【250602完成版】アスベストパンフレット.docx

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届出義務者の変更 何が変更になるの? 特定粉じん排出等作業 (*) の実施の届出義務者が 工事の施工者から工事の発注者又は自主施工者に変更になります * 吹付け石綿等が使用されている建築物等の解体 改造 補修作業注 ) 労働安全衛生法及び石綿障害予防規則に基づく届出義務者は変更になりません 解体等工

1 大阪府の石綿対策の制度 1-1 建築物等の解体等工事に係る法 条例の主な規制内容 建築物の解体等工事 吹付け石綿 断熱材 保温材 被覆材 成形板 ( 石綿使用面積 1,000m 2 以上 ) 成形板 ( 石綿使用面積 1,000m 2 未満 ) 石綿無 着手前 着手中 事前調査条例条例条例条例

レベル 1 2 石綿届出対象 記入例 レ労働安全衛生法第 88 条第 3 項 労働安全衛生規則第 90 条第 5 号の2 の規定による計画の届出 石綿障害予防規則第 5 条第 1 項の規定による作業の届出 レ大気汚染防止法第 18 条の15 第 1 項の規定による作業実施の届出を行っております 石綿

Microsoft Word - 大気汚染防止法の改正に伴う解体等工事に関する事務手続の取扱いについて(通知).doc

アスベスト対策に関する行政評価・監視_事前調査結果等の適切な掲示の確保

中古マンション ( 近畿二府四県 ) 成約登録 新規登録状況 ( 専有面積 :~35 m2 ) 成約登録 ( 近畿圏全域 ) 成約 推移 推移 2, % 1,8 1,6 1,4 1, % 1, % 1 2

Microsoft Word - <局長レク後>都道府県・政令市宛て(総括指摘部分修正)

法と条例の関係 調査契機 調査対象物質 土壌汚染対策法 有害物質使用特定施設の使用廃止 ( 法第 3 条 ) 土壌汚染による健康被害が生ずるおそれがある場合 ( 法第 5 条 ) m2以上の土地の形質の変更 ( 法第 4 条第 1 項 条例第 81 条の 5) で 土地の利用履歴調査 ( 条例第 8

不在者投票請求用紙●

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地域区分 測定点名称 地域区分 測定点名称 地域区分 測定点名称 1 府環境情報センター (3) 19 府立修徳学院 (4) 堺市及び 37 高石消防署高師浜出張所 (1) 2 堀江小学校 東大阪地域 20 東大阪市西保健センター その周辺地域 38 藤井寺市役所 大阪市中心部 3 勝山中学校 21

総務課 局内総合調整 情報公開 個人情報保護 閲覧窓口 人事課 服務 人事 ( 採用含む ) 給与 会計課 契約 支出 物品管理 営繕 資格審査 ( 物品 ) 厚生課 職員の福利厚

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建設廃棄物のリサイクル

第2表 普及計画

お問い合わせ先 レセプトの記載について ( 共通 国 後期分 ) 大阪府国民健康団体連合会 業務管理部 管理課 第 係 大阪市中央区常盤町 丁目 3 番 8 号 TEL ( 直通 ) ( 共通 社分 ) 大阪府社会診療報酬支払基金 審査企画部 企画調整第一課 530

石綿飛散防止小委員会 石綿含有建材成形板等について 平成 30 年 11 月 21 日一般社団法人 JATI 協会技術参与浅見琢也 一般社団法人 JATI 協会 1

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一定規模以上の土地の形質変更時の手続きについて 改正土壌汚染対策法が平成 22 年 4 月 1 日から施行されたことにより 平成 22 年 5 月 1 日以降に 3,000 m2以上の面積の土地の形質変更をしようとする者は 工事に着手する日の 30 日前までに 法に基づき届出を行うことが義務付けられ

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Y69- 大阪 -46 職業別 昭 Y69- 大阪 音別 昭 河内版 Y69- 大阪 音別 昭 和泉版 Y69- 大阪 音別 昭 摂津版 Y69-

【確定版】石綿含有仕上塗

スライド 1

Microsoft Word - 宅地造成・区画形質変更の手引

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参考資料 2 石綿に関する法令等 大気汚染防止法 1 頁 ~ 大気汚染防止法施行令 5 頁 大気汚染防止法施行規則 6 頁 ~ 労働安全衛生法 10 頁 ~ 労働安全衛生法施行令 13 頁 労働安全衛生規則 14 頁 石綿障害予防規則 15 頁 ~ 建築基準法 20 頁 建築基準法施行令 23 頁

Microsoft Word - 茨城県建設リサイクル法届出の書き方について

所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

財営第   号

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表2

都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 ( 平成十二年東京都条例第二百十五号 ) 新旧対照表 ( 抄 ) 改正案現行目次 ( 現行のとおり ) 目次 ( 略 ) 第一条から第百十二条まで ( 現行のとおり ) 第一条から第百十二条まで ( 略 ) ( 土壌汚染対策指針の作成等 ) 第百十三条知事

○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

Microsoft Word - .A.X.x.X.g...m.i.m.....j.doc

Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

届出番号 届出届出届出 1 政党等の名称社会民主党 2 政党等の名称国民怒りの声 3 政党等の名称おおさか維新の会 4 政党等の名称公明党番号番号番号 整理整理整理整理名簿登載者名得票数名簿登載者名得票数名簿登載者名得票数番号番号番号番号よこやま信一長沢ひろあき浜田まさよし熊野せいし谷あい正明あきの

本社工場 ( ガス化 ) 1,000 36,100 株式会社広島リサイクルセンター 久井工場 ( 材料リサイクル ) ,900 池田市クリーンセンター 110 7,500 池田市クリーンセンター ,000 ダイシン加茂エコロジーセンター ,662 大阪府吹田市

自治体では妊娠週数の記入漏れ等での確認ができていないことが考えられ 状況を把握する必要がある 妊婦訪問は 出生数に対する訪問割合をみると全国の 2.4 より 大阪府は 2.2 と低かった 政令市では東大阪市 3.3 堺市 2.6 が高く 高槻市と豊中市は大阪府の半分の 1.1 と低かった 大阪府保健

