平成 23 年度東村山市西部地域包括支援センター事業計画 現状 1 過去一年間の事業実績 ( 平成 22 年 1 月 ~12 月 ) (1) 予防給付実績 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 委託新規 1 0 1 0 0 0 0 1 1 1 1 2 委託継続 37 38 36 37 33 30 28 28 29 29 30 31 直接新規 4 5 2 2 2 2 6 7 6 7 3 4 直接継続 96 102 103 105 103 101 102 102 105 106 110 109 合計 138 145 142 144 138 133 136 138 141 143 144 146 (2) 相談件数 ( 予防給付対象者を含む ) 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 新規相談実人数 19 11 11 15 8 21 15 19 21 12 15 15 継続相談実人数 114 106 114 110 109 115 101 111 119 122 120 111 実人数合計 133 117 125 125 117 136 116 130 140 134 135 126 件延数べ 電話 229 193 223 271 264 278 219 231 263 206 181 204 訪問 96 77 105 108 112 156 99 115 162 156 115 134 来所 31 11 18 14 8 16 17 5 11 9 19 19 (3) 地域支援事業 ( 特定高齢者施策 一般高齢者施策 ) 他 特定高齢者施策 ( 対象者 189 名 ) 介護予防教室 地域ケア会議 介護予防事業利用 11 件介護予防教室への参加多数 開催 8 回延べ参加者約 300 名 担当地域部会 ( 民生委員 ) 2 回 (4) その他 講座等 新日本婦人の会において 認知症サポーター養成講座 2 回 南台自治会において 認知症サポーター養成講座 万寿園 第 3 万寿園勉強会にて 講師派遣 (5) 夜間対応件数 (17:00~9:00) 件数 内 容 配食サービス利用者不在のため所在確認及び安否確認 19 件 精神的に不安定な方の訴えへの対応等 民生委員等からの安否確認要請対応 2 現状の問題点 (1) 老人クラブや福祉協力委員など特定の主体については 地域包括支援センターの役割及び機能等の周知が出来つつあるが このような場に所属していない方などのそれ以外の地域住民への働きかけが不足している現状がある (2) 民生委員の欠員を受け ( 美住町 2 箇所 富士見町 3 箇所 ) アウトリーチによるハイリスク世帯の実態把握が十分に行われていない地区がある (3) 地域におけるインフォーマルな資源及び地域課題の把握と連携が十分ではない現状があり 地域見守りネットワークの拡充が進んでいない (4) 高齢者の住形態が多様化している中で従来型特養に比して 小規模多機能型などの新しい形の施設 とりわけ個室ユニット型特養が浸透していない現状がある 1
基本方針 1. 地域に 総合的 重層的な見守り サービスネットワークを構築するべく フォーマル インフォーマルな社会資源に働きかけ 連携を促進する 2. 高齢者の多様なニーズや相談を総合的に受け止め 訪問して実態を把握し 必要なサービスに繋ぐ 3. 高齢者への支援が包括的かつ継続的に確保されるために 地域の多様な社会資源を活用し ケアマネジメント体制を構築する ( ケアマネジャー支援 ) 4. 介護予防事業 予防給付が効果的かつ効率的に提供され 介護予防が促進されるための適切なケアマネジメントを実践する 5. 虐待防止 認知症高齢者の契約等 高齢者の権利擁護に努める 組織 ( 組織 職員構成 研修等 ) 1 組織図 第二万寿園施設長 在宅福祉統括課 地域包括支援センター * 看護師 * 主任介護支援専門員 * 社会福祉士 * 介護支援専門員 副施設長デイサービスセンターヘルパーステーション居宅介護支援事業所 管理課 サービス支援課 * 相談係 * 訓練係 * 介護係 * 看護係 * 栄養管理係 2 職員配置計画 職員配置定数 23 年 1 月 1 日現在 ( 常勤換算 ) 正規職員 配置計画 非常勤職員 ( 常勤換算 ) 計 ( 常勤換算 ) 主任介護支援専門員 1 1(1) 1 1(1) 社会福祉士 1 1(1) 1 1(1) 保健師 ( 看護師 ) 1 1(1) 1 1(1) 介護支援専門員 1 兼務 1(0.7) 1 兼務 1(0.6) 管理者 1 兼務 1(0) 1 兼務 1(0) 計 5 5(3.7) 5( 2 名兼務 ) 0 5(3.6) 注 ) 配置基準 : 主任介護支援専門員 保健師 ( 看護師 ) 社会福祉士 介護支援専門員各 1 名 3 職員研修計画住み慣れた地域において 個々が健康で安心な在宅生活を継続できること また 安全で豊かな地域社会の構築を支援するうえで 必要な幅広い知識 技術の習得を目的として研修を計画する 各専門職のスキルアップ研修 介護予防について啓発や助言指導が行えるための 運動プログラム 認知症予防等に関する知識の蓄積 更新 見守りネットワーク等 地域づくりに関する モデル事例やノウハウの獲得 虐待対応や成年後見制度の活用等 高齢者の権利擁護に関わる知識 精神障害や知的障害 アルコール問題等 多様なケースへの対応 多問題家族への適切で効果的なアプローチ方法を学ぶ 東村山ブロック職場研修推進委員会による研修企画 ブロック内各事業所の連携強化 2
