別紙様式第1

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同意説明文書(見本)

1. はじめに ステージティーエスワンこの文書は Stage Ⅲ 治癒切除胃癌症例における TS-1 術後補助化学療法の予後 予測因子および副作用発現の危険因子についての探索的研究 (JACCRO GC-07AR) という臨床研究について説明したものです この文書と私の説明のな かで わかりにくいと

する 研究実施施設の環境 ( プライバシーの保護状態 ) について記載する < 実施方法 > どのような手順で研究を実施するのかを具体的に記載する アンケート等を用いる場合は 事前にそれらに要する時間を測定し 調査による患者への負担の度合いがわかるように記載する 調査手順で担当が複数名いる場合には

臨床研究実施計画書

血液 尿を用いたライソゾーム病のスクリーニング検査法の検討 に関する説明書 一般財団法人脳神経疾患研究所先端医療研究センター 所属長衞藤義勝 この説明書は 血液 尿を用いたライソゾーム病のスクリーニング検査法の検討 の内容について説明したものです この研究についてご理解 ご賛同いただける場合は, 被

ただし 対象となることを希望されないご連絡が 2016 年 5 月 31 日以降にな った場合には 研究に使用される可能性があることをご了承ください 研究期間 研究を行う期間は医学部長承認日より 2019 年 3 月 31 日までです 研究に用いる試料 情報の項目群馬大学医学部附属病院産科婦人科で行

目次 1. はじめに ( 臨床研究とは ) 今回の研究について 目的 方法 対象となる患者さん 研究方法 スケジュール 研究参加期間 研究参加予定人数.

臨床研究許可申請書の提出に際しての留意事項

臨床研究に参加される研究対象者の方へ 皮膚症状を呈する膠原病における炎症性サイトカインの病態への関与について に関する研究の説明 これは臨床研究への参加についての説明文書です 本臨床研究についてわかりやすく説明しますので 内容を十分ご理解されたうえで 参加するかどうか患者さんご自身の意思でお決め下さ

研究課題名 臨床研究実施計画書 研究責任者 : 独立行政法人地域医療推進機構群馬中央病院 群馬県前橋市紅雲町 1 丁目 7 番 13 号 Tel: ( 内線 )Fax: 臨床研究期間 : 年月 ~ 年月 作成日 : 年月日 ( 第 版

Microsoft Word - JONIE-TR 患者説明書.docx

料 情報の提供に関する記録 を作成する方法 ( 作成する時期 記録の媒体 作成する研究者等の氏名 別に作成する書類による代用の有無等 ) 及び保管する方法 ( 場所 第 12 の1⑴の解説 5に規定する提供元の機関における義務 8 個人情報等の取扱い ( 匿名化する場合にはその方法等を含む ) 9

6. 研究が終わった後 血液を他の研究に使わせてください 詳しくは ページへ 病には未解決の部分がまだ多く残っています 今後のさらなる研究のため ご協力をお願いいたします ( 必要に応じて ) バンク事業へのご協力をお願いします 遺伝子を扱う研究を推進するため 多くの人の遺伝子の情報を集めて研究に使

目次 1. はじめに 1 2. 研究課題の倫理審査について 2 3. プライバシーの保護について 2 4. 提供試料の解析 / 分析等について 3 5. 研究課題と成果等の公表について 3 6. 追加の採血について 3 7. 過去の研究に提供した試料等の保管について 4 8. 試料 診療情報の提供先

手順書03

(目的)

目 次 1. はじめに 2. 臨床研究とは 3. 研究の目的 意義 4. 研究の対象と方法 5. 研究への自由意志参加 同意取消しの自由 6. 研究責任者 組織 7. 研究の場所 期間 8. 研究試料と情報の取り扱い 9. 研究結果の扱い 10. 研究資金源 11. 利益相反 12. 研究参加者の負

9 中止基準 ( 研究対象者の中止 研究全体の中止について ) 10 研究対象者への研究実施後の医療提供に関する対応 通常の診療を超える医療行為 を伴う研究を実施した場合 研究実施後において 研究対象者が研究の結果より得られた利用可能な最善の予防 診断及び治療が受けられるように努めること 11 研究

