目 次 3P はじめに 4P 第 1 章 子 どもにおきる 病 気 おたふく 風 邪 について 5P りんご 病 について 6P はしか について 7P プール 熱 について 8P 水 疱 瘡 について 9P 第 2 章 食 物 アレルギー 10P まとめ 2



Similar documents
10w.xdw

光 輪 はさみこども 園 学 校 保 健 安 全 法 ( 第 19 条 )に 準 ずる(H24.4 改 定 ) 病 名 感 染 しやすい 期 間 登 園 のめやす 症 状 ( 発 熱 全 身 症 状 呼 吸 器 症 状 )がある 期 間 インフルエンザ ( 発 症 前 24 時 間 ~ 発 病 後

<4D F736F F F696E74202D C928D4E C182C4967B939682C991CC82C982A282A282CC F4390B394C529>

第 1 章 実 は, 鼻 炎 は 様 々 5 ハンノキとその 花 粉 図 6 6 アレルギー 性 鼻 炎 患 者 の 右 鼻 腔 内 の 写 真 11

Q2 熱 1 風 邪 で 咳 と 鼻 水 が 少 しでていますが 熱 もなく 元 気 です 予 防 接 種 をうけても いいでしょうか? 2 突 発 性 発 疹 や 麻 疹 にかかったあと どのくらい 経 てば 予 防 接 種 をうけられますか? 3 熱 性 けいれんを 起 こしてからまだ1ヶ 月

首 は 下 あ ご の 骨 の 下 か ら 鎖 骨 の 上 ま で 自 分 の 首 を 両 手 で は さ ん で お さ え て み ま し ょ う 師 首 っ て ど ん な 仕 事 を し て い る か な 子 頭 を の せ て い る 頭 を お さ え て い る 頭 を 動 か し

診療行為コード

病児保育室 ぞうさん

ワクチン 定 期 接 種 化 への 道 ワクチン 開 発 にあたって 考 えることは 1その 感 染 症 の 感 染 力 や 顕 性 感 染 率 がどのく らいあるか 2 発 症 した 時 の 重 篤 度 はどのくらいか 3 発 症 した 時 に 適 切 な 治 療 法 があ るか 4 社 会 的

次 世 代 育 成 支 援

CONTENTS スギ 花 粉 症 とは スギ 花 粉 症 の 割 合 スギ 花 粉 症 が 及 ぼす 影 響 代 表 的 な 花 粉 症 原 因 植 物 の 開 花 期 スギ 花 粉 症 の 診 断 スギ 花 粉 症 の 治 療 アレルゲン 免 疫 療 法 とは アレルゲン 免 疫 療 法 の 種

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

2 9. どんな 食 べ 物 に 反 応 を 起 こしますか?( 複 数 回 答 可 ) リンゴ モモ トマト メロン キウイ スイカ その 他 フルーツ 野 菜 ( ) ナッツ 類 豆 腐 豆 乳 その 他 マメ 類 ( ) 牛 乳 卵 鶏 肉 牛 肉 豚 肉 魚 類 ( ) 小 麦 グルコサミン

注 本 スケジュール 案 は 2013 年 11 月 現 在 乳 幼 児 に 可 能 な 主 なワクチンをすべて 受 けると 仮 して1 例 を 示 したものです の 順 番 や 受 けるワクチンの 類 については お 子 様 の 体 調 や 周 りの 感 染 症 発 生 状 況 によって 異 なっ

Microsoft Word - 3大疾病保障特約付団体信用生命保険の概要_村上.docx


Microsoft Word 菊地

Microsoft Word - 狂犬病QA doc

認 定 看 護 師 専 門 看 護 師 集 中 ケア 新 生 児 集 中 ケア A 呼 吸 ケアチーム 加 算 150 点 呼 吸 ケアチームの 設 置 救 急 看 護 小 児 救 急 看 護 慢 性 呼 吸 器 疾 患 看 護 急 性 重 症 患 者 看 護 A 247 認 知 症

