社 保 審 - 介 護 給 付 費 分 科 会 第 108 回 (H26.9.10) ヒアリング 資 料 6 第 108 回 社 会 保 障 審 議 会 介 護 給 付 費 分 科 会 事 業 者 団 体 ヒアリング 資 料
一 般 社 団 法 人 全 国 軽 費 老 人 ホーム 協 議 会 理 事 長 川 西 基 雄
課 題 整 理 と 要 望 平 成 25 年 度 養 護 老 人 ホーム 軽 費 老 人 ホームの 今 後 のあり 方 も 含 めた 社 会 福 祉 法 人 の 新 たな 役 割 に 関 する 調 査 研 究 事 業 から 課 題 1 利 用 者 ニーズの 多 様 化 問 題 ( 過 半 数 の 入 居 者 が 要 介 護 等 であること 低 所 得 虐 待 貧 困 等 により 短 期 入 所 生 活 支 援 のニーズ 増 大 等 ) 課 題 2 地 方 分 権 化 一 般 財 源 化 による 財 源 問 題 ( 事 務 費 補 助 金 が 加 算 撤 廃 等 で 減 額 消 費 税 増 税 分 が 手 立 てされず 支 出 増 ) 課 題 3 重 度 化 対 応 問 題 ( 特 定 施 設 指 定 の 自 治 体 による 総 量 規 制 で 重 度 者 への 対 応 が 困 難 課 題 4 施 設 再 生 産 の 問 題 ( 大 規 模 修 繕 建 替 えに 施 設 整 備 補 助 金 制 度 撤 廃 ) 課 題 5 社 会 的 認 知 が 低 い( 自 治 体 職 員 介 護 支 援 専 門 員 地 域 住 民 から 施 設 の 重 要 性 を 認 知 されていない)
今 後 の 方 向 性 施 設 サービスに 止 まらず 施 設 が 立 地 する 地 域 ニーズに 着 目 したソーシャルワーク 機 能 の 強 化 (ア ウトリーチ エンパワメント 支 え 合 い 短 期 入 所 生 活 支 援 等 ) 地 域 の 中 で 生 活 課 題 を 抱 える 人 の 支 援 ができるように 機 能 強 化 が 求 められている 地 域 包 括 ケアの 中 で 介 護 保 険 制 度 ( 要 介 護 認 定 ) の 枠 組 みから 外 れる 社 会 的 保 護 を 要 する 人 達 ( 知 的 障 害 精 神 障 害 被 虐 待 者 生 活 保 護 受 給 者 等 )を 地 域 の 中 で 支 え 生 活 支 援 する 為 に 軽 費 が 有 する 多 様 な 機 能 を 活 かし 地 域 住 民 や 医 療 保 健 福 祉 関 係 者 との 連 携 をより 強 めながら 地 域 の 中 でソー シャルワーク 機 能 を 活 用 した 支 援 を 行 い 新 しい 機 能 を 発 揮 していくことが 求 められている
要 望 軽 費 老 人 ホームは 地 域 包 括 型 へのモデルチェン ジが 求 められながら 一 般 財 源 化 等 で 加 算 撤 廃 で 運 営 費 の 減 額 や 消 費 税 増 税 分 の 手 立 てがされていな い また 大 規 模 修 繕 施 設 建 て 替 えの 施 設 整 備 補 助 金 制 度 が 撤 廃 され 再 生 産 が 困 難 な 状 態 であるが 財 源 を 確 保 して 欲 しい 老 人 福 祉 法 に 基 づく 老 人 福 祉 施 設 として 指 定 され ながら 営 利 企 業 が 設 置 経 営 する 有 料 老 人 ホーム やサ 高 住 と 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 の 総 量 規 制 を 見 直 して 欲 しい ( 特 養 入 居 制 限 とも 絡 む) 地 域 包 括 型 へモデルチェンジをする 為 には 職 員 兼 務 要 件 の 規 制 緩 和 や 人 件 費 等 の 財 源 確 保 をして 貰 いたい
老 人 福 祉 施 設 である 軽 費 老 人 ホームに 消 費 税 支 出 増 分 の 手 立 てを 早 急 にして 欲 しい 来 年 4 月 に10%に 増 税 が 予 定 されているが 福 祉 を 目 的 としない 消 費 税 増 税 なら 反 対 したい 事 務 費 補 助 金 は 税 ベースのサービスであるが 地 域 包 括 型 へモデルチェンジを 求 めるなら 福 祉 目 的 税 でそ の 手 立 てをするか 介 護 予 防 地 域 支 援 の 範 疇 に 軽 費 を 地 域 包 括 型 へ 移 行 する 財 源 を 明 確 に 位 置 付 けて 介 護 保 険 財 源 で 財 政 措 置 して 欲 しい 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 介 護 保 険 事 業 計 画 地 域 包 括 ケ ア 計 画 に 明 確 に 軽 費 を 位 置 づけて 社 会 的 認 知 を 高 めら れるように 行 政 は 計 画 に 軽 費 を 明 記 して 欲 しい
養 護 老 人 ホーム 軽 費 老 人 ホームについて 参 考 資 料 出 典 : 第 104 回 社 会 保 障 審 議 会 介 護 給 付 費 分 科 会 資 料 2 平 成 25 年 12 月 介 護 保 険 部 会 意 見 書 ( 抄 ) Ⅰ サービス 提 供 体 制 の 見 直 し 4. 施 設 サービス 等 の 見 直 し (3) 高 齢 者 向 け 住 まい 経 済 上 の 理 由 等 で 高 齢 者 が 入 所 する 養 護 老 人 ホーム や 軽 費 老 人 ホーム については 低 所 得 高 齢 者 や 介 護 保 険 制 度 等 では 対 応 が 難 しい 処 遇 困 難 な 高 齢 者 の 生 活 を 支 える 機 能 を 一 層 発 揮 できるよう 居 住 環 境 の 改 善 を 図 るとともに 生 活 支 援 に 関 する 高 齢 者 のニーズに 適 切 に 応 えるため 当 該 施 設 の 新 たな 役 割 や 在 り 方 につ いて 検 討 していく 必 要 がある 29
