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横浜市感染症発生状況 ( 平成 30 年 ) ( : 第 50 週に診断された感染症 ) 二類感染症 ( 結核を除く ) 月別届出状況 該当なし 三類感染症月別届出状況 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月計 細菌性赤痢

Microsoft PowerPoint 最近の性感染症の動向

2018 年 47 週 (11 月 19 日 ~11 月 25 日 ) 2 類感染症 3 類感染症 都道府県 結核 ジフテリア 重症急性呼吸器症候群 中東呼吸器症候群 鳥インフルエンザ (H5N1) 鳥インフルエンザ (H7N9) コレラ 細菌性赤痢 総数北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨

顎下腺 舌下腺 ) の腫脹と疼痛で発症し そのほか倦怠感や食欲低下などを訴えます 潜伏期間は一般的に 16~18 日で 唾液腺腫脹の 7 日前から腫脹後 8 日後まで唾液にウイルスが排泄され 分離できます これらの症状を認めない不顕性感染も約 30% に認めます 合併症は 表 1 に示すように 無菌

感染症定期報告感染症別文献一覧表 (2018/4/1~2018/7/31) 資料 3-1 ID 感染症 (PT) 出典概要 1 A 型肝炎 ProMED-mail Wyoming Department of Health 及び Casper-Natrona Coun

実践!輸血ポケットマニュアル

後などに慢性の下痢をおこしているケースでは ランブル鞭毛虫や赤痢アメーバなどの原虫が原因になっていることが多いようです 二番目に海外渡航者にリスクのある感染症は 蚊が媒介するデング熱やマラリアなどの疾患で この種の感染症は滞在する地域によりリスクが異なります たとえば デング熱は東南アジアや中南米で

2017 年 25 週 (06 月 19 日 ~06 月 25 日 ) 2 類感染症 3 類感染症 都道府県 結核 ジフテリア 重症急性呼吸器症候群 中東呼吸器症候群 鳥インフルエンザ (H5N1) 鳥インフルエンザ (H7N9) コレラ 細菌性赤痢 総数北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨

別紙 1 新型インフルエンザ (1) 定義新型インフルエンザウイルスの感染による感染症である (2) 臨床的特徴咳 鼻汁又は咽頭痛等の気道の炎症に伴う症状に加えて 高熱 (38 以上 ) 熱感 全身倦怠感などがみられる また 消化器症状 ( 下痢 嘔吐 ) を伴うこともある なお 国際的連携のもとに

名称未設定

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針刺し切創発生時の対応

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肝臓の細胞が壊れるる感染があります 肝B 型慢性肝疾患とは? B 型慢性肝疾患は B 型肝炎ウイルスの感染が原因で起こる肝臓の病気です B 型肝炎ウイルスに感染すると ウイルスは肝臓の細胞で増殖します 増殖したウイルスを排除しようと体の免疫機能が働きますが ウイルスだけを狙うことができず 感染した肝

平成20 年9月平成 20 年 ₉ 月 15 日発行広島市医師会だより ( 第 509 号付録 ) その結果がまとめられたことから 同月 17 日付けで 輸血療法の実施に関する指針 の一 部改正を行い通知しています 輸血前後の感染症マーカー検査の必要性 ( 指針改正箇所を抜粋 ) 本症は早ければ輸血

(CREST) 科学的発見 社会的課題解決に向けた各分野のビッグデータ利活用推進のための次世代アプリケーション技術の創出 高度化 ( 研究総括 : 北海道大学田中譲 ) における研究課題 大規模生物情報を活用したパンデミックの予兆, 予測と流行対策策定 ( 研究代表者 : 西浦博 ) の一環として行

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全数把握対象疾患報告数 2018 年第 49 分類 対象疾患 茨城県 ( 診断日 ) 全国 ( 診断日 ) 年累計 49 年累計 1 類 エボラ出血熱 クリミア コンゴ出血熱 痘そう 南米出血熱 ペスト マールブルグ病 ラッサ熱 2 類 急性灰白髄炎 結核

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2012 年 11 月 21 日放送 変貌する侵襲性溶血性レンサ球菌感染症 北里大学北里生命科学研究所特任教授生方公子はじめに b 溶血性レンサ球菌は 咽頭 / 扁桃炎や膿痂疹などの局所感染症から 髄膜炎や劇症型感染症などの全身性感染症まで 幅広い感染症を引き起こす細菌です わが国では 急速な少子

遡及調査にて77日前の献血時のHBVウイルス血症が確認できた急性B型肝炎の一例

2017 年 3 月臨時増刊号 [No.165] 平成 28 年のトピックス 1 新たに報告された HIV 感染者 AIDS 患者を合わせた数は 464 件で 前年から 29 件増加した HIV 感染者は前年から 3 件 AIDS 患者は前年から 26 件増加した ( 図 -1) 2 HIV 感染者

