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Transcription:

第 1 7 71 回 埼 玉 県 教 育 委 員 会 定 例 会 1 日 時 平 成 2 7 年 11 月 12 日 ( 木 ) 午 前 10 時 0 0 分 開 会 午 前 10 時 55 分 終 了 2 場 所 埼 玉 県 教 育 局 教 育 委 員 会 室 3 出 席 者 長 柚 木 教 育 総 務 部 長 古 川 県 立 学 校 部 長 安 原 市 町 村 支 援 部 長 塩 野 谷 教 育 総 務 部 副 部 長 髙 田 県 立 学 校 部 副 部 長 小 澤 県 立 学 校 部 副 部 長 松 本 市 町 村 支 援 部 副 部 長 吉 田 市 町 村 支 援 部 副 部 長 川 財 務 課 長 宇 田 川 県 立 学 校 部 参 事 兼 特 別 支 援 教 育 課 長 依 田 生 徒 指 導 課 長 佐 藤 書 記 長 阿 部 書 記 森 書 記 川 書 記 江 口 書 記 宇 佐 美 書 記 4 会 議 の 主 宰 者 髙 木 委 員 長 5 会 議 (1) 会 議 録 の 承 認 о 全 出 席 委 員 異 議 な く 本 件 記 載 ど お り 承 認 (2) 報 告 事 項 ア 県 議 会 平 成 2 7 年 9 月 定 例 会 概 要 に つ い て 関 根 教 育 長 ( 県 議 会 平 成 2 7 年 9 月 定 例 会 が 終 了 し た の で 教 育 委 員 会 所 管 分 の 概 要 に つ い て 報 告 ) 川 財 務 課 長 ( 会 期 本 会 議 の 質 問 文 教 委 員 会 に お け る 報 告 事 項 及 び 人 材 育 成 文 化 ス ポ ー ツ 振 興 特 別 委 員 会 に お け る 審 査 事 項 に つ い て 説 明 ) 志 賀 委 員 中 屋 敷 議 員 から 質 問 の あ っ た 学 力 テ ス ト の 効 果 的 活 用 に つ い て の 中 に 児 童 生 徒 の や る 気 の 喚 起 に つ な が る 仕 組 み を 工 夫 す る 必 要 が あ る と 書 か れ て い ま す 学 力 テ ス ト の 点 数 は 上 が り 続 け る こ と は な く 上 が っ た り 下 が っ た り し ま す の で テ ス ト の 点 数 だ け を 重 要 視 す べ き で は な い と 思 い ま す 子 供 た ち の や る 気 の 喚 起 に つ な が る 仕 組 み 作 り が 大 切 だ と 思 っ て い ま す -1-

教 育 長 は 教 師 や 保 護 者 が 認 め 励 ま す こ と で 児 童 生 徒 の 学 習 意 欲 を 高 め 学 力 を 伸 ば す と い う 好 循 環 を 作 り 出 し て い き た い と 考 え て お り ま す と 答 弁 さ れ て い ま す こ れ は 大 事 な こ と で 私 も 親 の 学 習 の 中 で 親 に 子 供 た ち の や る 気 を 促 す よ う な 言 葉 掛 け 声 掛 け を す る よ う に 伝 え て い ま す 子 供 は 同 じ 能 力 が あ っ た と し て も 言 葉 掛 け に よ っ て 成 長 が 変 わ っ て く る と 思 い ま す 学 校 の 教 員 も 初 心 に 戻 っ て 言 葉 掛 け の 在 り 方 に つ い て 考 え て い た だ き た い と 思 い ま す 私 は 中 学 校 の 教 員 の 言 葉 が 乱 れ て い る と 感 じ て い ま す 教 員 は 忙 し く 特 に 中 学 校 の 教 員 は 余 裕 が な い の は 分 か り ま す が 言 葉 の 乱 れ は 心 の 乱 れ と 思 っ て お り ま す 県 教 育 委 員 会 が 市 町 村 教 育 委 員 会 と 連 携 し て 言 葉 掛 け の 見 直 し を す る こ と も 必 要 で は な い か と 思 い ま す や る 気 を ア ッ プ さ せ る た め の 取 組 と し て 教 員 の 言 葉 掛 け を 一 か ら 考 え て み る こ と も 大 切 で あ る と 感 じ て い ま す 