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Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

Microsoft Word - kaisoku

地域子育て支援拠点事業について

弦打校区コミュニティ協議会会則 ( 名称及び組織 第 1 条この会は, 弦打校区コミュニティ協議会 ( 以下 協議会 という ) と称し, 協議会の区域内に居住する個人および所在する法人ならびに別表 ( 組織図 ) に掲げる構成団体等で組織する ( 目的 ) 第 2 条協議会は, 住みよい地域社会の

Microsoft Word 規約

児童発達支援又は放課後等デイサービス事業に係る自己評価結果公表用(あかしゆらんこクラブ)

(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

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第3節 重点的な取り組み

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資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

Microsoft Word - ますだ総合スポーツクラブ規約.docx

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

PowerPoint プレゼンテーション

- 目次 - Ⅰ 計画策定の趣旨等 1 Ⅱ 船橋市における自殺の現状 2 Ⅲ 船橋市の自殺対策における取組 3 Ⅳ 船橋市の自殺対策推進体制 6

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第 2 節キャリア コンサルティングの理解 (4) キャリア コンサルタントの能力 Ⅰ キャリア コンサルティングの社会的意義に対する理解 1 社会 経済的動向とキャリア形成支援の必要性の認識 2 キャリア コンサルティングの役割の理解 3 キャリア コンサルティングを担う者の活動範囲と義務 ( 活

01協議会要綱提出版

地域生活サポートセンターいこな

調査結果概要 ( 旭川市の傾向 ) 健康状態等 子どもを病院に受診させなかった ( できなかった ) 経験のある人が 18.8% いる 参考 : 北海道 ( 注 ) 17.8% 経済状況 家計について, 生活のため貯金を取り崩している世帯は 13.3%, 借金をしている世帯は 7.8% となっており

事業内容

(1) 庁内外の関係機関と密に連携を図りつつ必要に応じてひとり親家庭を訪問 1 背景ひとり親家庭からの相談窓口に寄せられる相談件数は増加傾向にある また養育に問題を抱える父母からの相談 父母や子どもが精神的に不安定であるケースに関する相談等 相談内容やその背景も複雑化してきていることから 碧南市では

一般社団法人にじのひかり教室定款

3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

看護部 : 教育理念 目標 目的 理念 看護部理念に基づき組織の中での自分の位置づけを明らかにし 主体的によりよい看護実践ができる看護職員を育成する 目標 看護職員の個々の学習ニーズを尊重し 専門職業人として成長 発達を支援するための教育環境を提供する 目的 1 看護専門職として 質の高いケアを提供

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周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

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運営と経営Vol15.indd

社会的不利・困難を抱える「若者応援プログラム集」

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1.(1) 名古屋美容専門学校教育理念 美容に必要な基礎教育と専門的実践教育を行い 豊かな知性と誠実な心を持ち 社会に貢献できる人材を育成する (2) 名古屋美容専門学校学則 第 1 章総 則 ( 目的 ) 第 3 条本校は 教育基本法の精神に則り 学校教育法に従い 美容に必要な基礎教育と専門的実践

ファンズスポーツクラブ宮前規約 第一章 総則 ( 名称 ) 第一条 ( 所在 ) 第二条 ( 目的 ) 第三条 ( 事業 ) 第四条 本クラブは ファンズスポーツクラブ宮前 ( 以下 本クラブ という ) と称 し 運営 管理は 特定非営利活動法人ファンズアスリートクラブ ( 以下 当 法人 という

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系統的で一貫性のあ評価指標 評価指標による達成度 総合評価 るキャリア教育の推進に向けて 小 中 1 卒業後の生活につながる客観的 < 評定 > 学部段階での客観的アセスメントに基づいた指導計画 指標に基づいた卒業を立案することができる A B C 後の生活を見据えた教育活動につながる 2 立案され

2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明 計 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収

第 1 部 施策編 4

自己点検・評価表

3 参加しやすい工夫 ( 効果的な周知や会議運営 ( 開催時間 委員の構成等 ) の工夫 ) 4 名柳田委員 猪瀬委員 庄司委員 小橋委員 2 名関口副会長 高柴委員 1 名櫻井委員 関口副会長 パブリックの後の説明会 意見交換会の開催検討の方向性は 担当課の工夫がある 高柴委員 このバスを望んでい

