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避難を促す緊急行動 被災した場合に大きな被害が想定される国管理河川において 以下を実施 1. 首長を支援する緊急行動 ~ 市町村長が避難の時期 区域を適切に判断するための支援 ~ できるだけ早期に実施 トップセミナー等の開催 水害対応チェックリストの作成 周知 洪水に対しリスクが高い区間の共同点検

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あおぞら彩時記 2017 第 5 号今号の話題 トリオ : 地方勤務の先輩記者からの質問です 気象庁は今年度 (H 29 年度 )7 月 4 日から これまで発表していた土砂災害警戒判定メッシュ情報に加え 浸水害や洪水害の危険度の高まりが一目で分かる 危険度分布 の提供を開始したというのは本当ですか

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別紙 大雨時の川のはん濫の危険性を知らせる 身近な 雨の状況 川の水位と危険性 川の予警報 などを リアルタイムでお知らせするウェブサイトです 川の水位 川の画像 PC 版 スマホ版 浸水想定区域図 住民の方々が自らはん濫の危険性を知り 的確な避難行動などに役立つように 利用者目線に立った新しい 川

浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

水害 土砂災害に備えて (- 土砂災害 -)- 概要版 -(2/2) 3 どのタイミングで避難行動をとることが望ましいかを明確にする 市町村から避難準備情報が発令された段階で 要配慮者の方は安全 な場所に立ち退き避難を開始する 土砂災害警戒情報等の防災気象情報 避難準備情報等の市町村が発令する避難情

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- 1 - かつ多数の者が利用する施設(地下に建設が予定されている施設又は地下に建設中の施設であって 不特定かつ多数の者が利用すると見込まれるものを含む )をいう 以下同じ )であって 当該地下街等と連続する施設から浸水するものの存する区域を含めて行うことができる (洪水浸水想定区域の指定の際の明示

目次 1. はじめに 1 2. 協議会の構成 2 3. 目的 3 4. 概ね5 年間で実施する取組 4 5. フォローアップ 8

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避難勧告等の 判断 伝達マニュアル ( 土砂災害編 ) ひと 緑がかがやく田園と交流のまち 安全に安心して暮らせるまちの実現に向けて ( 概要版 ) 平成 26 年 9 月 1 日 北海道長沼町

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土砂災害防止法よくある質問と回答 土砂災害防止法 ( 正式名称 : 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関 する法律 ) について よくいただく質問をまとめたものです Ⅰ. 土砂災害防止法について Q1. 土砂災害は年間どれくらい発生しているのですか? A. 全国では 年間約 1,00

洪水時の避難確保計画 施設 年月作成 洪水 の避難確保計画は基本的にこのエクセル表入力に基づき出力した計画書が市町村あての提出物です 他に ワード様式 の 様式 7 防災教育訓練年間計画 様式 8 施設利用者緊急連絡先一覧 様式 9 緊急連絡網 様式 10 外部機関緊急連絡先一覧 様式 11 対応別

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介護保険施設等における利用者の安全確保及び非常災害時の体制整備の強化・徹底について

避難勧告等の発令に着目したタイムラインの概要 取組概要 市町村長が避難勧告等を適切なタイミングで発令できるよう 全国の直轄河川を対象に避難勧告等の発令に着目したタイムラインを策定 平成 26 年の出水期までに 全国 109 水系の 148 市町村と連携し 洪水を対象とするタイムラインを策定 各地域で

市町村名 担当課名 電話番号 FAX 番号 E メールアドレス 備考 本山町 総務課 大豊町 総務課

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土砂災害警戒情報って何? 土砂災害警戒情報とは 大雨警報が発表されている状況でさらに土砂災害の危険性が高まったときに, 市町村長が避難勧告等を発令する際の判断や住民の方々が自主避難をする際の参考となるよう, 宮城県と仙台管区気象台が共同で発表する防災情報です 気象庁 HP より :

別添 中防災第 1 1 号 平成 29 年 5 月 31 日 各指定行政機関の長各指定公共機関の代表殿 中央防災会議会長 ( 内閣総理大臣 ) 安倍晋三 梅雨期及び台風期における防災態勢の強化について 貴殿におかれては 日頃から各般の施策を通じて災害対策の推進に御尽力をいただいているところであるが

(案)

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( 参考資料 ) 緊急速報メールを活用した 洪水情報のプッシュ型配信 国土交通省四国地方整備局松山河川国道事務所平成 29 年 3 月

平成 29 年 12 月 1 日水管理 国土保全局 全国の中小河川の緊急点検の結果を踏まえ 中小河川緊急治水対策プロジェクト をとりまとめました ~ 全国の中小河川で透過型砂防堰堤の整備 河道の掘削 水位計の設置を進めます ~ 全国の中小河川の緊急点検により抽出した箇所において 林野庁とも連携し 中

近畿地方整備局 資料配付 配布日時 平成 23 年 9 月 8 日 17 時 30 分 件名土砂災害防止法に基づく土砂災害緊急情報について 概 要 土砂災害防止法に基づく 土砂災害緊急情報をお知らせします 本日 夕方から雨が予想されており 今後の降雨の状況により 河道閉塞部分での越流が始まり 土石流

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避難勧告等に関するガイドライン1(避難行動・情報伝達編)

第8章 災害復旧計画

目 次 はじめに 市町村の責務と各人の避難行動の原則 市町村の責務 各人の避難行動の原則 避難行動 ( 安全確保行動 ) の考え方 避難の目的 避難行動 立ち退き避難が必要な災害の事象

重ねるハザードマップ 大雨が降ったときに危険な場所を知る 浸水のおそれがある場所 土砂災害の危険がある場所 通行止めになるおそれがある道路 が 1 つの地図上で 分かります 土石流による道路寸断のイメージ 事前通行規制区間のイメージ 道路冠水想定箇所のイメージ 浸水のイメージ 洪水時に浸水のおそれが