関 根 教 育 長 志 賀 委 員 の お っ し ゃ る と お り 大 事 な こ と で あ る と 思 っ て お り ま す 教 育 は 学 力 を 伸 ば す た め だ け で は な い と 思 い ま す 元 々 教 育 は 人 格 の 完 成 を 目 指 し て い ま す の で そ う い っ た 意 味 で 教 員 の 言 葉 掛 け と い う の は 大 事 で あ る と 思 い ま す そ の よ う な こ と を 大 事 に し な が ら 併 せ て 学 力 向 上 を 図 っ て い き た い と 考 え て お り ま す 障 害 児 教 育 と い う 言 葉 は オ フ ィ シ ャ ル な 言 葉 な の で し ょ う か 私 は 特 別 支 援 教 育 と な っ た と 理 解 し て い ま す こ の よ う な オ フ ィ シ ャ ル の 文 書 の 中 に 障 害 児 教 育 障 害 児 と 使 っ て も 良 い の で し ょ う か も し 質 問 者 が こ の よ う な 言 葉 を 使 い そ の ま ま 文 書 に せ ざ る を 得 な い と い う の で あ れ ば 事 前 に こ の よ う な 言 葉 は 使 わ れ な い と い う こ と を 伝 え る ぐ ら い の こ と が あ っ て も 良 い の で は な い か と 思 い ま す い か が で し ょ う か 宇 田 川 県 立 学 校 部 参 事 兼 特 別 支 援 教 育 課 長 大 学 の 講 義 で は 障 害 児 教 育 と い う 言 葉 を 障 害 の あ る 子 供 た ち の 教 育 指 導 と い う 意 味 で 使 っ て い ま す 法 令 上 は 特 別 支 援 教 育 と い う こ と に な っ て お り ま す の で 議 員 に も お 話 を し て お り ま す こ の こ と に つ き ま し て は 言 葉 の 使 い 方 を 整 理 し な が ら 必 要 な と き に 議 員 に も 情 報 提 供 し て ま い り た い と 考 え て お り ま す -2-

害 と い う 字 は と て も 強 い 字 で す 障 害 児 は も ち ろ ん 障 害 を 持 っ た 子 供 と い う 意 味 で は あ り ま す が 害 と い う 字 は い ろ い ろ な 意 味 に 取 ら れ て し ま う こ と が あ り ま す 今 害 と い う 字 を ど う す る か と 言 わ れ て い る 中 で 埼 玉 県 議 会 で 障 害 児 教 育 と い う こ と が 言 わ れ る こ と に 対 し て は 残 念 に 思 い ま す 障 害 児 教 育 と い う 言 葉 は 大 学 教 育 の 現 場 で 使 わ れ る こ と も あ り ま す が 埼 玉 県 で は 特 別 支 援 教 育 と い う 言 葉 を 使 っ て お り そ れ は 特 別 な 支 援 を 必 要 と す る 子 供 た ち の 教 育 で あ っ て そ の 教 育 を 受 け た 人 も 社 会 の 一 員 と し て 一 緒 に や っ て い く と い う 基 本 的 な 考 え が あ り ま す と い う こ と を 議 員 に さ り げ な く 伝 え て い た だ き た い と 思 い ま す イ 平 成 2 6 年 度 埼 玉 県 公 立 学 校 に お け る 児 童 生 徒 の 問 題 行 動 等 生 徒 指 導 上 の 諸 課 題 に 関 す る 調 査 に お け る い じ め に 関 す る 調 査 の 結 果 に つ い て 関 根 教 育 長 ( 埼 玉 県 公 立 学 校 に お け る 児 童 生 徒 の 問 題 行 動 等 生 徒 指 導 上 の 諸 課 題 に 関 す る 調 査 に お け る い じ め に 関 す る 調 査 の 結 果 に つ い て 報 告 ) 依 田 生 徒 指 導 課 長 ( 調 査 対 象 調 査 対 象 期 間 及 び 調 査 結 果 の 概 要 に つ い て 説 明 ) 門 井 委 員 い じ め の 件 数 の 増 減 に 一 喜 一 憂 し な い で 解 決 