6. 調査結果及び考察 (1) 児童生徒のスマホ等の所持実態 1 スマホ等の所持実態 54.3% 49.8% 41.9% 32.9% % 78.7% 73.4% 71.1% 76.9% 68.3% 61.4% 26.7% 29.9% 22.1% % 中 3 中 2 中 1

現況報告書チェック表

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平成 28 年度施策評価シート 基本目標 1 みんなで支え合い 未来につなぐまちづくり 基本施策 3 多世代連携による子育て支援の充実 単位施策名称 1 子育て世代への重点支援所管部 施策の方向性 結婚 妊娠 出産 育児 ( 未就園児 ) の切れ目のない支援を行う仕組みづくりを構築し 結婚支援を含め

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基本方針1 小・中学校で、子どもたちの学力を最大限に伸ばします

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学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

事業者向け 放課後等デイサービス自己評価表 平成 30 年 9 月実施 職員数 5 名 ( 回答数 :5 名回答率 :100%) チェック項目はいどちらともいえないいいえ現状改善点 工夫している点など 環境 体制整備 1 利用定員が指導訓練室等スペースとの関係で適切であるか 2 職員の配置数は適切で

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居宅介護支援事業者向け説明会

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必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

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LINE を利用したいじめ防止対策事業 ~ いじめから子どもを守るために ~ いじめ対策推進室 大津市の概要 面積人口 km 2 342,847 人 世帯数 147,833 世帯 大津市 福井県 京都府 琵琶湖 滋賀県 岐阜県 三重県 ( 平成 30 年 10 月 1 日現在 ) 2

介護における尊厳の保持 自立支援 9 時間 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介 護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやってはいけ ない行動例を理解している 1 人権と尊厳を支える介護 人権と尊厳の保持 ICF QOL ノーマ

冊子_ひとりで悩みを抱えていませんか?

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

Microsoft Word - 平成27年度 自己評価委員会報告書

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 鎌倉市立関谷小学校

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孫のために教育資金を支援するならどの制度?


論文題目 大学生のお金に対する信念が家計管理と社会参加に果たす役割 氏名 渡辺伸子 論文概要本論文では, お金に対する態度の中でも認知的な面での個人差を お金に対する信念 と呼び, お金に対する信念が家計管理および社会参加の領域でどのような役割を果たしているか明らかにすることを目指した つまり, お

西日本化粧品工業会規約

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( 除名 ) 第 9 条社員が次のいずれかに該当するに至ったときは 社員総会の決議によって当該社員を除名することができる (1) この定款その他の規則に違反したとき (2) この法人の名誉を傷つけ または目的に反する行為をしたとき (3) その他除名すべき正当な事由があるとき ( 社員資格の喪失 )

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

Taro-平成27年度の取り組み(資料:1)

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

第2節 茨木市の現況

希望をかなえるまちづくり 結婚 出産 子育て 結婚 出産 子育ての希望実現 1 結婚や出産に対する支援の充実 一人ひとりが結婚や出産について諦めることなく取 り組める環境をつくることによって まちに家族を持つこ との幸せをもたらします 結婚を希望する人の未婚率の改善 結婚や妊娠 出産に関するライフプ

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

年中児スクリーニングの事後支援 年中児スクリーニングの事後支援として 22 市町村が園巡回を実施しているが SST は 5 市町村の実施 ペアレントトレーニングは 7 市町村の実施に止まっており 事後支援を実施する市町村の拡大が課題 園巡回 : 専門職が保育所 幼稚園を巡回し 保育士等に指導 助言

1.日本家族社会学会会則_ 施行

18 定期的にモニタリンク を行い 放課後等ディサービス計画の見直しの必要性を判断しているか 19 カ イト ラインの総則の基本活動を複数組み合わせて支援を行っているか 20 障害児相談支援事業所のサービス担当者会議にその子どもの状況に精通した最もふさわしい者が参画しているか 関係機関や保護者との連

1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

多賀町地域福祉活動計画案(概要版)

別添 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 放課後等デイサービスガイドライン ( 以下 ガイドライン ) は 放課後等デイサービス事業所における自己評価に活用されることを想定して作成されたものですが 各事業所で簡易に自己評価を行うことができ

問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

Microsoft PowerPoint - 資料8 家計相談支援事業について

4.2 リスクリテラシーの修得 と受容との関 ( ) リスクリテラシーと 当該の科学技術に対する基礎知識と共に 科学技術のリスクやベネフィット あるいは受容の判断を適切に行う上で基本的に必要な思考方法を獲得している程度のこと GMOのリスクリテラシーは GMOの技術に関する基礎知識およびGMOのリス

