国民健康保険特別会計 国民健康保険は 病気やケガにそなえて加入者が日ごろから所得等に応じて保険料を出し合い そ こから医療費を支出しようという相互扶助の制度です 加入者 ( 被保険者 ) 診察する 一部負担金を支払う 保険料を納める 保険証を交付する 負担金を交付する 国 都道府県 市町村 ( 一般会計 ) 市町村 ( 保険者 ) 国保連合会を通じて医療費を支払う 医療費の額を決定し報告する 医療機関 ( 保険医 ) 医療費を請求する 国保連合会 国民健康保険事業の財源 合計 80 億 7,776 万円 131
保険料の収入状況 ( 現年度分 ) 調定額 13 億 8,355 万円収納額 12 億 9,308 万円収納率 93.46% 国民健康保険料は 年間に見込まれる医療費等の必要経費から 国 府からの交付金や市の繰入金 等の収入を差し引いた額を賦課総額とし 所得や世帯構成に応じた料率を算出しています 平成 28 年度の保険料の料率及び賦課割合 ( 年額 ) 所得割均等割平等割 ( 賦課限度額 区分所得に応じて加入者に応じて一世帯いくらと 一世帯の保険料 算出算出計算最高限度額 ( 医療分 ) 前年の所得額一人につき一世帯につき 540,000 円保険料率 8.16% 29,00023,000 円円 ( 支援金分 ) 前年の所得額一人につき一世帯につき 190,000 円保険料率 2.40% 9,000 円 7,000 円 ( 介護分 ) 前年の所得額一人につき一世帯につき 160,000 円保険料率 2.25% 9,800 6,000 円円 [ 国民健康保険事業歳出総額 ] 合計 74 億 5,084 万円 132
国民健康保険給付 45 億 2,849 万円 国民健康保険における医療給付制度において 医療費の 7 割から 9 割を給付しました その他 42 万円の出産育児一時金 3 万円の葬祭費等を国民健康保険加入者の対象者に 支給しました 世帯数並びに被保険者数 ( 一般被保険者数 退職被保険者 ) 保険給付の状況 区分 療養給付費 療養費 一般 退職 一般 退職 被保険者分 被保険者分 被保険者分 被保険者分 件数 ( 件 ) 202,660 4,872 11,645 227 費用額 ( 万円 ) 514,80010,636 11,422 260 健康保険負担額 ( 万円 ) 377,953 7,440 8,376 182 1 療養給付費億 5,393 万円加入者が医療機関の窓口で保険証を提示すると 医療費の 3 割 ( 未就学児は2 割 70 歳以上の方は高齢受給者証を併せて提示すると 1 割から3 割 ) をご負担いただき 残りの 7 割から9 割 ( 1) を国民健康保険が負担します ( 1 自己負担割合が1 割の70 歳以上の方の9 割部分のうち 1 割については国が負担 ) 2 療養費等コルセットなどの治療用装具を購入したとき また急病などの緊急やむをえない事情で保険が使えなかった時などは いったん全額自己負担となりますが 申請されますと後から 7 割から 9 割が国民健康保険から支払われます 3 審査支払手数料医療機関で受診された医療費の請求額が適正であるかを審査するための手数料を大阪府国民健康保険団体連合会へ支払います 133
3 高額療養諸費 (11,014 件 ) 5 億 5, 医療機関で支払った医療費の自己負担分が限度額を超えたとき その超えた分が申請により支給されます 4 出産育児一時金等 (34 件 ) 加入者が出産したとき 世帯主に支給されます 5 葬祭費 (75 件 ) 加入者が死亡したとき 葬儀を行った人に支給されます 6 精神結核医療給付金 (6,172 件 ) 精神結核医療を受けたときに 医療に要する費用の額から当該医療について国民健康保険法や障害者自立支援法などの規定により負担される額を控除した額を 給付金として支払います 老人保健拠出金老人保健法に基づく保険者 ( 国民健康保険 ) の負担すべき拠出金等を支出しました 介護納付金介護保険法に基づく保険者 ( 国民健康保険 ) の負担すべき拠出金を支出しました 前期高齢者 後期高齢者支援金等 7 億 7,9 高齢者の医療の確保に関する法律に基づき保険者 ( 国民健康保険 ) の負担すべき拠出金を支出しました 共同事業拠出金等 16 国民健康保険法に基づく保険者 ( 国民健康保険 ) の負担すべき拠出金を支出しました 保健事業の展開指標国民健康保険特定健康診査受診率計 54.6% 実 33.6% ( 保健衛生普及 疾病予防 ) 医療費通知 後発医薬品差額通知書の送付 また健康の保持 増進に関する事業として 人間ドック 脳ドック 肺がんドック事業を実施し 疾病予防に努めました 人間ドック118 件 肺がんドック12 件 脳ド ( 特定健康診査等事業 ) 40 歳 ~74 歳までの国保加入者を対象に 内臓脂肪型肥満に着目した検査項目で健康診査を実施し その結果により健康の保持に努める必要がある者に対し保健指導を実施しました 健診対象者数 10,658 人健診受診者数 3,579 人 ( 受診率 33.6%) 総務費他 134