2 低入札対策の拡充

大気汚染防止法の概要について 熊本県環境保全課

神戸市 2018/4/1 認定長期優良住宅に対する固定資産税の減額措置 通常の住宅と比べて特に長期にわたり良好な状態で使用できる構造や設備を備えている として市の認定を受けた住宅 ( 認定長期優良住宅 ) について 必要書類を添付して住宅所 在地の各区の市税事務所へ申告すれば 固定資産税が減額されま

( 案 ) 土地区画整理事業の施行に伴い設置される 公共施設の管理及び帰属等に関する協議書 埼玉県 ( 以下 甲 という ) と ( 土地区画事業施行 ( 予定 ) 者 ) ( 以下 乙 と いう ) とは 土地区画整理法に基づく土地区画整理事業の施行により設置される公共 施設の管理及び帰属等につい

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Microsoft Word - 土砂指導要綱.doc

納める方法 申告及び申請 不動産を取得した日から 20 日以内に 不動産取得申告書 ( 住宅の用に供する土地の取得に対する徴収猶予を申告する場合は あわせて徴収猶予申告書 ) を提出してください また 税金が軽減又は徴収猶予される場合 ( 次ページからの 税金が軽減される場合 又は 4 ページの 住

1 はじめに土壌汚染対策法 ( 以下 法 という ) 第 12 条に基づく土地の形質の変更届出とは 形質変更時要届出区域内で土地の形質の変更をする にあたり 形質変更の施行方法等について届出する手続きです 2 土地の形質の変更とは 土地の形質の変更 とは 土地の形状又は性状を変更することであり 宅地

町田市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例

平成19年  月  日

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

照会に関する手数料は不要です 4 照会手順について 照会書等の作成ウェブサイトに掲載している 相続放棄 限定承認の申述の有無等についての照会書 及び 目録 を利用するなどして必要事項を記入し, 上記 1の管轄区域に応じて送付してください 記入の際, 戸籍 ( 日本国籍を有しない方については, 住民票

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第4回 東日本大震災アスベスト対策合同会議

A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

表 区域の区分 区域の区分第一種区域第二種区域第三種区域第四種区域 該当地域 都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 ) 第 2 章の規定により定められた第一種低層住居専用地域及び第二種低層住居専用地域都市計画法第 2 章の規定により定められた第一種中高層住居専用地域 第二種

( ウ ) 支出負担行為担当者は 工事監督員から理由書の送付があった場合は 特別の事情に該当するか否かを決定するものとする また 理由書が提出されなかった場合には 当該特別の事情を有しないものとみなして差し支えない イア以外の下請負人が社会保険等未加入建設業者である場合工事監督員は 当該社会保険等未

事務連絡 平成 27 年 3 月 31 日 各都道府県消防防災主管課 東京消防庁 各指定都市消防本部 御中 消防庁予防課 認知症高齢者グループホーム等の火災対策の充実のための介護保険部 局 消防部局及び建築部局による情報共有 連携体制の構築に関するガイドラインに係る執務資料の送付 認知症高齢者グルー

つがる市小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備建設に関するガイドライン 平成 29 年 11 月 15 日公表 1 目的本ガイドラインは つがる市 ( 以下 市 という ) において小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備及び設備建設に伴う送電線等の付帯設備 ( 以下 小形風力発電設備等 という

8 号様式 ) を市長に提出しなければならない 2 前項の協議書には 法第 30 条第 2 項及び第 1 条に規定する図書のうち市長が必要と認めるものを添付しなければならない ( 開発行為の変更の許可等 ) 第 4 条法第 35 条の2 第 1 項の規定による変更の許可を受けようとする者は 開発行為

大気汚染防止法における 第 2 章 石綿飛散防止対策の解説 2.1 目的 法 ( 目的 ) 第 1 条この法律は, 工場及び事業場における事業活動並びに建築物等の解体等に伴うばい煙, 揮発性有機化合物及び粉じんの排出等を規制し, 有害大気汚染物質対策の実施を推進し, 並びに自動車排出ガスに係る許容限

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ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

araigumakeikaku2(sankousiryou).doc

特定建築材料以外の建築材料の石綿有無の判定 特定建築材料以外の建築材料には, 成形板やその他工作物に使われている材料がある これらに石綿が含ま れているか否かを以下により判定する 成形板 ⑴ 製造期間と商品による判定石綿含有成形板に関しては, 労働安全衛生法第

Microsoft Word - 細則本文(H25.6.1~)

別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

豊中市ブロック塀等撤去補助金交付要綱 平成 30 年 8 月 10 日実施 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 本市の区域内に存する道路に面するブロック塀等の撤去を実施する者に対し 豊中市ブロック塀等撤去補助金 ( 以下 補助金 という ) を交付することについて必要な事項を定め もって地震等により

項目ご意見等の概要部会の考え方 ( 案 ) 1 操業中及び猶予中の工場等における土壌汚染状況調査 有害物質使用届出施設等の廃止後の土壌汚染状況調査が実施されておらず かつ 調査の猶予を受けていない土地についても 土地の利用履歴等の報告や土壌汚染状況調査の対象とする規定を設けるべきである 有害物質使用

Microsoft Word - 01社会保険等加入対策に係る事務処理要領

フロン回収・破壊法の改正内容等について

1.1 阪神 淡路大震災環境省は 阪神 淡路大震災 ( 平成 7 年 1 月 17 日発生 ) の際に兵庫県及び神戸市の協力を得て 大気中の石綿濃度のモニタリング調査を実施した 当時の被災地における一般環境大気中 (17 地点 ) の石綿濃度の調査結果を表 R2.1 に 解体工事現場の敷地境界付近に

建築基準法第43条第1項ただし書に係る一括同意基準

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2 本日の内容 1 神奈川県内に適用される土壌汚染関係法令 2 土壌汚染対策法による取組み 3 神奈川県生活環境の保全等に関する条例による取組み 4 神奈川県の土壌汚染対策相談窓口

第 2 条ガイアは 関係法令等及びこれに基づく告示 命令によるほか業務要領に従い 公正 中立の立場で厳正かつ適正に 適合審査業務を行わなければならない 2 ガイアは 引受承諾書に定められた期日までに住宅性能証明書又は増改築等工事証明書 ( 以下 証明書等 という ) を交付し 又は証明書等を交付でき

