20:1~3 (8) 悪魔は 一時解き放たれるが 最後は 火と硫黄との池 に投げ込まれる 7