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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について


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定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 (

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

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4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有


(2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 該 当 事 項 はありません (3) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 作 成 に 係 る 会 計 処 理 の 原 則 手 続 表 示 方 法 等 の 変 更 当

 

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その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

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経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

注 記 事 項 (1) 四 半 期 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 無 (2) 会 計 方 針 の 変 更 会 計 上 の 見 積 りの 変 更 修 正 再 表 示 1 会 計 基 準 等 の 改 正 に 伴 う 会 計 方 針 の 変 更 : 無 2 1

目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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目 次 貸 借 対 照 表 1 損 益 計 算 書 2 キャッシュ フロー 計 算 書 3 利 益 の 処 分 に 関 する 書 類 4 国 立 大 学 法 人 等 業 務 実 施 コスト 計 算 書 5 注 記 事 項 6 附 属 明 細 書 別 紙

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(1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月 30 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 4,623,985 流 動 負 債 3,859,994 現 金 及 び 預 金 31,763 支 払 手 形

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別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

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科 売 上 原 価 売 上 総 利 益 損 益 計 算 書 ( 自 平 成 26 年 4 月 1 日 至 平 成 27 年 3 月 31 日 ) 目 売 上 高 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 受 取 保 険 金 受 取 支 援 金 補 助 金 収 入 保

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損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

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入札公告 機動装備センター

Transcription:

債 券 格 付 の 手 法 と eol データベースを 活 用 した 債 券 格 付 け Ⅰ はじめに 本 稿 は 学 習 者 が 初 めて 債 券 格 付 けを 行 う 場 合 の 手 引 書 である 学 習 者 は 学 生 大 学 院 生 あるいは 社 会 人 の 場 合 もあるが いずれの 学 習 者 にも 債 券 格 付 けの 考 え 方 とその 方 法 をよく 理 解 できるように 詳 しく 説 明 している ここで 債 券 格 付 けあるいは 単 に 格 付 けとは 何 かについて 簡 単 に 説 明 しておきたい 格 付 けとは 投 資 情 報 である 発 行 体 が 債 券 を 発 行 して 資 金 を 調 達 したいと 考 えたとき 債 券 の 信 用 度 つまり 債 券 の 利 子 や 元 本 がどの 程 度 の 確 実 性 のもとで 支 払 われるか また 償 還 されるかについて 債 券 の 買 い 手 である 投 資 家 に 説 明 をすることが 必 要 になる 通 常 その 説 明 などは 有 価 証 券 報 告 書 目 論 見 書 あるいは 発 行 体 が 自 発 的 に 提 供 する IR(インベスター リレーションズ)などによって 行 われるが それらの 情 報 を 短 時 間 で 読 み こなすことは 投 資 家 にとって 負 担 になる つまり 情 報 量 が 多 すぎて 債 券 を 買 うかどうか の 意 思 決 定 が 迅 速 にできない そこで 発 行 体 からも さらに 言 えば 投 資 家 からも 独 立 した 第 三 者 の 立 場 に 立 って 当 該 債 券 の 信 用 度 を 提 供 するビジネスが 登 場 してきた これが 格 付 会 社 が 行 う 格 付 けビジ ネスである 格 付 けビジネスは 1908 年 の 米 国 で ジョン ムーディーによる 鉄 道 債 の 格 付 けで 始 まったとされるが 100 年 余 を 経 て 日 本 でも 格 付 けがすっかり 定 着 した 感 がある 格 付 会 社 は 日 本 に5 社 米 国 に7 社 の 会 社 がそれぞれビジネスを 展 開 している 発 行 体 は 格 付 会 社 を 選 べる 発 行 体 の 立 場 からすれば 自 社 の 債 券 を 高 く 評 価 してくれる 格 付 会 社 がベストという 考 え 方 もあるが 投 資 家 からすれば 公 正 な 格 付 けが 望 ましい 現 実 に は 格 付 け 実 績 の 豊 富 な 会 社 が 有 利 な 地 位 にある なぜなら 実 績 が 豊 富 なほど 当 該 格 付 け を 他 社 の 格 付 けと 幅 広 く 比 較 できるので 公 正 な 格 付 けが 行 われる 可 能 性 が 高 いからであ る 次 に 格 付 けビジネスの 事 業 モデルを 紹 介 しよう 図 表 1-1 を 見 ていただきたい 図 表 1-1 格 付 けのビジネスモデル 格 付 けの 依 頼 格 付 会 社 調 査 格 付 けの 提 供 格 付 け 情 報 の 提 供 発 行 体 社 債 の 発 行 社 債 の 購 入 投 資 家 まず 発 行 体 は 債 券 の 発 行 に 当 たって 格 付 けを 取 得 する 必 要 がある 格 付 会 社 に 対 し て 格 付 け 取 得 の 依 頼 をし そのための 資 料 を 作 成 しなければならない 次 に 格 付 会 社 のアナリストは 発 行 体 の 調 査 分 析 及 び 評 価 を 行 う これが 格 付 けの

実 務 である 通 常 作 業 に 要 する 期 間 は 1 カ 月 ないし 2 カ 月 程 度 になる 発 行 体 を 総 合 的 に 検 討 した 後 当 該 債 券 の 格 付 けを 提 示 する ここまでがとりあえずアナリストの 守 備 範 囲 になる 本 稿 の 目 的 は 格 付 けの 考 え 方 とその 方 法 を 紹 介 することにあるので 読 者 の 皆 さんは 格 付 会 社 のアナリストになったつもりになって 事 例 研 究 にチャレンジしていただきたい 事 例 研 究 では セブン&アイ ホールディングス( 以 下 セブン&アイ と 略 称 )を 取 り 上 げる 同 社 は 日 本 の 流 通 業 界 の 最 大 手 であるが 個 人 消 費 の 長 期 的 な 低 迷 が 続 くなかで 流 通 業 界 全 般 は 売 り 上 げが 伸 び 悩 むどころか 前 年 割 れの 状 態 が 続 く 企 業 が 多 いなど 環 境 は 極 めて 厳 しい 状 況 にある しかし セブン&アイは 傘 下 にコンビニ 業 界 のトップ 企 業 を 持 つほか 銀 行 業 にも 進 出 し 業 績 はおおむね 安 定 している ただし セブン&アイの 創 業 事 業 である 総 合 スーパーや 食 品 スーパー 事 業 百 貨 店 事 業 の 収 益 性 は 必 ずしも 高 くない し 外 食 産 業 では 赤 字 に 陥 っているなど 経 営 課 題 も 少 なからず 残 されている 格 付 けの 手 法 をひととおり 学 んだ 後 次 に 自 分 が 関 心 を 持 っている 会 社 を 取 り 上 げてほ しい 経 験 を 積 むことが 格 付 けの 手 法 を 理 解 する 早 道 である Ⅱ 格 付 けの 手 順 1 資 料 の 収 集 まず 格 付 けには 十 分 な 資 料 が 必 要 である セブン&アイのサイトを 覗 いてみよう http://www.7andi.com/#top を 開 くと トップページが 現 れる トップページの 中 段 の 中 央 部 にある IR というタイトルを 見 つけて 欲 しい IR とは インベスター リレー ション(Investor Relations)の 略 で 投 資 家 向 け 広 報 と 訳 されている この IR のページには 格 付 けに 必 要 な 財 務 資 料 が 収 容 されている 最 も 一 般 的 な 資 料 と して 挙 げられるのは 有 価 証 券 報 告 書 である これは 発 行 体 である 会 社 が 決 算 期 後 3 ヵ 月 以 内 に 金 融 庁 に 提 出 を 義 務 付 けられているもので いわば 年 1 回 の 通 信 簿 であ る このほか 決 算 短 信 株 主 総 会 招 集 通 知 の 添 付 書 類 ( 事 業 報 告 株 主 総 会 参 考 資 料 ) などの 資 料 にも 目 を 通 しておきたい ニュースリリースも 丁 寧 に 見 ておきたい 特 に 大 型 商 品 の 販 売 計 画 が 具 体 的 に 記 載 されていれば 参 考 にできる また 新 聞 や 経 済 雑 誌 の 記 事 も 参 考 になることもある とにかく 当 該 会 社 に 関 する 情 報 はくまなく 集 めて 読 みこなし 分 析 することが 必 要 になる 2 有 価 証 券 報 告 書 の 検 索 法 多 くの 資 料 のなかで 中 心 となる 有 価 証 券 報 告 書 を 検 索 する 方 法 には 前 述 の1 発 行 会 社 のホームページでみる 方 法 のほかに 2 金 融 庁 が 提 供 している EDINET を 利 用 する 方 法 3 企 業 総 合 情 報 提 供 サービス 会 社 のプロネクサスが 提 供 している eol(イーオーエル)の データベースを 使 用 する 方 法 などがある このうち1と2は 年 度 ごとの 有 価 証 券 報 告 書 を 検 索 して 必 要 な 資 料 を 探 していくことや 収 録 期 間 は 原 則 として 過 去 5 年 間 など 利 用 の 仕 方 や 期 間 はほぼ 同 じである これに 対 して eol を 利 用 する 方 法 は 有 価 証 券 報 告 書 の 内 容 を 150 以 上 のパーツに 分 解 しているので 必 要 な 箇 所 を 検 索 しやすいこと 同 一 箇 所 のパーツをクリック 1 つで 検 索 できるので 経 年 比 較 あるいは 変 化 を 見 るのに 優 れて

いること 有 価 証 券 報 告 書 以 外 の 企 業 情 報 も 網 羅 的 に 提 供 していること 収 録 期 間 が 1984 年 からと 25 年 間 と 長 いこと XBRL 形 式 で 提 供 していることなどの 特 徴 がある 本 論 文 では 原 則 として eol を 使 用 して 説 明 していく 3 資 料 の 整 理 と 定 量 的 分 析 (1) 資 料 の 精 読 実 務 の 最 初 のステップとして 有 価 証 券 報 告 書 を 熟 読 することである 有 価 証 券 報 告 書 は 企 業 研 究 の 宝 庫 といわれるぐらい 対 象 企 業 の 情 報 が 網 羅 されている 第 一 部 の 企 業 情 報 には 企 業 の 概 況 のほか 事 業 の 状 況 設 備 の 状 況 提 出 会 社 の 状 況 経 理 の 状 況 提 出 会 社 の 株 式 事 務 の 概 要 提 出 会 社 の 参 考 情 報 が 詳 細 に 説 明 されている(eol 参 照 ) 有 価 証 券 発 行 会 社 の 情 報 開 示 (ディスクロージャー)の 詳 細 についてはコラムを 参 照 していただきたい 有 価 証 券 発 行 会 社 の 情 報 開 示 (ディスクロージャー) 1 億 円 以 上 の 有 価 証 券 を 50 名 以 上 の 者 に 取 得 させようとする 発 行 会 社 は 有 価 証 券 届 出 書 ( 発 行 開 示 )を 内 閣 総 理 大 臣 に 提 出 する 義 務 がある( 金 融 商 品 取 引 法 第 4 条 第 1 項 ) その 理 由 は 発 行 会 社 に 企 業 の 内 容 を 正 しく 開 示 させて 投 資 家 に 冷 静 な 判 断 のための 冷 却 期 間 を 置 くことにある 一 方 有 価 証 券 報 告 書 は 上 場 証 券 の 発 行 者 など 一 定 の 条 件 下 にある 会 社 に 継 続 開 示 を 義 務 付 けるもの 流 通 市 場 で 証 券 取 引 を 行 う 投 資 家 の 投 資 判 断 に 資 することを 目 的 としている 継 続 開 示 義 務 を 負 う 発 行 者 は 事 業 年 度 ごとに その 終 了 後 3ヵ 月 以 内 に 有 価 証 券 報 告 書 と 呼 ばれる 開 示 書 類 を 作 成 して 内 閣 総 理 大 臣 に 提 出 しなければならない( 同 24 条 ) 重 要 な 事 項 につ き 虚 偽 記 載 のある 有 価 証 券 報 告 書 を 提 出 した 者 は 10 年 以 下 の 懲 役 1000 万 円 以 下 の 罰 金 またはその 両 方 が 課 せられる( 同 197 条 第 1 項 1 号 ) (2) 定 量 的 分 析 有 価 証 券 報 告 書 には 直 前 の 決 算 期 とその 前 の 決 算 期 の2 年 間 のデータが 収 録 されて いるが 格 付 けには 少 なくとも 過 去 5 年 間 程 度 のデータは 必 要 なので5 期 分 の 有 価 証 券 報 告 書 に 目 を 通 していただきたい( 理 想 を 言 えば 10 年 間 が 望 ましい) 有 価 証 券 報 告 書 のデータをもとに 財 務 分 析 用 のデータベースを 作 ることになるが こ こでは その 形 式 を 簡 単 示 すことにする 財 務 分 析 用 のデータベースは パソコンソフトのエクセルを 使 ってデータをひとつづつ 入 力 しながら 作 成 するか あるいは eol を 使 う 方 法 がある eol を 使 うと 迅 速 に 必 要 なデ ータが 作 成 できるので 作 業 効 率 が 高 い 対 象 となるデータは 連 結 貸 借 対 照 表 連 結 損 益 計 算 書 連 結 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 連 結 キャッシュ フロー 計 算 書 及 び 連 結 経 営 指 標 が 格 付 けのための 財 務 分 析 の5 点 セットになる

