千葉県 全国トップを目指したさつまいも産地の活性化計画期間 : 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 さつまいもの主力産地である印旛 香取地域では分析の結果 高齢化のため平成 29 年には生産者数が 67% まで減少し 遊休農地が 486ha 発生することが予測された また市場調査では計画的 安定的な出荷を求められた このため担い手農家の規模拡大支援 貯蔵施設の導入による安定出荷 県内 JA の産地間連携強化を支援 その結果 機械化等により担い手の規模拡大が進み 新たな貯蔵出荷ルールが定着するなど産地強化が図られた 1 担い手農家の規模拡大 担い手農家 1 戸当たりの面積拡大 5 年後に 1.5 倍 10 年後に 5 年後の 1.25 倍に拡大これにより作付面積 1,325ha 維持を図る 2 経営モデルに基づく機械の導入 省力化のため収穫機械導入安定出荷のため貯蔵施設の導入 これにより作付面積の拡大を図る 担い手農家の平均作付面積印旛地域 2.1ha(H24) 2.7ha(H29) 香取地域 1.65ha(H24) 1.9ha(H29) 3 産地間連携 県域課題としての産地をまたぐ普及活動の展開これにより産地間の情報共有と濃密な連携を図る 低コスト型施設の導入支援 主要 4JA 間の情報共有と計画的出荷への誘導 産地の将来を生産者個々の技術レベル 流通面から診断し 構想を作成 戦略的産地育成普及活動事業プロジェクトチームによる計画的な普及活動 産地構想は農業革新支援専門員が産地分析マニュアルを作成し 指導 H22~H24 戦略的産地育成推進協議会の活動市場 JA 市 県試験研場 普及指導センター 農業革新支援専門員による協議会を設け 活動体制を構築した また下部組織に実務担当者による販売促進 技術向上ワーキンググループを設置し 効果的に活動を展開した JA 連携による販売促進活動の推進 販売促進イベント 100 回 実需者へのリーフレット配布 100 回 需要の高まっている粘質系 べにはるか の普及 規模拡大農家の育成 長期安定出荷のための貯蔵施設導入拡大 H25~ 販売促進 技術向上活動の強化推進協議会解散後は ワーキンググループを存続強化し さつまいも産地振興連携会議 にて連携活動を実施している 需要の高い粘質系品種 べにはるか の普及 H21 本格導入 242ha(H27) べにはるか貯蔵期間保持ルール の定着 規模拡大農家の育成印旛地域担い手の平均面積 2.1ha(H24) 2.4ha(H27) 香取地域 3ha 作付農家 37 戸 (H24) 43 戸 (H27) 貯蔵施設導入拡大定温貯蔵庫整備 3 戸 (H24) 24 戸 (H27) 農業革新支援専門員のコーディネートにより 新技術について課題化 現地で県試験場と連携した試験を展開 JA 普及指導センターを交え定期的な検討会を実施 栽培講習会等により 生産者へ新技術の速やかな普及を実施
東京都 ウメ輪紋ウイルス (PPV) 緊急防除区域の農業復興 計画期間 : 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 PPV の感染により 青梅市を中心に多くのウメ樹が廃棄 ジョイント仕立てなどの早期成園化技術を導入し 産地の再生を支援する 緊急防除区域解除までは 伐採跡地に果樹品目 野菜 ソバ 景観作物 緑肥を導入し 土づくりや農地の有効活用を図る 農業革新支援専門員が中心となり 試験研究 普及 本庁職員で構成するワーキンググループにより推進 実証試験でのウメの本格収穫は平成 29 年度を目標とする 1 早期成園化技術の実証 神奈川県で開発されたジョイント仕立て並びに一文字整枝技術の実証 (H25 H29) 1 本格収穫 10 年生 6 年生 (H29 