1. 制 度 の 目 的 無 料 又 は 低 額 な 料 金 で 家 庭 環 境 住 宅 事 情 等 の 理 由 により 居 宅 において 生 活 することが 困 難 な 老 人 を 入 所 させ 食 事 の 提 供 その 他 日 常 生 活 上 必 要 な 便 宜 を 供 与 する 施 設 ( 老 人 福 祉 法 第 20 条 の6) 設 置 に 当 たって 市 町 村 社 会 福 祉 法 人 は 都 道 府 県 知 事 への 届 出 他 の 法 人 は 都 道 府 県 知 事 の 許 可 が 必 要 2. 制 度 の 概 要 軽 費 老 人 ホームの 概 要 軽 費 老 人 ホームの 種 別 1 高 齢 者 が 車 いす 生 活 となっても 自 立 した 生 活 が 送 れるように 配 慮 した ケアハウス 2 都 市 部 における 低 所 得 高 齢 者 に 配 慮 した 小 規 模 なホームである 都 市 型 3 食 事 の 提 供 や 日 常 生 活 上 必 要 な 便 宜 を 供 与 する A 型 ( 経 過 措 置 ) 4 自 炊 を 原 則 とする B 型 ( 経 過 措 置 ) 施 設 数 等 施 設 数 2,045 施 設 ( 1) 2,182 施 設 ( 2) ( H24.10 現 在 ) 定 員 数 86,265 人 ( 1) 91,474 人 ( 2) 利 用 者 数 80,561 人 ( 利 用 率 93.4%)( 1) ( 1 詳 細 票 が 回 収 できた 施 設 のみ) ( 2 自 治 体 において 把 握 している 施 設 のうち 活 動 中 の 施 設 ) 利 用 対 象 者 60 歳 以 上 家 庭 環 境 住 宅 事 情 等 の 理 由 で 在 宅 での 生 活 が 困 難 な 者 ( 利 用 者 と 施 設 長 との 契 約 による) 面 積 基 準 介 護 保 険 との 関 係 利 用 者 が 介 護 保 険 の 居 宅 サービスの 利 用 が 可 能 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 の 指 定 を 受 けることが 可 能 (H12~) ( 外 部 サービス 利 用 型 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 の 指 定 を 受 けることが 可 能 (H18~)) 3. 支 援 措 置 ケアハウス 都 市 型 A 型 ( 経 過 措 置 ) B 型 ( 経 過 措 置 ) 21.6m2(13 畳 ) 単 身 31.9m2(19 畳 ) 夫 婦 7.43m2/ 人 (4.5 畳 ) 10.65m2(6.5 畳 )が 望 ましい 6.6m2/ 人 (4 畳 ) 16.5m2(10 畳 ) 単 身 24.8m2(15 畳 ) 夫 婦 平 成 17 年 度 より 小 規 模 な 軽 費 老 人 ホーム( 定 員 29 人 以 下 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 の 指 定 を 受 けるものに 限 る) の 整 備 費 用 をハード 交 付 金 (H21 以 降 は 介 護 基 盤 緊 急 整 備 等 臨 時 特 例 基 金 )の 対 象 としている 平 成 22 年 度 より 都 市 型 軽 費 老 人 ホームの 整 備 費 用 を ハード 交 付 金 の 対 象 としている 平 成 24 年 度 より 都 市 型 軽 費 老 人 ホームの 整 備 に 必 要 な 開 設 準 備 経 費 を ソフト 交 付 金 の 対 象 としている 軽 費 老 人 ホームの 事 務 費 (H16~)や 上 記 以 外 の 整 備 費 (H18~)は 地 方 公 共 団 体 へ 税 源 移 譲 している 36
軽 費 老 人 ホーム 等 の 居 住 系 サービスの 居 室 面 積 基 準 の 比 較 軽 費 老 人 ホーム(ケアハウス) ケアハウス 都 市 型 A 型 ( 経 過 措 置 ) B 型 ( 経 過 措 置 ) 21.6m2(13 畳 ) 単 身 31.9m2(19 畳 ) 夫 婦 7.43m2/ 人 (4.5 畳 ) (10.65m2/ 人 (6.5 畳 )が 望 ましい) 6.6m2/ 人 (4 畳 ) 16.5m2(10 畳 ) 単 身 24.8m2(15 畳 ) 夫 婦 その 他 特 別 養 護 老 人 ホーム 養 護 老 人 ホーム 認 知 症 高 齢 者 グループホーム サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 10.65m2/ 人 (6.5 畳 ) 10.65m2/ 人 (6.5 畳 ) 7.43m2/ 人 (4.5 畳 ) 原 則 25m2/ 人 (15 畳 ) ( 18m2 以 上 20m2 未 満 の 物 件 が6 割 強 ) 37
三 位 一 体 改 革 による 一 般 財 源 化 平 成 16 年 度 ( 運 営 費 ) 都 道 府 県 指 定 都 市 中 核 市 ( 以 下 都 道 府 県 等 という )が 行 う 軽 費 老 人 ホーム 事 務 費 の 助 成 に 対 する 国 庫 補 助 を 三 位 一 体 改 革 により 都 道 府 県 等 へ 税 源 移 譲 平 成 18 年 度 ( 整 備 費 ) 軽 費 老 人 ホームを 含 む 定 員 30 人 以 上 の 高 齢 者 福 祉 施 設 等 の 整 備 に 対 する 支 援 ( 交 付 金 )については 廃 止 税 源 移 譲 平 成 18 年 度 介 護 保 険 給 付 適 用 軽 費 老 人 ホームの 制 度 改 正 経 緯 軽 費 老 人 ホームが 外 部 サービス 利 用 型 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 の 指 定 を 受 けることを 可 能 とした 平 成 20 年 度 最 低 基 準 省 令 の 制 定 社 会 福 祉 施 設 については 社 会 福 祉 法 第 65 条 により 施 設 の 最 低 基 準 を 定 めることとされているが 軽 費 老 人 ホームの 基 準 については 軽 費 老 人 ホームの 設 備 及 び 運 営 について ( 局 長 通 知 )のみで 設 備 や 職 員 配 置 等 について 拘 束 力 のある 基 準 がない 状 況 であった このため 併 存 している3 類 型 をケアハウスに 統 一 ( 新 設 はケアハウスのみ A B 型 は 経 過 措 置 )するこ ととし 人 員 設 備 運 営 等 を 含 めた 最 低 基 準 ( 省 令 )を 定 めた 平 成 22 年 度 都 市 型 軽 費 老 人 ホームの 創 設 平 成 22 年 4 月 軽 費 老 人 ホームの 設 備 基 準 や 職 員 配 置 基 準 の 特 例 を 設 け 都 市 部 以 外 の 地 域 の 軽 費 老 人 ホームと 同 等 程 度 の 低 廉 な 利 用 料 の 設 定 を 可 能 とする 都 市 型 軽 費 老 人 ホーム を 創 設 (ハード 交 付 金 の 対 象 ) また 24 年 度 からは 整 備 に 必 要 な 開 設 準 備 経 費 をソフト 交 付 金 のメニューに 追 加 し 整 備 の 推 進 を 図 ることとしている 従 来 の 軽 費 老 人 ホーム(ケアハウス)との 主 な 相 違 点 居 室 面 積 21.6m2 7.43m2(ただし10.65m2 以 上 が 望 ましい ) 利 用 定 員 20 人 以 上 5 人 ~20 人 設 置 できる 場 所 が 既 成 市 街 地 等 ( 首 都 圏 近 畿 圏 中 部 圏 にある 一 定 の 区 域 )に 限 られている 38