に 向 け た 取 組 を 強 化 す る と い う の は そ の と お り だ と 思 い ま す 資 料 の い じ め の 現 在 の 状 況 の 中 に 解 消 率 が 載 っ て い ま す 小 中 学 校 で は 9 0 % を 超 え て い ま す が 事 務 局 の 認 識 と し て こ の 数 字 は 高 い と 思 っ て い ま す か そ れ と も 低 い と 思 っ て い ま す か 依 田 生 徒 指 導 課 長 い じ め の 現 在 の 状 況 は 平 成 2 7 年 3 月 3 1 日 現 在 の 状 況 と な っ て い ま す 解 消 率 の 統 計 の 取 り 方 で す が 平 成 2 6 年 度 中 の い つ の 時 点 で 発 生 しても 平 成 27 年 3 月 31 日 の 状 況 について 調 査 するという 形 になっ て い ま す 極 端 な 話 を 申 し 上 げ れ ば 3 月 3 0 日 に 認 知 し た も の も 3 1 日 の 状 況 と な る こ と か ら 3 月 3 1 日 で 全 て が 解 消 さ れ る と い う の は 時 間 的 に 難 し い 場 合 も あ る と 考 え て お り ま す ま た 学 校 が 解 消 と 認 知 す る に は い じ め ら れ た 被 害 者 の 子 供 が 通 常 の 登 校 が で き る よ う に な り 通 常 の 学 習 活 動 が で き る よ う に な る こ と と 合 わ せ て 被 害 者 と 加 害 者 の 双 方 の 保 護 者 の 納 得 を 得 る と -3-

い う こ と が あ り ま す 3 月 3 1 日 以 降 解 消 で き て い な い 部 分 に つ い て は 継 続 し て 連 携 を 取 っ て い る の で す が 解 消 で き て い な い 中 に は 双 方 の 保 護 者 の 納 得 が 得 ら れ て い な い と い う も の が あ り ま す 加 害 側 が こ ち ら 側 が 加 害 者 に さ れ る の は お か し い と い う こ と で 謝 罪 に 至 っ て い な い ま た 被 害 側 も 誠 意 あ る 対 応 が 示 さ れ て い な い と い う こ と で 納 得 が い か な い と い う 例 が あ り ま す 現 在 子 供 は 登 校 で き て い る の で す が 保 護 者 間 の ト ラ ブ ル が 解 消 し て い な い と い う も の が 数 件 あ り ま す そ う し た こ と か ら い じ め の 現 在 の 状 況 の 解 消 率 の 数 字 が 1 0 0 % に 至 っ て い な い と い う こ と で ご ざ い ま す も ち ろ ん 1 0 0 % に な る よ う 努 め て い く の で す が 現 実 と し て 1 0 0 % に 至 っ て い な い 状 況 で あ る と 捉 え て お り ま す 門 井 委 員 今 の 話 を 聞 き ま す と 解 消 率 は 統 計 上 の 話 の よ う な 印 象 を 受 け ま す の で こ の 数 字 を ど の よ う に 理 解 し た ら 良 い か 難 し く 感 じ て い ま す 各 学 校 で 認 知 し た 以 上 は 1 0 0 % を 目 指 し て 頑 張 っ て い る こ と は 分 か り ま す 最 終 的 に は 1 件 1 件 に つ い て 後 追 い を し て こ れ は 解 決 し た こ れ は ま だ 解 決 し て い な い と い う よ う に 県 教 育 委 員 会 と し て フ ォ ロ ー し て い る のでし ょ う か 依 田 生 徒 指 導 課 長 連 携 を 取 っ て 続 け て ま い り ま す 門 井 委 員 重 大 事 態 が 5 件 あ っ た と い う こ と で す が こ れ ら に つ い て は 早 急 な 対 応 が 必 要 だ と 思 い ま す こ の 解 消 率 は ど う な っ て い る の で し ょ う か 依 田 生 徒 指 導 課 長 重 大 事 態 の 5 件 に つ い て