図 表 2-1 財 務 分 析 の5 点 セット このうち 連 結 経 営 指 標 を 除 く4 点 は 対 象 会 社 の 原 データであるが 最 後 の 連 結 経 営 指 標 は 原 データをもとに 作 成 する 加 工 データになる これも eol に 用 意 されているので その 中 から 必 要 に 応 じて 経 営 指 標 を 選 択 することで 連 結 経 営 指 標 は 作 成 できる 原 データを 記 入 する 連 結 貸 借 対 照 表 のデータ 記 入 表 ( 一 部 )を 紹 介 しよう 図 表 2-2 連 結 貸 借 対 照 表 のデータ 記 入 表 科 目 2 0 0 5 年 度 2 0 0 6 年 度 2 0 0 7 年 度 2 0 0 8 年 度 2 0 0 9 年 度 ( 資 産 の 部 ) 流 動 資 産 現 金 及 び 預 金 619,537 575,643 649167 650949 691,633 コールローン 131,300 23500 10000 16,000 以 下 省 略 連 結 損 益 計 算 書 以 下 のデータ 記 入 表 もほぼ 同 様 に 作 成 する 4 定 性 的 分 析 次 のステップは 対 象 企 業 の 定 性 的 分 析 評 価 に 進 む 定 性 的 分 析 という 用 語 はそれほ ど 一 般 的 ではないが 数 字 を 基 礎 とした 評 価 要 素 の 判 断 を 定 量 的 分 析 とすれば 定 性 的 分 析 とは 数 字 には 表 せない 評 価 要 素 の 分 析 評 価 という 意 味 である 定 性 的 評 価 要 素 に 挙 げられる 項 目 には 次 のようなものがある 経 済 環 境 (マクロ 経 済 ) 所 属 産 業 および 業 種 の 特 徴 業 界 ランク 株 主 構 成 ( 所 属 する 企 業 集 団 との 株 式 の 持 合 い 関 係 など) 主 要 な 取 引 関 係 ( 販 売 および 仕 入 ) 財 務 政 策 ( 資 金 調 達 運 用 および 配 当 政 策 ) トップマネジメントおよび 経 営 組 織 研 究 開 発 費 および 主 要 な 開 発 テーマ 設 備 投 資 計 画 の 概 要 退 職 年 金 債 務 の 処 理 状 況 国 際 競 争 力 グループ 会 社 戦 略 ( 子 会 社 政 策 )などである このほか ヒト モノ カネ の 経 営 の 3 要 素 も 定 性 的 な 評 価 要 素 に 含 めることができる 経 済 環 境 (マクロ 経 済 )について 説 明 すれば 日 本 及 び 世 界 経 済 の 見 通 しについての 判 断 である 先 行 きの 見 通 しの 1 つに 例 えば 為 替 の 動 向 がある 為 替 が 円 高 に 振 れれば 輸 出 依 存 度 の 高 い 企 業 の 業 績 にはマイナスに 響 く 仮 に 競 争 力 のある 製 品 であれば 現 地 通 貨 建 ての 価 格 を 引 き 上 げることができるが そうではない 場 合 は 深 刻 な 事 態 になること

も 覚 悟 しなければならなくなるといった 分 析 評 価 が 格 付 けには 必 要 になる 同 様 に 定 性 的 項 目 のそれぞれについて 詳 細 な 分 析 と 評 価 が 求 められるのである 5 格 付 け 対 象 債 券 と 財 務 上 の 特 約 定 量 的 分 析 と 定 性 的 分 析 を 経 て 次 に 発 行 対 象 証 券 の 財 務 上 の 特 約 についての 検 討 に 進 む 財 務 上 の 特 約 とは 対 象 証 券 の 発 行 条 件 と 返 済 順 位 の 検 討 である 具 体 的 には 対 象 債 券 に 担 保 が 附 せられているかどうか あるいは 財 務 上 の 特 約 と 称 せられる 特 約 条 項 の 有 無 などを 調 査 することである 一 般 的 には 無 担 保 債 券 は 担 保 附 き 債 券 あるいは 借 入 金 があれば その 支 払 順 位 は 担 保 附 き 債 務 に 劣 後 することがあるので 両 者 の 相 対 比 較 が 必 要 になる 6 総 合 評 価 最 終 の 段 階 が 総 合 評 価 になる 総 合 評 価 とは 格 付 けの 決 定 と 決 定 に 至 った 事 由 の 説 明 になる 対 象 債 券 に 格 付 記 号 が 附 せられて その 理 由 が 説 明 される 記 号 は 過 去 の 実 績 に 基 づく 償 還 実 績 を 反 映 したものでなければならない Ⅲ 事 業 の 概 況 (1) 業 績 等 の 推 移 データの 整 理 が 済 んだら 会 社 の 業 績 の 推 移 がそれなりに 把 握 できるので 次 は 事 業 の 概 況 の 整 理 をすることにより より 具 体 的 に 業 績 の 推 移 を 理 解 できるようにする 会 社 の 経 営 環 境 を 把 握 したのち 事 業 が 好 調 に 推 移 した 理 由 や 経 営 課 題 などを 見 つけ 出 していく 事 業 概 況 は 会 社 全 体 の 総 論 と 事 業 部 門 別 (セグメント 別 )とからなる まず 総 論 の 例 をセブン&アイの 2006 年 2 月 期 から 2010 年 2 月 期 までの 有 価 証 券 報 告 書 ( 第 2 事 業 の 状 況 1 業 績 等 の 概 要 eol 参 照 )を 参 考 にしながら 作 成 してみよう 図 表 3-1 セブン&アイ ホールディングスの 業 績 等 の 推 移 (2006 年 2 月 期 ~2010 年 2 月 期 ) 年 度 ( 決 算 期 ) 概 要 2005 当 社 は 平 成 17 年 9 月 1 日 新 しい 流 通 業 のあり 方 を 求 めてセブン-イレブン (2006/2) ジャパン(7-11J) イトーヨーカ 堂 デニーズジャパンの3 社 の 共 同 株 式 移 転 によ り 設 立 小 売 業 を 中 心 に 据 えた 新 総 合 生 活 産 業 の 実 現 に 向 けて 新 たなスタ ートを 切 った 持 株 会 社 である 当 社 は 株 主 の 立 場 に 立 って 新 規 事 業 の 取 り 込 みや 既 存 事 業 の 拡 大 そして 活 性 化 はもとより 事 業 会 社 の 独 立 性 を 図 りながら 企 業 価 値 の 最 大 化 に 努 めていく また 傘 下 の 各 事 業 会 社 は 客 の 立 場 に 立 ち 各 社 の 事 業 領 域 においてニーズに 応 える 商 品 の 品 揃 えやサービスの 提 供 に 努 めていく 当 年 度 において 当 社 グループは 事 業 領 域 の 拡 充 に 向 けて 様 々な 施 策 を 実 行 した 中 でも 新 たな 可 能 性 成 長 性 を 持 った 事 業 領 域 の 拡 大 強 化 を 図 るた め ミレニアムリテイリング(MR)との 経 営 統 合 セブンアンドワイの 子 会 社 化 など を 行 うとともに 海 外 におけるCVS 事 業 の 更 なる 強 化 のため 米 国

7-Eleven, Inc.の 完 全 子 会 社 化 も 実 施 するなど 積 極 的 な 投 資 活 動 を 行 った ま た グループ 企 業 間 のシナジー 効 果 の 発 現 に 向 けて システム 統 合 プロジェクト の 推 進 グループマーチャンダイジングによる 仕 入 れ 原 材 料 調 達 物 流 商 品 開 発 の 共 通 化 に 努 め 当 社 独 自 の 電 子 マネーの 発 行 とグループ 店 舗 間 で 相 互 利 用 可 能 なポイントサービスの 提 供 を 行 うことを 決 定 するなど 客 により 一 層 快 適 に 買 い 物 をしてもらう 仕 組 み 作 りにも 着 手 した 当 年 度 の 業 績 は 営 業 収 益 3,895,772 百 万 円 営 業 利 益 244,940 百 万 円 経 常 利 益 248,110 百 万 円 当 期 純 利 益 87,930 百 万 円 となった なお 当 社 は 平 成 18 年 1 月 に MR の 普 通 株 式 の 65.45%を 取 得 したが 当 年 度 の 連 結 決 算 におい ては 貸 借 対 照 表 のみ 連 結 している 2006(2007/2) 当 社 は MR やヨークベニマルの 完 全 子 会 社 化 を 実 施 するとともに レストラン 事 業 の 統 合 再 編 に 向 けセブン&アイ フードシステムズを 設 立 するなど 事 業 領 域 の 強 化 を 進 めた 当 年 度 の 業 績 は 営 業 収 益 は 百 貨 店 事 業 の 業 績 が 新 たに 連 結 対 象 となったことや 北 米 のCVS 事 業 の 大 幅 な 増 収 などにより 5,337,806 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 137.0%)となった 営 業 利 益 は 百 貨 店 事 業 の 業 績 が 新 たに 連 結 対 象 になったことやSS 事 業 の 増 益 などにより 286,838 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 117.1%)となった 経 常 利 益 は 営 業 利 益 の 増 益 により 282,016 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 113.7%) 当 期 純 利 益 は 経 常 利 益 の 増 益 と 特 別 損 失 の 前 年 同 期 に 対 する 減 少 などにより 133,419 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 151.7%)となっ た 2007(2008/2) 更 なる 事 業 の 強 化 を 目 的 とした 資 本 業 務 提 携 を 実 施 した SS 事 業 では イ トーヨーカ 堂 が 平 成 19 年 7 月 に 赤 ちゃん 本 舗 を 子 会 社 化 し 平 成 19 年 11 月 に はヨークベニマルが 福 島 県 いわき 市 で 食 品 スーパーの 藤 越 を 子 会 社 化 した ま た 百 貨 店 事 業 は MR が 平 成 19 年 3 月 にロフトを 子 会 社 化 するなど 新 たな 事 業 の 展 開 に 向 けた 取 組 も 推 進 した 平 成 19 年 5 月 からは 7-11J の 商 品 開 発 ノ ウハウやグループの 販 売 力 を 最 大 限 に 活 用 した 新 たなプライベートブランド (PB) 商 品 セブンプレミアム の 販 売 を 国 内 の 総 合 スーパーと 食 品 スーパーにお ける 加 工 食 品 とデイリー 食 品 の 分 野 で 開 始 した ナショナルブランド 商 品 と 同 等 以 上 の 品 質 やリーズナブル プライスなどが 好 評 で 販 売 は 好 調 に 推 移 してい る 平 成 19 年 11 月 からは 紙 製 品 や 洗 剤 などの 住 居 関 連 商 品 における 商 品 展 開 を 開 始 するなど 品 揃 えの 拡 大 に 注 力 した 結 果 当 年 度 末 時 点 の 総 開 発 単 品 数 は 約 300 単 品 にまで 拡 大 した 平 成 19 年 8 月 からは 7-11J も 身 近 で 便 利 な 店 舗 に 対 する 客 のニーズに 応 える 商 品 として セブンプレミアム の 取 り 扱 いを 開 始 しており 展 開 単 品 数 は 約 70 単 品 にまで 拡 大 した グループ 独 自 の 電 子 マ ネー nanaco(ナナコ) の 導 入 も 推 進 した 平 成 19 年 5 月 には 7-11J の 全 店 舗 への 導 入 を 完 了 し 平 成 20 年 2 月 にはセブン&アイ フードシステムズが 運 営 す

るデニーズ 全 店 舗 への 導 入 も 完 了 した 当 連 結 会 計 年 度 末 時 点 の nanaco (ナナコ) の 発 行 件 数 は 551 万 件 となった 当 年 度 の 営 業 収 益 は 米 国 のCVS 事 業 の 売 上 が 好 調 に 推 移 したことに 加 え ヨークベニマルが 平 成 18 年 9 月 から 連 結 対 象 となったことによる 業 績 の 貢 献 や 当 年 度 におけるロフト 赤 ちゃん 本 舗 藤 越 の 新 規 連 結 などにより 5,752,392 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 107.8%)となった 営 業 利 益 は フードサービス 事 業 の 業 績 が 厳 しいまま 推 移 したことに 加 え 国 内 CVS 事 業 と 金 融 関 連 事 業 における nanaco(ナナコ) の 導 入 などに 伴 う 先 行 投 資 に 係 る 費 用 の 発 生 により 281,088 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 98.0%)となっ た 経 常 利 益 は 営 業 利 益 の 減 益 要 因 などにより 278,262 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 98.7%) 当 期 純 利 益 は 経 常 利 益 の 減 益 要 因 などにより 130,657 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 97.9%)となった 2008(2009/2) グループ 共 通 の PB 商 品 セブンプレミアム は 新 商 品 の 開 発 と 既 存 商 品 の リニューアルを 積 極 的 に 推 進 するとともに 総 合 スーパーと 食 品 スーパーはもと より CVSの 各 店 舗 においても 販 売 を 強 化 した また 平 成 20 年 4 月 にセブン -イレブン 中 国 有 限 公 司 平 成 20 年 7 月 にセブン&アイ ネットメディア 平 成 21 年 1 月 にセブンカルチャーネットワークを 設 立 した 平 成 20 年 8 月 には 大 手 調 剤 薬 局 のアインファーマシーズと 業 務 資 本 提 携 を 実 施 した 当 年 度 の 営 業 収 益 は 国 内 のCVS 事 業 や 金 融 関 連 事 業 の 好 調 と SS 事 業 における 赤 ちゃん 本 舗 と 藤 越 の 新 規 連 結 に 伴 う 増 収 があったものの 北 米 のC VS 事 業 を 連 結 する 際 の 為 替 レートが 円 高 になったことに 加 え 国 内 の 総 合 スー パーや 百 貨 店 事 業 フードサービス 事 業 における 販 売 の 低 迷 により 5,649,948 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 98.2%)となった 営 業 利 益 は 国 内 の 総 合 スーパーや 百 貨 店 事 業 における 収 益 の 悪 化 はあっ たものの CVS 事 業 と 金 融 関 連 事 業 が 好 調 に 推 移 したことにより 281,865 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 100.3%) 経 常 利 益 は 営 業 利 益 の 増 益 などにより 279,306 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 100.4%)となった 当 期 純 利 益 は 特 別 損 失 が 前 期 並 みであ ったものの 特 別 利 益 が 大 幅 に 減 少 したことなどにより 92,336 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 70.7%) 2009(2010/2) 平 成 21 年 6 月 にアインファーマシーズとの 合 弁 によりドラッグストアの 運 営 を 行 うセブンヘルスケアを 設 立 平 成 21 年 12 月 にはチケット 販 売 などに 関 する 経 営 資 源 の 相 互 活 用 を 目 的 として ぴあと 業 務 資 本 提 携 を 実 施 した グループシ ナジー 効 果 の 拡 大 に 向 けた 取 り 組 みとしては グループの PB 商 品 セブンプレ ミアム の 開 発 と 販 売 強 化 に 注 力 するとともに 平 成 21 年 11 月 には 海 外 と 国 内 のグループ 各 社 が 連 携 したグローバルマーチャンダイジングによる 商 品 の 販 売 を 開 始 した また 既 存 事 業 では 客 のニーズに 合 わせた 品 揃 えや 売 場 づくりを