ハザードマップポータルサイト広報用資料

( 施設名 ) における 土砂災害時の避難確保計画 各施設の状況に応じて 赤字部分を修正してください 福祉施設 医療機関両方で使用できる内容にしています 不要な部分は削除してください 施設の状況に応じて内容を追加してください ( 提出時 このテキストボックスは削除してください ) 平成 年 月

水防法改正の概要 (H 公布 H 一部施行 ) 国土交通省 HP 1

1. 災害の発生を未然に防止するため 防災事務に従事する者の安全確保にも留意した上で 職員の参集や災害対策本部の設置等適切な災害即応態勢の確保を図り 関係機関との緊密な連携の下に 特に以下の取組について万全を期すること 1 危険箇所等の巡視 点検の徹底河川等の氾濫 がけ崩れ 土石流等災害発生のおそれ

要配慮者利用施設管理者のための土砂災害に関する避難確保計画作成の手引き 平成 29 年 6 月 国土交通省水管理 国土保全局砂防部砂防計画課 チェックリスト -0

土砂災害防止法制定の背景 土砂災害は毎年のように全国各地で発生しており 私たちの暮らしに大きな影響を与えています また その一方で 新たな宅地開発が進み それに伴って土砂災害の発生するおそれのある危険な箇所も年々増加し続けています そのような全ての危険箇所を対策工事により安全な状態にしていくには 膨

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埼玉県版 川の防災情報 はじめに 埼玉県ホームページを開きましょう URL 埼玉県ホームページトップ 彩の国の安心安全 ① ① 埼玉県HPの 彩の国の安心安全 を ② ② 現在の埼玉県状況 雨量水位 を 2

試行の概要 試行の目的石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) を試行的に運用することにより 対応行動や実施手順を確認するとともに 運用結果を検証し 同タイムラインを精査することを目的とする 試行の概要 実施時期 : 平成 29 年出水期 (8 月 ~10 月ごろ ) 実施場所 : 各主

平成 30 年度年法律第 57 号 ) 等により 要配慮者利用施設は 避難確保計画等の自然災害に関する計画 ( 以下 災害計画 という ) を作成することとなっており 災害計画の作成を促進するため 貴殿におかれても必要な支援に努められたい また 市町村が行う避難勧告等の発令に関する各種取組への積極的

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豪雨災害対策のための情報提供の推進について

試行の概要 試行の目的石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) を試行的に運用することにより 対応行動や実施手順を確認するとともに 運用結果を検証し 同タイムラインを精査することを目的とする 試行の概要 実施時期 : 平成 30 年出水期 (8 月 ~10 月ごろ ) 実施場所 : 各主

L アラート ( 災害情報共有システム ) の概要 1 情報発信 情報伝達 地域住民 市町村 災害時の避難勧告 指示 お知らせ等 収集 フォーマット変換 配信 テレビ事業者 システム接続 ケーブル地上波 デジタル TV データ放送など ( テキストで表示 ) 情報閲覧 入力 防災情報 お知らせ等 都

気象庁 札幌管区気象台 資料 -6 Sapporo Regional Headquarters Japan Meteorological Agency 平成 29 年度防災気象情報の改善 5 日先までの 警報級の可能性 について 危険度を色分けした時系列で分かりやすく提供 大雨警報 ( 浸水害 )

~ 二次的な被害を防止する ~ 第 6 節 1 図 御嶽山における降灰後の土石流に関するシミュレーション計算結果 平成 26 年 9 月の御嶽山噴火後 土砂災害防止法に基づく緊急調査が国土交通省により実施され 降灰後の土石流に関するシミュレーション結果が公表された これにより関係市町村は

国土交通省における気候変動適応計画に関する最近の動向 IPCC 政府全体水災害分野 ( 国土交通省水管理 国土保全局 ) 第 1 作業部会報告書 ( 科学的根拠 ) 公表 中央環境審議会地球環境部会気候変動影響評価等小委員会 ~ 社会資本整備審議会河川分科会気候変動に適応し

目次 1 降雨時に土砂災害の危険性を知りたい 土砂災害危険度メッシュ図を見る 5 スネークライン図を見る 6 土砂災害危険度判定図を見る 7 雨量解析値を見る 8 土砂災害警戒情報の発表状況を見る 9 2 土砂災害のおそれが高い地域 ( 土砂災害危険箇所 ) を調べたい 土砂災害危険箇所情報を見る

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平成 29 年 7 月 20 日滝川タイムライン検討会気象台資料 気象庁札幌管区気象台 Sapporo Regional Headquarters Japan Meteorological Agency 大雨警報 ( 浸水害 ) 洪水警報の基準改正 表面雨量指数の活用による大雨警報 ( 浸水害 )

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国土技術政策総合研究所 研究資料

中央防災会議会長(内閣総理大臣)による「梅雨期及び台風期における防災態勢の強化について」の通知について

- 目次 - 1. 計画の構成 計画の目的 計画の適用範囲 防災体制 防災体制 ( 洪水の場合 ) 防災体制 ( 内水の場合 ) 防災体制 ( 高潮の場合 ) 情報収集及び伝達.

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ダムの運用改善の対応状況 資料 5-1 近畿地方整備局 平成 24 年度の取り組み 風屋ダム 池原ダム 電源開発 ( 株 ) は 学識者及び河川管理者からなる ダム操作に関する技術検討会 を設置し ダム運用の改善策を検討 平成 9 年に設定した目安水位 ( 自主運用 ) の低下を図り ダムの空き容量

平成 26 年 3 月 28 日 気象庁 特別警報の認知度等に関する調査結果 ( 概要 ) I 調査の概要 1 目的 国民の特別警報に対する認知度 理解度を把握し 今後の特別警報の運用や利活用の促進 当庁 の周知 広報活動に資するための資料の収集 2 調査内容 (1) 特別警報の認知状況 (2) 特

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関係法令抜粋

5-2 居住誘導区域の設定 居住誘導の基本方針を踏まえ 以下の居住誘導区域の設定の考え方に基づき 居住誘導区域を設 定します 居住誘導区域の設定の考え方 (1) 居住誘導区域に含めるエリア 居住誘導区域に含めないエリア 居住誘導区域に含めるエリア 1 都市機能誘導区域 居住誘導区域に含めないエリア

