東京都の経済情勢報告 令和元年 7 月 30 日 財務省関東財務局 東京財務事務所 掲載した経済指標等については速報値を含む

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東京都の経済情勢報告 平成 31 年 1 月 30 日 財務省関東財務局 東京財務事務所 掲載した経済指標等については速報値を含む

1. 総論 総括判断 県内経済は 緩やかに回復しつつある 項目前回 (3 年 4 月判断 ) 今回 (3 年 7 月判断 ) 前回比較 総括判断緩やかに回復しつつある 緩やかに回復しつつある ( 注 )3 年 7 月判断は 前回 4 月判断以降 足下 (7 月末 ) の状況までを含めた期間で判断して

1. 総論 総括判断 県内経済は 回復しつつある 項目前回 (29 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 前回比較 総括判断緩やかに回復しつつある 回復しつつある ( 注 )3 年 1 月判断は 前回 29 年 1 月判断以降 3 年 1 月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判

( 平成 31 年 1 月判断 ) 平成 31 年 1 月 財務省北陸財務局 富山財務事務所 富山市丸の内 1 丁目 5 番 13 号 ( 富山丸の内合同庁舎 5 階 ) TEL(076) ( 財務課直通 )

1. 総論 総括判断 県内経済は 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 項目前回 (29 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 総括判断 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 平成

1. 総論 総括判断 県内経済は 緩やかに回復している 項目前回 (3 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 4 月判断 ) 総括判断 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 緩やかに回復している 前回比較 ( 注 )3 年 4 月判断は 前回 1 月

最近の県内経済情勢は 回復しつつある 前回 (30 年 4 判断 ) 前回比較 今回 (30 年 7 判断 ) 総括判断回復しつつある 回復しつつある 総括判断の要点 個人消費は 百貨店 スーパーで底堅いものとなっており コンビニエンスストアで堅調となっているほか ドラッグストア販売で前年を上回って

平成 31 年 1 月 17 日東北経済産業局 管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 ( 平成 30 年 11 月分 ) ~ 一部に弱い動きがみられるものの 緩やかに持ち直している ~ 鉱工業生産 : 個人消費 : 住宅着工 : 公共投資 : 設備投資 : 持ち直しの動きとなっている足踏み状態とな

富山県金融経済クォータリー(2018年秋)

県内経済は 緩やかに持ち直している なお 足下では 自動車向けなどの受注の増加や消費者マインドの改善の声が聞かれるなど 引き続き緩やかに持ち直している 総括判断 前回 ( 7-9 月 ) 持ち直しつつある 今回 ( 1-12 月 ) 緩やかに持ち直している 前回比較 足下の動き自動車向けなどの受注の

富山県金融経済クォータリー(2018年夏)

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月別の売上でみると 百貨店については 夏物衣料が好調だった 7 月と一部店舗で閉店セールを行った 9 月を除いて前年同月を下回っています 一方 スーパーについては 台風の影響があった 8 月を除いて 前年同月を上回っています 1,2 1-3 平成 28 年百貨店 スーパー販売額合計 ( 北海道 :

October vol

管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 平成 27 年 1 月 15 日 < 管内の経済動向 > ~26 年 11 月の経済指標を中心として ~ 全体の動向 : 緩やかな持ち直し傾向にあるものの 一部に弱い動きがみられる 鉱工業生産 : 生産は一進一退で推移している 個人消費 : 持ち直し傾向にある

1. 総論 総括判断 県内経済は 平成 7 月豪雨の影響を受けたものの 全体では緩やかに回復している 項目前回 ( 平成 7 月判断 ) 今回 ( 平成 1 月判断 ) 総括判断 平成 7 月豪雨前は 緩やかに回復していたが 現時点では まずは豪雨による地域への影響全体について十分に把握する必要があ

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平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7

1 ( ) 4.1% 4.4% 4.% 1 ( ) 1.2%( ) 1.6% 3.8% 1( ) 5.6% 4, % 8 6.5% % 2 4.3% 47.8% 18.8% % 13 2, % 2.2% 13.% 218 ( ).

