公 務 労 協 国 家 公 務 員 関 係 部 会 2016 春 季 生 活 闘 争 の 取 り 組 み はじめに 国 公 関 係 部 会 は 国 家 公 務 員 非 現 業 の 給 与 勤 務 条 件 が 独 立 行 政 法 人 等 の 職 員 により 強 い 影 響 を 与 えており 賃 金 労 働 条 件 の 決 定 に 係 る 対 応 の 連 携 を 一 層 強 化 することが 喫 緊 の 課 題 と なっていることなどから 構 成 組 織 である 国 公 連 合 林 野 労 組 全 印 刷 全 造 幣 JP 労 組 (オ ブ 加 盟 )の 組 合 員 の 賃 金 労 働 条 件 の 維 持 改 善 に 向 け 要 求 交 渉 などに 係 る 対 応 を 一 体 的 に 進 めることを 運 動 の 基 本 的 考 え 方 として 2013 年 4 月 1 日 に 結 成 されました これまでの 春 季 生 活 闘 争 期 における 部 会 としての 取 り 組 みは 連 合 公 務 労 協 ( 公 務 員 連 絡 会 )の 方 針 に 基 づき 1 協 約 締 結 権 をもつ 組 織 は 春 の 段 階 で 要 求 書 を 提 出 し 具 体 の 回 答 を 求 め ること 2 非 現 業 組 織 は 公 務 員 連 絡 会 に 結 集 して 要 求 書 を 提 出 しその 実 現 を 求 めることを 基 本 に 進 めてきました 2016 春 季 生 活 闘 争 においても 同 様 の 考 え 方 を 基 本 に 取 り 組 みを 進 めます なお 2015 年 人 事 院 勧 告 の 取 り 扱 いをめぐっては 公 務 員 連 絡 会 に 結 集 し 勧 告 に 基 づく 給 与 改 定 及 びフレックスタイム 制 の 拡 充 について 勧 告 どおり 実 施 するよう 政 府 に 求 め 内 閣 人 事 局 との 交 渉 を 重 ねてきた 結 果 政 府 は 2015 年 12 月 4 日 に 勧 告 どおり 実 施 する 旨 の 人 勧 取 り 扱 い 方 針 を 閣 議 決 定 し 1 月 4 日 の 閣 議 において 給 与 法 等 改 正 法 案 等 を 決 定 し 法 案 が 国 会 に 提 出 されました 同 法 案 については 1 月 13 日 の 衆 議 院 内 閣 委 員 会 において 提 案 審 議 が 行 われ 賛 成 多 数 で 原 案 通 り 採 決 され 翌 14 日 の 衆 議 院 本 会 議 で 可 決 参 議 院 に 送 付 されました 参 議 院 では 19 日 に 参 議 院 内 閣 委 員 会 で 提 案 審 議 の 後 原 案 通 り 採 決 され 20 日 の 参 議 院 本 会 議 で 可 決 成 立 し 公 布 施 行 されることとなりました このような 状 況 から 協 約 締 結 権 を 有 する 組 合 の 2015 年 賃 金 要 求 交 渉 については 年 をま たいでの 対 応 が 一 部 継 続 していることから 引 き 続 き 2016 春 季 生 活 闘 争 の 取 り 組 みと 並 行 し て 当 該 構 成 組 織 との 情 報 共 有 をはかりながら 部 会 としての 取 り 組 みを 進 めます 1. 情 勢 の 特 徴 (1) 公 務 労 協 2016 春 季 生 活 闘 争 の 基 本 的 立 場 と 考 え 方 1 公 務 労 協 は 政 府 が 策 定 した 経 済 財 政 再 建 計 画 の 集 中 改 革 期 間 (2016~2018)の 初 年 度 にあたる 2016 年 度 において 公 務 公 共 に 従 事 するすべての 公 共 サービス 労 働 者 の 実 質 賃 金 の 動 向 と 水 準 を 重 視 するとともに 社 会 的 波 及 に 留 意 する 一 方 で 公 務 員 給 与 に 対 する 社 会 的 評 価 に 真 正 面 から 向 き 合 う 春 季 生 活 闘 争 を 展 開 します 基 本 的 な 立 場 連 合 傘 下 の 構 成 組 織 の 集 合 体 として 連 合 方 針 に 基 づく 諸 活 動 の 推 進 をはかる とくに 連 合 が 提 起 する 底 上 げ 底 支 え と 格 差 是 正 の 実 現 に 向 け 民 間 構 成 組 織 の 取 り 組 み への 連 帯 と 支 援 に 全 力 をあげる 連 合 方 針 の 実 現 に 向 け 協 約 締 結 権 を 有 する 組 合 構 成 組 織 の 相 互 の 連 携 を 重 視 し 公 務 労 協 全 体 として 重 点 化 した 取 り 組 みを 構 築 する 非 現 業 公 務 員 における 勧 告 制 度 のもとでの 給 与 勤 務 条 件 決 定 システムを 前 提 とした 対 政 府 人 事 院 交 渉 を 配 置 する - 1 -
引 き 続 き 東 日 本 大 震 災 の 復 旧 復 興 に 向 けて 公 務 公 共 に 従 事 する 労 働 組 合 としての 社 会 的 責 任 を 果 たすための 対 応 を 継 続 強 化 する 公 共 サービスの 産 業 化 等 の 新 自 由 主 義 的 な 財 政 健 全 化 に 抗 し 国 民 が 安 心 して 暮 らすこ とのできる 社 会 を 支 える 公 共 サービスの 再 構 築 に 向 けて 2016 年 良 い 社 会 をつくる 公 共 サ ービスキャンペーン を 展 開 する 2また すでに 破 綻 が 指 摘 されるわが 国 の 危 機 的 な 財 政 状 況 において 公 務 員 人 件 費 削 減 に 係 る 政 治 的 圧 力 がより 深 刻 化 焦 点 化 していく 情 勢 に 対 し 2016 春 季 生 活 闘 争 の 取 り 組 みの 基 本 的 考 え 方 について 第 一 に すべての 公 共 サービス 労 働 者 の 生 活 の 改 善 と 格 差 是 正 をはかること 第 二 に 良 質 な 公 共 サービスの 実 現 に 向 けて その 重 要 性 と 普 遍 性 を 社 会 的 に 喚 起 し そ れを 支 える 適 正 な 賃 金 労 働 条 件 と 人 員 の 確 保 をはかること 第 三 に これらの 取 り 組 みを 通 じて 組 織 の 強 化 拡 大 をはかること を 柱 に 組 織 の 総 力 をあげた 取 り 組 みを 展 開 します (2) 連 合 2016 春 季 生 活 闘 争 の 基 本 的 な 考 え 方 連 合 は 11 月 27 日 に 開 催 した 中 央 委 員 会 において すべての 働 く 者 の 処 遇 を 改 善! 