日本経済の現状と見通し ( インフレーションを中心に ) 2017 年 2 月 17 日 関根敏隆日本銀行調査統計局

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第1章

わが国の経済・金融情勢と金融政策

日本経済の底力と構造改革

4月CPI~物価は横ばいの推移 耐久財の特殊要因を背景に、市場予想を上回る3 ヶ月連続の上昇

12月CPI

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「量的・質的金融緩和」導入以降の経済・物価動向と政策効果についての総括的な検証

経済財政モデル の概要 経済財政モデル は マクロ経済だけでなく 国 地方の財政 社会保障を一体かつ整合的に分析を行うためのツールとして開発 人口減少下での財政や社会保障の持続可能性の検証が重要な課題となる中で 政策審議 検討に寄与することを目的とした 5~10 年程度の中長期分析用の計量モデル 短

平成24年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度(閣議了解)

米国の利上げ見送りと日本の長期化した金融緩和

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各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

日本経済の変貌と量的・質的金融緩和

金融調査研究会報告書 新次元の金融政策のあり方

別紙2

物価の動向 輸入物価は 2 年に入り 為替レートの円安方向への動きがあったものの 原油や石炭 等の国際価格が下落したことなどから横ばいとなった後 2 年 1 月期をピークとし て下落している このような輸入物価の動きもあり 緩やかに上昇していた国内企業物価は 2 年 1 月期より下落した 年平均でみ

. 物価の現状 消費者物価は 物価の基調を表すコアコア ( 生鮮食品及びエネルギーを除く総合 ) でみると 年後半に前年比でプラスに転じた後 年後半以降前年比 % 近傍となり横ばいが続いている なお エネルギーを含むコアでみると エネルギー価格の上昇により 7 年には前年比でプラスに転じた GDP

我が国中小企業の課題と対応策

経済・物価情勢の展望(2018年1月)

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当面の金融政策運営について(貸出増加支援資金供給の延長等、12時29分公表)

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マクロ インサイト FRB FRB 長期金利 FRB bp 図表 1 FRB と市場の金利予測の乖離 FOMC 予測 vs 市場予測 年末 年末 2.0 市場が

日本経済の競争力と成長力の強化に向けて

Dependent Variable: LOG(GDP00/(E*HOUR)) Date: 02/27/06 Time: 16:39 Sample (adjusted): 1994Q1 2005Q3 Included observations: 47 after adjustments C -1.5

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中国におけるインフレの行方 中国経済は減速しているものの 過熱の解消にはまだ至っていない 年 9 月のリーマン ショックを受けて 中国は輸出が大幅に落ち込み 景気後退を余儀なくされたが 兆元に上る内需拡大策や 金利と預金準備率の大幅な引き下げをはじめとする拡張的財政 金融政策が実施されたことを受けて

第 3 節食料消費の動向と食育の推進 表 食料消費支出の対前年実質増減率の推移 平成 17 (2005) 年 18 (2006) 19 (2007) 20 (2008) 21 (2009) 22 (2010) 23 (2011) 24 (2012) 食料

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日米の経済関係:互いに何を学ぶことができるか

現代資本主義論

1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

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個人金融に関する研究会

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北陸 短観(2019年6月調査)

経済・物価情勢の展望(2016年10月)

2

長と一億総活躍社会の着実な実現につなげていく 一億総活躍社会の実現に向け アベノミクス 新 三本の矢 に沿った施策を実施する 戦後最大の名目 GDP600 兆円 に向けては 地方創生 国土強靱化 女性の活躍も含め あらゆる政策を総動員することにより デフレ脱却を確実なものとしつつ 経済の好循環をより

○ユーロ

2 / 6 不安が生じたため 景気は腰折れをしてしまった 確かに 97 年度は消費増税以外の負担増もあったため 消費増税の影響だけで景気が腰折れしたとは判断できない しかし 前回 2014 年の消費税率 3% の引き上げは それだけで8 兆円以上の負担増になり 家計にも相当大きな負担がのしかかった

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1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

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Economic Trends    マクロ経済分析レポート

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公表内容 2 本機関は業務規程第 22 条に基づき 需要想定の前提となる経済指標として 以下の項目の見通しを策定し 公表します ( 全国の経済見通しの策定 ) 第 22 条本機関は 需要想定の前提となる人口 国内総生産 (GDP) 鉱工業生産指数 (IIP) その他の経済指標について 当年度を含む

財政政策の考え方 不況 = モノが売れない仕事がない ( 失業増加 ) が代わりにモノを買う! 仕事をつくる ( 発注する )! = 財政支出拡大 ( がお金を使う ) さらに乗数効果で効果増幅!! 3 近年の経済対策の財政規模 名 称 内閣 事業規模 公共投資 減税 財政規模 日本経

消費増税と原油高でデフレ脱却とインフレ目標はどうなる?