管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 平成 28 年 8 月 12 日 < 管内の経済動向 > ~28 年 6 月の経済指標を中心として ~ 全体の動向 : 一部に弱い動きがみられるものの 緩やかに持ち直している 鉱工業生産 : 生産は一進一退となっている 個住 人宅 消着 費 : 個人消費は足踏

令和元年 7 月 22 日 北陸地域の総合経済動向 ~ 一部に弱い動きがみられるものの 改善している ~ 経済概況 令和元年 5 月指標を中心として 鉱工業生産指数は 高水準で推移しているものの 一部に弱い動きがみられる 個人消費は 持ち直している 設備投資は 高水準で横ばいとなっている 住宅投資は

関西経済レポート (2019 年 9 月 ) 令和元年 (2019 年 )9 月 30 日 ~ 輸出減少が継続 インバウンド消費はプラスの伸びを維持 ~ 足元の経済情勢と当面の見通し 関西経済は輸出 生産が斑模様であるが 内需が下支えとなり底堅く推移している 企業部門では 輸出は中国経済の減速等によ

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断 一部に弱い動きがみられるものの 緩やかに改善 緩やかに改善 ( ) 1 か月 ( 上方修正は 7 か月ぶり ) 生産緩やかな上昇傾向 ( ) 2 か月 個人消費足踏み状態 緩やかな持ち直しの動き ( ) 1 か月 ( 上方修正は 18 か月ぶり ) 設備投

個人消費 ( やや良い ) スーパー 百貨店売高 スーパー売高は 全店ベースで前年同期を 年 月期の個人消費関連 は スーパー売高が 全店ベース ( 前年同期比.% 増 ) は 新規出 回り 既存店ベースは 前年同期を下回る 百貨店売高は前年同期を回る 店効果などにより 前年同期を回 りました 品目


P6において修正が入りました H P7において修正が入りました H 管内の経済動向 平成31年2月 12月のデータを中心に 管内経済は 改善している 今月のポイント 生産活動は 化学工業 除 医薬品 をはじめ10業種で低下したことから 3か月ぶりの低下となった 個人消費は

道南金融経済概況2018年7月(2018年7月2日公表分)

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< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 22 か月 生産高水準で推移 13 か月 個人消費持ち直し 5 か月 設備投資増加 9 か月 公共投資一服感増加の動き ( ) 1 か月 住宅投資一進一退の動き 7 か月 貿易輸出 輸入とも前年を上回る - 雇 用 着実に改善しており 労働需給の引き締

九経マンスリー ( 平成 29 年 11 月 ) 平成 3 年 1 月 16 日経済産業局 今月の管内経済動向 : 地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は13 か月連続のプラス 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必要

管内経済は、緩やかに回復している (平成18年7月分以降7か月連続)

九経マンスリー ( 平成 3 年 2 月 ) 平成 3 年 4 月 12 日経済産業局 今月の管内経済動向 : 地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は 2 か月連続のマイナス 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必要が

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 2 か月 生産高水準で推移 11 か月 個人消費持ち直し 3 か月 設備投資増加 7 か月 公共投資堅調 一服感 ( ) 1 か月 ( 下方修正は 14 か月ぶり ) 住宅投資一進一退の動き 5 か月 貿 易 輸出は前年を下回り 輸入は前年を上回る 輸

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 18 か月 生産高水準で推移 9 か月 個人消費緩やかに持ち直し 持ち直し ( ) 1 か月 ( 上方修正は 1 か月ぶり ) 設備投資増加 5 か月 公共投資持ち直しの動き 堅調 ( ) 1 か月 ( 上方修正は 7 か月ぶり ) 住宅投資一進一退の

