1 都 市 社 会 における 貧 困 層 の 子 どもの 教 育 とNGO ニューデリー ストリートチルドレン を 対 象 とした 実 践 を 中 心 に 2011 年 11 月 27 日 ( 日 ) INDAS 全 体 集 会 ( 於 : 広 島 大 学 ) 第 2セッション 大 都 市 の 発 展 と 社 会 変 動 針 塚 瑞 樹 ( 筑 紫 女 学 園 大 学 非 常 勤 講 師 ) mizukiharizuka@hotmail.com
本 報 告 の 目 的 2 2010 年 施 行 の 無 償 義 務 教 育 法 は 全 ての 子 どもに 学 校 で 教 育 を 受 ける 権 利 を 定 めている しかし 1970 年 代 から 政 府 は 学 校 に 通 うことができない 子 どもがいることを 前 提 に NGOと 連 携 して 代 替 的 教 育 としてのノンフォーマル 教 育 を 実 施 しており 現 在 にも 続 いている 本 報 告 では NGOが 学 校 に 行 っていない 都 市 部 の 貧 困 層 の 子 どもに どのようにして 教 育 を 提 供 しているのか また NGOで 教 育 を 受 ける 経 験 は 子 どもに 何 をもたらしているの か デリーのストリートチルドレン 支 援 を 行 うNGOで 教 育 を 受 けた 子 どもの 事 例 から NGOが 教 育 を 通 じて 子 どもの 関 係 性 構 築 に 果 たす 役 割 を 考 察 する
3 初 等 教 育 普 及 キャンペーン
4 NGOによるノンフォーマル 教 育
5 デリー セントラル 地 区
6 タミルナドゥ 州 チェンナイ
7 グジャラート 州 アーメダバード
調 査 の 概 要 8 ノンフォーマル 教 育 に 関 する 調 査 (ノンフォーマル 教 育 の 参 与 観 察 NGO 職 員 への 聞 き 取 り) 2006 年 9 月 デリー NGO Prayas, DonBosco, Butterflies, SBT 2009 年 3 月 グジャラート 州 アーメダバード NGO ManavSadna 2011 年 8 月 デリー NGO UdayanCare, Butterflies, BalSayog, SBT タミルナドゥ 州 チェンナイ NGO ChildlineIndiaFoundation, JeevaJyoti, ICCW
インドの 教 育 構 造 9 Non-Formal Centerは 政 府 NGOによって 運 営 されている Open School(NIOS)は 通 信 教 育 制 度
教 育 普 及 に 向 けた 政 策 10 1970 年 代 ~ 学 校 にいけない 子 どものためのノンフォーマル 教 育 ( 以 下 NFE)の 整 備 1990 年 代 ~ 教 育 普 及 キャンペーン(Sarva Shiksha Abhiyan) 学 校 に 行 けない 子 どものための 代 替 的 教 育 としての NFEの 実 施 においてNGOと 連 携 2010 年 4 月 無 償 義 務 教 育 法 The Right to free and Compulsory Education Act,2009 6-14 歳 の 全 ての 子 どもが 初 等 教 育 を 近 所 の 学 校 で 無 償 の 義 務 教 育 として 修 了 する 権 利 を 定 めている
インドにおける 保 護 とケアを 必 要 11 とする 子 どもに 関 する 法 律 1989 年 子 どもの 権 利 条 約 子 どもは 保 護 を 必 要 とすると 同 時 に 自 分 自 身 に 関 する 事 柄 について 考 えをもち それを 表 すことができる 1992 年 子 どもの 権 利 条 約 を 批 准 し 子 どもの 権 利 協 定 を 制 定 国 内 法 でも 18 歳 未 満 を 子 どもとする 方 針 国 勢 調 査 では 14 歳 未 満 を 子 どもと 定 義 1996 年 少 年 法 の 制 定 (00 年 06 年 に 改 正 ) 少 年 法 が 対 象 とする ケアと 保 護 を 必 要 とする 子 ども もしくは 法 に 抵 触 した 少 年 は 政 府 もしくはNGOが 運 営 する 施 設 で 暮 らすことを 定 めた