も 医療関連施設という集団の中での免疫の度合いを高めることを基本的な目標として 書かれています 医療関係者に対するワクチン接種の考え方 この後は 医療関係者に対するワクチン接種の基本的な考え方について ワクチン毎 に分けて述べていこうと思います 1)B 型肝炎ワクチンまず B 型肝炎ワクチンについて

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妊婦の推定感染経路 2 番目は 妊婦さんの推定感染経路です 2011 年は中国 ベトナムなど海外で感染した夫や本人です 海外からの感染に注意が必要でした ところが 2012 年は夫 同僚から妊婦さんへの感染が認められたので 同居家族 同僚のワクチン接種を勧めるよう喚起しました さらに 2013 年に

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イルスが存在しており このウイルスの存在を確認することが診断につながります ウ イルス性発疹症 についての詳細は他稿を参照していただき 今回は 局所感染疾患 と 腫瘍性疾患 のウイルス感染検査と読み方について解説します 皮膚病変におけるウイルス感染検査 ( 図 2, 表 ) 表 皮膚病変におけるウイ

なお本研究は 東京大学 米国ウィスコンシン大学 国立感染症研究所 米国スクリプス研 究所 米国農務省 ニュージーランドオークランド大学 日本中央競馬会が共同で行ったもの です 本研究成果は 日本医療研究開発機構 (AMED) 新興 再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業 文部科学省新学術領

全数把握対象疾患報告数 2018 年第 50 分類 対象疾患 茨城県 ( 診断日 ) 全国 ( 診断日 ) 年累計 50 年累計 1 類 エボラ出血熱 クリミア コンゴ出血熱 痘そう 南米出血熱 ペスト マールブルグ病 ラッサ熱 2 類 急性灰白髄炎 結核

ジカ事務連案(自治体) (結核)

1

全数把握対象疾患報告数 2018 年第 47 分類 対象疾患 茨城県 ( 診断日 ) 全国 ( 診断日 ) 年累計 47 年累計 1 類 エボラ出血熱 クリミア コンゴ出血熱 痘そう 南米出血熱 ペスト マールブルグ病 ラッサ熱 2 類 急性灰白髄炎 結核

糖尿病診療における早期からの厳格な血糖コントロールの重要性

一について第一に 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号 以下 感染症法 という )第十二条の規定に基づき 後天性免疫不全症候群(以下 エイズという )の患者及びその病原体を保有している者であって無症状のもの(以下 HIV感染者 という )(以下 エイズの患者等



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3.2013/14シーズンのインフルエンザアップデート(12/25現在)

検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 I 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 茶色 )

全数把握対象疾患報告数 2018 年第 52 分類 対象疾患 茨城県 ( 診断日 ) 全国 ( 診断日 ) 年累計 52 年累計 1 類 エボラ出血熱 クリミア コンゴ出血熱 痘そう 南米出血熱 ペスト マールブルグ病 ラッサ熱 2 類 急性灰白髄炎 結核


定点報告疾患 ( 定点当たり報告数の上位 3 疾患の発生状況 ) (1) インフルエンザ 第 51 週のインフルエンザの報告数は 1025 人で, 前週より 633 人多く, 定点当たりの報告数は であった 年齢別では,10~14 歳 (240 人 ),7 歳 (94 人 ),8 歳 (


新技術説明会 様式例

免疫学的検査 >> 5E. 感染症 ( 非ウイルス ) 関連検査 >> 5E106. 検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤

つが虫病 (40) デング熱 (41) 東部ウマ脳炎 (42) 鳥インフルエンザ (H5N1 及びH7N9を除く ) (43) ニパウイルス感染症 (44) 日本紅斑熱 (45) 日本脳炎 (46) ハンタウイルス肺症候群 (47)Bウイルス病 (48) 鼻疽 (49) ブルセラ症 (50) ベネズ

茨城県感染症流行情報 INFECTIOUS DISEASE WEEKLY REPORT IBARAKI 2018 年第 36 週 (09 月 03 日 ~09 月 09 日 ) 今週の動向 腸管出血性大腸菌感染症の報告が 6 件ありました 百日咳の報告が 5 件ありました 風しんの報告が 4 件あり

2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にあります

インフルエンザ(成人)

免疫学的検査 >> 5F. ウイルス感染症検査 >> 5F560. 検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 検体ラベル ( 単項目オーダー時

全数把握対象疾患報告数 2018 年第 48 分類 対象疾患 茨城県 ( 診断日 ) 全国 ( 診断日 ) 年累計 48 年累計 1 類 エボラ出血熱 クリミア コンゴ出血熱 痘そう 南米出血熱 ペスト マールブルグ病 ラッサ熱 2 類 急性灰白髄炎 結核

2017 年 2 月 1 日放送 ウイルス性肺炎の現状と治療戦略 国立病院機構沖縄病院統括診療部長比嘉太はじめに肺炎は実地臨床でよく遭遇するコモンディジーズの一つであると同時に 死亡率も高い重要な疾患です 肺炎の原因となる病原体は数多くあり 極めて多様な病態を呈します ウイルス感染症の診断法の進歩に