軽 費 老 人 ホームの 施 設 数 定 員 数 の 推 移 軽 費 老 人 ホームについては ケアハウス の 類 型 が 創 設 された 平 成 元 年 度 以 降 施 設 数 定 員 数 と もに 増 加 率 が 顕 著 である 定 員 数 / 在 所 者 数 100,000 介 護 保 険 法 施 行 施 設 数 2,500 90,000 80,000 2,000 70,000 60,000 施 設 数 定 員 数 在 所 者 数 1,500 50,000 40,000 1,000 30,000 20,000 500 10,000 0 0 昭 38 昭 39 昭 40 昭 41 昭 42 昭 43 昭 44 昭 45 昭 46 昭 47 昭 48 昭 49 昭 50 昭 51 昭 52 昭 53 昭 55 昭 56 昭 57 昭 58 昭 59 昭 60 昭 61 昭 62 昭 63 平 元 平 2 平 3 平 4 平 5 平 6 平 7 平 8 平 9 平 10 平 11 平 12 平 13 平 14 平 15 平 16 平 17 平 18 平 19 平 20 ( 出 典 ) 社 会 福 祉 施 設 等 調 査 39
軽 費 老 人 ホーム ケアハウスの 種 別 特 定 施 設 の 指 定 開 設 年 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 の 指 定 を 受 けている 施 設 は 約 2 割 A 型 及 びB 型 のほぼすべての 施 設 は 指 定 を 受 けていない A 型 及 びB 型 のほぼすべての 施 設 は 開 設 から20 年 以 上 が 経 過 施 設 の 種 類 0% 10% 20% 30% 40% 軽 費 老 人 ホームA 型 12.1% 軽 費 老 人 ホームB 型 0.9% ケアハウス 単 独 型 36.0% 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 の 指 定 0% 20% 40% 60% 80% 100% 合 計 (n=1,160) 都 市 部 (n=391) 地 方 (n=749) 20.3 18.9 20.7 0.9 0.5 1.1 78.6 80.3 78.1 0.3 0.3 0.1 特 養 併 設 型 ケアハウス(20 人 以 下 ) 特 養 併 設 型 ケアハウス(21 人 以 上 ) 13.7% 18.4% 社 会 福 祉 法 人 立 (n=1,044) 公 設 (n=88) 19.4 22.7 0.8 1.1 79.6 75.0 0.2 1.1 その 他 併 設 型 ケアハウス 18.9% N=1157 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0.9 合 計 12.1 35.9 50.9 0.3 0.5 都 市 部 (n=391) 16.4 1.1 33.2 49.6 0.3 地 方 (n=749) 10.0 37.5 51.4 0.0 軽 費 A 型 (n=140) 1.4 1.4 軽 費 B 型 (n=10) 0.0 ケアハウス 単 独 型 (n=416) ケアハウス 併 設 型 (n=591) 22.8 23.2 1.0 0.7 96.4 100.0 76.2 76.0 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 特 定 施 設 ( 外 部 サービス 利 用 型 ) 指 定 は 受 けていない 不 明 0.7 0.0 0.0 0.2 社 会 福 祉 法 人 立 (n=1,044) 公 設 (n=88) 0.5 11.8 18.2 4.5 36.6 25.0 51.0 51.1 0.2 1.1 軽 費 A 型 軽 費 B 型 ケアハウス 単 独 型 ケアハウス 併 設 型 不 明 開 設 年 ( 施 設 種 類 別 ) 軽 費 A 型 0% 50% 100% 軽 費 B 型 0% 50% 100% ケアハウス 単 独 型 0% 50% 100% ケアハウス 単 独 型 以 外 0% 50% 100% 1970 年 以 前 14.7% 0.0% 0.0% 0.0% 1971~1980 年 51.5% 80.0% 0.5% 0.2% 1981~1990 年 33.8% 20.0% 1.0% 0.8% 1991~2000 年 0.0% 0.0% 55.9% 67.9% 2001 年 以 降 0.0% 0.0% 42.7% N=136 N=10 31.1% N=415 N=591 出 典 : 平 成 24 年 度 老 健 事 業 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 に 向 けた 高 齢 者 が 住 まい 続 けるための 生 活 支 援 に 関 する 調 査 報 告 書 ( 平 成 25 年 3 月 特 定 非 営 利 活 動 法 人 日 本 ソーシャルワーカー 協 会 ) 40
