別 添 6 衝 撃 吸 収 式 かじ 取 装 置 の 技 術 基 準 1. 適 用 範 囲 本 技 術 基 準 は 自 動 車 ( 次 の 1.1.から 1.10.に 掲 げるものを 除 く )に 備 えるかじ 取 装 置 に 適 用 する 1.1. 専 ら 乗 用 の 用 に 供 する 自 動 車 であって 乗 車 定 員 11 人 以 上 のもの 1.2. 前 号 の 自 動 車 の 形 状 に 類 する 自 動 車 1.3. 貨 物 の 運 送 の 用 に 供 する 自 動 車 であって 車 両 総 重 量 1.5t 以 上 のもの 1.4. 前 号 の 自 動 車 の 形 状 に 類 する 自 動 車 1.5. 二 輪 自 動 車 1.6. 側 車 付 二 輪 自 動 車 1.7. カタピラ 及 びそりを 有 する 軽 自 動 車 1.8. 大 型 特 殊 自 動 車 1.9. 小 型 特 殊 自 動 車 けん 1.10. 被 牽 引 自 動 車 2. 定 義 2.1. かじ 取 ハンドル とは 運 転 者 が 操 作 するかじ 取 装 置 のうち ステアリングホイー ルの 部 分 をいう 2.2. 汎 用 かじ 取 ハンドル とは 複 数 の 仕 様 の 異 なる 型 式 の 自 動 車 に 取 り 付 けることが できるかじ 取 ハンドルをいい ステアリングコラムへの 取 付 方 法 が 相 違 する 場 合 において も 当 該 かじ 取 ハンドルの 衝 突 挙 動 に 影 響 が 及 ばないものをいう 2.3. エアバッグ とは 自 動 車 の 座 席 ベルト 及 び 拘 束 装 置 を 補 助 するために 装 備 された 装 置 をいい 次 の 2.3.1. 及 び 2.3.2.に 規 定 する 特 性 を 有 するものをいう 2.3.1. かじ 取 ハンドルとの 衝 突 から 運 転 者 を 保 護 するように 設 計 されているもの 2.3.2. 自 動 車 が 前 面 衝 突 による 衝 撃 を 受 けた 場 合 において 膨 張 するもの 2.4. かじ 取 ハンドルのリム とは 通 常 運 転 中 に 運 転 者 がかじ 取 ハンドルを 手 で 握 る 場 合 のトロイダル 状 の 外 輪 をいう 2.5. スポーク とは かじ 取 ハンドルのリムをボスに 接 続 する 部 分 をいう 2.6. ボス とは 次 の 2.6.1. 及 び 2.6.2.の 要 件 を 満 たすかじ 取 ハンドルの 部 分 をいう 2.6.1. かじ 取 ハンドルをステアリングシャフトに 接 合 する 部 分 2.6.2. かじ 取 ハンドルからステアリングシャフトにトルクを 伝 達 する 部 分 2.7. かじ 取 ハンドルのボス 中 心 とは ステアリングシャフトの 中 心 線 と 一 致 するボス の 表 面 上 の 点 をいう 2.8. かじ 取 ハンドルの 平 面 とは 運 転 者 に 相 対 する 方 向 でかじ 取 ハンドルのリムを 等 分 に 分 割 する 平 面 をいう 1/24
2.9. ステアリングシャフト とは かじ 取 ハンドルに 加 えられるトルクをステアリング ギアに 伝 達 する 部 分 をいう 2.10. ステアリングコラム とは ステアリングシャフトを 包 むハウジングをいう 2.11. かじ 取 装 置 とは かじ 取 ハンドル ステアリングコラム 組 立 付 属 品 ステアリ ングシャフト ステアリングギアハウジング 及 びかじ 取 ハンドルに 対 して 衝 突 した 場 合 に エネルギーを 吸 収 するのに 寄 与 するように 設 計 されているその 他 の 全 構 成 部 品 からなる 装 置 をいう 2.12. 車 室 とは 乗 員 を 収 容 するスペースで ルーフ フロア 側 壁 ドア 窓 ガラス 前 部 隔 壁 及 び 後 部 車 室 隔 壁 又 は 後 部 シートバックサポートの 平 面 並 びに 電 気 車 両 推 進 バッ テリーのモノブロックを 収 納 するトレーの 隔 壁 を 境 界 とする 部 分 をいう 2.13. 衝 撃 装 置 とは 別 紙 3の 3.に 基 づく 直 径 165mm の 剛 体 の 半 球 形 ヘッドフォーム からなるものをいう 2.14. 非 積 載 質 量 とは 乗 車 人 員 又 は 積 載 物 品 を 乗 車 又 は 積 載 せず 燃 料 タンクをその 容 量 の 90%まで 満 たし 工 具 及 びスペアタイヤを 備 えた 自 動 車 にあっては これらを 取 り 付 け 電 気 車 両 推 進 バッテリーを 装 備 した 自 動 車 にあっては 推 進 バッテリーのモノブロッ クを 収 納 した 推 進 バッテリートレーを 積 載 した 走 行 が 可 能 な 状 態 の 自 動 車 の 質 量 をいう 2.15. モノブロック とは 推 進 電 気 エネルギー 源 の 最 小 ユニットをいう 2.16. 推 進 バッテリー とは 電 気 エネルギー 源 を 構 成 するモノブロックのアセンブリー をいう 2.17. 推 進 バッテリートレー とは 一 つ 又 はそれ 以 上 のモノブロックを 収 納 するトレー をいう 3. 要 件 かじ 取 装 置 は 3.1.から 3.4. 並 びに 別 紙 1 別 紙 2 及 び 別 紙 3の 規 定 に 適 合 するもので なければならない ただし かじ 取 装 置 のうち エアバックを 備 えていない 汎 用 かじ 取 ハンドルにあっては 3.2.から 3.4.の 規 定 並 びに 別 紙 2 及 び 別 紙 3の 規 定 に 適 合 すればよいものとする 3.1. バリヤに 対 する 正 面 衝 突 試 験 ダミーを 搭 載 していない 状 態 において 非 積 載 質 量 の 自 動 車 を 48.3km/h の 速 度 でバリヤ に 衝 突 させた 際 にステアリングコラムとそのシャフトの 頂 点 が 車 両 の 水 平 方 向 に 後 方 12.7cm を 超 えて 移 動 せず さらに 車 両 の 鉛 直 方 向 に 上 方 12.7cm を 超 えて 移 動 しないも のでなければならない この 場 合 において 当 該 自 動 車 における 衝 突 の 影 響 を 受 けない 部 分 を 基 準 点 とする( 別 紙 1の 3.1. 参 照 ) ただし 専 ら 乗 用 の 用 に 供 する 乗 車 定 員 10 人 の 自 動 車 及 びその 形 状 が 専 ら 乗 用 の 用 に 供 する 自 動 車 であって 乗 車 定 員 10 人 のものの 形 状 に 類 する 自 動 車 を 除 く 2/24
