Microsoft Word - ASEANインド月報201402.doc



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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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Microsoft Word )40期決算公開用.doc

第316回取締役会議案

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

2000 年 12 月 輸 出 の 減 速 によりテンポはやや 鈍 化 しているものの 緩 やかな 回 復 を 続 けている 2001 年 1 月 緩 やかな 回 復 を 続 けているが そのテンポは 輸 出 の 減 速 により 鈍 化 している 2001 年 2 月 緩 やかな 回 復 を 続 け

スライド 1

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 23 年 4 月 1 日 至 平 成 24 年 3 月 31 日 ) 金 額 ( 単 位 : 百 万 円 ) 売 上 高 99,163 売 上 原 価 90,815 売 上 総 利 益 8,347 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 4,661 営 業 利 益

市況トレンド

2016年夏のボーナス見通し

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

別紙3

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

2

Microsoft Word - H25年度の概要

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

●電力自由化推進法案


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1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支

1_2013BS(0414)

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連結計算書

弁護士報酬規定(抜粋)

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

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入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

は し が き

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

ほかに パート 従 業 員 らの 厚 生 年 金 加 入 の 拡 大 を 促 す 従 業 員 五 百 人 以 下 の 企 業 を 対 象 に 労 使 が 合 意 すれば 今 年 十 月 から 短 時 間 で 働 く 人 も 加 入 できる 対 象 は 約 五 十 万 人 五 百 人 超 の 企 業

(1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月 30 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 4,623,985 流 動 負 債 3,859,994 現 金 及 び 預 金 31,763 支 払 手 形

スライド 1

 

平成24年度 業務概況書

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市 町 村 税 の 概 況 市 町 村 税 の 概 況 は 平 成 25 年 度 地 方 財 政 状 況 調 査 平 成 26 年 度 市 町 村 税 の 課 税 状 況 等 の 調 及 び 平 成 26 年 度 固 定 資 産 の 価 格 等 の 概 要 調 書 等 報 告 書 等 の 資 料 に

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

科 売 上 原 価 売 上 総 利 益 損 益 計 算 書 ( 自 平 成 26 年 4 月 1 日 至 平 成 27 年 3 月 31 日 ) 目 売 上 高 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 受 取 保 険 金 受 取 支 援 金 補 助 金 収 入 保

文化政策情報システムの運用等

第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 2,976 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +1.79%となりました なお 実 現 収 益 率 は +0.67%です 第 3 四 半 期

資料3 家電エコポイント制度の政策効果等について

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申


1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越

Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

Microsoft Word - ①AMC決算公告(大会社).doc

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

疑わしい取引の参考事例

Taro-01 議案概要.jtd

1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 (

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平成29年2月期 第2四半期決算短信

目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (5 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 類 団 府 分 似 体 平 均 年 齢

Taro-契約条項(全部)

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

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2020年の住宅市場 ~人口・世帯数減少のインパクト~

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

記者発表資料

スライド 1

Microsoft Word - 目次.doc

業 種 別 業 況 は 製 造 業 が 46.2 で 前 期 より 12.3 ポイント 低 下 ( 前 期 33.9) し 建 設 業 が 48.1 で 13.1 ポイントの 低 下 商 業 サービス 業 が 65.1 で 3.4 ポイントの 低 下 となりました 製 造 業 のポイントの 低 下

47 高 校 講 座 モ オ モ 圏 比 較 危 述 覚 普 第 章 : 活

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

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事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

Microsoft Word - 07②-2 補足説明資料1.docx


2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

Transcription:

214 年 2 月 1 日 ASEAN インド 月 報 (214 年 2 月 ) 目 次 インドネシア 1.マクロ 経 済 動 向 1 2. 政 治 経 済 産 業 トピックス 2 3. 市 場 動 向 ( 為 替 金 利 ) 3 マレーシア 1.マクロ 経 済 動 向 4 2. 政 治 経 済 産 業 トピックス 5 3. 市 場 動 向 ( 為 替 金 利 ) 6 フィリピン 1.マクロ 経 済 動 向 7 2. 政 治 経 済 産 業 トピックス 8 3. 市 場 動 向 ( 為 替 金 利 ) 9 シンガポール 1.マクロ 経 済 動 向 1 2. 政 治 経 済 産 業 トピックス 11 3. 市 場 動 向 ( 為 替 金 利 ) 12 タイ 1.マクロ 経 済 動 向 13 2. 政 治 経 済 産 業 トピックス 14 3. 市 場 動 向 ( 為 替 金 利 ) 15 ベトナム 1.マクロ 経 済 動 向 16 2. 政 治 経 済 産 業 トピックス 17 3. 市 場 動 向 ( 為 替 金 利 ) 18 インド 1.マクロ 経 済 動 向 19 2. 政 治 経 済 産 業 トピックス 2 3. 市 場 動 向 ( 為 替 金 利 ) 21 アジア 各 国 の 主 要 経 済 指 標 22 アジア 新 興 国 データ 24 ジャカルタ 支 店 マレーシア 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 マニラ 支 店 バンコック 支 店 ハノイ 支 店 ホーチミン 支 店 ニューデリー 支 店 ムンバイ 支 店 アセアン 金 融 市 場 部 経 済 調 査 室

<インドネシア> 214/2/1 1. マクロ 経 済 動 向 1-12 月 期 の 実 質 GDP 成 長 率 は 前 年 比 +5.7%と 予 想 外 の 加 速 1-12 月 期 の 実 質 GDP 成 長 率 は 前 年 比 +5.7%と 前 期 の 同 +5.6%から 予 想 外 の 加 速 を 示 した 成 長 率 の 加 速 は 輸 出 の 伸 び 拡 大 と 輸 入 が3 四 半 期 ぶりに 減 少 に 転 じたことに 伴 う 外 需 の 寄 与 度 の 拡 大 に 因 るものでこちらは 月 次 統 計 から 予 想 された 通 り 一 方 内 需 は 個 人 消 費 を 中 心 に 大 幅 利 上 げやインフレ 率 が 高 止 まる 中 でも 目 立 った 減 速 を 示 さなかった 213 年 通 年 では 同 +5.8%と 前 年 の 同 +6.3%から 減 速 4 年 ぶりに6%を 割 り 込 んだ 今 後 については 年 前 半 にかけては 引 き 続 き 政 策 金 利 とインフレ 率 の 高 止 まりが 予 想 されることから 内 需 を 中 心 に 景 気 は 軟 調 な 展 開 となる 見 込 みだ 12 月 の 貿 易 収 支 は 一 段 と 黒 字 幅 が 拡 大 12 月 の 貿 易 収 支 は15.3 億 ドルと3ヵ 月 連 続 の 黒 字 黒 字 幅 も 前 月 の7.9 億 ドルから 大 きく 拡 大 した 輸 入 が3ヵ 月 連 続 で 前 年 割 れとなる 中 輸 出 が 前 年 比 +1.3%と 約 2 年 ぶ りの 高 い 伸 びを 示 したことが 要 因 先 進 国 経 済 が 緩 やかに 持 ち 直 す 中 主 な 輸 出 品 目 である 一 次 産 品 価 格 の 下 げ 止 まりやルピア 安 が 輸 出 増 に 繋 がっているとみられる 第 1 図 : 実 質 GDP 成 長 率 第 2 図 : 貿 易 収 支 ( 前 年 比 %) ( 億 ドル) 1 4 8 6 4 2-2 -4 個 人 消 費 総 固 定 資 本 形 成 政 府 消 費 純 輸 出 在 庫 投 資 統 計 誤 差 -6 実 質 GDP 成 長 率 7 8 9 1 11 12 13 ( 年 ) ( 資 料 )CEIC インドネシア 統 計 局 統 計 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 3 2 1-1 石 油 ガス 以 外 石 油 ガス -2 貿 易 収 支 同 3ヵ 月 移 動 平 均 -3 9 1 11 12 13 ( 資 料 )CEICより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 ( 年 ) インドネシアの 主 要 経 済 指 標 211 212 213 13/1-3 4-6 7-9 1-12 13/1 11 12 14/1 名 目 GDP(1 億 ドル) 846 877 871 人 口 (1 万 人 ) 244. 247.2 25.4 1 人 あたりGDP(ドル) 3,467 3,547 3,478 実 質 GDP 成 長 率 ( 前 年 比 %) (6.5) (6.3) (5.8) (6.) (5.8) (5.6) (5.7) 国 内 自 動 車 販 売 ( 台 ) 894,164 1,116,23 1,229,91 295,992 36,222 36,116 321,571 112,39 111,841 97,691 ( 前 年 比 %) ( 16.9) ( 24.8) ( 1.2) ( 18.) ( 7.7) ( 8.9) ( 7.2) ( 5.) ( 7.8) ( 9.2) 消 費 者 物 価 指 数 ( 前 年 比 %) (5.3) (4.) (6.4) (4.5) (5.1) (8.) (8.) (7.9) (8.1) (8.1) (8.2) 輸 出 (FOB)(1 万 ドル) 23,497 19,32 182,568 45,416 45,653 42,878 48,621 15,698 15,939 16,984 ( 前 年 比 %) ( 28.9) ( 6.6) ( 3.9) ( 6.4) ( 5.8) ( 6.9) ( 3.4) ( 2.4) ( 2.3) ( 1.3) 輸 入 (CIF) (1 万 ドル) 177,436 191,691 186,631 45,651 48,76 45,939 46,282 15,674 15,149 15,459 ( 前 年 比 %) ( 3.8) ( 8.) ( 2.6) (.2) ( 3.8) (.9) ( 6.9) ( 8.9) ( 1.5) (.8) 貿 易 収 支 (1 万 ドル) 26,61 1,659 4,64 235 3,17 3,6 2,339 24 789 1,525 経 常 収 支 (1 万 ドル) 1,685 24,418 5,873 9,954 8,449 外 貨 準 備 高 ( 除 く 金 )(1 万 ドル) 16,539 18,837 96,364 1,897 95,4 92,312 96,364 93,595 93,834 96,364 BI( 政 策 ) 金 利 6. 5.75 7.5 5.75 6. 7.25 7.5 7.25 7.5 7.5 7.5 為 替 (ルピア/ドル)* 8,772 9,388 1,449 9,76 9,83 1,671 11,618 11,163 11,615 12,76 12,162 株 価 指 数 3,822. 4,316.7 4,274.2 4,941. 4,818.9 4,316.2 4,274.2 4,51.6 4,256.4 4,274.2 4,418.8 ( 注 )* 印 : 期 中 平 均 値 印 : 期 末 値 ( 資 料 )インドネシア 中 央 銀 行 CEIC Bloombergなどより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 ( 経 済 調 査 室 シンガポール 駐 在 ) 1

<インドネシア> 214/2/1 2. 政 治 経 済 産 業 トピックス 日 付 トピックス 1 月 8 日 12 月 末 時 点 の 外 貨 準 備 高 発 表 前 月 比 +24.3 億 ドルとなる993.9 億 ドルだった 9 日 中 銀 総 裁 会 合 開 催 中 銀 は 大 方 の 市 場 予 想 通 り 中 銀 (BI)レートを7.5%で 据 置 き 12 日 未 加 工 鉱 石 の 輸 出 規 制 を 導 入 基 準 は 直 前 に 緩 和 ( 下 記 1) 12 月 国 内 自 動 車 販 売 台 数 発 表 前 月 比 12.6%となる9 万 7,694 台 で 前 年 比 では 16 日 +9.2% 通 年 では122 万 9,94 台 で 前 年 比 +1.2% 12 月 国 内 二 輪 販 売 台 数 発 表 前 月 比 19.8%となる55 万 1,283 台 で 前 年 比 では 16 日 +13.6% 通 年 では776 万 3,879 台 で 前 年 比 +9.9% 21 日 213 年 のインドネシアへの 投 資 額 日 本 が 首 位 ( 下 記 2) サッカーインドネシア 代 表 のイルファン バフディムがジャカルタで 記 者 会 見 を 27 日 実 施 し 日 本 のJ1 甲 府 への 入 団 を 発 表 貿 易 省 がギタ ウィルヤワン 貿 易 相 の2 月 1 日 付 での 辞 任 を 発 表 民 主 党 大 統 領 候 31 日 補 を 決 定 する 予 備 選 に 出 馬 の 為 後 任 は 未 定 1 未 加 工 鉱 石 の 輸 出 規 制 を 導 入 基 準 は 直 前 に 緩 和 1 月 12 日 政 府 は 未 加 工 鉱 石 の 輸 出 を 禁 止 すると 共 に 鉱 物 の 純 度 に 応 じた 累 進 制 の 輸 出 関 税 を 導 入 することを 決 めた ただし 政 府 は 鉱 山 での 大 量 解 雇 を 回 避 するた め 直 前 に 規 制 を 緩 和 し 銅 鉄 鉱 石 鉛 亜 鉛 などの 精 鉱 については 引 続 き 輸 出 を 認 めた 未 加 工 鉱 石 の 輸 出 禁 止 措 置 は 加 工 により 高 付 加 価 値 化 することで 鉱 物 資 源 からの 収 益 を 長 期 的 に 拡 大 する 狙 いがある しかし 短 期 的 には 外 貨 収 入 の 落 込 み により 経 常 赤 字 が 拡 大 することで 投 資 家 のセンチメントの 悪 化 や 通 貨 ルピアの 減 価 に 繋 がるとの 懸 念 も 指 摘 されている 今 回 の 輸 出 禁 止 措 置 により ニッケル ボ ーキサイト 業 界 は 年 間 2 億 ドル 以 上 の 輸 出 機 会 を 失 う 一 方 すでに 緩 和 措 置 が 実 施 さ れている 銅 鉄 鉱 石 業 界 では 当 面 影 響 を 受 けないと 見 られている 2213 年 のインドネシアへの 投 資 額 日 本 が 首 位 1 月 21 日 投 資 調 整 庁 (BKPM)は 213 年 の 海 外 直 接 投 資 額 は 前 年 比 +16.5%の286.2 億 ドルとなり 過 去 最 高 を 更 新 したと 発 表 した 国 別 では 日 本 が 前 年 比 +91.8%の47.1 億 ドルで 全 体 の16.5%を 占 め シンガポールを 抜 いて7 年 ぶりに 首 位 に 浮 上 した 前 年 まで6 年 連 続 で 首 位 だったシンガポールは 前 年 比 3.8%となった シンガポールから の 直 接 投 資 には 同 国 を 拠 点 とする 欧 米 やインドネシア 企 業 による 投 資 も 含 まれるも のと 見 られている 分 野 別 では48.2 億 ドルで 首 位 となった 鉱 業 に 次 いで 自 動 車 輸 送 機 器 が 前 年 比 +12.8%の37.3 億 ドルで2 位 に 浮 上 日 系 の 自 動 車 各 社 の 増 産 計 画 に 関 連 した 部 品 サプライヤーなどの 投 資 が 寄 与 した ただし 伸 び 率 は 前 年 の 同 +26.1% から 鈍 化 した インフレや 通 貨 安 による 事 業 環 境 の 悪 化 しつつあることから 今 後 の 投 資 額 への 影 響 が 懸 念 されている (アセアン 金 融 市 場 部 ) 2