美浜町空家等解体促進費補助金交付要綱

社会保険等未加入業者との下請契約 (1 次 ) 禁止にかかる事務手続フロー 施工体制台帳により加入状況を確認 工事監督員 添付された加入を証明する書類にて確認します 未加入 加入 適用除外 契約担当に報告するとともに, 受注者に対し, 書面にて当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出す

稲毛海岸5丁目地区

【確定版】石綿含有仕上塗

弘前市告示第   号

(6) 集団回収第 57 条の2 第 3 項に規定するリサイクル推進団体による再利用を目的として集団回収対象物 ( 再利用が可能な家庭廃棄物のうち 規則で定める廃棄物をいう 以下同じ ) を回収する活動をいう ( 処理 ) 第 19 条 2 3 前 2 項に規定する一般廃棄物の処理の基準は 規則で定

なお 受注者から指定した期日までに保険加入を確認できる書類が提出されない場合は 埼玉県流域下水道事業建設工事標準請負契約約款第 7 条の3 第 1 項の規定に違反することとなる旨を併せて通知します 3 発注者が 理由書 ( 一次 ) によっても当該特別の事情を有すると認めないと判断した場合は 受注者

5-1から3許可・不許可

Taro-03_H3009_ただし書同意基準

附則 この規則は 平成 29 年 3 月 1 日から施行する

札幌市特定粉じん排出等作業 における飛散防止対策 マニュアルの改訂について 札幌市環境局環境都市推進部環境対策課 平成 30 年 (2018 年 )7 月 4 日 5 日 1

2 3 号認定子どもの場合 1 保育利用申込書等マイナンバー書類一式 保育利用申込書等マイナンバー書類一式 保育所認定こども園地域型保育事業 (2 3 号認定施設 ) 4 各区役所 3 1 各区役所または幼稚園 認定こども園は 保育利用を希望するに 保育利用申込書等とともに マイナンバー

様式第1号(第1条関係)

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アスベスト対策に関する行政評価・監視_レベル3のアスベスト含有建材の適切な処理の推進

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第 2 節 監督処分等 ( 監督処分等 ) 第 81 条 国土交通大臣 都道府県知事又は市長は 次の各号のいずれかに該当する者に対して 都市計画上必要な限度において このの規定によってした許可 認可若しくは承認を取り消し 変更し その効力を停止し その条件を変更し 若しくは新たに条件を付し 又は工事


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石綿を含有する建築材料を含む建築物や工作物を解体する際には 大気汚染防止法 ( 以下 法 ) 及び大阪府生活環境の保全等に関する条例 ( 以下 条例 ) に基づき 作業実施届の提出や飛散防止対策の実施が必要となる場合があります 石綿を含有する建築材料 ( 吹付け石綿 ) の例 発注者が行わなければならないこと 受注者が実施する事前調査への協力 適切な石綿飛散防止対策を実施する ための契約の締結 受注者から提出され説明を受けた 事前調査結果を記した書面 ( 以下 事前調査書面 ) の保存 石綿排出を伴う解体等工事の作業及 び測定計画 ( 一部の工事 ) の届出 工事の際 チェックリストとしてご活用ください! 受注者が行わなければならないこと 事前調査の実施 事前調査書面の作成 事前調査書面を発注者へ提出し 内 容を説明 事前調査結果の掲示 事前調査書面の閲覧 事前調査書面の保存 作業実施基準の遵守 敷地境界基準の遵守 発注者 解体等工事の注文者 ( 他の者から請け負った者を除く ) 受注者 解体等工事を発注者から請け負った者

1 石綿 ( アスベスト ) 飛散防止規制の対象 建築物や工作物 ( 以下 建築物等 という ) の解体 改造 補修の作業 ( 以下 解体等作業 という ) のうち 石綿 ( アスベスト ) を含む建築材料 ( 石綿の質量の割合 0.1% を超えるもの 以下 石綿含有建築材料 という ) を使用した建築物等の解体等作業にあたっては 法及び条例により 石綿の飛散防止措置をとるべきことが規定されています 法では石綿含有建築材料のうち 吹付け石綿 石綿含有断熱材 石綿含有保温材及び石綿含有耐火被覆材を使用した建築物等の解体等作業を特定粉じん排出等作業といい 条例では法規制対象の石綿含有建築材料に加えて石綿含有成形板を使用した建築物等の解体等作業を石綿排出等作業といいます これらの作業においては作業基準等及び敷地境界基準の遵守が義務付けられています また 法では特定粉じん排出等作業を伴う建設工事を特定工事 条例では石綿排出等作業を伴う建設工事のうち 特定工事を除いたものを特定排出等工事といい これらの工事の実施の際には事前の届出が必要です 建築物等の解体等工事における石綿飛散防止規制の概要 1 届出の規模根拠法令工事の名称使用材料作業基準等要件 大気汚染防止法 大阪府生活環境の保全等に関する条例 特定工事 吹付け石綿石綿含有断熱材石綿含有保温材石綿含有耐火被覆材 特定排出 2 石綿含有成形板等工事 作業場所の隔離 前室の設置 前室 作業場所の負圧の維持 集じん 排気装置の設置 集じん 排気装置の排気口での粉じんの迅速測定 集じん 排気装置の確認の結果の記録 保存 薬液等による湿潤化 掲示板の設置 等 石綿含有成形板使用の全ての建築物等が対象です 飛散防止幕の設置 原則手作業による撤去 散水設備の設置 除去成形板の破砕の回避 掲示板の設置 排出水の処理等 全ての工事 1,000 m2以上使用されている場合 1 作業の基準は 法では 作業基準 条例では 作業実施基準 として規定されています 石綿排出を 伴う解体等工事では 作業実施基準 ( 作業基準を含む ) を遵守する必要があります このパンフレッ トでは 作業実施基準を 作業基準等 とします 2 石綿含有成形板のみが使用された建築物等のうち 耐火又は準耐火建築物以外であって専ら人の居住 の用に供する延床面積 300 m2未満の建築物の解体等作業は特定排出等工事からは除かれますが 事前 調査は必要です 1

