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4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94

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文化政策情報システムの運用等

(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

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の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

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学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

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m07 北見工業大学 様式①

Transcription:

第 3 学 年 社 会 科 ( 公 民 的 分 野 ) 学 習 指 導 案 日 時 : 平 成 21 年 11 月 11 日 5 校 時 場 所 : 第 3 学 年 3 組 教 室 授 業 者 : 教 諭 梅 津 卯 1 単 元 名 わたしたちの 生 活 と 経 済 2 単 元 の 目 標 (1) 経 済 活 動 の 意 義 や 生 産 流 通 消 費 といった 経 済 のおおまかなしくみを, 身 近 な 消 費 生 活 を 通 して 理 解 することができるようにする (2) 身 近 で 具 体 的 な 事 例 を 取 り 上 げたり, 調 査 や 作 業,シミュレーションといった 様 々な 課 題 学 習 を 行 ったりする 中 で, 経 済 への 興 味 関 心 を 高 めさせ, 経 済 活 動 における 選 択 について 考 え ることができるようにする (3) 個 人 の 消 費 生 活 や 企 業 の 経 済 活 動 について, 資 料 の 収 集 選 択 活 用 を 図 りながら, 分 かりや すくまとめ, 説 明 できるようにする 3 単 元 の 設 定 の 理 由 (1) 題 材 観 本 単 元 は, 中 学 校 学 習 指 導 要 領 ( 公 民 的 分 野 )の,2 内 容 の 大 項 目 (2) 国 民 生 活 と 経 済 の 中 項 目 ア 私 たちの 生 活 と 経 済 に 該 当 する 部 分 である 高 度 経 済 成 長 以 後 の 日 本 経 済 は, 省 エネ 省 資 源 の 基 本 姿 勢 の 下,オイルショックの 危 機 を 切 り 抜 けた 各 企 業 は 先 端 技 術 を 駆 使 して 国 内 外 の 市 場 開 発 に 努 力 し, 経 済 のソフト 化 を 進 展 させた その 過 程 で,パソコンや 携 帯 電 話 の 普 及 や 光 通 信 の 開 発 など 通 信 技 術 も 目 覚 ましく 進 歩 し, 物 流 面 でも,インターネットなどによる 通 信 販 売, 宅 配 便,クレジットカードによる 支 払 などが 普 及 するこ とより, 国 民 生 活 も 大 きく 変 化 してしている 21 世 紀, 地 球 規 模 での 環 境 悪 化, 人 口, 食 糧 問 題 の 深 刻 化 など 多 くの 困 難 な 課 題 があり, 日 本 国 内 でも 少 子 高 齢 化, 財 政 悪 化 の 進 行 など 深 刻 な 課 題 を 抱 えている 今 後, 経 済 は 一 層 複 雑 化,グローバル 化 していくことが 予 想 され,また, 日 本 を 含 めた 世 界 経 済 に 陰 を 落 とす 諸 問 題 は 早 急 に 解 決 すべき 段 階 にあると 考 える この 時 代 を 生 き 抜 くためには 現 代 の 経 済 事 象 の 基 本 的 な 枠 組 みと 課 題 をしっかりと 把 握 することが 求 められる 以 上 のことを 踏 まえ, 本 単 元 は, 消 費 者 として 経 済 生 活 を 送 る 立 場 から, 消 費, 流 通, 生 産 と いう 基 本 的 な 経 済 活 動 を 身 近 な 問 題 としてとらえさせながら 学 習 展 開 を 図 る 上 において 適 しているも のと 考 える (2) 生 徒 観 男 子 17 名, 女 子 21 名 の 学 級 である アンケートの 結 果 を 分 析 してみると 社 会 が 好 き やや 好 き あるいは 楽 しい やや 楽 しい と 答 える 生 徒 が 多 い 傾 向 にある グループ 学 習 においては 好 き やや 好 き な 生 徒 が30 名 と 多 く, 実 際 の 授 業 も 楽 しい 雰 囲 気 で 行 われている ただし, 自 分 の 意 見 や 考 えを あまり 積 極 的 に 発 表 できない 16 名 積 極 的 に 発 表 できない 2 名,グループ 学 習 には あまり 意 欲 的 に 参 加 できない 3 名 と,それぞれ 回 答 する 生 徒 もみられる このような 実 態 を 踏 まえ, 生 徒 が 進 んで 自 分 の 考 えを 発 言 したり, 意 欲 的 にグループ 学 習 に 参 加 したりすることができるように 授 業 展 開 を 図 りたいと 思 う 経 済 を 学 習 するに 当 たり, 事 前 調 査 した 結 果 は 次 のとおりである - 16 -

