Microsoft Word - kipres_Info.doc

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1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

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Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

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2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

Microsoft Word - オーソ_201302_Final.docx

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「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

スライド 1

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

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Microsoft Word - sa_niflec_ doc

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 使用上の注意 1) 腎障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ]( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照 ) 2)~ 4) 現行のとおり テオフィリン リトナビル 中枢神経抑制剤アルコール ( 飲酒 ) ピルシ

改訂内容 ( 部追加 改訂 部削除 ) ビ シフロール 錠, ミラペックス LA 錠 共通 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 2. 重要な基本的注意 (5) レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により 病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず 持続的に

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Microsoft Word エリンダシン使注意.doc

110607セチリジン5-1.indd

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

医薬品の適正使用に欠かせない情報です

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にキプレス細粒に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の使い方は?

この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の使い方は? 使用量および回数飲む量は あなたの症状などにあわせて 医師が決めます 通常 6 歳以上の小児では 1 日 1 回 1 錠を就寝前に飲みます どのように

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にキプレス錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の使い方は? 使

ヒアルロン酸ナトリウム架橋体製剤 特定使用成績調査

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シングレア細粒 患者向医薬品ガイド

アシクリル・アシクリルバッグ(アイロム)使用上の注意改訂のお知らせ_120913

Microsoft Word - 日薬連宛抗インフル薬通知(写).doc

- 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください - 効能又は効果 用法及び用量の一部変更 使用上の注意改訂のお知らせ 平成 23 年 5 月 劇薬 処方せん医薬品 ( 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること ) エタンブトール製剤 エタンブトール塩酸塩錠 このたび 標記製品の 効

Microsoft Word - LIA RMP_概要ver2.docx

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

改訂前 用法 用量 多発性骨髄腫デキサメタゾンとの併用において 通常 成人にはレナリドミドとして 1 日 1 回 25 mg を 21 日間連日経口投与した後 7 日間休薬する これを 1 サイクルとして投与を繰り返す なお 患者の状態により適宜減量する 5 番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群

ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にモンテルカスト錠 AA に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の

あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値

膿疱性乾癬の効能追加 ( 承認事項の 部変更承認 ) に伴う改訂 改訂内容 ( 該当部のみ抜粋 ) 警告 1.~3. 4. 関節リウマチ患者では, 本剤の治療を行う前に, 少なくとも 1 剤の抗リウマチ薬等の使用を十分勘案すること. また, 本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験をもつ医師が使

アビガン錠 200mg に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 アビガン錠 200mg 有効成分 ファビピラビル 製造販売業者 富士フイルム富山化学株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特定されたリスク 頁 重要な潜在

p 13

経皮吸収型鎮痛消炎貼付剤 外皮用インドメタシン貼付剤 1. 改訂内容改訂後 ( 下線部は追加 変更箇所 ) 4. 妊婦 産婦 授乳婦等への使用妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ使用すること 妊婦に対する安全性は確立していない 厚生労働

この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加 減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続け ることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にモンテルカストチュアブル錠 アスペン に含まれる成分で過敏な反


減量・コース投与期間短縮の基準

スライド 1

た 18 歳以上の AD/HD 患者を対象に 日本人を含むアジア人によるプラセボ対照二重盲検比較試験及びその長期継続投与試験が現在実施されており 本剤の製造販売者によれば これらの試験成績に基づき 本剤の成人期 AD/HD 患者への追加適応に関する承認事項一部変更承認申請が行われる予定とされている

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にモンテルカストチュアブル錠 日医工 に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 この薬には併用を注意すべき薬があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してくださ

この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にモンテルカスト錠 TCK に含まれる成分で過敏な反応を経験したこと

この薬は 気道 鼻粘膜の炎症をおこしたり気道を収縮させるロイコト リエンという物質の働きを抑えて 気管支喘息やアレルギー性鼻炎の諸 症状を改善します 次の病気の人に処方されます 気管支喘息アレルギー性鼻炎 この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加 減したりすると病気が悪化する

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

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1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

目次 C O N T E N T S 1 下痢等の胃腸障害 下痢について 3 下痢の副作用発現状況 3 最高用量別の下痢の副作用発現状況 3 下痢の程度 4 下痢の発現時期 4 下痢の回復時期 5 下痢による投与中止時期 下痢以外の胃腸障害について 6 下痢以外の胃腸障害の副

用法 用量 発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制 mg mg mg mg kg 30kg 40kg 20kg 30kg 10kg 20kg 5kg 10kg 1900mg mg mg mg

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ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

< アシクリル点滴静注用 250mg> 改訂後 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること (1 腎障害のある患者 [ 用法 用量に関連する使用上の注意 及び 重要な基本的注意 の項参照 ] (2 肝障害のある患者 [ 肝障害が増悪するおそれがある ] (3 高齢者 [ 用法 用量に関連する