統計から見た三重県のスポーツ施設と県民のスポーツ行動

管内経済概況判断の推移 ( 平成 年 月現在 ) 発表 月 月 月 月 月 月 月 前月との判断比較 総 括判断 持ち直している持ち直している持ち直している持ち直している持ち直している持ち直している 全 国 景気は 一部に改善の遅れ もみられるが 緩やかな回 復基調が続いている 景気は 緩やかな回復

関西の景気動向 2013 年 5 月株式会社日本総合研究所調査部関西経済研究センター 1. 景気の現状関西の景気は 持ち直している 輸出は 円安が進み 米国経済も回復基調をたどるなど 環境が

道南金融経済概況2018年9月(2018年9月7日公表分).docx

道南金融経済概況30年11月(2018年11月6日公表分)

第 70 回経営 経済動向調査 公益社団法人関西経済連合会 大阪商工会議所 < 目次 > 1. 国内景気 2 2. 自社業況総合判断 3 3. 自社業況個別判断 4 4. 現在の製 商品およびサービスの販売価格について 8 参考 (BSI 値の推移 ) 11 参考 ( 国内景気判断と自社業況判断の推

関西の景気動向 2013 年 11 月株式会社日本総合研究所調査部関西経済研究センター 1. 景気の現状関西の景気は 持ち直しのペースがひところと比べて鈍化している 輸出 ( 円ベース )

ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ 31 年上半期見通しはマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 16 か月 生産高水準で推移 7 か月 個人消費緩やかに持ち直し 9 か月 設備投資増加 3 か月 公共投資持ち直しの動き 6 か月 住宅投資弱含み 一進一退の動き ( ) 1 か月 ( 上方修正は 34 か月ぶり ) 貿易輸出 輸入ともに前年を上回る

1. 自社の業況判断 DI 6 四半期ぶりに大幅下落 1 全体の動向 ( 図 1-1) 現在 (14 年 4-6 月期 ) の業況判断 DI( かなり良い やや良い と回答した企業の割合から かなり悪い やや悪い と回答した企業の割合を引いた値 ) は前回 ( 月期 ) の +19 から 28 ポイ

2911金融経済概観

第 60 回法人企業景気予測調査 ( 平成 31 年 1-3 月期調査 ) 福島県の概要 平成 31 年 3 月 12 日財務省東北財務局福島財務事務所 調査要領 1. 調査の目的と根拠我が国経済活動の主要部分を占める企業活動を把握することにより 経済の現状及び今後の見通しに関する基礎資料を得ること

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 17 か月 生産高水準で推移 8 か月 個人消費緩やかに持ち直し 1 か月 設備投資増加 4 か月 公共投資持ち直しの動き 7 か月 住宅投資一進一退の動き 2 か月 貿 易輸出 輸入ともに前年を上回る 輸出は前年を下回り 輸入は前年を上回 る - 雇

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3003金融経済概観

不動産経済 表紙OL

Ⅰ. 最近の近畿財務局管内の経済情勢

道南金融経済概況2018年10月(2018年10月1日公表分)

景況 貴社の景況 平成 3 年 期の 貴社の景況判断 BSI を全産でみると 大企 中堅企は 上昇 超 中小企は 下降 超となっている 先行きを全産でみると 大企 中堅企は 上昇 超で推移する 中小企は 下降 超で推移するとなっている 貴社の景況判断 BSI( 上昇 - 下降 社数構成比) ( 単位

個人消費 ( やや良い ) スーパー 百貨店売上高 スーパー売上高は全店ベース 既存店ベース 年度の個人消費関連では 前年度比 前年同月比 ともに前年度を上回る 百貨店売上高は前年度を上回る スーパー売上高 全店ベース ( 前年百貨店売上額 度比.8% 増 ) は 新規出店効果などにより 食料品 (

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九経マンスリー ( 平成 3 年 8 月 ) 平成 3 年 1 月 1 日九州経済産業局 今月の管内経済動向 : 九州地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は 2 か月ぶりの増加 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必要