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水系名 : 那賀川河川名 : 那賀川 台風の接近 上陸に伴う洪水を対象とした 直轄河川管理区間沿川におけるの避難勧告発令等に着目したタイムライン ( 防災行動計画 )( 案 ) H 現在 時間経過は 平成 26 年台風 11 号を参考 49h 39h 33h 台風に関する徳島県気象

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要配慮者利用施設 ( 病院を除く ) に係る避難確保計画 作成の手引き ( 案 ) ( 洪水 内水 高潮編 ) 平成 27 年 7 月 国土交通省水管理 国土保全局 河川環境課水防企画室 この手引きは 水防法 ( 昭和 24 年法律第 193 号 ) に基づき作成する 洪水 内水 高潮時 ( 以下

土砂災害防止法ホームページの改造について

様式編目次 市役所に提出 ( 様式 6 は自衛水防組織を設置した場合に提出 ) 1 計画の目的 1 2 計画の報告 1 様式 1 3 計画の適用範囲 1 施設周辺の避難地図 2 4 防災体制 3 5 情報収集 伝達 4 6 避難誘導 5 7 避難の確保を図るための施設の整備 6 8 防災教育及び訓練

ことを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建物等がない場合は 物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください 屋内にい

事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

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津波警報等の留意事項津波警報等の利用にあたっては 以下の点に留意する必要があります 沿岸に近い海域で大きな地震が発生した場合 津波警報等の発表が津波の襲来に間に合わない場合があります 沿岸部で大きな揺れを感じた場合は 津波警報等の発表を待たず 直ちに避難行動を起こす必要があります 津波警報等は 最新

大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

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SABO 建設省河川局砂防部

宮城県総合防災情報システム(MIDORI)

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●空家等対策の推進に関する特別措置法案

3.[ トップ画面 ] データ放送連携トップ画面 トップ画面には ゆめネットデータ放送と連携した情報が表示されます " メニュー部分を左右に移動させると様々な情報メニューが表示されます " 情報メニューをタップすると内容が表示されます " データ放送以外の情報は 下部のタブメニューをタップすると他の

鬼怒川緊急対策プロジェクト 鬼怒川下流域 茨城県区間 において 水防災意識社会 の再構築を目指し 国 茨城県 常総市など 7市町が主体となり ハードとソフトが一体となった緊急対策プロジェクトを実施 ハード対策 事業費合計 約600億円 ソフト対策 円滑な避難の支援 住民の避難を促すためのソフト対策を

土砂災害防止対策に関する実態把握結果

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U2. 北朝鮮のミサイルについて Q3. 北朝鮮によるミサイル発射の現状はどうなっているのか 北朝鮮は 過去に例を見ない頻度でミサイルを発射しており 平成 28 年 8 月以降 ミサイルが日本の排他的経済水域 (EEZ) 内に落下する事例も起こっています Q4. ミサイルは 発射から何分位で日本に飛

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第 4 章居住誘導区域 第 4 章居住誘導区域 1. 居住誘導区域 (1) 居住誘導区域の定義等居住誘導区域とは 都市再生特別措置法 * に定める 都市の居住者の居住を誘導すべき区域 のことで 都市計画運用指針 * において 人口減少の中にあっても一定のエリアにおいて人口密度を維持することにより 生

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2 6.29災害と8.20災害 空中写真による災害規模の比較 5 土石流流出位置 災害時の空中写真 3 3 平成26年8月豪雨による広島土砂災害 三入の雨量グラフ 災害時の空中写真 可部地区 山本地区 八木 緑井地区 三 入 では雨量 強度 8

土砂災害対策に関する行政評価・監視(勧告)

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資料 -1 水害 土砂災害への備え ~ 早期の避難による安全の確保をめざして ~ 国土交通省関東地方整備局 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 目次 1. 説明会の背景と目的 3. 避難に必要な情報の入手方法 4. 避難確保計画 ( 非常災害対策計画 ) の作成 避難訓練 1

1. 説明会の背景と目的 おもとがわ いわいずみちょう H28 年 8 月 30 日岩手県小本川の水害時間最大雨量 70mm( 岩泉町 ) 台風 10 号により グループホーム楽ん楽ん と 介護老人保健施設いわいずみちょうふれんどりー岩泉 ( 岩手県岩泉町 ) で 大きな被害が発生 ふれんどりー岩泉 グループホーム楽ん楽んでは 逃げ遅れた入居者 9 名が亡くなるなど大きな被害が発生 国土地理院撮影映像 2 当時の施設の対応状況 ( 報道資料より ) 施設の事務局長は 避難準備情報 が発令されたことをテレビで見ていたが 高齢者や身障者等 避難に時間がかかる人たちが避難を始めるべき情報と認識しておらず避難を開始しなかった 小本川は 水かさを増していた が 雨脚は 傘をささないぐらいとなっていた ため 余裕があると思った 施設では火災を想定した避難マニュアルを作り 訓練もしていたが 水害を想定したものはなかった 3

1. 説明会の背景と目的 けっかい ~H27 鬼怒川堤防決壊時の状況 ~ 決壊した水は あっという間に水かさを増し 家屋が流されるほどの勢いとなることも 4 1. 説明会の背景と目的 ほうふし ほうふし H21 年 7 月 21 日山口県防府市の土砂災害時間最大雨量 51mm( 防府市 ) 中国 九州北部豪雨により特別養護老人ホーム ライフケア高砂 で大きな被害が発生 特別養護老人ホームでは 逃げ遅れた入居者 7 名が亡くなるなど大きな被害が発生 土石流 5