底 上 げ 底 支 え 格 差 是 正 で 経 済 の 好 循 環 実 現! のスローガンのもと すべての 構 成 組 織 が 一 丸 となって 闘 う 2016 春 季 生 活 闘 争 方 針 を 決 定 しました 方 針 では 引 き 続 き 底 上 げ 底 支 え 格 差 是 正 の 実 現 を 通 じ デフレからの 脱 却 と 経 済 の 好 循 環 実 現 に 向 け 継 続 して 賃 金 の 引 き 上 げを 求 めるとともに 超 少 子 高 齢 化 人 口 減 少 社 会 を 踏 まえて 働 き 方 と 処 遇 のあり 方 の 見 直 しに 着 手 するなど 社 会 の 不 条 理 や 格 差 の 拡 大 を 許 さず 働 く 者 国 民 の 生 活 の 底 上 げをはかるために 働 くことを 軸 とする 安 心 社 会 の 実 現 に 向 けて 闘 いを 進 めることとしています 基 本 的 な 考 え 方 (1) 底 上 げ 底 支 え 格 差 是 正 に 寄 与 する 取 り 組 みの 強 化 月 例 賃 金 にこだわった 闘 争 を 進 めてきたことで 賃 金 の 引 き 上 げを 実 現 してきたものの 要 求 の 趣 旨 からすると 十 分 な 水 準 には 至 っていない また 格 差 の 是 正 も 実 現 していない したがって 2016 春 季 生 活 闘 争 においても 月 例 賃 金 にこだわり 賃 上 げの 流 れを 継 続 させ る 必 要 がある 底 上 げ 底 支 え 格 差 是 正 をめざし 従 来 の 取 り 組 みに 加 え サプライチェーン 全 体 で 生 み 出 した 付 加 価 値 の 適 正 な 分 配 に 資 する 公 正 取 引 の 実 現 を 重 視 し その 効 果 が 広 く 社 会 に 浸 透 する 取 り 組 みを 行 う デフレからの 脱 却 と 経 済 の 好 循 環 実 現 をはかるためには マクロの 観 点 から 雇 用 労 働 者 の 所 得 を 2% 程 度 引 き 上 げることが 必 要 である また 人 口 動 態 の 変 化 を 背 景 とし て 人 手 不 足 感 は 強 まる 一 方 であり とりわけ 中 小 企 業 において 企 業 の 存 続 と 生 産 性 向 上 のためには 魅 力 ある 産 業 企 業 の 構 築 が 不 可 欠 であり 人 への 投 資 を 求 めていく そして 雇 用 安 定 の 促 進 や 処 遇 改 善 など 非 正 規 労 働 者 の 総 合 的 な 労 働 条 件 改 善 の 取 り 組 み や 企 業 内 最 低 賃 金 協 定 の 締 結 拡 大 や 水 準 の 引 き 上 げ 適 用 労 働 者 の 拡 大 を 法 定 最 低 賃 金 の 引 き 上 げにつなげ 賃 上 げの 社 会 的 波 及 をはかることも 重 要 である - 2 -
こうした 観 点 から 賃 上 げ 要 求 水 準 は それぞれの 産 業 全 体 の 底 上 げ 底 支 え 格 差 是 正 に 寄 与 する 取 り 組 みを 強 化 する 観 点 から2% 程 度 を 基 準 とし 定 期 昇 給 相 当 分 ( 賃 金 カーブ 維 持 相 当 分 )を 含 め4% 程 度 とする (2) 賃 金 水 準 改 善 の 社 会 的 波 及 を 高 める 取 り 組 み それぞれの 産 業 全 体 の 底 上 げ 底 支 え 格 差 是 正 に 寄 与 する 取 り 組 みに 関 する 情 報 開 示 を 進 めるとともに 春 季 生 活 闘 争 が 持 つ 日 本 全 体 の 賃 金 決 定 メカニズムを 活 かしつつ とりわけ 中 小 企 業 で 働 く 仲 間 や 非 正 規 労 働 者 の 処 遇 改 善 に 向 け より 主 体 的 な 闘 争 を 進 め 大 手 追 従 大 手 準 拠 などの 構 造 を 転 換 する 運 動 にチャレンジする また 取 引 企 業 の 仕 入 れ 価 格 の 上 昇 などを 踏 まえた 価 格 転 嫁 や 産 み 出 した 付 加 価 値 の 適 正 な 価 格 での 取 引 が 展 開 される 取 り 組 みに 総 合 的 に 取 り 組 む そのために 連 合 は 取 引 問 題 に 関 する 相 談 窓 口 として 価 格 転 嫁 ホットライン を 継 続 するとともに 経 営 者 団 体 とも 認 識 を 共 有 化 する 取 り 組 みを 強 化 する (3) 超 少 子 高 齢 化 人 口 減 少 社 会 を 踏 まえた 働 き 方 と 処 遇 のあり 方 の 見 直 しを 労 働 力 人 口 が 減 少 していく 中 で 国 民 生 活 を 維 持 し 向 上 をはかるには 生 産 性 向 上 が 必 要 である そのためには マーケットが 求 める 商 品 やサービスを 提 供 し かつ その 価 値 に 見 合 う 価 格 で 取 引 が 行 われることが 必 要 である 加 えて 働 く 者 一 人 ひとりがそれぞれの 能 力 を 活 かしながら 生 産 性 を 高 めていくこと 言 い 換 えれば すべての 仕 事 がディーセン ト ワークであること そして 仕 事 に 応 じた 適 正 な 処 遇 を 確 保 することが 求 められる 2016 春 季 生 活 闘 争 では 働 き 方 と 処 遇 のあり 方 の 見 直 しに 着 手 するとともに 労 使 協 議 を 通 じてその 必 要 性 を 確 認 する (3) 民 間 産 別 等 の 要 求 の 見 通 しについて 連 合 の 方 針 を 受 けて 民 間 の 各 構 成 組 織 等 は 金 属 労 協 自 動 車 総 連 電 機 連 合 は 定 昇 相 当 分 とは 別 に 3,000 円 以 上 のベア 要 求 基 幹 労 連 は 2016~2017 年 度 を 一 つの 単 位 として 8,000 円 のベア 要 求 UAゼンセンは2%の 定 昇 分 に 加 えてベースアップ 相 当 分 として2%を 基 準 に 要 求 JAMは 賃 金 構 造 維 持 分 に 加 え 6,000 円 基 準 の 賃 上 げ 私 鉄 総 連 は 定 昇 相 当 分 2% に 加 え 5,600 円 のベア 要 求 を 行 う 見 通 しとなっています 2. 重 点 課 題 (1) 賃 金 労 働 条 件 改 善 に 向 けた 取 り 組 みについて 1 総 人 件 費 削 減 政 策 の 転 換 公 務 公 共 部 門 労 働 者 の 雇 用 と 生 活 を 守 り 社 会 的 に 公 正 な 賃 金 労 働 条 件 の 実 現 をめざす ため 政 治 の 公 務 員 給 与 等 に 対 する 介 入 を 排 除 しながら 総 人 件 費 削 減 政 策 の 転 換 と 公 務 員 給 与 の 社 会 的 合 意 を 求 める 取 り 組 みを 推 進 します また 国 家 公 務 員 非 現 業 においては 引 き 続 き 国 家 公 務 員 制 度 改 革 基 本 法 12 条 に 基 づく 自 律 的 労 使 関 係 制 度 の 措 置 を 追 求 しな がら 当 面 は 基 本 的 に 人 事 院 勧 告 制 度 の 下 での 給 与 勤 務 条 件 決 定 システムを 前 提 とした 取 り 組 みを 進 めることとします 2 公 務 公 共 部 門 労 働 者 の 賃 金 水 準 の 引 き 上 げ 賃 金 要 求 については 連 合 の 春 季 生 活 闘 争 方 針 および 公 務 労 協 の 賃 金 労 働 条 件 に - 3 -
