依存症対策に関する厚生労働省の取り組み

資 料 4 依 存 症 対 策 に 関 する 厚 生 労 働 省 の 取 り 組 み

自 殺 総 合 対 策 大 綱 自 殺 を 予 防 するための 当 面 の 重 点 施 策 自 殺 の 実 態 を 明 らかにする 実 態 解 明 のための 調 査 の 実 施 情 報 提 供 体 制 の 充 実 自 殺 未 遂 者 遺 族 等 の 実 態 解 明 及 び 支 援 方 策 についての 調 査 の 推 進 児 童 生 徒 の 自 殺 予 防 についての 調 査 の 推 進 うつ 病 等 の 精 神 疾 患 の 病 態 解 明 及 び 診 断 治 療 技 術 の 開 発 既 存 資 料 の 利 活 用 の 促 進 心 の 健 康 づくりを 進 める 職 場 におけるメンタルヘルス 対 策 の 推 進 地 域 における 心 の 健 康 づくり 推 進 体 制 の 整 備 学 校 における 心 の 健 康 づくり 推 進 体 制 の 整 備 大 規 模 災 害 における 被 災 者 の 心 のケア 生 活 再 建 等 の 推 進 自 殺 未 遂 者 の 再 度 の 自 殺 を 防 ぐ 救 急 医 療 施 設 における 精 神 科 医 に よる 診 療 体 制 等 の 充 実 家 族 等 の 身 近 な 人 の 見 守 りに 対 する 支 援 国 民 一 人 ひとりの 気 づきと 見 守 りを 促 す 自 殺 予 防 週 間 と 自 殺 対 策 強 化 月 間 の 実 施 児 童 生 徒 の 自 殺 予 防 に 資 する 教 育 の 実 施 うつ 病 についての 普 及 啓 発 の 推 進 自 殺 や 自 殺 関 連 事 象 等 に 関 する 正 しい 知 識 の 普 及 適 切 な 精 神 科 医 療 を 受 けられ るようにする 精 神 科 医 療 を 担 う 人 材 の 養 成 など 精 神 科 医 療 体 制 の 充 実 うつ 病 の 受 診 率 の 向 上 子 どもの 心 の 診 療 体 制 の 整 備 の 推 進 うつ 病 スクリーニングの 実 施 慢 性 疾 患 患 者 等 に 対 する 支 援 うつ 病 以 外 の 精 神 疾 患 等 によるハイリス ク 者 対 策 の 推 進 民 間 団 体 との 連 携 を 強 化 する 民 間 団 体 の 人 材 育 成 に 対 する 支 援 地 域 における 連 携 体 制 の 確 立 民 間 団 体 の 電 話 相 談 事 業 に 対 する 支 援 民 間 団 体 の 先 駆 的 試 行 的 取 組 や 自 殺 多 発 地 域 における 取 組 に 対 する 支 援 早 期 対 応 の 中 心 的 役 割 を 果 たす 人 材 (ゲートキーパー)を 養 成 する かかりつけの 医 師 等 のうつ 病 等 の 精 神 疾 患 の 診 断 治 療 技 術 の 向 上 教 職 員 に 対 する 普 及 啓 発 等 の 実 施 地 域 保 健 スタッフや 産 業 保 健 スタッフの 資 質 の 向 上 介 護 支 援 専 門 員 等 に 対 する 研 修 の 実 施 民 生 委 員 児 童 委 員 等 への 研 修 の 実 施 連 携 調 整 を 担 う 人 材 の 養 成 の 充 実 社 会 的 要 因 に 関 連 する 相 談 員 の 資 質 の 向 上 遺 族 等 に 対 応 する 公 的 機 関 の 職 員 の 資 質 の 向 上 研 修 資 材 の 開 発 等 自 殺 対 策 従 事 者 への 心 のケアの 推 進 様 々な 分 野 でのゲートキーパーの 養 成 の 促 進 社 会 的 な 取 組 で 自 殺 を 防 ぐ 地 域 における 相 談 体 制 の 充 実 と 支 援 策 相 談 窓 口 情 報 等 のわかりやすい 発 信 多 重 債 務 の 相 談 窓 口 の 整 備 とセーフティネット 融 資 の 充 実 失 業 者 等 に 対 する 相 談 窓 口 の 充 実 等 経 営 者 に 対 する 相 談 事 業 の 実 施 等 法 的 問 題 解 決 のための 情 報 提 供 の 充 実 危 険 な 場 所 薬 品 等 の 規 制 等 インターネット 上 の 自 殺 関 連 情 報 対 策 の 推 進 インターネット 上 の 自 殺 予 告 事 案 への 対 応 等 介 護 者 への 支 援 の 充 実 いじめを 苦 にした 子 どもの 自 殺 の 予 防 報 道 機 関 に 対 する 世 界 保 健 機 関 の 手 引 きの 周 知 児 童 虐 待 や 性 犯 罪 性 暴 力 の 被 害 者 への 支 援 の 充 実 生 活 困 窮 者 への 支 援 の 充 実 遺 された 人 への 支 援 を 充 実 する 遺 族 のための 自 助 グループの 運 営 支 援 学 校 職 場 での 事 後 対 応 の 促 進 遺 族 のための 情 報 提 供 の 推 進 等 遺 児 への 支 援 ( は 厚 生 労 働 省 関 係 ) 赤 字 平 成 24 年 改 定 新 規 追 加 項 目 1

