RE:Birth 取 扱 説 明 書 Rev.0.1 1. RE:Birth は FM 音 源 等 の 音 色 を 奏 でる 装 置 です 各 種 音 源 IC とその 周 辺 回 路 をモジュ ール 化 し 音 源 IC を 各 種 実 験 等 へ 採 用 する 際 の 敷 居 を 低 くすることを 目 的 とします もっ ぱら 電 子 工 作 キットとして 供 給 されます 以 下 RE:Birth を 本 キット と 記 します 2. 構 成 本 キットは 以 下 の 要 素 から 構 成 されます 音 源 モジュール マザーボード 拡 張 ボード 2.1. 音 源 モジュール 音 源 モジュールは FM 音 源 などの 音 源 IC ( 必 要 に 応 じて)ペアとなる DAC オーディ オ 回 路 およびそれらの 周 辺 回 路 を 一 つの 基 板 に 収 めたものです 所 定 の 電 源 を 供 給 し 音 色 を 奏 でるために 必 要 なデータを 送 り 込 むだけで 音 声 信 号 を 取 り 出 すことができます 2.2.マザーボード マザーボードは USB 経 由 で PC から 送 られてくる 音 色 のデータを 変 換 して 音 源 モジュ ールへ 送 り 出 す 機 能 を 持 っています また 音 源 モジュールへ 電 力 を 供 給 するための 電 源 回 路 音 源 モジュールから 送 られてくる 音 声 信 号 をミキシングする 回 路 およびヘッドフォン アンプ 回 路 を 併 せ 持 っています 2.3. 拡 張 ボード 拡 張 ボードは 複 数 の 音 源 モジュールを 同 時 に 奏 でるために マザーボードから 送 られて くる 音 色 のデータを 分 配 する 機 能 を 持 っています 拡 張 ボード 1 枚 について 4 枚 の 音 源 モ ジュールを 搭 載 することができます 1 つのマザーボードには 4 枚 まで 拡 張 ボードを 接 続 す ることができます よって 1 つのマザーボードには 合 計 16 枚 の 音 源 モジュールを 接 続 す ることができます
3. 音 源 モジュールの 3.1.RE1-YM2151 RE1-YM2151 YM2151(OPM) YM2151 は 4 オペレータ 同 時 発 音 数 8 音 の FM 音 源 が 搭 載 された IC で X1 X68000 MSX 周 辺 機 器 および 各 種 アーケードゲーム 機 などに 採 用 された 3.2.RE1-YM2203C RE1-YM2203C YM2203C(OPN) YM2203C は 4 オペレータ 同 時 発 音 数 3 音 の FM 音 源 と 同 時 発 音 数 3+1 音 の SSG 音 源 が 搭 載 された IC で PC-9801 シリーズを 始 めとして 1980~1990 年 代 のパーソナルコンピュータに 広 く 採 用 されたほか PC- 9801-26K( 音 源 拡 張 ボード)などで 採 用 された 3.3.RE1-YM2413/B RE1-YM2413/B YM2413/YM2413B(OPLL) YM2413 は 2 オペレータ 同 時 発 音 数 9 音 の FM 音 源 が 搭 載 された IC で FM 音 源 6 音 +リズム 音 源 5 音 としても 使 用 できる 10 種 類 以 上 の 音 色 データがプリセットされているのが 特 徴 MSX 周 辺 機 器 セガマスターシステム および 各 種 アーケードゲーム 機 な どに 採 用 された 3.4.RE1- YM3812/3526 RE1-YM3812/3526 YM3812(OPLII)/YM3526(OPL) YM3812 は 2 オペレータ 同 時 発 音 数 9 音 の FM 音 源 が 搭 載 された IC で FM 音 源 6 音 +リズム 音 源 5 音 (5 音 中 3 音 )としても 使 用 できる YM3812 は Sound Blaster などに 採 用 された YM3526 は YM3812 の 機 能 追 加 版 で Commodore64 の 拡 張 機 器 およ び 各 種 アーケードゲームなどに 採 用 された
