第 3 章 米 国 の 電 子 投 票 第 1 節 投 票 方 法 1 投 票 機 器 投 票 方 法 については 各 州 の 法 律 で 定 められているが どのように 投 開 票 を 行 うまたはどのような 投 票 機 器 を 使 用 するかは ほとんどの 州 でカウ ンティに 委 任 されている 図 2-1は 1980 年 の 全 米 の 選 挙 人 登 録 者 にお ける 各 機 器 の 使 用 割 合 図 2-2は 2002 年 のものである 1980 年 にはレバーマシン パンチカードおよびペーパーバロットの3 方 式 で 全 体 の 85%をしめているが フロリダでの 大 統 領 選 挙 での 騒 動 を 経 た 2002 年 には 不 明 票 が 発 生 しやすいレバーマシン パンチカードお よびペーパーバロット(39%)に 変 わり マークセンスおよび 電 子 投 票 が 採 用 (52%)されるようになった 2002 年 に 成 立 した 2002 年 米 国 投 票 制 度 改 善 法 (Help America Vote Act.(H.R.3295))の 後 押 しにより 今 後 不 明 票 が 発 生 しにくく 二 重 投 票 のできないマークセンスおよび 電 子 投 票 機 器 の 割 合 が 高 まると 考 えら れる 図 2-1 図 2-2 マーク センス 2% 電 子 投 票 1% ペーパー バロット 11% 各 方 式 混 合 12% レバー マシン 42% パンチ カード 32% 1980 年 電 子 投 票 20% 各 方 式 混 合 9% マーク センス 32% パンチ カード 23% レバー マシン 15% 2002 年 ペーパー バロット 1% 出 典 New York Times November,28,2002 45
2 投 票 機 器 の 種 類 投 票 機 器 は 大 きく5 種 類 に 分 けることができる (1) ペーパー 方 式 (PAPER BALLOTS) 紙 の 投 票 用 紙 に 印 刷 された 候 補 者 にマークした 後 投 票 全 米 の 選 挙 人 登 録 者 における 使 用 割 合 箱 に 入 れることによって 投 票 1980 年 10.5% が 終 了 選 管 職 員 が 集 計 する 1980 年 に 全 米 の 選 挙 人 登 録 者 における 各 機 器 の 使 用 割 2002 年 1.5% 1.3% 合 でいうと 10.5%であったが その 後 減 りつづけ 2002 年 には 1.3% 出 典 New York Times November,28,2002 となった (2) マークセンス 方 式 (OPTICAL SCAN) 候 補 者 の 名 前 の 横 に 印 刷 さ れた 空 欄 を 塗 りつぶす 集 計 全 米 の 選 挙 人 登 録 者 における 使 用 割 合 は 機 械 で 行 う 1980 年 には 1980 年 2.1% わずか 2.1%であったが 不 明 票 が 発 生 しにくいこと 票 の 集 計 を 機 械 で 行 うことによ る 開 票 時 間 の 短 縮 を 図 ること 2002 年 30.8% 31.8% ができることから 今 後 電 子 出 典 New York Times November, 28, 2002 投 票 とともに 使 用 割 合 が 増 加 すると 考 えられる マークセンス 投 票 用 紙 46
(3) パンチカード 方 式 (PUNCH CARD) 投 票 用 紙 を 候 補 者 のリスト が 印 刷 されている 機 械 に 入 れ 全 米 の 選 挙 人 登 録 者 における 使 用 割 合 支 持 する 候 補 者 の 横 にある 穴 に 鉛 筆 を 押 し 込 むことにより 投 票 用 紙 に 穴 をあける 選 管 職 員 が 集 計 用 機 械 で 読 みとり 1980 年 31.8% 31.4% 集 計 する の 大 統 領 選 挙 で 問 題 となった 投 票 機 器 2002 年 22.6% であり 別 名 バタフライ 出 典 New York Times November, 28, 2002 とも 呼 ばれる 1980 年 から の 間 の 使 用 割 合 はほとんど 変 化 ない が 大 統 領 選 挙 後 の 2002 年 には 1 割 近 く 減 少 している パンチカード 方 式 (4) レバーマシン 方 式 (LEVER MACHINES) 