自 殺 総 合 対 策 大 綱 の 改 正 ( 平 成 24 年 8 月 28 日 ) 自 殺 を 予 防 するための 当 面 の 重 点 施 策 5 適 切 な 精 神 科 医 療 を 受 けられるようにする うつ 病 以 外 の 精 神 疾 患 等 によるハイリスク 者 対 策 の 推 進 うつ 病 以 外 の 自 殺 の 危 険 因 子 である 統 合 失 調 症 アルコー ル 依 存 症 薬 物 依 存 症 病 的 賭 博 等 について 借 金 や 家 族 問 題 等 との 関 連 性 を 踏 まえて 調 査 研 究 を 推 進 するとともに 継 続 的 に 治 療 援 助 を 行 うための 体 制 の 整 備 自 助 活 動 に 対 す る 支 援 等 を 行 う また 思 春 期 青 年 期 において 精 神 的 問 題 を 抱 える 者 や 自 傷 行 為 を 繰 り 返 す 者 について 救 急 医 療 機 関 精 神 保 健 福 祉 センター 保 健 所 教 育 機 関 等 を 含 めた 連 携 体 制 の 構 築 により 適 切 な 医 療 機 関 や 相 談 機 関 を 利 用 できるよう 支 援 する 等 精 神 疾 患 の 早 期 発 見 早 期 介 入 のための 取 組 を 推 進 する 2

自 殺 予 防 と 遺 族 支 援 のための 基 礎 調 査 ( 心 理 学 的 剖 検 調 査 )の 中 間 報 告 より (H21.9.8 自 殺 予 防 総 合 対 策 センターにおいて 公 表 ) 特 徴 と 問 題 点 青 少 年 (30 歳 未 満 ) 中 高 年 (30~64 歳 ) 学 校 家 庭 での 様 々な 問 題 ( 不 登 校 いじめ 親 との 離 別 など) 早 期 発 症 の 精 神 障 害 に よる 社 会 参 加 困 難 精 神 科 治 療 薬 の 誤 用 社 会 的 問 題 ( 借 金 )を 抱 えた 人 の 背 景 にアルコール 問 題 アルコールによる 不 眠 への 対 処 アルコール 問 題 とうつ 病 の 合 併 アルコール 問 題 に 対 する 援 助 を 受 けていない 高 齢 者 (65 歳 以 上 ) 精 神 科 受 診 率 が 低 い 介 入 ポ イントと 対 策 教 育 機 関 と 保 健 機 関 精 神 科 医 療 機 関 との 連 携 促 進 による 早 期 介 入 精 神 科 治 療 薬 の 適 正 使 用 のための 対 策 精 神 障 害 者 の 家 族 支 援 地 域 保 健 産 業 保 健 領 域 で うつ 病 だけでなくアルコール 問 題 も 含 めた メンタルヘルスプロモー ション 推 進 精 神 科 医 のアルコール 問 題 に 対 する 診 断 治 療 能 力 の 向 上 かかりつけ 医 のうつ 病 に 対 する 診 断 治 療 能 力 の 向 上 および 精 神 科 受 診 の 促 進 心 理 学 的 剖 検 調 査 については 厚 生 労 働 科 学 研 究 ( 心 理 学 的 剖 検 データベースを 活 用 した 自 殺 の 原 因 分 析 に 関 する 研 究 ( 研 究 代 表 者 : 加 我 牧 子 国 立 精 神 神 経 センター 精 神 保 健 研 究 所 所 長 ))により 実 施 している 3