3.1.1. 電 動 機 を 原 動 機 とする 自 動 車 の 場 合 には 3.1.で 規 定 する 衝 突 試 験 は 推 進 バッテ リーのマスタースイッチを オン の 位 置 とし 試 験 を 実 施 すること この 場 合 において 試 験 中 及 び 試 験 後 において 次 の 3.1.1.1. 及 び 3.1.1.2.の 要 件 を 満 たすこと 3.1.1.1. モノブロックは 所 定 の 位 置 に 固 定 されたままでなければならない 3.1.1.2. 電 解 液 が 車 室 内 に 漏 出 してはならない ただし 試 験 後 1 時 間 以 内 に 生 じる 自 動 車 の 外 部 への 漏 出 量 が 推 進 バッテリーの 電 解 液 の 総 量 の 7%を 超 えない 場 合 には この 限 りでない 3.1.2. かじ 取 装 置 を 装 備 した 自 動 車 が 協 定 規 則 第 94 号 改 訂 版 の 補 足 第 3 改 訂 版 の 5.2.2. の 規 定 に 適 合 する 場 合 には 3.1.の 規 定 に 適 合 するものとする 3.2. ボディブロック 試 験 かじ 取 ハンドルが 別 紙 2の 手 順 に 従 って 相 対 速 度 24.1km/h のボディブロックに 衝 突 した 際 に かじ 取 ハンドルからボディブロックに 加 わる 力 が 1,111daN を 超 えてはならない 3.2.1. かじ 取 ハンドルにエアバッグが 装 備 されている 場 合 かじ 取 装 置 を 装 備 した 自 動 車 が 協 定 規 則 第 94 号 改 訂 版 の 補 足 第 3 改 訂 版 の 5.2.1.4. 及 び 5.2.1.5.の 規 定 に 適 合 する 場 合 には 3.2.の 規 定 に 適 合 するものとする 3.3. ヘッドフォーム 試 験 かじ 取 ハンドルが 別 紙 3の 手 順 に 従 って 相 対 速 度 24.1km/h の 衝 撃 装 置 と 衝 突 した 際 に 衝 撃 装 置 の 減 速 度 が 784m/s 2 を 超 える 部 分 において 積 算 値 が3ms を 超 えてはならない この 場 合 において 減 速 度 の 最 大 値 はチャンネル 周 波 数 クラス(CFC)600 で 1176m/s 2 を 超 え てはならない ただし 専 ら 乗 用 の 用 に 供 する 自 動 車 であって 乗 車 定 員 10 人 のもの 及 びそ の 形 状 が 専 ら 乗 用 の 用 に 供 する 自 動 車 であって 乗 車 定 員 10 人 のものの 形 状 に 類 する 自 動 車 を 除 く 3.4. かじ 取 ハンドルは 次 の 3.4.1.から 3.4.5.までの 基 準 に 適 合 すること 3.4.1. 3.2. 及 び 3.3.で 規 定 する 試 験 を 行 う 前 に 運 転 者 側 に 面 しているかじ 取 ハンドル の 表 面 のうち 直 径 165mm の 球 が 接 触 できる 部 分 がいずれも 曲 率 半 径 2.5mm 未 満 の 鋭 い 突 起 や 尖 った 先 端 を 有 してはならない 3.4.1.1. 3.2. 及 び 3.3.で 規 定 する 試 験 の 後 に 運 転 者 側 に 面 したかじ 取 ハンドルの 表 面 に 運 転 者 が 傷 害 を 負 う 危 険 又 はその 危 険 を 増 す 恐 れのある 鋭 い 突 起 や 尖 った 先 端 があっては ならない この 場 合 において 表 面 の 小 さな 亀 裂 又 はひびは 考 慮 しない 3.4.1.1.1. かじ 取 ハンドルの 表 面 が 硬 度 50 ショア(A) 未 満 の 非 剛 性 材 質 の 構 成 部 品 からな るものについては 3.4.1.1.の 規 定 は 適 用 しない 3.4.2. かじ 取 ハンドルは ホーンコントロール 組 立 付 属 品 を 含 む 構 成 部 品 及 び 付 属 品 に 通 常 の 運 転 操 作 中 に 運 転 者 の 衣 服 や 装 飾 品 が 引 っかかるおそれがないこと 3.4.3. 特 定 の 自 動 車 への 装 着 を 目 的 としないかじ 取 ハンドルにあっては 別 紙 2の 2.1.3. 及 び 別 紙 3の 2.3.に 定 める 方 法 により 試 験 を 行 うことができる 3/24
3.4.4. 汎 用 かじ 取 ハンドル の 場 合 には 次 の 3.4.4.1. 及 び 3.4.4.2.に 掲 げる 範 囲 内 で 3.2. 及 び 3.3.の 要 件 を 満 たすこと 3.4.4.1. コラム 角 の 全 範 囲 この 場 合 において 当 該 ハンドルの 使 用 対 象 になる 自 動 車 の 型 式 の 範 囲 で 少 なくとも 最 大 コラム 角 と 最 小 コラム 角 について 試 験 を 行 うこと 3.4.4.2. かじ 取 ハンドルに 対 して 衝 撃 装 置 又 はボディブロックが 取 り 得 る 位 置 関 係 の 全 範 囲 この 場 合 において 当 該 ハンドルの 使 用 対 象 になる 自 動 車 の 型 式 の 範 囲 で 少 なくと も 中 間 的 位 置 で 試 験 を 行 うこと また ステアリングコラムを 使 用 する 場 合 には 最 も 不 利 な 条 件 を 想 定 した 条 件 に 対 応 するものでなければならない 3.4.5. 1 種 類 のかじ 取 ハンドルと 複 数 のステアリングコラムを 接 続 させるために 複 数 のア ダプタの 仕 様 がある 場 合 エネルギー 吸 収 特 性 が 同 一 であることを 証 明 することにより 3.2. 及 び 3.3.の 試 験 を1 種 類 のアダプタで 実 施 することができる 4. 試 験 4.1. 3.の 規 定 への 適 合 性 は 別 紙 1 別 紙 2 及 び 別 紙 3に 規 定 する 方 法 により 試 験 を 行 う 測 定 はすべて ISO 6487-1987 に 基 づき 実 施 すること 4.2. 自 動 車 製 作 者 等 は 4.1.に 規 定 する 試 験 方 法 以 外 の 方 法 により 試 験 を 実 施 する 場 合 に あっては その 試 験 が 本 技 術 基 準 で 規 定 した 試 験 と 同 等 であることを 証 明 しなければなら ない 4/24
別 紙 1 バリヤに 対 する 正 面 衝 突 試 験 1. 目 的 この 試 験 は 本 技 術 基 準 の 3.1.に 規 定 する 要 件 への 適 合 性 を 確 認 することを 目 的 とする 2. 装 置 手 順 及 び 測 定 計 器 2.1. 試 験 場 試 験 場 は 助 走 路 バリヤ 及 び 試 験 に 必 要 な 設 備 を 収 容 できるよう 十 分 な 広 さを 有 する こと この 場 合 において 助 走 路 の 最 終 の 部 分 (バリヤの 手 前 )から 少 なくとも5mの 区 間 は 水 平 かつ 平 坦 で 滑 らかな 面 でなければならない 2.2. バリヤ バリヤは 高 さ 1.5m 以 上 幅 3m 以 上 の 大 きさを 有 し 7 10 4 kg 以 上 の 質 量 となる 厚 さを 有 するものとし 前 面 は 平 らで かつ 助 走 路 に 対 して 鉛 直 かつ 直 角 であるものとする また バリヤは 厚 さ 20±2mm のベニヤ 板 で 覆 うものとする この 場 合 において バリ ヤとベニヤ 板 の 間 には 厚 さ 25mm 以 上 の 鋼 板 の 構 造 物 を 置 くことができる なお 大 きさ 及 び 質 量 の 異 なるバリヤであっても 衝 突 面 の 面 積 が 試 験 車 両 の 正 面 衝 突 面 積 より 大 きく かつ 同 等 の 結 果 が 得 られるのであれば 使 用 することができる 2.3. 