3.5.RE1-SN76489 RE1-SN76489 SN76489(DCSG) SN76489 は 矩 形 波 3 和 音 +ノイズ 1 和 音 のサウンドジェネレータが 搭 載 された IC で セガマスターシステム メガドライブ および 各 種 アーケ ードゲームなどに 採 用 された 3.6.RE1-YM2608B RE1-YM2608B YM2608B(OPNA) YM2608 は 4 オペレータ 同 時 発 音 数 6 音 (ステレオ)の FM 音 源 と 同 時 発 音 数 3+1 音 の SSG 音 源 が 搭 載 された IC で PC-8800 シリーズ 用 サ ウンドボード 2 や PC-9801-73 や PC9801-86(いずれも 音 源 拡 張 ボー ド)などに 採 用 された 3.7.RE1-YM2612/3438 RE1-YM2612/3438 YM2612(OPN2)/YM3438(OPN2C) YM2612 は 4 オペレータ 同 時 発 音 数 6 音 (ステレオ)の FM 音 源 が 搭 載 された IC で FM TOWNS やメガドライブなどで 採 用 された YM3438 は YM2612 の CMOS 版 ( 互 換 IC) 3.8.RE1-YMF262-M RE1-YMF262-M YMF262-M(OPL3) YMF262 は 2 オペレータ 同 時 発 音 数 20 音 の FM 音 源 が 搭 載 された IC で 4 オペレータ 同 時 発 音 数 6 音 の FM 音 源 としても 使 用 できる Sound Blaster16 などに 採 用 された 3.9.RE1-YMF288-M(YMF276 実 装 ) RE1-YMF288-M+YMF276 変 換 基 板 YMF276 YMF276 は 4 オペレータ 同 時 発 音 数 6 音 の FM 音 源 が 搭 載 された IC で FM TOWNS Ⅱなどに 採 用 された
3.10.RE1-YMF288-M RE1-YMF288-M YMF288-M(OPN3) YMF288 は 4 オペレータ 同 時 発 音 数 6 音 (ステレオ)の FM 音 源 と 同 時 発 音 数 3+1 音 の SSG 音 源 が 搭 載 された IC で PC9801-118( 音 源 拡 張 ボ ード)などに 採 用 された 3.11.RE1-Y8950 RE1-Y8950 Y8950(MSX-AUDIO) Y8950 は 2 オペレータ 同 時 発 音 数 9 音 の FM 音 源 と ADPCM が 搭 載 さ れた IC で FM 音 源 は 6 音 +リズム 音 源 5 音 (5 音 中 3 音 )としても 使 用 できる 3.12.RE1-89XX(PSG) RE1-89XX AY-3-8910(PSG)/AY-3-8912(PSG)/AY-3-8913(PSG)/ AY-3-8930(EPSG)/YM2149-F(SSG)/YMZ294 AY-3-8910 は 矩 形 波 3 和 音 +ノイズ 1 和 音 のサウンドジェネレータが 搭 載 された IC で PC-6001 シリーズや MSX などに 広 く 採 用 された AY-3-8912 AY-3-8913 は AY-3-8910 とサウンドジェネレータ 部 が 互 換 の IC で 他 の 機 能 が 異 なる YM2149-F は AY-3-8910 とほぼコンパチブルで 音 声 出 力 の 一 部 機 能 が 改 善 されている YMZ294 は YM2149-F の 小 型 化 品 で サウンドジェネレータ 部 はソフト ウェア 互 換 であるが 他 の 機 能 が 削 減 されている 3.13.RE1-EXT-MSCCX(SCC) RE1-EXT-MSCCX 波 形 メモリ 音 源 搭 載 MSX カートリッジ コナミが 開 発 した 波 形 メモリ 音 源 が 搭 載 された MSX カートリッジを 搭 載 するための 拡 張 ボード
4. 接 続 4.1.マザーボード(RE1-MB00) J1( 電 源 ポート) 電 源 を 供 給 するためのポートです 電 源 電 圧 6V 供 給 電 流 1.2A 以 上 の AC アダプタを 接 続 します コネクタ 形 状 は 内 径 2.1mm のものを 使 用 してください J2(LINE IN) 外 部 音 声 入 力 ポートです Φ3.5mm ステレオピンジャックを 使 用 してください J3(OUTPUT) ヘッドフォン 出 力 /Line Out 出 力 ポートです Φ3.5mm ステレオピンジャックを 使 用 してください U2(USB ポート) USB 通 信 ポートです PC と USB-A~USB-miniB ケーブルで 接 続 してください CN1(オンボード 音 源 スロット) 音 源 モジュール 接 続 スロットです 音 源 モジュールのボリュームが 手 前 に 来 るように 挿 入 してください CN2(バス 出 力 ) バス 出 力 コネクタです 拡 張 ボードや RE1-RXT-MSCCX と MIL40P コネクタ 付 きフラットケーブル で 接 続 してください 4.2. 