達成 ) 2 労働時間収穫 50% 削減剪定 30% 削減 2 ウメ伐採跡圃場への後作導入 遊休農地化回避 伐採跡圃場の深耕 残根処理等による農地基盤整備 (H25 H28) 代替品目の導入による農地の有効活用 (H25 H27) 1 基盤整備実施 1 市 9 区市町 2 導入品目 6 品目 15 品目 3 早期成園化技術の普及 実証された技術の普及 ( 防除区域解除後 H29) 1 導入農家 0 戸 5 戸 地域の要望を試験研究 行政に繋げるため 農業革新支援専門員が中心となり ワーキンググループを結成 所内にプロジェクトチームを設置し 防除担当 基盤整備担当と連携することで それぞれの課題を解決 果樹 病害虫 野菜の農業革新支援専門員が現地の普及活動に助言 平成 25 年 早期成園化試験の内容検討のためのワーキンググループの結成 平成 25~29 年 農林総合研究センターにおける早期成園化実証試験の実施 ワーキンググループ会議における試験内容の協議 情報共有 先進地調査による試験設計への反映 生産者の視察研修の受け入れ 広報誌等を利用した試験内容の周知 PR 平成 25~27 年 伐採跡圃場の基盤整備事業要望の掘り起し 代替果樹品目 野菜 ソバ 景観作物 緑肥等の作付計画支援 試作展示圃の設置 栽培講習会 現地検討会の開催 商工会との連携による地場産ソバの PR 防除区域解除後 ~29 年 早期成園化技術の展示圃設置 普及推進 早期成園化技術の実証試験は果樹担当研究員が実施し 事業の進行管理は果樹担当農業革新支援専門員が担う 伐採跡地圃場への後作導入は 地域の担当普及指導員が担い 各品目を担当する農業革新支援専門員が助言する 市町村 JA 商工会との連絡調整は地域の担当普及指導員が担う 普及センター所長が市主催による 梅の里再生計画推進委員会 のオブザーバーとして 助言
神奈川県 統合環境制御による施設トマトの高品質 安定生産技術の導入計画期間 : 平成 28 年度 ~ 平成 32 年度 現在の施設トマト栽培は 経験と勘に基づく温湿度管理が行われており 収益が安定しないことが課題となっている 県が 平成 27 年 8 月に設置した かながわスマート農業普及推進研究会 は ICT を活用した効率的な栽培管理により収量の増加 高品質化 省力化等を図り 施設規模の拡大 雇用による企業的経営の確立を目指している 普及指導部では ICT 機器を用いた施設内環境の見える化の取組を啓発し 環境制御技術を有する生産者の育成 技術の導入を推進する 1 施設内環境の課題の明確化 環境計測導入の意識を高め 環境の見える化の実施や得られたデータから栽培技術の改善点を明確化 (H28 H31) 1 関心のある生産者の割合 0% 50% 2 見える化の実施生産者数 3 戸 9 戸 3 改善点が明確化した生産者数 0 戸 6 戸 2 環境制御による生育の適正化 生産者個々の技術目標作成を容易とするため ICT 機器を導入している先進モデル生産者の環境及び生育データの分析に基づく環境制御技術資料を作成 (H30) 1 環境制御技術資料の作成 0 パターン 1 パターン 3 環境計測 制御機器の導入支援 ICT 機器による栽培環境のモニタリングを実施 自らデータを分析 活用して統合環境制御を実践し トマトの高品質 生産安定に取り組む生産者を育成 これにより制御技術を修得した生産者への制御機器の導入が促進 (H28 H32) 1ICT による栽培環境モニタリング生産者数 3 戸 12 戸 2 統合環境制御技術導入生産者数 1 戸 6 戸 3 統合環境制御機器導入生産者数 1 戸 3 戸 野菜担当普及指導員全員で取り組む普及指導課題として 担当地域を越えた作業分担 協力体制により効率的に業務を推進 同時に 各普及指導員の能力向上を図る 平成 28~31 年 