相 談 指 導 厚 生 労 働 省 におけるアルコール 依 存 症 関 連 対 策 精 神 保 健 福 祉 センター 相 談 件 数 : 4,017 人 技 術 援 助 技 術 指 導 :625 回 ( 平 成 23 年 度 衛 生 行 政 報 告 例 ) 精 神 保 健 福 祉 センターは 精 神 保 健 福 祉 法 第 6 条 に 基 づき 精 神 保 健 の 向 上 及 び 精 神 障 害 者 の 福 祉 の 増 進 を 図 るた めに 都 道 府 県 指 定 都 市 に 設 置 され 相 談 指 導 普 及 啓 発 等 を 行 う 機 関 である( 平 成 22 年 4 月 現 在 全 国 で68カ 所 設 置 ) アルコール 関 連 問 題 への 相 談 は 特 定 相 談 業 として 業 務 に 位 置 づけられている 保 健 所 相 談 件 数 :16,594 人 ( 平 成 22 年 度 地 域 保 健 健 康 増 進 事 業 報 告 ) 人 材 育 成 アルコール 依 存 症 臨 床 医 等 研 修 内 容 : 国 立 病 院 機 構 久 里 浜 アルコール 症 センターにおいて アル コール 依 存 症 等 に 関 する 専 門 的 な 知 識 及 び 技 術 の 研 修 を 実 施 対 象 : 医 師 保 健 師 看 護 師 及 び 精 神 保 健 福 祉 士 等 受 講 者 数 :5,457 人 (H22 年 2 月 現 在 ) 依 存 症 回 復 施 設 職 員 研 修 事 業 ( 平 成 22 年 度 から) 内 容 : MAC DARC 等 の 依 存 症 回 復 施 設 の 質 を 担 保 し 依 存 症 へ の 対 応 力 を 一 層 強 化 するため 依 存 症 回 復 施 設 職 員 に 対 する 研 修 を 行 い 職 員 の 資 質 向 上 を 図 る 対 象 : 依 存 症 回 復 施 設 職 員 等 依 存 症 家 族 研 修 事 業 ( 平 成 24 年 度 から) 内 容 : 依 存 症 家 族 に 対 する 心 のケア 依 存 症 家 族 の 依 存 症 に 対 する 正 しい 知 識 の 習 得 依 存 症 者 への 接 し 方 の 等 の 習 得 理 解 のための 研 修 事 業 を 実 施 する 調 査 研 究 様 々な 依 存 症 における 医 療 福 祉 の 回 復 プログラムの 策 定 に 関 する 研 究 平 成 22~24 年 度 厚 生 労 働 科 学 研 究 研 究 代 表 者 : 宮 岡 等 北 里 大 学 精 神 科 教 授 本 研 究 の 分 担 として アルコール 薬 物 依 存 症 と 他 の 精 神 障 害 と の 合 併 障 害 ( 重 複 障 害 )の 治 療 ガイドラインの 策 定 ( 研 究 分 担 者 : 樋 口 進 国 立 病 院 機 構 久 里 浜 アルコール 症 センター 院 長 ) 地 域 体 制 整 備 地 域 依 存 症 対 策 推 進 モデル 事 業 ( 平 成 21~23 年 度 ) 内 容 : 地 域 におけるアルコール 薬 物 依 存 症 対 策 を 推 進 するた め 15か 所 の 都 道 府 県 指 定 都 市 中 核 市 を 選 定 し 3か 年 で 実 施 する 平 成 22 年 度 採 択 : 8 自 治 体 ( 栃 木 県 長 野 県 山 口 県 佐 賀 県 岡 山 市 北 九 州 市 鳥 取 県 北 海 道 ) 地 域 依 存 症 対 策 支 援 事 業 ( 平 成 24 年 度 ~ 平 成 26 年 度 ) 内 容 : 地 域 依 存 症 対 策 推 進 モデル 事 業 の 結 果 を 踏 まえ 依 存 症 家 族 に 対 する 支 援 として 家 族 支 援 員 の 設 置 や 研 修 事 業 を 実 施 するとともに 当 該 モデル 事 業 における 好 事 例 を 対 象 とし て 更 なる 検 証 を 図 り 全 国 6 箇 所 の 自 治 体 及 び 指 定 都 市 にお いて 実 施 する 4