実際 ドル円相場と日米金利差の推移をみると概ね相関していると言え その相関係数は振れを伴いながらもとりわけ高い相関を示している時期もあることが確認できる ( 前頁図表 1 2) 一方 最近みられる傾向として注目されるのがドル円相場と日本株の相関の高さである 2. ドル円相場と日本株の関係 (1) 高

くといったものであると思っております と明言している また 黒田総裁は 年 月 5 日の講演で いわゆる デフレ期 (988~ 年度 ) の消費者物価指数の前年比の平均がマイナス.% であったことに関連して 上方バイアス に言及し 消費者物価指数には 物価上昇率を高めに表わすといった上方バイアスがあ

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日本において英語で経済学を教えるとは?

マイナス金利付き量的 質 的金融緩和と日本経済 内閣府経済社会総合研究所主任研究員 京都大学経済学研究科特任准教授 敦賀貴之 この講演に含まれる内容や意見は講演者個人のものであり 内閣府の見解を表すものではありません

【ロシア最新経済金融週報】

インフレ加速の足音-物価指標はインフレ加速を示唆。今後も賃金上昇、GDPギャップ解消からインフレは加速しよう

第 1 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +1.54% 収益率 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1.02% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +3,222 億円 総合収益額 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1,862 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 1 四半期末 )

なぜ「2%」の物価上昇を目指すのか

個人消費の回復を後押しする政策以外の要因~所得の減少に歯止め、節約志向も一段落

FOMC 2018年のドットはわずかに上方修正

社会保障給付の規模 伸びと経済との関係 (2) 年金 平成 16 年年金制度改革において 少子化 高齢化の進展や平均寿命の伸び等に応じて給付水準を調整する マクロ経済スライド の導入により年金給付額の伸びはの伸びとほぼ同程度に収まる ( ) マクロ経済スライド の導入により年金給付額の伸びは 1.6

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図表 3 に年齢階層別の インターネットを通じて注文した世帯の割合 ( 普及率 ) の直近 5 年間の変化を掲載した インターネットを介した消費自体は 比較的年齢の若い世帯で盛んであるものの 普及率の変化という意味では 幅広い年齢層で上昇が見られている点が特徴的だろう 2

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第45回中期経済予測 要旨

15 図表 1. 住宅投資 ( 季調値 指数 212 年 =) 14 図表 2. 住宅着工戸数と建設許可件数 ( 季調値年率 万戸 ) :1 13:1 14:1 15:1 16:1 17:1 18:18:2 18:3 ( 資料 )BEA

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短期均衡(2) IS-LMモデル

アベノミクス第二ステージのマクロ経済の姿 (600 兆円経済の実現に向けて ) 民需主導の好循環を確立することにより 実質 2% 名目 3% 程度を上回る経済成長を目指し 6 00 兆円経済を実現する必要がある (GDP デフレーター上昇率は 1% を上回る ) 実質経済成長率については 供給面の強

平成 30 年 5 月 21 日 ( 月 ) 平成 30 年第 6 回経済財政諮問会議資料 4-1( 加藤臨時議員提出資料 ) 資料 年を見据えた社会保障の将来見通し ( 議論の素材 ) 平成 30 年 5 月 28 日 厚生労働省

日本の金融経済情勢と金融政策

【No

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第 79 回 2017 年 5 月投資家アンケート調査結果 アンケート調査にご協力下さりました皆様 今年 5 月に実施致しましたアンケート調査にご回答下さり誠にありがとうございます このたび調査結果をまとめましたのでお送りさせていただきます ご笑覧賜れましたら幸 いです 今後もアンケート調査にご協力