自 動 車 の 衝 突 自 動 車 がバリヤに 衝 突 する 瞬 間 において かじ 取 装 置 や 推 進 装 置 からの 追 加 的 な 作 用 を 受 けず バリヤに 直 角 の 進 路 でバリヤに 達 しなければならない この 場 合 において 自 動 車 の 前 面 の 鉛 直 中 心 線 とバリヤの 鉛 直 中 心 線 との 水 平 方 向 のずれは 最 大 ±30cm まで 許 容 される 2.4. 自 動 車 の 状 態 2.4.1. 試 験 時 における 自 動 車 は 非 積 載 質 量 に 含 まれるすべての 通 常 の 構 成 部 品 と 装 置 を 取 り 付 けるか あるいは 車 室 に 関 係 のある 構 成 部 品 及 び 装 置 並 びに 走 行 可 能 状 態 におけ る 車 両 全 体 の 質 量 の 分 布 に 関 して 本 要 件 を 満 たすような 状 態 にあるものとする なお 本 技 術 基 準 3.1.にかかわらず ダミーを 搭 載 して 試 験 を 行 うことができる ただし いか なる 場 合 にも ダミーがかじ 取 装 置 の 動 きを 妨 げてはならず ダミーの 質 量 は 試 験 自 動 車 の 質 量 には 含 めない 2.4.2. 試 験 自 動 車 を 外 部 的 手 段 で 走 行 させる 場 合 には 燃 料 供 給 システムに 比 重 が 0.7 か ら1の 間 の 不 燃 液 をその 容 量 の 少 なくとも 90%まで 入 れるものとし その 他 液 類 (ブレー キ 液 冷 却 水 等 )はすべて 空 とすることができる 2.4.3. 試 験 自 動 車 をそれ 自 体 の 原 動 機 で 駆 動 する 場 合 には 燃 料 タンクの 少 なくとも 90% が 満 されているものとし その 他 液 類 (ブレーキ 液 冷 却 水 等 )はすべて 容 量 を 満 たさな ければならない なお 自 動 車 製 作 者 等 が 希 望 し 試 験 機 関 がこれを 認 める 場 合 には 原 動 機 への 燃 料 補 給 は 容 量 の 小 さい 補 助 タンクで 行 うことができる この 場 合 において 5/24
燃 料 タンクには 比 重 が 0.7 から1の 間 の 不 燃 液 を 容 量 の 90% 以 上 入 れるものとする 2.4.4. 自 動 車 製 作 者 等 が 希 望 し 試 験 機 関 がこれを 認 める 場 合 には 他 の 基 準 で 定 める 試 験 ( 自 動 車 の 構 造 に 影 響 を 与 える 可 能 性 のある 試 験 を 含 む )に 使 用 した 自 動 車 を 使 用 する ことができる 2.4.5. かじ 取 ハンドルが 調 節 可 能 な 場 合 には 自 動 車 製 作 者 等 が 指 定 した 通 常 位 置 に 配 置 し 自 動 車 製 作 者 等 の 指 定 がない 場 合 にあっては 調 節 範 囲 の 中 間 点 に 配 置 するものとす る 2.5. 衝 突 速 度 試 験 時 の 自 動 車 の 速 度 は 48.3km/h から 53.1km/h の 間 であること ただし この 範 囲 を 超 える 速 度 で 試 験 が 実 施 された 場 合 であっても 本 技 術 基 準 の 要 件 に 適 合 した 場 合 には 当 該 自 動 車 は 要 件 に 適 合 するものとみなす 2.6. 測 定 計 器 2.5.に 規 定 する 速 度 を 記 録 するための 計 器 の 精 度 は 1% 以 内 とする 3. 結 果 3.1. かじ 取 ハンドルの 後 方 及 び 上 方 への 移 動 量 の 測 定 は 衝 突 の 間 に ステアリングコラ ム 及 びステアリングシャフトの 頂 点 と 衝 突 の 影 響 を 受 けない 自 動 車 の 点 の 間 の 変 位 量 を 記 録 ( 注 1)する 水 平 方 向 ( 注 2)の 変 位 については 試 験 自 動 車 の 前 後 方 向 軸 と 平 行 に 測 定 し 鉛 直 ( 注 2)の 変 位 については 車 両 の 前 後 方 向 軸 と 直 角 の 方 向 に 測 定 する こ の 記 録 から 読 み 取 る 最 大 変 位 値 を 後 方 及 び 上 方 への 移 動 とみなす 3.2. 試 験 の 後 試 験 自 動 車 の 損 傷 を 試 験 成 績 書 に 記 載 し 次 の 3.2.1.から 3.2.4.の 位 置 か ら 試 験 自 動 車 を 少 なくとも1 枚 ずつ 撮 影 すること 3.2.1. 側 面 ( 左 右 ) 3.2.2. 正 面 3.2.3. 底 面 3.2.4. 車 室 内 部 の 変 形 した 部 分 4. 補 正 係 数 4.1. 記 号 の 定 義 V 記 録 した 速 度 (km/h) m 0 m 1 D 0 2.4.で 規 定 する 試 験 自 動 車 の 質 量 試 験 装 置 を 取 り 付 けた 試 験 自 動 車 の 質 量 3.1.で 規 定 する 衝 突 中 に 測 定 する 変 位 量 ( 注 1)この 記 録 は 最 大 測 定 値 に 替 えることができる ( 注 2) 水 平 方 向 とは 試 験 前 の 自 動 車 が 静 止 している 場 合 の 車 室 を 基 準 とする 自 動 車 が 動 いている 際 の 地 面 を 基 準 にするものではない 鉛 直 とは 水 平 方 向 に 対 して 直 角 の 上 向 きであること 6/24
D 1 試 験 結 果 を 判 定 するのに 用 いる 変 位 量 (48.3) 2 K 1 = と 0.83 の 大 きい 方 V K 2 = m 0 と 0.8 の 大 きい 方 m 1 4.2. 試 験 自 動 車 が 要 件 に 適 合 しているか 否 かを 調 べるために 用 いる 補 正 変 位 量 D 1 は 次 に 掲 げる 式 により 計 算 する D 1 =D 0 K 1 K 2 4.3. 非 積 載 質 量 が 増 加 する 場 合 であって m 1 がm 0 よりも 大 きい 自 動 車 の 場 合 m 1 が 1.25 m 0 以 下 であり かつ 変 位 量 D 1 から 次 の 式 を 用 いて 得 られる 補 正 変 位 量 D 2 により 本 技 術 基 準 の 3.の 要 件 を 満 たしていることが 証 明 される 場 合 にあっては バリヤに 対 する 正 面 衝 突 試 験 を 省 略 することができる 5. 同 等 試 験 の 手 順 5.1. 自 動 車 製 作 者 等 が 希 望 し 試 験 機 関 がこれを 認 め 規 定 された 試 験 方 法 以 外 の 方 法 に より 試 験 を 実 施 する 場 合 にあっては その 試 験 が 2. 及 び 3.で 規 定 した 試 験 と 同 等 のもので あることを 証 明 しなければならない この 場 合 において 実 施 した 試 験 方 法 及 び 得 られた 結 果 並 びに 必 要 に 応 じて 規 定 された 試 験 を 実 施 しなかった 理 由 を 試 験 成 績 書 に 添 付 しなけ ればならない 7/24
