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Transcription:

Foundation がビジネスレジリエンシーを身につけ for business resilience and economic 回復への道を進むために recovery in Japan 寄藤幸治リサーチバイスプレジデント IDC Japan 株式会社

危機を ビジネス機会としてとらえる企業も多い危機をビジネス機会としてみている企業は 業績の回復も早く 市場シェアの維持も可能とみている 1.3x 多くの企業が 3 か月以内に業績を回復させる 47% のは COVID-19 をビジネス機会とみている そしてそれらの企業は競合よりも好業績をあげられると考えている ことに自信を持っている 1.4x 多くの企業が 市場シェアを維持できることに自信を持っている ; n=153 View as opp; N=72 Q: 貴社の COVID-19 パンデミックに対する考え方で 以下のうち最もあてはまるものはどれですか? Q: 貴社は COVID-19 のインパクトから回復するのにどの程度かかるとみていますか? Q: 貴社の市場シェアに対して COVID-19 はどんなインパクトを与えるとみていますか?

イノベーションは レジリエンシー実現と業績向上を加速させる危機をビジネス機会ととらえている企業の 10 社に 7 社が イノベーションを極めて重要と考え 10 社に 4 社がイノベーションを起こすことは難しくないとしている 71% が イノベーション実現能力は レジリエンシー構築に必須と考えている 43% が イノベーションは難しくないと考えている Q: 市場の課題や機会に迅速に対応するためにイノベーションの能力を持つことは 企業の業績やレジリエンシーを高めるために重要であると 貴社ではどの程度強く考えていますか 5 段階で評価してください Q: イノベーションは容易であるという考え方に同意しますか? View as opp; N=72

企業のビジネスレジリエンシーの主要な差別化要因は 新たな課題や市場環境に対応するために迅速にイノベーションを実現する能力である それによって 早期の業績回復と 未来に向けて自社のあるべき姿を再考することができる

調査から見えてきたこと : イノベーション文化の必要性

本調査での定義 イノベーションアイディアや発明を 商業的に成功した新たなビジネスモデルや デジタル製品 / サービスにすることができる組織の能力 変化する市場環境 ( 例 :COVID-19) に迅速に適応するためにイノベーティブな変化を起こしたり 短期および長期のレジリエンシーや競争上の差別化に向け プロセスや業務を完全にデザインしなおすということも含む レジリエンス / レジリエンシー困難から迅速に回復する組織能力 同時に 業務の整合性を維持し 新たな状況への適応を行う

マイクロソフトに委託され IDC が調査を実施 イノベーション文化 (Culture of Innovation/COI) のフレームワークは 組織のイノベーションに対するアプローチを評価することで開発された People People イノベーションの文化は 4 つの側面のシナジーによって成る : テクノロジー プロセス 人材 データである これらが組み合わさることで企業は持続的なイノベーションが可能になる Technology Process Process Culture of Innovation (COI) Data Data

comprising the following Culture of Innovation journey. COI 創造は 時間をかけて進めるジャーニーである リーダーになるためには 人材 プロセス データ そしてテクノロジー全てを変革する必要がある イノベーションの文化の成熟度インデックス 伝統主義者 (Stage 1) 初心者 (Stage 2) 適応者 (Stage 3) リーダー (Stage 4) 人材 (People) ヒエラルキー的 短期的な結果を求める傾向 リーダーはリスクをとることを嫌がる タスク中心の働き方 段階的なイノベーション促進 デジタルイノベーションプロジェクトチーム設立 アドホックなイノベーションの報酬を導入 イノベーティブなアイディア発見と新製品創造に注力 全社組織としてのデジタルオフィス設立 多様なデジタル人材に強いフォーカス イノベーションの文化が企業としての価値となっており あらゆる業務に浸透 イノベーティブなスキルが重視され 強い報酬システムがある リーダーによる推進 プロセス (Processes) 正式なプロセス不在 予算や測定方法もなし イノベーションプロセスの文書化を開始 アドホックなプロジェクト単位の投資と 新たな効果測定の導入 イノベーションの標準化されたプロセス 専用の年間予算 エコシステムからのフィードバック 包括的で完全に自動化されたシステマティックなアプローチ イノベーション予算は標準的な項目で 効果測定も実施 データ (Data) データはイノベーションに利用されていない 知識や協業にデータを アドホックな方法で利用 データをイノベーションにに向けて利用開始 データ共有のガバナンスの枠組みが確立され始める データドリブンなアプローチで製品 / サービスを改善 継続的な企業全体の協業 データドリブンなアプローチが主体で差別化を生み 価値創造 アジャイルなビジネスモデルイノベーションを実現 リアルタイムの社内外協業 テクノロジー (Technology) システム安定稼働に注力 基幹 IT プラットフォームと サイロ化された複数のデジタルテクノロジーが存在 複数のデジタルテクノロジー活用に注力 二つの独立したテクノロジー環境を利用 デジタル化の目標とイノベーション実現のため複数のデジタル技術が活用されている 二つのテクノロジー環境が API などを通じて連携 デジタルテクノロジー中心のアプローチが デジタル化戦略と完全に連携 統合されたテクノロジーアーキテクチャが継続的なブレークスルーを実現