一般用漢方製剤の添付文書等に記載する使用上の注意の一部改正について_3

海外勤務健康プラザ 大阪(OHAP-OSAKA)のご案内      2001

(Microsoft Word _10\214\216\222\262\215\270\203\212\203\212\201[\203X_\215\305\217I\215e.doc)

監 修 北 辰 会 有 澤 総 合 病 院 内 科 大 八 木 秀 和 1 時 間 目 子 宮 内 膜 症 名 古 屋 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 産 婦 人 科 中 原 辰 夫 NAKAHARA Tatsuo 月 経 困 腎 難 不 を 全 訴 とはどのような えて 来 院 される

Taro-iryouhoken

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

Microsoft PowerPoint _GP向けGL_final


ず 一 見 蕁 麻 疹 様 の 浮 腫 性 紅 斑 が 初 発 疹 で ある 点 です この 蕁 麻 疹 様 の 紅 斑 は 赤 みが 強 く 境 界 が 鮮 明 であることが 特 徴 です こ のような 特 異 疹 の 病 型 で 発 症 するのは 若 い 女 性 に 多 いと 考 えられています

<4D F736F F F696E74202D2096F28DDC8E7489EF82C682CC98418C F8AE18E7793B182CC8D B8CDD8AB B83685D>

tokutei2-7.xls

<4D F736F F F696E74202D208D4C94A C BB38EBA814089FC95CF2E B8CDD8AB B83685D>

2


Microsoft Word - vaccine_dog.doc

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

外科外来を受診される方へ(問診票)

1 検 討 経 過 及 び 目 的 について 平 成 2 4 年 12 月 に 調 布 市 立 小 学 校 で 発 生 し た 食 物 レ ル ギ ー 死 亡 事 故 を 踏 まえ, 調 布 市 で は, 食 物 レ ル ギ ー 事 故 の 再 発 防 止 に 向 け て 調 布 市 食 物 レルギ

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

HIV感染防止マニュアル(出力用).indd

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

5 月 25 日 2 口 腔 咽 頭 唾 液 腺 の 疾 患 2 GIO: 口 腔 咽 頭 唾 液 腺 の 疾 患 を 理 解 する SBO: 1. 急 性 慢 性 炎 症 性 疾 患 を 説 明 できる 2. 扁 桃 の 疾 患 を 説 明 できる 3. 病 巣 感 染 症 を 説 明 できる 4


主 要 な が ん 治 療 に つ い て 入 院 に か か る 医 療 費 の 支 払 い か ら 計 算 し た も の で す 例 え ば 胃 が ん に つ い て は 平 均 入 院 費 は 総 額 約 万 円 で 自 己 負 担 額 は 約 3 3 万 円 程 度 必 要

<4D F736F F F696E74202D208CC A6291A78BB38EBA8E9197BF322E B8CDD8AB B83685D>

デュアック 配 合 ゲル に 係 る 医 薬 品 リスク 管 理 計 画 書 (RMP)の 概 要 販 売 名 デュアック 配 合 ゲル 有 効 成 分 クリンダマイシンリン 酸 エステ ル 水 和 物 / 過 酸 化 ベンゾイル 製 造 販 売 業 者 株 式 会 社 ポーラファルマ 薬 効 分

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

全設健発第     号

<4D F736F F D F834E B B408D5C88C4465F91CC8DD995CF8D58295F F44534A564394C55F966B97A291E688EA8E4F8BA45F B E646F6378>

1604_栄養科 がん患者向け食事のヒント.indd

_si00421

子 どもたちのバランスのよい 育 ちを 目 指 して 今 回 の 調 査 では 世 帯 年 収 が 減 って 家 計 の 厳 しさが 増 すなかで 保 護 者 が 子 どもたちの の 費 用 を 減 らしている 実 態 が 明 らかになりました 教 育 費 に 対 して 重 い 負 担 感 を 感