モンテルカスト錠「AA」

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

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から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

20(1) 重篤な肝障害の報告症例数の推移 2000 年 2 月に緊急安全性情報を発出した以後も重篤な肝障害が毎年 20 例前後報告されております ( 図 1 参照 ) また ユリノーム R 3) 錠服用患者様における肝機能検査の実施状況について調査した結果 投与開始後に一度も肝機能検査が実施されな

平 成 17 年 3 月

修正済_モンテルカスト_ガイド

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患者向医薬品ガイド

使用上の注意の改訂理由 副作用( その他の副作用 ) 妊婦, 産婦, 授乳婦等への投与 臨床検査結果に及ぼす影響 の項の改訂について ( 薬生安通知によらない改訂 ) 先発医薬品の改訂に伴い 同様の改訂を行い注意をお願いすることとしました ここでお知らせした内容は 田辺製薬販売株式会社ホームページ

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

タフィンラーカプセル50mg/75mg、メキニスト錠0.5mg/2mg 添付文書改訂のお知らせ

2017 年 9 月 画像診断部 中央放射線科 造影剤投与マニュアル ver 2.0 本マニュアルは ESUR 造影剤ガイドライン version 9.0(ESUR: 欧州泌尿生殖器放射線学会 ) などを参照し 前マニュアルを改訂して作成した ( 前マニュアル作成 2014 年 3 月 今回の改訂

添付 書の記載 それってどういう意味? ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構佐藤淳

DRAFT#9 2011

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シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

Microsoft Word _ボグリボースお知らせ

この薬は 細菌感染症には効果がありません この薬を予防に用いる場合は 原則としてインフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族または共同生活者である下記の人が対象となります 高齢の人 (65 歳以上 ) 慢性心疾患の人 代謝性疾患の人 ( 糖尿病等 ) 腎機能障害の人 この薬は 治療に用い

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160223メトトレキサート1_4.indd

Microsoft Word - オメプラゾール.doc

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 用法 用量 用法 用量 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger Ellison 症候群 Ellison 症候群現行のとおり略 逆流性食道炎 逆流性食道炎現行のとおり略 非びらん性胃食道逆流

医薬品の適正使用に欠かせない情報です

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

レクタブル 2 mg 注腸フォーム 14 回に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 レクタブル 2 mg 注腸フ 有効成分 ブデソニド ォーム14 回 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 29 年 10 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特

2 抗インフルエンザウイルス薬と異常行動の議論と今後の予定 平成 21 年に取りまとめられた報告書以降の知見を改めて報告書にまとめ 以下の議論がなされた 平成 21 年以降の非臨床研究及び 10 年に及ぶ疫学研究の科学的な知見を総括し 以下の事実から タミフル服用のみに異常行動と明確な因果関係がある

AC 療法について ( アドリアシン + エンドキサン ) おと治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 作用めやすの時間 イメンドカプセル アロキシ注 1 日目は 抗がん剤の投与開始 60~90 分

モンテルカストチュアブル錠5mg「ニプロ」

患者向医薬品ガイド フィコンパ錠 2mg フィコンパ錠 4mg 2016 年 5 月作成 この薬は? 販売名 フィコンパ錠 2mg フィコンパ錠 4mg Fycompa Tablets 2mg Fycompa Tablets 4mg 一般名 ペランパネル水和物 Perampanel Hydrate

目次 市販直後調査結果の概要 3 1. 調査対象 3 2. 副作用の収集状況 3 医薬品リスク管理計画書 (RMP) におけるリスクについて 6 その他の副作用について 7 まとめ 8 2

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改訂後 改訂前 使用上の注意 3. 副作用 (1) 重大な副作用 ( 頻度不明 ) 下記の重大な副作用があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと ₁) 現行通り ₂) 中毒性表皮壊死融解症 (Toxic Epidermal Necroly

2. 改訂内容 ( ) 自主改訂 オルメテック錠 5mg 錠 10mg 錠 20mg 錠 40mg 改訂後改訂前 3. 相互作用併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等 リチウム製剤炭酸リチウム -2- 臨床症状 措置方法 血清カリウム値が上昇することがある 血中リチウム濃度が上昇し リチウム

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医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい 使用上の注意改訂のお知らせ 2013 年 8 月 謹啓平素は格別のご高配を賜わり厚く御礼申し上げます さて この度弊社のキプレス錠 5mg キプレス錠 10mg キプレスチュアブル錠 5mg キプレス細粒 4mgについて 使用上の注意 を改訂致しましたので ご案内申し上げます なお 改訂添付文書を封入した製品が お手元に届くまでに若干の日時を要しますので すでにお手元にある製品のご使用に際しましては ここにご案内致します改訂内容をご参照下さいますようお願い申し上げます 敬白 1. 改訂内容 ( 下線部改訂箇所 ) : 自主改訂 改訂後 過敏症 改訂前 過敏症 精神神経系 頭痛 傾眠 異夢 易刺激性 情緒不安 痙攣 不眠 幻覚 めまい 感覚異常 ( しびれ等 ) 激越 振戦 夢遊症 失見当識 2. 改訂理由自主改訂 3. 副作用の (2) その他の副作用外国及び国内の副作用報告が集積されたことから 集中力低下 記憶障害 せん妄 を その他の副作用 : 精神神経系 の項に追記致しました -1-