6か月で は イノベーションの文化 (COI) の成熟度が12% 増し comprising the following Culture of Innovation journey. イノベーションを起こす能力が強化された 70.0% 60.0% 1.87 国内における COI 成熟度の分布 12% 2.09 2.00 50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 39.4% 41.8% 11.2% 7.6% この期間で リーダーの比率は 30% 以上増加した 26.8% 47.7% 15.0% 10.5% 1.50 0.0% 1.00 COVID 前 COVID 以降 Japan Organizations Pre-COVID; N=170 Since COVID; N=153 伝統主義者初心者適応者リーダー平均スコア

APAC のリーダーから学ぶ

イノベーションはもはや選択肢の 1 つではない 必須の取り組み事項となった アジアパシフィックのほとんどすべてのリーダー (stage 4) は 自社の業績向上やレジリエンスのためには イノベーションを起こす能力が重要であるとみている 2.0% COVID-19 感染拡大以来 69% のが 自社の業績向上やレジリエンスのためにイノベーションを必須または重要と考えるようになった イノベーションは戦略遂行のた めにある程度重要 / あまり重要 ではないイノベーションは戦略遂行のた めに極めて重要 98.0% 31.4% 68.6% AP リーダー Q: 市場の課題や機会に迅速に対応するためにイノベーションの能力を持つことは 企業の業績やレジリエンシーを高めるために重要であると 貴社ではどの程度強く考えていますか 5 段階で評価してください Leaders; N=130 Japan Organizations; N=153

Proof points: Innovators are more resilient and recover faster than the rest a larger portion grow revenues, recover faster and increase business outputs の半数以上は 危機に対応して デジタル化のペースを加速させている APリーダーは9 割近くが加速 87% 55% のが デジタル製品 デジタルペイメント E コマース 自動化などの形でデジタル化をスピードアップしている 一方 アジアパシフィックのリーダーは 87% に上る 55% AP リーダー Q: COVID-19 は 貴社のデジタル化を加速させましたか? ( 例 : デジタル製品 デジタルペイメント E コマース 自動化 ) Leaders; N=130 Japan Organizations; N=153

は AP のリーダー企業同様 デジタル製品やサービスの売上比率が高くなっている デジタル製品やサービス またはデジタルなビジネスモデルから得られる売上の比率は 2019 年実績 および 3 年後の予測で どの程度ですか? 2019 Today 年実績 In 3 年後 Years 2019 Today 年実績 In 3 年後 Years 48% 58% 41% 51% Leaders AP リーダー Japan Leaders; N=130 Japan Organizations; N=153

Post COVID, organizations seem to be happier with their business models have they already transformed their business model? 45% of Leaders believe that their business model will not be competitive in 5 years, versus 30% of Followers APリーダー企業はビジネスモデル再デザインの必要性を に比べてより明確に理解している 貴社では 以下のどの文章に最も同意しますか? 現在のビジネスモデルは 5 年以内に 競争力を失うかもしれない 45.4% 40.0% 6.9% 7.7% APリーダー 32.0% 28.8% 21.6% 17.6% 現在のビジネスモデルは今後 5 年は通用すると思うが 10 年となるとわからない現在のビジネスモデルは今後 10 年にわたって変わると思えない 自社のビジネスモデルがどの程度競争力を保ち続けられるかは考えたことがない Leaders; N=130 Japan Organizations; N=153