軽 費 老 人 ホーム ケアハウス 入 居 者 の 状 況 入 居 者 の 半 数 以 上 が 要 介 護 者 等 認 知 症 高 齢 者 の 入 所 割 合 が2 割 以 上 年 収 250 万 円 以 下 の 入 所 者 の 割 合 が 約 9 割 入 所 者 の 要 介 護 度 0% 10% 20% 30% 40% 自 立 34.6% 支 援 1 12.6% 認 知 症 認 高 知 症 齢 高 者 齢 の 者 入 所 率 割 合 0% 10% 20% 30% 40% 50% 合 計 (n=46,204) 都 市 (n=17,253) 地 方 (n=28,000) 23.2% 21.9% 24.0% 社 会 的 保 護 が 必 要 な 高 齢 者 の 割 合 社 会 的 保 護 が 必 要 な 人 ( 精 神 知 的 被 虐 待 ) 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 合 計 (n=47,238) 都 市 (n=17,744) 地 方 (n=28,443) 5.8% 5.9% 5.8% 収 入 ランク 別 割 合 0% 10% 20% 30% 40% 80 万 円 以 下 17.1% ~100 万 円 以 下 8.4% 支 援 2 介 護 1 13.0% 21.0% 軽 費 A 型 (n=7,675) 軽 費 B 型 (n= 310) 9.0% 22.6% 軽 費 A 型 (n=7,861) 軽 費 B 型 (n= 310) 2.6% 9.6% ~150 万 円 以 下 27.0% 介 護 2 介 護 3 介 護 4 4.3% 2.3% 11.0% ケアハウス 単 独 型 (n=18,854) ケアハウス 併 設 型 (n=19,266) 特 定 施 設 (n=10,409) 21.3% 25.6% 39.5% ケアハウス 単 独 型 (n=19,324) ケアハウス 併 設 型 (n=19,544) 特 定 施 設 (n=10,663) 5.4% 4.7% 5.4% ~200 万 円 以 下 ~250 万 円 以 下 23.1% 13.6% 介 護 5 1.3% n=46,204 特 定 外 部 サービス 利 用 型 (n=409) 特 定 施 設 未 指 定 (n=35,178) 18.8% 18.4% 特 定 外 部 サービス 利 用 型 (n=409) 特 定 施 設 未 指 定 (n=35,941) 5.1% 5.9% 250 万 1 円 以 上 10.7% n=45,480 入 所 者 の 要 介 護 度 ( 地 域 設 置 運 営 主 体 施 設 種 類 特 定 施 設 指 定 の 有 無 別 ) 都 市 (n=17,253) 地 方 (n=28,000) 社 会 福 祉 法 人 立 (n=41,946) 公 設 (n=3,214) 軽 費 A 型 (n=7,675) 軽 費 B 型 (n= 310) ケアハウス 単 独 型 (n=18,854) ケアハウス 併 設 型 (n=19,266) 特 定 施 設 (n=10,409) 特 定 外 部 サービス 利 用 型 (n=409) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 16.9% 35.6% 34.1% 34.3% 33.4% 28.9% 41.2% 50.4% 48.7% 59.7% 61.5% 56.3% 58.4% 58.0% 57.8% 62.0% 51.2% 40.6% 46.7% 38.1% 21.6% 8.1% 7.6% 7.8% 7.7% 8.8% 9.1% 10.8% 2.9% 2.3% 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 中 重 度 要 介 護 護 度 と 者 社 と 会 社 的 会 保 的 護 の 保 利 護 用 が 者 必 割 要 合 な 高 齢 者 の 割 合 特 定 施 設 未 指 定 (n=35,178) 39.6% 56.6% 3.8% 0% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 自 立 軽 度 ( 要 支 援 ~ 要 介 護 2) 中 ~ 重 度 ( 要 介 護 3~5) 社 会 的 保 護 が 必 要 な 利 用 者 の 割 合 出 典 : 平 成 24 年 度 老 健 事 業 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 に 向 けた 高 齢 者 が 住 まい 続 けるための 生 活 支 援 に 関 する 調 査 報 告 書 ( 平 成 25 年 3 月 特 定 非 営 利 活 動 法 人 日 本 ソーシャルワーカー 協 会 ) 41 要 介 護 度 ( 中 重 度 者 割 合 ) 介 護 ニーズに 特 化 介 護 + 社 会 的 保 護 ニーズに 対 応 社 会 的 保 護 が 必 要 な 高 齢 者 を 積 極 的 に 受 け 入 れ
軽 費 老 人 ホーム ケアハウスへの 自 治 体 の 関 わり 都 道 府 県 等 が 入 所 者 について あまり 把 握 していない と 把 握 していない 割 合 は 7 割 以 上 都 道 府 県 等 が 生 活 保 護 受 給 者 の 入 所 を 認 めている 割 合 は 8 割 弱 入 所 者 の 把 握 状 況 ( 都 道 府 県 指 定 都 市 中 核 市 ) 入 所 者 の 把 握 状 況 ( 基 礎 自 治 体 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 合 計 (n=90) 都 道 府 県 (n=43) 25.6 25.6 50.0 60.5 23.3 14.0 1.1 0.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 2.2 合 計 (n=537) 13.6 2.4 42.6 37.6 3.9 軽 費 ケアハウスあり(n=414) 13.8 1.7 44.9 36.2 2.7 軽 費 ケアハウスなし(n=121) 13.2 35.5 43.0 6.6 指 定 都 市 中 核 市 (n=47) 25.5 40.4 31.9 2.1 都 市 部 (n=118) 地 方 (n=419) 5.1 14.4 1.4 13.4 37.3 44.2 40.7 36.8 2.5 4.3 ある 程 度 把 握 している あまり 把 握 していない 把 握 していない 無 回 答 把 握 している ある 程 度 把 握 している あまり 把 握 していない 把 握 していない 無 回 答 合 計 (n=90) 都 道 府 県 (n=43) 指 定 都 市 中 核 市 (n=47) 生 活 保 護 受 給 者 の 入 所 を 認 めている その 他 生 活 保 護 受 給 者 の 入 所 方 針 0% 20% 40% 60% 80% 100% 78.9 74.5 83.7 出 典 : 自 治 体 向 けアンケート 調 査 8.5 5.6 14.4 2.3 14.0 1.1 14.9 2.1 生 活 保 護 受 給 