相 談 指 導 調 査 研 究 厚 生 労 働 省 における 薬 物 依 存 症 関 連 対 策 精 神 保 健 福 祉 センター 相 談 件 数 :4,740 人 技 術 援 助 技 術 指 導 :506 回 ( 平 成 23 年 度 衛 生 行 政 報 告 例 ) 精 神 保 健 福 祉 センターは 精 神 保 健 福 祉 法 第 6 条 に 基 づき 精 神 保 健 の 向 上 及 び 精 神 障 害 者 の 福 祉 の 増 進 を 図 るため に 都 道 府 県 指 定 都 市 に 設 置 され 相 談 指 導 普 及 啓 発 等 を 行 う 機 関 である( 平 成 22 年 4 月 現 在 全 国 で68カ 所 設 置 ) 薬 物 関 連 問 題 への 相 談 は 特 定 相 談 事 業 として 業 務 に 位 置 づけられている 保 健 所 相 談 件 数 :3,315 人 ( 平 成 22 年 度 地 域 保 健 健 康 増 進 事 業 報 告 ) 人 材 育 成 依 存 症 回 復 施 設 職 員 研 修 事 業 ( 平 成 22 年 度 から) 内 容 : MAC DARC 等 の 依 存 症 回 復 施 設 の 質 を 担 保 し 依 存 症 への 対 応 力 を 一 層 強 化 するため 依 存 症 回 復 施 設 職 員 に 対 する 研 修 を 行 い 職 員 の 資 質 向 上 を 図 る 対 象 : 依 存 症 回 復 施 設 職 員 等 依 存 症 家 族 研 修 事 業 ( 平 成 24 年 度 から) 内 容 : 依 存 症 家 族 に 対 する 心 のケア 依 存 症 家 族 の 依 存 症 に 対 する 正 しい 知 識 の 習 得 依 存 症 者 への 接 し 方 の 等 の 習 得 理 解 のための 研 修 事 業 を 実 施 する 地 域 体 制 整 備 地 域 依 存 症 対 策 推 進 モデル 事 業 ( 平 成 21~23 年 度 ) 内 容 : 地 域 におけるアルコール 薬 物 依 存 症 対 策 を 推 進 するた め 15か 所 の 都 道 府 県 指 定 都 市 中 核 市 を 選 定 し 3か 年 で 実 施 する 平 成 22 年 度 採 択 : 8 自 治 体 ( 栃 木 県 長 野 県 山 口 県 佐 賀 県 岡 山 市 北 九 州 市 鳥 取 県 北 海 道 ) 様 々な 依 存 症 における 医 療 福 祉 の 回 復 プログラムの 策 定 に 関 する 研 究 平 成 22~24 年 度 厚 生 労 働 科 学 研 究 研 究 代 表 者 : 宮 岡 等 北 里 大 学 精 神 科 教 授 本 研 究 の 分 担 として アルコール 薬 物 依 存 症 と 他 の 精 神 障 害 との 合 併 障 害 ( 重 複 障 害 )の 治 療 ガイドラインの 策 定 ( 研 究 分 担 者 : 樋 口 進 国 立 病 院 機 構 久 里 浜 医 療 センター 院 長 ) 薬 物 依 存 症 に 対 する 認 知 行 動 療 法 プログラムの 開 発 と 効 果 に 関 する 研 究 平 成 22~24 年 度 年 度 厚 生 労 働 科 学 研 究 研 究 代 表 者 : 松 本 俊 彦 NCNP 精 神 保 健 研 究 所 薬 物 依 存 研 究 部 地 域 依 存 症 対 策 支 援 事 業 ( 平 成 24 年 度 ~ 平 成 26 年 度 ) 薬 物 依 存 症 治 療 プログラムの 一 種 であるSMARPP 等 の 効 果 検 証 を 行 う 内 容 : 地 域 依 存 症 対 策 推 進 モデル 事 業 の 結 果 を 踏 まえ 依 存 症 薬 物 乱 用 依 存 等 の 実 態 把 握 と 薬 物 依 存 症 者 に 関 する 制 度 的 社 会 資 源 の 家 族 に 対 する 支 援 として 家 族 支 援 員 の 設 置 や 研 修 事 業 を 実 施 す 現 状 と 課 題 に 関 する 研 究 るとともに 当 該 モデル 事 業 における 好 事 例 を 対 象 として 更 なる 平 成 23~24 年 度 厚 生 労 働 科 学 研 究 検 証 を 図 り 全 国 6 箇 所 の 自 治 体 及 び 指 定 都 市 において 実 施 す る 研 究 代 表 者 : 和 田 清 NCNP 精 神 保 健 研 究 所 薬 物 依 存 研 究 部 長 薬 物 乱 用 依 存 症 等 の 実 態 把 握 薬 物 依 存 症 者 に 関 する 制 度 的 社 会 資 源 の 現 状 と 課 題 についての 研 究 5

地 域 依 存 症 対 策 推 進 モデル 事 業 事 業 概 要 事 業 概 要 地 域 におけるアルコール 薬 物 依 存 症 対 策 を 推 進 するため 都 道 府 県 等 においてモデルを 選 定 し 21 年 度 ~23 年 度 の 3か 年 で 実 施 する 1 都 道 府 県 指 定 都 市 中 核 市 においては 当 事 者 同 士 のグループ 代 表 者 やその 家 族 有 識 者 医 療 や 福 祉 関 係 機 関 な どによる 依 存 症 対 策 会 議 を 開 催 する 2 依 存 症 対 策 会 議 においては 地 域 における 実 情 や 課 題 などを 整 理 検 討 し 当 事 者 同 士 のグループの 支 援 を 中 心 とし た 依 存 症 対 策 を 推 進 するための 依 存 症 対 策 推 進 計 画 を 策 定 する (21 年 度 ) 3 本 計 画 に 基 づく 事 業 ( 例 : 研 修 会 等 )を 実 施 し 地 域 における 依 存 症 対 策 を 推 進 する (22 年 度 ~) なお 事 業 実 施 後 依 存 症 対 策 会 議 において 事 業 の 評 価 分 析 を 行 う (23 年 度 ) 都 道 府 県 指 定 都 市 中 核 市 医 療 機 関 有 識 者 依 存 症 対 策 会 議 ( 監 督 評 価 機 関 ) 自 助 団 体 補 助 ( 補 助 率 : 定 額 ) 福 祉 関 係 機 関 家 族 依 存 症 対 策 推 進 計 画 策 定 事 業 の 評 価 分 析 23 年 度 21 年 度 国 平 成 22 年 度 採 択 : 8 自 治 体 北 海 道 栃 木 県 長 野 県 山 口 県 佐 賀 県 岡 山 市 鳥 取 県 北 九 州 市 22~23 年 度 依 存 症 対 策 事 業 の 実 施 ( 例 ) 依 存 症 患 者 への 教 育 支 援 職 業 訓 練 ( 就 労 困 難 からデイケア 施 設 中 心 の 生 活 になりがちな 依 存 症 当 事 者 に 資 格 取 得 等 を 含 めた 教 育 職 業 訓 練 を 実 施 する) 依 存 症 患 者 の 家 族 への 支 援 の 強 化 ( 依 存 症 者 の 家 族 等 より 相 談 先 がわからない 相 談 してもその 場 の 対 処 しか 教 えてくれない という 声 がある ことから 相 談 機 関 の 機 能 強 化 普 及 啓 発 等 により 支 援 体 制 を 強 化 する) リハビリ 施 設 の 運 営 に 対 する 支 援 (リハビリ 施 設 では 職 員 の 多 くが 当 事 者 であり 有 資 格 者 も 尐 なく 人 的 資 源 が 不 足 していることから 事 務 職 員 専 門 職 員 等 を 派 遣 設 置 する) 各 関 係 機 関 の 連 携 強 化 ( 依 存 症 からの 回 復 には 各 関 係 機 関 の 連 携 が 不 可 欠 であり, 連 携 を 強 化 することで 依 存 症 者 の 支 援 を 図 る) 等 6