はじめに日銀は 1 月 29 日に マイナス金利付き量的 質的金融緩和 の導入を決定し 金融緩和の拡大に踏み切った これまで 量的 質的金融緩和 という異例の大規模緩和を 3 年近く続けたにも関わらず 日銀が政策目標とする物価上昇率は足元でゼロ % 近傍に止まっている 原油価格の大幅下落という想定外


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日本経済の現状と見通し ( インフレーションを中心に ) 17 月 17 日 関根敏隆日本銀行調査統計局

基準改定の GDP への影響 (1) 名目 GDP 水準の変化 実質 GDP 成長率の変化 35 3 5 ( 名目 兆円 ) その他 ( 確報化等の影響 ) その他 8SNA 対応 (R&D 投資以外 ) R&D 投資 ( 設備投資 公共投資 ) 基準改定後 - 基準改定前 1..5 ( 基準改定後の前比 - 基準改定前の前比 寄与度差 % ポイント ) 15 1 5-5 1 3 4 5 6 7 8 9 1 11 1 13 14 15 度 -.5-1. その他個人消費設備投資基準改定後 - 基準改定前 1 3 4 5 6 7 8 9 1 11 1 13 14 15 度 ( 出所 ) 内閣府 1

基準改定の GDP への影響 () 実質 GDP のトレンド 16 (8/1Q=1) 16 (8/1Q=1) 14 1 1.4% pa 14 1 1.3% pa 1 98 96 93SNA 1.% pa 1 98 96 1.3% pa 94 94 9 9 9 88 9 88 8SNA 86 3 6 9 1 15 86 3 6 9 1 15 ( 注 ) 線形トレンドは リーマン危機前 (/1Q~8/1Q) とリーマン危機後 (9/1Q~16/3Q) で算出 ( 出所 ) 内閣府

基準改定の GDP への影響 (3) 内閣府算出の潜在成長率と GDP ギャップ 6 ( 潜在成長率 %) 4 (GDP ギャップ %) 5 4 3 8SNA 93SNA - 1-4 -6 8SNA 93SNA -1 85度 9 95 5 1 15-8 1 3 4 5 6 7 8 9 1 11 1 13 14 15 16 ( 注 ) 推計の詳細は 内閣府 今週の指標 No.1159 を参照 ( 出所 ) 内閣府 3

消費者物価 ( 前比 %) 3 消費者物価 総合 ( 除く生鮮食品 エネルギー ) 総合 ( 除く食料 エネルギー ) 総合 ( 除く生鮮食品 ) 15 基準 上昇 下落品目比率 (% ポイント ) (%) 6 8 上昇品目比率 - 下落品目比率 ( 左目盛 ) 上昇品目比率 ( 右目盛 ) 15 基準 4 下落品目比率 ( 右目盛 ) 7 1 1 基準 1 基準 6 5-1 - 4 - -4 3-3 7 8 9 1 11 1 13 14 15 16-6 7 8 9 1 11 1 13 14 15 16 ( 注 )1. 総合 ( 除く生鮮食品 エネルギー ) は 日本銀行調査統計局算出. 消費者物価指数は 消費税調整済み ( 試算値 ) 3. 上昇 下落品目比率は 前比上昇 下落した品目の割合 総合 ( 除く生鮮食品 ) ( 出所 ) 総務省 4

.8.4. 1.6 1..8.4 -.4 -.8-1. -1.6 -. ( 前比 寄与度 %) インフレ固有の要因名目実効為替レート原油価格需給ギャップ CPI( 除く生鮮食品 ) マクロ経済モデルによる 政策効果の検証 (CPI 除く生鮮食品 ) 13/4 月時点における政策委員見通し 見通し 11 1 13 14 15 16.8.4. 1.6 1..8.4 -.4 -.8-1. -1.6 -. 実質原油価格 名目実効為替レート 需給ギャップ CPI( 除く生鮮食品 ) からなる 4 変数 VAR を推計し CPI( 除く生鮮食品 ) のヒストリカル分解を行った 政策委員見通しに関する仮定は 以下の通り 政策委員見通しは 13/4 月展望レポート時点 原油価格 為替レートは 13/Q 以降 先行き一定と仮定 需給ギャップは 政策委員の実質 GDP 見通しと潜在成長率から計算 ( 前比 寄与度 %) 実績値 11 1 13 14 15 16 ( 前比 寄与度 %) 13 度 14 度 15 度 名目実効為替レート -.1.1 原油価格.3. -1. 需給ギャップ -.1 -. -.3 インフレ固有の要因 -.1 -.6 -.7 ( 注 ) インフレ固有の要因は 定数項を含む 乖離幅合計.1 -.6-1.9 CPI( 除く生鮮食品 ) は 消費税調整済 ( 試算値 ) 5 ( 出所 ) 日本銀行 [16] 量的 質的金融緩和 導入以降の経済 物価動向と政策効果についての総括的な検証 川本 中浜[16] 等