強 化 する 一 方 で 厳 しい 事 業 環 境 に 対 応 すべく 経 費 削 減 にも 取 り 組 むことによ り 収 益 性 の 向 上 に 努 めた しかし 当 年 度 における 事 業 環 境 の 大 幅 な 悪 化 は 当 社 およびグループ 各 事 業 会 社 の 業 績 に 大 きな 影 響 を 及 ぼした 営 業 収 益 は 主 に 北 米 におけるガソリン 単 価 の 大 幅 な 下 落 と 円 高 による 減 収 の 影 響 が 約 3,400 億 円 あったことにより 5,111,297 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 90.5%) 営 業 利 益 は 金 融 関 連 事 業 は 増 益 となったものの 主 に 国 内 における 小 売 事 業 が 総 じて 厳 しく 推 移 したことにより 226,666 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 80.4%) 経 常 利 益 は 226,950 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 81.3%)となった 当 期 純 利 益 は 特 別 損 失 として 百 貨 店 事 業 に 係 るのれんの 償 却 額 を 39,130 百 万 円 計 上 したことなどにより 44,875 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 48.6%)となった (2) 業 績 等 (セグメント 別 )の 推 移 セブン&アイ ホールディングスの 業 績 の 推 移 を 概 観 したが 次 にセグメント 別 に 業 績 の 推 移 をさらに 詳 しく 見 てみたい CVS 図 表 3-2 セブン&アイ ホールディングスの 業 績 等 (セグメント 別 )の 推 移 セグメント 別 2006 年 2 月 期 の 概 要 日 本 では 基 本 戦 略 である 高 密 度 集 中 出 店 方 式 に 基 づき 既 存 出 店 地 域 に おいて 新 規 出 店 を 継 続 するとともに 商 圏 の 変 化 に 対 応 するための 立 地 移 転 を 実 施 した また 当 年 度 より 新 たに 岐 阜 県 および 三 重 県 への 出 店 も 始 めた 当 年 度 末 の 国 内 店 舗 数 は 34 都 道 府 県 で 11,310 店 舗 (484 店 舗 増 )となった また 海 外 の 連 結 子 会 社 を 加 えた 店 舗 数 は 17,222 店 舗 (534 店 舗 増 )となった なお 海 外 のエリ アライセンシー(7-Eleven, Inc.より 限 定 されたエリアでセブン-イレブンを 運 営 す るライセンスを 与 えられた 企 業 )の 店 舗 を 含 めた 世 界 のセブン-イレブン 店 舗 数 は 29,706 店 舗 (1,979 店 舗 増 )となり グローバルな 店 舗 ネットワークを 一 層 拡 大 した なお 店 舗 数 の 増 減 は 日 本 は 平 成 18 年 2 月 末 と 平 成 17 年 2 月 末 比 それ 以 外 は 平 成 17 年 12 月 と 平 成 16 年 12 月 比 の 増 減 数 を 記 載 商 品 面 では 当 社 グループ 店 舗 でしか 手 に 入 らない 差 別 化 商 品 の 導 入 や 地 域 ごとに 異 なる 嗜 好 にきめ 細 かく 対 応 した 地 域 限 定 商 品 の 導 入 マーケットのニーズ の 変 化 に 対 応 するため 味 や 健 康 面 にこだわった 商 品 づくりに 努 めるとともに 少 量 パックの 商 品 の 積 極 的 な 導 入 にも 努 めた 店 舗 運 営 面 では 変 化 する 商 圏 客 層 使 われ 方 に 最 も 適 した 品 揃 えや 陳 列 方 法 の 実 現 に 注 力 高 齢 化 社 会 の 進 展 に 対 応 し 近 隣 の 客 を 訪 問 して 注 文 を 受 ける 御 用 聞 き を 行 うことで 顧 客 層 の 拡 大 に 努 めた 海 外 は 米 国 の 7-Eleven, Inc.の 業 績 が ファスト フードや 飲 料 などの 貢 献 により 好 調 に 推 移 した また 中 国 のセブン-イレブン 北 京 有 限 会 社 は 順 調 な 売 上 を 継 続 するとともに 平 成 17 年 12 月 末 時 点 で 30 店 にまで 店 舗 網 を 拡 大 した 当 年 度

SS 百 貨 店 フード サービス 金 融 関 連 のCVS 事 業 の 営 業 収 益 は 2,015,236 百 万 円 営 業 利 益 は 209,815 百 万 円 客 により 一 層 支 持 される 店 づくりに 向 けて 商 品 開 発 や 店 舗 展 開 などあらゆる 面 で 新 たな 取 り 組 みを 実 施 した 衣 料 品 分 野 は 客 の 視 点 に 立 って 見 やすさ わ かりやすさ 買 いやすさ を 追 求 するため モデル 店 舗 を 中 心 として 商 品 の 絞 込 みと 性 別 や 年 代 ごとのくくりを 明 確 にした 売 場 づくりに 注 力 した 商 品 は ファッションに 様 々なこだわりを 持 つ 客 のニーズを 捉 えるために 既 存 ブランドのコンセプトの 見 直 しと 整 理 統 合 の 実 施 ターゲットとなる 顧 客 層 を 明 確 に 絞 った 新 規 ブランドの 開 発 導 入 の 推 進 など 品 揃 えの 拡 充 に 努 めた 新 規 ブランドは 商 品 供 給 力 の 向 上 と 収 益 性 の 改 善 を 図 るため 企 画 から 販 売 まで 一 貫 した 計 画 に 基 づく 生 産 体 制 を 構 築 するとともに 売 場 展 開 販 売 促 進 販 売 体 制 の 強 化 などもあわせて 実 施 するな ど 売 上 向 上 に 向 けた 総 合 的 な 取 り 組 みを 実 施 した 食 品 分 野 は グループ 内 企 業 とのシステム 統 合 を 開 始 した 導 入 した 食 品 シス テム では 商 品 開 発 や 物 流 面 での 効 率 化 を 目 指 して 商 品 分 類 などを 統 一 した ま た 発 注 端 末 に 無 線 LANを 活 用 するなどハード 面 の 強 化 も 行 い 発 注 精 度 の 改 善 や 作 業 性 の 向 上 に 努 めた 店 舗 展 開 は 都 市 部 におけるモール 型 店 舗 の 出 店 に 注 力 した 特 に 蘇 我 札 幌 川 口 において 開 店 した 都 市 型 モール アリオ は イト-ヨーカドーを 核 テナント に 据 え 人 気 のショップやレストランを 数 多 く 誘 致 することで 年 寄 りからニューファ ミリーまで 幅 広 い 世 代 の 客 から 支 持 を 得 た 新 規 出 店 に 加 えて 収 益 性 を 重 視 した 店 舗 網 の 再 構 築 も 実 施 した 当 年 度 のSS 事 業 の 営 業 収 益 は 1,687,734 百 万 円 営 業 利 益 は 15,381 百 万 円 となった MR およびその 子 会 社 の 業 績 は 貸 借 対 照 表 のみを 連 結 し 損 益 計 算 書 は 連 結 し ていない レストラン 事 業 は 引 き 続 き 絶 対 的 なおいしさの 追 求 健 康 と 安 心 感 のある 料 理 待 たせない 心 をこめたサービス に 取 り 組 み 積 極 的 な 個 店 販 促 を 実 施 する とともに 旬 の 新 素 材 を 取 り 入 れたメニューやセットメニューなどの 投 入 に 注 力 し た しかしながら 天 候 不 順 等 の 影 響 もあり 当 年 度 のレストラン 事 業 の 営 業 収 益 は 124,025 百 万 円 営 業 利 益 は 2,625 百 万 円 セブン 銀 行 のATM 設 置 店 舗 数 は 平 成 17 年 2 月 末 に 比 べ 1,222 台 増 加 し 当 年 度 末 で 11,188 台 平 成 18 年 3 月 には 宮 城 県 におけるサービスを 開 始 したことでAT M 設 置 都 道 府 県 は 30 となり セブン-イレブンが 本 格 的 に 店 舗 を 展 開 している 地 域 全 てにおいてATMサービスを 提 供 できるようになった また 1 日 1 台 あたり 平 均 利 用 件 数 も 当 初 予 想 を 大 きく 上 回 る 88 件 となった また カード 事 業 を 手 がけるア イワイ カード サービスも 客 の 認 知 度 の 高 まりと 業 容 の 拡 大 により 収 益 が 改 善 し た 金 融 関 連 事 業 の 営 業 収 益 は 82,289 百 万 円 営 業 利 益 は 17,278 百 万 円 となっ た

その 他 CVS その 他 の 事 業 の 当 年 度 の 業 績 は EC 事 業 不 動 産 事 業 を 営 む 子 会 社 の 貢 献 な どから 営 業 収 益 19,780 百 万 円 営 業 利 益 808 百 万 円 となった セグメント 別 2007 年 2 月 期 の 概 要 日 本 における 出 店 は 当 年 度 末 の 国 内 店 舗 数 は 34 都 道 府 県 で 11,735 店 舗 ( 前 年 同 期 比 425 店 舗 増 )となった 商 品 面 では 主 力 のファスト フードにおける 保 存 料 合 成 着 色 料 の 不 使 用 はもとより サンドイッチや 焼 きたてパンに 含 まれるトラン ス 脂 肪 酸 の 低 減 やリン 酸 塩 の 排 除 など 安 心 安 全 な 商 品 の 提 供 にも 取 り 組 んだ また 当 社 グループのスケールメリットを 活 かした 商 品 調 達 を 推 進 することで 調 達 コストの 削 減 にも 努 めた 店 舗 運 営 面 では 発 注 精 度 の 向 上 店 ごとに 異 なる 客 層 に 対 応 する 品 揃 えの 実 現 電 子 マネー nanaco(ナナコ) を 展 開 するための 基 盤 整 備 を 目 的 として 第 6 次 総 合 情 報 システムの 全 店 への 導 入 を 平 成 19 年 3 月 に 完 了 した 海 外 は 米 国 の 7-Eleven,Inc.が シカゴ 地 区 で 約 200 店 舗 のコンビニエンスストア を 運 営 する White Hen Pantry,Inc.を 買 収 するなど 店 舗 網 の 拡 大 に 注 力 するととも に フランチャイズ 店 の 拡 充 を 進 めた 北 米 の 店 舗 数 はフランチャイズ 店 の 3,828 店 舗 ( 前 年 同 期 比 320 店 舗 増 )を 含 む 6,050 店 舗 ( 前 年 同 期 比 221 店 舗 増 )となった 加 えて 約 800 店 舗 の 改 装 を 実 施 し 既 存 店 舗 の 活 性 化 にも 積 極 的 に 取 り 組 んだ 商 品 面 では ファスト フードの 売 上 が 順 調 に 推 移 したことに 加 え 原 油 価 格 の 上 昇 によりガソリンの 売 上 も 前 年 同 期 に 対 し 増 加 した セブン-イレブン 北 京 は 中 国 北 京 市 に 50 店 舗 ( 前 年 同 期 比 20 店 舗 増 )を 出 店 して おり 今 後 のフランチャイズ 展 開 に 向 けてのシステム 整 備 を 進 めている 当 年 度 の CVS 事 業 の 営 業 収 益 は 2,249,648 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 111.6%) 営 業 利 益 は 206,090 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 98.2%)となった なお 海 外 のエリアライセンシーの 店 舗 を 含 めた 世 界 のセブン-イレブン 店 舗 数 は 17 の 国 や 地 域 において 31,835 店 舗 ( 前 年 同 期 比 2,129 店 舗 増 ) SS 日 本 における 総 合 スーパー 事 業 の 店 舗 数 は 亀 有 ( 東 京 都 ) 八 尾 ( 大 阪 府 )へ のモール 型 ショッピングセンター アリオ の 出 店 を 含 む3 店 舗 の 開 店 と イトーヨー カドー の7 店 舗 の 閉 店 により 174 店 舗 ( 前 年 同 期 比 4 店 舗 減 ) 食 品 分 野 は 地 域 ごとの 契 約 農 家 からの 地 場 野 菜 や 客 が 生 産 者 をトレースできる 顔 が 見 える 食 品 の 販 売 拡 大 産 地 から 直 送 する 近 海 ものの 鮮 魚 の 仕 入 れ 強 化 など 味 鮮 度 安 全 性 をアピールすることで 売 上 の 向 上 に 努 めた 衣 料 品 分 野 は 独 自 開 発 によ る PB の 導 入 に 引 き 続 き 注 力 するとともに メーカーとの 共 同 開 発 によるイトーヨー カドー 専 用 商 品 の 積 極 的 な 展 開 も 推 進 した 店 舗 運 営 面 では 立 地 特 性 にあった 品 揃 えを 強 化 するとともに 社 内 ライセンス 制 度 の 拡 充 による 生 鮮 品 の 加 工 技 術 や 販 売 における 接 客 技 術 の 向 上 に 取 り 組 んだ 新 たな 販 売 チャネルの 確 立 を 目 的 として 客 にインターネットで 注 文 を 受 けた 商 品 を 自 宅 まで 届 ける アイワイネット