管内の施設トマト生産者に環境計測の導入等について 意識調査を実施 平成 28~30 年 ICT 機器を導入している先進モデル生産者の環境データ及び生育データの収集 分析を行い 環境制御技術資料を作成 温室内環境状態の見える化に基づき 栽培改善点を明確化した生産者を指導 平成 31~32 年 環境制御技術資料に基づいた指導を実施し 環境制御技術を有する生産者を育成及び技術の導入を促進 本県の特徴である中小規模施設に適した統合環境制御機器の導入を推進 県 ( 普及 研究 行政 ) は かながわスマート農業普及推進研究会 構成員である大学 先進農業者 民間業者 関係機関等との連携を強化し 事業を推進 県試験研究部門の実施するトマトの環境制御技術の開発等試験や先進モデル生産者のデータ解析 導入機器の選定等について協力し 結果を速やかに現場に伝達 農業革新支援専門員から先進県の情報やプロジェクトの推進方策について助言を受け 他地域の普及指導員とも情報交換し波及を支援 JA 市町村と連携して生産者に対して技術の啓発 導入を推進するため 講習会 巡回指導及び ICT による環境制御技術先進地視察等を実施
神奈川県 薬膳料理用農産物の導入と普及計画期間 : 平成 28 年度 ~ 平成 30 年度 本県で取り組んでいる未病対策を推進するため 薬膳料理が食べられる未病いやしの里 食の駅 ( レストラン ) や直売所などで需要が見込まれる薬膳料理用農産物を導入し 普及する必要がある このため 当所では研究部門 JA 等と連携して 薬膳料理用農産物を選定し 栽培法を確立するため 展示ほ設置や JA 直売所で販売調査を行う 平成 30 年度には 有望な薬膳料理用農産物として選定した 6 品目を栽培 取り組み生産者数 10 戸を目標とし 生産拡大を図っていく 1 薬膳料理の材料となる農産物の選定 検討会を開催し 展示ほおよび研究部門の試験結果 販売調査等のデータを元に 有望な薬膳料理用農産物を選定 (H28 H29) 1 選定品目数 0 品目 6 品目 展示ほで栽培中のトウガン 2 薬膳料理用農産物栽培の普及 講習会等を通じ 薬膳料理用農産物の栽培に取り組む生産者を選定 展示ほ設置により地域適応性 栽培方法等について実証試験を実施 (H28 H30) 1 栽培品目数 0 品目 6 品目 2 栽培戸数 0 戸 10 戸 課題解決のため 普及組織がコーディネートし 研究部門 行政機関 JA と連携を密にした活動を展開 これまで県内で生産されていない 薬膳料理用農産物の導入普及 平成 28 年 県西地域県政総合センターが作成した薬膳レシピなどを参考に 普及が見込まれる薬膳料理用農産物を選定 講習会等を通じて生産者を選定し 展示ほを設置 初めて栽培する作物もあるため 地域適応性 栽培方法等を実証 収穫した作物について JA 大型直売所に 薬膳料理用農産物コーナー などを設け 県の未病対策の取り組みや薬膳料理レシピを掲示しながら販売 外部講師等を招き 薬膳料理や薬用作物生産についての講演会を開催 平成 29 年 研究部門の試験結果等に基づき 選定品目数 栽培品目数および展示ほ設置数を増加 検討会 販売調査などを継続して実施 平成 30 年 28 年 29 年同様の活動を行いながら 薬膳料理用農産物の普及を図り 消費者の未病への関心を高める 県試験研究部門が栽培試験等を実施 結果等を候補品目の選定や栽培品目 展示ほの設置に活用 行政機関と連携し 販売促進 啓発のためのイベントを開催 JA と連携し 展示ほの設置 講習会 JA 大型農産物直売所での販売促進や啓発活動等を実施