1. 最近の札幌経済の概況 平成 26 年 7 月 - 平成 26 年 8 月の統計データをもとに 札幌経済の概況を総括しています (1) 札幌の経済概況 (3) 参考 ( 他機関の概況判断 ) 最近の札幌経済は 緩やかな持ち直し基調にあるものの 一部に弱い動きが全国の動向みられます 項目 内閣府

(2) 住宅投資 住宅投資は 横ばい圏内で推移している 新設住宅着工戸数の内訳をみると 持家は 増加に転じてきている 貸家 や分譲は 水準を切り下げている (3) 設備投資設備投資は 受注や収益の好調を背景に水準を切り上げている 建設投資の先行指標である建築着工床面積 ( 非居住用 ) は 振れがあ

平成10年7月8日

九経マンスリー ( 平成 3 年 9 月 ) 平成 3 年 11 月 12 日九州経済産業局 今月の管内経済動向 : 九州地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は 2 か月連続の増加 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する

個人消費の回復を後押しする政策以外の要因~所得の減少に歯止め、節約志向も一段落

平成22年7月30日

Monthly San-in Economy グラフでみる経済動向 1. 公共投資 2. 設備投資 総じて弱い動き 公共工事請負額 ( 対前年比 ) 全産業 全産業で前年度を上回る計画 設備投資額 ( 対前年度比 ) ( 単位 :%) 16 年度 17 年度 18 年度 実績 実績 実績 計画 29

Monthly San-in Economy グラフでみる経済動向 1. 公共投資 2. 設備投資 持ち直しの動きが弱まる 公共工事請負額 ( 対前年比 ) 全産業で前年度を上回る計画 設備投資額 ( 対前年度比 ) 年度実績 18 年度計画 ( 単位 :%) 全国 18 年度計画 全

Monthly San-in Economy グラフでみる経済動向 1. 公共投資 2. 設備投資 持ち直しの動きが弱まる 公共工事請負額 ( 対前年比 ) 全産業で前年度を上回る計画 設備投資額 ( 対前年度比 ) 17 年度実績 18 年度計画 ( 単位 :%) 18 年度計画 全産業 3.9

平成22年7月30日

中小企業の動向

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資料1

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 30 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 30 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 30 年 1~3 月期 来期平成

(Taro-\222\262\215\270\225[.A4\207B.jtd)

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Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 28 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 28 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 29 年 1~3 月期 来期平成

金融経済概観2909

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不動産経済 表紙OL

高値となった後 下がり始めた 前述の通り CI 一致指数は 生産や雇用など様々な経済指標を統合し算出されている そのため CI 一致指数の上昇 下降にどの指標 が寄与しているのかについても 内閣府は詳細に発表している 表 1は 各指標がCI 一致指数に対してプラスに寄与したのか マイナスに寄与したの

H30情報表紙 (H30年度)

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2 自動車登録台数 ( 台 ) 2,, 図 2 消費税導入 税率引き上げ時における自動車登録台数 ( 三重県 ) の推移 景気後退期, 6, 物品税の廃止による反動増 駆け込み需要 反動減 4, アジア通貨危機平成 9 年 5 月 ~ リーマンショック 2, 平成 9 年 月金融危機 ( 三洋 拓銀

実体経済 物価 (1) 現状判断 関連統計の動き 生産 輸出 増加している 増加している 鉱工業生産は 4~6 月に続き 7~9 月も前期比増加した後 10 月は小幅ながら前月比減少した 業種別にみると 輸送機械は 自動車部品を中心に緩やかに増加している 電子部品 デバイス はん用 生産用機械 (

2018年夏のボーナス見通し

[ 参考 ] 先月からの主要変更点 基調判断 3 月月例 4 月月例 景気は 急速な悪化が続いており 厳しい状況にある 輸出 生産は 極めて大幅に減少している 企業収益は 極めて大幅に減少している 設備投資は 減少している 雇用情勢は 急速に悪化しつつある 個人消費は 緩やかに減少している 景気は