要配慮者利用施設の水害 土砂災害対策の現状 要配慮者利用施設については 厚生労働省省令及び関係法令等により水害 土砂災害を含む非常災害に関する具体的な対策に係る計画 ( 非常災害対策計画 ) を定めることとされ また非常時の備えとして定期的に避難 救出等の訓練を行わなければならないとされているが 水害 土砂災害については進んでいない 厚生労働省令 特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準第八条特別養護老人ホームは 消火設備その他の非常災害に際して必要な設備を設けるとともに 非常災害に関する具体的計画を立て 非常災害時の関係機関への通報及び連携体制を整備し それらを定期的に職員に周知しなければならない 2 特別養護老人ホームは 非常災害に備えるため 定期的に避難 救出その他必要な訓練を行なわなければならない 指定地域密着型サービスの事業の人員 設備及び運営に関する基準 ( 非常災害対策 ) 第三十二条指定地域密着型通所介護事業者は 非常災害に関する具体的計画を立て 定期的に避難 救出その他必要な訓練を行わなければならない 6 要配慮者利用施設の水害 土砂災害対策の現状 水防法 第十五条市町村防災会議は 洪水浸水想定区域の指定があったときは 市町村地域防災計画において 次に掲げる事項について定めるものとする 四浸水想定区域内に次に掲げる施設がある場合 施設名称及び所在地ロ要配慮者利用施設で避難の確保を図る必要があると認められるもの 2 市町村地域防災計画において同項第四項に掲げる事項を定めるときは 当該各号に定める者への洪水予報等の伝達方法を定めるものとする 二要配慮者利用施設 施設所有者又は管理者及び自衛水防組織構成員 第十五条の三 市町村地域防災計画にその名称及び所在地を定められた要配慮者利用施設の所有者又は管理者は 利用者の洪水時等の円滑かつ迅速な避難の確保を図るために必要な訓練その他の措置に関する計画を作成するとともに 円滑かつ迅速な避難の確保のための訓練を実施 努めなければならない 7

水害 土砂災害に対する避難確保計画策定が進んでいない背景 計画策定が進んでいない背景 どの程度 水害 土砂災害リスクがあるのかが分からない 災害時の避難に必要な情報の入手先が分からない 避難のタイミングが分からない等 水害 土砂災害に関する避難計画の策定は全国的に不十分! 国土交通省では 厚生労働省及び都道府県 政令市と連携し 全国の要配慮者利用施設の管理者に対して水害 土砂災害に関する理解を深めていただくための説明会を開催 水害 土砂災害に対するリスクの把握の仕方 避難に必要な情報等の解説と入手方法等の紹介 水害 土砂災害を対象とした避難計画等の追加 8 目次 1. 説明会の背景と目的 3. 避難に必要な情報の入手方法 4. 避難確保計画 ( 非常災害対策計画 ) の作成 避難訓練 9

施設の立地場所には 水害 土砂災害時にどんな危険性があるのかを知っておきましょう ステップ 1 事前の確認 ( 水害 土砂災害リスクの把握 ) 洪水予報河川 水位周知河川で把握出来ます (1) 水害リスクが把握できる情報 1 洪水浸水想定区域 2 洪水ハザードマップ 3 家屋倒壊等氾濫想定区域 (2) 土砂災害リスクが把握できる情報 1 土砂災害警戒区域等 2 土砂災害ハザードマップ 水害 土砂災害の発生の危険性を把握しましょう ステップ 2 災害時の確認 ( 避難情報 気象情報等の把握 ) (3) 避難情報の把握 1 避難情報の種類 2 避難開始の目安 (4) 気象情報等の把握 1 降雨の情報 2 河川の水位情報 洪水予報 3 土砂災害に関する情報 10 洪水予報河川 水位周知河川とは? 水害リスクは 施設周辺の河川が 洪水予報河川 水位周知河川 に指定されていれば 事前に確認できます 河川の種類 一級河川国土保全上又は国民経済上特に重要な水系で政令で指定したものに係る河川で国土交通大臣が指定したもの 二級河川一級水系以外の水系で公共の利害に重要な関係があるものに係る河川で都道府県知事が指定したもの 洪水予報河川流域面積が大きい河川で洪水により国民経済上重大な損害を生ずるおそれがあるものとして指定した河川 水位周知河川洪水予報河川以外の河川のうち 洪水により国民経済上重大な損害を生ずるおそれがあるものとして指定した河川 その他の河川 11

2. 水害リスクの把握 水害リスクは 洪水予報河川及び水位周知河川で作成されている 洪水浸水想定区域図 や 洪水ハザードマップ で確認 新たに平成 27 年 7 月から 想定し得る最大規模の降雨 を対象とした 洪水浸水想定区域 と 家屋倒壊等氾濫想定区域 を作成 ( 作成状況 予定については 各河川管理者に問合せ下さい ) 河川の種類 洪水予報河川 ( 国 都道府県 ) 419 河川 水位周知河川 ( 都道府県 ) 1,572 河川 公表資料 洪水浸水想定区域 ( 国 都県 ) 家屋倒壊等氾濫想定区域 ( 国 都県 ) 洪水浸水想定区域が含まれる市町村において公表 洪水ハザードマップ ( 市町村 ) その他約 19,000 河川 その他河川における施設の水害リスクについては 過去の水害情報や降雨の降り方等を参考として下さい 12 (1) 水害リスクの把握 1 洪水浸水想定区域とは? ステップ 1: 事前の確認 洪水浸水想定区域は 対象とする河川が想定される最大規模降雨によって氾濫した場合に その氾濫水により浸水することが想定される区域です 洪水浸水想定区域図は 国または都道府県が作成し 浸水想定区域 想定される水深 浸水継続時間 家屋倒壊等氾濫想定区域について公表 20m ~ 10m ~ 20m 5m ~ 10m 3m ~ 5m 浸水想定区域図の例 1m ~ 3m 0.5m ~ 1m 0.3m ~ 0.5m ~ 0.3m 13