疫学研究の病院HPによる情報公開 様式の作成について

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北里大学病院モニタリング 監査 調査の受け入れ標準業務手順 ( 製造販売後臨床試験 ) 第 1 条 ( 目的 ) 本手順書は 北里大学病院において製造販売後臨床試験 ( 以下 試験とする ) 依頼者 ( 試験依頼者が業務を委託した者を含む 以下同じ ) が実施する直接閲覧を伴うモニタリング ( 以下

2. 研究の目的及び意義について目的 : 手根管症候群の臨床的な重症度と腱鞘滑膜に発現する炎症性のサイトカインやAGEsの関連を検討する事です 意義 : 手根管症候群の重症度と周囲組織の炎症の相関が明らかになれば 抗炎症作用を持つ薬剤が手根管症候群の治療に有用となる理由がより明らかとなると考えられま

埼玉医科大学倫理委員会

6. 研究対象者として選定された理由 当科を受診された各種慢性肝疾患の方が研究対象者に含まれます 7. 研究対象者に生じる利益 負担および予想されるリスクノベルジン錠の国内臨床試験に置ける安全性評価対象例 74 例中 23 例 (31.1%) に副作用が認められ 主な自覚症状では悪心 4 例 (5.

4. 結果はお返ししない予定です [ 結果を開示しない場合 ] 今すぐに診療に役立てることができないため結果をお返ししない予定です ご理解く ださいますようお願いいたします 詳しくは ページへ ( 必要に応じて )5. 親権者の承諾のもと 未成年者の参加をお願いしています 詳しくは ページへ 6.

症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

診療情報を利用した臨床研究について 虎の門病院肝臓内科では 以下の臨床研究を実施しております この研究は 通常の診療で得られた記録をまとめるものです この案内をお読みになり ご自身がこの研究の対象者にあたると思われる方の中で ご質問がある場合 またはこの研究に 自分の診療情報を使ってほしくない とお

臨床試験の実施計画書作成の手引き

1. この臨床研究は患者さんの治療のためではなく 新たな診断の確立のために行われます 尿路感染症の重症度を診断する際には CRP やプロカルシトニンなどの炎症マーカーが使用されておりますが これらのマーカーは 炎症が起きてから血中に出てくるまで時間がかかったり 炎症が良くなっても血液中からなかなか消

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群馬大学人を対象とする医学系研究倫理審査委員会 _ 情報公開 通知文書 人を対象とする医学系研究についての 情報公開文書 研究課題名 : がんサバイバーの出産の実際調査 はじめに近年 がん治療の進歩によりがん治療後に長期間生存できる いわゆる若年のがんサバイバーが増加しています これらのがんサバイバ

再発小児 B 前駆細胞性急性リンパ性白血病におけるキメラ遺伝子の探索 ( この研究は 小児白血病リンパ腫研究グループ (JPLSG)ALL-B12 治療研究の付随研究として行われます ) 研究機関名及び研究責任者氏名 この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示す通りです 研究代表者眞田昌国立病院

標準業務手順 目次

3. 本事業の詳細 3.1. 運営形態手術 治療に関する情報の登録は, 本事業に参加する施設の診療科でおこなわれます. 登録されたデータは一般社団法人 National Clinical Database ( 以下,NCD) 図 1 参照 がとりまとめます.NCD は下記の学会 専門医制度と連携して

5. 診療科名他の情報と診療科名を照合することにより患者が特定され得る場合, 診療科名は記載しない. 6. 患者が診断 治療を受けた施設名等既に他院などで診断 治療を受けている場合, その施設名ならびに所在地を記載しない. 但し, 救急医療などで搬送元の記載が不可欠の場合はこの限りではない. 7.

患者さんへ

課題名

Microsoft Word - HP用 同意書・説明書 130121

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後天性血友病アンケート(Homepage用)

12_モニタリングの実施に関する手順書 

岸和田徳洲会病院 当院では以下の研究に協力し情報を提供しております この研究は 国が定めた指針に基づき 対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得るかわりに 研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開しています 研究結果は学会等で発表されることがありますが その際も個人を特定する情報は公表し

医師主導治験取扱要覧


臨床研究の概要および研究計画

同意説明書ひな型

説明文書作成上の留意点

個人情報の取り扱いについて 公益財団法人岩手県予防医学協会 個人情報保護管理責任者常務理事 公益財団法人岩手県予防医学協会 ( 以下 協会 という ) は 健康診断等で取得した個人情報 を協会の個人情報保護基本規程に従って適正に管理し 以下のとおりお取り扱いさせていただき ますので 個人情報の提供