で す が 中 学 校 3 件 の う ち 1 件 につ いては 既 に 卒 業 を し て お り 事 実 上 の 解 消 に な っ て お り ま す も う 1 件 に つ いては 通 常 登 校 が で き て お り 双 方 の 保 護 者 が 納 得 さ れ て 解 消 と な っ て お り ま す 残 り の 1 件 に つ い て は 事 態 が 発 生 す る 前 に 引 っ 越 し が 決 ま っ て い た 事 案 で あ り 転 校 に よ り 事 実 上 解 消 し て お り ま す 高 校 に つ き ま し て は 2 件 の う ち 1 件 に つ い て は 既 に 加 害 側 が 被 害 側 に 謝 罪 し て 被 害 側 が 納 得 し た 上 で 生 徒 も 通 常 に 登 校 で き て お り ま す も う 1 件 に つ い て は 自 殺 の 事 案 で ご ざ い ま す 現 在 重 大 事 態 と し て の 調 査 が 行 わ れ て お り ま し て い じ め か ど う か に つ い て も 調 査 中 の 段 階 で ご ざ い ま す の で 事 案 と し て の 解 消 に は 至 っ て い な い 状 況 で す -4-

志 賀 委 員 子 供 S O S と い う こ と で 子 供 に 小 さ な リ ー フ レ ッ ト が 配 ら れ て い る と 思 い ま す そ の よ う な と こ ろ に い じ め の 相 談 が さ れ て い る と 思 い ま す が そ の 数 字 は 認 知 件 数 に 含 ま れ て い る の で し ょ う か 依 田 生 徒 指 導 課 長 学 校 の 認 知 し た 件 数 に な り ま す の で 学 校 以 外 の 他 機 関 に 訴 え が あ り 学 校 が 認 知 し て 対 応 す る 場 合 は 認 知 件 数 に 含 ま れ ま す そ の 他 機 関 と 子 供 の 間 で 閉 じ ら れ て し ま う 場 合 は 認 知 に な ら な い の で す が い じ め の 解 消 に 向 け て 動 く は ず で す の で お お よ そ こ の 数 字 に 入 っ て い る と 思 い ま す し か し 全 て が こ の 数 字 に 入 っ て い る か は 分 か ら な い 状 況 で す 志 賀 委 員 小 学 生 で も L I N E を や っ て い る 子 供 は 非 常 に 多 い で す ス マ ー ト フォンを 持 っている 子 供 は LINEをやりたいから 持 っているようです L I N E は 日 本 人 の 性 格 に 合 っ て い て 内 緒 話 を 好 き な 日 本 人 向 け に 作 ら れ た も の だ そ う で す 子 供 た ち は 内 緒 話 が 大 好 き で L I N E を や り 始 め た ら 止 ま り ま せ ん L I N E は 2 0 0 人 ま で つ な が る こ と が で き ま す が な か な か そ の 中 に 入 っ て い け な い 子 供 は 除 け 者 に さ れ て い る と 感 じ て い ま す 子 供 た ち の 中 だ け で し か 分 か ら な い こ と は 非 常 に 多 く 親 も な か な か 把 握 で き て い ま せ ん ま し て や 学 校 の 教 員 は も っ と 把 握 で き て い な い 状 況 で す こ れ を 何 と か し よ う と し て も 家 庭 の 問 題 も 大 き い の で 1 0 0 % の 解 決 は と て も 難 し い と 思 い ま す そ う い っ た 中 で 子 供 た ち が 身 近 に 感 じ て い る の は 何 か あ っ た ら 電 話 し て く だ さ い と い っ た 子 供 S O S の よ う な と こ ろ だ と 思 い ま す そ う い っ た と こ ろ の 情 報 は 重 要 な こ と も あ る と 思 い ま す の で 気 を 配 っ て い た だ い て も 良 い の で は な い か と 思 い ま す 依 田 生 徒 指 導 課 長 委 員 の お っ し