グラフで見る関西経済

ニュースリリース 中小企業の雇用 賃金に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 2013 年 月期特別調査 ) 年 4 月 8 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 3 割の企業で正社員は増加 3 社に 1 社で給与水準は上昇 従業員数 2013 年 12 月において

管内経済概況判断の推移 ( 平成 年 月現在 ) 発表 月 平成 年 月 月 月 月 月 月 前月との判断比較 総 括判断 持ち直している 持ち直している 持ち直している 持ち直しているものの 足 下に北海道胆振東部地震の 影響がみられる 北海道胆振東部地震の影響により 一部に弱さがみられる 北海道

2809金融経済概観

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月例経済報告

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2017年夏のボーナス見通し

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Economic Indicators   定例経済指標レポート

目次 調査結果の概要 1 小企業編 中小企業編 概況 3 概況 15 調査の実施要領 4 調査の実施要領 16 業況判断 5 業況判断 17 売上 1 売上 2 採算 11 利益 21 資金繰り 借入 12 価格 金融関連 22 経営上の問題点 13 雇用 設備 23 設備投資 価格動向 14 経営

我が国中小企業の課題と対応策

各商品の動きについて 新規出店を含めた全店ベースの前年比でみると 衣料品の減少と飲食料品の増加がここ数年のトレンドとして定着しており 7 年も衣料品は減少し 飲食料品は増加した 衣料品が減少傾向にあるのは 販売形態の多様化により 購入先として衣料品専門店や通販 インターネットショッピングなどの選択肢

1 概 況

大阪経済の情勢(本文)

Transcription:

東京都の経済情勢報告 令和元年 7 月 3 日 財務省関東財務局 東京財務事務所 掲載した経済指標等については速報値を含む

1. 総論 総括判断 都内経済は 一部に弱い動きがみられるものの 回復し ている 項目前回 ( 平成 4 月判断 ) 今回 ( 令和元年 7 月判断 ) 前回比較 総括判断 一部に弱い動きがみられるものの 回復している 一部に弱い動きがみられるものの 回復している ( 注 ) 令和元年 7 月判断は 前回平成 4 月判断以降 令和元年 7 月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判断している ( 判断の要点 ) 個人消費は 一部に弱い動きがみられるものの 回復しつつあり 産業活動も 回復しつつある 雇用情勢は 改善しており 人手不足感が強まっている 各項目の判断 項目前回 ( 平成 4 月判断 ) 今回 ( 令和元年 7 月判断 ) 個人消費 産業活動 一部に弱い動きがみられるものの 回復しつつある 一部に弱い動きがみられるものの 回復しつつある 一部に弱い動きがみられるものの 回復しつつある 回復しつつある 前回比較 製造業このところ足踏みの状況にある持ち直しつつある 非製造業回復している雇用情勢改善している設備投資 3 年度は増加見込みとなっている企業収益 3 年度は増益見込みとなっている 回復している改善しており 人手不足感が強まっている元年度は増加見込みとなっている元年度は減益見込みとなっている 企業の景況感 現状判断は 3 期ぶりに 下降 超 現状判断は 2 期連続で 下降 超 住宅建設前年を下回っている 前年を下回っている 先行き 先行きについては 雇用 所得環境の改善が続くなかで 各種政策の効果により 着実に景気が回復していくことが期待される ただし 海外経済の動向などを注視する必要がある 2. 各論個人消費 一部に弱い動きがみられるものの 回復しつつある