<インドネシア> 214/2/1 3. 市 場 動 向 (1) 為 替 1 月 の 動 向 1 月 のドルルピア 相 場 は12,26でオープン 2 日 に 発 表 された11 月 の 貿 易 収 支 は7.8 億 ドルの 黒 字 と 市 場 予 想 を 上 回 る 大 幅 な 黒 字 と なったことが 好 感 され 株 式 国 債 市 場 では 海 外 投 資 家 勢 による 資 金 流 入 が 進 む 中 為 替 市 場 ではルピアが 次 第 に 強 含 む 展 開 とな り ドルルピアは12,4までルピア 高 が 進 んだ その 後 月 後 半 にかけてはアルゼンチン ペソが 急 落 したことをきっかけに 新 興 国 通 貨 に 対 する 不 安 が 拡 大 すると 当 地 でも 海 外 投 資 家 勢 による 株 式 国 債 などの 手 仕 舞 い 売 りが 拡 大 為 替 市 場 ではルピアを 売 る 動 きが 起 こったが 国 営 銀 行 を 通 じた 中 銀 による 介 入 と 思 しき 散 発 的 なドル 売 りが 入 ったことで 市 場 の 混 乱 は 最 小 限 に 止 めら れた その 後 トルコ 中 銀 が 政 策 金 利 は4.5%から1.%へと 大 幅 に 引 上 げることを 決 定 するなど 新 興 国 の 金 融 当 局 が 相 次 いで 対 策 を 打 ち 出 す 中 新 興 国 に 対 する 不 安 は 徐 々に 後 退 当 地 では 海 外 投 資 家 勢 による 株 式 国 債 市 場 への 資 金 流 入 が 再 開 した 為 替 市 場 では 再 び 拡 大 したルピア 買 い 需 要 が 月 末 を 控 えた 国 内 実 需 勢 による 輸 入 決 済 需 要 を 押 さえ 込 む 格 好 となり ドルルピアは12,2 台 で 売 買 交 錯 となった 結 局 この 月 のドルルピアは12,4-12,31と 比 較 的 狭 いレンジ 内 での 推 移 となり そのまま12,24でク ローズしている 2 月 の 展 望 2 月 3 日 に 発 表 された12 月 の 貿 易 収 支 は15.3 億 ドルの 黒 字 と 市 場 予 想 を 大 きく 上 回 り 黒 字 幅 は 前 月 からほぼ 倍 増 となった これが 好 感 され 当 地 為 替 市 場 では 新 興 国 に 対 する 不 安 が 燻 っているにもかかわらず 株 式 債 券 への 投 資 資 金 流 入 に 伴 うルピア 買 い 需 要 が 強 まり ルピアは じり 高 となっている 実 際 の 需 給 動 向 から 推 測 される 国 内 需 給 は 依 然 としてルピア 売 り 超 であるが 統 計 データ 上 はこうしたルピア 売 り 圧 力 は 徐 々に 緩 和 しつつあると 判 断 出 来 る ただ 当 地 株 式 債 券 市 場 では213 年 6 月 に 月 間 で4 億 ドル 規 模 の 海 外 投 資 資 金 の 流 出 が 起 こって 以 降 纏 まった 資 金 流 出 は 発 生 しておらず 再 び 同 規 模 の 資 金 流 出 が 発 生 した 際 の 耐 性 については 依 然 として 疑 念 が 残 る 特 に 中 銀 が 為 替 介 入 の 為 の 大 幅 な 外 貨 準 備 の 取 崩 しに 踏 み 切 れるかは 不 明 であり 米 QE 縮 小 ペース 拡 大 観 測 や 中 国 経 済 鈍 化 懸 念 などの 外 的 要 因 によるリ スクイベントには 引 続 き 注 意 が 必 要 と 考 える (2) 金 利 1 月 の 動 向 インフレ 懸 念 が 後 退 したことを 受 け 9 日 の 中 銀 総 裁 会 合 では 大 方 の 予 想 通 りに 政 策 金 利 は7.5%で 据 置 かれた 短 期 金 利 市 場 ではオー バーナイト 金 利 はFASBI 金 利 近 辺 となる5.8-95% 水 準 での 安 定 推 移 となった 一 方 国 債 市 場 では 月 初 の 薄 商 いの 中 で 国 内 投 資 家 が 中 長 期 を 中 心 に 国 債 を 売 却 する 局 面 も 見 られたが その 後 は 海 外 投 資 家 勢 による 買 いが 入 り 価 格 は 反 発 ( 利 回 りは 反 落 )した しかし 月 末 にかけ ては 新 興 国 に 対 する 不 安 が 拡 大 する 中 で 当 地 でも 国 債 は 下 落 ( 利 回 りは 上 昇 )し 結 局 2 年 債 利 回 りは 前 月 末 比.3%ポイント 下 落 の 7.61% 5 年 債 は 同.7%ポイント 上 昇 の8.1% 1 年 債 は 同.49%ポイント 上 昇 の8.97% 15 年 債 は 同.52%ポイント 上 昇 の9.49%と 中 長 期 ゾーンを 中 心 に 利 回 りは 上 昇 して 引 けている 2 月 の 展 望 2 月 3 日 に 発 表 された1 月 CPIが 前 年 同 月 比 8.22%と 前 月 の8.28%から 小 幅 減 速 したことでインフレ 懸 念 は 後 退 また 足 許 では 海 外 投 資 家 勢 による 当 地 株 式 債 券 市 場 への 投 資 も 比 較 的 安 定 していることから インフレ 抑 制 海 外 投 資 資 金 繋 ぎ 止 めのどちらの 側 面 か らも 利 上 げの 必 要 性 は 薄 れており 13 日 の 中 銀 総 裁 会 合 では 政 策 金 利 は 現 行 の7.5%で 据 置 かれる 公 算 が 高 い 一 方 国 債 市 場 で も 年 初 こそ 国 内 投 資 家 勢 を 中 心 にポジション 調 整 によって 上 下 動 したものの その 後 は 良 好 な 経 済 指 標 を 背 景 に 海 外 投 資 家 勢 によ る 資 金 流 入 状 況 は 安 定 しており 当 面 は 現 状 水 準 での 安 定 推 移 を 続 けるものと 考 える 12,5 12, 11,5 11, 1,5 (ドル/ルピア) ドル/ルピア 円 /ルピア 相 場 の 推 移 ドル/ルピア( 左 ) 円 /ルピア( 右 ) ( 円 /ルピア) 135 125 115 15 8 7 6 (%) 金 利 の 推 移 1M SBI 3M SBI 1, 9,5 9, 8,5 95 85 75 5 4 8, 11 12 13 14 ( 年 ) 65 3 11 12 13 14 ( 年 ) 為 替 金 利 インドネシア 中 銀 13/8 13/9 13/1 13/11 13/12 14/1 1,924 11,613 11,234 11,977 12,189 12,226 TTM 11,35 11,59 11,14 11,99 12,34 12,175 Buying 11,5 11,29 1,84 11,69 12,4 11,875 Selling 11,65 11,89 11,44 12,29 12,64 12,475 Average TTM 1,8 11,442 11,33 11,578 12,78 12,175 TTM 115.35 118.51 113.21 117.2 117.58 119.25 Buying 111.17 114.27 19.5 113.16 113.64 115.18 Selling 119.61 122.83 117.45 121.32 121.6 123.4 Average TTM 19.52 115.39 115.88 115.79 116.8 117.2 1M SBI 5.25 6.2 6.3 6.34 6.21 6.19 IDR 5Y 8.4 7.92 6.94 8.14 8.2 8.1 IDR 1Y 8.42 8.5 7.47 8.66 8.45 8.97 インドネシア 中 銀 (BI Reference 弊 行 カウンターレート (USD/IDR) 弊 行 カウンターレート (JPY/IDR) (アセアン 金 融 市 場 部 ) 3

<マレーシア> 214/2/1 1. マクロ 経 済 動 向 第 4 四 半 期 の 企 業 家 計 マインドは 悪 化 が 継 続 第 4 四 半 期 の 企 業 景 況 感 指 数 は 92. と 前 期 の 98.6 から 低 下 同 様 に 消 費 者 信 頼 感 指 数 も 82.4 と 前 期 の 12. から 大 きく 低 下 した いずれもリーマンショック 直 後 の 29 年 第 1 四 半 期 以 来 の 水 準 まで 落 ち 込 んだ 足 元 の 売 上 の 落 ち 込 みに 加 えて 国 内 新 規 受 注 が 減 少 輸 出 受 注 の 増 加 ペースが 鈍 化 したことが 企 業 マインドの 悪 化 に 影 響 した 一 方 消 費 者 マインドはインフレ 懸 念 の 強 まりが 背 景 にあるとみられる 12 月 の 消 費 者 物 価 上 昇 率 は 前 年 比 +2.9%へ 小 幅 加 速 12 月 の 消 費 者 物 価 上 昇 率 は 前 年 比 +3.2%と 前 月 の 同 +2.9%から 加 速 した 食 品 飲 料 ( 除 く 酒 類 )が 同 +4.5%と 213 年 1 月 以 来 の 高 い 伸 びを 示 したほか 運 輸 も 燃 料 補 助 金 削 減 により 同 +5.%と 高 止 まりが 続 いた 加 えて タバコ 税 の 増 税 によって アルコール タバコが 高 止 まりしたことも 影 響 した 214 年 1 月 からは 電 気 料 金 の 引 き 上 げも 実 施 されており 当 面 インフレ 率 は 緩 やかな 上 昇 が 続 く 見 込 みである 第 1 図 : 企 業 家 計 マインド 第 2 図 : 消 費 者 物 価 上 昇 率 13 (ポイント) 12 11 1 9 8 7 6 5 企 業 景 況 感 指 数 消 費 者 信 頼 感 指 数 4 5 6 7 8 9 1 11 12 13 ( 年 ) ( 資 料 )マレーシア 経 済 研 究 所 統 計 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 1 8 6 4 2-2 ( 前 年 比 %) その 他 住 居 光 熱 交 通 食 品 飲 料 ( 除 く 酒 類 ) 消 費 者 物 価 -4 7 8 9 1 11 12 13 ( 年 ) ( 資 料 )CEICより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 マレーシアの 主 要 経 済 指 標 211 212 213 13/1-3 4-6 7-9 1-12 13/1 11 12 14/1 名 目 GDP(1 億 ドル) 288 34 人 口 (1 万 人 ) 29. 29.3 29.6 1 人 あたりGDP(ドル) 9,949 1,357 実 質 GDP 成 長 率 ( 前 年 比 %) ( 5.1) ( 5.6) ( 4.1) ( 4.4) ( 5.) 鉱 工 業 生 産 指 数 ( 前 年 比 %) ( 1.2) ( 4.4) (.1) ( 3.9) ( 3.7) ( 1.7) ( 4.4) 自 動 車 販 売 台 数 ( 台 ) 6,124 627,753 655,791 157,734 155,754 174,48 167,823 55,78 52,252 6,493 ( 前 年 比 %) (.8) ( 4.6) ( 4.5) ( 13.9) ( 4.3) ( 11.) (.9) (.7) ( 2.1) (.) 消 費 者 物 価 指 数 ( 前 年 比 %) ( 3.2) ( 1.7) ( 2.1) ( 1.5) ( 1.8) ( 2.2) ( 3.) ( 2.8) ( 2.9) ( 3.2) 輸 出 (FOB)(1 万 ドル) 228,188 227,57 227,972 54,973 54,822 57,686 6,49 21,136 19,457 19,897 ( 前 年 比 %) ( 14.9) (.3) (.2) ( 3.4) ( 4.) ( 3.7) ( 4.3) ( 5.5) ( 2.) ( 5.8) 輸 入 (CIF)(1 万 ドル) 187,557 196,423 25,788 49,682 52,156 51,956 51,994 18,543 16,42 17,31 ( 前 年 比 %) ( 13.9) ( 4.7) ( 4.8) ( 5.6) ( 4.) ( 3.6) ( 5.1) ( 9.6) ( 1.7) ( 6.2) 貿 易 収 支 (1 万 ドル) 4,631 31,148 22,184 5,291 2,666 5,73 8,496 2,593 3,37 2,866 経 常 収 支 (1 万 ドル) 33,472 18,566 2,89 831 3,38 外 貨 準 備 高 ( 除 く 金 )(1 万 ト ル) 131,78 137,784 133,444 137,78 134,682 134,959 133,444 135,516 134,743 133,444 銀 行 間 3カ 月 金 利 (%) 3.22 3.21 3.32 3.21 3.2 3.21 3.32 3.21 3.22 3.32 3.29 為 替 (リンギ/ドル)* 3.6 3.888 3.157 3.829 3.713 3.2398 3.289 3.1751 3.1993 3.2522 3.34 株 価 指 数 1,53.7 1,689. 1,867. 1,671.6 1,773.5 1,768.6 1,867. 1,86.9 1,812.7 1,867. 1,84. ( 注 )* 印 : 期 中 平 均 値 印 : 期 末 値 ( 資 料 )マレーシア 中 銀 CEICなどより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 ( 経 済 調 査 室 シンガポール 駐 在 ) 4

