The 33 rd Ontario Japanese Speech Contest 第 33 回 オンタリオ 州 日 本 語 弁 論 大 会 A Collection of the Award Winning Speeches 入 賞 者 スピーチ 集 J. J. R. MacLeod Audito



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第 33 回 オンタリオ 州 The 33 rd Ontario Japanese Speech Contest 入 賞 者 スピーチ 集 A Collection of the Award Winning Speeches J. J. R. MacLeod Auditorium, University of Toronto The Organizing Committee for the Ontario Japanese Speech Contest February 28, 2015

The 33 rd Ontario Japanese Speech Contest 第 33 回 オンタリオ 州 日 本 語 弁 論 大 会 A Collection of the Award Winning Speeches 入 賞 者 スピーチ 集 J. J. R. MacLeod Auditorium University of Toronto, Canada, February 28, 2015 Compiled by The Organizing Committee for the Ontario Japanese Speech Contest Award winners; Judges; Sponsors; Chair of the Organizing Committee of the 33rd OJSC

Contents CONGRATULATORY MESSAGE BY THE CONSUL-GENERAL OF JAPAN IN TORONTO... 1 JUDGES, ORGANIZING COMMITTEE, AND ASSISTANTS... 2 SUPPORTERS AND SPONSORS... 3 PROGRAMME... 4 LIST OF THE PARTICIPATING SCHOOLS... 8 AWARD WINNING SPEECHES... 9 EVALUATION CRITERIA... 29 PHOTO GALLERY... 30 GUIDELINES... 32 EDITOR S NOTES... 36

Congratulatory Message by the Consul-General of Japan in Toronto I am delighted to be able to extend greetings to the organizers and participants of the Ontario Japanese Speech Contest, now in its 33 rd year. To the participants, I would like to say that there is meaning to the fact that you have chosen to study Japanese in a multicultural city like Toronto, where you have a wide variety of languages available to learn. Your choice, in turn, has brought you together with your teachers and classmates. In Japan, we call this en, a precious connection among people. I hope that in the future you will treasure this en enough to continue studying Japanese, to visit Japan or to pursue a Japan-related career. Some of you may become parents, teachers or some other kind of mentors for young people. In that case, I hope you shall pass your en with Japan on to the next generation. I also would like to take this opportunity to sincerely congratulate the members of the Organizing Committee for once again bringing together a successful contest. Finally, I would like to extend my heartfelt appreciation to the sponsors for continuing to support this invaluable component of Japanese language education in Ontario. Sincerely, Yasunori Nakayama Consul-General of Japan 1

Judges, Organizing Committee, and Assistants (Alphabetical order) Judges Chief Judge: Mr. Fabiano Takashi Rocha, Japan Studies Librarian, University of Toronto Libraries Cathy, Freelance Writer and Community Worker Ms. Naoko Hirose, Production Director, KAN Communications Inc. Ms. Chieko Kono, Director, The Japan Foundation, Toronto Mr. Nobuhiro Nishimura, Senior Vice President, Treasurer, Corporate Secretary & General Manager, Mitsui & Co. (Canada) Ltd. Committee Members Chair: Jotaro Arimori (University of Toronto) Kumiko Inutsuka (York University) Ikuko Komuro-Lee (University of Toronto) Akiko Maruoka (Renison University College, University of Waterloo; School of Continuing Studies, University of Toronto) Tomoko Matsumoto (Toronto Japanese Language School; Japanese Canadian Cultural Centre) Kozumi Miya-Woolford (Toronto Japanese Language School) Rie Shirakawa (Huron University College at the University of Western Ontario) Noriko Yabuki-Soh (York University) Committee Supporters Jessica Carman (The Japan Foundation, Toronto) Nobiru Nakamura (Consulate-General of Japan in Toronto) Assistants Eri Burns (Renison University College, University of Waterloo) Mitsume Fukui (University of Western Ontario) Andrew Hatelt (York University) Kumiko Kunizane (Renison University College, University of Waterloo) Paul Lee (York University) Peter Lee (Individual) Akiko Mitsui (York University) Mike Oetlinger (York University alumnus) MC Fumie Shimoda (Renison University College, University of Waterloo) Eri Takahashi (University of Toronto Scarborough) Ying Tan (University of Toronto) MC Yasuyo Tomita (University of Toronto) Grace Wang (University of Toronto) Jung Becky Yookyung (University of Toronto) Yukiko Yoshizumi (University of Toronto) 2

Supporters and Sponsors Supported by: Consulate-General of Japan in Toronto The Japan Foundation Sponsored by: Asian Institute and the Dr. David Chu Program in Asia Pacific Studies at the Munk School of Global Affairs, University of Toronto Association of Japanese Canadian Businesses and Professionals (Shinki-kai) Canada Planners International Services, Inc. Canon Canada Inc. Glico Canada Corporation H.I.S. CANADA Inc. Honda Canada, Inc. IACE Travel Canada Inc. Ichiriki Japanese Restaurant Japan Communications Inc. Japan National Tourism Organization (JNTO) JTB International (Canada) Ltd. Mitsui Canada Foundation NGK Spark Plugs Canada Ltd. Nihongo Circle Noritake Canada Ltd. Shiseido (Canada) Inc. ShowFlex International Soba Canada Inc. Subaru Canada, Inc. Toyota Canada Inc. Yamaha Canada Music Ltd. (Alphabetical order) 3

PROGRAM MCs: Mike Oetlinger & Ying Tan Opening Remarks Jotaro Arimori, Chair, The Organizing Committee Consul-General s Greetings Mr. Yasunori Nakayama, Consul General of Japan in Toronto Introduction of Judges Speeches Beginners Category (14 speeches) Explanation of Criteria and Mr. Fabiano Takashi Rocha, Chief Judge Procedures for Evaluation Speeches Intermediate Category (13 speeches) Introduction of Sponsors The 33rd Annual Ontario Japanese Speech Contest 第 33 回 オンタリオ 州 日 本 語 弁 論 大 会 Intermission Speeches Advanced Category (8 speeches) Speeches Open Category (1 speech) Door Prize Jotaro Arimori, Chair, The Organizing Committee Introduction of Japanese Culture Performance by Jessica Stuart ( 琴 奏 者 ) Results and Awards Mr. Fabiano Takashi Rocha, Chief Judge Closing Remarks Jotaro Arimori, Chair, The Organizing Committee Saturday, February 28, 2015 1:00 p.m. 6:00 p.m. Medical Science Building 2158, University of Toronto Refreshments will be served Chief Judge: Judges: Mr. Fabiano Takashi Rocha, Japan Studies Librarian, University of Toronto Libraries Cathy, Freelance Writer and Community Worker Ms. Naoko Hirose, Production Director, KAN Communications Inc. Mr. Nobuhiro Nishimura, Senior Vice President, Treasurer, Corporate Secretary & General Manager, Mitsui & Co. (Canada) Ltd. Ms. Kaori Tanaka, Planning Officer, The Japan Foundation, Toronto (Alphabetical order) Supported by: Consulate-General of Japan in Toronto The Japan Foundation Sponsored by: Asian Institute and the Dr. David Chu Program in Asia Pacific Studies at the Munk School of Global Affairs, University of Toronto Association of Japanese Canadian Businesses and Professionals (Shinki-kai) Canada Planners International Services, Inc. Canon Canada Inc. Glico Canada Corporation H.I.S. CANADA Inc. Honda Canada Inc. IACE Travel Canada Inc. Ichiriki Japanese Restaurant Japan Communications Inc. Japan National Tourism Organization (JNTO) JTB International (Canada) Ltd. Mitsui Canada Foundation NGK Spark Plugs Canada Ltd. Nihongo Circle Noritake Canada Ltd. Shiseido (Canada) Inc. ShowFlex International Inc. Soba Canada Inc. Subaru Canada, Inc. Toyota Canada Inc. Yamaha Canada Music Ltd. (Alphabetical order) Flower Arrangement: Ms. Hodo Mizoguchi (Toronto Ohara Chapter) The Japanese Book Fair will be held in the lobby by Nihongo Circle. Cash, cheque accepted. 4

Beginners Category 初 級 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 Title 青 春 のしずく The Drops of the Bloom 努 力 は 才 能 に 勝 る Effort is better than talent こどもとえいが A child and a movie むらかみのせかいをさがして Searching for Murakami's World お 父 さんのプレゼント A present from my father 政 治 と 偏 見 Politics and Prejudice 人 生 の 先 生 Teacher of a lifetime ビデオゲーム: 日 本 人 の 考 え 方 と 文 化 へのドア Video Games: A Door to Japanese Beliefs and Culture 今 日 からのすてきな 道 The Wonderful Path from Today onwards 私 たちが 使 っている 言 葉 Cultural Sensitivity 習 うより 慣 れろ Practice makes perfect 深 いつながり Deep Connections パンケーキの 人 Pancake People 花 より 団 子 Bread is better than the songs of birds Name リオ ドゥ Leo Du アルバロ ガウト Alvaro Gauto セリーナ ヒュバン Selena Huband ディアンドラ イスミランティ Diandra Ismiranti ロンハオ ニコール ジャン Ronghao Nicole Jiang ユエ リ Yue Li ジェニファー ルウ Jennifer Lu ケルビン イン Kelvin Ng ガビ リッカー Gabby Ricker ディエゴ サラス Diego Salas エリザベス セルナ Elizabeth Serna フィザ シャジ Fizza Shaji ナディラ タハタガーノバ Nadira Takhtaganova イラン ジュ Yilan Zhu 5

Intermediate Category 中 級 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 Title Name 丘 の 向 こう ニン アイ Over the hills Ning Ai 私 のストーリーを 聞 いて 下 さい イーラフ バルザンジー Please listen to my story Ealaf Barzanjee やさしい 時 間 ソンハン チェン Precious moments Songhan Chen 伝 統? 最 先 端? ヘザー ハイチェン ツイ Traditional or modern? Heather (Haichen) Cui 顔 のない 人 形 ジョージ ドックステイター The Faceless Doll George Doxtater 365( 三 六 五 ) ベン リャンレー キム 365 (Three Six Five) Ben Ryungrae Kim ドッペルゲンガー? ボビー キョンレー キム Doppelgänger? Bobby Kyungrae Kim 物 が 要 らない 豊 かな 人 生 カレン ロ Live More with Less Karen Lo お 疲 れ 様 でした メリー マー End the Work Day with "Otsukaresamadeshita" Mary Ma 見 方 を 変 えれば ジア チー If you change your perspective Jia Qi 止 まって 深 呼 吸 して 考 えて プリヤンカ ラオ Stop. Breathe. Think. Pryangka Rao 理 想 と 現 実 シンシア ワン Ideals and Reality Cynthia Wang 偶 然 が 繋 がる 必 然 ー 僕 と 日 本 語 の 旅 ダ ウェイ Fate tied in coincidences: my journey with the Japanese language Da Wei 6