拡 張 ボード(RE1-EXT400) CN1(バス 入 力 ) バス 入 力 コネクタです マザーボードのバス 出 力 と 接 続 します 拡 張 ボードを 数 珠 つなぎに 接 続 する 場 合 は マザーボードに 近 い 側 の 拡 張 ボ ードのバス 出 力 と 接 続 します CN2(バス 出 力 ) バス 出 力 コネクタです
拡 張 ボードを 数 珠 つなぎに 接 続 する 場 合 は 他 の 拡 張 ボードのバス 入 力 と 接 続 します CN3~CN6( 音 源 スロット) 音 源 モジュール 接 続 スロットです 音 源 モジュールのボリュームが 手 前 に 来 るように 挿 入 してください J1( 外 部 デジタル 電 源 ポート オプション) 拡 張 ボード 上 の 音 源 モジュールへ バスからの 電 源 供 給 によらずに 外 部 か らの 電 源 によりデジタル 電 源 を 供 給 するためのポートです 電 源 電 圧 5V 供 給 電 流 3.0A 以 上 の AC アダプタを 接 続 します コネクタ 形 状 は 内 径 2.1mm のものを 使 用 してください J2( 外 部 アナログ 電 源 ポート オプション) 拡 張 ボード 上 の 音 源 モジュールへ バスからの 電 源 供 給 によらずに 外 部 か らの 電 源 によりアナログ 電 源 を 供 給 するためのポートです 電 源 電 圧 6V 供 給 電 流 1.2A 以 上 の AC アダプタを 接 続 します コネクタ 形 状 は 内 径 2.1mm のものを 使 用 してください 4.3. 音 源 モジュール 共 通 音 源 スロットピン マザーボードや 拡 張 ボード 上 の 音 源 スロットと 接 続 するためのヘッダピンで す 音 源 モジュールのボリュームが 手 前 に 来 るように 挿 入 してください 4.4.RE1-RXT-MSCCX CN1(バス 入 力 ) バス 入 力 コネクタです マザーボードのバス 出 力 と 接 続 します 拡 張 ボードを 数 珠 つなぎに 接 続 する 場 合 は マザーボードに 近 い 側 の 拡 張 ボ ードのバス 出 力 と 接 続 します CN2(バス 出 力 ) バス 出 力 コネクタです 拡 張 ボードを 数 珠 つなぎに 接 続 する 場 合 は 他 の 拡 張 ボードのバス 入 力 と 接 続 します
JP4(アンプ 基 板 スロット) RE1-BUFAMP201 を 接 続 するためのスロットです RE1-BUFAMP201 のボリュームが 手 前 に 来 るように 挿 入 してください J2( 外 部 アナログ 電 源 ポート オプション) RE1-RXT-MSCCX のカートリッジへ バスからの 電 源 供 給 によらずに 外 部 からの 電 源 によりアナログ 電 源 を 供 給 するためのポートです 電 源 電 圧 6V 供 給 電 流 1.2A 以 上 の AC アダプタを 接 続 します コネクタ 形 状 は 内 径 2.1mm のものを 使 用 してください
5. 設 定 と 調 整 5.1.マザーボード(RE1-MB00) U2( 電 源 選 択 ) 通 常 RE1-MB00 の J1 から 電 源 を 供 給 します その 場 合 の 各 ジャンパピン の 設 定 は 以 下 の 通 りです RE1-MB00 の JP1 :オープン U2(AE-UM232R)の J2 :ショート U2(AE-UM232R)の J3 :2-3(VIO-VCC)ショート 電 源 の 供 給 能 力 は 低 いですが U2(AE-UM232R)の USB ポートから 電 源 を 供 給 することもできます その 場 合 は RE1-MB00 の J1 には AC アダプタを 接 続 しません また 各 ジャンパピンの 設 定 は 以 下 の 通 りです RE1-MB00 の JP1 :ショート U2(AE-UM232R)の J2 :ショート U2(AE-UM232R)の J3 :2-3(VIO-VCC)ショート XTAL1~3 の 実 装 と JP3(システムクロック 出 力 選 択 ) RE1-MB00 には 3 個 までの 水 晶 