社 会 科 に 関 するアンケート 2009.10.7. 実 施 36 名 (2 名 欠 席 ) Q. 社 会 科 は 好 きですか ( 好 き12 名 やや 好 き16 名 やや 嫌 い3 名 嫌 い5 名 ) Q. 授 業 は 楽 しいですか ( 楽 しい11 名 やや 楽 しい14 名 あまり 楽 しくない10 名 楽 しくない1 名 ) Q. 自 分 の 考 えを 積 極 的 に 書 くことができますか ( 書 ける5 名 やや 書 ける15 名 あまり 書 けない15 名 書 けない1 名 ) Q. 自 分 の 意 見 や 考 えを 積 極 的 に 発 表 できますか ( 発 表 できる5 名 大 体 発 表 できる13 名 あまり 発 表 できない16 名 発 表 できない2 名 ) Q.グループ 学 習 には 意 欲 的 に 参 加 できますか ( 参 加 できる18 名 大 体 参 加 できる15 名 あまり 参 加 できない3 名 参 加 できない0 名 ) Q.グループ 学 習 は 好 きですか ( 好 き14 名 やや 好 き16 名 やや 嫌 い4 名 嫌 い2 名 ) Q.それはなぜですか 自 分 の 考 えが 言 いやすい2 話 合 いが 好 き2 自 分 では 思 いつかなかった 意 見 を 聞 ける7 みんなの 意 見 が 聞 ける7 楽 しい4 新 しい 考 えが 浮 かぶ 考 えの 幅 が 広 がる 意 見 の 交 換 が できる 分 からないとき 頼 りになる 友 達 に 聞 いて 解 決 できる みんなで 話 し 合 って 新 たな 意 見 を 出 すことができる2 みんなに 迷 惑 がかかる 自 分 の 意 見 を 言 わない 人 がいて 面 白 くない 話 合 いが 好 きでない Q. 経 済 について 知 っていることやイメージを 書 いてください 難 しい5 不 況 7 物 と 人 の 動 き2 大 変 そう3 わからない2 政 治 や 選 挙 との 関 係 3 株 6 ドル ややこしい お 金 4 インフレ,デフレ 消 費 者 IT 円 高 円 安 (3) 研 究 主 題 とのかかわり 本 校 では 研 究 主 題 として 確 かな 学 力 をはぐぐむ 学 習 指 導 の 在 り 方 ~ 自 分 の 考 えをもち, 交 流 し 学 び 合 う 生 徒 の 育 成 ~ を 掲 げている 新 しい 学 習 指 導 要 領 の 総 則 では 生 徒 に 生 きる 力 をはぐくむことを 目 指 し, 創 意 工 夫 を 生 かした 特 色 ある 教 育 活 動 を 展 開 する 中 で, 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 及 び 技 能 を 確 実 に 習 得 させ,これらを 活 用 し て 課 題 を 解 決 するため 必 要 な 思 考 力, 判 断 力, 表 現 力 その 他 の 能 力 をはぐくむとともに, 主 体 的 に 学 習 に 取 り 組 む 態 度 を 養 い, 個 性 を 生 かす 教 育 の 充 実 に 努 めなければならない その 際, 生 徒 の 発 達 の 段 階 を 考 慮 して, 生 徒 の 言 語 活 動 を 充 実 するとともに, 家 庭 との 連 携 を 図 りながら, 生 徒 の 学 習 習 慣 が 確 立 するよう 配 慮 しなければならない とある これを 受 け, 社 会 科 の 授 業 を 展 開 する 上 におい て 言 語 活 動 グループ 学 習 を 取 り 入 れることを 検 討 した 言 語 活 動 に 関 しては,まず 自 分 の 考 えを 書 く 活 動 を 重 視 した 次 に, 書 くことによって 整 理 されたことを 発 表 する 活 動 へと 結 び 付 けていきたいと 考 えた さらに, グループ 学 習 により 交 流 し 学 び 合 う 学 習 へとつなげてい くことが 確 かな 学 力 をはぐくむことになるものと 考 えた 具 体 的 には, 自 分 の 考 えをもち という 部 分 において, 自 分 の 考 えをもたせる 課 題 を 設 定 し, 書 く 活 動 を 取 り 入 れる 交 流 し 学 び 合 う では,グループ 学 習 により, 他 と 自 分 の 考 えを 伝 え 合 うこ - 17 -