別 紙 2 ボディブロック 試 験 1. 目 的 この 試 験 は 本 技 術 基 準 の3.2.に 規 定 する 要 件 への 適 合 性 を 確 認 することを 目 的 とする 2. 装 置 手 順 及 び 測 定 計 器 2.1. かじ 取 ハンドルの 取 り 付 け 2.1.1. 車 体 をフロントシートの 位 置 で 横 に 切 断 し 可 能 であればルーフとウインドスクリ ーンとドアを 外 した 車 体 前 部 にかじ 取 ハンドルを 取 り 付 ける なお 車 体 前 部 にボディブ ロックが 衝 突 した 場 合 に 自 動 車 が 動 かないよう 固 定 すること この 場 合 において かじ 取 ハンドルの 取 付 角 度 の 公 差 は 設 計 角 度 の±2 以 内 でなければならない 2.1.2. 車 体 前 部 及 びかじ 取 装 置 のアセンブリー を 模 した 構 造 物 が 次 の 2.1.2.1. 及 び 2.1.2.2.の 条 件 を 満 たしている 場 合 において 自 動 車 製 作 者 等 が 希 望 し 試 験 機 関 がこれ を 認 める 場 合 には かじ 取 ハンドルを 当 該 構 造 物 に 取 り 付 けて 試 験 をすることができる 2.1.2.1. 幾 何 学 的 配 置 が 同 一 であること 2.1.2.2. 剛 性 が 大 きいこと 2.1.3. 汎 用 かじ 取 ハンドルの 場 合 の 取 り 付 け かじ 取 ハンドルは トリムを 装 備 して 試 験 を 実 施 すること かじ 取 ハンドルは 試 験 装 置 との 間 に 最 低 100mm のつぶれを 妨 げないためのスペースを 設 けなければならない ステ アリングシャフトを 試 験 装 置 に 固 定 し 衝 突 時 に 動 かないようにする( 別 紙 3 図 1a 別 紙 3 図 1b 参 照 ) 2.2. 試 験 用 のかじ 取 装 置 の 調 節 2.2.1. 最 も 剛 性 の 大 きいスポークとボディブロックが 接 触 する 位 置 及 び 最 も 変 形 しやすい 位 置 における 接 触 点 に 対 して 直 角 になる 位 置 をかじ 取 ハンドルの 衝 撃 位 置 として 試 験 を 実 施 する この 場 合 において かじ 取 ハンドルのステアリングコラムの 角 度 が 調 節 可 能 な 場 合 自 動 車 製 作 者 等 が 指 定 した 通 常 位 置 に 配 置 し 自 動 車 製 作 者 等 の 指 定 がない 場 合 に あっては 調 整 範 囲 の 中 間 点 に 配 置 した 状 態 で 両 試 験 を 実 施 するものとする 2.2.2. 試 験 自 動 車 にかじ 取 りハンドルを 前 後 方 向 に 調 節 する 機 能 を 有 する 場 合 自 動 車 製 作 者 等 が 指 定 した 通 常 位 置 において 試 験 を 実 施 するものとする ただし 自 動 車 製 作 者 等 は 試 験 機 関 に 対 しエネルギー 吸 収 の 点 から 代 表 的 な 位 置 であることを 説 明 しなければなら ない 2.2.3. かじ 取 ハンドルにエアバッグが 装 着 されている 場 合 エアバッグを 膨 らませて 試 験 を 行 うものとする ただし 自 動 車 製 作 者 等 が 希 望 し 試 験 機 関 がこれを 認 める 場 合 にあ っては エアバッグを 膨 らませない 状 態 で 試 験 を 実 施 することができる 2.3. ボディブロック ボディブロックは 付 録 に 示 す 形 状 寸 法 質 量 及 び 特 性 を 有 すること 8/24
2.4. 荷 重 の 測 定 2.4.1. かじ 取 ハンドルが 衝 撃 を 受 けた 際 に ボディブロックに 加 わる 水 平 かつ 試 験 自 動 車 の 前 後 方 向 軸 に 平 行 に 作 用 する 最 大 荷 重 を 測 定 する 2.4.2. この 力 は 直 接 測 定 したもの 又 は 間 接 的 に 測 定 したもの 及 び 試 験 中 に 記 録 した 数 値 か ら 計 算 するものとする 2.5. ボディブロックの 推 進 2.5.1. ボディブロックはどのような 推 進 方 法 を 用 いてもよい ただし ボディブロックが かじ 取 ハンドルに 衝 突 する 際 推 進 装 置 との 接 続 を 断 つものでなければならない この 場 合 において ボディブロックは 試 験 自 動 車 の 前 後 方 向 軸 に 平 行 でほぼまっすぐな 軌 跡 を 描 いてかじ 取 ハンドルに 衝 突 しなければならない 2.5.2. ボディブロックのHポイントは 特 別 なマークで 表 示 し 衝 突 前 に 自 動 車 製 作 者 等 が 指 定 する 別 紙 4の 2.4.に 規 定 するRポイントを 通 る 水 平 面 上 にあるように 調 節 する 2.6. 速 度 ボディブロックは 24.1 km/h +1.2/-0 の 速 度 でかじ 取 ハンドルに 衝 突 するものとする ただし この 範 囲 を 超 える 速 度 で 試 験 が 実 施 された 自 動 車 が 本 技 術 基 準 の 要 件 に 適 合 し た 場 合 には 当 該 自 動 車 は 要 件 に 適 合 するものとみなす 2.7. 測 定 計 器 2.7.1. 本 技 術 基 準 の 3.3.に 規 定 したパラメーターを 記 録 するのに 使 用 する 計 器 等 は 次 の 2.7.1.1.から 2.7.1.4.の 特 性 を 有 すること 2.7.1.1. ボディブロックの 速 度 :2% 以 内 2.7.1.2. 時 間 記 録 :1/1000 秒 以 内 2.7.1.3. ボディブロックがかじ 取 ハンドルに 最 初 に 接 触 した 瞬 間 を 衝 突 開 始 (ゼロポイン ト)とし 試 験 結 果 を 分 析 するのに 用 いる 記 録 に 含 まれていることを 確 認 する 2.7.1.4. 荷 重 の 測 定 測 定 はすべて ISO 6487:1987 に 基 づき 実 施 すること 2.7.1.4.1. ロードセルをかじ 取 装 置 に 挿 入 する 場 合 チャンネル 増 幅 クラス(CAC)は 1,960daN CFC600 とする 2.7.1.4.2. 加 速 度 計 又 はロードセルをボディブロックに 取 り 付 ける 場 合 2つの 単 軸 加 速 度 計 をボディブロックの 重 心 の 横 断 面 上 に 重 心 に 対 して 対 称 の 位 置 に 配 置 し CAC は 60g CFC180 とする また 測 定 用 加 速 度 計 の 数 と 位 置 については 試 験 装 置 を 独 立 した 部 品 に 分 けて その 重 心 に 加 速 度 計 を 置 き 水 平 方 向 かつ 試 験 自 動 車 の 前 後 方 向 軸 に 平 行 に 加 速 度 を 測 定 するなど 他 の 方 法 を 用 いることができる 合 計 荷 重 は ボディブロックの 各 部 分 について 計 算 又 は 直 接 測 定 した 荷 重 の 合 計 の 最 大 値 とする 2.8. 周 囲 温 度 20±5 で 安 定 していること 9/24