Microsoft Word - 01沖縄県蚊媒介感染症対策行動計画(第3版)

本文は 2014 年に発行された Infectious diseases prioritisation for event-based surveillance at the European Union level for the 2012 Olympic and Paralympic Games

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【資料3】感染症の範囲及び類型について


2015 年 9 月 30 日放送 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE) はなぜ問題なのか 長崎大学大学院感染免疫学臨床感染症学分野教授泉川公一 CRE とはカルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 以下 CRE 感染症は 広域抗菌薬であるカルバペネム系薬に耐性を示す大腸菌や肺炎桿菌などの いわゆる

厚生労働大臣が定める三種病原体等及び四種病原体等の一部を改正する件の公布等について

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Ⅰ 第 30 週の発生動向 (2017/7/24~2017/7/30) 1. 手足口病については むつ保健所管内で警報が発令されました 東地方 + 青森市保健所管内 弘前保健所管内 上十三保健所管内で警報が継続しています 三戸地方 + 八戸市保健所管内では 定点当たり報告数の増加が続いており 警報レ

危機管理論 リスクとクライシスのマネジメント

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70 例程度 デング熱は最近増加傾向ではあるものの 例程度で推移しています それでは実際に日本人渡航者が帰国後に診断される疾患はどのようなものが多いのでしょうか 私がこれまでに報告したデータによれば日本人渡航者 345 名のうち頻度が高かった疾患は感染性腸炎を中心とした消化器疾患が


耐性菌届出基準

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免疫学的検査 >> 5E. 感染症 ( 非ウイルス ) 関連検査 >> 5E106. 検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤

Taro [県・動検版] Schmall

H30_業務の概要18.予防接種

2017 CHIBA WEEKLY REPORT 千葉県結核 感染症報 第 43 ( 平成 29 年 10 月 23 日 ~ 平成 29 年 10 月 29 日 ) 定点把握対象の五類感染症 千葉県感染症天気図 第 43 上段は = 報告 / 定点医療機関 下段は報告 定点 疾病名 流行状況 コメン

流行の推移と発生状況 疾病名推移発生状況疾病名推移発生状況 インフルエンザ RS ウイルス感染症 咽頭結膜熱 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 感染性胃腸炎 水痘 手足口病 伝染性紅斑 突発性発疹 百日咳 ヘルパンギーナ 流行性耳下腺炎 急性出血性結膜炎流行性角結膜炎 細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎 マイコ

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二類感染症 1 結核平成 23 年は 291 件の届出があり 前年 (188 件 ) の約 1.5 倍に増加した 月別届出数は 16~43 件で推移した 症状別では 患者 198 件 ( 内訳 : 肺結核 143 件 その他の結核 42 件 肺結核およびその他の結核 13 件 ) 疑似症患者 1 件

日本内科学会雑誌第105巻第11号

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第14巻第27号[宮崎県第27週(7/2~7/8)全国第26週(6/25~7/1)]               平成24年7月12日

2)HBV の予防 (1)HBV ワクチンプログラム HBV のワクチンの接種歴がなく抗体価が低い職員は アレルギー等の接種するうえでの問題がない場合は HB ワクチンを接種することが推奨される HB ワクチンは 1 クールで 3 回 ( 初回 1 か月後 6 か月後 ) 接種する必要があり 病院の

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A 農場の自家育成牛と導入牛の HI 抗体価の と抗体陽性率について 11 年の血清で比較すると 自家育成牛は 13 倍と 25% で 導入牛は 453 倍と % であった ( 図 4) A 農場の個体別に症状と保有している HI 抗体価の と抗体陽性率を 11 年の血清で比較した および流産 加療

世界保健機関 (WHO) による緊急事態宣言 WHOは 2016 年 2 月 1 日に開催された ジカウイルス感染症に関する国際保健規則 (IHR) 緊急委員会 ( 第 1 回 ) 会合の勧告を踏まえ 最近のブラジルにおける小頭症やその他神経障害の急増について 国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事

染症であり ついで淋菌感染症となります 病状としては外尿道口からの排膿や排尿時痛を呈する尿道炎が最も多く 病名としてはクラミジア性尿道炎 淋菌性尿道炎となります また 淋菌もクラミジアも検出されない尿道炎 ( 非クラミジア性非淋菌性尿道炎とよびます ) が その次に頻度の高い疾患ということになります

感染症法に基づく届け出について

学位論文要旨 牛白血病ウイルス感染牛における臨床免疫学的研究 - 細胞性免疫低下が及ぼす他の疾病発生について - C linical immunological studies on cows infected with bovine leukemia virus: Occurrence of ot