百貨店 スーパー販売額は前年を下回っているものの コンビニエンスストア販売額は引き続き前年を上回って推移しており 乗用車の新車登録届出台数も前年を上回っている このように 個人消費は 一部に弱い動きがみられるものの 回復しつつある ( 主なヒアリング結果 ) 月の GW は 外国人観光客の減少により 微増に止まり GW 明けから 6 月は 連休の反動と 6 月下旬からのクリアランスセールを意識してか 前年比マイナスとなっている ( 百貨店 大企業 ) 健康志向は根強く サバ缶やアマニ油などの売れ行きが良い中で 月は 改元祝いとして 上質な握り寿司などの単価の高い商品を揃え これらの商品の売れ行きが良かった ( スーパー 大企業 ) カウンター回り商品やミールキット ( 料理するための食材等一式がセットされたもの ) 冷凍食品が引き続き伸長している ( コンビニエンスストア 大企業 ) テレビ エアコン 洗濯機が堅調であり パソコンも比較的高価格な物が売れており 消費税率引き上げ前の駆け込みによる購入が出ているのではないかと思わせる動きがみられる ( 家電量販店 大企業 ) 4 月は 連休が寄与し 国内旅行 海外旅行ともに前年を上回る旅行者数となっている ( 旅行代理店 大企業 ) 産業活動 回復しつつある 製造業は 汎用 生産用 業務用機械等が減産しているものの 電気機械や輸送機械等は増産しており 持ち直しつつある また 非製造業は 第 3 次産業活動指数をみると堅調に推移しており 回復している このように 産業活動は 回復しつつある ( 主なヒアリング結果 ) デジタルカメラは スマートフォンへ需要が移行しているほか 中国の景気減速の影響も受けて減産している ( 業務用機械 大企業 ) 工場向け電気システムは 製造工場のデジタル化への需要 (IoT 投資 ) が増加しており 増産している ( 電気機械 大企業 ) 大中型トラックは 国内 海外ともに需要が堅調に推移しており 小型トラックは幅広いニーズがあることから 徐々にではあるが回復している ( 輸送機械 大企業 ) 鉄道鋼材や自動車部品等の輸送需要が旺盛であり 陸運 海運分野では企業間物流が堅調である ( 陸運 大企業 ) 改元対応や 22 年 1 月の Windows7 サポート終了を控えて システム改修や PC 端末の入れ替え特需があり 売上が好調に推移している ( 情報通信 大企業 ) 雇用情勢 改善しており 人手不足感が強まっている 有効求人倍率は高水準で推移しているほか 完全失業率が低水準であるなど 改善しており 人手不足感が強まっている ( 主なヒアリング結果 ) 製造部門 ( 工場 ) での人手不足感が強く 募集してもなかなか集まらない ( 印刷 大企業 ) 非正規社員の不足が深刻で 昨秋から欠員が続いている状況 時給を上げるなどしているが なかなか人が集まらない ( 小売 大企業 ) 設備投資 元年度は増加見込みとなっている ( 全規模 全産業 ) 法人企業景気予測調査 4-6 月期 元年度の設備投資計画額は 製造業では前年比 19.3% と増加見込み 非製造業では同.9% と増加見込みとなっており 全産業では同 13.6% と増加見込みとなっている 企業収益 元年度は減益見込みとなっている ( 全規模 全産業 ) 法人企業景気予測調査 4-6 月期 元年度の経常利益 ( 除く 電気 ガス 水道業 金融業 保険業 ) は 製造業では前年比.3% と増益見込み 非製造業では同 6.% と減益見込みとなっており 全産業では同 2.4% と減益見込みとなっている これを規模別にみると 大企業 中小企業は減益見込み 中堅企業は増益見込みとなっている 企業の景況感 現状判断は 2 期連続の 下降 超 ( 全規模 全産業 ) 法人企業景気予測調査 4-6 月期 企業の景況判断 BSI は 2 期連続の 下降 超となっている 先行きについては 上昇 超に転じる見通しとなっている 住宅建設 前年を下回っている 新設住宅着工戸数は 持家 貸家 分譲住宅のいずれも前年を下回っている