<マレーシア> 214/2/1 2. 政 治 経 済 産 業 トピックス 日 付 1 月 4 日 6 日 7 日 9 日 16 日 2 日 21 日 23 日 26 日 28 日 29 日 29 日 トピックス 観 光 年 ビジット マレーシア イヤー(VMY)214 の 始 動 記 念 イベントが 開 催 通 年 で 観 光 客 2,8 万 人 の 誘 致 を 目 指 し 観 光 収 入 76 億 リンギを 目 標 にする 同 観 光 年 は199 年 に 実 施 され 以 後 94 年 と27 年 に 続 き 今 回 で4 回 目 を 迎 える 自 動 車 研 究 所 (MAI)は 213 年 国 内 新 車 販 売 台 数 を65 万 2,12 台 と 発 表 した 過 去 最 高 を 更 新 ムヒディン ヤシン 副 首 相 が 管 轄 する 内 閣 の 外 国 人 労 働 者 非 合 法 労 働 者 委 員 会 は マレーシア 国 民 の 雇 用 を 優 先 させるべきとの 意 向 により ファーストフード 店 における 外 国 人 労 働 者 の 就 労 を 禁 止 する 新 措 置 を 発 表 した ただし 施 行 開 始 日 については 未 定 陸 上 公 共 輸 送 委 員 会 (SPAD)は クアラルンプールとシンガポールを 結 ぶ 高 速 鉄 道 の 建 設 事 業 について 昨 年 12 月 に 両 国 で 調 整 図 るための 共 同 作 業 委 員 会 を 設 置 したことを 明 らかにした 中 央 銀 行 は 市 況 を 反 映 した 透 明 性 ある 変 動 金 利 ローンの 設 定 を 促 すこと 等 を 目 的 に 現 行 の 基 準 貸 出 金 利 (BLR)に 代 わる 新 たな 基 準 金 利 の 枠 組 に 関 する 提 案 書 を 金 融 機 関 宛 に 発 行 した マレーシア 中 央 銀 行 は 金 融 機 関 からの 意 見 を2 月 14 日 まで 受 け 付 ける 政 府 は 214 年 国 家 自 動 車 政 策 (NAP)を 発 表 した( 下 記 1) エネルギー 環 境 技 術 水 利 省 は 22 年 に 国 内 のエネルギー 消 費 に 占 める 再 生 可 能 エネルギーの 割 合 を11%ま で 拡 大 するとした 現 在 の 再 生 可 能 エネ 利 用 比 率 は1.5% マハジル カリド 同 副 大 臣 は 再 生 可 能 エネルギー 利 用 比 率 の 引 上 げのためにFITの 運 用 を 見 直 す 必 要 があると 指 摘 した 人 的 資 源 省 は 本 年 より 完 全 施 行 した 最 低 賃 金 制 度 の 見 直 しを6 月 又 は7 月 に 実 施 することを 発 表 した 賃 金 水 準 の 引 上 げ 提 案 についても 見 直 しの 際 に 検 討 するとした 制 度 実 施 6ヵ 月 後 の 影 響 を 精 査 し 労 使 双 方 にとりベストな 改 善 を 行 うと 説 明 した( 下 記 2) ナジブ 首 相 は 関 税 局 民 営 化 に 向 けてFS 調 査 を 実 施 すると 発 表 した 同 首 相 は 民 営 化 については 未 決 定 としてお り 調 査 結 果 をみて 判 断 するとしている 調 査 には3~4ヵ 月 かかる 見 通 し 北 部 コリドー 経 済 地 域 (NCER)を 推 進 する 北 部 コリドー 推 進 局 (NCIA)は 214 年 の 目 標 を 投 資 誘 致 1 億 リンギ 雇 用 創 出 8, 件 と 発 表 した 投 資 額 の 多 くを 製 造 業 関 連 と 想 定 し 観 光 農 業 関 連 への 投 資 も 獲 得 見 込 み 日 本 や 米 国 欧 州 韓 国 中 国 からの 投 資 を 見 込 んでいるとした 中 央 銀 行 翌 日 物 基 準 政 策 金 利 (OPR)の 据 置 き(3.%)を 決 定 211 年 5 月 の 会 合 で2.75%から3.%に 引 上 げ て 以 来 16 回 連 続 の 据 置 き 判 断 サイド イスマイル サイド アジザン 連 邦 警 察 商 業 犯 罪 捜 査 局 局 長 は 213 年 の 背 任 犯 罪 被 害 額 は 前 年 の2 倍 を 超 える17 億 2, 万 リンギだったと 発 表 した 同 罪 による 逮 捕 者 は 前 年 比 +5.5%の748 人 同 罪 の 被 害 届 件 数 は 同 7.8 減 2,558 件 また 13 年 のサイバー 犯 罪 の 件 数 及 び 被 害 額 は 金 融 機 関 による 複 数 の 予 防 策 が 功 を 奏 したとし そ れぞれ7% 以 上 減 少 し 件 数 262 件 (212 年 942 件 ) 被 害 額 約 4 万 リンギ( 同 約 1,4 万 リンギ) 1 政 府 は 214 年 の 国 家 自 動 車 政 策 を 発 表 1 月 2 日 政 府 は214 年 の 国 家 自 動 車 政 策 (NAP)を 発 表 した 本 政 策 の 目 的 は 国 内 自 動 車 産 業 の 競 争 力 強 化 低 燃 費 自 動 車 (EEV)の 域 内 ハブ 化 自 動 車 自 動 車 部 品 の 輸 出 拡 大 などである 具 体 策 としては 排 気 量 18cc 以 下 のEEV 生 産 に 対 して これまで 新 規 発 行 を 凍 結 していた 製 造 ライセンスを 外 資 1% 出 資 会 社 にも 認 めるこ とに 加 え 世 界 及 びアジア 域 内 で 通 用 する 国 内 部 品 製 造 会 社 の 変 革 22 年 までにマ レーシア 国 内 で 生 産 する 自 動 車 のEEVシェアを85%へ 引 き 上 げること 今 後 5 年 間 で 自 動 車 価 格 を2~3% 引 き 下 げること 等 の 目 標 が 盛 り 込 まれた 2 人 的 資 源 省 は 現 行 最 低 賃 金 制 度 の 見 直 し 実 施 を 発 表 1 月 23 日 人 的 資 源 省 は214 年 より 施 行 された 最 低 賃 金 制 度 の 見 直 しを6 月 又 は7 月 に 実 施 することを 発 表 した 制 度 実 施 6ヵ 月 後 の 影 響 を 精 査 し 労 使 双 方 にとりベス トな 改 善 を 行 うと 説 明 した 公 務 員 労 働 組 合 会 議 は 215 年 4 月 に 予 定 されている 物 品 サービス 税 (GST)の 導 入 前 に 物 価 防 衛 のため 最 低 賃 金 の1,2リンギへの 引 き 上 げを 提 案 していたが 本 案 についても 検 討 するとした (マレーシア 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 ) 5

<マレーシア> 214/2/1 3. 市 場 動 向 (1) 為 替 1 月 の 動 向 前 月 のリンギット 相 場 は 米 雇 用 統 計 が 悪 天 候 要 因 もあり 3ヵ 月 連 続 の 大 幅 改 善 とはならず 厳 しい 内 容 に 終 わっ たことを 受 け QE3 縮 小 第 二 弾 が 遠 のくとの 思 惑 から 一 時 的 にRMが 買 われる 局 面 もあったが その 後 の 堅 調 な 米 小 売 売 上 高 や 等 の 強 めの 米 経 済 指 標 を 受 け RM 売 りに 回 帰 1/23のアルゼンチンペソ 急 落 の 余 波 もRMに 及 ぶ 形 で 月 末 にかけてRMは 大 きく 売 り 込 まれ 一 時 3.3465を 示 現 し 結 局 3.3419で 越 月 となった 2 月 の 見 通 し( 予 想 レンジ:3.3-3.38) 今 月 のリンギット 相 場 は まずは 月 初 の 米 雇 用 統 計 に 注 目 悪 天 候 に 支 配 された 前 回 からどれだけの 改 善 が 見 られ るかに 注 目 2ヵ 月 連 続 で 雇 用 悪 化 となった 場 合 には QE3の 追 加 縮 小 観 測 が 大 きく 後 退 し RM 買 い 戻 しの 動 きも 強 まるものと 予 想 また 新 興 国 通 貨 売 り 圧 力 は 一 時 的 なものと 見 るが 予 想 外 に 長 引 くようであれば アセアン 通 貨 に 飛 び 火 する 可 能 性 は 念 頭 にいれて 置 きたい (2) 金 利 1 月 の 動 向 前 月 のリンギット 金 利 も 短 期 は 横 這 い 推 移 長 期 はFOMCで2ヶ 月 連 続 のQE3 縮 小 (1 億 ドル)が 維 持 された 事 やアルゼンチンペソ 急 落 に 端 を 発 する 新 興 国 通 貨 売 りの 流 れでマレーシア 国 債 売 りが 強 まり 月 末 にかけて 金 利 は 上 昇 となった 結 局 1 年 物 マレーシア 国 債 は 前 月 末 比 +.1% 上 昇 の4.23%で 越 月 となった 2 月 の 見 通 し(1 年 物 マレーシア 国 債 金 利 予 想 レンジ:4.15-4.45) 今 月 のリンギット 金 利 についても 短 期 は 横 這 い 長 期 は 足 元 新 興 国 通 貨 売 りの 流 れでリスクオフ 相 場 が 形 成 され ており 金 利 は 上 昇 し 易 い 地 合 を 予 想 4.5 (%) マレーシア 長 短 金 利 の 推 移 3.8 (US$/MYR) US$/MYR MYR/JPYの 推 移 (MYR/JPY) 35 4. 3.7 3.6 USD/MYR MYR/JPY 33 3.5 3.5 31 3. 3.4 3.3 29 2.5 KLIBOR 3M 3.2 27 2. O/N ポリシーレート マレーシア 国 債 (1 年 ) 3.1 3. 25 1.5 11 12 13 14 ( 年 ) 2.9 23 11 12 13 14 ( 年 ) USD/MYR MYR/JPY O/N KLIBOR(3ヵ 月 物 ) 国 債 (MGS)1 年 物 13/9 13/1 13/11 13/12 14/1 14/2 ( 予 想 ) 3.2617 3.1584 3.2247 3.2785 3.354 3.3-3.38 29.98 31.9 31.72 32.3 3.64 3.-32. 3. 3. 3. 3. 3. 3. 3.2 3.21 3.22 3.32 3.29 3.28-38 3.74 3.6 4.8 4.13 4.23 4.15-4.45 (マレーシア 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 ) 6

<フィリピン> 214/2/1 1. マクロ 経 済 動 向 第 4 四 半 期 の 実 質 GDP 成 長 率 は 前 年 比 +6.5% 第 4 四 半 期 の 実 質 GDP 成 長 率 は 大 型 台 風 の 影 響 や 政 府 支 出 の 抑 制 から 減 速 が 予 想 ( 市 場 予 想 : 同 +6.% ロイター)されていたものの 前 年 比 +6.5%と 堅 調 を 維 持 した 個 人 消 費 ( 同 +5.6%)が 好 調 だったほか 設 備 投 資 を 中 心 とした 固 定 資 本 形 成 ( 同 +7.%)が 成 長 率 を 下 支 えした 予 想 されていた 政 府 支 出 の 減 少 幅 は 限 定 的 であ った この 結 果 213 年 の 実 質 GDP 成 長 率 は 前 年 比 +7.2%と 前 年 から 加 速 し 政 府 目 標 ( 同 +6~7%)を 上 回 った 11 月 の 輸 出 額 は 前 年 比 +18.9%の 高 い 伸 び 11 月 の 輸 出 額 は 前 年 比 +18.9%と 2 ヵ 月 連 続 で 二 桁 成 長 を 示 した 台 風 3 号 の 襲 来 で 減 少 が 懸 念 されていた 農 産 物 は 同 +39.2%と 増 加 したことに 加 え 年 前 半 に 減 少 し ていた 電 子 製 品 ( 全 体 の 4 割 強 )が 11 月 は 同 +11.7%と 増 加 し 全 体 を 牽 引 した ただ し 213 年 通 年 でみると 年 前 半 の 伸 び 悩 みにより 212 年 ( 同 +7.9%)から 減 速 する 公 算 が 大 きい 第 1 図 : 実 質 GDP 成 長 率 第 2 図 : 品 目 別 輸 出 額 ( 前 年 比 %) ( 前 年 比 %) 15 3 1 5 2 1-5 個 人 消 費 政 府 支 出 固 定 資 本 形 成 在 庫 投 資 -1 純 輸 出 実 質 GDP 9 1 11 12 13 ( 年 ) ( 資 料 )フィリピン 国 家 統 計 調 整 委 員 会 統 計 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 -1-2 -3-4 その 他 製 造 業 輸 送 用 機 械 ( 製 造 業 ) 電 子 製 品 ( 製 造 業 ) 農 業 林 業 鉱 産 物 石 油 製 品 等 輸 出 全 体 11 12 13 ( 年 ) ( 資 料 )フィリピン 国 家 統 計 局 統 計 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 フィリピンの 主 要 経 済 指 標 211 212 213 13/1-3 13/4-6 13/7-9 13/1-12 13/1 13/11 13/12 14/1 名 目 GDP(1 億 ドル) 224 25 272 人 口 (1 万 人 ) 1 95.8 95.8 97.5 1 人 あたりGDP(ドル) 2,339 2,612 2,79 実 質 GDP 成 長 率 ( 前 年 比 %) (3.6) (6.8) (7.2) (7.7) (7.6) (6.9) (6.5) 製 造 業 生 産 指 数 ( 前 年 比 %) (2.1) (7.) (.) ( 5.7) (2.5) (9.) (.) (13.8) (16.2) (.) (.) 国 内 自 動 車 販 売 ( 台 ) 2 161,913 178,645 42,34 45,193 44,15 16,8 15,917 ( 前 年 比 %) ( 3.9) (1.3) ( 1.) (28.9) (12.2) (14.1) ( 1.) (11.4) (8.9) ( 1.) ( 1.) 消 費 者 物 価 指 数 ( 前 年 比 %) (4.7) (3.2) (3.) (3.2) (2.6) (2.4) (3.5) (2.9) (3.3) (4.1) (4.2) 輸 出 (FOB)(1 万 ドル) 48,35 52,1 12,81 13,55 14,474 5,26 4,294 ( 前 年 比 %) ( 6.2) (7.9) ( 1.) ( 6.2) ( 2.7) (8.4) ( 1.) (14.) (18.9) ( 1.) ( 1.) 輸 入 (CIF)(1 万 ドル) 6,496 62,129 14,356 15,259 16,743 4,824 5,235 ( 前 年 比 %) (1.1) (2.7) ( 1.) ( 7.4) (.1) (7.6) ( 1.) ( 8.6) (.5) ( 1.) ( 1.) 貿 易 収 支 (1 万 ドル) 12,191 1,29 2,276 1,754 2,269 22 941 経 常 収 支 (1 万 ドル) 3 6,97 7,126 3,23 2,624 3,24 外 貨 準 備 高 ( 除 く 金 )(1 万 ドル) 67,29 73,478 75,689 74,5 73,592 75,267 75,689 75,451 75,818 75,689 TBレート 金 利 1.56.2.1.8.9.87.1.1.1.1.69 為 替 (ペソ/ドル) 4 43.31 42.23 42.45 4.7 41.78 43.68 43.61 43.18 43.55 44.1 44.93 株 価 指 数 4,372. 5,812.7 5,889.8 6,847.5 6,465.3 6,191.8 5,889.8 6,585.4 6,28.8 5,889.8 6,41.2 ( 注 ) 1:212 年 213 年 の 人 口 はIMF 予 測 値 1 人 あたりGDPは 予 測 値 をベースに 当 室 試 算 2: 国 内 自 動 車 販 売 の 四 半 期 月 次 はフィリピン 自 動 車 工 業 会 (CAMPI) 加 盟 分 暦 年 のみ 現 代 アジア リソース(HARI)を 追 加 3: 期 中 平 均 印 : 期 末 値 ( 資 料 )フィリピン 国 家 統 計 局 中 央 銀 行 IMF CEICより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 ( 経 済 調 査 室 ) 7