機 械 に 候 補 者 リストが 記 載 されており リストの 横 にある 小 さなレバーを 下 げ ることによって 候 補 者 を 選 1980 年 全 米 の 選 挙 人 名 簿 における 使 用 割 合 42.9% 択 する その 後 前 面 にある 大 き 17.4% なレバーを 横 に 倒 し 投 票 を 確 定 させる 選 管 職 員 が 2002 年 15.5% 機 械 に 表 示 されている 得 票 出 典 New York Times November, 28, 2002 数 を 集 計 する 1980 年 に は 選 挙 人 登 録 者 数 の 半 数 近 い 割 合 を 占 めていたが 機 械 が 大 きいことに よる 移 動 の 不 便 であること 既 に 部 品 の 入 手 が 難 しく 修 理 ができなくな ってきていることから 2002 年 には 15.5%にまで 減 少 した 47
(5) 電 子 投 票 方 式 (ELECTRONIC) ボタンまたはコンピュータ 等 の 画 面 を 押 す 若 しくはダ 全 米 の 選 挙 人 登 録 者 における 使 用 割 合 イアルを 回 すことにより 候 補 者 を 選 択 する 集 計 はフ 1980 年 0.7% ラッシュメモリーカード 等 のデータカートリッジから 12.2% 自 動 的 に 行 う( 電 話 回 線 を 使 用 してデータを 送 信 する 2002 年 19.6% タイプもある ) 1980 年 に 出 典 New York Times November, 28, 2002 は ほとんど 使 用 されてい なかったが の 大 統 領 選 挙 以 降 正 確 性 と 利 便 性 から 急 速 に 使 用 割 合 が 増 加 した (6) 各 方 式 混 合 (MIXED SYSTEM) 上 記 5つの 方 式 を 混 合 し て 使 用 している 各 州 の 財 政 状 況 によっては 予 算 が なく 一 部 の 投 票 所 のみに 電 1980 年 全 米 の 選 挙 人 登 録 者 における 使 用 割 合 12.0% 子 投 票 機 器 を 導 入 し その 他 の 投 票 所 では 既 存 の 機 器 を 使 用 している 団 体 もある 6.7% 2002 年 9.3% また 不 在 者 投 票 は マ 出 典 New York Times November, 28, 2002 ークセンス 選 挙 の 当 日 は 電 子 投 票 としている 自 治 体 もある 3 投 票 システムのガイドライン(Voting System Standard) 作 成 (1) 概 要 1970 年 代 には 投 票 システムのガイドライン( 以 下 ガイドライン という )が 定 められていなかったため 誰 でも 投 票 機 器 を 売 ることがで き 不 具 合 も 多 く 投 票 手 続 きに 関 する 選 挙 人 の 懸 念 を 引 き 起 こした 1982 年 に 連 邦 議 会 は 米 国 連 邦 選 挙 委 員 会 (Federal Election Commission)に コンピュータを 使 用 した 投 票 システムのための 基 準 を 策 定 するよう 予 算 措 置 を 行 い その 後 1990 年 最 初 のガイドラインが 作 成 された また ガ イドラインは 技 術 の 発 展 に 伴 い 変 更 する 必 要 があるため 5 年 を 目 安 に 改 訂 される 2002 年 4 月 には 最 新 のガイドラインが 公 表 された このガイドラインには 強 制 力 がないため 州 によってはガイドライン を 採 用 していない または 全 米 州 選 挙 管 理 者 協 会 (National Association of State Election Directors)( 以 下 NASED という ) によって 指 定 された 独 立 検 査 機 構 (Independent Testing Authority ( 以 下 ITA とい う )) の 検 査 を 受 けることを 業 者 に 要 求 していない 州 もある 48