百 貨 店 フード サービス を 当 年 度 末 現 在 で9 店 舗 において 実 施 今 後 更 なる 利 便 性 の 向 上 を 目 的 として 実 施 店 舗 の 拡 大 を 予 定 国 内 の 食 品 スーパー 事 業 は 平 成 18 年 9 月 1 日 に 完 全 子 会 社 化 したヨークベニマルが 東 北 地 方 を 中 心 に 128 店 舗 ( 前 年 同 期 比 12 店 舗 増 )を 運 営 している また 関 東 地 方 を 中 心 に 店 舗 を 展 開 する 株 式 会 社 ヨークマート は 58 店 舗 ( 前 年 同 期 比 1 店 舗 増 )を 運 営 している 海 外 は 中 国 北 京 市 に6 店 舗 ( 前 年 同 期 比 1 店 舗 増 )の 総 合 スーパーと1 店 舗 ( 前 年 同 期 比 1 店 舗 減 )の 食 品 スーパーを また 四 川 省 成 都 に2 店 舗 ( 前 年 同 期 比 店 舗 増 減 なし)の 総 合 スーパーを 展 開 している これら 店 舗 の 売 上 は それぞれの 地 域 の 客 に 喜 ばれる 店 づくりに 努 めることで 順 調 に 推 移 当 年 度 のスーパーストア 事 業 の 営 業 収 益 は 1,882,935 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 111.6%) 営 業 利 益 は 29,170 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 189.6%)となった 当 年 度 より 新 たに 連 結 対 象 となった 百 貨 店 事 業 は そごう 12 店 舗 西 武 百 貨 店 16 店 舗 のあわせて 28 店 舗 を 展 開 している 収 益 性 の 改 善 に 向 けた 取 り 組 みは 店 舗 構 造 改 善 ( 大 規 模 店 舗 改 装 )をそごう 千 葉 店 と 西 武 百 貨 店 有 楽 町 店 秋 田 店 で 実 施 した そごう 千 葉 店 は お 遊 びに お 買 い 物 に そごう 遊 覧 百 貨 店 というコンセプトのもと 百 貨 店 と4つの 専 門 館 からな る 複 合 商 業 施 設 を 展 開 し 千 葉 県 を 中 心 とした 広 範 囲 の 客 にむけてフルラインアッ プでの 品 揃 えの 提 案 を 強 化 した 西 武 百 貨 店 有 楽 町 店 においては 働 く 女 性 のライ フスタイルをサポートする キャリアライフスタイルストア というコンセプトのもと 日 本 初 の ビューティー&ヘルスケア に 特 化 した ビューティー 館 と 新 進 デザイナ ーズブランドや 新 業 態 セレクトショップを 積 極 的 に 導 入 した ファッション 館 を 展 開 するなど トレンド 発 信 基 地 としてより 特 徴 のある 店 づくりに 注 力 した 更 に 守 りか ら 攻 めへの 展 開 を 明 確 にし 商 品 を 軸 として 地 域 別 店 舗 別 にマーケットや 競 合 与 件 を 踏 まえたきめ 細 かな 店 舗 運 営 も 進 めた 当 年 度 の 百 貨 店 事 業 の 営 業 収 益 は 988,357 百 万 円 営 業 利 益 ( 当 社 連 結 決 算 に おける 連 結 調 整 勘 定 償 却 などの 調 整 後 )は 26,772 百 万 円 となった デニーズ を 運 営 するデニーズジャパンは 585 店 舗 ( 前 年 同 期 比 2 店 舗 増 )を 展 開 している 店 舗 運 営 面 では 店 舗 オペレーションの 見 直 しや 改 装 を 実 施 するな ど 居 心 地 の 良 いレストランを 目 指 した 接 客 サービスと 雰 囲 気 の 向 上 に 取 り 組 ん だ また 旬 の 素 材 を 使 用 した 料 理 季 節 や 客 のニーズを 先 取 りしたメニューを 提 案 するとともに 原 材 料 のトレーサビリティの 確 立 や 低 アレルゲンメニューの 開 発 を 推 進 することにより 安 心 安 全 な 商 品 の 提 供 にも 努 めた 加 えて 新 たな 業 態 の 試 験 的 な 導 入 するなど 変 化 する 客 のニーズにあわせたレストランづくりにも 着 手 し た しかし 天 候 不 順 などの 影 響 もあり 当 年 度 のレストラン 事 業 の 営 業 収 益 は 121,683 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 98.1%) 営 業 利 益 は 931 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 35.5%)

となりました 平 成 19 年 1 月 10 日 にセブン&アイ フードシステムズを 設 立 した 今 後 は グループ 内 におけるレストラン 事 業 の 統 合 再 編 を 進 めることで 効 率 性 の 改 金 融 関 連 その 他 CVS 善 を 図 り 新 業 態 の 開 発 にも 取 り 組 む セブン 銀 行 の 当 年 度 末 におけるATM 設 置 台 数 は 12,101 台 ( 前 年 同 期 比 913 台 増 )となりました ATM 設 置 地 域 は 32 都 道 府 県 と セブン-イレブンが 本 格 的 に 店 舗 を 展 開 している 全 地 域 においてATMサービスを 提 供 している 1 日 1 台 当 たり 平 均 利 用 件 数 は 提 携 先 やATMの 設 置 拡 大 などにより 97 件 となった 更 なるATM 網 の 拡 大 を 目 的 としてグループ 外 へのATM 設 置 を 検 討 した クレジットカード 事 業 を 手 がけるアイワイ カード サービスにおいては 客 の 認 知 度 の 高 まりに 伴 いクレジットカード 発 行 枚 数 が 280 万 枚 ( 前 年 同 期 比 19 万 枚 増 )に 増 えた また 顧 客 満 足 の 向 上 や 新 規 需 要 の 拡 大 を 目 的 として 1,500 万 人 の 会 員 を 擁 するANAマイレージクラブのポイントとアイワイカードのポイントを 相 互 交 換 す るサービスも 始 めた 更 に 平 成 19 年 4 月 23 日 より nanaco(ナナコ) を 東 京 都 内 のセブン-イレブン 約 1,500 店 舗 に 導 入 を 開 始 し 平 成 19 年 5 月 末 には 全 国 のセブ ン-イレブン 店 舗 で 利 用 できるよう 順 次 展 開 地 域 を 拡 大 していく 金 融 関 連 事 業 における 新 たなサービスとして 営 業 用 現 金 ( 釣 銭 ) 提 供 サービス を 展 開 する 新 会 社 の 設 立 に 向 けた 準 備 にも 着 手 した 当 年 度 の 金 融 関 連 事 業 の 営 業 収 益 は 100,295 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 121.9%) 営 業 利 益 は 24,547 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 142.1%) その 他 の 事 業 の 当 年 度 の 業 績 は EC 事 業 配 食 事 業 不 動 産 事 業 を 営 む 子 会 社 の 貢 献 などから 営 業 収 益 32,340 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 163.5%) 営 業 利 益 1,621 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 200.7%)となった とりわけ 前 年 度 に 子 会 社 化 したEC 事 業 を 営 むセブンアンドワイ 株 式 会 社 は インターネットビジネスの 市 場 拡 大 により 順 調 に 売 上 利 益 を 伸 ばした セグメント 別 2008 年 2 月 期 の 概 要 国 内 の 出 店 は 都 市 部 への 出 店 を 強 化 するとともに 好 立 地 への 店 舗 移 転 を 積 極 的 に 進 めた 当 年 度 末 時 点 の 国 内 店 舗 数 は 34 都 道 府 県 で 12,034 店 舗 ( 前 年 同 期 比 299 店 舗 増 )となった 商 品 面 では 地 方 自 治 体 との 連 携 を 強 化 し 地 産 地 消 や 健 康 増 進 食 育 などのコ ンセプトに 基 づいた 商 品 の 開 発 にも 注 力 した また 店 内 のフライヤー( 揚 物 用 調 理 器 具 )で 調 理 したフライドチキンなどの 新 たなファスト フード 商 品 の 販 売 も 始 め た 当 年 度 末 時 点 の 新 たなファスト フード 取 扱 店 舗 数 は 約 2,700 店 舗 にまで 順 調 に 拡 大 するとともに 販 売 も 好 調 に 推 移 北 米 は 出 店 加 速 およびフランチャイズ(FC) 化 の 促 進 に 向 け 店 舗 開 発 担 当 者 の 育 成 に 注 力 するとともに 既 存 店 舗 の 積 極 的 な 改 装 や 不 採 算 店 舗 の 閉 鎖 も 進 め た 当 年 度 末 時 点 の 北 米 における 店 舗 数 はFC 店 の 4,041 店 舗 ( 前 年 同 期 比 213 店

SS 舗 増 )を 含 む 6,088 店 舗 ( 前 年 同 期 比 38 店 舗 増 )となった 商 品 面 では ファスト フ ード 商 品 の 品 揃 えの 拡 大 や 地 区 商 品 の 開 発 に 注 力 した 米 国 経 済 が 減 速 する 中 で 米 国 既 存 店 商 品 売 上 高 伸 び 率 は 好 調 に 推 移 し 45 四 半 期 連 続 でプラス 成 長 を 維 持 した セブン-イレブン 北 京 有 限 会 社 は 中 国 北 京 市 に 60 店 舗 ( 前 年 同 期 比 10 店 舗 増 ) を 出 店 しており 今 後 のフランチャイズ 展 開 に 向 けてのシステム 整 備 を 進 めてい る 当 年 度 のCVS 事 業 の 営 業 収 益 は 2,395,701 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 106.5%) 営 業 利 益 は 201,032 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 97.5%)となりました なお 海 外 のエリアライ センシー(7-Eleven,Inc.より 限 定 されたエリアでセブン-イレブンを 運 営 するライセ ンスを 与 えられた 企 業 )の 店 舗 を 含 めた 世 界 のセブン-イレブン 店 舗 数 は 17 の 国 や 地 域 において 33,913 店 舗 ( 前 年 同 期 比 2,078 店 舗 増 )となりました なお 店 舗 数 の 増 減 につきましては 日 本 国 内 は 平 成 20 年 2 月 末 と 平 成 19 年 2 月 末 比 それ 以 外 は 平 成 19 年 12 月 末 と 平 成 18 年 12 月 末 比 の 増 減 数 を 記 載 している SS 事 業 は 平 成 18 年 9 月 に 子 会 社 化 したヨークベニマル 平 成 19 年 7 月 に 子 会 社 化 した 赤 ちゃん 本 舗 平 成 19 年 11 月 に 子 会 社 化 した 藤 越 の 業 績 を 含 む イト ーヨーカ 堂 は 平 成 19 年 11 月 に 出 店 したモール 型 ショッピングセンターとして6 店 舗 目 となる Ario(アリオ) 西 新 井 を 含 む3 店 舗 の 開 店 と1 店 舗 の 閉 店 により 176 店 舗 ( 前 年 同 期 比 2 店 舗 増 )を 運 営 している 商 品 面 では 食 品 分 野 における 安 心 安 全 な 商 品 の 提 供 を 目 的 に 国 産 に 限 定 し 生 産 者 まで 明 確 にした 顔 が 見 える 食 品 の 品 揃 えを 強 化 するとともに グループの 新 たなPB 商 品 である セブンプレミアム の 販 売 に 注 力 した また 衣 料 品 部 門 や 住 居 関 連 商 品 部 門 は 個 店 ごとの 客 層 立 地 条 件 店 舗 規 模 に 合 わせて 品 揃 えや 売 場 展 開 を 見 直 すなど 収 益 性 の 改 善 に 努 めた 新 たな 販 売 チャネルとして 客 がインターネットを 介 して 注 文 した 商 品 を 自 宅 まで 届 けるネットスーパーの 実 施 店 舗 を 当 年 度 末 時 点 で 80 店 舗 にまで 拡 大 し た 国 内 で 食 品 スーパーを 展 開 するヨークベニマルは 東 北 地 方 を 中 心 に 149 店 舗 (ス ーパーカドヤとの 合 併 による 増 加 16 店 舗 を 含 む 前 年 同 期 比 21 店 舗 増 )を ヨーク マートは 首 都 圏 を 中 心 に 60 店 舗 ( 前 年 同 期 比 2 店 舗 増 )を ヨークベニマルは 競 合 環 境 が 厳 しい 東 北 地 方 において 小 商 圏 において 繰 り 返 し 来 店 される 客 の 日 常 の 食 卓 をより 楽 しく 豊 かに 便 利 にする といったコンセプトのもと セブンプレミ アム の 品 揃 えと 販 売 を 強 化 するとともに 店 舗 運 営 面 においては 作 業 計 画 の 精 度 向 上 を 図 ることにより 作 業 効 率 の 改 善 やコスト 削 減 にも 注 力 した 中 国 は 北 京 市 で 華 糖 洋 華 堂 商 業 有 限 公 司 が 総 合 スーパー7 店 舗 ( 前 年 同 期 比 1 店 舗 増 )を 北 京 王 府 井 洋 華 堂 商 業 有 限 公 司 が 食 品 スーパー2 店 舗 ( 前 年 同 期 比 1 店 舗 増 )を 展 開 しており 四 川 省 成 都 市 では 成 都 伊 藤 洋 華 堂 有 限 公 司 が 総 合

