学 校 跡 地 跡 施 設 利 用 基 本 計 画 平 成 21 年 3 月 高 松 市
目 次 はじめに 1 1 跡 地 跡 施 設 となる 各 学 校 の 施 設 状 況 について 2 2 高 松 市 としての 利 用 構 想 と 各 地 域 からの 要 望 等 3 (1) 高 松 市 としての 利 用 構 想 3 (2) 各 地 域 の 要 望 4 (3) その 他 4 3 学 校 跡 地 跡 施 設 利 用 の 条 件 等 について 5 (1) 施 設 の 老 朽 化, 耐 震 補 強 の 必 要 性 (2) 跡 地 の 公 共 用 地 としての 利 用 4 学 校 跡 地 跡 施 設 利 用 方 策 検 討 の 考 え 方 について 6 (1) 基 本 方 針 (2) 具 体 的 跡 地 跡 施 設 利 用 方 策 検 討 について (3) 本 計 画 の 位 置 づけ 5 学 校 跡 地 跡 施 設 利 用 の 方 向 性 7 (1) 日 新 小 学 校 7 (2) 四 番 丁 小 学 校 7 (3) 築 地 小 学 校 8 (4) 新 塩 屋 町 小 学 校 9 (5) 城 内 中 学 校 9 6 跡 地 跡 施 設 利 用 に 係 る 経 費 について 10
はじめに 中 心 部 小 中 学 校 の 適 正 配 置 により, 高 松 市 では, 平 成 21 年 3 月 に 城 内 中 学 校 が,22 年 3 月 には, 日 新, 四 番 丁, 築 地, 新 塩 屋 町 の4つの 小 学 校 が 閉 校 となり, 跡 地 跡 施 設 となります これらの 跡 地 跡 施 設 は,いずれも 中 心 部 のまとまった 土 地 あるいは 公 共 的 建 築 物 で, 本 市 の 貴 重 な 財 産 である 一 方, 学 校 は, 地 域 の 身 近 な 公 共 施 設 として,コミュニティ 活 動 等 に 利 用 されてきたことなどから, 地 域 住 民 の 学 校 への 思 いは 非 常 に 強 いものがあります このような 状 況 を 踏 まえ, 高 松 市 では 学 校 跡 地 跡 施 設 利 用 庁 内 検 討 委 員 会 を 設 置 し, 全 市 的 な 視 点 で, 学 校 跡 地 跡 施 設 の 利 用 について 検 討 を 行 い, 跡 地 跡 施 設 利 用 の 基 本 的 な 考 えを 取 りまとめました 今 後, 本 計 画 をもとに, 市 民 全 体 の 意 向 を 踏 まえる 中 で, 実 施 時 期 や 管 理 方 法 等 の 検 討 を 行 い, 学 校 跡 地 跡 施 設 利 用 実 施 計 画 として 取 りまとめる 予 定 です なお,この 素 案 は, 学 校 の 閉 校 に 伴 う 既 存 施 設 の 有 効 利 用 を 図 る 観 点 から 検 討 したもの で, 将 来 の 行 政 需 要 等 に 伴 う 施 策 の 検 討 に 影 響 を 及 ぼすものではありません 1
1 跡 地 跡 施 設 となる 各 学 校 の 施 設 状 況 について 利 用 方 策 を 検 討 する 各 施 設 の 状 況 は, 表 1のとおりです 各 小 中 学 校 の 施 設 は, 老 朽 化 したものが 多 く,また, 耐 震 性 能 に 問 題 がある 建 物 がほ とんどで, 特 に, 四 番 丁 小 学 校 の 北 棟 と 南 北 棟, 築 地 小 学 校 の 校 舎,および 城 内 中 学 校 の 南 棟 は, 築 後 50 年 を 経 過 しているほか,その 他 の 学 校 も 主 たる 校 舎 は, 築 後 40 年 以 上 を 経 過 しています なお, 四 番 丁 小 学 校 の 東 棟 と 新 塩 屋 町 小 学 校 の 中 棟, 南 棟 につ いては, 耐 震 補 強 をせずに 再 利 用 ができます