労使交渉賃金 各国のベースアップ率 ベースアップ率とインフレ予想 6 5 4 3 ( 前比 %) 日本 ( ベア ) 米国 ( 組合員 雇用コスト指数 ) ドイツ ( 協約賃金 ) < 推計式 > ベースアップ率 (%) =α ( 定数項 ) +α 1 中長期のインフレ予想 (6~1 先 %) +(1-α 1 ) 過去 1 のインフレ実績 (%) +α 失業率ギャップ (%) 1-1 95 5 1 15 ( 注 ) 1. 中長期のインフレ予想は コンセンサス フォーキャストにおける CPI の 6~1 先予測. インフレ実績は CPI 総合の前比 ( 日本は消費税調整済み ) 3. 失業率ギャップは 日本銀行調査統計局の試算値 4. 米国の雇用コスト指数は 賃金 俸給ベース ( ボーナスを含む ) ( 出所 ) 中央労働委員会 日本労働組合総連合会 総務省 BLS CBO ドイツ連邦統計局 ドイツ連邦銀行 Consensus Economics コンセンサス フォーキャスト 6

為替レートが消費者物価に与える影響 総合 ( 除く生鮮食品 エネルギー ) の 1% 為替円安ショックに対する反応 ( 前比 % ポイント ).8.7.6.5.4.3..1 -.1 /1Q~16/Q 199/1Q~1/4Q 以下の 4 変数からなる VAR を推計 1 実質原油価格 名目実効為替レート 3 需給ギャップ 4 消費者物価 ( 総合除く生鮮食品 エネルギー ) 推計期間 :199/1Q~1/4Q と /1Q~16/Q 需給ギャップ以外は前期比を用いて推計 ショックの識別は上記の順のコレスキー分解による -. 4 6 8 1 1 14 16 四半期 ( 注 )1. 総合 ( 除く生鮮食品 エネルギー ) は 日本銀行調査統計局算出. 消費者物価指数は 消費税調整済み ( 試算値 ) 3. 実質原油価格は WTI 原油価格を米国の消費者物価 ( 総合 ) で実質化 4. シャドーは 75% タイルバンド ( 出所 ) 総務省 内閣府 BIS 等 7

エネルギー価格と日次物価 消費者物価 ( 前比 寄与度 %) 4 エネルギー以外 3 エネルギー ( 石油製品 電気代 都市ガス代 ) 総合 ( 除く生鮮食品 ) CPINow と一橋購買価格指数 ( 前比 %). 1.5 1. 日経 CPINow T 指数 SRI 一橋大学消費者購買価格指数 1.5-1 -.5 - -1. -3 1 3 4 5 6 7 8 9 1 11 1 13 14 15 16-1.5 13 14 15 16 17 ( 注 )1. 左図の消費者物価指数は 消費税調整済み ( 試算値 ). 右図の直近は 日経 CPINow T 指数が /5 日 SRI 一橋大学消費者購買価格指数が 1/3 日週 日経 CPINow T 指数は後方一週間移動平均 ( 出所 ) 総務省 株式会社ナウキャスト 一橋大学経済研究所経済社会リスク研究機構 8

インフレ予想 4. (%) 翌度の消費者物価上昇率 ( 除く生鮮食品 ).4 3.5 3..5. 1.5 1..5 BOJ-ESP ESP BOJ ESP の前月差. -. -.4 -.6 y =.8x -.1 -.8 -.5-1. -1.5 4 7 1 1 14 16-1. -1.5-1. -.5.5 1. 1.5 BOJ-ESP 青四角は 13 4 月以降のサンプル ESP は ESP フォーキャストの中央値 BOJ は政策委員見通しの中央値 ( 出所 ) 日本銀行 日本経済研究センター 9