貧 困 層 の 子 どもを 対 象 とした 取 り 組 12 み 政 府 とNGOの 連 携 Child Line 24 時 間 無 料 の 子 どもの 電 話 相 談 緊 急 救 援 システム 1996 年 に 設 立 されたChildline India Foundation(NGO) が 仲 介 となり 政 府 とNGOの 連 携 事 業 として 現 在 122 都 市 で 実 施 されている Child Welfare Committee( 児 童 福 祉 委 員 会 以 下 CWC) 2000 年 の 少 年 法 (Juvenile Justice Act 2000)により ケアと 保 護 を 必 要 とする 子 どもの 問 題 に 対 処 するために 各 州 に 設 置 が 義 務 付 けられた 委 員 会 は5 人 から 構 成 され デリー には 現 在 6 箇 所 に 設 置 されている
13 NGOに 設 置 されたCHILD LINE
子 どもの 保 護 におけるNGOと 政 府 の 14 連 携 2005 年 以 降 デリーの 場 合 Childlineでの 緊 急 救 援 (NGO) 保 護 した 子 どもの 警 察 からNGOへの 引 渡 し 児 童 労 働 からの 子 どもの 救 出 (NGOと 警 察 の 連 携 ) NGOが 子 どもの 一 時 保 護 面 接 をし 施 設 に 送 る 子 どもをCWCへ 送 還 CWCによる 裁 定 ( 子 どもの 保 護 者 を 搜 索 一 時 保 護 施 設 (NGO)の 決 定 ) 子 どもの 引 渡 しまで 施 設 にて 子 どもを 保 護 (6ヶ 月 以 内 ) 保 護 者 がCWCに 出 頭 する 際 に NGO 職 員 が 子 どもを 連 れて 出 頭 し CWCが 子 どもを 保 護 者 もしくは 施 設 へ 引 渡 すことを 決 定
都 市 に 暮 らす 貧 困 層 の 子 どもの 問 題 15 デリーのCWCの 委 員 の 見 解 デリーの 子 どもの 福 祉 と 保 護 の 最 大 の 問 題 は 二 つある 一 つは Urban Slumにコミュニティがないこと 子 どもの 親 も 教 育 をきちんとしていないし 子 どもをケアするコミュニティが ない 学 校 も 教 育 をきちんと 行 っていない 家 族 と 一 緒 にいて も 子 どもがケアされていない もう 一 点 は 児 童 労 働 とトラフィッキングの 問 題 がある 人 々が 子 どもが 働 いていることを 問 題 に 感 じていない 1 日 (CWCで) 20ケースを 対 処 しても 20 6で 1 日 に(デリーで)120 人 しか 子 どもを 助 けられない ニーズに 全 く 追 いついていない
子 どもが 教 育 を 受 ける 前 段 階 として 16 の 保 護 の 問 題 2005 年 以 降 デリーでは 警 察 CWCとNGOが 連 携 し 児 童 労 働 やストリートチルドレンのケースで 子 どもが 保 護 された 場 合 子 どもを 近 隣 州 やデリーの 家 族 の 元 へ 帰 すと いう 対 処 をしている しかし この 方 法 は 親 に 養 育 能 力 がないために 生 じている 児 童 労 働 やストリーチルドレンの 問 題 の 根 本 的 な 解 決 には なっていないとNGO 職 員 は 指 摘 する SBT 子 どもの 送 還 プログラム コーディネーター 子 どもを 一 度 家 族 に 引 き 渡 しても 子 どもがまた 家 を 出 てく るため 同 じことの 繰 り 返 しになっている
デリーの 貧 困 層 の 子 どもを 対 象 とした 17 教 育 NGOの 活 動 RTE 後 の 変 化 について NGO 職 員 へのインタビュー(2011 年 8 月 ) SBT NFE コーディネーター RTEは 政 府 が 言 っていること 政 府 はニーズをみていない 子 どものニーズは 働 いて 家 族 を 食 べさせること 子 どもが 働 くことはよくないけれど 仕 方 ないし それがニーズでも ある 子 どもの 家 庭 の 貧 困 に 対 する 支 援 が 欠 如 している Butterflies Alternative Education 担 当 者 RTEは 理 想 としてはいいが 現 実 には 学 校 の 校 長 が ストリートチルドレンを 受 け 入 れたがらないなどの 問 題 が ある
デリーの 貧 困 層 の 子 どもを 対 象 とした 18 教 育 NGOの 活 動 デリーのNGOは 貧 困 層 の 子 どもの 教 育 に 関 して 大 別 すると 二 つのアプローチをとっている 1) コミュニティの 貧 困 層 の 子 どもなど 学 校 に 行 っていない 子 どもが 通 ってくることができる 教 育 活 動 活 動 型 2) ストリートチルドレンや 孤 児 などが 施 設 から 通 学 できるよう に 支 援 施 設 型 1つのNGOが 両 方 のアプローチを 対 象 ごとに もしくは 組 み 合 わせて 実 施 していることが 多 い