また,4 小 学 校 の 体 育 館 については, 平 成 17 年 12 月 市 議 会 で, 地 域 のスポーツ 施 設,あるいは, 災 害 時 の 避 難 所 として 利 用 することにしていることから, 耐 震 補 強 を 行 っています 表 1 各 施 設 の 現 況 一 覧 ( 平 成 21 年 1 月 現 在 ) 学 校 名 棟 等 の 名 称 経 過 年 階 数 面 積 (m2) 教 室 数 耐 震 評 価 日 新 小 学 校 敷 地 面 積 :7,451 m2 本 館 校 舎 47 3 2,587 23 b 体 育 館 38 3 1,249 - 補 強 済 運 動 場 - - 3,200 - - 北 棟 校 舎 51 3 2,089 18 a,b 四 番 丁 小 学 校 敷 地 面 積 :13,190 m2 東 棟 校 舎 23 3 570 3 補 強 不 要 南 北 棟 校 舎 53 3 1,854 15 b 体 育 館 27 2 863 - 補 強 済 運 動 場 - - 4,800 - - 北 棟 校 舎 55 3 3,055 22 b 築 地 小 学 校 敷 地 面 積 :9,732 m2 南 棟 校 舎 54 3 887 5 b 体 育 館 48 2 861 - 補 強 済 運 動 場 - - 3,200 - - 北 棟 校 舎 41 3 2,419 20 b 新 塩 屋 町 小 学 校 敷 地 面 積 :10,290 m2 中 棟 校 舎 30 3 1,466 7 補 強 不 要 南 棟 校 舎 28 3 788 6 補 強 不 要 体 育 館 49 2 781 - 補 強 済 運 動 場 - - 3,000 - - 2
学 校 名 棟 等 の 名 称 経 過 年 階 数 面 積 (m2) 教 室 数 耐 震 評 価 北 棟 校 舎 48 4 1,529 6 b 東 棟 校 舎 44 3 188 2 補 強 不 要 城 内 中 学 校 敷 地 面 積 :7,542 m2 西 棟 校 舎 50 4 1,371 12 a 南 棟 校 舎 52 3 1,480 14 b 体 育 館 42 3 1,615 - b 運 動 場 - - 2,800 - - 網 掛 け 部 分 は 耐 震 性 能 に 問 題 がある 施 設 (a,b 評 価 ) 耐 震 評 価 a: 大 地 震 時 に 崩 壊, 脱 落 等 の 危 険 性 が 高 い 建 物 b: 大 地 震 時 に 崩 壊, 機 器 類 の 破 損 等 の 危 険 性 がある 建 物 2 高 松 市 としての 利 用 構 想 と 各 地 域 からの 要 望 等 閉 校 する 学 校 の 跡 地 跡 施 設 の 利 用 方 策 について, 平 成 16 年 8 月 の 高 松 市 小 中 学 校 適 正 配 置 等 審 議 会 の 答 申 では, 跡 地 跡 施 設 は 施 設 の 状 況 や 地 域 住 民 の 意 向 等 も 考 慮 しながら, 新 しい 地 域 づくり,まちづくりに 貢 献 できる 文 教 施 設 を 優 先 して, 有 効 活 用 を 図 っていくこと,また, 従 来 の 避 難 所 としての 機 能 を 確 保 することが 望 ましい と 提 案 されています このことなどから, 高 松 市 においては, 教 育 委 員 会 を 中 心 に, 複 数 の 跡 地 跡 施 設 の 利 用 構 想 が 提 案 されました また, 学 校 が 閉 校 する 地 域 からは, 跡 地 跡 施 設 の 利 用 に 関 する 要 望 書 が 提 出 された ほか, 検 討 委 員 会 においてもヒアリングを 実 施 し, 地 域 の 意 向 の 確 認 や 要 望 の 取 りまと めを 行 いました (1) 高 松 市 としての 利 用 構 想 (ア) 教 育 に 関 する 