<フィリピン> 214/2/1 2. 政 治 経 済 産 業 トピックス 日 付 1 月 7 日 8 日 1 日 1 日 14 日 15 日 15 日 16 日 2 日 トピック 12 月 の 外 貨 準 備 高 は 前 年 比.1% 前 月 比 +.2%の837.5 億 ドル これは 輸 入 の12ヵ 月 分 及 び 残 存 期 間 ベース で1 年 以 内 の 短 期 債 務 に 該 当 する 額 の5.8 倍 に 相 当 また 214 年 の 政 府 見 通 しは86~87 億 ドル 11 月 の 財 政 収 支 は1 億 ペソの 黒 字 と 前 年 の115 億 ペソの 赤 字 から 大 幅 に 改 善 内 訳 は 歳 入 が 前 年 比 +6%の 1,65 億 ペソ 歳 出 が 同 2%の1,64 億 ペソ 1~11 月 累 計 では 赤 字 額 が1,115 億 ペソと 前 年 比 では 赤 字 額 が12% 減 少 台 風 の 影 響 で12 月 は 大 幅 な 財 政 出 動 が 予 想 されており 通 年 ではほぼ 計 画 値 (2,38 億 ペソ)となる 見 込 み 11 月 の 輸 出 は 前 年 比 +18.9%の42.9 億 ドル 約 4 割 を 占 めるエレクトロニクス 関 連 は 同 +1.%の19.1 億 ドルと 増 加 した 一 方 セミコンダクター 関 連 は 同 11.%の12.5 億 ドルとなった 1~11 月 累 計 では 同 +2.6%の493.8 億 ドル 1 月 の 海 外 からの 直 接 投 資 (FDI ネット)は 前 年 比 +65.9%の254 百 万 ドルの 流 入 超 内 訳 は 株 式 投 資 が+68 百 万 ドル( 流 入 115 百 万 ドル 流 出 47 百 万 ドル 国 内 留 保 分 が5 百 万 ドル 主 に 親 会 社 からの 貸 付 である 資 本 流 入 が135 百 万 ドル 1~1 月 累 計 は 前 年 比 +35.3%の33.6 億 ドルとなっている 1 月 の 商 業 銀 行 及 びユニバーサル 銀 行 の 不 良 債 権 比 率 は2.56%と 前 年 実 績 の2.92% 前 月 実 績 の2.57%から それぞれ 低 下 金 額 は3.93 兆 ペソと 前 年 同 月 の3.49 兆 ペソ 比 12.6% 増 加 したものの 貸 出 残 高 がそれを 上 回 る 形 と なった 貸 倒 引 当 金 は 不 良 債 権 の13.5%と 前 年 実 績 126.2%から 上 昇 十 分 にカバーされている 11 月 のOFW 送 金 は 前 年 比 +7.5%の2.6 億 ドルと 過 去 最 高 を 更 新 するとともに2ヵ 月 連 続 で2 億 ドル 超 となった 1~11 月 累 計 では 前 年 比 +6.1%の26.1 億 ドルと 昨 年 実 績 (213.9 億 ドル)を 上 回 るのは 確 実 な 状 況 IMFによるフィリピンの 成 長 率 見 通 しは 今 年 : 前 年 比 +6.5%(1 月 時 点 : 同 +7.%) 15 年 : 前 年 比 +7.1%( 同 +6.7%) 16 年 : 前 年 比 +6.5%( 同 +6.8%)と 前 回 比 下 方 修 正 されたものの 依 然 として 高 い 成 長 率 を 維 持 する 見 通 し 政 府 見 通 しは 今 年 : 前 年 比 +6.5~7.5% 15 年 : 前 年 比 +7.~8.% 16 年 : 前 年 比 +7.5~8.5%となった 12 月 の 海 外 からのポートフォリオ 勘 定 は ネットで354 百 万 ドルの 流 出 超 と 4ヵ 月 ぶりにマイナスに 転 じた 内 訳 は フィリピン 証 券 取 引 所 上 場 株 式 74.7% フィリピン 国 債 23.% 定 期 預 金 2.% 213 年 通 年 では 前 年 比 +8.%の 42.2 億 ドル( 流 入 284. 億 ドル 流 出 241.8 億 ドル) 流 入 額 は 前 年 比 +53.7%と 1999 年 以 来 の 高 水 準 となった 12 月 の 国 際 収 支 は419 百 万 ドルの 黒 字 となったものの 前 年 比 では 34.5% 前 月 比 では 49.9% 213 年 度 実 績 は5.9 億 ドルと 前 年 比 44.9%であったものの 政 府 目 標 である44 億 ドルは 上 回 った 今 年 度 は3 億 ドルの 黒 字 を 見 込 む 2 日 民 間 調 査 機 関 の 調 査 で 国 民 の 半 分 が 経 済 情 勢 が 悪 化 と 認 識 ( 下 記 1) 24 日 3 日 3 日 11 月 の 輸 入 は 前 年 比 +.5% 前 月 比 +8.5%の52.4 億 ドル 主 要 品 目 別 では 原 油 石 油 関 連 製 品 が 前 年 比 3.5%の12.7 億 ドル エレクトロニクス 製 品 が 同 8.7%の11.5 億 ドル 11 月 の 貿 易 収 支 は 単 月 で9.4 億 ドルの 赤 字 1~11 月 累 計 は71.3 億 ドルの 赤 字 であるものの 赤 字 幅 はそれぞれ16.9% 43.% 減 少 12 月 のマネーサプライは 前 年 比 +32.7%の5.23 兆 ペソ 6ヵ 月 連 続 で 前 年 比 +3%の 伸 びを 示 したもの の 伸 び 率 は8ヵ 月 ぶりに 減 少 に 転 じた 一 部 の 信 託 勘 定 を 除 いてSDAへの 預 入 れが11 月 末 で 認 められな くなったことも 寄 与 した 模 様 12 月 の 商 業 銀 行 及 びユニバーサル 銀 行 の 貸 出 残 高 ( 除 く 中 銀 とのリバースレポ)は 前 年 比 +16.4%の 3.78 兆 ペソ 主 要 産 業 別 では 不 動 産 ( 貸 出 シェア18.7% 前 年 比 +22.%) 製 造 業 (シェア17.% 同 +15.5%) 小 売 業 (シェア14.7% 同 +16.9%) 電 気 ガス 水 道 (シェア1.% 同 +33.6%)となっ ている 1 民 間 調 査 機 関 の 調 査 で 国 民 の 半 分 が 経 済 情 勢 が 悪 化 と 認 識 1 月 2 日 民 間 調 査 機 関 のパルスアジアが 実 施 した 調 査 によると 昨 年 度 比 経 済 が 悪 化 した と 考 える 割 合 は 5%と 前 回 調 査 (213 年 6 月 実 施 ) 比 21%ポイント 上 昇 し 好 転 した との 回 答 (11% 前 回 比 17%ポイント)を 大 きく 上 回 った 個 人 的 な 生 活 についても 悪 化 した と 回 答 した 割 合 が 43%と 好 転 した の 15% を 上 回 っている フィリピン 経 済 は 高 成 長 を 続 けているものの 全 国 民 レベルまでは 恩 恵 が 行 き 渡 っていないことを 示 している また 地 震 や 台 風 等 の 自 然 災 害 の 影 響 も ありそうだ 同 調 査 は 213 年 12 月 5~8 日 にかけて 成 人 1,2 人 を 対 象 に 実 施 された (マニラ 支 店 ) 8

<フィリピン> 214/2/1 3. 市 場 動 向 (1) 為 替 1 月 の 動 向 1 月 はペソ 続 落 の 展 開 寄 り 付 きは 昨 年 末 比.45ペソ 高 の44.35 月 初 は 予 想 を 下 回 った 中 国 の 経 済 指 標 に 加 え 12 月 消 費 者 物 価 上 昇 率 が 約 2 年 ぶりとなる 前 年 比 +4.1%まで 加 速 したことを 嫌 気 し 44 台 後 半 まで 徐 々に 売 られる 展 開 米 雇 用 統 計 では 市 場 予 想 を 大 幅 に 下 回 ったことから FRBによるTaperingの 緩 和 観 測 が 台 頭 し 下 落 した 米 ドルに 連 れて44 台 半 ば まで 戻 したものの その 後 の 良 好 な 米 経 済 指 標 や 米 地 区 連 銀 総 裁 による 量 的 緩 和 縮 小 を 支 持 する 発 言 が 出 たことから ド ル 安 ムードが 完 全 に 払 拭 されると ペソは 年 初 来 安 値 を 更 新 し 一 気 に29 年 1 月 以 来 の 水 準 となる45 丁 度 を 示 現 中 銀 と 思 しき 断 続 的 なドル 売 りペソ 買 いフローにより 下 落 ペースは 緩 やかになったものの アルゼンチンペソの 急 落 がトルコリラにも 伝 播 する 等 新 興 国 市 場 への 不 安 が 高 まる 中 45.45まで 続 落 米 FOMCでは 月 間 の 資 産 買 入 額 を 縮 小 したことは 予 想 通 り であったものの トルコ インドの 各 中 銀 による 政 策 金 利 引 上 げの 報 に 一 旦 は 落 ち 着 いたかに 見 えた 新 興 国 通 貨 も リスクオフ の 動 きが 依 然 として 燻 る 状 況 下 では 弱 含 みに 終 始 結 局 昨 年 末 比.97ペソ 安 の45.32でクローズしている 2 月 の 展 望 ( 予 想 レンジ:45.-45.8) 第 4 四 半 期 GDPや 堅 調 なOFW 送 金 等 国 内 経 済 のファンダメンタルズは 良 好 であり 僅 かながらも 国 内 経 済 指 標 にポジティ ブな 反 応 を 見 せているものの リスクオフの 動 きが 依 然 として 市 場 のメイントピックとなる 状 況 下 では 経 常 収 支 黒 字 や 外 貨 準 備 高 等 といった 指 標 から 見 た 耐 久 性 による 通 貨 の 選 好 対 象 には 至 っておらず 2 月 のペソは 上 値 の 重 い 展 開 が 続 くと 予 想 米 経 済 指 標 やイエレン 新 FRB 議 長 の 議 会 証 言 等 主 要 国 のイベントに 振 らされる 展 開 は 不 変 今 年 最 初 の 金 融 理 事 会 が 開 催 されるが 政 策 金 利 据 え 置 きがメインシナリオ (2) 金 利 1 月 の 動 向 短 期 金 利 は 大 幅 上 昇 PHIREF(Philippine Interbank Reference Rate)は1ヵ 月 物 が 前 月 末 比 +1.16%の1.6% 3ヵ 月 物 が 同 +1.11%の.759% 6ヵ 月 物 は 同 +.789%の.836%で 越 月 リスクオフの 動 きが 進 行 する 中 USD/PHPの 為 替 スワップを ベースに 算 出 される 同 金 利 は マイナス 金 利 からプラスに 転 じた 国 債 のイールドカーブはベアフラットニング PHIREFと 同 様 良 好 な 米 経 済 指 標 を 背 景 に FOMCでは2ヵ 月 連 続 でそれぞれ1 億 ドルの 債 券 購 入 額 の 縮 小 決 定 に 加 え アルゼンチ ンペソやトルコリラ 南 アランド 等 の 下 落 によるリスクオフの 流 れに 連 れて 特 に 短 期 セクターが 打 たれている 1 年 物 国 債 利 回 りも 先 月 末 比 +.476%の4.28%で 取 引 を 終 えている 2 月 の 展 望 リスクオフの 動 きによる 新 興 国 から 主 要 国 への 資 産 選 好 が 進 むなか 利 回 りが 高 止 まりする 状 況 は 著 変 無 し 金 融 理 事 会 で は 政 策 金 利 据 え 置 きがメインシナリオであるものの 仮 に 予 想 を 上 回 った 場 合 には 今 後 の 利 上 げスケジュールにも 影 響 を 与 えることから 注 目 が 集 まろう( 中 銀 見 通 しは3.4~4.3% 12 月 実 績 は4.1%) 55 (PESO/USD) 為 替 相 場 の 推 移 (1JPY=PESO) ペソ/ドル 6 5 4 (%) 短 期 金 利 1M 3M 6M ペソ/ 円 ( 右 軸 ) 3 5 5 2 1 45 4-1 4 3 211 212 213 214-2 *213 年 4 月 14 日 以 前 はPHIBOR 以 後 はPHIREF -3 211 212 213 214 為 替 比 中 銀 (BSP) Refenrence Rate (JPY/PHP) Oct-13 Nov-13 Dec-13 Jan-14 Feb-14( 予 想 ).4383.4282.4239.4418 Philippines Dealing System Rate (USD/PHP) Open 43.55 43.33 43.75 44.35 High 43.55 43.95 44.51 45.45 45.8 Low 43. 43.18 43.65 44.25 45. Close 43.21 43.76 44.395 45.32 金 利 中 銀 レート 3.5 3.5 3.5 3.5 3.5 PHIREF (1M) -.935-1.152 -.154 1.6.5%-1.5% コールローンレート 2. 2. 2.313 2. 2.%-2.5% 91 日 物 政 府 債.2542.3667.4917 1.468.8%-1.8% (マニラ 支 店 ) 9