NGOによる 教 育 実 践 活 動 型 19 Mobile Education 政 府 との 連 携 事 業 6-14 歳 の 学 校 に 行 っていない 子 どもを 対 象 に 学 校 に 行 く 準 備 をさせ 学 校 への 橋 渡 しすることが 目 的 バスに 教 具 や 教 育 設 備 を 搭 載 し 貧 困 層 が 住 む 地 域 で 教 育 活 動 を 行 う Butterflies Alternative Education 担 当 者 子 どもには 両 親 がいて 助 けないといけないし サバイブ しないといけない 子 どもが 労 働 をすることは 最 悪 の 状 況 を 避 けるためには 仕 方 ない 子 どもは 路 上 で 働 きながら 生 きている 子 どもが 働 かないと 生 活 できない ため 子 どもは 勉 強 もしつつ 働 くこと もできると 信 じている 子 どもには その 力 がある
NGOによる 教 育 実 践 活 動 型 20 Butterflies Street Cordinator 活 動 の 目 的 働 いている 子 どもに 焦 点 をあて 子 どもが 自 分 で 生 きること ができるように 支 援 を 行 っている まずは 子 どもを 家 に 帰 す こと Restorationを 優 先 する 教 育 をとおして 保 護 や 成 長 の 機 会 を 子 どもに 提 供 している 具 体 的 には 教 育 とライフ スキルプログラムによって 子 どもが 自 尊 感 情 をもてるように なることが 重 要 である ここでの 教 育 をノンフォーマル 教 育 と は 呼 ばない フォーマルな 教 育 を 行 なっている 教 員 は 勉 強 を 教 えるだけではなく 子 どもと 信 頼 関 係 を 作 ることも 仕 事 で ある
NGOによる 教 育 実 践 施 設 型 21 Runaway Childrenを 家 族 のもとに 帰 すことを 目 的 として 生 活 教 育 支 援 を 行 う 家 庭 がある 子 ども 56 人 ( 保 護 者 のアルコール 依 存 症 や 経 済 的 困 窮 単 親 世 帯 など) 孤 児 やホームレスの 子 ども 44 人 5つのドミトリーで 生 活 (100 人 ) 教 育 段 階 種 類 別 の 人 数 NGO 施 設 内 でのNFE 20 人 1 st -5 th 11 人 6 th -8 th 48 人 9 th,10 th 18 人 11 th,12 th 2 人
NGOによる 教 育 実 践 施 設 型 22 NGO 設 立 のミドルスクール( 政 府 補 助 有 ) 校 長 5 年 前 に CWCが 子 どもを 送 ってくるようになってから 生 徒 の 数 が 減 った 今 年 は62 人 以 前 は 毎 年 120 人 いた 昨 年 から 教 科 書 は 無 料 その 前 はST/SC OBC Minorだけが 無 料 だった ここの 生 徒 のほとんどがRunawayChildrenで Certificateがない ためGeneralにカウントされる 以 前 は 単 親 世 帯 や 貧 困 家 庭 からもNGOの 施 設 に 入 って 来 てきていたが 今 では RunawayChildrenを 入 れるようになった つまり 孤 児 とホーム レスの 子 どもにフォーカスするようになったため 人 数 も 減 った 貧 困 家 庭 の 子 どもは 困 っていると 思 う
政 府 との 連 携 強 化 による NGO 23 の 活 動 の 変 化 都 市 の 貧 困 層 の 子 どもの 保 護 と 教 育 に 関 しては ストリート チルドレンや 児 童 労 働 をする 子 どもの 保 護 において CWCが 第 一 義 的 責 任 を 負 うようになったことで 子 どもの 保 護 者 の 特 定 とその 責 任 が 明 確 化 されるようになり NGOの 支 援 では あいまいであった 支 援 を 受 けるべき 子 ども と 保 護 者 が 責 任 をもって 育 てるべき 子 ども とが 二 分 されるような 状 況 が 生 じて いる しかし 貧 困 層 の 子 どもの 家 庭 の 実 態 を 知 るNGOの 中 には 親 の 養 育 能 力 を 疑 問 視 し 子 どもの 自 立 自 律 を 直 接 支 援 する 方 向 で 活 動 を 行 うものもある
