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3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

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年  月改訂(第 版)

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

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医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

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第 3 版 ) 2019 年 3 月改訂 ( 第 6 版 ) 日本標準商品分類番号 :872325 日 室温保存 気密容器示の注意 の項参照 医薬品インタビューフォーム 日本病院薬剤師会の IF 記載要領 2013 に準拠して作成 H 2 H2 受容体拮抗剤 承認番号 薬価収載販売開始 錠 75mg 22000A 018790 2013 年 2013 年 Ranitidine Tablets には投与しないこと ) て過敏症の既往歴のある患者 ラニチジン錠 75mg JG ラニチジン塩酸 4.0mg( ラニチジて75mg) ラニチジン錠 150mg JG 水ケイ酸 タルク ステアリン酸マグネシ結晶セルロース ヒドロキシプロピルセル製造販売承認年月日 ヒプロメロース マクロゴール薬価基準収載 6000 発売年月日タン 白色のフィルムコーティング錠開発 製造販売 ( 輸入 ) :7.1 厚さ :2.9 直径 :8.6 厚さ :3.9 118.0 JG E31 剤形錠剤 ( フィルムコーティング錠 ) 製剤の規制区分 規格 含量 一般名 提携 販売会社名 医薬情報担当者の連絡先 問い合わせ窓口 該当しない 日局ラニチジン塩酸塩 168.0mg( ラニチジンとして150mg) JG E32 瘍 吻合部潰瘍 Zollinger-Ellison 症 上部消化管出血 ( 消化性潰瘍 急性胃粘膜病変による ) 錠 75mg:1 錠中日局ラニチジン塩酸塩 84.0mg ( ラニチジンとして 75mg) 含有錠 150mg:1 錠中日局ラニチジン塩酸塩 168.0mg ( ラニチジンとして 150mg) 含有 和名 : ラニチジン塩酸塩 (JAN) 洋名 :Ranitidine Hydrochloride(JAN) 錠 150mg JG : 通常 成人には ラニチジン塩酸塩をラ回 150mgを1 日 1 回 ( 就寝前 ) 経口投状により適宜増減する 麻酔前投薬通常 成人には ラニチジン塩酸塩をラ回 150mgを手術前日就寝前および手術間前の2 回経口投与する 用法 用量に関連する使用上の注意 腎機能低下患者では血中濃度半減期が錠 150mg 2008 年 7 月 23 日度が増大するので 腎機能の低下に応 2013 年 4 月 24 日方法により投与量 投与間隔の調節が 錠 75mg 製造販売承認年月日 :2008 年 8 月 29 日薬価基準収載年月日 :2013 年 4 月 24 日発売年月日 :2013 年 4 月 24 日 2013 年 4 月 24 日 製造販売元 : 日本ジェネリック株式会社 クレアチニンクリアランス (ml/min) 日本ジェネリック株式会社お客さま相談室受付時間 :9 時 ~18 時 ( 土 日 祝日を除く ) TEL 0120 893 170 FAX 0120 893 172 医療関係者向けホームページ 233.0 : http://www.nihon-generic.co.jp/medical/index.html 本 IF は 2017 年 6 月改訂の添付文書の記載に基づき改訂した 使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与す ⑴ 腎障害のある患者 [ 血中濃度が持続を減ずるか投与間隔をあけて使用す用量に関連する使用上の注意 の項 投 Ccr>70 1 回 150 70 Ccr 30 1 回 75 30>Ccr 1 回 75 最新の添付文書情報は ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構 (PMDA) ホームページ 医薬品に関する情報 http://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/0001.html にてご確認ください

IF 利用の手引きの概要 ー日本病院薬剤師会ー 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載された情報を裏付ける更に詳細な情報が必要な場合がある 医療現場では 当該医薬品について製薬企業の医薬情報担当者等に情報の追加請求や質疑をして情報を補完して対処してきている この際に必要な情報を網羅的に入手するための情報リストとしてインタビューフォームが誕生した 昭和 63 年に日本病院薬剤師会 ( 以下 日病薬と略す ) 学術第 2 小委員会が 医薬品インタビューフォーム ( 以下 IF と略す ) の位置付け並びに IF 記載様式を策定した その後 医療従事者向け並びに患者向け医薬品情報ニーズの変化を受けて 平成 10 年 9 月に日病薬学術第 3 小委員会において IF 記載要領の改訂が行われた 更に 10 年が経過し 医薬品情報の創り手である製薬企業 使い手である医療現場の薬剤師 双方にとって薬事 医療環境は大きく変化したことを受けて 平成 20 年 9 月に日病薬医薬情報委員会において IF 記載要領 2008 が策定された IF 記載要領 2008 では IF を紙媒体の冊子として提供する方式から PDF 等の電磁的データとして提供すること (e IF) が原則となった この変更に合わせて 添付文書において 効能 効果の追加 警告 禁忌 重要な基本的注意の改訂 などの改訂があった場合に 改訂の根拠データを追加した最新版のe IF が提供されることとなった 最新版のe IF は ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構 (PMDA) ホームページ 医薬品に関する情報 (http://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/0001.html) から一括して入手可能となっている 日本病院薬剤師会では e IF を掲載する PMDA ホームページが公的サイトであることに配慮して 薬価基準収載にあわせてe IF の情報を検討する組織を設置して 個々の IF が添付文書を補完する適正使用情報として適切か審査 検討することとした 2008 年より年 4 回のインタビューフォーム検討会を開催した中で指摘してきた事項を再評価し 製薬企業にとっても 医師 薬剤師等にとっても 効率の良い情報源とすることを考えた そこで今般 IF 記載要領の一部改訂を行い IF 記載要領 2013 として公表する運びとなった 2.IF とは IF は 添付文書等の情報を補完し 薬剤師等の医療従事者にとって日常業務に必要な 医薬品の品質管理のための情報 処方設計のための情報 調剤のための情報 医薬品の適正使用のための情報 薬学的な患者ケアのための情報等が集約された総合的な個別の医薬品解説書として 日病薬が記載要領を策定し 薬剤師等のために当該医薬品の製薬企業に作成及び提供を依頼している学術資料 と位置付けられる ただし 薬事法 製薬企業機密等に関わるもの 製薬企業の製剤努力を無効にするもの及び薬剤師自らが評価 判断 提供すべき事項等は IF の記載事項とはならない 言い換えると 製薬企業から提供された IF は 薬剤師自らが評価 判断 臨床適応するとともに 必要な補完をするものという認識を持つことを前提としている [IF の様式 ] 1 規格は A4 版 横書きとし 原則として 9 ポイント以上の字体 ( 図表は除く ) で記載し 一色刷りとする ただし 添付文書で赤枠 赤字を用いた場合には 電子媒体ではこれに従うものとする 2IF 記載要領に基づき作成し 各項目名はゴシック体で記載する