DSU の掲載改訂内容につきましては 日本製薬団体連合会発行の DRUG SAFETY UPDATE 医薬品安全対策情報 No. 222 2013 年 8 月に掲載されます 改訂添付文書等の情報掲載改訂添付文書など最新の情報は以下のホームページに掲載しております 杏林製薬ホームページ (URL: http://www.kyorin-pharm.co.jp/) 医薬品医療機器情報提供ホームページ (URL:http://www.info.pmda.go.jp/) < PMDA メディナビ について > PMDA による医薬品医療機器情報配信サービス PMDA メディナビ にご登録いただきますと 医薬品 医療機器等の重要な安全性情報がタイムリーにメール配信されます (URL: http://www.info.pmda.go.jp/info/idx-push.html) お問い合わせ先杏林製薬株式会社くすり情報センター電話 :0120-409341 受付時間 :9:00-17:00( 土 日 祝日を除く ) 3. 副作用発現症例 [ 集中力低下症例 ]( 外国症例 ) 副作用名 集中力障害 報告された副作用 : 集中力障害 健忘 年齢性別小児 男児 患者背景 使用理由 ( 合併症 ) 気管支喘息 ( 気管支過敏 ) 家族歴 ( 姉 ): 短期記憶障害 集中困難 1 日投与量投与期間 再投与 投与開始日 ( 発現日 ) ( 投与中止日 ) 中止 2 日後 再投与開始日 ( 再発日 ) ( 再投与中止日 ) 併用薬 : ブデソニド ホルモテロールフマル酸塩水和物 セチリジン塩酸塩 出典 : 未公表社内資料 [ 記憶障害症例 ]( 外国症例 ) 副作用名 記憶障害 報告された副作用 : 記憶障害 年齢性別小児 男児 併用薬 : 不明 患者背景 使用理由 ( 合併症 ) 喘息 ( 不明 ) 出典 : 未公表社内資料 * 小児 :7 歳以上 15 歳未満 1 日投与量投与期間 再投与 投与開始日 ( 発現日 ) ( 投与中止日 ) 再投与開始日 ( 再発日 ) ( 再投与中止日 ) -2- 本剤の投与開始 経過及び処置 転帰 患児は 学校で問題が散見され ストレス 健忘及び集中困難を感じていた 学校を 1 週間休む 感染症を疑うが 免疫系の検査はほぼ正常 胸部 X 線も異常なし 短期記憶障害及び集中力低下に関する検査結果は正常 本剤の投与中止 集中力障害及び記憶障害は回復 学校での様子は 劇的に改善 本剤を再投与 集中力障害が再発 本剤投与中止 集中力は回復 本剤の投与開始 記憶障害が発現 経過及び処置 転帰 本剤の投与中断 記憶障害は回復 記憶障害に対して心理学者と精神科医による検査実施 ( 詳細不明 ) 本剤を再投与 記憶障害が再発 その後 本剤投与中止 記憶障害は回復