国内の企業は AP のリーダーのようには 現在のビジネスモデルを再考しようとしていない 代わりに 従業員のスキル向上 スキル転換を図っている よりレジリエントになり より早く回復するための 過去 3 か月における主要な取り組み 1 2 3 リモートワークが標準的になる中 新たな働き方を導入 製品やサービスのデジタル化 新たなデジタル製品の導入 新たな環境で従業員が好業績を達成できるよう スキル向上やスキル転換を実施 AP リーダー 1 2 3 企業の現在のビジネスモデルを再考し 新たなものを模索 リモートワークが標準的になる中 新たな働き方を導入 製品やサービスのデジタル化 新たなデジタル製品の導入 Leaders; N=130 Japan Organizations; N=153 Q: 貴社では 変化に適応し 時代に送れないようにするため 自社のビジネスや業務モデルの変革を計画していますか?

将来的には AP のリーダー (stage 4) はスキル強化を計画している 一方 はこれまで同様の施策を継続しつつ スキル強化がより重要視されている ビジネスを将来にわたって維持し よりレジリエントになるための長期的な取り組み 1 2 3 新たな環境で従業員が好業績を達成できるよう スキル向上やスキル転換を実施 リモートワークが標準的になる中 新たな働き方を導入 製品やサービスのデジタル化 新たなデジタル製品の導入 AP リーダー 1 2 3 テクノロジーインフラが堅牢で 拡張性 柔軟性に優れているようにする 新たな環境で従業員が好業績を達成できるよう スキル向上やスキル転換を実施 リモートワークが標準的になる中 新たな働き方を導入 Leaders; N=130 Japan Organizations; N=153 Q: よりレジリエントで 今回の危機からの迅速な回復を行えるように 貴社が今後 12 か月に注力するのはどういったことですか?

では よりレジリエントになり より早く回復するために 来年 人材とテクノロジーに注力する計画である 以下のうち 貴社がよりレジリエントになって 今回の危機からの迅速な回復を実現するために今後 12 か月で注力する分野はどれですか 人材 : リスクを受け入れ 学習と適切な人材や スキルの配置を通じたイノベーション促進がで きるような組織文化を構築する プロセス : プロセスの自動化あるいはデジタル 化を行い 自社組織が自律的で 人手を介する 場面が少ないようにする データ : データへのリアルタイムなアクセスを 通じ 意思決定や製品 / サービスの改善 デー タ駆動型のビジネスモデル構築を行う 28.1% 21.6% 23.5% パンデミックは 100% レジリエントな企業など存在しないことを我々に教えたが デジタルテクノロジーによって強化された企業は よりレジリエントで 市場における長期的な構造変化に見舞われた時も変革を行う能力をより強く持っている われわれはこれを tech intensity と呼んでおり 全ての組織 全ての産業は 成功し 成長するためにますますこの考え方を受け入れるようになっていくであろう Satya Nadella, Microsoft CEO テクノロジー : 適切なテクノロジーを持つこと で 組織をデジタル化し クラウドの持つ力を 26.8% 活用して従業員をエンパワーする Japan Organizations; N=153

AP リーダーとの比較 : 人材 APのリーダーは 破壊的なアイディアを生み イノベーションを促進する文化を 全社的な価値として作り上げている AP リーダー企業 82% 66% AP のリーダーは イノベーションに対する報酬を これまでの業績に対するものより上位に置いている AP リーダー企業 82% 55% イノベーションを促進するための貴社の文化やマインドセットとして 最もあてはまるものはどれですか? イノベーションの実現に向けた報酬やインセンティブに対する貴社のアプローチについて 最もあてはまるものはどれですか? AP のリーダー企業は複数の産業 様々な文化 様々な年代といった多様な労働力を有している AP のリーダー企業は 企業全体の能力向上やスキル強化への取り組みに投資している AP リーダー企業 82% 59% AP リーダー企業 70% 54% イノベーションの実現に向けた貴社の人材へのアプローチについて 最もあてはまるものはどれですか? イノベーションの実現に向けた従業員のスキル獲得のアプローチについて 貴社の取り組みで最もあてはまるものはどれですか? Leaders; N=130 Japan Organizations; N=153