関 する 統 一 要 求 基 準 ( 案 ) を 基 本 に 民 間 組 合 の 要 求 動 向 を 踏 まえ 定 昇 賃 金 カーブ 維 持 相 当 分 の 確 保 を 前 提 に 賃 金 の 引 き 上 げを 求 める 積 極 的 な 要 求 を 設 定 することとします 具 体 的 には 公 務 公 共 部 門 労 働 者 の 賃 金 を 引 き 上 げること を 基 本 に 関 係 当 局 にその 実 現 を 求 めることとします その 上 で 協 約 締 結 権 を 有 する 構 成 組 織 単 位 組 合 における 具 体 の 賃 金 要 求 については 連 合 の それぞれの 産 業 全 体 の 底 上 げ 底 支 え 格 差 是 正 に 寄 与 す る 取 り 組 みを 強 化 する 観 点 から2% 程 度 を 基 準 とし 定 期 昇 給 相 当 分 ( 賃 金 カーブ 維 持 相 当 分 )を 含 め4% 程 度 とする を 踏 まえ 各 構 成 組 織 の 実 情 に 応 じて 要 求 内 容 を 決 定 すること とします < 公 務 労 協 2016 春 季 生 活 闘 争 の 賃 金 労 働 条 件 等 に 関 する 統 一 要 求 基 準 ( 案 )> (1) 賃 金 水 準 の 引 上 げ 等 について 1 2016 年 度 の 公 務 公 共 部 門 労 働 者 の 賃 金 を 引 き 上 げること 2 公 務 員 給 与 のあり 方 に 対 する 社 会 的 合 意 を 得 るよう 使 用 者 責 任 を 果 たすこと (2) 非 常 勤 職 員 の 雇 用 確 保 と 処 遇 の 改 善 について 1 非 常 勤 職 員 の 雇 用 身 分 等 の 差 別 的 取 扱 いを 解 消 するため 非 常 勤 職 員 制 度 を 法 律 上 明 確 に 位 置 づけることとし 勤 務 条 件 等 について 均 等 処 遇 の 原 則 に 基 づいて 関 係 法 令 規 則 を 適 用 す ること 2 非 常 勤 職 員 の 処 遇 を 抜 本 的 に 改 善 すること 2016 年 度 については 時 間 給 を 最 低 37 円 引 き 上 げること (3) 雇 用 と 年 金 の 接 続 について 1 当 面 2013 年 3 月 26 日 の 閣 議 決 定 等 に 基 づき 職 員 の 希 望 通 りの 再 任 用 等 を 実 現 するとと もに 高 齢 期 の 生 活 を 支 える 給 与 と 適 切 な 労 働 条 件 を 確 保 すること 2 年 金 支 給 開 始 年 齢 が 63 歳 になるときまでには 人 事 院 の 意 見 の 申 出 等 に 基 づいた 定 年 延 長 を 確 実 に 実 現 すること (4) 労 働 時 間 等 について 1 公 務 公 共 部 門 労 働 者 のディーセント ワーク 及 びワーク ライフ バランスを 確 立 する ため (ア) 年 間 実 総 労 働 時 間 1800 時 間 への 短 縮 (イ) 本 格 的 な 短 時 間 勤 務 制 度 の 実 現 など を 図 ること 2 政 府 全 体 として 超 過 勤 務 縮 減 のための 体 制 を 確 立 し 超 過 勤 務 縮 減 目 標 を 定 め 厳 格 な 勤 務 時 間 管 理 と 実 効 性 ある 超 過 勤 務 縮 減 策 を 実 施 すること (5) 男 女 平 等 の 実 現 について 公 務 公 共 部 門 における 男 女 共 同 参 画 促 進 に 向 け 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 女 性 活 躍 推 進 法 及 び 国 家 公 務 員 の 女 性 活 躍 等 取 組 方 針 に 基 づく 行 動 計 画 取 組 計 画 を 着 実 に 実 施 すること (6) 公 共 サービスに 従 事 する 者 の 適 正 な 労 働 条 件 の 確 保 等 について 公 共 サービス 基 本 法 第 11 条 に 基 づき 従 事 する 者 の 適 正 な 労 働 条 件 の 確 保 その 他 の 労 働 環 境 の 整 備 について 具 体 的 な 措 置 を 講 じること (2) 独 立 行 政 法 人 改 革 等 に 対 する 雇 用 労 働 条 件 確 保 の 取 り 組 み 各 法 人 において 提 供 される 国 民 生 活 に 不 可 欠 な 公 共 サービスについて 職 員 が 一 切 の 懸 念 なく 業 務 に 精 励 できる 環 境 整 備 をはかるため 国 民 利 用 者 を 蔑 ろにした 法 人 組 織 の 改 廃 や - 4 -
業 務 の 縮 小 に 反 対 し 公 共 サービスの 拡 充 を 求 めるとともに 事 業 運 営 における 責 任 体 制 を 明 確 にして 公 益 性 を 堅 持 し 独 立 性 自 主 性 のある 経 営 を 求 め 当 該 構 成 組 織 における 労 使 交 渉 協 議 合 意 による 労 働 条 件 の 確 立 と 職 員 の 雇 用 確 保 に 向 けた 対 応 を 強 化 します 引 き 続 き 各 構 成 組 織 の 状 況 等 について 情 報 を 共 有 するとともに 必 要 に 応 じて 対 策 を 強 化 してい きます (3) 地 方 創 生 の 一 環 としての 中 央 省 庁 等 の 地 方 移 転 に 関 する 検 討 への 対 応 政 府 は 12 月 18 日 の まち ひと しごと 創 生 会 議 ( 第 8 回 ) において 政 府 関 係 機 関 の 地 方 移 転 の 検 討 状 況 を 確 認 し 自 治 体 から 誘 致 案 が 示 された 70 機 関 のうち 35 機 関 につ いて 引 き 続 き 検 討 を 進 めることとされました 政 府 関 係 機 関 の 地 方 移 転 の 検 討 に 対 しては 雇 用 と 労 働 条 件 の 維 持 を 基 本 として 取 り 組 む とともに 該 当 機 関 における 労 使 交 渉 協 議 等 の 状 況 について 全 体 で 共 有 し 統 一 的 に 対 応 すべき 課 題 に 対 しては 部 会 としての 対 策 を 強 化 します 3. 具 体 の 取 り 組 みについて (1) 方 針 決 定 1 月 26 日 の 公 務 労 協 代 表 者 会 議 での 方 針 決 定 を 踏 まえ 同 日 の 国 公 関 係 部 会 代 表 者 会 議 で 国 家 公 務 員 関 係 部 会 2016 春 季 生 活 闘 争 の 取 り 組 み について 決 定 します 部 会 構 成 組 織 の 方 針 決 定 スケジュール 国 公 連 合 1 月 25 日 ( 月 ) 第 14 回 中 央 委 員 会 政 労 連 1 月 28 日 ( 木 ) 第 1 回 中 央 委 員 会 全 農 林 2 月 5 日 ( 金 ) 全 国 分 会 代 表 者 会 議 全 開 発 2 月 13 日 ( 土 ) 拡 大 支 部 代 表 者 会 議 沖 縄 国 公 労 1 月 13 日 ( 水 ) 第 1 回 中 央 闘 争 委 員 会 林 野 労 組 2 月 20 日 ( 土 ) 第 12 回 中 央 委 員 会 全 印 刷 2 月 26 日 ( 金 ) 第 124 回 中 央 委 員 会 全 造 幣 2 月 26 日 ( 金 ) 第 13 回 拡 大 執 行 委 員 会 JP 労 組 2 月 18 日 ( 木 )~19 日 ( 金 ) 第 15 回 中 央 委 員 会 (2) 要 求 提 出 1 協 約 締 結 権 を 有 する 構 成 組 織 単 位 組 合 においては 春 季 生 活 闘 争 期 における 新 年 度 分 賃 金 の 確 定 をめざし 3 月 上 旬 までに 要 求 書 を 提 出 することとします 2 非 現 業 構 成 組 織 は 公 務 員 連 絡 会 における 政 府 人 事 院 への 春 季 要 求 書 の 提 出 (2 月 15 日 の 週 を 予 定 )を 踏 まえ 公 務 員 連 絡 会 方 針 に 基 づき 2 月 中 に 関 係 当 局 に 要 求 書 を 提 出 することとします (3) 行 動 強 化 1 幹 事 会 議 労 働 条 件 専 門 委 員 会 ( 小 委 員 会 )などを 適 時 適 切 に 開 催 し 各 構 成 組 織 の 交 渉 状 況 連 合 における 回 答 状 況 等 について 共 有 するとともに 部 会 としての 統 一 的 な 対 応 に - 5 -