2 解体等工事時の石綿飛散防止対策の流れ 発注者又は自主施工者 解体等工事の発注 ( 発注者のみ ) 事前調査への協力 ( 発注者のみ ) 施工条件における配慮 ( 工期 工事費等 ) 情報提供 ( 設計図書等 ) 受注者又は自主施工者 解体等工事の計画立案石綿使用の有無に係る事前調査の実施 ( 3ページ~7ページへ) 事前調査書面の保存 (3 年間 ) 結果の説明 ( 受注者 ) 事前調査書面の作成 事前調査書面 ( 写 ) の保存 (3 年間 ) 石綿含有建材の使用 有 ( みなし含む ) 無し 工事現場での事前調査結果の掲示 ( 事前調査不要の場合も含む 6ページ 事前調査の義務の対象外の解体等工事での掲示 参照 ) 工事に係る場所への事前調査書面の備え付けを行った上で閲覧に供する解体等工事の実施 ( 法 条例の対象外 ) 法 条例に基づく届出 ( 8 ページ ~9 ページへ ) 発注者又は自主施工者が行う義務がありま す 作業開始の 14 日前までに 特定粉じん排出等作業の実施の届出 ( 法 ) 全ての特定工事が対象 石綿排出等作業の実施の届出 ( 条例 ) 石綿含有成形板使用面積 1,000 m2以 上が対象 大気汚染防止法に基づく届出に係る石 綿濃度の測定計画の届出 ( 条例 ) 法規制対象の石綿含有建材の使用面 積 50 m2以上の場合が対象 作業実施の指示測定実施の指示 特定工事 特定排出等工事の実施 ( 10 ページ ~12 ページへ ) 特定粉じん排出等作業 石綿排出 等作業の実施 1 作業基準等の遵守 2 敷地境界基準 (10 本 /L) の遵守 条例に基づく届出が不要な場合であって も 作業基準等及び敷地境界基準を遵守 の義務はあります 敷地境界における大気中の石綿濃 度の測定 ( 作業前 中 後 ) 測定結果の記録 保存 (3 年間 ) 作業完了報告の確認 ( 発注者のみ ) 作業完了の報告 解体等工事の終了 2

3 石綿の使用の有無などの事前調査を実施し 発注者への説明が必要です 解体等作業を伴う建設工事 ( 以下 解体等工事 という ) の開始前に 石綿含有建築材料の使用の有無を調査し 石綿の飛散防止のための適切な作業方法を選択しなければなりません また 事前調査の結果は解体等工事の開始までに 建築物等の敷地内の公衆の見やすい場所に掲示板を設置し周辺住民へ情報提供する必要があります 事前調査の実施者 解体等工事の受注者又は自主施工者が事前調査の実施者です 事前調査の方法 1 設計図書その他の資料 2 目視 3 建材中の石綿含有率の分析 1 設計図書等の資料及び 2 目視で石綿の使用の有無が確認できない場合 3 建材中の石綿含有率の分析 の義務があります 石綿が使用されているとみなして石綿飛散防止措置を講じる場合 建材中の石綿含有率の分析は必要ありません 事前調査結果の書面の作成 受注者又は自主施工者は 事前調査の終了後 その結果を記載した事前調査書面を作成しなければなりません 記載内容 事前調査の終了年月日 事前調査の方法 建築物等の階 部屋及び部位ごとの石綿含有建築材料の使用の有無 種類 特定粉じん排出等作業 石綿排出等作業に該当する場合の追加事項 特定粉じん排出等作業 ( 石綿排出等作業 ) の種類 特定粉じん排出等作業 ( 石綿排出等作業 ) の実施の期間 特定粉じん排出等作業 石綿排出等作業の対象となる建築物等の部分における特定建築材料の ( 石綿含有建築材料 ) 種類 使用箇所 使用面積 特定粉じん排出等作業 ( 石綿排出等作業 ) の方法 濃度の測定計画 ( 石綿の濃度測定をしなければならない場合に限る 13 ページへ ) 特定粉じん排出等作業 ( 石綿排出等作業 ) の対象の建築物等の概要 配置図及び付近の状況 特定粉じん排出等作業 ( 石綿排出等作業 ) の工程を明示した特定工事 特定排出等工事の概要 特定工事 ( 特定排出等工事 ) を施工する者の現場責任者の氏名 連絡場所 特定粉じん排出等作業 ( 石綿排出等作業 ) の下請負人の現場責任者の氏名 連絡場所 事前調査では 建築物等の部位 ( 床 腰壁 壁 天井等 ) ごとに石綿含有建築材料の使用の有無を調査し その結果を詳細票 ( 4 ページ 事前調査結果の詳細票 ( 例 ) 参照 ) に記載し まとめて 分かりやすい事前調査書面を作成してください 事前調査書面の様式例は 大阪府ホームページ 建築物の解体などの作業に係るアスベスト飛散防止規制 に掲載しております URL:http://www.pref.osaka.lg.jp/jigyoshoshido/asbestos/todokede.html 3

事前調査結果詳細票 ( 例 ) 事前調査結果の発注者への説明 受注者は発注者に対し 事前調査書面を交付して事前調査結果を説明しなければなりません 事前調査結果の説明は 解体等工事の開始まで ( 特定粉じん排出等作業 石綿排出等作業が当該工事の開始の日から 14 日以内に行われる場合は 作業開始の 14 日前まで ) に行う必要があります 事前調査書面の保存 発注者又は自主施工者は 3 年間の事前調査書面の保存義務があります 受注者は 3 年間の事前調査書面 ( 写 ) の保存義務があります 事前調査の対象外の建築物等 1 平成 18 年 9 月 1 日以後に設置の工事に着手した建築物等のみの解体 改造 補修する工事 2 平成 18 年 9 月 1 日以後に改造または補修の工事に着手した部分のみを改造又は補修する工事上記の工事を施工する場合は 事前調査の義務はありません 新築等年月日が不明な場合 石綿の不使用が明らかでない場合は必ず事前調査を実施してください ただし 事前調査の対象外であっても 解体等工事の現場の周辺住民等が確認できるように 石綿含有建材が不使用であることを掲示してください ( 6 ページ 事前調査の義務対象外の解体等工事での掲示 参照 ) 4