3 表紙の記載は統一し 表紙に続けて日病薬作成の IF 利用の手引きの概要 の全文を記載するものとし 2 頁にまとめる [IF の作成 ] 1IF は原則として製剤の投与経路別 ( 内用剤 注射剤 外用剤 ) に作成される 2IF に記載する項目及び配列は日病薬が策定した IF 記載要領に準拠する 3 添付文書の内容を補完するとの IF の主旨に沿って必要な情報が記載される 4 製薬企業の機密等に関するもの 製薬企業の製剤努力を無効にするもの及び薬剤師をはじめ医療従事者自らが評価 判断 提供すべき事項については記載されない 5 医薬品インタビューフォーム記載要領 2013 ( 以下 IF 記載要領 2013 と略す) により作成された IF は 電子媒体での提供を基本とし 必要に応じて薬剤師が電子媒体 (PDF) から印刷して使用する 企業での製本は必須ではない [IF の発行 ] 1 IF 記載要領 2013 は 平成 25 年 10 月以降に承認された新医薬品から適用となる 2 上記以外の医薬品については IF 記載要領 2013 による作成 提供は強制されるものではない 3 使用上の注意の改訂 再審査結果又は再評価結果 ( 臨床再評価 ) が公表された時点並びに適応症の拡大等がなされ 記載すべき内容が大きく変わった場合には IF が改訂される 3.IF の利用にあたって IF 記載要領 2013 においては PDF ファイルによる電子媒体での提供を基本としている 情報を利用する薬剤師は 電子媒体から印刷して利用することが原則である 電子媒体の IF については PMDA ホームページ 医薬品に関する情報 に掲載場所が設定されている 製薬企業は 医薬品インタビューフォーム作成の手引き に従って作成 提供するが IF の原点を踏まえ 医療現場に不足している情報や IF 作成時に記載し難い情報等については製薬企業の MR 等へのインタビューにより薬剤師等自らが内容を充実させ IF の利用性を高める必要がある また 随時改訂される使用上の注意等に関する事項に関しては IF が改訂されるまでの間は 当該医薬品の製薬企業が提供する添付文書やお知らせ文書等 あるいは医薬品医療機器情報配信サービス等により薬剤師等自らが整備するとともに IF の使用にあたっては 最新の添付文書を PMDA ホームページ 医薬品に関する情報 で確認する なお 適正使用や安全性の確保の点から記載されている 臨床成績 や 主な外国での発売状況 に関する項目等は承認事項に関わることがあり その取扱いには十分留意すべきである 4. 利用に際しての留意点 IF を薬剤師等の日常業務において欠かすことができない医薬品情報源として活用して頂きたい しかし 薬事法や医療用医薬品プロモーションコード等による規制により 製薬企業が医薬品情報として提供できる範囲には自ずと限界がある IF は日病薬の記載要領を受けて 当該医薬品の製薬企業が作成 提供するものであることから 記載 表現には制約を受けざるを得ないことを認識しておかなければならない また製薬企業は IF があくまでも添付文書を補完する情報資材であり インターネットでの公開等も踏まえ 薬事法上の広告規制に抵触しないよう留意し作成されていることを理解して情報を活用する必要がある (2013 年 4 月改訂 )

目次 Ⅰ. 概要に関する項目... 1 1. 開発の経緯... 1 2. 製品の治療学的 製剤学的特性... 1 Ⅱ. 名称に関する項目... 2 1. 販売名... 2 (1) 和名... 2 (2) 洋名... 2 (3) 名称の由来... 2 2. 一般名... 2 (1) 和名 ( 命名法 )... 2 (2) 洋名 ( 命名法 )... 2 (3) ステム... 2 3. 構造式又は示性式... 2 4. 分子式及び分子量... 2 5. 化学名 ( 命名法 )... 2 6. 慣用名 別名 略号 記号番号... 2 7.CAS 登録番号... 2 Ⅲ. 有効成分に関する項目... 3 1. 物理化学的性質... 3 (1) 外観 性状... 3 (2) 溶解性... 3 (3) 吸湿性... 3 (4) 融点 ( 分解点 ) 沸点 凝固点... 3 (5) 酸塩基解離定数... 3 (6) 分配係数... 3 (7) その他の主な示性値... 3 2. 有効成分の各種条件下における安定性... 3 3. 有効成分の確認試験法... 3 4. 有効成分の定量法... 3 Ⅳ. 製剤に関する項目... 4 1. 剤形... 4 (1) 剤形の区別 外観及び性状... 4 (2) 製剤の物性... 4 (3) 識別コード... 4 (4)pH 浸透圧比 粘度 比重 無菌の旨及び安定な ph 域等... 4 2. 製剤の組成... 4 (1) 有効成分 ( 活性成分 ) の含量... 4 (2) 添加物... 4 (3) その他... 4 3. 懸濁剤 乳剤の分散性に対する注意... 4 4. 製剤の各種条件下における安定性... 5 5. 調製法及び溶解後の安定性... 8 6. 他剤との配合変化 ( 物理化学的変化 )... 8 7. 溶出性... 8 8. 生物学的試験法... 12 9. 製剤中の有効成分の確認試験法... 12 10. 製剤中の有効成分の定量法... 12 11. 力価... 12 12. 混入する可能性のある夾雑物... 12 13. 注意が必要な容器 外観が特殊な容器に関する情報... 13 14. その他... 13 Ⅴ. 治療に関する項目... 14 1. 効能又は効果... 14 2. 用法及び用量... 14 3. 臨床成績... 15 (1) 臨床データパッケージ... 15 (2) 臨床効果... 15 (3) 臨床薬理試験... 15 (4) 探索的試験... 15 (5) 検証的試験... 15 1) 無作為化並行用量反応試験... 15 2) 比較試験... 15 3) 安全性試験... 15 4) 患者 病態別試験... 15 (6) 治療的使用... 15 1) 使用成績調査 特定使用成績調査 ( 特別調査 ) 製造販売後臨床試験 ( 市販後臨床試験 )... 15 2) 承認条件として実施予定の内容又は実施した試験の概要... 15 Ⅵ. 薬効薬理に関する項目... 16 1. 薬理学的に関連ある化合物又は化合物群... 16 2. 薬理作用... 16 (1) 作用部位 作用機序... 16 (2) 薬効を裏付ける試験成績... 16 (3) 作用発現時間 持続時間... 16 Ⅶ. 薬物動態に関する項目... 17 1. 血中濃度の推移 測定法... 17 (1) 治療上有効な血中濃度... 17 (2) 最高血中濃度到達時間... 17 (3) 臨床試験で確認された血中濃度... 17 (4) 中毒域... 19 (5) 食事 併用薬の影響... 19 (6) 母集団 ( ポピュレーション ) 解析により判明した薬物体内動態変動要因... 19 2. 薬物速度論的パラメータ... 19 (1) 解析方法... 19 (2) 吸収速度定数... 19 (3) バイオアベイラビリティ... 19 (4) 消失速度定数... 19 (5) クリアランス... 19 (6) 分布容積... 20 (7) 血漿蛋白結合率... 20 3. 吸収... 20

4. 分布... 20 (1) 血液 - 脳関門通過性... 20 (2) 血液 - 胎盤関門通過性... 20 (3) 乳汁への移行性... 20 (4) 髄液への移行性... 20 (5) その他の組織への移行性... 20 5. 代謝... 20 (1) 代謝部位及び代謝経路... 20 (2) 代謝に関与する酵素 (CYP450 等 ) の分子種... 20 (3) 初回通過効果の有無及びその割合... 20 (4) 代謝物の活性の有無及び比率... 20 (5) 活性代謝物の速度論的パラメータ... 20 6. 排泄... 20 (1) 排泄部位及び経路... 20 (2) 排泄率... 20 (3) 排泄速度... 20 7. トランスポーターに関する情報... 21 8. 透析等による除去率... 21 Ⅷ. 安全性 ( 使用上の注意等 ) に関する項目... 22 1. 警告内容とその理由... 22 2. 禁忌内容とその理由 ( 原則禁忌を含む )... 22 3. 効能又は効果に関連する使用上の注意とその理由... 22 4. 用法及び用量に関連する使用上の注意とその理由... 22 5. 慎重投与内容とその理由... 22 6. 重要な基本的注意とその理由及び処置方法... 22 7. 相互作用... 22 (1) 併用禁忌とその理由... 22 (2) 併用注意とその理由... 23 8. 副作用... 23 (1) 副作用の概要... 23 (2) 重大な副作用と初期症状... 23 (3) その他の副作用... 24 (4) 項目別副作用発現頻度及び臨床検査値異常一覧... 24 (5) 基礎疾患 合併症 重症度及び手術の有無等背景別の副作用発現頻度... 24 (6) 薬物アレルギーに対する注意及び試験法... 24 9. 高齢者への投与... 25 10. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与... 25 11. 小児等への投与... 25 12. 臨床検査結果に及ぼす影響... 25 13. 過量投与... 25 14. 適用上の注意... 25 15. その他の注意... 25 16. その他... 25 Ⅸ. 非臨床試験に関する項目... 26 1. 薬理試験... 26 (1) 薬効薬理試験 ( Ⅵ. 薬効薬理に関する項目 参照 )... 26 (2) 副次的薬理試験... 26 (3) 安全性薬理試験... 26 (4) その他の薬理試験... 26 2. 毒性試験... 26 (1) 単回投与毒性試験... 26 (2) 反復投与毒性試験... 26 (3) 生殖発生毒性試験... 26 (4) その他の特殊毒性... 26 Ⅹ. 管理的事項に関する項目... 27 1. 規制区分... 27 2. 有効期間又は使用期限... 27 3. 貯法 保存条件... 27 4. 薬剤取扱い上の注意点... 27 (1) 薬局での取扱い上の留意点について... 27 (2) 薬剤交付時の取扱いについて ( 患者等に留意すべき必須事項等 )... 27 (3) 調剤時の留意点について... 27 5. 承認条件等... 27 6. 包装... 27 7. 容器の材質... 27 8. 同一成分 同効薬... 27 9. 国際誕生年月日... 28 10. 製造販売承認年月日及び承認番号... 28 11. 薬価基準収載年月日... 28 12. 効能又は効果追加 用法及び用量変更追加等の年月日及びその内容... 28 13. 再審査結果 再評価結果公表年月日及びその内容... 28 14. 再審査期間... 28 15. 投薬期間制限医薬品に関する情報... 28 16. 各種コード... 28 17. 保険給付上の注意... 28 ⅩⅠ. 文献... 29 1. 引用文献... 29 2. その他の参考文献... 29 ⅩⅡ. 参考資料... 30 1. 主な外国での発売状況... 30 2. 海外における臨床支援情報... 30 ⅩⅢ. 備考... 31 その他の関連資料... 31