努 めます 22 月 8 日 ( 月 ) 午 後 に 2016 春 季 生 活 闘 争 討 論 集 会 を 開 催 し 情 勢 と 課 題 の 共 有 取 り 組 みの 意 思 統 一 を 図 るとともに 各 構 成 組 織 間 の 交 流 をはかります 33 月 17 日 ( 木 ) 午 後 からの 公 務 員 連 絡 会 中 央 行 動 に 前 置 し 同 日 午 前 中 に 2016 春 季 生 活 闘 争 決 起 集 会 を 開 催 し 連 合 春 季 生 活 闘 争 の 回 答 状 況 ( 連 合 は 春 闘 の 最 大 のヤマ 場 を3 月 16 日 に 設 定 )について 共 有 するとともに 要 求 実 現 に 向 けた 意 思 統 一 をはかりま す 4 部 会 構 成 組 織 の 職 場 状 況 や 労 働 条 件 などについて 視 察 交 流 を 行 うため 4 月 15 日 ( 金 ) ~16 日 ( 土 )に 構 成 組 織 職 場 状 況 等 視 察 交 流 会 を 開 催 します 今 回 は 政 労 連 傘 下 の 独 立 行 政 法 人 高 齢 障 害 求 職 者 雇 用 支 援 機 構 福 島 支 部 (ポリテクセンター 福 島 )を 訪 問 します 4. 各 構 成 組 織 の 課 題 と 取 り 組 みについて 国 公 連 合 国 公 連 合 は 昨 年 10 月 の 第 15 回 定 期 大 会 において 働 くことを 軸 とする 安 心 社 会 を 実 現 するため 国 公 連 合 を 強 化 し 良 質 な 公 務 公 共 サービスを 確 立 しよう! のスローガンを 確 認 し 各 構 成 組 織 が 国 公 連 合 に 結 集 し 連 合 公 務 労 協 と 連 携 した 運 動 を 進 めてきました 2016 春 季 生 活 闘 争 において 私 たちが 民 間 春 闘 の 相 場 形 成 に 直 接 的 に 関 わることはできませ んが 民 間 春 闘 の 交 渉 結 果 がすべての 労 働 者 に 波 及 し そして 公 務 員 賃 金 へと 波 及 することか ら 連 合 方 針 である 底 上 げ 底 支 え 格 差 是 正 の 実 現 に 向 け これまで 以 上 に 民 間 地 方 の 取 り 組 みに 積 極 的 に 参 加 することが 重 要 です その 上 で 基 本 要 求 である 公 務 公 共 部 門 労 働 者 の 賃 金 を 引 き 上 げること をめざし 取 り 組 んでいきます 具 体 的 には 2 月 下 旬 から3 月 中 下 旬 を 目 途 に 国 公 連 合 の 各 地 方 ブロック 段 階 での 春 闘 集 会 ( 学 習 会 )を 開 催 し 春 季 生 活 闘 争 の 課 題 等 について 共 有 を 図 るとともに 地 方 段 階 におけ る 構 成 組 織 間 の 交 流 を 推 進 することとしています さらには 各 地 方 ブロックでの 人 事 院 地 方 事 務 局 交 渉 を 行 い 職 場 実 態 や 改 善 要 求 を 訴 えるなど 現 場 からの 運 動 を 積 み 上 げていきます また 公 務 公 共 部 門 労 働 者 をめぐっては 現 下 の 財 政 事 情 を 背 景 に 2016 年 度 ( 平 成 28 年 度 ) 予 算 案 における 国 家 公 務 員 の 機 構 定 員 での 厳 しい 査 定 や 経 済 財 政 再 生 計 画 ( 経 済 財 政 運 営 の 改 革 の 基 本 方 針 2015)の 歳 出 改 革 として 公 共 サービスの 産 業 化 等 が 挙 げられるな ど 厳 しい 情 勢 のもとでの 取 り 組 みを 強 いられていますが 公 務 公 共 サービスが 国 民 生 活 に 果 たしている 役 割 の 重 要 性 とそれを 支 える 適 正 な 賃 金 労 働 条 件 と 人 員 の 確 保 について 広 く 社 会 に 理 解 を 求 めていかなければなりません そのためにも 公 務 労 協 が 展 開 する 良 い 社 会 を つくる 公 共 サービスキャンペーン に 積 極 的 に 参 画 していきます 一 方 運 動 を 進 めていくためには 組 織 の 拡 大 強 化 が 重 要 であることから 組 合 員 の 意 識 や 現 状 そして 組 合 に 求 めるものについて 把 握 するため 昨 年 6 月 に 構 成 組 織 組 合 員 意 識 実 態 調 査 を 実 施 しました 組 合 員 から 寄 せられた 声 は 真 摯 に 受 け 止 め 今 後 の 取 り 組 みの 基 調 に 反 映 していきます さらには 組 織 拡 大 強 化 委 員 会 を 開 催 し 具 体 的 な 取 り 組 みの 検 討 を 行 うことや 男 女 平 等 参 画 推 進 委 員 会 を 開 催 し 推 進 に 向 けた 取 り 組 みの 強 化 や 各 構 成 組 織 間 の 交 流 と 将 来 を 担 う 人 材 発 掘 育 成 に 向 けた 研 修 会 の 企 画 等 を 議 論 するなど 春 季 生 活 闘 - 6 -