研 究 研 修 等 の 拠 点 機 能 を 持 つ 教 育 センターの 整 備 (イ) 適 応 指 導 教 室 虹 の 部 屋 の 移 転 (ウ) 埋 蔵 文 化 財 の 保 管 と 収 集 資 料 等 の 展 示 や 学 習 機 能 を 持 つ 文 化 財 センターの 整 備 (エ) 菊 池 寛 記 念 館 の 移 転,または 分 館 機 能 の 整 備 (オ) 校 舎 部 分 を 含 めた 災 害 時 の 避 難 所 機 能 の 確 保 (カ) 豪 雨 災 害 による 浸 水 対 策 計 画 に 基 づく 排 水 処 理 施 設 の 整 備 (キ) 本 庁 舎 や 民 間 施 設 に 入 居 している 各 種 団 体 等 の 事 務 所 スペースの 整 備 (ク) アーティストやデザイナーなどを 対 象 にしたインキュベータールームの 整 備 3
(1) 各 地 域 の 要 望 各 地 域 の 要 望 の 概 要 は, 次 のとおりです ( 複 数 の 地 域 で 共 通 する 要 望 ) 跡 地 は 売 却 しないこと 避 難 所 の 防 災 機 能 の 拡 充 や 防 災 拠 点 として 整 備 地 域 に 対 する 体 育 館 と 運 動 場 の 開 放 の 継 続 コミュニティセンターを 跡 施 設 に 移 転 ( 跡 地 跡 施 設 で 実 施 する 事 業 に 関 する 要 望 ) ベンチャー 企 業 のインキュベータールームとして 活 用 留 守 家 庭 児 童 会 の 施 設 として 活 用 高 松 市 手 をつなぐ 育 成 会 の 事 務 局 として 活 用 子 育 て 高 齢 者 等 の 支 援 の 場 として 活 用 教 育 関 係 施 設 への 転 用 適 応 指 導 教 室 虹 の 部 屋 の 移 転 児 童 館 の 整 備 運 動 場 を 高 松 第 一 学 園 の 部 活 動 に 活 用 ( 施 設 整 備 に 関 する 要 望 ) プレーパークの 整 備 校 舎 の 一 部 を 解 体 し, 施 設 利 用 者 の 駐 車 場 スペースとして 活 用 運 動 場 に 夜 間 照 明 を 設 置 プールを 解 体 して 運 動 場 を 拡 張, 跡 地 を 緑 化 (その 他 の 要 望 ) 校 舎, 体 育 館 は 取 壊 さずに 現 状 有 姿 を 保 存 地 域 のコミュニティによる 跡 地 跡 施 設 の 管 理 地 域 における 学 校 跡 地 跡 施 設 の 検 討 に 対 する, 市 の 支 援 アドバイス (2) その 他 平 成 19 年 12 月 に, 高 松 商 工 会 議 所 から, 統 合 される 小 中 学 校 の 跡 地 跡 施 設 利 用, 活 用 に 関 する 要 望 が 提 出 され, 次 のような 提 案 がありました (ア) 暫 定 利 用 として 避 難 所 としての 機 能 やオープンスペース, 地 域 のスポーツ 施 設 地 域 コミュニティ 支 援 施 設, 地 域 の 楽 器 演 奏 の 場 4
教 育 関 連 施 設, 子 育 て 支 援 施 設 (イ) 公 園, 緑 地 や 景 観 を 考 慮 したものとして 快 適 でゆとりのある 空 間, 憩 いの 場 としての 公 園 や 緑 地 (ウ) 将 来 を 見 据 えたものとして 研 究 開 発 型 企 業 やハイテク 関 連 ベンチャー 企 業,アーティストの 創 作 する 場 等 のインキュベーター 機 能 付 加 施 設 芸 術 文 化 情 報 拠 点 施 設, 地 場 産 品 振 興 施 設, 歴 史 に 関 連 する 施 設 NPOのネットワークの 場,コミュニティカレッジ 等 3 学 校 跡 地 跡 施 設 利 用 の 条 件 等 について (1) 施 設 の 老 朽 化, 耐 震 補 強 の 必 要 性 各 