安全管理 防災対策 1 感染症 食中毒対策併設事業所合同で 感染症対策委員会 を設置し 予防及び拡散防止を基本方針とし 情報及び対応の共有により 各事業所に必要な感染症対応マニュアルの定期点検と職員の周知徹底を図る 2 事故 苦情防止対策各事業所において発生時に 事故報告書 苦情受付書 及び発生には至らない場合の ヒヤリ ハット 報告書を作成し 防止を基本方針とし分析を行う また 身体拘束については各事業所で指針及び対応についての取り決めを行い適切かつ廃止に向けた取り組みを行う 更に 併設事業所合同の 事故 苦情対策委員会 及び 身体拘束対策委員会 を設置し各事業所の取り組み及び対応について検討を行う 3 安全衛生管理併設事業所から選任された職員及び産業医による 合同の 安全衛生委員会 を設置し職員の健康保持増進を図る取り組みを行う また 個別に産業医との面談実施により心身の状態の把握とアドバイスを行う 特に 労働災害 腰痛予防 安全衛生教育 作業環境 メンタルケア を重点事項として職場環境への改善検討を行う 4 災害対策併設事業所において 防災対策委員会 を設置し 火災 震災時等への適切な対応のための訓練計画の作成による実地訓練を行う また 防災の観点から設備点検及び職員教育を強化する 更に 東村山ブロック及び消防署の協力を得て近隣地域との連携強化を目的とした訓練を実施する サービス課題 ( 重点事業計画 ) 重点課題計画内容 ( 事業目的 目標値 実施時期等 ) 1 地域住民への地域包括支援ア ) 地域の様々な主体に対しての働きかけを続け 高齢者に留まらないセンターの役割及び機能等あらゆる世代へのPRを行い 地域包括支援センターの役割や機能のの周知周知に努める その方法としては 各種講座等の積極的な開催申し出を行っていく 重点的には以下の課題を設定 福祉協力員会との繋がり継続 老人クラブ 自治会へのアプローチ 社会福祉協議会等を通じ または地区内学校に直接 福祉教育カリキュラム等への協力の申し出を行う イ ) 全市的な包括支援センター広報誌 夢のとびら の他に 事業所独自の機関紙 ともに の発行を継続し 西部地域包括支援センターに親しみを持っていただけるよう取り組む 配布方法については 福祉協力員会が 地区内に 協力員会便り を全戸配布しているため これとの連携を検討する ウ ) 老人クラブとのつながりを強めるための働きかけを継続し 各単位クラブとの顔の見える関係作りを進める 老人クラブの会合や催事への参加 介護予防教室や認知症サポーター養成講座の開催申し出 2 高齢者の見守りネットワークの拡充 ア ) 福祉協力員会 老人クラブ 自治会 警察 商工会 配食事業者等 地域の見守りについて共通の問題意識を持っている主体を発見し 認知症サポーター養成講座の開催提案等の機会を通じて連携先を増やし 地域の見守り力の向上に努める イ ) 地域の様々な主体が横断的に結び付いた見守りネットワークの構築を目標として 地域福祉懇談会の開催を目指す これに当たっては 社会福祉協議会のまちづくり支援係との共通課題とし 連携しながら検討していく ウ ) 高齢者見守りネットワークの一つの要である 第二万寿園配食サービスとの日頃からの連携を重視する 情報の密な共有を行い 確実な 3
安否確認を実施する エ ) 民生委員欠員地区への 高齢介護課と連携した見守り訪問を実施 3 介護予防への取り組み 4 包括的ケア 地域のネットワーク化推進に向けた資源情報の整理と活用 ア ) 研修等により 日頃より介護予防に関わる知識 実践スキルを集積 更新し 介護予防教室については市の年間計画の達成はもちろんのこと 福祉協力員会 老人クラブ等へ積極的に提案していく イ ) 美住町 富士見町の保健推進員会のイベントへの参加等の機会を通じ 連携の確保を目指す ウ ) 地域において サロン等 介護予防に関するインフォーマルな資源を発見し顔繋ぎをする これにより閉じこもり等ハイリスク高齢者に対する予防マネジメントの充実を図る ア ) 社会資源について 住民やケアマネジャー等が活用しやすい様にリスト化し その資源リストをマップに転記し 社会資源の分布が一目で分かるように整備する イ ) 高齢者の住まいが多様化している現状を踏まえ 地域住民に対して分かりやすく情報を整理して提供する とりわけ 担当地域の中の新しい資源である個室ユニット型特養についての情報発信およびニーズ調査に取り組むことで 地域活動拠点 ( ボランティア サロン等 ) として地域住民に活用していただく視点を持ち 地域福祉の活性化を図る 経営課題 ( 重点事業計画 ) 重点課題計画内容 ( 事業目的 目標値 実施時期等 ) 1 運営委託費及び事業内容をア ) 委託された事業課題を委託費に適した内容で実施する 基本とした健全経営イ ) 実施事業は効率的かつ効果的であり 地域住民及び関係機関等からの要望や期待に応え サービス利用者及び家族 近隣住民 地域包括支援センター運営協議会 等の関係機関からの評価が得られるよう努める 2 予防給付管理 ( 加算事業 ) への取り組み ア ) 加算事業である介護予防支援 ( 予防給付管理 ) について 直接に実施し得る標準件数は 120 件とする イ ) 介護予防支援 ( 予防給付管理 ) 業務について 当事業所における担当可能件数の限界を見据え 委託先事業者との連携を確保する これに当たっては ケースを委託する際 包括的ケアマネジメントの観点から 支援経過及び包括支援センターの引き出しを ケアマネジャーと十分に共有することに努める 4