者 の 入 所 は 認 めていない 無 回 答 廃 止 した 0.0一 部 廃 止 した 減 額 した 変 化 なし その 他 0 20 40 60 80% 7.8 11.6 4.3 2.2 0.0 4.3 2.3 < 施 設 機 能 強 化 推 進 加 算 > 14.0 13.3 24.4 23.4 34.0 34.0 52.2 72.1 加 算 の 状 況 廃 止 した 一 部 廃 止 した 減 額 した 変 化 なし 合 計 (n=90) 都 道 府 県 (n=43) その 他 指 定 都 市 中 核 市 (n=47) 0 20 40 60 80% 14.4 18.6 10.6 15.6 25.6 6.4 7.8 9.3 6.4 8.9 4.7 12.8 < 民 間 給 与 等 改 善 費 等 > 41.9 53.3 63.8 合 計 (n=90) 都 道 府 県 (n=43) 指 定 都 市 中 核 市 (n=47) 42
全 国 介 護 保 険 高 齢 者 保 健 福 祉 担 当 課 長 会 議 資 料 ( 平 成 26 年 2 月 25 日 ) (8) 養 護 老 人 ホーム 軽 費 老 人 ホームについて 要 介 護 度 は 低 いものの 経 済 的 な 理 由 等 により 在 宅 での 生 活 が 困 難 な 高 齢 者 の 受 入 先 として 養 護 老 人 ホームや 軽 費 老 人 ホームがある これらは 平 成 18 年 度 に 介 護 ニーズに 対 応 するために 介 護 保 険 制 度 を 適 用 する 等 の 制 度 改 正 が 行 われたところである その 後 高 齢 化 の 一 層 の 進 展 や 経 済 情 勢 の 悪 化 等 により 生 活 困 窮 による 生 活 保 護 受 給 者 の 増 大 や 社 会 的 に 孤 立 する 高 齢 者 等 介 護 ニーズ 以 外 の 面 で 生 活 困 難 を 抱 える 高 齢 者 が 増 加 し その 取 り 巻 く 環 境 は 大 きく 変 化 してきている 中 特 に 養 護 老 人 ホーム では 近 年 定 員 割 れの 施 設 も 見 られることから 入 所 措 置 すべき 者 の 把 握 や 措 置 が 確 実 に 行 われるこ とが 必 要 である また 養 護 老 人 ホームや 軽 費 老 人 ホームには 多 様 な 状 況 の 方 が 入 所 されており 複 合 的 な 課 題 へも 対 応 できるノウハウを 持 つ 施 設 も 多 いことから 入 所 機 能 だけでなく 例 えば 地 域 で 暮 らす 高 齢 の 生 活 困 窮 者 等 に 対 する 相 談 支 援 の 機 能 等 地 域 の 中 核 的 な 役 割 を 担 うことも 期 待 できるものであり 積 極 的 な 活 用 をご 検 討 いただきたい ( 中 略 ) 養 護 老 人 ホーム 軽 費 老 人 ホームは 整 備 費 運 営 費 が 一 般 財 源 化 されていることもあり その 役 割 を 適 切 に 果 たしていくにあたっては 地 方 自 治 体 のご 理 解 とご 協 力 が 不 可 欠 であるので なお 一 層 のご 協 力 をお 願 いしたい 43
消 費 税 率 の 引 き 上 げに 伴 う 老 人 保 護 措 置 費 支 弁 基 準 及 び 軽 費 老 人 ホーム 利 用 料 等 取 扱 基 準 の 取 扱 いについて ( 平 成 26 年 3 月 27 日 付 け 事 務 連 絡 ) 養 護 老 人 ホーム 及 び 軽 費 老 人 ホームの 運 営 費 等 については いわゆる 三 位 一 体 の 改 革 により 軽 費 老 人 ホーム 事 務 費 補 助 金 については 平 成 16 年 度 に また 養 護 老 人 ホーム 等 保 護 費 負 担 金 について は 平 成 17 年 度 に それぞれ 一 般 財 源 化 され 現 在 では 地 方 交 付 税 により 財 政 措 置 ( )がなされておりま す そのため 一 般 財 源 化 されて 以 降 は 技 術 的 助 言 として 通 知 した 老 人 福 祉 法 第 11 条 の 規 定 による 措 置 事 務 の 実 施 に 係 る 指 針 について ( 平 成 18 年 1 月 24 日 老 発 第 0124001 号 ) 及 び 軽 費 老 人 ホームの 利 用 料 等 に 係 る 取 り 扱 い 指 針 について ( 平 成 20 年 5 月 30 日 老 発 第 0530003 号 )においてお 示 しした 老 人 保 護 措 置 費 支 弁 基 準 及 び 軽 費 老 人 ホーム 利 用 料 等 取 扱 基 準 について その 後 の 社 会 経 済 情 勢 や 地 域 の 実 情 等 も 勘 案 し 各 自 治 体 の 判 断 において 改 定 いただいているところです 消 費 税 率 の8%への 引 き 上 げに 伴 う 地 方 財 政 措 置 の 対 応 については 総 務 省 から 平 成 26 年 度 の 地 方 交 付 税 において 措 置 する 予 定 であること また 具 体 的 な 地 方 交 付 税 の 算 定 結 果 については 例 年 の スケジュールどおり7 月 頃 に 確 定 する 予 定 であることについて 説 明 を 受 けております 各 都 道 府 県 指 定 都 市 中 核 市 におかれましては 上 記 を 踏 まえ 老 人 保 護 措 置 費 支 弁 基 準 及 び 軽 費 老 人 ホーム 利 用 料 等 取 扱 基 準 につきまして 適 切 に 改 定 していただきますようお 願 い 致 します 養 護 老 人 ホーム 及 び 軽 費 老 人 ホームに 係 る 経 費 については 地 方 交 付 税 の 算 定 で 必 要 となる 単 位 費 用 ( 地 方 団 体 が 標 準 的 な 行 政 を 行 う 場 合 に 必 要 な 一 般 財 源 の 額 )に 計 上 するとともに 養 護 老 人 ホームの 被 措 置 者 数 に 応 じた 補 正 を 行 うことで 各 地 方 団 体 の 需 要 額 を 算 定 44