争 の 課 題 と 連 動 して 取 組 みを 進 めていきます 私 たちの 取 り 組 みは 厳 しい 情 勢 の 中 で 進 めていくこととなりますが 2016 春 季 生 活 闘 争 に おいても 非 現 業 国 家 公 務 員 の 交 渉 主 体 である 公 務 労 協 公 務 員 連 絡 会 の 枠 組 みの 中 で 主 体 的 な 役 割 を 果 たすとともに 協 約 締 結 権 を 有 する 独 立 行 政 法 人 等 の 取 り 組 みにあたっては 公 務 労 協 国 家 公 務 員 関 係 部 会 における 情 報 共 有 を 図 りながら 労 使 交 渉 に 向 けて 意 思 統 一 に 努 めて いきます また 国 公 連 合 のあらゆる 段 階 ( 支 部 分 会 地 本 地 協 単 組 構 成 組 織 等 々) で 情 勢 に 対 する 認 識 の 共 有 と 取 り 組 みに 向 けた 意 思 統 一 を 図 るため 適 時 適 切 に 行 動 を 配 置 し ながら 中 央 地 方 が 一 体 となって 交 渉 協 議 を 積 み 上 げ 合 意 ( 到 達 点 )に 基 づく 措 置 を 追 求 し 春 闘 期 から 人 勧 期 に 向 けた 取 り 組 みを 展 開 していきます 政 労 連 政 府 関 係 法 人 は 高 速 道 路 や 港 湾 空 港 森 林 の 整 備 から 海 洋 水 産 資 源 の 開 発 農 林 水 産 業 中 小 企 業 大 学 学 生 等 の 支 援 や 研 究 開 発 職 業 能 力 開 発 医 療 保 険 制 度 の 運 用 国 際 交 流 貿 易 促 進 等 多 種 多 様 な 国 民 生 活 に 直 結 する 事 業 を 担 ってきました 政 労 連 は 組 織 形 態 の 違 いこそあれ すべての 法 人 が 東 日 本 大 震 災 からの 復 興 を 何 らかの 形 で 下 支 えしてきまし た また 2020 年 東 京 オリンピック パラリンピックに 向 けた 諸 事 業 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 に 関 連 する 様 々な 事 業 も 実 施 しています 政 労 連 傘 下 の 労 働 組 合 は 労 働 三 権 が 保 障 されており 独 法 化 によって 使 用 者 側 に 対 する 法 的 制 約 もなくなり この 間 の 闘 いの 積 み 上 げで 民 営 化 された 法 人 を 中 心 に 賃 金 決 着 の 時 期 は 早 まってきました しかしながら 政 府 の 実 質 的 な 規 制 は 依 然 続 いており 独 立 行 政 法 人 等 につ いては 未 だ 春 季 決 着 が 実 現 していません 2015 春 闘 からの 闘 いでは 株 式 会 社 化 されたグループでベア 等 の 成 果 を 上 げました 独 法 を 中 心 とするグループは 人 勧 期 ~ 賃 金 確 定 期 の 闘 いを 継 続 しましたが 臨 時 国 会 見 送 り 人 勧 閣 議 決 定 の 遅 れから 今 期 の 賃 金 確 定 闘 争 年 末 一 時 金 闘 争 は 例 年 になく 混 迷 した 状 況 となりま した 法 人 側 は 政 府 方 針 決 定 後 の 回 答 にこだわり 政 労 連 と 政 府 関 係 法 人 連 絡 協 議 会 ( 政 法 連 ) との 回 答 交 渉 においては 政 法 連 側 が 回 答 困 難 となり 交 渉 日 程 が 延 期 される 異 例 の 事 態 とな りましたが 政 労 連 全 体 での 取 り 組 みにより 11 月 18 日 人 勧 閣 議 決 定 前 の 段 階 で 賃 金 一 時 金 ともに 実 質 的 な 回 答 を 引 き 出 すことができました 以 後 各 単 組 段 階 の 交 渉 に 移 行 しましたが 独 法 を 中 心 とするグループでは 各 法 人 側 から の 具 体 的 な 回 答 を 閣 議 決 定 まで 待 たねばなりませんでした そのため 年 末 一 時 金 については 多 くの 単 組 で 決 着 が 遅 れており 所 定 の 支 給 期 日 には 前 年 と 同 額 で 一 旦 支 給 させた 上 で 上 積 み 分 をめぐって 別 途 交 渉 を 継 続 しています 賃 金 についても 多 くの 単 組 で 未 だ 交 渉 を 継 続 し ており 異 例 の 越 年 交 渉 となっています また 全 農 林 の 独 法 と 同 じ 法 人 にある3 単 組 におい ては 全 農 林 との 連 携 により 交 渉 を 進 め 給 与 制 度 の 見 直 しを 含 め 決 着 に 向 けて 取 り 組 みま した 一 方 で 2016 春 闘 をめぐっては 連 合 方 針 の 確 定 を 受 け 中 執 段 階 から 議 論 を 開 始 し 1 月 28 日 第 1 回 中 央 委 員 会 での 意 思 統 一 に 向 けて 取 り 組 んでいます 今 春 闘 においては 長 年 のカ ウンターパートであった 政 法 連 の 解 散 決 定 にともない 従 来 の 政 労 連 政 法 連 交 渉 が 配 置 され ないことから 統 一 要 求 書 に 変 わる 統 一 要 求 項 目 ( 基 準 )や ヤマ 場 ( 回 答 ゾーン)の 設 定 等 - 7 -
あらたな 統 一 闘 争 を 構 築 すべく 議 論 を 進 めています 近 年 法 人 側 は 国 公 準 拠 の 姿 勢 を 強 めていますが 賃 金 労 働 条 件 をめぐっては 引 き 続 き 春 の 段 階 での 自 主 交 渉 自 主 決 着 の 姿 勢 を 貫 き 各 構 成 組 織 における 闘 いを 強 めるとともに 国 公 関 係 部 会 をはじめとする 関 係 組 織 と 連 携 し 政 府 に 対 する 働 きかけを 強 めていきます 全 農 林 全 農 林 は 農 林 水 産 本 省 をはじめとする 非 現 業 と 10 法 人 で 構 成 する 独 立 行 政 法 人 労 組 の 連 合 体 組 織 です 特 に 独 立 行 政 法 人 は 2001 年 に 試 験 研 究 機 関 や 検 査 指 導 機 関 施 設 整 備 機 関 の 17 職 域 が 法 人 化 され 以 降 時 の 政 権 による 独 法 改 革 や5 年 ごとの 中 期 目 標 終 了 時 の 見 直 し 等 により 民 営 化 や 法 人 統 合 等 が 行 われ 現 在 10 法 人 となっています 2015 年 度 においては 非 現 業 が 実 施 した 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しへの 対 応 と 2015 年 度 賃 金 確 定 の 取 り 組 み 法 人 統 合 や 事 務 事 業 組 織 の 見 直 しが 伴 う 独 法 改 革 から 組 合 員 の 雇 用 と 労 働 条 件 を 守 る 取 り 組 みが 重 要 課 題 となりました 2015 賃 金 確 定 の 取 り 組 みでは 公 務 労 協 国 公 部 会 方 針 のもと 独 法 組 合 員 を 対 象 とした 生 活 実 態 アンケート を 踏 まえ 1 組 合 員 の 基 準 内 賃 金 の2% 引 き 上 げ 2 一 時 金 の 引 き 上 げ 3 各 職 種 別 賃 金 表 ( 研 究 職 一 般 職 技 術 専 門 職 など)の 最 高 号 俸 の 引 き 上 げ 4 技 術 専 門 職 員 の 賃 金 水 準 の 引 き 上 げ などを 要 求 項 目 に 春 段 階 から 交 渉 を 積 み 上 げてきました 交 渉 は 労 組 側 が 求 める 早 期 自 主 決 着 に 対 して 法 人 側 が 依 然 として 国 準 拠 を 主 張 する 中 で 膠 着 状 態 が 続 きました また 給 与 制 度 見 直 しへの 対 応 が 法 人 間 で 異 なった 結 果 1 法 人 2 分 科 会 という 3 者 を 窓 口 とした 交 渉 となったこともあり 国 公 賃 金 ベースに 改 善 分 を 獲 得 したものの 年 末 ぎりぎりの 12 月 決 着 新 賃 金 との 格 差 改 善 分 の 支 給 が 年 