栄養管理手順について

表紙

<96DA8E9F81698D8791CC A2E786C73>

職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 ( 年 4 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 44. 歳 6,4, 歳,44 4,7 7,6 4. 歳 7,

PowerPoint プレゼンテーション

CONTENTS はじめに ~ 通 年 性 アレルギ 性 鼻 炎 にお 悩 みの 方 へ~ 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 とは 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 割 合 アレルギー 性 鼻 炎 が 及 ぼす 影 響 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 主 な 原 因 として 考 えら

子 育 てをサポート サポートする 休 暇 等 制 度 1 出 産 前 後 の 休 暇 休 暇 等 名 称 妊 娠 出 産 後 通 院 休 暇 ( 特 別 休 暇 ) 妊 娠 中 の 職 員 及 び 出 産 後 1 年 以 内 の 職 員 が 保 健 指 導 又 は 健 康 審 査 を 受 ける 場

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

< E96F28EE892A D A F4390B394C52E786C7378>

PowerPoint Presentation

海外勤務健康プラザ 大阪(OHAP-OSAKA)のご案内      2001

アフターケア.indd

ヒュミラ体調管理ノート_Ps版.indd

腫 瘍 随 伴 性 天 疱 瘡 IgG デスモプラキン I/II, BP230, エンボプラキン, ペリプラキン, 170kDa 蛋 白 ( 未 同 定 ), Dsg3, Dsg1 薬 剤 誘 発 性 天 疱 瘡 IgG 多 様 IgA 天 疱 瘡 SPD 型 IgA デスモコリン 1 IEN 型

育休代替任期付職員制度について

Microsoft Word 村田.doc

Q1 4 月 から 児 童 手 当 の 支 給 額 はどうなるのですか? Q2 児 童 手 当 には 所 得 制 限 が 設 けられるとのことですが 具 体 的 な 基 準 はどのよう になるのですか? Q3 4 月 以 降 児 童 手 当 を 受 け 取 るためには 手 続 きが 必 要 ですか?

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

1章A_責了.indd

Taro-条文.jtd

目  次

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

Microsoft Word - 第74号 結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課税

1.H26年エイズ発生動向年報ー概要

人生の最終段階における医療に関する意識調査 結果の概要

■認知症高齢者の状況

新JA志賀-88.indd

(3) 冷 却 塔 管 理 の 調 査 現 状 の 冷 却 塔 の 洗 浄 方 法 洗 浄 回 数 薬 注 の 有 無 薬 注 している 場 合 はその 目 的 を 調 べる ま たレジオネラ 属 菌 検 査 の 状 況 およびその 結 果 を 調 べ 記 録 する 22

(Microsoft Word - \213\213\227^\201E\222\350\210\365\212\307\227\235\214\366\225\\\201iH \)\201iHP\227p\201j.doc)


2 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 静 岡 県 国 類 似 団 体 2 技 能 労 務 職 区 41.8 歳 42.6 歳 43.5

(平成13年9月25日現在)

untitled

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

Microsoft Word - 公表資料(H22).doc

自 分 にあった 健 康 保 険 を 見 つけよう! それぞれの 健 康 保 険 の 特 徴 を 踏 まえ 自 分 にあった 健 康 保 険 を 選 ぶようにしましょう! 今 までの 収 入 扶 養 家 族 の 有 無 によって どの 健 康 保 険 に 加 入 するとメリットがあるか 参 考 にし

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

3 保 険 料 ( 掛 金 )を 納 めていること 原 則 として 初 診 日 月 前 々 月 まで 国 民 年 金 加 入 期 間 全 体 うち 3 分 2 以 上 きち んと 納 めている( 保 険 料 免 除 期 間 も 含 む)ことが 必 要 です 現 在 は 特 例 として 初 診 日 が

感 染 対 策 がマニュアルに 従 って 実 施 されるように 指 導 することや 病 棟 での 意 見 を 聞 き 入 れることが 重 要 です そして ICT 検 討 会 で 改 善 策 な どについて 話 し 合 います 巡 回 は 医 療 施 設 の 規 模 によって 異 なりますが 通 常