発注者の事前調査への協力 発注者は 適正な費用負担 設計図書などの情報の受注者への提供等 適正な事前調査に協力しなければなりません 勧告等 事前調査について 知事又は市町村長 ( 以下 単に 知事 という ) は 報告を求める場合や 職員が立入検査を行う場合があります 以下の事項に該当する場合 石綿の飛散のおそれが高いため 知事は受注者又は自主施工者に是正措置の実施の勧告を行うことがあります 勧告の対象となる行為 事前調査を実施していない場合 事前調査書面を作成していない場合 事前調査結果の掲示をしていない場合 事前調査書面を公衆の閲覧に供していない場合 作業実施基準又は敷地境界基準の遵守が認められない場合で 以下の事項に該当する場合 知事は受注者に対し是正措置の実施を求めることがあります 措置実施の対象となる行為 石綿含有建材のおそれのある建材について事前調査書面に必要な記載がない場合 石綿含有建材のおそれのある建材について目視以外で調査をしていない場合 建築物等の構造上の理由により建材の確認が著しく困難な場合で 解体等工事の着手後に石綿含有建材のおそれのある建材が判明したにも関わらず 調査を実施しなかった場合 発注者への通知 知事が勧告等を実施した場合は 発注者へその旨を書面により通知し 必要な措置を取るよう求めます 発注者は 受注者が実施する是正措置に協力してください 工事の一時停止 公表について 知事の勧告等に係る措置がとられず 周辺地域への石綿の飛散のおそれが高い場合 解体等工事の一時停止を求め 周辺地域への情報提供を行うことがあります 5

4 全ての解体等工事で事前調査結果の掲示と事前調査書面の備え付け 閲覧が必要です 事前調査結果の掲示 事前調査結果については 次の事項を記載した上で 建築物等の敷地内の公衆の見やすい場所に掲示し 周辺住民等へ当該工事に係る情報の提供を行わなければなりません 調査を行った者の情報 ( 氏名 ( 法人にあっては名称及び代表者氏名 ) 住所 ) 石綿含有建築材料の使用の有無 種類 事前調査の終了年月日 事前調査方法 ( 請負による場合の掲示例 ) 石綿に関する事前調査の結果について 大気汚染防止法第 18 条の 17 大阪府生活環境の保全等に関する条例第 40 条の 3 石綿障害予防規則第 3 条及び建築物等の解体等の作業で の労働者の石綿ばく露防止に関する技術上の指針の規定による事前調査の結果は以下のとおりです 事業場 建設工事の名称 調査方法 ( 調査箇所 ) 調査結果 石綿の使用 有り 無し みなし 石綿の種類及び 含有率 建築物等の種別調査終了年月日石綿含有建築材料の種類 40cm 以上 みなし とは 石綿が使用されているか不明な場合に石綿が使用されているとみなすことです 当該工事の施工事業者 : 事前調査者氏名及び所属 : 60cm 以上 掲示板の様式例は 大阪府ホームページ 建築物の解体などの作業に係るアスベスト飛散防止規制 に掲載しております URL:http://www.pref.osaka.lg.jp/jigyoshoshido/asbestos/todokede.html 事前調査の義務対象外の解体等工事での掲示 平成 18 年 9 月 1 日以後に新築等された石綿含有建築材料の使用のないことが明らかな解体等工事であっても 建築物等の敷地内の公衆の見やすい場所に石綿含有建築材料の使用が無いことを掲示し 周辺住民等へ解体等工事の情報提供を行ってください 事前調査書面の備え付け 閲覧 受注者又は自主施工者は 周辺住民への建築物等の石綿の使用状況の情報提供のため 解体等工事の終了まで事前調査書面の写しを現場事務所などで閲覧に供する義務があります 6

石綿含有建築材料の商品名以下に示される石綿含有建築材料の材料名 商品名を参考に事前調査を実施してください なお これら以外の製品でも石綿を含有する場合があります 1 吹付け石綿 商品名吹付けロックウールパーライト吹付け 吹付けひる石 ( バーミキュライト ) 発泡ケイ酸ソーダ吹付け石綿 吹付け石綿の商品名 ブロベスト トムレックス ヘイワレックス オパベスト リンペット スターレックス サーモテックス コーベックス A 防湿モルベスト 石綿を含有する吹付けロックウールの商品名 スプレーテックス スプレーエース サーモテックス ブロベストR スプレーコート バルカロック オパベストR ベリーコート R ニッカウール 浅野ダイアロック トムウェット サンウェット ブロベストウェット 2 石綿含有断熱材 屋根用折版裏断熱材の商品名 フェルトン アサノスプレーコートウェット 吹付けロックンライト ATM-120 スプレークラフト S,H コーベックス R ヘーワレックス タイカレックス スターレックスR バルカーウェット スプレーウェット 煙突用断熱材 ( ライニング材 ) の商品名 カポスタック ハイスタック 3 石綿含有耐火被覆材 ケイ酸カルシウム板第二種の商品名 ダイアスラスト キャスライト カルシライト タイカライト ケイカライト ヒシライト 4 石綿含有成形板商品名スレート波板住宅屋根用化粧スレート石綿セメント板パルプセメント板押出成形品 スレートボードサイディングケイ酸カルシウム板第一種スラグせっこう板 石綿含有建築材料の情報掲載のホームページ以下の資料から事前調査方法や商品名についての情報が入手できます 環境省 建築物の解体等に係る石綿飛散防止対策マニュアル 2011 http://www.env.go.jp/air/asbestos/litter_ctrl/manual_td/index.html 国土交通省 経済産業省 石綿 ( アスベスト ) 含有建材データベース http://www.asbestos-database.jp/ 一般社団法人 JATI 協会 http://www.jati.or.jp/ 7