2001 年 現 在 でガイドラインの 採 用 または NASED によって 指 定 された ITA の 検 査 を 受 けることを 企 業 に 要 求 している 州 は 35 州 1 である (2) 関 連 組 織 1 全 米 州 選 挙 管 理 者 協 会 (National Association of State Election Directors) 全 米 州 選 挙 管 理 者 協 会 は 各 州 の 選 挙 管 理 委 員 会 または 政 党 によ り 指 名 された 者 若 しくは 知 事 により 任 命 された 者 等 から 構 成 される 組 織 である 年 間 の 予 算 は4 万 ドルであり そのほとんどは 人 件 費 に 充 てられる 投 票 システムがガイドラインをクリアしているかどうか NASED が 認 定 する 全 米 州 務 長 官 協 会 (National Association of Secretaries of State)と 同 じ 事 務 所 内 にあり 年 1 回 の 年 次 総 会 を 共 同 で 開 催 し ている 2 全 米 州 務 長 官 協 会 (National Association of Secretaries of State) 全 米 州 務 長 官 協 会 ( 以 下 NASS という )は 州 務 長 官 または 副 長 官 等 から 構 成 される 組 織 である 年 間 予 算 は 30 万 ドルであり そのほとんどは 人 件 費 と 選 挙 の 啓 発 のために 使 用 される 職 員 は フルタイム2 名 パートタイム1 名 の 組 織 である 職 員 の 不 足 から NASS が 独 自 の 事 業 を 持 っているわけではなく 各 州 の 州 務 長 官 または 州 が 行 っている 投 票 率 の 向 上 選 挙 啓 発 等 選 挙 全 般 に 渡 るプログラムを 集 めて 各 州 に 紹 介 をしている 1988 年 には なぜ 18 歳 から 24 歳 の 投 票 率 が 低 いのかという 調 査 を 民 間 会 社 に 委 託 し 報 告 書 2 を 作 成 した 3 独 立 検 査 機 構 (Independent Testing Authority) 独 立 検 査 機 構 の 理 事 を NASED のメンバー 数 人 が 務 めている 投 票 機 器 がガイドラインに 合 格 しているかの 認 定 の 申 請 の 検 査 は 全 てこ こで 行 われる 機 器 は 技 術 の 進 歩 が 著 しいので 部 品 毎 に 検 査 を 行 う もし システム 全 体 が 合 格 であれば 全 体 を 合 格 とする 新 しいソフ トが 組 み 込 まれる 場 合 には そのソフトについても ITA で 検 査 をする 必 要 があるが 州 は 必 ずしもガイドラインに 沿 った 製 品 を 使 用 しな ければならないという 強 制 力 はない なお ITA は 全 ての 予 算 を Election Center に 依 存 している 1 アラバマ 州 アラスカ 州 カリフォルニア 州 コロラド 州 コネチカット 州 デラウェア 州 フ ロリダ 州 ジョージア 州 ハワイ 州 アイダホ 州 イリノイ 州 インディアナ 州 アイオワ 州 カ ンザス 州 ケンタッキー 州 ルイジアナ 州 メイン 州 メリーランド 州 マサチューセッツ 州 ミ シガン 州 ミネソタ 州 ミズーリ 州 ネバダ 州 ニューメキシコ 州 ニューヨーク 州 オハイオ 州 ペンシルバニア 州 ロードアイランド 州 サウスカロライナ 州 テネシー 州 テキサス 州 ユタ 州 バージニア 州 ワシントン 州 ワイオミング 州 2 New Millennium Project 49
4 Election Center NASED および NASS の 二 つの 組 織 だけでは 予 算 も 人 員 も 足 りな いことから 民 主 主 義 の 重 要 な 要 素 である 選 挙 制 度 の 向 上 と 発 展 を 図 るため Election Center が 設 立 された 州 務 長 官 選 挙 管 理 委 員 選 挙 担 当 者 地 方 団 体 の 選 挙 が 重 要 だと 認 識 する 議 員 により 構 成 された 組 織 である 年 次 総 会 が 年 1 回 開 催 さ れ その 場 では 良 い 実 例 についての 意 見 交 換 現 在 の 選 挙 に 関 する 問 題 についての 討 論 を 行 う また 構 成 員 には 選 挙 機 器 についての 知 識 が 要 求 されることから それを 満 たすため 電 子 投 票 機 械 を 製 造 して いる 企 業 が 年 次 総 会 で それぞれの 投 票 機 器 のデモンストレーション を 行 う (3) 検 査 から 購 入 までの 流 れ 1 検 査 を 希 望 する 企 業 は ITA に 検 査 の 依 頼 を 行 う 2 ITA の 検 査 の 結 果 ガイドラインを 満 たしていると 認 められれば NASD が 認 定 し 認 定 番 号 を 発 行 する 3 各 州 またはカウンティは 認 定 情 報 を 参 考 にし 投 票 機 器 を 購 入 する ガイドラインを 満 たした 投 票 機 器 の 一 覧 ( 抜 粋 ) 50