施 設 の 現 況 一 覧 ( 表 1)で 示 すとおり, 小 中 学 校 のほとんどの 施 設 は, 耐 震 性 に 問 題 があり,その 施 設 を 利 用 する 場 合 は, 耐 震 補 強 が 必 要 となります また, 再 利 用 する 部 分 については, 耐 震 補 強 のほか, 関 係 法 令 に 適 合 するための 設 備 機 器 の 改 修 や 内 装 等 の 変 更 が 必 要 となり, 再 利 用 には 多 額 の 経 費 を 要 することから, 校 舎 の 建 築 年 数 と 費 用 対 効 果 を 勘 案 しながら 利 用 方 策 を 検 討 することとしました また, 再 利 用 しない 校 舎 については, 解 体 撤 去 することを 含 めて 検 討 することと しました (2) 跡 地 の 公 共 用 地 としての 利 用 学 校 は, 地 域 に 開 かれた 生 涯 学 習,スポーツ 等 の 活 動 の 場 として 利 用 されており, 体 育 館 や 運 動 場 のみならず 校 舎 も 利 用 して, 様 々なコミュニティ 活 動 が 行 われていま す また, 災 害 時 には 避 難 所 となる 体 育 館 は, 地 域 の 防 災 活 動 の 拠 点 として, 住 民 の 心 の 拠 り 所 にもなっており, 学 校 の 閉 校 後 も 体 育 館, 運 動 場 の 機 能 の 存 続 は,すべて の 地 域 から, 強 く 求 められています さらに, 学 校 は,これまで 地 域 から 数 多 くの 支 援, 協 力 をいただきながら 運 営 され てきた 歴 史 的 な 経 緯 があり, 地 域 住 民 は, 学 校 に 対 して, 地 域 のシンボルという 思 い を 強 く 抱 いています 本 市 では, 跡 地 となる 学 校 跡 地 の 売 却 について, 一 部 分 を 売 却 する 場 合 も 含 めて, 検 討 を 行 いましたが, 今 後, 長 期 的 なまちづくりの 方 向 を 考 える 中 で, 学 校 として 使 わなくなったからという 理 由 で 売 却 することは, 将 来 の 中 心 部 における 公 共 用 地 の 可 能 性 を 無 くしてしまうことになり,また, 安 全 快 適 格 調 のあるまちづくりのため, 5
公 共 空 間 の 積 極 的 な 活 用 が 求 められることから, 跡 地 跡 施 設 は, 売 却 することなく, 中 心 部 の 貴 重 な 公 共 用 地 として, 利 用 する 方 向 で 検 討 することとしました 4 学 校 跡 地 跡 施 設 利 用 方 策 検 討 の 考 え 方 について 高 松 市 では, 跡 地 跡 施 設 利 用 に 係 る 諸 条 件 を 踏 まえ, 全 市 的 な 視 点 に 立 ち, 高 松 市 としての 基 本 方 針 を 明 確 にした 上 で, 地 域 の 要 望 も 加 味 しながら, 具 体 的 な 利 用 方 策 を 検 討 することとしました (1) 基 本 方 針 (ア) 既 存 施 設 を 有 効 活 用 する 跡 地 は 売 却 しない また, 校 舎 を 解 体 して, 新 しい 施 設 整 備 を 行 うことは 前 提 に せず, 既 存 校 舎 に 改 修 を 施 した 利 用 方 策 を 検 討 する なお, 再 利 用 しない 校 舎 は, 解 体 撤 去 することも 検 討 する (イ) 運 動 場, 体 育 館 は, 現 在 の 機 能 を 保 持 する 運 動 場, 体 育 館 の 利 用 については, 災 害 時 の 避 難 所 や 選 挙 時 の 投 票 所 としての 機 能 を, 現 状 で 保 持 する また, 各 校 区 の 共 通 の 要 望 である 体 育 施 設 