発 振 器 を 搭 載 することができ そのうち 一 つ を 選 択 して システムクロックとしてバスへ 出 力 させることができます XTAL1~3 に 水 晶 発 振 器 を 実 装 します DIP8P タイプと DIP14P タイプに 対 応 しています JP3 のジャンパピン 設 定 で システムクロックの 出 力 元 を XTAL1~3 から 選 択 します 一 番 奥 ( 上 )が XTAL1 一 番 手 前 ( 下 )が XTAL3 です 通 常 4MHz の 水 晶 発 振 器 を XTAL1 に 実 装 し システムクロックとします JP4(OUTPUT 信 号 選 択 ) J3 から 出 力 させる 信 号 について Line Out 出 力 とヘッドフォン 出 力 のいず れかから 選 択 します ジャンパピンをそれぞれ 左 側 に 設 定 すると J3 は LineOut 出 力 に 右 側 に 設 定 すると J3 はヘッドフォン 出 力 になります 上 下 (L/R)とも 同 じ 設 定 にし てください VR1(LINE IN 音 量 調 整 ) LINE IN 端 子 から 送 られてくる 音 声 信 号 の 音 量 を 調 整 します VR2(ヘッドフォン 出 力 音 量 調 整 ) ヘッドフォン 出 力 の 音 量 を 調 整 します
JP4 の 設 定 により J3 の 出 力 が LineOut 出 力 となっている 場 合 は 音 量 は 調 整 できず 固 定 となります 5.2. 拡 張 ボード(RE1-EXT400) XTAL1 の 実 装 RE1-EXT400 では 搭 載 する 音 源 モジュールへのシステムクロックの 供 給 に ついて バスからのシステムクロック 以 外 に RE1-EXT400 上 に 実 装 する 水 晶 発 振 器 からのクロックをシステムクロックとして 供 給 することができます RE1-EXT400 から 音 源 モジュールへシステムクロックを 供 給 する 場 合 は XTAL1 に 水 晶 発 振 器 を 実 装 します JP3(SYSCLK 選 択 ) 通 常 バスからのシステムクロックを RE1-EXT400 上 の 各 音 源 モジュール へ 供 給 する 場 合 は JP3 を SCK(SYSTEM CLOCK) 側 へ 設 定 します バスからのシステムクロックによらずに RE1-EXT400 から 音 源 モジュール へシステムクロックを 供 給 する 場 合 は XTAL1 を 実 装 の 上 JP3 を ONBRD(ON BOARD) 側 へ 設 定 します JP4(ボードアドレス) 一 枚 のマザーボード(RE1-MB00)について 4 枚 まで 拡 張 ボード(RE1- EXT400)を 接 続 することができます その 場 合 各 拡 張 ボードではボード アドレスを 設 定 する 必 要 があります マザーボードに 対 して 一 枚 の 拡 張 ボードを 接 続 する 場 合 は JP4 を 1 に 設 定 してください マザーボードに 対 して 複 数 枚 の 拡 張 ボードを 接 続 する 場 合 は 通 常 マザー ボードに 近 い 側 から JP4 を 1 ~ 4 に 設 定 します ボードアドレスは 重 複 しないように 設 定 してください 5.3. 音 源 モジュール 共 通 供 給 クロック 選 択 音 源 IC にクロックを 供 給 するためのクロック 源 について 音 源 スロットを 通 じて 送 られてくるシステムクロックと 音 源 モジュール 上 に 実 装 する 水 晶 発 振 器 のクロックとを ジャンパ 設 定 にて 選 択 することができます この 設 定 により 音 源 IC が 必 要 とする 周 波 数 のクロックが 選 択 されます 音 源 モジュールごとのジャンパの 部 品 番 号 は 以 下 の 通 りです