と( 交 流 させること)で, 自 分 の 考 えをさらによいものにするととらえた グループ 学 習 により, 意 見 を 交 わし,その 上 でさらに 自 分 の 考 えをもつ そして,それを 蓄 積 していくことができるような 活 動 を 構 成 していきたい その 際, 司 会, 発 表 者 という 役 割 をローテーションすることにより, 交 流 し 学 びあえる 雰 囲 気 を 形 成 していく 以 上 の 手 だてにより, 学 び 合 い を 中 心 にグループ 学 習 を 必 要 に 応 じて 取 り 入 れ, 教 え 合 ったり 発 表 したりする 場 を 意 図 的 に 設 定 しながら 学 習 活 動 を 展 開 していき たい (4) 目 指 す 授 業 とその 手 だて 目 指 す 授 業 の 姿 1 学 習 内 容 の 構 造 化 を 図 る 2 言 語 活 動 の 充 実 を 図 る 3 個 に 応 じた 対 応 の 充 実 を 図 る 具 体 的 な 手 だて 1 学 習 内 容 の 構 造 化 を 図 る 効 果 的 な 資 料 提 示 を 検 討 する 発 問 を 検 討 し, 考 えさせたいことを 具 体 化 する 2 言 語 活 動 の 充 実 を 図 る 書 くこと の 日 常 化 を 図 る 自 分 の 意 見 を 発 表 する 機 会 を 多 くする 友 人 の 意 見 をもとにさらに 自 分 の 意 見 を 深 めることができるようにする 友 達 の 発 表 や 教 師 の 説 明 をきちんと 聞 く 習 慣 を 身 に 付 けさせる 3 個 に 応 じた 対 応 の 充 実 を 図 る 机 間 指 導 を 通 して, 生 徒 の 状 況 を 把 握 し, 生 徒 の 思 考 が 深 まるように 配 慮 する 机 間 指 導 における 生 徒 への 支 援 や 助 言 により, 課 題 に 即 した 自 分 の 考 えを 書 くことが できるようにする (5) 指 導 観 本 校 の 研 究 主 題 である 確 かな 学 力 をはぐぐむ 学 習 指 導 の 在 り 方 ~ 自 分 の 考 えをもち, 交 流 し 学 び 合 う 生 徒 の 育 成 ~ を 受 け, 社 会 科 の 授 業 において 書 く 活 動 や グループ 学 習 を 取 り 入 れてい きたい また,アンケートや 普 段 の 授 業 の 様 子 から, 社 会 科 に 対 する 興 味 関 心 の 高 い 生 徒 が 多 いこと が 感 じられる そこで, 本 小 単 元 から 学 習 する 経 済 に 対 しては, 日 常 生 活 とかかわりの 深 い 事 例 を 取 り 上 げることにより, 自 分 の 問 題 としてとらえ, 進 んで 考 えようとする 態 度 を 育 成 したい 経 済 学 習 の 最 初 となる 本 小 単 元 では, 経 済 活 動 が 身 近 な 生 活 に 大 きくかかわっていることに 気 付 か せ, 意 欲 的 に 学 習 に 取 り 組 むことができるようにしたい そして, 個 人 や 企 業 の 経 済 活 動 の 在 り 方 や 市 場 経 済 の 仕 組 みを 理 解 し, 今 日 の 経 済 活 動 の 諸 問 題 を 現 実 的 で 合 理 的 に 考 えを 深 めることができる ようにしたい さらに 学 習 した 成 果 を 活 用 して, 生 産 者 や 流 通 業 者, 労 働 者 などの 様 々な 立 場 から 多 面 的 多 角 的 に 課 題 を 考 える 学 習 も 行 わせたい 本 小 単 元 で, 消 費 を 担 う 家 計 と 生 産 を 担 う 企 業 の 役 割 を 把 握 させ, 次 の 小 単 元 で 家 計 と 企 業, 国 家 との 関 連 性 や 金 融 の 役 割 を 学 習 するための 基 礎 的 な 知 識 を 身 に 付 けることができるようにしていきたい 小 単 元 の 導 入 では 家 計 に 視 点 を 絞 り, 互 いに 考 えを 発 表 し 合 う 活 動 を 設 定 したい 生 徒 にとっ て 身 近 な 経 済 活 動 である 消 費 活 動 を 現 実 的 に 考 えさせ, 自 分 の 考 えを 文 章 表 現 した 上 でグループで 発 表 し 合 い, 経 済 活 動 を 学 習 していく 意 欲 を 高 めていきたい - 18 -