Ⅰ. 概要に関する項目 1. 開発の経緯ラニチジン錠 75mg JG 及びラニチジン錠 150mg JG は ラニチジン塩酸塩を含有する H 2 受容体拮抗剤である ラニチジン塩酸塩は 1978 年に見いだされ それまで必須と考えられていたイミダゾール環を持たず フラン環を持つ 1) 本邦でラニチジン錠は 1984 年に販売されている 本剤は日本ジェネリック株式会社が後発医薬品として開発を企画し 2008 年に製造販売承認を取得 2013 年 4 月に販売開始した 2. 製品の治療学的 製剤学的特性重大な副作用として ショック アナフィラキシー 再生不良性貧血 汎血球減少 無顆粒球症 血小板減少 肝機能障害 黄疸 横紋筋融解症 意識障害 痙攣 ミオクローヌス 間質性腎炎 中毒性表皮壊死融解症 (Toxic Epidermal Necrolysis:TEN) 皮膚粘膜眼症候群(Stevens- Johnson 症候群 ) が報告されている ( 全て頻度不明 ) また他の H 2 受容体拮抗剤で 房室ブロック等の心ブロックがあらわれたとの報告がある -1-

Ⅱ. 名称に関する項目 1. 販売名 (1) 和名 血漿中濃度並びにAUC Cmax 等のパラメータは 被ラニチジン錠 75mg JG 験者の選択 体液の採取回数 時間等の試験条件によっラニチジン錠 150mg JG て異なる可能性がある (2) 洋名 2. 溶出挙動 Ranitidine Tablets 75mg JG ラニチジン錠 Ranitidine 75mg Tablets JG 150mg JG 及びラニチジン錠 150mg JG (3) は 日本薬局方外医薬品規格第名称の由来 3 部に定められた塩酸ラニチジン錠の溶出規格に適合していることが確認 一般的名称 + 剤形 + 含量 + 屋号 より命名 されている 3) 2. 一般名 (1) 和名 ( 命名法 ) H3C O N S N H * NO2 HCl CH3 NH H3C 及びC * 位幾何異性体 性状 : 白色 ~ 微黄色の結晶性又は細粒状の粉末である 4. 分子式及び分子量水に極めて溶けやすく メタノールに溶けやすく 分子式 :C 13 H 22 N 4 O 3 S HCl エタノール (99.5) に溶けにくい 分子量 :350.86 吸湿性である 5. 化学名光によって徐々に着色する ( 命名法 ) 融点 : 約 140 ( 分解 ) N '- methyl-2-nitroethene-1,1-diamine monohydrochloride(iupac) 有効成分に関する理化学的知見 (JAN) 一般名 : ラニチジン塩酸塩 (Ranitidine Hydrochloride) (2) 洋名 ( 命名法 ) 化学名 :(1EZ)-N-{2-[({5-[(Dimethylamino)methyl] Ranitidine Hydrochloride(JAN USP EP) furan-2-yl}methyl)sulfanyl]ethyl}-n -methyl- (3) ステム 2-nitroethene-1,1-diamine monohydrochloride -tidine: シメチジン系 H 2 - 受容体拮抗剤分子式 :C13H22N4O3S HCl 分子量 3. :350.86 構造式又は示性式構造式 : (1EZ)-N-{2-[({5-[(Dimethylamino)methyl]furan-2-yl}methyl)sulfanyl]ethyl}- 取扱い上の注意 1. 保存方法 6. 慣用名 別名 略号 記号番号吸湿性が強いので アルミピロー開封後は湿気を避けて別名 : 塩酸ラニチジン保存すること 7.CAS 登録番号 2. 安定性試験 66357-59-3(Ranitidine Hydrochloride) 最終包装製品を用いた加速試験 (40 相対湿度 75% 66357-35-5(Ranitidine) 6ヵ月 ) の結果 ラニチジン錠 75mg JG 及びラニチジン錠 150mg JG は通常の市場流通下において3 年間安定であることが推測された 4) -2-

Ⅲ. 有効成分に関する項目 1. 物理化学的性質 (1) 外観 性状 白色 ~ 微黄色の結晶性又は細粒状の粉末である (2) 溶解性 水に極めて溶けやすく メタノールに溶けやすく エタノール (99.5) に溶けにくい (3) 吸湿性 溶解度 (37 ) 2) 吸湿性である (4) 融点 ( 分解点 ) 沸点 凝固点 融点 : 約 140 ( 分解 ) (5) 酸塩基解離定数 pka:8.38 2) (6) 分配係数 該当資料なし (7) その他の主な示性値 該当資料なし ph 1.2:1.0g/mL 以上 ph 4.0:1.0g/mL 以上 ph 6.8:1.0g/mL 以上水 :1.0g/mL 以上 2. 有効成分の各種条件下における安定性 水 なし 安定性 2) 液性 (ph) ph1.5~9.6 においては 室温 遮光下 7 日間 安定であるが ph12.2 においては 含量低下が認められる 光 原薬を 6 箇月間蛍光灯下 ( 室温 ) におくと 表面がわずかに着色する その他 吸湿性を有し 湿度に対しては不安定である 3. 有効成分の確認試験法日局 ラニチジン塩酸塩 の確認試験による (1) 紫外可視吸光度測定法 (2) 赤外吸収スペクトル測定法 ( ペースト法 ) (3) 塩化物の定性反応 4. 有効成分の定量法 日局 ラニチジン塩酸塩 の定量法による 液体クロマトグラフィー -3-

Ⅳ. 製剤に関する項目 Ⅳ. 製剤に関する項目 1. 1. 剤形剤形 1. (1) 剤形 (1) 剤形の区別 外観及び性状 (1) 剤形の区別 外観及び性状販売名ラニチジン錠 75mg JG JG ラニチジン錠 150mg JG JG 販売名ラニチジン錠 75mg JG ラニチジン錠 150mg JG 色 色 剤形剤形白色のフィルムコーティング錠白色のフィルムコーティング錠 外 外形形 大きさ (mm) 直径 :7.1 厚さ :2.9 直径 :8.6 厚さ :3.9 大きさ直径 :7.1 厚さ :2.9 直径 :8.6 厚さ :3.9 (mm) 重量 (mg) 直径 :7.1 118.0 厚さ :2.9 直径 :8.6 233.0 厚さ :3.9 (2) 重製剤の物性量 (mg) 118.0 118.0 233.0 233.0 該当資料なし (2) (2) 製剤の物性 (3) 識別コード該当資料なし (3) (3) 識別コードラニチジン錠 75mg JG ラニチジン錠錠剤本体ならびに 75mg PTP JG シート上に記載 JG :JG E31 ラニチジン錠 150mg JG 錠剤本体ならびに PTP PTPシート上に記載 :JG :JG E31 E31 錠剤本体ならびに PTP シート上に記載 :JG E32 ラニチジン錠 150mg JG JG (4)pH 錠剤本体ならびに 浸透圧比 粘度 比重 無菌の旨及び安定な PTP PTPシート上に記載 :JG :JG E32 ph 域等 E32 (4)pH 該当しない 浸透圧比 粘度 比重 無菌の旨及び安定な ph ph 域等域等該当しない 2. 製剤の組成 2. (1) 2. 製剤の組成有効成分 ( 活性成分 ) の含量 (1) (1) 有効成分ラニチジン錠 ( 活性成分 75mg ) の含量 JG ラニチジン錠 1 錠中日局ラニチジン塩酸塩 75mg JG JG 84.0mg( ラニチジンとして 75mg) 含有 ラニチジン錠 1 錠中 1 錠中日局日局 150mg ラニチジン塩酸塩 JG 84.0mg( ラニチジンとして 75mg) 含有含有 ラニチジン錠 1 錠中日局ラニチジン塩酸塩 150mg JG JG 168.0mg( ラニチジンとして 150mg) 含有 (2) 添加物 1 錠中 1 錠中日局日局ラニチジン塩酸塩 168.0mg( ラニチジンとして 150mg) 含有含有 (2) (2) 軽質無水ケイ酸 タルク ステアリン酸マグネシウム 結晶セルロース ヒドロキシプロピルセ添加物ルロース ヒプロメロース マクロゴールラニチジン錠 75mg JG JG 及びラニチジン錠 6000 150mg 酸化チタン JG JG (3) その他軽質無水ケイ酸 タルク ステアリン酸マグネシウム 結晶セルロース ヒドロキシプロピ該当しないルセルロース ヒプロメロース マクロゴール 6000 6000 酸化チタン (3) (3) その他 3. 懸濁剤 乳剤の分散性に対する注意該当しない該当しない 3. 3. 懸濁剤 乳剤の分散性に対する注意該当しない - 4-4 - - -4-