5 石綿が使用されている建築物等の解体等工事の際 発注者又は自主施工者は届出が必要です 事前調査により 解体等工事を行おうとする建築物等に質量比 0.1% を超える石綿 ( アスベスト ) を含有する建築材料が使用されていることが判明し 以下の要件に該当する場合は 発注者又は自主施工者は届出をしなければなりません 事前調査を十分に行い 届出書の作成にあたっては石綿含有建築材料の種類 使用面積 使用箇所を確認してください 届出が必要な作業 当該建築物等に 吹付け石綿 石綿含有断熱材 石綿含有保温材 石綿含有耐火被覆材が使用されている場合全ての解体等工事 法に基づく特定粉じん排出等作業 で届出が必要 当該建築物等に 石綿含有成形板 が使用されている場合解体等工事に係る石綿含有成形板の使用面積が 1,000 m2以上の作業 条例に基づく石綿排出等作業 で届出が必要 届出要件の規模未満の工事であっても 作業の基準の遵守は必要です 石綿含有成形板のうち 表面が樹脂で被覆されたり 全体が樹脂で固形化されているものは 届出要件の判断において 使用面積に算入不要です 届出者及び時期 届出の義務者は 上記の作業を伴う工事の発注者又は自主施工者です 届出は 上記の作業の開始 の 14 日前までに行ってください 作業の開始とは 石綿の除去等に先立って行う 作業区画の隔離 集じん 排気装置の設置 足場の設置 などの石綿の飛散防止のための作業を含む 一連の作業の開始をいいます 届出事項 所定の届出書により 次の事項を届け出てください 1 届出者の氏名又は名称 住所 連絡先 法人の場合は代表者氏名 2 工事を施工する者の氏名又は名称 住所 連絡先 法人の場合は代表者氏名 3 工事の場所 4 作業の種類 5 作業の実施の期間 6 作業の対象となる石綿を含有する建築材料の種類 使用箇所 使用面積 7 作業の方法 8 吹付け石綿 石綿含有断熱材 石綿含有保温材 石綿含有耐火被覆材の使用面積が 50 m2以上の場合 条例に基づく石綿濃度の測定計画 8

届出の際には 次の書類の添付が必要です 1 事前調査書面の写し 2 作業の対象となる建築物等の概要 配置図 付近の状況 3 作業の工程を明示した工事の概要 4 作業を施工する者の現場責任者の氏名及び連絡場所 5 下請負人の現場責任者の氏名及び連絡場所 届出先 特定粉じん排出等作業 石綿排出等作業の実施場所により届出書の提出先が異なります 15 ページ 石綿に関する問合わせ窓口 をご参照ください 届出に不備があった場合 手続きに時間がかかる場合があります 届出内容については 事前にご相談ください 無届出や虚偽の届出を行った場合 3 月以下の懲役又は 30 万円以下の罰金 法 3 月以下の懲役又は 20 万円以下の罰金 条例 計画変更命令 届出内容が 作業基準等に適合しない 大気中の石綿濃度の測定計画が適当でない と認めるときは 知事が発注者又は自主施工者に対し計画の変更を命じることがあります 計画変更命令を受けた場合は 速やかに是正措置をとってください 計画変更命令に従わなかった場合 6 月以下の懲役又は 50 万円以下の罰金 法 6 月以下の懲役又は 30 万円以下の罰金 条例 9

6 石綿が使用されている建築物等の解体等作業の際 作業の基準と敷地境界基準を遵守してください 大気中への石綿の飛散防止を図り 石綿飛散に対する府民の不安を解消するために 法及び条例では 石綿含有建築材料が使用されている建築物等の解体等作業を行う際の作業基準等と敷地境界基準を定めています 基準の遵守が必要な作業 石綿含有建築材料の使用されている建築物等の解体等作業の施工者は 作業基準等及び敷地境界基準の遵守が義務付けられています 当該建築物等に質量比 0.1% を超える石綿を含有する吹付け石綿 石綿含有断熱材 石綿含有保温材 石綿含有耐火被覆材が使用されている場合 当該建築物等に質量比 0.1% を超える石綿を含有する石綿含有成形板が使用されている場合 ( 耐火 準耐火建築物を除く 専ら人の居住の用に供する延床面積 300m 2 未満の建築物の解体等作業を除く ) 作業基準等 作業の種類掲示板の設置石綿の飛散防止措置排出水の処理 吹付け石綿等を使用している建築物等の解体作業 ( 次項及び次々項を除く ) 石綿含有断熱材 石綿含有保温材 石綿含有耐火被覆材の除去作業 ( 掻き落とし 切断又は破砕以外の方法による場合 ) 吹付け石綿等を使用している建築物等で人が立ち入ることが危険な場合等 解体にあたってあらかじめ吹付け石綿等を除去することが困難な場合 吹付け石綿等を使用している建築物等の改造又は補修作業 石綿含有成形板を使用している建築物等の解体 改造又は補修作業 建築物等の敷地 内の公衆の見や すい場所に 作 業内容を記載し た掲示板を石綿 排出等作業の期 間中に設置 作業場所の隔離 前室の設置作業開始前の集じん 排気装置の正常な稼働の確認作業開始前の負圧の維持の確認作業場内及び前室の負圧の維持作業開始後の集じん 排気装置の粉じん計を用いた確認 記録 保存薬液等による湿潤化除去後の石綿飛散防止 除去部分周辺の部分養生薬液等による湿潤化除去後の石綿飛散防止 建築物等に散水又はこれと同等の措置 囲い込み 封じ込めを行う場合 劣化箇所 下地との接着不良箇所の吹付け石綿等の除去除去を行う場合 解体作業の場合と同様の措置の実施 石綿飛散防止幕の設置原則手作業による撤去散水設備の設置除去成形板の作業場内での切断時における集じん装置を備えた切断機の使用除去成形板の破砕の回避 石綿を含む水を作業場の外へ排出する際の適切な措置の実施 この表で 吹付け石綿等 とは 吹付け石綿 石綿含有断熱材 石綿含有保温材 石綿含有耐火被覆材をいいます 10