百 貨 店 フード サービス 金 融 関 連 事 業 スーパー3 店 舗 ( 前 年 同 期 比 1 店 舗 増 )を 展 開 している 店 舗 運 営 面 では 現 地 の 幹 部 やスタッフの 登 用 を 積 極 的 に 進 めるとともに 客 のニーズにあった 品 揃 えや 売 場 展 開 の 強 化 にも 努 め 各 店 舗 の 業 績 は 好 調 に 推 移 している 当 年 度 のスーパー ストア 事 業 の 営 業 収 益 は 2,109,049 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 112.0%) 営 業 利 益 は 34,058 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 116.8%)となり 増 収 増 益 を 収 めることができた 百 貨 店 事 業 は 平 成 19 年 3 月 に 子 会 社 化 したロフトの 業 績 を 含 む 西 武 百 貨 店 は 平 成 19 年 3 月 に 渋 谷 店 平 成 19 年 9 月 に 所 沢 店 を 全 館 リニューアルオープンし た 渋 谷 店 は 日 本 有 数 の 高 質 マーケットに 特 化 した 店 舗 として 高 感 度 なファッシ ョンを 独 自 に 提 案 した 自 主 編 集 売 場 やこだわりの 食 材 を 集 めた グルメマルシェ を 展 開 するなど 新 たなニーズへの 対 応 を 推 進 した また 日 本 最 大 級 の 54 のブラ ンドを 誇 る ラグジュアリーゾーン や 高 質 エステをはじめとする 総 合 的 な ビューテ ィーゾーン を 展 開 するなど 渋 谷 店 ならではの 特 徴 づくりにも 注 力 した 所 沢 店 は 都 市 部 でしか 手 に 入 らなかった 高 感 度 なファッションを 独 自 に 提 案 する 自 主 編 集 売 場 や 県 内 有 数 規 模 の ビューティー&ケアゾーン を 展 開 するとともに 旬 鮮 度 品 質 はもとより 価 格 にもこだわった 食 材 を 提 案 する 食 のゾーン を 展 開 するな ど 地 域 に 根 ざした 近 郊 百 貨 店 モデル 店 舗 として 新 生 した 当 年 度 の 百 貨 店 事 業 の 営 業 収 益 は 店 舗 改 装 効 果 などにより 1,025,354 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 103.7%) 営 業 利 益 は 店 舗 改 装 に 伴 う 費 用 の 発 生 などにより 25,764 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 96.2%)となった セブン&アイ フードシステムズは 平 成 19 年 9 月 にデニーズジャパン ファミー ル ヨーク 物 産 を 吸 収 合 併 し 既 存 事 業 をレストラン コントラクトフード( 社 員 食 堂 病 院 学 校 などにおける 給 食 サービスの 受 託 ) ファスト フードの3 事 業 部 に 再 編 した これにより フードサービス 事 業 の 収 益 性 の 改 善 に 向 けた 取 組 む 体 制 を 整 え た 外 食 業 界 を 取 り 巻 く 厳 しい 事 業 環 境 の 中 従 業 員 教 育 に 注 力 し 接 客 サービス 調 理 技 術 の 向 上 に 努 めた また 使 用 する 食 材 も 安 全 性 を 追 求 した 旬 の 素 材 を 活 かしたメニューの 開 発 や 新 業 態 開 発 など 既 存 店 舗 の 活 性 化 を 図 るとともに 多 様 化 するニーズへの 対 応 も 進 めたが 様 々な 施 策 の 効 果 が 充 分 に 発 揮 できなかった ことにより 当 年 度 のフードサービス 事 業 の 営 業 収 益 は 113,980 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 93.7%) 営 業 損 失 は 4,231 百 万 円 ( 前 年 同 期 は 931 百 万 円 の 営 業 利 益 )となっ た セブン 銀 行 は グループ 店 舗 へのATM 設 置 を 拡 大 するとともに 野 村 證 券 の 全 支 店 や 空 港 ホテルなどのグループ 外 への 設 置 も 推 進 した また 平 成 19 年 7 月 には 海 外 で 発 行 されたキャッシュカードやクレジットカードによる 日 本 円 の 引 出 しお よび 残 高 照 会 のサービスを 開 始 するなど 新 たなサービスの 展 開 によるATMサー ビスの 付 加 価 値 向 上 に 努 めた 平 成 20 年 2 月 末 時 点 のATM 設 置 台 数 は 13,017

台 ( 前 年 同 期 比 916 台 増 )となり 1 日 1 台 当 たりの 平 均 利 用 件 数 は 108 件 ( 前 年 同 期 比 11 件 増 )と 好 調 に 推 移 クレジットカード 事 業 を 展 開 するアイワイ カード サービスは nanaco(ナナコ) カードの 発 行 を 推 進 するとともに クレジットカードの 発 行 および 利 用 の 促 進 にも 注 力 した 当 年 度 末 時 点 のクレジットカードの 発 行 枚 数 は 295 万 枚 ( 前 年 同 期 比 15 万 枚 増 )となり 利 用 率 の 上 昇 とともに 収 益 性 も 向 上 している 当 年 度 の 金 融 関 連 事 業 の 営 業 収 益 はセブン 銀 行 の 好 調 な 収 益 などにより 117,955 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 117.6%) 営 業 利 益 はセブン 銀 行 における 新 型 ATM への 入 れ 替 えや アイワイ カード サービスにおける nanaco(ナナコ) の 発 行 な どに 伴 う 先 行 投 資 に 係 る 費 用 の 発 生 により 21,071 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 85.8%)とな その 他 CVS った IT 事 業 は 平 成 19 年 12 月 に 次 世 代 型 ショッピングポータルサイトの 展 開 を 目 的 に 設 立 された 株 式 会 社 日 テレ7(ニッテレセブン) へ 出 資 した これにより 国 内 に おける 約 13,000 のグループ 店 舗 網 を 活 用 し メディアと 消 費 の 融 合 を 目 指 す 新 たなビジネスモデルの 構 築 に 着 手 した 配 食 事 業 を 展 開 する 株 式 会 社 セブン ミー ルサービスの 業 績 は 平 成 19 年 7 月 までにサービス 展 開 エリアを 7-11J セブン-イ レブン ジャパンの 全 出 店 地 域 へ 順 次 拡 大 したことにより 好 調 に 推 移 した 当 年 度 のその 他 の 事 業 の 営 業 収 益 は 36,653 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 113.3%) 営 業 利 益 は 2,488 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 153.5%)となりました セグメント 別 2009 年 2 月 期 の 概 要 国 内 では 都 市 部 への 出 店 を 強 化 するとともに 好 立 地 への 店 舗 移 転 を 積 極 的 に 進 めた 企 業 や 工 場 病 院 学 校 などへ 小 型 店 舗 を 展 開 するとともに 平 成 21 年 1 月 には 富 山 県 と 福 井 県 平 成 21 年 2 月 には 島 根 県 にそれぞれ 出 店 地 域 を 拡 大 し た 当 年 度 末 時 点 の 店 舗 数 は 37 都 道 府 県 で 12,298 店 舗 ( 前 年 同 期 比 264 店 舗 増 ) となった 北 米 の 7-Eleven,Inc は 急 速 な 景 気 悪 化 に 加 え ガソリン 価 格 の 乱 高 下 や 商 品 価 格 の 上 昇 など 厳 しい 小 売 環 境 の 中 ファスト フード 商 品 やPB 商 品 など の 差 別 化 商 品 の 開 発 と 販 売 に 注 力 したことなどにより 米 国 既 存 店 商 品 売 上 高 伸 び 率 は 前 年 を 上 回 って 推 移 した また 新 規 出 店 や 店 舗 のFC 化 に 注 力 した 結 果 平 成 20 年 12 月 末 時 点 の 店 舗 数 はフランチャイズ 店 の 4,220 店 舗 ( 前 年 同 期 比 179 店 舗 増 )を 含 む 6,196 店 舗 ( 前 年 同 期 比 108 店 舗 増 )となった 中 国 は セブン-イレブン 北 京 有 限 会 社 が 北 京 市 に 平 成 20 年 12 月 末 時 点 で 72 店 舗 ( 前 年 同 期 比 12 店 舗 増 )を 運 営 しており ファスト フード 商 品 を 中 心 に 売 上 は 好 調 に 推 移 した また 平 成 20 年 4 月 に 設 立 したセブン-イレブン 中 国 有 限 公 司 は 中 国 上 海 市 内 におけるエリアライセンシーによる 店 舗 展 開 に 向 けた 準 備 を 進 め た 当 年 度 のCVS 事 業 の 営 業 収 益 は 為 替 が 円 高 に 振 れたため 前 年 同 期 比 96.4%となったものの 営 業 利 益 は 106.1%と 増 益 になった

SS イトーヨーカ 堂 は 当 年 度 末 時 点 で 175 店 舗 ( 前 年 同 期 比 1 店 舗 減 )を 運 営 してい る 平 成 20 年 3 月 にはモール 型 ショッピングセンターとして7 店 舗 目 となる Ario(ア リオ) 鳳 平 成 20 年 11 月 にはNSC 型 ( 近 隣 型 商 業 施 設 ) 店 舗 イトーヨーカドー 本 牧 を 開 店 した 一 方 で3 店 舗 を 閉 店 した また 新 業 態 の 店 舗 として 食 品 を 中 心 とし たディスカウントストア ザ プライス を2 店 舗 都 心 部 の 好 立 地 を 生 かした 都 市 型 ホームセンター1 店 舗 をそれぞれ 改 装 オープン SS 事 業 は 微 増 収 ( 前 年 同 期 比 100.8%)となったものの 営 業 利 益 は イトーヨーカ 堂 の 減 益 により 前 年 同 期 比 72.6% 落 ち 込 んだ 百 貨 店 平 成 20 年 3 月 に そごう 八 王 子 店 を 全 館 リニューアルオープン 平 成 20 年 10 月 には 西 武 池 袋 本 店 の 主 力 売 場 の 一 つである 婦 人 雑 貨 と 婦 人 ファッション 売 場 をリニューアルオープンいたしました また グループシナジー 効 果 の 拡 大 に 向 け て 平 成 20 年 10 月 にMR 内 に グループシナジープロジェクト を 立 ち 上 げ 各 事 業 会 社 との 連 携 を 円 滑 にする 組 織 体 制 を 構 築 した 百 貨 店 事 業 は 営 業 収 益 が 96.9% 営 業 利 益 が 衣 料 品 などの 販 売 不 振 により 71.2%になった フード 外 食 産 業 を 取 り 巻 く 事 業 環 境 は 引 き 続 き 厳 しい 状 況 下 にあり 営 業 収 益 は 前 年 サービス 同 期 比 90.1% 営 業 損 益 は 2948 百 万 円 の 損 失 となった 金 融 関 連 セブン 銀 行 は 利 用 者 の 多 いセブン-イレブン 店 舗 へのATM2 台 目 設 置 を 含 め たグループ 内 へのATM 設 置 に 加 え 空 港 やホテル 病 院 高 速 道 路 のパーキング エリアといったグループ 外 への 設 置 も 推 進 することにより 順 調 にATM 網 を 拡 大 し た また ICカードを 利 用 できる 金 融 機 関 との 提 携 を 拡 大 するなどATMの 利 便 性 を 高 めるサービスを 拡 充 した 当 年 度 末 時 点 のATM 設 置 台 数 は 13,755 台 ( 前 年 同 期 比 738 台 増 )となり 当 期 間 中 の1 日 1 台 当 たりの 平 均 利 用 件 数 は 114.0 件 ( 前 年 同 期 比 5.7 件 増 )と 好 調 に 推 移 した 電 子 マネー nanaco(ナナコ) のグループ 内 外 への 拡 大 を 推 進 し 当 連 結 会 計 年 度 末 時 点 の 利 用 可 能 店 舗 数 を 約 23,000 店 舗 に まで 拡 大 した 金 融 関 連 の 営 業 収 益 は 105.9% 営 業 利 益 は 120.9%と 好 調 を 維 持 し ている その 他 セブン&アイ ネットメディアが 中 心 となってグループの IT/サービス 事 業 の 再 構 築 を 進 めている 営 業 収 益 は 前 年 同 期 比 95.7% 営 業 利 益 は 83.2%となった セグメント 別 2010 年 2 月 期 の 概 要 CVS 国 内 で 出 店 の 基 本 戦 略 を 積 極 的 に 進 めた また 平 成 21 年 11 月 には 京 浜 急 行 電 鉄 株 式 会 社 との 業 務 提 携 により 京 急 線 駅 構 内 へのセブン-イレブン 店 舗 の 出 店 を 始 めるなど 新 たな 立 地 への 展 開 を 平 成 21 年 12 月 には 新 地 域 として 石 川 県 に おける 出 店 を 始 めた 当 年 度 末 時 点 の 店 舗 数 は 38 都 道 府 県 で 12,753 店 舗 ( 前 期 末 比 455 店 舗 増 )となり 出 店 した 店 舗 数 は 過 去 最 高 の 966 店 舗 となった 販 売 面 では セブンプレミアム の 品 揃 え 強 化 や 日 用 雑 貨 における 一 部 商 品 の 価 格 見 直 しを 実 施 するとともに 値 頃 感 のある 弁 当 や 品 質 を 維 持 しながら 消 費 期 限 の 延 長 を 実 現 したチルド 弁 当 の 販 売 を 開 始 するなど 身 近 で 便 利 なお 店 の 実 現 に 向 けた 取 り 組 みを 進 めた しかし taspo(タスポ)の 導 入 から1 年 経 過 したことや 夏 場 の 天 候 不 順 の 影 響 に 加 え 事 業 環 境 の 更 なる 悪 化 により 売 上 は 弱 含 みで 推 移 し

た 北 米 では 7-Eleven,Inc.が 新 規 出 店 や 既 存 店 舗 のFC 化 に 注 力 したことに 加 え 平 成 21 年 12 月 にはボストンにある New England Pantry の 58 店 舗 を 買 収 した ことにより 平 成 21 年 12 月 末 時 点 の 店 舗 数 はFC 店 の 4,649 店 舗 ( 前 年 同 月 末 比 429 店 舗 増 )を 含 む 6,389 店 舗 ( 前 年 同 月 末 比 193 店 舗 増 )となった 売 上 高 はガソ リン 単 価 の 大 幅 な 下 落 と 円 高 により 減 収 となったものの ファスト フード 商 品 やPB 商 品 の 開 発 および 販 売 に 力 をいれたことに 加 え タバコの 小 売 価 格 の 上 昇 による 押 し 上 げ 効 果 もあり ドルベースの 米 国 既 存 店 商 品 売 上 高 は 前 年 を 上 回 って 推 移 した 中 国 では セブン-イレブン 北 京 有 限 会 社 が 平 成 21 年 12 月 末 時 点 で 92 店 舗 ( 前 年 同 月 末 比 20 店 舗 増 )を 展 開 しており その 内 2 店 舗 は 天 津 市 内 にて 運 営 し ている また 平 成 21 年 4 月 には 上 海 市 内 にエリアライセンシーによる 店 舗 展 開 を 始 めた いずれのエリアにおいても 地 元 の 客 のニーズを 捉 え 売 上 は 好 調 に 推 移 した CVS 事 業 の 営 業 収 益 は 7-Eleven,Inc.におけるガソリン 単 価 の 大 幅 な 下 落 と 連 結 する 際 の 為 替 レートが 前 年 同 期 と 比 べ 9.83 円 の 円 高 になったことにより 1,968,555 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 85.3%) 営 業 利 益 は 183,837 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 86.2%)となった なお 営 業 利 益 は 会 計 基 準 の 変 更 に 伴 う 7-Eleven,Inc.に 係 るの れん 償 却 費 の 増 加 が 7,268 百 万 円 円 高 による 押 し 下 げの 影 響 が 約 37 億 円 含 ま れている SS 国 内 の 総 合 スーパーは イトーヨーカ 堂 が 当 年 度 末 時 点 で 174 店 舗 ( 前 期 末 比 1 店 舗 減 )を 運 営 している 食 品 特 化 型 店 舗 など4 店 舗 を 開 店 する 一 方 で 地 方 の 店 舗 を 中 心 に5 店 舗 閉 鎖 した また 新 業 態 の 店 舗 である 生 活 応 援 型 のディスカウ ントストア ザ プライス は 11 店 舗 体 制 となった 更 に 平 成 21 年 8 月 にはアインファ ーマシーズと 連 携 してイトーヨーカドー 店 舗 内 にドラッグストア セブン 美 のガーデ ン を 開 店 するなど グループの 専 門 店 を 活 用 した 売 場 づくりにも 着 手 した 販 売 面 では 消 費 者 の 生 活 防 衛 意 識 や 節 約 志 向 の 高 まりに 加 え 食 品 を 含 む 頻 度 品 全 般 における 市 場 価 格 の 低 下 の 影 響 を 受 けたことなどにより 売 上 は 弱 含 みで 推 移 し た 国 内 の 食 品 スーパーは 当 年 度 末 時 点 でヨークベニマルが 東 北 地 方 を 中 心 に 164 店 舗 ( 前 期 末 比 8 店 舗 増 ) ヨークマートが 首 都 圏 に 62 店 舗 ( 前 期 末 比 2 店 舗 増 )を 運 営 している 内 食 志 向 に 対 応 した 生 鮮 食 品 の 強 化 や セブンプレミアム の 積 極 的 な 販 売 したものの 東 北 地 方 を 中 心 とした 経 済 環 境 は 厳 しさを 増 しており 特 に 夏 場 以 降 の 売 上 は 弱 含 みで 推 移 中 国 では 平 成 21 年 12 月 末 時 点 で 北 京 市 に 総 合 スーパー9 店 舗 ( 前 年 同 月 末 比 1 店 舗 増 )と 食 品 スーパー1 店 舗 四 川 省 成 都 市 に 総 合 スーパー4 店 舗 ( 前 年 同 月 末 比 1 店 舗 増 )をそれぞれ 展 開 しており 特 に 成 都 市 は 好 調 な 売 上 を 継 続 した SS 事 業 の 営 業 収 益 は 2,016,558 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 94.9%) 営 業 利 益 は 主 にイトーヨーカ 堂 が 大 幅 な 経 費 削 減 に 努 めたもの の 売 上 が 厳 しいまま 推 移 したことにより 14,178 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 57.3%)となっ た 百 貨 店 百 貨 店 事 業 は 事 業 基 盤 と 経 営 体 質 の 強 化 を 目 的 として 平 成 21 年 8 月 に MR そごう 西 武 百 貨 店 の3 社 を 合 併 し 存 続 会 社 であるそごうの 商 号 をそごう 西 武 に 変 更 するとともに 平 成 21 年 9 月 にはロビンソン 百 貨 店 を 吸 収 合 併 した 従 来 の 会