調 査 研 究 目 的 養 護 老 人 ホーム 軽 費 老 人 ホームの 今 後 のあり 方 も 含 めた 社 会 福 祉 法 人 の 新 たな 役 割 に 関 する 調 査 研 究 事 業 ( 平 成 25 年 度 老 人 保 健 健 康 増 進 等 事 業 ) 養 護 老 人 ホーム 軽 費 老 人 ホームに 求 められる 役 割 や 位 置 づけを 整 理 し 新 たな 役 割 機 能 のあり 方 を 検 討 するとともに その 主 な 経 営 母 体 で ある 社 会 福 祉 法 人 としては 今 後 何 を 為 すべきかについて 検 討 を 行 う 検 討 メンバー 委 員 京 極 高 宣 ( 委 員 長 )( 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 名 誉 所 長 ) 阿 比 留 志 郎 ( 社 会 福 祉 法 人 梅 仁 会 養 護 老 人 ホーム 丸 山 施 設 長 ) 大 山 知 子 ( 社 会 福 祉 法 人 蓬 愛 会 理 事 長 ) 川 西 基 雄 ( 社 会 福 祉 法 人 サンシャイン 会 理 事 長 ) 北 本 佳 子 ( 昭 和 女 子 大 学 人 間 社 会 学 部 教 授 ) 斉 藤 秀 樹 ( 公 益 財 団 法 人 全 国 老 人 クラブ 連 合 会 理 事 事 務 局 長 ) 清 水 正 美 ( 城 西 国 際 大 学 福 祉 総 合 学 部 准 教 授 ) 高 橋 紘 士 ( 国 際 医 療 福 祉 大 学 大 学 院 教 授 ) 辻 哲 夫 ( 東 京 大 学 高 齢 社 会 総 合 研 究 機 構 教 授 ) オブザーバー 事 務 局 常 磐 勝 徳 ( 特 定 非 営 利 活 動 法 人 全 国 盲 老 人 福 祉 施 設 連 絡 協 議 会 事 務 局 長 ) 栃 本 一 三 郎 ( 上 智 大 学 総 合 人 間 科 学 部 教 授 ) 山 田 尋 志 ( 地 域 密 着 型 総 合 ケアセンターきたおおじ 代 表 ) 結 城 康 博 ( 淑 徳 大 学 総 合 福 祉 学 部 教 授 ) 厚 生 労 働 省 老 健 局 高 齢 者 支 援 課 一 般 財 団 法 人 日 本 総 合 研 究 所 検 討 内 容 現 状 と 課 題 の 論 点 整 理 施 設 機 能 のあり 方 の 見 直 し 措 置 制 度 の 効 果 的 な 運 用 に 向 けた 施 設 と 自 治 体 との 連 携 利 用 者 に 適 した 施 設 環 境 の 整 備 等 自 治 体 向 けアンケート 調 査 の 実 施 今 後 の 施 設 のあり 方 新 たな 役 割 を 実 現 するための 課 題 制 度 や 支 援 のあり 方 等 の 検 討 新 たな 社 会 資 源 の 開 発 等 を 含 めた 地 域 高 齢 者 支 援 の 取 組 入 所 者 を 含 む 地 域 の 高 齢 者 の 日 中 活 動 支 援 への 取 組 の 推 進 等 自 治 体 ヒアリング 社 会 福 祉 法 人 等 のヒアリング スケジュール 第 1 回 委 員 会 を7 月 30 日 第 2 回 委 員 会 を10 月 24 日 第 3 回 委 員 会 を12 月 4 日 第 4 回 を3 月 13 日 に 開 催 済 並 行 して 養 護 老 人 ホーム 軽 費 老 人 ホーム 別 に 作 業 部 会 を 設 置 し 提 起 された 現 状 や 課 題 の 論 点 整 理 今 後 の 新 たな 役 割 の 方 向 性 等 に 関 する 検 討 を 行 い 平 成 26 年 3 月 に 報 告 書 をとりまとめた 45
養 護 老 人 ホーム 軽 費 老 人 ホームの 今 後 のあり 方 も 含 めた 社 会 福 祉 法 人 の 新 たな 役 割 に 関 する 調 査 研 究 について 検 討 の 背 景 老 人 福 祉 法 施 行 から50 年 が 経 過 養 護 老 人 ホーム 軽 費 老 人 ホームは 半 世 紀 の 長 い 歴 史 を 持 つ 施 設 であり それぞれの 時 代 に 応 じた 役 割 を 果 たしてきた 介 護 保 険 制 度 施 行 後 高 齢 者 福 祉 は 介 護 保 険 制 度 を 中 心 とした 施 策 が 展 開 されている 養 護 老 人 ホーム 軽 費 老 人 ホームに 関 しては 平 成 16 年 に 今 後 の 養 護 老 人 ホーム 軽 費 老 人 ホー ムのあり 方 検 討 会 報 告 書 が 出 され 介 護 ニーズへの 対 応 に 向 けた 施 設 のあり 方 提 言 がなさ れている 一 方 で 生 活 困 窮 による 生 活 保 護 受 給 者 の 増 大 や 社 会 的 に 孤 立 する 高 齢 者 など 介 護 ニーズ 以 外 の 面 で 生 活 困 難 を 抱 える 高 齢 者 が 増 加 している これらの 高 齢 者 に 対 しては 従 来 の 枠 組 みでは 十 分 な 対 応 が 難 しく 制 度 の 狭 間 に 陥 っている 人 々に 適 切 な 支 援 を 行 うことが 求 められ ている 検 討 にあたっての 基 本 的 な 考 え 方 高 齢 者 の 尊 厳 の 保 持 と 自 立 生 活 の 支 援 を 目 的 とし 可 能 な 限 り 住 み 慣 れた 地 域 で 生 活 を 継 続 することができるような 包 括 的 な 支 援 サービス 提 供 体 制 の 構 築 を 目 指 す 地 域 包 括 ケアシステ ム の 中 で 養 護 老 人 ホーム 軽 費 老 人 ホームがその 機 能 を 活 かし 一 定 の 役 割 を 果 たす 存 在 として 位 置 づけられることが 必 要 である 併 せて 養 護 老 人 ホーム 軽 費 老 人 ホームを 経 営 する 社 会 福 祉 法 人 が 時 代 の 要 請 に 応 える 新 たな 役 割 を 明 らかにすることが 求 められている 46