また, 基 本 的 な 経 済 活 動 である 消 費, 流 通, 生 産 の 学 習 でも, 消 費 者 という 視 点 でより 現 実 的 に 課 題 をとらえさせ, 確 実 に 理 解 させたいと 考 える 消 費 と 貯 蓄 消 費 者 の 権 利 と 保 護 の 学 習 では, 消 費 者 としてどのような 権 利 と 義 務 が 必 要 なのか, 企 業 や 行 政 に 何 を 求 めるか 考 えさせたい 流 通 のしくみ の 学 習 では 消 費 者 の 視 点 から 商 業 の 意 義 を 実 感 させるとともに 流 通 業 者 の 立 場 も 理 解 させ, 流 通 の 合 理 化 の 方 向 性 を 判 断 する 視 点 を 身 に 付 けさせたい 生 産 のしくみ の 学 習 では 消 費 者 の 立 場 から 企 業 の 役 割 と 責 任 を 理 解 させ, 生 産 活 動 の 重 要 な 担 い 手 となっている 巨 大 な 株 式 会 社 の 仕 組 み と 課 題 も 個 人 株 主 の 視 点 で 学 習 を 展 開 させることにより,より 身 近 な 問 題 として 学 習 させることがで きるものと 考 える 最 後 に,まとめの 学 習 として ハンバーガーショップの 経 営 者 になってみよう という, 地 域 の 中 で 合 理 的 な 出 店 場 所 を 考 える 課 題 学 習 を 行 わせたい この 学 習 では, 本 単 元 で 前 時 まで 学 習 してきた 消 費, 流 通, 生 産 の 仕 組 みを 踏 まえた 上 で 総 合 的 に 出 店 場 所 を 検 討 させ, 意 見 を 発 表 させながら 思 考 を 深 めさせたい このようにして 消 費 者 や 流 通 業 者, 経 営 者 といった 立 場 を 別 々に 考 えるだけでなく, 様 々な 立 場 を 総 合 することで 結 論 を 得 るという 学 習 を 行 うことで,より 多 面 的 多 角 的 に 考 察 する 視 点 をもたせたい また,この 課 題 学 習 の 中 で 金 融 の 必 要 性 や 労 働 のかかわりにも 気 付 かせ, 次 の 小 単 元 の 学 習 への 関 心 をもたせたいと 考 える 4 指 導 計 画 と 評 価 計 画 単 元 の 指 導 計 画 時 数 学 習 内 容 教 師 の 働 きかけ 支 援 評 価 規 準 評 価 方 法 1 1. 消 費 と 貯 蓄 商 品 を 選 択 する 基 準 が 関 : 家 計 について 関 心 を 机 間 指 導 経 済 についておお 条 件 により 様 々であるこ もち, 収 支 の 内 訳 を 意 欲 ワークシート よそのイメージをもつ とに 気 付 かせ, 合 理 的 な 的 に 述 べ よ う と し て い 生 徒 の 発 表 本 家 計 の 収 入 と 支 出 の 構 選 択 について 考 えさせる る 成 について 学 ぶ 机 間 指 導 や 発 言 を 通 し 思 : 身 近 な 経 済 活 動 につ 時 エンゲル 係 数 につ て 各 生 徒 の 考 察 の 様 子 を いて, 自 分 の 考 えを 書 き, いて 話 し 合 う 把 握 し, 個 に 応 じた 助 言 交 流 によってさらに 考 え を 行 う を 再 考 している グループ 学 習 を 支 援 す 知 : 消 費 活 動 では 選 択 る の 原 理 が 働 いていること を 理 解 するようにする ( ) 2 2. 消 費 者 の 権 利 と 保 護 消 費 者 問 題 について, 思 : 消 費 者 問 題 を 自 分 自 机 間 指 導 消 費 者 主 権 の 意 味 を 理 具 体 的 な 事 例 をあげ, 消 身 の 問 題 と し て 受 け 止 ワークシート 解 し, 合 理 的 な 消 費 行 動 費 者 の 権 利 と 保 護 につい め, 解 決 策 を 真 剣 に 考 え 生 徒 の 発 表 とは 何 かを 考 える て, 企 業 や 国, 地 方 公 共 ている 企 業 や 行 政 の 責 任 につ 団 体, 消 費 者 自 身 の 責 任 知 : 国 や 企 業, 消 費 者 自 いて 理 解 する などの 様 々な 視 点 からと 身 の 責 任 をそれぞれ 理 解 らえさせる している 3 3. 流 通 のしくみ 導 入 として, 様 々な 流 知 : 流 通 業 の 内 容 を 学 机 間 指 導 流 通 経 路 を 具 体 的 に 学 通 経 路 を 調 査 させ, 身 近 び, 商 業 が 果 たす 役 割 を 生 徒 の 発 表 ワ び, 商 業 の 意 義 を 理 解 す な 課 題 としてとらえさせ 消 費 者 の 立 場 から 理 解 し ークシート る る ている 流 通 の 合 理 化 の 課 題 に 流 通 の 合 理 化 にはどん 思 : 流 通 業 者 が 抱 えてい ついて 考 える な 方 向 性 があるのか, 身 る 合 理 化 の 課 題 について 近 な 視 点 で 考 えさせる 考 えている - 19 -