Microsoft Word - 【HP用】運営状況(~H27)

各論_1章〜7章.indd

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

提出時の注意点

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9

花 粉 症 とは 花 粉 症 とは 花 粉 によって 生 じるアレルギー 疾 患 の 総 称 です 主 にアレルギー 性 鼻 炎 とアレルギー 性 結 膜 炎 が 生 じます アレルギー 性 鼻 炎 とは 花 粉 が 鼻 に 入 ると 鼻 汁 ( 鼻 水 )が 出 る くしゃみが 出 る その 後

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

Transcription:

卒 業 研 究 谷 田 貝 ゼミ 子 どもにおきる 病 気 3G 19-1208 岡 田 瞳

目 次 3P はじめに 4P 第 1 章 子 どもにおきる 病 気 おたふく 風 邪 について 5P りんご 病 について 6P はしか について 7P プール 熱 について 8P 水 疱 瘡 について 9P 第 2 章 食 物 アレルギー 10P まとめ 2

はじめに 私 は 卒 業 研 究 を 子 どもにおきる 病 気 にしました なぜ 子 どもにおきる 病 気 にしたのかというと 私 自 身 子 どもの 時 になった さまざまな 病 気 について 詳 しく 知 りたい 保 育 士 として 現 場 に 立 ったとき 子 ど もたちの 異 変 にすぐ 気 づけるようにしたい そしてきちんと 対 応 できるように なりたいと 思 ったからです 子 どもは 大 人 と 比 べて まだ 体 の 抵 抗 力 が 出 来 ていません 周 りの 人 の 風 邪 がうつったり すぐ 熱 をだしたりします また 子 どもは 体 調 が 少 し 悪 いかも しれないと 思 っても 遊 んでしまうなどじっとしていることがあまりできませ ん なので 周 りの 大 人 がきちんと 子 ども 一 人 一 人 の 様 子 を 確 かめ 気 づいていか なければいけないと 思 います 子 どもにおきる 病 気 として おたふく 病 や りんご 病 などがあげられま すが どうしておきるのか どう 対 処 すればいいのかきちんと 理 解 している 人 は 少 ないと 思 います 私 もその 中 の 一 人 です この 卒 業 研 究 を 通 して 子 ども の 様 々な 病 気 について 知 り 理 解 できるようになりたいです また いくつかの 保 育 園 や 幼 稚 園 で 実 習 をさせてもらい 食 物 アレルギー の 子 どもがとても 多 いことに 驚 きました 私 は 食 物 アレルギーがないので ど んな 食 べ 物 でアレルギーになるのか どんな 症 状 があらわれるのか 改 めて 知 る チャンスなので 調 べてみることにしました 3

第 1 章 子 どものおきる 病 気 おたふく 風 邪 について ( 症 状 ) おたふく 風 邪 は 感 染 症 の 病 気 です 流 行 性 耳 下 線 炎 とも 呼 ばれています おたふく 風 邪 の 原 因 となるものが(ムンプスウイルス)です ムンプスウイルスは 感 染 した 人 がくしゃみや 咳 をする 事 によって 起 こる 飛 沫 感 染 や 接 触 感 染 によっ て 次 々 二 次 感 染 を 起 こします 2 歳 から 12 歳 までの 子 どもが 感 染 するケースが 多 く 見 られています 以 前 は おたふく 風 邪 に 対 応 した 新 三 種 混 合 ワクチンの 予 防 接 種 が 義 務 ずけられていま した しかし 副 作 用 として 無 菌 性 髄 膜 炎 を 引 き 起 こす 恐 れがあります なので 集 団 接 種 は 行 われていません ムンプスウイルスは 2 週 間 程 度 の 潜 伏 期 間 を 持 っているため 感 染 源 の 特 定 が 難 しいという 性 質 を 持 っています おたふく 風 邪 は 一 度 なると 体 の 中 に 抗 体 ができるので 二 度 目 の 発 病 はほ とんどありませんが 抗 体 を 持 っていない 大 人 にはおたふく 風 邪 が 発 症 するこ ともあります ( 対 処 法 ) おたふく 風 邪 に 対 する 有 効 な 治 療 法 はありません 自 然 治 療 が 基 本 方 針 とな ります おたふく 風 邪 になったら 二 次 感 染 を 防 ぐためにも 治 るまで 学 校 や 幼 稚 園 に 通 わせないようにしてください 頬 や 額 を 氷 水 などで 冷 やして 上 げると 辛 さが 和 らぎます 鎮 痛 剤 などで 痛 みをおさえるのも 方 法 のひとつです もし 症 状 が 悪 化 し 膵 炎 になり 吐 き 気 や 嘔 吐 が 起 こった 場 合 は 直 ちに 絶 食 を 行 い 輸 液 による 栄 養 摂 取 に 切 り 替 える 必 要 があるため 病 院 で 診 察 をきちんとし ましょう 4

