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Transcription:

このテキストの 使 い 方 と 学 習 方 法 このテキストは Excel の 基 礎 を 学 習 して MOS 一 般 試 験 に 合 格 できる 程 度 の 方 が 会 社 で もっと 複 雑 な 表 を 作 成 したい もしくは 作 成 する 必 要 に 迫 られた 方 を 対 象 に 関 数 にもっと 詳 しくなってもらおうと 作 成 いたしました したがって Excel 自 体 初 めてという 方 は この テキストの 前 に まず Excel 基 礎 ( 前 編 )と Excel 基 礎 ( 後 編 )で 数 式 の 入 力 方 法 を 十 分 に 理 解 してから 取 り 組 んでいただきたいと 思 います パソコン 教 室 を 運 営 していて 気 づいたことは パソコン 教 室 でできたとしても 実 際 に 会 社 とかで 役 に 立 つようにならないとマスターしたとは 言 えません ということです パソコン 教 室 で 学 習 した=マスターした と 勘 違 いされている 方 がたくさんいらっしゃい ます 学 習 したとマスターしたは 違 います ぜひ 理 解 できないことはインストラクターに 聞 いて 自 分 のものにしてから 次 の 段 階 に 進 むようにしましょう 人 間 というものは 自 分 が 興 味 を 持 ったものを 一 生 懸 命 になって 覚 えようとします また 逆 に 興 味 のないものに 対 しては いくら 時 間 をかけて 勉 強 してもなかなか 頭 には 入 りません Excel 関 数 でもできるかぎり みなさんに 遊 び 心 で 取 り 組 んでいただけるように 工 夫 をして 作 成 しております ただし このテキストは 複 雑 な 表 が 作 成 できるように 実 際 に 使 いそうな 関 数 を 中 心 に 作 成 しておりますから すべての 関 数 を 網 羅 しているわけではありません ただ 関 数 の 入 力 のポイントが 分 かれば あとは 関 数 の 種 類 がたくさんあるだけで 応 用 ができます このテキストで 学 んでいただきたい 最 大 のポイントは 関 数 の 入 力 のコツをつかんでいた だくことです それさえ 理 解 できれば どんな 関 数 であろうと 必 ず 入 力 できるようになって いるはずです テキストの 使 い 方 は 下 に 記 載 したとおりです 特 に 操 作 方 法 を 記 載 した 部 分 と ポイン ト 注 意 点 は 読 み 飛 ばさずに 必 ず 読 んでください そうすることにより 操 作 方 法 をスム ーズにマスターすることができます 1.(1)1などの 見 出 し 部 分 実 際 の 操 作 内 容 まとめ ここでは これから 行 う 操 作 がどういう 意 味 を 持 った 操 作 なのかを 説 明 しています 生 徒 さんが 実 際 に 行 う 操 作 の 方 法 を 説 明 しています 操 作 の 意 味 や 今 画 面 に 表 示 された 状 態 がどういうこと なのかを 説 明 しています 生 徒 さんが 間 違 いやすかった 操 作 や 操 作 を 行 うにあた り 特 に 注 意 してほしいことを 説 明 しています 見 出 し 部 分 で 説 明 した 操 作 のまとめを 記 載 しています 余 裕 があれば 読 んでね ご 参 考 までに パソコンの 操 作 方 法 だけ 覚 えたい 方 は 特 に 読 む 必 要 は ありませんが 知 っていると 後 々 便 利 な 情 報 や 役 立 つ 情 報 を 説 明 しています パソコンを 使 っていると こんな 画 面 も 表 示 される 場 合 がありますよ とか こんな 操 作 方 法 もありますよ と か 学 習 に 余 裕 があれば 読 んでいただければという 情 報 を 説 明 しています Microsoft Windows は 米 国 Microsoft Corporation の 米 国 およびその 他 の 国 における 登 録 商 標 です その 他 記 載 されている 会 社 名 製 品 名 は 各 社 の 商 標 および 登 録 商 標 です テキストに 記 載 されている 内 容 仕 様 は 予 告 なしに 変 更 されることがあります 本 文 中 では や TM などのマークは 省 略 しています

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1 日 付 や 時 刻 76 2 日 付 関 数 81 3 時 刻 関 数 82 (2) 日 付 や 時 刻 の 入 力 方 法 82 1 日 付 の 入 力 方 法 82 2 時 刻 の 入 力 方 法 83 (3) 職 員 名 簿 の 作 成 83 1 完 成 図 83 2 データ 入 力 83 3 TODAY 関 数 84 4 DATE 関 数 89 5 YEAR 関 数 94 6 MONTH 関 数 97 7 DAY 関 数 100 8 WEEKDAY 関 数 103 9 DATEDIF 関 数 109 (4) 勤 務 時 間 表 の 作 成 115 1 完 成 図 115 2 データの 入 力 115 3 NOW 関 数 116 4 HOUR 関 数 118 5 MINUTE 関 数 121 6 SECOND 関 数 124 7 TIME 関 数 128 8 時 間 の 計 算 1 132 9 時 間 の 計 算 2 134 5. 論 理 情 報 関 数 137 (1) 論 理 関 数 情 報 関 数 について 137 1 論 理 関 数 137 2 情 報 関 数 137 (2) 論 理 関 数 138 1 OR 関 数 138 2 AND 関 数 140 3 IF 関 数 141 4 関 数 のネスト 143 (3) 情 報 関 数 149 1 ISBLANK 関 数 149 2 ISNUMBER 関 数 151 3 ISTEXT 関 数 152 4 ISEVEN 関 数 153 5 ISODD 関 数 155 (4) 見 積 書 の 作 成 156 1 完 成 図 156 2 データ 入 力 157

3 金 額 欄 の 数 式 入 力 157 4 値 引 きの 数 式 入 力 158 5 未 入 力 のチェック 163 6 ふりがなの 表 示 165 6. 検 索 関 数 166 (1) 検 索 関 数 について 166 (2) 検 索 関 数 166 1 VLOOKUP 関 数 166 2 HLOOKUP 関 数 172 3 LOOKUP 関 数 177 (3) 現 金 出 納 帳 の 作 成 180 1 完 成 図 180 2 データ 入 力 180 3 曜 日 の 表 示 181 4 摘 要 欄 の 表 示 184 5 残 高 欄 の 表 示 186 6 金 額 欄 の 入 力 と 編 集 188 7. 文 字 列 関 数 189 (1) 文 字 列 関 数 について 189 (2) 文 字 列 関 数 189 1 FIND 関 数 189 2 LEFT 関 数 191 3 RIGHT 関 数 193 4 LEN 関 数 195 5 MID 関 数 196 6 SEARCH 関 数 198 7 CONCATENATE 関 数 199 8 TEXT 関 数 200 (3)テニスクラブ 会 員 名 簿 の 作 成 203 1 完 成 図 203 2 データ 入 力 203 3 部 データを 取 り 出 す 204 4 課 データを 取 り 出 す 208 5 姓 と 名 を 結 合 して 表 示 213 6 姓 名 の 文 字 数 を 調 べる 214 7 郵 便 番 号 の 編 集 216 8 文 字 を 半 角 に 変 換 217 8.データベース 関 数 219 (1)データベース 関 数 について 220 (2)データベース 関 数 220 1 SUBTOTAL 関 数 221 2 DSUM 関 数 224

9. 配 列 229 (1) 配 列 数 式 の 入 力 について 229 (2) 配 列 数 式 の 特 徴 229 (3) 配 列 定 数 について 230 (4) 配 列 に 使 われる 関 数 230 (5) 配 列 を 使 った 数 式 で 遊 ぶ 231 1 データの 入 力 231 2 配 列 数 式 の 入 力 231 (6) 便 利 な 配 列 数 式 の 使 い 方 232

1.Excel と 関 数 1.Excel と 関 数 関 数 とは 数 式 を 組 み 合 わせて 求 める 計 算 をあらかじめ 組 み 込 んだもので 定 められた 書 式 に 従 って 入 力 すると 計 算 結 果 や 処 理 結 果 を 得 ることができます 複 雑 で 難 しい 数 式 も 簡 単 な 関 数 の 式 に 置 き 換 えて 処 理 することができます 多 くの 方 が Excel で 簡 単 な 四 則 演 算 だけを 使 っています そういう 方 に 関 数 について 説 明 すると 簡 単 な 足 し 算 引 き 算 ぐらいしか 使 わないので 関 数 なんて 必 要 ない と いう 答 えが 返 ってきます しかし そういう 方 の 作 成 した Excel のシートを 見 ると 関 数 を 使 うと 簡 単 に 入 力 できる 数 式 をわざと 複 雑 にしているとしか 思 えないような 計 算 式 を 入 力 して 満 足 されています 複 雑 な 計 算 式 を 入 力 することが 好 きな 人 や 毎 回 計 算 式 を 変 更 することが 好 きな 人 は 今 までどおりでいいと 思 います しかし Excel を 覚 え るのだから より 簡 単 に より 正 確 に 楽 をしたい 方 は このテキストで 関 数 を 使 うコツ をマスターしていただきたいと 思 います 例 えば A1 から A10 の 10 個 のセルに 入 力 された 数 値 の 平 均 を 求 める 場 合 関 数 を 使 わ ずに 計 算 した 場 合 と 関 数 を 使 って 計 算 した 場 合 とでは 次 のように 異 なります =(A1+A2+A3+A4+A5+A6+A7+A8+A9+A10)/10 長 所 関 数 がわからなくても 入 力 できる =AVERAGE(A1:A10) 長 所 数 式 が 短 いので 式 の 内 容 を 理 解 し やすい 入 力 時 の 操 作 が 簡 単 数 式 の 変 更 がしやすい 短 所 数 式 が 長 いので 式 の 内 容 を 理 解 し にくい 入 力 時 に 間 違 いやすい 数 式 の 変 更 に 手 間 がかかる 短 所 関 数 を 覚 えないと 入 力 できない - 1 -

(1) 関 数 の 分 類 関 数 は 大 きく 分 けて 次 の3つに 分 類 できます これらの 関 数 のうち 今 回 このテキストで 説 明 させていただく 関 数 は 組 み 込 み 関 数 と 一 部 のアドイン 関 数 に 限 らせていただきます 組 み 込 み 関 数 アドイン 関 数 ユーザー 定 義 関 数 Excel に 標 準 で 組 み 込 まれている 関 数 です 特 別 な 設 定 をしなくても 利 用 することができます 特 殊 な 計 算 をするために 別 途 Excel に 組 み 込 まな いと 利 用 できない 関 数 です メニューバーの[ツー ル]-[アドイン]から 選 択 します VisualBasic のモジュールを 使 って 利 用 者 が 自 分 で 関 数 を 作 成 します コードを 記 述 して 作 成 します Excel2003 には 全 部 で 300 種 類 以 上 の 関 数 が 用 意 されています でも 実 際 使 ってみて これは 便 利 でよく 使 いそうだと 思 えるものは 50 種 類 もな いので 安 心 して 学 習 しましょう これらの 関 数 は 使 用 する 目 的 によって 数 学 / 三 角 関 数 統 計 関 数 日 付 / 時 刻 関 数 論 理 関 数 情 報 関 数 検 索 / 行 列 関 数 データベース 関 数 文 字 列 操 作 関 数 財 務 関 数 エンジニアリング 関 数 の 10 種 類 に 分 類 されています 関 数 編 では この 中 から 数 学 / 三 角 関 数 統 計 関 数 日 付 / 時 刻 関 数 論 理 関 数 情 報 関 数 検 索 / 行 列 関 数 データベース 関 数 文 字 列 操 作 関 数 に ついて 説 明 しています 関 数 用 途 数 学 / 三 角 関 数 一 般 の 数 学 式 に 使 われる 計 算 を 行 う 統 計 関 数 データの 分 析 に 用 いる 日 付 / 時 刻 関 数 日 付 時 刻 の 計 算 を 行 う 論 理 関 数 真 偽 を 判 断 する 計 算 を 行 う 情 報 関 数 セルの 状 態 や 入 力 されたデータの 種 類 などを 調 べる 検 索 / 行 列 関 数 セル 範 囲 から 任 意 のデータを 取 り 出 す 処 理 などを 行 う データベース 関 数 条 件 に 一 致 するデータを 取 り 出 し 計 算 する 文 字 列 操 作 関 数 主 に 文 字 列 に 対 する 処 理 を 行 う 財 務 関 数 財 務 上 の 計 算 を 行 う エンジニアリング 関 数 エンジニアリング 分 析 を 行 うための 関 数 下 へ 行 く ほ ど 難 し い - 2 -