4 4. 生 産 のしくみ 適 切 な 課 題 を 設 けた 学 技 : 個 人 や 企 業 の 経 済 活 机 間 指 導 資 本 主 義 社 会 の 特 徴 を 習 として 会 社 設 立 の 課 題 動 について 追 究 し, 考 え 生 徒 の 発 表 ワ 理 解 し, 企 業 の 種 類 と 責 を 与 え, 株 式 会 社 のしく た 結 果 をまとめたり, 表 ークシート 任, 株 式 会 社 の 仕 組 みに み, 企 業 の 目 的 を 理 解 さ 現 したりしている ついて 理 解 する せる 知 : 企 業 の 種 類 と 責 任, 特 に 株 式 会 社 における 資 金 の 集 め 方 や 株 主 と 経 営 者 との 関 係, 企 業 の 目 的 と 種 類, 資 本 主 義 経 済 の 大 まかな 特 徴 を 理 解 して いる 5 5.ハンバーガーショッ ハンバーガーショップ 思 : 各 出 店 場 所 のプラス 机 間 指 導 プの 経 営 者 になってみよ の 経 営 者 の 立 場 以 外 に, 面 マイナス 面 を,これ 生 徒 の 発 表 ワ う 流 通 業 者 や 消 費 者 の 立 場 まで 学 んだ 知 識 を 基 に, ークシート ハンバーガーショップ も 考 えさせたり, 出 店 場 資 料 を 関 連 付 けて 考 え, を 出 店 する 際 の 条 件 につ 所 の 条 件 を 考 えさせる 際 結 論 を 導 き 出 している いて 考 察 する に, 今 まで 学 習 してきた 内 容 を 総 合 的 に 考 えてい く 必 要 があることに 気 付 かせる 出 店 には 資 金 も 必 要 で あることに 気 付 かせ, 次 時 で 学 習 する 金 融 の 意 義 と 働 きに 関 心 を 持 たせる 単 元 の 評 価 規 準 社 会 的 な 事 象 への 社 会 的 な 思 考 判 断 資 料 活 用 の 技 能 表 現 社 会 的 事 象 についての 関 心 意 欲 態 度 知 識 理 解 * 家 計 について 関 心 を * 身 近 な 経 済 活 動 につ * 個 人 の 消 費 生 活 ( 家 計 )* 消 費 活 動 では 選 択 もち, 収 支 の 内 訳 を 意 いて, 自 分 の 考 えを 書 や 企 業 の 生 産 活 動 に 関 す の 原 理 が 働 いているこ 欲 的 に 述 べようとして き, 交 流 によってさら る 様 々な 資 料 を 収 集, 整 とを 理 解 するようにす いる に 考 えを 再 考 している 理 している る * 消 費 者 の 立 場 から, * 消 費 者 問 題 を 自 分 自 * 収 集 した 資 料 から, 経 * 経 済 活 動 における 家 個 人 の 消 費 生 活 や 企 業 身 の 問 題 として 受 け 止 済 活 動 の 意 義 や 市 場 経 済 計 や 企 業, 行 政 の 役 割 の 生 産 活 動 に 対 する 関 め, 解 決 策 を 真 剣 に 考 の 基 本 的 な 考 え 方,しく や 責 任 について 理 解 し 心 を 高 めている えている みについて, 学 習 に 役 立 ている * 個 人 や 企 業 の 経 済 活 * 流 通 業 者 が 抱 えてい つ 情 報 を 適 切 に 選 択 して * 企 業 の 種 類 と 責 任, 動 に 関 する 役 割 やしく る 合 理 化 の 課 題 につい いる 特 に 株 式 会 社 における みについて, 意 欲 的 に て 考 えている * 個 人 や 企 業 の 経 済 活 動 資 金 の 集 め 方 や 株 主 と 追 究 している について 追 究 し, 考 えた 経 営 者 との 関 係, 企 業 結 果 をまとめたり, 表 現 の 目 的 と 種 類, 資 本 主 したりしている 義 経 済 の 大 まかな 特 徴 を 理 解 している - 20 -