ゃ る と お り だ と 思 い ま す 私 ど も も 特 に イ ン ターネット 上 のいじめにつきましては 大 変 問 題 だと 考 えております インター ネ ッ ト で の い じ め の 相 談 を 受 け 付 け た り 2 4 時 間 体 制 で イ ン タ ー ネ ッ ト の 監 視 を 行 っ た り す る な ど 注 意 深 く 監 視 し て ま い り た い と 考 え て お り ま す 志 賀 委 員 こ の こ と に つ い て は 学 校 だ け や 親 だ け で は 対 応 が 難 し い と 思 い ま す 小 中 学 校 ご と に い じ め 対 策 委 員 会 を 設 け て 教 員 と 親 が 連 携 し て 監 視 し て い く こ と も 必 要 だ と 思 い ま す 保 護 者 の 中 で は あ そ こ の お 子 さ ん が こ う い -5-

う こ と を 言 っ て い る そ う よ こ う い う と こ ろ で い じ め に あ っ て い る そ う よ と い う よ う な 噂 が あ り ま す が 嘘 か 本 当 か 分 か り ま せ ん そ う い う と こ ろ で 親 と 学 校 が 連 携 し て 監 視 を し て い く の も 一 つ の 方 法 だ と 考 え て い ま す い ろ い ろ な や り 方 を 検 討 して 県 か ら 市 町 村 へ 情 報 提 供 し て い た だ け れ ば 良 い と 思 い ま す 依 田 生 徒 指 導 課 長 例 え ば 彩 の 国 の 道 徳 を 配 布 し て そ の 中 で い じ め に つ い て の チ ェ ッ ク ポ イ ン ト を 紹 介 し た り 保 護 者 間 で の い じ め の 監 視 体 制 に つ い て 保 護 者 会 や P T A の 研 修 会 な ど で 周 知 を 図 っ た り す る な ど 引 き 続 き 取 り 組 ん で い き た い と 考 え て お り ま す 認 知 件 数 に つ い て は 多 け れ ば 多 い ほ ど そ れ だ け 子 供 を 見 て く れ て い る の だ ろ う と 捉 え て い ま す 人 間 が 生 活 し て い る 以 上 人 間 関 係 の 中 で 葛 藤 が あ る こ と は 当 然 だ と 思 い ま す そ う い う 葛 藤 を 担 任 や 教 科 の 教 員 が 授 業 の 時 間 だ け で は な く 廊 下 を 歩 い て い る と き に も ア ン テ ナ を 高 く し て 細 や か に 見 て い く こ と が 大 事 だ と 思 い ま す い じ め と い う 言 葉 は 好 きで は な い の で す が そ う い う 人 間 関 係 の 葛 藤 に つ い て ど う し て だ ろ う な 何 でだろうな という 思 いが 教 員 側 にあれば 早 い 時 期 にそれぞれがハー ド ル を 乗 り 越 え ら れ る よ う に な っ て く る と 思 い ま す こ う い う こ と が 学 校 に お け る い じ め 対 策 の 一 番 の 基 本 だ と 思 い ま す そ の よ う に 言 う と 教 員 は 忙 し す ぎ て そ こ ま で や れ な い 多 忙 だ と す ぐ に 返 っ て き ま す し か し 学 校 が 誰 の た め に あ る の か と い う こ と を 考 え る と 学 年 の 教 員 間 で あ る い は 教 科 の 教 員 間 で 人 間 関 係 に お け る そ う い っ た こ と を 情 報 交 換 で き る よ う な こ と が 例 え ば 今 日 こ ん な こ と を 聞 き ま し た 何 だ っ た の で し ょ う か 他 の 先 生 は 聞 い た こ と あ り ま せ ん か と い う よ う な こ と が 1 日 5 分 で も 1 0 分 で も あ れ ば 随 分 違 っ て く る と 思 い ま す 資 料 に 認 知 件 数 が 多 い 少 な い と い う ことは 書 か れ て お り ま す が そ れ は 何 を も っ て い じ め と す る か に よ り 変 わ る と 思 い ま す い じめか ど う か は 関 係 な し に 人 間 関 係 の 葛 藤 を 細 や か に 見 て い く こ と が 実 は 本 当 の 意 味 で の 解 決 に つ な が る と 思 い ま す 急 が ば 回 れ か も し れ ま せ ん こ の こ と が 解 決 に 最 短 で は な い か と 思 い ま す -6-