AP リーダーとの比較 : テクノロジー AP リーダー企業は イノベーションの実現とビジネス変革のために破壊的な技術に投資している 92% AP リーダー企業は 自社のテクノロジーアーキテクチャを統合して デジタルイノベーションを実現しようとしている 91% 54% 55% AP リーダー企業 AP リーダー企業 イノベーションのためにテクノロジーを活用する貴社のアプローチについて 最もあてはまるものはどれですか? 企業としてのデジタルプラットフォーム戦略構築に関する貴社のアプローチについて 最もあてはまるものはどれですか? Leaders; N=130 Japan Organizations; N=153

AP リーダーとの比較 : プロセス & データ AP リーダー企業は イノベーション実現に向けた正式で システマティックなプロセスを持っている AP リーダー企業はデジタルイノベーションやそのプログラムのための専用予算を持っている 81% 87% AP リーダー企業 55% AP リーダー企業 56% イノベーションを実現する際の貴社のアプローチについて 最もあてはまるものはどれですか? AP リーダー企業は データを活用して差別化したり 製品やサービスの強化を行っている 貴社において 投資 効果測定 ROI の把握に関するアプローチについて 最もあてはまるものはどれですか? AP リーダー企業は 全社規模のコラボレーションやナレッジの共有を行っている 96% 82% AP リーダー企業 57% AP リーダー企業 52% よりよい製品 / サービスのためのデータ活用に関して 貴社のアプローチで最もあてはまるものはどれですか? 貴社におけるイノベーション実現に向けたナレッジ共有やコラボレーションへのアプローチについて 最もあてはまるものはどれですか? Leaders; N=130 Japan Organizations; N=153

まとめ : のイノベーション ~AP リーダー企業との比較において は イノベーションに対する姿勢において アジアパシフィック (AP) 全体の傾向と比べて特に遅れているわけではない COVID-19 も AP の企業同様 イノベーション / デジタル化加速の要因となっている 一方 AP の リーダー企業 と比較すると 違いが見られる ビジネスモデル変革 への意識 イノベーションに対する報酬 技術 / 社内プラットフォーム投資 データへの意識 は イノベーションの文化 (COI) 構築に向けて 人材とテクノロジーを重視している ただし データやプロセスも含めてバランスの取れた 全社的な推進が必要である

国内調査結果から見た DX イノベーション COVID-19

Proof points: Innovators are more resilient and recover faster than the rest a larger portion grow revenues, recover faster and increase business outputs 7 割近い (DX 実施中 ) が COVID-19 パンデミックの中でも DX を継続すると回答 69% のが COVID-19 パンデミックの中でも DX を継続 26% が COVID-19 によってデジタル化を行う領域が増え DX 予算や体制が拡大したとしている DX 予算や体制が拡大している プロジェクトの優先順位変化 / 取捨選択実施 COVID-19 以前 と大きく変わらない 19.5% 23.5% 26.0% 一時的に DX への取り組みがストップ 14.0% DX 関連プロジェクトの多くが中止となった 9.0% DX の方針は まだ決まっていない 8.0% Q: COVID-19 の感染拡大によって 貴社の DX プロジェクトはどのような影響を受けましたか? n=200 Source: 2020 年のデジタルトランスフォーメーション動向調査 (IDC #JPJ45700020 2020 年 11 月発行 )

Proof points: Innovators are more resilient and recover faster than the rest a larger portion grow revenues, recover faster and increase business outputs DXを行う中で は様々な組織文化要件を受け入れなくてはならないと考えている 中でも 3 社に1 社が イノベーション の考え方を必要と考えている DX を推進するにあたりが重要と考えている組織文化は 突出したものがなく多様である しかしその中で 3 社に 1 社が イノベーション と答えており 重要性が高まっていることがわかる 継続的な改善 / プロセスの卓越性追求 イノベーション 顧客や市場中心の意思決定 組織全体に渡る新規技術への親しみ 部門間の協業 コミュニケーション方法の改善 マネジメントのシステム データを基にした行動 社外組織 / 企業との協業 組織体制や指揮命令のモダナイゼーション 挑戦と失敗の許容 適切な報酬 当てはまるものはない 4.0% 17.5% 36.0% 32.0% 30.5% 30.0% 29.0% 29.0% 28.5% 28.0% 26.5% 25.5% 23.0% Q: DX を実現しようとする際 貴社で受け入れるべき重要な行動 / 文化的な要件にはどのようなものがあると思いますか? n=200 Source: 2020 年のデジタルトランスフォーメーション動向調査 (IDC #JPJ45700020 2020 年 11 月発行 )