5. 本 時 の 指 導 題 材 名 消 費 と 貯 蓄 (1) 本 時 の 提 案 経 済 学 習 の 導 入 として, 以 下 の 点 を 重 点 的 に 指 導 したい 1 経 済 単 元 への 生 徒 の 興 味 関 心 を 高 めさせ, 主 体 的 な 学 習 を 展 開 するために, 家 計 の 内 容 について 作 業 的 な 学 習 を 行 う 2 エンゲル 係 数 について 取 り 上 げ, 自 分 の 考 えを 書 き,グループ 学 習 による 学 び 合 いを 行 わせたいと 考 える 中 学 生 にとって 消 費 は 実 際 に 経 験 している 経 済 活 動 であり, 消 費 に 関 する 事 柄 は 日 常 生 活 で 見 聞 きすることから 関 心 も 高 く, 知 識 としてより 確 実 に 身 に 付 いていると 考 えられる このような 実 態 から, 基 本 的 な 経 済 活 動 の 仕 組 みを 消 費 者 という 身 近 な 視 点 をより 所 として 学 習 させ, 経 済 に ついての 理 解 を 深 め,より 現 実 的 な 思 考 を 展 開 して 諸 課 題 を 考 察 できるようにさせていきたい その 際, 学 習 の 過 程 において 書 く 活 動 によって 生 徒 の 思 考 を 整 理 させる さらに グループ 学 習 を 行 うことにより, 自 分 の 考 えをもち, 交 流 し 学 び 合 う 授 業 を 展 開 していきたいと 思 う (2) 本 時 のねらい 家 計 に 関 する 学 習 に 関 心 をもち, 意 欲 的 に 自 分 の 考 えを 述 べようとする 経 済 活 動 において 家 計 が 消 費 生 活 の 単 位 であること, 消 費 活 動 では 選 択 の 原 理 が 働 いてい ることを 理 解 するようにする 身 近 な 経 済 活 動 について, 資 料 をもとに 考 えを 書 き,グループ 学 習 により 意 見 を 交 わしその 上 でさらに 自 分 の 考 えをもつことができるようにする (3) 本 時 の 展 開 学 習 内 容 生 徒 の 学 習 活 動 形 態 指 導 上 の 留 意 点 や 支 援 評 価 規 準 資 料 本 時 の 学 習 経 済 とは 何 かについて 考 えよう カード 課 題 を 知 一 斉 る 家 計 の 収 入 と 支 出 の 内 訳 の 項 目 を 考 えてみよう 家 計 の 収 支 家 計 の 枠 組 みを 理 解 する 一 斉 カードを 置 いた 根 拠 を 中 心 に 話 し カード の 内 訳 を 知 (コ 合 うことができるようにする る ミュ 収 入 の 項 目 黒 板 のカードを 使 い, 各 項 ニケ 机 間 指 導 を 行 い, 話 合 いを 支 援 カード の 内 容 を 知 目 の 表 を 作 成 し,その 根 拠 ーシ する る を 述 べ 合 う ョン) 家 計 に 関 する 学 習 に 関 心 をも 支 出 の 項 目 黒 板 のカードを 使 い, 各 項 ち, 意 欲 的 に 自 分 の 考 えを 述 べ カード の 内 容 を 知 目 の 表 を 作 成 し,その 根 拠 ようとしている る を 述 べ 合 う ( 関 心 意 欲 態 度 ) - 21 -