別紙1 参加医療施設における本研究実施に関する掲示ポスター

平成29年度 第1回 臨床研究に関する研修会

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医療事故防止対策に関するワーキング・グループにおいて、下記の点につき協議検討する

しかしながら ERCP 関連手技は 通常観察の上部消化管内視鏡 ( いわゆる胃カメラ ) と異なり 長時間の治療時間を伴う場合も多く 処置中の苦痛度を増強させる要因となりえます そこで 通常 ERCP 関連手技を行う際には 鎮静麻酔薬によって眠った状態になっていただき 処置中の苦痛度を軽減しておりま

Microsoft Word - 03 大腸がんパス(H30.6更新).doc

蘇生をしない指示(DNR)に関する指針

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

「手術看護を知り術前・術後の看護につなげる」

岩手医科大学医学部及び附属病院における人を対象とする医学系研究に係るモニタリング及び監査の実施に関する標準業務手順書 岩手医科大学医学部及び附属病院における 人を対象とする医学系研究に係る モニタリング及び監査の実施に関する標準業務手順書 岩手医科大学 第 1.0 版平成 29 年 10 月 1 日

第 4 章治験責任医師の業務 目次 1. 目的と適用範囲 1 2. 治験責任医師の要件 1 3. 治験実施計画書の遵守に関する合意 1 4. 同意説明文書の作成 1 5. 治験分担医師及び治験協力者のリストの作成 2 6. 治験の実施依頼 ( 新規 変更 継続 ) 3 7. 治験の実施等の了承 3

平成 26 年 3 月 6 日千葉医療センター 地域医療連携ネットワーク運用管理規定 (Ver.8) 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク運用管理規定 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この運用管理規定は 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク ( 以下 千葉医療ネットワーク ) に参加

診療科 血液内科 ( 専門医取得コース ) 到達目標 血液悪性腫瘍 出血性疾患 凝固異常症の診断から治療管理を含めた血液疾患一般臨床を豊富に経験し 血液専門医取得を目指す 研修日数 週 4 日 6 ヶ月 ~12 ヶ月 期間定員対象評価実技診療知識 1 年若干名専門医取得前の医師業務内容やサマリの確認

<4D F736F F D E34208EA18CB18EE891B182AB977697CC C8E8DB782B591D682A688CB978A>

資料1_事業実施計画書

1. 研究の名称 : 芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍の分子病理学的研究 2. 研究組織 : 研究責任者 : 埼玉医科大学総合医療センター病理部 准教授 百瀬修二 研究実施者 : 埼玉医科大学総合医療センター病理部 教授 田丸淳一 埼玉医科大学総合医療センター血液内科 助教 田中佑加 基盤施設研究責任者

目次 1. 地域医療連携パスとは 肝疾患医療連携パスの運用方法について... 3 (1) 特長 (2) 目的 (3) 対象症例 (4) 紹介基準 (5) 肝疾患医療連携パスの種類 (6) 運用 3. 肝疾患医療連携パス... 7 (1) 肝疾患診断医療連携パス ( 医療者用 : 様式

Microsoft Word - B 同意説明文書 杏林EBV 三橋先生に提出用.docx

はじめに この冊子は 社会医療法人孝仁会北海道大野記念病院において行われているかいちょうろうへいさそう 回腸瘻閉鎖創の手術部位感染に対する予防的局所陰圧閉鎖療法の有効性評価 という臨床研究について説明したものです 担当医師からこの研究についての説明をお聞きになり 研究の内容を十分にご理解いただいた上

国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院医療に係る安全管理のための指針 第 1 趣旨本指針は 医療法第 6 条の10の規定に基づく医療法施行規則第 1 条の11 の規定を踏まえ 国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院 ( 以下 センター病院 という ) における医療事故防止について組織的に

説明書

患者さんへの説明書

ICH-GCPとJ-GCPとの比較表

私のリビングウィル 自分らしい最期を迎えるために あなたが病気や事故で意思表示できなくなっても最期まであなたの意思を尊重した治療を行います リビングウィル とは? リビングウィルとは 生前に発効される遺書 のことです 通常の遺書は 亡くなった後に発効されますが リビングウィルは 生きていても意思表示