の 開 放 は, 現 状 を 保 持 することとし, 施 設 管 理 や 地 域 への 開 放 のあり 方 等 を 検 討 する ただし,プ ールは, 学 校 の 閉 校 後 安 全 面 の 問 題 があることから, 解 体 を 前 提 に 検 討 する (ウ) 全 市 的 に 取 り 組 む 重 要 施 策 に 適 った 利 用 方 策 を 検 討 する 文 化 芸 術 の 振 興, 地 球 環 境 への 配 慮 および 都 市 景 観 の 向 上 を 図 るための 緑 地 の 拡 大 など, 総 合 計 画 を 始 めとする 本 市 重 要 施 策 の 方 向 性 に 適 った 利 用 方 策 を 検 討 する (2) 具 体 的 跡 地 跡 施 設 利 用 方 策 検 討 について 基 本 方 針 を 踏 まえ, 具 体 的 な 跡 地 跡 施 設 方 策 は, 次 のような 観 点 で 選 考 すること としました 1 2 3 4 5 6 地 域 要 望 との 合 致 度 費 用 対 効 果 の 高 さ 緊 急 性 の 高 さ 中 心 部 小 中 学 校 の 跡 地 跡 施 設 を 利 用 する 妥 当 性 全 庁 的 な 懸 案 事 項 への 対 応 や 市 の 各 種 計 画 への 貢 献 度 など, 事 業 実 施 の 必 要 性 文 化 振 興, 教 育 行 政 への 貢 献 度 以 上 の6つの 観 点 で 高 松 市 としての 利 用 構 想, 地 域 の 要 望, 高 松 商 工 会 議 所 の 提 案 から 示 された 事 業 の 中 から, 合 致 する 事 業 を 抽 出 し, 学 校 ごとに 事 業 をあて 6
はめ, 概 算 事 業 費 を 試 算 した 上 で, 実 施 の 是 非 や, 他 の 事 業 への 振 替 等 も 含 めて 検 討 を 行 いました (3) 本 計 画 の 位 置 づけ この 基 本 計 画 は, 校 舎, 体 育 館 等 現 在 の 学 校 施 設 を 補 強, 改 修 して 再 利 用 することを 基 本 としています この 基 本 計 画 に 基 づく 施 設 の 利 用 が 終 了 した 場 合 は, 新 たに,そ の 時 点 で 跡 地 の 利 用 方 策 を 検 討 することとしており, 将 来 にわたって,この 基 本 計 画 により 利 用 を 固 定 するものではありません 5 学 校 跡 地 跡 施 設 利 用 の 方 向 性 第 4 章 で 示 した 跡 地 跡 施 設 利 用 方 策 検 討 の 考 え 方 に 基 づいて 取 りまとめた, 各 学 校 の 利 用 方 策 素 案 は, 次 のとおりです (1) 日 新 小 学 校 日 新 小 学 校 については, 体 育 館 棟 1 階 のプール 跡 の 床 面 の 改 修 等 を 行 い, 軽 運 動 場 として 整 備 するとともに, 避 難 所 の 機 能 充 実 を 図 ります 校 舎 棟 は, 閉 鎖 (1 階 の 一 部 は 地 域 のコミュニティ 活 動 にも 利 用 できる 場 として 活 用 )し, 体 育 館, 運 動 場 は 学 校 跡 施 設 として, 地 域 開 放 を 継 続 します 施 設 管 理 は 教 育 委 員 会 が 所 管 します なお, 将 来 的 には, 運 動 場, 体 育 館 機 能 を 保 持 した 上 で, 跡 地 の 一 部 に 豪 雨 災 害 に よる 浸 水 対 策 計 画 に 基 づく 排 水 処 理 施 設 の 整 備 を 検 討 します 校 舎 棟 日 新 小 学 校 利 用 方 策 閉 鎖 (1 階 の 一 部 は 地 域 のコミュニティ 活 動 にも 利 用 で きる 場 として 活 用 ) 1 階 (プール 跡 ): 軽 運 動 場 に 整 備 体 育 館 棟 2 階 : 体 育 施 設 として 現 状 維 持 避 難 所 機 能 の 充 実 地 域 開 放 事 業 の 継 続 運 動 場 体 育 施 設 として 現 状 維 持 地 域 開 放 事 業 の 継 続 7