<シンガポール> 214/2/1 1. マクロ 経 済 動 向 12 月 の 非 石 油 地 場 輸 出 は 前 年 比 +6.1%と 11 ヵ 月 ぶりの 増 加 12 月 の 非 石 油 地 場 輸 出 (NODX)は 前 年 比 +6.1%と 11 ヵ 月 ぶりの 増 加 となった 8 月 以 降 二 桁 増 が 続 いてきた 中 国 向 けが 同 +45.%へ 加 速 したほか 米 国 向 けが 同 +27.9% 台 湾 やマレーシア インドネシア インド 向 け 等 いずれも 高 い 伸 びを 示 した もっとも 再 輸 出 も 含 んだ 輸 出 全 体 ( 同 +8.9%)と 比 較 すると NODX の 伸 びの 低 さが 気 にかかる 中 でも エレクトロニクスで 両 者 の 乖 離 が 大 きい PC からタブ レット 端 末 への 需 要 シフトや 通 貨 高 等 を 背 景 とした 価 格 競 争 力 の 低 下 を 通 じて シ ンガポールのエレクトロニクス 輸 出 が 伸 びにくくなっている 点 が 懸 念 される 12 月 の 消 費 者 物 価 上 昇 率 は 前 年 比 +1.5%と 前 月 から 加 速 12 月 の 消 費 者 物 価 上 昇 率 は 前 年 比 +1.5%と 前 月 の 同 +2.6%から 低 下 した インフ レ 率 の 低 下 は 車 両 購 入 権 (COE) 価 格 の 下 落 によって 輸 送 が 同 2.1%とマイナスに 転 じたことが 主 因 一 方 シンガポール 通 貨 庁 が 公 表 するコアインフレ 率 は 同 +2.% ( 前 月 は 同 +2.1%)と 低 下 幅 は 小 幅 であった タイトな 労 働 需 給 と 賃 金 上 昇 を 背 景 に 今 後 もコアインフレ 率 は 緩 やかな 上 昇 基 調 を 辿 ると 予 想 される 第 1 図 : 非 石 油 地 場 輸 出 第 2 図 : 消 費 者 物 価 上 昇 率 25 2 15 1 5-5 -1-15 -2-25 -3 ( 前 年 比 %) 輸 出 全 体 ( 石 油 地 場 輸 出 再 輸 出 含 む) 米 国 中 国 香 港 日 本 その 他 の 国 地 域 同 (3ヵ 月 平 均 値 ) 欧 州 ASEAN インド 韓 国 非 石 油 地 場 輸 出 12/1 12/4 12/7 12/1 13/1 13/4 13/7 13/1 ( 注 ) ASEAN インド はインドネシアとマレーシア タイ インド ( 資 料 )CEICより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 ( 年 / 月 ) 8 ( 前 年 比 %) 7 食 品 住 宅 交 通 6 その 他 コア 総 合 5 4 3 2 1-1 -2 7 8 9 1 11 12 13 ( 年 ) ( 資 料 )CEIC シンガポール 通 貨 庁 統 計 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 シンガポールの 主 要 経 済 指 標 211 212 213 13/1-3 4-6 7-9 1-12 13/1 11 12 14/1 名 目 GDP(1 億 ドル) 266 277 人 口 (1 万 人 ) 5.18 5.31 5.4 1 人 あたりGDP(ドル) 51,237 52,51 実 質 GDP 成 長 率 ( 前 年 比 %) ( 5.2) ( 1.3) ( 3.7) (.3) ( 4.3) ( 5.9) ( 4.4) 製 造 業 生 産 指 数 ( 前 年 比 %) ( 7.8) (.3) ( 1.7) ( 6.3) (.8) ( 5.3) ( 7.) ( 8.2) ( 6.6) ( 6.2) 実 質 小 売 売 上 高 指 数 ( 前 年 比 %) ( 2.) ( 1.3) ( 4.8) (.7) ( 5.6) ( 7.8) ( 7.7) 消 費 者 物 価 指 数 ( 前 年 比 %) ( 5.2) ( 4.6) ( 2.4) ( 4.) ( 1.6) ( 1.8) ( 2.) ( 2.) ( 2.6) ( 1.5) 輸 出 (FOB)(1 万 Sドル) 514,741 51,329 513,391 119,212 129,744 132,75 131,685 47,656 42,123 41,97 ( 前 年 比 %) ( 7.5) (.9) (.6) ( 8.7) (.2) ( 5.8) ( 6.) ( 8.1) (.9) ( 8.9) 輸 入 (CIF)(1 万 Sドル) 459,655 474,554 466,763 11,284 116,688 121,276 118,514 42,33 38,533 37,678 ( 前 年 比 %) ( 8.6) ( 3.2) ( 1.6) ( 9.3) ( 4.) ( 5.9) ( 1.4) ( 4.3) ( 3.3) ( 3.4) 貿 易 収 支 (1 万 Sドル) 55,86 35,775 46,629 8,928 13,55 11,474 13,171 5,353 3,59 4,229 経 常 収 支 (1 万 Sドル) 82,162 64,28 13,945 17,824 17,435 外 貨 準 備 高 ( 除 く 金 )(1 万 ト ル) 237,527 259,94 257,976 259,64 267,896 271,575 271,689 SIBOR3カ 月 (Sドル %).39.38.4.38.37.37.4.4.4.4.41 為 替 (Sドル/USドル)* 1.257 1.249 1.251 1.238 1.249 1.268 1.25 1.243 1.248 1.259 1.273 株 価 指 数 2,646.4 3,167.1 3,167.4 3,38.1 3,15.4 3,167.9 3,167.4 3,21.7 3,176.4 3,167.4 3,27.2 ( 注 )* 印 : 期 中 平 均 値 印 : 期 末 値 ( 資 料 )シンガポール 統 計 局 CEICなどより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 ( 経 済 調 査 室 シンガポール 駐 在 ) 1

<シンガポール> 214/2/1 2. 政 治 経 済 産 業 トピックス 日 付 トピックス 1 月 8 日 1 月 前 半 の 自 動 車 所 有 権 書 (COE) 入 札 価 格 小 型 車 (16cc 以 下 )を 除 き 下 落 1 日 シンガポール 通 貨 庁 (MAS) マネー ロンダリングとテロ 資 金 供 与 リスク 関 する 報 告 書 を 発 表 13 日 陸 上 交 通 庁 (LTA) 車 両 購 入 権 の 発 効 枠 決 定 を3ヵ 月 毎 に 短 縮 すると 発 表 ( 従 来 :6ヵ 月 毎 即 日 実 施 ) 15 日 11 月 の 実 質 小 売 売 上 高 は 前 年 比 7.7%( 除 く 自 動 車 では 同 +.1%) 12 月 の 民 間 住 宅 販 売 戸 数 は333 戸 ( 前 月 比 8.6%) 16 日 公 共 交 通 評 議 会 (PTC) バス 鉄 道 運 賃 の3.2% 引 き 上 げを 発 表 ( 下 記 1) 住 宅 開 発 庁 (HDB) 公 営 住 宅 の 外 国 人 向 け 賃 貸 に 戸 数 上 限 を 設 けると 発 表 ( 下 記 2) 17 日 12 月 の 非 石 油 地 場 輸 出 (NODX)は 前 年 比 +6.%( 前 月 : 同 8.9%)へ 持 ち 直 し 22 日 シンガポール 証 券 取 引 所 (SGX) サーキットブレーカー 制 度 の 導 入 を 発 表 ( 適 用 :2 月 24 日 ) 株 価 が 上 下 1% 以 上 変 動 した 場 合 その 後 5 分 間 は 5 分 前 の 基 準 価 格 の 上 下 1%でのみ 取 引 が 可 能 1 月 後 半 の 自 動 車 所 有 権 書 (COE) 入 札 価 格 小 型 車 と 車 種 を 限 定 しない オープン を 除 き 上 昇 23 日 12 月 の 消 費 者 物 価 上 昇 率 は 前 年 比 +1.5%( 前 月 : 同 +2.6%)へ 低 下 24 日 12 月 の 製 造 業 生 産 は 前 年 比 +6.2%( 同 +6.6%)と 高 い 伸 びが 継 続 第 4 四 半 期 の 民 間 住 宅 価 格 指 数 ( 確 報 値 )は 前 期 比.9% 28 日 経 済 開 発 庁 (EDB) 213 年 の 固 定 資 産 投 資 (FAI) 表 明 額 は121 億 Sドル( 前 年 比 24.4%)と 発 表 2 月 5 日 1 月 の 製 造 業 購 買 マネージャー 指 数 (PMI)は5.5ポイント( 前 月 :49.7)と 2ヵ 月 ぶりに 好 不 調 の 判 断 基 準 である5を 回 復 1 公 共 交 通 評 議 会 (PTC) バス 鉄 道 運 賃 の 引 き 上 げを 発 表 1 月 16 日 公 共 交 通 評 議 会 (PTC)は バス 鉄 道 運 賃 の 3.2% 引 き 上 げを 発 表 し た( 実 施 :4 月 6 日 ) これにより 1 回 あたりの 一 般 大 人 運 賃 は 前 払 い 式 の IC カ ード EZ リンクカード を 利 用 する 場 合 は 4~6 セント 現 金 払 いの 場 合 は 最 大 2 セント 引 き 上 げられる 同 様 に 高 齢 者 学 生 料 金 についても カード 利 用 の 場 合 は 2~3 セント 現 金 の 場 合 は 最 大 1 セント 引 き 上 げられる 一 方 低 所 得 層 や 障 害 者 の 負 担 軽 減 のため 政 府 が 5, 万 S ドルを 拠 出 一 般 大 人 運 賃 にそれぞれ 15% 25% の 割 引 を 適 用 する 措 置 も 併 せて 発 表 された 加 えて 利 用 額 の 多 い 乗 客 向 けに 月 額 12S ドル( 高 齢 者 向 け: 同 6S ドル)で 電 車 バスともに 全 区 間 乗 り 放 題 となるパ スが 新 たに 導 入 される 2 HDB 公 営 住 宅 の 外 国 人 向 け 賃 貸 に 戸 数 上 限 を 設 けると 発 表 1 月 16 日 住 宅 開 発 庁 (HDB)は 公 営 住 宅 (HDB フラット)の 外 国 人 向 け 賃 貸 に 上 限 を 設 けると 発 表 した( 即 日 実 施 ) マレーシア 人 を 除 く 外 国 人 永 住 権 保 持 者 (PR)に 一 戸 単 位 で 貸 し 出 す 場 合 1 棟 あたりの 賃 貸 可 能 戸 数 の 上 限 を 11% 地 区 全 体 では 同 8%とした 一 方 部 屋 単 位 の 賃 貸 については 対 象 外 とした HDB によれば 現 在 HDB フラットのマレーシア 人 を 除 く 外 国 人 への 賃 貸 は 全 体 でみると 4% 未 満 に とどまっているものの 一 部 の 地 域 では 9% また 棟 によっては 18%に 達 している HDB は 今 回 の 措 置 に 関 し 公 営 住 宅 域 内 で 外 国 人 居 住 地 が 形 成 されるのを 防 ぎ シンガポール 人 らしさ を 維 持 するためと 説 明 マレーシア 人 を 対 象 外 とする 理 由 については シンガポール 人 と 文 化 的 歴 史 的 な 類 似 性 があるため 各 地 域 に 溶 け 込 みやすい とした ( 経 済 調 査 室 シンガポール 駐 在 ) 11

<シンガポール> 214/2/1 3. 市 場 動 向 (1) 為 替 1 月 の 動 向 (レンジ:1.2628-1.2831) 1 月 のシンガポールドル( 以 下 SGD)は1.26 台 前 半 まで 上 昇 して 始 まったが その 後 は 昨 年 終 盤 からの 流 れを 受 け 継 ぐ 格 好 で 下 落 基 調 となった 米 雇 用 統 計 を 受 けて 一 旦 は 反 発 してものの 米 FOMCを 控 えた23 日 にかけて1.28 台 前 半 まで 下 落 している もっとも アルゼンチンペソの 急 落 をきっかけとした 新 興 国 通 貨 の 下 落 が 鮮 明 となった 27 日 以 降 は 寧 ろ 底 堅 く 推 移 している アセアン 周 辺 国 などに 対 しては 軒 並 み 上 昇 する 格 好 となっており 一 時 的 にせよリスク 回 避 時 の 逃 避 先 として 選 好 された 可 能 性 がある 対 円 については アジアにおいて 円 が 独 歩 高 の 状 態 となったことを 受 けて 反 落 している 2 月 の 展 望 ( 予 想 レンジ:1.26-1.29) 1 月 に 発 表 された 経 済 指 標 をみると 鉱 工 業 生 産 や 輸 出 の 回 復 がみられた 一 方 インフレ 率 は 減 速 している ま た 景 気 先 行 指 数 である1 月 のPMIも 昨 年 2 月 以 来 の5 割 れとなった 総 じて 見 ると 通 貨 高 誘 導 による 金 融 引 き 締 め 策 をやや 緩 める 可 能 性 も 出 てきているといえ SGD 先 高 感 は 強 くない 米 FOMCが 資 産 買 入 施 策 をさらに1 億 ドル 削 減 したこともあり 米 ドル 高 にふれやすいだろう こうしたなか 俄 かに 安 全 通 貨 として 周 辺 国 から の 逃 避 先 となっている 面 もあるようで 2 月 も 弱 含 みが 見 込 まれるものの 対 ドルで 昨 年 来 安 値 となる1.28 台 後 半 まで 下 落 するかどうかというところではないか (2) 金 利 1 月 の 動 向 1 月 のシンガポール スワップ 金 利 (SGD 金 利 )は 金 融 市 場 のリスク 回 避 姿 勢 が 強 まったことにより 12 月 の 上 昇 分 を 解 消 するような 動 きとなった 米 FOMCは1 月 も1 億 ドルの 資 産 買 入 額 縮 小 を 決 めた 12 月 は 米 金 利 上 昇 要 因 となったが 今 回 は 寧 ろ リスク 回 避 の 動 きと 相 俟 って 米 金 利 は 下 落 小 売 売 上 高 やインフレ 率 の 減 速 な ど シンガポール 経 済 も 力 強 さにかけることから SGD 金 利 は 連 れて 下 落 やすい 状 況 だったと 言 えよう 月 初 に 1.75% 台 だった5 年 物 SGD 金 利 は 月 末 には1.61% 台 に 下 落 している 2 月 の 展 望 1 月 のFOMCは 資 産 買 入 額 を1 億 ドル 追 加 減 額 した 前 後 するようにアルゼンチンペソが 急 落 するなど 新 興 国 不 安 が 高 まったことで 寧 ろ リスク 回 避 の 米 国 債 買 いといった 状 況 になり 米 金 利 は 中 期 から 超 長 期 にかけて 下 落 した 2 月 下 旬 にはG2 財 務 相 中 銀 総 裁 会 合 が 予 定 されており 国 際 協 調 の 再 構 築 が 待 たれるが リスク 許 容 度 が 急 回 復 するということは 望 みがたい こうしたなかにあっては SGD 金 利 もさらなる 低 下 をみておく 必 要 があ るだろう U$S$ JPYS$の 推 移 1.7 1.6 1.5 2. 1.5 シンガポールドル 長 短 金 利 の 推 移 SGD-3Y SGD-5Y 1 米 ト ル=S$ 1.3 1.29 1.28 1.27 1.26 1.25 1.24 1.23 1.22 1.21 1.2 米 ト ル/SGD 円 /SGD 1.4 1.3 1.2 1.1 1. 1 円 =S$ 1..5. Feb-12 May-12 Aug-12 Nov-12 Feb-13 May-13 Aug-13 Nov-13 Feb-14 Feb-12 May-12 Aug-12 Nov-12 Feb-13 May-13 Aug-13 Nov-13 Feb-14 為 替 弊 行 カウンターレート (USD/SGD) ( 月 末 ) 月 末 終 値 13/3 13/6 13/9 13/11 13/12 14/1 14/2 ( 予 想 ) TTM 1.2429 1.2664 1.2568 1.2551 1.2662 1.2762 Buying 1.2329 1.2564 1.2468 1.2451 1.2562 1.2662 Selling 1.2529 1.2764 1.2668 1.2651 1.2762 1.2862 USD/SGD 1.2395 1.2667 1.2552 1.2555 1.262 1.2762 1.26-1.29 JPY/SGD 1.3159 1.2787 1.2776 1.2241 1.1991 1.258 1.21-1.26 (アセアン 金 融 市 場 部 ) 12