髙 木 委 員 長 認 知 件 数 は 被 害 児 童 生 徒 の 実 人 数 と い う こ と で 捉 え て い る と 思 い ま す 例 え ば A と い う 被 害 児 童 が い て そ こ に B と い う 加 害 児 童 が い た 場 合 は 1 件 に な る と 思 い ま す A と い う 被 害 児 童 に 対 し て B C D と い う 加 害 児 童 が い た 場 合 も あ る と 思 い ま す 被 害 児 童 の 人 数 と 加 害 児 童 の 人 数 は 同 じ で は な い と 思 い ま す こ の 辺 を ど の よ う に 捉 え て い る の で し ょ う か 依 田 生 徒 指 導 課 長 委 員 長 の お っ し ゃ る と お り 被 害 児 童 生 徒 の 実 人 数 で す の で 加 害 側 が 複 数 い て も 件 数 と し て は 1 件 と な り ま す 髙 木 委 員 長 そ こ の と こ ろ は 大 事 な と こ ろ だ と 感 じ ま す 数 字 の 上 で は 被 害 児 童 生 徒 の 実 人 数 で 捉 え て い る と 思 い ま す が 実 際 の い じ め の 中 身 は 被 害 を 受 け る 子 供 に 複 数 の 加 害 者 が 関 わ る ケ ー ス も 多 い と 思 い ま す そ こ を 減 ら す こ と が 大 事 で あ る と 思 い ま す 各 学 校 で 把 握 し て い る 内 容 に 関 し て 被 害 者 は 1 人 で あ る が 加 害 者 は 複 数 い る と い う ケ ー ス が あ り ま し た ら 県 と し て し っ か り と 把 握 し て 適 切 な 指 導 を し て い た だ き た い と 思 い ま す 例 え ば 加 害 者 が4 人 い て 1 人 の み に 指 導 し て 3 人 は 指 導 さ れ ず に 漏 れ た 場 合 に は 同 じ こ と が 起 き る と 思 い ま す そ こ は し っ か り と や っ て い た だ き た い と 思 い ま す それ か ら 先 ほ ど 志 賀 委 員 か ら お 話 が あ り ま し た が 子 供 S O S の 手 紙 は 法 務 局 で 管 轄 し て い る と 思 い ま す そ れ ぞ れ の 自 治 体 に は 人 権 擁 護 委 員 が い ま す そ の 人 権 擁 護 委 員 が 市 町 村 教 育 委 員 会 を 通 じ て 各 小 中 学 校 に 子 供 S O S の 手 紙 を 配 布 し 子 供 や 保 護 者 が 手 紙 を 投 函 し ま す そ の 手 紙 が 所 轄 の 法 務 局 に 届 き 法 務 局 で 内 容 を 見 て 迅 速 な 対 応 が 必 要 で あ る と い う も の に つ い て は 地 域 の 人 権 擁 護 委 員 と 相 談 し て 対 応 す る と い う 形 に な っ て い ま す そ の 情 報 に つ い て は 学 校 に 行 く ケ ー ス と 行 か な い ケ ー ス が あ る と い う の は お 話 に あ っ た と お り で す が こ れ か ら は 情 報 共 有 す る 形 に し て い か な い と い け な い と 思 い ま す 私 は 人 権 擁 護 委 員 を 務 め て お り ま し た の で 前 か ら そ の よ う に 思 っ て お りま し た 重 大 事 態 に つ い て は 学 校 に 連 絡 を 取 る の で す が 重 大 事 態 に 当 た る かど う か の グ レ ー ゾ ー ン に つ い て も 手 厚 く 見 て い く 必 要 が あ る と 思 い ま す の で そ の 辺 も 深 掘 り し て い た だ け れ ば と 思 い ま す 続 い て 解 消 率 に つ い て で す が 卒 業 し た り 転 校 し た り し た 場 合 に 追 跡 は し な い の で し ょ う か -7-