Proof points: Innovators are more resilient and recover faster than the rest a larger portion grow revenues, recover faster and increase business outputs DXと経営の統合度合いが大きい企業ほど 人材の技術スキルと非技術スキルのバランスを重視している 技術スキルの教育には外部の力を活用する傾向もある DX と経営の統合度合い Q: 貴社の DX の成功において より重要なのは技術的スキルと非技術スキルのどちらを強化することだと思いますか n=200 ( 小 ) DX ロードマップなし (n = 34) DX ロードマップ策定中 (n = 165) 独立 DX ロードマップあり (n = 67) 統合 DX ロードマップあり (n = 34) ( 大 ) 20.0% 22.4% 41.2% 32.4% 29.1% 23.9% 38.2% 35.3% 50.9% 53.7% 23.5% 29.4% 技術的スキルが重要両スキルが同程度重要非技術スキルが重要 Source: 2020 年における デジタル人材 育成の取り組み (IDC #JPJ45699920 2020 年 6 月発行 ) 社外研修参加 社内研修プログラム 社外 DX 勉強会 社内 DX 勉強会 IT サプライヤーの 社内プロジェクト参加 9.4% 9.4% 12.5% DX ロードマップなし (n = 32) DX ロードマップ策定中 (n = 160) 独立 DX ロードマップあり (n = 66) 統合 DX ロードマップあり (n = 32) 25.0% 29.4% 31.3% 36.3% 33.3% 29.4% 31.8% 28.1% 26.3% 23.1% 27.3% 31.3% 33.3% 34.4% 37.5% 43.8% 40.9% Q: 技術スキル強化のため 貴社ではどのように教育 / トレーニングを行っていますか あてはまるものをすべて選んでください

IDC の提言 : イノベーションの文化を構築するために People Process Data Technology 変革を加速するために 人材の潜在性を解き放つ 持続可能なイノベーションを実現するプロセスの展開 イノベーションを加速するためデータが持つ価値を活用する デジタル技術を変革の基盤として利用する 失敗を受け入れ 新しいイノベーティブなアイディアやビジネスモデルの発見を奨励する イノベーション促進のために報酬とインセンティブを提供する 最高で多様な人材を惹きつけ インクルーシブな環境を提供する 人材の能力を解き放ち 持続可能な方法でイノベーションを促進するため 自社従業員のスキル向上を行う 企業全体にわたるコラボレーションに向けたデータやデジタルツールの継続的な活用を行うナレッジ共有の文化を醸成する イノベーションを促進するシステマティックなアプローチを創造するーアイディアから事業化まで 全ての投資を連携させるために 全社組織のデジタル変革部門設立と予算策定を行い デジタル KPI を設定する 顧客中心の考え方と 顧客エクスペリエンスの継続的な改善を支援するメカニズムを確立する 学習と改善のプロセスを確立するため フィードバックループを導入する ビジネスモデルを再設計し データの価値を活用して新たな収入源を開発する 製品 / サービスの改善に向けたデータによる洞察を使い 企業の競争力向上を実現する データドリブンな意思決定プロセスを導入する AI と機械学習を使い データドリブンな変革を実現する クラウド ( イノベーションのサンドボックス ) を通じてイノベーションとコラボレーションを加速し 自社の条件に合わせて ( ハイブリッド ) 拡張性と柔軟性を確保する デジタルインフラストラクチャを統合する クラウド API オーケストレーションレイヤーを通じたデジタル / 非デジタルプラットフォームの一体化を サイバーセキュリティへの準備を怠らない ビジネスイノベーションの目標に向かい 未来を再想像するために 技術を活用したレジリエンス シンプル化 アジリティを実現する

イノベーションの文化は ビジネスレジリエンシー実現と業績回復のカギである 1 テクノロジーを使って組織のレジリエンシーを強化せよ 2 人材の能力とスキルに投資せよ 3 データを活用して競争力の強化を図れ 4 プロセスを再設計し 人材が継続的にイノベーションを起こせるようにせよ

Foundation for business resilience and economic recovery in Japan