[ せん妄症例 ] 副作用名 せん妄 報告された副作用 : せん妄 興奮 異常行動 年齢性別 幼児 女児 患者背景 使用理由 ( 合併症 ) 咳 喘鳴 ( 喘息性気管支炎 ) 1 日投与量投与期間 4 mg/ 日 1 日間 再投与 4 mg/ 日 2 日間 投与開始日 ( 発現日 投与中止日 ) 中止 1 日後 再投与開始日 ( 発現日 ) 再投与 2 日目 ( 投与中止日 ) 経過及び処置 転帰 就寝前 本剤の投与開始 同日夜 興奮し起きてしまった せん妄 異常行動発現 投与中止 興奮も発現しなかった 興奮 せん妄 異常行動は回復 中止から約 5 カ月後 就寝前に本剤を再投与 発熱なし 同夜 興奮して起きて 訳のわからないことを言った 消されたテレビに向かってしゃべっていた この行動が一晩に 2 回起きた 就寝前に本剤を投与 前夜と同様の症状が発現 本剤投与中止 翌夜 症状は無かった 興奮 せん妄 異常行動は回復 中止 1 日後その他の薬は継続しているが その後 患者に異常なし 併用薬 : チペピジンヒベンズ酸塩 アリメマジン酒石酸塩 セネガ 桜皮エキス ツロブテロール カルボシステイン コデインリン酸塩水和物出典 : 未公表社内資料 * 幼児 :1 歳以上 7 歳未満 改訂後の使用上の注意は以下の通りです ( 下線部改訂箇所 ) キプレス 錠 5mg 10mg 禁忌( 次の患者には投与しないこと ) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 < 用法 用量に関連する使用上の注意 > 1. モンテルカストフィルムコーティング錠はモンテルカストチュアブル錠と生物学的に同等でなく モンテルカストチュアブル錠はモンテルカストフィルムコーティング錠と比較してバイオアベイラビリティが高いため モンテルカストフィルムコーティング錠 5 mg とモンテルカストチュアブル錠 5 mg をそれぞれ相互に代用しないこと 2. 気管支喘息及びアレルギー性鼻炎を合併し本剤を気管支喘息の治療のために用いる成人患者には モンテルカストとして 10 mg を 1 日 1 回就寝前に経口投与すること 使用上の注意 1. 重要な基本的注意 (1) 本剤は 喘息の悪化時ばかりでなく 喘息が良好にコントロールされている場合でも継続して服用するよう 喘息患者に十分説明しておくこと (2) 本剤は気管支拡張剤 ステロイド剤等と異なり すでに起こっている喘息発作を緩解する薬剤ではないので このことは患者に十分説明しておく必要がある (3) 気管支喘息患者に本剤を投与中 大発作をみた場合は 気管支拡張剤あるいはステロイド剤を投与する必要がある (4) 長期ステロイド療法を受けている患者で 本剤投与によりステロイドの減量をはかる場合は十分な管理下で徐々に行うこと (5) 本剤投与によりステロイド維持量を減量し得た患者で 本剤の投与を中止する場合は 原疾患再発のおそれがあるので注意すること (6) 本剤との因果関係は明らかではないが うつ病 自殺念慮 自殺及び攻撃的行動を含む精神症状が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること ( その他の注意 の項参照 ) (7) 本剤を含めロイコトリエン拮抗剤使用時に Churg-Strauss 症候群様の血管炎を生じたとの報告がある これらの症状は おおむね経口ステロイド剤の減量 中止時に生じている 本剤使用時は 特に好酸球数の推移及びしびれ 四肢脱力 発熱 関節痛 肺の浸潤影等の血管炎症状に注意すること (8) 本剤投与により効果が認められない場合には 漫然と長期にわたり投与しないように注意すること 2. 相互作用本剤は 主として薬物代謝酵素チトクローム P450(CYP)2C8/2C9 及び 3A4 で代謝される ( 薬物動態 の項参照 ) [ 併用注意 ]( 併用に注意すること ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 フェノバルビタール 本剤の作用が減弱するおそれがある フェノバルビタールが CYP3A4 を誘導し 本剤の代謝が促進される ( 薬物動態 の項参照 ) 3. 副作用 < 気管支喘息 > 国内で実施された臨床試験において 523 例中 46 例 (8.8%) に 66 件の副作用が認められた 主な副作用は下痢 9 件 (1.7%) 腹痛 7 件 (1.3%) 嘔気 6 件 (1.1%) 胸やけ 5 件 (1.0%) 頭痛 5 件 (1.0%) 等であった 臨床検査値の異常変動は 507 例中 49 例 80 件に認められ 主なものは ALT(GPT) 上昇 (505 例中 14 件 ) γ-gtp 上昇 (463 例中 9 件 ) Al-P 上昇 (476 例中 8 件 ) 等であった ( 承認時 ) < アレルギー性鼻炎 > 国内で実施された臨床試験において 1,678 例中 70 例 (4.2%) に 88 件の副作用が認められた 主な副作用は口渇 14 件 (0.8%) 傾眠 13 件 (0.8%) 胃不快感 9 件 (0.5%) 頭痛 5 件 (0.3%) 下痢 5 件 (0.3%) う怠感 5 件 (0.3%) 等であった 1% 以上の頻度で認められたものはなかった また 臨床検査値の異常変動は 1,672 例中 46 例 51 件に認められ 主なものは ALT(GPT) 上昇 (1,672 例中 9 件 ) 白血球数増加 (1,670 例中 6 件 ) 尿潜血 (1,671 例中 6 件 ) 等で 気管支喘息と同様であった ( 承認時 ) (1) 重大な副作用 1) アナフィラキシー様症状 ( ) アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと 2) 血管浮腫 ( ) 血管浮腫があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと 3) 劇症肝炎 肝炎 肝機能障害 黄疸 ( ) 劇症肝炎 肝炎 肝機能障害 黄疸があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと -3-