依 田 生 徒 指 導 課 長 い じ め の 対 応 に つ い て は い じ め の 疑 い が あ る 時 点 で 報 告 を 受 けま し て 学 校 か ら 細 か く 具 体 的 に 状 況 を 聞 く な ど 学 校 と 連 携 を し な が ら 対 応 を 図 っ て お り ま す 加 害 側 の 状 況 に つ き ま し て も し っ か り 調 べ て い く よ う 努 め て ま い り ま す ま た 法 務 局 の お 話 に つ い て で す が グ レ ー ゾ ー ン と い う お 話 を い た だ き ま し た の で 私 ど も か ら 法 務 局 に お 話 を 申 し 上 げ ま し て 連 携 し て い く よ う 努 め て ま い り ま す 最 後 に 卒 業 や 転 校 後 の 追 跡 に つ い て で す が 行 っ て お り ま せ ん 髙 木 委 員 長 重 大 事 態 で あ っ た も の で 卒 業 し た り 転 校 し た り し た 場 合 は 誰 が そ の 後 の ケ ア をして い る の で し ょ う か 依 田 生 徒 指 導 課 長 先 ほ ど の ケ ー ス に 限 定 し ま す と 県 内 の 学 校 に 転 校 し て お り ま す の で 私 ど も の 連 携 で き る 範 囲 に い る こ と か ら 現 在 の 状 況 に つ い て 認 知 し て い ま す 一 方 で 他 県 に 移 っ て し ま っ た 場 合 に は そ こ の 市 町 村 へ 報 告 す る よ う に 指 示 す る こ と は 難 し い 状 況 で す そ こ に つ い て は 学 校 同 士 で 情 報 提 供 を し て おり 教 育 活 動 の た め に と い う こ と で 対 応 し て い ま す 髙 木 委 員 長 保 護 者 が 子 供 の こ と を 考 え て 転 校 し な け れ ば い け な い と 考 え る ケ ー ス も あ る か も し れ ま せ ん そ う い っ た 場 合 し っ か り と 情 報 提 供 す る 形 に し て い た だ き た い と 思 い ま す い じ め の 話 題 に な る と 起 き た こ と を ど う す る か と い う 対 症 療 法 的 な こ と で 解 決 を 図 る こ と に な る わ け で す が 実 際 は い じ め と い う 陰 湿 な と こ ろ に な る 前 に そ れ ぞ れ が 解 決 で き る よ う な 力 を 育 て る こ と が 大 事 で あ る と 思 い ま す 徳 育 と い う 言 葉 が あ り ま す よ う に 人 間 が 生 き る 上 で 大 事 な 力 と い う の は あ る と 思 い ま す 一 人 で は 生 き て い け ま せ ん 助 け 合 っ て 思 い や り を 持 っ て 生 き て い か な く て は い け ま せ ん そ う い う こ と を し っ か り と 育 て て い く こ と が 家 庭 教 育 で あ り 学 校 教 育 で あ り 非 常 に 大 事 な と こ ろ だ と 思 い ま す い じ め の 問 題 を 考 え る 上 で 根 絶 と い う の は で き な い か も し れ ま せ ん 本 当 に 少 な く す る た め に は 一 方 で そ う い っ た こ と を 考 え て い か な く て は い け な い し し っ か り と や っ て い か な く て は い け な い だ ろ う と 思 い ま す 依 田 生 徒 指 導 課 長 い じ め を 無 く し て い く た め に 委 員 が お っ し ゃ た よ う な 徳 育 -8-