<タイ> 214/2/1 1.マクロ 経 済 動 向 213 年 の 経 常 収 支 は 28 億 ドル 2 年 連 続 の 赤 字 213 年 の 経 常 収 支 は 28 億 ドルと 2 年 連 続 の 赤 字 となった 第 4 四 半 期 の 経 常 収 支 は 52 億 ドルの 黒 字 となったものの 前 2 四 半 期 の 赤 字 が 通 年 で 重 石 となった 世 界 的 な 需 要 の 弱 さを 背 景 とした 輸 出 の 伸 び 悩 みにより 貿 易 収 支 が 横 ばいにとどまっ たことに 加 え 212 年 の 好 業 績 を 背 景 に 第 2 第 3 四 半 期 の 利 益 配 当 金 の 送 金 の 急 増 が 経 常 赤 字 を 拡 大 させた 12 月 のホテル 稼 働 率 は 前 年 同 月 から 4.1%ポイント 低 下 12 月 のホテル 稼 働 率 は65.1%と 前 年 同 月 から4.1%ポイント 低 下 した 地 域 別 にみる と 北 部 (74.2% 前 年 差 +9.1%ポイント) 南 部 (68.2% 同 +.9%ポイント) 東 北 部 (48.8% 同 +.3%ポイント)で 上 昇 した 一 方 バンコクにおける 大 規 模 デモの 影 響 で 首 都 圏 では63.4%( 同 9.6%ポイント)と 大 幅 に 低 下 した 第 1 図 : 経 常 収 支 と 貿 易 収 支 第 2 図 : 地 域 別 のホテル 稼 働 率 12 ( 億 ドル) 3 ( 前 年 差 %ポイント) 1 8 25 全 国 首 都 圏 6 4 2 2 15 1 南 部 北 部 東 北 部 -2 5-4 -6-8 貿 易 収 支 経 常 収 支 -5-1 8 9 1 11 12 13 ( 年 ) ( 資 料 )タイ 中 央 銀 行 統 計 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 -1 11 12 13 ( 年 ) ( 資 料 )タイ 中 央 銀 行 統 計 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 タイの 主 要 経 済 指 標 211 212 213 13/1-3 13/4-6 13/7-9 13/1-12 13/1 13/11 13/12 14/1 名 目 GDP(1 億 ドル) 346 366 人 口 (1 万 人 ) 64.1 64.5 1 人 あたりGDP(ドル) 5,395 5,678 実 質 GDP 成 長 率 ( 前 年 比 %) (.1) ( 6.5) ( 5.4) ( 2.9) ( 2.7) 製 造 業 生 産 指 数 ( 前 年 比 %) ( 8.5) ( 2.2) ( 3.2) ( 2.9) ( 4.9) ( 3.5) ( 7.1) ( 4.) ( 1.7) ( 6.1) 民 間 消 費 指 数 ( 前 年 比 %) ( 3.7) ( 5.7) (.3) ( 3.8) (.7) ( 2.2) (.9) (.1) ( 2.4) (.2) 自 動 車 販 売 台 数 ( 台 ) 794,81 1,434,624 1,33,678 413,254 327,539 293,492 296,393 88,989 93,483 113,921 ( 前 年 比 %) (.8) ( 8.7) ( 7.2) ( 48.8) (.1) ( 25.5) ( 32.) ( 37.7) ( 36.9) ( 21.3) 消 費 者 物 価 指 数 ( 前 年 比 %) ( 3.8) ( 3.) ( 2.2) ( 3.1) ( 2.3) ( 1.7) ( 1.7) ( 1.5) ( 1.9) ( 1.7) ( 1.9) 失 業 率 (%).7.7.7.7.8.6 輸 出 (FOB)(1 万 ドル) 219,118 225,875 225,397 55,995 55,554 57,964 55,884 19,38 18,569 18,277 ( 前 年 比 %) ( 14.3) ( 3.1) (.2) ( 4.1) ( 1.9) ( 1.8) ( 1.) (.5) ( 4.) ( 1.8) 輸 入 (FOB)(1 万 ドル) 22,13 219,86 219,42 57,566 56,51 52,931 52,36 18,71 17,55 16,28 ( 前 年 比 %) ( 24.9) ( 8.8) (.4) ( 8.5) ( 1.) ( 2.9) ( 7.6) ( 4.6) ( 9.3) ( 9.3) 貿 易 収 支 (1 万 ドル) 16,989 6,15 6,355 1,571 956 5,33 3,849 337 1,514 1,997 経 常 収 支 (1 万 ドル) 4,15 1,47 2,79 7 7,169 888 5,197 376 2,294 2,527 資 本 収 支 (1 万 ドル) 662 14,376 1,56 3,8 5,32 31 7,915 865 4,796 2,254 対 外 債 務 残 高 (1 万 ドル) 14,334 13,747 138,627 141,177 139,137 141,718 139,75 外 貨 準 備 高 ( 除 く 金 )(1 万 ト ル) 167,389 173,326 161,272 169,898 164,738 165,722 161,272 165,542 161,259 161,272 翌 日 物 レポ 金 利 (%) 3.25 2.75 2.25 2.75 2.5 2.5 2.25 2.5 2.25 2.25 2.25 為 替 (バーツ/ドル)* 3.48 31.7 3.72 29.8 29.87 31.45 31.74 31.21 31.66 32.38 32.93 株 価 指 数 1,25.3 1,391.9 1,298.7 1,561.1 1,451.9 1,383.2 1,298.7 1,442.9 1,371.1 1,298.7 1,274.3 ( 注 )* 印 : 期 中 平 均 値 印 : 期 末 値 ( 資 料 )タイ 中 央 銀 行 国 家 経 済 社 会 開 発 委 員 会 CEICなどより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 ( 経 済 調 査 室 ) 13

<タイ> 214/2/1 2. 政 治 経 済 産 業 トピックス 政 府 関 連 1 月 21 日 タイ 政 府 1 月 28 日 タイ 政 府 1 月 22 日 タイ 中 央 銀 行 1 月 9 日 タイ 商 工 会 議 所 大 学 経 済 研 究 所 1 月 13 日 一 般 報 道 1 月 16 日 タイ 国 家 汚 職 追 放 委 員 会 タイ 政 府 は 首 都 バンコクと 周 辺 県 に 非 常 事 態 宣 言 を 発 令 タイ 政 府 は 首 都 バンコクと 周 辺 県 に 非 常 事 態 宣 言 を 発 令 すると 発 表 した 発 令 期 間 は22 日 から6 日 間 一 方 反 政 府 デモを 主 導 するステープ 元 副 首 相 は 反 政 府 集 会 で 暴 力 を 起 こし ているのは インラック( 首 相 )とタクシンのネットワークの 者 たちだ と 政 府 の 対 応 を 批 判 し 非 常 事 態 宣 言 発 令 後 も 抗 議 行 動 を 継 続 する 考 えを 示 した 非 常 事 態 宣 言 下 の 治 安 責 任 者 に 就 任 するチャルーム 労 相 は 記 者 会 見 で 宣 言 発 令 の 理 由 について 将 来 経 済 が 打 撃 を 受 けて 悪 化 するからだ と 説 明 デモ 隊 を 排 除 したり 武 器 を 使 ったりする 計 画 はない と 述 べ 平 和 的 に 問 題 を 解 決 する 方 針 を 示 した インラック 首 相 は 記 者 団 に われわれは 国 際 的 な 基 準 に 従 う 心 配 する 必 要 はない と 述 べた 非 常 事 態 宣 言 下 では 市 民 の 権 利 や 自 由 が 制 約 され 集 会 が 禁 止 されたり 特 定 の 道 路 建 物 の 使 用 が 禁 止 されたりするなど 治 安 当 局 に 大 きな 権 限 が 与 えられる 総 選 挙 の 投 票 日 は 予 定 通 り2 月 2 日 に 実 施 インラック 首 相 は 選 挙 管 理 委 員 会 と 協 議 を 行 い 政 府 が 選 管 の 延 期 要 請 を 拒 否 し 総 選 挙 ( 下 院 定 数 5)を 予 定 通 り2 月 2 日 に 実 施 することを 決 めた 反 政 府 グループは 投 票 阻 止 を 表 明 28 日 の 協 議 は 憲 法 裁 判 所 が24 日 総 選 挙 の 延 期 は 可 能 とする 判 断 を 下 したのを 受 けて 行 われ 選 管 側 は3~4ヵ 月 程 度 選 挙 を 延 期 することで 問 題 の 解 決 に 役 立 つ と 訴 えた が 政 府 は 延 期 では 問 題 が 解 決 しないと 主 張 した 選 管 は 一 つの 投 票 所 でも 投 票 ができなか った 場 合 比 例 代 表 (125 議 席 )の 各 党 の 議 席 配 分 が 計 算 できないことなどを 挙 げ 総 選 挙 後 に 下 院 を 招 集 するのに 4~6ヵ 月 かかる 可 能 性 があることを 指 摘 した 中 銀 関 連 市 場 予 想 に 反 し タイ 中 銀 は 政 策 金 利 据 え 置 きを 決 定 タイ 中 銀 はMPC( 金 融 政 策 決 定 会 合 )を 開 催 し 大 方 の 市 場 予 想 に 反 し 政 策 金 利 を2.25% に 据 え 置 くことを 決 定 した MPCメンバーは 足 許 の 金 融 政 策 は 緩 和 的 であるとし 既 に 適 切 に 景 気 回 復 を 支 援 する 水 準 にあるとの 見 方 を 示 した 足 許 の 政 治 情 勢 が 景 気 に 与 えるリス クを 考 慮 しながらも 健 全 な 経 済 インフラが 短 期 のリスクは 支 えうるとし 今 後 の 金 融 安 定 化 のセーフガードも 残 しているとした MPCメンバーは4 対 3で 政 策 金 利 を2.25%に 据 え 置 く ことを 決 定 3 名 は 景 気 後 退 リスクや 抑 制 的 なインフレ 率 を 背 景 に 政 策 金 利 の.25% 引 き 下 げ を 支 持 した その 他 消 費 者 信 頼 感 指 数 9ヵ 月 連 続 の 低 下 タイ 商 工 会 議 所 大 学 経 済 研 究 所 は 213 年 12 月 の 消 費 者 景 気 信 頼 感 指 数 が9ヵ 月 連 続 の 低 下 となる 前 月 の75.から73.4に 下 落 したと 発 表 した ここ 最 近 で 最 も 低 かった 大 洪 水 直 後 の12 年 1 月 の74.2を 約 2 年 ぶりに 下 回 った 同 研 究 所 は 指 数 下 落 について 景 気 低 迷 や 輸 出 不 振 に 加 え 足 もとで 緊 迫 度 が 増 している 政 情 不 安 への 懸 念 が 高 まっていることが 主 な 要 因 だと 指 摘 した 反 政 府 グループ バンコク 封 鎖 計 画 を 実 施 首 都 バンコクで インラック 政 権 の 打 倒 や2 月 2 日 投 票 の 総 選 挙 の 阻 止 を 目 指 す 反 政 府 グルー プが 大 規 模 デモを 開 始 主 要 道 路 の 通 行 を 遮 断 し 各 省 庁 を 包 囲 してバンコクを 封 鎖 す るとした 封 鎖 は インラック 政 権 が 退 陣 した 時 に 終 わる として 首 相 を 辞 任 に 追 い 込 む まで 継 続 する 構 えを 見 せている 政 府 は 全 ての 省 と 職 員 は 通 常 通 り 業 務 を 行 う とし 2 万 人 以 上 の 警 察 軍 要 員 を 動 員 して 治 安 維 持 などに 当 たる コメ 担 保 融 資 制 度 を 巡 りインラック 首 相 を 捜 査 タイの 国 家 汚 職 追 放 委 員 会 は 農 家 支 援 策 として 政 府 が 導 入 したコメ 担 保 融 資 制 度 をめぐ り 国 に 損 害 を 与 えるとの 警 告 を 無 視 した 疑 いからインラック 首 相 への 捜 査 を 行 うことを 決 めた 捜 査 の 成 り 行 き 次 第 では 職 務 怠 慢 の 罪 で 訴 追 され 首 相 の 失 職 など 進 退 問 題 に 発 展 する 可 能 性 がある 同 制 度 はコメを 担 保 に 農 家 に 資 金 を 融 資 するものだが 政 府 高 官 による 汚 職 疑 惑 が 取 り 沙 汰 されているほか 多 額 の 赤 字 を 計 上 したとも 指 摘 されている また 中 国 とのコメの 売 買 をめぐる 不 正 に 関 与 した 疑 いで ブンソン 前 商 業 相 ら17 人 について 訴 追 に 向 けた 手 続 きを 進 めることを 決 めた (バンコック 支 店 ) 14