(2) 関 数 の 書 式 関 数 の 入 力 には 一 定 の 規 則 があり 関 数 名 と 引 数 (ひきすう)から 構 成 されます 次 に 示 す 形 式 に 従 い 入 力 します = 関 数 名 ( 引 数 1, 引 数 2, ) イ コ ー ル 関 数 名 半 角 左 カ ッ コ イコール 関 数 は 数 式 として 入 力 するので 必 ず 先 頭 はイコール(=)から 始 めます イコー ル(=)を 先 頭 に 付 けないとただの 文 字 列 として 認 識 されてしまいます セルに 入 力 する 文 字 =SUM(A1:A10) SUM(A1:A10) 引 数 半 角 カ ン マ 引 数 結 果 100 計 算 結 果 を 表 示 します SUM(A1:A10) 文 字 として 表 示 します 関 数 名 関 数 名 は 半 角 で 入 力 します 大 文 字 でも 小 文 字 でも 構 いませんが 小 文 字 で 記 入 し ても 入 力 した 関 数 名 のスペルが 正 しければ 確 定 後 は 大 文 字 に 自 動 変 換 されます 小 文 字 で 入 力 するように 習 慣 づけておくと スペルミスのとき 小 文 字 のままの 部 分 に 入 力 ミスがあることに 気 づきやすくなります セルに 入 力 する 文 字 結 果 確 定 後 のセルの 内 容 =SUM(A1:A10) 100 =SUM(A1:A10) そのまま 入 力 =sum(a1:a10) 100 =SUM(A1:A10) 大 文 字 に 変 わる =sam(a1:a10) #NAME? =sam(a1:a10) スペルミスで 変 わらず 半 角 カッコ 関 数 の 中 には 引 数 のいらない 関 数 もあります 例 えばTODAYとかNOWとい ト ゥ ル う 関 数 などですが 引 数 は 不 要 でも 半 角 のカッコは 必 要 です ただし TRUE ーと フ ォ ー ル ス FALSE という 関 数 だけは カッコはいりません (カッコをつけてもOK) 半 角 右 カ ッ コ 引 数 の 数 は 関 数 によって 異 なります - 3 -

引 数 関 数 を 入 力 する 場 合 関 数 に 条 件 を 与 えるために 引 数 を 入 力 します 引 数 は 入 力 する 関 数 に 何 を 求 めてほしいか どの 範 囲 を 対 象 としたいかを 判 断 するための 条 件 だと 考 えてください 関 数 によって 必 要 となる 引 数 の 数 が 異 なるので 必 要 な 引 数 が 1 個 の 場 合 もありますし 2 個 3 個 必 要 な 場 合 もあります 引 数 を 分 離 するための 記 号 複 数 の 引 数 が 必 要 な 場 合 に 引 数 と 引 数 を 分 離 するための 記 号 は 半 角 のカンマ (,)を 使 用 します セルに 入 力 する 文 字 =SUM(A1,A10) A1 と A10 の 数 値 を 集 計 して 表 示 する 範 囲 を 指 定 するための 記 号 連 続 するセルを 引 数 として 指 定 するための 記 号 には 半 角 のコロン(:)を 使 用 します この 場 合 は 左 上 端 のセル 番 地 と 右 下 端 のセル 番 地 を 半 角 のコロン(:) で 区 切 って 入 力 します セルに 入 力 する 文 字 =SUM(A1:A10) A1 から A10 の 連 続 するセルの 数 値 を 集 計 して 表 示 する 文 字 列 を 引 数 として 指 定 する 引 数 に 直 接 文 字 列 を 指 定 する 場 合 は 半 角 の (ダブルクォーテーション)で 指 定 する 文 字 列 を 囲 います = 関 数 名 ( 文 字 列 ) 関 数 の 引 数 に 文 字 列 を 指 定 する 場 合 の 例 1 関 数 名 と 引 数 引 数 は1つとは 限 らず 1つもない 関 数 や 複 数 の 引 数 を 必 要 とする 関 数 もあり ます 引 数 が 複 数 である 場 合 は 引 数 と 引 数 を 半 角 のカンマ(, )で 区 切 っ て 入 力 します = 例 = 引 数 が 不 要 な 関 数 ナ ウ =NOW () 今 という 時 間 を 求 めるのに 条 件 なんてない!! ト ゥ デ イ =TODAY () 今 日 という 日 付 を 求 めるのに 条 件 なんてない!! 引 数 が 必 要 な 場 合 サ ム =SUM ( 引 数 1, 引 数 2, 引 数 3, ) どこからどこまでの 合 計 を 求 めたいかを 条 件 として 指 定 する サ マ リ ー SUMは SUMMARY の 略 だよ - 4 -

2 引 数 とデータ 引 数 の 指 定 方 法 には データを 直 接 入 力 する 方 法 と 値 が 入 力 されているセル 番 地 を 引 数 として 指 定 する 方 法 があります SUM 関 数 なら 次 のようになり ます データを 直 接 入 力 する 方 法 =SUM(10,20,30) 10と20と30を 集 計 して 表 示 する セル 番 地 を 引 数 として 指 定 する 方 法 =SUM(B5,B6,B7) B5とB6とB7に 入 っている 数 値 を 集 計 して 表 示 する 離 れたセルを 指 定 する 場 合 は 何 処 と 何 処 のセルを 集 計 してほしいと 関 数 に 伝 えます その 場 合 は 引 数 はカンマ(,)で 区 切 って 次 のように 指 定 します = SUM(A1,A5) 引 数 は2つ 計 算 しなさい 集 計 A1とA5 A1とA5を 集 計 し 関 数 を 入 力 したセルに 表 示 しなさい という 命 令 を Excel に 対 して 与 えたことになります 連 続 したセルを 指 定 する 場 合 は 何 処 から 何 処 までのセルを 集 計 してほしいと 関 数 に 伝 えます その 場 合 は コロン(:)で 区 切 って1つの 引 数 として 次 のように 指 定 します = SUM(A1:A5) 引 数 は1つ 計 算 しなさい 集 計 A1からA5 A1からA5を 集 計 し 関 数 を 入 力 したセルに 表 示 しなさい という 命 令 を Excel に 対 して 与 えたことになります A B C D E F 1 10 20 30 2 20 20 30 3 30 30 30 4 =SUM(A1:C3) 数 式 の 意 味 A1~C3 の 連 続 するセル( 丸 で 囲 った 部 分 )の 数 値 を 集 計 して F 列 の 4 行 目 にその 値 を 代 入 しなさい - 5 -

(3)シートとセル Excel は 複 数 のシートを 同 時 に 処 理 できます 数 式 を 入 力 するシートとは 異 なる ほかのシートのセルを 指 定 することもできます Sheet1 のA1に 入 力 されているデータと Sheet2 のA1に 入 力 されているデータ を 集 計 して Sheet3 に 表 示 する 場 合 は 次 のように 数 式 を 入 力 します 四 則 演 算 子 を 使 った 計 算 = Sheet1! A1 + Sheet2! A1 計 算 しなさい Sheet1 の A1 足 す Sheet2 の A1 Sheet1 のA1と Sheet2 のA1を 足 して 数 式 を 入 力 したセルに 表 示 しなさ い という 命 令 を Excel に 対 して 与 えたことになります 関 数 を 使 った 計 算 式 = SUM(Sheet1!A1,Sheet2!A1) 計 算 しなさい 集 計 Sheet1 の A1 と Sheet2 の A1 Sheet1 のA1と Sheet2 のA1を 集 計 して 関 数 を 入 力 したセルに 表 示 しな さい という 命 令 を Excel に 対 して 与 えたことになります 別 のシートのセルを 参 照 する 場 合 シート 名 とセル 番 地 の 間 を!( 感 嘆 符 ) で 区 切 ります (4) 引 数 のリストの 制 限 統 計 関 数 などの 引 数 のリストに 指 定 できる 数 の 制 限 が 30 となっているものがあ ります 具 体 的 には SUM 関 数 や AVERAGE 関 数 などが 引 数 の 数 の 制 限 が 30 になっ ています この 30 という 数 字 は セルの 個 数 ではなく カンマ(,)で 区 切 られた 引 数 の 個 数 です =SUM(A1,A5,A10,A15,A20) この 場 合 の 引 数 の 個 数 は 5 個 になります =SUM(A1:A5,A15:A20) この 場 合 の 引 数 の 個 数 は 2 個 になります =SUM(A1:A20) この 場 合 の 引 数 の 個 数 は 1 個 になります - 6 -

(5) 関 数 の 覚 え 方 関 数 を 覚 えるためには まず1つの 関 数 を 使 いこなせるようになることです 関 数 が 難 しいように 思 われる 理 由 は その 数 の 多 さにあると 思 います Excel を 使 う 人 が 関 数 のすべてを 理 解 しないといけないように 思 われているので はないでしょうか? 1つの 関 数 を 覚 えただけで 世 界 が 広 がります また1つ 関 数 を 覚 えるとまた 世 界 が 広 がります そうやって1つ1つ コツコツと 覚 えていく ことが 関 数 を 楽 しく 覚 えるコツと 言 えるでしょう すべての 関 数 を 覚 える 必 要 なんてないのですから 自 分 に 必 要 な 関 数 のみに 絞 っ て 覚 えればそれで 十 分 なのです これで 少 しは 気 が 楽 になったでしょう 必 要 な 関 数 だけを 覚 える 1つの 関 数 を 入 力 して 正 しい 結 果 を 得 る それを 何 回 も 何 回 も 繰 り 返 し て 1つずつ 関 数 を 覚 えます あとは それを 繰 り 返 して 使 える 関 数 のレパー トリーを 増 やしていけばいいのです 多 くの 人 が 作 業 の 中 で 必 要 とする 関 数 の 数 は 50 ぐらいまでです 1つ1つを 必 要 に 応 じてコツコツと 覚 えて その 数 を 少 しずつ 増 やすようにすればいいのです とにかく 関 数 を 使 う 関 数 は 使 ってみることが 大 切 です 関 数 を 使 える 場 面 では 無 理 にでも 関 数 を 使 うように 習 慣 づけましょう たとえば もうすでに 入 力 してある 数 式 を 関 数 に 置 き 換 えてみることもよい 方 法 だと 思 います 数 式 が 入 力 されていれば 計 算 結 果 がどんな 値 になるのかわかっているのですから 関 数 に 置 き 換 えて 同 じ 計 算 結 果 がでれば 正 しく 入 力 されたことがわかるはずです 必 要 な 関 数 の 見 つけ 方 [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 の 検 索 (S)]ボックスに 行 いたい ことを 入 力 して[ 検 索 開 始 (G)]ボタンをクリックします - 7 -

(6) 演 算 子 について 数 式 中 で 用 いる + や - などの 記 号 のことを 演 算 子 といいます Excel で 用 いる 演 算 子 には 算 術 演 算 子 比 較 演 算 子 文 字 列 演 算 子 参 照 演 算 子 の4 種 類 があります 1 算 術 演 算 子 算 術 演 算 子 は 足 す 引 く 掛 ける 割 る といった 基 本 的 な 計 算 を 行 う ための 演 算 子 です 演 算 子 には 下 表 の 6 種 類 があります 演 算 子 意 味 例 + 加 算 ( 足 し 算 ) 2+3 - 減 算 ( 引 き 算 ) 3-2 負 の 数 -2 * 乗 算 ( 掛 け 算 ) 2*3 / 除 算 ( 割 り 算 ) 2/3 % パーセンテージ( 百 分 率 ) 23% ^ べき 乗 2^3 2 比 較 演 算 子 比 較 演 算 子 は 2 つの 値 ( 右 辺 と 左 辺 )を 比 較 する 場 合 に 用 いる 演 算 子 です 条 件 を 判 断 する 場 合 に 用 いられ 下 表 のような 6 種 類 があります 演 算 子 意 味 例 = 左 辺 と 右 辺 が 等 しい A1=B1 > 左 辺 が 右 辺 より 大 きい A1>B1 < 左 辺 が 右 辺 より 小 さい A1<B1 >= 左 辺 が 右 辺 以 上 A1>=B1 <= 左 辺 が 右 辺 以 下 A1<=B1 <> 左 辺 と 右 辺 が 等 しくない A1<>B1 比 較 演 算 子 は 2 つの 値 を 比 較 して 条 件 を 満 たしているときは 真 ( TRUE) 満 たしていないときは 偽 ( FALSE)のいずれかの 値 を 返 します この TRUE FALSE は 数 値 データの 一 種 で 論 理 値 と 呼 ばれます 3 文 字 列 演 算 子 文 字 列 演 算 子 は 複 数 の 文 字 列 を 結 合 して 1 つの 文 字 列 にするための 演 算 子 です 文 字 列 演 算 子 は &(アンパサンド) しかありません 数 式 中 に 文 字 列 を 入 力 する 場 合 は 文 字 列 を[""(ダブルクォーテーション) で 囲 みます なお 文 字 列 に 数 値 データを 結 合 することもできます - 8 -