(1) 水害リスクの把握 2 洪水ハザードマップとは? 洪水ハザードマップは 洪水浸水想定区域図をもとに 市町村地域防災計画において定められた必要事項及び早期に立退き避難が必要な区域等を記載したものです 江戸川区の洪水ハザードマップの事例 < 浸水想定区域 > < 洪水ハザードマップ > ステップ 1: 事前の確認 避難場所の表示 洪水ハザードマップは 市町村が作成し 洪水予報等の伝達方法 避難場所 地下街等 要配慮者利用施設 大規模工場等の名称と所在地 早期の立退き避難が必要な区域 (H28.4 より追加 ) 等について記載し公表 浸水深の表示 行政機関の連絡先等 14 (1) 水害リスクの把握 3 家屋倒壊等氾濫想定区域とは? 家屋倒壊等氾濫想定区域 は 堤防沿いの地域等において 洪水時に家屋が倒壊するような激しい氾濫流等が発生するおそれが高い区域です この区域では 洪水時には避難勧告等に従って安全な場所へ確実に立ち退き避難する必要があります 洪水ハザードマップに記載される 早期の立退き避難が必要な区域 は この区域も考慮して設定されています 家屋倒壊等氾濫想定区域の例 ステップ 1: 事前の確認 堤防決壊等に伴う氾濫流による家屋倒壊等 凡例 予想される浸水深 5.0m 以上 2 階浸水 3.0m~5.0m 未満 2 階浸水 0.5m~3.0m 未満 1 階床上浸水 0.5m 未満 1 階床下浸水 河岸侵食 家屋倒壊危険区域 家屋倒壊等氾濫想定区域 ( 洪水氾濫 ) 家屋倒壊等氾濫想定区域 ( 河岸侵食 ) 堤防決壊等により 木造家屋が倒壊等するような氾濫流が発生するおそれがある区域 木造 非木造の家屋が倒壊するような河岸侵食が発生するおそれがある区域 河岸侵食に伴う家屋倒壊等 15

土砂災害とは? 土砂災害の種類 1 がけ崩れ : 急な斜面が崩れ落ちる現象 突然起きるため 人家近くで発生すると逃げ遅れる人も多く 人命を奪うこともある 2 土石流 : 大雨などにより 巨石や土砂などが一気に下流へと押し流される現象 高速で流れるため 一瞬のうちに人家などを壊滅させる破壊力がある 3 地すべり : ゆるやかな斜面がすべるように移動する現象 ゆっくりではあるが 移動する斜面の規模が大きいため 甚大な被害を及ぼす 1 がけ崩れ 2 土石流 3 地すべり 16 ステップ 1: 事前の確認 (2) 土砂災害リスクの把握 土砂災害リスクは 施設が 土砂災害警戒区域 もしくは 土砂災害特別警戒区域 に立地しているかを確認 どちらかの区域内であれば 土砂災害ハザードマップ でさらに避難場所や避難経路等を確認 土砂災害の種類がけ崩れ土石流地すべり 公表資料 1) 土砂災害警戒区域 2) 土砂災害特別警戒区域 ( 都県 ) 1) 2) を合わせ 土砂災害警戒区域等 と称す ( 記載内容 ) 土砂災害の種類 危害のおそれのある土地 土砂災害警戒区域等が含まれる市町村において公表 土砂災害ハザードマップ ( 市町村 ) ( 記載内容 ) 土砂災害に関する情報の伝達方法 避難場所 避難経路 (H27.1 より追加 ) 避難する際の避難方向 (H27.1 より追加 ) 等 17

(2) 土砂災害リスクの把握 1 土砂災害警戒区域等とは? ステップ 1: 事前の確認 土砂災害警戒区域は 住民等の生命又は身体に危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域です 土砂災害特別警戒区域は 建築物に損壊が生じ住民等の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域です 特別警戒区域 土砂災害警戒区域等は都県が指定し 土砂災害の種類 危害のおそれのある土地について公表 警戒区域 急傾斜地の崩壊に関する土砂災害警戒区域等の例 茨城県日立市の事例 ( 急傾斜地 ) 18 (2) 土砂災害リスクの把握 2 土砂災害ハザードマップとは? ステップ 1: 事前の確認 土砂災害ハザードマップは 土砂災害警戒区域等をもとに 市町村地域防災計画において定められた必要事項及び避難場所等を記載したものです 茨城県日立市の事例 < 土砂災害警戒区域等 > 避難場所の表示 避難方向の表示 < 土砂災害ハザードマップ > 土砂災害ハザードマップは 市町村が作成し 土砂災害に関する情報の伝達方法 避難場所 避難経路 (H27.1 より追加 ) 避難する際の避難方向 (H27.1 より追加 ) 等について記載し公表 19

ステップ 2: 災害時の確認 (3) 避難情報の把握 1 避難情報の種類 ( 水害及び土砂災害 ) 市町村が発表する避難情報には 避難準備 高齢者等避難開始 避難勧告 避難指示 ( 緊急 ) の 3 種類があります 要配慮者利用施設では 自力避難が困難な方の利用も多く 避難に時間を要することから 避難準備 高齢者等避難開始 が発令されたら 避難を開始することが必要です 避難準備 高齢者等避難開始 避難勧告 避難指示 ( 緊急 ) 避難準備情報 避難準備 高齢者等避難開始 避難指示 避難指示 ( 緊急 ) に変更されました! 20 (3) 避難情報の把握 2 水害時の避難開始の目安 水位観測所では 災害発生の危険度に応じた基準水位が設定されています 基準水位において 避難判断水位 は要配慮者の避難の目安となっています 上昇 水位 ( 基準となる水位観測所 ) レベル基準水位 5 4 ( 危険 ) 3 ( 警戒 ) 2 ( 注意 ) 1 氾濫の発生 氾濫危険水位 ( 特別警戒水位 ) 避難判断水位 氾濫注意水位 ( 警戒水位 ) 水防団待機水位 水位の意味 市町村長の避難勧告 避難指示 ( 緊急 ) 等の発令判断の目安 住民の避難判断の参考になる水位 水防団の出動の目安 ステップ 2: 災害時の確認 市町村長の避難準備 高齢者等避難開始等の発令判断の目安 災害時要配慮者の早期避難の目安 住民の氾濫に関する情報への注意喚起 ( ) 書きは水位周知河川の場合 21