研 究 報 告 書 概 要 現 状 における 問 題 点 を 踏 まえた 論 点 整 理 ( 養 護 老 人 ホームに 関 する 論 点 ) 入 所 者 の 状 況 に 合 わせた 施 設 機 能 のあり 方 の 見 直 しが 必 要 職 員 の 専 門 性 向 上 に 向 けた 取 組 の 必 要 性 地 域 移 行 が 可 能 な 入 所 者 への 支 援 の 必 要 性 等 措 置 制 度 の 効 果 的 な 運 用 に 向 けた 施 設 と 自 治 体 の 連 携 が 必 要 初 期 段 階 における 関 係 機 関 との 連 携 専 門 職 等 によるアウトリーチ 活 動 等 入 所 者 に 適 した 施 設 環 境 の 整 備 が 必 要 施 設 整 備 費 予 算 の 確 保 小 規 模 な 養 護 老 人 ホームの 整 備 推 進 等 ( 軽 費 老 人 ホーム ケアハウスに 関 する 論 点 ) 施 設 機 能 のあり 方 の 見 直 し サービスの 多 様 化 複 合 化 の 検 討 が 必 要 職 員 のスキル 向 上 のための 取 組 と 処 遇 困 難 者 への 新 たな 対 応 入 居 者 の 力 を 引 き 出 す 支 援 の 展 開 等 自 治 体 等 関 係 機 関 等 との 連 携 と 周 知 の 促 進 が 必 要 事 業 者 による 周 知 広 報 活 動 の 必 要 性 都 道 府 県 及 び 市 町 村 への 期 待 等 入 居 者 に 適 した 施 設 環 境 の 整 備 が 必 要 入 居 者 の 重 度 化 や 地 域 ニーズに 対 応 した 施 設 改 修 軽 費 老 人 ホームの 老 朽 化 に 対 応 した 施 設 改 修 等 今 後 のあり 方 と 新 たな 役 割 ( 養 護 老 人 ホーム) 施 設 機 能 の 高 度 化 入 所 者 の 地 域 移 行 支 援 機 能 の 強 化 地 域 移 行 が 困 難 な 入 所 者 への 伴 走 型 支 援 ( 軽 費 老 人 ホーム ケアハウス) 高 齢 者 等 に 選 ばれる 住 まい 地 域 ニーズに 沿 った 柔 軟 な 支 援 機 能 の 確 保 自 立 高 齢 者 要 介 護 高 齢 者 社 会 的 援 護 を 要 する 高 齢 者 等 への 柔 軟 な 支 援 の 提 供 ( 養 護 老 人 ホーム 軽 費 老 人 ホーム ケアハウス 共 通 ) 専 門 的 支 援 機 能 (ソーシャルワーク)の 強 化 相 談 支 援 アウトリーチ 機 能 の 強 化 地 域 の 高 齢 者 等 の 居 場 所 づくり( 生 きがいづくり 就 労 支 援 等 ) ソーシャルワーク 機 能 の 向 上 専 門 人 材 の 確 保 増 員 職 員 のソーシャルワークスキルの 向 上 居 住 支 援 ( 住 まい) 機 能 生 活 支 援 機 能 の 強 化 入 所 ( 入 居 ) 者 の 特 性 や 状 態 に 適 した 環 境 の 整 備 生 活 支 援 サービス 低 所 得 高 齢 者 向 け 住 まいの 開 発 等 自 治 体 地 域 住 民 等 との 連 携 強 化 今 後 の 役 割 のイメージ 地 域 包 括 支 援 センター 等 医 療 福 祉 事 業 者 ネットワーク 密 接 な 連 携 地 域 包 括 支 援 センター アウトリーチの 拠 点 相 談 窓 口 機 能 支 老 援 人 セ 介 ン 護 タ ー 老 人 福 祉 施 設 ( セ 地 地 ン 域 域 タ 支 交 ー え 流 等 合 拠 ) い 点 交 流 機 能 食 事 提 供 機 能 既 存 設 備 の 使 用 も 想 定 47
軽 費 老 人 ホームの 今 後 のあり 方 軽 費 老 人 ホーム( )は 安 心 安 全 な 住 まいの 提 供 をベースとした 上 で 下 記 の 取 り 組 みを 推 進 1 現 在 の 住 処 に 固 執 しない 新 たな 地 域 での 社 会 関 係 の 構 築 を 含 めた 生 活 の 再 形 成 機 能 を 発 揮 2 老 人 福 祉 施 設 であり 住 まいであることを 踏 まえ ソーシャルワーク 機 能 を 活 かし 多 様 な 利 用 者 を 受 け 入 れ 3 社 会 資 源 の 発 掘 や 開 発 を 通 じて 地 域 性 の 弱 点 を 克 服 し 人 間 関 係 の 希 薄 化 を 解 消 併 せて こうした 方 向 性 の 明 確 化 には 自 治 体 等 への 周 知 と 理 解 が 不 可 欠 自 治 体 等 との 連 携 体 制 の 強 化 を 推 進 いわゆるケアハウス A 型 B 型 の 総 称 として 使 用 現 在 施 設 づくりの 方 向 性 要 介 護 者 中 心 の 施 設 づくり 社 会 的 保 護 者 へ の 対 応 を 強 化 した 施 設 づくり 地 域 のニーズに 応 じた 運 用 施 設 機 能 の 強 化 地 域 想 の 定 高 し 齢 た 者 施 へ の 設 働 展 き 開 か け を 今 後 の 施 設 機 能 の 強 化 策 介 護 機 能 の 強 化 特 定 施 設 化 の 選 択 相 談 支 援 調 整 機 能 の 強 化 老 人 介 護 支 援 センターの 併 設 ソーシャルワークスキルの 向 上 職 員 体 制 の 拡 充 職 員 研 修 の 充 実 地 域 を 基 盤 とするソーシャルワーク 機 能 の 推 進 地 域 支 え 合 いセンターの 整 備 安 全 で 安 心 な 生 活 環 境 の 整 備 施 設 の 建 替 え 修 繕 の 推 進 高 齢 者 等 の 在 宅 生 活 継 続 支 援 短 期 入 所 一 時 支 援 の 実 施 自 治 体 等 関 係 機 関 への 周 知 促 進 連 携 会 議 の 設 置 等 による 地 域 包 括 ケアの 推 進 49
第 3 生 活 支 援 介 護 予 防 サービスの 充 実 生 活 支 援 介 護 予 防 サービス 出 典 : 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 ガイドライン 案 ( 概 要 ) ( 厚 生 労 働 省 老 健 局 振 興 課 ) 参 考 生 活 支 援 介 護 予 防 サービスの 充 実 と 高 齢 者 の 社 会 参 加 単 身 世 帯 等 が 増 加 し 支 援 を 必 要 とする 軽 度 の 高 齢 者 が 増 加 する 中 生 活 支 援 の 必 要 性 が 増 加 ボランティア NPO 民 間 企 業 協 同 組 合 等 の 多 様 な 主 体 が 生 活 支 援 介 護 予 防 サービスを 提 供 することが 必 要 高 齢 者 の 介 護 予 防 が 求 められているが 社 会 参 加 社 会 的 役 割 を 持 つことが 生 きがいや 介 護 予 防 につながる 多 様 な 生 活 支 援 介 護 予 防 サービスが 利 用 できるような 地 域 づくりを 市 町 村 が 支 援 することについて 制 度 的 な 位 置 づけの 強 化 を 図 る 具 体 的 には 生 活 支 援 介 護 予 防 サービスの 充 実 に 向 けて ボランティア 等 の 生 活 支 援 の 担 い 手 の 養 成 発 掘 等 の 地 域 資 源 の 開 発 やそのネットワーク 化 などを 行 う 生 活 支 援 コーディネーター( 地 域 支 え 合 い 推 進 員 ) の 