(2) 四 番 丁 小 学 校 四 番 丁 小 学 校 については, 本 庁 舎 に 隣 接 する 利 便 性 の 良 さから, 文 教 施 設 の 移 転 と 市 民 の 利 便 性 向 上 を 念 頭 に 検 討 しました まず, 南 北 棟 校 舎 については, 耐 震 補 強 と 校 舎 の 改 修 を 行 い,1 階 にクリエーター や 芸 術 家 の 支 援 施 設 として,インキュベータールームや 工 房 として 貸 し 出 す 部 屋 を 整 備 するほか, 現 在, 民 間 施 設 や 本 庁 舎 を 利 用 しているボランティア 市 民 活 動 センタ ー, 連 合 自 治 会 連 絡 協 議 会,コミュニティ 協 議 会 連 合 会 の 事 務 所 を 移 転 します また,1 階 の 一 部 と2,3 階 に 埋 蔵 文 化 財 整 理 事 務 所 を 移 転 し, 菊 池 寛 や 向 田 邦 子 等 の 展 示 コーナーや 学 習 室 作 業 場, 整 理 倉 庫 等 の 機 能 を 持 つ 文 化 財 センター( 仮 称 ) として 整 備 します また, 東 棟 校 舎 は 地 域 のコミュニティ 活 動 にも 利 用 できる 場 として 整 備 します 北 棟 校 舎 とプールは, 解 体 撤 去 し, 跡 地 に 緑 地 帯 等 を 整 備 します 運 動 場 は, 夜 間 照 明 を 設 置 し, 体 育 館 とともに 地 域 開 放 を 継 続 します これらの 施 設 の 主 たる 管 理 は 文 化 財 センター( 仮 称 ) が 行 います 四 番 丁 小 学 校 利 用 方 策 耐 震 補 強 の 実 施 1 階 :インキュベータールーム, 工 房 として 貸 し 出 す 部 南 北 棟 校 舎 屋 の 整 備 ボランティア 市 民 活 動 センター,コミュニティ 協 議 会 連 合 会, 連 合 自 治 会 連 絡 協 議 会 の 事 務 所 2,3 階 : 文 化 財 センター( 仮 称 )の 整 備 東 棟 校 舎 北 棟 校 舎 プール 体 育 館 運 動 場 地 域 のコミュニティ 活 動 にも 利 用 できる 場 として 整 備 解 体, 撤 去 跡 地 に 緑 地 帯 等 を 整 備 体 育 施 設 として 現 状 維 持 地 域 開 放 事 業 の 継 続 夜 間 照 明 の 設 置 地 域 開 放 事 業 の 継 続 8
(3) 築 地 小 学 校 築 地 小 学 校 については, 南 棟 校 舎 を 地 域 のコミュニティ 活 動 にも 利 用 できる 場 とし て, 耐 震 補 強 を 施 し,1,2 階 に 限 定 して 活 用 します 北 棟 校 舎 とプールは, 解 体 撤 去 し, 緑 地 帯 等 を 整 備 します 体 育 館, 運 動 場 は, 地 域 開 放 を 継 続 します なお, 施 設 管 理 は 教 育 委 員 会 が 所 管 します 築 地 小 学 校 利 用 方 策 耐 震 補 強 の 実 施 南 棟 校 舎 北 棟 校 舎 プール 体 育 館 運 動 場 1,2 階 : 地 域 のコミュニティ 活 動 にも 利 用 できる 場 と して 整 備 解 体, 撤 去 跡 地 に 緑 地 帯 等 を 整 備 体 育 施 設 として 現 状 維 持 地 域 開 放 事 業 の 継 続 (4) 新 塩 屋 町 小 学 校 新 塩 屋 町 小 学 校 については, 耐 震 補 強 の 必 要 のない 中 棟 校 舎 と 南 棟 校 舎 を 利 用 して 教 職 