数 式 例 結 果 = Microsoft & Excel MicrosoftExcel = Windows &2002 Windows2002 = Microsoft &A1 MicrosoftExcel = Windows &A2 Windows2002 メモ セル A1 に 文 字 列 Excel が セル A2 に 数 値 2002 が 入 力 されている 場 合 で セル A1 や A2 を 参 照 する 場 合 は で 囲 みません 4 参 照 演 算 子 数 式 のなかで 指 定 するセル 番 地 やセル 範 囲 のことをセル 参 照 といいます セル 参 照 はマウスをクリックやドラッグすることで 簡 単 に 指 定 できます このセル 参 照 に 用 いる 記 号 を 参 照 演 算 子 といい 3 種 類 ありますがここでは 次 の 2 種 類 を 説 明 します 演 算 子 意 味 例 : セル 範 囲 B2:B8, セル 範 囲 の 結 合 B2:D4,D6:E8 5 演 算 子 の 優 先 順 位 演 算 子 には 優 先 順 位 があるので 1 つの 計 算 式 の 中 に 複 数 の 演 算 子 を 使 ってい る 場 合 は 優 先 順 位 を 考 慮 する 必 要 があります 演 算 子 の 優 先 順 位 は 次 の 表 の 通 りです 加 算 演 算 子 (+)と 減 算 演 算 子 (-) のように 優 先 順 位 が 同 じ 演 算 子 を 1 つの 式 に 使 っている 場 合 は 左 から 右 の 順 に 計 算 されます また 最 初 に 計 算 したい 部 分 をカッコ ( ) で 囲 むこと で 演 算 の 順 序 を 変 更 することができます 順 位 演 算 子 説 明 1,(カンマ) :(コロン) 参 照 演 算 子 2 - 負 の 数 3 % パーセント 4 ^ べき 乗 5 * / 乗 算 除 算 6 + - 加 算 減 算 7 & 文 字 列 演 算 子 8 = < > <= >= <> 比 較 演 算 子 - 9 -

2. 2. 関 数 の 入 力 方 法 アベレージ 関 数 の 入 力 方 法 には いろいろな 方 法 があります ここでは AVERAGE関 数 を 使 って 関 数 の 入 力 方 法 を 4 つ 説 明 します (1)オート SUM ボタンを 使 う 方 法 次 の 図 を 参 考 にして セル B2~B7 に 数 字 を 入 力 します B8 にアクティブセルがあることを 確 認 して [ 標 準 ] ツールバーの [オートSUM]ボタンの をクリ ックします 数 値 を 入 力 後 にアクティブ セルが B8 にない 場 合 は ア クティブセルを B8 に 移 動 し ます [オート SUM]ボタン の をクリックすると 左 のようにメニューが 表 示 されます をクリックせずに の 部 分 をクリックしてしま うと SUM 関 数 が 入 力 され てしまうので 注 意 が 必 要 です - 10 -

表 示 されたメニューから[ 平 均 (A)]をクリックします AVERAGE 関 数 の 引 数 に 指 定 された 範 囲 が 点 滅 する 点 線 で 表 示 されるので 範 囲 を 確 認 して[Enter]キーを 押 します - 11 - [ 平 均 (A)]をクリックす るという 操 作 は Excel に 今 から 平 均 値 を 計 算 す るから 準 備 しなさい とい う 命 令 を 与 えることを 意 味 します [ 平 均 (A)]をクリックする と 左 のように 数 式 が 表 示 されて 関 数 の 引 数 に 指 定 されたセル 範 囲 が 点 滅 する 点 線 で 囲 まれます メッセージに 表 示 された 数 値 1 の 文 字 が 太 字 で 表 示 され B2:B7 が 黒 く 反 転 表 示 されていますが こ れは 数 値 1 に 該 当 する 引 数 が B2:B7 にあたること を 意 味 します 数 式 が 入 力 されたセル に B2 から B7 までの 数 値 の 平 均 値 を 表 示 しますがよ ろしいですか? という 問 い 合 わせになります 右 下 に 表 示 されたメッセージ はこの 関 数 の 書 式 を 表 し ています [Enter]キーを 押 すと 関 数 が 入 力 されて 計 算 結 果 が 表 示 されます 余 裕 があれば 読 んでね [Enter]キーを 押 す 代 わ りに 再 度 [オート SUM] ボタンをクリックしても 同 じ 操 作 になります [Enter]キーを 押 した 場 合 は アクティブセルは 1 つ 下 に 移 動 します [オート SUM]ボタ ンをクリックした 場 合 は アクティブセルはそ のままです

アクティブセルを B8 に 戻 して 数 式 バーに 表 示 された 数 式 の 内 容 を 確 認 します (2) 関 数 の 挿 入 ボタンを 使 う 方 法 アクティブセルを B8 に 戻 して[Delete]キーを 押 し 次 の 操 作 が 分 かりやすいように 内 容 を 削 除 します [ 数 式 ]バーの 左 にある [ 関 数 の 挿 入 ]ボタンをク リックします 数 式 バーには 入 力 した 数 式 =AVERAGE(B2:B7) が 表 示 されます この 計 算 式 で B2:B7 ま での 連 続 するセルの 中 の 数 値 の 平 均 値 を 表 示 しな さい と 命 令 したことにな ります [Delete]キ ー を 押 して 内 容 を 消 すと セルに 表 示 さ れていた 計 算 結 果 と 数 式 バーに 表 示 されていた 計 算 式 が 消 えます この 操 作 は 今 から 関 数 を 利 用 するから Excel に 関 数 を 選 択 するためのダイ アログボックスを 表 示 し なさいという 命 令 になり ます [ 関 数 の 挿 入 ]ボタンを クリックすると アクティ ブセルと 数 式 バーに = が 表 示 されるとともに 次 のようにボタンが 表 示 さ れます クリック 前 クリック 後 - 12 -

[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 の 分 類 (C):]ボックスの をクリックします 表 示 された 一 覧 から[ 統 計 ]をクリックします [ 関 数 名 (N):]ボックスから[AVERAGE]をクリックし ます [ 関 数 の 挿 入 ]ボタンを クリックすると [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックス が 表 示 されるので AVERAGE を 探 すために [ 関 数 の 分 類 (C):]ボ ッ ク スを 利 用 します をクリックすると 関 数 の 分 類 の 一 覧 が 表 示 され ます 平 均 値 を 表 示 するための 関 数 が AVERAGE だと 分 かっている 場 合 は [ 関 数 の 分 類 (C):]ボックスで すべて 表 示 を 選 択 して [ 関 数 名 (N):]ボックスか ら AVERAGE を 選 択 して も 構 いません 表 示 された 一 覧 から[ 統 計 ]をクリックすると 左 のように[ 関 数 の 分 類 (C):]ボックスに 統 計 が 表 示 され [ 関 数 名 (N):] ボックスには 統 計 関 数 の 一 覧 が 表 示 されます - 13 -

[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの 右 下 にある[O K]ボタンをクリックします [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[ 数 値 1]ボッ クスに 表 示 された 範 囲 を 確 認 して 右 下 の[OK]ボタ ンをクリックします [OK]ボタンをクリック するという 操 作 は これか ら AVERAGE という 関 数 を 利 用 するということを Excel に 教 えています [OK]ボタンをクリック すると [ 関 数 の 引 数 ]ダ イアログボックスが 表 示 されます [ 数 値 1]ボックスには 自 動 的 に B2:B7 が 表 示 されます [ 数 値 1]ボックスに 表 示 された 内 容 が 平 均 値 を 求 めたい 範 囲 でない 場 合 は 平 均 値 を 求 めたい 範 囲 を ドラッグして 範 囲 を 指 定 しなおします [OK]ボタンをクリック すると アクティブセルに は 計 算 結 果 が 表 示 され 数 式 バーには 入 力 した 数 式 が 表 示 されます - 14 -

(3) 引 数 の 入 力 をアシストする 方 法 アクティブセルを B8 に 戻 して[Delete]キーを 押 し 次 の 操 作 が 分 かりやすいように 内 容 を 削 除 します キーボードから =average を 入 力 します [Ctrl]キーを 押 した 状 態 で[A]キーを 押 します [Delete]キーを 押 して 内 容 を 消 すと セルに 表 示 さ れていた 計 算 結 果 と 数 式 バ ーに 表 示 されていた 計 算 式 が 消 えます AVERAGE は 大 文 字 でも 小 文 字 でも 構 いません これで 今 から AVERAGE という 関 数 を 利 用 すること を Excel に 教 えています 数 式 を 入 力 する 場 合 は 必 ず = を 先 頭 に 入 力 します =average を 入 力 して [Ctrl]キーと[A]キー を 押 すと [ 関 数 の 引 数 ] ダイアログボックスが 表 示 されます - 15 -

[ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[ 数 値 1]ボッ クスに B2:B7 が 表 示 されていることを 確 認 して 右 下 にある[OK]ボタンをクリックします [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログ ボックスの[ 数 値 1]ボッ クスに B2:B7 が 表 示 さ れていることを 確 認 します 余 裕 があれば 読 んでね [ 数 値 1]ボックスに 表 示 さ れた 範 囲 が 間 違 っている 場 合 は 正 しい 範 囲 をドラッグ すると [ 数 値 1]ボックス の 内 容 がドラッグした 範 囲 に 変 更 されます [OK]ボタンをクリック すると アクティブセルに は 計 算 結 果 が 表 示 され 数 式 バーには 入 力 した 数 式 が 表 示 されます 正 しい 関 数 名 が 入 力 され ると 下 のように 関 数 名 は 小 文 字 を 入 力 しても 大 文 字 に 変 わります - 16 -

(4) 直 接 関 数 を 入 力 する 方 法 アクティブセルを B8 に 戻 して[Delete]キーを 押 し 次 の 操 作 が 分 かりやすいように 内 容 を 削 除 します キーボードから =average(b2:b7) を 入 力 します [Enter]キーを 押 します 入 力 する 数 式 は 小 文 字 で 入 力 しても 構 いません 関 数 の 引 数 で 指 定 された 範 囲 が 青 い 線 で 囲 まれます [Enter]キーを 押 すと 数 式 が 確 定 し 計 算 結 果 が 表 示 されます - 17 -

3. 3. 数 学 / 三 角 統 計 関 数 ここでは Excel を 利 用 する 上 で 一 番 よく 使 いそうな 数 学 / 三 角 関 数 と 統 計 関 数 につい て 説 明 します (1) 数 学 / 三 角 関 数 統 計 関 数 について 1 数 学 / 三 角 関 数 数 学 関 数 とは 主 に 数 値 を 計 算 する 際 に 用 いる 関 数 です 数 学 関 数 を 使 用 する と セル 範 囲 の 合 計 を 求 めたり 値 を 四 捨 五 入 や 切 り 上 げ 切 り 捨 てしたりす る 計 算 などを 行 うことができます 一 方 三 角 関 数 は 直 角 三 角 形 の 辺 の 長 さや 角 度 を 求 める 際 に 用 いる 関 数 です Excel では 数 学 関 数 と 三 角 関 数 を 合 わせて 数 学 / 三 角 関 数 として 1 つのジャ ンルにまとめられています 数 学 / 三 角 関 数 の 代 表 例 関 数 名 説 明 イント INT 指 定 した 数 値 の 小 数 点 以 下 を 切 り 捨 てる モッド MOD 割 算 をした 場 合 の 余 りを 求 める ラウンド ROUND 指 定 した 数 値 を 指 定 した 桁 位 置 で 四 捨 五 入 する ラウンドダウン ROUNDDOWN 指 定 した 数 値 を 指 定 した 桁 位 置 で 切 り 捨 てる ラウンドアップ ROUNDUP 指 定 した 数 値 を 指 定 した 桁 位 置 で 切 り 上 げる サム SUM 指 定 した 範 囲 を 集 計 する サム イフ SUMIF 条 件 に 一 致 した 範 囲 の 数 値 を 集 計 する 2 統 計 関 数 統 計 関 数 は データの 分 析 を 行 う 際 に 用 いる 関 数 です 統 計 関 数 を 使 用 すると セル 範 囲 の 平 均 値 や 最 大 値 最 小 値 を 求 める 計 算 などを 行 うことができます 統 計 関 数 の 代 表 例 関 数 名 説 明 アベレージ AVERAGE 指 定 した 範 囲 の 平 均 値 を 求 める カウント COUNT 指 定 した 範 囲 の 数 値 が 入 力 されたセルの 個 数 を 数 える マックス MAX 指 定 した 範 囲 の 最 大 値 を 求 める ミニマム MIN 指 定 した 範 囲 の 最 小 値 を 求 める ランク RANK 指 定 した 範 囲 の 順 位 を 求 める - 18 -

(2) 成 績 管 理 表 の 作 成 ここでは 成 績 管 理 表 を 作 成 し その 成 績 管 理 表 を 元 に 数 学 / 三 角 統 計 関 数 を 説 明 します 1 完 成 図 2 期 末 テスト 成 績 表 の 作 成 次 のような 表 を 作 成 します - 19 -