一般社団法人在宅療養ネットワーク定款 作成日平成年月日

青葉台自治会会則 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条本会は 以下に掲げるような共同活動を行うことにより 良好な地域社会の維持及び形成に資する事を目的とする (1) 回覧板の回付等区域内の住民相互の連絡 (2) 会員相互の融和親睦をはかる (3) 行政機関との連絡調整 (4) 区域内諸施設の維持

VIP 限定特別先行アフィリエイトに参加して特典を受け取るには下記ボタンから Asia アフィリエイセンターにログインして ASP 内の キャンペーン一覧 からキャンペーン概要を参照してください まだ Asia アフィリエイトセンターに登録されていない方はこの PDF の一番下に登録方法を記載してい

1. 学校関係者の実施について平成 26 年度学校関係者は 文部科学省が策定した 専修学校における学校ガイドライン に沿って実施した 学校自己点検報告書 ( 平成 25 年度 ) について 当校に関係の深い 3 名の委員 ( 委員名簿記載 ) にしていただいた 委員には 学校運営状況をまとめた資料を

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

さいたま市立常盤小学校PTA会則(案)

小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査

Transcription:

一般社団法人 愛知 PFS 協会 -- AAiicchhii PPFFSS ggeenneerraall iinnccoorrppoorraatteedd aassssoocciiaattiioonn -- 22001155 年度 ( 第 22 期 ) 事業報告書 < 注 : 個人情報が含まれるため活動報告は削除してあります > 第 22 期通常総会 22001166 年 33 月 1188 日 ( 金 )

理念 環境によって未来が制限されることなく それぞれ認め合いつながっていける社会の実現 目的 未来へ希望が持てない子ども 若者たちに対して 学ぶことをあきらめないで欲しい 生きる ことをあきらめないで欲しいと願い どんな状況であっても支援の手を差し伸べていける仕組 み ( 断らない支援 ) を作っていきたいと考えての活動 設立趣意書 何らかの理由により 人とつながることや社会とつながることが困難になっている人たちがいます 人は日々何らかの選択をしながら生きていますが その選択に間違いはあるのでしょうか つながりも人生においてはパズルのワンピースに過ぎません 一つのピースが別のピースへとつながり 次第に目の前に絵が広がっていきます そうして完成した絵こそがひとりひとりの人生そのものです 私たちは そうした人たちのワンピースでありたいと願っています みんな一緒が決して平等でないという想いで ひとりひとりに向き合い 歩んでいける そんな社会をつくりたい PFSが考えるサポートは 過去にとらわれることなく ひとりひとりの未来のためにできることを一緒に考えていける そんな未来へのサポートです 22001144 年 ( 平成 2266 年 )11 月 3300 日 代表理事星野智生 hhttttpp::////wwwwww..aaiicchhii--ppffss..oorrgg//

組織体制 22001155 年度 ( 第 22 期 ) Ⅰ 組織概要 (11) 総会 (22) 理事会 (33) 事務局 (44) スタッフミーティング 総会は定時社員総会及び臨時社員総会の 22 種があり すべての正会員をもって構成される 定時社員総会は 毎年 11 回 事業年度終了後 33 ヶ月以内に招集し 臨時社員総会は 必要がある場合に招集され 団体の事業計画を吟味し 決議する 総会によって選任された役員 ( 理事 監事 ) によって構成される 活動上必要な意思決定 業務執行の決定を行い スタッフミーティングへ提出する また 監事は理事の業務執行の状況監査及び組織の財産の監査を行う 事務局内の事務作業担当として設置する 総務機能を事務局が兼ね備えている 22001155 年度の事務局長は常務理事が兼任している 運営会員 ( ボランティアスタッフ含む ) によって構成される 理事会により提出された議題の取りまとめを吟味し 民主的な意思決定をし それを実行していく ( 11 ) 総会 (22) 理事会 (44) スタッフミーティング 運営会員 ボランティアスタッフ (33) 事務局 事業 総務 広報 会計 渉外 PPeerrssoonnaall FFuuttuurree SSuuppppoorrtt 通信制高等学校サポート校 児童発達支援 放課後等デイサービス その他