4 各社の電子投票機器 HART intercivic 社 ダイヤル選択方式を持つ ユニークな電子投票機 ACCUPOLL 社 タッチスクリーン方式 の電子投票機 DIEBOLD 社 タッチスクリーン方式 の電子投票機 Avane International Technology,Inc 社 タッチスクリーン方式 の電子投票機 Election System e Slate SEQUOIA 社 タッチスクリーン方式 の電子投票機器 UNILECT ORPORATION 社 タッチスクリーン方式の電子投 票機 51 Software 社 タッチスクリーン方式 の電子投票機
第 2 節 2002 年 米 国 投 票 制 度 改 善 法 (Help America Vote Act.(H.R.3295)) の 大 統 領 選 挙 の 後 にフロリダ 州 で 起 こったような 投 票 の 問 題 を 防 ぐことおよび 選 挙 手 続 きを 明 確 にするための 法 律 2002 年 米 国 投 票 制 度 改 善 法 (Help America Vote Act.(H.R.3295))が 2002 年 10 月 29 日 に 成 立 した この 法 律 は 連 邦 政 府 が 選 挙 手 続 きを 州 に 任 せることを 望 む 共 和 党 と 連 邦 政 府 が 投 票 およびすべての 票 を 正 確 に 集 計 する 容 易 な 手 段 の 保 証 をす ることを 望 む 両 党 の 意 見 が 合 致 してできたとも 言 える 1 提 案 理 由 1 パンチカード 式 投 票 機 を 交 換 する 州 への 資 金 提 供 2 連 邦 議 会 選 挙 執 行 の 支 援 選 挙 法 およびプログラムの 支 援 に 資 する ための 選 挙 支 援 委 員 会 の 設 立 3 州 および 地 方 自 治 体 に 向 けた 連 邦 議 会 選 挙 執 行 のための 選 挙 管 理 の 最 低 基 準 の 作 成 2 概 要 (1) 第 1 章 州 に 対 する 選 挙 管 理 改 善 並 びにパンチカード 式 投 票 機 およ びレバー 式 投 票 機 の 交 換 のための 補 助 ( 第 101 条 ~ 第 106 条 ) 1 パンチカード 式 およびレバー 式 投 票 機 の 交 換 に 要 する 経 費 に 対 す る 補 助 3 億 2500 万 ドル( 合 衆 国 全 体 )( 第 104 条 ) 2 選 挙 管 理 を 改 善 に 要 する 経 費 に 対 する 補 助 3 億 2500 万 ドル( 合 衆 国 全 体 )( 第 104 条 ) 3 第 1 章 の 条 件 のもと 各 州 は 最 低 500 万 ドルの 受 取 りが 保 証 される ( 第 103 条 ) 1 州 政 府 が 対 象 2 1および2については 各 州 の 有 権 者 数 によって 受 け 取 る 金 額 が 変 更 となる 3 1+2の 合 計 が 500 万 ドル 未 満 の 場 合 3により 500 万 ドルの 金 額 が 各 州 に 保 証 される (2) 第 2 章 選 挙 支 援 委 員 会 1 委 員 会 は 大 統 領 により 指 名 され 上 院 の 助 言 と 同 意 をうけた4 名 から 構 成 される 2 委 員 会 には 規 則 を 作 成 する 権 限 はないが 定 められたプロセスのも と 投 票 機 器 および 必 要 条 件 について 任 意 の 基 準 を 作 成 することがで きる 52