りんご 病 について ( 症 状 ) りんご 病 は 伝 染 性 紅 斑 といい ウイルスへの 感 染 によって 発 生 する 病 気 です 顔 の 頬 や 関 節 周 辺 の 皮 膚 に 赤 い 発 疹 が 出 て これがりんごのように 見 え ます りんご 病 の 原 因 となるのは(ヒトパルボウイルス B19)への 感 染 です この ウイルスは 現 在 確 認 されている 中 でも 最 も 小 さいという 特 徴 があります 犬 や 猫 に 感 染 するパルボウイルスという 種 類 もありますが 人 間 に 感 染 するのは(ヒ トパルボウイルス B19)だけです 気 道 からの 飛 沫 感 染 によって 二 次 感 染 につ ながります りんご 病 は 2~3 週 間 ほどの 潜 伏 期 間 を 経 て 発 病 し 微 熱 くしゃみ 鼻 水 などがでて 風 邪 に 似 た 初 期 症 状 が 起 こります 二 日 ほどで 発 疹 が 頬 や 関 節 周 辺 に 現 れ これを 発 疹 期 といいます 一 週 間 ほどで 収 まり 快 方 に 向 かいます 発 疹 期 に 入 ると 出 歩 いても 問 題 ないとされています ( 対 処 法 ) りんご 病 の 初 期 症 状 はとても 風 邪 に 似 ています 二 次 感 染 を 防 ぐためにも 学 校 や 幼 稚 園 等 を 休 ませて きちんと 子 どもの 様 子 を 見 ることが 大 切 です くし ゃみをしているときが 一 番 ウイルスが 活 発 な 時 期 なので 注 意 しましょう 周 り の 大 人 が 発 疹 期 かどうかきちんとした 判 断 をしましょう 発 疹 期 に 移 行 したな らば 外 出 しても 問 題 ないようです りんご 病 の 原 因 である(ヒトパルボウイルス)のワクチンは 存 在 していません しかし 発 疹 の 痒 み(かゆみ)を 抑 えるための 鎮 痛 剤 の 処 方 がおもに 行 われていま す 5