( 症状および検査所見 ) 3~7 日の潜伏期間の後に 発熱 発疹 頭痛 骨関節痛 嘔気 嘔吐などの症状がおこる 日本国内で診断されたデング熱患者の症状や検査所見の出現頻度を表 1 に示す 3) 発熱は発病者のほぼ全例にみられ 時に二峰性となる 通常 発病後 2~7 日で解熱し そのまま治癒する 約

全数把握対象疾患報告数 2016 年第 38 分類 対象疾患 茨城県 ( 診断日 ) 全国 ( 診断日 ) 年累計 38 年累計 1 類 エボラ出血熱 クリミア コンゴ出血熱 痘そう 南米出血熱 ペスト マールブルグ病 ラッサ熱 2 類 急性灰白髄炎 結核

感染症定期報告感染症別文献一覧表 (2014/4/1~2014/9/30) ID 感染症 (PT) 出典概要 1 E 型肝炎 Vet J. 197(2013) 中国におけるブタの E 型肝炎ウイルス (HEV) に関する報告 2006 年から 2011 年までに中国南東部及び南西部のブ

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1 定期報告別文献一覧表 (2016/4/1~2016/7/31) 資料 3-1 1 ヒト T 細胞リンパ親和性ウイルス 1 型感染 Am J Trop Med Hyg. 94(2016)365-370 沖縄県の入院患者における糞線虫感染及びヒト T 細胞白血病ウイルス 1 型 (HTLV-1) 感染に関するコホート研究について 沖縄県住民における糞線虫感染及び HTLV-1 感染の罹患率は 過去 24 年間で減少した HLV-1 感染が肝臓がん並びに成人 T 細胞白血病 / リンパ腫 (ATLL) 以外のリンパ腫の発症率を有意に上昇させることが明らかとなった 2 インフルエンザ J Virol. 89(2015)11213-11222 米国のブタにおいて新規再集合体ヒト由来 H3N2 および H3N1 インフルエンザ A 型ウイルスが検出された このウイルスは感染力が強く 米国で流行するブタ H3 ウイルス株およびワクチン株とは抗原性が異なるとの報告 3 インフルエンザ promed-mail 20150830.3612253 米国におけるインフルエンザ A(H1N1) 変異型 (H1N1v) ウイルスの報告 アイオワ州において H1N1v のヒト感染例 1 例が報告された この症例は発症の前週にブタとの密接な接触があったことが報告されている 4 インフルエンザ promed-mail 20151222.3885143 米国におけるインフルエンザ A(H1N1) 変異型 (H1N1v) ウイルスの報告 ミネソタ州において H1N1v のヒト感染例 1 例が報告された この症例はブタの近くに在住 勤務していたが 直接的な接触はなかった 現時点でヒト - ヒト伝播は報告されていない 5 インフルエンザ CDC FLUVIEW 2015-2016 Influenza Season Week 13 ending April 2, 2016 米国におけるインフルエンザ A(H3N2) 変異型 (H3N2v) ウイルスの報告 ミシガン州において H3N2v のヒト感染例 1 例が報告された この症例は発症の前週にブタとの密接な接触があったことが報告されている 6 インフルエンザ CDC MMWR 65(2016)146-153 米国ニュージャージー州においてヒトのインフルエンザ A 型変異型ウイルスの感染例 1 例が報告された 本症例はブタとの直接的な接触はないが 発症前にブタのいる農場を訪れていた 7 インフルエンザ 8 9 /don/3-may-2016- ah7n9-china/en/ http://www.who.int/infl uenza/human_animal_in terface/influenza_sum mary_ira_ha_interface_ 14_Dec_2015.pdf?ua=1 /don/19-january- 2016-avian-influenzachina/en/ 中国における A(H7N9) の報告 2016 年 4 月 18 日 中国における H7N9 のヒトの追加の検査確定例 17 例 ( うち死亡 5 例 ) が WHO に報告された 発症日は 2 月 21 日 ~3 月 20 日に分布しており 症例の年齢は 26~ 86 歳であった 15 例において 生きた家禽 食肉処理された家禽 または生きた家禽を扱う市場への曝露が報告された 報告された症例には ヒト - ヒト感染が疑われる症例も含まれている 中国における A(H7N9) の報告 中国において新たな検査確定例 2 例が WHO に報告され 両症例とも家禽への曝露が報告された 少なくとも死亡 275 例を含む H7N9 ヒト感染の確定例 683 例が報告されている 中国における A(H7N9) の報告 2016 年 1 月 11 日 中国は H7N9 のヒトの追加の検査確定例 10 例 ( 死亡 3 例を含む ) を WHO に報告した 10 http://www.who.int/inf kuebza/human_animal_i nterface/2016_01_20_ta bleh5n1.pdf?ua=1 WHO に報告された A(H5N7) のヒト確定症例累積数について 2003~2015 年の症例数が報告され 中国において 5 例 ( 死亡 1 例 ) が報告され 合計症例数は 143 例 ( 死亡 42 例 ) が報告された 11 口内炎 20150926.3671956 米国におけるウシの水疱性口内炎感染の報告 Wyoming 州 Riveryon 周辺の 9 ヶ所がウシの水疱性口内炎感染により隔離された ウイルスはウシだけではなく ウマ ヒツジ ヤギ ブタ ラマ バイソン等にも感染した 12 口内炎 20151010.3704735 米国における水疱性口内炎感染の報告 Colorado 州で ウマ ラバおよびウシの群れにおける水疱性口内炎の検査で陽性の結果が得られ 14 郡の 42 ヵ所が隔離されたことを 2015 年 10 月 8 日に Colorado Department of Agriculture が発表した