3. 結 果 3.1. 試 験 の 後 かじ 取 装 置 に 残 った 損 傷 を 確 かめ 試 験 成 績 書 に 記 載 する かじ 取 ハンドル ステアリングコラム 並 びにインストルメントパネル 部 の 側 面 及 び 正 面 を 少 なくとも1 枚 ずつ 撮 影 すること 3.2. 荷 重 の 最 大 値 を 2.4.の 規 定 により 測 定 又 は 計 算 する 10/24
別 紙 2- 付 録 ボディブロック 弾 性 率 :1.05-1.40 kn/cm 図 に 示 すような 100mm の 角 材 で ボディブロックの 縦 軸 に 対 して 垂 直 背 板 に 対 して 平 行 に 胸 部 に 荷 重 を 加 え 角 材 がボディブロックの 中 へ 12.7mm 移 動 した 時 に 負 荷 を 測 定 する 11/24
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別 紙 3 ヘッドフォーム 試 験 1. 目 的 この 試 験 は 本 技 術 基 準 3.3.に 規 定 する 要 件 への 適 合 性 を 確 認 することを 目 的 とする 2. 装 置 手 順 及 び 測 定 計 器 2.1. 一 般 規 定 2.1.1. かじ 取 ハンドルにトリムを 装 備 して 試 験 を 行 う 2.1.2. かじ 取 ハンドルにエアバッグが 装 着 されている 場 合 エアバッグを 膨 らませて 試 験 を 行 うこと ただし 自 動 車 製 作 者 等 が 希 望 し 試 験 機 関 がこれを 認 める 場 合 にあっては エアバッグを 膨 らませない 状 態 で 試 験 を 実 施 してもよい 2.2. かじ 取 ハンドルの 取 り 付 け 2.2.1. 車 体 をフロントシートの 位 置 で 横 に 切 断 し 可 能 であればルーフとウインドスクリ ーンとドアを 外 した 車 体 前 部 にかじ 取 ハンドルを 取 り 付 ける なお ヘッドフォームが 衝 突 した 場 合 に 自 動 車 が 動 かないよう 固 定 すること 2.2.2. 車 体 前 部 及 びかじ 取 装 置 のアセンブリー を 模 した 構 造 物 が 次 の 2.2.2.1. 及 び 2.2.2.2.の 条 件 を 満 たしている 場 合 において 自 動 車 製 作 者 等 が 希 望 し 試 験 機 関 がこれ を 認 める 場 合 には かじ 取 ハンドルを 当 該 構 造 物 に 取 り 付 けて 試 験 をすることができる 2.2.2.1. 幾 何 学 的 配 置 が 同 一 であること 2.2.2.2. 剛 性 が 大 きいこと 2.3. 汎 用 かじ 取 ハンドルの 場 合 の 取 り 付 け かじ 取 ハンドルは トリムを 装 備 して 試 験 を 実 施 すること かじ 取 ハンドルは 試 験 装 置 との 間 に 最 低 100mm のつぶれを 妨 げないためのスペースを 設 けなければならない ステ アリングシャフトを 試 験 装 置 に 固 定 し 衝 突 時 に 動 かないようにする( 別 紙 3 図 1a 別 紙 3 図 1b 参 照 ) 2.3.1. ただし 2.2.に 規 定 する 方 法 により 試 験 を 実 施 してもよい 3. 衝 撃 装 置 3.1. この 装 置 は 質 量 6.8 kg の 剛 体 のガイド 付 直 線 型 インパクタからなり その 衝 突 面 は 直 径 165mm の 半 球 形 である 3.2. ヘッドフォームには 加 速 度 計 2つと 速 度 測 定 装 置 1つを 取 り 付 け これらはすべて 衝 突 する 方 向 で 数 値 の 測 定 ができるものとする 3.3. 測 定 計 器 3.3.1. 使 用 する 測 定 計 器 は ISO 6487:1987 に 適 合 するものとし さらに 次 の 3.3.2.から 3.3.4.の 特 性 を 有 すること 3.3.2. 加 速 度 CAC は 150g CFC600 とする 13/24
3.3.3. 速 度 精 度 :±1% 以 内 3.3.4. 時 間 記 録 計 器 は 試 験 中 において 継 続 して 記 録 することができ 1/1000 秒 の 精 度 で 表 示 できる ものとする ヘッドフォームがかじ 取 ハンドルに 最 初 に 接 触 した 瞬 間 を 衝 突 開 始 (ゼロポ イント)とし 試 験 結 果 を 分 析 するのに 用 いる 記 録 に 含 まれていることを 確 認 する 4. 試 験 手 順 4.1. かじ 取 ハンドルの 平 面 を 衝 突 の 方 向 に 対 して 垂 直 にする 4.2. かじ 取 ハンドルの 各 型 式 毎 に 最 高 4つ 最 低 3つの 位 置 に 衝 撃 を 与 え 各 衝 突 ごとに 新 しいかじ 取 ハンドルを 用 いる 連 続 して 衝 突 させる 場 合 には 衝 撃 装 置 の 軸 方 向 の 軸 が 次 の 4.2.1.から 4.2.4.に 規 定 する 点 と 一 致 させること 4.2.1. かじ 取 ハンドルのボス 中 心 4.2.2. 最 も 剛 性 が 大 きいか 又 は 最 も 補 強 されているスポークとかじ 取 ハンドルのリムとの 継 ぎ 目 4.2.3. スポークがないかじ 取 ハンドルのリムにあって 最 も 円 周 が 短 い 部 分 の 中 間 点 4.2.4. かじ 取 ハンドル 上 で 最 も 不 利 な 条 件 が 想 定 される 位 置 4.3. 衝 撃 装 置 は 24.1km/h 以 上 の 速 度 でかじ 取 ハンドルに 衝 突 させること この 速 度 は 推 進 エネルギー 又 は 補 助 推 進 装 置 を 用 いて 発 生 させるものとする 5. 結 果 5.1. 衝 撃 装 置 の 減 速 度 は2つの 加 速 度 計 の 表 示 値 の 平 均 として 求 めるものとする 6. 同 等 試 験 の 手 順 6.1. 自 動 車 製 作 者 等 が 希 望 し 試 験 機 関 がこれを 認 め 2. 3. 4. 及 び 5.の 要 件 を 満 足 す る 結 果 が 得 られる 場 合 については 規 定 された 試 験 方 法 以 外 の 方 法 により 試 験 を 実 施 する ことができる この 場 合 において 実 施 した 試 験 方 法 及 び 得 られた 結 果 並 びに 必 要 に 応 じ て 試 験 を 実 施 しなかった 理 由 を 試 験 成 績 書 に 添 付 しなければならない 図 1a 試 験 装 置 14/24
図 1b 試 験 装 置 の 剛 性 の 測 定 800daN の 負 荷 により 点 B まわりに 160mdaN のモーメントが 生 じる 時 点 A の 変 位 はどの 方 向 でも2mm 未 満 とする 15/24