はしか について ( 症 状 ) はしかは 麻 疹 とも 呼 ばれています 伝 染 病 で 大 人 にも 感 染 する 病 気 です はしかは ( 麻 疹 ウイルス)によって 発 症 します 麻 疹 ウイルスはとても 強 い 感 染 力 を 持 っていて 飛 沫 接 触 空 気 感 染 によって 媒 介 させる 性 質 を 持 ってい ます 麻 疹 ウイルスは 感 染 して10 日 前 後 の 潜 伏 期 間 を 得 ては 発 症 し カルタ 期 と 呼 ばれる 発 熱 や 咳 を 伴 い 初 期 症 状 に 移 行 します 麻 疹 ウイルスは 咳 で 飛 散 しやすいカルタ 期 に 最 も 強 い 感 染 力 を 示 します 3 日 程 度 でカルタ 期 を 得 て 発 疹 期 になります そこで 全 身 に 発 疹 が 出 て 来 ます その 他 にも 高 熱 くしゃみ 鼻 水 等 の 症 状 がみられます 発 疹 期 に 熱 がでると 最 高 40 に 達 する こともあります しかし 三 日 ほどで 回 復 してきます 高 熱 が 続 く 場 合 は 二 次 感 染 を 引 き 起 こしています ( 対 処 法 ) はしかは 安 静 にしていれば 自 然 に 回 復 してきます しかし 体 の 抵 抗 力 が 低 下 していると 脳 炎 などの 合 併 症 が 発 生 する 可 能 性 があります ワクチン 投 与 や 処 方 された 鎮 痛 剤 解 熱 剤 等 で 経 過 を 見 ていきましょう またワクチンから 得 た 麻 疹 ウイルスの 抗 体 は 野 生 株 の 麻 疹 ウイルスへの 感 染 や 二 度 目 のワクチン 接 種 を 受 けないと 充 分 に 機 能 しないという 性 質 があるの で 油 断 は 出 来 ません 6

プール 熱 について ( 症 状 ) プール 熱 は 咽 頭 結 膜 炎 (いんとうけつまくえん)とも 呼 ばれています 目 や 喉 に 症 状 があらわれ プール 熱 は 再 感 染 する 可 能 性 が 高 い 感 染 症 であるた めきちんと 注 意 しなければいけません プール 熱 の 原 因 は(アデノウイルス)への 感 染 です アデノウイルスだけで も49 種 類 が 確 認 されています そのなかで3 型 4 型 7 型 がプール 熱 の 原 因 となります 主 に 接 触 感 染 でなることが 多 いですが 便 や 飛 沫 との 接 触 でも 感 染 します (アデノウイルス7 型 )は 重 症 肺 炎 や 心 肺 昨 日 免 疫 機 能 の 低 下 を 合 併 症 として 引 き 起 こすことがあります 全 身 が 水 につかるプールは(アデノウイルス)を 溶 媒 し 感 染 源 となります そのため プール 熱 という 名 前 の 由 来 となったようです プール 熱 は 約 一 週 間 程 度 の 潜 伏 期 間 を 得 て 喉 の 腫 れや 結 膜 炎 高 熱 等 を 引 き 起 こします 喉 の 腫 れが 扁 桃 腺 炎 (へんとうせんえん)になることもありま す 発 熱 を 起 こしてから 一 週 間 ほどで 快 方 に 向 かっていきます しかし 症 状 が 治 まっても 体 内 で2,3 日 はウイルスが 活 動 しているので 完 治 から2 日 は 登 校 を 避 けましょう ( 対 処 法 ) 熱 が 下 がるまで 安 静 にしていましょう 発 熱 による 発 汗 があるので 充 分 に 水 分 補 給 をしましょう しかし 喉 の 腫 れなどによる 痛 みで 物 が 飲 み 込 めない ときは 病 院 で 診 察 をうけ 診 断 に 従 った 治 療 をしましょう 発 熱 が 長 引 いた 時 には 7 型 の 感 染 を 疑 い きちんと 病 院 で 診 察 してください プール 熱 は 子 どもだけではなく 大 人 にも 感 染 する 病 気 です 小 学 生 のときなど プールの 授 業 が 終 わった 後 には 手 洗 い うがい 洗 眼 を していませんでしたか?それは プール 熱 の 予 防 にとても 効 果 的 です 特 に 手 を 洗 うときは 石 鹸 を 使 うとより 効 果 的 で プールの 中 ではゴーグルをして 目 を 守 りましょう 7