4. 製剤の各種条件下における安定性 ラニチジン錠 75mg JG 加速試験 3) 包装形態 :PTP/ アルミピロー包装 保存条件 :40±2 /75±5%RH 保存期間 :6 ヵ月 試験項目 : 性状 確認試験 溶出試験 定量試験 試験項目性状確認試験 溶出試験 (%) 定量試験 (%) 規格 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) 試験開始時適合適合適合適合適合 99.7 98.2 1 ヵ月後適合適合適合適合適合 100.4 98.4 3 ヵ月後適合適合適合適合適合 98.7 98.0 6 ヵ月後適合適合適合適合適合 95.9 100.0 (1) 白色のフィルムコーティング錠 (2) フラン環の呈色反応 : 液は赤色を呈す (3) 紫外可視吸光度測定法 : 波長 227~230nm 及び 313~316nm に吸収の極大を示す (4) 塩化物の定性反応 : 白色の沈殿を生じ 沈殿の一部に希硝酸を加えたとき溶けず 他の一 部に過量のアンモニア試液を加えたとき溶ける (5) 薄層クロマトグラフィー : 試料溶液及び標準溶液から得たスポットは黄色を呈し その R f 値 ( 約 0.5) は等しい (6) 試験液に水 900 m L を用い 溶出試験法第 2 法により毎分 50 回転で試験を行うとき 20 分間の溶出率は 80% 以上を適合とする (7) 表示量の 93.0~107.0% 最終包装製品を用いた加速試験 (40 相対湿度 75% 6 ヵ月 ) の結果 通常の市場流通下に おいて 3 年間安定であることが推測された 4) 無包装状態での安定性試験試験条件 : 1 温度に対する安定性試験 :40±1 3 ヵ月 ( 遮光 気密容器 ) 2 湿度に対する安定性試験 :25±1 /75±5%RH 3ヵ月 ( 遮光 開放 ) 3 光に対する安定性試験 : 総照度 120 万 lux hr/25 /60%RH(2000lux 気密容器 ) 試験項目 : 性状 溶出試験 定量試験 硬度 -5-

試験項目性状溶出試験 (%) 定量試験 (%) 硬度 (N) 規格 (1) (2) (3) (4) 試験開始時適合 92 98.6 63 1 温度 2 湿度 1.5 ヵ月後 適合 変化なし 変化なし 変化なし 3 ヵ月後 適合 変化なし 変化なし 変化なし 1.5 ヵ月後 1 規格外 2 測定不可 2 測定不可 2 測定不可 3 ヵ月後 - - - - 3 光 60 万 lux hr 規格外 3 変化なし変化なし変化なし 120 万 lux hr 規格外 4 変化なし変化なし (1) 白色のフィルムコーティング錠 変化あり (40) (2) 試験液に水 900 m L を用い 溶出試験法第 2 法により毎分 50 回転で試験を行うとき 30 分間の溶出率は 80% 以上を適合とする (3) 表示量の 93.0~107.0% (4) 参考値 1: 錠剤の素錠部が潮解し 黄褐色の液が染み出ていた 2: 潮解したために 測定できなかった 3: 錠剤の素錠部が黄色く変色し 硫黄のようなにおいがあった 4: フィルムコーティングがひび割れ 素錠部が露出して黄褐色に変色し 硫黄のようなにお いがあった 安定性の評価は 錠剤 カプセル剤の無包装状態での安定性試験法について ( 答申 ) 平成 11 年 8 月 20 日 に記載された各試験項目の評価基準に従った ラニチジン錠 150mg JG 加速試験 5) 包装形態 :PTP/ アルミピロー包装 保存条件 :40±2 /75±5%RH 保存期間 :6 ヵ月 試験項目 : 性状 確認試験 溶出試験 定量試験 試験項目性状確認試験 溶出試験 (%) 定量試験 (%) 規格 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) 試験開始時適合適合適合適合適合 100.2 99.6 1 ヵ月後適合適合適合適合適合 97.4 98.9 3 ヵ月後適合適合適合適合適合 100.1 99.3 6 ヵ月後適合適合適合適合適合 94.8 101.6 (1) 白色のフィルムコーティング錠 (2) フラン環の呈色反応 : 液は赤色を呈す (3) 紫外可視吸光度測定法 : 波長 227~230nm 及び 313~316nm に吸収の極大を示す -6-

(4) 塩化物の定性反応 : 白色の沈殿を生じ 沈殿の一部に希硝酸を加えたとき溶けず 他の一部に過量のアンモニア試液を加えたとき溶ける (5) 薄層クロマトグラフィー : 試料溶液及び標準溶液から得たスポットは黄色を呈し その R f 値 ( 約 0.5) は等しい (6) 試験液に水 900 m L を用い 溶出試験法第 2 法により毎分 50 回転で試験を行うとき 20 分間の溶出率は 80% 以上を適合とする (7) 表示量の 93.0~107.0% 最終包装製品を用いた加速試験 (40 相対湿度 75% 6 ヵ月 ) の結果 通常の市場流通下に おいて 3 年間安定であることが推測された 6) 無包装状態での安定性試験 試験条件 : 1 温度に対する安定性試験 :40±1 3 ヵ月 ( 遮光 気密容器 ) 2 湿度に対する安定性試験 :25±1 /75±5%RH 3ヵ月 ( 遮光 開放 ) 3 光に対する安定性試験 : 総照度 120 万 lux hr/25 /60%RH(2000lux 気密容器 ) 試験項目 : 性状 溶出試験 定量試験 硬度 試験項目 性状 溶出試験 (%) 定量試験 (%) 硬度 (N) 規格 (1) (2) (3) (4) 試験開始時 適合 98 99.1 83 1 温度 2 湿度 1.5 ヵ月後 適合 変化なし 変化なし 変化なし 3 ヵ月後 適合 変化なし 変化なし 変化なし 1.5 ヵ月後 1 規格外 2 測定不可 2 測定不可 2 測定不可 3 ヵ月後 - - - - 3 60 万 lux hr 規格外変化なし変化なし変化なし 3 光 4 120 万 lux hr 規格外変化なし変化なし変化なし (1) 白色のフィルムコーティング錠 (2) 試験液に水 900 m L を用い 溶出試験法第 2 法により毎分 50 回転で試験を行うとき 30 分間の溶出率は 80% 以上を適合とする (3) 表示量の 93.0~107.0% (4) 参考値 1: 錠剤の素錠部が潮解し 黄褐色の液が染み出ていた 2: 潮解したために 測定できなかった 3: 錠剤の素錠部が黄色く変色し 硫黄のようなにおいがあった 4: フィルムコーティングがひび割れ 素錠部が露出して黄褐色に変色し 硫黄のようなにおいがあった 安定性の評価は 錠剤 カプセル剤の無包装状態での安定性試験法について ( 答申 ) 平成 11 年 8 月 20 日 に記載された各試験項目の評価基準に従った -7-