山梨県 土地利用型作物の地域ブランド育成と産地化計画期間 : 平成 28 年度 ~ 平成 32 年度 米価が下落 転作廃止や TPP の発行など米生産をめぐる状勢が厳しくなる中 需要に応じた米づくりや低コスト化がより一層求められている また 米 麦 大豆生産において 異常気象や病害の発生等による品質 収量に低下が見られており 対策技術の検討 普及が求められている さらに 製パン用や醤油加工向けの硬質小麦の需要が高まり 栽培面積が拡大しているが 実需者が求める品質に達していない状況もあり 栽培方法の改善が必要になっている 1 高品質化 低コスト化による産地の強化 水稲低コスト化技術の実証普及 技術導入面積 400ha 大豆の収量 品質安定化技術の実証普及 大豆平均収量 200kg/10a 硬質小麦の品質向上技術の実証普及 硬質小麦タンパク質含有量平均 12.5% 以上 2 優良品種の導入 酒造好適米 特別栽培米の生産振興による米のブランド化推進 ブランド米育成事例の把握 ブランド米育成事例の把握 2 事例 酒造好適米の生産支援 酒造好適米の栽培面積 70ha 農業革新支援専門員が中心となり 研究機関の開発技術などを活用して普及指導員 JA 等に的確な情報提供していく 現地実証ほを有効活用し 栽培技術の実証普及 定着を効率的に図る 1 高品質化 低コスト化による産地の強化 水稲低コスト化技術の実証 普及実証ほ設置 現地検討会開催等実施期間 :H28~H32 大豆収量安定化技術の実証普及大豆生産阻害要因の把握 ( 研究 ) 大豆収量安定化技術実証ほの設置実施期間 :H28~H32 硬質小麦の品質安定化技術の実証普及施肥技術実証ほの設置 収量 品質調査実需者との意見交換実施期間 :H28~H30 2 優良品種の導入 酒造好適米 特別栽培米の生産振興による米のブランド化推進 優良品種の地域適応性の検討試験展示ほの設置 検討会の開催実施期間 :H28~H30 酒造好適米の生産支援技術実証ほの設置 ほ場管理検討会の開催実施期間 :H28~H32 特別栽培米の生産支援ほ場管理巡回検討会の開催実施期間 :H28~H32 各 JA: 栽培技術指導 補助事業導入支援 試験研究 : 収量 品質安定化技術の開発 優良品種の検討 各地域普及センター : 現地実証に向けた実証園の運営 ( 調査 ) については 中心となり実施する予定
山梨県 果樹優良品種の導入による産地ブランドの確立計画期間 : 平成 28 年度 ~ 平成 32 年度 農産物の市場価格が低迷する中で 果樹農家の収益性を維持し向上させるためには 消費者ニーズに応じた新品種の導入を推進し 安定的に生産することが求められている このため県オリジナル品種等を中心にした有望品種について 導入を推進 現地における栽培技術の確立を早急に進め 出荷量の拡大による産地化を目指す 平成 32 年には 県オリジナル品種で 67t 以上の出荷を達成する 1 県オリジナル品種の栽培技術の普及定着による出荷量の拡大 ぶどうオリジナル新品種 甲斐のくろまる 出荷量の拡大県下 3t(H27) 12t 以上 (H32) ももオリジナル新品種 夢みずき 出荷量の拡大県下 1t(H27) 55t 以上 (H32) 平成 28 年 ~30 年 甲斐のくろまる 栽培技術の検討 夢みずき 現地品質の把握 オリジナル品種管理技術の定着に向けた研修会の実施 次世代の県オリジナル新品種候補の検討 シャインマスカットの加温体系の検討 ( 事例調査 ) 2 次世代の県オリジナル新品種候補の特性等の把握 県オリジナル 2 品種 (H27) 5 品種 (H32) 3 ハウスシャインマスカット加温体系の確立 平成 31 年 ~32 年 甲斐のくろまる 栽培技術の普及 夢みずき 栽培技術の普及 オリジナル品種管理技術の普及に向けた研修会開催 次世代の県オリジナル新品種候補の特性把握 シャインマスカットの加温体系の作成と検証 モデル加温体系の作成 :1 体系 県オリジナル品種について 栽培技術の早期普及に向け 関係機関と連携して モデル園を活用した現地実証を行う 得られた成果は 栽培マニュアル作成に反映し 生産者に迅速に情報を提供する 農業革新支援専門員が中心となり 普及指導員 JA 営農指導員を対象に 新品種の管理毎の技術研修会を開催し 指導力の向上を図る 各 JA: 現地モデル園の指導 オリジナル品種等の導入者への栽培指導などを担う予定 各地域普及センター : 現地実証に向けたモデル園の運営 ( 調査 ) については 中心となり実施する予定