別 紙 4 自 動 車 の 着 座 位 置 のHポイントと 実 トルソ 角 の 決 定 手 順 1. 目 的 本 別 紙 に 規 定 された 手 順 は 自 動 車 の1つ 又 はいくつかの 着 席 位 置 のHポイントの 位 置 及 び 実 トルソ 角 を 確 定 するため 並 びに 測 定 データと 自 動 車 製 作 者 等 が 示 す 設 計 仕 様 との 関 係 を 確 認 するために 用 いるものである ( 注 1) 2. 定 義 2.1. 基 準 データ とは 着 座 位 置 の 次 の 特 性 の1つ 又 はいくつかをいう 2.1.1. HポイントとRポイント 及 び 両 者 の 関 係 2.1.2. 実 トルソ 角 と 設 計 トルソ 角 及 び 両 者 の 関 係 2.2. 三 次 元 マネキン とは Hポイントと 実 トルソ 角 の 測 定 のために 用 いる 装 置 をいう この 装 置 については 付 録 1に 示 す 2.3. Hポイント とは 4.に 基 づいて 自 動 車 に 取 り 付 ける 三 次 元 マネキンの 胴 部 と 大 腿 部 の 回 転 中 心 を 指 す Hポイントの 位 置 は 三 次 元 マネキンの 両 側 にあるHポイントサイ トボタンの 間 にある Hポイントは 理 論 上 はRポイントと 一 致 する( 公 差 については3.2.2. 参 照 ) 4.に 規 定 した 手 順 に 従 っていったん 決 定 された 後 は Hポイントとシートクッシ ョン 構 造 との 位 置 関 係 は 固 定 したものとみなし シートを 調 節 するときにはそれと 共 に 動 くものとする 2.4. Rポイント とは 各 着 座 位 置 について 自 動 車 製 作 者 等 が 定 め 三 次 元 座 標 方 式 に 基 づいて 決 定 する 設 計 点 をいう 2.5. トルソライン とは 三 次 元 マネキンのプローブを 最 後 方 位 置 に 置 いたときのその 中 心 線 をいう 2.6. 実 トルソ 角 とは 三 次 元 マネキンのバックアングル 分 度 器 を 用 いて 測 定 するHポ イントを 通 る 垂 線 とトルソラインの 間 の 角 度 をいう 実 トルソ 角 は 理 論 上 は 設 計 トルソ 角 と 一 致 する( 公 差 については3.2.2. 参 照 ) 2.7. 設 計 トルソ 角 とは 自 動 車 製 作 者 等 が 定 めるシートバックの 設 計 位 置 に 当 たる 位 置 で 測 定 するRポイントを 通 る 垂 線 とトルソラインの 間 の 角 度 をいう 2.8. 乗 員 の 中 心 面 とは 各 指 定 着 座 位 置 に 置 いた 三 次 元 マネキンの 中 央 面 をいう こ れは Y 軸 上 のHポイントの 座 標 で 表 す 個 別 シートの 場 合 には シートの 中 心 面 が 乗 員 の 中 心 面 と 一 致 する その 他 のシートの 場 合 には 自 動 車 製 作 者 等 が 乗 員 の 中 心 面 を 定 め る 2.9. 三 次 元 座 標 方 式 とは 付 録 2に 規 定 する 方 式 をいう ( 注 1) 三 次 元 Hポイント 測 定 装 置 又 は 手 順 を 用 いてHポイントを 決 定 することができない 前 席 以 外 の 着 席 位 置 では 試 験 機 関 の 裁 量 により 自 動 車 製 作 者 等 が 示 すRポイントを 基 準 にすることができる 16/24
2.10. 基 準 点 マーク とは 自 動 車 製 作 者 等 が 定 める 車 体 上 の 物 理 的 な 点 ( 穴 表 面 マ ーク 又 は 刻 み 目 )をいう 2.11. 車 両 測 定 姿 勢 とは 三 次 元 座 標 方 式 における 基 準 点 マークの 座 標 によって 決 まる 自 動 車 の 位 置 をいう 3. 要 件 3.1. データ 提 出 本 要 件 に 適 合 していることを 実 証 するために 基 準 データが 必 要 な 各 着 座 位 置 については 次 のデータの 全 部 又 はそのうちの 適 当 なものを 選 択 して 付 録 3に 示 す 書 式 で 提 出 するこ と 3.1.1. 三 次 元 座 標 方 式 に 基 づくRポイントの 座 標 3.1.2. 設 計 トルソ 角 3.1.3. 4.3.に 規 定 された 測 定 位 置 にシートを 調 節 する( 調 節 できる 場 合 )のに 必 要 なあら ゆる 指 示 3.2. 測 定 データと 設 計 仕 様 との 関 係 3.2.1. 4.に 規 定 された 手 順 によって 求 めたHポイントの 座 標 と 実 トルソ 角 を それぞれ 自 動 車 製 作 者 等 が 定 めるRポイントの 座 標 及 び 設 計 トルソ 角 と 比 較 する 3.2.2. RポイントとHポイントの 位 置 関 係 並 びに 設 計 トルソ 角 と 実 トルソ 角 の 関 係 は R ポイントを 対 角 線 の 交 点 とする 各 辺 が 鉛 直 又 は 水 平 な 一 辺 50mmの 正 方 形 内 にHポイントが あり かつ 実 トルソ 角 と 設 計 トルソ 角 の 差 が5 以 内 であれば 当 該 座 席 位 置 に 関 して 満 足 できるものとする 3.2.3. これらの 条 件 が 満 たされた 場 合 は Rポイントと 設 計 トルソ 角 が 本 要 件 に 適 合 して いるものとする 3.2.4. Hポイント 又 は 実 トルソ 角 が3.2.2.の 要 件 に 適 合 しない 場 合 には Hポイントと 実 トルソ 角 を2 回 ( 初 回 を 含 め 合 計 3 回 ) 測 定 する 3 回 のうち2 回 の 測 定 結 果 が 要 件 を 満 たすならば 3.2.3.の 条 件 を 適 用 する 3.2.5. 3.2.4.に 規 定 する3 回 の 測 定 のうち 少 なくとも2 回 の 測 定 結 果 が 3.2.2.の 要 件 に 適 合 しない 場 合 又 は 自 動 車 製 作 者 等 がRポイントの 位 置 若 しくは 設 計 トルソ 角 に 関 する 情 報 を 提 供 しなかったために 確 認 を 行 うことができない 場 合 には 本 技 術 基 準 でRポイント 又 は 設 計 トルソ 角 に 言 及 するときには 常 に 測 定 点 の 図 心 又 は3 回 の 測 定 角 の 平 均 を 使 用 す ることができる 4. Hポイント 及 び 実 トルソ 角 の 測 定 手 順 4.1. 試 験 自 動 車 は 自 動 車 製 作 者 等 の 裁 量 により20±10 の 温 度 で 保 持 し シート 材 料 が 室 温 に 達 したことを 確 認 する 検 査 すべきシートに 未 だ 誰 も 座 ったことがなければ 70~80kg の 人 又 は 装 置 をシート 上 に1 分 間 ずつ2 度 着 座 させ クッションとバッグをしなやかにす る 自 動 車 製 作 者 等 から 要 望 があった 場 合 には 三 次 元 マネキンを 取 り 付 ける 前 の 少 なく 17/24