Advanced Category 上 級 1 2 3 4 5 6 7 8 Title Name 個 性 とチームワーク フェデリカ カイアッゾ Individuality vs Teamwork Federica Caiazzo 仲 良 しのお 隣 さん カンヒョン チョイ My friendly neighbor Kanghyun Choi 1.5 世 ユージン ジョン 1.5 generation Eugene Jung 世 界 への 和 キアラ リ Global "Wa" Kiara (Sunho) Lee 私 の 顔 を 見 上 げてください ヘレン ペング Please look at me Helen Pang サイバーいじめ チュミン ウ Cyberbullying Chumin Wu 何 もしないと 何 も 始 まらない アマンダ ヤン If you don't do anything, nothing will begin. Amanda Yan 2020まで アニー ゾン Until 2020 Annie Zhong Open Category オープン 1 Title Name 1 月 17 日 が 来 るたびに レイナ ツルサキ Every year, on January 17th Laina Tsurusaki Organized by: The Organizing Committee for the Ontario Japanese Speech Contest (Department of East Asia Studies, University of Toronto) Committee Members (Alphabetical order): Jotaro Arimori (University of Toronto) Kumiko Inutsuka (York University) Ikuko Komuro-Lee (University of Toronto) Akiko Maruoka (Renison University College, University of Waterloo; The School of Continuing Studies, University of Toronto) Tomoko Matsumoto (Toronto Japanese Language School; Japanese Canadian Cultural Centre) Kozumi Miya-Woolford (Toronto Japanese Language School) Rie Shirakawa (Huron University College; University of Western Ontario) Noriko Yabuki-Soh (York University) 7

List of the Participating Schools The 33rd Ontario Japanese Speech Contest McMaster University Renison University College, University of Waterloo Toronto Japanese Language School University of Toronto (St. George) University of Toronto (Scarborough) University of Western Ontario York University (Alphabetical order) 8

List of the Award Winners of the 33rd Ontario Japanese Speech Contest 第 33 回 オンタリオ 州 日 本 語 弁 論 大 会 受 賞 者 一 覧 入 賞 賞 Awards and Prizes 受 賞 者 Award Winners Page 最 優 秀 賞 奨 学 金 フィザ シャジ< 初 級 1 位 > Grand Prize Scholarship Fizza Shaji <1st Place of the Beginners Category> 11 (Mitsui Canada Foundation) Renison University College, U Waterloo 初 級 Beginners 第 2 位 奨 学 金 ナディラ タハタガーノバ 2 nd Place Scholarship Nadira Takhtaganova 12 (Japan Communications Inc.) York University 第 3 位 奨 学 金 ジェニファー ルウ 3 rd Place Scholarship Jennifer Lu 13 (Association of Japanese Canadian Businesses and Professionals) Toronto Japanese Language School 中 級 Intermediate 第 1 位 カナダトヨタ 大 賞 奨 学 金 プリヤンカ ラオ 1 st Place Toyota Canada Award Pryangka Rao 14 (Toyota Canada Inc.) Renison Univesity College, U Waterloo 第 2 位 奨 学 金 シンシア ワン 2 nd Place Scholarship Cynthia Wang 15 (Shiseido (Canada) Inc.) University of Toronto (St. Geroge) 第 3 位 奨 学 金 ボビー キョンレー キム 3 rd Place Scholarship Bobby Kyungrae Kim 16 (NGK Spark Plugs Canada Ltd.) York University 上 級 Advanced 第 1 位 ホンダカナダ 大 賞 奨 学 金 アニー ゾン 1 st Place Honda Canada Award Annie Zhong 17 (Honda Canada Inc..) Renison University College, U Waterloo 第 2 位 奨 学 金 ヘレン ペング 2 nd Place Scholarship Helen Pang 18 (Subaru Canada Inc.) McMaster University 第 3 位 奨 学 金 アマンダ ヤン 3 rd Place Scholarship Amanda Yan 19 (Yamaha Canada Music Ltd.) University of Western Ontario 9

List of the Award Winners of the 33rd Ontario Japanese Speech Contest 第 33 回 オンタリオ 州 日 本 語 弁 論 大 会 受 賞 者 一 覧 特 別 賞 特 別 賞 Special Prizes Category 受 賞 者 Award Winners Page ノリタケカナダ 大 賞 <オープン> レイナ ツルサキ Noritake Canada Award <Open> Laina Tsurusaki 20 (Noritake Canada Ltd.) York University ユーモア 賞 < 初 級 > アルバロ ガウト Humour Prize <Beginners> Alvaro Gauto 21 (Canon Canada Inc.) Toronto Japanese Language School 努 力 賞 < 初 級 > ディエゴ サラス Special Effort Prize <Beginners> Diego Salas 22 (Noritake Canada Ltd.) York University 特 別 賞 < 中 級 > ソンハン チェン Special Prize <Intermediate> Songhan Chen 23 (Canada Planners International Services, Inc.) York University 特 別 賞 < 初 級 > リオ ドゥ Special Prize <Beginners> Leo Du 24 (Shiseido (Canada) Inc.) York University 特 別 賞 < 初 級 > ユエ リ Special Prize <Beginners> Yue Li 25 (Shiseido (Canada) Inc.) University of Toronto (St. Geroge) 特 別 賞 < 中 級 > ダ ウェイ Special Prize <Intermediate> Da Wei 26 (Soba Canada Inc.) Renison Univesity College, U Waterloo 特 別 賞 < 初 級 > イラン ジュ Special Prize <Beginners> Yilan Zhu 27 (Ichiriki Japanese Restaurant) University of Toronto (Scarborough) 特 別 賞 < 中 級 > イーラフ バルザンジー Special Prize <Intermediate> Ealaf Barzanjee 28 (IACE Travel Canada Inc.) York University 10

深 いつながり フィザ シャジ 最 優 秀 賞 ( 初 級 1 位 ) クリック いまどんな 気 持 ち? クリック 友 達 になる? クリック いいね! クリック クリックひとつで 自 分 のかんがえを せかいじゅうの 人 に つたえたり 家 族 や 友 達 しらない 人 とも はなすことができます げんだいのせ かいのわかものは フェイスブックやツイッターなどの ネットワークを 使 うことに より ひろく つながっています しかし これは ほんとうに つながっているので しょうか? ひょうめんじょうは つながって 見 えますけど じっさいに 20 年 前 と くらべる と 人 との きょうかんが うすくなっているとい うけんきゅうけっかがあり ます きょうかんは 思 いやりを ふくめた 人 と 人 との つながりです ほかの 人 の かんが えや かんじょうを りかいすることです どうやって ほかの 人 と 同 じ たちばに な れるんでしょう? しゅうきょう, みんぞく などのちがいに かんけいなく どうやっ て ほかの 人 の かんがえや かちかんを ふかくりかい できるでしょう? このこたえ は あいての げんごを 勉 強 することだと 思 います 人 と 深 く つながるために げんごを まなぶことは とても 大 切 です 私 はげんごを 勉 強 することの りてんは ほこらしげに ウルドゥー 語 や アラビア 語 を しってい ます! といえる ことだと 思 っていました すると ほかの 人 は わぁ すご い! とかんしん すると 思 います さいきんまで げんごを 勉 強 することの すば らしい もくてきに きづきませんでした 私 は 日 本 語 を 勉 強 して 日 本 の 人 々に つ いても まなんでいます げんごを 勉 強 することで 本 当 に えられる 大 切 なものは きょうかんです ことばは しゃかいのれきし ぶんかや かちかんを まなぶための さいしょの ドア です ほかの げんごを まなぶと その ことばを はなす 人 の かんきょうを りかい することができます きょうかんすることで みなさんは 自 分 のかんがえと ほか の 人 のかんがえの きょうつうてんを みつけることができます そして ほかの 人 を 心 から りかいすることができます それでは みなさん ログアウトしましょうか? クリック ごせいちょうありがとうございました 11

パンケーキの 人 ナディラ タハタガーノバ ( 初 級 2 位 ) はじめてあったとき その 人 のことは あまり 好 きじゃありませんでした その 人 は 日 本 人 でした 日 本 人 はふつうやさしくて いつも 笑 っていて かわいいです ね?でも その 人 は せが 高 くて くらくて いつもおこっているみたいでした ぜんぜんちがいました! 私 は 食 べものだったら 何 でも 食 べられますが 人 につい てはちがいました その 人 とはどうしても 話 したくありませんでした それでもある 日 ゆうきをだして 話 して 見 ました だいじょうぶでした!あんな にこわいと 思 っていたのに はんたいにとてもいいともだちになりました 同 じお んがくや 本 やえいがが 大 好 きだったんです! 私 はうれしくなって その 人 にパンケ ーキを 作 ってあげたくなりました でも どんなパンケーキにしましょうか?あたまに 二 つうかびました 一 つは 日 本 の おこのみやき もう 一 つはロシアのパンケーキの ブリンチキ でした ブリンチキ はクレープににたロシアのデザートで 中 にカッテージチーズ 上 に 蜂 蜜 をかけたものです でも どちらがいいか あの 人 の 好 きなあじが 分 かりま せんでした! (やっぱり 日 本 人 だからおこのみやきかな でもうまく 作 れないな みんなは あ あいう 人 だからあまいものは 食 べないっていうし )かんがえて かんがえて か んがえて 作 りました そしてとうとう できました! つぎの 朝 食 べてみて どうぞ 何 だよ あ 食 べていい いいよ! その 人 が 食 べおわるまで 私 はただただ 待 ちました ナディラさん! 何? この 何 かはおいしいよ その 人 が 笑 いました 私 は やった! と 思 いました その 何 かは ブリンチキ でした 私 はこのとき 人 と 食 べものは じつは 同 じだったことにきづきました 食 べも のについては 食 べてみないと 分 からないと 知 っていたのに 人 についてはどうして 同 じようにしなかったんでしょう 人 も 食 べものもだいいちいんしょうだけでは 分 かりません あまい しょっぱい からい いろいろです ロシア 語 では На в кус и цвет, товарищей нет 日 本 語 では 十 人 十 色 人 はみ んなちがいます ちがっているから おもしろいのです 人 はほんとには よくし りあうまで 分 かりません こころをだれにでもひらきましょう どんなパンケーキ でも そのおいしさも 愛 もかんじられるはずです 12