5. 調製法及び溶解後の安定性 該当しない 6. 他剤との配合変化 ( 物理化学的変化 ) 該当資料なし 7. 溶出性 溶出挙動の同等性 ラニチジン錠 75mg JG 7) 後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン( 平成 9 年 12 月 22 日医薬審第 487 号 ) に従った 試験方法日本薬局方一般試験法溶出試験法 ( パドル法 ) 試験条件 分析法 ph1.2 日本薬局方溶出試験第 1 液 ph4.0 薄めた McIlvaine の緩衝液 50rpm 回転数 / 試験液 ph6.8 日本薬局方溶出試験第 2 液 水 日本薬局方精製水 100rpm ph1.2 日本薬局方溶出試験第 1 液 試験液量 :900mL 試験回数 :12 ベッセル 紫外可視吸光度測定法 判定基準 回転数 (rpm) 50 試験液 ph1.2 ph4.0 ph6.8 水 100 ph1.2 判定基準 試験製剤が 15 分以内に平均 85% 以上溶出する 又は標準製剤が平均 85% 付近の適当な時点において試験製剤の平均溶出率は標準製剤の平均溶出率の ±15% の範囲にある -8-

試験結果 (50rpm ph1.2) (50rpm ph4.0) 120 120 100 100 溶出率 (%) 80 60 40 ラニチジン錠 75mg JG 溶出率 (%) 80 60 40 ラニチジン錠 75mg JG 20 標準製剤 ( 錠剤 75mg) 20 標準製剤 ( 錠剤 75mg) 0 0 10 20 30 40 50 60 時間 ( 分 ) 0 0 10 20 30 40 50 60 時間 ( 分 ) 判定時点である 15 分において 試験製剤が平均 85% 以上溶出し ガイドラインの判定基準に適合した 判定時点である 15 分において 試験製剤が平均 85% 以上溶出し ガイドラインの判定基準に適合した 120 (50rpm ph6.8) 120 (50rpm 水 ) 100 100 溶出率 (%) 80 60 40 ラニチジン錠 75mg JG 溶出率 (%) 80 60 40 ラニチジン錠 75mg JG 20 標準製剤 ( 錠剤 75mg) 20 標準製剤 ( 錠剤 75mg) 0 0 10 20 30 40 50 60 時間 ( 分 ) 0 0 10 20 30 40 50 60 時間 ( 分 ) 判定時点である 15 分において 試験製剤が平均 85% 以上溶出し ガイドラインの判定基準に適合した 判定時点である 15 分において 試験製剤が平均 85% 以上溶出し ガイドラインの判定基準に適合した 120 (100rpm ph1.2) 100 溶出率 (%) 80 60 40 ラニチジン錠 75mg JG 20 標準製剤 ( 錠剤 75mg) 0 0 10 20 30 40 50 60 時間 ( 分 ) 判定時点である 15 分において 試験製剤が平均 85% 以上溶出し ガイドラインの判定基準に適合した -9-

溶出挙動の同等性の判定 ( 平均溶出率 ) 回転数 (rpm) 50 試験液 判定時点 (min) 標準製剤 ( 錠剤 75mg) 平均溶出率 (%) 試験製剤 ( ラニチジン錠 75mg JG ) 判定 ph1.2 15 91.9 88.9 適合 ph4.0 15 92.6 91.9 適合 ph6.8 15 96.0 95.3 適合 水 15 96.7 97.5 適合 100 ph1.2 15 101.8 101.7 適合 結論標準製剤と試験製剤の平均溶出率を比較したところ いずれの試験条件においても 後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン の判定基準に適合していた 以上より 標準製剤と試験製剤の溶出挙動は同等であると判断された ラニチジン錠 150mg JG 8) 後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン等の一部改正について( 平成 9 年 12 月 22 日医薬審第 487 号 ) に従う 試験方法日本薬局方一般試験法溶出試験法 ( パドル法 ) 試験条件 分析法 ph1.2 日本薬局方溶出試験第 1 液 ph4.0 薄めた McIlvaine の緩衝液 50rpm 回転数 / 試験液 ph6.8 日本薬局方溶出試験第 2 液 水 日本薬局方精製水 100rpm ph1.2 日本薬局方溶出試験第 1 液 試験液量 :900mL 試験回数 :12 ベッセル 紫外可視吸光度測定法 判定基準 回転数 (rpm) 50 試験液 ph1.2 ph4.0 ph6.8 水 100 phh1.2 判定基準 試験製剤が 15 分以内に平均 85% 以上溶出する 又は標準製剤が平均 85% 付近の適当な時点において試験製剤の平均溶出率は標準製剤の平均溶出率の ±15% の範囲にある -10-

試験結果 120 (50rpm ph1.2) 120 (50rpm ph4.0) 100 100 溶出率 (%) 80 60 40 ラニチジン錠 150mg JG 溶出率 (%) 80 60 40 ラニチジン錠 150mg JG 20 標準製剤 ( 錠剤 150mg) 20 標準製剤 ( 錠剤 150mg) 0 0 10 20 30 40 50 60 時間 ( 分 ) 0 0 10 20 30 40 50 60 時間 ( 分 ) 判定時点である 15 分において 試験製剤が平均 85% 以上溶出し ガイドラインの判定基準に適合した 判定時点である 15 分において 試験製剤が平均 85% 以上溶出し ガイドラインの判定基準に適合した 120 (50rpm ph6.8) 120 (50rpm 水 ) 100 100 溶出率 (%) 80 60 40 ラニチジン錠 150mg JG 溶出率 (%) 80 60 40 ラニチジン錠 150mg JG 20 標準製剤 ( 錠剤 150mg) 20 標準製剤 ( 錠剤 150mg) 0 0 10 20 30 40 50 60 時間 ( 分 ) 0 0 10 20 30 40 50 60 時間 ( 分 ) 判定時点である 15 分において 試験製剤が平均 85% 以上溶出し ガイドラインの判定基準に適合した 判定時点である 15 分において 試験製剤が平均 85% 以上溶出し ガイドラインの判定基準に適合した 120 (100rpm ph1.2) 100 (%)80 60 40 溶出率 60 ラニチジン錠 150mg JG 20 標準製剤 ( 錠剤 150mg) 0 0 10 20 30 40 50 60 時間 ( 分 ) 判定時点である 15 分において 試験製剤が平均 85% 以上溶出し ガイドラインの判定基準に適合した -11-

溶出挙動の類似性の判定 ( 平均溶出率 ) 回転数 (rpm) 50 試験液 判定時点 (min) 標準製剤 ( 錠剤 150mg) 平均溶出率 (%) 試験製剤 ( ラニチジン錠 150mg JG ) 判定 ph1.2 15 86.1 92.6 適合 ph4.0 15 87.9 93.9 適合 ph6.8 15 92.4 94.7 適合 水 15 93.4 96.3 適合 100 ph1.2 15 101.9 102.0 適合 結論標準製剤と試験製剤の平均溶出率を比較したところ いずれの試験条件においても 後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン の判定基準に適合していた 以上より 標準製剤と試験製剤の溶出挙動は同等であると判断された 公的溶出規格への適合性 ラニチジン錠 75mg JG 及びラニチジン錠 150mg JG は 日本薬局方外医薬品規格第 3 部 に定められた塩酸ラニチジン錠の溶出規格に適合していることが確認されている 試験方法 日局一般試験法溶出試験法 ( パドル法 ) 試験条件 回転数 :50rpm 試験液 : 水 試験液量 :900mL 分析法 紫外可視吸光度測定法 溶出規格 30 分間 80% 以上 8. 生物学的試験法 該当しない 9. 製剤中の有効成分の確認試験法 (1) フラン環の呈色反応 (2) 紫外可視吸光度測定法 (3) 塩化物の定性反応 (4) 薄層クロマトグラフィー 10. 製剤中の有効成分の定量法 液体クロマトグラフィー 11. 力価 該当しない 12. 混入する可能性のある夾雑物 該当資料なし -12-