山梨県 山梨県版 GAP( 農業生産工程管理 ) の作成と運用及び普及拡大計画期間 : 平成 28 年度 ~ 平成 32 年度 安全 安心な農産物の生産し 産地の競争力を強化するため 農業生産工程管理 (GAP) の導入が必要である GAP に対する消費者や実需者の信頼を高めるためには 第三者による産地 GAP の確認 検証が必要である そこで県独自の GAP を策定し 認証する制度の確立を目指す 2020 年の東京オリンピック等の食料調達基準に GAP 導入が条件となることが予想され これを機に国内外での競争力の向上を目指す 1. 山梨県版 GAP( 農業生産工程管理 ) やまなし GAP( 仮称 ) の策定 国のガイドラインに準拠した認定基準及び基準書の作成 第三者による認定審査委員会の設置と運営 認証マークの作成 平成 28 年 ~29 年 JA 普及指導員 農業革新支援スタッフ等で構成するプロジェクトチームによる やまなし県 GAP の検討 やまなし GAP( 仮称 ) の申請から認定までの仕組みづくり 国のガイドラインに準拠した認定基準と基準書の作成 審査 認定者に対する指導 第 3 者による認定判定委員会の設置と運営 審査体制の樹立及び審査基準案作成 実証 2. 農業生産工程管理 (GAP) 導入産地数の増加 JA や法人等の産地に対して GAP 導入への支援を行い 導入産地を増加平成 27 年 30 産地 平成 32 年 46 産地 既に GAP に取り組んでいる JA や法人等の産地に対し やまなし GAP( 仮称 ) の導入を推進する 平成 29 年 ~32 年 普及指導員により JA や法人等の産地に対して GAP 導入を支援する GAP の既導入産地に対し やまなし GAP の導入を推進する 農業革新支援専門員が中心となり 各地域普及センター 関係機関と連携しながら 新たな制度の構築 運用 普及拡大を目指す JA 山梨中央会 JA 全農やまなし検討委員会およびプロジェクトチームとして策定協力 各 JA 産地や団体等の導入推進 各地域普及センター産地や団体等の導入推進
長野県 南信州アスパラガスの施設化と新 改植時重点指導による生産力アップ計画期間 : 平成 28 年度 ~ 平成 30 年度 平成 25 年度から 27 年度の 3 年間 アスパラガスの重点プロジェクトに取り組んだ結果 生産力を高める素地ができつつあり 関係機関が連携して生産振興を図ろうとする気運が生まれている 施設化を推進するとともに 新植時の管理徹底による早期成園化と土壌還元消毒の普及による改植後の土壌伝染性病害の発生防止を図る 平成 30 年度には 施設化率 50% 新改植面積 10ha( 平成 28~29 年度の 2 年間 ) 土壌還元消毒実施農家累計 5 戸を目標とする 1 施設化の推進 施設化の優良事例調査による効果の実証 展示施設化率 50% 施設化仕様の検討と推進資料作成推奨仕様施設平成 30 年度までに累計 1.5ha 2 新植時の管理徹底による早期成園化と収量向上 新規栽培者の確保と指導 新植 1~2 年目生産者への巡回指導による栽培技術向上新改植面積 : 平成 28~29 年度の 2 年間で 10ha JA アスパラガス販売量 :5% 増 ( 平成 27 年度対比 ) 3 改植時の土壌伝染性病害発生防止 改植時の土壌還元消毒推進土壌還元消毒実施農家 : 累計 5 戸 農業革新支援専門員 2~3 名で支援チームを組み 計画策定 毎月の進行管理 半期の中間評価 期末の検討会 モデル圃場の巡回 調査 指導の場において助言等を行う支援体制を構築 施設種類別の効果確認と経済性評価に基づく推奨仕様の検討 新規栽培者に対する準備段階からの講習会開催 モデル圃場を活用した実証試験や指導会 技術展示等により 課題解決に向けた方策を具体的に提案し 地域への波及効果をねらう 点から面 への活動を展開 ~ 平成 27 年度 実証管内 10 ヶ所の実証モデル圃を設置し 生産者向けチェックリストを用いた減収要因の改善により 10 戸中 9 戸で増収できたことを確認 地域への波及効果を図るため モデル圃を活用した指導会を開催 出席者にチェックリストを配布 新植者の確保に向け 果樹 ( 市田柿 ) 栽培者に推進資料を配布するとともに JA 組合員全戸へ栽培推進資料を配付し 栽培を呼びかけ 平成 28 年度 施設種類別の生育 病害虫発生状況および収量調査等による施設化の効果確認 (4 事例 ) と聞き取り調査等による経済性および課題の把握 調査圃を活用した検討会等の開催 換気が容易な施設の仕様検討と斑点性病害の抑制効果確認 新規栽培者を対象とした準備段階からの講習会 ( 年 4 回 ) 開催 新植 1~2 年目生産者の個別巡回指導 土壌還元消毒モデル圃の設置 (2 ヶ所 ) とモデル圃を活用した消毒方法の指導会開催 JA: 巡回指導 調査協力 出荷 管理データの収集 推進資料作成 講習会開催協力 全農 : 巡回指導 調査協力 地方事務所 : 施設化補助金の事務 巡回指導 調査協力 野菜花き試験場および農業革新支援専門員 : 各種情報提供や指導 調査等に関する助言
長野県 すんきの生産振興とブランド化推進計画期間 : 平成 28 年度 ~ 平成 30 年度 木曽地域は 伝統の発酵食品 すんき があり 需要急増しているが製造が間に合わず すんき用かぶ菜の原料増産とすんきの安定加工が課題 かぶ菜栽培指針は王滝蕪のみ 他のかぶ菜は指針ないため すんきに適したかぶ菜の生産確立 と 生産量確保のための すんき用かぶ菜増産体制の確立 ( 栽培面積 54a) を図る 塩を使わない乳酸発酵食品であるため温度管理が難しく 良いすんきを作るため施設内や製造容器の温度変化と乳酸発酵状況の測定をし有機酸含量及び ph の関連を解明する すんきに適したかぶ菜の生産確立 すんきに適したかぶ菜の栽培指針ができ 増産と安定供給につなげる (H28 30) 1 開田蕪等栽培指針の作成 2 標高別およびハウス栽培技術の確立 すんき用かぶ菜増産体制の推進 リレー栽培を取り入れた生産体制を確立し増産を図る (H28 30) 1 露地栽培面積 44a 58a 2 ハウス栽培 6.6a 10.2a 3 リレー栽培かぶ利用 5% 15% すんき製造の安定 乳酸発酵に適した温度管理の解明を図る 1 失敗したすんきの廃棄 廃棄なし 2 すんきの発酵状況把握 製造に適した環境整備 標高差を活かしたリレー栽培やハウス栽培を取り入れることにより かぶ菜の栽培期間を延長し 需要に応えていく 今まで製造者の経験と感に頼っていたすんき製造を データを取ることにより科学的に分析し 安定的に製造できる技術を構築する 平成 27 年 すんき用かぶ菜機械播種現地検討会開催 南木曽町 大桑村でのリレー栽培試作継続 すんきにおける地理的表示保護制度取得に向けた検討 すんきコンクール開催 ( 平成 7 年より毎年実施 ) 平成 28 年 試験圃場による施肥や播種時期の検討 12 月収穫技術の確立 ハウス栽培技術の確立 菜っ葉を採った後のかぶ利用拡大検討 加工組織ごとの製造時の温度と乳酸発酵の確認 平成 30 年 すんきに適したかぶ菜栽培方法の確立 かぶの消費拡大を図るためのイベント開催 地理的表示保護制度での品質管理 木曽郡内の町村や農業革新支援専門員と連携し すんきに適したかぶ菜栽培技術を確立 木曽町地域資源研究所と連携し 有機酸や p H の分析を行い 安定したすんき製造ができるような技術を構築する すんきブランド推進協議会 ( 仮称 ) と連携し地理的表示保護制度による品質管理向上とすんきブランドの確立を図る