人 生 の 先 生 ジェニファー ル ( 初 級 3 位 ) 誰 もが 皆 人 生 にたくさんの 先 生 がいます 学 校 の 先 生 私 に 日 本 語 を 教 えてくれ た 先 生 おきにいりの 本 の 作 者 など なかには 大 きな 足 跡 をのこすことなく さっ ていってしまった 人 もいます けれどかならず 1 人 はあなたの 人 生 におおきな 影 響 をあたえた 人 がいるはずです わたしたちに 人 生 の 哲 学 を 教 え いまのわたしたち をつくりあげた 人 あなたにとってそんな 人 はいますか わたしにとっては 宮 崎 駿 さんがそんな 人 です 彼 はわたしのちいさいころわすれられない 印 象 的 なおはな しを 伝 えてくれただけでなく わたしがなにか 選 択 に 迷 ったとき 曇 った 空 に 一 筋 の 光 をさすように 手 をさしのべてくれました わたしは 彼 と 実 際 にあったことも 話 したこともありません しかし 彼 のメッセージと 教 えは 作 品 を 通 して わたしを 含 む 何 万 人 もの 人 々に 伝 えられています 数 学 物 理 を 教 えてもらったのではありま せん 彼 はわたしにとって どのような 人 であるべきか 示 してくれる 祖 父 のような 存 在 なのです わたしがとくに 尊 敬 している 点 は 自 然 への 感 謝 の 心 です 宮 崎 さんの 映 画 を 見 ると わたしはいつも 祖 母 の 小 さな 農 場 の 家 にもどったような 気 分 になります それはおおきく 古 い 木 々が 静 かに 優 雅 に 立 っている 自 然 にもどるこ とへの 熱 い 想 いを 呼 び 起 こします 彼 の 映 画 を 見 ることは 騒 がしく 汚 染 された 都 会 で 生 まれ 育 ってきたわたしたちにとって 自 然 を 身 近 に 感 じられるすばらしい 機 会 です 私 にとっては それは 忙 しい 日 々から 離 れた 安 らぎでもあります そこで は 地 球 の 美 しさとそれを 守 ることの 大 切 さを 気 付 かせてくれます はじめて 彼 の 映 画 をみると 彼 の 話 の 創 造 性 とおもしろさしか 感 じられないかもしれません し かしもういちど 同 じものを 見 ると そこにはもっと 深 い 意 味 をみつけられます わ たしたちが 大 人 になり 色 々なことを 経 験 するにつれて 理 解 できるようになるメッセ ージです 物 話 は 時 々 幻 想 的 に 現 実 離 れしたように 思 えます しかしそれでもか ならずわたしたちの 暮 らしに 繋 がるものはあります そんな 宮 崎 さんがこんなこと を 言 っていました 失 敗 を 受 け 入 れることはできるが 努 力 なしでの 失 敗 は 決 して 受 け 入 れてはいけない この 言 葉 は 私 にこのコンテストに 出 ることを 後 押 しして くれたものでもあります 13

止 まって 深 呼 吸 して 考 えて プリヤンカ ラオ ( 中 級 1 位 ) あああ 今 も 彼 氏 がいない! だれでもいいかな? 止 まって 深 呼 吸 して 考 えて やばい! 来 週 三 つテストがあるよ! むりむり! ぜったいにしっぱい するよ! 止 まって 深 呼 吸 して 考 えて この 忙 しい 世 界 に 私 たちはけつだんを しなきゃいけません どんなに 小 さいけつだんでも たとえば おなかがすいた 時 に 何 を 食 べたいとか 大 きなけつだん 卒 業 をしたら 何 をするとか 私 たちのけ つだんは 私 たちの 人 生 を 作 ります いいけつだんか 悪 いけつだんか それはべつの はなしです 私 は 五 年 前 に 初 めてマレーシアからカナダに きました 私 はマレーシアでは 人 前 で 話 すことが 好 きでした でも カナダでは 英 語 がおもなげんごでした 私 はいつ もよりまちがえました いつも 私 の 英 語 がじゅうぶんかどうか みんな は 私 が 何 を 言 っているかわかるかとかしんぱいしました とくに 大 学 の 一 年 の 時 は 最 悪 でし た その 時 私 はマレーシアのアクセントが 強 かったから 会 話 はむずかしかった です 自 分 では 正 しく 話 していると 思 ったけどみんな に 笑 われました たいてい 私 がはずかしいことを 言 ったからです 父 は 私 がなやんでいることにきづきました 父 は 弁 護 士 だから いつも 仕 事 のた めにたくさん 話 をします 父 が 私 に 言 いました こたえをだすとき 速 さはしんぱ いしないで でもいちばん 重 要 なのは 何 が 言 いたいのか プレッシャーがあったら このマントラを 使 って 止 まって 深 呼 吸 して 考 えて それから そのもん だいがそんなにむずかしくないことにきづけるよ 止 まって 深 呼 吸 して 考 え て この 三 つのことばは 私 をこれまで 支 えてきました だから 私 があなたに 話 を する 時 だまったら おかしいと 思 わないでください 私 があなたをそんけいする から 私 はいちばんいいこたえをだすために 考 えているんです 止 まって 深 呼 吸 して 考 えて こんなにたんじゅんなことばなのに 大 きな 力 が あります もしこまったことがあったら 世 界 がてきになったようだとかんじたら 目 をとじて このマントラを 使 います 世 界 はだれのためにもとまりません どん なけつだんをしても だから あわてることはありません リラックスをして け つだんをしなければいけない 時 止 まって 深 呼 吸 して 考 えて このとまら ない 世 界 に 本 当 の 力 を 見 せられるはずです 止 まって 深 呼 吸 して 考 えて ごせいちょうありがとうございました 14

理 想 と 現 実 シンシア ワン ( 中 級 2 位 ) 私 は 理 想 主 義 者 です 子 供 の 頃 あらゆる 角 度 から 物 事 をみる 事 ができなかった ゆえに 世 界 には 理 想 と 現 実 という 二 つの 概 念 は 存 在 しなかったのです 事 実 しかありませんでした 小 学 校 の 食 堂 で 売 られているカップ 麺 やフライドポテトは 安 くて 美 味 しかったので 毎 日 食 べても 大 丈 夫 だ! あの 頃 の 私 はそう 思 ってい ました でも 中 学 校 に 入 ったら 私 は 理 想 と 現 実 この 二 つの 言 葉 の 意 味 が 分 かりました 学 校 の 食 堂 には 成 長 している 学 生 たちの 健 康 に 対 する 責 任 がありますから 不 健 康 な 食 品 を 売 るべきではありません この 場 合 理 想 的 な 食 堂 というのは 優 しさを 込 めて 新 鮮 で 栄 養 たっぷりの 農 産 物 を 使 って バランスのよい 食 事 を 作 ります しかし 残 念 ですが この 世 の 中 には 自 分 だけを 優 先 する 人 がいて 子 供 たちの 健 康 はどうでもいい かねさえはいれば 私 は 満 足 と 考 えています これが 現 実 です こういう 問 題 に 気 がついているのに 声 を 上 げない 人 達 もいます あなたならどうしますか? 声 を 上 げますか それともいつまでも 傍 観 者 でいま すか? それでは 一 つ 同 じような 典 型 的 な 例 を 考 えてみましょう もし 自 分 の 恋 人 と 自 分 を 育 ててくれた 母 親 が 同 時 に 海 で 溺 れていたら どちらを 先 に 助 けます か 私 の 答 えは:どちらも 大 切 ですから 必 ず 恋 人 も 母 親 も 二 人 とも 助 けます そんな 事 あり 得 ない 非 現 実 的 な 事 を 言 わないで といわれたら その 人 に 次 の 事 を 伝 えたいと 思 っています 現 実 というものは 限 られた 視 野 しか 持 たない 人 の 世 界 人 には 可 能 性 が 秘 められ ているので チャンスというものは 自 分 の 手 で 作 るものです 本 気 で 恋 人 も 母 親 も 助 けたいなら あなたはいい 方 法 を 見 つける 事 ができますから 自 分 のことを 信 じ てください 果 たして 理 想 というものは 何 でしょうか? 一 切 欠 点 のない 状 態 で もあり 夢 に 近 いものでもあります 理 想 と 現 実 を 繋 げるのは 犠 牲 と 努 力 辛 抱 強 く 試 行 錯 誤 を 重 ねたら 理 想 は 現 実 となります あなたや 私 が 今 生 きている 時 代 も 昔 の 人 にとっては 理 想 的 な 時 代 と 言 えるのでしょうか 矛 盾 していますが 理 想 が 現 実 になる 瞬 間 また 新 しい 理 想 が 生 まれます これが 向 上 心 の 輝 きなのです 15

ドッペルゲンガー? ボビー キョンレー キム ( 中 級 3 位 ) びっくりしましたか? さっき ここに 私 と 同 じ 顔 をした 男 性 が 立 っていました ね 皆 さん ドッペルゲンガーをご 存 知 ですか? 自 分 とそっくりの 姿 をした 分 身 のことです もちろん 彼 は 私 のドッペルゲンガーではありません 私 たちは3 分 違 いで 生 まれた 双 子 です 双 子 と 言 うと よく 聞 かれます 弟 とテレパシーで つながってるの? 弟 が 病 気 になると 君 も 病 気 になるの? その 答 えは 簡 単 も ちろん テレパシーではつながっていません 病 気 は 移 ることもありますが それ は 単 に 同 じ 空 間 で 生 活 しているからです 私 たちの 関 係 は 普 通 の 兄 弟 とは ちょっと 違 います 生 まれてから 最 高 のパートナ ー そしてライバルです 今 日 お 話 したいのは ライバルより パートナーとして の 私 たちです 木 登 りが 得 意 なヒョウと 走 るのが 速 いチーターのように 私 たち は 外 見 は 似 ていますが 能 力 も 好 きなものも 性 格 も 違 います 私 は 左 利 きで 弟 は 右 利 き 私 は 経 営 学 専 攻 で 弟 は 病 理 学 専 攻 似 ている 所 より 異 なる 所 の 方 が 多 いです 例 えばここに 一 本 の 木 があったら 私 は 木 の 全 体 の 様 子 を 弟 は 細 かい 枝 や 葉 を 見 ます そして 自 分 たちが 発 見 したことを 残 さず 話 して 私 は 見 落 とした 木 のディ テールを 弟 は 見 えなかった 木 の 全 体 を お 互 いから 学 びます 中 学 の 時 学 校 で 学 年 代 表 が 選 ばれる 機 会 がありました 私 たちの 学 年 では 私 と 弟 をふくめて 十 人 の 候 補 者 がいました みんなクラスのまとめ 役 をしたり 先 生 の 前 で 印 象 に 残 るような 発 言 をして 競 争 しました そして 代 表 を 決 める 面 接 の 日 が 来 ました 私 は 先 生 方 に 自 分 の 長 所 や 短 所 などを 聞 かれたあと 自 分 が 弟 より 勝 るところはなんだと 思 う? と 質 問 されました 私 の 面 接 が 終 わると 先 生 は 弟 を 呼 んできて 同 じ 質 問 をしました そして 最 後 に 学 年 代 表 は 一 人 だけだよ 君 た ち 二 人 のどちらかが 選 ばれたらど うする? と 言 ったのです その 時 私 は 非 常 に 混 乱 しました 弟 も 困 っているようでした でも 私 たちはほとんど 同 時 に 答 えま した 別 にかまわないです 結 果 がどうなっても 僕 たちはお 互 いを 応 援 しま す その 答 を 聞 いて 先 生 方 は 全 員 にっこり 笑 いました 皆 さん 結 果 はどう なったと 思 いますか? 二 人 とも 代 表 に 選 ばれることになったのです 前 代 未 聞 の ことでした 人 はみんな 違 います そして 私 たちは 競 争 ばかりの 世 界 に 住 んでいます 自 分 と 他 人 を 比 較 して 劣 等 感 を 持 ったり 他 の 人 をこき 下 ろしたりしていませんか 相 手 の 弱 みではなく 相 手 の 強 みに 目 を 向 けてみませんか お 互 いの 長 所 を 認 めて 協 力 し 合 う 私 は 自 分 と 弟 のような 関 係 が 人 間 として 一 番 の 関 係 だと 思 っています 今 日 私 と 弟 はこのコンテストでも 競 争 することになりました 結 果 がどうなっ ても 私 たちはきっと 後 でこう 言 うでしょう お 互 いよくやったよね 16