明 け1 月 という 異 例 の 状 況 となりま した 今 後 2016 賃 金 改 善 の 取 り 組 みがスタートしますが 2014 年 度 から 開 始 した 春 期 段 階 の 賃 金 交 渉 と 労 使 自 主 決 着 の 定 着 化 を 図 り 組 合 員 の 生 活 改 善 に 寄 与 するための 交 渉 強 化 を 図 るこ ととします 一 方 組 合 員 を 組 織 する 10 法 人 は 一 昨 年 成 立 した 改 正 通 則 法 に 基 づき 昨 年 4 月 から 行 政 執 行 法 人 (1) 中 期 目 標 管 理 法 人 (3) 国 立 研 究 開 発 法 人 (6)に 移 行 するとともに 本 年 4 月 には 水 産 関 係 2 法 人 と 農 業 関 係 4 法 人 がそれぞれ 統 合 されます 全 農 林 はこれまでの 間 独 法 改 革 の 具 体 化 に 対 して 雇 用 と 労 働 条 件 の 確 保 農 政 推 進 の ための 事 務 事 業 と 組 織 の 確 立 中 期 目 標 の 確 実 な 達 成 とする 3 要 件 の 確 保 を 基 本 に 法 人 当 局 はもとより 主 務 省 との 交 渉 等 を 積 み 上 げてきました 現 段 階 ではこの 3 要 件 は 概 ね 確 保 されていますが 各 法 人 における 中 長 期 目 標 計 画 の 策 定 や 法 人 統 合 の 検 討 が 今 後 大 詰 めを 迎 えることから 引 き 続 き 労 働 組 合 との 交 渉 協 議 合 意 を 基 本 とした 対 応 強 化 が 重 要 となっています 今 後 は 新 たな 中 期 目 標 期 間 に 移 行 する 中 で 法 人 に 働 く 組 合 員 の 雇 用 と 労 働 諸 条 件 の 維 持 改 善 法 人 の 社 会 的 地 位 の 向 上 に 向 け 引 き 続 き 国 公 部 会 構 成 組 織 の 一 員 として 奮 闘 するこ ととします - 8 -
全 開 発 寒 地 土 木 研 究 所 における 春 闘 期 の 理 事 者 側 との 交 渉 は 2014 2015 と 連 続 して 紛 糾 しました 原 因 は 2014 春 闘 直 前 に 理 事 者 側 が 突 如 提 示 してきた 今 後 の 交 渉 のあり 方 に 端 を 発 してい ます その 内 容 は 交 渉 回 数 や 交 渉 時 間 の 制 限 や 分 会 との 直 接 的 な 交 渉 は 行 わない 等 従 前 全 く 問 題 なく 行 われてきた 労 使 間 の 交 渉 ルールを 一 方 的 に 変 更 するものでした 団 体 交 渉 の 手 続 方 法 は 労 使 双 方 が 十 分 に 協 議 を 尽 くした 上 で 決 められるべきものであり 一 方 的 な 提 示 による 取 り 決 めは 過 去 の 判 例 からも 当 然 許 されない 暴 挙 です このため 寒 地 土 木 研 究 所 労 働 組 合 ( 以 下 寒 研 労 )は 交 渉 ルールの 見 直 しに 関 する 団 体 交 渉 以 外 は 一 切 受 け 付 けない 対 応 を 取 りました その 後 2015 年 3 月 末 の 交 渉 で 理 事 者 側 から 新 たな 交 渉 のルールが 決 まるまでは 従 前 通 り 協 議 することが 示 されました 結 果 的 には 年 度 が 開 けて 人 事 異 動 が 落 ち 着 いた5 月 末 に 協 議 再 開 となり 寒 研 労 から 理 事 者 側 への 統 一 要 求 書 を 各 分 会 から 直 属 の 所 属 長 へ 職 場 要 求 書 を 手 交 し 6 月 中 旬 に 回 答 を 受 けました 回 答 は 満 足 できるものでは 無 いことに 加 え ある 分 会 においては 組 合 に 興 味 が 無 く 関 与 するつもりは 一 切 無 い と 問 題 発 言 する 管 理 監 督 者 も おり 継 続 的 な 交 渉 協 議 が 必 要 な 状 況 でしたが 研 究 5カ 年 計 画 の 変 わり 目 に 伴 う 業 務 繁 忙 から その 後 具 体 的 な 交 渉 はできていません 一 方 寒 地 土 木 研 究 所 の 労 働 条 件 は 人 事 交 流 の 関 係 から 北 海 道 開 発 局 に 準 拠 して 労 働 協 約 を 締 結 していますが 2006 年 につくばの 土 木 研 究 所 と 統 合 したため つくばの 労 働 条 件 とも 均 衡 が 図 られています このため 札 幌 つくばを 問 わず 土 木 研 究 所 に 働 く 全 ての 人 たちの 賃 金 労 働 条 件 職 場 環 境 改 善 等 に 向 けて 寒 研 労 とつくば 土 研 労 組 が 互 いに 一 致 する 要 求 課 題 運 動 を 中 心 とし 両 労 組 の 協 力 共 同 と 組 合 員 の 連 帯 団 結 をより 広 く 深 めていくことを 目 的 として 2015 年 7 月 6 日 に 寒 研 労 とつくば 土 研 労 組 による 情 報 意 見 交 換 会 を 行 いました 当 日 は 全 開 発 本 部 高 倉 委 員 長 および 国 土 交 通 労 組 の 番 場 中 央 執 行 委 員 ( 建 設 研 究 機 関 支 部 書 記 長 兼 )ほか 親 組 織 の 代 表 者 も 加 わり それぞれの 組 織 の 実 情 労 働 協 約 の 内 容 共 通 する 課 題 等 について 率 直 な 意 見 が 出 されました 具 体 例 として 総 括 主 任 研 究 員 及 び 主 任 研 究 員 が 役 職 手 当 相 当 分 以 上 の 時 間 外 労 働 を 行 った 場 合 の 超 勤 手 当 については 共 通 の 問 題 であるとい う 認 識 がなされ 各 機 関 における 情 報 が 寄 せられている 状 況 にあります 今 後 も 情 報 を 共 有 し ながら 協 力 し 継 続 的 に 取 り 組 んでいくこととします 現 在 寒 研 労 では 2016 春 闘 に 向 けて 執 行 体 制 及 び 分 会 体 制 の 確 立 を 図 っているところであ り 引 き 続 き 問 題 点 を 整 理 して 交 渉 協 議 を 重 ねるとともに 適 切 な 労 使 交 渉 のルールについ ても 寒 研 労 が 主 体 となって 確 立 していくこととします 林 野 労 組 林 野 労 組 は 森 林 林 業 木 材 関 連 産 業 の 基 本 政 策 の 推 進 そして 国 有 林 野 事 業 の 推 進 と 組 合 員 の 労 働 条 件 の 向 上 に 向 けて 運 動 を 進 めています 森 林 林 業 木 材 関 連 産 業 については 森 林 林 業 基 本 計 画 の 着 実 な 推 進 をはじめ 地 球 温 暖 化 防 止 対 策 における 森 林 吸 収 源 対 策 等 に 係 る 必 要 予 算 確 保 に 向 け 林 野 庁 交 渉 国 会 対 策 等 の 取 り 組 みを 進 めています 特 に 森 林 吸 収 源 対 策 に 係 る 必 要 予 算 については 安 定 的 な 財 源 確 保 を 求 めて 取 り 組 みを 進 - 9 -