員 のための 研 究 研 修 施 設 として 利 用 する 教 育 センター( 仮 称 ) として 整 備 し, 不 登 校 児 童 のための 適 応 指 導 教 室 虹 の 部 屋 を 併 設 します なお, 中 棟 校 舎 1 階 の 給 食 場 部 分 を, 地 域 のコミュニティ 活 動 にも 利 用 できる 場 として 整 備 します 北 棟 校 舎 とプールは, 解 体 撤 去 し, 跡 地 に 緑 地 帯 等 を 整 備 します 体 育 館, 運 動 場 は, 地 域 開 放 を 継 続 します なお, 施 設 管 理 は 教 育 センター( 仮 称 ) が 行 います 新 塩 屋 町 小 学 校 中 棟 校 舎 南 棟 校 舎 北 棟 校 舎 プール 体 育 館 運 動 場 利 用 方 策 適 応 指 導 教 室 を 併 設 した 教 育 センター( 仮 称 )の 整 備 1 階 給 食 場 跡 を 地 域 のコミュニティ 活 動 にも 利 用 できる 場 として 整 備 解 体, 撤 去 跡 地 に 緑 地 帯 等 を 整 備 教 育 センター( 仮 称 )の 施 設 として 現 状 維 持 地 域 開 放 事 業 の 継 続 9
(5) 城 内 中 学 校 城 内 中 学 校 については, 平 成 8 年 度 に 策 定 された 史 跡 高 松 城 跡 保 存 整 備 基 本 計 画 において, 遺 構 の 保 存 や 大 手 前 跡 の 広 場 として 修 景 を 含 む 整 備 が 予 定 されており, 堀 跡 の 遺 構 があると 推 測 されていることから, 将 来 的 な 史 跡 の 追 加 指 定 も 踏 まえた 上 で, 暫 定 的 な 跡 地 利 用 策 を 講 じる 必 要 があります こうした 中, 平 成 21 年 夏 頃 までは, 工 事 の 関 係 で 高 松 第 一 中 学 校 の 運 動 場 が 手 狭 となり, 部 活 動 の 練 習 場 所 等 に 不 足 が 生 じることが 見 込 まれております また, 高 松 市 では, 中 心 市 街 地 の 浸 水 対 策 のため, 城 内 中 学 校 周 辺 において 中 部 バイパス 第 2 幹 線 工 事 を 予 定 しており, 平 成 25 年 度 まで, 工 事 ヤードの 確 保 が 必 要 となっています このようなことから, 城 内 中 学 校 の 跡 地 については, 平 成 21 年 夏 頃 まで, 高 松 第 一 中 学 校 の 第 二 運 動 場 として 利 用 した 後, 中 部 バイパス 第 2 幹 線 工 事 の 工 事 ヤード として 暫 定 利 用 します なお, 建 物 については, 耐 震 性 に 懸 念 があるほか, 老 朽 化 していることから, 当 分 の 間 は 閉 鎖 管 理 とし,その 後, 適 当 な 時 期 に 解 体 することとします 6 跡 地 跡 施 設 利 用 に 係 る 経 費 について 第 5 章 で 示 した 利 用 方 策 の 計 画 の 実 施 には,12 億 円 強 の 経 費 が 必 要 と 見 込 んでいま す そのため, 今 後 検 討 する 実 施 計 画 において, 財 政 負 担 の 平 準 化 の 観 点 にも 考 慮 しながら, 実 施 時 期 等 の 検 討 を 行 います 学 校 跡 地 跡 施 設 利 用 に 係 る 概 算 事 業 費 の 内 訳 項 目 概 算 事 業 費 ( 単 位 : 千 円 ) 建 物 等 の 解 体 582,000 耐 震 補 強 83,000 建 物 等 の 改 修 354,000 緑 地 帯 の 整 備 72,000 運 動 場 の 附 帯 設 備 等 の 整 備 41,000 委 託 料 等 108,000 合 計 1,240,000 10