フード サービス 金 融 関 連 社 別 の 組 織 管 理 から 基 幹 店 舗 を 中 心 とした 地 域 別 の 組 織 に 変 更 するなど 経 営 の 効 率 化 と 店 舗 における 競 争 力 の 強 化 を 推 進 する 体 制 を 構 築 した また 資 産 効 率 の 向 上 に 向 けた 取 り 組 みとして 平 成 21 年 8 月 末 に そごう 心 斎 橋 店 平 成 21 年 9 月 末 に 西 武 札 幌 店 をそれぞれ 閉 鎖 したことに 加 え 平 成 22 年 12 月 に 西 武 有 楽 町 店 を 閉 鎖 する 基 幹 店 舗 は 西 武 池 袋 本 店 を 中 心 に 積 極 的 な 店 舗 改 装 に よる 売 場 の 活 性 化 と 営 業 力 の 強 化 を 図 った 郊 外 型 の 店 舗 は 百 貨 店 の 枠 組 みを 越 えた 複 合 商 業 施 設 の 確 立 による 店 舗 の 競 争 力 向 上 を 進 めた その 一 例 として 平 成 21 年 9 月 には 西 武 東 戸 塚 店 は 有 力 専 門 店 を 活 用 したショッピングセンター 型 の 運 営 を 導 入 した また プラスポイントフェアなどのキャンペーンを 強 化 した 売 上 は 年 度 の 後 半 にかけてやや 回 復 傾 向 にあったものの 年 度 を 通 じては 景 気 低 迷 や 市 場 価 格 の 下 落 の 影 響 を 大 きく 受 け 衣 料 品 や 美 術 宝 飾 品 などの 高 額 商 品 を 中 心 に 厳 しい 状 況 となった 百 貨 店 事 業 の 営 業 収 益 は 922,847 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 92.9%) 営 業 利 益 は 経 費 削 減 に 努 めたものの 販 売 の 低 迷 により 1,366 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 7.5%) 国 内 は 収 益 性 の 改 善 に 向 けた 経 費 削 減 を 進 める 中 レストラン 事 業 部 門 で 不 採 算 店 舗 を 中 心 に 84 店 舗 を 閉 鎖 した 一 方 販 売 面 では 値 頃 感 のあるメニュー 開 発 の 強 化 やセブン-イレブン ジャパンとの 共 同 販 促 など 客 数 の 増 加 に 向 けた 取 り 組 みを 推 進 するとともに 地 域 限 定 メニュー の 導 入 や 平 日 のランチメニューを 個 店 対 応 に 切 り 替 えるなど 地 域 対 応 の 強 化 を 図 った しかしながら 外 食 業 界 を 取 り 巻 く 環 境 が 厳 しさを 増 して 推 移 したことに 加 え 夏 場 の 天 候 不 順 の 影 響 などもあり 売 上 は 低 迷 した 中 国 では セブン&アイ レストラン( 北 京 ) 有 限 会 社 が 平 成 21 年 7 月 に1 号 店 を 開 店 した フードサービス 事 業 の 営 業 収 益 は 86,420 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 84.1%) また 経 費 削 減 を 徹 底 したことなどにより 前 期 から 207 百 万 円 改 善 の 2,741 百 万 円 の 営 業 損 失 となった セブン 銀 行 は グループ 内 外 へのATMの 設 置 を 拡 大 するとともに ICカードや 暗 証 番 号 変 更 サービスをご 利 用 いただける 金 融 機 関 との 提 携 を 拡 大 してセキュリ ティ 強 化 を 推 進 するなど ATMの 利 便 性 を 高 めるサービスを 順 次 拡 充 した 当 年 度 末 時 点 のATM 設 置 台 数 が 14,570 台 ( 前 期 末 比 815 台 増 )まで 拡 大 するととも に 当 年 度 中 の1 日 1 台 当 たり 平 均 利 用 件 数 につきましても 114.4 件 ( 前 年 同 期 比 0.4 件 増 )と 前 年 を 上 回 って 推 移 した なお 新 たな 金 融 サービスといたしまして 平 成 22 年 1 月 より 個 人 向 けローンサービスを 始 めた アイワイ カード サービスは クレジットカード 事 業 に 引 き 続 き 注 力 するとともに 電 子 マネー 事 業 は nanaco(ナナ コ) のグループ 内 外 への 拡 大 に 加 え グループ 外 会 社 とのポイント 交 換 などのサ ービス 拡 充 にも 取 り 組 んだ nanaco(ナナコ) の 当 年 度 末 時 点 の 発 行 総 件 数 は 約 980 万 件 ( 前 期 末 比 約 230 万 件 増 ) 利 用 可 能 店 舗 数 は 約 31,000 店 舗 ( 前 期 末 比 約 8,000 店 舗 増 )となり いずれも 大 幅 に 増 えた 金 融 関 連 事 業 の 営 業 収 益 はリー ス 会 社 における 会 計 基 準 変 更 の 影 響 により 110,444 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 88.4%)と なった 一 方 で 営 業 利 益 は 主 にセブン 銀 行 が 好 調 に 推 移 したことにより 30,152 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 118.3%)と 大 幅 な 増 益

その 他 セブンカルチャーネットワークは イトーヨーカドーと 西 武 百 貨 店 の 文 化 教 室 事 業 を 引 き 継 ぎ 新 たに 旅 行 事 業 を 融 合 させた 新 しいサービスを 始 めた 平 成 21 年 9 月 より 同 社 が 取 り 扱 う 日 帰 りイベントのチケットを 一 都 三 県 の 7-11J 店 舗 で 販 売 する など グループのインフラを 活 用 した 取 り 組 みを 進 めた IT 事 業 は 平 成 21 年 12 月 にセブンアンドワイをセブンネットショッピングに 商 号 変 更 するとともに グループの リアル 店 舗 とネットを 融 合 した 新 しいネット 通 販 サイトとして セブンネットショッピン グ のサービスを 開 始 するなど グループが 持 つ 経 営 資 源 を 活 用 した 新 しいサービ スの 提 供 に 向 けて 注 力 した その 他 の 事 業 の 営 業 収 益 は 33,669 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 96.0%) 営 業 利 益 は 567 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 27.4%)となった 図 表 3-3 は 図 表 3-1 セブン&アイの 業 績 等 の 推 移 の 中 から CVSの 店 舗 数 の 推 移 を 抜 き 出 したものである 国 内 では 47 都 道 府 県 のうち 2010 年 2 月 期 現 在 38 都 道 府 県 に 出 店 しているが 新 規 立 地 への 出 店 と 同 時 に 競 争 力 がなくなった 店 舗 を 閉 鎖 するなど スクラップ&ビルド 方 式 による 出 店 を 続 けている 海 外 のうち 米 国 は 再 建 が 軌 道 に 乗 りつ つある また 中 国 での 展 開 も 徐 々に 進 んでいる 図 表 3-3 セブン&アイの 店 舗 数 (CVS)の 推 移 年 度 日 本 北 米 中 国 世 界 合 計 店 舗 数 増 加 数 店 舗 数 増 加 数 店 舗 数 増 加 数 店 舗 数 増 加 数 2005 11,320 484 5,829 30 29,706 1,979 2006 11,735 425 6,050 221 50 20 31,835 2,129 2007 12,034 299 6,088 38 60 10 33,913 2,078 2008 12,298 264 6,196 108 72 12 2009 12,753 455 6,389 193 92 20 図 表 3-4 は 金 融 関 連 事 業 の 中 核 であるセブン 銀 行 のATMの 設 置 台 数 の 推 移 を 同 じく 業 績 の 概 要 等 から 抜 き 出 した これによると 台 数 の 増 加 が 続 いていると 同 時 に 1 台 当 たり の 1 日 の 利 用 件 数 も 2009 年 度 は 伸 び 悩 んだものの 増 加 傾 向 にあることは 強 みである そ の 後 も 増 設 が 続 き 2010 年 10 月 末 に 15,000 台 に 乗 せた(eol 決 算 短 信 企 業 ニュース 参 照 ) 図 表 3-4 セブン&アイのATM(セブン 銀 行 )の 設 置 台 数 年 度 台 数 増 加 台 数 利 用 件 数 ( 注 ) 2005 11,188 1,222 88 2006 12,101 913 97 2007 13,017 916 108 2008 13,755 738 114 2009 14,570 815 114.4 ( 注 ) 利 用 件 数 は 1 日 1 台 当 たり

Ⅳ 定 量 的 分 析 セブン&アイの 定 量 的 分 析 からか 始 めることにしよう まず 全 体 像 を 見 るために 主 要 な 経 営 指 標 を 作 成 する 必 要 がある 図 表 4-1 は 有 価 証 券 報 告 書 第 一 部 企 業 情 報 第 1 企 業 の 概 況 1 主 要 な 経 営 指 標 等 の 推 移 を 参 考 にしながら 一 部 の 加 工 データを 付 け 加 えて 作 成 したものである 図 表 4-1 セブン&アイの 主 な 経 営 指 標 ( 単 位 :100 万 円 %) 経 営 指 標 / 年 度 2006 2007 2008 2009 営 業 収 益 売 上 高 5,337,806 4,839,554 5,752,392 5,223,832 5,649,948 5,094,757 5,111,297 4,549,867 営 業 利 益 286,838 281,088 281,865 226,666 EBITDA 419,531 424,730 422,394 358,898 経 常 利 益 282,016 278,262 279,306 226,950 当 期 純 利 益 133,419 130,657 92,336 44,875 総 資 産 3,809,192 3,886,680 3,727,060 3,673,605 純 資 産 1,969,149 2,058,038 1,860,672 1,793,940 有 利 子 負 債 822,107 766,358 793,867 701,486 有 利 子 負 債 比 率 ( 倍 ) 0.43 0.39 0.44 0.39 営 業 活 動 による CF 157,209 465,380 310,007 322,202 投 資 活 動 による CF -235,983-237,184-139,568-115,158 財 務 活 動 による CF 37,241-130,136-169,755-156,708 現 金 等 の 期 末 残 高 570,133 667,770 663,483 717,320 設 備 投 資 278,388 217,738 188,943 211,189 減 価 償 却 費 132,693 143,642 140,529 132,232 自 己 資 本 比 率 50.1 51.1 47.9 46.9 自 己 資 本 当 期 純 利 益 率 7.6 6.7 4.9 2.6 総 資 産 当 期 純 利 益 率 3.7 3.4 2.4 1.2 ( 出 所 )セブン&アイ 有 価 証 券 報 告 書 第 5 期 から 筆 者 が 作 成 ( 注 )1 営 業 収 益 は 売 上 高 に その 他 の 営 業 収 入 を 加 えたもの 2 EBITDA は 営 業 利 益 に 減 価 償 却 費 を 加 えたもの 3 有 利 子 負 債 は 短 期 借 入 金 1 年 内 返 済 予 定 の 長 期 借 入 金 1 年 以 内 償 還 予 定 の 社 債 社 債 長 期 借 入 金 コマーシャルペーパー の 合 計 銀 行 業 における 預 金 は 除 外 している 4 有 利 子 負 債 比 率 は 有 利 子 負 債 を 純 資 産 で 割 って 求 めた 定 量 的 な 分 析 に 当 たっては 対 象 とする 実 績 期 間 は 最 低 限 5 年 間 は 必 要 である 理 想 を 言 えば 10 年 間 のデータが 欲 しい その 理 由 は 10 年 間 には おそらく 好 況 期 と 不 況 期 が 含 まれていると 考 えられるから 好 況 期 と 不 況 期 における 業 績 の 振 幅 をある 程 度 把 握 する ことができる 好 況 はいつまでも 続 かないが 不 況 もまた 同 様 である 過 去 の 不 況 期 の 期 間 ( 長 さ)と 業 績 の 落 ち 込 みの 度 合 いを 知 ることができれば 今 後 の 業 績 を 見 通 すときに 参