めた 結 果 平 成 28 年 度 税 制 改 正 大 綱 で 森 林 整 備 等 の 財 源 について 新 たな 仕 組 みを 検 討 す る とされました 引 き 続 き 具 体 的 対 策 を 明 らかにすることを 求 めて 最 大 限 の 取 り 組 みを 進 めています 一 方 で 資 源 の 循 環 利 用 に 向 けた 具 体 的 な 政 策 計 画 的 な 森 林 整 備 を 実 行 するための 施 業 の 集 約 化 地 域 林 業 を 指 導 する 人 材 育 成 木 材 の 安 定 供 給 体 制 など 地 域 の 課 題 は 多 くあります が 来 年 度 の 予 算 は この 課 題 解 消 に 向 けた 施 策 を 拡 充 していく 上 で 不 十 分 な 内 容 となって います そして もう 一 つの 大 きな 課 題 は 林 業 労 働 者 の 処 遇 改 善 の 問 題 です 依 然 として 年 間 平 均 所 得 は 全 産 業 平 均 を 150 万 円 下 回 る 状 況 にあります 林 業 事 業 体 の 多 くは 中 小 零 細 であり 事 業 体 の 自 助 努 力 のみで 所 得 格 差 を 解 消 することは 困 難 と 言 わざるを 得 ません 林 業 政 策 の 推 進 山 村 振 興 法 による 施 策 の 拡 充 を 通 じて 事 業 体 の 体 質 を 強 化 し その 中 で 労 働 者 の 処 遇 改 善 を 進 めていくことが 必 要 です そうした 中 国 有 林 野 事 業 については 公 益 重 視 の 管 理 経 営 を 一 層 推 進 するとともに 日 本 の 森 林 林 業 再 生 への 貢 献 が 求 められています しかし 山 村 地 域 の 現 状 は 民 有 林 と 国 有 林 の 連 携 が 不 足 しており 地 域 林 業 地 域 振 興 の 確 立 に 向 け 国 有 林 が 先 導 的 な 役 割 を 果 たすことが 重 要 となっています 林 野 労 組 は そうした 役 割 を 果 たせる 組 織 定 員 の 確 保 や 労 働 条 件 の 向 上 を 求 め 取 り 組 み を 進 めているものの 多 くの 職 場 で 欠 員 ポストが 生 じていることや 業 務 量 の 増 大 による 労 働 過 重 等 職 場 では 様 々な 問 題 が 生 じています 特 に 賃 金 問 題 については 生 活 実 態 調 査 の 結 果 賃 金 水 準 で 55%が 不 満 としており 55 歳 以 上 については 71%が 不 満 と 答 えています このように 賃 金 闘 争 に 対 する 組 合 員 の 声 を 始 め 取 り 巻 く 環 境 の 悪 化 に 対 し 将 来 に 不 安 を 抱 いている 組 合 員 の 意 見 も 多 く 出 されており 賃 金 労 働 条 件 や 制 度 を 改 善 し 生 活 の 安 定 を 図 ることが 重 要 となっています 2016 春 闘 に 向 けては こうした 組 合 員 の 声 を 受 け 止 め 要 求 として 本 部 地 本 分 会 の 連 携 を 強 化 し 賃 金 手 当 等 労 働 条 件 の 改 善 に 向 けた 取 り 組 みを 進 めることとしています また 私 たちの 念 願 である 労 働 基 本 権 の 確 立 については 連 合 公 務 労 協 と 連 携 した 取 り 組 みを 進 めることとあわせ 国 有 林 の 協 約 締 結 権 に 係 る 議 員 立 法 の 実 現 に 向 けた 取 り 組 みを 進 め ています 今 後 も 森 林 林 業 木 材 関 連 産 業 政 策 の 推 進 国 有 林 野 事 業 の 推 進 と 労 働 条 件 問 題 を 一 体 のものとし 職 場 交 渉 はもとより 地 域 共 闘 国 会 対 策 等 の 強 化 を 図 り 諸 課 題 の 前 進 に 向 け た 取 り 組 みを 強 化 します 全 印 刷 全 印 刷 は 昨 年 4 月 から 行 政 執 行 法 人 となり 移 行 後 は 国 の 相 当 な 関 与 の 下 主 務 大 臣 が 定 める 年 度 計 画 に 基 づき 事 業 計 画 を 策 定 し 事 業 運 営 を 行 うこととなりますが 国 立 印 刷 局 は 日 本 銀 行 券 をはじめ 旅 券 及 び 官 報 など 国 民 生 活 や 経 済 活 動 に 欠 かすことのできない 機 密 性 の 高 い 製 品 を 安 定 的 かつ 確 実 に 供 給 する 使 命 を 担 っていることから 中 長 期 的 な 視 点 に 立 って 人 財 育 成 定 員 管 理 施 設 設 備 投 資 研 究 開 発 を 展 望 した 資 金 運 営 を 図 り 独 自 技 術 等 の 経 - 10 -
営 資 源 の 充 実 を 図 り 安 定 的 な 事 業 基 盤 を 確 立 していく 必 要 があります 組 織 については これまで 多 くの 時 間 と 労 力 を 費 やしてきた 行 政 改 革 闘 争 から 軸 足 を 組 織 内 へと 移 して 全 組 合 員 と 対 話 をすることを 基 本 に 組 合 員 ひとり 一 人 と 向 き 合 った 対 話 活 動 を 進 めてきていることから 組 合 員 の 皆 さんと 共 に 全 印 刷 運 動 を 発 展 させていくこととしました まず 1 点 目 として 全 印 刷 組 織 の 再 構 築 に 向 けて 再 強 化 を 図 り 組 合 の 存 在 意 義 を 浸 透 させ る 対 話 活 動 を 充 実 させて 年 齢 構 成 からくる 価 値 観 の 違 いなど そうした 狭 間 に 潜 んでいる 組 合 員 の 悩 みを 解 決 することや 職 場 環 境 を 改 善 して 働 く 環 境 を 充 実 させていくことから 顔 の 見 える 運 動 を 目 指 し 全 組 合 員 との 対 話 活 動 を 実 施 しています 2 点 目 としてゆるぎない 雇 用 の 確 保 に 向 けた 取 り 組 みで 組 合 の 絶 対 的 な 使 命 は 組 合 員 の 雇 用 を 強 固 なものとすることであり そのことが 担 保 されることで 生 活 の 安 定 は 増 していくこと そうした 目 的 を 達 成 するためには ゆるぎない 雇 用 は 何 によってもたらされるのか 細 分 化 し 課 題 を 顕 在 化 させて 改 善 していく 必 要 があり これから 具 体 的 な 検 討 を 進 めていきます 更 に ものづくりに 専 念 できる 職 場 環 境 改 善 に 向 けての 取 り 組 みとして これまで 独 立 行 政 法 人 に 移 行 してから 人 員 削 減 や 効 率 化 等 様 々な 厳 しい 事 業 運 営 を 行 ってきましたが 今 後 に おいては 自 らの 仕 事 に 誇 りを 抱 きながら 働 ける 環 境 とは 何 かについて 検 討 していくこととし ます 2016 新 賃 金 要 求 については 2014 年 2015 年 と2 年 連 続 でベアを 勝 ち 取 ることができ 組 合 員 の 生 活 に 反 映 させる 成 果 