<タイ> 214/2/1 3. 市 場 動 向 (1) 為 替 1 月 大 幅 下 落 しなかったバーツ (1 月 のレンジ:32.655-33.145) 1 月 のバーツ 相 場 ( 対 ドル)は 32.84でオープン 反 政 府 グループのリーダーであるステープ 元 副 首 相 が 13 日 にバンコクで 大 規 模 デモ を 実 施 すると 表 明 したことで 政 治 情 勢 の 緊 迫 度 が 増 すとバーツは 下 落 し 1ドル=33 丁 度 水 準 を 下 抜 け バーツの 月 間 安 値 となる 33.145まで 下 落 した 一 旦 バーツは 大 幅 下 落 の 反 動 から 反 発 したが 13 日 の 反 政 府 グループによる バンコク 封 鎖 計 画 は 懸 念 された 治 安 部 隊 との 衝 突 などは 起 こらなかったことから 32.7 台 まで 大 幅 上 昇 した 反 政 府 グループの 強 硬 派 は タイ 証 券 取 引 所 やタイ 航 空 管 制 局 を 占 拠 すると 表 明 していたが 実 際 には 実 施 されず バーツは 月 間 高 値 となる32.655まで 上 昇 した しかし 反 政 府 デモ 隊 に 爆 発 物 が 投 げ 入 れられたことなどから 再 び 政 治 情 勢 への 懸 念 が 増 しバーツは 反 落 タイ 政 府 による 国 家 非 常 事 態 宣 言 を 受 けて 再 び33 台 へ 続 落 し 2 月 2 日 の 総 選 挙 での 混 乱 を 警 戒 する 向 きからバーツの 反 発 力 は 弱 く そのまま 安 値 圏 である33 台 前 半 にて 越 月 した 2 月 バーツの 下 値 を 探 る 展 開 (2 月 の 予 想 レンジ:32.-33.5) バーツ 相 場 ( 対 ドル)は 安 値 圏 で 動 きづらい 展 開 となるだろう 反 政 府 グループと 治 安 部 隊 或 いは 親 政 府 グループとの 衝 突 が 懸 念 さ れた2 月 2 日 の 総 選 挙 の 投 票 は 大 きな 混 乱 なく 終 えたものの 反 政 府 グループの 妨 害 を 受 け 封 鎖 された 投 票 所 も 多 数 あり 選 挙 結 果 が 確 定 するまでには 相 当 時 間 がかかる 見 込 み このため 政 治 的 空 白 期 間 の 長 期 化 は 決 定 的 となり 実 体 経 済 への 影 響 が 懸 念 される 状 況 となってきた 野 党 民 主 党 は 総 選 挙 は 違 憲 とする 申 し 立 てを 憲 法 裁 判 所 に 提 出 するなど コメ 担 保 融 資 制 度 に 関 するインラック 首 相 の 不 正 疑 惑 捜 査 とあわせ 司 法 の 動 向 が 今 後 の 注 目 材 料 政 治 的 混 乱 を 嫌 気 した 海 外 投 資 家 によるタイ 証 券 市 場 からの 資 金 流 出 も 続 いており バーツを 圧 迫 する 要 因 となっている 米 量 的 緩 和 縮 小 により 投 資 家 が 新 興 国 市 場 から 資 金 を 引 き 上 げる 動 きも 強 まってお り 1 月 下 旬 のような 新 興 国 市 場 の 動 揺 が 再 度 起 こった 場 合 バーツの 一 時 的 な 急 落 リスクもある (2) 金 利 1 月 バンコク 封 鎖 バーツ 金 利 は 乱 高 下 外 国 人 投 資 家 のタイ 国 債 買 い 越 しを 背 景 とした 前 月 後 半 からのバーツ 金 利 低 下 の 流 れを 受 け 月 初 のタイ1 年 国 債 金 利 は3.86% 台 バーツスワップ5 年 金 利 も3.16% 台 で 推 移 した その 後 13 日 に 反 政 府 派 は 大 規 模 な 抗 議 活 動 として バンコク 封 鎖 の 実 施 を 宣 言 政 治 混 乱 を 嫌 気 した 外 国 人 投 資 家 を 中 心 にタイ 国 債 の 売 り 圧 力 は 高 まり 9 日 にはタイ1 年 国 債 利 回 りは 月 間 高 値 となる4.46% 台 バーツスワップ5 年 金 利 も3.16% 台 まで 大 幅 上 昇 した 反 政 府 派 の バンコク 封 鎖 によりバンコク 市 内 の 交 通 網 は 混 乱 し 製 造 業 や 観 光 業 に 影 響 が 出 るなか 政 府 高 官 からはデモ 活 動 によるタイ 経 済 への 影 響 を 危 惧 する 声 も 聞 かれ 21 日 にはバンコク 全 域 と 周 辺 県 に 非 常 事 態 宣 言 が 発 令 された 一 方 バーツ 金 利 は 国 内 情 勢 の 悪 化 や22 日 に 予 定 されるタイMPCを 前 に 国 内 投 資 家 を 中 心 にタイ 国 債 需 要 が 高 まり タイ 国 1 年 債 金 利 は3.94% バーツスワップ5 年 金 利 は3.1%まで 低 下 した その 後 バーツ 金 利 は 新 興 国 に 端 を 発 したリス ク 回 避 姿 勢 からやや 軟 調 に 推 移 する 展 開 となり タイ 国 1 年 債 金 利 は3.99% バーツスワップ5 年 金 利 は3.1%で 越 月 した 2 月 バーツ 金 利 は 利 下 げ 余 地 探 る 反 政 府 グループはデモ 活 動 を 継 続 しており 事 態 は 長 期 化 の 様 相 へ 政 情 不 安 が 実 体 経 済 に 与 える 影 響 を 確 認 する 上 でも 2 月 17 日 に 発 表 される 昨 年 のGDP 成 長 率 が 注 目 される 足 元 のバーツスワップ 金 利 は 一 時 の 海 外 投 資 家 によるタイ 株 国 債 売 りの 流 れが 一 服 し たこともあり 比 較 的 安 定 推 移 しているが 引 き 続 き 為 替 市 場 の 動 向 や 経 済 指 標 の 発 表 を 睨 みながら 3 月 MPCでの 利 下 げの 可 能 性 を 探 る 相 場 付 きとなろう 一 方 米 FOMCは12 月 に 続 いて 1 月 も 量 的 緩 和 の 縮 小 を 決 定 月 間 債 券 買 取 額 は65 億 ドルとなり 今 後 も 段 階 的 な 縮 小 が 予 想 される トルコやアルゼンチンといった 新 興 国 問 題 から 足 元 の 米 金 利 は 下 落 傾 向 にあるが 引 き 続 き 緩 やかな 米 金 利 上 昇 が 中 長 期 のバーツスワップ 金 利 の 押 し 上 げ 要 因 になっていくと 見 る 4.5 (%) 長 短 金 利 の 推 移 43 (1ドル=バーツ) ドルバーツ 円 バーツ 相 場 の 推 移 (1 円 =バーツ) 43 4. 3.5 3. 2.5 2. 41 39 37 35 USDTHB(オンショア) JPYTHB(オンショア) 41 39 37 35 1.5 1. THBFIX 3ヶ 月 THB IRS 3 年 THB IRS 5 年 33 31 33 31.5 29 29. 11 12 13 14 ( 年 ) 27 27 11 12 13 14 ( 年 ) 213/9 213/1 213/11 213/12 214/1 214/2 ( 予 想 ) タイ 中 銀 Reference Rate 31.385 31.94 32.12 32.823 33.16 弊 行 カウンターレート USD/THB TTM 31.4 31.6 32.7 32.82 32.97 為 替 TT-Buying 31.15 3.81 31.82 32.57 32.72 TT-Selling 31.65 31.31 32.32 33.7 33.22 SPOT USD/THB 31.245 31.19 32.7 32.82 33.25 32.-33.5 JPY/THB 31.8 31.71 31.31 31.2 32.37 31.-33. 政 策 金 利 (レポレート) 2.5 2.5 2.25 2.25 2.25 2.25 金 利 株 式 THBFIX (6ヶ 月 ) 2.42351 2.4797 2.17984 2.1521 2.9394 1.8-2.4 国 債 (5 年 ) 3.54 3.48 3.51 3.41 3.36 3.-3.5 SET 指 数 1,383.16 1,442.88 1,371.13 1,298.71 1,274.28 (バンコック 支 店 ) 15

<ベトナム> 214/2/1 1. マクロ 経 済 動 向 1 月 の 貿 易 収 支 は 1 億 ドルの 赤 字 1 月 の 貿 易 収 支 は1 億 ドルの 赤 字 となった 輸 出 ( 前 年 比 1.8%)が 大 幅 減 となっ たものの 輸 入 ( 同 1.9%)の 減 少 幅 が 小 幅 にとどまった 輸 出 を 品 目 別 にみると コーヒー( 同 45.7%)や 原 油 ( 同 34.7%)などの1 次 産 品 のほか 全 体 の2 割 弱 を 占 める 電 話 機 同 部 品 ( 同 8.9%)の 減 少 が 全 体 を 押 し 下 げた 他 方 輸 入 は 電 気 コンピューター 製 品 の( 同 12.2%) 減 少 が 全 体 を 押 し 下 げたが 自 動 車 ( 同 +1.4%) などの 増 加 により 減 少 幅 は 限 定 的 となった 12 月 の 国 内 自 動 車 販 売 台 数 は 前 年 比 +34.8%と 大 幅 増 12 月 の 国 内 自 動 車 販 売 台 数 は 前 年 比 +34.8%と 大 幅 に 増 加 した 213 年 通 年 では 昨 年 4 月 にハノイ 市 で 8 月 にダナン 市 で 乗 用 車 の 登 録 料 が 引 き 下 げられたことが 追 い 風 となり 販 売 台 数 は 前 年 比 +2.2%(9.7 万 台 )と 増 加 に 転 じた 第 1 図 : 貿 易 収 支 第 2 図 : 国 内 自 動 車 販 売 台 数 15 1 5-5 -1-15 ( 億 ドル) 貿 易 収 支 輸 出 ( 右 目 盛 ) 輸 入 ( 右 目 盛 ) ( 前 年 比 %) 8-2 -2 11 12 13 14 ( 年 ) ( 資 料 )ベトナム 統 計 総 局 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 7 6 5 4 3 2 1-1 1 ( 前 年 比 %) ( 万 台 ) 1.8 台 数 ( 右 目 盛 ) 8 1.6 前 年 比 6 1.4 4 1.2 2 1..8-2.6-4.4-6.2-8. 1 11 12 13 ( 年 ) ( 資 料 )ベトナム 自 動 車 工 業 会 統 計 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 ベトナムの 主 要 経 済 指 標 211 212 213 13/1-3 13/4-6 13/7-9 13/1-12 13/1 13/11 13/12 14/1 名 目 GDP(1 億 ドル) 136 156 171 人 口 (1 万 人 )( 注 1) 87.8 88.8 89.7 1 人 あたりGDP(ドル) 1,543 1,755 1,99 実 質 GDP 成 長 率 ( 前 年 比 %) (6.2) (5.3) (5.4) (4.8) (5.) (5.5) (6.) 鉱 工 業 生 産 ( 前 年 比 %)( 注 2) (6.8) (4.8) (5.9) (5.5) (6.3) (5.7) (6.2) (5.9) (5.7) (7.) (3.) 国 内 自 動 車 販 売 ( 台 ) 19,568 8,456 96,696 18,69 24,45 23,91 29,646 8,72 9,295 11,631 ( 前 年 比 %) ( 1.8) ( 26.6) (2.2) (3.1) (39.1) (18.3) (2.7) (17.4) (9.3) (34.8) (.) 消 費 者 物 価 指 数 ( 前 年 比 %) (18.7) (9.1) (6.6) (6.9) (6.6) (7.) (5.9) (5.9) (5.8) (6.) (5.5) 輸 出 (FOB)(1 万 ドル)( 注 3) 96,96 114,529 132,175 29,647 32,717 34,76 36,242 12,613 11,992 11,637 1,3 ( 前 年 比 %) (34.2) (18.2) (15.4) (19.2) (14.6) (15.8) (16.8) (22.2) (15.9) (12.4) ( 1.8) 輸 入 (CIF)(1 万 ドル)( 注 3) 16,75 113,78 131,312 29,511 33,92 33,811 35,685 12,512 1,988 12,185 1,4 ( 前 年 比 %) (25.8) (6.6) (15.4) (2.2) (18.1) (15.9) (19.) (23.1) (1.4) (23.6) ( 1.9) 貿 易 収 支 (1 万 ドル)( 注 3) 9,844 749 862 136 1,23 895 557 11 1,4 548 1 経 常 収 支 (1 万 ドル) 236 9,62 外 貨 準 備 高 ( 除 く 金 )(1 万 ドル) 13,539 25,573 28,444 リファイナンスレート ( 注 4) 15. 9. 7. 8. 7. 7. 7. 7. 7. 7. 7. 政 策 金 利 9. 9. 9. 9. 9. 9. 9. 9. 9. 9. 9. 為 替 (ドン/ドル) 2,663 2,873 21,3 2,881 2,968 21,158 21,18 21,19 21,13 21,11 21,86 株 価 指 数 351.55 413.73 54.63 491.4 481.13 492.63 54.63 497.41 57.78 54.63 556.52 ( 注 1)213 年 はIMF 見 通 し ( 注 2)213 年 1 月 以 降 は21 年 基 準 212 年 6 月 以 前 ( 含 年 次 )は 旧 25 年 基 準 ( 注 3)213 年 の 輸 出 輸 入 貿 易 収 支 の 年 と 四 半 期 月 次 合 計 は 一 致 せず ( 注 4) : 期 末 値 : 期 中 値 ( 資 料 )ベトナム 統 計 総 局 中 央 銀 行 IMF CEIC 等 より 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 ( 経 済 調 査 室 ) 16

<ベトナム> 214/2/1 2. 政 治 経 済 産 業 トピックス 日 付 トピックス 1 月 3 日 政 府 国 内 銀 行 への 外 資 出 資 上 限 を 緩 和 ( 下 記 1) 1 日 ビン 中 銀 総 裁 213 年 の 与 信 の 伸 びは 前 年 比 +12.5%に 達 し 目 標 の12%を 達 成 したと 発 言 21 日 中 銀 幹 部 213 年 末 時 点 の 不 良 債 権 比 率 が3.79%へ 低 下 したと 発 言 22 日 ズン 首 相 中 銀 による 金 地 金 の 輸 出 入 関 税 を 免 除 する 首 相 決 定 を 公 布 ( 適 用 :3 月 15 日 ) 23 日 格 付 け 会 社 フィッチ レーティングス ベトナムの 格 付 け 見 通 しを 上 方 修 正 ( 下 記 2) 24 日 1 月 の 消 費 者 物 価 上 昇 率 は 前 年 比 +5.5% 1 月 の 貿 易 赤 字 は1 億 ドル 1 月 の 鉱 工 業 生 産 は 前 年 比 +3.% 1 政 府 国 内 銀 行 への 外 資 出 資 上 限 を 緩 和 1 月 3 日 ベトナム 政 府 は 海 外 投 資 家 による 国 内 銀 行 への 出 資 規 制 を 緩 和 する 政 令 を 公 布 した( 実 施 :2 月 2 日 ) 政 令 によると 国 内 銀 行 への 出 資 比 率 上 限 は 戦 ( 注 1) ( 注 2) 略 的 海 外 投 資 家 の 場 合 は 2%( 従 来 : 同 15%) 海 外 投 資 家 の 場 合 は 15%( 同 1%)へ 引 き 上 げられる 一 方 外 資 合 計 の 出 資 比 率 の 上 限 は 引 き 続 き 3% 政 令 ではさらに 脆 弱 で 再 編 が 必 要 な 銀 行 については 首 相 決 定 によりこれらの 上 限 を 超 える 海 外 投 資 家 の 出 資 が 可 能 と 規 定 された ( 注 1) 戦 略 的 海 外 投 資 家 とは 十 分 な 財 務 基 盤 を 有 し ベトナムの 金 融 機 関 に 長 期 的 な 利 益 をもたらし か つ 金 融 商 品 やサービスの 開 発 組 織 運 営 や 財 務 能 力 の 向 上 といった 近 代 的 な 金 融 技 術 の 地 場 金 融 機 関 への 移 転 を 担 いうる 人 員 を 持 つ 外 国 の 組 織 ( 政 令 1/214/ND-CP 第 3 条 6 項 ) ( 注 2) 海 外 投 資 家 とは 1 外 国 法 の 下 で 設 立 運 営 されている 組 織 およびそのベトナム 国 内 外 の 支 店 2ベ トナム 国 内 で 設 立 運 営 されている 組 織 クローズ 型 投 資 信 託 会 員 制 投 資 信 託 証 券 投 資 会 社 のうち 外 資 出 資 比 率 が 49% 超 の 組 織 ( 同 第 3 条 4 項 ) 2フィッチ ベトナムのソブリン 格 付 け 見 通 しを 上 方 修 正 1 月 23 日 格 付 け 会 社 フィッチは ベトナムの 格 付 け 見 通 しを 安 定 的 から ポ ジティブ に 上 方 修 正 した フィッチは 声 明 文 の 中 で マクロ 経 済 の 安 定 性 が 増 しつ つあり 景 気 は 回 復 し 始 めていると 評 価 加 えて 対 外 収 支 面 でも 好 調 を 維 持 してお り 堅 調 な 対 内 直 接 投 資 などに 支 えられ 213 年 の 経 常 黒 字 は 名 目 GDP 比 5.%と 高 水 準 だったとした 一 方 外 貨 準 備 高 は 十 分 な 水 準 とは 言 えず 不 良 債 権 問 題 につ いても 実 態 が 明 らかになっておらず 依 然 ベトナムの 信 用 面 の 弱 さの 原 因 となって いると 指 摘 した 今 後 については 格 上 げ 要 因 として1 不 良 債 権 処 理 を 含 む 銀 行 部 門 改 革 の 進 展 2 インフレ 率 の 低 位 安 定 や 対 外 収 支 の 均 衡 などマクロ 経 済 の 安 定 の 継 続 3 構 造 改 革 とりわけ 国 有 企 業 改 革 の 加 速 を 挙 げた 一 方 で 銀 行 部 門 の 予 想 以 上 の 損 失 が 明 らか になった 場 合 や マクロ 経 済 の 安 定 を 目 指 す 政 策 の 転 換 あるいは 財 政 が 急 激 かつ 持 続 的 に 悪 化 した 場 合 は 見 通 しを ポジティブ から 安 定 的 に 下 方 修 正 すること もあり 得 ると 述 べた ( 経 済 調 査 室 シンガポール 駐 在 ) 17