とも30 分 間 は 全 シートアセンブリーに 荷 重 をかけないものとする 4.2. 試 験 自 動 車 は 2.11.に 定 義 した 測 定 姿 勢 にする 4.3. シートは 調 節 できる 場 合 には まず 自 動 車 製 作 者 等 が 定 める 最 後 方 の 通 常 の 運 転 又 は 乗 車 位 置 に 調 節 する その 際 には 通 常 運 転 又 は 乗 車 位 置 以 外 の 目 的 のために 使 用 す るシートトラベルを 除 いて シートの 前 後 方 向 の 調 節 だけを 考 慮 する 他 のシート 調 節 モ ード( 垂 直 角 度 シートバック 等 )がある 場 合 には その 後 自 動 車 製 作 者 等 が 定 める 位 置 に 調 節 する サスペンションシートの 場 合 には 鉛 直 位 置 を 自 動 車 製 作 者 等 が 定 める 通 常 の 運 転 位 置 に 合 わせてしっかり 固 定 する 4.4. 三 次 元 マネキンが 接 触 する 着 座 位 置 の 範 囲 は 十 分 な 大 きさと 適 当 な 生 地 のモスリン コットン(18.9 糸 /cm2かつ0.228kg/m 2 ) 又 は 同 時 の 特 性 をもつメリヤス 若 しくは 不 織 布 で 被 うものとする 試 験 を 試 験 自 動 車 以 外 の 座 席 で 行 う 場 合 には 座 席 を 置 く 床 面 は その 座 席 を 使 用 する 予 定 の 試 験 自 動 車 の 床 面 と 同 じ 本 質 的 特 性 ( 注 2) を 有 するものとする 4.5. 三 次 元 マネキンのシート バックアセンブリーを 乗 員 の 中 心 面 が 三 次 元 マネキンの 中 心 面 と 一 致 するように 置 く 三 次 元 マネキンの 位 置 が 外 側 になりすぎて 三 次 元 マネキ ンがシートの 端 に 妨 げられて 水 平 にならない 場 合 にあっては 三 次 元 マネキンを 乗 員 の 中 心 面 から 内 側 に 動 かしてもよい 4.6. 足 部 アセンブリーと 下 脚 部 アセンブリーを 個 別 に 又 はTバー 下 脚 部 アセンブリー を 使 用 して 取 り 付 ける Hポイントサイトボタンを 通 る 直 線 は 地 面 に 対 して 平 行 で かつ シートの 前 後 方 向 の 鉛 直 中 央 面 に 直 角 でなければならない 4.7. 三 次 元 マネキンの 足 部 と 脚 部 の 位 置 を 次 の 通 りに 調 節 する 4.7.1. 指 定 座 席 位 置 : 運 転 者 席 及 び 前 席 外 側 乗 員 席 4.7.1.1. 足 部 が 床 面 上 において 操 縦 ペダルとの 間 の 自 然 な 位 置 となるように 必 要 に 応 じ て 足 部 アセンブリーと 脚 部 アセンブリーの 両 方 を 前 へ 動 かす 可 能 であれば 三 次 元 マ ネキンの 中 心 面 から 左 足 までの 距 離 と 右 足 までの 距 離 がほぼ 同 じになるようにする 三 次 元 マネキンの 横 方 向 の 位 置 を 確 認 する 水 準 器 は 必 要 ならばシートパンを 再 調 節 すること によって 又 は 脚 部 と 足 部 のアセンブリーを 後 方 に 調 節 することによって 水 平 にする H ポイントサイトボタンを 通 る 直 線 はシートの 前 後 方 向 の 鉛 直 中 央 面 に 対 して 直 角 を 保 つこ と 4.7.1.2. 左 脚 を 右 脚 と 平 行 に 保 つことができず かつ 左 脚 が 構 造 物 によって 支 えられな い 場 合 には 支 えられるまで 左 脚 を 動 かす 照 準 点 は 水 平 かつシートの 前 後 方 向 の 鉛 直 中 央 面 に 垂 直 とし この 状 態 を 保 つ 4.7.2. 指 定 座 席 位 置 : 外 側 後 部 後 部 座 席 又 は 補 助 座 席 の 場 合 には 脚 部 は 自 動 車 製 作 者 等 が 定 める 位 置 に 置 く その 際 ( 注 2) 傾 斜 角 度 シートを 取 り 付 けた 時 の 高 さの 差 表 面 の 状 態 等 18/24
両 足 を 置 いたフロアの 部 分 が 左 右 でレベルに 差 がある 場 合 には 前 席 に 最 初 に 接 触 する 方 の 足 を 基 準 にして 他 方 の 足 を 調 節 し 装 置 の 座 席 の 横 方 向 の 位 置 を 示 す 水 準 器 が 水 平 を 指 すようにする 4.7.3. その 他 の 指 定 座 席 位 置 4.7.1.に 規 定 した 一 般 的 手 順 に 従 う ただし 足 部 の 位 置 は 自 動 車 製 作 者 等 が 定 める 通 りとする 4.8. 下 脚 部 ウエイトと 大 腿 部 ウエイトを 加 えて 三 次 元 マネキンを 水 平 にする 4.9. バックパンをフォワードストップまで 前 方 に 傾 け Tバーを 使 って 三 次 元 マネキンを シートバックから 引 き 離 す 次 に 規 定 された 方 法 の1つによって 三 次 元 マネキンの 位 置 を 再 調 節 する 4.9.1. 三 次 元 マネキンが 後 方 に 移 動 するようであれば 次 の 手 順 を 用 いる Tバー 上 の 前 方 負 荷 が 必 要 でなくなるまで(シートパンがシートバックに 接 触 するまで) 三 次 元 マネ キンを 後 方 に 滑 らせる 必 要 ならば 下 脚 部 の 位 置 を 再 調 節 する 4.9.2. 三 次 元 マネキンが 後 方 で 移 動 しないようであれば 次 の 手 順 を 用 いる シートパン がシートバックに 接 触 するまで Tバーに 水 平 後 方 負 荷 を 加 えて 三 次 元 マネキンを 後 方 に 滑 らせる( 付 録 1の 図 2 参 照 ) 4.10. 三 次 元 マネキンのバックパンアセンブリーにヒップアングル 分 度 器 とTバーハウジ ングの 交 点 で100±10Nの 荷 重 を 加 える 荷 重 を 加 える 方 向 は 上 記 の 交 点 と 大 腿 部 バーハ ウジングの 真 上 の 点 を 通 る 直 線 に 沿 うものとする( 付 録 1の 図 2 参 照 ) 次 にバックパン を 注 意 深 くシートバックに 戻 す 残 りの 手 順 の 間 に 三 次 元 マネキンが 前 方 に 移 動 しない ように 注 意 を 払 うこと 4.11. 左 右 のHポイントピボットに 臀 部 ウエイトを 取 り 付 け 次 にトルソウエイトハンガー へ8 個 のトルソウエイトを 交 互 に 取 り 付 ける 三 次 元 マネキンを 水 平 に 保 つ 4.12. バックパンを 前 方 に 傾 け シートバックに 対 する 圧 力 を 解 除 する 三 次 元 マネキンを 10 の 弧 を 描 くように( 前 後 方 向 の 鉛 直 中 央 面 のそれぞれの 側 に5 ) 完 全 に3サイクル 揺 すり 三 次 元 マネキンとシートの 間 に 蓄 積 している 摩 擦 を 解 除 する 揺 動 中 に 三 次 元 マネキンのTバーが 所 定 の 水 平 及 び 鉛 直 の 整 列 状 態 からずれることが ある したがって 揺 動 中 は 適 当 な 側 方 荷 重 を 加 えてTバーを 抑 止 しなければならない Tバーを 保 持 し 三 次 元 マネキンを 揺 動 する 時 には 鉛 直 又 は 前 後 方 向 に 不 用 意 な 外 部 荷 重 がかからないように 注 意 を 払 うこと この 段 階 では 三 次 元 マネキンの 足 部 を 抑 止 したり 保 持 したりする 必 要 はない 足 部 の 位 置 が 変 われば その 姿 勢 のままにしておくこと バックパンを 注 意 深 くシートバックに 戻 し 2つの 水 準 器 がゼロ 位 置 にあるかどうかを 確 かめる 三 次 元 マネキンの 揺 動 操 作 の 間 に 足 部 の 動 きが 生 じた 場 合 には その 位 置 を 次 の 通 りに 再 調 節 する 19/24