(3) 避難情報の把握 2 土砂災害時の避難開始の目安 ステップ 2: 災害時の確認 避難開始の目安については 大雨警報 ( 土砂災害 ) を目安にしてください 気象警報 土砂災害警戒情報 避難勧告等 ( 判断基準の設定の一例 ) 大雨注意報 避難準備 高齢者等避難開始 土砂災害に関するメッシュ情報の 実況または予想で大雨警報の基準に到達 等 時間 大雨警報 ( 土砂災害 ) 土砂災害警戒情報 避難勧告 避難指示 ( 緊急 ) 土砂災害警戒情報が発表等 土砂災害警戒情報が発表された場合は 市町村長は直ちに避難勧告等を発令することを基本とする 土砂災害防止対策基本指針 ( 平成 27 年 1 月 )( 抜粋 ) 土砂災害に関するメッシュ情報の 実況で土砂災害警戒情報の基準に到達 等 大雨特別警報 ( 土砂災害 ) 避難勧告等の判断基準設定の一例は 内閣府避難勧告等の判断 伝達マニュアル作成ガイドライン ( 平成 27 年 8 月 ) を基に作成 22 (4) 気象情報等の把握 1 降雨情報 ステップ 2: 災害時の確認 降雨の状況は 気象庁ホームページ や 川の防災情報 等で確認できます 気象庁ホームページ では 6 時間後の降雨予測も行っています 気象庁ホームページ 川の防災情報 6 時間前から 6 時間先の降雨予測まで表示可能 23

(4) 気象情報等の把握 2 河川の水位情報 ステップ 2: 災害時の確認 水位観測所における水位は ホームページで閲覧できます 観測所付近の川の断面と 観測された水位 (m) が表示されます 24 (4) 気象情報等の把握 2 河川の洪水予報 洪水予報河川 ( 水防法 10,11 条 ) 川氾濫発生情報 川氾濫危険情報 川氾濫警戒情報 川氾濫注意情報 水位周知河川 ( 水防法 13 条 ) 川氾濫危険情報 ステップ 2: 災害時の確認 洪水予報河川 水位周知河川に指定されている河川では 水位の危険度 ( レベル ) に応じて 洪水予報 を国交省または都道府県と気象庁共同で発表 洪水予報 は 都道府県を通じて関係市町村へ避難判断に参考情報として通知されるほか TV 等の報道機関を通じて公表 上昇 水位 レベル 5 4 ( 危険 ) 3 ( 警戒 ) 2 ( 注意 ) 1 基準水位 氾濫の発生 氾濫危険水位 ( 特別警戒水位 ) 避難判断水位 氾濫注意水位 ( 警戒水位 ) 水防団待機水位 市町村長の避難勧告等の発令判断の目安 住民の避難判断の参考になる水位 市町村長の避難準備 高齢者等避難開始の発令判断の目安 住民の氾濫に関する情報への注意喚起 氾濫危険水位以 水防団の出動の目安 外の水位でも情 報発表している ( ) 書きは水位周知河川の場合 河川あり 25

(4) 気象情報等の把握 2 河川の洪水予報 洪水予報や水位到達情報の伝達方法 ステップ 2: 災害時の確認 避難準備 高齢者等避難開始 避難勧告 避難指示 ( 緊急 ) の発令 通知 関係市町村 伝達 国 都県と気象台 ホームページ 携帯端末 TV 等 水防法に基づき市町村地域防災計画に記載された要配慮者利用施設 共同発表 必要に応じ報道機関の協力を求めて周知 報道機関 TV 等 ホームページ 携帯端末 住民 国と気象台の共同発表の場合には 都県を介して関係市町村へ通知 26 (4) 気象情報等の把握 3 土砂災害に関する情報 ステップ 2: 災害時の確認 土砂災害警戒情報は 過去の災害発生状況などで設定された基準を超えた または超えると予測された場合に発表されます ( 都県 気象台の共同発表 ) 1時間で降った雨の量 土の中の水分の量 27

(4) 気象情報等の把握 3 土砂災害に関する情報 ステップ 2: 災害時の確認 土砂災害警戒情報の伝達方法避難準備 高齢者等避難開始 避難勧告 避難指示 ( 緊急 ) の発令 通知 関係市町村 周知 都県と気象台 共同発表 ホームページ 携帯端末等 周知 TV 等周知 住民 必要に応じ報道機関の協力を求めて周知 報道機関 TV 等周知 28 目次 1. 説明会の背景と目的 3. 避難に必要な情報の入手方法 4. 避難確保計画 ( 非常災害対策計画 ) の作成 避難訓練 29

3. 避難に必要な情報の入手方法 水害 土砂災害リスクの事前確認 大雨時の気象 水位情報 避難情報等避難に必要な情報は 国交省及び都道府県の各機関の HP 他 気象庁 HP NHK データ放送 民間サイト などから入手が可能 事前に入手出来る情報 大雨の際に入手出来る情報 水害関係 土砂災害関係 洪水浸水想定区域 家屋倒壊等氾濫想定区域 洪水ハザードマップ 土砂災害警戒区域 土砂災害ハザードマップ 気象情報 ( 各種警報 ) レーダー雨量 河川水位 河川カメラ 洪水予報 土砂災害警戒情報 避難情報 国交省事務所 HP 都県 HP ( 今後予定 ) 市町村 HP 気象庁 HP 川の防災情報 川の防災情報 ( スマホ版 ) 浸水ナビ ハザードマップポータルサイト NHK( データ放送 ) ( 例 )yahoo! サイト * 各情報については 各機関により未作成 公表できていない場合もありますので 詳細については各機関に問い合わせ願います 30 (1) 川の防災情報 ( 国土交通省 HP) 川の防災情報 は パソコン スマホ 携帯電話で入手が可能 川の水位 雨域 ( レーダ雨量 ) 川の画像 PC 版 スマホ版 (7 月 1 日より公開 ) 浸水想定区域図 パソコンから http://www.river.go.jp/ スマートフォンから http://www.river.go.jp/s/ XRAIN 拡大試行版 http://www.river.go.jp/x/ 31