3 SUM 関 数 H 列 に 各 個 人 の 合 計 点 数 を 計 算 表 示 させてみましょう ここでは ただ 単 に 集 計 するだけではなく いろいろな 操 作 方 法 があることを 理 解 していただきたいと 思 います サ ム SUM関 数 の 書 式 数 値 が 入 力 された 複 数 のセルの 合 計 値 を 求 めるにはSUM 関 数 を 使 います 書 式 =SUM( 数 値 1, 数 値 2, 数 値 3, ) 機 能 セル 範 囲 に 含 まれる 数 値 を 集 計 する 数 値 計 算 対 象 となる 数 値 を 指 定 する 数 値 1 数 値 2などの 引 数 の 数 は 最 大 30 個 まで 指 定 することができます 1 つ 目 の 方 法 H5 にアクティブセルを 移 動 します [ 標 準 ]ツールバーの [オートSUM]ボタ ンをクリックします 計 算 結 果 を 表 示 したいセル (H5)にアクティブセルを 移 動 します よく 見 かけるのは アクテ ィブセルがどこにあるか 確 認 せずに [オート SUM]ボタンをクリックさ れる 方 がいらっしゃいます 必 ず 計 算 結 果 を 表 示 した いセルにアクティブセルが あることを 確 認 しておきま しょう [オート SUM]ボタンを クリックするという 操 作 は 今 から 集 計 するための 関 数 を 入 力 することを Excel に 教 えています - 20 -

表 示 された 数 式 の 引 数 の 範 囲 が 合 っていること を 確 認 して 再 度 [オートSUM]ボタンをク リックします アクティブセルの 右 のフィルハンドルにポイン トし 下 にドラッグして 入 力 した 数 式 をコピーし ます [オート SUM]ボタン をクリックすると SUM 関 数 の 引 数 に 隣 接 する 左 隣 のセルが 指 定 されて 点 滅 する 点 線 で 囲 まれます こ れは Excel が 集 計 する 範 囲 はこれでよろしいで すか? と 問 い 合 わせてい るのです SUM 関 数 の 引 数 に 自 動 的 に 指 定 されたセル 範 囲 が 正 しいかどうかを 確 認 して ください 引 数 に 指 定 した 範 囲 に 誤 りがある 場 合 は 正 しい 範 囲 をドラッグして 引 数 を 変 更 します [オート SUM]ボタンを クリックすると アクティ ブセルに 入 力 した 数 式 が 確 定 して 計 算 結 果 が 表 示 されます フィルハンドルにポイン トしてマウスポインタが +の 状 態 で 下 に 向 かって ドラッグします - 21 -

オートフィルでコピーした 数 式 を 確 認 します 次 の 操 作 のために H5:H14 の 数 式 を 削 除 しておき ましょう 2つ 目 の 方 法 集 計 範 囲 (E5:G5)を 範 囲 選 択 します [ 標 準 ]ツールバーの [オートSUM]ボタ ンをクリックします マウスのボタンから 指 を 離 すと 数 式 がコピーされて 計 算 結 果 が 表 示 されます 集 計 したい 範 囲 をドラッ グして 範 囲 選 択 します - 22 -

後 は 1 つ 目 の 方 法 と 同 じようにオートフィルで 数 式 を 下 にコピーします 次 の 操 作 のために H5:H14 の 数 式 を 削 除 しておき ましょう [オートSUM]ボタ ンをクリックすると 範 囲 選 択 したセルの 右 隣 のセ ルに 計 算 結 果 が 表 示 され ます オートフィルで 数 式 をコ ピーする 場 合 数 式 が 入 力 されているセルだけをア クティブにしておきます - 23 -

3つ 目 の 方 法 集 計 する 範 囲 と 計 算 結 果 を 表 示 する 範 囲 (E5:H5) を 範 囲 選 択 します [ 標 準 ]ツールバーの [オートSUM]ボタン をクリックします 集 計 したい 範 囲 と 集 計 結 果 を 表 示 する 範 囲 を 範 囲 選 択 します [オートSUM]ボタ ンをクリックすると 集 計 結 果 を 表 示 したいセルに 計 算 結 果 が 表 示 されます - 24 -

後 は 1 つ 目 の 方 法 と 同 じようにオートフィルで 数 式 を 下 にコピーします 次 の 操 作 のために H5:H14 の 数 式 を 削 除 しておき ましょう 4つ 目 の 方 法 集 計 する 範 囲 と 計 算 結 果 を 表 示 する 範 囲 すべて (E5:H14)を 範 囲 選 択 します オートフィルで 数 式 をコ ピーする 場 合 数 式 が 入 力 されているセルだけをア クティブにしておきます 数 式 をコピーする 手 間 を 省 くため 集 計 したい 範 囲 と 集 計 結 果 を 表 示 したい 範 囲 すべてを 範 囲 選 択 し ます 次 のように 範 囲 選 択 して [オートSUM]ボタ ンをクリックすると 縦 の 集 計 が 計 算 されてしまい ます これは Excel が 縦 を 優 先 して 計 算 するように なっているためです - 25 -

[ 標 準 ]ツールバーの [オートSUM]ボタン をクリックします [オートSUM]ボタ ンをクリックした 時 点 で 集 計 結 果 が 表 示 されます - 26 -

4 AVERAGE 関 数 15 行 目 に 各 科 目 の 平 均 点 を 計 算 表 示 させてみましょう ア ベ レ ー ジ AVERAGE関 数 の 書 式 数 値 が 入 力 された 複 数 のセルの 平 均 値 を 求 めるにはAVERAGE 関 数 を 使 います 書 式 =AVERAGE( 数 値 1, 数 値 2, 数 値 3, ) 機 能 セル 範 囲 に 含 まれる 数 値 の 平 均 値 を 求 める 数 値 計 算 対 象 となる 1 個 以 上 30 個 までの 数 値 データを 指 定 する 数 値 1 数 値 2などの 引 数 の 数 は 最 大 30 個 まで 指 定 することができます B15 から D15 までのセルを 結 合 して 下 のように 平 均 値 を 入 力 します アクティブセルを E15 に 移 動 します 平 均 値 を 表 示 したいセル (E15)にアクティブセル を 移 動 します - 27 -

[ 標 準 ]ツールバーの [オートSUM]ボタンの をクリックします 表 示 されたメニューから[ 平 均 (A)]をクリックします 表 示 された 数 式 の 引 数 の 範 囲 が 合 っていることを 確 認 して 再 度 [オートSUM]ボタンをクリックし ます をクリックすると 左 の ようにメニューが 表 示 さ れます をクリックせずに の 部 分 をクリックしてしま うと SUM 関 数 が 入 力 され てしまうので 注 意 が 必 要 です [ 平 均 (A)]をクリックす るという 操 作 は 今 からア クティブセルに 平 均 値 を 入 力 しますよと Excel に 教 えています [ 平 均 (A)]をクリックす ると 左 のようにアクティ ブセルに AVERAGE 関 数 が 入 力 されます 平 均 値 を 求 める 範 囲 が 点 滅 する 点 線 で 囲 まれます これは Excel が 集 計 す る 範 囲 はこれでよろしい ですか? と 問 い 合 わせて いる 印 です - 28 -

アクティブセルの 右 下 に 表 示 されたフィルハンドル にポイントし 右 に 向 かってドラッグし 入 力 した 数 式 をコピーします オートフィルでコピーした 数 式 を 確 認 します [オート SUM]ボタンを クリックすると 数 式 の 入 力 が 確 定 し 計 算 結 果 が 表 示 されます オートフィル 機 能 を 使 って 右 に 数 式 をコピーします 数 式 がコピーされて 計 算 結 果 が 表 示 されるので 数 式 を 確 認 します - 29 -

5 MAX 関 数 16 行 目 に 各 科 目 の 最 高 点 を 計 算 表 示 させてみましょう マックス MAX関 数 の 書 式 数 値 が 入 力 された 複 数 のセルの 最 大 値 を 求 めるにはMAX 関 数 を 使 います 書 式 =MAX( 数 値 1, 数 値 2, 数 値 3, ) 機 能 セル 範 囲 に 含 まれる 数 値 の 最 大 値 を 求 める 数 値 計 算 対 象 となる 1 個 以 上 30 個 までの 数 値 データを 指 定 する 数 値 1 数 値 2などの 引 数 の 数 は 最 大 30 個 まで 指 定 することができます B16 から D16 までのセルを 結 合 して 下 のように 最 大 値 を 入 力 します アクティブセルを E16 に 移 動 します 最 大 値 を 表 示 したいセル (E16)にアクティブセルを 移 動 します - 30 -

[ 標 準 ]ツールバーの [オートSUM]ボタンの をクリックします 表 示 されたメニューから[ 最 大 値 (M)]をクリックします 平 均 値 を 表 示 したセルを 最 大 値 を 求 める 範 囲 から 外 すため E5 から E14 までドラッグします [オートSUM]ボタ ンの をクリックすると 左 のようにメニューが 表 示 されます をクリックせずに の 部 分 をクリックしてしま うと SUM 関 数 が 入 力 され てしまうので 注 意 が 必 要 です [ 最 大 値 (M)]をクリック するという 操 作 は 今 から アクティブセルに 最 大 値 を 入 力 しますよと Excel に 教 えています MAX 関 数 の 引 数 に E5:E15 が 表 示 されていることを 確 認 します E5 から E14 までをドラッ グして 最 大 値 を 求 める 範 囲 を 修 正 します この 操 作 は Excel に 最 大 値 を 求 める 範 囲 は E5 から E14 までですよと 教 えてい ます このままでは 最 大 値 を 求 める 範 囲 に 平 均 値 が 表 示 されたセルまで 含 まれて しまいます - 31 -

数 式 の 引 数 の 範 囲 が 合 っていることを 確 認 して 再 度 [オートSUM]ボタンをクリックします 平 均 値 と 同 じ 要 領 でオートフィル 機 能 を 使 い 数 式 を 右 にコピーします [オートSUM]ボタ ンをクリックすると 引 数 の 範 囲 に 指 定 されたセル の 最 大 値 がアクティブセ ルに 表 示 されます - 32 -

6 MIN 関 数 17 行 目 に 各 科 目 の 最 低 点 を 計 算 表 示 させてみましょう ミニマム MIN関 数 の 書 式 数 値 が 入 力 された 複 数 のセルの 最 小 値 を 求 めるにはMIN 関 数 を 使 います 書 式 =MIN( 数 値 1, 数 値 2, 数 値 3, ) 機 能 セル 範 囲 に 含 まれる 数 値 の 最 小 値 を 求 める 数 値 計 算 対 象 となる 1 個 以 上 30 個 までの 数 値 データを 指 定 する 数 値 1 数 値 2などの 引 数 の 数 は 最 大 30 個 まで 指 定 することができます B17 から D17 までのセルを 結 合 して 下 のように 最 小 値 を 入 力 します アクティブセルを E17 に 移 動 します アクティブセルを 最 小 値 を 表 示 したいセル(E17)に 移 動 します - 33 -

[ 標 準 ]ツールバーの [オートSUM]ボタンの をクリックします 表 示 されたメニューから[ 最 小 値 (I)]をクリックします 平 均 値 や 最 大 値 を 表 示 したセルを 最 小 値 を 求 める 範 囲 から 外 すため E5 から E14 までドラッグします [オートSUM]ボタ ンの をクリックすると 左 のようにメニューが 表 示 されます をクリックせずに の 部 分 をクリックしてしま うと SUM 関 数 が 入 力 され てしまうので 注 意 が 必 要 です [ 最 小 値 (I)]をクリック するという 操 作 は 今 から アクティブセルに 最 小 値 を 入 力 しますよと Excel に 教 えています MIN 関 数 の 引 数 に E5:E16 が 表 示 されていることを 確 認 します E5 から E14 までをドラッ グして 最 小 値 を 求 める 範 囲 を 変 更 します この 操 作 は Excel に 最 小 値 を 求 める 範 囲 は E5 から E14 までですよと 教 えてい ます このままでは 最 小 値 を 求 める 範 囲 に 平 均 値 や 最 大 値 が 表 示 されたセルまで 含 まれてしまいます - 34 -

数 式 の 引 数 の 範 囲 が 合 っていることを 確 認 して 再 度 [オートSUM]ボタンをクリックします 最 大 値 と 同 じ 要 領 でオートフィル 機 能 を 使 い 数 式 を 右 にコピーします [オートSUM]ボタ ンをクリックすると 左 の ように 引 数 に 指 定 された 範 囲 の 最 小 値 が 表 示 され ます - 35 -

7 LARGE 関 数 18 行 目 に 各 科 目 の2 番 目 に 大 きいデータを 計 算 表 示 させてみましょう ラ ー ジ LARGE関 数 の 書 式 数 値 が 入 力 された 複 数 のセルの 特 定 の 順 番 の 値 ( 大 きい 方 から 数 えた 値 )を 求 めるにはLARGE 関 数 を 使 います 書 式 =LARGE(データ 範 囲, 順 位 ) 機 能 セル 範 囲 に 含 まれる 数 値 の 指 定 した 順 番 目 のデータを 求 める データ 範 囲 抽 出 の 対 象 となるデータの 範 囲 を 指 定 する 順 位 範 囲 で 指 定 したデータの 大 きい 方 から 数 えた 順 位 を 指 定 する B18 から D18 までのセルを 結 合 して 下 のように 2 番 目 の 数 値 を 入 力 します アクティブセルを E18 に 移 動 します アクティブセルを 2 番 目 に 大 きい 数 値 を 表 示 したいセ ル(E18)に 移 動 します - 36 -