水 疱 瘡 について ( 症 状 ) 水 疱 瘡 は 水 痘 とも 呼 ばれています 感 染 症 で 免 疫 がちゃんと 出 来 てい ない 子 どもがかかりやすいです 皮 膚 に 症 状 が 現 れるとても 感 染 力 が 高 い 病 気 です 水 疱 瘡 の 原 因 は 水 痘 帯 状 疱 疹 ウイルスとも 呼 ばれる ヒトヘルペスウイ ルス への 感 染 です 接 触 飛 沫 空 気 感 染 によって 感 染 し 多 くの 場 合 二 次 感 染 が 原 因 です 水 痘 帯 状 疱 疹 ウイルスは 非 常 に 感 染 力 が 強 く 感 染 者 と 接 触 していなくても 皮 膚 や 気 道 から 感 染 することがあります 一 度 なると 再 発 することはありません 大 人 になってから 水 疱 瘡 にかかると 400 人 に1 人 の 割 合 で 肺 感 染 症 を 引 き 起 こします また 子 どものときに 水 疱 瘡 にかかって いても 水 痘 帯 状 疱 疹 ウイルスが 潜 伏 を 続 けます ストレス 病 気 になったと きなど 体 の 抵 抗 力 が 落 ちると 水 痘 帯 状 疱 疹 ウイルスが 再 活 動 して 帯 状 疱 疹 と なります 10 日 ~3 週 間 の 潜 伏 期 間 を 経 て 発 症 します 食 欲 不 振 や 倦 怠 感 を 伴 って 赤 い 発 疹 がポツポツ3 日 ほどかけて 現 れます ポツポツはやがて 水 ぶくれになり 膿 (のう)が 溜 まったあと 一 週 間 ほどで 瘡 蓋 (かさぶた)になっていきます 医 学 では 水 ぶくれから 瘡 蓋 に 変 わった 時 点 で 完 治 と 見 ています 水 疱 瘡 は 途 中 でつぶしてしまうとクレーターに 後 が 残 ってしまうので 充 分 注 意 しましょう ( 対 処 法 ) 水 疱 瘡 は 抗 ウイルス 剤 や 痒 み 止 めの 投 与 を 行 って 水 ぶくれを 掻 かないよう にします 水 ぶくれはつぶしたらクレーター 状 に 跡 が 残 り 瘡 蓋 を 無 理 に 剥 が してしまうと 跡 が 残 ります 跡 を 綺 麗 な 状 態 に 戻 すためには 手 術 が 必 要 であり 保 険 外 治 療 となります 口 の 中 に 発 疹 が 出 来 たときには 柔 らかい 食 べ 物 にす るなど 工 夫 をしましょう 水 痘 ワクチンの 接 種 は 月 齢 12ヶ 月 以 上 からとなっています ワクチンの 接 種 は 早 いうちに 済 ませておきましょう 8

第 二 章 食 物 アレルギー 食 物 アレルギー について 食 物 アレルギーになると アレルギー 反 応 により 口 唇 口 腔 粘 膜 の 接 触 皮 膚 炎 様 の 症 状 から 気 管 支 喘 息 胃 腸 障 害 などを 引 き 起 こすものまであります 時 には 血 液 低 下 顔 面 蒼 白 呼 吸 困 難 意 識 混 濁 など 生 命 にかかわる 急 激 な 全 身 の 反 応 (アナフィラキシーショック)を 起 こします 原 因 となる 食 べ 物 には こんな 食 物 があるでしょうか? 卵 牛 乳 大 豆 小 麦 米 は 五 大 食 物 アレルゲンと 呼 ばれています そのほかに そば 魚 介 類 柑 橘 類 などの 果 物 ナッツ 類 などがあります 特 にそばとピーナツはアナフィラキシーショックを 起 こすことがあります 卵 や 牛 乳 の 成 分 から 作 られている 薬 剤 ( 塩 化 リゾチーム タンナルビン 乳 酸 菌 製 剤 一 部 の 抗 生 物 質 )もアレルギーを 起 こしやすい 食 物 アレルギーの 原 因 食 品 は 鶏 卵 29% 乳 製 品 23% 小 麦 10% その 後 そ ばや 魚 類 などがでてきます 食 物 アレルギーの 原 因 の 一 つに 完 全 離 乳 前 に 食 べ 物 を 食 べさせることが 考 えられています 乳 児 は 胃 腸 の 機 能 が 未 完 成 なので 栄 養 を 取 るために 主 に 母 乳 や 粉 ミルクを 主 食 としています 未 完 成 の 胃 腸 は 母 乳 や 粉 ミルク 以 外 の 食 べ 物 を 全 て 異 物 と 判 断 してしまうのです 離 乳 を 親 の 勝 手 な 判 断 で 行 うことで 食 物 アレルギーを 発 生 させる 原 因 になるのです 食 物 アレルギーは 体 質 の 変 化 に よって 発 症 したりよくなったりします その 反 対 に 大 人 になってから 好 き な 食 べ 物 がアレルゲンとなり 食 物 アレルギーになってしまうこともあるので す 食 物 アレルギーというと 口 にいれたからなるとも 限 りません 食 べるだけ ではなく 接 触 触 れるだけで 起 きることもあります 現 代 食 品 を 手 にする と 細 かく 原 材 料 などが 表 示 されています そのおかげで 少 しでも 安 心 して 食 べることができ 食 べる 楽 しさを 感 じることが 出 来 るのではないでしょうか しかし 外 食 などで 思 わぬ 形 で 含 まれていることがあります 親 や 学 校 の 給 食 など 周 りの 大 人 がきちんと 協 力 をしていきことが 大 切 になってきます 9