13. 注意が必要な容器 外観が特殊な容器に関する情報 該当しない 14. その他 該当しない -13-

Ⅴ. 治療に関する項目 1. 効能又は効果胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger-Ellison 症候群 逆流性食道炎 上部消化管出血 ( 消化性潰瘍 急性ストレス潰瘍 急性胃粘膜病変による ) 下記疾患の胃粘膜病変 ( びらん 出血 発赤 浮腫 ) の改善急性胃炎 慢性胃炎の急性増悪期麻酔前投薬 2. 用法及び用量胃潰瘍 十二指腸潰瘍 吻合部潰瘍 Zollinger-Ellison 症候群 逆流性食道炎 上部消化管出血 ( 消化性潰瘍 急性ストレス潰瘍 急性胃粘膜病変による ) 通常 成人には ラニチジン塩酸塩をラニチジンとして1 回 150mg を1 日 2 回 ( 朝食後 就寝前 ) 経口投与する また 1 回 300mg を1 日 1 回 ( 就寝前 ) 経口投与することもできる なお 症状により適宜増減する 上部消化管出血に対しては 通常 注射剤で治療を開始し 内服可能となった後 経口投与に切りかえる 下記疾患の胃粘膜病変 ( びらん 出血 発赤 浮腫 ) の改善急性胃炎 慢性胃炎の急性増悪期錠 75mg JG : 通常 成人には ラニチジン塩酸塩をラニチジンとして1 回 75mg を1 日 2 回 ( 朝食後 就寝前 ) 経口投与する また 1 回 150mg を1 日 1 回 ( 就寝前 ) 経口投与することもできる なお 症状により適宜増減する 錠 150mg JG : 通常 成人には ラニチジン塩酸塩をラニチジンとして1 回 150mg を1 日 1 回 ( 就寝前 ) 経口投与する なお 症状により適宜増減する 麻酔前投薬通常 成人には ラニチジン塩酸塩をラニチジンとして1 回 150mg を手術前日就寝前および手術当日麻酔導入 2 時間前の2 回経口投与する 用法 用量に関連する使用上の注意 腎機能低下患者では血中濃度半減期が延長し 血中濃度が増大するので 腎機能の低下に応じて次のような方法により投与量 投与間隔の調節が必要である クレアチニンクリアランス (ml/min) Ccr > 70 70 Ccr 30 投与法 1 回 150mg 1 日 2 回 1 回 75mg 1 日 2 回 30 > Ccr 1 回 75mg 1 日 1 回 -14-

3. 臨床成績 (1) 臨床データパッケージ該当資料なし (2) 臨床効果該当資料なし (3) 臨床薬理試験該当資料なし (4) 探索的試験該当資料なし (5) 検証的試験 1) 無作為化並行用量反応試験該当資料なし 2) 比較試験該当資料なし 3) 安全性試験該当資料なし 4) 患者 病態別試験該当資料なし (6) 治療的使用 1) 使用成績調査 特定使用成績調査 ( 特別調査 ) 製造販売後臨床試験( 市販後臨床試験 ) 該当資料なし 2) 承認条件として実施予定の内容又は実施した試験の概要該当しない -15-

Ⅵ. 薬効薬理に関する項目 1. 薬理学的に関連ある化合物又は化合物群 H 2 受容体拮抗薬 2. 薬理作用 (1) 作用部位 作用機序壁細胞膜の基底膜側に存在する H 2 受容体において ヒスタミンと競合的に拮抗することにより 酸分泌を可逆的に抑制する 9) (2) 薬効を裏付ける試験成績該当資料なし (3) 作用発現時間 持続時間該当資料なし -16-

Ⅶ. 薬物動態に関する項目 1. 血中濃度の推移 測定法 (1) 治療上有効な血中濃度 該当資料なし (2) 最高血中濃度到達時間 健康成人男子 薬剤名投与量投与方法 n Tmax(hr) ラニチジン錠 75mg JG ラニチジン錠 150mg JG (3) 臨床試験で確認された血中濃度 生物学的同等性試験 1 錠 ( ラニチジンとして 75mg) 1 錠 ( ラニチジンとして 150mg) 絶食単回経口投与 絶食単回経口投与 18 2.8±0.9 14 2.9±0.7 (Mean±S.D.) 後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン ( 平成 9 年 12 月 22 日医薬審第 487 号 ) に 従う ラニチジン錠 75mg JG 10) 康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し 得られた薬物動態パラメータ (AUC Cmax) について90% 信頼区間法にて統計解析を行った結果 log(0.80)~log(1.25) の範囲内であり 両剤の生物学的同等性が確認された 1) ラニチジン錠 75mg JG と標準製剤をクロスオーバー法によりそれぞれ 1 錠 ( ラニチジンと して 75mg) 健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し 得られた薬物 動態パラメータ (AUC Cmax) について 90% 信頼区間法にて統計解析を行った結果 log(0.80) ~log(1.25) の範囲内であり 両剤の生物学的同等性が確認された (ng/ml) 300 ラニチジン錠 75mg JG 血250 漿標準製剤 ( 錠剤 75mg) 中ラ200 Mean±S.D., n=18 ニチ150 ジン濃100 度50 0 0 0.5 1 2 3 4 6 8 12 薬物動態パラメータ ラニチジン錠 75mg JG 投与後時間 (hr) 判定パラメータ AUC0-12 Cmax (ng hr/ml) (ng/ml) 1336.2± 253.09± -17-290.3 53.57 標準製剤 1351.4± 273.78± 参考パラメータ Tmax (hr) T 1 / 2 (hr) 2.8±0.9 2.7±0.3 血漿中濃験者の選て異なる 2. 溶出挙動ラニチジ JG は塩酸ラニされてい 有効成分一般名 : ラ化学名 :( fu 2 分子式 :C 分子量 :3 構造式 : H 性状 : 白水エ

< 薬物動態パラメータ> 判定パラメータ判定パラメータ 参考パラメータ参考パラメータ AUC0-12 AUC Cmax Tmax T 0-12 Cmax Tmax / 2 T 1/2 (ng hr/ml) (ng hr/ml) (ng/ml) (ng/ml) (hr) (hr) (hr) (hr) ラニチジン錠ラニチジン錠 1336.2± 253.09± 1336.2±290.3 253.09±53.57 75mg JG 75mg JG 290.3 53.57 2.8±0.9 2.7±0.3 2.7±0.3 標準製剤標準製剤 1351.4± 273.78± 1351.4±196.7 273.78±50.83 ( 錠剤 75mg) ( 錠剤 75mg) 196.7 50.83 3.0±1.5 2.5±0.4 2.5±0.4 (Mean±S.D.,n=18) 血漿中濃度並びに AUC Cmax 等のパラメータは 被験者の選択 体液の採取回数 時間等の 試験条件によって異なる可能性がある < 同等性の判定結果 > (Mean±S.D., n=18) 血漿中濃度並びにAUC Cmax 等のパラメータは 被験者の選択 体液の採取回数 時間等の試験条件によって異なる可能性がある ⑵ラニチジン錠 150mg JG AUC 0-12 Cmax ラニチジン錠 150mg JG と標準製剤をクロスオーバー法によりそれぞれ1 錠 ( ラニチジンとして150mg) 健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し 得られた薬物動態パラメータ (AUC Cmax) について90% 信頼区間法にて統計解析を行った結果 log(0.80)~log(1.25) の範囲内であり 両剤の生物学的同等性が確認された 2) 90% 信頼区間 log(0.906)~log(1.055) log(0.842)~log(1.007) ラニチジン錠 150mg JG 11) 0 0 0.5 1 2 3 4 6 8 12 薬物動態パラメータ 投与後時間 (hr) ラニチジン錠 150mg JG と標準製剤をクロスオーバー法によりそれぞれ 1 錠 ( ラニチジン として 150mg) 健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し 得られた 薬物動態パラメータ (AUC Cmax) について 90% 信頼区間法にて統計解析を行った結果 log(0.80)~log(1.25) の範囲内であり 両剤の生物学的同等性が確認された (ng/ml) 600 血漿中ラニチジン濃500 400 300 度200 100 0 0 2 4 投与後時間 (hr) ラニチジン錠 150mg JG 標準製剤 ( 錠剤 150mg) Mean±S.D., n=14 0.5 1 3 6 8 12 薬物動態パラメータ判定パラメータ AUC0-12 Cmax (ng hr/ml) (ng/ml) ラニチジン錠 150mg JG 標準製剤 ( 錠剤 150mg) 2446.7± 537.4 2522.8± 613.8-18- 501.32± 176.42 483.70± 187.79 参考パラメータ Tmax (hr) T 1 / 2 (hr) 2.9±0.7 2.6±0.4 3.4±1.3 2.5±0.3 分子量 :3 構造式 : H3 性状 : 白水エ吸光融点 : 約 取扱い上 1. 保存方法吸湿性が保存する 2. 安定性試最終包装 6ヵ月 ) ジン錠 1 間安定で 包装 ラニチジン PTP:1 ラニチジン PTP:1 主要文献 主要文献 1 日本ジェ生物学的 2 日本ジェ生物学的 3 日本ジェ溶出試験 4 日本ジェ安定性試 文献請求主要文献にださい 日本ジェネ 100-67