長野県 3 億円の夏秋いちご産地づくり計画期間 : 平成 27 年度 ~ 平成 29 年度 管内に夏秋いちごが導入されてから 10 年が経過した 単価が高く安定しているなどの点で魅力を感じ 新規参入で取り組む若い生産者も多く 一層の生産振興を図りたい品目となっている 新規参入者の課題を明確にし 栽培管理技術の習得を支援するとともに経営能力の向上を図る また 栽培管理技術のレベルアップ ( 株管理の徹底 病害虫防除技術の向上 ) により 収量 品質の向上を図る 平成 29 年度には 面積 4.8ha 生産額 3 億円を目標とする 1 新規参入者の順調な経営開始 経営目標への到達と課題の解決経営目標 課題の明確化 ( 成果発表 ) 経営目標到達率 75% 以上平成 28 年度 :7 名 平成 29 年度 :5 名 研修生などの実践的な知識技術の習得と就農準備新規生産者 :3 年間 ( 平成 27~29 年度 ) で 15 名そのうち研修修了者 4 名 2 栽培管理技術の底上げによる生産量の向上 株管理技術の底上げによる生産量の向上平成 29 年度 (3 年目 ) の目標市場出荷 :3.3t/10a 業務出荷 :4.6t/10a 農業革新支援専門員 2~3 名で支援チームを組み 計画策定 毎月の進行管理 半期の中間評価 期末の検討会 モデル圃場の巡回 調査 指導の場において 助言等を行う支援体制を構築 新規栽培者のマンツーマン支援と実践研修制度を活用した新規参入者支援により 円滑な就農 経営開始をサポート モデル圃場を活用した実証試験や講習会 技術展示等により 課題解決に向けた方策を具体的に提案 平成 27 年度 重点対象農家 5 名について 支援活動に取り組んだ結果 3 名が経営目標を達成 実践研修制度を活用した新規参入支援の結果 2 名が就農 病害虫防除などの技術対策では 調査研究にも位置付け 病害虫の発生と防除実態等を把握 平成 28 年度 支援を希望する新規栽培農家 9 戸について 経営目標や解決すべき課題を明確にし 課題解決計画の策定と進行管理により課題解決を支援 研修生と前年度未受講の新規栽培者 11 名に対し 実践研修制度 ( 座学による知識習得と実習による栽培管理技術習得 ) を活用した新規参入支援 個別巡回による生育ステージに合わせた株管理技術の徹底 夏秋イチゴニュース の発行 (3 回 ) による栽培管理ポイントの周知 前年度の調査研究で把握した防除実態を改善し 病害虫の発生低減につながるかを検証 ハダニ類を主体とした防除講習会の開催 JA: 巡回指導 調査協力 出荷 管理データの収集 推進資料作成 講習会開催協力 JA 出資法人 : 実践研修制度運営 野菜花き試験場および農業革新支援専門員 : 各種情報提供 実践研修制度支援 指導や調査 解析等に関する助言
静岡県 イチゴ新品種 きらぴ香 を活用した産地ブランドの推進計画期間 : 平成 26 年度 ~ 平成 28 年度 静岡県のいちごは 零細な経営規模が主体で 作付け面積も減少傾向であり 産地規模は減少傾向である 儲かるいちご産地を構築するため 静岡県が育成した極早生 連続収穫性 高品質である きらぴ香 の迅速な普及拡大とブランド化を推進する 新品種の高収量 高品質生産栽培技術の早期確立を目指し 平成 28 年度までに 30ha( 共販面積の 19%) に普及する 新品種普及面積 ( 現地実証ほを含む ) 栽培マニュアルの作成 普及 H27 