Ⅱ 会員制度 会員項目役割年会費 団体理念 目的に賛同し 運営に参画する会員 正会員総会での議決権を持つ 理事会を構成するメンバーも正会員により選出されます 一般会員団体理念 目的に賛同し 当法人が行う支援事業に参加するために入会した会員 ( 運営会員 ) 総会での議決権を持つ ボランティアもこれに相当 団体理念 目的に賛同し 当法人の事業を援助するために入賛助会員会した会員 総会での議決権は持たない ( 監事 ) 理事の業務状況の監査及び組織財産の監査をする 一般 :11,,220000 円理事 :66,,000000 円一般 :11,,220000 円学生 :11,,220000 円個人 :33,,000000 円法人 :1100,,000000 円 Ⅲ 組織詳細 理事会 11.. 理事会メンバー役職 名前 備考 代表理事 星野智生 名古屋市子ども 若者地域支援協議会会員なごや子ども 子育て支援協議会委員子ども 若者支援部会委員他 常務理事 大山娃里 名古屋市子ども 若者総合相談センター相談員 理事 宮崎正章 株式会社ユタカ ファーマシー監査役 監事 小澤英樹 税理士 22.. 活動方針理事会は原則毎月 11 回実施し 事業展開していくにあたっての活動の意思決定を行っていく また決定した議題をスタッフミーティングへ提出し 最終的な活動内容の決定を行っていく スタッフミーティングは正会員の他 ボランティアスタッフも参加してもらい 専門性とインフォーマルな意見との融合を図り 活動の意思決定を行っていく 監事に対しては事業計画 報告 収支予算 報告などの資料を提出する また 助成金などの申請書類の作成や特例により事務局機能も担うことができる 33.. 任期 22001144 年 11 月 3300 日 22001155 年 1122 月 3311 日までとなる 任期 22 年 但し 再任は妨げない

正会員 一般会員 ( 運営会員 ) 11.. 事業担当など 事業 ( 担当者名 ) 11.. PPeerrssoonnaall FFuuttuurree SSuuppppoorrtt 事業 (11) 星野 大山 (22) 星野 大山 犬塚 森 (33) 大山 太幡 22.. 通信制高等学校サポート校事業 (11) 星野 大山 (22) 大山 松井 森 蒲田 田中 徳田 西岡 原川 三品 丸井 田代 釋 (33) 大山 太幡 33.. 児童発達支援 放課後等デイサービス事業 (11) 松井 (22) 太幡 森 大山 蒲田 (33) 河口 星野 小澤 宮崎 (44) 太幡 大山 44.. 学習支援事業 (11) 大山 小出 飯田 星野 (22) 犬塚 久米 森田 西尾 伊藤 大霜 小野 平田 外山 宮崎 野田 齋藤 鈴木 天野 二橋 長澤 小仲 (33) 太幡 55.. 居場所事業 (11) 星野 大山 (22) ボランティアスタッフ 66.. その他の支援 (11) 星野 (22) 森 (33) 太幡 (44) 大山 (55) 外山 犬塚 業務内容などアウトリーチを中心とした個別支援 (11) 相談 面談など対面支援 (22) アウトリーチ ( 訪問支援 ) (33) 事務局機能高校卒業資格取得支援 (11) 相談 面談など対面支援 (22) 教務 (33) 事務局通所型児童福祉サービス (11) 管理者兼児童発達管理責任者 (22) 児童指導員 (33) 指導員 (44) 請求 事務業務学び直しや障害を抱える方への学習支援 (11) 運営責任者 (22) 学習サポーター (33) 事務 調整業務自立へ向けた支援の入り口としての場所 (11) 運営責任者 (22) 支援者 (11) 非行系少年へのサポート ( 面会含む ) (22) カウンセリング ( 臨床心理士 ) (33) キャリアサポート ( キャリアコンサルタント ) (44) 生活支援 (55) 保健相談 ( 看護師 保育士 ) 22.. 活動方針 それぞれの事業は 理事会より提出された議題について吟味し 実行する 全体の調整が必 要な場合は各部門の責任者を集め 責任者ミーティングにて議論し 実行する 33.. 任期ほか 正会員 一般会員は 総会での議決権を持つため任期はない 降りる場合は自由意志を原則 とし 理事に承諾する形でその効力が実行される