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B型肝炎ウイルスのキャリアで免疫抑制・化学療法を受ける患者さんへ

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1. 人を対象とする医学系研究の実施に係る手順書 第 1 章目的と適用範囲 ( 目的と適用範囲 ) 第 1 条本規程は ヘルシンキ宣言の倫理的原則に則り 人を対象とする医学系研究に関する倫理指針 ( 平成 26 年文部科学省 厚生労働省告示第 3 号 ; 以下 倫理指針 という ) 及び関連する最新

アンケート用「研究実施計画書」作成の手引

(3) 倫理学 法律学の専門家等 本法人に所属しない人文 社会科学の有識者若干名 (4) 一般の立場から意見を述べることができる者若干名 (5) 分子生物学 細胞生物学 遺伝学 臨床薬理学 病理学等の専門家若しくは遺伝子治療等臨床研究の対象となる疾患に係る臨床医として 日本医科大学長が推薦した者若干

Microsoft PowerPoint - 薬物療法専門薬剤師制度_症例サマリー例_HP掲載用.pptx

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JCROA自主ガイドライン第4版案 GCP監査WG改訂案及び意見

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

untitled

説明文書

3) 適切な薬物療法ができる 4) 支持的関係を確立し 個人精神療法を適切に用い 集団精神療法を学ぶ 5) 心理社会的療法 精神科リハビリテーションを行い 早期に地域に復帰させる方法を学ぶ 10. 気分障害 : 2) 病歴を聴取し 精神症状を把握し 病型の把握 診断 鑑別診断ができる 3) 人格特徴

研究報告書レイアウト例(当該年度が最終年度ではない研究班の場合)

研究計画書 1. 研究の名称 便中ヒトヘモグロビン分析装置 HM-JACKarc マイナーチェンジ機の性能評価 2. 研究組織について 研究責任者 : 研究実施者 : 奈良豊 ( 埼玉医科大学総合医療センター中央検査部臨床検査技師係長 ) 島田崇史 ( 埼玉医科大学総合医療センター中央検査部臨床検査

倫理委員会審査手順書

治験実施規程

資料 4 医療等に関する個人情報 の範囲について 検討事項 医療等分野において情報の利活用と保護を推進する観点から 医療等に関する個人情報 の範囲をどのように定めるべきか 個別法の対象となる個人情報としては まずは 医療機関などにおいて取り扱われる個人情報が考えられるが そのほかに 介護関係 保健関

3 治験実施計画書目的 当該治験について 治験実施計画書が手順書に従い適切に作成及び改訂されていることを確認する 次の事項を調べる (1) 治験実施計画書の記載項目 ( 再生医療等製品 GCP 省令第 7 条第 1 項に規定する項目 ) (2) 治験実施計画書の作成 改訂の手順と日付 (3) 治験計

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配偶子凍結終了時 妊孕能温存施設より直接 妊孕能温存支援施設 ( がん治療施設 ) へ連絡がん治療担当医の先生へ妊孕能温存施設より妊孕能温存治療の終了報告 治療内容をご連絡します 次回がん治療の為の患者受診日が未定の場合は受診日を御指示下さい 原疾患治療期間中 妊孕能温存施設より患者の方々へ連絡 定

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2. 転倒危険者を察知する ナースの直感 の分析研究の説明書 研究実施説明書もの忘れ外来に通院されている 患者様を対象に 転倒を察知する看護師の洞察力に関する研究のご説明を開始いたします 転倒は太ももの付け根 ( 大腿骨頸部 ) 骨折 手首の骨折の 80% 以上の原因です 大腿骨頸部骨折も手首の骨折

針刺し切創発生時の対応

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患者さんへ 課題名 : 慢性虚血性心疾患による重症心不全研究対象患者に関する 前向き研究 臨床研究についての説明文書 2018 年 8 月 7 日作成 1.0 版 研究責任者 : 奈良県立医科大学病院循環器内科 斎藤能彦医師 この説明文書は 本臨床研究について研究実施者による説明を補い 患者さんにご理解いただくために用意したものです 研究実施者からの説明をお受けになり 本説明文書をお読みになってご理解いただいた上で 本臨床研究に参加されるかどうかを決めて下さい 内容についてわからないこと お尋ねになりたいことなどがありましたら 研究実施者に遠慮なくご質問ください 書式を変更 : フォント : 11 pt, フォントの色 : 自動 1