作業内容の掲示 届出年月日 届出先 届出者の氏名又は名称 住所 法人の場合は代表者氏名 特定工事 ( 特定排出等工事 ) を施工する者の氏名又は名称 住所 法人の場合は代表者氏名 特定工事 ( 特定排出等工事 ) を施工する者の現場責任者の氏名及び連絡場所 石綿排出等作業の下請負人の氏名又は名称 住所 連絡場所 法人の場合は代表者氏名 石綿排出等作業の下請負人の現場責任者の氏名及び連絡場所 特定粉じん排出作業 ( 石綿排出等作業 ) 作業の実施の期間及び工程 石綿の飛散を防止するための措置の内容 条例により敷地境界の大気中の石綿濃度を実施する場合はその測定計画 法又は条例に基づく届出書の受理番号 ( 事前調査の結果の表示と作業実施の表示を兼用する場合の例 ( 請負工事 )) 様式例 事前調査の結果及び建築物の石綿排出等作業に関するお知らせ 受注者 大気汚染防止法施行規則第 16 条の 4 第 1 号及び大阪府生活環境の保全等に関する条例施行規則第 16 条の 11 の規定により 建築物の石綿排出等作業について以下のとおり お知らせします 大気汚染防止法第 18 条の 17 大阪府生活環境の保全等に関する条例第 40 条の 3 石綿障害予防規則第 3 条及び建築物等の解体等の作業での労働者の石綿暴露防止に関する技術上の指針の規定により 当該建築物の石綿含有建築材料の有無を調査した結果は以下のとおりです 事業場 建設工事の名称 事前調査方法 ( 調査箇所 ) 調査終了年月日 年月日 事前調査者の氏名及び所属 建築物等の種別 石綿含有建築材料の種類 石綿排出等作業を行う期間 石綿排出等作業の工程 敷地の境界線における石綿の濃度の測定計画 石綿の種類及び含有率 石綿作業主任者の氏名 ( 石綿障害予防規則第 19 条の規定により選任されたものをいう ) 石綿の飛散防止対策 届出年月日 届出先及び受理番号 ( 届出を要しない場合は その旨 ) 大阪府生活環境の保全等に関する条例 大気汚染防止法 40cm 以上 石綿排出等作業を伴う工事の発注者の氏名 ( 法人にあっては 名称及び代表者の氏名 ) : 当該建設工事の受注者の氏名 ( 法人にあっては 名称及び代表者の氏名 ): 当該建設工事の受注者の現場責任者の氏名 : 石綿排出等作業を請け負った者の氏名 ( 法人にあっては 名称及び代表者の氏名 ): 当該作業を請け負った者の現場責任者の氏名 : 住所 : 住所 : 連絡場所 : 住所 連絡場所 : 連絡場所 : 60cm 以上 掲示板の様式例は 大阪府ホームページ 建築物の解体などの作業に係るアスベスト飛散防止規制 に掲載しております URL:http://www.pref.osaka.lg.jp/jigyoshoshido/asbestos/todokede.html 11

敷地境界基準 解体等工事を行う建築物等の敷地の境界線における石綿の濃度の基準 ( 敷地境界基準 ) は次のとおりです 大気 1 リットル当たり 10 本以下 施工者は 作業基準等に従った作業を行い 敷地境界基準を遵守してください 作業基準適合命令等 作業基準等又は敷地境界基準の遵守が認められない場合 法対象の特定粉じん排出等作業に対しては作業基準適合命令 条例対象の石綿排出等作業に対しては作業実施基準等適合命令を行うことがあります 作業基準適合命令等に従わなかった場合 6 月以下の懲役又は 50 万円以下の罰金 法 6 月以下の懲役又は 30 万円以下の罰金 条例 作業基準適合命令 作業実施基準適合命令 敷地境界基準適合命令は 受注者又は自主施工者に対して行われます 命令を受けた者は 定められた期限内に作業基準等又は敷地境界基準を遵守する措置をとらなければなりません 発注者への通知 知事が作業基準適合命令又は作業実施基準等適合命令を行った場合 発注者へその旨を書面により通知し 必要な措置を取るよう求めます 発注者は 受注者が実施する是正措置に協力してください 立入検査 報告徴収 知事は 適切な石綿飛散防止対策の確認のため 解体等工事現場等の立入検査を実施し 発注者 受注者又は自主施工者に対して解体等工事に係る事項の報告を求めることがあります 報告を行わなかったり 虚偽の報告をしたりした場合 立入検査を拒否 妨害したり 忌避したりした場合 30 万円以下の罰金 法 10 万円以下の罰金 条例 12

7 石綿濃度の測定と記録が必要な場合があります 石綿を含有する建築材料が使用されている建築物等の解体等作業に際し 大気中の石綿濃度が敷地境界基準を遵守していることを確認するために 石綿排出等作業の敷地境界線における石綿濃度を測定 記録することが必要となる場合があります 石綿濃度の測定 記録が必要な工事 当該建築物等の部分に使用されている質量比 0.1% を超える石綿を含有する吹付け石綿 石綿含有断熱材 石綿含有保温材 石綿含有耐火被覆材の合計使用面積が 50 m2以上である作業を伴う工事が対象です 石綿濃度の測定計画の届出者は 発注者又は自主施工者です 合計使用面積が 50 m2未満の場合及び当該建築物等に使用されている石綿含有建築材料が石綿含有成形板のみの場合は 測定義務はありません 石綿濃度の測定 記録の方法 1. 石綿濃度の測定実施者受注者又は自主施工者が石綿濃度の測定実施者です 2. 石綿濃度の測定法ろ紙 ( 有効ろ過面の直径 35mm) 上に捕集 (10 リットル / 分で 4 時間通気 ) し 位相差顕微鏡により計数する方法 ( 平成 22 年 3 月 31 日大阪府公告第 24 号の 2 石綿の濃度の測定法 ) 3. 石綿濃度の測定回数及び場所 測定時期測定回数測定場所 作業開始前 作業期間中 作業完了後 1 回 1 回以上 ( 作業の日数 ( 石綿を除去した実作業日数に限る ) が 6 日までごとに 1 回 ) 1 回 周辺 1 方向 ( 最も高濃度が予想される場所 ) 周辺 4 方向 ( 最も高濃度が予想される場所を含む ) 周辺 1 方向 ( 作業中最も高濃度であった場所 ) 4. 石綿濃度の測定の記録 保存 測定記録項目 測定の年月日及び時刻 測定時の天候 測定者 測定場所 石綿排出等作業の実施状況 測定記録の保存期間 3 年間保存してください アスベストに関する測定可能な事業所一覧 ( 大阪府域 ) http://www.pref.osaka.lg.jp/jigyoshoshido/asbestos/jigyoushoitiran.html ( 一覧表への記載の希望のあった事業者の情報であり 大阪府がこれらの事業者を推奨するものではありません ) 13