2020 まで アニー ゾン ( 上 級 1 位 ) 2020 年 東 京 オリンピックが 近 づいている 中 日 本 は 二 十 一 世 紀 において 最 も 多 い 外 国 人 観 光 客 の 訪 問 に 備 えて 準 備 を 始 めています 皆 さんご 存 知 のように 日 本 は 観 光 施 設 が 整 った 国 です 私 も 旅 行 が 大 好 きで あちこちを 巡 りましたが 外 国 人 旅 行 者 の 立 場 からこうだったらいいなと 思 うことが 二 つあります 外 国 人 旅 行 者 にとって 最 も 必 要 なもので 日 本 にないものは 何 でしょうか?そ れは 無 料 の Wi-Fi へのアクセスです 日 本 に 住 んでいる 人 達 は 携 帯 でインターネ ットにアクセスできますので 公 共 の 場 で Wi-Fi はあまり 必 要 とはしません しか し 私 のようなデジタル 世 代 の 外 国 人 旅 行 者 はこれがないと 生 きていけないのです 日 本 のような 技 術 的 に 進 んだ 国 で Wi-Fi にアクセスできないと 外 国 人 旅 行 者 は 夢 に も 思 いませんので 驚 かされます 私 もこのおかげで 旅 行 していた 時 携 帯 で 道 を 探 すこともできなかったし 電 車 の 時 刻 表 を 確 認 することもできなかったし フ ェースブックを 三 日 連 続 使 うこともできませんでした 三 日 です 辛 かったです 本 当 に 辛 かったです 一 人 旅 では 何 かしらあるとすぐにフェースブックで 呟 きた くなるものですが ホテルでも Wi-Fi が 繋 がっていない 時 は アップロードできな い 写 真 を 虚 しくめくりながら 眠 りにつきました こうだったらいいなと 思 うことの 二 つ 目 は 観 光 施 設 の 多 言 語 対 応 についてです 京 都 の 大 原 にある 三 千 院 と 言 うお 寺 に 行 った 時 のことです 正 門 の 案 内 表 示 板 には ふりがなも ローマ 字 もついていませんでした その 時 ふと 私 は 日 本 語 が 読 めるからいいけど 漢 字 がわからない 外 国 人 の 場 合 はどうするんだろう 漢 字 の 一 二 三 まではわかっても 三 以 上 はわからないだろうから もしそのお 寺 が 四 千 院 五 千 院 という 名 前 だったら 果 たして 無 事 にたどり 着 くことがで きただろうか そんなことを 考 えてしまいました 観 光 地 の 表 示 板 に 英 語 中 国 語 韓 国 語 があるところは 増 えていますが まだまだ 足 りないというのが 旅 行 した 私 の 実 感 です 勿 論 旅 行 中 の 不 便 さから 生 まれる 楽 しさもあります Wi-Fi へアクセスができ ず 降 りた 駅 の 周 りをちょろちょろしていたおかげで スタンプラリーのイベント を 発 見 したこともありました ゲストハウスに 泊 まる 予 定 でしたが 見 つからず はっきりしとした 道 しるべもなく 周 りも 暗 い 中 うろうろして 挙 動 不 審 の 私 にご 近 所 の 方 が 親 切 に 声 をかけてくださったこともありました 日 本 が 誇 る 親 切 さと おもてなし の 心 が 外 国 人 旅 行 者 の 思 い 出 に 残 ることは 間 違 いありません 2020 年 東 京 オリンピックを 迎 えるまで 日 本 はきっと 一 所 懸 命 に 準 備 を 整 えて 人 々が 忘 れられないオリンピックにしてくれると 思 います 私 も 外 国 人 旅 行 者 と して 日 本 各 地 を 回 って そこで 感 じたことを 共 有 して 日 本 をもっと 外 国 人 旅 行 者 にとって 優 しい 旅 先 にするためのお 手 伝 いをしていきたいと 思 います ご 清 聴 ありがとうございました 17

私 の 顔 を 見 上 げてください ヘレン ペング ( 上 級 2 位 ) 最 近 とても 気 になる 事 があります そのことで 私 は 心 に 痛 みを 感 じることさえ あるんです ある 日 私 はレストランに 行 きました 私 の 隣 のテーブルには カップ ルが 座 っていました 私 は 恋 をした 事 がないので よくわかりませんが その 二 人 は 映 画 の 中 のカップルとはちょっと 違 っていました 素 敵 な 会 話 もなかったし 愛 情 を 込 めた 目 で 互 いを 見 つめあうこともなかったんです 二 人 が 見 つめていた 唯 一 つの 物 は 自 分 達 の 携 帯 だけでした 彼 らは 一 人 で 食 事 をしているかのように 互 いに 何 も 言 いませんでした それを 見 た 時 私 はとても 悲 しくなりました 私 の 周 りにもそんな 友 達 がたくさんいます 一 緒 に 買 い 物 に 行 っても 喫 茶 店 に 行 っても カラオケに 行 っても どこへ 何 をしに 行 っても いつも 自 分 達 の 携 帯 を 見 つめてばかりいます 私 はその 事 にとてもイライラしていたので ある 日 一 緒 に 出 かけた 時 同 じ 事 をしていた 友 達 に 尋 ねました 何 してるのよ 私 と 携 帯 とど っちの 方 が 大 切 なの もし 私 がサラさんの 携 帯 と 一 緒 に 海 に 落 ちたら サラさ んはどっちを 助 けるの? 友 達 は 五 秒 くらいずっと 黙 っていましたが やがてこう 言 いました ヘレンさんは 自 分 で 陸 まで 泳 いで 行 ってよ もちろ ん 私 達 は 冗 談 まぎれにそう 言 っただけで サラさんも 反 省 したので それから 私 と 一 緒 に 出 け た 時 は 自 分 の 携 帯 はかばんに 入 れていました でも サラさんは 私 と 友 達 だから 私 の 言 うことに 耳 を 傾 けてくれましたが 私 がもっと 落 ち 込 んだのは 私 の 母 のこと です 今 私 は 大 学 にいるので 毎 月 二 回 しか 家 に 戻 れません でも 私 がせっか く 帰 って 母 と 一 緒 にご 飯 を 食 べていても 母 はいつも スマーフ ヴィレッジ というゲームに 夢 中 なんです そんなわけで 私 は 話 しかけることさえできません それに 話 しかけたとしても 私 の 勝 手 にさせてよ! と 全 く 相 手 にしてくれま せん だから 家 に 帰 ってもあまり 意 味 がないんです それから 私 はずっと 考 えていました 私 達 はいったい 何 のために 人 に 会 うんでし ょうか 私 達 は 友 達 や 家 族 と 話 をしたいから みんなと 一 緒 に 時 間 を 過 ごしたいか ら 会 うんじゃないでしょうか スマートフォンはとても 便 利 で 素 敵 な 物 です 一 人 でいる 時 は 最 高 の 仲 間 になる 事 ができます でも もしほかの 人 達 と 一 緒 にい る 時 は 下 を 向 いてばかりいないで その 人 達 の 顔 を 見 上 げくださいね 18

何 もしないと 何 も 始 まらない アマンダ ヤン ( 上 級 3 位 ) 時 々 人 生 は 人 にチャンスを 与 えます そのチャンスをつかむかどうかの 判 断 は 人 や 事 情 によってかわります 例 えば そのようなチャンスがある 時 に 自 分 が 失 敗 する 可 能 性 をおそれて そのチャンスを 取 らない あるいは 取 るのを 先 送 りにしま す 皆 さんはこのような 経 験 がありますか? 恥 ずかしながら 私 はよくこのような 事 をします なぜなら 私 はそのチャンスをつかまなかった 事 を 絶 対 後 悔 すると 分 かっていても その 失 敗 への 恐 れの 方 が 強 いからです でも 私 はその 恐 れを 一 回 乗 り 越 えたことがあります 私 が 二 年 前 に 日 本 に 行 っ た 時 でした それは 私 にとって 一 生 に 一 度 の 日 本 で 勉 強 できるチャンスでした 私 は 長 く 悩 んでいました 私 の 専 攻 は 医 療 科 学 です もし 夏 休 みに 日 本 に 留 学 し たら 医 療 の 経 験 の 時 間 が 減 ります それに 高 校 の 時 台 湾 に 留 学 したことがあ りますが それはあまりいい 経 験 じゃなかったんです でも 日 本 に 行 くことは 私 の 夢 でした その 時 父 はこう 言 いました これは 君 の 人 生 だ 何 かをやりたいな ら やったほうがいいよ 何 かをすると 失 敗 するかもしれない でも 何 もしな ければ 絶 対 に 失 敗 するよ その 言 葉 を 聞 いて 日 本 のサマーコースに 願 書 を 出 すことを 決 めました そのプログラムから 返 事 が 来 た 時 ドキドキしながら 読 みま した そして よっしゃああ! 日 本 に 行 けるよ! と 叫 びました もしあの 時 に 願 書 を 出 さなかったら そのプログラムに 受 かる 事 さえ 知 らなかっ たでしょう このチャンスを 掴 んだのが 本 当 に 嬉 しかったです そのおかげで 私 は 日 本 で 様 々な 一 生 忘 れられない 思 い 出 を 作 りました その 思 い 出 は 今 も 私 の 大 き な 支 えです これから 私 は 自 分 の 人 生 の 行 く 道 を 選 ばなくちゃいけません そして 今 もそ の 失 敗 の 恐 怖 を 強 く 感 じます 私 は 本 当 に 医 者 になれるのか?と 自 分 にいつも 聞 い ています そのような 時 に 私 は 日 本 で 経 験 した 事 それから 父 の 言 葉 を 思 い 出 します 何 かをすると 失 敗 するかもしれない でも 何 もしなければ 絶 対 に 失 敗 するよ そう 人 生 は 甘 くありません 絶 対 にできることは 存 在 しません だ からこそ 何 かがしたい 時 に 自 分 が 頑 張 って そして 諦 めない 事 が 大 事 です 頭 の 中 でそれを 分 かっていても 実 行 するのはそんなに 簡 単 じゃありません でも 少 なくとも 私 はこれだけは 皆 さんの 心 の 中 に 残 したいんです 本 当 に 何 かがした いなら 始 めから 諦 めるのはダメです! 何 もしないと 何 も 始 まらない! 19