考 になる 特 に 債 券 の 格 付 けでは 深 刻 な 不 況 時 における 債 務 の 返 済 能 力 を 測 ることが 主 たる 目 的 だから 過 去 の 不 況 期 の 経 験 は 知 りたい それはともかく 過 去 の 実 績 期 間 は 今 後 の 業 績 を 予 想 する 場 合 の 出 発 点 であり なりより も 説 得 力 のあるデータである ただしセブン&アイの 場 合 は 2005 年 9 月 1 日 に 傘 下 企 業 3 社 の 共 同 株 式 移 転 方 式 により 純 粋 持 株 会 社 を 設 立 したため 分 析 可 能 なデータは 4 年 間 し かない セブン&アイの 財 務 データをみていえることは 個 人 消 費 が 必 ずしも 活 発 ではないとい う 厳 しい 環 境 下 にある 企 業 であるが 売 上 高 営 業 利 益 や 経 常 利 益 などの 利 益 指 標 さら に 営 業 キャッシュ フローなどから 判 断 する 限 り 業 績 がおおむね 安 定 して 推 移 している ことである 営 業 利 益 は 最 近 3 年 間 をみると 2,800 億 円 台 で 推 移 する 一 方 営 業 キャッシ ュ フローは 年 により 変 動 がみられるものの 最 低 でも 1,500 億 円 台 を 確 保 している 純 資 産 額 ( 規 模 ) 純 資 産 に 対 する 有 利 子 負 債 の 比 率 は 直 近 期 で それぞれ 1 兆 8,607 億 円 0.44%である 特 に 有 利 子 負 債 比 率 は 44% 台 にとどまっていることは 財 務 のコントロール が 効 いていることを 示 している 他 の 指 標 もおおむね 良 好 である 次 にセブン&アイの 同 業 他 社 比 較 を 試 みる 図 表 4-2 によると セブン&アイの 同 業 他 社 は ここでは 売 上 高 の 規 模 や 事 業 内 容 がほぼ 同 じと 思 われるイオンとユニーを 取 り 上 げた 紙 幅 の 関 係 上 対 象 期 間 は3 年 間 であるが 3 社 の 中 では セブン&アイの 業 績 が 収 益 性 安 定 性 などの 点 から 判 断 して 他 の2 社 の 業 績 を 上 回 っている 特 に 収 益 性 ( 自 己 資 本 利 益 率 ) 安 定 性 ( 自 己 資 本 比 率 )では かなりの 差 がある またキャッシュ フローの 各 指 標 も 明 らかに 差 がある 以 上 の 簡 単 な 検 討 から セブン&アイのデフォルトまでの 距 離 を 測 ると 最 も 遠 い( 正 確 には 債 務 の 支 払 い 能 力 が 最 も 高 い)と 考 えられる イオンとユニーの 比 較 に 移 る 規 模 で はイオンが 勝 っているが 収 益 性 と 安 定 性 では 決 定 的 な 差 は 乏 しいように 思 われる 大 手 流 通 業 では 短 期 間 に 順 位 が 入 れ 替 わるような 劇 的 な 変 動 は 考 えられない 国 民 の 消 費 生 活 を 日 々 支 えているため 業 績 の 大 幅 な 変 動 が 少 ないないからである しかし 業 態 構 成 それに 基 づいた 立 地 出 店 戦 略 さらにそれを 裏 付 ける 財 務 能 力 の 違 いが 長 期 的 に みると 格 差 となって 現 れてくると 考 えられる 図 表 4-2 セブン&アイの 同 業 他 社 比 較 ( 単 位 :100 万 円 %) 経 営 指 標 セブン&アイ イオン ユニー 売 上 高 上 段 :2010 年 2 月 期 中 段 :2009 年 2 月 期 下 段 :2008 年 2 月 期 5,111,296 5,649,948 5,752,392 5,054,394 5,230,786 5,167,365 1,134,427 1,190,247 1,216,246 経 常 利 益 226,950 279,306 278,262 130,198 126,030 166,326 19,019 38,947 37,561 当 期 純 利 益 44,875 92,336 130,657 31,123-2,760 43,932-4,995 5,344 377

純 資 産 額 1,793,940 1,860,672 2,058,038 1,144,434 1,105,712 1,167,477 336,404 344,870 350,835 総 資 産 額 3,673,605 3,727,060 3,886,680 3,785,288 3,741,447 3,591,406 943,380 960,602 973,142 有 利 子 負 債 701,486 793,865 750,687 1,246,294 1,194,611 1,041,265 318,927 331,144 324,193 自 己 資 本 比 率 46.9 47.9 51.1 22.2 21.9 24.2 25.0 25.5 24.2 自 己 資 本 利 益 率 2.6 4.9 6.7 3.7-0.3 4.9-2.1 2.2 0.2 営 業 活 動 によるキャッシュ フロー 322,202 310,007 465,380 361,096 234,082 200,050 57,920 56,142 36,824 投 資 活 動 によるキャッシュ フロー -115,158-139,568-237,184-324573 -325,758-291,283-40,332-58,902-47,663 財 務 活 動 によるキャッシュ フロー -156,708-169,755-130,136 11,179 165,000-141,266-20,448 162 6,052 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 末 残 高 717,320 663,483 667,770 280,521 224,625 159,744 91,777 94,733 97,709 インタレスト カバレッジ レシオ 27.4 28.0 24.6 10.8 11.0 12.6 5.3 9.9 10.8 借 入 金 依 存 度 19.1 21.3 19.7 32.9 31.9 29.0 33.8 34.5 33.3 ( 注 )1 経 営 指 標 の 上 段 は 平 成 22 年 2 月 期 中 段 は 平 成 21 年 2 月 期 下 段 は 平 成 20 年 2 月 期 2 インタレスト カバレッジ レシオは 営 業 利 益 + 受 取 利 息 + 受 取 配 当 金 の 合 計 額 を 支 払 利 息 + 支 払 社 債 の 合 計 額 で 割 って 算 出

Ⅴ 定 性 的 分 析 格 付 けにあたって 定 性 的 な 要 因 の 検 討 は 欠 かせない 定 性 的 要 因 の 具 体 的 な 内 容 は 前 述 したとおりである 定 性 的 要 因 のうち ここでは 所 属 産 業 及 び 業 種 の 特 徴 と ヒト モノ カネ の 経 営 の 3 要 素 を 中 心 に 説 明 したい 流 通 業 は 国 民 の 消 費 生 活 を 支 えている 食 料 衣 料 および 住 生 活 関 連 の 商 品 を 安 定 的 に 供 給 する 役 割 を 担 っている 販 売 高 が 底 割 れするリスクはほとんどない 半 面 マクロ 経 済 の 影 響 特 に 所 得 環 境 の 影 響 を 受 ける 賃 金 の 増 加 率 が 低 調 あるいはボーナスのカット などが 続 くと 節 約 志 向 が 消 費 者 の 間 で 強 まり それが 流 通 業 各 社 の 業 績 に 響 く 加 えて 流 通 業 の 中 での 業 態 間 競 争 が 一 段 と 激 しくなっている 代 表 的 な 例 は 電 化 製 品 衣 料 家 具 薬 品 日 用 品 などの 専 門 店 業 態 の 成 長 が 著 しい またコンビニエンスス トアも 加 盟 店 合 計 の 売 上 高 は 百 貨 店 のそれを 抜 いたとの 報 道 もある それでは 次 に 経 営 の 重 要 な 要 素 であるセブン&アイの ヒト モノ カネ の 動 きを 順 にみてみよう (1) ヒト まずヒトの 動 きから 見 ると 次 のようになる 同 社 グループの 正 規 従 業 員 と 臨 時 従 業 員 の 年 度 ごとの 合 計 を 計 算 してみると 2007 年 度 に 増 加 した 後 傾 向 的 に 低 下 していることが 読 み 取 れる また 従 業 員 合 計 に 占 める 正 規 及 び 臨 時 従 業 員 の 比 率 には 大 きな 変 化 は 見 られ ない 図 表 5-1 従 業 員 の 状 況 ( 年 度 人 ) 事 業 部 門 2006 2007 2008 2009 正 規 臨 時 正 規 臨 時 正 規 臨 時 正 規 臨 時 CVS 27,202 16,066 25,830 15,436 24,017 14,448 21,581 12,880 SS 17,751 56,355 20,058 57,154 19,297 56,234 20,078 54,479 百 貨 店 5,909 5,641 6,683 9,228 8,025 8,358 7,835 7,419 フード 1,865 15,121 1,802 15,091 1,622 13,004 1,650 11,073 金 融 関 連 383 79 478 62 510 58 546 64 その 他 592 340 591 323 622 333 728 518 全 社 ( 共 通 ) 386 18 373 19 393 16 396 16 合 計 54,088 93,620 55,815 97,313 54,486 92,451 52,814 86,449 ( 注 )1 従 業 員 数 は 就 業 人 員 (グループからグループ 外 への 出 向 者 を 除 き グループ 外 からグループへの 出 向 者 を 含 む)であり 臨 時 従 業 員 数 は1 日 8 時 間 換 算 による 月 平 均 人 員 を 外 数 で 記 載 2 全 社 ( 共 通 ) は 当 社 の 就 業 人 員

図 表 5-1-1 従 業 員 の 構 成 比 の 推 移 (%) 業 績 の 悪 化 から 人 件 費 の 削 減 という 事 態 に 追 い 込 まれれば 臨 時 従 業 員 の 比 率 を 高 めざ るをえなくなるが それは 一 方 では 長 期 的 に 営 業 力 の 低 下 を 招 くという 小 売 業 の 根 幹 を 揺 るがしかねない セブン&アイは 現 状 では 正 規 と 臨 時 のバランスを 維 持 していることは 今 後 の 営 業 力 を 引 き 続 き 担 保 していることになる (2) モノ モノは 一 般 的 には 生 産 設 備 や 店 舗 などのことであるが ここでは 設 備 投 資 額 の 推 移 をモ ノの 動 きと 考 えて その 年 度 ごと セグメントごとの 推 移 を 見 てみることにする 図 表 1-7 によると 業 績 が 悪 化 した 2008 年 度 以 降 投 資 額 は 若 干 減 ったがそれでも 2000 億 円 前 後 の 水 準 が 続 いていることは 同 社 グループの 今 後 の 競 争 力 を 維 持 していくことの 担 保 になる と 考 えられる 図 表 5-2 及 び 図 表 5-2-1 によると セブン&アイの 設 備 投 資 額 は 毎 年 1000 億 円 前 後 が コンビニエンスストア(CVS)に 投 じられていることが 明 白 に 読 み 取 れる 同 グループ の 収 益 源 であるCVS 部 門 の 更 なる 強 化 という 戦 略 を 裏 付 けている 一 方 創 業 部 門 である スーパーストア(SS) 部 門 は 競 争 激 化 や 個 人 消 費 の 不 振 あるいは 低 迷 による 影 響 を 取 り 除 くべく 懸 命 の 投 資 が 続 いている 数 年 前 からモール 型 ショッピングセンター Ario(ア リオ) NSC 型 ( 近 隣 型 商 業 施 設 ) 店 舗 や 新 業 態 の 店 舗 として 食 品 を 中 心 としたディ スカウントストア ザ プライス 都 心 部 の 好 立 地 を 生 かした 都 市 型 ホームセンターをそ れぞれ 改 装 オープンしたが 現 在 のところ GMS 業 態 に 対 する 明 確 な 答 は 見 いだせていない ように 思 われる 同 じような 傾 向 は 百 貨 店 業 態 にも 見 られる

図 表 5-2 設 備 投 資 額 の 推 移 ( 年 度 百 万 円 ) 事 業 部 門 / 年 度 2006 2007 2008 2009 CVS 98,518 108,585 104,233 104,936 SS 49,444 57,561 46,064 65,379 百 貨 店 93,657 17,512 12,464 19,734 フードサービス 4,474 1,545 1,177 752 金 融 関 連 31,872 31,990 23,932 15,543 その 他 298 518 1,058 3,702 全 社 ( 共 通 ) 122 24 12 1,140 合 計 278,388 217,738 188,943 211,189 ( 注 )1 上 記 金 額 には 差 入 保 証 金 および 建 設 協 力 立 替 金 を 含 めて 記 載 2 全 社 ( 共 通 ) はセブン&アイ ホールディングスの 設 備 投 資 額 図 表 5-3 設 備 投 資 額 の 概 要 年 度 概 要 2006 当 年 度 の 設 備 投 資 額 は 278,388 百 万 円 CVS 事 業 は 店 舗 の 開 設 および 改 装 を 中 心 に 98,518 百 万 円 の 投 資 を 行 った SS 事 業 においては 新 規 出 店 に 加 え 既 存 店 の 活 性 化 に 取 り 組 み 49,444 百 万 円 の 投 資 を 行 い 百 貨 店 事 業 は 大 規 模 な 店 舗 改 装 等 を 実 施 し 93,657 百 万 円 の 投 資 を 行 った レストラン 事 業 も 店 舗 の 開 設 等 に 4,474 百 万 円 の 投 資 を 行 い 金 融 関 連 事 業 においては ATMの 設 置 やリース 資 産 の 取 得 等 に 31,872 百 万 円 の 投 資 を 行 った なお 重 要 な 設 備 の 除 却 売 却 等 はない