2 13 日本脳炎 B 型 Nat Commun. 2016 Feb 23;7;10834. doi:10.1038/nocomms1 0832. ブタにおける日本脳炎感染の報告 ブタにおける日本脳炎の伝播は蚊によって媒介される感染経路のみが知られているが ブタからブタへの日本脳炎ウイルスの直接感染が示された 14 腎症候性出血熱 Virology Jounal. 13(1) 16 Feb. 2016 2012 年に中国雲南省において 15 種の動物からハンタウイルス検出を試みた結果 ハタネズミから新たなハンタウイルスが検出され 地名から Fugong ウイルスと命名された 15 狂犬病 http://www.who.int/we r/2016/wer9102.pdf 2010~2014 年に アフガニスタンにおいて 2000~3000 症例 パキスタンにおいて 2000~5000 症例 中国において 854 例の狂犬病によるヒト死亡例が報告された 16 狂犬病 promed-mail 20160317.4098684 米国におけるウシの狂犬病の報告 Kansas 州ではウシにおける狂犬病が増加しており 過去 2 年間に最も多く狂犬病と診断された家畜種はウシであった ウシにおける症例は 2016 年に 13 例 2015 年に 9 例が確認されている 17 灰白髄炎 18 灰白髄炎 19 灰白髄炎 20 灰白髄炎 21 灰白髄炎 https://www.gov.uk/go verment/uploads/syste 2015 年 11 月 野生型ポリオウイルス1 型 (WPV1) の新規症例 9 例が報告され m/uploads/attachment た 全例が流行国における症例であった ( パキスタンにおいて5 例 アフガニ _date/file/484689/eme スタンにおいて4 例 ) ラオスでは循環型ワクチン由来ポリオウイルス1 型症 rging_infections_summa 例が報告され 2015 年の総数は5 例に増加した ry_november_2015.pdf http://www.gov.uk/gov ernment/uploads/syste m/uploads/attachment 2015 年 12 月 パキスタンとアフガニスタンにおいて 野生型ポリオウイルス1 _data/file/492486/eme 型 (WPV1) の新規症例が計 10 例報告された rging_infections_summa ry_december_2015.pdf /don/21-december- 2012-poliomyanmar/en/ ミャンマーの National IHR Focal Point より 循環型ワクチン由来ポリオウイルス 2 型 (VDPV2) の症例 2 例が WHO に報告された ミャンマーにおいて VDPV2 が循環していることが 2015 年 11 月 7 日に検査により確認された 急性弛緩性麻痺 (AFP) サーベイランスの実績およびポリオの発生 (2015 年 http://www.who.int/we 11 月 17 日時点でWHO 本部が受理したデータ ) において 野生型ポリオウイル r/2015/wer9049.pdf?ua ス1 型 (WPV1) 症例は アフガニスタンにおいて16 例 パキスタンにおいて40 =1 例が報告された 循環型ワクチン由来ポリオウイルス2 型 (cvdpv2) 症例はパキスタンにおいて2 例が報告された http://www.who.int/me 2016 年 2 月 12 日 ポリオウイルスの国際的拡大に関連し International diacentre/news/statem Health Regulations(IHR) のEmergency Committeeの第 8 回会議が開催され ents/2016/8th-ihr- た 野生型ポリオウイルスの国際的拡大の発生は全体的に減少しているも emergency- のの継続しており 2015 年 10 月と11 月に発生したパキスタンからアフガニス committee- polio/en//2016/03/01 タンへの新規輸出が2 件報告されている 22 灰白髄炎 MMWR. 65(2016)128-129 ワクチン由来ポリオウイルス感染のアウトブレイクについて ギニア ラオス マダガスカル ミャンマー ウクライナにおいてワクチン由来ポリオウイルスアウトブレイクが確認されたとの報告 23 フラビウイルス感染 Euro Surveill. 21(2016) doi:10.2807/1560-7917.es.2016.21.10.301 59 ジカウイルス流行国であるドミニカ共和国からイタリアに帰国した渡航者がジカ熱を発症した ウイルス RNA は血漿中に発症後 10 日目まで検出され 唾液と尿からは血漿中よりも長い 29 日目まで認められた 24 フラビウイルス感染 25 フラビウイルス感染 26 フラビウイルス感染 MMWR 65(2016)55-58 N Engl J Med. 374(2016)951-958 Reuters (2016 年 2 月 5 日付 ) アメリカ大陸の 19 地域とプエルトリコにおけるジカウイルスの伝播拡散が全米保健機構に報告された ブラジルにてジカウイルス (ZIKV) に感染した妊婦が人工妊娠中絶を実施し 中絶後の胎児を剖検したところ 小頭症が認められ RT-PCR と電子顕微鏡により胎児脳組織から ZIKV が検出され 垂直感染が疑われた ブラジルにおいて 唾液と尿からジカウイルスが検出されたとの報告