1 月 17 日 が 来 るたびに レイナ ツルサキ (オープン 特 別 賞 ) 1995 年 1 月 17 日 祖 母 はこの 日 を 今 でも 鮮 明 に 覚 えていると 言 います 母 のお 産 のため 日 本 からトロントに 来 て 病 院 で 孫 の 私 が 生 まれるのを 待 っていた 時 看 護 師 が 駆 け 寄 り 言 ったそうです 今 日 本 で 大 地 震 が 起 きているそうよ あな たの 家 族 は 大 丈 夫 なの? 阪 神 淡 路 大 震 災 マグニチュード7.3の 直 下 型 地 震 が 淡 路 島 北 部 を 襲 いました あの 日 から 何 年 と 誕 生 日 に 自 分 の 年 齢 がテレビに 出 るものの 私 はこの 震 災 について 深 く 考 えたことはありませんでした しかし 近 年 またもや 日 本 は 大 きな 地 震 に 襲 われました 東 日 本 大 震 災 です あの 衝 撃 的 な 津 波 の 映 像 をニュースで 見 た 私 は 日 本 のために 何 か 出 来 る 事 はな いか と 必 死 に 考 えました 募 金?それともボランティア? その 時 ある 言 葉 が 頭 をよぎったのです 偽 善 者 日 本 語 学 校 のクラス 会 議 で クラスメイトが ボランティアは 偽 善 だ という 発 言 をしました その 夏 ボランティアをしていた 私 は まるで 自 分 が 偽 善 者 だと 言 わ れたようで 深 く 傷 つきました これがきっかけで 私 は 他 人 に 偽 善 者 と 思 わ れることを 異 常 に 気 にするようになってしまいました 人 のために 何 か 良 いことをする それを あれはうわべだけで 本 当 は 自 分 の 利 益 が 目 的 だ と 推 測 する しかし 思 い 返 してみてください あなたがお 年 寄 りに 席 を 譲 ったとき 落 し 物 を 届 けたとき あるいは 震 災 のあと 自 分 に 出 来 る 事 はな いかと 知 恵 を 絞 ったとき 人 の 気 持 ちを 見 透 かすなんて 出 来 ないのに なぜ あい つは 偽 善 者 だ! と 決 めつけるのでしょうか こう 考 えると この 言 葉 を 簡 単 に 使 うのは 危 険 だと 感 じました 私 が 生 まれた 年 は 震 災 がきっかけで ボランティア 元 年 とも 呼 ばれ NPO やボランティア 団 体 が 数 多 く 生 まれたそうです このときみんなを 動 かした 感 情 はきっと 放 ってお けない という 自 発 的 なものだったはず しかし この 活 動 をしたことで 偽 善 者 と 呼 ばれてしまった 人 達 のことを 考 えると 心 が 痛 みます 日 本 人 は 気 遣 いが 上 手 く 周 囲 に 合 わせることが 美 徳 とされると 同 時 に 他 人 の 目 を 気 にしてしまうとい うのも 大 きな 特 徴 です もしかしたら 私 のように 偽 善 者 と 呼 ばれるのが 怖 く て 善 行 を 積 む 事 を 避 ける 人 が 出 てきてしまうかもしれない それはあまりにも 悲 しすぎます 1995 年 1 月 17 日 たくさんの 尊 い 命 が 失 われました そしてあの 日 からち ょうど20 年 私 は 先 月 成 人 を 迎 えました 祖 母 は 毎 年 私 の 誕 生 日 にこう 言 います レイナがこの 日 に 生 まれたのには 何 か 特 別 な 意 味 があるんだよ 私 は 命 の 重 み について 年 に 一 度 深 く 考 えるチャンスを 与 えられました この 日 に 失 われた 多 くの 命 を 思 うと 偽 善 者 だの 他 人 の 目 だのを 気 にする 自 分 がひどく 小 さく 見 え てしまいます だからこそ 嘘 の 自 分 を 演 じるよりも 純 粋 に 自 分 が 信 じる 善 を 最 優 先 に 出 来 るような 人 間 になりたいと 思 います 20

努 力 は 才 能 に 勝 る アルバロ ガウト ユーモア 賞 ( 初 級 ) 私 はなんべい の パラグアイしゅっしん です まだ おさなかった ころ 私 は いぶんか や いこく の ひとびと に みりょく を かんじて いました とし を かさねる に つれて 私 は ゆうふく に なりたい!! と おもうように なり ました それ は ただ おかね が ほしかったから でも ゆうめい に なりたか ったから でもなく いろいろな くに を りょこう し せかいじゅう を みてま わる ことが できる と おもったから です 十 三 さい の とき 母 から かぞく で カナダ に いじゅうする こと を つた えられました 私 は とても おびえ くうこう で ないてしまったこと を いま でも おぼえています しかし ひこうき に のって 私 の きもち は すっかり かわりました その ひこうき に のっていた しんせつ な てんじょういん の じょせい の かた が 私 たち の たび を かいてきなもの に したのです このおんなのひと は 私 たち に 英 語 で はなしかけて くれましたが 私 たち は りかいすること が できず むしろ わらって しまいました なぜなら ゆいいつ りかい できた じょせい の 名 前 である あき さかもと これ は スペイン ご で 私 は ここ で じてんしゃ を ぬすみます という いみ だったからで す このおんなのひと は わたしたちが 英 語 を はなすこと が できないこと に きづく と すぐに スペインご で たいおう してくれました そのとき 私 は き づいた のです これこそ わたし の やりたいことだ! 私 は しょうらい きゃ くしつじょうむいん に なる! 母 は いつも わたし に どりょく は さいのう に まさる と いう にほん の ことわざ を いいきかせて くれました 何 か を なしとげる ために いっしょ うけんめい ちょうせんしつづけれ ば かならず せいこうする わたしは いろ いろな げんごを べんきょうし ひこうき や くうこう の なまえ を おぼ え こうくうがいしゃ から ないてい を い ただく まで かぞえきれない ほど の めんせつ を うけました そして 十 ねんまえ ついに 私 は きゃくしつじょう むいん に なりました! にゅうしゃ して 六 かげつご 私 は せかいじゅう どこにでも いくこと が で きるように なりました もちろん さいしょ に いった くに は サカモトアキ さん が いる にほん でした とうちゃくして すぐに 私 は 日 本 に こい を しました 私 は これまで 七 十 かこく いじょう もの くにぐに を おとずれて き ました が いまだに 日 本 は とくべつな ばしょ だと かんじます おおく の ひと は いいます がいこくじん が 日 本 語 を かんぺき に しゅう とくすること は ふかのう であると 私 は それが まちがっている と しょうめ いして みせます! どりょく すれば かなわない ゆめ など ありません ぜひ 私 の ざゆうのめい である どりょく は さいのう に まさる を みなさん も ちかえって ください ごせいちょう ありがとうございました 21

私 たちが 使 っている 言 葉 ディエゴ サラス 努 力 賞 ( 初 級 ) この 前 のパーティーでおもろい 人 と 話 したんよ 自 分 でタンパンデザインしょる 人 で それをトロントに 売 りにきたんじゃ えっ 冬 が 始 まったばっかなんよ! 誰 も 買 わんじゃろうそれ ってゆうたんじゃけど まあ こっちで 色 んな 変 わっと る 人 いっぱいおるけえ 冬 ばでも 誰 かのやくにたつんかね っていう 話 したわ かれは 野 球 の 大 ファンで 折 角 トロントに 来 たんじゃけえ ブルージェイの 試 合 見 に 行 きたいってゆうけん 一 緒 に 見 に 行 くことになったわけなんよ それまで 野 球 を 見 に 行 ったことなかったけえ なんも 期 待 しとらんかったんじゃけど ホット ドッグがほんまにうまかった! いやーあれだけで もうテンションが 大 分 上 がっ たわ ほんで 試 合 の 前 に 歌 手 が 球 場 に 入 ってきて オーカナダ を 歌 い だした それを 聞 いた 友 だちが やっぱり 外 国 人 は 歌 が 上 手 やね! って 言 ったんよ まあ 僕 も 外 国 人 なんじゃけど そうじゃね 今 度 うとうちゃろうか って 返 事 した ほんまに? 楽 しみにしとるけん! って ただ 友 だちが 知 らんは 僕 がオンチ じゃってこと 私 たちは 普 段 何 気 なく 話 す 言 葉 に 重 みがあることを 知 るべきです 相 手 から 言 われた 何 気 ない 一 言 で 嫌 な 思 いをすることがあります それが 例 え 同 じ 言 葉 であ ったとしても ニュアンスにより 受 け 取 り 方 が 違 うこともあります 特 に 自 分 の 国 と 違 う 人 と 話 す 時 に これは 重 要 です 実 は あの 日 も 外 国 人 は 歌 が 上 手 と 言 う 言 葉 を 聞 いたとき ちょっと 変 な 感 が していたんです 外 国 人 に 何 が 出 来 る のか 出 来 ないかと 言 っているように 聞 こえたから 他 にも 例 があります 知 り 合 いの 日 本 人 の 中 には 僕 がはしを 使 うだけで はし 使 えるんだ すごい! これを 言 われると 少 しバカにされたように 感 じます 使 える! って 言 うより よくはしを 使 うの? と 聞 いた 方 がいいでしょう 世 界 は 今 とても 流 動 的 です お 互 いにいい 関 係 を 保 ち 続 けるには 異 国 の 文 化 を 今 以 上 に 知 ることが 大 切 です そうしたら 相 手 をいやな 気 持 にさせないで もっ と 会 話 を 楽 しむことが 出 来 ると 思 います そうしたら 僕 の 下 手 な 歌 を 聞 かなくて もいいです 22