< 薬物動態パラメータ > 判定パラメータ 参考パラメータ ラニチジン錠 150mg JG 標準製剤 ( 錠剤 150mg) AUC 0-12 (ng hr/ml) Cmax (ng/ml) Tmax (hr) T 1/2 (hr) 2446.7±537.4 501.32±176.42 2.9±0.7 2.6±0.4 2522.8±613.8 483.70±187.79 3.4±1.3 2.5±0.3 (Mean±S.D.,n=14) 血漿中濃度並びに AUC Cmax 等のパラメータは 被験者の選択 体液の採取回数 時間等の 試験条件によって異なる可能性がある < 同等性の判定結果 > AUC 0-12 Cmax 90% 信頼区間 log(0.885)~log(1.063) log(0.899)~log(1.184) (4) 中毒域該当資料なし (5) 食事 併用薬の影響 Ⅷ. 安全性 ( 使用上の注意等 ) に関する項目 7. 相互作用 の項参照 (6) 母集団 ( ポピュレーション ) 解析により判明した薬物体内動態変動要因該当資料なし 2. 薬物速度論的パラメータ (1) 解析方法該当資料なし (2) 吸収速度定数該当資料なし (3) バイオアベイラビリティ該当資料なし (4) 消失速度定数健康成人男子薬剤名 投与量 投与方法 n kel(hr -1 ) ラニチジン錠 75mg JG 1 錠 ( ラニチジンとして 75mg) 1 錠ラニチジン錠 150mg JG ( ラニチジンとして 150mg) (5) クリアランス 該当資料なし 絶食単回経口投与 絶食単回経口投与 18 0.257±0.029 14 0.266±0.037 (Mean±S.D.) -19-

(6) 分布容積該当資料なし (7) 血漿蛋白結合率わずか数 % 9) 3. 吸収 該当資料なし 4. 分布 (1) 血液 - 脳関門通過性該当資料なし (2) 血液 - 胎盤関門通過性 Ⅷ. 安全性 ( 使用上の注意等 ) に関する項目 10. 妊娠 産婦 授乳婦等への投与 の項参照 (3) 乳汁への移行性 Ⅷ. 安全性 ( 使用上の注意等 ) に関する項目 10. 妊娠 産婦 授乳婦等への投与 の項参照 (4) 髄液への移行性該当資料なし (5) その他の組織への移行性該当資料なし 5. 代謝 (1) 代謝部位及び代謝経路該当資料なし (2) 代謝に関与する酵素 (CYP450 等 ) の分子種該当資料なし (3) 初回通過効果の有無及びその割合該当資料なし (4) 代謝物の活性の有無及び比率該当資料なし (5) 活性代謝物の速度論的パラメータ該当資料なし 6. 排泄 (1) 排泄部位及び経路 Ⅷ. 安全性 ( 使用上の注意等 ) に関する項目 -9. 高齢者への投与 の項参照 (2) 排泄率該当資料なし (3) 排泄速度該当資料なし -20-

7. トランスポーターに関する情報 該当資料なし 8. 透析等による除去率 血液透析および腹膜透析では ほとんど除去されない 9) -21-

Ⅷ. 安全性 ( 使用上の注意等 ) に関する項目 1. 警告内容とその理由 該当しない 2. 禁忌内容とその理由 ( 原則禁忌を含む ) 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 3. 効能又は効果に関連する使用上の注意とその理由 該当しない 4. 用法及び用量に関連する使用上の注意とその理由 Ⅴ. 治療に関する項目 2. 用法及び用量 の項参照 5. 慎重投与内容とその理由慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) (1) 腎障害のある患者 [ 血中濃度が持続するので 投与量を減ずるか投与間隔をあけて使用すること ( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照)] (2) 肝障害のある患者 [ 本剤は主として肝臓で代謝されるので 血中濃度が上昇するおそれがある ] (3) 薬物過敏症の既往歴のある患者 (4) 高齢者 ( 高齢者への投与 の項参照) 6. 重要な基本的注意とその理由及び処置方法重要な基本的注意治療にあたっては経過を十分に観察し 病状に応じ治療上必要最小限の使用にとどめ 本剤で効果がみられない場合には他の療法に切りかえること なお 血液像 肝機能 腎機能等に注意すること 7. 相互作用 (1) 併用禁忌とその理由 該当しない -22-

(2) 併用注意とその理由 併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 クマリン系抗凝血剤ワルファリンカリウム トリアゾラム アタザナビルゲフィチニブ これらの薬剤のプロトロンビン時間に変動を来たしたとの報告がある クマリン系抗凝血剤を本剤と併用する場合は プロトロンビン時間の変動に注意し 異常が認められた場合には投与量の調節や投与中止などの適切な処置を行うこと トリアゾラムの吸収が増大する可能性があるため 異常が認められた場合には投与量の調節や投与中止などの適切な処置を行うこと これらの薬剤の吸収が低下する可能性があるため 異常が認められた場合には投与量の調節や投与中止などの適切な処置を行うこと 本剤の CYP450 に対する阻害作用により クマリン系抗凝血剤の代謝を阻害する 本剤の胃酸分泌抑制作用により胃内 ph が上昇することで これら薬剤のバイオアベイラビリティに影響を及ぼすと考えられる 8. 副作用 (1) 副作用の概要本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない (2) 重大な副作用と初期症状 (1) 重大な副作用 ( 以下 全て頻度不明 ) 1) ショック アナフィラキシーショック アナフィラキシーを起こすことがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと 2) 再生不良性貧血 汎血球減少 無顆粒球症 血小板減少再生不良性貧血 汎血球減少 無顆粒球症 血小板減少があらわれることがあるので 初期症状として全身倦怠感 脱力 皮下 粘膜下出血 発熱等がみられたら その時点で血液検査を実施し 異常が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと 3) 肝機能障害 黄疸 AST(GOT) ALT(GPT) γ-gtp の上昇を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止すること 4) 横紋筋融解症筋肉痛 脱力感 CK(CPK) 上昇 血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので 異常が認められた場合には投与を中止すること -23-

5) 意識障害 痙攣 ミオクローヌス 意識障害 痙攣 ( 強直性等 ) ミオクローヌスがあらわれることがあるので 観察を十分に 行い 異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと 特に腎機能障害を 有する患者においてあらわれやすいので 注意すること 6) 間質性腎炎 間質性腎炎があらわれることがあるので 初期症状として発熱 皮疹 腎機能検査値異常 (BUN クレアチニン上昇等 ) 等が認められた場合には直ちに投与を中止し 適切な処置 を行うこと 7) 中毒性表皮壊死融解症 (Toxic Epidermal Necrolysis:TEN) 皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson 症候群 ) 中毒性表皮壊死融解症 皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので 観察を十分に行 い このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し 適切な処置を行うこと (2) 重大な副作用 ( 類薬 ) (3) その他の副作用 他の H 2 受容体拮抗剤で 房室ブロック等の心ブロックがあらわれたとの報告がある 以下のような副作用があらわれた場合には 症状に応じて適切な処置を行うこと 過敏症注 1 ) 頻度不明 発疹 瘙痒 発熱 血管浮腫注 2) 血管炎 血液好酸球増多 血小板減少 肝臓肝機能障害注 3) 黄疸 消化器便秘 下痢 悪心 嘔吐 腹部膨満感 食欲不振 精神神経系 循環器徐脈 房室ブロック 皮膚多形紅斑 脱毛 その他 可逆性の錯乱状態 頭痛 頭重感 めまい 不眠 眠気 幻覚 うつ状態 不随意運動注 4) 舌炎 乳房腫脹 乳汁漏出 乳房痛 関節痛 筋肉痛 急性膵炎 勃起障害 注 1) このような場合には投与を中止すること 注 2) 顔面浮腫 眼瞼浮腫 口唇浮腫等の報告例がある 注 3)AST(GOT) ALT(GPT) γ-gtp ALP 等の上昇を含む 注 4) 振戦 眼振 パーキンソニズム等の報告例がある (4) 項目別副作用発現頻度及び臨床検査値異常一覧 該当資料なし (5) 基礎疾患 合併症 重症度及び手術の有無等背景別の副作用発現頻度 該当資料なし (6) 薬物アレルギーに対する注意及び試験法 Ⅷ. 安全性 ( 使用上の注意等 ) に関する項目 2. 禁忌内容とその理由 ( 原則禁忌を含む ) 5. 慎重投与内容とその理由 (3) 8. 副作用 (2) 重大な副作用と初期症状 -8. 副作用 (3) その他の 副作用 の項参照 -24-