事業報告 22001155 年度 ( 第 22 期 ) 22001155 年度 (22001155 年 11 月 11 日 22001155 年 1122 月 3311 日 ) Ⅰ.. 活動評価それぞれの活動の重点項目について下記の評価基準をもとに項目別に評価 S: 期待水準を大幅に上回った A: 期待水準を明らかに上回った B: 期待水準をやや上回った C: 期待水準をやや下回った D: 期待水準を明らかに下回った PPeerrssoonnaall FFuuttuurree SSuuppppoorrtt アウトリーチ( 訪問支援 ) スタッフの養成 社会参加や自立まで責任を持って見届ける体制作り 環境に対するアプローチ < 実績 > アウトリーチ ( 訪問支援 ): 平均 8855 件 // 月 ( のべ件数 ) 講演依頼 :99 件 ( 内訳 ) 名古屋市 :11 回 社協 :11 回 支援団体 :66 回 ロータリークラブ :11 回訪問支援員養成依頼 :1111 回 ( 内訳 ) 名古屋市研修 :22 回 支援機関勉強会 :33 回 内部研修 :66 回助成金 : モリコロ基金 ( 内容 ) 生活保護 生活困窮者世帯に対する無償でのアウトリーチその他特記事項 : 家庭への直接介入により発見 予防 防止ができた事例多数あり 評価 :A 22001155 年度に訪問支援員の養成講座の中身を作り 22001166 年度より本格的に実施していこうと考えていたが 名古屋市子ども 若者総合相談センターの運営母体他 さまざまな支援員が集まり 星野智生体系化プロジェクト としてアウトリーチを体系化するプロジェクトが結成した そこで作成したプログラムを名古屋市が募集したボランティアスタッフへの研修をはじめ さまざまな機関での講演や勉強会 そして内部での研修も行うことができた また 実際のアウトリーチは困難ケースの依頼が多く スタッフの同行やインテークへの同席などまではほとんど繋げられなかった これまでの継続訪問に関してはこの限りではない 生活保護 生活困窮者世帯へのアウトリーチは 22001155 年度の依頼件数は 99 件 想定していた 55 件を大幅に上回る結果となるが 全体的に見た際に一番重要視していたスタッフの養成部分での実践が今後の課題として残る

通信制高校サポート校 名古屋みらい高等学院 生活保護世帯への授業料軽減によるサポート どんな境遇の子ども 若者も受け入れる体制作り < 実績 > 在籍生徒数 :2211 名 ( 内訳 )11 年生 :88 名 22 年生 :99 名 33 年生 :44 名卒業後進路決定者 :33 名 ( 内訳 ) 大学進学 :22 名 就職 :11 名 進路未定者 :11 名生活保護世帯の受入数 :88 名 ( 授業料軽減若しくは免除による受入 :88 名 ) 保護観察処分者受入数 :22 名少年院出院者受入数 :11 名その他特記事項 : 専門家も含めたスタッフの増員 (77 名 ) を先行して実施 ( 体制作り ) 評価 :A 生活保護世帯に関しては区役所の保護係などのリファーから 合計 88 名の受入を実施 就学費の申請を実施し 実質的な世帯の負担額を月 33,,000000 円程度に抑えることができている ただし 団体としての収益は一人受け入れる毎に毎月マイナスが出てくる分をどうするのかが課題として残る また 進路先のない子ども ( 特に触法関連 ) についても 本人のはっきりとした意思確認をもとに受入を行ってきた 卒業した生徒 44 名については 指定校推薦 一般入試でそれぞれ 11 名ずつが進学を決めてくれた 進路未決定者も希望する大学 11 校のみを受験し 来年も同大学へ挑戦するため浪人することになった それぞれが自分の意志を持ち ここを巣立ってくれたことに感謝の気持ちでいっぱいである 児童発達支援 // 放課後等デイサービス アフタースクール PPFFSS 中学生 高校生を対象としたデイサービスの周知 ( 小学生を対象とするデイが多くその後の受け皿として機能させていく ) 中退のリスクを軽減できるよう学習面のサポートを実施( 高校生 ) 在籍している学校との連携を密にし 子どもの発達過程を共に見守っていく体制作り 障害の重い( 重身除く ) 子どもを対応できる体制作り < 実績 > 利用者 :66 名 ( 児童発達支援 :11 名 放課後等デイサービス :55 名 ) ( 障害の内訳 ) 自閉症 :22 名 知的障害 :22 名 発達障害 :11 名 自立支援医療 :11 名支援機関による事業所見学件数 :1188 件専門職員の採用 : 臨床心理士 (11 名 ) 精神保健福祉士(11 名 ) 産業カウンセラー(11 名 ) キャリアカウンセラー (11 名 ) 養護学校教諭(11 名 ) 学校連携 :22 校その他特記事項 : アウトリーチ先の子どもが外出できるようになった際の受入先として定員に空きを作って運営していた ( 募集活動を行わず紹介のみで対応 )