4) 中毒性表皮壊死融解症 (Toxic Epidermal Necrolysis:TEN) 皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson 症候群 ) 多形紅斑 ( ) 中毒性表皮壊死融解症 皮膚粘膜眼症候群 多形紅斑があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと 過敏症 皮疹 ぅ痒 蕁麻疹 肝臓の好酸球浸潤 肝臓 筋骨格系 その他 下痢 腹痛 胃不快感 胸やけ 嘔気 嘔吐 便秘 消化不良 口内炎 肝機能異常 AST(GOT) 上昇 ALT(GPT) 上昇 Al-P 上昇 γ-gtp 上昇 総ビリルビン上昇筋痙攣を含む筋痛 関節痛 口渇 尿潜血 血尿 尿糖 浮腫 う怠感 白血球数増加 尿蛋白 トリグリセリド上昇 出血傾向 ( 鼻出血 紫斑等 ) 挫傷 動悸 頻尿 発熱 脱力 疲労 脱毛 4. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 (1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない 海外の市販後において 妊娠中に本剤を服用した患者から出生した新生児に先天性四肢奇形がみられたとの報告がある これらの妊婦のほとんどは妊娠中 他の喘息治療薬も服用していた 本剤とこれらの事象の因果関係は明らかにされていない ] (2) 授乳中の婦人に投与する場合は慎重に投与すること [ 動物実験 ( ラット ) で乳汁中への移行が報告されている ] 5. 小児等への投与 < 気管支喘息 > 1) 6 歳以上の小児に対しては モンテルカストチュアブル錠 5 mg を 1 日 1 回就寝前に投与すること 2) 1 歳以上 6 歳未満の小児に対しては モンテルカスト細粒 4 mg を 1 日 1 回就寝前に投与すること 3) 1 歳未満の乳児 新生児 低出生体重児に対するモンテルカスト製剤の安全性は確立していない < アレルギー性鼻炎 > 小児等に対するモンテルカスト製剤の安全性は確立していない 6. 適用上の注意 (1) 薬剤交付時 :PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること [PTP シートの誤飲により 硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し 更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている ] (2) 本剤は 食事の有無にかかわらず投与できる 7. その他の注意プラセボ対照臨床試験 41 試験を対象に統合解析を行った結果 本剤投与群 9,929 例中 1 例において自殺念慮が認められたのに対して プラセボ群 7,780 例において自殺念慮は認められなかった また プラセボ対照臨床試験 46 試験を対象に統合解析を行った結果 行動変化に関連する事象 ( 不眠 易刺激性等 ) が 本剤投与群 11,673 例中 319 例 (2.73%) プラセボ群 8,827 例中 200 例 (2.27%) において認められたが 統計学的な有意差は認められなかった キプレス チュアブル錠 5mg 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 < 用法 用量に関連する使用上の注意 > 1. 本剤は 口中で溶かすか 噛み砕いて服用すること 2. モンテルカストチュアブル錠はモンテルカストフィルムコーティング錠と生物学的に同等でなく モンテルカストチュアブル錠はモンテルカストフィルムコーティング錠と比較してバイオアベイラビリティが高いため モンテルカストチュアブル錠 5 mg とモンテルカストフィルムコーティング錠 5 mg をそれぞれ相互に代用しないこと 使用上の注意 1. 重要な基本的注意 (1) 本剤は 喘息の悪化時ばかりでなく 喘息が良好にコントロールされている場合でも継続して服用するよう 患者 保護者又はそれに代わり得る適切な者に十分説明しておくこと (2) 本剤は気管支拡張剤 ステロイド剤等と異なり すでに起こっている喘息発作を緩解する薬剤ではないので このことは患者 保護者又はそれに代わり得る適切な者に十分説明しておく必要がある (3) 気管支喘息患者に本剤を投与中 大発作をみた場合は 気管支拡張剤あるいはステロイド剤を投与する必要がある (4) 長期ステロイド療法を受けている患者で 本剤投与によりステロイドの減量をはかる場合は十分な管理下で徐々に行うこと (5) 本剤投与によりステロイド維持量を減量し得た患者で 本剤の投与を中止する場合は 原疾患再発のおそれがあるので注意すること (6) 本剤との因果関係は明らかではないが うつ病 自殺念慮 自殺及び攻撃的行動を含む精神症状が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること ( その他の注意 の項参照 ) (7) 本剤を含めロイコトリエン拮抗剤使用時に Churg-Strauss 症候群様の血管炎を生じたとの報告がある これらの症状は おおむね経口ステロイド剤の減量 中止時に生じている 本剤使用時は 特に好酸球数の推移及びしびれ 四肢脱力 発熱 関節痛 肺の浸潤影等の血管炎症状に注意すること (8) 本剤投与により効果が認められない場合には 漫然と長期にわたり投与しないように注意すること 2. 相互作用本剤は 主として薬物代謝酵素チトクローム P450(CYP)2C8/2C9 及び 3A4 で代謝される ( 薬物動態 の項参照 ) [ 併用注意 ]( 併用に注意すること ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 フェノバルビタール 本剤の作用が減弱するおそれがある フェノバルビタールが CYP3A4 を誘導し 本剤の代謝が促進される ( 薬物動態 の項参照 ) 3. 副作用 6 歳以上の小児 ( 国内試験成績 ) 国内で実施された臨床試験 ( 市販後臨床試験を含む ) において 230 例中 6 例 (2.6%) に 6 件の副作用が認められた 副作用は蕁麻疹様皮疹 1 件 浮動性めまい 1 件 悪心 1 件 頭痛 1 件 月経障害 1 件 感情不安定 1 件であった 臨床検査値の異常変動は 230 例中 6 例 (2.6%) に 8 件認められ 白血球数増加 1 件 総蛋白増加 1 件 血中ビリルビン増加 1 件 血中クレアチンホスホキナーゼ増加 1 件 血中尿素増加 1 件 尿中蛋白陽性 2 件 尿中ウロビリン陽性 1 件が認められた ( 外国試験成績参考 ) 外国で実施された小児気管支喘息患者を対象とした長期投与試験において 172 例中 10 例 (5.8%) に 13 件の副作用が認められた 主な副作用は頭痛 3 件 (1.7%) 消化不良 2 件 -4-