3 27 フラビウイルス感染 28 フラビウイルス感染 29 フラビウイルス感染 30 フラビウイルス感染 YAHOO! JAPAN ニュース (2016 年 2 月 6 日付 ) Transfurion. 56(2016)33-40 http://www.fda.gov/do wnloads/biologicsblood Vaccines/GuidanceCo mplianceregulatoryinfo rmation/guidances/blo od/ucm486360.pdf/20 16/02/16 /resources/publication s/zika/safeblood_supply18feb2016.pdf?ua=1/2016/02 2016 年 2 月 5 日 ブラジルのオズワルド クルズ財団の研究所は 唾液と尿中にジカウイルスが存在することを世界で初めて確認したと発表した 唾液や尿でウイルスが実際に感染するかは更なる調査が必要との内容 アモトサレンと UVA 照射の組み合わせによる血液製剤の病原体不活化法は 血液製剤に混入したジカウイルスの不活化において in vitro で有効であった 米 FDA は 新規のジカウイルスのアウトブレイクに対する安全対策として 新たなガイダンス 業界向けガイダンス : ジカウイルスの輸血による伝播リスクを低減するためのドナースクリーニング 献血延期 および製品管理に関する勧告 を発行した ジカウイルス伝播が活発ではない地域においては 感染リスクがあるドナー ( 過去 4 週間に感染を示唆する症状があった人など ) に対する 4 週間の献血延期が勧告されている WHO は ジカウイルスのアウトブレイク期間における安全で十分な血液供給の維持について - 暫定的ガイダンス を発行した ジカウイルスの伝播が継続中の国における安全で十分な血液供給の維持 およびジカウイルスの伝播がない国における輸血サービスに関する対策などが示されている ジカウイルス伝播がない国においては 流行地からの帰国後 28 日間は一時的に供血停止にする また過去 3 ヶ月に感染した又は感染の可能性のある男性との性パートナーの供血停止を考慮すべきとしている 31 フラビウイルス感染 32 フラビウイルス感染 33 フラビウイルス感染 www.cdc.gov/mmwr/vo lumes/65/wr/mm6505 e1er.htm?s_cid=mm650 5e1.htm_w/2016/02/05 http;//www.who.int/csr /don/12-february- 2016-microcephalyusa/en/ reuters.com (2016 年 2 月 4 日付 ) ジカウイルスの性感染予防に関する暫定的ガイドライン ジカウイルスは性行為による伝播が可能であり これは特に妊娠中に懸念される ジカウイルス伝播地域に在住または渡航した男性とそのパートナーは性交渉に際して避妊を考慮するよう勧告している 米国においてジカウイルスに感染した母親から乳児への感染が血清学的に確認され 妊娠中の母体から胎児への感染が疑われた ブラジルにおける 2 例のジカウイルスの輸血感染の報告 2015 年 3 月にジカウイルスに感染した血液ドナーより輸血を受けた男性 1 例がジカウイルスに感染したことが遺伝子検査により確認された また 2015 年 4 月に 感染者からの輸血を受けた男性 1 例がジカウイルスに感染した この男性の感染はおそらく輸血によるものと考えられているが 遺伝子検査による確認はまだ実施されていない 34 フラビウイルス感染 AABB Weekly Report April 15, 2016 プエルトリコにおいて献血のジカウイルスの検査が開始されたとの報告 この検査は HIV B 型肝炎 C 型肝炎 ウエストナイルウイルスのスクリーニングで既に実施されている検査と同様のプラットホームを使用している 35 フラビウイルス感染 CDC MMER. 65(2016)395-399 2016 年 1 月 3 日 ~3 月 5 日 米国において ジカウイルス感染の活発な地域へ旅行または移動したヒト 4534 例 ( うち妊婦 3335 例 ) に対しジカウイルス検査が実施され ジカウイルス関連症状を 1 回以上出現した 1541 例のうち 182 例 (11.8%) でジカウイルス感染が確認された 無症候の 2557 例 ( うち妊婦 2425 例 ) のうち 7 例 (0.3%) がジカウイルス感染と確認された 36 フラビウイルス感染 デング熱 http://biorxiv.org/cont ent/early/2016/04/25 /050112/2016/04/25 デングウイルス (DENV) の抗体はジカウイルス (ZIKV) の感染力を増加させる可能性があるとの報告 in vitro において ヒト抗 DENV モノクローナル抗体および DENV 免疫血清は ZIKV 感染を増強した 著者らは 既存の DENV 免疫が ZIKV 感染を増強し 疾患を重症化させる可能性が示唆されると報告している 37 ウイルス感染 HPS Weekly Report. 49(2015) 2015 年 11 月 25 日に European Centre for Disease Prevention and Control(ECDC) がジカウイルスのリスク評価を公表した ブラジルにおける先天性小頭症の増加とジカウイルスとの関連性について生態学的なエビデンスしか存在しないものの 因果関係の可能性は除外できず 更なる調査と研究が必要であると結論付けられている 38 ウイルス感染 MMWR 65(2016)159-160 ブラジルにおけるジカウイルス感染の報告 ブラジルにおいて小頭症の乳児の脳組織及び早期流産の胎盤組織からジカウイルスの RNA と抗原が検出され ジカウイルスと胎児死亡および小頭症との関連が示されたとの報告