やさしい 時 間 ソンハン チェン 特 別 賞 ( 中 級 ) 夜 遅 く 父 はリビングで 背 中 を 丸 めて 書 類 を 見 ながらタバコを 吸 っている 私 は こっそり 部 屋 の 外 からその 大 きい 背 中 を 見 ている 私 が 子 供 の 頃 の 父 の 印 象 です 父 は 仕 事 が 命 で 毎 日 忙 しく 口 数 が 少 ない 人 です 私 が 悪 いことをすると 厳 しい 顔 をして 隅 に 立 って 反 省 しろ と 言 う 人 でした そんな 父 をこわいと 思 いまし た 高 校 生 になって 父 に 留 学 したいか と 聞 かれた 時 迷 わず はい と 答 え ました 親 から 自 立 したかったし 父 はどうせ 私 に 無 関 心 だと 思 ったからです 出 発 の 日 上 海 の 空 港 で 母 は 私 の 手 を 握 って 泣 きましたが 父 は 何 も 言 わずに 私 を 見 送 りました トロントに 来 てからは 授 業 が 中 国 とは 全 然 違 って 成 績 が 上 がらず 悩 んだのを 覚 えています 専 攻 のコースがどうしても 自 分 で 決 められなくて 父 に 電 話 をかけ ました 進 路 を 決 めてもらいたかったのに これからはお 前 の 人 生 だ 後 悔 しな いように 自 分 で 決 めろ 私 を 助 けてくれない 冷 たい 父 のままだと 思 いました そんなある 日 上 海 から 電 話 がありました 父 が 休 暇 をもらって トロントに 来 るというのです ちょっと 信 じられませんでした 父 は 腰 が 良 くないので 長 時 間 の 旅 行 は 好 きじゃないからです 空 港 で 久 しぶりに 会 った 後 しゃべるのは 私 ばか りで 父 はほほえんで 聞 いていました 父 がいる 間 は なんということもなく 毎 日 が 過 ぎていきました 私 の 部 屋 で 父 が 仕 事 の 電 話 をしている 声 を 聞 き パソコンを 見 たり 新 聞 を 読 んだりする 姿 を 見 て なんだか 安 心 した 気 持 ちになりました ある 日 父 はスーパーで 材 料 を 買 ってチャーハンを 作 ってくれました 上 海 では 絶 対 にし なかったことです 父 は 晩 ご 飯 の 後 で 散 歩 する 癖 があります 一 度 散 歩 に 出 かけ てしばらく 帰 ってこないことがありました すると 父 から 電 話 があり 道 に 迷 っ た 迎 えに 来 てくれないか 迷 子 の 父 なんて 初 めてで なんだか 親 子 の 立 場 が 逆 になった 気 がして 笑 いました 父 が 私 を 頼 りにしてくれたのは 生 まれて 初 めてで した 父 が 上 海 に 帰 る 日 が 来 ました 空 港 で 突 然 寂 しさにおそわれて 私 は 一 言 も 言 えなかった 誰 かを 見 送 って 残 される 方 の 気 持 ちが この 時 初 めて 分 かりました 父 も 何 を 言 ったらいいか 分 からない 様 子 で ただあたたかい 目 をして そうっと 私 を 抱 きしめました そして 搭 乗 口 で 振 り 向 いて 大 きく 手 を 振 ってくれました 父 の やさしさはどこかに 寄 り 道 をして ちょっと 遅 れて 私 のもとに 届 きました 近 くに いる 時 は 気 づかなかったけれど 一 人 前 になれるようにと 突 き 放 してくれた 父 の 本 当 の 愛 情 に やっと 気 づきました 去 っていく 父 の 背 中 はすごく 小 さく 見 えました 急 に 泣 きたくなりました 父 さん やさしい 時 間 をありがとう 23

青 春 のしずく リオ ドゥ 特 別 賞 ( 初 級 ) 日 本 の 実 業 家 稲 盛 和 夫 (いなもり かずお)は 言 いました 世 の 中 に 失 敗 とい うものはない チャレンジしているうちは 失 敗 はない あきらめた 時 が 失 敗 であ る と 私 は 小 学 校 を 卒 業 して 12 才 の 時 に 家 族 を 離 れて 一 人 でカナダに 移 民 し 中 学 校 と 高 校 の6 年 間 を 過 ごしました この6 年 間 は 私 にとってチャレンジの 連 続 でし た カナダに 来 た 一 年 目 は 全 く 知 らない 国 で 言 葉 も 分 からなかったため 学 校 にい る 間 は 時 間 が 過 ぎるのを 待 っているだけでした クラスメートにわらわれたこと 先 生 にほっておかれたことが 何 よりつらかったです 学 校 の 課 程 に 追 いつくため 私 はよく 家 で 一 人 で 単 語 帳 をまるあんきしていました 毎 日 がそんな 日 々でした 私 は 普 通 の 子 供 が 経 験 する 沢 山 の 楽 しみ たとえば 誕 生 日 パーティ や 家 族 とのあ たたかい 時 間 がありませんでした カナダの 学 校 は 中 国 とはまったくちがったので 私 には 大 きな 問 題 でした 中 国 の 学 校 では 言 われたことを 暗 記 して 学 べ ばよかったですが カナダでは 学 んだこと を 応 用 しないといけないとわかりました そのうち カナダの 生 活 にも 少 しずつな れて 辛 いながらも 楽 しめるようになっていました 時 間 があっという 間 にすぎ 高 校 生 になった 時 には 学 校 に 行 くことはたのしい 事 になりました 安 穏 とした 生 活 より 挑 戦 することのほうがいいと 思 いました 勉 強 し 成 長 して 私 は 大 学 生 になれました 私 は 二 つの 事 を 学 びました: 一 つ 目 はけっしてあきらめないこと 二 つ 目 は 困 難 なときも 挑 戦 を 忘 れないことです その 間 にたくさんのなみだもながしました け れど 大 地 にすいこまれる 水 が 植 物 の 成 長 をたすけるように 私 がながしたなみだの しずくも 自 分 の 成 長 を 助 けました 色 いろな 辛 いことも 経 験 しましたが 私 はカナダに 一 人 で 来 たことを 後 悔 してい ません 沢 山 学 んだことで 私 は 今 後 もっと 人 生 に 挑 戦 していけるからです 挑 戦 することがこわい 人 は 頑 張 って 挑 戦 してください 挑 戦 しているあいだは 失 敗 はありません きっと 人 生 の 貴 重 な 経 験 になるはずです 24

政 治 と 偏 見 ユエ リ 特 別 賞 ( 初 級 ) 三 年 前 中 国 の 高 校 生 だった 時 私 は 日 本 文 化 サークルのリーダーでした 中 国 には 日 本 のような 文 化 祭 がありません 友 達 のアンジは 中 国 人 と 日 本 人 のハーフで その 近 くの 日 本 人 学 校 の 生 徒 会 長 (せいとかいちょう)でした 私 達 は 一 緒 に 楽 し い 文 化 祭 をしたいと 思 (おも)いました 準 備 はとても 大 変 でしたが 2 つの 学 校 の 生 徒 たちは 熱 心 に 参 加 しました ほとんど 毎 日 私 の 学 校 に 行 って ステージを 作 (つく)ったり 屋 台 (やたい)の 準 備 をしたりしました そして 文 化 祭 の 一 週 間 前 に やっと 準 備 が 終 わりました 最 初 は 私 は 日 本 語 が 得 意 (とくい)じゃありませんでしたから 彼 らとうまく 交 流 (こうりゅう)できるか 心 配 でした でも 私 たちは 片 言 (カタコト)の 英 語 や 漢 字 を 使 (つか)って 協 力 (きょうりょく)することができました 準 備 が 終 わった 二 日 後 私 は 校 長 室 (しつ)に 呼 (よ)ばれました 校 長 先 生 は 長 いため 息 をついて こう 言 いました これは 大 きいイベントたから 私 は 文 部 省 に 報 告 (ほうこく)した ふつうは 政 府 は 生 徒 のイベントを 中 止 することはない でも 今 中 国 と 日 本 は 尖 閣 諸 島 (せんかくしょとう)の 問 題 で 関 係 (かんけい) が 極 (きわ)めて 悪 (わる)い だから 政 府 はこの 文 化 祭 を 中 止 にした 私 はとてもショックでした すぐにアンジに 電 話 をかけて 状 況 を 伝 (つた)え ました でも どうすればいいか わかりませんでした 午 後 十 一 時 ごろ アンジ から 電 話 がありました 彼 はなんと かわりに 日 本 人 学 校 で 文 化 祭 をしよと 言 いま した アンジは 彼 の 学 校 の 校 長 先 生 と 遅 くまで 話 し 合 っていたのです 外 国 の 学 校 だから 政 府 は 干 渉 (かんしょう)できません 私 達 中 国 の 生 徒 はゲストとして 参 加 して 短 い(みじかい) 時 間 で 準 備 をしました 予 想 (よそう)より 小 さくなり ましたが 最 高 の 文 化 祭 でした そして このおかげで 私 たちはいい 友 達 になり ました 戦 争 のために 多 くの 中 国 人 は 日 本 人 に 偏 見 があります しかし たくさんの 中 国 人 は 日 本 人 を 知 りません ただ 本 能 的 (ほんのうてき)に 日 本 人 は 悪 い 人 間 でな けらばならないと 感 (かん)じているだけです その 考 えは 良 (よ)くないです 私 たちの 文 化 祭 は 小 さいイベントでした でも こういった 交 流 (こうりゅう)を もっとしたら 日 本 人 への 偏 見 がなくなると 思 います 私 は 中 国 と 日 本 の 関 係 (か んけい)が 良 くなる 未 来 を 願 (ねが)っています 25

偶 然 が 繋 がる 必 然 僕 と 日 本 語 の 旅 ダ ウェィ 特 別 賞 ( 中 級 ) 昔 々 小 学 生 だった 僕 は 祖 父 母 と 一 緒 に 暮 らしていました 大 学 の 教 授 だった 祖 父 母 の 家 は まさに 本 の 山 でした ある 農 村 用 の 医 学 書 が 僕 の 愛 読 書 になったこ とはともかく ある 日 僕 は 本 棚 の 隅 に 一 冊 の 古 くて とっても 重 い 本 を 見 つけ ました 古 いけれども その 本 が 光 って 見 えたのを 覚 えています 日 本 語 の 辞 書 で した それが 僕 と 日 本 語 の 出 会 いでした そして あっという 間 に 中 学 生 になった 僕 は まんまと 日 本 のアニメの 魅 力 に 取 り 付 かれました ある 日 学 校 の 廊 下 でアニメの 歌 を 聞 いていた 時 ぽろっとイヤ フォンのプラグが 外 れました 慌 てて 音 楽 を 止 めようとした 僕 に カナダに 来 たば かりの 友 達 が 話 しかけました これは ORANGE RANGE の 歌 ですね! 知 って るの? 僕 の 前 の 学 校 でこのバンドが 好 きだった 人 は 多 かったから ええ?ど ういうこと?あなたは 確 かメキシコ 人 で メキシコの 学 校 に 通 っていたよね? ああ 実 はね 僕 の 学 校 は たくさんの 日 本 人 が 通 っていたから 日 本 語 も 必 須 科 目 だった すごいな 次 の 日 その 友 達 は 日 本 語 の 教 材 をかしてくれました 当 時 の 僕 にとってはとても 難 しい 本 でしたが その 本 のお 陰 で 仮 名 を 覚 えることが できました またあっという 間 に 僕 は 大 学 生 になりました 工 学 部 の 僕 はあまり 授 業 を 選 択 する 自 由 がありませんでした 日 本 語 の 授 業 を 履 修 していた 友 達 が 羨 ましかったの で ある 日 僕 はあることを 実 行 しようと 決 意 しました 無 理 矢 理 日 本 語 の 授 業 に 行 きましょう!こうして 僕 は 登 録 もしないまま 人 生 初 の 日 本 語 の 授 業 に 出 席 し ました その 結 果 先 生 に 追 い 出 されてしま いました( 笑 ) でも それをきっか けに 僕 は 学 校 のシステムを 調 べ 直 しました そして なんと 僕 のような 工 学 部 の 学 生 も 日 本 語 の 授 業 を 取 れる 方 法 を 見 つけました!たくさんの 書 類 手 続 きの 上 に 運 も 必 要 だった 方 法 でしたが 何 とかやり 切 りました 苦 労 した 後 本 格 的 に 日 本 語 の 授 業 を 受 け 始 めることができた 僕 は 日 本 語 を 学 ぶ 毎 日 を 楽 しんでいました た くさんの 新 しい 友 達 に 出 会 い 多 くの 忘 れられない 思 い 出 を 作 ることもできました 人 生 は 旅 である そう 聞 いたのは 何 年 前 でしょうか でも その 言 葉 が 身 にし みて 心 から 共 感 できるのは 今 なんです 旅 は 常 に 偶 然 が 満 ちているのは 確 かですが その 多 くの 偶 然 が 一 つの 方 向 に 導 く 必 然 に 見 える 場 合 もあります 僕 と 日 本 語 の 旅 はまさにその 例 でした 12 年 前 のある 偶 然 で 僕 は 日 本 語 の 道 へと 旅 立 ちまし た そして 様 々な 偶 然 が 重 なったお 陰 で 僕 は 今 日 ここにいることができます これは 運 命 とも 言 えるではないでしょうか ご 静 聴 ありがとうございました 26