3 委 員 会 は 補 助 金 の 支 給 投 票 システムの 証 明 および 試 験 選 挙 問 題 についての 調 査 を 行 う ア 選 挙 従 事 者 の 訓 練 選 挙 人 の 教 育 連 邦 議 会 選 挙 執 行 の 改 善 に 要 する 経 費 に 対 する 補 助 ( 第 257 条 ) 30 億 ドル( 合 衆 国 全 体 )2003 年 度 :14 億 ドル 2004 年 度 :10 億 ドル 2005 年 度 :6 億 ドル イ 身 体 障 害 を 持 つ 者 が 投 票 所 へのアクセスを 容 易 にするための 経 費 に 対 する 補 助 ( 第 264 条 ) 1 億 ドル( 合 衆 国 全 体 )2003 年 度 :5 千 万 ドル 2004 年 度 :2 千 5 百 万 ドル 2005 年 度 :2 千 5 百 万 ドル ウ 開 票 技 術 の 開 発 および 調 査 に 要 する 経 費 に 対 する 補 助 : 投 票 機 器 の 正 確 性 障 害 者 および 英 語 の 能 力 にハンディキャップを 持 つ 者 に 対 応 する 機 器 の 調 査 (1965 年 の 投 票 権 法 と 同 じ 範 囲 )( 第 271 条 ) 2 千 万 ドル エ 新 しい 投 票 システムおよび 機 器 に 対 する 実 施 計 画 に 要 する 経 費 に 対 する 補 助 ( 第 283 条 ) 1 千 万 ドル オ 障 害 を 持 つ 者 が 選 挙 人 登 録 および 投 票 を 容 易 にするための 経 費 に 対 する 補 助 ( 第 292 条 ) 4 千 万 ドル (3) 第 3 章 誰 もが 使 用 できる 投 票 機 器 および 選 挙 管 理 の 統 一 1 各 州 は 下 記 の 条 件 を 満 たさなければならない ア 投 票 者 が 非 公 開 な 場 所 において 独 自 で 投 票 用 紙 の 間 違 いを 確 認 し 訂 正 する 機 会 を 与 える イ 各 投 票 機 器 は 紙 ベースの 記 録 を 持 たなくてはならない ウ 一 つの 地 区 に 最 低 一 つは 障 害 者 用 の 投 票 機 器 を 設 置 する エ 投 票 権 法 に 準 ずる 代 替 言 語 の 提 供 オ 投 票 機 器 は アメリカ 連 邦 選 挙 委 員 会 (FEC)の 作 成 した 誤 差 率 を 超 えない カ 州 の 中 で 使 用 される 投 票 機 器 についてどの 機 器 が 適 正 である か 定 める キ 臨 時 の 投 票 を 認 めること ク コンピュータ 化 された 正 確 な 有 権 者 登 録 リストの 作 成 2 選 挙 人 の 登 録 等 ア 選 挙 人 登 録 をする 場 合 有 権 者 は 運 転 免 許 証 の 番 号 を 提 示 し なければならない 免 許 証 がない 場 合 は ソーシャルセキュリテ ィナンバーの 最 後 の4 桁 の 数 字 を 提 示 しなければならない もし 両 方 とも 無 い 場 合 には 固 有 の 数 字 を 与 えられる イ 初 めて 郵 便 により 選 挙 人 登 録 をする 有 権 者 は 投 票 をすると きにIDを 提 示 しなければならない 53
ウ 州 は 偽 り 無 く 正 確 な 選 挙 人 登 録 名 簿 を 持 たなくてはならな い エ 裁 判 所 の 決 定 により 指 定 された 投 票 時 間 以 外 に 投 票 した 者 の 投 票 用 紙 は 別 々に 数 えなくてはならない (4) 第 4 章 施 行 1 司 法 省 は この 法 律 の 妨 害 行 為 に 対 し 何 らか 手 段 を 講 じるかもしれ ない 2 資 金 を 受 け 取 る 各 州 は 苦 情 を 聞 くための 管 理 上 の 苦 情 処 理 手 続 き を 確 立 しなければならない 3 資 金 を 受 け 取 る 各 州 は 苦 情 処 理 手 続 きを 確 立 するか あるいは 司 法 省 の 案 に 従 わなければ この 法 律 の 資 金 を 受 け 取 ることはできない (5) 第 5 章 大 学 生 による 投 票 制 度 改 善 プログラム 投 票 従 事 者 としてこの 過 程 に 参 加 する 大 学 院 生 支 援 に 要 する 経 費 に 係 る 補 助 500 万 ドル (6) 第 6 章 高 校 生 による 投 票 制 度 改 善 基 金 投 票 従 事 者 としてこの 過 程 に 参 加 する 高 校 生 支 援 に 要 する 経 費 に 係 る 補 助 500 万 ドル (7) 第 7 章 軍 人 および 海 外 在 住 者 に 対 する 投 票 の 改 善 (8) 第 8 章 経 過 規 定 (9) 第 9 章 雑 則 54