[ 標 準 ]ツールバーの [オートSUM]ボタンの をクリックします 表 示 されたメニューから[その 他 の 機 能 (F)...] を ク リックします 表 示 された[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 の 検 索 (S):]ボックスに 順 位 を 入 力 します [オートSUM]ボタ ンの をクリックすると 左 のようにメニューが 表 示 されます をクリックせずに の 部 分 をクリックしてしま うと SUM 関 数 が 入 力 され てしまうので 注 意 が 必 要 です 表 示 されたメニューにな い 計 算 を 行 う 場 合 は [そ の 他 の 機 能 (F)...]をクリ ックします [その 他 の 機 能 (F)...]を クリックすると 次 の 画 面 ように[ 関 数 の 挿 入 ]ダイ アログボックスが 表 示 さ れます 関 数 名 が 判 らないときは [ 関 数 の 検 索 (S):]ボ ッ ク スを 利 用 すると 便 利 です ここでは 2 番 目 に 大 きい 数 値 を 調 べたいので [ 関 数 の 検 索 (S):]ボックスに 順 位 を 入 力 します - 37 -

[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの 右 にある[ 検 索 開 始 (G)]ボタンをクリックします [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 名 (N):] ボックスに 表 示 された LARGE をクリックします [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの 右 下 にある[O K]ボタンをクリックします [ 検 索 開 始 (G)]ボタンを クリックすると 次 の 画 面 のように 4 つの 関 数 が 表 示 されます [ 関 数 名 (N):]ボックスに 表 示 された 関 数 をクリッ クすると 下 にメッセージ が 表 示 されるので 確 認 し ます 今 回 は LARGE 関 数 をク リックするので 次 のよう に 表 示 されます [SMALL]や[RANK]もク リックして メッセージを 確 認 しておきましょう [OK]ボタンをクリック すると 左 のように[ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボック スが 表 示 されます - 38 -

[ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[ 範 囲 ]ボック スにカーソルが 表 示 されていることを 確 認 して E5 か ら E14 までをドラッグします [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[ 順 位 ]ボック スに 2 を 入 力 します [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの 右 下 にある[O K]ボタンをクリックします E5 から E14 までドラッグ すると [ 範 囲 ]ボックス にドラッグした 範 囲 が 表 示 されます 表 示 された[ 関 数 の 引 数 ] ダイアログボックスが 邪 魔 になる 場 合 は ダイアロ グボックスのタイトルバ ーをドラッグして 移 動 し ます 大 きな 方 から 数 えて 2 番 目 の 数 値 を 調 べたいので [ 順 位 ]ボックスに 2 を 入 力 します - 39 -

エラー! リンクが 正 しくありません 最 小 値 と 同 じ 要 領 でオ ートフィル 機 能 を 使 い 数 式 を 右 にコピーします ご 参 考 までに [OK]ボタンをクリック すると 左 のように 大 きい 方 から 2 番 目 の 数 値 が 表 示 されます SMALL 関 数 大 きい 方 から 数 えた 順 番 の 数 値 を 求 めるには LARGE 関 数 を 利 用 します が 小 さい 方 から 数 えた 順 番 の 数 値 を 求 めるための 関 数 に SMALL 関 数 が あります ス モ ー ル SMALL関 数 の 書 式 書 式 =SMALL(データ 範 囲, 順 位 ) 機 能 セル 範 囲 に 含 まれる 数 値 の 指 定 した 順 番 目 のデータを 求 める データ 範 囲 抽 出 の 対 象 となるデータの 範 囲 を 指 定 する 順 位 範 囲 で 指 定 したデータの 小 さい 方 から 数 えた 順 位 を 指 定 する - 40 -

8 MEDIAN 関 数 19 行 目 に 各 科 目 の 中 央 値 を 計 算 表 示 させてみましょう メ ジ ア ン MEDIAN関 数 の 書 式 数 値 が 入 力 された 複 数 のセルの 中 央 値 を 求 めるにはMEDIAN 関 数 を 使 います 書 式 =MEDIAN( 数 値 1, 数 値 2, ) 機 能 指 定 したデータの 中 央 に 位 置 する 数 値 を 求 める 数 値 計 算 対 象 となる 1 個 以 上 30 個 までの 数 値 データを 指 定 する B19 から D19 までのセルを 結 合 して 下 のように 中 央 値 を 入 力 します アクティブセルを E19 に 移 動 します 中 央 値 を 表 示 したいセル (E19)にアクティブセル を 移 動 します - 41 -

[ 標 準 ]ツールバーの [オートSUM]ボタンの をクリックします 表 示 されたメニューから[その 他 の 機 能 (F)...] を ク リックします [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 の 検 索 (S):]ボックスに 中 央 値 を 入 力 します [オートSUM]ボタ ンの をクリックすると 左 のようにメニューが 表 示 されます [その 他 の 機 能 (F)...]を クリックすると [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックス が 表 示 されます - 42 -

[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの 右 上 にある[ 検 索 開 始 (G)]ボタンをクリックします [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 名 (N):] ボックスに 表 示 された[MEDIAN]をクリックします [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの 右 下 にある[O K]ボタンをクリックします [ 検 索 開 始 (G)]ボタンを クリックすると 左 のよう に 関 数 の 候 補 が 表 示 され ます [MEDIAN]をクリックする と 次 のように 関 数 の 説 明 が 表 示 されます 表 示 された 候 補 の 中 から 1つずつクリックして メ ッセージで 自 分 が 使 いた い 関 数 かを 確 認 してくだ さい - 43 -

[ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[ 数 値 1]ボッ クスが 黒 く 反 転 表 示 されていることを 確 認 して E5 か ら E14 までドラッグします [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの 右 下 にある[O K]ボタンをクリックします E5 から E14 までをドラッ グして 中 央 値 を 計 算 する 範 囲 を 選 択 します 中 央 値 を 求 める 範 囲 が 正 しい 場 合 は この 操 作 は 必 要 あり ません [OK]ボタンをクリック すると 左 のようにアクテ ィブセルに E5からE14 まで の 中 央 値 が 表 示 されます - 44 -

2 番 目 の 数 値 と 同 じ 要 領 でオートフィル 機 能 を 使 い 数 式 を 右 にコピーします ご 参 考 までに MEDIAN 関 数 は 中 央 値 を 求 めますが 上 記 のように 求 めるセルの 個 数 が 偶 数 で 同 じ 数 値 の 場 合 は 237 と 238 の 間 を 取 って 237.5 と 表 示 されます 9 RANK 関 数 ラ ン ク RANK関 数 の 書 式 指 定 した 数 値 が 範 囲 の 中 で 何 番 目 に 大 きい( 小 さい)かを 求 めるにはRANK 関 数 を 使 います 書 式 =RANK( 数 値, 範 囲 [, 順 序 ]) 機 能 指 定 したデータが 範 囲 の 何 番 目 に 該 当 するかを 求 める 数 値 順 位 を 調 べたい 数 値 を 指 定 する 範 囲 順 位 を 調 べたい 全 体 の 範 囲 を 指 定 する 順 序 0( 省 略 時 も 同 じ)を 指 定 すると 降 順 で 1を 指 定 すると 昇 順 で 計 算 される I 列 に 期 末 テストの 順 位 を 表 示 させてみましょう - 45 -

アクティブセルを I5 に 移 動 します [ 標 準 ]ツールバーの [オートSUM]ボタンの をクリックします 表 示 されたメニューから[その 他 の 機 能 (F)...] を ク リックします 順 位 を 表 示 したいセル (I5)にアクティブセルを 移 動 します ここで 求 めたいことを ま ず 日 本 語 で 次 のように 考 えます 安 藤 さんの 合 計 点 (H5)が 全 体 の 中 (H5~H14)で 大 きい 方 から 数 えて 何 番 目 にあたるか? RANK 関 数 に 与 える 引 数 と しては 安 藤 さんの 合 計 点 全 体 の 範 囲 大 きい 方 から 数 えるか 小 さい 方 から 数 えるかの 3 つとなります [オートSUM]ボタ ンの をクリックすると 左 のようにメニューが 表 示 されます 順 位 を 求 めるための 関 数 がメニューにないので [その 他 の 機 能 (F)...]を クリックします - 46 -

[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 の 検 索 (S):]ボックスに 順 位 を 入 力 します [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 検 索 開 始 (G)] ボタンをクリックします [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 名 (N):] ボックスから[RANK]をクリックします 表 示 されたメニューから [その 他 の 機 能 (F)...] を クリックすると 左 のよう に[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアロ グボックスが 表 示 されます [ 検 索 開 始 (G)]ボタンを クリックすると [ 関 数 名 (N):]ボックスに 一 覧 が 表 示 されます - 47 -

[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[OK]ボタン をクリックします [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[ 数 値 ]ボック スにカーソルが 表 示 されていることを 確 認 して H5 の セルをクリックします [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[ 範 囲 ]ボック スにカーソルを 移 動 して H5 から H14 までドラッグし ます [RANK]をクリックすると RANK 関 数 の 説 明 が 次 のよ うに 表 示 されます [OK]ボタンをクリック すると 左 のように[ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボック スが 表 示 されます この 操 作 で RANK 関 数 に 必 要 な 引 数 のうち 安 藤 さん の 合 計 点 を 指 定 したこと になります H5 から H14 までをドラッ グすると [ 範 囲 ]ボック スに H5:H14 が 表 示 さ れます この 操 作 で RANK 関 数 に 必 要 な 引 数 のうち 全 体 の 範 囲 を 指 定 したことにな ります - 48 -

[F4]キーを 押 して[ 範 囲 ]ボックスの 内 容 を 絶 対 参 照 に 切 り 替 えます [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[OK]ボタン をクリックします [F4]キーを 押 すと H5: H14 が 絶 対 参 照 に 切 り 替 わ り $H$5:$H$14 が 表 示 さ れます 下 の 行 に 入 力 する 数 式 も 全 体 の 範 囲 は 同 じです [ 順 序 ]ボックスは 得 点 が 大 きい 順 番 ( 降 順 )に 数 えた いので 省 略 しています (P45 参 照 ) [OK]ボタンをクリックす ると 6 が 表 示 され H5 の 数 値 が H5 から H14 までの セルの 数 値 の 大 きい 方 から 数 えて 6 番 目 になることが わかります 入 力 された 関 数 は 次 のよ うになります =RANK(H5,$H$5:$H$14) - 49 -

オートフィル 機 能 を 使 って 数 式 を 下 にコピーします ご 参 考 までに 相 対 参 照 と 絶 対 参 照 の 場 合 の 数 式 の 違 い RANK 関 数 の 範 囲 に 指 定 し たセルを 絶 対 参 照 にせず に 数 式 をコピーすると 範 囲 がずれるため 順 位 が 正 しく 表 示 されません セル 相 対 参 照 で 入 力 した 場 合 絶 対 参 照 で 入 力 した 場 合 I5 =RANK(H5,H5:H14) 入 力 した 数 式 =RANK(H5,$H$5:$H$14) 入 力 した 数 式 I6 =RANK(H6,H6:H15) =RANK(H6,$H$5:$H$14) I7 =RANK(H7,H7:H16) =RANK(H7,$H$5:$H$14) I8 =RANK(H8,H8:H17) =RANK(H8,$H$5:$H$14) I9 =RANK(H9,H9:H18) コピーした 数 式 =RANK(H9,$H$5:$H$14) コピーした 数 式 I10 =RANK(H10,H10:H19) =RANK(H10,$H$5:$H$14) I11 =RANK(H11,H11:H20) =RANK(H11,$H$5:$H$14) I12 =RANK(H12,H12:H21) =RANK(H12,$H$5:$H$14) =RANK( 数 値, 範 囲 ) RANK 関 数 の 引 数 のうち 範 囲 に 指 定 するセルは 固 定 しないとコピーできません 1 行 1 行 数 式 を 入 力 するなら 別 ですが 少 しでも 楽 して 数 式 を 入 力 するなら 絶 対 参 照 の 使 い 方 を 理 解 してください - 50 -

10 COUNTA 関 数 全 体 の 人 数 を 求 めてみましょう カ ウ ン ト エ ー COUNTA関 数 の 書 式 指 定 した 範 囲 の 中 の 空 白 以 外 のセルの 個 数 を 数 えるには COUNTA 関 数 を 使 います 書 式 =COUNTA( 値 1[, 値 2, ]) 機 能 指 定 した 範 囲 の 中 の 空 白 以 外 のセルの 個 数 を 数 える 値 データのタイプに 関 係 なく 任 意 の 値 B21 から C23 までのセルを 結 合 して 生 徒 数 を 入 力 します D21 に 全 体 D22 に 男 子 D23 に 女 子 を 入 力 します - 51 -