花 より 団 子 イラン ジュ 特 別 賞 ( 初 級 ) 私 は 最 近 ジャニーズ 事 務 所 のアイドルグループ 関 ジャニ のファンになりま した 2005 年 のドラマ 花 より 男 子 が 放 送 された 時 とても 注 目 を 集 めて その ドラマの 俳 優 は 中 国 でも 人 気 になりました 主 役 はジャニーズのアイドルだったの で 女 の 子 たちもジャニーズのファンになりました でもその 時 の 私 は 他 の 少 女 たちと 同 じなりたいとは 思 いませんでした だから そのアイドルが 好 きじゃなか ったです 彼 らは 美 しい 花 に 似 ています でも かっこいい 外 見 は 豊 富 な 知 識 には 及 びません 花 より 団 子 その 時 知 識 は 私 の 団 子 だと 思 いました ジャニーズはたくさんのアイドルグループを 育 成 します でも 最 初 関 ジャニ は 望 みのないグループでした その 時 全 員 関 西 ジュニアは 関 西 に 帰 ってしまいま した デビューの 可 能 性 はほとんどなく お 金 もない メンバーは 建 築 現 場 でアル バイトをしました それでも デビューの 後 も 大 変 でした 他 のグループのよう に 花 のような 外 見 を 売 りにするのじゃなく 彼 らのセールスポイントはお 笑 いのネ タでした 自 分 たちを 売 るために 彼 らはいつも, 自 分 で 突 っ 込 みます お 前 ら ホンマにジャニーズなの? テレビで 司 会 者 はそんなことを 言 っていました 彼 らは 尊 厳 があまりないと 思 いました でも 頑 張 る 姿 を 見 て 私 は 彼 らが 好 きに なりました 仲 間 のために ファンのために 家 族 のために あと 夢 のために 彼 らは 根 気 よく 努 力 しつづけました 今 年 はデビューして 十 一 年 です 私 も 色 々な 知 識 を 一 生 懸 命 勉 強 しています でも 今 私 にとって 団 子 のように 実 用 的 なものは 知 識 だけじゃないです 勉 強 も 仕 事 も 夢 も 大 切 なものは 根 性 です 団 子 は 根 性 です 関 ジャニ は 根 気 よい 精 神 を 私 に 教 えてくれました やっぱり 花 より 団 子 ありがとうございました 27

私 のストーリーを 聞 いてください イーラフ バルザンジー 特 別 賞 ( 中 級 ) 僕 のストーリーを 聞 いて 下 さい これは ファイナルファンタジーテン の 主 人 公 ティーダが 初 めに 言 う 言 葉 です 今 日 はみなさんにビデオゲームの 話 をしたいと 思 います 私 にとって ゲー ムはただのあそびじゃないんです だから 私 のストーリーを 聞 いてください イラク 戦 争 が 始 まった 時 私 の 家 族 はカナダから 母 国 に 引 っ 越 しすることになり ました そして 私 たち5 人 兄 弟 の 生 活 は 一 変 しました 言 葉 もわからず だれも あそんでくれなかったので 学 校 に 行 くのもやめました 両 親 はそれから 離 婚 して しまって 私 たちはひどいホーム シックになりました その 時 母 が 少 ない 月 給 で 買 ってくれたのが ファイナルファンタジー でした ゲームはそれから 私 たちに とって 友 だちのような 存 在 になったのです カナダにもどってからも ゲームのおかげで 私 たち 兄 弟 のきずなは 強 くなりまし た 日 本 で 生 まれたプログラムに RPG ツクールというのがあります 姉 が 高 校 の 科 学 の 課 題 でめずらしいことをやりたがっていたので RPG を 使 って 手 伝 ってあげま した 人 間 の 体 の 細 胞 がアニメのキャラクターのように 話 をする 発 表 ができて 先 生 方 はすごく 感 心 したそうです 8さいの 妹 にも RPG の 使 い 方 を 教 えてあげたら びっくりするようなしかけのゲームを 自 分 で 作 りました ビデオゲームは 私 の 心 の なぐさめでもあります 高 校 の 時 私 はとても 内 気 で 引 っこみじあんでした 先 生 にみんなの 前 でしかられて パニックの 発 作 が 起 きたこともあります そんな 時 RPG を 開 いて 気 持 ちを 落 ち 着 かせました ビデオゲームは 孤 独 なあそびばかりじ ゃありません みなさん 同 人 誌 や 同 人 音 楽 のように 同 人 ゲーム が あるのを 知 っていますか 私 には 同 人 ゲームのおかげで アメリカ イタリア オランダなど 世 界 中 に 同 じしゅみの 仲 間 がいますよ 一 人 でゲームを 作 るのは 実 は 本 当 にむずかしいんです ロールプレイのビデオ ゲームはフィクションの 世 界 です ストーリーを 何 回 も 書 き 直 して キャラクター のすがたや 背 景 をデザインして 物 語 を 完 成 させていきます 今 私 は カリオペ の 迷 路 という 題 のゲームを 作 っています 主 人 公 のリンダ ハンドは 平 凡 な 女 性 です 良 い 仕 事 が 見 つからなくて 生 きる 目 的 もなくて いつもなやんでいます ところが 中 古 のコンピュータを 買 った 後 リンダは 不 思 議 なプログラムの 中 に 閉 じこめられてしまいます 自 分 の 世 界 に 帰 るために リンダはコ ンピュータのウイ ルスと 戦 って 迷 路 からぬけださなければなりません リンダはこれからどうなる のでしょう 考 えると わくわくして 夜 もねむれません だからみなさん お 子 さんがビデオゲームに 夢 中 になっていても しからないで ください ゲームは 私 たちにとって 最 高 のしゅみで ストレスをやわらげる 薬 で 人 生 をポジティブにしてくれる 力 があるんですから 28

オンタリオ 州 日 本 語 弁 論 大 会 Ontario Japanese Speech Contest 審 査 基 準 Evaluation Criteria 部 門 : 初 級 中 級 上 級 オープン Level: Beginners Intermediate Advanced Open 評 価 対 象 : Evaluation Categories and Criteria: 1. 内 容 ( 独 創 性 があるか 面 白 いか 主 張 が 明 確 か) Content: how creative and interesting it is, and whether the presenter s opinions are clearly stated 2. 構 成 ( 議 論 の 展 開 が 効 果 的 か まとまっているか) Organization: whether the argument is both effectively developed and coherent 3. 発 表 ( 態 度 や 話 し 方 が 適 切 か 原 稿 を 読 んでいないか 制 限 時 間 を 超 えていないか) Presentation: whether the speech was presented in communicative and appropriate ways; whether it was presented without a script being read out; whether the time limit was strictly kept 4. 発 音 ( 聞 き 取 りやすいか 内 容 理 解 を 妨 げていないか) Pronunciation: whether the presenter s pronunciation is easy to understand and does not prevent the audience from comprehending the content 5. 文 法 ( 表 現 や 語 彙 が 適 切 か 文 法 が 正 しいか) Grammar: whether the presenter is using proper expressions and accurate grammar 29

Photo Gallery 30

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The33rdONTARIO JAPANESE SPEECH CONTEST http://buna.arts.yorku.ca/ojsc/ 1. Date and Time: Saturday, February 28,2015, 1:00 p.m. - 6:00 p.m. 2. Place: J.J.R. MacLeod Auditorium (MS2158), University of Toronto 1 King s College Circle, Toronto, Ontario 3. Hosted by: The Organizing Committee for the Ontario Japanese Speech Contest (Department of East Asian Studies, University of Toronto) Supported by: The Consulate General of Japan The Japan Foundation 4. Qualifications: All applicants must: 1) be 18 years of age or older. 2) reside in Ontario. 3) have been studying Japanese as a foreign language. 4) be recommended by a representative of an educational institution. Please refer to 11(2) for qualifications of representatives. Notes: Those who study Japanese at multiple institutions must apply from the institution where they belong/attend the longest. In the event that there is a Japanese program in the applicant's present institution although the applicant is not enrolled in the program, he/she must still be screened through that institution. All contestants must submit a copy of their speech to the reception desk by the predetermined time on February 28, 2015. All contestants must attend the closing session. 5. Categories: Please see the conditions for each category below. In terms of hours of studying Japanese, it also includes hours of studying at a primary and secondary school. There is a limit to the maximum number of participants for each category from each institution. It will be decided and notified by the Organizing Committee based on the institution survey which has been arranged beforehand. Please refer to the website for calculation of institution size and the number of eligible students. Beginners Intermediate Advanced Open Japanese spoken at home Length of studying Japanese None None None No limit less than 130 hours less than 260 hours No limit No limit Length of staying in Japan from the age of six 3 months or less 6 months or less Less than 1 year No limit Notes: All qualifications must be met by the applicants as of February27, 2015. Past winners of the Grand Prize or the First Prize should not participate in the same category in which the prize was won. Learners of Japanese who have experience in teaching Japanese either formally or informally must apply in the Open Category. Those who do not currently attend an educational institution must apply either in the Advanced or in the Open Category. Those who do not know which category they are eligible for please inquire with the Organizing Committee by email before they apply. 32