地 域 依 存 症 対 策 推 進 モデル 事 業 における 各 自 治 体 の 取 組 北 海 道 1 アルコール 薬 物 問 題 対 策 の 現 状 と 課 題 に 関 する 関 係 機 関 調 査 2 地 域 依 存 症 支 援 事 業 関 係 者 会 議 : 自 助 団 体 医 療 機 関 行 政 機 関 など が 参 加 3 地 域 依 存 症 集 団 ミーティング : 自 助 団 体 医 療 機 関 行 政 機 関 など が 参 加 栃 木 県 1 薬 物 再 乱 用 防 止 教 育 事 業 : 検 挙 され 執 行 猶 予 判 決 を 受 けた 初 犯 者 等 に 対 し グループミーティング 等 を 活 用 したプログラムを 試 行 2 家 族 会 事 業 3 相 談 窓 口 事 業 4 経 過 観 察 指 導 事 業 長 野 県 1 薬 物 依 存 症 支 援 者 のための 相 談 対 応 :ハンドブック の 作 成 配 布 2 当 事 者 向 け 家 族 向 けリーフレット 作 成 3 薬 物 依 存 症 関 連 機 関 研 修 会 : 関 係 機 関 職 員 を 対 象 に 実 施 4 薬 物 依 存 症 相 談 対 応 機 関 研 修 会 : 相 談 対 応 ハンドブックの 活 用 法 など 相 談 対 応 の 充 実 強 化 を 図 る 研 修 を 実 施 5 県 立 駒 ヶ 根 病 院 における 薬 物 医 療 専 門 医 療 体 制 の 整 備 (H23 年 1 月 病 院 改 築 にあわせ 依 存 症 病 棟 ( 薬 物 含 む) 設 置 ) 岡 山 市 1 職 域 におけるアルコール 関 連 問 題 実 態 調 査 分 析 : 事 業 場 の 保 健 担 当 者 に 対 するアルコール 関 連 問 題 の 実 態 及 び 意 識 調 査 2 職 域 依 存 症 予 防 プログラム おいしく 酒 を 飲 むための 教 室 ( 初 期 介 入 プログラム 継 続 的 介 入 プログラム)の 作 成 及 び 出 前 実 施 効 果 の 検 証 7

地 域 依 存 症 対 策 推 進 モデル 事 業 における 各 自 治 体 の 取 組 鳥 取 県 1 精 神 保 健 福 祉 等 相 談 担 当 者 研 修 会 : 市 町 村 福 祉 担 当 課 障 害 者 相 談 支 援 事 業 地 域 包 括 支 援 センター 等 の 職 員 を 対 象 に 依 存 症 に 関 する 研 修 会 を 実 施 2かかりつけ 医 依 存 症 対 応 力 向 上 研 修 : 内 科 医 等 のかかりつけ 医 に 対 して 依 存 症 に 関 す る 専 門 的 な 研 修 を 実 施 3 精 神 科 医 等 による 定 例 相 談 会 : 当 事 者 及 び 家 族 を 対 象 に 定 例 化 した 相 談 会 を 開 催 4 普 及 啓 発 : 普 及 啓 発 映 画 の 上 映 体 験 発 表 会 の 実 施 小 中 学 生 向 け 普 及 啓 発 用 パンフレットの 作 成 山 口 県 1アディクションフォーラムの 開 催 ( 自 助 グループを 含 む 実 行 委 員 会 を 毎 月 開 催 ) 2アルコール 依 存 酒 害 に 関 する アンケートの 実 施 3アディクション 相 談 対 応 マニュアルの 作 成 北 九 州 市 1 薬 物 乱 用 依 存 関 連 問 題 専 門 研 修 : 大 麻 覚 醒 剤 に 関 する 研 修 を 実 施 2 精 神 保 健 福 祉 基 礎 研 修 専 門 研 修 :アルコール 依 存 症 ギャンブル 問 題 などの 研 修 を 実 施 3 薬 物 依 存 者 回 復 支 援 セミナー(DARS)を 招 聘 4 薬 物 依 存 症 の 回 復 支 援 プログラム(シャープ) 実 施 5 薬 物 関 連 問 題 実 務 者 ネットワーク 会 議 の 開 催 佐 賀 県 1 依 存 症 からの 回 復 に 取 組 む 本 人 や 家 族 にとっての 課 題 悩 み の 調 査 : 自 助 グループや 回 復 施 設 を 利 用 する 依 存 症 本 人 や 家 族 を 対 象 とした 聞 き 取 り 調 査 2 研 修 事 業 : 関 係 支 援 機 関 支 援 者 養 成 機 関 などを 対 象 とした 研 修 3 関 係 支 援 機 関 と 自 助 グループ 等 の 協 働 事 業 : 交 通 安 全 対 策 司 法 機 関 でのメッセージ 活 動 など 4 普 及 啓 発 事 業 など :アディクションフォーラム 開 催 ラジオでのメッセージ ポスター リーフレットの 作 成 配 布 など 8