NGOによる 教 育 の 経 験 24 ストリートチルドレンの 事 例 調 査 期 間 :03-09 年 に 合 計 20ヶ 月 間 のフィールドワーク 調 査 対 象 :NGOと 関 係 をもつストリートチルドレンと NGO 職 員 *NGO SBT 設 立 年 :1988 年 活 動 場 所 :ニューデリー 駅 を 中 心 としたデリー 活 動 目 的 : 路 上 の/ 働 く 子 どもに メインストリームの 生 活 ( 学 校 家 庭 )を 保 障 すること 子 どもを 家 族 の 元 に 返 すこと 活 動 対 象 : 1. 路 上 生 活 労 働 をしている 子 ども(ストリートチルドレン) 2. 家 出 路 上 生 活 経 験 のある 施 設 の 子 ども(18 歳 前 後 で 自 立 するまで)
ストリートチルドレンが 自 立 自 律 する 25 までの 教 育 経 路 SBTの 場 合 SBTの 子 どもの 教 育 経 路 ストリートの 子 ども 対 象 のノンフォーマル 教 育 勉 強 をする という 選 択 と 子 どもとNGO 職 員 との 関 係 性 構 築 施 設 へ 移 行 した 子 どもを 対 象 とした 学 校 / 通 信 制 教 育 / 職 業 訓 練 教 育 子 どもによる 教 育 形 態 進 路 の 選 択 子 どもとSBTファミリーとの 関 係 性 構 築 施 設 を 出 た 青 年 の 教 育 職 業 生 活 への 支 援 SBTファミリーを 基 盤 とした 関 係 性 構 築
子 どもの 関 係 性 構 築 の 基 盤 としての 26 SBTファミリーの 特 徴 SBTファミリーの 構 成 員 子 ども 施 設 に 暮 らす 子 ども ストリートチルドレン コミュニティの 子 ども おとな NGOのトラスティー NGO 職 員 インターンの 学 生 国 内 外 からのボランティア(アーティスト 研 究 者 医 療 関 係 者 学 生 など) ファミリーのメンバーは 共 同 生 活 をしている 必 要 はなく コンタクトの 頻 度 方 法 もさまざま
教 育 を 通 した 子 どもの 関 係 性 構 築 27 ストリートチルドレンとNGO 職 員 <ストリートチルドレンが 通 うノンフォーマル 教 育 > 子 どもが 勉 強 する 気 持 ちを 持 てるように 活 動 では 子 ども のやりたいことを 優 先 的 にさせる 活 動 を 通 じて 子 どもは 職 員 と 信 頼 関 係 を 築 きつつ 勉 強 する ことを 選 択 するよう になることで ストリートから 施 設 に 移 ることを 決 心 する 子 どもが 自 分 で 決 めることを 基 本 方 針 とし 子 どもが 自 分 で 勉 強 すること や 路 上 を 離 れること を 決 めるように 自 己 決 定 を 教 育 する
教 育 を 通 した 子 どもの 関 係 性 構 築 28 施 設 の 子 どもとSBTファミリー < 学 校 ノンフォーマル 教 育 / 通 信 制 教 育 職 業 訓 練 > 中 等 教 育 段 階 における 教 育 形 態 と 自 立 後 の 職 業 選 択 を 含 めた 進 路 選 択 は 子 どもの 自 己 決 定 に 委 ねられている しかし 実 際 のプロセスでは ほとんどの 子 どもはそれぞれに 関 係 をもっているSBT ファミリーの 一 員 による 介 入 や 助 言 を 経 験 して いる そのため 子 どもの 自 己 決 定 はファミリーとの 共 同 性 を 帯 びた 選 択 決 定 という 性 格 を 有 している
SBT 出 身 の 若 者 による 関 係 性 の 維 持 29 再 構 築 施 設 を 出 た 若 者 たちは SBTファミリーによって 教 育 や 職 業 生 活 への 支 援 を 得 ることや NGOに 対 して 支 援 をすることに よって 関 係 性 を 維 持 していることが 少 なくない また 彼 らの 多 くは 自 立 後 故 郷 の 家 族 や 親 族 を 経 済 的 に 支 援 している 兄 弟 姉 妹 やいとこに 良 い 教 育 を 受 けさせる ために 彼 彼 女 らを 都 市 に 呼 び 寄 せたり 送 金 をすることは 彼 らにとって 家 族 や 親 族 との 共 同 性 を 帯 びた 関 係 性 を 再 構 築 することにもつながっている