(1) 川の防災情報 川の防災情報 から河川の水位状況 危険度を確認 1 クリック クリック 河川水位の状況を表示 パソコンから http://www.river.go.jp/ スマートフォンから http://www.river.go.jp/s/ 堤防の高さと河川の水位を表示 32 (1) 川の防災情報 川の防災情報 から河川の水位状況 危険度を確認 2 レーダ情報を色で表示 クリック 河川水位の危険度レベルを色で表示 河川ライブカメラ画像 33

(1) 川の防災情報 ( スマホ版 ) スマホ版 川の防災情報 から水位状況や映像等を確認 GPS 機能を利用して 現在地の周辺の河川情報も入手が可能 現在地表示 (GPS 利用 ) GPS ボタンをワンクリックで地図上に現在地表示 現在地周辺のライブカメラ映像等の情報も入手可能 34 (2) 気象庁ホームページ 気象庁 HP の 防災情報 から 土砂災害警戒情報や降雨予測などの情報を確認 気象庁 HP 防災情報 http://www.jma.go.jp/jma/menu/menuflash.html トップ画 35

(3)NHK データ放送 NHK データ放送 から水位観測所の水位状況の入手が可能 基準水位観測所における河川の危険情報が表示されます 水防団待機水位以上の場合に表示されます 36 (4) 民間サイト 例 :Yahoo! 天気 災害関連メニュー からも多くの情報が入手可能 http://typhoon.yahoo.co.jp/weather/river/ 37

(5) 新たな情報提供の取り組み ( 国管理河川 ) 平成 28 年 9 月から スマートフォン等で 緊急速報メール を活用した 洪水情報 の配信を鬼怒川エリアで開始し 平成 29 年 6 月からは配信エリアを順次拡大します 緊急速報メール は 氾濫のおそれがある場合 ( 氾濫危険水位 を超過した時点 ) 及び氾濫が発生した場合に配信します 配信文案 H28.9.5~ 鬼怒川 常総市で運用開始 H29 年出水期からは 全国直轄河川に順次拡大予定 鬼怒川での配信訓練 (H28.9.5) 38 目次 1. 説明会の背景と目的 3. 避難に必要な情報の入手方法 4. 避難確保計画 ( 非常災害対策計画 ) の作成 避難訓練 39

4. 避難確保計画 ( 非常災害対策計画 ) の作成 避難訓練 既存の非常災害対策計画に追加することで十分です 高齢者福祉施設 非常災害対策計画 地震編 火災編 追加 水害編 土砂災害編 ポイント! 地震 火災を対象に作成された既存計画に水害 土砂災害にも対応可能となるように追加 40 4. 避難確保計画 ( 非常災害対策計画 ) の作成 避難訓練 避難確保計画 ( 非常災害対策計画 ) は 1 つ作成すれば十分です 非常災害対策計画 指定地域密着型サービスの事業の人員 設備及び運営に関する基準 ( 厚生労働省令 ) 避難確保計画 水防法 ( 国土交通省 ) 非常災害対策計画 特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準 ( 厚生労働省令 ) 対応 計画 法 対応 高齢者福祉施設 非常災害対策計画 水害 土砂災害編 根拠法令ごとに計画を作成する必要はありません! 41

4. 避難確保計画 ( 非常災害対策計画 ) の作成 避難訓練 避難確保計画作成の手引き 国土交通省では 要配慮者利用施設における避難確保計画作成の手引きをホームページで提供しています 水防法に基づく避難確保計画に定めるべき事項 一二三 パソコンから http://www.mlit.go.jp/river/bousai/main/saigai /jouhou/jieisuibou/bousai-gensaisuibou02.html 六 四 五 洪水時等の防災体制利用者の洪水時等の避難の誘導洪水時等の避難の確保を図るための施設の整備洪水時等を想定した防災教育及び訓練の実施自衛水防組織を置く場合 次の事項イ自衛水防組織が行う業務に係る活動要領ロ自衛水防組織の構成員に対する教育及び訓練ハその他自衛水防組織の業務に関し必要な事項 その他の事項 42 4. 避難確保計画 ( 非常災害対策計画 ) の作成 避難訓練 防災体制の記載例 体制の種類体制確立の判断時期活動内容 注意体制 警戒体制 以下のいずれかに該当する場合 洪水注意報発表 〇〇川氾濫注意情報発表 以下のいずれかに該当する場合 避難準備 高齢者等避難開始の発令 洪水警報発表 〇〇川氾濫警戒情報発表 洪水予報等の情報収集 洪水予報等の情報収集 使用する資器材の準備 保護者への事前連絡 周辺住民への事前協力依頼 要配慮者の避難 非常体制 以下のいずれかに該当する場合 避難勧告又は避難指示 ( 緊急 ) の発令 〇〇川氾濫危険情報発表 施設職員の避難 43

施設避難計画 水害編 施設非常災害対策計画4. 避難確保計画 ( 非常災害対策計画 ) の作成 避難訓練 非常災害対策計画に記載する推奨事項 ( 案 ) 立地条件 情報の入手方法 災害時の連絡先及び通信手段 ( 自治体 職員 家族など ) 避難開始のタイミング 判断基準 避難場所 ( 地震と水害では避難場所が変わることも ) 避難経路 避難方法 施設職員の人員配置 指揮系統など 参考となるガイドブック 全国グループホーム団体連合会 HP 防災ガイド BOOK 44 是非 避難確保計画 ( 非常災害対策計画 ) の早期策定 水害 土砂災害に関する避難計画の策定をお願いします 高齢者福祉施設 非常災害対策計画 地震編 火災編 水害 土砂災害編 45