年 3 月に作成 H28 年 3 月に改正 現地試験ほの結果を踏まえ更なる改良 普及指導の徹底 きらぴ香 の栽培進促 普及面積 30ha 計画 実績 H26 1ha 6ha H27 10ha 16ha H28 30ha - 平成 26 年 コンソーシアムの設立静岡いちご戦略協議会を設立 現地実証ほの設置 1ha の計画に対し 6ha で実施栽培上の問題点を抽出 栽培マニュアルの作成 ( 平成 26 年 3 月 ) 営農指導者向け栽培マニュアルを作成 平成 27 年 栽培マニュアルの改正と配布 JA 生産者に配布 障害果発生の原因究明現地調査及び再現試験の実施 消費宣伝活動の強化イベント メディアの活用 平成 28 年 品種特性を発揮させる栽培技術の確立 新品種ブランド確立のためのさらなる栽培指導の実施 販売実績 市場評価を踏まえた消費宣伝活動の強化 いちご生産者団体 県行政 普及指導員 研究機関 経済連 県内 JA が一体となったコンソーシアム 静岡いちご戦略協議会 により ブランド戦略 販売流通の強化 生産技術の強化について検討 協議し 実践する体制作りをした 新品種の開発と品質評価は農林技術研究所 現地実証ほの設置と栽培指導は 野菜担当の普及指導員が実施 農業革新支援専門員は 静岡いちご戦略協議会 の運営と普及指導員への助言 静岡県立大学はブランド戦略の作成支援 JA 静岡経済連は 京浜市場への試験出荷と販売対策の策定 JA 営農指導員は 普及指導員とともに栽培指導及び栽培上の課題抽出
静岡県 香り緑茶 の生産拡大による茶業経営の改善計画期間 : 平成 26 年度 ~ 平成 28 年度 静岡県は茶品種 やぶきた が93% を占め 栽培 製茶技術の高位平準化に伴い 緑茶品質が画一化し 消費者嗜好に対応した緑茶の提供が困難 このため 香り高い静岡の緑茶推進協議会 を設立し 県が開発した新品種 つゆひかり 等と香り発揚技術の導入を推進し 香味に特徴のある 香り緑茶 の生産を拡大する これにより 茶販売額 1 億円の増加を目指す 1 新品種 PR 冊子 香り緑茶 生産マニュアルの作成 つゆひかり ゆめするが 等の 16 品種の特徴留意点を取りまとめた冊子を作成 香り緑茶の特徴 生産技術を取りまとめたマニュアルを作成 2 香り緑茶 の生産量 販売額の増加 香り緑茶 の生産技術が普及し 生産量が拡大 生産量 90kg(H25) 19t(H32) 香り緑茶 の魅力が実需茶 消費者に周知され 香り緑茶 の販売額が増加 販売額 50 万円 (H25) 1 億円 (H32) 3 緑茶の需要が回復 緑茶の飲用頻度の低い若い世代をターゲットに 香り緑茶 が拡大し 緑茶の需要が回復 農業革新支援専門員が中心となり 香り高い静岡の緑茶推進協議会 を発足 各農林事務所 茶業研究センターが中心となり 新品種 新技術を早期に普及 平成 26 年 静岡県 ( お茶振興課 各農林事務所 茶業研究センター ) JA 経済連 茶関係団体 実需者 生産者による 香り高い静岡の緑茶推進協議会 を発足 香り緑茶 の生産技術マニュアルを作成し 生産者 JA 市町等へ配布 各種イベント 展示会で 香り緑茶 を PR( 以後 毎年実施 ) 平成 27 年 新品種 PR 冊子を作成し 生産者 JA 市町等へ配布 生産者 JAを対象に 香り緑茶 研修会を開催し 生産技術を普及 平成 28 年 ~32 年 日本茶インストラクターとの情報交換会を開催し 香り緑茶 の魅力を効果的に発信する手法を構築 香り緑茶 共通ロゴマークを作成し 販売戦略を具現化 茶業研究センターが 香り緑茶 の大量生産技術 品質向上技術を研究 革新支援専門員が研究成果を集約し 各農林事務所 JA 関係機関等へ情報を発信 農林事務所の普及指導員が生産者等へ技術を普及 静岡県立大学 実需者と連携し 香り緑茶 の販売戦略を構築