土地取得特別会計 事業概要 土地取得特別会計は 公共事業用地を先行して購入することを目的に設置しています この会計では 公共事業用地を先行して購入するために地方債 ( 借入金 ) を発行し 一定期間をかけて返済を行っています 今年度は 26 年度に購入した ( 仮称 ) 今熊市民の森保全事業用地を一般会計により買い戻したため 地方債を繰上償還しました 平成 28 年度末現在の先行取得用地状況 ( 単 事業名 借入当初平成 2 8 年度 年度面積借入額償還額地方債現在高 ( 仮称 ) 今熊市民の森保全事業用地 26 15,65518,30018,300 0 合計 18,30018,300 15,655 0 区分総事業費 ( 万円 ) 市民一人当たり ( 円 ) 土地取得特別会計 18,339 3,169 参考平成 28 年度末地方債現在高 0 0 135
介護保険特別会計 平成 28 年度においては 前年度より被保険者数で 1.9% 介護サービス受給者数で 17.1% 増加しました 保険給付費は 3,971,565 千円で前年度に比べ 3.4% の増加となりました 今後も 高齢社会の急速な進展により受給者 保険給付費ともに増加すると予想されます 決算額は 収入総額が 4,491,746 千円 支出総額が 4,342,844 千円 収支差引額は 148,9 円でした 歳入決算総額 44 億 9,174 万 6 千円 ( 単位 : 千円 ) 歳出決算総額 43 億 4,284 万 4 千円 ( 単位 : 千円 ) 136
要介護 ( 要支援 ) 認定者数 ( 第 1 号被保険者 ) ( 単位 : 人 ) 介護サービス受給者数 ( 第 1 号被保険者 ) ( 単位 : 人 ) 施設サービス受給者数 ( 第 1 号被保険者 ) ( 単位 : 人 ) 137
後期高齢者医療特別会計 事業概要 高齢者の医療費が増大する中 現役世代と高齢者世代の負担を明確化した医療制度として 平成 20 年度から 75 歳以上の方と一定の障害があると認定された 65 歳以上の方を対象とする後期高齢者医療制度が創設されました 事業成果 高齢者に適切な医療を確保し 保健の向上及び高齢者福祉の増進を図りました 対象者数 ( 平成 29 年 3 月末日現在 ) 対象者数 7,054 人 保険料収納状況 ( 平成 29 年 5 月末現在 ) 還付未済額 区分 調 定 額 収 納 額 ( 再掲 ) 不納欠損額未収額収納率 特別徴収普通徴収計 361,865,448 361,865,448 円 651,597 円円 0 円 -651,597 円 100% 336,754,876 333,814,367 円 263,317 円円 0 円 2,677,19299.13% 円 698,620,324 695,679,815 円 914,914 円円 0 円 2,025,59599.58% 円 保険料収納状況 ( 滞納分 )( 平成 29 年 3 月末現在 ) 還付未済額 区分 調 定 額 収 納 額 ( 再掲 ) 不納欠損額未収額収納率 滞納 繰越分 4,984,919 円 2,033,872 円 2,315 円 536,056 円 2,414,991 円 40.80% 保険料の決め方 保険料は 被保険者全員が等しく負担する 被保険者均等割額 と所得に応じて負担する 所得 割額 で構成され 被保険者一人ひとりに対して賦課されます 保険料 ( 年額 ) = 所得割額 + 均等割額 賦課限度額 賦課のもととなる所得金額 10.41% 51,649 円 570, 賦課のもととなる所得金額とは 前年の総所得金額及び山林所得金額ならびに他の所得と区分して計算さ れる所得の金額の合計額から基礎控除額 33 万を控除した額です ( 雑損失の繰越控除額は控除しません ) 138
池尻財産区特別会計半田財産区特別会計東野財産区特別会計今熊財産区特別会計 事業概要 財産区とは 市町村の一部で財産を有し又は公の施設を設けているものをいいます 具体的には 明治 22 年の市制町村制以前の町村で 大字 といわれた区域が財産を所有しているものです 市内にある財産区財産は ほとんど ため池 ( 個人所有などのものは除く ) です また 本市には 池尻財産区 半田財産区 東野財産区 今熊財産区 岩室財産区 茱萸木財産区があります 財産区財産の売却収入やその他の諸収入を歳入とし 財産区の公共事業費 一般会計繰出金やその他の諸支出を歳出としています 事業成果 ( 単位 : 千円 ) 公共事業費 6,501 池尻財産区特別会計歳入 歳出 7,535 基金への積立て 76 繰出金 958 公共事業費 11,468 半田財産区特別会計 歳入 歳出 委託料 44,898 378 基金への積立て 19,316 繰出金 13,736 公共事業費 6,372 東野財産区特別会計 歳入 歳出 6,978 基金への積立て 606 委託料 1,598 今熊財産区特別会計歳入 歳出 15,498 基金への積立て 8,201 繰出金 5,699 財産売却の処分金については 財産区財産取扱要綱に基づき 財産区関係住民の福祉の増進を 図るとともに 本市との一体性を確保するため 3 分の 2 を財産区の公共事業費などに充て 3 分の 1 を市の一般会計に繰り入れることとなっています 139