2

はじめに 当院では 最新の( 最善の ) 医療を患者さんに提供するとともに より良い治療法や診断法などを開発するための研究を行っています 患者さんに参加いただいて 治療方法や診断方法が有効であるか安全であるかを調べることを臨床研究といいます この説明文書は 患者さんに研究への参加をお願いするにあたり 担当医師の説明をおぎない 患者さんの理解を助けるために用意されたものです この説明文書をよくお読みいただくとともに よく理解していただいて あなたが臨床研究に参加しても良いかどうかを十分に考えて判断してください わかりにくいことや不安な点がある場合は遠慮なく担当医師にお聞きください なお この研究は当院の倫理審査委員会奈良県立医科大学医の倫理審査委員会の審査も受け 研究方法の科学性 倫理性や 患者さんの人権が守られていることが確認され 承認されています 以下の説明をよくお読みいただき ご不明な点は担当医師にご確認いただいた上で この研究への参加に同意するかどうかを ご自身の意思で決めてください 同意される場合には この説明文書の最後に付いている同意書に署名し 日付を記入して担当医師に渡してください また この研究に参加されなくても あなたが不利益を被ることは一切ありません 書式を変更 : フォント : 11 pt, フォントの色 : 自動 研究の目的及び意義 現在 あなたは虚血性心疾患による心不全の治療を受けていらっしゃいます この研究は 心不全治療を受けている患者さんの心不全治療の実態を調査することが目的です この研究で調査したデータについては 今後あらたな心不全治療方法を開発する上で 現在の心不全治療に関する貴重な情報として利用することを目的としています 研究の方法及び研究期間 この研究で行われる検査は 心不全の治療を受ける医療機関の通常診療範囲内で行われます この研究の参加中にあなたが受けた検査結果( 心エコー図検査 ) の一部について 研究依頼者が指定する開発業務委託機関へ画像データを送り 画像データの解析を行います この研究は 2016 年 5 月から 2021 年 9 月頃まで行う予定です あなたが参加する期間は 研究期間中に同意いただき登録されてから少なくとも 2 年目の心不全治療が終了するまでです 研究機関は入手可能なすべての研究対象者データを保管し 心血管イベントの評価/ 判定を行うために必要な場合に研究依頼者であるテルモ株式会社臨床開発部 データ管理開発業務受託機関イーピーエス株式会社へ提供されます 研究組織の概略 この研究には 総括責任者である 自治医科大学附属さいたま医療センター/ センター長百村伸一 北里大学医学部循環器内科主任教授阿古潤哉を中心に当院を含めた重症心不全診療 に携わっている 5-10 施設が参加予定である 研究依頼者は テルモ株式会社臨床開発部 データ管理 : 開発業務受託機関イーピーエス株式会社 データ収集 :EDC システム / 電子症例報 告書 ecrf Viedoc PMS 提供先機関 : 開発業務受託機関タイタン株式会社 ( 責任者 Imaging CRO 事業部プロジェクト推進課沢藤誠 ) が参加し イベント評価委員 3 名による第三者の立場 3

で確認し 当該症例および当該データの取り扱いを依頼者に提言されます 書式を変更 : フォント : ( 英 ) + 本文のフォント - 日本語 (MS 明朝 ), ( 日 ) + 本文のフォント - 日本語 (MS 明朝 ), 11 pt, フォントの色 : 自動 臨床研究 同意登録後フォローアップ登録時 6ヶ月 1 年 2 年 3 年 4 年 許容範囲 規定日 1ヶ月前 ~2ヶ月後 適格性確認患者背景 バイタルサイン血圧 ( 拡張期 / 収縮期 ) 心拍数 身長 身体所見体重 体表面積 臨床検査 BNP 血液一般 生化学 心エコー図検査 生理学的検査 胸部 X 線検査 安静時 12 誘導心電図 CT 検査 /MRI 検査 NYHA 心機能分類 運動耐容能 6 分間歩行距離 心肺運動負荷試験 心不全に関連した薬剤の投薬状況 生存の有無 心血管イベントによる入院等の確認 書式を変更 : フォント : ( 英 ) + 本文のフォント - 日本語 (MS 明朝 ), ( 日 ) + 本文のフォント - 日本語 (MS 明朝 ), 11 pt, フォントの色 : 自動 書式変更 : 行間 : 倍数 1.15 li 書式変更 : インデント : 左 : 0 mm, ぶら下げインデント : 2.18 字, 行間 : 倍数 1.15 li 書式を変更 : フォント : 11 pt, フォントの色 : 自動 4