本日のまとめ 要配慮者利用施設の管理者は 事前の備え施設の水害 土砂災害リスクを把握し 1 避難確保計画 ( 非常災害対策計画 ) の作成 2 計画に基づく訓練の実施 災害時の避難台風など大雨の際には 気象情報 ( 気象庁 ) 河川情報 ( 国 都県 ) 避難情報 ( 市町村 ) に注意し 3 避難準備 高齢者等避難開始 の発令で速やかに避難開始 をお願いします 46 本資料に関する問い合わせ窓口 国管理河川 河川情報全般に関すること国土交通省関東地方整備局水災害予報センター電話 048-601-3151( 代表 ) 県管理河川 土砂災害警戒区域等に関すること各都道府県河川課 ( 河川担当課 ) 砂防課 ( 砂防担当課 ) 非常災害対策計画に関すること各都道府県各担当福祉部局 避難情報 避難場所に関すること市区町村防災担当 気象情報に関すること各地域の気象台 47

参考 用語の説明 避難情報と求められる行動について 48 用語の説明 ( 参考 ) 用語解説洪水浸水想定区域想定最大規模降雨により当該河川が氾濫した場合に 浸水が想定される区域 想定最大規模降雨 家屋倒壊等氾濫想定区域 洪水ハザードマップ 早期の立退き避難が必要な区域 洪水予報河川 水位周知河川 要配慮者利用施設 水位の位置付け 氾濫注意水位避難判断水位 氾濫危険水位 想定しうる最大規模の降雨であって 国土交通大臣が定める基準に該当するもの堤防沿いの地域等において 洪水時に家屋が倒壊するような激しい氾濫流等が発生するおそれが高い区域 洪水浸水想定区域と想定される水深を表示した図面に 市町村地域防災計画において定められた必要事項及び早期に立退き避難が必要な区域等を記載したもの 生命 身体に直接影響を及ぼす可能性がある家屋倒壊等氾濫想定区域や浸水深が深い区域など 市町村が地域の水害特性 社会特性に応じて早期の避難場所等への立退き避難が必要として設定した区域 流域面積が大きい河川で 洪水により重大又は相当な損害が生じるとして国又は都道府県が指定し 洪水の生じるおそれがあることを周知する河川 洪水により重大又は相当な損害生じるとして国又は都道府県が指定し あらかじめ定めた水位に達したときにその旨を周知する河川社会福祉施設 学校 医療施設その他の主として防災上の配慮を要する者が利用する施設 ( 水防法第 15 条 1 項第四 ) 水防団の出動の目安市町村長の避難準備 高齢者等避難開始の発令判断の目安 住民の氾濫に関する情報への注意喚起市町村長の避難勧告等の発令判断の目安 住民の避難判断の参考になる水位 49

用語の説明 ( 参考 ) 用語解説 土砂災害警戒区域等 土砂災害警戒区域 土砂災害特別警戒区域 土砂災害ハザードマップ 土砂災害警戒情報 土砂災害警戒判定メッシュ情報 急傾斜地の崩壊等が発生した場合には住民等の生命又は身体に危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域 ( 土砂災害防止法第七条第 1 項 ) 警戒区域のうち 急傾斜地の崩壊等が発生した場合には建築物に損壊が生じ住民等の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域 ( 土砂災害防止法第九条第 1 項 ) 土砂災害警戒区域等並びにこれらの区域における土砂災害の発生原因となる自然現象の種類 ( 急傾斜地の崩壊 土石流 地すべり ) を表示した図面に 市町村地域防災計画において定められた土砂災害に関する情報の伝達方法 及び避難場所 避難経路等を記載したもの 大雨警報 ( 土砂災害 ) が発表されている状況で 土砂災害発生の危険度がさらに高まったときに 市町村長の避難勧告等の判断を支援するよう また 住民の自主避難の参考となるよう 対象となる市町村を特定して警戒を呼びかける情報で 都県と気象台が共同で発表 土砂災害警戒情報及び大雨警報等を補足する情報で 5km 四方の領域 ( メッシュ ) ごとに土砂災害発生の危険度を 5 段階に判定した結果を表示したもの避難にかかる時間を考慮して 危険度の判定には 2 時間先までの土壌雨量指数等の予想を用いている 50 避難情報と求められる行動について ( 参考 ) 用語 避難準備 高齢者等避難開始 避難勧告 避難指示 ( 緊急 ) 立ち退き避難が必要な住民等に求められる行動 ( 災害時 ) 要配慮者は 立ち退き避難する 立ち退き避難の準備を整えるとともに 以後の防災気象情報 水位情報等に注意を払い 自発的に避難を開始することが望ましい ( 避難準備 高齢者等避難開始の段階から主要な指定緊急避難場所が開設され始める ) 特に 他の水災害と比較して突発性が高く予測が困難な土砂災害については 避難準備が整い次第 土砂災害に対応した開設済みの指定緊急避難場所へ立ち退き避難することが強く望まれる 予想される災害に対応した指定緊急避難場所へ立ち退き避難する ( ただし 土砂災害や水位周知河川 小河川 下水道等 ( 避難勧告発令の対象とした場合 ) による浸水については 突発性が高く精確な事前予測が困難であるため 指定緊急避難場所の開設を終える前に 避難勧告が発令される場合があることに留意が必要である ) 小河川 下水道等 ( 避難勧告発令の対象とした場合 ) による浸水については 危険な区域が地下空間や局所的に低い土地に限定されるため 地下空間利用者等は安全な区域に速やかに移動する 指定緊急避難場所への立ち退き避難はかえって命に危険を及ぼしかねないと自ら判断する場合には 緊急的な待避場所 ( 近隣のより安全な場所 より安全な建物等 ) への避難や 少しでも命が助かる可能性の高い避難行動として 屋内での安全確保措置 ( 屋内のより安全な場所への移動 ) をとる 避難の準備や判断の遅れ等により 立ち退き避難を躊躇していた場合は 直ちに立ち退き避難する 指定緊急避難場所への立ち退き避難はかえって命に危険を及ぼしかねないと自ら判断する場合には 近隣のより安全な建物等への避難や 少しでも命が助かる可能性の高い避難行動として 屋内でもより安全な場所へ移動する安全確保措置をとる 津波災害から 立ち退き避難する 内閣府 避難勧告等の判断 伝達マニュアル作成ガイドライン より 51