8 発注者の皆さまへ 解体等工事の費用負担者で石綿排出を伴う解体等工事の届出者である発注者は 石綿飛散防止措置において 発注者としての適切な役割を果たさなければなりません 設計図書等の保管と情報提供をお願いします 発注者が有する設計図書等の当該建築物等に関する情報は事前調査において非常に有益な情報となります このため 建築物等の設計図書等を保管してください また 事前調査が正確かつ円滑に実施されるよう 発注者は受注者に対して 必要な情報の提供に努めてください 作業計画の十分な検討と適切な契約締結をお願いします 建築物等の解体等作業に伴う石綿の飛散防止措置は その作業を施工する者が実施することとなりますが 施工者が行う措置の内容は契約条件に左右されると考えられます このため 発注者は 受注者と作業計画について十分に検討 調整し 作業基準等や敷地境界基準の遵守に妨げとならない内容 ( 施工方法や工期 施工に要する費用等 ) で請負契約を締結するよう配慮してください 参考資料 石綿関連ホームページ アスベスト Q&A100 ( 大阪府環境管理室 ) http://www.pref.osaka.lg.jp/jigyoshoshido/asbestos/q_a.html 建築物における石綿 ( アスベスト ) 対策マニュアル ( 大阪府住宅まちづくり部 ) http://www.pref.osaka.lg.jp/kenshi_anzen/asbesto/asbestomanual.html アスベスト ( 石綿 ) 廃棄物の適正処理について ( 大阪府循環型社会推進室 ) http://www.pref.osaka.lg.jp/sangyohaiki/syurui/index.html 建築物の解体等に係る石綿飛散防止対策マニュアル 2011 ( 環境省 ) http://www.env.go.jp/air/asbestos/litter_ctrl/manual_td/index.html 建築物等の解体等の作業での労働者の石綿ばく露防止に関する技術上の指針 に基づく石綿飛散 漏洩防止対策徹底マニュアル [1.03 版 ]( 厚生労働省 ) http://www.mhlw.go.jp/file/06-seisakujouhou-11300000-roudoukijunkyokuanzeneiseib u/0000036829.pdf 関係行政機関 大阪府のアスベスト対策 ( 大阪府環境管理室 ) http://www.pref.osaka.lg.jp/jigyoshoshido/asbestos/index.html 石綿 ( アスベスト ) 問題への取組をご案内します ( 環境省 ) http://www.env.go.jp/air/asbestos/index.html アスベスト ( 石綿 ) 情報 ( 厚生労働省 ) http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/sekimen/index.html アスベスト問題への対応 ( 国土交通省 ) http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/asubesuto/top.html 14

9 石綿に関する問合せ窓口 大気汚染防止法 府条例に関すること 下記の府域における解体等作業の場合 ( 守口市寝屋川市大東市柏原市羽曳野市門真市摂津市藤井寺市四條畷市交野市島本町 ) 泉州地域 ( 堺市を除く ) における解体等作業の場合 ( 泉佐野市和泉市高石市泉南市熊取町田尻町岬町 ) 大阪市域における解体等作業の場合 中央区 天王寺区 浪速区 東成区 生野区 城東区 鶴見区 大阪府環境農林水産部環境管理室事業所指導課 06-6941-0351 ( 内線 3874) 大阪府泉州農と緑の総合事務所環境指導課 072-437-2530 環境局環境管理部環境管理課東部環境保全監視グループ 06-6267-9922 北区 都島区 淀川区 東淀川区 旭区北部環境保全監視グループ 06-6313-9550 福島区 此花区 西区 港区 大正区 西淀川区西部環境保全監視グループ 06-6576-9247 阿倍野区 東住吉区 平野区南東部環境保全監視グループ 06-6630-3433 住之江区 住吉区 西成区 南西部環境保全監視グループ 06-4301-7248 堺市域における解体等作業の場合 堺市環境局環境保全部環境対策課 072-228-7474 岸和田市域における解体等作業の場合 岸和田市環境部環境保全課 072-423-9462 豊中市域における解体等作業の場合 豊中市環境政策室環境保全チーム 06-6858-2103 池田市 箕面市 豊能町及び能勢町域における解体等作業の場合 池田市環境部広域環境をまもる課 072-754-6647 吹田市域における解体等作業の場合 吹田市環境部地域環境室環境保全課 06-6384-1850 泉大津市及び忠岡町域における解体等作業の場合 泉大津市都市政策部環境課 0725-33-1131 高槻市域における解体等作業の場合 高槻市産業環境部環境保全課 072-674-7486 貝塚市域における解体等作業の場合 貝塚市都市整備部環境政策課 072-433-7186 枚方市域における解体等作業の場合 枚方市環境保全部環境公害課 050-7102-6014 茨木市域における解体等作業の場合 茨木市産業環境部環境保全課 072-620-1646 八尾市域における解体等作業の場合 八尾市経済環境部環境保全課 072-924-3841 富田林市域における解体等作業の場合 富田林市産業環境部みどり環境課 0721-25-1000 河内長野市域における解体等作業の場合 河内長野市環境共生部環境政策課 0721-53-1111 松原市域における解体等作業の場合 松原市市民生活部環境予防課 072-334-1550 東大阪市域における解体等作業の場合 東大阪市環境部公害対策課 06-4309-3204 大阪狭山市域における解体等作業の場合 大阪狭山市市民部生活環境グループ 072-366-0011 阪南市域における解体等作業の場合 阪南市市民部生活環境課 072-471-5678 太子町域における解体等作業の場合 太子町生活環境室安全環境グループ 0721-98-5525 河南町域における解体等作業の場合 河南町まち創造部環境 まちづくり推進課 0721-93-2500 千早赤阪村域における解体等作業の場合 千早赤阪村住民課 0721-72-0081 建設系アスベスト産業廃棄物に関すること 建設リサイクル法 建築基準法に関すること 大阪府環境農林水産部循環型社会推進室産業廃棄物指導課保健所設置市 ( 1) 大阪府住宅まちづくり部建築指導室 ( 建リ法 ) 審査指導課 ( 建基法 ) 建築振興課 ( 建基法 ) 建築安全課特定行政庁 ( 2) 06-6941-0351 ( 内線 3825) 各保健所設置市 06-6941-0351 ( 内線 3094) ( 内線 3086) ( 内線 4329) 各特定行政庁 石綿障害予防規則に関すること 各労働基準監督署 各労働基準監督署 1 保健所設置市 : 大阪市 堺市 豊中市 東大阪市 高槻市 枚方市 2 特定行政庁 : 大阪市 堺市 岸和田市 豊中市 池田市 吹田市 高槻市 守口市 枚方市 茨木市 八尾市 寝屋川市 和泉市 箕面市 羽曳野市 門真市 東大阪市 環境農林水産部環境管理室事業所指導課平成 26 年 6 月発行 559-8555 大阪市住之江区南港北 1 丁目 TEL06(6210)9581 このパンフレットは 17,600 部作成し 1 部あたりの単価は 11.88 円です 15