評価 :B 利用者は全て 1166 歳以上 未就学児童からの問い合わせもあったが 同学年との触れ合いも大切だと考え まずは中区にある他のデイサービスを紹介した上で検討してもらうなどの対応を行ってきた 今年度は 77 月に認可を受け 実質 88 月よりスタートしてきたこともあり 受入体制を構築するための年度として捉え 先行的な人員の補充を行ってきたため 年度としての収支は大幅なマイナスとなっているが 当初予定していた金額以下には抑えられた 内部研修や外部研修の積極的な参加を呼びかけながら 専門職員のスキルアップに加え ボランティアスタッフの活用も行ってきた 結果としてボランティアによるインフォーマルな対応が非常に大きな成果をあげているように感じる 上記特記事項にも記載したが 現在 PPeerrssoonnaall FFuuttuurree SSuuppppoorrtt で対応している障害を持つひきこもり状態の子ども 44 名の受入先としてアフタースクール PPFFSS を考えているため 定員には数名分の空きを作って対応いていきたいと考えている ただし 当団体の収益のほとんどが今後この事業となることが予想され ある程度の利用者さん確保は急務であると考える 学習支援 基礎学習から学び直し 資格取得に向けた学習など どんな学びも全力でサポートしていく 貧困の連鎖を止めるための方法として高校進学へのサポートを積極的に行っていく 学習支援のノウハウを伝達していく 知的障害を持つ子どもへの学習支援を強化 < 実績 > 名古屋市子ども 若者総合相談センター内での学習支援 ( 報酬あり ):1100 名名古屋市居場所 学習支援サテライト事業内での学習支援 ( 報酬あり ):1155 名緑区基幹相談支援センター内での学習支援 ( 無償 ):22 名 PPFFSS 内での学習支援 ( 無償 ):55 名 すべての学習支援において 大学生を中心としたボランティアスタッフに協力してもらい実施してきた その他特記事項 : 来年度 (22001166 年度 ) は名古屋市を中心に生活困窮者自立支援制度における学習支援事業へのエントリーを行っていく予定 評価 :A 今年度は PPFFSS も含め 44 会場での実施 ( 途中子若センターとサテライトを合併し 33 会場となる ) を行ってきた 特に子ども 若者総合相談センターやサテライトについては それぞれの団体スタッフに対しての学習支援のノウハウも伝えていくことができ 22001166 年度はそれぞれの団体で実施ができるよう組み立てていくことができた ( 学習支援事業拡大のため ) また緑区の基幹センターでは センターの利用者さんの中で学習支援が必要な子どもに対し 会議室をお借りして生活保護世帯に対して学習支援を行ってきた 今後も継続実施を予定している 学習支援に必要な教材類も子どもたちの認知特性に合わせ さまざまなパターンで作成が進んでいる 作成にあたっては 名古屋みらい高等学院の教員を中心にボランティアも含めて スタッフ全体で取り組んでいっている

特徴的な支援内容について アウトリーチ ( 訪問支援 ) を中心とした支援 どんな境遇の子ども 若者も見捨てないための支援のカタチ < 背景 > 子ども 若者をめぐる環境の悪化 ( インターネット SSNNSS などによる有害情報の氾濫など ) 子ども 若者の抱える問題の深刻化 ( ニート ひきこもり 不登校 発達障害 いじめなど ) 子ども 若者の家庭が抱える問題 ( 貧困 ひとり親 留守家庭 家庭内暴力 不和など ) 若者の社会的 経済的自立の遅れ ( ワーキングプア 格差社会 ネット難民 無縁社会など ) 急激な社会変化の中で子ども 若者が抱える問題は複雑化 深刻化している このような背景の中で 来ること を待つ施設型支援のみで社会的孤立 排除を防ぐことに限 界を感じ アウトリーチ ( 訪問支援 ) の積極的な導入を実施 < 傾向 > 他機関から当団体に寄せられる相談の多くは ひきこもり に関するケース 複合的な背景要因を抱えるケースが多く見られる 不登校による子どもの多くは学習の遅れを気にしている ( 復学の遅れにつながる ) 多重に問題を抱える重篤ケースは特に専門機関においてたらい回しが起りやすい 子ども 若者を自立まで見守る仕組みが整っていない アウトリーチ ( 訪問支援 ) を要する支援対象者が多く見られる 当事者が施設に足を運ぶこと自体が高いハードルとなっている また施設型では本人に対する対応が中心となり このような複合的な背景要因が見えてこないケースも多く 長期化 深刻化を招くリスクを軽減するためにも 生育環境の問題解消も含め 積極的かつ直接的な支援が必要となる < 複合的問題解決のための課題 > 専門性の高い施設や機関はその専門性でのみ問題解決を図ろうとする傾向が強い ( 学校など教育機関は教育で 福祉分野は福祉で 医療分野は医療で 労働分野は就労で ) 多重に困難を抱える子ども 若者の支援には 環境に対するアプローチは必要不可欠 ( 本人支援の中では環境面などの背景要因が見えてこない ) 単一の機関のみの対応では限界がある 社会参加や自立まで責任を持って見届ける体制が必要! アウトリーチによる家庭内への介入が 多重な困難に対する解決の糸口発見につながり 伴走 型 支援を行う上で非常に有効な方法であると考える また各専門機関との連携による協働性 の取り組みも 自立まで責任を持って見届ける体制を創造していくことで可能となる