が 重 要 で あ る と い う こ と は 私 も そ の と お り だ と 思 っ て お り ま す い じ め に は 言 葉 よ り 先 に 手 が 出 て し ま っ た こ と や ち ょ っ と し た い た ず ら が い じ め と し て 認 知 さ れ て いるも の と 特 定 の 人 物 を 苦 し め た い と か 傷 つ け た い と い う い わ ゆ る 悪 い 心 か ら 起 こ っ て く る も の の 両 方 が あ る と 思 い ま す 問 題 は 後 者 の 心 にど の よ う に 対 峙 し て い く か 乗 り 越 え て い く か と い う こ と が 大 切 だ と 考 え て お り ま す そ う い っ た 意 味 で は 徳 育 と い っ た 部 分 を 充 実 さ せ て い く こ と が 何 よ り 大 切 な こ と だ と 考 え て お り ま す た く さ ん 良 い 本 を 読 む と か 芸 術 に 触 れ る と か 優 し い 心 に 触 れ 合 う と か ま た 安 全 で 安 心 な 学 校 の 中 で 一 人 一 人 が 生 き 生 き と 活 躍 で き る 学 級 運 営 で あ る と か そ う い っ た 全 体 の 教 育 活 動 の 中 で 子 供 の 豊 か な 心 を 育 ん で い く こ と が 遠 い よ う で も い じ め を 無 く し て い く 最 も 大 切 な 考 え 方 だ と 思 っ て お り ま す 委 員 の お 話 を 受 け 止 め て 私 ど も は 道 徳 教 育 も 所 管 し て お り ま す の で 今 後 徳 育 に つ い て も し っ か り 対 応 し て ま い り た い と 思 っ て お り ま す 外 山 滋 比 古 さ ん に 空 気 の 教 育 と い う 著 作 が あ り ま す 山 本 七 平 さ ん が 空 気 に つ い て 言 っ て お り ま す が 日 本 人 は 自 分 の 意 見 が 言 え ない 明 ら か に 間 違 っ て い る と 思 っ て も 自 分 の 意 見 が 言 え な い 絶 対 に お か し い と 思 っ て も お か し い と 言 え な い と い う 場 面 は 良 く あ り ま す 例 え ば 山 本 七 平 さ ん の 本 に あ り ま す よ う に 太 平 洋 戦 争 の 末 期 に 神 風 が 吹 く と い っ て 戦 艦 大 和 を 出 港 さ せ た 参 謀 本 部 大 本 営 では そ の 場 に い た 誰 も が 制 空 権 を 敵 に 取 ら れ た 中 で 行 け ば 撃 沈 さ れ る と い う の は 見 え て い た け れ ど も そ れ が 言 え ず に 出 港 し 案 の 定 沈 没 し て し ま い ま し た こ れ は 空 気 の な せ る 業 で す が そ う い っ た こ と は 実 は 身 近 な と こ ろ に も 学 校 と い う 現 場 に も 教 師 の 仲 間 に も あ る か も し れ ま せ ん 個 と い う こ と が 個 人 主 義 と 捉 え ら れ や す い で す が 自 分 の 思 い を 正 し い こ と を 正 し い と 発 信 で き る 力 を 含 め て 先 ほ ど 申 し 上 げ た 人 間 と し て 当 た り 前 の こ と を や れ る と い う 力 を 育 て て い た だ き た い と 思 い ま す い ろ い ろ な 場 の 中 に 空 気 と い う も の が 実 際 に あ る と い う こ と も 含 め て 考 え て い た だ け れ ば と 思 い ま す 門 井 委 員 解 消 率 の 関 係 で す が 統 計 上 の 切 り 口 の 話 と 伺 い ま し た そ れ と は 別 -9-

に 年 度 を ま た い で い る ま た い で い な い に 関 係 な く 解 消 で き た 数 と 解 消 で き ず に 残 っ て い る 数 を 提 供 い た だ き た い と 思 い ま す 依 田 生 徒 指 導 課 長 了 解 し ま し た (3) 次 回 委 員 会 の 開 催 予 定 に つ い て 11 月 24 日 ( 火 ) 午 前 1 0 時 -10-