まとめ 今 回 卒 業 研 究 を 通 して 自 分 が 知 っておきたいと 思 っていたことを 少 しで も 知 り 理 解 することができました 子 どもに 起 きる 病 気 は 今 回 の 卒 業 研 究 に 書 いたものだけではありません まだ 数 え 切 れないほどの 子 どもにおきる 病 気 があります なので 自 分 自 身 で 他 にどんな 病 気 があるのかきちんと 調 べてみ ようと 思 います 今 回 書 いたいくつかの 病 気 についてですが さまざまなウイルスによっての 感 染 が 多 いと 感 じました 飛 沫 感 染 空 気 感 染 接 触 感 染 などで 二 次 感 染 につ ながるケースがたくさんあるので 周 囲 の 大 人 の 人 たちが 子 どもの 小 さな 異 変 を 見 逃 さないようにし 正 しい 知 識 を 持 ち きちんと 対 処 することが 大 事 です 手 洗 いうがいは 予 防 するうえで 一 番 効 果 があるとおもいます また マスク をきちんと 付 け 誰 にも 移 さない 誰 からも 移 されない ことを 心 がけていく べきだと 思 います おたふく 風 邪 りんご 病 はしかなどは 無 理 をせず 自 然 に 治 まるのを 待 つ ことが 基 本 方 針 です 子 どもを 持 つ 親 は 子 どものおこる 様 々な 病 気 の 知 識 を きちんと 知 っておくべきです そうすれば 慌 てることはなく スムーズな 対 処 ができ 安 心 して 見 守 っていくことが 出 来 るからです 食 物 アレルギーは 何 度 も 耳 にしたことがある 言 葉 ですが どんな 症 状 が 起 きるのか 詳 しいことは 分 かっていませんでした 自 習 先 の 子 どもの 中 に 食 物 ア レルギーの 子 が 何 人 もいたので 保 育 士 として 現 場 に 立 つ 前 に どんな 食 べ 物 で 食 物 アレルギーを 引 き 起 こしてしまうのか 知 っておきたいと 思 いました 子 どもの 時 にだけ 起 きたり 大 人 になってから 今 まで 大 丈 夫 だった 食 べ 物 がアレ ルギーを 引 き 起 こしてしまったりするケースが 分 かりました 今 回 卒 業 研 究 を 通 して 知 った 知 識 は これからちゃんと 役 に 立 つと 思 いま す そして まだ 知 らない 子 どもにおこる 病 気 を 調 べ より 知 識 を 身 につけて いきたいです ( 参 考 文 献 ) http://www.kodomo10.org/ http://homepage2.nifty com/fwkx2334/link23.htm 10