SBT 出 身 の 若 者 (2008,2011 年 ) 30 *2 9 13は 路 上 生 活 経 験 なし *NIOS National Institute of Open Schooling *BA. Bachelor of Arts
教 育 を 通 じた 共 同 性 の 構 築 31 都 市 に 暮 らす 貧 困 層 の 子 どもの 問 題 として 家 族 が 子 どもの 養 育 能 力 を 欠 いていること またそれを 支 援 するコミュニティの 力 が 欠 如 していることがある NGOは 教 育 を 通 じて 家 族 や 地 域 の 中 で 保 護 とケアがなされえない 子 どもに 対 して それらを 提 供 し 自 律 を 支 えている SBTの 事 例 は NGOが 子 どもに 自 己 決 定 を 教 育 する 過 程 が 同 時 に 子 どもが 自 己 決 定 を 支 えるおとなとの 間 に 共 同 性 を 構 築 する 過 程 ともなっていることを 示 している 自 立 自 律 後 の 青 年 たちは この 関 係 性 を 基 盤 に 故 郷 の 家 族 との 関 係 性 においても 共 同 性 を 再 構 築 し SBTファミリーの 外 の 人 々との 間 にも 新 たな 関 係 性 を 創 造 している
研 究 の 今 後 の 課 題 32 CWCとNGOの 連 携 が 強 化 されることで NGOと 支 援 を 受 ける 子 どもや 若 者 保 護 者 との 関 係 性 がどのように 変 わっていくのか 子 どもがどこの 施 設 に 行 くのかは CWCによって 決 定 される しかし NGOがこの 決 定 に 関 与 する 余 地 あり 子 どもの 自 己 決 定 の 内 容 と 範 囲 自 立 した 子 どもの 自 己 決 定 自 律 としての 自 己 決 定 NGO 出 身 の 若 者 の 選 択 決 定 における 準 拠 集 団 教 育 結 婚 転 職 における 自 己 決 定
主 要 参 考 文 献 33 Bajpai,Asha(2003) Child Rights in India, New Delhi: Oxford University Press Butterflies(2010) Children, lost or in trouble?read this JJ Act 2006 (Protecting Children) Childline India Foundation(2011) Hello Childline 60 th Edition Ministry of Human Resource and Development Government of India(2011) Sarva Shiksha Abhiyan Based on the Right of Children to Free and Compulsory Education Act,2009 Nagaseshamma,S.(2010) Street Children of India A Socio-Legal Study, Delhi: AMOL PUBLICATIONS 針 塚 瑞 樹 (2011) インド 都 市 社 会 におけるストリートチルドレンの 自 己 決 定 に 関 する 研 究 子 どもとNGOの 関 係 性 を 中 心 に 九 州 大 学 大 学 院 人 間 環 境 学 府 博 士 論 文
34 NGO 施 設 に 暮 らす 子 どもたち
スラムの 子 どもを 対 象 としたノン 35 フォーマル 教 育
児 童 労 働 者 の 多 いコミュニティで 36 のノンフォーマル 教 育
ノンフォーマル 教 育 の 教 員 を 対 象 37 とした 教 授 法 の 研 修
38 Ministry of Social Justice and Empowerment socially and economically weaker sections of society Total (40003),children (21562),Delhi(1413) Ministry of Women & Child Development Scheme for Welfare of Working Children in Need of Care and Protection Department of Social Defense Integrated Programmes for Street Children