E21 にアクティブセルを 移 動 します [ 標 準 ]ツールバーの [オートSUM]ボタンの をクリックします 表 示 されたメニューから[その 他 の 機 能 (F)...] を ク リックします ここで 求 めたいことを ま ず 日 本 語 で 次 のように 考 えます 全 体 の 人 数 (C5~C14 まで の 空 白 以 外 のセルの 個 数 ) を 数 える [オートSUM]ボタ ンの をクリックすると 左 のようにメニューが 表 示 されます 表 示 されたメニューにある [データの 個 数 (C)]では 数 値 が 入 ったセルの 個 数 し か 数 えません したがって [その 他 の 機 能 (F)...] をクリックします - 52 -

[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 の 検 索 (S):]ボックスに セルの 個 数 を 入 力 します [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの 右 上 にある[ 検 索 開 始 (G)]ボタンをクリックします [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 名 (N):] ボックスから[COUNTA]をクリックします [その 他 の 機 能 (F)...] を クリックすると 左 のよう に[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアロ グボックスが 表 示 されます [COUNTA] 関 数 は 下 にス クロールしないと 表 示 され ません 下 にスクロールして 表 示 さ れたところでクリックして ください 間 違 って[COUNT]をクリ ックしないように 注 意 し てください COUNT 関 数 は 数 値 の 入 力 されたセルの 個 数 を 数 えます - 53 -

[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの 右 下 にある[O K]ボタンをクリックします [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[ 値 1]ボック スが 黒 く 反 転 表 示 されていることを 確 認 して C5 から C14 までドラッグします [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの 右 下 にある[O K]ボタンをクリックします [ 値 1]ボックスに 表 示 さ れた 範 囲 が 正 しいときは この 操 作 は 必 要 ありません この 操 作 で 空 白 以 外 のセ ルの 個 数 を 数 える 範 囲 を 指 定 したことになります [OK]ボタンをクリック すると 次 のような 数 式 が 入 力 されて C5 から C14 ま での 空 白 以 外 のセルの 個 数 が 表 示 されます =COUNTA(C5:C14) - 54 -

11 COUNTIF 関 数 男 子 の 人 数 と 女 子 の 人 数 を 求 めてみましょう カ ウ ン ト イ フ C5~C14 までに 空 白 以 外 の セルが 10 個 あったことが わかります COUNTIF関 数 の 書 式 指 定 した 範 囲 の 中 の 条 件 に 一 致 したセルの 個 数 を 数 えるには COUNTIF 関 数 を 使 います 書 式 =COUNTIF( 範 囲, 条 件 ) 機 能 指 定 した 範 囲 の 中 の 条 件 に 一 致 したセルの 個 数 を 数 える 範 囲 計 算 対 象 のセルの 範 囲 を 指 定 する 条 件 を 数 値 文 字 列 式 で 指 定 する 条 件 特 に 条 件 を 指 定 する 式 は >0 のように 文 字 列 で 指 定 するの で 注 意 が 必 要 です ( ダブルクォーテーションで 囲 む) E22 にアクティブセルを 移 動 します ここで 求 めたいことを ま ず 日 本 語 で 次 のように 考 え ます 全 体 (D5~D14)の 中 で " 男 " が 入 力 されたセルの 個 数 を 数 える - 55 -

[ 標 準 ]ツールバーの [オートSUM]ボタンの をクリックします 表 示 されたメニューから[その 他 の 機 能 (F)...] を ク リックします [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 の 検 索 (S):]ボックスに セルの 個 数 を 入 力 します [オートSUM]ボタ ンの をクリックすると 左 のようにメニューが 表 示 されます 条 件 に 一 致 するセルの 個 数 を 数 えるための 関 数 がメニ ューにないので [その 他 の 機 能 (F)...] をクリックし ます - 56 -

[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 検 索 開 始 (G)] ボタンをクリックします [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 名 (N):] ボックスから[COUNTIF]をクリックします [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの 右 下 にある[O K]ボタンをクリックします [ 検 索 開 始 (G)]ボタンを クリックすると [ 関 数 名 (N):]ボックスに 一 覧 が 表 示 されます [COUNTIF]をクリックす ると 青 く 反 転 表 示 されて 下 に 次 のような 説 明 文 が 表 示 されます 同 じような 関 数 が 表 示 さ れますが 条 件 付 のものは IF が 付 いています 間 違 わないように 注 意 し ましょう - 57 -

[ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[ 範 囲 ]ボック スにカーソルが 表 示 されていることを 確 認 して D5 か ら D14 までドラッグします [ 検 索 条 件 ]ボックスにカーソルを 移 動 して 男 を 入 力 します [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの 右 下 にある[O K]ボタンをクリックします D5 から D14 までをドラッ グすると [ 範 囲 ]ボック スに D5:D14 が 表 示 さ れます この 操 作 で COUNTIF 関 数 に 必 要 な 引 数 のうち 全 体 の 範 囲 を 指 定 したことに なります 男 を 入 力 して [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボック スの 右 下 にある[OK]ボ タンをクリックすると 入 力 された 数 式 は " 男 " と なり 自 動 的 に""(ダブル クォーテーション)で 囲 ま れます この 操 作 で " 男 "が 入 力 さ れたセルの 個 数 を 数 える ための 条 件 を 指 定 したこ とになります - 58 -

女 子 の 人 数 も 同 じように 表 示 します [OK]ボタンをクリック すると D5 から D14 まで のセルで 男 が 入 力 され たセルの 個 数 が 表 示 され ます 入 力 された 数 式 =COUNTIF(D5:D14," 男 ") 入 力 された 数 式 =COUNTIF(D5:D14," 女 ") - 59 -

ご 参 考 までに その 他 のセルの 個 数 を 調 べる 関 数 カ ウ ン ト COUNT関 数 COUNTA 関 数 が 空 白 以 外 のセルの 個 数 を 数 えるのに 対 して COUNT 関 数 は 数 値 データが 入 力 されたセルの 個 数 を 数 えます カ ウ ン ト ブ ラ ン ク COUNTBLANK関 数 COUNT 関 数 やCOUNTA 関 数 が 空 白 セルを 無 視 するのに 対 して COU NTBLANK 関 数 は 空 白 セルの 個 数 を 数 えます 使 用 例 A B C D E 1 10 20 30 40 50 2 11 21 31 41 51 3 12 22 32 42 52 4 あ い う え お 5 =COUNT(A1:E5) 計 算 結 果 は 15 =COUNTA(A1:E5) 計 算 結 果 は 20 =COUNTBLANK(A1:E5) 計 算 結 果 は 5-60 -

12 SUMIF 関 数 男 子 と 女 子 の 科 目 ごとの 合 計 点 を 求 めてみましょう サ ム イ フ SUMIF関 数 の 書 式 指 定 した 範 囲 の 中 の 条 件 に 一 致 したセルの 合 計 を 求 めるには SUMIF 関 数 を 使 います 書 式 =SUMIF( 範 囲, 検 索 条 件, 合 計 範 囲 ) 機 能 指 定 した 範 囲 の 中 の 条 件 に 一 致 したセルの 値 の 合 計 を 求 める 範 囲 条 件 の 評 価 の 対 象 範 囲 を 指 定 する 条 件 を 数 値 文 字 列 式 で 指 定 する 検 索 条 件 特 に 条 件 を 指 定 する 式 は ">0"のように 文 字 列 で 指 定 するの で 注 意 が 必 要 です (""ダブルクォーテーションで 囲 む) 合 計 範 囲 計 算 対 象 となる 範 囲 を 指 定 する B24 から C25 のセルを 結 合 して 合 計 点 を 入 力 します D24 に 男 子 D25 に 女 子 を 入 力 します - 61 -

アクティブセルを E24 に 移 動 します [ 標 準 ]ツールバーの [オートSUM]ボタンの をクリックします 表 示 されたメニューから[その 他 の 機 能 (F)...] を ク リックします ここで 求 めたいことを ま ず 日 本 語 で 次 のように 考 えます 全 体 (D5~D14)の 中 で " 男 "が 入 力 されたセルと 同 じ 行 の E 列 の 数 値 を 集 計 す る SUMIF 関 数 に 与 える 引 数 と しては " 男 "が 入 力 されて いるかを 判 定 する 範 囲 (D5:D14) 条 件 式 ( " 男 ") 集 計 する 範 囲 (F5:F14)の 3 つとなります [オートSUM]ボタ ンの をクリックすると 左 のようにメニューが 表 示 されます 条 件 に 一 致 する 場 合 に 集 計 するための 関 数 がメニ ューにないので [その 他 の 機 能 (F)...]をクリック します - 62 -

[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 の 検 索 (S):]ボックスに 合 計 を 入 力 します [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの 右 上 にある[ 検 索 開 始 (G)]ボタンをクリックします [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 名 (N):] ボックスに 表 示 された[SUMIF]をクリックします [その 他 の 機 能 (F)...]を クリックすると [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックス が 表 示 されます [ 関 数 名 (N):]ボックスに 表 示 された[SUMIF]をク リックすると 青 く 反 転 表 示 されて 次 のように 関 数 の 説 明 が 表 示 されます - 63 -

[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの 右 下 にある[O K]ボタンをクリックします [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[ 範 囲 ]ボック スにカーソルが 表 示 されていることを 確 認 して D5 か ら D14 までをドラッグします [F4]キーを 押 して 絶 対 参 照 に 切 り 替 えます D5 から D14 までドラッグ すると [ 範 囲 ]ボックス に D5:D14 が 表 示 され ます この 操 作 で " 男 "が 入 力 さ れているかどうかを 判 定 するための 範 囲 を 指 定 し たことになります 右 に 数 式 をコピーするに は 男 か 女 かを 判 定 する 列 を 固 定 しないといけない ので 絶 対 参 照 に 切 り 替 え ます 絶 対 参 照 にしていないと 右 に 数 式 をコピーした 場 合 D 列 ではなく E 列 以 降 の 内 容 が" 男 "かどうかを 判 定 してしまいます - 64 -

[ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[ 検 索 条 件 ]ボ ックスに 男 を 入 力 します [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[ 合 計 範 囲 ]ボ ックスにカーソルを 移 動 して E5 から E14 までをドラ ッグします [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの 右 下 にある[O K]ボタンをクリックします [ 検 索 条 件 ]ボックス 内 を クリックして カーソルを 移 動 してから 男 を 入 力 します この 操 作 で セルの 内 容 が " 男 "かどうかを 判 定 する 条 件 式 を 指 定 したことに なります E5 から E14 までドラッグ すると [ 合 計 範 囲 ]ボッ クスに E5:E14 が 表 示 されます 合 計 範 囲 は 数 式 を 右 にコピーしたときに 切 り 替 わるように 相 対 参 照 にします [ 範 囲 ]ボックスに 入 力 す る 範 囲 と [ 合 計 範 囲 ]ボ ックスに 入 力 する 範 囲 が 同 じ 場 合 は [ 合 計 範 囲 ] ボックスへの 入 力 を 省 略 できます - 65 -

同 様 にして 女 子 の 合 計 点 を 求 めます オートフィル 機 能 を 使 って E24 E25 に 入 力 した 数 式 を 右 にコピーします [OK]ボタンをクリック すると 左 のように 男 子 の 合 計 点 が 表 示 されます E24 に 入 力 された 数 式 =SUMIF($D$5:$D$14," 男 ",E5:E14) 意 味 は D5 から D14 に 入 力 された 値 が 男 なら 同 じ 行 の E 列 を 集 計 して 表 示 しなさい ということに なります E25 に 入 力 された 数 式 =SUMIF($D$5:$D$14," 女 ",E5:E14) - 66 -

13 男 子 と 女 子 の 平 均 点 を 求 める ここまでくれば 男 子 の 平 均 点 と 女 子 の 平 均 点 が 簡 単 に 求 められることがわかるで しょう 男 子 の 合 計 点 を 男 子 の 数 で 割 れば 男 子 の 平 均 点 が 女 子 の 合 計 点 を 女 子 の 数 で 割 れば 女 子 の 平 均 点 がそれぞれ 求 められます B26 から C27 までを 結 合 して 平 均 点 を 入 力 します D26 に 男 子 D27 に 女 子 を 入 力 します E26 にアクティブセルを 移 動 します ここで 求 めたいことを ま ず 日 本 語 で 次 のように 考 えます 男 子 の 合 計 点 数 を 男 子 の 人 数 で 割 る - 67 -

=e24/e22 を 入 力 します [Enter]キーを 押 して 計 算 結 果 を 表 示 します E26 に 入 力 した 数 式 をオートフィル 機 能 で E27 にコピ ーします =e24/e22 を 日 本 語 に すると e24( 男 子 の 合 計 点 )を e22( 男 子 の 人 数 ) で 割 って 計 算 結 果 を 表 示 しなさい という 意 味 の 式 になります オートフィルで 数 式 を 右 側 にコピーする 場 合 は E22 は 絶 対 参 照 にし なければなりません [Enter]キーを 押 すと 数 式 の 入 力 が 確 定 して 計 算 結 果 が 表 示 されます - 68 -