参 考 とするモデル 事 業 での 取 組 自 治 体 医 療 機 関 福 祉 関 係 機 関 自 助 グループ(AA 断 酒 会 NA DARC MAC 等 )や 家 族 等 の 連 携 した 依 存 症 回 復 支 援 の 推 進 : 依 存 症 対 策 の 核 となると 思 われる 依 存 症 家 族 支 援 : 家 族 が 依 存 症 に 関 する 正 しい 知 識 等 を 習 得 することで 不 安 等 を 解 消 すると 共 に 依 存 症 者 に 対 する 適 切 な 対 応 力 を 向 上 する 今 後 の 依 存 症 対 策 で 重 要 な 分 野 と 思 われる 依 存 症 支 援 者 研 修 : 多 くの 自 治 体 で 実 施 相 談 担 当 者 のスキルアップが 図 られるとともに 相 談 体 制 の 充 実 強 化 を 図 る 依 存 症 に 対 する 普 及 啓 発 活 動 かかりつけ 医 研 修 : 依 存 症 者 の 早 期 発 見 早 期 治 療 を 行 う 体 制 の 整 備 を 推 進 フォーラムの 開 催 : 啓 発 に 効 果 的 と 思 われる 家 族 フォーラムなどへの 展 開 も 可 能 と 思 われる ガイドブック 等 の 作 成 : 関 係 機 関 との 連 携 等 を 示 すことで 利 用 者 がどこへ 相 談 に 行 けば 良 いかが 明 確 に なる 9

依 存 症 回 復 施 設 職 員 研 修 事 業 (H22 年 度 より) 依 存 症 回 復 施 設 職 員 の 多 くは 依 存 症 当 事 者 であり 依 存 症 に 関 する 医 学 的 知 識 や 利 用 可 能 な 社 会 資 源 に 関 する 知 識 を 得 る 機 会 が 尐 ない 依 存 症 回 復 施 設 においても 職 員 の 人 材 養 成 が 重 要 と 認 識 している 一 方 財 政 上 あ るいは 人 員 上 の 事 情 から 研 修 を 行 えていない 依 存 症 回 復 施 設 の 質 を 担 保 し 依 存 症 への 対 応 力 を 一 層 強 化 するため 依 存 症 回 復 施 設 職 員 に 対 する 研 修 を 行 い 職 員 の 資 質 向 上 を 図 る 必 要 がある 依 存 症 回 復 施 設 等 (DARC, MAC 等 ) 施 設 職 員 研 修 会 研 修 内 容 依 存 症 に 関 する 基 礎 的 な 知 識 アルコール 薬 物 の 身 体 への 影 響 依 存 症 者 が 利 用 可 能 な 社 会 支 援 基 礎 的 なカウンセリング 技 法 等 依 存 症 回 復 施 設 職 員 の 人 材 養 成 資 質 向 上 依 存 症 回 復 施 設 の 依 存 症 への 対 応 力 向 上 依 存 症 者 の 回 復 支 援 の 推 進 第 三 次 薬 物 乱 用 防 止 5カ 年 戦 略 ( 平 成 20 年 8 月 22 日 ) 目 標 2 薬 物 依 存 中 毒 者 の 治 療 社 会 復 帰 の 支 援 及 びその 家 族 への 支 援 の 充 実 強 化 による 再 乱 用 防 止 の 推 進 10