を 得 られたこと また これまでも 継 続 的 に 取 り 組 みを 進 めてい ることから 引 き 続 き 労 使 自 主 決 着 による 賃 金 確 定 を 原 則 とし 取 り 組 んでいくこととします その 方 針 策 定 にあたっては 連 合 公 務 労 協 国 家 公 務 員 関 係 部 会 の 方 針 等 を 踏 まえ 決 定 し 取 り 組 みにあたっては 春 季 生 活 闘 争 期 に 新 年 度 分 賃 金 の 確 定 を 図 っていくこととします ディーセント ワークの 実 現 をめざす 総 合 改 善 要 求 については 組 合 員 が やりがい 働 き がいを 持 って 働 ける 職 場 環 境 の 改 善 等 に 向 けて4つの 柱 を 基 本 として 取 り 組 んでいくことと します 第 1に 賃 金 に 関 わる 要 求 第 2に ワーク ライフ バランスに 関 わる 要 求 第 3に ものづくりに 関 わる 要 求 第 4に 職 場 環 境 整 備 に 関 わる 要 求 取 り 組 み 期 間 については 当 局 の 設 備 投 資 計 画 が5 年 となることを 踏 まえ5 年 としますが 1 年 毎 に 総 括 を 行 い 要 求 の 構 築 をしていくこととします 具 体 的 には 2 月 26 日 に 第 124 回 中 央 委 員 会 を 開 催 し 2016 春 季 生 活 闘 争 方 針 を 決 定 し 3 月 初 旬 には 中 央 団 体 交 渉 で 要 求 書 を 提 出 することとしています 全 造 幣 昨 年 4 月 1 日 より 造 幣 局 は 行 政 執 行 法 人 に 移 行 しましたが これまで 同 様 質 の 高 い 業 務 運 営 を 進 めています しかし 効 率 化 のための 人 員 削 減 を 進 めるあまり 造 幣 事 業 の 根 幹 であ る 高 度 な 技 術 技 能 を 維 持 していくための 人 材 が 不 足 し 将 来 的 に 大 きな 問 題 となることが 予 想 されます また 各 職 場 の 設 備 機 械 が 老 朽 化 しているものの 効 率 化 の 名 のもとで 更 新 が 立 ち 遅 れ トラブルも 発 生 しています したがって 造 幣 事 業 の 長 期 安 定 のための 人 材 確 保 - 11 -
や 設 備 機 械 の 更 新 を 求 めていくこととします あわせて 組 合 員 の 雇 用 と 労 働 条 件 の 維 持 改 善 に 全 力 をあげていくとともに 通 貨 製 造 等 を 担 う 企 業 として 国 民 生 活 と 日 本 経 済 の 安 全 安 心 に 寄 与 し 国 民 のための 造 幣 事 業 の 安 定 発 展 と 民 主 的 事 業 運 営 に 向 けて 必 要 な 対 策 を 講 じていくこととします 造 幣 事 業 のなかの 貨 幣 製 造 は 今 年 度 は 若 干 の 減 産 傾 向 となっており 先 行 きを 見 ても 電 子 マネーの 普 及 などから さらに 厳 しくなることが 想 定 されます また 記 念 貨 幣 についても 現 在 製 造 している 地 方 自 治 法 施 行 60 周 年 記 念 貨 幣 は 本 年 で 製 造 が 終 了 するなど 減 産 傾 向 と なっており 将 来 的 な 記 念 貨 幣 の 安 定 製 造 も 求 めていく 必 要 があります 一 方 勲 章 製 造 をは じめとする 装 金 事 業 や 貴 金 属 の 品 位 証 明 などを 行 う 試 験 検 定 鑑 定 事 業 も 業 務 量 が 増 えてい るものの 人 員 補 充 がなされず 組 合 員 個 々の 負 担 が 増 大 しています したがって 通 常 貨 幣 の 改 鋳 模 様 替 え 記 念 貨 幣 の 弾 力 的 発 行 などを 関 係 各 方 面 に 強 く 求 め すべての 造 幣 事 業 の 長 期 安 定 に 向 けて 取 り 組 みを 強 化 していくこととします JP 労 組 JP 労 組 は デフレからの 脱 却 と 経 済 の 好 循 環 の 実 現 をめざすとともに 人 材 の 確 保 育 成 のために 人 への 投 資 を 求 め 働 く 者 国 民 生 活 の 底 上 げをはかるために 果 敢 に 闘 うと する 連 合 の 基 本 構 想 を 踏 まえた 2016 春 闘 の 基 本 方 針 ( 素 案 ) を 昨 年 11 月 に 策 定 しま した 1.16 春 闘 の 意 義 と 上 場 後 の 春 闘 態 勢 構 築 等 のあり 方 (1)16 春 闘 は 株 式 上 場 後 初 めて 迎 える 極 めて 重 要 な 闘 争 となります 上 場 直 後 の 現 時 点 において 大 きな 状 況 変 化 が 想 定 されるものではありません ただし 厳 しい 経 営 環 境 は 続 いており 株 式 売 却 がさらに 進 められていく 過 程 において 会 社 の 考 え 方 等 を 見 極 めなが ら 上 場 後 の 春 闘 の 組 み 立 てについて 検 討 を 重 ねつつ 態 勢 構 築 のあり 方 等 を 見 出 してい くこととします (2)16 春 闘 のキックオフと 位 置 づけて 開 催 した ブロック 別 全 国 支 部 長 会 議 では 各 支 部 長 から 多 くの 意 見 提 起 等 を 受 けました 課 題 については 共 通 認 識 はあるものの 限 られた 財 源 の 中 で 優 先 して 改 善 をはかるべ き 事 項 を 判 断 していく 必 要 があり 状 況 を 見 極 め 要 求 の 組 み 立 ておよび 交 渉 展 開 をはか ることとします 2. 要 求 組 み 立 ての 考 え 方 (1) 上 場 後 も グループ 一 体 での 経 営 推 進 がはかられていくことから グループ 一 体 処 遇 を 基 本 に 主 要 四 社 に 対 する 統 一 要 求 を 組 み 立 てることとします (2) 一 時 金 の 従 来 水 準 までの 回 復 等 とあわせ 期 間 雇 用 社 員 の 処 遇 改 善 を 追 求 するとともに ワーク ライフ バランスの 推 進 等 に 取 り 組 んでいきます (3) 具 体 的 には 連 合 闘 争 方 針 を 踏 まえ 1 定 期 昇 給 の 完 全 実 施 2 正 社 員 の 基 準 内 賃 金 を 一 人 平 均 2%( 約 6,000 円 ) 引 き 上 げること 3 正 社 員 の 一 時 金 を 年 間 4.3 月 とすること 4 時 給 制 契 約 社 員 の 時 間 給 を 40 円 引 き 上 げる 等 要 求 の 柱 として 組 み 立 てています 3.16 春 闘 の 進 め 方 (1) 第 15 回 中 央 委 員 会 で 春 闘 方 針 決 定 後 中 央 闘 争 本 部 を 設 置 - 12 -
(2) 中 央 闘 争 本 部 設 置 後 直 ちに 要 求 書 を 提 出 春 闘 交 渉 を 展 開 し 集 中 回 答 ゾーンである 3 月 中 旬 の 回 答 指 定 日 での 妥 結 をめざします 以 上 公 務 労 協 2016 春 季 生 活 闘 争 ポスター - 13 -