6. Regulations: 1) Contestants are free to choose the title and subject of their speech. Preferred subjects are those related to Canada and Japan. 2) Speeches must be written by the contestants. 3) Contestants are allowed to prepare and use cue cards but they may be penalized if they depend on them excessively. 4) Speeches must not include the name of the institution that the contestant belongs to. 7. Speech Length: 1) Three minutes in the Beginner category, and four minutes in all other categories. 2) Those who exceed the above limits will be subjected to a penalty. 8. Evaluation: 1) There will be a panel of five judges composed of individuals from varying fields related to Japan. 2) The organizing committee is not involved in decision making. 3) The assessment criteria are provided on the homepage. 9. Certificates and Prizes: 1) Winners in each category will be awarded prizes and certificates. 2) Other contestants will receive participation awards. 10. Participation in the National Japanese Speech Contest: The first prize winner in each category may be invited to attend the 2015 National Japanese Speech Contest, which will be held at University of Calgary, Alberta on March 28, 2015. 11. Application Application Forms 1) : (1) Application Form, (2) Referee s Form 2) Address: ojsc.committee@gmail.com(please ensure that you receive an acknowledgement via e-mail that we have received your application.) Deadline: No later than 5:00 pm, Wednesday, February 4, 2015 Result announcement: Results will be notified by e-mail by Wednesday, February 11, 2015 1) If any concerns arise regarding a contestant s qualifications, the judging committee s decision will be final. The Organizing Committee will consider requesting the return of awards even after the contest if a false application is discovered or his/her performance was regarded as being dishonest. 2) All applications names must be listed on the Referee s Form submitted by the representative of the applicant s institution or the applicant s referee. If the applicant does not belong to an institution, the applicant s referee must complete and submit the Referee s Form. The referee must have taught Japanese at an institution in Ontario within the last five years. 33

第 33 回 オンタリオ 州 日 本 語 弁 論 大 会 開 催 要 領 http://buna.arts.yorku.ca/ojsc/ 1. 日 時 2015 年 2 月 28 日 ( 土 )13:00~18:00 2. 会 場 J.J.R. MacLeod Auditorium (MS2158), University of Toronto 1 King s College Circle, Toronto, Ontario 3. 主 催 オンタリオ 州 日 本 語 弁 論 大 会 実 行 委 員 会 (トロント 大 学 東 アジア 研 究 科 ) 協 賛 在 トロント 日 本 国 総 領 事 館, 国 際 交 流 基 金 4. 応 募 資 格 ( 以 下 のすべての 条 件 を 満 たすこと) 1) 18 才 以 上 であること 2) オンタリオ 州 に 在 住 する 者 3) 日 本 語 を 外 国 語 として 学 習 中 の 者 4) 日 本 語 教 育 関 係 者 からの 推 薦 を 受 けられる 者 ( 推 薦 者 の 資 格 に 関 しては11(2)を 参 照 ) 注 複 数 の 機 関 で 日 本 語 を 学 習 している 場 合 は 所 属 期 間 が 長 いほうの 機 関 からの 出 場 のみを 認 める 日 本 語 コースを 履 修 中 でない 学 習 者 も 所 属 する 教 育 機 関 に 日 本 語 プログラムがある 場 合 はその 機 関 においての 選 考 を 経 て 所 属 機 関 からの 応 募 とする 出 場 者 は 大 会 当 日 既 定 の 時 間 までに 受 付 にスピーチ 原 稿 を 提 出 し 登 録 を 済 ませること 出 場 者 は 閉 会 式 まで 参 加 することを 前 提 とする 5. 出 場 部 門 各 部 門 とも 以 下 の 条 件 を 参 照 すること 日 本 語 学 習 時 間 においては 初 等 中 等 教 育 機 関 等 での 学 習 時 間 も 含 める なお 機 関 ごとの 各 部 門 への 出 場 者 数 および 出 場 者 総 数 には 上 限 があり その 数 は 事 前 に 行 われる 機 関 調 査 にもとづき 大 会 実 行 委 員 会 が 決 定 し 各 機 関 に 通 知 する 機 関 の 規 模 と 出 場 者 数 の 算 出 方 法 はHP を 参 照 のこと 注 初 級 中 級 上 級 オープン 家 庭 内 での 日 本 語 話 者 の 有 無 なし なし なし 不 問 日 本 語 学 習 時 間 130 時 間 未 満 260 時 間 未 満 制 限 なし 制 限 なし 日 本 滞 在 期 間 ( 学 齢 期 以 降 ) 3ヶ 月 以 下 6ヶ 月 以 下 1 年 未 満 制 限 なし 本 大 会 出 場 資 格 の 認 定 は 2015 年 2 月 27 日 時 点 を 基 準 とする 過 去 における 最 優 秀 賞 受 賞 者 及 び 各 部 門 での 第 1 位 入 賞 者 は 同 一 部 門 への 出 場 を 認 めない 過 去 に 日 本 語 を 教 えた 経 験 を 有 する 者 は オープン 部 門 にのみ 参 加 を 認 める 現 在 所 属 機 関 のない 参 加 者 は 上 級 とオープン 部 門 にのみ 出 場 可 出 場 可 能 な 部 門 が 判 断 できない 場 合 は 申 し 込 む 前 に 大 会 実 行 委 員 会 まで 問 い 合 わせること 34

6. スピーチの 題 名 及 び 内 容 等 1) 題 名 は 自 由 だが 内 容 はなんらかの 形 でカナダと 日 本 を 織 り 込 むことが 望 ましい 2) 必 ず 本 人 が 書 いたものであり 題 名 内 容 ともに 未 発 表 のものである 3) キューカードの 使 用 は 認 めるが 使 用 の 度 合 いによっては 減 点 の 対 象 とする 4) 所 属 機 関 名 をスピーチの 中 に 盛 り 込 まない 7. 制 限 時 間 1) 初 級 の 部 は3 分 間 その 他 の 部 門 は4 分 間 とする 2) 制 限 時 間 を 超 過 した 場 合 は 減 点 の 対 象 となる 8. 審 査 1) 各 界 の 学 識 経 験 者 等 5 名 によって 行 われる 2) 大 会 実 行 委 員 会 は 審 査 には 関 与 しない 3) 審 査 基 準 については 大 会 ホームページを 参 照 のこと 9. 賞 状 及 び 賞 品 1) 各 部 門 の 入 賞 者 には 賞 状 及 び 賞 品 が 授 与 される 2) 他 の 参 加 者 全 員 に 参 加 賞 が 授 与 される 10. 全 国 大 会 への 出 場 権 各 出 場 部 門 の1 位 入 賞 者 は2015 年 3 月 28 日 ( 土 )にアルバータ 州 カルガリー 大 学 で 行 われる 全 国 大 会 への 出 場 資 格 を 得 る 可 能 性 がある 11. 応 募 方 法 その 他 申 込 書 類 (1) :1 申 込 用 紙 2 推 薦 者 (2) フォーム 申 込 先 :ojsc.committee@gmail.com( 受 け 取 り 確 認 のメールが 届 かなかった 場 合 は 再 送 のこと) 締 切 り:2015 年 2 月 4 日 ( 水 ) 午 後 5 時 ( 時 間 厳 守 ) 結 果 発 表 :2 月 11 日 ( 水 )までにメールにて 通 知 (1) 万 一 出 場 資 格 について 疑 義 が 生 じた 場 合 は 実 行 委 員 会 が 調 査 し 出 場 の 可 否 を 決 定 する 大 会 後 に 虚 偽 の 申 請 または 不 正 が 発 覚 した 場 合 は 賞 の 剥 奪 についても 検 討 する (2) 推 薦 者 フォームの 記 入 は 出 場 者 が 所 属 する 日 本 語 プログラムの 代 表 者 が 行 う ただし 所 属 機 関 のない 出 場 希 望 者 に 関 しては 過 去 5 年 以 内 にオンタリオ 州 の 日 本 語 教 育 機 関 で 日 本 語 を 教 えていた 者 の 記 入 も 可 35

Editor s Note 愚 公 山 を 移 す と 言 うが 言 葉 の 学 習 もそのいい 例 だろう 日 々の 積 み 重 ねによって 着 実 に 上 達 していても その 伸 びを 日 々 実 感 するのは 難 しいかもしれない それでも 一 年 という 単 位 で 比 べてみると 去 年 はできなかったことが 今 年 はできるようになっていることに 気 付 くのでないだ ろうか 毎 年 行 われるこの 弁 論 大 会 が 出 場 者 にとって 日 頃 の 学 習 成 果 を 確 認 する 機 会 となり こ れから 日 本 語 を 続 けていく 上 での 励 みになっているのであれば 嬉 しく 思 う 今 年 の 弁 論 大 会 には 州 内 の7 校 から36 名 の 学 習 者 が 出 場 した そのうち 各 部 門 のトップに 立 っ た4 名 が3 月 下 旬 にカルガリー 大 学 で 行 われた 全 国 大 会 に 出 場 したが そこでも 全 員 が 一 位 に 輝 く という 快 挙 を 成 し 遂 げた 来 賓 の 方 からオンタリオ 州 大 会 のレベルが 年 々 上 がっているようだとの 感 想 をいただいたが それを 裏 付 けるような 結 果 で 嬉 しい 驚 きであった 大 会 の 開 催 にあたっては 今 年 も 多 くの 協 賛 後 援 団 体 にご 支 援 いただき また 審 査 員 ボラン ティアなど たくさんの 方 々にご 協 力 いただいた ここに 重 ねて 感 謝 の 意 を 表 したい 第 33 回 オンタリオ 州 日 本 語 弁 論 大 会 実 行 委 員 長 有 森 丈 太 郎 Rome was not built in a day language learning is a good example of this. Although learners are building up their skills day by day, oftentimes it s not easy for them to actually feel their improvements. However, if they were to look back on where they were just one year ago, they would realize how far their language skills have come. I hope this annual speech contest serves as an opportunity for the contestants to develop a solid sense of their improvement and further encourages their continuous learning. In this year s contest, thirty-six contestants participated from seven Japanese programs across Ontario. Among them, four students who won in their category proceeded to the National Japanese Speech Contest, which was held at University of Calgary at the end of March. To our pleasant surprise, they all won first place in their category at the National Contest. Some guests at the Ontario contest mentioned that the quality of speeches has gotten better and better every year, and our local winners going on to win at the National Contest is a testament to how great they have become. To make this contest happen, a number of organizations, corporations, and businesses have supported us, and also many individuals including judges and volunteers helped us. I would like to express my gratitude once again to everyone involved in making our Annual Ontario Japanese Speech Contest a success. Jotaro Arimori, Chair The Organizing Committee for the 33 rd Ontario Japanese Speech Contest 36

The 33 rd Ontario Japanese Speech Contest A Collection of the Award Winning Speeches ( 第 33 回 オンタリオ 州 日 本 語 弁 論 大 会 入 賞 者 スピーチ 集 ) The Organizing Committee for the Ontario Japanese Speech Contest (オンタリオ 州 日 本 語 弁 論 大 会 実 行 委 員 会 ) April 17, 2015 The 33 rd Organizing Committee for the Ontario Japanese Speech Contest, Printed in Toronto, Canada Contact The Organizing Committee for the Ontario Japanese Speech Contest c/o Department of East Asian Studies University of Toronto 130 St. George Street, Room 14087 Toronto, Ontario CANADA M5S 3H1 URL: http://buna.arts.yorku.ca/ojsc/ E-mail: ojsc.committee@gmail.com

ありがとう ございました また 来 年! すごい!