代 表 的 な 依 存 症 リハビリ 施 設 ( 当 事 者 同 士 の 集 団 活 動 を 通 じて 依 存 性 物 質 の 中 断 後 社 会 復 帰 までの 回 復 支 援 を 行 う) DARC Drug Addiction Rehabilitation Center の 略 ダルクと 読 む 薬 物 依 存 症 者 が 主 な 対 象 運 営 母 体 : 全 国 50ヶ 所 66 施 設 ( 平 成 24 年 5 月 時 点 ) MAC 全 国 マック 協 議 会 Maryknoll Alcohol Centerの 略 アルコール 依 存 症 者 が 主 な 対 象 運 営 母 体 : 全 国 17ヶ 所 28 施 設 ( 平 成 24 年 5 月 時 点 ) 代 表 的 な 依 存 症 自 助 グループ ( 当 事 者 同 士 のグループミーティングを 通 じて 依 存 性 物 質 を 使 わない 状 態 を 維 持 するための 支 援 を 行 う) 断 酒 会 ( 公 社 ) 全 日 本 断 酒 連 盟 アルコール 依 存 症 者 が 主 な 対 象 全 日 本 断 酒 連 盟 ( 加 盟 都 道 府 県 断 酒 連 合 会 の 連 合 体 ) 都 道 府 県 断 酒 連 合 会 ( 加 盟 地 域 断 酒 会 の 連 合 体 ) 数 :48( 社 団 法 人 12 NPO 法 人 20) 地 域 断 酒 会 数 : 約 560(NPO 法 人 を 含 む) リハビリ 施 設 を 運 営 している 断 酒 会 も ある(15 施 設 ) ( 平 成 24 年 11 月 時 点 ) AA( Alcoholics Anonymous ) アルコール 依 存 症 者 が 主 な 対 象 全 国 で 約 580グループが 活 動 ( 平 成 24 年 10 月 末 時 点 ) NA( Narcotics Anonymous ) 薬 物 依 存 症 者 が 主 な 対 象 全 国 で164グループが 活 動 ( 平 成 24 年 10 月 時 点 ) GA( Gamblers Anonymous ) 病 的 賭 博 者 が 主 な 対 象 全 国 で134グループが 活 動 ( 平 成 24 年 11 月 時 点 ) 11

地 域 依 存 症 対 策 支 援 事 業 について 1. 事 業 概 要 平 成 21 年 度 より 実 施 している 地 域 依 存 症 対 策 推 進 モデル 事 業 の 結 果 を 踏 まえ 依 存 症 家 族 に 対 する 支 援 として 家 族 支 援 員 の 設 置 や 研 修 事 業 を 実 施 するとともに 当 該 モデル 事 業 における 好 事 例 を 対 象 として 更 なる 検 証 を 図 り 全 国 6 箇 所 の 自 治 体 及 び 指 定 都 市 において 実 施 する 2. 事 業 内 容 家 族 支 援 員 の 設 置 本 事 業 実 施 自 治 体 において 家 族 支 援 員 を 設 置 し 依 存 症 家 族 からの 相 談 支 援 等 を 行 う 家 族 支 援 員 の 主 な 業 務 内 容 依 存 症 家 族 に 対 する 相 談 支 援 依 存 症 家 族 への 依 存 症 回 復 施 設 ( 精 神 科 医 療 施 設 依 存 症 リハビリ 施 設 自 助 グループ 等 )の 紹 介 や 連 絡 調 整 依 存 症 家 族 への 依 存 症 に 関 する 普 及 啓 発 地 域 依 存 症 対 策 支 援 計 画 事 業 平 成 21 年 度 より 実 施 している 地 域 依 存 症 対 策 推 進 モデル 事 業 において 評 価 検 討 を 行 っ た 結 果 特 に 評 価 の 高 い 事 業 について 全 国 6 箇 所 の 自 治 体 及 び 指 定 都 市 において 実 施 し その 効 果 を 検 証 する 12

地 域 依 存 症 対 策 支 援 事 業 (イメージ) 依 存 症 家 族 研 修 の 開 催 自 治 体 への 国 庫 補 助 国 庫 補 助 国 自 治 体 支 援 依 存 症 家 族 研 修 への 参 加 依 存 症 者 支 援 支 援 依 存 症 家 族 家 族 支 援 員 の 設 置 家 族 支 援 員 の 依 存 症 家 族 研 修 への 参 加 依 存 症 家 族 研 修 の 普 及 啓 発 依 存 症 家 族 研 修 参 加 者 への 費 用 の 助 成 研 修 報 告 会 の 開 催 その 他 必 要 な 依 存 症 対 策 普 及 啓 発 相 談 支 援 研 修 報 告 会 への 参 加 依 存 症 家 族 研 修 への 参 加 依 存 症 家 族 研 修 への 参 加 研 修 報 告 会 での 研 修 内 容 の フィードバック 依 存 症 者 への 適 切 な 対 応 の 実 施 ( 研 修 会 場 ) 13