9. 高齢者への投与 血中濃度が持続するおそれがあるので 減量するか投与間隔を延長する等慎重に投与すること [ 本剤は主として腎臓から排泄されるが 高齢者では腎機能が低下していることが多い ] 10. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 (1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 本剤は胎盤を通過することが知られており 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない ] (2) 投薬中は授乳させないよう注意すること [ ヒト母乳中への移行が報告されている ] 11. 小児等への投与 小児等に対する安全性は確立していない ( 使用経験が少ない ) 12. 臨床検査結果に及ぼす影響 試験紙法による尿蛋白検査で偽陽性を呈することがあるので スルホサリチル酸法により検査す ることが望ましい 13. 過量投与 外国で 1 日 6g までの過量投与の報告があるが 特に重大な影響はみられなかった 過量投与し た場合 必要に応じて適切な療法を行うこと 14. 適用上の注意薬剤交付時 : PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること (PTP シートの誤飲により 硬い鋭角部が食道粘膜に刺入し 更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている ) 15. その他の注意 (1) 本剤の投与が胃癌の症状を隠蔽することがあるので 悪性でないことを確認のうえ投与すること (2) 外国において急性ポルフィリン症の患者に投与した場合 その症状を悪化させたとの報告がある 16. その他 該当しない -25-

Ⅸ. 非臨床試験に関する項目 1. 薬理試験 (1) 薬効薬理試験 ( Ⅵ. 薬効薬理に関する項目 参照 ) (2) 副次的薬理試験該当資料なし (3) 安全性薬理試験該当資料なし (4) その他の薬理試験該当資料なし 2. 毒性試験 (1) 単回投与毒性試験該当資料なし (2) 反復投与毒性試験該当資料なし (3) 生殖発生毒性試験該当資料なし (4) その他の特殊毒性該当資料なし -26-

Ⅹ. 管理的事項に関する項目 1. 規制区分 製 剤 ラニチジン錠 75mg JG ラニチジン錠 150mg JG 有効成分ラニチジン塩酸塩劇薬 該当しない 2. 有効期間又は使用期限 使用期限 :3 年 ( 安定性試験結果に基づく ) 3. 貯法 保存条件遮光保存 室温保存 気密容器 取扱い上の注意 保存方法吸湿性が強いので アルミピロー開封後は湿気を避けて保存すること 4. 薬剤取扱い上の注意点 (1) 薬局での取扱い上の留意点について Ⅹ. 管理的事項に関する項目 3. 貯法 保存条件 の項参照 (2) 薬剤交付時の取扱いについて ( 患者等に留意すべき必須事項等 ) Ⅷ. 安全性 ( 使用上の注意等 ) に関する項目 14. 適用上の注意 の項参照 くすりのしおり : 有り (3) 調剤時の留意点について該当しない 5. 承認条件等 該当しない 6. 包装 ラニチジン錠 75mg JG PTP:100 錠 (10 錠 10) ラニチジン錠 150mg JG PTP:100 錠 (10 錠 10) 7. 容器の材質 PTP 包装 : ポリ塩化ビニリデン複合フィルム / アルミニウム箔 (PTP) アルミニウム ポリエチ レンラミネートフィルム ( ピロー ) 紙箱 8. 同一成分 同効薬 同一成分 : ザンタック R 錠 75/150( グラクソ スミスクライン ) 同効薬 : シメチジン ファモチジン ラフチジン等 -27-

9. 国際誕生年月日 該当しない 10. 製造販売承認年月日及び承認番号販売名 製造販売承認年月日 承認番号 ラニチジン錠 75mg JG 2008 年 8 月 29 日 22000AMX01879000 ラニチジン錠 150mg JG 2008 年 7 月 23 日 22000AMX01774000 11. 薬価基準収載年月日 2013 年 4 月 24 日 12. 効能又は効果追加 用法及び用量変更追加等の年月日及びその内容 該当しない 13. 再審査結果 再評価結果公表年月日及びその内容 該当しない 14. 再審査期間 該当しない 15. 投薬期間制限医薬品に関する情報 本剤は 投薬 ( あるいは投与 ) 期間に関する制限は定められていない 16. 各種コード 販売名 HOT(9 桁 ) 番号 厚生労働省薬価基準収載医薬品コード レセプト電算コード ラニチジン錠 75mg JG 122432001 2325002F2166 622243201 ラニチジン錠 150mg JG 122433701 2325002F1240 622243301 17. 保険給付上の注意 本剤は診療報酬上の後発医薬品である -28-

ⅩⅠ. 文献 1. 引用文献 1) 第十七改正日本薬局方解説書 廣川書店 C-5693(2016) 2) 日本版オレンジブック研究会 ; オレンジブック総合版 http://www.jp-orangebook.gr.jp/index.html 3) 日本ジェネリック株式会社社内資料 ; ラニチジン錠 75mg JG の加速試験(2013) 4) 日本ジェネリック株式会社社内資料 ; ラニチジン錠 75mg JG の無包装状態での安定性試験(2013) 5) 日本ジェネリック株式会社社内資料 ; ラニチジン錠 150mg JG の加速試験(2013) 6) 日本ジェネリック株式会社社内資料 ; ラニチジン錠 150mg JG の無包装状態での安定性試験(2013) 7) 日本ジェネリック株式会社社内資料 ; ラニチジン錠 75mg JG の溶出試験(2013) 8) 日本ジェネリック株式会社社内資料 ; ラニチジン錠 150mg JG の溶出試験(2013) 9) 高折修二 橋本敬太郎 赤池昭紀 石井邦雄監修 ; グッドマン ギルマン薬理書 ( 下 ) 第 12 版 廣川書店 1686-1687(2013) 10) 日本ジェネリック株式会社社内資料 ; ラニチジン錠 75mg JG の生物学的同等性試験(2013) 11) 日本ジェネリック株式会社社内資料 ; ラニチジン錠 150mg JG の生物学的同等性試験(2013) 2. その他の参考文献 該当資料なし -29-

ⅩⅡ. 参考資料 1. 主な外国での発売状況 該当しない 2. 海外における臨床支援情報妊婦に関する海外情報 (FDA オーストラリア分類) 本邦における使用上の注意 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 の項の記載は以下のとおりであり 米 FDA オーストラリア分類とは異なる 使用上の注意 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 (1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること [ 本剤は胎盤を通過することが知られており 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない ] (2) 投薬中は授乳させないよう注意すること [ ヒト母乳中への移行が報告されている ] 分類 FDA:Pregnancy Category B(2010 年 3 月 ) オーストラリアの分類 (An Australian categorisation of risk of drug use in pregnancy) 参考 : 分類の概要 B1(2013 年 7 月 ) FDA:Pregnancy Category B:Animal reproduction studies have failed to demonstrate a risk to the fetus, but there are no adequate and well controlled studies of pregnant women. Or animal studies demonstrate a risk, and adequate and well-controlled studies in pregnant women have not been done during the first trimester. オーストラリアの分類 : (An Australian categorisation of risk of drug use in pregnancy) Australian Government Department of Health and Ageing Therapeutic Goods Administration;Prescribing medicines in pregnancy database <http://www.tga.gov.au/hp/medicines-pregnancy.htm>(2013/09/03 アクセス ) B1:Drugs which have been taken by only a limited number of pregnant women and women of childbearing age, without an increase in the frequency of malformation or other direct or indirect harmful effects on the human fetus having been observed. Studies in animals have not shown evidence of an increased occurrence of fetal damage. -30-

ⅩⅢ. 備考 その他の関連資料 -31-

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