東京都の経済情勢報告 資料編 掲載した経済指標等については速報値を含む

1. 個人消費 P は 速報値 グラフ 1 グラフ 2 百貨店 スーパー販売額 ( 東京 ) 百貨店 スーパー前年比 ( 全店 ) 百貨店前年比 ( 全店 ) スーパー前年比 ( 全店 ). 1.6 1.1 ショッピングセンター販売額 ( 東京区部 ) 前年比 ( 既存店 ) 1.8.2.2 3 年 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 元年 月 1 月 2 月 3 月 4 月 元年 月 6 月 経済産業省 日本ショッピングセンター協会 グラフ3 グラフ4 コンビニエンスストア販売額 ( 関東 ) 乗用車新車登録届出台数 ( 東京 ) ( 千台 ) 2 9 普通車 右軸 小型車 右軸 前年比 ( 全店 ) 2 軽乗用車 右軸 前年比 左軸 8 1 7 2.3 2.1 6.4 6 2.6.6 4.1 3 2 経済産業省 グラフ グラフ 6 家計消費支出 ( 東京都区部 二人以上の世帯 ) ( 万円 ) 3 消費支出額 右軸 2 3 年 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月元年 月 前年比 左軸 21.1 4 3 1 2 1. 1... 7-9 月 -12 月 1-3 月 3 年 4-6 月 1 月 2 月 3 月 4 月 月 元年 日本自動車販売協会連合会 全国軽自動車協会連合会 消費者物価指数 ( 前年同月比増減率 ) 1.3.9 1.1.8 6 月.9.6 ( 平成 27 年 =) 2. 消費者物価指数 ( 全国 ) 1. 消費者物価指数 ( 東京都区部 ).6 1. 2 3 年 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月元年 月 1 月 2 月 3 月 4 月元年 月 6 月 (P) 農林漁家世帯を含む 総務省 生鮮食品を除く総合 総務省 1

2. 産業活動 Pは速報値 グラフ7 ( 指数 ) 平成 27 年 = 12 1 東京都工業指数 ( 季節調整値 ) 生産指数在庫指数出荷指数 ( 在庫 )113.9 ( 出荷 )97. 9 ( 生産 )9. 8 月 3 年 6 月 7 月 8 月 9 月 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 (P) 東京都 グラフ8 ( 指数 ) 平成 27 年 = 1 14 工業生産指数 ( 業種別 季節調整値 ) 総合 輸送機械 汎用 生産用 業務用機械 電気機械 化学 印刷 情報通信機械 食料品 13 12 食料品 118.3 1 電気 111.3 輸送 1. 情報 9.9 総合 9. 9 8 汎用 84.4 印刷 82. 化学 82.2 7 月 3 年 6 月 7 月 8 月 9 月 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 (P) 東京都 2

グラフ9 ( 指数 ) 平成 22 年 = 8 7 6 第 3 次産業活動指数 ( 除く金融 保険業 季節調整値 ) 東京都 全国 7.3 6.2 6.4 4 3 3 年 月 6 月 7 月 8 月 9 月 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月元年 月 経済産業省 東京都 グラフ ( 指数 ) 平成 22 年 = 14 総合 ( 除く金融 保険 ) 卸売業 情報通信業 東京都第 3 次産業活動指数 ( 業種別 季節調整値 ) 事業者向け関連サービス 生活娯楽関連サービス 不動産業 小売業 医療, 福祉 運輸業, 郵便業 13 134.2 12 116.1 1 113. 1.4 8.2 7.7 7.3 99.2 94. 9 8 3 年 月 6 月 7 月 8 月 9 月 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 東京都 3