RE1-YM2151 :JP2 RE1-YM2203 :JP1 RE1-YM2413/B :JP1 RE1-YM3812/3526 :JP1 RE1-SN76489 :JP1 RE1-YM2608 :JP1 RE1-YM2612/3438 :JP1 RE1-YMF262-M :JP1 RE1-YMF288-M :JP1 RE1-Y8950 :JP1 RE1-89XX :JP1 RE1-EXT-MSCCX :J3 システムクロックを 選 択 する 場 合 は SCK(SYSTEM CLOCK) 側 に 音 源 モ ジュールに 実 装 する 水 晶 発 振 器 (XTAL1)からのクロックを 選 択 する 場 合 は ONBRD(ON BOARD) 側 に それぞれ 設 定 します なお RE1-MB00 以 外 の サードパーティ 製 のマザーボード 等 を 使 用 する 場 合 で マザーボードからシステムクロックが 供 給 されない 場 合 は ジャンパ 設 定 を ONBRD(ON BOARD) 側 に 設 定 し 次 項 水 晶 発 振 器 の 実 装 にて 音 源 モジュールに 水 晶 発 振 器 を 実 装 してください 水 晶 発 振 器 の 実 装 音 源 IC が 必 要 とするクロックの 周 波 数 がシステムクロックの 周 波 数 と 一 致 し ない 場 合 音 源 IC が 必 要 とする 周 波 数 の 水 晶 発 振 器 を 音 源 モジュール 上 に 実 装 する 必 要 があります RE1-MB00 以 外 の サードパーティ 製 のマザーボード 等 を 使 用 する 場 合 で マザーボードからシステムクロックが 供 給 されない 場 合 も 同 様 です 各 音 源 モジュールが 必 要 とする 標 準 的 なクロックの 周 波 数 は 以 下 の 通 りです RE1-YM2151 :3.579545MHz または 4MHz RE1-YM2203 :4MHz または 3.9936MHz RE1-YM2413/B :3.579545MHz または 4MHz RE1-YM3812/3526 :3.579545MHz または 4MHz RE1-SN76489 :3.579545MHz または 4MHz RE1-YM2608 :7.9872MHz または 8MHz RE1-YM2612/3438 :7.670454MHz
RE1-YMF262-M :14.31818MHz RE1-YMF288-M :7.9872MHz または 8MHz RE1-Y8950 :3.579545MHz または 4MHz RE1-89XX :3.579545MHz または 4MHz RE1-EXT-MSCCX :3.579545MHz パンニング 設 定 音 源 IC(DAC)からの 音 声 出 力 がモノラル 出 力 の 音 源 モジュールは 出 力 を L チャンネルと R チャンネルのどちらに 出 力 させるか または L チャンネル と R チャンネルの 両 方 に 出 力 させるかを 設 定 します 音 源 モジュールごとのジャンパの 部 品 番 号 は 以 下 の 通 りです RE1-YM2203 :JP3 RE1-YM2413/B :JP3 RE1-YM3812/3526 :JP3 RE1-SN76489 :JP2 RE1-Y8950 :JP2 RE1-89XX :JP5 音 声 出 力 音 量 調 整 音 源 モジュールごとの 音 声 出 力 の 音 量 を 調 整 します 音 源 モジュールによっ ては 複 数 の 音 源 が 搭 載 されており そのそれぞれの 音 声 出 力 の 音 量 を そ れぞれ 調 整 します RE1-YM2151 :VR1(FM) RE1-YM2203 :VR1(FM) :VR2(SSG) RE1-YM2413/B :VR1(FM) RE1-YM3812/3526 :VR1(FM) RE1-SN76489 :VR1(DCSG) RE1-YM2608 :VR1(FM) :VR2(SSG) RE1-YM2612/3438 :VR1(FM) RE1-YMF262-M :VR1(FM) RE1-YMF288-M :VR1(FM) RE1-Y8950 :VR1(FM) :VR2(ADPCM)
RE1-89XX :VR1(PSG) RE1-EXT-MSCCX :VR1(SLOT1) :VR2(SLOT2) 5.4.RE1-YMF262-M JP2( 音 声 出 力 LR 反 転 設 定 ) YMF262-M が 採 用 された 過 去 の 製 品 の 中 には 音 源 IC(DAC)の 音 声 出 力 の 左 右 が 逆 転 しているものがあります それらの 製 品 で 製 作 された 楽 曲 デー タの 再 生 に 対 応 するため RE1-YMF262-M では 音 声 出 力 の 左 右 を 正 転 / 逆 転 のそれぞれに 設 定 できる 機 能 を 持 っています 音 声 出 力 を 正 転 で 出 力 させる 場 合 JP2 を 横 方 向 ([=])に 設 定 します 音 声 出 力 を 逆 転 で 出 力 させる 場 合 JP2 を 縦 方 向 ([ ])に 設 定 します 5.5.RE1-YMF288-M JP2( 音 声 出 力 LR 反 転 設 定 ) YMF288-M が 採 用 された 過 去 の 製 品 の 中 には 音 源 IC(DAC)の 音 声 出 力 の 左 右 が 逆 転 しているものがあります それらの 製 品 で 製 作 された 楽 曲 デー タの 再 生 に 対 応 するため RE1-YMF288-M では 音 声 出 力 の 左 右 を 正 転 / 逆 転 のそれぞれに 設 定 できる 機 能 を 持 っています 音 声 出 力 を 正 転 で 出 力 させる 場 合 JP2 を 横 方 向 ([=])に 設 定 します 音 声 出 力 を 逆 転 で 出 力 させる 場 合 JP2 を 縦 方 向 ([ ])に 設 定 します 5.6.RE1-89XX 実 装 する 音 源 IC の 選 択 RE1-89XX では 以 下 の 音 源 IC に 対 応 しています 実 装 する 音 源 IC に 応 じ て 実 装 するソケットを 選 択 し 実 装 してください YM2149(IC3) AY-3-8910(IC3) AY-3-8912(IC4) AY-3-8913(IC6) YMZ294(IC7)
なお SIL のピンソケットを 使 用 して すべての 音 源 IC に 対 応 させることも 可 能 です(SIL ピンソケットは 別 途 購 入 する 必 要 があります) 供 給 クロック 分 周 設 定 RE1-89XX では JP1 で 設 定 された 供 給 クロックを 分 周 して 音 源 IC へ 供 給 させる 機 能 を 持 っています 分 周 比 は 1/1( 分 周 なし) 1/2 1/4 です 例 えば 供 給 クロックが 3.579545MHz の 場 合 で 音 源 IC へ 供 給 させるク ロックを 1.7897725MHz としたい 場 合 は 分 周 比 を 1/2 に 設 定 します なお 供 給 クロックを 分 周 させない 場 合 は IC2(74HCT74)の 実 装 は 不 要 です JP3(YM2149 /SEL 設 定 ) YM2149 は 供 給 されたクロックを 分 周 させて 動 作 クロックとする 機 能 を 持 っています 分 周 比 は 1/1( 分 周 なし) 1/2 です 例 えば 供 給 クロックが 3.579545MHz の 場 合 で 動 作 クロックを 1.7897725MHz としたい 場 合 は JP3 をジャンパピンでショートに 設 定 し ます 供 給 されたクロックをそのまま 動 作 クロックとする 場 合 は JP3 を 外 してオ ープンに 設 定 します JP4(YMZ294 4/6 設 定 ) YMZ294 は 供 給 するクロックの 周 波 数 に 応 じて 4/6 ピンを 設 定 する 必 要 があります 4MHz(3.579545MHz)を 供 給 する 場 合 は JP4 を H に 設 定 します 6MHz を 供 給 する 場 合 は JP4 を L に 設 定 します 5.7.RE1-EXT-MSCCX JP3(ボードアドレス) RE1-EXT-MSCCX は 厳 密 には 音 源 モジュールではなく 拡 張 モジュールの 一 種 です そのため 拡 張 ボード(RE1-EXT400)と 同 じく ボードアドレ スを 設 定 する 必 要 があります マザーボードに 対 して 一 枚 の RE1-EXT-MSCCX または 拡 張 ボードを 接 続 する 場 合 は JP3 を 1 に 設 定 してください マザーボードに 対 して 複 数 枚 の RE1-EXT-MSCCX または 拡 張 ボードを 接 続 す る 場 合 は 通 常 マザーボードに 近 い 側 から JP3 を 1 ~ 4 に 設 定 し ます ボードアドレスは 重 複 しないように 設 定 してください
JP1(SLOT1 アドレス) 拡 張 ボード(RE1-EXT400)では SLOT の 位 置 により 音 源 モジュールのア ドレスが 決 定 されますが RE1-EXT-MSCCX では SLOT1(カートリッジ) のアドレスをジャンパピンにより 設 定 する 必 要 があります 通 常 JP1 を 1 に 設 定 します JP2(SLOT2 アドレス) JP1 と 同 様 に SLOT2(カートリッジ)のアドレスをジャンパピンにより 設 定 する 必 要 があります 通 常 JP2 を 2 に 設 定 します