この研究で観察する項目 通常診療において実施された場合にのみ確認する項目 実施医療機関での心エコー図検査で得られた画像データを研究依頼者が指定する開発業務委託機関へ提出し 中央解析を行う項目研究対象者として選定された理由 書式を変更 : フォント : 10 pt, フォントの色 : 自動 書式を変更 : フォント : 10 pt, フォントの色 : 自動 この研究は 日本国内で心不全治療を受けている患者さん約 120 名の方に参加いただく予定です この研究に参加していただくためには いくつかの参加の条件があり 今のあなたのお体の状態がこの研究に適していると思われるので 研究への参加をお願いしています この研究では 以下の基準を満たす方に参加をお願いしています 慢性虚血性心疾患の患者さん心エコー図検査で左室駆出率 (LVEF) の数値が 35% 以下の患者さん NYHA 心機能分類で Ⅲ 度またはⅣ 度と判定された患者さん心不全に対して 既に至適な薬物療法を行っている患者さん心不全に対して 適応のある薬物療法以外の侵襲的な治療 ( 外科手術 ) を施している患者さん研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスク及び利益 この研究は通常の心不全に関わる診断 治療 検査の中で得られた診療情報を収集する登録研究です この研究に参加することによる あなたへの直接の利益はありませんが 多くの患者さんのさまざまな状態の心不全治療の実態が明らかになることで より適切な治療法の開発に貢献することができます この研究に参加することで これまで受けていた心不全治療が変更されることはありません 研究に同意した場合であっても随時 撤回できること この研究に参加するかどうかはあなた自身の意思で自由に決められます その際にご親族の方や友人の方々に相談されても結構です また あなたはこの研究を始める前でも始めた後でも いつでも どのような理由でも この研究への参加をやめることができますので 遠慮なく申し出てください 研究に同意しないこと又は同意撤回することによって不利益な対応を受けないこと あなたがこの研究への参加を断っても 一度参加を決めたのちに取りやめても 医師と気まずくなることや その後の診療で不利益になるような扱いを受けることは一切ありません あなたに守っていただきたいこと 心不全治療を受けられる患者さんに守っていただきたい一般的な事項のほか この研究は登録後 6 ヶ月及び以後 1 年ごとの追跡調査がありますので 来院もしくは電話による調査をさせて頂きます お電話で確認する場合には あなたの健康状態や心臓のご病気に関連するお薬の服薬状況などについてお尋ねいたしますので ご協力をお願いします 研究に関する情報公開の方法 研究担当医師が研究結果を医学雑誌に発表することや この研究を依頼する会社が厚生労働省に 5