配 置 などについて 介 護 保 険 法 の 地 域 支 援 事 業 に 位 置 づける 地 域 住 民 の 参 加 高 齢 者 の 社 会 参 加 ニーズに 合 った 多 様 なサービス 種 別 住 民 主 体 NPO 民 間 企 業 等 多 様 な 主 体 によるサービス 提 供 地 域 サロンの 開 催 見 守 り 安 否 確 認 外 出 支 援 買 い 物 調 理 掃 除 などの 家 事 支 援 介 護 者 支 援 等 生 活 支 援 の 担 い 手 としての 社 会 参 加 現 役 時 代 の 能 力 を 活 かした 活 動 興 味 関 心 がある 活 動 新 たにチャレンジする 活 動 一 般 就 労 起 業 趣 味 活 動 健 康 づくり 活 動 地 域 活 動 介 護 福 祉 以 外 の ボランティア 活 動 等 バックアップ 市 町 村 を 核 とした 支 援 体 制 の 充 実 強 化 バックアップ 都 道 府 県 等 による 後 方 支 援 体 制 の 充 実
第 3 生 活 支 援 介 護 予 防 サービスの 充 実 参 考 生 活 支 援 介 護 予 防 の 体 制 整 備 におけるコーディネーター 協 議 体 の 役 割 生 活 支 援 介 護 予 防 の 基 盤 整 備 に 向 け た 取 組 (1) 生 活 支 援 コーディネーター( 地 域 支 え 合 い 推 進 員 )の 配 置 多 様 な 主 体 による 多 様 な 取 組 のコーディネート 機 能 を 担 い 一 体 的 な 活 動 を 推 進 コーディネート 機 能 は 以 下 のA~Cの 機 能 があるが 当 面 AとBの 機 能 を 中 心 に 充 実 (A) 資 源 開 発 (B)ネットワーク 構 築 (C)ニーズと 取 組 のマッチング 地 域 に 不 足 するサービスの 創 出 サービスの 担 い 手 の 養 成 元 気 な 高 齢 者 などが 担 い 手 として 活 動 す る 場 の 確 保 など 関 係 者 間 の 情 報 共 有 サービス 提 供 主 体 間 の 連 携 の 体 制 づくり など エリアとしては 第 1 層 の 市 町 村 区 域 第 2 層 の 中 学 校 区 域 があり 平 成 26 年 度 は 第 1 層 平 成 29 年 度 までの 間 に 第 2 層 の 充 実 を 目 指 す 1 第 1 層 市 町 村 区 域 で 主 に 資 源 開 発 ( 不 足 するサービスや 担 い 手 の 創 出 養 成 活 動 する 場 の 確 保 ) 中 心 2 第 2 層 中 学 校 区 域 で 第 1 層 の 機 能 の 下 で 具 体 的 な 活 動 を 展 開 コーディネート 機 能 には 第 3 層 として 個 々の 生 活 支 援 介 護 予 防 サービスの 事 業 主 体 で 利 用 者 と 提 供 者 をマッチング する 機 能 があるが これは 本 事 業 の 対 象 外 (2) 協 議 体 の 設 置 多 様 な 関 係 主 体 間 の 定 期 的 な 情 報 共 有 及 び 連 携 協 働 による 取 組 を 推 進 生 活 支 援 介 護 予 防 サービスの 多 様 な 関 係 主 体 の 参 画 例 地 域 の 支 援 ニーズとサービス 提 供 主 体 の 活 動 をマッチング など NPO 民 間 企 業 協 同 組 合 ボランティア 社 会 福 祉 法 人 等 1 これらの 取 組 については 平 成 26 年 度 予 算 においても 先 行 的 に 取 り 組 めるよう5 億 円 を 計 上 2 コーディネーターの 職 種 や 配 置 場 所 については 一 律 には 限 定 せず 地 域 の 実 情 に 応 じて 多 様 な 主 体 が 活 用 できる 仕 組 みとする 予 定 であるが 市 町 村 や 地 域 包 括 支 援 センターと 連 携 しながら 活 動 することが 重 要 2
主 な 論 点 について 出 典 : 第 104 回 社 会 保 障 審 議 会 介 護 給 付 費 分 科 会 資 料 2 有 料 老 人 ホーム 利 用 者 の 平 均 要 介 護 度 が 上 昇 傾 向 にあり 認 知 症 の 入 居 者 も 多 くなっているなどの 実 態 が あるが 特 別 養 護 老 人 ホームが 中 重 度 者 を 支 える 施 設 としての 機 能 に 重 点 化 されることも 踏 まえ 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 等 における 介 護 報 酬 上 の 評 価 のあり 方 についてどのように 考 えるか 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 等 については 平 成 24 年 度 にショートステイの 利 用 を 可 能 としたところである が 現 在 の 利 用 状 況 を 踏 まえて 合 理 的 なサービス 利 用 の 拡 大 を 図 るために 本 来 の 入 居 者 による 利 用 率 を8 0% 以 上 としている 要 件 等 のあり 方 についてどのように 考 えるか 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 ( 外 部 サービス 利 用 型 ) については 早 めの 住 み 替 え を 想 定 し 必 要 に 応 じて 外 部 サービスの 利 用 を 可 能 とする 体 制 を 実 現 する 観 点 から 平 成 18 年 度 に 新 たに 設 けられた 枠 組 みであるが 養 護 老 人 ホーム 以 外 の 類 型 ではほとんど 利 用 されていない 現 状 を 踏 まえ 制 度 の 在 り 方 についてどのように 考 えるか 所 得 の 低 い 方 や 介 護 ニーズ 以 外 の 面 で 生 活 困 難 を 抱 える 高 齢 者 が 入 所 する 養 護 老 人 ホームや 軽 費 老 人 ホームは 今 後 とも 地 域 において 重 要 な 役 割 を 果 たしていくべきものである そうした 中 で 施 設 の 持 つ 専 門 的 支 援 機 能 (ソーシャルワーク)を 活 かし 地 域 の 住 民 への 相 談 支 援 アウトリーチ 機 能 や 地 域 の 高 齢 者 等 の 交 流 拠 点 機 能 の 更 なる 強 化 を 図 るといった 役 割 を 担 うことが 期 待 されていることについてどのように 考 えるか 50