4 39 ウイルス感染 Disease Outbreak News. 7 March 2016 ジカウイルス感染とギラン バレー症候群 (GBS) の関連性について 2013 年 10 月 ~2014 年 4 月 フランス領ポリネシアにおいて ジカウイルスのアウトブレイクが発生し 疑い例 8,750 例が報告され このうち 383 例が確定例であった このアウトブレイク中に 42 例の GBS が報告され 4 年間と比較して 20 倍の増加であった GBS 症例 42 例のうち 41 例がジカウイルス抗体を有していることが示された 40 ウイルス感染 Health Protection Report. 10(2016) 米州におけるジカウイルス (ZIKV) のアウトブレイクが続いており 2014 年 2 月 ~2016 年 1 月 米州の 18 の国と地域において ZIKV の土着の循環が確認された ZIKV 状のある患者におけるギラン バレー症候群症例が報告されている また 小頭症の増加と ZIKV のアウトブレイクに関連性についてエビデンスが増加している ZIKV は胎盤関門を通過すること明らかとなり 感染胎児や乳児の血液や組織においてウイルスが検出された これらの症例のうち 6 例の母親は妊娠中に ZIKV 感染と一致する症状を示していた 41 チクングニヤウイルス感染 デング熱 フラビウイルス感染 /don/8-february- 2016-gbsbrazil/en/#/2016/02/0 8 2016 年 1 月 22 日 ブラジルのナショナル IHR フォーカルポイントは 全国レベルでのギラン バレー症候群 (GBS) の増加について PAHO/WHO に通知した 病院のサーベイランスシステムのデータによると 2015 年 1 月 ~11 月に国内全域で GBS 症例 1708 例が登録されたことが明らかとなった ブラジルの大部分の州において ジカウイルス チクングニアウイルス デングウイルスが伝播しているとした上で GBS 及び先天異常とジカウイルスとの因果関係は今後のケースコントロール研究の結果により明らかになる可能性があるとしている 42 ウイルス感染 J Gen Virol. 96(2015)2994-2998 米国のブタ血清中より 新規と推定されるウイルスが同定され 暫定的に非定型ブタペスチウイルス (APPV) と命名された 43 クロイツフェルト ヤコブ病 OIE 2016 年 3 月 25 日 フランスにおける BSE の報告 アウトブレイクの発生日は 2016 年 3 月 1 日 ウシにおいて疑い例 394 例 症例 1 例 処分例 1 例が報告された 感染源は不明もしくは結論に到達していない 44 クロイツフェルト ヤコブ病 20151201.3833109 カナダの Alberta のウシ 1 例から採取されたサンプルにおいて BSE が確認された このウシは死亡以前の数日間に歩行困難であったことが報告されていた ウシは 2015 年 2 月 4 日に屠殺され 2015 年 2 月 11 日に組織サンプルの免疫ブロット検査にて BSE 陽性が確認された 45 異型クロイツフェルト ヤコブ病 promed-mail 20160422.4175340 インドにおいて変異型クロイツフェルト ヤコブ病ヒト症例が報告された 46 レンサ球菌感染 BMC Infect Dis. (2015)15:392 タイにおいて ブタレンサ球菌血清型 31 型の初めてのヒト感染例が報告された 患者は肝硬変を患ったアルコール依存の男性で 敗血症にて入院した 発症前に自家製の生の豚肉製品を消費していた 47 レンサ球菌感染 学雑誌. 89(2015)741-744 国内における豚レンサ球菌 ( 血清型 2 型 ) によるトキシックショック様症候群の報告 養豚業の 71 歳男性において Streptococcus suis が同定され トキシックショック様症候群と診断された 48 炭疽 20151222.3885257 カナダにおける炭疽の報告 2015 年 12 月 19 日までの週に Saskatoon 南西の Harris 行政区の農場のウシ 1 例において炭疽が確認された 同じ群れの他のウシ 2 例の死亡についても炭疽が疑われている 49 ウシ結核 20160108.3919034 Michigan 州の Lower Peninsula 北東部において 新たにウシ結核症例 1 例が検出された Alpena County の食肉用の中型のウシの群れにおいて結核が認められた 本感染は 同州の Department of Agriculture and Rural Development および U.S. Department of Agriculture による定期検査で発見された 50 大腸菌感染 NHS choices Tuesday December 22 2015 中国において初めてプラスミド媒介性 colistin 耐性細菌のブタ例およびヒト例が確認された