学習支援 居場所に必要不可欠な支援 < 居場所での課題 > 居心地のよい場所 気軽に相談できる場所から次のステップへ進みにくい ( 居場所でのひきこもり現象 ) 困窮世帯や生活保護世帯の子どもが就労へ結びついても貧困の連鎖が続く可能性が高い ( 学歴も資格もお金もない子ども 若者に対してどう支援するか ) 個別の目標がたてにくく 期間の定めもないため目的意識が気薄になりやすい 本人支援が中心となり 環境面の問題を発見しづらい 閉鎖的なコミュニティとなりがちである 本人の将来的な自立へ向けた具体的な取り組みが必要 特に 1100 代の子どもが多く在籍 ( 全利用者の 9900% 以上 ) しており 生活保護世帯の子どもも多い また発達障害や知的障害などの困難を抱えているケースも多く 単なる居場所だけでは将来的 な自立へ結びつけられない 学ぶことを支援の中心に置く これまで義務教育の過程の中 様々な要因で学ぶことを諦めざるを得なかった子どもが非常に多い 居場所は子どもと支援員が共に参加して作る共同体として捉え その中での学習支援は単に知識や技能を学ぶ場に留まらず 子どもたちが子ども同士 また支援者や保護者たちと活動を共にする場として捉えていく その中で大切にしていることは 他より遅れている子どもたちに対して学ぶ機会を均等に提供する 学びの中に子どもたちが生きて行く社会の実情を理解できるような要素をより多く取り入れていく 発達段階 テンポ 能力 ニーズに応じた学びの個別化を図る 支援者 : 子どもたちの相互作用を上手に刺激し 子どもたちが自立的にまた共同して発達して いくことを見守り支える存在 学び場としての考え方 1 年齢の違う子ども 若者 すなわち発達段階の異なる者たちを同じグループとする 2 人とはそもそも ひとりひとり異なるものだ という認識 3このような集団で学習することは知識的な面で優れているか遅れているかということを必要以上に強調しない 4 言い換えれば グループでの学習環境は競争的なものでなく協同的なものである 生きていく限り学び続ける存在であるという認識とそれを実践していくためのノウハウを身 に付け 自発的 自立的な学び方を身に付けてもらう また居場所での学習の段階にない子ど も 若者へはアウトリーチによる学習支援も積極的に行う