<ベトナム> 214/2/1 3. 市 場 動 向 (1) 為 替 1 月 の 動 向 ~テト( 旧 正 月 ) 連 休 前 のVNDニーズ 増 加 の 影 響 で 為 替 市 場 でもVND 高 /USD 安 が 進 行 USD/VND 相 場 は 下 落 12 月 末 を21,11で 終 えたUSD/VND 相 場 は 1 月 29 日 から2 月 5 日 までのテト( 旧 正 月 ) 連 休 を 控 えてドン 高 /ドル 安 傾 向 が 続 き テト 直 前 の1 月 27 日 には21,65までUSD 安 /VND 高 が 進 行 した 例 年 のこと 乍 テト 前 は 連 休 越 えの 資 金 調 達 ニーズに 加 えて 個 人 に 至 るまで 手 元 VND 資 金 を 確 保 するため 資 金 市 場 が 逼 迫 しがちになる これに 連 動 して 為 替 市 場 でもドン 買 い/ドル 売 りに 向 かうのが 典 型 的 なテト 前 の 相 場 展 開 であった 一 方 で 現 状 中 銀 のVND 売 り/USD 買 いレート( 約 定 の2 営 業 日 後 決 済 )が21,1に 設 定 されており 同 水 準 が 相 場 を 下 支 えする 効 果 があった 結 果 1 月 早 々から21,9 近 辺 まで 低 下 すると 上 下 5ポイント 程 度 のレンジ 内 で 安 値 推 移 したが それ 以 上 のUSD 安 /VND 高 は 抑 制 される 展 開 が 続 いた しかし テトが 近 づくに 連 れて 翌 日 物 金 利 が 急 騰 し 約 定 日 の 当 日 あるいは 翌 日 の 決 済 も 可 能 な 為 替 市 場 に 大 量 のVND 買 いが 流 れ 込 んできたことから 1 月 27 日 には 中 銀 のVND 売 り 水 準 である21,1を 大 幅 に 下 回 る21,65 を 示 現 その 後 は 取 引 閑 散 の 中 月 末 時 点 では21,115で 越 月 2 月 の 展 望 ~1 月 のVND 高 /USD 安 の 反 動 で 一 旦 反 発 その 後 は 貿 易 収 支 など 外 貨 資 金 フローに 着 目 テトの 連 休 を 終 えた2 月 6 日 朝 のUSD/VND 相 場 は21,1 水 準 で 取 引 を 開 始 テト 明 け 後 はVND 資 金 需 要 が 急 激 に 緩 和 される 為 VND 金 利 の 低 下 と 共 にVND 安 が 進 行 する 傾 向 にある 月 初 時 点 では 市 中 銀 行 が 中 銀 勘 定 に 積 極 的 に 預 金 準 備 金 を 積 上 げる 為 月 次 サイクルとし てVND 資 金 需 給 がタイトになるが 中 旬 から 月 末 に 掛 けてはVND 金 利 の 低 下 と 共 に 為 替 市 場 でもVND 売 り 圧 力 が 高 まりUSD/VND 相 場 が 上 昇 しやすい 環 境 となる 加 えて 昨 年 12 月 から 今 年 1 月 に 掛 けて 貿 易 収 支 が 赤 字 化 しており テト 明 け 後 の 貿 易 収 支 動 向 が 注 目 される 仮 に 赤 字 傾 向 が 続 くと 更 なるVND 売 り 要 因 に 黒 字 化 するとVND 買 い 要 因 が 加 わることになる (2) 金 利 1 月 の 動 向 ~テト 前 の 資 金 ニーズ 急 増 により 月 末 付 近 ではO/N 物 5.38% 1ヵ 月 物 5.56%まで 金 利 急 騰 1 月 はVND 金 利 が 大 幅 上 昇 VNDの 指 標 金 利 であるVNIBOR(Vietnam Inter Bank Offer Rate)は12 月 末 をO/N 物 3.5% 1ヵ 月 物 5.%で 終 えた 後 1 月 29 日 からのテト 連 休 を 控 えて 月 初 早 々から 上 昇 1 月 1 日 に1 月 前 半 のピークとなるO/N 物 4.58% 1ヵ 月 物 5.35%をつけた その 後 中 銀 が 銀 行 間 市 場 へ 大 量 の 資 金 供 給 をおこなった 効 果 もあり 1 月 2 日 にはO/N 物 3.5% 1ヵ 月 物 5.13% まで 一 時 的 に 低 下 しかし 月 末 のテト 連 休 が 近 づくにつれて 再 び 急 速 に 上 昇 に 転 じ 1 月 24 日 に 月 中 高 値 となるO/N 物 5.4% 1ヵ 月 物 5.6%を 示 現 した 特 にO/N 物 は4 日 間 で1.9%も 上 昇 しており その 急 騰 ぶりが 足 許 資 金 需 給 の 逼 迫 感 を 物 語 っている この 影 響 により 為 替 市 場 でも 当 日 決 済 のVND 資 金 を 求 めてVND 買 いが 増 加 した 次 第 その 後 も 資 金 市 場 では 資 金 ニーズが 高 止 まり し 月 末 (VNIBOR 最 終 日 の1 月 27 日 ) 時 点 の 金 利 水 準 は 月 中 高 値 とほぼ 同 水 準 のO/N 物 5.38% 1ヵ 月 物 5.56%で 越 月 した 2 月 の 展 望 ~ 資 金 ニーズが 通 常 化 インフレも 落 ち 着 く 中 月 末 に 向 けて 金 利 低 下 を 予 想 テト 明 けは 逆 に 企 業 や 個 人 が 資 金 余 剰 となることから 金 利 が 低 下 し 易 い 傾 向 にある 連 休 明 け 初 日 2 月 6 日 の 銀 行 間 市 場 では VNIBOR がO/N 物 4.1% 1ヵ 月 物 5.18%まで 低 下 月 初 は 銀 行 の 資 金 ニーズが 比 較 的 強 い 時 期 であり 来 週 以 降 は 一 段 と 資 金 ニーズが 減 少 すると 思 われることから 日 々の 資 金 需 給 に 振 らされながらも 基 本 的 には 更 なら 金 利 低 下 方 向 で 推 移 すると 予 想 また 1 月 CPIは 前 月 比 +.69% と テト 前 にしては 非 常 に 落 ち 着 いた 水 準 であり インフレ 安 定 の 観 点 からも 金 利 が 低 下 しやすい 環 境 となっている 一 方 で 過 度 な 金 利 低 下 は 為 替 市 場 でVND 売 りを 誘 発 してしまうことから 総 合 すると2 月 中 の 金 利 低 下 目 処 は O/N 物 2.5% 1ヵ 月 物 4.5% 程 度 か 或 いは 若 干 これを 下 回 る 程 度 までと 予 想 する 22, 21,5 21, 2,5 2, USDVND 相 場 の 推 移 Core Rate Upper Limit Lower Limit Unofficial (close) Market Rate (close) 11/1 12/4 12/1 13/4 13/1 2 18 16 14 12 1 8 6 4 2 (%) VND 短 期 金 利 の 推 移 O/N (close) 1M (close) 11/1 12/4 12/1 13/4 13/1 Dec-12 Mar-13 Jun-13 Sep-13 Dec-13 Jan-14 為 替 USD/VND 中 銀 COREレート 2,828 2,828 21,36 21,36 21,36 21,36 USD/VND 取 引 バンド 上 限 21,36 21,36 21,246 21,246 21,246 21,246 USD/VND 非 公 式 相 場 / 実 勢 相 場 2,84 2,946 21,173 21,19 21,11 21,115 USD/VND 2,835 2,945 21,19 21,11 21,15 21,75 弊 店 公 表 相 場 JPY/VND 242.55 222.58 214.82 216.7 22.25 24.22 (TTM) USD/JPY 85.9 94.1 98.64 97.7 14.35 13.2 金 利 銀 行 間 市 場 1ヵ 月 物 6.29% 4.69% 2.6% 4.47% 5.% 5.56% (ホーチミン 支 店 ) 18

<インド> 214/2/1 1. マクロ 経 済 動 向 12 月 の 卸 売 物 価 上 昇 率 は 前 年 比 +6.2%と 前 月 から 鈍 化 12 月 の 卸 売 物 価 上 昇 率 は 前 年 比 +6.2%と 11 月 の 同 +7.5%から 鈍 化 した 玉 ねぎ 価 格 の 沈 静 化 によって 食 品 価 格 の 伸 びが 前 月 から 大 きく 鈍 化 したことが 影 響 した 一 方 工 業 製 品 は 景 気 減 速 に 伴 う 需 給 緩 和 の 影 響 で 同 +2.6%と 低 い 伸 びを 続 けている 12 月 は 消 費 者 物 価 上 昇 率 も 同 +9.9%へ 鈍 化 し 3 ヵ 月 ぶりに 一 桁 台 の 伸 びを 示 した もっ とも 足 元 ではトマト 価 格 が 急 騰 する 等 食 料 価 格 の 不 安 定 さは 根 強 く 残 っている 今 後 も 国 内 の 供 給 制 約 を 背 景 に 物 価 には 上 昇 圧 力 が 掛 かり 続 ける 展 開 が 予 想 される 12 月 の 貿 易 収 支 は 11.4 億 ドルと 赤 字 幅 の 縮 小 が 一 服 12 月 の 貿 易 収 支 は 11.4 億 ドルと 赤 字 幅 が 前 月 と 同 程 度 の 赤 字 にとどまった 輸 出 は 前 年 比 +3.5%と 前 月 から 小 幅 加 速 輸 入 は 15.2%と 前 月 から 僅 かにマイナス 幅 が 縮 小 ルピー 安 による 輸 出 増 や 金 の 輸 入 抑 制 措 置 等 を 受 けて 貿 易 赤 字 は 昨 年 後 半 にかけて 急 速 に 縮 小 してきたが 1 月 以 降 は 1 億 ドル 程 度 で 横 這 いとなっている 第 1 図 : 卸 売 消 費 者 物 価 上 昇 率 第 2 図 : 貿 易 収 支 18 16 14 12 1 8 6 4 2 ( 前 年 比 %) 一 次 産 品 ( 食 料 以 外 ) 一 次 産 品 ( 食 料 ) 工 業 製 品 燃 料 卸 売 物 価 上 昇 率 消 費 者 物 価 上 昇 率 -2 7 8 9 1 11 12 13 ( 注 ) 消 費 者 物 価 上 昇 率 の211 年 12 月 以 前 は 工 業 労 働 者 ベース ( 資 料 )CEICより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 ( 年 ) ( 億 ドル) 15 貿 易 収 支 の 前 年 比 増 減 額 1 5-5 -1-15 -2 貿 易 収 支 -25 7 8 9 1 11 12 13 ( 資 料 )CEICより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 ( 年 ) インドの 主 要 経 済 指 標 1 年 度 11 年 度 12 年 度 13/1-3 4-6 7-9 1-12 13/1 11 12 14/1 名 目 GDP(1 億 ドル) 1,591 1,741 1,726 人 口 (1 万 人 ) 1,186 1,22 1,217 1 人 あたりGDP(ドル) 1,341 1,449 1,418 実 質 GDP 成 長 率 ( 前 年 比 %) (8.9) (6.7) (4.5) ( 4.8) ( 4.4) ( 4.8) 鉱 工 業 生 産 指 数 ( 前 年 比 %) (8.2) (2.9) (1.1) ( 2.2) ( 1.) ( 1.7) ( 1.6) ( 2.1) 乗 用 車 販 売 台 数 ( 台 ) 2,51,932 2,629,425 2,672,627 725,893 66,555 592,323 626,818 239,137 21,52 186,161 ( 前 年 比 %) (28.3) (5.1) (1.6) ( 11.6) ( 7.4) ( 3.1) ( 6.9) ( 2.) ( 1.2) ( 9.) 卸 売 物 価 指 数 ( 前 年 比 %) ( 9.6) ( 8.9) ( 7.4) ( 6.7) ( 4.8) ( 6.6) ( 7.) ( 7.2) ( 7.5) ( 6.2) 消 費 者 物 価 指 数 ( 前 年 比 %) ( 1.4) ( 8.4) ( 1.2) ( 1.7) ( 9.5) ( 9.7) ( 1.4) ( 1.2) ( 11.2) ( 9.9) 輸 出 (1 万 ドル) 251,135 35,964 299,398 81,983 72,64 79,616 77,265 27,217 23,72 26,346 ( 前 年 比 %) (4.5) (21.8) ( 2.1) ( 3.2) ( 1.2) ( 11.9) ( 6.1) ( 13.2) ( 1.9) ( 3.5) 輸 入 (1 万 ドル) 369,77 489,32 492,112 127,87 122,667 19,115 17,994 37,83 33,74 36,486 ( 前 年 比 %) (28.2) (32.3) (.6) ( 1.9) ( 5.3) ( 9.1) ( 2.8) ( 14.6) ( 16.7) ( 15.2) 貿 易 収 支 (1 万 ドル) 118,635 183,356 192,714 45,887 5,27 29,499 3,729 1,587 1,2 1,14 経 常 収 支 (1 万 ドル) 45,958 78,18 87,843 18,78 21,772 5,153 外 貨 準 備 高 ( 除 く 金 )(1 万 ト ル) 282,517 268,721 268,5 268,5 263,133 257,753 276,493 262,599 272,378 276,493 レポレート(%) 6.75 8.5 7.5 7.5 7.25 7.5 7.75 7.75 7.75 7.75 8. 為 替 (ルピー/ドル)* 45.58 48.2 54.41 54.17 55.93 62.18 62. 61.56 62.59 61.85 62.11 株 価 指 数 19,445 17,44 18,836 18,836 19,396 19,38 21,171 21,165 2,792 21,171 2,514 ( 注 )* 印 : 期 中 平 均 値 印 : 期 末 値 乗 用 車 は ユティリティ 車 多 目 的 車 を 含 む 消 費 者 物 価 指 数 は21 年 度 のみ 工 業 労 働 者 ( 資 料 )RBI 中 央 統 計 局 CEICなどより 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 経 済 調 査 室 作 成 ( 経 済 調 査 室 シンガポール 駐 在 ) 19