更 に 足 が 動 かないようにフロア 交 互 に 各 足 をもち 上 げる この 動 作 の 間 両 足 は 自 由 に 回 転 できるものとし 前 方 または 側 方 への 荷 重 をかけないものとする それぞれの 足 を 下 ろした 位 置 に 戻 す 場 合 には 踵 がそのために 設 計 した 構 造 物 に 接 触 するものとする 側 面 水 準 器 がゼロ 位 置 にあるかどうかを 確 認 する 必 要 ならば 三 次 元 マネキンのシー トパンがシート 上 で 水 平 になるのに 十 分 な 側 方 荷 重 をバックパンの 頂 点 に 加 える 4.13. 三 次 元 マネキンがシートクッション 上 を 前 方 に 移 動 しないようにTバーを 保 持 しな がら 次 の 手 順 をとる (a) バックパンをシートバックに 戻 す (b) 25Nを 超 えない 水 平 後 方 負 荷 を トルソウエイトの 中 心 とほぼ 同 じ 高 さで バックア ングルバーに 加 え 荷 重 解 除 後 に 安 定 した 位 置 に 達 したことがヒップアングル 分 度 器 に より 確 認 できるまで 交 互 に 負 荷 と 除 荷 を 繰 り 返 す 外 部 からの 下 方 または 側 方 への 荷 重 が 三 次 元 マネキンにかからないように 注 意 を 払 うこと 三 次 元 マネキンの 水 平 調 節 が もう1 度 必 要 ならば バックパンを 前 方 に 回 転 させ 再 度 水 平 にしたうえで 4.12.から の 手 順 を 繰 り 返 す 4.14. 全 測 定 を 行 う 4.14.1. 三 次 元 座 標 方 式 に 基 づいてHポイントの 実 測 位 置 を 測 定 する 4.14.2. プローブを 完 全 に 後 方 位 置 にして 三 次 元 マネキンのバックアングル 分 度 器 で 実 ト ルソ 角 を 読 み 取 る 4.15. 三 次 元 マネキンの 取 り 付 けの 再 実 施 を 望 む 場 合 再 実 施 前 の 少 なくとも30 分 間 はシー トアセンブリーに 荷 重 をかけてはならない 三 次 元 マネキンは 試 験 の 実 施 に 必 要 な 時 間 より 長 くシートアセンブリー 上 で 荷 重 がかかったままにしてはならない 4.16. 同 じ 列 の 座 席 が 同 じだとみなされる 場 合 には(ベンチシート 同 一 設 計 のシート 等 ) 各 列 のシートについて 1つのHポイントと1つの 実 トルソ 角 だけを 測 定 すればよい 付 録 1に 記 す 三 次 元 マネキンはその 列 を 代 表 するとみなされる 場 所 に 置 く その 場 所 は 次 のとおりとする 4.16.1. 前 列 の 場 合 には 運 転 者 のシート 4.16.2. 後 列 の 場 合 には 外 側 のシート 20/24
別 紙 4- 付 録 1 三 次 元 マネキンの 説 明 ( 注 ) 1. バック 及 びシートパン バックパンとシートパンは 強 化 プラスチック 及 び 金 属 で 構 成 される 人 体 の 胴 部 と 大 腿 部 を 模 しており Hポイントでヒンジにより 機 械 的 に 接 合 している 実 トルソ 角 を 測 定 す るために Hポイントにヒンジにより 取 り 付 けられたプローブにより 分 度 器 を 固 定 してい る シートパンに 取 り 付 けた 調 節 可 能 な 大 腿 部 バーが 大 腿 部 の 中 心 線 を 決 定 し ヒップア ングル 分 度 器 の 基 線 になっている 2. ボディ 及 びレッグエレメント 下 脚 部 分 はひざ 結 合 Tバーでシートパンアセンブリーに 接 続 しているが このTバーは 調 節 可 能 な 大 腿 部 バーが 横 方 向 に 延 びたものである ひざ 角 度 を 測 定 するために 下 脚 部 分 に 分 度 器 が 組 み 込 まれている 靴 および 足 部 アセンブリーにはフット 角 度 を 測 定 するた めに 目 盛 を 付 けている 2つの 水 準 器 によってマネキンの 鉛 直 と 水 平 方 向 の 位 置 を 決 定 す る ボディエレメントウェイトを 該 当 する 重 心 に 取 り 付 け シートに76kgの 男 性 が 着 座 し た 場 合 と 同 等 の 荷 重 が 生 じるようにする 三 次 元 マネキンの 結 合 部 はすべて 著 しい 摩 擦 を 生 じないで 自 由 に 動 くかどうかを 確 認 しなければならない 図 1 三 次 元 マネキンの 各 部 分 の 名 称 ( 注 ) 三 次 元 マネキンの 構 造 の 詳 細 については SAE 400 Commonwealth Drive,Warren-dale, Pennsylvania 15096,U.S.A. 参 照 この 装 置 はISO 規 格 6549-1980に 記 載 されているものに 相 当 する 21/24
図 2 3-DH 測 定 装 置 のエレメントの 寸 法 および 荷 重 配 分 22/24
別 紙 4- 付 録 2 三 次 元 座 標 方 式 1. 三 次 元 座 標 方 式 は 自 動 車 製 作 者 等 が 定 める 直 交 する3つの 平 面 によって 規 定 される( 図 参 照 ) ( 注 ) 2. 車 両 測 定 姿 勢 は 基 準 点 マークの 座 標 が 自 動 車 製 作 者 等 が 定 める 値 と 一 致 するように 自 動 車 を 設 置 面 に 置 くことによって 決 まる 3. RポイントとHポイントの 座 標 は 自 動 車 製 作 者 等 が 定 める 基 準 点 マークに 基 づいて 決 まる 図 三 次 元 座 標 方 式 ( 注 )この 座 標 方 式 はISO 規 格 4130 1978に 相 当 する 23/24
別 紙 4- 付 録 3 着 座 位 置 に 関 する 基 準 データ 1. 基 準 データのコード 化 基 準 データは 各 着 座 位 置 について 一 貫 した 記 載 を 行 う 着 座 位 置 は2 桁 の 記 号 で 識 別 す る 第 1 桁 はアラビア 数 字 でシートの 列 を 表 示 し 自 動 車 の 前 から 後 ろへ 数 える 第 2 桁 は 大 文 字 で 自 動 車 が 前 進 方 向 に 向 かって 見 た 時 の 列 の 中 での 着 座 位 置 の 所 在 を 表 し 次 の 文 字 を 使 うものとする L= 左 C= 中 心 R= 右 2. 車 両 測 定 姿 勢 の 記 載 2.1. 基 準 点 マークの 座 標 X Y Z 3. 基 準 データ 一 覧 表 3.1. 着 座 位 置 : 3.1.1. Rポイント の 座 標 X Y Z 3.1.2. 設 計 トルソ 角 : 3.1.3. シート 調 節 用 仕 様 ( 注 1) 水 平 : 鉛 直 : 角 度 : トルソ 角 : 注 :3.2. 3.3. 等 の 項 目 で 後 続 着 席 位 置 に 関 する 基 準 データを 記 載 する ( 注 1) 該 当 しないものを 抹 消 する 24/24