家 族 支 援 員 について 依 存 症 は 家 族 の 病 とも 言 われており 家 族 が 依 存 症 者 の 代 わりに 様 々な 問 題 に 対 処 しようと することで かえって 依 存 症 を 進 行 させるとともに 家 族 自 身 も 無 力 感 や 自 責 感 に 囚 われることが 多 いこと また 依 存 症 者 は 自 らを 病 気 であるとの 認 識 が 乏 しいため 家 族 による 依 存 症 の 早 期 発 見 早 期 治 療 を 図 るとともに 家 族 が 治 療 環 境 の 一 部 となっていただく 必 要 があることから さら なる 依 存 症 者 及 びその 家 族 等 に 対 する 相 談 援 助 体 制 等 の 強 化 を 図 るため 精 神 保 健 福 祉 センターに おいて 家 族 支 援 員 を 配 置 し 専 ら 当 該 相 談 支 援 業 務 を 行 う 精 神 保 健 福 祉 センター 自 助 グループ 主 な 業 務 内 容 紹 介 家 族 支 援 員 通 院 等 相 談 紹 介 指 導 援 助 支 援 通 所 等 自 依 治 存 体 症 家 医 族 療 等 機 の 関 連 携 自 に 助 よ グ る ル 支 ー 援 プ 依 存 症 者 依 存 症 家 族 に 対 する 相 談 支 援 依 存 症 家 族 へ の 依 存 症 回 復 施 設 ( 精 神 科 医 療 施 設 依 存 症 リ ハビリ 施 設 自 助 グループ 等 ) の 紹 介 や 連 絡 調 整 依 存 症 家 族 へ の 依 存 症 に 関 す る 普 及 啓 発 精 神 科 医 療 施 設 依 存 症 家 族 14

地 域 依 存 症 対 策 支 援 計 画 事 業 について 平 成 21 年 度 から 実 施 している 地 域 依 存 症 対 策 推 進 モデル 事 業 については 平 成 23 年 度 において 最 終 年 を 迎 えるところであるが 実 施 自 治 体 において 地 域 独 自 の 依 存 症 対 策 を 行 っており その 内 容 は 多 岐 にわたること また 依 存 症 対 策 そのものは 当 該 モデル 事 業 の 性 質 上 平 成 22 年 度 及 び 平 成 23 年 度 の2カ 年 の 実 施 に 留 まっており 本 格 的 な 地 域 における 依 存 症 対 策 に 向 けて 更 なる 検 証 が 必 要 であることから 当 該 モデル 事 業 における 好 事 例 を 全 国 6 箇 所 の 自 治 体 及 び 指 定 都 市 に おいて 試 験 的 に 実 施 する 平 成 21~23 年 度 平 成 24 年 度 以 降 実 施 自 治 体 実 施 自 治 体 8 自 治 体 事 業 内 容 実 施 自 治 体 において 地 域 独 自 の 依 存 症 対 策 を 実 施 ( 事 業 内 容 の 例 ) 自 助 グループ 等 によるフォーラム の 開 催 かかりつけ 医 に 対 する 研 修 職 域 における 依 存 症 対 策 自 治 体 自 助 グループと 連 携 した 再 犯 防 止 プログラムの 実 施 広 報 物 等 による 普 及 啓 発 など 事 業 の 選 定 6 自 治 体 都 道 府 県 及 び 指 定 都 市 ( 大 都 市 圏 ) 好 事 例 に 限 定 して 試 験 的 に 実 施 ( 評 価 検 討 会 における 好 事 例 ) 依 存 症 対 策 マニュアルの 策 定 職 域 における 依 存 症 対 策 自 治 体 自 助 グループと 連 携 した 再 犯 防 止 プログラムの 実 施 資 源 過 疎 地 域 における 事 業 の 実 施 関 係 機 関 との 連 携 等 を 明 確 にしたガイ ドブック 等 の 作 成 など 15

依 存 症 家 族 研 修 事 業 について 依 存 症 者 をもつ 家 族 への 支 援 は 主 に 治 療 につながりにくい 依 存 症 者 本 人 を 治 療 につなげること を 目 的 としていたが 長 期 にわたる 依 存 症 者 の 回 復 全 体 を 考 えると これまでの 長 期 間 本 人 の 問 題 行 為 に 巻 き 込 まれ 消 耗 した 家 族 へのケアのみならず 家 族 が 果 たしうる 役 割 として 依 存 症 者 を 支 える 家 族 関 係 についての 理 解 や 依 存 症 に 関 する 正 しい 知 識 の 習 得 再 発 を 早 期 に 発 見 できる 観 察 者 の 役 割 を 果 たす 等 よりポジティブな 家 族 支 援 が 必 要 であることから これらの 知 識 の 習 得 理 解 のための 研 修 事 業 を 実 施 する 研 修 会 場 受 講 知 識 の 習 得 家 族 支 援 員 依 存 症 家 族 家 族 会 の 代 表 者 等 ( 家 族 会 へ 研 の 修 報 内 告 容 会 の フ フ ィ ォ ー ー ド ラ バ ム ッ の ク 開 催 等 ) 依 存 症 家 族 正 し い 知 識 等 に 基 づ い た 支 援 依 存 症 者 主 な 内 容 1 研 修 内 容 依 存 症 家 族 に 対 する 心 のケア 依 存 症 家 族 の 依 存 症 に 対 する 正 しい 知 識 の 習 得 依 存 症 者 への 接 し 方 など 2 研 修 後 の 取 組 受 講 した 家 族 支 援 員 依 存 症 家 族 に よる 地 元 の 依 存 症 家 族 への 研 修 内 容 等 の 伝 達 家 族 会 での 報 告 会 や 自 治 体 独 自 の 研 修 の 実 施 等 16