(1.2%) 鼓腸 2 件 (1.2%) 等であった 臨床検査値の異常変動は総ビリルビン上昇 1 件が認められた 成人( 国内試験成績参考 ) 国内で実施された臨床試験において 523 例中 46 例 (8.8%) に 66 件の副作用が認められた 主な副作用は下痢 9 件 (1.7%) 腹痛 7 件 (1.3%) 嘔気 6 件 (1.1%) 胸やけ 5 件 (1.0%) 頭痛 5 件 (1.0%) 等であった 臨床検査値の異常変動は 507 例中 49 例 80 件に認められ 主なものは ALT(GPT) 上昇 (505 例中 14 件 ) γ-gtp 上昇 (463 例中 9 件 ) Al-P 上昇 (476 例中 8 件 ) 等であった (1) 重大な副作用 1) アナフィラキシー様症状 ( ) アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと 2) 血管浮腫 ( ) 血管浮腫があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと 3) 劇症肝炎 肝炎 肝機能障害 黄疸 ( ) 劇症肝炎 肝炎 肝機能障害 黄疸があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと 4) 中毒性表皮壊死融解症 (Toxic Epidermal Necrolysis:TEN) 皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson 症候群 ) 多形紅斑( ) 中毒性表皮壊死融解症 皮膚粘膜眼症候群 多形紅斑があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと 過敏症 皮疹 ぅ痒 蕁麻疹 肝臓の好酸球浸潤 下痢 腹痛 胃不快感 胸やけ 嘔気 嘔吐 便秘 消化不良 口内炎 肝臓 筋骨格系 その他 肝機能異常 AST(GOT) 上昇 ALT(GPT) 上昇 Al-P 上昇 γ-gtp 上昇 総ビリルビン上昇筋痙攣を含む筋痛 関節痛 口渇 尿潜血 血尿 尿糖 浮腫 う怠感 白血球数増加 尿蛋白 トリグリセリド上昇 出血傾向 ( 鼻出血 紫斑等 ) 挫傷 動悸 頻尿 発熱 脱力 疲労 脱毛 4. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 (1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない 海外の市販後において 妊娠中に本剤を服用した患者から出生した新生児に先天性四肢奇形がみられたとの報告がある これらの妊婦のほとんどは妊娠中 他の喘息治療薬も服用していた 本剤とこれらの事象の因果関係は明らかにされていない ] (2) 授乳中の婦人に投与する場合は慎重に投与すること [ 動物実験 ( ラット ) で乳汁中への移行が報告されている ] 5. 小児等への投与 (1) 1 歳以上 6 歳未満の小児に対してはモンテルカスト細粒 4 mg を 1 日 1 回就寝前に投与すること (2) 1 歳未満の乳児 新生児 低出生体重児に対するモンテルカスト製剤の安全性は確立していない 6. 適用上の注意 (1) 薬剤交付時 :PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること [PTP シートの誤飲により 硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し 更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている ] (2) 本剤は 食事の有無にかかわらず投与できる 7. その他の注意プラセボ対照臨床試験 41 試験を対象に統合解析を行った結果 本剤投与群 9,929 例中 1 例において自殺念慮が認められたのに対して プラセボ群 7,780 例において自殺念慮は認められなかった また プラセボ対照臨床試験 46 試験を対象に統合解析を行った結果 行動変化に関連する事象 ( 不眠 易刺激性等 ) が 本剤投与群 11,673 例中 319 例 (2.73%) プラセボ群 8,827 例中 200 例 (2.27%) において認められたが 統計学的な有意差は認められなかった キプレス 細粒 4mg 禁忌( 次の患者には投与しないこと ) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 < 用法 用量に関連する使用上の注意 > 1. 体重 年齢 症状等による用量調節をせず 全量を服用すること 2. 光に不安定であるため 開封後直ちに (15 分以内に ) 服用すること ( 適用上の注意 の項参照 ) 使用上の注意 1. 重要な基本的注意 (1) 本剤は 喘息の悪化時ばかりでなく 喘息が良好にコントロールされている場合でも継続して服用するよう 患者 保護者又はそれに代わり得る適切な者に十分説明しておくこと (2) 本剤は気管支拡張剤 ステロイド剤等と異なり すでに起こっている喘息発作を緩解する薬剤ではないので このことは患者 保護者又はそれに代わり得る適切な者に十分説明しておく必要がある (3) 気管支喘息患者に本剤を投与中 大発作をみた場合は 気管支拡張剤あるいはステロイド剤を投与する必要がある (4) 長期ステロイド療法を受けている患者で 本剤投与によりステロイドの減量をはかる場合は十分な管理下で徐々に行うこと (5) 本剤投与によりステロイド維持量を減量し得た患者で 本剤の投与を中止する場合は 原疾患再発のおそれがあるので注意すること (6) 本剤との因果関係は明らかではないが うつ病 自殺念慮 自殺及び攻撃的行動を含む精神症状が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること ( その他の注意 の項参照 ) (7) 本剤を含めロイコトリエン拮抗剤使用時に Churg-Strauss 症候群様の血管炎を生じたとの報告がある これらの症状は おおむね経口ステロイド剤の減量 中止時に生じている 本剤使用時は 特に好酸球数の推移及びしびれ 四肢脱力 発熱 関節痛 肺の浸潤影等の血管炎症状に注意すること (8) 本剤投与により効果が認められない場合には 漫然と長期にわたり投与しないように注意すること (9) 小児では一般に自覚症状を訴える能力が劣るので 本剤の投与に際しては 保護者等に対し 患者の状態を十分に観察し 異常が認められた場合には速やかに主治医に連絡する等の適切な処置をするように注意を与えること -5-