食 料 費 / 消 費 支 出 の 表 す 意 味 を 考 えてみよう エンゲル 係 食 料 費 / 消 費 支 出 の 表 す 個 人 机 間 指 導 を 行 い, 必 要 に 応 じて 支 ワークシー 数 について 意 味 を 自 分 で 考 えてワーク 援 する ト 考 える シートに 書 く グループでそれぞれの 意 見 グル 今 日 の 司 会, 発 表 などの 役 割 を を 発 表 し 合 い 司 会 を 中 心 に ープ 確 認 してからグループ 学 習 に 取 り まとめる 組 ませる グループの 意 見 を 発 表 し 合 発 表 の 内 容 をしっかり 聞 くことが い 学 習 を 深 める できるよう 配 慮 する 発 表 を 受 け 再 度 自 分 の 意 見 個 人 机 間 指 導 を 行 い, 必 要 に 応 じて 支 をまとめる 援 する まとめた 意 見 を 何 人 かに 発 一 斉 表 させる 資 料 集 最 資 料 の 示 す 意 味 を 考 え,エ 一 斉 エンゲル 係 数 のもつ 意 味 について 最 新 公 民 新 公 民 資 ンゲル 係 数 のもつ 意 味 をと 補 足 説 明 する 資 料 ( 浜 料 P.62 らえる 身 近 な 経 済 活 動 について, 自 島 書 店 ) の 収 入 差 分 の 考 えを 書 き, 交 流 によって による 消 費 さらに 考 えを 再 考 している 支 出 の 内 ( 思 考 判 断 ) 訳 主 な 国 の 消 費 支 出 の 内 訳 を 参 考 にし ながら 考 え る 消 費 活 動 の 商 品 を 選 ぶ 場 合 何 を 基 準 に 選 ぶか 選 択 の 商 品 選 択 の 際 の 基 準 を 一 斉 商 品 の 購 入 の 場 面 を 想 定 させる 原 理 を 考 え 考 え, 発 表 する 消 費 者 が 商 品 やサービスを 購 入 す ながらまと る 際,おのずと 選 択 の 原 理 が 働 い めをする ていることをとらえさせる 消 費 活 動 では 選 択 の 原 理 が 働 いていることを 理 解 するよ うにする ( 知 識 理 解 ) かしこい 消 費 者 になるために 大 切 なことにもふれる - 22 -

(4) 本 時 の 評 価 おもな 学 習 内 容 学 習 目 標 評 価 規 準 収 入 と 支 出 所 得 と 消 費 の 関 係 を 家 計 を 通 家 計 に 関 する 学 習 に 関 心 をもち, 意 欲 的 に 自 分 して 考 える の 考 えを 述 べようとしている ( 関 心 意 欲 態 度 ) 食 料 費 / 消 費 支 出 自 分 の 考 えを 書 き,グループ 身 近 な 経 済 活 動 について, 自 分 の 考 えを 書 き, 学 習 により 意 見 を 交 わしその 交 流 によってさらに 考 えを 再 考 している 上 でさらに 自 分 の 考 えをもつ ( 思 考 判 断 ) ことができる 商 品 の 選 択 実 際 の 消 費 活 動 を 通 して, 消 消 費 活 動 では 選 択 の 原 理 が 働 いていること かしこい 消 費 者 費 者 が 商 品 やサービスを 購 入 を 理 解 するようにする する 際,おのずと 選 択 の 原 理 ( 知 識 理 解 ) がはたらいていることに 気 付 く - 23 -