ボランティアスタッフの活用 ボランティアスタッフだからこその支援 <ボランティアスタッフ> 22001166 年 22 月現在登録人数 :3366 名内訳 : 大学生 1188 名 ( 短大生 11 名 44 大生 1144 名 大学院生 33 名 ) 社会人 1100 名 ( 保育士 11 名 看護師 11 名 福祉関連 33 名 公務員 22 名 その他 33 名 ) その他 88 名 ( 障害者 22 名 フリーター 44 名 主婦 22 名 ) 現在では上記のようなボランティアスタッフが登録しており 常時 22 33 名の方が日々の活動に参加してくれている 中には保育士や看護師のような専門職の方も在籍しているが その他ほとんどが学生を中心としたインフォーマルな方たちとる また 南山大学をはじめとする大学との連携によるボランティアスタッフも在籍し 目的意識の高さが伺える <ボランティアスタッフの課題 > 専門的知識 ( 障害特性など ) の不足 責任感が有給スタッフと比較して希薄 継続性が担保できない < 課題に対しての取り組み> 事前研修の実施 ( 団体としての考え方や基本知識 具体的な対応方法 役割など ) 活動日の実績報告と振り返りシートの提出 ( 専用フォーマット ) 誰に対してどのような支援を実施したか 本日の目標 目標に対しての振り返り 個人ファイルへの記載( 必要に応じて ) 全体ミーティングへの参加 定期的な面談の実施 < 取り組み後の変化 > 取り組み前取り組み後対応によるクレーム件数 :55 件 ( 月平均 11..77 件 ) 同件数 :11 件 ( 月平均 00..0055 件 ) 何をすればいいのかの質問が多く スタッフがボランティア自身が問題意識を持ち行動すボランティアに対しての指示を出すなどスタるようになり 指示を仰ぐケースがほとんどッフの負担増となっていたなくなったボランティア開始数回でやめてしまうケース登録 3322 名中 66ヶ月以上継続者数 :2255 名が多く見られた ( 平均稼働回数 :22 回 ) 月平均稼働日数 :44..33 日 // 人ボランティアによる企画提案回数 :00 回同回数 :1155 回ボランティアのスキルアップを望めるような大学などの教育機関からもボランティアの仕組みがなかったスキルアップを図る体系化を認められた ボランティア登用後 44ヶ月目 (22001144 年 77 月 ) から取り組みを開始

<ボランティアスタッフだからこその支援 > 専門の支援員からの支援とは違い ピアサポートとして機能することによる効果が高い 利用者さんからは 仲間 としての意識が強く 仲間からユニークで異なる刺激を受けることで様々な面が引き出され それによって発達が促される ( 個々の子どもの発達を促す ) 非常に多様な相互の交換的な作用 ( 会話 ) を通じて学べると同時に それを集団の決定や意見形成に結びつけることによって グループ自体が協働的な能力を持つ集団として発達していく ( 共同でグループの発達を促す ) 専門性から離れた視点で子どもたちの成長を気付かせてくれ 個別の支援計画に広がりや深みを持たせることができる サークル対話の活用 価値をお互いに認め合えるようにする < 一般的な伝達方法 > 知っているもの(kknnoowweerr) から知識が 知らないもの ( nnoott--kknnoowweerr) へ伝えられる 伝える側の一方的な知識や技能の伝達指導に終始しがちで受け身にならざるを得ない 相互作用の機会が少なく 利用者さん同士で学び合い助け合う機会が少ない 1kknnoowweerr VVSS nnoott--kknnoowweerr という対立的 対面的な関係を崩し すべての参加者が平等の立場でサークルを作り発言する機会を与える 2すべての参加者が自分の適正 経験を通じて他の人の知識を豊かにすることができる 3 対話を通じて価値をお互いに認め合えるようになる <サークル対話のルール> 対話をする時には どの参加者もみな平等な立場で互いに発言する お互いの知識を豊かにしたり みんなで意見を形成したり みんなだ何かを決定するために話し合う サークル対話は目的 ルール 役割を明確にすることで その進行を順調に進めていくための枠組みと配慮が作られる サークル対話は参加者が属しているグループが作る文化を映し出す鏡としての役割を果たす

<サークル対話の種類 > サークル対話の種類内容テーマサークル時事 ( ニュースの話題 ) その時点で居場所の中で話題になっていること 社会で流行 話題になっている 問題視されていることをテーマにする読みサークル支援者による読み聞かせ 利用者さん ( 個別またはグループ ) による朗読などをもとにサークル対話を始める観察サークルみんなで観察するものを用意して行う対象物は多面的な要素を持つもの また日常生活に身近なものがふさわしい企画サークル居場所の中での企画 ( 各種イベントや野外活動 お祝いなど ) をテーマにサークル対話を始めるこの場合 提案形式として提案者が前に立って言葉だけで発表する形式にこだわらないオープンサークル特に前もって内容を決めないで その時に参加者が持ち寄った意見 アイデアなどをもとに展開するもの <サークル対話の長期的な目的 > 子ども 若者が物事に対して意識的に関わり いろいろな異なる情報に対して自分自身で考えてみる態度 他の人が教えてくれたこと 気づかせてくれたことに対して喜んで受け入れる態度を養っていく 子ども 若者の自己肯定感 自分への信頼 ( 自分自身に対するポジティブなイメージ ) を高める 自分の考えを他の人が理解できるように言葉にして表すことにより 社会性とコミュニケーションの力を養っていく