2. 相互作用本剤は 主として薬物代謝酵素チトクローム P450(CYP)2C8/2C9 及び 3A4 で代謝される ( 薬物動態 の項参照 ) [ 併用注意 ]( 併用に注意すること ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 フェノバルビタール 本剤の作用が減弱するおそれがある フェノバルビタールが CYP3A4 を誘導し 本剤の代謝が促進される ( 薬物動態 の項参照 ) 3. 副作用 1 歳以上 6 歳未満の小児 ( 国内試験成績 ) 国内で実施された臨床試験において 137 例中 3 例 (2.2%) に 4 件の副作用が認められた 副作用は頭痛 1 件 悪心 1 件 皮膚乾燥 1 件 発疹 1 件であった 臨床検査値の異常変動は Al-P 上昇 2 件が認められた ( 外国試験成績参考 ) 外国で実施された 6 ヵ月以上 32 ヵ月未満小児気管支喘息患者を対象とした長期投与試験において 158 例中 8 例 (5.1%) に 9 件の副作用が認められた 副作用は運動過多 4 件 (2.5%) 成長障害 1 件 (0.6%) 便習慣変化 1 件 (0.6%) 嘔吐 1 件 (0.6%) 異夢 1 件 (0.6%) 睡眠障害 1 件 (0.6%) であった 臨床検査値の異常変動は 認められなかった モンテルカスト群と対照 ( 標準治療 ) 群で 臨床的に意味のある差はなかった 外国で実施された 2 歳以上 6 歳未満小児気管支喘息患者を対象とした長期投与試験において 364 例中 12 例 (3.3%) に 19 件の副作用が認められた 主な副作用は 口渇 3 件 (0.8%) 頭痛 3 件 (0.8%) 腹痛 2 件 (0.5%) 蕁麻疹 2 件 (0.5%) 等であった 臨床検査値の異常変動は 7 例 (2.0%) に 11 件認められ 主なものは白血球数減少 3 件 AST(GOT) 上昇 2 件等であった モンテルカスト群と対照 ( 標準治療 ) 群で 臨床的に意味のある差はなかった 6 歳以上の小児 ( 国内試験成績参考 ) 国内で実施された臨床試験 ( 市販後臨床試験を含む ) において 230 例中 6 例 (2.6%) に 6 件の副作用が認められた 副作用は蕁麻疹様皮疹 1 件 浮動性めまい 1 件 悪心 1 件 頭痛 1 件 月経障害 1 件 感情不安定 1 件であった 臨床検査値の異常変動は 230 例中 6 例 (2.6%) に 8 件認められ 白血球数増加 1 件 総蛋白増加 1 件 血中ビリルビン増加 1 件 血中クレアチンホスホキナーゼ増加 1 件 血中尿素増加 1 件 尿中蛋白陽性 2 件 尿中ウロビリン陽性 1 件が認められた ( 外国試験成績参考 ) 外国で実施された小児気管支喘息患者を対象とした長期投与試験において 172 例中 10 例 (5.8%) に 13 件の副作用が認められた 主な副作用は頭痛 3 件 (1.7%) 消化不良 2 件 (1.2%) 鼓腸 2 件 (1.2%) 等であった 臨床検査値の異常変動は総ビリルビン上昇 1 件が認められた 成人 ( 国内試験成績参考 ) 国内で実施された臨床試験において 523 例中 46 例 (8.8%) に 66 件の副作用が認められた 主な副作用は下痢 9 件 (1.7%) 腹痛 7 件 (1.3%) 嘔気 6 件 (1.1%) 胸やけ 5 件 (1.0%) 頭痛 5 件 (1.0%) 等であった 臨床検査値の異常変動は 507 例中 49 例 80 件に認められ 主なものは ALT(GPT) 上昇 (505 例中 14 件 ) γ-gtp 上昇 (463 例中 9 件 ) Al-P 上昇 (476 例中 8 件 ) 等であった (1) 重大な副作用 1) アナフィラキシー様症状 ( ) アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと 2) 血管浮腫 ( ) 血管浮腫があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと 3) 劇症肝炎 肝炎 肝機能障害 黄疸 ( ) 劇症肝炎 肝炎 肝機能障害 黄疸があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと 4) 中毒性表皮壊死融解症 (Toxic Epidermal Necrolysis:TEN) 皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson 症候群 ) 多形紅斑( 頻 度不明 ) 中毒性表皮壊死融解症 皮膚粘膜眼症候群 多形紅斑があらわ れることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場 合には投与を中止し適切な処置を行うこと (2) その他の副作用 次のような症状又は異常があらわれた場合には 投与を中止す るなど適切な処置を行うこと 過敏症 皮疹 ぅ痒 蕁麻疹 肝臓の好酸球浸潤 肝臓 筋骨格系 その他 下痢 腹痛 胃不快感 胸やけ 嘔気 嘔吐 便秘 肝機能異常 AST(GOT) 上昇 ALT(GPT) 上昇 Al-P 上昇 γ-gtp 上昇 総ビリルビン上昇 口渇 尿潜血 血尿 尿糖 浮腫 う怠感 白血球数増加 尿蛋白 トリグリセリド上昇 消化不良 口内炎 筋痙攣を含む筋痛 関節痛 出血傾向 ( 鼻出血 紫斑等 ) 挫傷 動悸 頻尿 発熱 脱力 疲労 脱毛 4. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 (1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない 海外の市販後において 妊娠中に本剤を服用した患者から出生した新生児に先天性四肢奇形がみられたとの報告がある これらの妊婦のほとんどは妊娠中 他の喘息治療薬も服用していた 本剤とこれらの事象の因果関係は明らかにされていない ] (2) 授乳中の婦人に投与する場合は慎重に投与すること [ 動物実験 ( ラット ) で乳汁中への移行が報告されている ] 注 ): 本剤の承認用法 用量は 1 歳以上 6 歳未満小児に対してモンテルカストとして 1 日 1 回 4mg である 5. 小児等への投与 (1) 6 歳以上の小児に対しては モンテルカストチュアブル錠 5mg を 1 日 1 回就寝前に投与すること (2) 1 歳未満の乳児 新生児 低出生体重児に対するモンテルカスト製剤の安全性は確立していない 6. 適用上の注意 (1) 本剤は 食事の有無にかかわらず投与できる (2) 本剤は口に直接入れるか スプーン 1 杯程度の柔らかい食物 ( 室温以下 ) と混ぜて服用することができる またスプーン 1 杯 ( 約 5mL) の調製ミルク又は母乳 ( 室温以下 ) と混ぜて服用することもできる 本剤服用後は水などの飲み物を摂取してもよい (3) 本剤は光に不安定であるため 服用の準備ができるまで開封しないこと 柔らかい食物 調製ミルク又は母乳と混ぜた場合も 放置せずに直ちに (15 分以内に ) 服用すること (4) 本剤は光に不安定であるため 再分包しないこと 7. その他の注意プラセボ対照臨床試験 41 試験を対象に統合解析を行った結果 本剤投与群 9,929 例中 1 例において自殺念慮が認められたのに対して プラセボ群 7,780 例において自殺念慮は認められなかった また プラセボ対照臨床試験 46 試験を対象に統合解析を行った結果 行動変化に関連する事象 ( 不眠 易刺激性等 ) が 本剤投与群 11,673 例中 319 例 (2.73%) プラセボ群 8,827 例中 200 例 (2.27%) において認められたが 統計学的な有意差は認められなかった -6-