5 51 大腸菌感染 Lancet Infect Dis. 16(2016)161-168 中国の動物およびヒトからサンプリングした E. coli においてプラスミド媒介性のコリスチン耐性遺伝子が確認された 52 大腸菌感染 第 90 回日本学会総会 学術講演会 (2016.4.15.16) 日本における新興ヒト下痢症起因菌 Escherichia albertii の家畜等からの感染リスク調査について ウシ ブタ 鶏 ( ブロイラー 地鶏 ) 野鳥の便を採取し Escherichia albertii の DNA を抽出し 性状解析を行った結果 ウシ 1/105 検体 ブタ 12/100 検体が陽性 鶏ではブロイラー 1/200 検体 地鶏 26/80 検体が陽性であり ブタと地鶏での保菌率が高かった 陽性 4 検体から本菌を分離でき すべての株が本菌の主要病原遺伝子である eae 遺伝子と cdt 遺伝子を保有していた 53 マイコバクテリア感染 Plast Reconstr Surg. 137(2016)97-105 イスラエルの医療機関において インプラントによる乳房再建術後に新種のマイコバクテリア属菌 (Mycobacterium jacuzzii) 感染が確認された 54 レジオネラ菌性肺炎 N Engl J Med. 374(2016)497-498 ポルトガルにおけるレジオネラ症の報告 2014 年にポルトガルビラ フランカ デ シーラで発生した数百例のレジオネラ症集団発生において レジオネラに罹患した成人男性 ( 患者 1) を看病した母親 ( 患者 2) がレジオネラに感染した 患者 1 はレジオネラに汚染された施設の作業員であり 患者 2 は流行地域への渡航歴はなかった 遺伝子分析により 患者 1 及び 2 からレジオネラ ニューモフィラの同じ株が確認され ヒトからヒトへの感染が疑われると報告されている 55 バルトネラ症 http://wwwnc.cdc.gov/ eid/article/22/3/15-0269_article フランスにおいて慢性的な自覚症状を呈するダニ咬傷患者の血液培養により 他の動物種に関連する Bartonella tribocorum B.doshiae B.schoenbuchenisis が同定され ヒトに対する新規病原性が示唆された 56 ブルセラ症 20151122.3811521 米国における Brucella abortus の報告 Wyoming 州 Park County のウシの群れの 1 例において 血液検査にて野生株 Brucella abortus に対し陽性の結果が得られた 57 野兎病 N Eng J Med. 374(2016)573-581 米国における野兎病の報告 米国マサチューセッツ州において 58 歳女性患者における野兎病が確認された 患者は発症前の 2 ヶ月間 ニューイングランド沿岸の森の多い地域で生活しており 頻繁に池や海を訪れていた 58 ライム病 http://www.cdc.gov/m 米国において ヒトにライム病を引き起こす新たな原因菌種が発見された edra/releases/2016/p0 暫定的にBorrelia mayoniiと名付けられ 遺伝子検査によりBorrelia 208-lyme-disease.html burgdorferiの近縁種であることが判明した 59 細菌感染 Blood. 127(2016)496-502 米国において 血小板製剤の一部分割液を培養する積極的サーベイランスと医療機関から報告される輸血副作用を検討する受動的サーベイランスが 7 年間 (2007~2013 年 ) 実施された 積極的サーベイランスにより 輸血された 51,440 本の血小板製剤のうち 20 本が細菌に汚染されていたことが判明したが 受動的サーベイランスによって報告された 284 例の副作用例に これらの細菌汚染された血小板輸血を受けた患者は含まれていなかった 受動的サーベイランスによる敗血症反応の検出の限界を示しているのと報告 60 感染 2016 年 5 月付でFDAから 業界向けガイダンス : 血液および血液成分の供血 http://www.fda.gov/do 者スクリーニングに使用する容認可能な完全版および簡易版供血者履歴問 wnloads/biologicsblood 診と附属資料の導入 が公表された 本ガイダンスは FDAの要件と勧告を Vaccines/GuidanceCo 満たした血液および血液成分の供血者履歴情報の収集のための有効な方 mplianceregulatoryinfo 法として 2016 年 2 月付で米国血液銀行協会 (AABB) により作成された供血 rmation/guidances/blo 者履歴問診票 ( 完全版および簡易版 ) および付随文書がFDAにより承認され od/ucm273685.pdf たことを示している