3. 雇用情勢 グラフ 11 2. ( 倍 ) 有効求人倍率の推移 2.1 2.14 2.14 2.1 2.12 2.13 2.13 2.12 2.13 2.14 2.12 2.12 2. 1. 1.61 1.62 1.63 1.63 1.62 1.63 1.63 1.63 1.63 1.63 1.63 1.62 全国 東京 1. 3 年 6 月 7 月 8 月 9 月 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月元年 月 季節調整値 パートを含む 厚生労働省 グラフ12 3. 完全失業率の推移 全国 東京 3. 2.9 2.9 2.7 2. 2.6 2. 2. 2. 2.4 2.4 2.4 2.3 2.3 2. 29 年 -12 月 3 年 1-3 月 3 年 4-6 月 3 年 7-9 月 3 年 -12 月 1-3 月 原数値 総務省 4. 設備投資 グラフ 13 前年比増減率 東京都内所在企業の設備投資計画額 ( 令和元年度 ) 3 2 13.6 19.3.9.6 3. 8.6 2 全規模 全産業 製造業 非製造業 全規模 全産業 製造業 非製造業 平成 1-3 月期調査 平成 4-6 月期調査 除く土地購入額 含むソフトウェア投資額 法人企業景気予測調査 4

. 企業収益 グラフ 14 前年比増減率 2 東京都内所在企業の経常利益 ( 令和元年度 ) 16.8 6.2.3 3.7 3.1 2.4 2.8 6.1 6.4 6. 7.7 7.1 全規模 大企業中堅企業中小企業製造業非製造業 全規模 大企業中堅企業中小企業製造業非製造業 全産業 { 全産業 } { 全規模 } 全産業 { 全産業 } { 全規模 } 平成 1-3 月期調査 平成 4-6 月期調査 除く 電気 ガス 水道業 金融業 保険業 法人企業景気予測調査 6. 景況感 グラフ 1 東京都内所在企業の景況判断 BSI (% ホ イント ) 前期比 上昇 - 下降 社数構成比 上 昇 超 下 降 超 全規模大企業中堅企業 3 年 1-3 月 3 年 4-6 月 3 年 7-9 月 3 年 -12 月 1-3 月 4-6 月 ( 現状判断 ) 元年 7-9 月 ( 見通し ) 中小企業 元年 -12 月 ( 見通し ) 全規模 3.7 1.4 2.6 4.6.1 2.6 4.8 3. 大企業 4..6 2.9.1..4 6.4 3. 中堅企業.9 1.3 6. 6.6 2.3 4.6 6.7 3. 中小企業 2.9 9.1... 6.9 4.7 1.6 法人企業景気予測調査平成 4~6 月期

7. 住宅建設 グラフ16 2 新設住宅着工戸数 ( 東京 ) 持家 右軸 貸家 給与 右軸 分譲住宅 右軸 前年比 左軸 ( 戸 ), 4, 3, 13.7.3 2 21. 2,, 7 3 年 7-9 月 3 年 -12 月 1-3 月 4- 月 3 年 6 月 7 月 8 月 9 月 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 元年 月 国土交通省 8. 公共事業 グラフ17 7 公共工事前払金保証請負金額 ( 東京 ) 地方の機関 右軸 国の機関 右軸 前年比 左軸 ( 億円 ) 6,, 31.6 2 4, 3, 2 7.6 16.2 17.8 2, 1, 7 3 年 7-9 月 3 年 -12 月 1-3 月 4-6 月 3 年 7 月 8 月 9 月 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 元年 月 北海道建設業信用保証株式会社 東日本建設業保証株式会社 西日本建設業保証株式会社 6 月 6

9. 企業倒産 グラフ 18 東京都内における倒産件数の推移 件数 右軸 前年比 左軸 ( 件 ) 2 1 24.6 1.7 2.1 3 年 7 月 8 月 9 月 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月元年 月 6 月 東京商工リサーチ グラフ19 7 6 東京都内における負債総額の推移 負債総額 右軸 前年比 左軸 ( 億円 ) 2, 1, 4 3 1, 2 9.9 4.3 8. 3 年 7 月 8 月 9 月 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月元年 月 6 月 東京商工リサーチ 7