提出する場合がありますが その際には あなたの名前などの個人情報はわからないようにいたします モニタリング 監査について この研究が正しく実施されていることを確認するため 研究依頼者またはその指名する者 あるいは関係当局がこの研究で得られた結果を閲覧することがありますが その場合もあなたの個人情報が公開されることは一切ありません 研究対象者等の求めに応じた計画書等の資料の閲覧方法 この研究の概要は 公開データベースである大学病院医療情報ネットワーク:UMIN に登録されています ( 登録番号 :UMIN000022260) 研究計画書の変更及び研究の進み具合に応じて登録内容を更新していきます 研究を終了したときは 研究の結果を登録します また より詳細な研究の計画 研究の方法についてお知りになりたいときには 担当医師までご連絡ください 本研究に参加している他の方の個人情報や 研究の知的財産等に支障がない範囲で研究計画書の閲覧や説明をいたします 個人情報等の取り扱い この研究は ヘルシンキ宣言の精神に基づき 厚生労働省 ヒトを対象とする医学系研究に関する倫理指針 及び実施計画書を遵守して実施します また症例報告書の作成 研究対象者のデータの取り扱いについてはプライバシーの保護に配慮します データ解析において 個人識別情報であるカルテ番号 氏名 生年月日を削除し固有の症例登録番号を用いて連結匿名化を行います データは情報管理者により鍵のかかる保管庫に厳重に管理され 個人情報が漏洩する恐れはありません あなたが他院を受診された場合 当院よりこの研究に参加していることを他院の主治医にお知らせすることがあります また 他院におけるあなたの診療情報をご提供いただくことがありますので ご了承下さい その際にはあらためてご連絡します 試料 情報の保管及び廃棄の方法 この研究のために試料( 血液 組織など ) を保管することはありません この研究のために集められた情報は当院の規定に従って保管し 保存期間が終了した後に個人を識別できる情報を取り除いた上で廃棄いたします 医療機関から研究依頼者に提供される情報は 個人を識別できないようにした上で提供されます 研究に係る資金及び利益相反 この研究は テルモ株式会社から資金提供を受けて実施されます 本研究の実施に際しては 利益相反関係を適切に管理し 中立性と公明性を維持して適正に研究を遂行されます を依頼する会社から支払われる資金を基に実施します このような研究を実施する上で 研究依頼者と研究の担当医師との間での利害関係の有無について明確にする必要がありますが この研究を実施する上で両者間の利害関係は存在せず 担当医師が個人的な利益のために 研究に参加された患者様の権利 利益を損ねるような試験の公平性が疑われるような利益相反 * は存在しません * 利益相反 : 研究成果を社会に適切に還元するという医療機関としての責任と 研究を実施することにより医師個人が得る利益とい 書式を変更 : フォント : 11 pt, フォントの色 : 自動 6

あいはんう相反する状態のこと 研究対象者等からの相談への対応 この研究の内容 あなたの権利等について 説明があったことに限らずよくわからないことや確認したいことなどがありましたら いつでも遠慮なく担当医師または相談窓口にお尋ねください また この研究期間中だけでなく研究終了後でも 何か心配事が起きましたら いつでも遠慮なく担当医師に連絡 相談してください 相談窓口 担当科循環器内科研究責任者 : 斎藤能彦研究担当医師 : 川上利香相談窓口 : 川上利香及び担当 CRC 連絡先電話番号 :< 平日 8:30~17:15> ( 代表 ) 0744-22-3051 ( 内線 3411) 相談窓口 書式変更 : 行間 : 倍数 1.15 li 費用負担及び謝礼研究担当医師 : 相談窓口 : 担当 CRC 連絡先電話番号 :< 平日 8:30~17:15> ( 代表 ) ( 内線 ) 費用負担及び謝礼 この研究は患者さんへ通常診療の一環として 全て保険診療の範囲で行われるため 特に患者さ んのご負担が増えることはありません 患者さんには 参加されることに同意された時 また研究へ登録後 6 ヶ月及び以後 1 年ごとの追 跡調査で来院された時に 研究協力費として 2,000 円分のクオカードをお支払いします 研究対象者への他の治療方法及び実施後における医療提供等の対応 重症な心不全の患者さんでは 病態の進行抑制のためにお薬による治療がおこなわれますが お 薬や心臓の手術でもあまり効果がみられない重症化した患者さんへの他の治療法としては以下の ものが挙げられます ( あなたがそれらの治療法に適応がある場合は 担当医師からあらためて説 明があります ) (1) 左心補助人工心臓 (LVAD) (2) 心臓移植 (3) 再生医療 研究によって生じた健康被害に対する補償の有無及びその内容 この研究は 通常の診断や治療 検査を行い その中で得られた診療情報を収集する研究であり 研究に参加することにより健康被害が生じる可能性はほとんどありません もし 研究の期間中 7

にあなたに健康被害が生じた場合には 通常の診療と同様に医師が適切な診察と治療を行います 研究機関の名称および研究責任者の氏名 職名 連絡先 医療機関 診療科 : 奈良県立医科大学循環器内科 研究責任者 : 斎藤能彦 ( 連絡先 :0744-22-3051 ( 内線 3411) 医療機関 診療科 : 病院 科 研究責任者 : ( 連絡先 : ) 書式変更 : 行間 : 倍数 1.15 li この研究は国内の 10 数施設の研究機関が参加して行われます 8