ご 参 考 までに 数 式 の 考 え 方 男 子 の 平 均 点 を 求 めるには 男 子 の 合 計 点 を 求 める 必 要 があります また 男 子 の 合 計 点 が 分 かれば 男 子 の 合 計 点 を 男 子 の 人 数 で 割 る 必 要 があります 男 子 の 合 計 点 を 求 めるには D5~D14 までに 男 が 入 力 された 場 合 の E 列 の 点 数 を 集 計 します E24 に 入 力 した 男 子 の 合 計 点 を 求 める 数 式 =SUMIF(D5:D14," 男 ",E5:E14) 男 子 の 人 数 を 求 めるには D5~D14 までに 男 が 入 力 されたセルの 個 数 を 数 え ます E22 に 入 力 した 男 子 の 人 数 を 求 める 数 式 =COUNTIF(D5:D14," 男 ") 男 子 の 平 均 点 を 求 めるには E24 に 計 算 表 示 された 数 値 を E22 に 計 算 表 示 された 数 値 で 割 ります E26 に 入 力 した 男 子 の 平 均 点 を 求 める 数 式 =E24/E22 ということは 1 つのセルに 次 の 数 式 を 入 力 すると 男 子 の 平 均 点 が 求 められるこ とになります =SUMIF(D5:D14," 男 ",E5:E14)/COUNTIF(D5:D14," 男 ") E24 に 入 力 した 数 式 E22 に 入 力 した 数 式 ただし この 数 式 を 横 にコピーしたい 場 合 は 数 式 中 の D5:D14 を 絶 対 参 照 に しておく 必 要 があります 絶 対 参 照 にした 数 式 は 次 のようになります =SUMIF($D$5:$D$14," 男 ",E5:E14)/COUNTIF($D$5:$D$14," 男 ") 実 際 に 数 式 を 組 み 立 てる 場 合 は このようにして 一 度 数 式 をバラバラに 分 解 して から 再 度 数 式 を 組 み 合 わせます このように 考 えると 難 しい 数 式 も 簡 単 に 思 え てくるはずですから これから 先 このような 考 え 方 を 元 にして 数 式 を 組 み 立 て ていきましょう - 69 -

14 ROUND 関 数 男 子 と 女 子 の 平 均 点 を 四 捨 五 入 して 小 数 点 以 下 第 1 位 まで 表 示 してみましょう ラ ウ ン ド ROUND関 数 の 書 式 指 定 した 数 値 データを 四 捨 五 入 して 表 示 するには ROUND 関 数 を 使 います 書 式 =ROUND( 数 値, 桁 数 ) 機 能 指 定 した 数 値 を 指 定 した 桁 数 で 四 捨 五 入 する 数 値 計 算 対 象 となる 数 値 を 指 定 する 四 捨 五 入 した 結 果 表 示 する 桁 数 を 指 定 する 桁 数 正 の 数 値 は 小 数 領 域 の 桁 数 を 意 味 し 負 の 数 値 は 整 数 領 域 を 意 味 します 引 数 の 桁 数 と 表 示 される 桁 数 の 対 応 ROUND 関 数 の 引 数 で 指 定 した 桁 数 と 四 捨 五 入 する 桁 数 は 次 のように 対 応 します 1 5 2 9 0. 2 5 6 7-5 -4-3 -2-1 0 1 2 3 F26 にアクティブセルを 移 動 します [ 標 準 ]ツールバーの [オートSUM]ボタンの をクリックします ここで 求 めたいことを ま ず 日 本 語 で 次 のように 考 えます 男 子 の 平 均 点 (E26)を 小 数 点 以 下 第 2 位 で 四 捨 五 入 します [オートSUM]ボタ ンの をクリックすると 左 のようにメニューが 表 示 されます - 70 -

表 示 されたメニューから[その 他 の 機 能 (F)...] を ク リックします 表 示 された[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 の 検 索 (S):]ボックスに 四 捨 五 入 を 入 力 します [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 検 索 開 始 (G)] ボタンをクリックします 四 捨 五 入 するための 関 数 がメニューにないので [その 他 の 機 能 (F)...]を クリックします [その 他 の 機 能 (F)...]を クリックすると [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックス が 表 示 されます - 71 -

[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 名 (N):] ボックスの[ROUND]をクリックします [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの 右 下 にある[O K]ボタンをクリックします 表 示 された[ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[ 数 値 ]ボックスにカーソルが 表 示 されていることを 確 認 して E26 をクリックします すでに[ROUND]が 選 択 さ れているときは この 操 作 は 必 要 ありません E26 をクリックすると[ 数 値 ]ボックスに E26 が 表 示 されます この 操 作 で E26 に 入 力 さ れた 数 値 を 四 捨 五 入 する 指 定 をします - 72 -

[ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[ 桁 数 ]ボック スにカーソルを 移 動 して 1 を 入 力 します [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[OK]ボタン をクリックします [ 桁 数 ]ボックスに 1 を 入 力 すると 小 数 点 以 下 第 2 位 を 四 捨 五 入 して 第 1 位 まで 表 示 します この 操 作 で どの 位 で 四 捨 五 入 するかを 指 定 します [OK]ボタンをクリック すると 80.66667 の 小 数 点 第 2 位 の 位 で 四 捨 五 入 されて 小 数 点 第 1 位 ま で 表 示 されました 入 力 された 数 式 =ROUND(E26,1) - 73 -

同 様 にして F27 に 女 子 の 平 均 点 を 四 捨 五 入 して 整 数 化 してみましょう ご 参 考 までに ラ ウ ン ド ダ ウ ン 四 捨 五 入 して 整 数 化 する には 次 のような 数 式 を 入 力 します =ROUND(E27,0) ROUNDDOWN関 数 指 定 した 数 値 データを 切 り 捨 てて 表 示 するには ROUNDDOWN 関 数 を 使 い ます 書 式 =ROUNDDOWN( 数 値, 桁 数 ) 機 能 指 定 した 数 値 を 指 定 した 桁 数 で 切 り 捨 てる 数 値 計 算 対 象 となる 数 値 を 指 定 する 切 り 捨 てた 結 果 表 示 する 桁 数 を 指 定 する 桁 数 正 の 数 値 は 小 数 領 域 の 桁 数 を 意 味 し 負 の 数 値 は 整 数 領 域 を 意 味 します ラ ウ ン ド ア ッ プ ROUNDUP関 数 指 定 した 数 値 データを 切 り 上 げて 表 示 するには ROUNDUP 関 数 を 使 います 書 式 =ROUNDUP( 数 値, 桁 数 ) 機 能 指 定 した 数 値 を 指 定 した 桁 数 で 切 り 上 げる 数 値 計 算 対 象 となる 数 値 を 指 定 する 切 り 上 げた 結 果 表 示 する 桁 数 を 指 定 する 桁 数 正 の 数 値 は 小 数 領 域 の 桁 数 を 意 味 し 負 の 数 値 は 整 数 領 域 を 意 味 します イ ン ト INT関 数 指 定 した 数 値 データを 切 り 捨 てて 整 数 化 するには INT 関 数 を 使 います 書 式 =INT( 数 値 ) 機 能 指 定 した 数 値 の 小 数 点 以 下 を 切 り 捨 てる 数 値 計 算 対 象 となる 数 値 を 指 定 する - 74 -

表 示 された 値 と 実 際 の 値 E26からE27を 範 囲 選 択 して [ 書 式 設 定 ]ツールバーの 下 げ]ボタンを 4 回 クリックします [ 小 数 点 表 示 桁 操 作 前 の 状 態 操 作 後 の 状 態 15 成 績 管 理 表 の 完 成 と 保 存 F26と 表 示 された 内 容 が 同 じになりました が このセルに 実 際 入 っている 内 容 は 80.66667 です 小 数 点 以 下 の 表 示 桁 数 を 減 らしたので 四 捨 五 入 された 状 態 で 表 示 された に 過 ぎません このセルの 値 を 使 って 計 算 する と 80.66667 で 計 算 されます 成 績 管 理 表 を 次 のように 編 集 してフロッピーに 成 績 管 理 表 という 名 前 で 保 存 し ましょう - 75 -

4. 4. 日 付 / 時 刻 関 数 Excel は 1900 年 1 月 1 日 を 1 とし 9999 年 12 月 31 日 を 2,958,465 とする 連 続 番 号 で 管 理 しています(Windows 版 ) 1900 年 1 月 1 日 を 1 として Excel で 内 部 的 に 保 存 して 処 理 していますが この1からの 連 続 した 数 値 のことを シリアル 値 といいます 日 付 や 時 刻 の 計 算 をするためには このシリアル 値 をもとにいろいろ 複 雑 な 計 算 が 可 能 と なります (1) 日 付 / 時 刻 関 数 について 1 日 付 や 時 刻 新 しいブックを 開 いて ご 自 分 の 生 年 月 日 をセル A1 に 入 力 します アクティブセルを A1 に 移 動 して [Ctrl]キ ー +[ 1 ] キーを 押 します [Ctrl]キ ー を 押 して[1] キー(テンキーの[1]で はない)を 押 すと 左 のよ うに[セルの 書 式 設 定 ]ダ イアログボックスが 表 示 されます メニューバーの[ 書 式 (O)] -[セル(E)...]をクリッ クしても[セルの 書 式 設 定 ]ダイアログボックスを 表 示 することができます - 76 -

表 示 された[セルの 書 式 設 定 ]ダイアログボックス の[ 表 示 形 式 ]タブの[ 分 類 (C):]の 一 覧 から[ 標 準 ]をクリックします [セルの 書 式 設 定 ]ダイアログボックスの 右 下 にあ る[OK]ボタンをクリックします [ 標 準 ]をクリックすると [サンプル]に 数 値 が 表 示 されます 余 裕 があれば 読 んでね セルを 選 択 した 状 態 で [Ctrl]+[ Shift]+[ ^ ] を 押 しても 標 準 に 戻 すこ とができます [OK]ボタンをクリック すると アクティブセルに [サンプル]に 表 示 されて いた 数 値 が 表 示 されます この 数 値 は 1900 年 1 月 1 日 を1として 経 過 した 日 数 を 表 しています したが って 1900 年 1 月 1 日 か ら 22,363 日 後 が 1961 年 3 月 23 日 ということになり ます - 77 -

アクティブセルを A2 に 移 動 して A1 に 表 示 された 数 値 に 0.5 を 加 算 した 数 値 を 入 力 します A2 にアクティブセルを 移 動 して [Ctrl]キ ー +[ 1 ] キーを 押 します [セルの 書 式 設 定 ]ダイアログボックスの[ 表 示 形 式 ]タブの[ 分 類 (C):]の 一 覧 から[ 時 刻 ]をクリ ックします 22363.5 を 入 力 します [Ctrl]キ ー を 押 して[1] キーを 押 すと [セルの 書 式 設 定 ]ダイアログボック スが 表 示 されます [ 分 類 (C):]の 一 覧 から [ 時 刻 ]をクリックすると サンプルには 12:00:00 が 表 示 されます - 78 -

[セルの 書 式 設 定 ]ダイアログボックスの[ 種 類 (T):] の 一 覧 から[2001/3/14 1:30 PM]をクリックします [セルの 書 式 設 定 ]ダイアログボックスの 右 下 にあ る[OK]ボタンをクリックします [ 種 類 (T):]の 一 覧 から [2001/3/14 1:30 PM]を クリックすると [サンプ ル]に 1961/3/23 12:00 PM が 表 示 されます 0.5 は 時 刻 を 表 してい ます したがって 0.5 という ことは 24 時 間 制 では 12 時 ( 正 午 )を 表 すので 1961 年 3 月 23 日 の 正 午 というこ とになります [OK]ボタンをクリック すると [セルの 書 式 設 定 ] ダイアログボックスの[サ ンプル]に 表 示 されていた 日 付 と 時 刻 が 表 示 されます 午 前 6 時 だ と 6/24 = 0.25 という 具 合 です - 79 -

A3 にアクティブセルを 移 動 して 本 日 の 日 付 を 入 力 します A4 に =A3-A1 を 入 力 します [Enter]キーを 押 します [Enter]キーを 押 して 数 式 を 確 定 すると 左 のよ うに 日 付 が 表 示 されます これは 2004/7/12 から 22,363 日 前 の 日 付 が 表 示 されたのではありません - 80 -

A4 のセルの 表 示 形 式 を[ 標 準 ]に 戻 します 表 示 形 式 を 標 準 に 戻 すと 左 のような 数 値 が 表 示 さ れます これは 22,363 (1961/3/23)から 15,817 日 後 の 日 付 が 2004/7/12 であることを 表 していま す 前 の 画 面 で 表 示 されてい た 1943/4/21 は 1900/1/1 から 15,817 後 の 日 付 であったことを 意 味 します 日 付 や 時 刻 の 計 算 これまでに 説 明 した 日 付 や 時 刻 は Excel 内 部 では シリアル 値 という 形 で 保 存 されていることは これでお 分 かりいただけたと 思 います このシリアル 値 を 利 用 しているから 日 付 や 時 刻 の 計 算 も 可 能 となり また 日 付 や 時 刻 を 入 力 すると 数 値 データと 判 断 され 右 揃 えで 入 力 されるのです 2 日 付 関 数 ご 参 考 までに 日 付 関 数 とは 日 付 の 計 算 を 行 うための 関 数 です 日 付 関 数 を 使 用 すると 現 在 の 日 付 を 求 めたり 日 付 間 の 日 数 月 数 年 数 を 求 めたりすることができます 日 付 関 数 の 代 表 例 関 数 名 説 明 トゥデイ TODAY 現 在 の 日 付 を 求 める イヤー YEAR シリアル 値 から 年 の 要 素 を 取 り 出 す マ ン ス MONTH シリアル 値 から 月 の 要 素 を 取 り 出 す デイ DAY シリアル 値 から 日 の 要 素 を 取 り 出 す ウィークデイ WEEKDAY シリアル 値 から 曜 日 を 判 定 する デイト DATE 指 定 した 日 付 のシリアル 値 を 求 める 指 定 した 日 付 の 期 間 を 求 める デイト ディフ DATEDIF - 81 -