2007 当 年 度 の 設 備 投 資 額 は 217,738 百 万 円 CVS 事 業 においては 店 舗 の 開 設 および 改 装 を 中 心 に 108,585 百 万 円 の 投 資 を 行 った SS 事 業 は 新 規 出 店 に 加 え 既 存 店 の 活 性 化 に 取 り 組 み 57,561 百 万 円 の 投 資 を 行 い 百 貨 店 事 業 は 店 舗 改 装 等 を 実 施 し 17,512 百 万 円 の 投 資 を 行 った フードサービス 事 業 も 店 舗 の 改 装 等 に 1,545 百 万 円 の 投 資 を 行 い 金 融 関 連 事 業 においては ATMの 設 置 やリース 資 産 の 取 得 等 に 31,990 百 万 円 の 投 資 を 行 った なお 重 要 な 設 備 の 除 却 売 却 等 はない 2008 当 年 度 の 設 備 投 資 額 は 188,943 百 万 円 CVS 事 業 は 店 舗 の 開 設 および 改 装 を 中 心 に 104,233 百 万 円 の 投 資 を 行 った SS 事 業 は 新 規 出 店 や 既 存 店 舗 の 業 態 転 換 等 により 46,064 百 万 円 の 投 資 を 行 い 百 貨 店 事 業 においては 店 舗 改 装 等 を 実 施 し 12,464 百 万 円 の 投 資 を 行 った また フードサービス 事 業 においても 店 舗 の 改 装 等 に 1,177 百 万 円 の 投 資 を 行 い 金 融 関 連 事 業 においては ATMの 設 置 等 に 23,932 百 万 円 の 投 資 を 行 った 重 要 な 設 備 の 除 却 売 却 等 はない 2009 当 年 度 の 設 備 投 資 額 は 211,189 百 万 円 CVS 事 業 は 店 舗 の 開 設 および 改 装 を 中 心 に 104,936 百 万 円 の 投 資 を 行 った SS 事 業 は 新 規 出 店 や 既 存 店 舗 の 業 態 転 換 等 により 65,379 百 万 円 の 投 資 を 行 い 百 貨 店 事 業 においては 店 舗 改 装 等 を 実 施 し 19,734 百 万 円 の 投 資 を 行 った フードサービス 事 業 も 店 舗 の 改 装 等 に 752 百 万 円 の 投 資 を 行 い 金 融 関 連 事 業 は ATMの 設 置 等 に 15,543 百 万 円 の 投 資 を 行 った 重 要 な 設 備 の 除 却 売 却 等 はない (3) カネ カネの 動 きの 数 値 はキャッシュ フロー 計 算 書 から 得 られる 図 表 5-4 キャッシュ フロー 及 び 現 金 等 残 高 の 推 移 ( 百 万 円 ) 科 目 / 年 度 2006 2007 2008 2009 営 業 活 動 によるCF 157,209 465,380 310,007 322,202 投 資 活 動 によるCF -235,983-237,184-139,568-115,158 財 務 活 動 によるCF 37,241-130,136-169,755-156,708 現 金 等 に 係 る 換 算 差 額 790-422 -4,969 4,061 現 金 等 の 増 減 額 ( は 減 少 ) -40,742 97,636-4,286 54,397 現 金 等 の 期 首 残 高 610,876 570,133 667,770 663,483 連 結 除 外 に 伴 う 現 金 等 の 減 少 額 - - - -560 現 金 等 の 期 末 残 高 570,133 667,770 663,483 717,320 ( 注 )1 現 金 等 は 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 略

営 業 活 動 によるキャッシュ フローの 水 準 は 好 業 績 だった 2007 年 度 に 比 べると 2008 年 度 以 降 低 下 しているが それでも 3000 億 円 台 の 水 準 を 確 保 しており グループ 全 体 とし ての 事 業 の 安 定 性 を 物 語 っている 投 資 活 動 によるキャッシュ フローは 2008 年 度 以 降 営 業 活 動 によるキャッシュ フローの 水 準 に 合 わせる 形 で 低 下 しているので 資 金 的 に 余 裕 が 出 たため 財 務 活 動 によるキャッシュ フローは 2007 年 度 以 降 債 務 の 返 済 に 重 点 を 置 い た 動 きとなっている 姿 が 読 み 取 れる 一 連 のキャッシュ フローの 動 きを 通 して 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 残 高 は 2009 年 度 には 7,173 億 円 となった この 金 額 を 月 商 (4,259 億 円 )で 割 った 手 元 流 動 性 の 比 率 は 1.68 倍 となる 流 通 業 を 主 体 とする 同 社 グループの 場 合 俗 に 言 う 現 金 商 売 なので 1 倍 を 下 回 っ たとしても 資 金 繰 りに 困 ることはないと 思 われるが 極 めて 余 裕 のある 水 準 にある セブン&アイ イオン 及 びユニーの 大 手 各 社 も 傘 下 に 創 業 事 業 である 総 合 スーパー 食 品 スーパーのほか CVS 専 門 店 外 食 産 業 金 融 サービスなど 各 業 態 を 持 っている このうち セブン&アイは CVS では 業 界 トップ イオンおよびユニーも 傘 下 に CVS を 持 っているがかなりの 差 を 付 けられている セブン&アイは 金 融 サービスの 分 野 でも 力 を 発 揮 している 一 方 3 社 に 共 通 しているのは 総 合 スーパーや 食 品 スーパーの 低 迷 が 長 らく 続 いてい る その 理 由 の1つは 一 部 の 商 品 が 専 門 店 との 競 争 に 敗 れたことである かつての 総 合 スーパーでは 家 電 や 家 具 など 販 売 していたが これらの 高 額 商 品 はほぼ 専 門 店 に 奪 われ てしまった 売 り 上 げに 貢 献 し 利 益 率 の 高 い 高 額 商 品 の 喪 失 は 総 合 スーパーの 不 振 を 反 映 している 専 門 店 業 態 をいかに 取 り 込 むかが 今 後 の 成 長 力 を 考 えるときのカギになる と 思 われる マクロ 経 済 の 観 点 から 若 干 指 摘 しておきたい それは 日 本 経 済 の 長 期 低 迷 の 原 因 の1つ に 構 造 改 革 の 遅 れが 指 摘 されていることである それに 輪 をかけて 少 子 高 齢 化 の 荒 波 が 押 し 寄 せている 生 産 年 齢 人 口 の 減 少 と 総 人 口 の 減 少 が 続 く 中 で 流 通 業 が 成 長 拡 大 を 図 っていくためには 内 需 に 依 存 するだけではなく 海 外 特 に 東 南 アジアへの 進 出 が 課 題 となる すでに 部 分 的 な 進 出 は 実 現 しているが 今 後 は 本 格 進 出 が 避 けては 通 れない と 考 えられる 課 題 の 克 服 には 資 金 と 時 間 がかかる 安 定 的 なキャッシュ フローの 創 出 能 力 と 不 況 期 を 耐 え 忍 べる 財 務 能 力 の 高 さの 有 無 が 格 付 けの 視 点 でとりわけ 重 要 である Ⅵ 格 付 け 対 象 債 券 と 財 務 上 の 特 約 セブン&アイの 格 付 けの 対 象 となる 債 券 は 次 のとおりである セブン&アイの 資 料 によ ると セブン&アイには 2010 年 2 月 期 末 現 在 合 計 11 銘 柄 210,453 百 万 円 の 社 債 の 発 行 残 高 がある( 図 表 6-1 参 照 ) 該 当 する 社 債 の 財 務 上 の 特 約 条 項 を 確 認 するために セブン&アイの 発 行 登 録 書 ( 提 出 日 20 年 2 月 13 日 )および 発 行 登 録 追 補 書 類 ( 同 20 年 6 月 26 日 )をみると 対 象 3 銘 柄 はい ずれも 財 務 上 の 特 約 として 担 保 提 供 制 限 条 項 のみが 付 せられ 担 保 切 換 条 項 その 他 の 財 務

上 の 特 約 は 付 されていない すなわち セブン&アイの 社 債 に 付 せられている 担 保 提 供 制 限 条 項 の 内 容 の 骨 子 は 次 のとおりである 当 社 (セブン&アイ)は 本 社 債 の 発 行 後 本 社 債 の 未 償 還 残 高 が 存 する 限 り 当 社 が 国 内 で 今 後 発 行 する 他 の 無 担 保 社 債 ( 略 )のために 担 保 提 供 ( 略 )する 場 合 には 本 社 債 のため にも 担 保 付 社 債 信 託 法 に 基 づき 同 順 位 の 担 保 権 を 設 定 する セブン 銀 行 は 合 計 で 4 本 の 社 債 を 発 行 している 同 社 の 有 価 証 券 届 出 書 ( 同 2006 年 12 月 4 日 )によると このうち 第 2 回 債 と 第 3 回 債 には 財 務 上 の 特 約 として 担 保 提 供 制 限 条 項 のみが 付 せられ 担 保 切 換 条 項 その 他 の 財 務 上 の 特 約 は 付 されていない 図 表 6-1 セブン&アイの 主 な 社 債 発 行 残 高 ( 単 位 :100 万 円 %) 会 社 名 銘 柄 発 行 年 月 日 平 成 年 月 日 前 期 末 残 高 ( 百 万 円 ) 当 期 末 残 高 ( 百 万 円 ) 利 率 (%) 担 保 償 還 期 限 平 成 年 月 日 セブン&アイ 第 1 回 無 担 保 社 債 20.7.3 39,996 39,997 1.48 無 25.6.20 セブン&アイ 第 2 回 無 担 保 社 債 20.7.3 29,989 29,990 1.68 無 27.6.19 セブン&アイ 第 3 回 無 担 保 社 債 20.7.3 29,977 29,980 1.94 無 30.6.20 イトーヨーカ 堂 第 4 回 無 担 保 社 債 12.3.29 20,000 20,000 (20,000) 1.96 無 22.3.29 イトーヨーカ 堂 第 5 回 無 担 保 社 債 14.11.1 50,000 (50,000) - 0.65 無 21.9.18 セブン 銀 行 第 2 回 無 担 保 社 債 18.12.4 36,000 36,000 1.45 無 23.12.20 セブン 銀 行 第 3 回 無 担 保 社 債 18.12.4 24,000 24,000 1.67 無 25.12.20 セブン 銀 行 第 4 回 無 担 保 社 債 21.7.2-10,000 0.74 無 24.6.20 セブン 銀 行 第 5 回 無 担 保 社 債 21.7.2-20,000 1.04 無 26.6.20 赤 ちゃん 本 舗 第 5 回 無 担 保 社 債 15.3.31 140 60 (80) (60) 0.53 無 22.3.31 赤 ちゃん 本 舗 第 7 回 無 担 保 社 債 16.3.31 62 (62) - 0.70 無 21.3.31 赤 ちゃん 本 舗 第 8 回 無 担 保 社 債 17.3.25 375 125 (250) (125) 0.73 無 22.3.25 赤 ちゃん 本 舗 第 9 回 無 担 保 社 債 18.3.27 500 300 (200) (200) 1.32 無 23.3.25 計 - 231,040 210,453 (50,592) (20,385) - - - ( 出 所 ) 第 5 期 有 価 証 券 報 告 書 ( 平 成 21 年 3 月 1 日 ~ 平 成 22 年 2 月 28 日 ) 連 結 付 属 明 細 表 社 債 明 細 表 以 上 の 説 明 から セブン&アイの 対 象 社 債 3 銘 柄 には 担 保 提 供 制 限 条 項 のみが 付 せら れているので 当 該 社 債 の 支 払 順 位 が 他 の 社 債 などの 債 務 に 劣 後 することはない セブン

銀 行 の 社 債 も 同 様 の 地 位 にある 一 方 2010 年 2 月 末 現 在 のリース 債 務 を 除 く 短 期 長 期 借 入 金 の 合 計 は 4748 億 2500 万 円 あるが この 全 額 が 担 保 附 きに 切 り 替 わったとしてもセ ブン&アイの 財 務 内 容 から 判 断 すれば 関 連 する 社 債 に 劣 後 性 を 反 映 させる 必 要 はないと 考 えられる Ⅶ 総 合 評 価 本 節 のまとめとして 図 表 7-1 総 合 評 価 のためのスケール を 参 考 にしながら セブ ン&アイの 評 価 を 試 みることにする スケール 上 にセブン&アイおよび 同 業 2 社 を 記 入 す ると 次 のようになると 思 われる スケールの 左 側 が 償 還 能 力 が 最 も 高 い 位 置 を 示 すので セブン&アイは AAA に 近 い 位 置 にある これに 対 して イオンとユニーはセブン&アイの 位 置 からかなり 右 側 にあると 考 える 図 表 7-1 総 合 評 価 のためのスケール (セブン&アイ) AAA BB (イオン)(ユニー) 流 通 業 大 手 3 社 のセブン&アイ イオン ユニーの 格 付 けの 位 置 とその 根 拠 は 次 のよう になる 1 セブン&アイは 業 界 のリーダーである CVSを 核 に 多 様 な 小 売 業 態 を 持 つ 2 セブン&アイの 財 務 内 容 は 成 長 性 を 欠 くが 収 益 性 安 定 性 に 優 れている 3 セブン&アイには スーパー 百 貨 店 や 外 食 産 業 のリストラを 含 めた 再 建 という 課 題 がある 4 イオンは 設 備 投 資 額 が 未 回 収 で 財 務 の 悪 化 を 招 いている 抜 本 的 なリストラが 急 務 5 ユニーは 中 部 東 海 地 区 では 有 力 であるが 前 2 社 に 比 べて 規 模 今 後 の 展 開 力 に 課 題 がある 6 格 付 は セブン&アイが AA ゾーン イオンとユニーはともに A ゾーン 下 位 でほぼ 同 格 である 以 上

~eol 企 業 情 報 データベースの 活 用 ~ < 便 利 な 有 価 証 券 報 告 書 の 表 示 機 能 > 今 回 ご 紹 介 したコラムは eolデータベースに 収 録 している 有 価 証 券 報 告 書 の 表 示 機 能 を 利 用 して 事 業 活 動 の 状 況 や 経 年 変 化 を 分 析 しました eolデータベースでは 有 価 証 券 報 告 書 を 細 分 化 して 収 録 しており 読 みたい 箇 所 をピンポイントで 表 示 させたり 前 年 度 と 同 箇 所 をワンクリックで 表 示 させたりすることが 可 能 です これによって 各 社 の 有 価 証 券 報 告 書 をスムーズに 読 むことができ その 内 容 を まとめることも 簡 単 にできるようになっています eolデータベース 上 での 有 価 証 券 報 告 書 1. 各 社 企 業 情 報 のサマリー 画 面 を 表 示 サマリー 画 面 が 表 示 されます 調 査 の 対 象 となる 企 業 の 企 業 名 を 入 力 して 検 索 2. 有 価 証 券 報 告 書 のダイレクト 表 示 最 新 有 報 ピックアップリンク をクリックすると 直 近 の 有 報 が 表 示 されます 読 みたい 項 目 をクリックすると ダイレクトでその 部 分 が 表 示 されます 指 定 した 箇 所 がピンポイントで 表 示 されます