3 時 刻 関 数 時 刻 関 数 とは 時 刻 の 計 算 を 行 うための 関 数 です 時 刻 関 数 を 使 用 すると 現 在 の 時 刻 を 求 めたり 時 刻 を 時 分 秒 に 分 割 したりすることができます 日 付 関 数 の 代 表 例 関 数 名 説 明 ナウ NOW 現 在 の 日 付 と 時 刻 を 求 める アワー HOUR シリアル 値 から 時 刻 の 要 素 を 取 り 出 す ミニット MINUTE シリアル 値 から 分 の 要 素 を 取 り 出 す セカンド SECOND シリアル 値 から 秒 の 要 素 を 取 り 出 す タイム TIME 指 定 した 時 刻 のシリアル 値 を 求 める (2) 日 付 や 時 刻 の 入 力 方 法 1 日 付 の 入 力 方 法 Excel で 日 付 データを 入 力 するには 年 月 日 を 表 す 数 字 の 間 を 区 切 り 記 号 (スラ ッシュ / ハイフン - ピリオド. )で 区 切 って 入 力 します 西 暦 で 入 力 和 暦 年 号 で 入 力 年 月 日 の 区 切 りに 漢 字 を 使 う 入 力 するデータ 表 示 されるデータ 2003/9/11 2003/9/11 2003-9-11 2003/9/11 03/9/11 2003/9/11 99/9/11 1999/9/11 03-9-11 2003/9/11 99-9-11 1999/9/11 h15.9.11 H15.9.11 h15/9/11 H15.9.11 h15-9-11 H15.9.11 2003 年 9 月 11 日 2003 年 9 月 11 日 03 年 9 月 11 日 2003 年 9 月 11 日 99 年 9 月 11 日 1999 年 9 月 11 日 平 成 15 年 9 月 11 日 平 成 15 年 9 月 11 日 現 在 の 日 付 を 簡 単 に 入 力 するには [Ctrl]キー+[;]キーを 押 します - 82 -

2 時 刻 の 入 力 方 法 Excel で 時 刻 データを 入 力 するには 時 分 秒 を 表 す 数 字 の 間 を 区 切 り 記 号 のコロ ン : で 区 切 って 入 力 します 入 力 するデータ 表 示 されるデータ : で 区 切 る 10:02:03 10:02:03 時 分 秒 の 漢 字 を 使 う 10 時 2 分 3 秒 10 時 02 分 03 秒 12 時 間 表 示 を 使 う 10:2 pm 10:02 PM 日 付 と 時 刻 を 使 う 2003/9/11 10:2:3 2003/9/11 10:02 現 在 の 時 刻 を 簡 単 に 入 力 するには [Ctrl]キー+[:]キーを 押 します (3) 職 員 名 簿 の 作 成 ここでは 職 員 名 簿 を 作 成 し その 職 員 名 簿 を 元 に 日 付 関 数 を 説 明 します 関 数 の 検 索 で 関 数 名 を 調 べるのではなく 関 数 の 分 類 で 関 数 名 を 探 して 入 力 してみま しょう 1 完 成 図 2 データ 入 力 次 のような 表 を 作 成 します - 83 -

3 TODAY 関 数 1 行 目 に 今 日 の 日 付 を 表 示 させてみましょう ト ゥ デ イ TODAY関 数 の 書 式 今 日 の 日 付 のシリアル 値 を 求 めるにはTODAY 関 数 を 使 います 書 式 =TODAY() 機 能 現 在 の 日 付 を 求 める G1 から J1 までを 選 択 して [セルを 結 合 して 中 央 揃 え]ボタンをクリックします [ 数 式 ]バーにある [ 関 数 の 挿 入 ]ボタンをクリ ックします [セルを 結 合 して 中 央 揃 え]ボタンは [ 書 式 設 定 ] ツールバーの 中 にあります - 84 -

表 示 された[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 の 分 類 (C):]ボックスの をクリックします 表 示 されたドロップダウンリストから[ 日 付 / 時 刻 ]をクリックします [ 関 数 名 (N):]ボックスから[TODAY]をクリック します [ 関 数 の 分 類 (C):]ボ ッ ク スの をクリックすると 左 のようにドロップダウ ンリストが 表 示 されます [ 関 数 の 分 類 (C):]ボ ッ ク スから[ 日 付 / 時 刻 ]をク リックすると [ 関 数 名 (N):]ボックスに 日 付 と 時 刻 に 関 する 関 数 名 が 表 示 されます [ 関 数 名 (N):]ボックスか ら[TODAY]をクリックす ると 青 く 反 転 表 示 されて 下 に 現 在 の 日 付 を 表 すシ リアル 値 を 返 します と 表 示 されます - 85 -

[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの 右 下 にある [OK]ボタンをクリックします [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスが 表 示 されるの で[OK]ボタンをクリックします [OK]ボタンをクリック すると [ 関 数 の 引 数 ]ダ イアログボックスが 表 示 されて 下 には 次 のように 引 数 が 不 要 のメッセージ が 表 示 されます [OK]ボタンをクリック すると 現 在 の 日 付 (パソ コンが 持 っているシステ ム 日 付 )が 表 示 されます - 86 -

メニューバーの[ 書 式 (O)]をクリックします 表 示 されたメニューから[セル(E)...] を ク リ ッ ク します 表 示 された[セルの 書 式 設 定 ]ダイアログボックス の[ 表 示 形 式 ]タブの[ 分 類 (C):]ボックスから[ユ ーザー 定 義 ]をクリックします 平 成 16 年 7 月 13 日 現 在 と 表 示 されるように セルの 表 示 形 式 を 変 更 し ます 表 示 されたメニューから [セル(E)...]をクリック すると [セルの 書 式 設 定 ] ダイアログボックスが 表 示 されます ユーザー 定 義 とは 自 分 が 独 自 の 表 示 形 式 を 作 成 するための 分 類 です - 87 -

[セルの 書 式 設 定 ]ダイアログボックスの[ 種 類 (T):]の 一 覧 から[[$-411]ggge" 年 "m" 月 "d" 日 "] をクリックします [ 種 類 (T):] ボックスに 表 示 された 内 容 を [[$-411]ggge" 年 "m" 月 "d" 日 現 在 "]に 変 更 します [セルの 書 式 設 定 ]ダイアログボックスの 右 下 にあ る[OK]ボタンをクリックします [ [$-411]ggge" 年 "m" 月 "d" 日 "]をクリックすると [ 種 類 (T):]ボックスに 表 示 されて 編 集 が 可 能 な 状 態 になります 現 在 の 文 字 は 日 の 後 ろに 入 力 します - 88 -

4 DATE 関 数 [OK]ボタンをクリック すると 左 のように 表 示 形 式 で 指 定 した 形 式 で 表 示 されます セルに 入 っている 内 容 は 日 付 です もし セルに 平 成 16 年 7 月 13 日 現 在 と 入 力 し てしまうと 文 字 となり こ のデータを 使 って 日 付 の 計 算 ができなくなってし まいます B 列 C 列 D 列 に 入 力 した 数 値 から 日 付 のシリアル 値 を 求 めて 表 示 させてみまし ょう デ イ ト DATE関 数 の 書 式 指 定 した 日 付 のシリアル 値 を 求 めるにはDATE 関 数 を 使 います 書 式 =DATE( 年, 月, 日 ) 機 能 指 定 した 日 付 のシリアル 値 を 求 める 年 を 表 す 数 値 を 指 定 する シリアル 値 として 指 定 可 能 な 範 囲 は 年 1900 年 ~9999 年 までです 月 を 表 す 数 値 を 指 定 する 12 より 大 きい 数 値 は 翌 年 負 の 数 を 月 指 定 すると 前 年 の 指 定 になります 日 を 表 す 数 値 を 指 定 する 指 定 した 月 の 日 数 より 大 きい 数 値 を 日 指 定 すると 翌 月 負 の 数 を 指 定 すると 前 月 の 指 定 になります B5 から D12 の 入 社 年 月 日 に 次 のように 入 力 します - 89 -

E5 にアクティブセルを 移 動 します [ 数 式 ]バーの [ 関 数 の 挿 入 ]ボタンをクリックし ます 表 示 された[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 の 分 類 (C):]ボックスから[ 日 付 / 時 刻 ]をクリッ クします ここで 求 めたいことを ま ず 日 本 語 で 次 のように 考 えます 年 (B5) 月 (C5) 日 (D5) のデータから 年 月 日 を 求 める DATE 関 数 に 与 える 引 数 と しては 年 月 日 の 3 つ になります [ 関 数 の 挿 入 ]ボタンを クリックすると 左 のよう に[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアロ グボックスが 表 示 されま す 左 の 図 のように 初 めから [ 関 数 の 分 類 (C):]ボ ッ ク スに 日 付 / 時 刻 が 表 示 されている 場 合 は この 操 作 は 必 要 ありません - 90 -

[ 関 数 名 (N):]の 一 覧 から[DATE]をクリックします [ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの 右 下 にある[O K]ボタンをクリックします [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[ 年 ]ボックス にカーソルが 表 示 されていることを 確 認 して B5 をク リックします [ 関 数 名 (N):]の 一 覧 から [DATE]がすでに 選 択 され ている 場 合 は この 操 作 は 必 要 ありません [OK]ボタンをクリック すると 左 のように[ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボック スの[ 年 ]ボックス 内 にカ ーソルが 表 示 されます B5 をクリックすると [ 年 ] ボックス 内 に B5 が 表 示 されます この 操 作 で DATE 関 数 に 必 要 な 引 数 のうち 年 を 指 定 したことになります - 91 -

[ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[ 月 ]ボックス にカーソルを 移 動 して C5 をクリックします [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[ 日 ]ボックス にカーソルを 移 動 して D5 をクリックします [ 関 数 の 引 数 ]ダイアログボックスの[OK]ボタン をクリックします この 操 作 で DATE 関 数 に 必 要 な 引 数 のうち 月 を 指 定 したことになります この 操 作 で DATE 関 数 に 必 要 な 引 数 のうち 日 を 指 定 したことになります - 92 -

アクティブセルの 右 下 に 表 示 されたフィルハンドル をドラッグして 数 式 をコピーします [OK]ボタンをクリック すると 数 式 が 確 定 されて 日 付 が 表 示 されます 次 のように # が 表 示 さ れた 場 合 は 列 幅 を 最 適 化 しておきましょう # は 表 示 するための 列 幅 が 足 らない 印 です - 93 -

5 YEAR 関 数 K 列 に 項 目 誕 生 日 を 追 加 して 誕 生 日 から 何 年 生 まれかを 求 めてみましょう イ ヤ ー YEAR関 数 の 書 式 シリアル 値 から 年 の 要 素 を 取 り 出 すにはYEAR 関 数 を 使 います 書 式 =YEAR(シリアル 値 ) 機 能 シリアル 値 から 年 を 求 める シリアル 値 シリアル 値 を 指 定 する K 列 に 次 のように 誕 生 日 を 追 加 します アクティブセルを G5 に 移 動 します 年 月 日 を 入 力 するときは 西 暦 下 2 桁 でも 入 力 でき ますが 西 暦 4 桁 で 入 力 す るように 心 がけましょう ここで 求 めたいことを ま ず 日 本 語 で 次 のように 考 えます 誕 生 日 (K5)が 入 力 された セルから 年 の 要 素 を 取 り 出 す - 94 -

[ 数 式 ]バーの [ 関 数 の 挿 入 ]ボタンをクリックし ます 表 示 された[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアログボックスの[ 関 数 の 分 類 (C):]ボックスから[ 日 付 / 時 刻 ]をクリッ クします [ 関 数 名 (N):]の 一 覧 から[YEAR]をクリックします [ 関 数 の 挿 入 ]ボタンを クリックすると 左 のよう に[ 関 数 の 挿 入 ]ダイアロ グボックスが 表 示 されま す [ 関 数 の 分 類 (C):]ボ ッ ク スに 日 付 / 時 刻 が 表 示 されている 場 合 は この 操 作 は 必 要 ありません [ 関 数 名 (N):]の 一 覧 から [YEAR]をクリックすると 青 く 反 転 表 示 されます - 95 -